韓国の電力需給、危機的状況に
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/08/07/2012080701137.html?ent_rank_news 記録的な猛暑や熱帯夜が続く中、電力使用量が急増し、電力需給が逼迫
(ひっぱく)している。
電力取引所は、6日午前11時5分時点の電力供給量から需要電力量を差し引い
た予備電力が300万キロワット以下に低下したため、電力警報の第2段階「注
意」を発令した。「注意」が発令されるのは、昨年9月15日の大停電以降では
初めてだ。大停電が起こった当時の予備電力は24万キロワットだった。電力
関係機関は、予備電力が400万キロワット以下に低下した場合、「関心(留意
)」「注意」「警戒」「深刻」の4段階に分け電力警報を発令している。
6日午後3時の需要電力量は史上最大の7429万キロワットに達し、予備電力は
279万キロワットまで低下した。これまでの需要電力量の最大値は、今年2月
2日に記録した7383万キロワットだった。
電力関係機関はこの日、各企業を節電に導き、補償金を支給するという方
式の需要管理を通じ、需要電力量を130万キロワット減らした。もし、需要
管理を行わなかった場合、予備電力は149万キロワットまで低下していた可
能性がある。
このように予備電力が急激に低下したのは猛暑のためだ。洪錫禹(ホン・ソ
クウ)知識経済部(省に相当)長官は「先月23日と比べると、需要電力量が
1時間当たり300万キロワット以上増加した状態だ。気温が33度以上に達する
状態が10日間も続いたことが原因だとみられる」と語った。また洪長官は「
夜間にロンドン五輪の中継を見るため、エアコンを切らない状態が続くこと
も重なり、需要予測を上回っている」と指摘した。通常、気温が1度上昇す
ると、需要電力量は60万キロワット増加する、と電力関係機関は推定してい
る。