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名無しがお伝えします:
藤田氏より返事
被差別部落内の土地が安いことは、以前から指摘されてきました。
全国自由同和会では、それを部落差別の表われととらえ、土地価格の
平準化が部落問題解決の一つの指標だとしています。
しかし土地価格の平準化が即差別撤廃ともいえないようです。
都市化と混住が進み、価格面で特に安いということもなくなっている
地域もありますが、そこでの意識のありようは複雑で、差別意識が
なくなったと簡単に断定できそうにないからです。
それにしても自分の住む土地が被差別部落だとされるがゆえに忌避され,
結果として土地価格が安いという事実の確認は人々をいらだたせます。
被差別部落に隣接する団地が、同じ地名の使用を拒否して通称を押し
通そうとしたり、自治会への加入を断ったりする話を聞くにつけ、
なんともいいようのない気分になる。
「なぜ同和地区の住宅を買わないのか」。おっしゃるように、
これは愚問といえば愚問です。しかし解決への道が杳として
みえないもどかしさのあまり、愚問を承知でたずねたくなるのも
人情ではありますまいか。匿名による落書き・投書・電話にしても、
責任の所在を特定できないし、解決策も明確というわけにまいらない。
まして結婚の問題となれば、要因は多様で一義的にこうだとは
なかなかいいきれない面がある。それだからこそ、みんな悩んで
いるのです。悩みをもったまま思索をつづけるしかないように
思うのですが、どうでしょう。