アニメ最萌トーナメント2005 投票スレ・Round104
お前らなつきをヘタレ扱いし過ぎです。
玖我なつきは舞-HiMEの物語を通して見違えるように成長し、変化していきます。
物語前半から中盤で見せるなつきのヘタレ振りは、その変化の助走と言えるでしょう。
彼女は本来、他人を信頼する事の無いクールビューティーでハードボイルドな女性です。
「人間など信じられるものか」なんて本気で言ってしまう人間でした。友達は犬だけです。カワイソス。
そんな寂しい彼女が下着を盗まれる。
その時誰かに相談する事ができたら、陰毛もスジも見せる羽目にはならなかったでしょう。
単身敵地に乗り込んで簡単に捕まってしまう。
その時誰かに相談する事ができたら、逃げる事が出来たかもしれません。
他人を信じないで自らの手で解決しようともがき、失敗する。これが玖我なつきでした。
結果、彼女は学びます。一人では限界があると。
中盤では「群れるのは御免だ」なんて強がりを言いながらも、年長者である杉浦碧から
協力する事の意義について言及されると何も反論できなくなっていました。
他人の事を信じて頼る事、頼られる事をなつきは学んでいくのですが
最後に突き落とされる事になります。噂のハードレズの登場です。
色々あって突き落とされた所から華麗に這い上がる訳ですが、
それは他人を拒絶する事ではなく他人を受け入れる事による解決でした。
がっちりハードレズを受け止める様は、玖我なつきというキャラの成長物語の見事な結末だったと思うのです。
おそらくは、今後のなつきも格好付けて失敗する事があるでしょう。
ただ、それは致命的なものにはならないはずです。
彼女は自ら手を伸ばす事ができ、その手を握る事ができる人が周りに必ず居るのですから。
*ゲロスレに投下したのを書き直し。ううむ。ヘタレをある程度否定したかったのだがどうも無理だった。