第2回アニメ男さいもえトーナメント 投票スレ・Round13

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499名無しさん@お腹いっぱい。
第5組<コウタ@エルフェンリート>支援(これは1次予選とほぼ同じです) 
コウタの背負うテーマ =普通の人間が人間悪に立ち向かうことができるのか?=

作品内において、コウタ描写で必要に何度も繰り返されたモチーフがあります。
それは、「不幸な、訳あり少女を無条件に助ける」というシーンです。
この描写が繰り返されたことで、最終回においてコウタとルーシーの和解が
アニメ版においてかろうじて説得力を持つことができました。

たとえ二人が和解するために乗り越えるべき壁が「肉親を殺される」という
障害であっても。 それでもなお普通の人がそれを乗り越える。
そして普通の人、コウタがルーシーの残酷性にさらされてもなお、彼女の中に
ある贖罪の意識を認める。この感動は今なお僕の心をとらえて放しません。
そこに至る道筋を少し紹介します。

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@まずルーシーの別人格「にゅう」です。
記憶を失い、行き場の無いにゅうをコウタは受け入れることを決意。
幸いにも幼なじみのユカもコウタ同様、自分と異なる人を受け入れることを
良しとする人間。コウタは、まずはにゅうを助けます。

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A次にマユです。義理の父親から性的虐待をマユは受けていたキャラです。
(よく見えるように自分で○○○を広げるよう強要されていた)
マユは家出することになるのですが、コウタと偶然出会います。
コウタはマユを楓荘に招き入れることを決意。

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上は楓荘に留まるよう説得され嬉し泣きするマユです。
マユもまた、人間悪にさらされていた人間です。
実の母は子供が性的虐待を受けていても「お前はいらない」と宣言する人間。
実の母と再婚した義理の父はひたすら欲望でマユを蹂躙しようとした人間。
コウタとの出会いと、そして坂東というキャラとの出会いで、マユは人間不信
とりわけ男性不信からゆるやかに回復することになるのです。


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Bさらにナナです。上の場面は、楓荘に留まることができると知り
安心して泣き出したナナです。
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もちろん、コウタがナナを受け入れたんです。
ナナが角のある人間ディクロニウスだということなんてコウタは気にしない。

差別って、自分と違う人を受け入れないところから始まるんだと思います。
そしてコウタは、ごく自然な感情でそれと反対のことができる人間なんです。
普通の人の、人間悪への立ち向かい方。これができるから主人公なんです。