1 :
名前は誰も知らない:
( ^ω^)立てたお
2 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/21(木) 22:29:20.96 ID:cGUbtCh+P
「列車に乗った男」
何かと評判が良いので観たけど
何と言うか全てがありがちで類型的
「映画」という環境、文脈でしか通用しない「映画」
3 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/21(木) 22:52:40.70 ID:cGUbtCh+P
田中好子といえば「ゴジラVSビオランテ」がまず想起される
4 :
名前は誰も知らない:2011/04/21(木) 23:17:47.70 ID:XZ0PoD6m0
映画を見に行くことがない
5 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/21(木) 23:27:43.29 ID:cGUbtCh+P
5/14 世界の映画作家[115] アンドレイ・タルコフスキー
惑星ソラリス(1972・ソ連/ロシア映画社)★カンヌ映画祭審査員特別賞、他 22:00〜
ストーカー(1979・ソ連/ロシア映画社)原作・脚本:ストルガツキー兄弟
鏡(1974・ソ連/ロシア映画社)挿入詩:アルセニー・タルコフスキー
5/21 三回忌追悼 "元祖和製シャンソン歌手"高英男の素晴らしき俳優人生
吸血鬼ゴケミドロ(1968/松竹)監督:佐藤肇 共演:吉田輝雄、佐藤友美 22:30〜
江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969/東映)監督:石井輝男 共演:吉田輝雄
大悪党作戦(1966/松竹)監督:石井輝男 共演:アントニオ古賀、宍戸錠
ギャング対ギャング(1962/東映)監督:石井輝男 共演:鶴田浩二、丹波哲郎
http://www.shin-bungeiza.com/allnight.html
6 :
名前は誰も知らない:2011/04/23(土) 08:02:18.61 ID:w6wb5+p5O
ジェイソン・ステイサムかっこいいぜ!
7 :
名前は誰も知らない:2011/04/23(土) 12:34:08.12 ID:qBQ94dpPO
トランスポーター良いよね
2、3は劣化したけど
3のヒロインのウザさが無ければ良かった
8 :
名前は誰も知らない:2011/04/23(土) 17:54:11.96 ID:p88Ydx++O
( ^ω^)勃てたお
9 :
名前は誰も知らない:2011/04/23(土) 18:40:12.18 ID:vpA4aECa0
スレ二つある意味が分からん
10 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/23(土) 21:35:58.46 ID:Q+VxduwSP
昨日「ドロップ」を観て、何故「映画監督」と呼ばれる者たちがゴダールを引き合いに出して「映画」を語ろうとするのか
その一端が掴めた気がする
11 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/24(日) 18:20:31.94 ID:VnQmJJkXP
「フルメタル・ジャケット」で海兵隊訓練施設のなかに神道の「鳥居」があるんだけど
あれはなんなんだろう
12 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/24(日) 22:38:22.18 ID:VnQmJJkXP
これから恋愛映画を作るときに考えなければならないのは
「擦れ違い」みたいな「恋愛の不可能性」を描いても仕方が無いってことだよね
「真の恋愛」「純愛」みたいなものの欺瞞、自明性の無さなんてのは最早「自明」なんだから
これからは「現実的恋愛」「恋愛の最小存続可能性」みたいなのを探っていくべきなんじゃないの
13 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/24(日) 22:40:29.03 ID:VnQmJJkXP
そういう点においては「ソラニン」は最低限のラインはクリアしてたよね(それでも到底「良作」とは言えないが)
14 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/24(日) 23:11:53.33 ID:VnQmJJkXP
「映画」ってのは「現実」を飛び越え、より抽象的に、よりメタ的に認識するものだと思うんだけど
「500日のサマー」とか「ブルーバレンタイン」とかが高評価されてるのを見聞きするとガッカリするね
「現実」を飛び越すどころか、追いついてすらいない
15 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/24(日) 23:35:56.88 ID:VnQmJJkXP
「トイストーリー3」
1,2は劇場まで観に行ってて、(それなりに)好きなシリーズではあるんだけど
この「悲しい物語」の「幕の引き方」としてはよく出来てると思う
マイケル・ウィンターボトムの「イン・ディス・ワールド」と話自体はよく似ている
ただこの手の映画にありがちな「ラスト=結論を出す場面」という呪縛から逃れられていないのが残念
16 :
名前は誰も知らない:2011/04/25(月) 23:23:22.95 ID:M+R4mlA50
今日深夜イノセンスやるでえええええええええええええええええ
「ワンスアポンアタイムインアメリカ」ってどう?
18 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/25(月) 23:57:17.37 ID:bnh/oF11P
19 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 00:00:16.40 ID:zYpmlcyVP
大好き「ワンスアポンアタイムインアメリカ」
大嫌い「Alweys 三丁目の夕日」
20 :
名前は誰も知らない:2011/04/26(火) 01:52:11.21 ID:4LlLifXz0
黒とりイノセンスみないの?
21 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 02:00:10.58 ID:zYpmlcyVP
明日用事あるから早く寝ないといけない
今度ビデオ借りて観るよ
レビューも書くよ
22 :
名前は誰も知らない:2011/04/26(火) 02:01:12.91 ID:4LlLifXz0
彼女とデートかか
大学のオリエンテーション
攻殻は俺の知り合いの知り合いがちょっと関わってたりする
詳しくは書けないけど
「レオン」なんかはいつ見ても何回見てもおもしろいな
レオンもマチルダも孤独なキャラだからみんな好きだろ
あと、嫌いな映画は「エラゴン」。
ゴミ
25 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 08:47:11.32 ID:zYpmlcyVP
「戦争―日常」と言う二項対立を脱するように
「孤独―非孤独」と言う二項対立も脱する必要がある
映画(芸術)に必要なのはそういう脱構築の作業
26 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 08:57:30.85 ID:zYpmlcyVP
映画は「対象を映し出すこと」そのものに対しても意識的でなければならない
「対象」とは「映画」という「人知、人倫」によって一方的に「解釈」され、「支配」されねばならないものなのか?
「映画(芸術)」じゃなくて「映画(娯楽)」として楽しんでる人間に
そういう事言うのはナンセンスだと思います。
相手の気分は盛り下がり、自分は優越感を得るだけ。
相手によって言葉を変える知性を持ちましょう。
あ、自分語りしたいだけの人にこういう指摘する方がナンセンスでしたね。
すいません。
28 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 17:25:16.93 ID:zYpmlcyVP
「娯楽」はテレビとかネット配信で無料か格安でやってよ
2時間も半強制的に拘束され、1000円以上の金をふんだくられる「娯楽」なんていらない
これだけ娯楽が豊富な現状で、こんな馬鹿げた「娯楽」にあえて興じるなんてことをするのはよほどの金持ちか能無しだけじゃないですかね
「娯楽」という立場に甘んじているようでは「映画」に未来は無い
29 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 17:27:49.56 ID:zYpmlcyVP
自分に「映画を観よう」「批評しよう」と思わせた動機付けの中には
テレビの提供するドラマ、アニメ等のコンテンツに対する「失望」も含まれている
周辺人がよく読む思想家ってだれ?
31 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 19:30:49.18 ID:zYpmlcyVP
「よく読む」ってのはあんまりないけど、ちょっと前まで読んでたのはアンドレ・ブルトン
映画批評は蓮實、宮台なんかには多少影響を受けた(勿論根本的には俺個人の「印象批評」なんだけど)
巌谷国士の映画本買おうか迷ってる今日この頃(金欠気味)
映画は作品によって、ハイカルチャーでもありサブカルチャーでもあるからなあ。
俺は周辺人好きだぜ。
もっと深く考察して、レスを分けないで書いてくれればもっと読みやすい。
例えば「映画監督がゴダール的方法について引き合いに出すのが何故か解った気がする」というなら、
何故なのか結論まで書いてほしい。
33 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 20:08:56.80 ID:zYpmlcyVP
映画ってのはワンカットワンカットに「何を写すのか」ということを意識せねばならない
品川ヒロシの「ドロップ」にはそれが無い
34 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 20:18:51.49 ID:zYpmlcyVP
品川ヒロシのやってることってのは結局「漫才」でありもっと言えば「背景つきキャラ漫才」なんだよね(その「漫才」そのものが面白いのかは別として)
そこでは「そのワンカットに何を写すか」ということはさほど意識されない
そこでは「カットの繋ぎ」は意識されず、それゆえ意図無き長回しがだらっと続く
そこでは「音楽」は意識されず、それゆえ格闘シーンではハードロック、友情(っぽい)シーンでは湘南乃風という「音」が流される
「音」によって「像」を作るという「音楽的行為」はなされない
35 :
名前は誰も知らない:2011/04/26(火) 20:20:54.13 ID:3wzYJg7p0
ジャック・タチの『プレイタイム』面白いぜ
面白いと感じる人は少ないと思うけど
なかなか売ってないがアマゾンなら買える。
36 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 20:22:21.97 ID:zYpmlcyVP
ゴダールは「役者(の存在)」「色」「音楽」によって映画という「像(イメージ)」を作り出そうとしていたと思うんだけど(その結果が面白いかどうかは別として)
品川にはそれが全く無いんだよね
37 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 20:25:24.50 ID:zYpmlcyVP
品川の「ドロップ」にはとにかく見るべきところが無い
だから論ずるところもないし、腹も立たない
ただ呆れるだけ
38 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 20:36:33.63 ID:zYpmlcyVP
古澤憲吾や坪島孝のクレージーキャッツ映画は紛れも無く面白かったし
そのクレイジーキャッツの弟分であるドリフターズのコントも(面白いかどうかは別として)映画的ではあった
品川のやってることはそもそも根本的に映画的でないんだよね
39 :
32:2011/04/26(火) 20:42:36.76 ID:0J87KqNlO
なるほど…?
俺はゴダールは「勝手にしやがれ」しか見ていないし、ヌーヴェルヴァーグの方法論については全くの無知だ。
ドロップはつまらなそうで見る気が起きない。
解説ありがとう周辺人。
ゴダール的方法について調べてみるかな。
40 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 20:49:49.02 ID:zYpmlcyVP
品川はBGMを流すことが「映画音楽」であると思い込んでいるフシがある
ただ曲を流すだけではそれは単なる「音」にしかならない
41 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 20:50:30.82 ID:zYpmlcyVP
「勝手にしやがれ」も面白くは無いんだけどね
42 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 20:52:18.36 ID:zYpmlcyVP
個人的にはゴダールよりトリュフォーの方が好き
43 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/26(火) 22:19:37.38 ID:zYpmlcyVP
44 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/27(水) 00:48:17.94 ID:MB+cz8BZP
宇多丸は品川ドロップについて「アクションシーンだけはよかった」みたいなことを言ってたけど
自分はそのアクションシーンすら良いとは思えなかった
「孤男の好きな映画」スレで誰かが書いてたけど、ただの不良(チンピラ)の喧嘩シーンなのに派手派手しく撮りすぎ
「不良アクション」がやりたいのはわかるけど、この映画って元は監督兼原作者の「自伝」なんでしょ
日常シーンとリアリティの度合いが違いすぎて非常に違和感がある
そして喧嘩のシーンが始まるたびに同じようなハードロックが同じように流れる
こんなの演出として失格だよ
けいおん見た?
46 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/27(水) 01:19:14.69 ID:MB+cz8BZP
映画版はまだでしょ?
