昔フジテレビのアナウンサーだった山中秀樹さんがフリーになって関西の番組でこんなことを言っていた
「私がフジテレビのアナウンサーだった頃、各アナウンサーの番組割り振りを担当していた
アナウンス室としては沢山のアナウンサーが居る訳だから、できる限りみんな均等に仕事を割り振りたい
ところが、現場からは『○○アナウンサーじゃなくて××アナウンサーを使いたい』と指定をされる
此方と現場で話し合ってもやっぱり現場スタッフの意見を重視せざるを得ない
番組を作るのは彼らだから
そうなると、結果的に人気があり、人間関係を作るのが上手く、
注目度の高い特定のアナウンサーに仕事が集中してしまう
勿論、他のアナウンサーが悪いと言っている訳ではなく、彼らも別の仕事をしてはいるのだが
だからいわゆる「(数字を)持ってるアナ」と「日陰アナ」二極化が進んでしまうのは仕方がないといえる
結局アナウンサーも個人で番組に出ながら、どれだけ自分という商品を売れるか、毎回が勝負の「営業職」だから
春秋の改編期や年末進行では特に調整に苦労したし色々と神経をすり減らした
あまり仕事がなく、いつもアナウンス室にいるアナは、慌ただしく現場に出ていく人気アナを横目に
パソコンで調べ物などしてるふりをして終日時間を潰していたりする、これはこの職にいるものとして辛いでしょう
どの局でもアナウンス部署では頭の痛い問題でしょうが」