ぼっち、変わりたい

休み時間は机に突っ伏して寝た振りをして過ごす
あるいは本を読み(内容は入ってこない)今自分は別の世界にいますよアピール
ま、そんなことしなくたって話しかけてくるやつなんかいないんだけど

行事は協力的に、かつ目立たないように
２人組、班、グループを作らなければならないときは、あまりものじゃんけんをされる
素直にそれに従う

中学３年間ずっとそんな感じだった。よくいる「ぼっち」。泣けてくるだろ？
人生、楽しんでないだろ？ださい？生きてる意味ない？本当、その通り。
だから、変わりたいって思ったんだ。高校に入ったら、とにかく何かを変えたいって。
そんで、人生、もうちょっと笑いたいって。

主人公：てつや
弟：まこと　２コ下(中１)

中３の春休み

てつや「っていうわけで、もう孤独はいやなんだ。ぼっちから卒業したいんだ。で、どうすればいい？」

まこと「どうすればいいって、まずそのもっさい髪型をどうにかしろよ
それからさ、この時代にケータイ持ってないって、原人かよ。まずはその２つじゃない？

てつや「髪型、なんて言えばいいんだろ、いつもの１０００円カットの(ﾎﾞｿ)」

まこと「１０００円じゃ限界あるから美容院かオシャレな床屋だろ、常考。ま、無難に美容院でいいんじゃね」

てつや「美容院・・・無理ぽ・・・・・・」

まこと「もうさあ！自分を変えたいんだろ？この際コンタクトにしちゃえば？」

てつや「コンタクト、ビヨーイン、ケータイ、、あうあ、あうあ」

次の日、オレは地元の自由が丘にいき(普段なら絶対行かない)、ケータイをゲット
どもった、びくついてた、挙動不審だった、でも用件だけ言えばいいんだって言い聞かせて
なんとか目的を果たした。店から出るときにはちょっと記憶を失ってた。

次はコンタクト。自由が丘でも買えるんだけど、自分を変える為にもあえて渋谷に。
渋谷には一回、どうしても観たい映画があっていったことがある。
大丈夫だ、見られてると思っちゃいけない、自分が観る側になればいいんだ。
そう、景色でも眺めてればいい。受動から能動へってやつ。そいつをまったく実行できずに
笑い声とかにびくつきながら、なんとか目的の店に到着。コンタクトは当日すぐに渡されて
これで、第２ミッションクリア。

でも美容院だけは、どうしても入ることができなかった。

次の日も、その次の日も、美容院を外から眺めてるだけ。
入れない。怖い。笑われる。ださいやつはお断りかも。

そんで諦めちゃったわけだ。変わるなんて無理なんだって。
これからもカタツムリのように生きていこう。湿ってひんやりした場所でじっとして
誰かに話しかけられたら丸まって閉じこもって。何もしゃべらず、目立たないように

せっかく買ったコンタクトもせず、髪も切らず、ケータイだけは持って(親が持っとけって)
高校の入学式に行った。

オレの席の回り５人ぐらいが最悪だった。超コミュ力高い。リア充。まだ選別できてないから
オレにも話しかけてくる。女子も集まってくる。オレ、席から動けない。
なんか血液型とか聞かれて答えちゃってる。

オレは違うんだって。君たち側の人間じゃない。友達作んなきゃっていう焦りや高校初日でテンション上がっちゃって
その辺見えてないかもしれないけど、オレはそっち側じゃない。
だから趣味とか聞かないで。これ以上愛想笑いさせないで。オレを見ないで。

だんだん男子たちもオレがコミュ力たったの５か・・・ってことがわかってきたみたいで
馬鹿にされ始めた。
「髪どこで切ってんのｗ」「話し方がちょーうけるｗ」「小説好きとか、逆に渋いよね、オールドスタイルっつうか」

おう、何とでも言えよ、こっちはもう、心のピストルに玉詰めて、こめかみに突き当ててんだ。
もういいよ。もう知らねえよ。どうせ、生きられない、お前らみたいには。どうせ笑えない、お前らみたいには。

誰も読んでないのによくこんな書こうと思うなあ

コンタクトってわざわざ買いにいくものなのか（*‘〜’）
ずっと眼科→処方箋→近くの薬局で受け渡しだと思ってた。

>>9
マンガ描いてみようかなって思って。
それの素案
まあ誰も見てないし、多分途中で辞める

男子の一人が終わったらカラオケ行こうぜ、と言いだした。
誘いに乗ったのは男子２人、女子２人、そして断れなかったオレ。
「てっちゃんの歌ちょー聴きたいｗｗ」
完全に馬鹿にされてる。おちょくられ要因。まあいいんだ。

