【レッツ】ラクロスあひるタン 河野明子 12【ガーガー!】

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881名無しがお伝えします
一日に100匹以上のゴキブリを殺したことがある。

バイト先の隣にマックが立ってから、倉庫に大量のゴキブリが出始めた。
倉庫の扉を普通に開けると、必ず裏側にゴキがいるので、ブッ叩いて衝撃で落としてから開ける。
中に入ると、壁には勿論、天井にも十数匹のゴキブリが張り付いてる。
ある時、マック側の壁の穴から大量のゴキが出入りしているのを見つけ、その穴にゴキジェットを放った。
すると、壁の隙間やら天井の穴やら、ゴキの潜みそうな穴から一斉に大量の黒い奴等が出てきた。
どうやら中は繋がっていたらしい、兎に角物凄い数のゴキブリが我先に飛び出してきていた。
慌てて、壁に立て掛けておいたホウキを手に取ろうとするも、既にゴキがはいずり回っている。
躊躇するも、ゴキはお構いなしに人の足やジーンズの太股にまで登ってきていた。
仕方なく二〜三匹ゴキを握りつぶしながら、ホウキを手に取り、俺は倉庫の中で一人戦い始めた。
目に当たる黒い影の固まりに狙いも付けずにホウキを叩き付け、体に這い登ってくる奴等は片手で払い
時には潰し、俺は取り落としてしまったゴキジェットを拾いながら、倉庫から出ようと入り口に向かった。
途中でゴキブリを踏みつけて滑った床に転んだ。
あの時の布越しの感触を何と言おう?

悪夢のような時も終わり、死ぬ思い出でたどり着いた入り口。
俺の全身は所々黄色い汁や青い体液、時には潰れたゴキの足や胴がこびり付いていた。
その姿を見た客は後退りしてどこかへ走り去り、店長は黙ってその日の給料に+5000してくれた。
その後、チリ取りで倉庫を掃いたが、奴等はハコ一杯になってもやや溢れるぐらいの屍を晒した。

今でもゴキブリは素手で捻り潰せます。嫌悪感よりも殺意が俺を動かす為、躊躇しません。