12日目優勝なら初の事例に=大相撲初場所11日目
大相撲初場所12日目の20日にも、横綱朝青龍が2場所連続10度目の優勝を決める
可能性が出てきた。
一場所15日制が定着した1949年夏場所以降、12日目までに優勝が決まった例はない。
15日制度下では39年夏場所で双葉山が12日目に優勝を決めたが、当時は優勝決定戦がなく、
番付上位の力士が優勝していた。
11日目を終えた時点で3差をつけたのは、90年初場所の横綱の千代の富士以来15年ぶり。
北勝海、大乃国の両横綱ら5人が3敗だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050119-00020873-jij-spo
朝青龍史上初王手…12日目V双葉山以来66年ぶり
栃東と大一番
朝青龍(左)は、きょうにも史上最速Vを達成
朝青龍が史上初の快挙を達成するか−。
場所が終盤戦にさしかかったばかりなのに、もう朝青龍が優勝に王手をかけた。
きょう12日目、朝青龍が栃東の挑戦を退け、他の3敗組が全滅すると、なんと12日目
で朝青龍が一流横綱の仲間入りとなる通算10度目の優勝が決まる。
「あすのこと? それはあまり考えない。あすもいい相撲をとるだけ」。
一人横綱は悠然と構えている。 1場所が15日制となってから12日目での優勝決定は、
過去に一度だけある。昭和14年夏場所。その前場所4日目、双葉山が安芸ノ海に敗れて
連勝記録が69でストップしたが、双葉山フィーバーは沸騰したままで、
その過熱人気に目をつけた相撲協会が夏場所から15日制を実施したのだ。
その初の15日制の場所で双葉山は再び、白星街道をばく進。12日目に
平幕の2敗力士が敗れ、双葉山が残り3日間とも黒星でも相星となる。
当時は現在のような優勝決定制度ではなく、同点なら番付上位力士の優勝だったため、1
2日目で横綱双葉山の優勝が決まった(結果的には双葉山の全勝優勝)。
もし、朝青龍が12日目に優勝を決めると、それ以来66年ぶりだが、
15日制の定着と優勝制度などが異なるため、今回が史上初、最速優勝といってもいいだろう。
だが、12日目での朝青龍の優勝決定に「難しいのでは」と否定的にみる人がいる。
北の湖理事長(元横綱北の湖)で「実をいうと、ワシに経験があるんだ。結果的には
自分が3度目の優勝を飾ったけどね」と、昭和50年初場所を思い出していた。
その場所、横綱北の湖は11日目まで全勝。2敗力士がいなく、追うのが大関貴ノ花ら3敗組だった。
迎えた12日目、3敗組が次々と敗れ、北の湖が勝てば優勝決定だったが12日目に土、
13日目も連敗して結局、14日目に優勝を決めた。
理事長は興味を持って見守るが、朝青龍の独走と周囲のだらしなさが目だった場所の
典型という証明にもなる。
http://www.zakzak.co.jp/spo/2005_01/s2005012005.html
初場所 12日目取組
朝青龍、今日にもV
◇12日目取組
[東] [西]
豊ノ島 ─ 北桜
豊桜 ─ 時天空
春日王 ─ 安美錦
時津海 ─ 安馬
琴奨菊 ─ 稀勢の里
玉春日 ─ 十文字
出島 ─ 朝赤龍
武雄山 ─ 霜鳥
旭天鵬 ─ 追風海
旭鷲山 ─ 海鵬
露鵬 ─ 北勝力
隆乃若 ─ 高見盛
玉乃島 ─ 琴龍
琴ノ若 ─ 黒海
琴光喜 ─ 土佐ノ海
琴欧州 ─ 白鵬
岩木山 ─ 雅山
若の里 ─ 栃乃洋
垣添 ─ 千代大海
朝青龍 ─ 栃東
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/home.htm