テレビアニメは一期は「まあこんなもんか」って感じ
二期はゴミ
47 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/27(水) 01:23:29.64 ID:MB+cz8BZP
アニメもドラマもひっくるめて「テレビ型コンテンツ」にほとんど魅力を感じなくなってしまった
まあ映画も大半はゴミなんだけど
品川は薄っぺらさが透けて見えるのが嫌なんだよな
さんざん指摘されてるけど漫才ギャングのコンビを組むくだりは松本のビジュアルバムの刑務所コントそのまんま
これは引くよ
49 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/27(水) 02:07:31.63 ID:MB+cz8BZP
まあ今のネットカルチャーなんかでは「品川を叩く」ということ自体も自明化しつつあるから
本当は「ドロップ」なんかをこれ見よがしに貶すことはしたくないんだけどね
「平成ガメラ」「サマーウォーズ」「Alweys」「愛のむきだし」なんかはまだ「叩きがい」があるけど
「ドロップ」はそういうものすら無い作品
トランスポーター3
2まではよかった
就活しろ
52 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 00:29:42.46 ID:Ol6KI8Vl0
53 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 00:35:40.57 ID:Ol6KI8Vl0
キューブリック作品ってのはセット使用、室内シーンが多いことで知られているけど
そこで描き出されるのは「抽象化された狂気」だったわけだよね
ところが「FJ」の後半はロケが主になっているわけで、
そこで描き出されるのは現実にあり存在する(した)「具象化された狂気」なんだよね
54 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 00:51:15.88 ID:Ol6KI8Vl0
前半で人々の「狂気」を客観的に観察する主人公は
後半においては「戦場」に送り込まれることによって「狂気」を「主体化」せねばならなくなる
キューブリックの作品ってのは基本的にはそこに描きだされる人物や事象を徹底して客観的に観察させる「演劇的」なものなんだけれど
「FJ」の後半ではその「観察者」としての立場が現実には「有り得ない」ということを露呈させる
これは室内劇を主体とする(観賞者に「劇」をみせる)ヨーロッパ映画とロケ主体(観客に「現実(と見せかけたもの)」をみせる)アメリカ映画の双方を観察した
キューブリックならではの作劇と言えるだろう
55 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 01:05:22.92 ID:Ol6KI8Vl0
いくら「観察者」を気取ってみたところで、結局我々は「現象」という「カオス」に巻き込まれてしまう
問題なのはその「カオス」をあたかも「秩序化された物語」であるかのように装った
「娯楽」と見せかけた「プロパガンダ」が自覚的、無自覚的に拘わらず絶えず作り出され、それを我々は「観察者」のつもりでいながら無自覚に受け取ってしまっているということ
56 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 01:09:46.53 ID:Ol6KI8Vl0
ゴダールは「政治的に映画を撮ること」と「政治映画を撮ること」を対比して見せたけれど
その厳密な是非はさておいて、「映画」のもたらす「カタルシス」を「娯楽」として無批判に受け取る人ってのは
その「カタルシス」の持つ「政治的文脈」にたいして無自覚になってしまう
57 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 01:13:09.22 ID:a2eK4I+40
ああ
58 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 01:20:56.88 ID:a2eK4I+40
いわゆる「面白い/面白くない」という感覚で見たとき、「勝手にしやがれ」は分からないと思うが・・
コテコテプロットが繁茂していたあの時代に、ドラマを否定するナンセンスに軸を持つあの冗談の世界観は
当時としては革新的であったように思う
59 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 01:25:32.26 ID:Ol6KI8Vl0
「娯楽」を理解するが故に根本的なところで「非娯楽的」にならざるを得ない作品
それこそが「アート」だ
60 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 01:28:15.79 ID:Ol6KI8Vl0
>>58 「当時としては革新的だった」ってのは完全に同意する
61 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 01:31:07.10 ID:Ol6KI8Vl0
ただ映画ってのは「分かる」もっと厳密にいえば「分かろうとして観る」ものではないと思う
ただ単に観て、その結果たまたま受け取ったものを表現する
62 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 01:43:06.16 ID:JGABAbkE0
んなとこに固執してたら観れる作品なくなっちまうわ
63 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 01:53:16.09 ID:a2eK4I+40
観客に「分かろうとして観る」ことを求める作品ってのも少なからずあると思うけど
キューブリックなんかはその代表格じゃない?
64 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 01:56:39.46 ID:Ol6KI8Vl0
「観た結果(たまたま)分る」のが映画であって
「分かろうとして観る」ものではない
65 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 02:52:07.79 ID:v/3Q+VNl0
66 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 03:12:54.71 ID:a2eK4I+40
よそ見せずにしばらくの間、映画と読書にのめり込もうと思った
突き抜けたら何か違うものが見えるかもしれない
67 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 11:38:50.89 ID:a2eK4I+40
>>64 その説に興味をもったから、できればその理由を聞かせてほしい
岡本太郎っぽいな。
69 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 15:31:12.26 ID:ZkqWB1UAO
好きな映画
若い頃のシュワちゃんが出てた映画。
基本、温い色恋沙汰が無いから1人で鑑賞してても飽きが来ないし、スカッとする。
あとランボーシリーズも良いな。
嫌いな映画
邦楽の恋愛もの。
見てるだけで背中が痒くなる。 ってかプッと吹き出す。
70 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 16:02:25.29 ID:b41V/agI0
>>67 「分かろうとして観る」ということは「分ってしまったら観る必要はない」ということになてしまうんだよね
映画を「分ろうとして観」ている人の代表格ってのは、現代日本においては言わずもがな町山智弘先生ってことになるんだろうけど
彼の映画「解説」はそれを聞くと映画を観なくても観たような気になってしまうし
実際彼の「解説」の方が「作品」そのものよりも面白いということもままある
71 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 16:08:04.64 ID:b41V/agI0
「批評」とは絶対的な正解の「不在」を前提とし、
それでも「あえて」自らの言葉を紡むぐこと
町山のやってることは映画「評論家」としては認められない
72 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 16:29:40.78 ID:2WkS6u600
主観的すぎだろ。いつものことだが
73 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 16:35:35.54 ID:a2eK4I+40
>>70-71 「分かろうとして、分かった」部分以外の映画の要素(または、楽しみ)を無下にしてしまいがちだということかな
一理あると思うけど、「分かる」という部分はそこに作家性があるとき必ず存在していて
(なぜなら、監督はある種の意図をもって作品を作ったのだから、「分かる」部分は必然的に存在すると思うから)
一つの作品を「批評」する以上、その「分かる」部分を分かっていることが前提にあるべきで、ゆえに分かろうとする行為というのも必要だと思えるのだが
まあ、弁証的に解決すれば要するに批評家は慎み深くあれということか
74 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 16:36:37.77 ID:a2eK4I+40
我ながら名文・・w
75 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 16:41:16.76 ID:CzSTtJ4VO
気持ち悪い連中だな
76 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 16:44:52.98 ID:b41V/agI0
映画においては監督の意図すらも絶対的なものでは無いんだよね
監督自身が自分自身の「意図」やより深い部分での「実存」を理解しているわけではない(自分自身を完全に理解出来る人間などいない)し
監督以外のスタッフの「意図」がより重視される場合もあるし
監督の本来の意図とはまた別のメッセージを受け取る人間だってたくさんいる
勿論「監督の意図」も知っておくに越したことはないんだけれど
77 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 16:52:53.56 ID:CzSTtJ4VO
ていうか町山もそれは折り込み済みだよ
78 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 16:59:34.85 ID:a2eK4I+40
まあ、
>>73が俺の映画鑑賞のスタンスってことで
>>73 とにかく何者であれ、「意図」が存在する以上、映画にその意図が少なからず反映されることは確かでしょう
>監督の本来の意図とはまた別のメッセージを受け取る人間だってたくさんいる
このレベルのことより高次の次元のことを語るからこそプロだと思うけどなあ私的には
79 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 17:00:27.36 ID:a2eK4I+40
80 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 17:03:41.41 ID:b41V/agI0
そもそも「批評」ってのは「知ること」(インプット)ではなくて
「語ること」(アウトプット)なんだよね
一般的な程度問題として「知っている」人間の「語り」の方が「知らない」人間の「語り」よりも
「何となく良く」聞こえてしまうってのはあるだろうけど
81 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 17:08:32.57 ID:b41V/agI0
もっと言えば「映画」を基軸に「映画」を語るってのも「批評」足り得はしないんだよね
自分の中にある「何か」を基軸に「映画」を語って初めて「批評」足り得るものが出来上がる
>>78 絶対的な「高次の次元」なんて存在しないわけ
それに「批評」にプロなんてのも存在しない
「たまたま金を稼いでいるか、いないか」それだけ
82 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 17:10:25.07 ID:b41V/agI0
「アニオタの語る映画論」はあっていいし
「学者の語る映画論」もあっていい
「ミュージシャンの語る映画論」もあっていい
「映画にしか興味のない人間の映画論」だけはあり得ない
83 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 17:17:08.99 ID:a2eK4I+40
>>81 要するに、「価値」なんてものは共同体によって作られた虚構に過ぎないっていいたいんだろ?
そのことを考えれば、作品に傑作・駄作だのと言うことをについては馬鹿げてる部分があると思うが、
ある作品には、製作者の意図とその反映された部分は少なからずあると思うよ
君の言うように製作者の意図がいつも思わぬ方向に向かうのなら、作家性という言葉自体が意味のないものになってしまうけど
作家性というものは確かに存在する
>自分の中にある「何か」を基軸に「映画」を語って初めて「批評」足り得るものが出来上がる
自分の中にある「何か」だけで映画を語るなら、至極独りよがりじゃないか。
要するにスタンスの違いだね、俺は批評に「暫定的正解」はあると思うよ
84 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 17:22:35.45 ID:b41V/agI0
「批評」とは根源的には「独り善がり」なものに過ぎないんだけれども
「言語」というツールを用いることによっていくらかは相互的なものになる
85 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 17:25:44.25 ID:b41V/agI0
「言語」無くしては「批評」を「表現」することは出来ないが
同時に自分自身の「感覚」やその「表出」にとって「言語」は拘束具となる
そして「感覚」や「表出」の存在無くしては「批評」「表現」は成立し得ない
86 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 17:53:31.76 ID:2WkS6u600
なんで手前勝手な定義をここまで客観的事実のように言えるんだ?
こいつディベートもできなけりゃレポートも書けなそうだな
87 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 17:59:28.89 ID:b41V/agI0
レポートと批評は違うでしょ
それに「絶対的客観的事実」の存在を信じて疑わない人こそ
レポートもディベートも出来ないんじゃないの?
