http://www.apbank.jp/message_html/message3.html#1 僕が今回の行動に思いたったきっかけは、やはり先日の人質事件でした。
(もちろん、それ以前から考える事はいっぱいあったけれど….)
多くの方々と同じように、ズドンと重たいものを心に抱え、自分に出来る
事はないかを探しました。メッセージを掲載する事を思いついたのは4月
13日。人質となった方々の所在はつかめず、情報は錯綜していました。
そして、以下の文をファックスとメールを使ってアーティストの方々に送
らせてもらいました。
作戦成功(サクセス)。それよりももっと大切なことがある。心に、世界に、そしてアメリカに伝えよう。
このメッセージの奥にあるのは、アメリカに対する不審感、です。「テロ
リストと、それに立ち向かう国家」という、今のアメリカ、ブッシュ政権
の視点からでは見えないものが、あまりに多い気がする。たしかにアメリ
カは"911"で多くの被害者を出した国ではあるけれどそれ以上に多くの加
害をイラクに与えている。そんなアメリカを批判しにくいのは確かに悲惨
なテロに遭っている国だからだしまたこういった批判は、偏見をもって受
け取られがちだから。そんな日本人である私たちの中にいつの間にかでき
たタブーをもう少し解放できたら、と思う。
アメリカがイラクで起こしている加害に対して、自分たちに伝わってくる
情報は少ない。出来るだけアメリカの行動に注意をはらっていたい。そし
て、そんな監視の目を多く増やしていきたいと思っています。
そこで、連名でメッセージを出すことを考え、アーティストの皆様に呼び
かけています。
桜井和寿