わたしたちが浜崎あゆみにひかれるわけ。

　ドストエフスキー。彼はイデオロギーとも苦悩とも果敢に戦って勝利をおさめてる。　いや、彼の場合は、特別戦わなくても、精神が自由だったと考えられる。
だから、最終的には、自分の生きる道を見つけた。
　ま、太宰も結構自分の道見つけかけてたようだけどね。うっかりまちがって若い頃の癖思い出してやってしまった自殺が成功しちゃったのね。
　文学的価値が高いといえば、夏目漱石もそうです。
　鴎外などは芸術的価値が高いみたいに言われてるけど、興味なし。私はもともと芸術は好まないので。
　その意味では太宰も嫌いではないよ。
　ただ、もしも小説家になることがあるとしたら、作家の誇りにかけてあいつと同じような手っ取り早い書き方はするまい、と思うだけで。
　わが身をたやすく切り売りするような小説は、才能の限界を見せてると思う。そのくらいなら小説家になんかならないよ。