88 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 18:01:16.95 ID:b41V/agI0
俺の意見に対して「違う」と思う人はそう書けばいい
その「違う」という意見を俺が取り込む可能性は大いにあるのだから
89 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 18:06:33.37 ID:2WkS6u600
批評そのものの事を言ってるんじゃなくて、根源的でもなんでもない単純な表現の解りずらさを言ってる
価値観の画一化を避けてる割には「批評」も画一的すぎるし。ダラダラと黒沢、怪獣、非言語、毎度おんなじ垂れ流し
引き出し少なすぎだし、それを受け取る他者を認識してないかのような文章だよいつも。
90 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 18:09:40.20 ID:2WkS6u600
>>88 すごいなお前。どんだけ自分が世界の中心にいると思ってんだ
91 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 18:36:29.08 ID:b41V/agI0
「引き出し」は少なくて良いし、逆に多いのはおかしい
それが(少なくとも個人の)善し悪しの基準なんだから
そりゃ(その時間軸上の「点」における個人の)価値観は画一的でしょ
>>90 僕の世界の中心は僕だ
92 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 18:53:19.20 ID:2WkS6u600
引き出しの少なさってのはお前の知識の無さだよ
アプローチの仕方、評価する時の要素が一緒すぎってこと。前も言ったけど
>>91 ここがお前の世界なのかw
93 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 19:02:18.47 ID:b41V/agI0
「そうめんは好き。なぜなら麺が細いから」
「うどんは嫌い。なぜなら麺が太いから」というとき
「知識が無い、アプローチの仕方、評価する時の要素が一緒すぎ」と批判することが、果たして妥当なのか
94 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 19:07:53.65 ID:2WkS6u600
いや自分で「一つの価値観を絶対視してはならない」的なこといつも言ってんじゃんw
なのに自分の批評となると都合良くシャッフルされんのな(たとえば平成ガメラ関係のアレ)
95 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 19:16:12.40 ID:b41V/agI0
「一つの価値観を絶対視してはならない」というのは
「一つの価値観を絶対視する」ということに対して自覚的に振舞うということ
「真に中立な存在」なんて有り得ない
96 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 19:19:38.26 ID:b41V/agI0
「真に中立」なんてのもまた一つの「絶対的価値観」に過ぎない
97 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 19:33:33.25 ID:2WkS6u600
いやそういうのはいいから
A「ドロボー!」
B「いやいやいや、犯罪だと分かった上でやってますから。こっちは生活かかってんですよ」
バカの壁。性質が悪い。ストレスたまるだけだから放置しとき。
何にしてもそうだけど
批評というのは作品の通念的な解釈(仮に作者の意図)を知悉していることを前提にして
敢えて作者(作品)の無意識的な(知られざる)部分を汲み取ることなんじゃないかな。
そして、そこには批評側の主観的な判断が盛り込まれるわけだから
どうしても恣意的にならざるを得ない。
まあ、作品のすべてが作者の意図といえば、そう言えないこともないのかな。
>>85 批評に限らず、言語を手段として表現を志す者ならば
その二律背反に苦しむ、いや苦しまなければならないものだよね。
他のところでもよく見かける印象なんだけど
流薔園はアフォリズムのような遠回しの言い方が好きだよね。
101 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 21:18:26.37 ID:a2eK4I+40
流薔園に反対意見をぶつけてた者だけど、これで流薔園の意見も納得はしてるんだよ
ただ、その意見に間違いの部分があると思ったときは「訂正」する。
これで流薔園を議論の相手として買ってるんだよ
>>100の言うとおり、流薔園の意見は根拠がないんじゃなくて、言葉足らずなんだと思うし
元も子もない言い方だけど、要するにスタンスの違いなんだと思うんだよね
102 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 21:24:56.32 ID:a2eK4I+40
ただ「分かる(=つまり監督の意図によって必然的に現れるもの)」部分の存在を否定するのは絶対に間違っていると思う。
「分かる(=同上)」部分の存在を否定すると言うことは、それぞれの監督にある「作家性」を否定することになりかねないからね
103 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 21:31:19.95 ID:a2eK4I+40
>>99 間違えないように、事実確認をしていくような形で批評するのが俺のスタンスだから
どうも無意識の部分を汲み取るというのは危険なように思う。
それよりも、俺が大切にしているのは、その作品の映画全体における位置づけや
その作品による他への影響、世界観の独自性だなんだを含めての、その作品の「価値」を見きわめることなんだよ
なにせ、作品の内容だけを言えば、一方的な価値観だと否定されかねないから、その作品外のことを持ってくることが必要だと思う
104 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 21:34:04.75 ID:DAy05NrQP
「作家性」なるものが存在するとしても、それをどう受け止めるのかは人それぞれなんだよね
例えば俺自身は品川ヒロシなる人物について「俺様ドヤ顔監督」だと思っているけれども、それに賛同できない人もたくさんいる
105 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 21:37:52.23 ID:2WkS6u600
a2eK4I+40
お前はお前で町山の受け売りすぎじゃね
106 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 21:41:22.85 ID:a2eK4I+40
いや、町山という映画評論家を実は昨日まで知らなかった。
俺が知ってたのは、淀川、蓮実、シモダくらい。(ピー子は映画感想家だよねw)
そんなに町山という奴は俺のスタンスに酷似しているのかと少し驚いてる
107 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 21:42:13.58 ID:a2eK4I+40
もちろん町山の発言についても著作についても何も知らない
108 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 21:45:55.47 ID:2WkS6u600
そうなんだ。正直嘘臭いけど、俺の考えもどっちかつうとそっちよりだしまあいいや。
て言うかなんでお前ら二人揃ってレス細切れなんだ
109 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 21:47:02.76 ID:DAy05NrQP
「映画感想」のうち、
たまたまみんなに「よく出来てるな」と思われたものが「映画批評」と呼ばれる
それだけ
110 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 21:49:54.91 ID:a2eK4I+40
ちなみに言えば、バックトゥザフューチャーがなぜ映画評論家に評価が高いのか得心つかない
111 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 21:54:05.36 ID:DAy05NrQP
町山は「バックトゥザフューチャー」を(政治思想的に)嫌ってるらしい
善き人のためのソナタ
孤独な主人公に自分を重ねてしまう。
じわーっとくるラストが最高。
今まで観てきた映画の中で間違いなくベスト1
113 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 21:56:42.56 ID:a2eK4I+40
もちろん俺は印象批評も肯定しているつもり、個々人の言葉もその作品の一つの真理であると思う
114 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 22:00:43.74 ID:CzSTtJ4VO
ここは自分語り大会なの?
115 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 22:03:38.79 ID:a2eK4I+40
>>114 インターネットなんて結局はみなそうじゃない
116 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 22:09:36.53 ID:DAy05NrQP
映画を通して自分自身を語ってるんだよね
これは映画批評に限った話ではなくて、「対象」への言及ってのは
その「対象」を見る自分自身への言及に他ならない
117 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 22:32:26.78 ID:CzSTtJ4VO
ついに開き直っちゃったよ
映画の話より自分の話がしたくてしょうがない連中みたいだな
118 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/04/30(土) 22:41:11.05 ID:DAy05NrQP
開き直るもなにも、最初からそういう前提で話してるんだけど
言うまでもないことだが「印象批評」の「印象」ってのは「自分自身の印象」
119 :
名前は誰も知らない:2011/04/30(土) 23:04:30.85 ID:JGABAbkE0
しかしまさに弧男って感じだな
俺にはこのクドさは持てない
周辺だか薔薇だか黒鳥だかの人は頼むから語るスレを一個に集中しといてほしい
孤板は映画スレ二つあるんだしさ
そうすれば苦手な人はそこを避けて通れば良いだけなんだし
不毛な言い争いも減ると思うが
個人的には、気軽にレスしようと開いたらコテの連投一色な時の
どんよりぐちゃ〜なゲンナリ感は中々こたえるものがある
俺が年なんかな…
121 :
名前は誰も知らない:2011/05/01(日) 14:02:49.28 ID:s1oqNlxS0
気持ち分からんでもないが、これはこれで意見を闘わせてみたら
けっこう勉強になったし面白かった
122 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/01(日) 14:03:05.90 ID:TtHMGD4WP
気にしすぎ
2chやるならスルーカは必須
ならお前もスルーしろよ
>>121 や、その気持ちも解るよ
だからなおさら一カ所でね…
なんだかんだ言っても周辺人は嫌いじゃないかな。
俺は映画に関しては殆ど無知なんだけど
最近の映画(特に邦画)はどうも薄っぺらいというか陳腐な気がしてならない。
宣伝だけが大掛かりで一人歩きしているような印象。
かといって、昔の映画がいいってものでもないんだろうけど
俺が単なる無知なだけなのかもしれない。
126 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/01(日) 20:22:31.60 ID:TtHMGD4WP
所謂「最近の邦画」が面白くない(「映画的なるもの」を求めている人からすると面白くない)のは
「映画」に「テレビ的論理」が持ち込まれているからなんじゃないかな
「テレビ」が「大衆へ向けたメディア」だとしたら
画面と一対一で向き合わざるを得ない「映画」は「自己へ向けたメディア」なのだと思う
多くのテレビドラマ、アニメが「政治」なのだとしたら映画は「政治的であること」そのものを浮き彫りにする
少なくともテレビ型コンテンツに比べて映画は「政治的であること」を浮き彫りにするものが(比較的)多いと思うし
そういう「ものづくり」を可能にする環境もない訳ではないと思う
例えば「黒沢清が地上派連続ドラマをつくれるか?」ということ
127 :
名前は誰も知らない:2011/05/01(日) 20:23:43.40 ID:s1oqNlxS0
>>125 一概には言えないけど、今の日本映画がクソまみれなのは確かだね
日本アカデミー賞なんてお笑いものだよ、クソの中から選評してるんだから
128 :
名前は誰も知らない:2011/05/01(日) 20:25:13.63 ID:s1oqNlxS0
>「映画」は「自己へ向けたメディア」
この説に興味を持ったから、できれば詳しく説明して
129 :
名前は誰も知らない:2011/05/01(日) 20:26:41.55 ID:s1oqNlxS0
130 :
名前は誰も知らない:2011/05/01(日) 20:28:19.19 ID:s1oqNlxS0
>>126 実際、今の日本にいて映画で「ものづくり」をしようと思ったら
自主制作から這い上がるしかないと思うなあ
131 :
名前は誰も知らない:2011/05/01(日) 20:39:25.67 ID:iBs22/wnO
ラピュタ
耳をすませば
他ジブリ映画全般嫌い
132 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/01(日) 20:45:40.71 ID:TtHMGD4WP
>>128 映画を観るとき人は必然的に孤独になる
孤独になることによって人は生身で(「社会」(シンボル)的な要素から離れて)「世界」(アレゴリー)そのものと対峙し、
「映画」で「描かれ」る「世界」と「自分自身」の「体験」する「世界」を結びつける(「映画」で「描かれ」る「世界」を「自分自身の目」で凝視する)
そしてその「世界」を「言語」によって「社会」に「再還元」する作業が「批評」なんだよね
133 :
名前は誰も知らない:2011/05/01(日) 20:48:54.14 ID:s1oqNlxS0
なんかハスミっぽいw
134 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/01(日) 20:49:33.72 ID:TtHMGD4WP
>>131 俺も(基本的には)好きじゃない
ラピュタなんかまんまだけど「根源的に滅茶苦茶な世界」を「そこに生きる、可憐で、儚く、逞しい少女」という「肯定的存在」に還元してしまう
「トトロ」「平成狸合戦」なんかはそれなりに好きなんだけど
135 :
名前は誰も知らない:2011/05/01(日) 20:51:14.26 ID:s1oqNlxS0
136 :
名前は誰も知らない:2011/05/01(日) 20:52:09.65 ID:s1oqNlxS0
俺も学徒として流薔園を意見を闘わせるに不足なしと思ってるから、
流薔園復活してほしい
137 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/01(日) 20:56:14.21 ID:TtHMGD4WP
>>135 映画は基本的に徹底的に「グロく」「ナンセンス」であるべきだと思ってる
表面的な「描写」のことだけではなくてね
138 :
名前は誰も知らない:2011/05/01(日) 20:57:35.30 ID:s1oqNlxS0
鉄男とか好きなん?
139 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/01(日) 21:04:07.17 ID:TtHMGD4WP
140 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/01(日) 21:05:09.95 ID:TtHMGD4WP
「ダーク○○」みたいな紹介のされ方をする作品はあんまり好きじゃない(拒否感がある)かな
141 :
名前は誰も知らない:2011/05/01(日) 21:30:16.02 ID:46KsY/zaO
周辺人さんは「ハモンハモン」三鷹?
142 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/01(日) 21:35:50.06 ID:TtHMGD4WP
観たことないよ
143 :
名前は誰も知らない:2011/05/01(日) 21:49:55.12 ID:46KsY/zaO
見れ!見ないとキスするぞ!
144 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/01(日) 21:53:50.93 ID:TtHMGD4WP
ロバートアルドリッチ「ワイルド・アパッチ」
黒沢清「カリスマ」
押井守「劇場版パトレイバー1」
あたりを観てもらえば
「「政治的であること」そのものを浮き彫りにする「映画」というメディア」という言辞が
どういうものであるのかを端的に理解してもらえると思う
145 :
名前は誰も知らない:2011/05/01(日) 21:59:01.65 ID:s1oqNlxS0
映画の魅力ってなんなんだろ
文学から芸術の世界にのめり込んだんだけど、最近はやたらと映画が好きだ
冷たい熱帯魚。
すごい。
でも終盤、主人公が覚醒してからは感情移入(主人公以外に対しても)が追い付かず置いてけぼりにされた。
その瞬間の感情に忠実に生きるキャラになったのか?わからんけど
(え、何でそんな事するんだ?)と何度か思ううちに終わった。
147 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 10:18:30.24 ID:it6lOAGk0
地獄の黙示録の5時間バージョンが出るらしいな
3時間弱の特別版ですら蛇足だらけで超だるかったのに拷問かよ
148 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/02(月) 17:28:42.33 ID:59VKbts9P
でも観るんだろ?
