【TBSの】出水麻衣は恋人募集中♪Part15【褐色娘】

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825名無しがお伝えします
>>824の続き
カルタゴの転機となる第一次ポエニ戦争は紀元前265年に勃発しました
当時栄華を極めていたカルタゴと新興のローマが、シチリアを巡って争ったのです
ところが、ローマが開発した「カラス」と呼ばれる新兵器によってカルタゴ海軍は敗北を喫します
カラスはスパイクの付いた長い板を敵艦に振り下ろして
重装歩兵を敵の甲板に乗り込ませるための即席の渡し橋になりました
海戦では玄人の水兵も白兵戦になると重装歩兵には敵いません
カルタゴはその後の数回の海戦も全て敗れ、シチリアはローマ領となりました
シチリアを奪われ、地中海のカルタゴ勢力は大きな痛手を負ったかに見えました
が、シチリアを失っても依然カルタゴは強大でした
戦後はスペインの開拓に力を尽くし、瞬く間にシチリアの損失を取り戻したのです
そのため、しばらくするとカルタゴとローマの関係はまた悪化してゆきました
そのような情勢の中、驚くべき事件が起こります
当時、スペインの総督にはかの有名なハンニバルが就いていたのですが
彼は突然ローマとの条約を破棄しローマの同盟都市ザグントを攻略を始めます
それに抗議したローマはカルタゴに宣戦布告しますが
それはハンニバルはすでに軍を北に進め姿を消した後の事でした
ハンニバルはアルプスを越え、北イタリアに突如姿を現します
本拠地近くに攻め込まれたローマは不意を打たれ
カンネーの戦いではカルタゴ軍は執政官ワロとパウルスに率いられたローマ軍をあっさり撃破します
この時使われた騎兵による両翼包囲戦術は、後の戦術書には必ず引用されるほどの鮮やかでした