>>304 以前、というかちょっと昔になるけどNHKで夕方に放送していた「600こちら情報部」の
毎週金曜日のなんでも相談で
「アナウンサーの人は何で原稿を見ないでカメラを見てニュースを読めるのですか?」という質問があった。
回答者の一人、放送作家の塚田茂(故人)が「実はこういうカラクリがあるんですよ」と言って説明した。
そのカラクリとはカメラのレンズの場所にニュース原稿と同じ文章が浮き出ているものだった。それを技術によって
その文字は画面には映らないようにする事ができるという。「それで原稿を見ないでニュースが読めるんですよ」というのが
答えだった。だが弱点もあるようで「しかし、新人のアナウンサーの場合は、そのカメラレンズに映し出された文字を目で追ってしまうために
どうしても寄り目になってしまうんですよ」とも答えていた。手元のニュース原稿はそうならならいためや、“ニュースを読んでいます”という
意味合いに使う小道具的な役割りであるとの事。
あくまでも今から四半世紀前の放送技術の話だけど。