149 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 17:36:31.79 ID:it6lOAGk0
なんで俺をツンデレだと判断したんだwていうかプレイヤー持ってないからなあ
150 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/02(月) 19:04:47.38 ID:59VKbts9P
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/472.html 子蟹の兄弟は成長するにしたがって未確定的存在である「クラムボン」を
「泡」という既知の「システム」の中に「定義づけ」るようになる
古来の人間たちも「5月の子蟹兄弟」のように荒唐無稽な「世界」の「存在」を受け入れる(アニミズム等)
しかし社会が複雑になり、近代化が進むに従って「世界(アレゴリー)」は「社会(シンボル)」として人間の「意識」のもとに「支配」される存在に成り下がる
だが(少なくとも現時点では)人間は「世界」を「完全なる社会」として覆い尽くすことはできていない(ゲーデル等)
我々が常日頃「社会を生きる」という自明性を生きているが、ある時、突然に「世界」が進入してくる
「そのとき、トブン。
黒い円い大きなものが、天井から落ちてずうつとしづんで又上へのぼつて行きました。キラキラツと黄金(きん)のぶちがひかりました。」
しかしそれは程なくして「やまなし」であると、「既知」のものであると定義付けられてしまう
所詮我々は「人知、人倫」のシステムからは逃れられない
しかしそれでも「ドブン」と落ちてきたときのその衝撃は確かにそこに「存在した」訳ですね
151 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/02(月) 19:07:20.13 ID:59VKbts9P
我々はもう既に「世界」生きることはできない
我々は不完全な「社会」を生きざるを得ない
「世界」の到来を予期しながら
152 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/02(月) 19:10:10.78 ID:59VKbts9P
映画は「ドブン」を描かねばならない
153 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 19:40:34.96 ID:it6lOAGk0
脈絡ねえw
154 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 19:57:36.25 ID:84J0aO0O0
今日観た映画
夜の大走査線
主人公の孤独な警察署長の演技が光っていた
黒人問題を絡めたサスペンスは私的に「道徳的」で好きではなかった
だけど映像に稚拙なところは感じられなかったし、一定の評価を受けている作品だというのは合点がいく
博士の異常な愛情
この映画を観てて思ったんだけど、キューブリックはもはや「巨匠」なんて言葉じゃ言い尽くせない次元に行ってしまってるよね
現代の批評家でキューブリックを批判できる奴なんているの?マジで
155 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 20:01:31.95 ID:Nzw0uNKlO
ソウが個人的に好きだ
ゴミクズどもが不幸になって死んでいくw
嫌いなのは警察マンセーのヤツ
復讐の邪魔をするな、って思ってしまうw
156 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/02(月) 20:07:59.36 ID:59VKbts9P
>>154 「批判」はいくらでも出来るよ
「人間の心の機微を描いていない」
「人間の成長や葛藤が描かれていない」
「リアリティがない」
157 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/02(月) 20:15:40.79 ID:59VKbts9P
「バリーリンドン」を「歴史映画」として褒めたり
「フルメタルジャケット」を「戦争の狂気を描いている」と言ってみたり
「アイズワイドシャット」を「夫婦の物語だ」と言うやつって
いったい何を観ているんだと思ってしまう
158 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 20:20:44.20 ID:84J0aO0O0
>>156 でも少なくともその3つは言いがかりに過ぎないと思うよ
159 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 20:22:16.15 ID:84J0aO0O0
「リアリティがない」と観客に思わせる作品ってのは
リアリズムの枠から外れているからじゃなくて、実は多くの場合、ディテールが甘いだけなんだよね
160 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 20:27:07.59 ID:it6lOAGk0
161 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/02(月) 20:34:49.81 ID:59VKbts9P
「善き人のためのソナタ」は観てみます
「ソウ」とかはあんまり好きじゃない
162 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 20:45:36.98 ID:it6lOAGk0
意外と律儀だな
善き人のためのソナタは一つだけ重大な欠点があるけど、十分に秀作だったように思うよ
江頭が絶賛してたね。同じく絶賛してたイノセントボイスは微妙だったけど
163 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 20:49:58.94 ID:84J0aO0O0
164 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 21:01:12.80 ID:it6lOAGk0
芸風の割に意外と普通(いい意味でね)の観点で観てるからバランスいいと思う
秘宝系のライターとかだと感想にもいちいち自己演出したりするけど、そういうのもないし
「自分の芸」にするのではなく真正面に観てる印象がある(生涯ベスト1がゴッドファーザーという正直さ)
同じ芸人の松本辺りが敢て「自分ならでは」の感覚で感想書いてるのに比べると、江頭のはもっと皆で共有できる感覚かな
単純に出来のいい映画が知りたいなら、シネマ坊主よりずっと参考になるかも
165 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/02(月) 21:05:22.91 ID:59VKbts9P
そもそも「批評」ってのは「自分ならでは」のものだから
批評に「普通の観点」なんてあり得ない
166 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 21:10:33.20 ID:jdexbJHoO
そういう開き直りを易々と言うなって
167 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 21:28:13.55 ID:it6lOAGk0
>>165 言うと思ったけど、そういうこと言いたいんじゃねえよ
松本とかの評論はまず「笑い芸の一つ」としてやってるから。お前の言ってる批評と違う
自分の世間からのパブリックイメージとか自己演出とか、笑いとか天邪鬼性質とか様々なフィルタが重なることで
「その映画に対する」自分の一番素直な感想は出にくくなってるってこと。江頭はその余計なものが少ない
168 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 21:34:51.16 ID:it6lOAGk0
もっと言うと「感想」という感覚的なものが最重要になる行為でさえ(例に出しただけでアンチ松本じゃないぞ)
「マツモトヒトシ」であろうとするために感覚を曲げることがあるってこと
ていうか「批評とは何ぞや」論まだやんの?昨日から見ててもう飽き飽きなんだけど
それこそ人それぞれなんだから、映画の話してようや
169 :
名前は誰も知らない:2011/05/02(月) 23:58:00.18 ID:bqwZU1Ha0
松本人志がまだフサフサの頃に撮った「頭頭」って作品は結構
面白かった。ああいうのまた撮ればいいのにって思うけど許可
でないんだろうな。あの侍のやつはどうなんだろ
大日本人は映画を観るつもりで劇場いったからガッカリした。
松本人志のラジオもよく聴いてたし、お笑いとしては好きなんだけどな。
今度の侍のは、野見さん出てるからちょっと楽しみw
周辺人とシネマハスラースレのマチズモ(宇多丸論)の論争が見たい
ちょっと黙らせてきてくれ。お前ならできる。
172 :
名前は誰も知らない:2011/05/04(水) 21:46:07.34 ID:Pb7F9vNOO
173 :
名前は誰も知らない:2011/05/04(水) 22:09:50.76 ID:lzSU7Z5X0
174 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/05(木) 00:24:28.66 ID:Lfk5C8WJP
「おにいちゃんのハナビ」
谷村美月は可愛かった
しかし映画そのものは非常に政治的
「アヴァロン」
以前「ブーティフルドリーマー」を貶したことがあったけど
「BD」の頃の押井と「アヴァロン」の頃の押井とでは同じ人間でも考え方は変わっているようだね
「BD」では「現実を生きること」が推奨され、「現実」は自明のものとして提示される
しかし「アヴァロン」では「現実」と「仮想現実」の境界の存在はあやふやなものとして提示され
「仮想現実」の世界を突き詰めることによって「アヴァロン」(楽園)への扉が開かれる
175 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/05(木) 00:26:49.59 ID:Lfk5C8WJP
「おにいちゃんのハナビ」では「「現実」を生きること」が推奨され
「アヴァロン」では「「仮想現実」を生きること」が推奨される
しかし、両者は「目の前にある光景」をそのまま受け止めるという点では一致している
コインの裏表のような作品なんだね
176 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/05(木) 00:35:17.67 ID:Lfk5C8WJP
キューブリックやクローネンバーグ、またその影響を受けた「インセプション」等の作品では
「「目の前にある光景」をそのまま受け止める」ということに対して非常に敏感に作られているのだけれども
「おにいちゃん〜」、「アヴァロン」という2つの邦画作品はその点非常に鈍感だと思う
177 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/05(木) 00:39:26.95 ID:Lfk5C8WJP
「善き人のためのソナタ」も観たけどすごく甘ったるかった
「芸術家」とかいう人種をたった数日間盗聴しただけでころっと変質してしまう
主人公のこれまでの人生ってなんだったんだろうね
>>162 どこが欠点だと思った?
178 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/05(木) 01:00:43.19 ID:Lfk5C8WJP
「かわいいは政治!」
179 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/05(木) 01:07:39.26 ID:Lfk5C8WJP
>>171 彼とは2,3回レスのやりとりをしたことがあるけど
かなり知的レベルの高い人だと思った
彼なら今自明になりつつある「町山/秘法式映画批評」を打破できるんじゃないかな
180 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/05(木) 01:16:01.83 ID:Lfk5C8WJP
あと自分は「人を黙らせる」ということはしたくない
どんな人間にも発言の機会はある
それがどう受け止められるかは別問題だが
181 :
名前は誰も知らない:2011/05/05(木) 02:48:43.89 ID:M0beaK2h0
打破とか論破とか下らない事言ってないで感想でも書いてこうぜ な
182 :
名前は誰も知らない:2011/05/05(木) 08:16:28.70 ID:MV3kTmFsO
>>177主人公の価値観を一変させる筈の肝心のソナタにこちらが全く感動できないところ。
俺にはただ「ポロロン、ポロロン」なってるだけにしか聞こえなかった。物語の核となる部分でアレは致命的。
ああいうタイプの物語で主人公のモチベーションに納得できないと、その後の展開にも乗れなくなるし。
あそこで感じる違和感の大小でこの映画の評価が全部決まってしまうと思う。
183 :
名前は誰も知らない:2011/05/05(木) 09:24:06.46 ID:1mnq6vPZ0
論破だなんだっていうのは馬鹿げてると思うけど
積極的に議論をしていくことは大切、もちろんその相手をきちんと見きわめて
議論にも値しない相手っているからな。自分の無知を認めないような。
自分の知ってる知識を相手が知らない(または、言わない)だけで
「無知」と決め込むことは良くないと思うけどね。
スタンスの違いや、「知識」の性質もあるんだから
いやいや、最低限の知識ってあるし。知ってる相手に対するリスペクトは当然持たなくては話にならない
ところで映画批評でいいブログとかある?前田有一とか言うのは、信用できるのか?人気あるみたいだが?
188 :
名前は誰も知らない:2011/05/05(木) 12:19:58.91 ID:M0beaK2h0
おまえらってたくさん映画観てて凄いなって思うのに正しい正しくないって
とこに関心が集中するのは悲しい事だな。ただの感想でしかないのに
批評おたくは、批評における自意識を語るのが好きだからな
つうか、ある程度映画見ると、「ただ筋だけ追って、面白かっただの、怖かっただの言っててもつまらないな」って感じないか?
そのほうが時間の無駄な気がする
やはり適切な批評を読むことで映画鑑賞は完成すると思う
191 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/05(木) 15:21:52.89 ID:Lfk5C8WJP
>>182 それは俺も同じこと感じた
あの程度のことで20年秘密警察で働き、環境に順応した人間の実存が揺らぐだろうか
192 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/05(木) 15:24:27.19 ID:Lfk5C8WJP
ところで「ビューティフル・ドリーマー」が好きな人って「アヴァロン」についてはどう思ってるの?
