コサキンの二人が自分探しに否定的であることには賛同してもいいけれども、
全体的に軽快さに欠けた回。挨拶をしない若い人への不満を語りながら、結局
は挨拶に来てもらえない自分の力のなさを発見してしまうラビーという物語は下
らなくてよいかもしれないが、、それは自分探しと似たり寄ったりでたいしたこと
ではない。それよりも浅井慎平の真似をやめられなくなってしまうことのほうが本
質的なラビーの馬鹿馬鹿しさであり、その意味なさゆえにコサキンを愛してきた
わけであるが、おはがき列島までやることがなくてリスナーから報告された昔の
ラビーのエピソードにすがっているようでは、番組は30分にしてしまった方がよい。
家族に愛されないエピソードが毎回の番組の軸となってしまうようでは寂しい。こ
うなったらルーかラッキィでも呼んで刺激的な下らなさを注入するしかあるまい。