天までとどけ!めざましテレビの皆藤愛子ちゃんPart21
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くぅ:
第2話 お天気お姉さんその名は皆藤愛子
目に飛び込んできたものは、小柄で綺麗で可愛くて
笑顔が素敵な女性だった。
これはまぼろしかと目をこすり、再度目をこらしてみる
「やばい!可愛い!」
名無しは今まで一目惚れをした事がなかった、だが彼にとって初めて芽生えた
感情に彼自身も興奮を抑えられず、さっきまでうとうとしていた彼が
こうも元気に、しばらくの間、顔がゆるみっぱなしだった。
彼はすかさず8CHを録画した、彼女を見たい一心で。
しばらく待っていると「お天気の愛ちゃーん」という声と共に
彼女が登場。「キターーーー!」
「それではお天気です♪」太陽のエクボが流れる
彼は恋する乙女のようにじっと見守り
愛ちゃんが噛んでテレ笑いする彼女を見て、彼はますます好きになった。
伝える者にとってミスは致命傷名モノだが、愛ちゃんのミスは
まさに「愛ちゃんかわえぇ!」になり、心の中で
「愛ちゃん!もっと噛んでくれ!」と叫んだ者の数は計り知れないだろうと
名無しは直感していた。
めざましテレビが終わり、彼はさっそくノートパソコンを開け
めざましテレビ 皆藤愛子で検索する。
やがてプロフィールの場を見つけ、名前、年齢、出身などに目を通し
血液型を見て彼の目は立ち止まる。
「B型だって?!」彼自身もB型であって「ということは相性もいい」
などと勝手な妄想を膨らませた。
彼が愛タンと呼ぶのはまだ先の話である
つづく