あの2作は言ってることがまったく正反対なんだけど
193 :
名前は誰も知らない:2011/05/05(木) 15:27:38.07 ID:MV3kTmFsO
そんな人いたっけ
194 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/05(木) 15:58:48.13 ID:Lfk5C8WJP
「善き人のためのソナタ」って要は
20年近く秘密警官として冷徹に職務遂行をしてきた主人公が
反体制的「芸術家」のカップルを盗聴する過程で変わっていくという話なんだけど
でも本来(映画スタッフ等も含めた)「芸術家」っていうのは「今ここ」に提示されている「美」や「善きこと」を疑う人たちであって
だからこそ「個性的」な「作品」が作られ続けるわけでしょ
あの映画からは「芸術家=善き人」という傲慢な姿勢が見て取れる
195 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/05(木) 17:48:38.89 ID:Lfk5C8WJP
しかし谷村美月かわいいなあ
>>192 そもそもビューティフルードリーマーが回帰したのは現実じゃなく、終わらないドタバタの日常(つまりはTVシリーズの世界)だよ
作品世界の裏側がハリボテだよって見せちゃったから、原作者が激怒したわけでね
その意味で言えばアヴァロンと基本的にテーマは変わってない
197 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/05(木) 20:43:47.86 ID:Lfk5C8WJP
「日常系作品」というのは「我々の今ここにある日常」を下敷きにしているのであって
だからこそ我々はのび太や丸出だめ夫に共感する
「作品の日常」と「我々の日常」を分離することは出来ない
他板の宇多丸ちゃんはあれでけっこう論を闘わせるには面白そうだと思った
199 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/06(金) 00:14:47.77 ID:NopGeRfPP
「亀の世界」という「終わりなき世界」から「日常系アニメ」という「終わりなき世界」に回帰するってのはどう考えてもおかしい
「文化祭」「祭り」というのは「準備するのが一番楽しい」というようなことが昔から言われるのだけれど
ラムの構想した世界というのは永遠に「準備」をし続ける世界なんだよね
そこから抜け出し、「祭り」を消費しつくす(終わらせる)というのは「現実」に回帰するということだと見ることが出来る
「だから良い」ということでは全く無いんだけど
200 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/06(金) 00:18:18.20 ID:NopGeRfPP
「祭り」に関するスタンスとしては「おにいちゃんのハナビ」は全く逆で
こちらでは「祭り」は「妹問題」に対する「終わり」であると同時に
「これからこの町で生きていく」という意味では「始まり」でもあるんだよね
これも「だから良い」ということでは全く無いんだけど
201 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/06(金) 00:27:17.15 ID:NopGeRfPP
「ノーカントリー」って作品があって
そこでは「男が殺し屋に追いかけられる」という「事件」が発生し
それを「解決」すべく保安官が動き出す
しかし物語の終盤で観客は今まで「事件」であったと思っていたものが実は「日常」の光景であり
解決され得るような「問題」など存在しないということを知らされるわけだ
そこには「終わり」も「始まり」もない
ただただ繰り返させる「事象」のみがある
202 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/06(金) 00:30:16.05 ID:NopGeRfPP
「ノーカントリー」では「ドラマチックさ」も「「終わりなき日常」をまったり生きること」も否定される
人々は「終わりなき日常」を必死で逃げ、闘い、そして無残に死んでいく
203 :
名前は誰も知らない:2011/05/06(金) 06:46:42.23 ID:wR5aLsqXO
BDについては過去スレでも同じ結論出てたじゃん
何を蒸し返そうとしてるのかわからん
ここで「ワンスアポンアタイムインアメリカ」ほめてた人いたから見所などどうぞ。
今、見てますんで。
205 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/06(金) 20:05:55.44 ID:NopGeRfPP
>>204 観たのが一年近く前なので失念している部分も多いが
多くの「駄目な映画」が「過去」を(肯定するにしろ否定するにしろ)「自明のもの」とし勝ちなのに対して(代表的な例が「三丁目の夕日シリーズ」)
この作品は過去を「所詮こんなもの」と引いた視点から問い直している
>この作品は過去を「所詮こんなもの」と引いた視点から問い直している
ほほ〜2時間くらいまで観たが、過去を美化してるのかと思っていたが、、。
最後まで観て見るか
207 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/06(金) 22:14:11.20 ID:NopGeRfPP
208 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/06(金) 22:57:41.75 ID:NopGeRfPP
209 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/06(金) 23:24:24.38 ID:NopGeRfPP
「映画を観てそれをきっかけに社会問題を考える」にしろ
「単純に娯楽として楽しむ」にしろ
それは結局作品を「ツール」としてしか見ていないってことだよね
210 :
名前は誰も知らない:2011/05/06(金) 23:39:47.06 ID:4LtFqsj0O
俺の見たいアクション・サスペンス・SFものと女の趣味が全く合わない
どうしてラブコメ・ラブロマンス系統しか興味がないのかね
間を取ってヒューマンドラマ見ても辛気くさくてシラケる
仕方なくラブドラマに付き合うが開始10分で睡魔に襲われ周囲の笑い声でハッと目覚めるも笑いのツボを合わせるため意味もわからず同調して笑う
しかもワンテンポ遅れて
見終わった後は覚えてない(見てない)ので女の感想に適当に合わすだけ
いやー映画は独りで見るに限るね
>それは結局作品を「ツール」としてしか見ていないってことだよね
ある意味、自分を内省するためのツールなんじゃね?
文学作品もそうかもしれないが。
もちろん作者の感受性に触れるわけだが、あくまで主眼は自分の感性の陶冶であったり、自己の内省であったり。
しょせん、他人の経験なんて理解できるわけないし。
若いころは「他人の意図」ってものを「正しく読み取る」ことに全力を挙げていたが(受験勉強の影響?)
そんなことより、鑑賞に触発されて、自己理解に利用したほうが、はるかに面白く、有意義だと感じるようになった。
「何で自分はこれに惹かれるんだろう?」とか「これをこういうふうに受け取ってしまう自分の意図は何だろう?」
とか。
作者の真意の「正解」を探るより、(徒労に終わる気がする)自分と言う人間の理解のほうが興味深い気がする。
212 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/07(土) 00:06:23.28 ID:MfONFHOmP
>他人の経験なんて理解できるわけないし
まあ、これは単純にこう言い切れるわけないことは、理解してるつもりだが。追体験みたいな形で。
だから近似値的な意味で理解することはもちろんできるとは思う。
ただ、奇抜な体験みたいなものをただ面白がるとかっていうのは、それを理解しても価値が低い気がする。
ニコ動の対談、見てはいないが寺脇研ってのが以前「埼玉のラッパー」とかいう映画をべたぼめしてたが
観てみたが、やはり寺脇は一種の社会問題を扱った映画と捉えて面白がってたんじゃないかと感じた。
あるいは「今の若者」の感性をよく捉えた映画みたいな。
そういう「今の若者の感性をよく捉えた」みたいな新聞記事として合格点みたいな評価の仕方ってのは
どうも共感できない気がした。
やはり本当に面白いのは、そんな社会的に意義のあるみたいな感じよりも、自分の理解に資する映画かなと思う
俺の場合は。
214 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/07(土) 00:48:35.69 ID:MfONFHOmP
「サイタマノラッパー」観てみるかね
215 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/07(土) 22:31:16.77 ID:MfONFHOmP
「イノセンス」
これを観て多くの人がスピルバーグの「A.I.」を想起すると想うんだけど
「A.T.」が描いていたものは我々が通常想定し得る「普遍的人間性」の根源的「恣意性」であった
一方本作品は我々の想定し得る「人間の固有性」の根源的「恣意性」を「サイボーグ」の視点から描く
人間の「固有性」を担保するものは、その自律的な「思考」であるという風に一般的には認識されるが
しかしその「思考」は人間を「機能的」な存在に還元し、それゆえに社会は人間を代替可能な存在として規定する
「固有性」を有するがゆえに人間はその「固有性」の限界に直面する
一方劇中に登場する「機械の腕」「人形」「(恐らく身体を失ったと思われる)草薙素子」も「固有性」に関する思考を持たないが
それを所有、使用する人間たちは自らの実存を「恣意的」に投影する
また、同じく劇中に登場する「子供」「犬」「ヒバリ」はそれぞれの実存の内部に「固有性」に関する「思考」を持たないが
それゆえに「無意識」の生をその存在の本質とする
216 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/07(土) 22:53:41.35 ID:MfONFHOmP
「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」
まず主演の3人の演技は素晴らしい
特に高良健吾の存在は凄いね
映画そのものもそれなりに面白く観たんだけど
そこで最終的に提示されるのが「世界は空っぽ」ってのはいくらなんでも今更感がある
「世界は空っぽ」なんてのは本作品の何年も前に作られた「アカルイミライ」だとか「愛のむきだし」の時点で既に出発点なんだよね
「ではどうするのか」を思考すべきでしょ
「世界は空っぽ」なんていう主題それ自体はニューシネマムーヴメントの頃から既にあったわけだし
あと「1+1=」「網走の先は?」みたいな細かな台詞のやりとりでリアリティを減じている部分があったのも残念
ロードトゥパーディション好き
218 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/08(日) 18:57:05.36 ID:MLj97PaFP
「ザ・ロード」
この作品って「キリスト教徒を「安心」させる」という点以外で
どういうところが評価されてんの?
219 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/08(日) 19:11:17.13 ID:MLj97PaFP
例のゴジラの新作、ギレルモ・デル・トロが監督するのか
「パンズ・ラビリンス」は良かったけど「ヘルボーイ」は・・・
220 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/08(日) 19:20:06.69 ID:MLj97PaFP
デルトロ監督でレジェンダリー製作で板野義光監修って時点で
最低限「平成ガメラ」なんかを喜んでいる人たちを完全に失望させない程度のものは出来るんだろうな
221 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/08(日) 19:22:02.01 ID:MLj97PaFP
デルトロは「もののけ姫」が大好きなんだってね
222 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/08(日) 19:27:04.73 ID:MLj97PaFP
そういや「サンクタム」の公開延期問題ってどうなったの?
あれ地味に期待してるだが
223 :
名前は誰も知らない:2011/05/08(日) 23:13:47.34 ID:aSWWjfHJ0
日本の映画ベスト3に黒澤小津溝口の作品を挙げる素朴な淀川さんに好感をもった
224 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/08(日) 23:17:06.36 ID:MLj97PaFP
素直に好きなものに好きと言えるようでないと「批評」は出来ないでしょう
川島雄三の女は二度生まれる、は傑作。
カラーの質感、美しい構図、気持ちの良いテンポ、若尾文子演ずる小えんのキャラクター、
池野成の音楽、ラストの不思議な余韻。
一人の女性の内と外、両面の生活、またこれから歩むであろう生活をも提示している。
嫌いなのは 市川崑のビルマの竪琴(カラー版)。
全編において細部の描写が幼稚。
226 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/09(月) 00:09:18.99 ID:EYuuvzkHP
現代の目には「歩むであろう生活」はどう写った?
227 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/09(月) 00:09:42.74 ID:EYuuvzkHP
「映った」ね
>>226 時代問わず個々人の普遍的な生活だよ。
小えんという女性はある経験を経て、己の内に座標軸(曖昧かつ強固な)ができて、それがこれからの生活を構築する上での基盤になる。
ところでこの映画見ました?
