<蔵間室長@エルフェンリート>支援
蔵間−贖罪を求め続けた人類の側の良心−
http://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_000901.jpg 「マリコ・・・・お前にあったら、
これだけは言っておきたかった
お前の母さんは最後までお前を愛していた
私たちは本当に お前を愛していた」(13話)
http://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_000902.jpg エルフェンリートは、人間悪を真正面から扱った作品と僕は
理解しています。そして、登場人物一人一人が実に意味を持
ち、作品を支えています。
上のセリフは最終話において、再開した実の娘、マリコに
話すセリフです。
http://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_000903.jpg そしてそれを聞いたマリコは涙を流します。
皆さんはこの後、この親子がどうなるかおわかりでしょうか?
なんと爆死することになります。しかも蔵間は娘とともに
死ぬことを望んでいた節があります。それどころか、マリコ
すらそれを覚悟し、ひょっとしたら喜んでいるかもしれないんです。
それは何故か?蔵間は自分が犯してきた罪を贖罪することを
求め続けた面が確かにあり、その罪を償うためには、娘も自分も
死ぬべきではないか?そう考えるに至ったからです。
エルフェンの主人公はルーシーとコウタですが、ルーシーも
贖罪を求め続けていました。大げさな言い方をすれば、
エルフェンは人間の根源的な残酷性を贖罪したいと望む人たちの
物語です。
蔵間は人間という、差別する側の存在にあって良心を
持ち続けた人間であり、それゆえにこの作品において重要人物の
一人なのです。
時間の許す限り、蔵間の贖罪にいたるストーリーを紹介したい
と思います。