583 :
どっちの名無しさん?:
「さ、咲耶ちゃん、そんなにくっつかないで…」
「んもう、お兄さまったら!照れちゃって、可愛い!」
「お願いだから、今ははその呼び方は止めて…」
クリスマス・イルミネーションに彩られた、夕暮れのショッピング・ストリート。
会話だけ聞けば、いつもの咲耶ちゃんと僕だった。
だけど、いつもと決定的に違う点があった。
僕は、咲耶ちゃんに無理矢理、オンナの子のカッコをさせられていたんだ…。
「あぁっ、千影ちゃん、オチンチンの皮を剥かないでぇ!」
「フフフ…。兄くん。私の体以外で射精をしてはいけないよ。もしこの約束を破ったら…」
千影に、屈辱的な包茎治療を受けた後。
まさか千影にシゴいてもらう訳にはいかず、僕はずっとオナニーをガマンしていた。
だけど、禁欲状態が三週間を突破した日…。我慢できず、夢精してしまったんだ…。
ドキッとしたけど、千影からはしばらく何の連絡もなかった。
いくら千影でも、夢精までは気付くまい。そう思って安心しかけた頃。
僕は、咲耶ちゃんの家に呼び出されたんだ。
「お兄さま、私、お兄さまにピッタリの服を見つけたの!着てみて!」
また咲耶ちゃんの悪い癖が始まったか…。苦笑した僕は、咲耶ちゃんが顔面にかかげた服を見てビックリした。
可愛いブラウスに、チェックのミニスカート。それはどこからどう見ても、女物の服だったのだ。
「カワイイね…。でもコレ、僕じゃなくて咲耶ちゃんが着る服でしょ」
「ううん、お兄さまよ!」
瞳に残酷な光を宿すと、咲耶ちゃんは意地悪く言った。
「妹に短小包茎チンポの皮を剥かれてヒィヒィ喜んでるような人には、女の子の格好がお似合いよ」
「さ、咲耶ちゃん…」
その言葉を聞き、真っ青になる僕に向かい、咲耶ちゃんは明るい声で言った。
「さ、着て見て。早く!着ないと、他の妹にお兄さまの恥ずかしい性癖をバラすわよ!」