【TBSの】出水麻衣は恋人募集中♪Part13【褐色娘】

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715名無しがお伝えします
まさか、自分があんなスプラッタ映画のような惨劇を起こすとは、その時は夢にも思わなかった。
夜のゲーセンの隅っこで、俺はたまたまその事件現場に遭遇してしまったのだ。
「やめてください、お願いですから・・・」哀願する少女を取り囲むように
「いいじゃねぇかぁ、少しくらいつきあってくれてもよう!」と、3人のチンピラ。

「・・・やめないか、悪党。」思わず、口をついで出てしまった挑発の文句。もう後には引けない。
逆上する3人のチンピラ。ナイフを手にしたやつもいる。
ならば・・・と、俺は後ずさりし、背面の音ゲーコーナーに追い込まれた。
「ジェットスティック!」俺はすかさず、正面のナイフを持ったチンピラの鳩尾にスティックを投げつける。悶絶し、倒れるチンピラ。
「スクラッチ!」返す右拳を、唖然とするモヒカン頭の顔面に叩き込む。鼻の骨が砕け、昏倒する。
「ワンタメミュージックチャンネル!」もう一人のチンピラの頭蓋骨を砕く。
「E-アミューズメントパススラッシュ!」残るひとりの頚動脈を断ち切る。
一撃必殺。
一瞬にして、俺を取り囲むように倒れ悶絶する血ダルマが4つできあがった。
「次からは、相手を見て喧嘩を売ることだな・・・。」
返り血で真っ赤に染まった筐体を拭き取りながらそっと、俺に勝利をくれた音ゲーにつぶやいた。

「やっててよかった、音ゲー。」