第07組<<マイティ@ボンバーマンジェッターズ>> 支援
>>148 第09組<ゼロ@ボンバーマンジェッターズ>> 支援
>>166 同時支援
ひとくちに説明するのは難しい関係にあるこの2人。
マイティに致命傷を負わせ、そこから死に至るまでの数分間を除く全ての記憶・経験データを奪い
自分の中で走らせた結果「マイティの(だいたい)コピー」とでもいうべき存在になってしまったゼロ。
仮に刺されて記憶を奪われた時点で絶命していればシームレスに「体を乗り換えた」感じの認識も
成立したかもしれないが、実際は記憶を奪った後の僅かな時間マイティは生きて活動し、
ゼロはそれを外側から目撃・記録していたため、そこに残酷なまでに明確な断絶が存在してしまう。
加害者でありながら被害者でもあるという難しい背景を持ちながらも、オリジナルの時から
素で備えていた天然っぷりのおかげで悲壮さの中にも微妙なユーモラスさを併せ持ったキャラクターへ
見事に生命を吹き込んで動かしたスタッフとキャスト超ヤバイ。
そんな2人の(ある意味)真骨頂が発揮されるボンバーマンジェッターズ45話「ゼロとシロボン」を
超ネタバレしつつダイジェスト。
マイティの故郷ボンバー星を訪れたゼロはマイティとシロボンの祖母であり、ボンバーマンとしての
師でもあるボン婆さんへ1年前、マイティの身に起こった出来事を打ち明ける。
しかしまだ幼いシロボンにはこの過酷な真実を打ち明ける気はないと言うゼロにボン婆さんは一計を案じ
ボンバーマンたちの修行の場である「修行の塔」でゼロとシロボンが鉢合わせするよう計らい、果たして
塔の前でシロボンに出会ってしまったゼロは自分をマイティの兄弟弟子だと偽り、共に塔の内部へ。
(※修行の塔の内部は謎のバーチャル環境で何が起きてもおかしくない御都合空間です)
思い出の中の小さく泣き虫な弟と違い、割と神経の太い事を言うようになったシロボンに驚くゼロ。
そこへ「ボク自己紹介してないのにどうして名前知ってるの?」と鋭いツッコミ。
「ぁえ?」とマヌケな声を出しつつその場は何とか誤魔化したもののここから怒涛のボロ出しアワー開始。
目の前にいるのが兄の記憶と心を持った存在だとは知る由も無いシロボンは
「兄ちゃんって仕切り屋だったからさ〜」「兄ちゃんは(風呂好きで)ちょっと爺むさかった…」などと
暴言の数々を吐き、可愛いだけと思っていた弟の見知らぬ側面に慌てたり驚いたりプッツリ来たりと
忙しい目に遭わされるゼロ(≒マイティ)。デザイン的に顔のパーツが動かせない(汗ジトや
赤面線なんかの漫符はつくけど)以上、細かい動作をつける絵コンテと中の人の演技が物を言います。
特に中の人の声だけ百面相は目覚ましく、この話の中で20回以上口にした「えっ」「えぇ?」という
台詞に至ってはそれだけの音の中に驚き、照れ、落胆その他のありとあらゆる感情を詰め込む芸達者ぶり。
後に種デスのアーサー・トライン役でブレイクする高橋広樹のリアクション芸「えぇぇぇえ!?」の
原形はここで既に完成されていたと言っても過言ではありません。
そして弟のぶっちゃけ攻勢にすっかり凹んだゼロは「マイティの…もっといいところはないのかい」と
思わずポロリ。
すると帰ってきたのは「そんなの…ありすぎだよ……」という弟の言葉と今にも泣き出しそうな顔。
知らぬ間の弟の成長の裏には兄の死への悲しみと、兄を殺した者(シロボンはMAXだと思っているが
実際はゼロ)への根深い憎しみがある事に気付かされたゼロの口を付いて出た言葉は
「君のお兄さんはそんな事(復讐)を望んでなんかいない。マイティがいつも言ってただろう?
お兄ちゃんは…シロボンのことが大好きだって」
どう見ても最大級の身バレ発言です。ありがとうございました。
そんな45話のキャプ
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