229 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/09(月) 00:26:24.17 ID:EYuuvzkHP
見てないよ
>>229 是非見ることをお勧めするよ。川島雄三は他にしとやかな獣、雁の寺も見る価値がある。
しかし最近の映画については全く知識がないから、なにか傑作があれば教えて下さい。
231 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/09(月) 00:52:44.94 ID:EYuuvzkHP
>>230 去年観た映画で面白かった作品ベスト15だよ
よかったら参考にしてね
1位 紀子の食卓
2位 イン・ディス・ワールド
3位 アカルイミライ
4位 ブラックブック
5位 サマリア
6位 イントゥ・ザ・ワイルド
7位 エリ・エリ・レマ・サバクタニ
8位 春夏秋冬そして春
9位 河童のクゥと夏休み
10位 グエムル-漢江の怪物-
11位 パンズ・ラビリンス
12位 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
13位 ミスト
14位 母なる証明
15位 インディアン・ランナー
「しとやかな獣」は面白そうだね
232 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/09(月) 00:55:50.50 ID:EYuuvzkHP
「イン・ディス・ワールド」はもっと下で
「グエムル-漢江の怪物-」はもっと上のほうが良かった気もする
>>231 こりゃ丁寧に、どうも。紀子の食卓、少し調べてみたけれどすごく興味を引かれるね。
近いうちに見させていただくよ。
その中で見たことあるのはグエムルだけだ。飛行機で流れていたのを集中せずに見ていたのでほとんど覚えていないが。
では失礼。
234 :
名前は誰も知らない:2011/05/09(月) 01:29:20.51 ID:e/EsQyIVO
>>231>>233 二人のオールタイムベストワンは?
ちなみに俺は明日の記憶
そんなに本数みてないから笑われるかもしれないけど
235 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/09(月) 01:39:51.49 ID:EYuuvzkHP
「リトルフットの大冒険」「ゴジラVSデストロイア」「2001年宇宙の旅」のどれか
236 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/09(月) 02:26:54.78 ID:EYuuvzkHP
どうでもいいけど
ビンラディン殺害とそれを受けるアメリカ人達という構図に際したとき
「ヒックとドラゴン」を想起したのは俺だけではないだろう
ああ、最近映画見てないな
去年は300本近く見たんだけど
アポカリプトっての見たけど、すごい映画だった。ラストは拍子抜けだけど。
239 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/12(木) 22:48:17.12 ID:Dn/vPYx0P
ニュースを見て「上原美佐ってまだ生きてたの?」と一瞬思った
240 :
名前は誰も知らない:2011/05/13(金) 07:59:23.18 ID:hd8FQTFD0
日活ロマンポルノ傑作選ってやる劇場あるんだけど
コレは観とけっておすすめある?
241 :
名前は誰も知らない:2011/05/13(金) 19:06:49.33 ID:lOxTzEnNO
まずは鉄板、微妙に仁義の墓場とリンクもしている「色情めす市場」
死骸から生まれた元お坊さんのやくざ人生「やくざ観音 情女仁義」
オナペットは夜と霧、鬼畜青年物語「ダビデの星 美少女狩り」
あとは天使のはらわたシリーズとか
242 :
名前は誰も知らない:2011/05/13(金) 20:50:40.23 ID:lOxTzEnNO
あ、シネマヴェーラか
上であげたやつ一個もやってないや
243 :
名前は誰も知らない:2011/05/13(金) 23:41:50.99 ID:hd8FQTFD0
最近観た映画
気狂いピエロ
勝手にしやがれ
欲望
245 :
名前は誰も知らない:2011/05/14(土) 00:28:25.27 ID:MBqV7kIQO
うわ初々しい
大学一年生って感じのラインナップ
アメリカ映画が並ぶよりよっぽどいいよ
248 :
名前は誰も知らない:2011/05/14(土) 11:23:09.10 ID:MBqV7kIQO
なんかごめんなさい
249 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/14(土) 20:08:00.01 ID:h0jQoal7P
キムギドクは30まで工員だった
さらに彼は36になるまで映画自体観たことが無かったらしい
250 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/14(土) 20:11:57.47 ID:h0jQoal7P
「ハモンハモン」
案の定、俺の実存とは何の関係も無い、生じない作品だった
作品の出来が良い悪いという以前の問題
「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」
映画を観て「理解せねばならない」「公正な評価をせねばならない」と言う人たちは
この映画に何を思うのだろう?
「潜水服は蝶の夢を見る」
よく出来てはいるのだけれど
所謂「難病モノ」の根源的限界にぶち当たっているような気がする
251 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/14(土) 20:25:36.82 ID:h0jQoal7P
「登場人物が難病に罹り、闘病の末(感動的な)死を迎える」という「物語」があったとて、
観客はそんな病気に罹る可能性はほとんどないし、罹ったとしても「闘病せねばならない」という理由は「自明」ではないはずだ
「哀れな登場人物」の姿を見て観客は「おかわいさうに」と「安心」して涙を流すだけ
252 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/14(土) 21:24:12.10 ID:h0jQoal7P
何これ
「ゲーム」と全く同じことやってる
何の話?
254 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/14(土) 22:05:46.95 ID:h0jQoal7P
>>253 「世にも奇妙な物語」って何時ごろから駄目になったんだろう?
ああ、そっちか。
テレ朝で佐藤浩一主演のドラマやってたから、そっちのことかと思った
「世にも奇妙な物語」ってほとんどアメリカの似たような番組のパクリじゃないの?
256 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/14(土) 22:18:33.37 ID:h0jQoal7P
257 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/15(日) 16:49:14.02 ID:hNcyAMVzP
「亀虫」
こんな程度のものなら俺にも撮れる(やらないけど)
呆れて腹も立たない
何故こんなのが評価されているのか
258 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/15(日) 18:03:31.48 ID:hNcyAMVzP
映画(というか「作品」全般に言えることではあるが)
「その時代」でしか描けないお話ってのは確実に存在するんだよね
「作品」というものはそれ単体として存在するものではなく、さまざまなコンテクストの交わる「点」として存在する
「その時代」を切り取ることが主題となっている作品をリメイクするのはいいとしても
そこで肝心の「時代背景」をバッサリ切り取って「古典バレエ」という「普遍的」題材に話を摩り替えてしまう
その素朴で安直で乱暴なやり方、そしてそれが「高評価」されているという事実には驚きを禁じ得ない
たとえば、リメイクの悪い代表例はどんなやつ?
260 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/15(日) 20:03:51.73 ID:hNcyAMVzP
自分の発言に対して〜のようだねってw
262 :
名前は誰も知らない:2011/05/16(月) 07:49:36.71 ID:kEAy/+970
「マイフレンドフォーエバー」観賞
あの花の名前を僕たちはまだ知らないってアニメが今放送してるけど
そのアニメと内容が若干被ってるのが印象的だった。
後者は、昔仲良かった女の子が不慮の事故で亡くなってしまい
その面影におさなじみだった友達達が後ろ髪をまだ引かれている、そこに
その亡くなった女の子が幽霊になって現れお願いをするって内容な。
前者はエイズを患ってる男の子とふとしたきっかけで友達になって
エイズを直す特効薬を自分たちで探し出そうとして
結局なすすべなく友達は志半ばで死んでしまうという内容なんだけど。
「あの花〜」ってのは俺が今年23で、俺よりちょっと年下ぐらいの年代が
結構ノスタルジックを喚起するような演出が要所でなされてるわけなんだが
ノスタルジックを喚起させるファクターって結局後悔なわけだ
常に後悔してるから「あの頃はよかった」って口にしてしまう。
常に不平不満をかかえ、過去の砂上の楼閣という幻想に雁字搦めになってるわけだ
でもその不平不満をもったもの、つまり今を俯瞰してみれば
よい意味でも悪い意味でも思い出になるわけだ
ビートたけしはポルシェを買った時
自分で運転したら外観が見えないという理由で軍団に運転させたらしい。
今どんなに不平不満をかかえて無為無策にすごしても
それは時間がたって自分の中で昇華して初めて、思い出、客観的な判断後悔ができる
その昇華したものがノスタルジーのコアになってると思う。
263 :
名前は誰も知らない:2011/05/16(月) 07:50:43.90 ID:kEAy/+970
この「マイフレンドフォーエバー」って作品の主人公は作品の鉄塔鉄扉涙を流さないのが印象だった。
淡々粛々と余命わずかの友達と無邪気に遊び続けるわけだ
この主人公の男の子ブラッドレンフロの家庭もシングルマザーで複雑な事情がある
だがその事に不平不満を持つわけではなくどうやったら面白く、楽しく過ごせるかと余命いくばくかの友達と過ごす。
だがこの主人公は大人になってもシニカルに感情的にならないで
居続けられるかと思うとそういうわけじゃないと思う。
強迫観念的な後悔という事を知らない純真無垢な子供であったからこそ
悲しくても泣かなかった、ある種達観して死を受け止められてわけだ。
人生は本当に理不尽であるわけだ、大人になるということは
その理不尽のトンネルを裸一貫で歩いて不平不満を抱き後悔を積み重ね
その理不尽をどうにか試行錯誤して払しょくできるようになることだと思う。
死ぬ前に小学生に戻ってってコピペがあるが
あるレスでそういう後悔をしないように生きたいって返信があって非常に感動した。
息子の死に感情的に泣く母親と
ブラッドレンフロ演じる主人公の悲しそうにうつむいてるとても美しい横顔のコントラストが印象的だった。
この映画のレビューは賛否両論で、涙の押しつけって意見が結構あったんだが
現実にはもっときびしいことはたくさんあるわけだ
その中で友人の死という井にシーエーション的な物に
涙を流さず気丈に振る舞えるという時期を丁寧に描写したこの作品は本当にすばらしいと思う。
264 :
名前は誰も知らない:2011/05/16(月) 22:14:41.73 ID:XPm612Az0
マイフレンドフォーエバーって昔一度観たなぁ。ベタとか演出が臭いとか
言われる作品があるけどよく出来たものならそんなの気にならないよな。
要はスカな映画ならベタだろうが難解だろうが関係なくスカなだけなんだろう
ビリー・ザ・キッドの活躍「ヤングガン」
ビリー・ザ・キッドの結末「ヤングガン2」
ハリソンフォード版「ワイアットアープ」
イーストウッド「許されざる者」
実在したギャングの話「ベビーフェイス・ネルソン」
日本映画だと「ビルマの竪琴」が良かった
266 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 02:56:09.66 ID:VH/bewT5P
「強迫観念的な後悔という事を知らない純真無垢な子供であったからこそ
悲しくても泣かなかった、ある種達観して死を受け止められてわけだ。」
こういう意見はさすがに能天気だと思うけどなあ
267 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 03:00:57.33 ID:VH/bewT5P
子供だっていくらでも「理不尽」を感じることはあるわけで
「大人の生」ってのは(そういうものがあるとして)「子供の生」の後日談とも言えるわけだよね
肉体年齢に関わらず自分自身が根源的な部分で「体感」する「理不尽」に対してどのように向き合うのかが
人間の「生」そのものなんだよね
おっぱい揉みたいまで読んだ
269 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 03:05:02.04 ID:VH/bewT5P
「理不尽」に対して(「子供」として)徹底的に向き合い、苦難の道を生きる=スピルバーグ型
「理不尽」を内在化し、(「大人」として)畜生道を生きる=キューブリック型
ということは言えるかもね
270 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 03:14:27.70 ID:VH/bewT5P
「ミュンヘン」「宇宙戦争」「A.I」「マイノリティ・リポート」「プライベート・ライアン」等で描かれるのは
「永遠に終わらない(人としての)苦悩」であるわけで
キューブリックの(「突撃」を除く)諸作品では
苦悩は放棄され「畜生」としての人間の内部が暴かれていく
271 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 03:17:02.11 ID:VH/bewT5P
「フルメタルジャケット」では主人公は葛藤を経て最終的に「立派な兵隊(大人)」となるわけだけれども
それは果たして「立派な人間になった」ということなのだろうか
これは「そうだ」とも「違う」とも言い切れない問題なんだよね
272 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 03:24:18.58 ID:VH/bewT5P
「昇華」を「客観的」としてしまうのはあまりにもアレじゃないかな
「昇華」ってのは「満たされぬ欲求」「つらい現実」から逃れるための「防御反応」だからね
その「反応」の結果「たまたま」学問や芸術における一角の業績が生まれてしまうということは否定の仕様が無いが
273 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 03:29:35.38 ID:VH/bewT5P
我々(「昇華」等も含めて)様々な「体験」を「加工」をする
そこで得られるものを仮に「コスモス」とするならばそれをそのままフラクタル的視点で見直したとき
「コスモス」が実は「カオス」であったということに気付かされる
ってのが「goast in the shell」で描かれたものだったと思うんだけど
274 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 03:31:32.20 ID:VH/bewT5P
「ノーカントリー」は「goast in the shell」のコインの裏側であるような話で
我々を混乱に陥れる「カオス」こそが「コスモス」なのだということを描いている
これは黒沢清の「カリスマ」も同じ
最近例に出す作品が同じモノばかりになってきてるね
276 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 03:37:19.20 ID:VH/bewT5P
最近あんまり面白い作品に出会えてない
277 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 03:42:39.77 ID:VH/bewT5P
「コスモス」によって「カオス」を回収することは不可能であるが
人間の「主観」「感覚」は「カオス」の中にも(自己中心的)「コスモス」を見出す
278 :
名前は誰も知らない:2011/05/17(火) 05:25:09.25 ID:A2D82wNY0
周辺人だいぶ病んでるな。
やばそう
279 :
名前は誰も知らない:2011/05/17(火) 05:31:09.67 ID:A2D82wNY0
ハルヒみてないなら、エンドレスエイトはシカとして消失まで一日で観れるからみてみれば?
