1 :名無しさんにズームイン! :2007/03/27(火) 02:45:31.52 ID:Uu4i0zoY
むねきょんが気を失い、しばらくして村から何里も離れた草原には、よよたんを先頭に引き連れられる3人の姿があった。
もう日差しはしっかりと朝の光量で降り注ぎ、3人が村を出た早朝からはずいぶん時間がすぎていた。
定期的によよたんが「さあ、こっちよ」と呼びかけると、宙に浮いて進むよよたんの背中に『ええ、冒険にいかなくちゃ』と3人は声を発するのだ。
そうして休むことなく歩き続け、やがて遠い遠い森へ3人とよよたんは消えていった。
村では僧侶むねきょんのいなくなった教会が朝の鐘を鳴らしていた、
悲しげな雰囲気の村全体に染み込むように鳴り、それに包まれた村は静かだった。