【日テレ退社】柴田倫世★第23弾【松坂とメジャー】

このエントリーをはてなブックマークに追加
42名無しがお伝えします
「酸っぱいブドウの論理」
ある田舎道を一匹のキツネが歩いていました。キツネは道端の木の上にいかにも
甘くて美味しそうなブドウがなっているのを見つけました。「超ラッキー♪」とか
思ってキツネはこのブドウを取ろうとするのですが、ジャンプしても石を投げても、
どうしても取れません。結局、キツネはブドウを取るのを諦めて帰ることにしました。
帰り際、(少し恨めしそうな目で)チラリとブドウを振り返り、キツネはこう思うのでした。
「あのブドウ、甘そうに見えるけど本当はすごい酸っぱいんじゃないかなぁ。
ん、きっとそうだ。そうに違いない。あぁ、あんな酸っぱいブドウを食べなくて
済んで本当に良かったなぁ…」。

「甘いレモンの論理」
ブドウが取れず(いくらかトボトボとした足取りで)家に帰る途中、キツネは道端に
落ちていた一個のレモンを拾います。このレモンを手に取って、キツネはこう思うの
でした。「このレモンは(レモンにしては)なんだ甘そうで良いじゃないか。
僕ってやっぱりラッキーだな」。キツネはレモンに噛り付いて(ちょっと酸っぱそうな
顔をしながらも)「やっぱり結構甘いじゃん。もしかしてさっきブドウよりこっちの方が
甘いんじゃないかなぁ。ん〜、超ラッキー♪」と独り言を喋りながら家に帰って行きました。

このように、どうしても得られない(もしくは得るのが非常に困難な)モノを「あまり
たいしたモノじゃない」と思い込んだり、(実は理想的ではない)自分の持っているモノを
「案外良いモノ」と思い込むことによって、「理想的な状況にない」という事実に由来
するストレスから自身の心を守る仕組み(心の働き)を心理学で防衛機制「合理化」の
心理状態といいます。