お勧めだよ。
金曜日のフィルセンでやるバルネットは当然見るよな
自分にだけ通じる言語で延々ブツブツ独り事を呟いてる人みたいだ
283 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 22:18:26.73 ID:VH/bewT5P
>>278 レッテル貼りだけして何か語った気になっては駄目だぞ
>>282 という独り言
をしてもいいんだよ
284 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 22:19:37.27 ID:VH/bewT5P
ハルヒは一応は観たよ
あんまり好きにはなれなかったけど
285 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 22:31:33.53 ID:VH/bewT5P
ハルヒで一番いやだったのはやっぱり「キョン」のキャラクターだった
あれがあの作品を支持するオタク、サブカル、文化系層へのおもねりに見えて仕方なかった
286 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 22:36:36.87 ID:VH/bewT5P
あと「文化祭でのバンド演奏」とか「草野球」とか「夏休みのサークル活動」とかが
本来は「感情的フック」として機能するんだろうけど俺には「どうでもいいもの」としか思えなかった
これ「時かけ」のときも同じようなことを書いたけど
287 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 22:38:04.42 ID:VH/bewT5P
「キョン」が水木作品の主人公みたいなやつだったらもうちょっと良かったかな?(確信はない)
288 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 22:41:22.84 ID:VH/bewT5P
「つまらなかった」「ノれなかった」からといってその作品を駄作だと決め付けるわけでもない(勿論主観的判断によって決め付けざるを得ない場合もある)から
そのへんはあしからず
289 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/17(火) 23:06:44.34 ID:VH/bewT5P
ハルヒで一番魅力的なキャラは「街」
兵庫県かどっか何だっけ?
周辺人ってウザイ。おまえにレス求めてないのにえらそうに仕切っている感じがキモい
>>周辺人
文学作品で好きなものは?
292 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 00:30:47.01 ID:LR0/ZymlP
純粋に好きなのは変格探偵小説
293 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 00:32:15.13 ID:LR0/ZymlP
小説を読むこと自体があまり「得意」ではない
294 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 00:49:33.84 ID:LR0/ZymlP
「文体」と「思想性」の両面で自分に合っていると思ったのは夢野久作
ただサブカル系によくいる「夢Qもかじってます」みたいな奴は嫌い
目の前の本棚にドグラマグラが置いてあるんだが
これはどんな話なんだ?
本格探偵小説?
東浩紀みたいなやつの本は読まない? 評論家だが。
297 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 01:27:53.57 ID:LR0/ZymlP
>>296 「本格」じゃなく「変格」ね
東の本は何冊か読んだよ
「クォンタムファミリーズ」は読んでないけど
東さんも今回の震災で精神崩壊してしまった
>>295 「脳内の探偵小説」
「メタミステリ」って感じ
変格って何?
299 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 01:30:04.54 ID:LR0/ZymlP
高校生活の後期(当時欝気味だった)、夢野久作とキューブリックとキングクリムゾンをほぼ同時期に受容して
自分の頭の中で何かが「パーン」と弾けた
300 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 01:31:46.41 ID:LR0/ZymlP
>>298 本来の規則や形式に合っていないこと。変則。
ああ、純粋な探偵小説じゃないのを変格って言うんだ。初めて知った。
よく「本格」ってわざわざ言ってるのは聞いてたけど、推理小説自体にまったく興味がなかったので知らなかった。
わりと読書が好きでも孤男だと他人と交流しないからこんな基本的な言葉も知らないんだなww
都会の人はやっぱ感性がすごそうだな。
大学時代もストレートな文学作品ばかり読んでた。ドストエフスキーとか。
だから夢野久作とか、読みきれないんだよね、読み慣れない文体と言うか。
岩波文庫みたいなものなら、ついていけるのに。
まあ、ださいんだろうね、田舎ものは。
303 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 01:44:03.33 ID:LR0/ZymlP
自分も10代の殆どの期間を(どちらかといえば)田舎で過ごしたよ
田舎で10代をを過ごすのは結構勿体無いとは思う(勿論主観的だけど)
首都圏住みだけどドグラマグラはなんというか合わないので上巻途中で読むの辞めた
海外文学の翻訳が一番読みやすい(自分にとっては)。
しかし海外の学術書の翻訳は一番読みにくい気がする…
文学じゃない海外の本でも岩波みたいのならいけるが。
305 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 01:51:02.85 ID:LR0/ZymlP
>海外文学の翻訳が一番読みやすい(自分にとっては)。
>しかし海外の学術書の翻訳は一番読みにくい気がする…
自分と全く逆だね
たとえば、今話題の「謎解きはデイナーの後に」って言うのは、読み始めて2ページでもう読む気がなくなったな。
ちょっと厳しすぎるのかな、感性が。w
こう生理的に受け付けないって言うか。ハードボイルドとかっていうジャンルはなんでああくだらないの?
307 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 02:03:18.22 ID:LR0/ZymlP
ラノベとかその周辺にある作品群は全く手に取る気がしない
あと夢Qはハードボイルドではないよ
夢Qがハードボイルドでないのは知ってるって。ww
「謎解き」は、推理小説なんだけど大衆受けのためにハードイルドの文体で書かれてる。
309 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 02:05:38.87 ID:LR0/ZymlP
ラノベ作品において主人公が置かれる
「学園生活」「親近相姦」みたいな状況に根本的に嫌悪感がある
何故「学校」や「家庭」を自明の前提とせねばならないのか
東がラノベを問題にするのは、ラノベが受ける状況ってのが日本の文化状況のなにかの反映だから?
おれもラノベは読む気がしないけど、東が問題にしてると気にはなる。
311 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 02:09:07.90 ID:LR0/ZymlP
あと人知、人倫における「承認」によって世界の「未確定性」を覆えるという
「ポジティブセカイ系」が受け付けない
312 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 02:11:59.83 ID:LR0/ZymlP
>>310 そうなんだけど
東はラノベでマジで泣くし、「恋空」読んだときも号泣したらしいので
俺はある程度距離をとって読むようにはしてる
>「恋空」読んだときも号泣したらしいので
そうか。東って基本的に芸術系の人じゃないんだな。やはり社会科学系の人なのか。
マンガの「うる星やつら」について熱く語ったり、こうちょっとずれてるのかもな。
理系の人にも多いな、芸術的感性が完全に無いような人が。
314 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 02:16:42.68 ID:LR0/ZymlP
まあ「ラノベ」を読んで泣き「恋空」を読んで泣くってのは素直で好感が持てなくも無いけどね
「スイーツw」とか言って悦に浸ってる馬鹿なネット民よりは
315 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 02:18:29.08 ID:LR0/ZymlP
自分の場合は「泣かせる」作品というものそれ自体に大分引いてしまうところがある
泣かせは単純で嫌いなはずなんだけど、2009年のドラマ「仁」は、大泣きしたな。ww
相当凝った脚本だったのかもしれない。
一応、脚本担当は東大宗教学科卒業の脚本家だったみたいだ。
「仁」で大泣きだから、東は笑えないかもしれないが。w
ここまでスレ違いなレスを続けるとは
日本の告白って映画なにげによかったぞ、松たかこの
>>317 映画について語りたきゃ、まずお前が語れよ
他人にケチ付けたいだけだろ?くだらね。
320 :
名前は誰も知らない:2011/05/19(木) 18:38:33.24 ID:XD1oZ6Y7O
お前の話の方が遥かにくだらんわ蛆虫
スルーすりゃいいだけ、どんだけ馬鹿なんだ?
たった5レスか」6レススルーもできんのか?
それより何か語りたいことあるのか?おまえは?
映画と文学ってのは大いに関係があるがそこをいちいちスレ違いと言わずにはおれんとは、おまえの精神状態のほうが
心配だよ
まあ、高学歴っぽい書き込みが不快だったんだろ
いちいちひがむような性格だから孤男なんだろうな
うわー…
>うわー…
なんか気の利いたことしてるつもりなんだろうな、こういうやつ
人と雑談してて、話が脱線するなんてことはよくあること
そんなことにいちいちいらいらしてる時点で、終わってるよ、そういうやつ
語る度胸も無いくせに人に難癖だけはつける 男として終わってるな
326 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 19:35:28.44 ID:LR0/ZymlP
「作品」というものはそれ単体として存在するものではなく、
さまざまなコンテクストの交わる「点」として存在する
「私(たち)の言語」を用いて「映画」という言語について語るというのが「批評」でしょ
327 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 19:46:29.13 ID:LR0/ZymlP
暗闇にある一つの「作品」「現象」に対して何人もの人間がそれぞれにライトを投射する
それが「批評」という「運動」
328 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 19:53:53.93 ID:LR0/ZymlP
「像」という作品があったとして
ライトを「鼻」に投射するのか「耳」、「足」、「尾」、「牙」等々…どこに投射するのかによって
見えてくるものも違うわけだね
重要なのは「「鼻」とはそもそも何なのか?」「何故「私」は「鼻」にライトを当てざるを得なかったのか」という問題に向き合うこと
329 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 19:54:18.66 ID:LR0/ZymlP
「象」ね
330 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 20:12:06.96 ID:LR0/ZymlP
ハスミは映画を語る前段階として「ギュスターヴ・フローベール」「大岡昇平と江藤淳、大江健三郎」について語らざるを得なかったし
宮台は映画を語る前段階として「宗教」「都市」「ミメーシス」さらには「プログレッシブロック」について語らざるを得ない
町山は映画を語る前段階として「イニシエーション」「ヒロイズム」「マイノリティ」について語らざるを得ない
331 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/19(木) 20:56:41.97 ID:LR0/ZymlP
その点ライムスター宇多丸ってのは
80年代的な「おしゃれイズム」「記号消費」と90年代(以降)の「ストリート的思想」の間で「股裂き」に陥ってるような感がある
勿論その「股裂き」も一つの「ライト」であることは間違いないんだけど
そらこのスレタイでこの内容はびっくらこくわ
333 :
名前は誰も知らない:2011/05/20(金) 03:28:00.87 ID:YGkjz7MJ0
確かにスレチだな。
誰に話しかけてるんだよ
今日のフィルセンで18時からのバルネット作品は必見
ローカルあぼーんだらけになった
336 :
名前は誰も知らない:2011/05/20(金) 12:13:30.11 ID:PWVWbxfv0
「過去のない男」 サイコー
>>336 >なお、井筒和幸が絶賛している作品である。
また朝鮮絡みか?
