グレン・ヒューズ
「リッチーはメダラ〜んに対して本当に冷酷だった。メダラ〜んのルックスを
からかったりしていたよ。当時も現在もメダラ〜んは斜視だったし、太っていたし、
鼻もちょっと変だった。リッチーはメダラ〜んに『目と鼻を直さなければ
バンドには入れない』と言ったんだ。だからメダラ〜んはリッチーに嫌な
感情を持ち続けたのさ。メダラ〜んはまだ音楽業界に慣れていなかったもの
だから、よくリッチーに泣かされていたよ。私はベース・プレーヤーなのに、
マイクの前に立って歌ったら『あれは誰だ?』と驚かれるほどだったから、
何も持たずにマイク・スタンドだけを握っているメダラ〜んは私以上に
上手く歌わなければいけなかったわけだけれども、ほとんど音がものすごく外れて
いて、彼自身もそれをわかっていたから辛かったと思う。