こいつからはイケメンの臭いがする
不細工ならハブられてカラオケに誘われないからだ

絶対に歌わない。とにかく、他のひとの歌聴いて、拍手して、なるべく存在を消しつつ
この場をやり過ごす。
みんな盛り上がって歌ってる。
８曲が終わったところでリア充１が言い出した。
「てっちゃん歌えよ、お前が曲入れるまで誰も歌わないし進まないからｗ」
汗がどっと出た。超圧迫的にオレに振ってきた。
どうしよう。何が正解なんだろう。何の曲を選択すれば・・・・・・何を歌ったらこの場を無事に乗り切れるんだ・・・・・・

こんなにテンパったのは生まれて初めて。
オレ、「千の風になって」を選ぶ。もうなにがなんだかわからない。
しかも、１オクターブ下で歌った。

この話はネタでつか？

てか本当のぼっちだったらカラオケなんてまず誘われん。
お前はキョロ充だ。

>>1
あなたがもし変われたとして、
そのときに笑っているのは「あなた」なのか？

スレタイに創作って書いとけよ
まぎらわしい

まぁ、俺は読む気ないけど
こういう痛い中二病は嫌いじゃないぜ

重低音が響きわたる。
歌い終わった後、女子が誉めてくれる
リア充３もうめえじゃんって言ってくれた
でも１と２は機嫌悪い。もっと笑い物にしたかったのにって顔してる。

帰りたい

>>15
あ、ネタです。指摘のあったように痛い中２病が書いてます。すいません

>>16
オレは変われないし、笑うこともないっす

女子１が「もっと歌いなよ」「うまかったじゃん」と曲を入れるのを催促してくる。
きっと純粋なひとなんだろう。
オレが馬鹿にされて誘われたこととか、彼らには仲間だと思われてないことだとか、
見えてないんだ。そしてオレが歌いたくなくてこの場から去りたいってことも見えてない。
純粋に笑って勧めてくれてる

なんか優しい気持ちになった。こういう子の気持ちには応えなくっちゃ。
オレは自分の好きな曲を入れた

知らんぞ、場の空気がどうなっても！

歌った曲
http://www.youtube.com/watch?v=vpAeAqUYYFk

男子達「ラップとかｗｗｗお前相当練習したべｗｗうぇｗｗ」
「オレも思った！陰の努力感じるよなｗ涙ぐましいしｗｗｗ泣けるｗｗ」
「つーかお前、友達いんの、いやまじでｗｗｗ」

千の風になって→うまいじゃんの流れはおかしい。普通選曲した時点で笑われるだろ
お前全く創作の才能ないよできれば今後生きないでほしいな

いじる気満々の人間は、場の空気が変わらない限り絶対にいじり続けるもんな

オレは下向きながら合わせ笑いしてた。ある意味期待に応えた。だからもういいんだって思った。
無事に笑い物にされた。役目は果たした。
何を選曲すれば正解なのか、これで正解だった。

リア充１に、「あの、こ、これから用事、用事あるんで、その」っつって１０００円札渡した
「これで足りるかな？」「ああ、そんじゃ、また」
よかった、返してもらえる。
リア充２「次のために、新しいラップ曲マスっとけよｗｗｗあとヒップホップ的な身振りな！」「はは・・・」

駅のホームに向かう。
ホームで電車を待つ。
ひとりつぶやいた「今日は泣いてもいいよな」

下向いたオレの背中、震えてるこぶし

「ぼっち変わりたい」　終わり

てつやの戦いはこれからだ！

実はてつや君楽しんでるだろ
キョロ充的な立ち位置で

>>29
キョロ充ってとられてもしょうがない描写の下手さ
ぼっちの方にもうしわけない
オレ才能ないわ

この後考えてた展開
２日休む(山の手線で乗り換えるんだけど、どうしても降りられず５周する→
弁当食う→マンガ喫茶いく→寄生獣読む
２日目やっぱり山手線５周する→渋谷のミニシアターいく道に迷う
→カットモデル頼まれる→切ってもらう

３日目、髪切って、コンタクトにして学校に行く
しかしリアクションが全然ない
やっぱ変われない
哲学系なオタクに自分の痛さを懇々と説教される
謝る　そして無理して変わろうとするのを諦める

>>1
死ね

そして、生きろ！

ぼっちは変える努力など放棄する。