♯♪ 純朴な吟遊詩人 村上祐子  Part 25 ♭♪

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57祐子抄〜城南島 2004.9.27.Mon.
頭のすぐ上を飛んでいく飛行機を 

彼女は見ている

僕は 傍に立っているだけなのだ



光る滑走路に馳せる彼女を 

僕は見ている

飛行機は 傍を通り過ぎるだけなのだ



病気の猫が さっきから足元で鳴いている



何も与えられない

何も言うことは出来ない



彼女はまた 飛行機を見送る

それなら僕は 見守ることにする