わたしたちが浜崎あゆみにひかれるわけ。

太宰ってね、文学的価値は非常に低いのよ。
　唯一、躁病に冒されていた作家生活の中期に、
作者を愚弄するかのように手抜きで書かれた大量の作品群に由って
大作家と表されるようになっていったけどね。
　代表作たる人間失格、斜陽など晩年や初期のころの作品群は、
芸術家の名にもとる、まったくエゴ丸出しな作品だからね。
　苦悩？そんなものを書くのなら、遺書として火にでもくべて潔く死んでくれ、ってもんです。
　それでもやはり、同じように自殺しか考えられない苦悩する青年たちの踏み台となる意味においては価値の高い作品群です。
あくまでそれだけ。若者の踏み台になるためだけに存在する作品と考えたほうがいい。
　文学者が、大真面目に研究、議論の対象に選ぶべき物ではない。
　その辺わかってないから世の文学者はバカばかり、って思うんです。