☆渡辺真理でGO!2☆

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645巨匠
この作品を、愛する渡辺真理さんに捧げます。

−第2章− 目撃

彼女について、触れておこう。
彼女は、美人で、スタイルも良く、聡明で、優しい、
まさに、漫画の世界にしか居ない様な少女だ。
とうぜん、クラスの男は皆彼女に好意を寄せていたが、
彼女のはすでに、これまた、頭も良く、スポ−ツ万能で、
教師の信頼も厚い、そんな完璧な男と付き合っていた。
だれもが、クラスのベストカップルと認めていたが、
その仲は、すでに修復不能なほど壊れていた。
原因は、彼女の腹黒さを彼がどうしても受け入れることが出来なかったからだ。
彼が「他の男に、足を見せるな」と、いくら言っても聞かないのだ。
理由は一つ、彼女は、自分が人気が有るのを充分知っていて、
わざと、短いスカ−トを履いて男の反応を楽しんでいたのだ。
そして、それは自分の絶対的な人気の維持という計算があったからだ。
そんな、彼女の名前は明かせないが、ここでは
「ミニスカの女」とでも呼ぼうか。

距離を詰めた男は、躊躇なく彼女を羽交い締めにして、
繁みに連れ込んみ、乱暴に地面に叩きつけた。
彼女は、何が起こったか解らず、混乱した様子で男を見上げた。
ミニスカの女「えっ!」
彼女は男を知っていた。
ミニスカ女「Dちゃん?・・Dちゃんでしょ?」
男は無言で、彼女を見下ろしている。
ミニスカ女「なんか、怖いよ?」
男の口元に笑みが浮かぶ。
ミニスカ女「どうしちゃったの?」
ネコ型ロボット「にぶい女だな!おまえはこれから、俺に犯されるんだよ!」
ミニスカ女「えっ?」
彼女が凍り付いた。

2人から、5M離れた繁みに2人の良く知る人物がじっと様子を覗っていた。
彼のメガネのレンズが、月明かりを受けて鋭く光った。

−第3章− 鉄拳につづく