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どっちの名無しさん?:
その瞬間、背後から咲耶の声が響き、僕たちは凍りついた。
「お兄さまのお尻にさんざん突っこんどいて今さら純愛志願?笑わせんじゃないわよ!」
振り返ると、ドアを開けて咲耶と千影が立っていた。
衛は咄嗟に、僕を守るかのように二人の前に立ちふさがった。
「さ…咲耶ちゃんたちに、あにぃは渡さないぞ!うっ!」
その瞬間、千影と咲耶を睨み付けていた衛の様子が急変した。
両手で股間を押さえ、急に苦しみだしたのだ。
「あらぁ?どうしたのかしら?女の子がそんなはしたないカッコして」
衛の変化にほくそ笑む咲耶の横で、千影が勝ち誇るように言った。
「いやだな…。私が何の考えもなく、君を仲間に引き入れると思ったのかい?さっき君が装着したディルドーには…内側に、遅効性の媚薬がたっぷりと塗ってあったんだ…」