吉原のティアラって店利用する?【TIARA】避難所★5

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175名前は誰も知らない
智志の死後、義郎と寛子は会社を訪ねて遺品を受け取った。そのとき、机の引き出しから見つかった
ある書類に、2人は目を疑った。智志が正社員ではなく、元請けの契約社員であると明記してあったのだ。
書類の日付は7月11日。自殺の約3週間前だ。これ以降、日々の出費や雑記がこまめに記されていた
手帳は、ほぼ空白になっている。「正社員だと信じて疑わずに就職したのに、本人は相当なショックを
受けたに違いない」。義郎はわがことのように悔しがる。
智志の過労自殺は22年6月、直前1カ月間の時間外労働(残業)が100時間を超えていたなどとして
労災が認定され、義郎は会社を相手に民事訴訟を起こした。智志が本当に正社員でなかったのかは
まだはっきりしないが、義郎は少なくともこう確信している。
「会社は正社員という餌をちらつかせて、アリ地獄のように待ち構えていた。健康でまじめに働く息子は
いい獲物だったはずだ」
夢を持ちながら頑張り抜いた智志を、義郎は就職戦線の負け組とは口にしても、人生の負け犬だとは
決して思ってはいない。

「体育会系には、しんどい時にも持ちこたえる精神力がある」。人事担当者たちは、そう口をそろえる。
確かに体育会系社員は、頭で考えるより、体が先に動く。上司の朝令暮改も得意客からの無理難題も、
文句ひとつ言わず黙々とこなす。先輩やOB連中の理不尽な命令に4年間さらされ、ストレス耐性が
鍛えられる。体力も人一倍だから、残業や宴会続きも何のその。組織優先で、礼儀も正しい、はずだ。

ところが、最近の体育会系社員は、かなり様子が違うらしい。部下の7割が体育会系出身者という、
ある商社の部長(50)がこう嘆く。「体育会系なのに覇気のない若手が多い。思慮深いといえば
聞こえはいいですが、体が先に動かないんです。頭で考えて問題を解決する能力なら、文化系社員の
方がまだマシ。これじゃ体育会出身者を採る意味がない」。部長も体育会出身だ。先日たまたま
母校を訪れる機会があったが、練習風景を見て驚いた。学生がコーチに、こう質問していた。
「この時期にその練習の狙いは何ですか?」 若いコーチは嫌な顔ひとつせず、含むように説明する。
学生全員が納得するまで、ミーティングは続いた。

悲惨なのはIT企業だ。効率を考え、早く結果を出すことが優先される業界だけに、泥臭い体育会系は
肩身が狭い。がっちりした体格の営業マンは、イケメンでも鼻ツマミ者だ。あるIT企業の30代社員が言う。
「就職難で、大手企業の体育会枠からあぶれた学生が入ってきますが、最初から“IT音痴”のレッテルを
貼られる。社内に頼れる体育会出身の先輩はゼロだし、ITスキルの高い社員とノリも違うから、職場では
浮いています」

「社畜のススメ」の著者で営業コンサルタント会社「グランド・デザインズ」代表の藤本篤志氏は、
こう分析する。「若手社員は、<言われた通りにやる>を徹底することでしか、サラリーマンに必要な
知力と体力は身に付きません。それがアイデンティティーだった体育会出身社員が様変わりするのは、
組織崩壊につながる。兵士が上官の命令に考え込む軍隊が、戦争に勝てるはずがありません」
アメリカ海兵隊の紋章には、「Semper Fidelis」と刻印されている。意味はラテン語で「常に忠誠を」
だそうだ。

都会に暮らしていると、満点の星空に出会う機会など皆無に等しいもの。
今回はそんな、星のまたたきに飢えた乙女たちへ贈りたい、美しすぎるタイムラプス映像『The Stars as Viewed from the International Space Station.』をご紹介しましょう。

ダイナミックな星の動きを体感できるこちらの映像は、動画サイト『vimeo.com』に投稿されたもの。
映像に使用されたのは、固定カメラで一定時間の間隔を開けて撮影した静止画を、連続させて動画のように見せる、『タイムラプス』という手法です。

国際宇宙ステーションから撮影された『The Stars as Viewed from the International Space Station.』は、ゆっくりと旋回し続ける無数の星たちのシーンからスタートします。
そのあまりにも美しすぎる光景は、誰もが言葉を失うレベル。

しばらく見惚れていると、あなたはここに映しだされているのが星だけではないということに気がつくでしょう。
地球、太陽、衛星、そして大気圏。宇宙を照らすありとあらゆるまばゆい光が、次第に観る者の視界を埋め尽くしてゆく様は、圧巻のひとことです。