アニメ最萌トーナメント2005 投票スレ・Round112

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263白薔薇応援団員
<藤堂志摩子@マリア様がみてる〜春〜>人物紹介

1年桃組→2年藤組
白薔薇のつぼみ(ロサギガンティア・アン・ブゥトン)→白薔薇さま(ロサギガンティア)

どこか物憂げで控えめな美少女。それが志摩子さんの第一印象です。その風貌は同学年
の間でも羨望の的で、しかも1年生にして白薔薇さまの妹(プティ・スール)でもあります。
物静かな彼女ですが、秋に祥子さまが祐巳を半ば強引に妹としようとした所を諌めたり、冬
の次期山百合会幹部の選挙に於いては、対立候補となる2年生の蟹名静さまを相手に、
自分の信念を叩き付けたりと、己の信念を物怖じする事無く主張できる強さを持っています。

志摩子さんが物憂げに見える原因として、出生の秘密が挙げられます。カトリックのリリアン
女学園に通っている彼女は、実は住職の娘だったのです。親の反対を押し切りシスターを
目指すべくリリアンに入学した彼女は、しかしその出自から、日頃から「自分は此処に居て
良いのだろうか?」と言う不安を持っていました。その為、常に身軽で居られる様に、他者と
一線を置いた学園生活を送っていたのです。

そんな志摩子さんも、「誰かに必要とされたい」と言う欲求を持っていました。1年の春に
3年生の聖さまと出会い、山百合会の手伝いに行き、紆余曲折の末、聖さまの妹となりました。
志摩子さんと聖さまは、自らが相手の重荷にならない「片手だけ繋いだ」姉妹(スール)と
なったのです。

時節は過ぎ、2年生となり聖さまとも離れ離れとなった志摩子さんは、少し寂しそうでした。
聖さまとの出会いの場、「銀杏並木の中の桜」の木の下で想いに浸っていた彼女は、1人の
新入生と運命的な出会いを果たします。二条乃梨子です。志摩子さんと乃梨子は、同じ
リリアンに居た堪れなさを持つ者同士共感し、次第に親交を深めて行き、姉妹となりました。

ここで一つ断って置かなければならない事があります。それは志摩子さんが「独り」では
無かったと言う事です。彼女が聖さまの妹となった時も、乃梨子を妹とした時も、山百合会
の仲間達が彼女達を支え、助けました。「身軽でいたかった。けれども必要とされたかった」
志摩子さんは山百合会に関わる事によって、仲間同士が助け合える幸せな学園生活を得る
事が出来たと考えられるでしょう。

自分の世界に入りがちな志摩子さんですが、その感性も他者と比べて少しずれてます。
銀杏や百合根が好物と言う、今時の若者では考え難い嗜好の持ち主です。旬が訪れると
リリアンの銀杏並木に赴き銀杏(ギンナン)拾いをしてるそうです。生真面目なだけでなく、
少し天然が入った性格も彼女の魅力の一つです。

長文となり申し訳ありませんが、以上を以って志摩子さんの人物紹介とさせて頂きます。