吉原のティアラって店利用する?【TIARA】避難所★5

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在日朝鮮人著述家の徐京植(ソ・ギョンシク)東京経済大現代法学部教授がみた東日本大地震直
後の日本人の姿は「落ち着き」を強調した西洋メディアの視線とは全く違った。彼は引き続き、昨
年起きた大地震と福島第1原発爆発事故について「日本社会、日本人の短所がすべてあらわれ
た事件」と評価した。

原発事故後、韓国と日本を行き来して脱原発運動をおこなっているソ教授に大地震1周年を控え
た先月26日ソウルで会った。

日本人たちは昨年、史上初の大災害に会っても生活必需品を買うために列をつくり電車に乗って
会社に復帰するなど物静かな姿を見せた。これを見た当時の海外メディアは「信じられない」と絶
賛を送った。これについてソ教授は日本人の特徴について知る必要があると説明した。「日本人
は全部会社人間です。今、広がっている事態の深刻性よりは会社との関係が断絶する方がさらに
不安な人々です。」

彼の話によれば安全、避難の可否について一人一人が判断をできず、会社や上司が判断すべき
だということだ。そしてこういう行動様式は今回のように迅速な待避が要求される時、大きな障害
物になる。従って日常に復帰した日本人の姿は、西洋人がほめるほど'道徳性'が発揮されたので
はなく、ただ決断を下すことが出来ない姿ということだ。ここに日本人特有の「同調(流れ)主義」傾
向まで明らかになったというのが彼の分析だ。

一人一人の判断ではなく、そばの人、職場の上司、既得権の顔色を見てその流れに合わせていく
だけの態度。ソ教授はこれを「同調主義」と呼んだ。それと共に日本の政治思想史の権威である
丸山眞男(まるやま まさお)がずっと主張してきた日本人の類型だと強調した。日本は戦争当時、
米国、英国など強大国との戦いで絶対勝つ可能性がないことを知りながらも戦争を継続し、広島、
長崎の原子爆弾投下で数十万人が犠牲になった後に白旗を揚げてしまった。

敗戦後、裁判を受けたある軍人は「個人としてはこの戦争について(勝つことができないという)疑
問があったが社会の流れにより戦争に臨んだ」と証言した。主体的な判断ではなく政府、官僚、既
得権の流れにからだを任せたという意味だ。また、これは権限、責任から逃避できる良い手段に
なったとソ教授は付け加えた。「私はそのまま他の人々がしろと言ったことについて行っただけで
すから。」

戦争が終わって60年余りが流れたが日本人の姿勢は全く変わらなかったとソ教授は説明した。
「社会が正常に回って経済的に成長する時はこのような点が長所として作用する。しかし、今回の
ように致命的な事態が起きれば何も決定できず、誰も責任を負おうとしなくなるのです。」彼の主
張のとおり大地震が発生して1年が過ぎた今も原発事故と関連して問責にあった人はまだいない。

15年の歴史のラストを飾る映画『踊る大捜査線 THE FINAL』がクランクインした1月18日、主演の織田裕二が、
「緊張しています。怖くもあり、楽しくもあります」と心境を語った。

織田は、15年一緒に過ごした湾岸署の刑事・青島俊作という役柄について、まるで自分の分身のように考えている様子。
「演じているんですけど、自分の中から出てきたものが多いんですよね。
まるでライフワークみたいな役柄でしたね。逆に言うと、青島がいたからほかの役を演じていても、同じようにはならないようにと常に意識し
続けていたかもしれないです」。

そんな人一倍青島への愛が強い織田も、この日は初日ということもあってか、「前作ではまさか係長になるとは思っていなかったし、今回も脚本を
もらったらびっくりするようなことが書いてありました。だから、今回はどういう青島がいいのかと……」と不安ものぞかせた。

しかし、そこは15年、青島を演じ続けてきた織田。大事にしているのは「ここ」と胸に手当て、「ともすると忘れがちになっちゃうんですけど、
彼の原点はここ(ハート)。それが周りの人を巻き込み、動かしていった。
もしそれを無くしたらテレビシリーズのときの、(青島が来る前の)所轄のみんなみたいになってしまうし。やっぱりここ(ハート)が大事」。
誰よりも青島のことを理解している。

そんな青島役も今回で最後。
「今は(最後という言葉を)聞きたくないですね。考えたくもないです。
青島は和久さんぐらいの年齢になったら和久さんみたいになっているのかなって楽しみもあったんですよ。僕も寂しいところもありますけど、
ファイナルってことで本当にこれで最後。これまでの作品も含めて一番面白い作品だって言われるように全力でやります」と撮影に臨んでいった。