【絶叫うるせえ】土井敏之19【粒をフルボッコ】

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51名無しがお伝えします
「第二の入社式」〜ようこそ、ドイラバへ〜

4月1日。
緊張の面持ちで明らかに着こなせていないスーツを身に纏い闊歩する新社会人。
誰が見ても分かってしまう微笑ましい光景、それは毎年見てきたものだ。

私が“昼の顔”として属する会社にも新人は毎年入ってくる。
(※あ、因みに私は一日付でドイラバ本部の書記官に昇進しました。ご報告迄に♪)
私はまるで人事部のように鋭い目付きで全員をチェックする。
何故か?決まっている。ドイラバも新陳代謝を活発にすべく、毎年若手の引き抜きをやっており、
私もその仕事を担っているからだ。若い才能の獲得はドイラバ発展への重要な要素だ。
失敗は赦されない。

入社式に立ち会う事を許可された私は各自を仔細にチェックする。項目は以下の通り。
容姿(顔付き、目付き、髪型、スタイル)・佇まい・言動・礼儀作法・身体能力・思想性・学歴。
ドイラバにもこうした選考の際のマニュアルがあり、“一次審査”をパスするものはほんの一握りだ。
誤解されては困るが、上記の「学歴」というのは単に1つの参考であって、それだけで振るいにかける事はない。
この点は大企業の人事選考より優れたものであり、真に才能のある人間の発掘を怠けがちな大企業連中とはレベルが違う。
こちらは命懸けなのだ。

前置きが長くなったが、程なくして私のお眼鏡に適う女性を1名発見した。
入社ガイダンスが終わった頃合を見て私は彼女に声を掛けた。