338 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/20(金) 21:35:44.23 ID:PovK21OrP
339 :
名前は誰も知らない:2011/05/20(金) 21:58:28.88 ID:a0LiHsRrO
批評は劣等感と怠惰の賜
340 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/20(金) 22:01:22.67 ID:PovK21OrP
>>339 という批評
その人の「主張」そのものと
その動機付けとなる「実存」の間にはある種の乖離があるんだよね
341 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/21(土) 19:33:14.65 ID:YXzbnjyaP
「レディ・イン・ザ・ウォーター」
「イラク戦争」という社会不安の中で監督が「正しい物語の復権」を思考したというのは想像に難くない
が、あまりにもご都合主義的過ぎませんかね?
「あるべきところにあるべき人や物が存在する」という状態を「正しさ」に結び付けてしまうのはあまりにも短絡的だと思う
劇中では登場人物の「映画評論家」が殺されるわけだけれど
「評論家」というのは「事象」を一歩引いた視点からメタ的に観察する者である(勿論これ自体に疑問が無い訳では無いが)んだけれど
その存在は「純粋な物語」に対して「ノイズ」になることがあるのは確かだ
しかし、その「ノイズ」を放つ「都合の悪い」人物を殺してまで守られるべき「物語」とは一体何なのか?
それこそまさに「大量破壊兵器」という「物語」だったんじゃないですか?
342 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/21(土) 19:34:47.48 ID:YXzbnjyaP
なんというか、ロールプレイングゲームを見ているかのような
安っぽい作品だった
343 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/21(土) 19:35:22.35 ID:YXzbnjyaP
思考→志向
ね
長門裕之が死んじゃったね
豚と軍艦や果てしなき欲望は大傑作だった
345 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/21(土) 22:47:54.09 ID:YXzbnjyaP
「豚と軍艦」って何が凄いのかよくわからんのだけど
クソリアリズム
徹底俯瞰、滑稽重喜劇
豚と軍艦に限った話じゃないけどね。個人的に好きなのはラストの画の力強さ
347 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/21(土) 23:12:17.94 ID:YXzbnjyaP
あのラストも豚をいっぱい出しただけのように感じてしまう
俺には「おかあさんといっしょ」の終わり方と同じようなものに見えてしまった
以前殺人経験者のルポルタージュを読んだら「消したい奴の身体の一部を傷つけて血を流させて豚小屋に放り込むと、
血の匂いに豚が引き寄せられてきて生きたまま貪り食いだす」みたいなことが書いてあって衝撃を受けたんだけど、
もしリメイクする機会があるのなら「豚による食人シーン」を是非追加してほしい
俺の言ってるラストはそこだけじゃないよ。もうワンシーンとセットで
「豚と軍艦」だけじゃなくて嗜好的に今村映画が合わなそうだな
そんなハンニバルみたいなシーンもいらんし
349 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/21(土) 23:31:40.44 ID:YXzbnjyaP
女が親戚(?)のところに引っ越すシーンだっけ?
「復讐するは〜」は割とよかった
最後のほうで骨を投げるシーンが特に
そうだよ。あの醜くて滑稽な女達の群集が直前の豚の大群シーンに還元される
その中での長門の無様な死に様、ヒロインの見せる姿勢の力強さ、生きる意志
深作の「人斬り与太」よりも早く、クズとしてのヤクザ描写もそれを補助してる
「復讐するは〜」の骨シーンのどこがよかったの
351 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/21(土) 23:49:45.82 ID:YXzbnjyaP
「どこかへ行こう」ということを一面的に肯定するってのも
ちょっと素朴な感じがしちゃうんだよね
あれは「骨になっても怨念を抱き続ける」という「気迫」が伝わってくるシーンだった
ヒロインは豚ども(女ども)とすれ違うわけだから、行く手(世の中どこでも)も豚だらけってことだ
それでも生き抜く決意。あの場合の「どこかへ行こう」というのは逃避行動ではないよ
「復讐するは〜」の殺人シーンから小便で血を洗うまでのクソリアリズムは秀逸
「たまたまカメラにとらえてしまった」感というか「日常の中の殺人」て感覚はCUREあたりにも流れてると思うんだけどな
何年か前にギバちゃんでドラマリメイクしてたが、この点話にならんシロモノだった
353 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 00:29:46.52 ID:y7j77qMwP
「復讐するは〜」は「殺人者」がなんとなく社会に溶け込めてしまうってのが
怖くて面白い
「CURE」は「殺人者」が我々の「社会性」の枠組みを溶かしてしまうってのが
怖くて面白い
「溶け込む」のか「溶かすのか」
354 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 00:34:25.25 ID:y7j77qMwP
やくざやその取り巻きの女どもを「豚ども」を表現するのはいいんだけど
それを言うなら終戦直後という「時代」そのものが「人間」と「豚」の境目が限りなく希薄な時代ってことじゃないのかな
長門のやってたことだって「豚の養殖」であるわけで
現代ならごく普通の「今時の若者」とか、それどころか「畜産に未来を見出す若者」とされてしまう可能性だってあるわけで
355 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 00:37:37.07 ID:y7j77qMwP
何かをやろうとすれば、事業を興そうとするならばヤクザと関わらざるを得ない時代だったと
え?だから?
357 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 00:45:22.38 ID:y7j77qMwP
長門とヒロインの行動を比較して論じることに意味があるのかってこと
ん?比較したか?
>現代ならごく普通の「今時の若者」とか、それどころか「畜産に未来を見出す若者」とされてしまう可能性
なぜこうなる
359 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 00:55:34.26 ID:y7j77qMwP
今の時代に「養豚事業を興そう」としたときに
ヤクザと向き合わなければならない可能性ってのは(終戦直後と比べて)かなり低いわけで
360 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 00:58:21.25 ID:y7j77qMwP
「豚」のごとく振舞った結果が(少なくともバブル崩壊までの)日本の繁栄なわけであって
そこでたまたま無残に死んだ人間がいたとしてそれが「豚の死に様」だとは言い切れないよね
なぜいきなり舞台設定を度外視した仮定の話を?
>終戦直後という「時代」そのものが「人間」と「豚」の境目が限りなく希薄な時代
それを描いた映画ですよ?「それをいうなら」の意味がよくわからん
362 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 01:03:33.43 ID:y7j77qMwP
「世の中豚だらけ」なのはその通りだとして
それを言う当人が豚である可能性に言及しなくてよいのか
当人て誰よw
ヒロイン?長門?それとも監督?まさか俺じゃないよね
364 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 01:07:20.87 ID:y7j77qMwP
ヒロインおよび彼女に実存を投影する人たち
その実存の使い方は果たして合ってるのか?w
ヒロインは少なくても「豚だった」と思うけどね。投影する人なぞしらんわ
366 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 01:23:53.39 ID:y7j77qMwP
「自己認識的自己」のことだから(多分)間違ってない
俺があの映画で気になったのは
・登場する(本物の)「豚」たちが怖くも気持ち悪くもなく、かわいいとすら思えてしまう
・ヒロインは引っ越した先でも結局同じような結果を招いてしまうのではないか
この二点
367 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 01:29:35.42 ID:y7j77qMwP
「晴れときどきブタ」ってあったよね
一行目は知らんがな
二行目は少なくともヒロインは豚であることを辞める意思を持ったんだから、依存的な考えを捨てたっていうのが一つの結末
その先にあるのが例え失敗でもそりゃもう豚じゃないだろ。暴力脱獄の時も似たような話をしたがそれこそ実存の話になってくる
369 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 01:38:37.07 ID:y7j77qMwP
「豚でない生き方」というのは果たして可能なのだろうか
370 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 01:50:06.16 ID:y7j77qMwP
この現代に映画の中で「豚でない生」を描くとしたら
どうしたってSFとかファンタジー的要素を持ち込まないと駄目なんじゃないの?
そのくらい「現実」は逼迫している
371 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 02:02:07.28 ID:y7j77qMwP
「暴力脱獄」にしろ「パピヨン」にしろその背後には「死」が佇んでいる訳だよね
だからこそ「ここにはいられない」という感覚が真実味を持つ
372 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 02:02:37.53 ID:y7j77qMwP
「行く場所がある」のではなく「ここにはいられない」んだよね
さっきから微妙に話がずらされてるな。どこを反証したいの
書き込みが抽象的なことばかりだし、理論や技法をよく知らないんじゃないかな
議論は難しいと思うよ
375 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 19:22:56.42 ID:y7j77qMwP
>>373 映画が「豚でない生き方」を提示することが可能なのかということ
>>374 ほう、ではあるべき「理論」や「技法」とやらを
あなたに是非提示していただきたいのですが
376 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 19:25:45.29 ID:y7j77qMwP
「豚と軍艦」にける「豚でない生」というのは
あくまで「映画」「劇」の中でのみ通用する「生」なんじゃないかということ
世間的には通用しない、または青臭い概念を劇中に落とし込む映画もいっぱいあるし
そんなん特に欠点とは思わないけどな。むしろそれが映画のいいところでもあるだろう
さしあたって「豚と軍艦」内での「豚」定義は「依存、寄生」という意味合いで使われてる
そこからの脱却、ヒロインはそれを「決意」した。それが豚でなくなるということ
その先にあるのが例え失敗でも、もう豚じゃない
その結末以後のことまで穿つのはあまりに恣意的じゃないかね
378 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 19:49:55.42 ID:y7j77qMwP
でも結局ヒロインは「依存」から「依存」へと渡りをしているようにしか見えなかったけどね
たとえ横須賀の「ヤクザ」「愚連隊」的な環境から離れたとしても
親戚の田舎で「復讐するは〜」的な環境に染まってしまうんじゃないかと
379 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 19:53:38.66 ID:y7j77qMwP
「復讐するは〜」が怖かったのは
そこで描かれていたのが「あの時、あの場所」での「特殊」な光景ではなく
自分自身何度も接してきたような「普遍」的光景、コミュニケーションだったから
380 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 19:57:27.80 ID:y7j77qMwP
今日「その土曜日、7時58分」ってのを見たけど
この作品も「強盗事件」という特殊な題材を扱いつつも
「あの時、あの場所」から「我々の日常」へと回路を繋げることに成功していた
>>379 いやだから仮定の話をされても。「そう見えなかった」ばっかり言われても…その理由は?
あと、他作品とセットで語りたいなら「にっぽん昆虫記」じゃないと
「復讐するは〜」は時代も作風もテーマも違いすぎ
二つか三つしか見てないならそういう対比論はすべきじゃない
>>380 「狼たちの午後」は観た?
382 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 20:06:19.94 ID:y7j77qMwP
>>381 だって結局ヒロインは「家族のいる横須賀」から「親戚の家のある田舎」に移るだけでしょ
「狼たちの午後」は昔見たけどだいぶ忘れちゃった
来週あたり見てみます
どこに引っかかってると思ったらそこかwそれは単なる旅立ちのきっかけでしょ
384 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 20:20:48.30 ID:y7j77qMwP
「そこかw」って言うけど「そこ」を明確に規定しまうということ
それ自体に「閉塞」があるんだと思うよ
385 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 20:22:16.60 ID:y7j77qMwP
「ヤクザの横須賀」というゲームが「親戚の田舎」というゲームに変わるだけで
「ゲーム」そのものの本質は全く変わらないし、変えようもないんじゃないかという
違う環境に行ったら(例えば無人の)それこそ逃亡でしょ
今までと同等のフィールドでそれでも豚にならない事に意義があるとしているんだから
387 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 20:27:45.78 ID:y7j77qMwP
「復讐するは〜」での「恐怖」や「閉塞感」というのは
日本(に限った話ではないかもしれない)の「地方」での日常なんだよね
388 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 20:30:35.36 ID:y7j77qMwP
>>386 じゃあ何故「旅立」たなければならなかったのか?
「ヤクザの横須賀」で生きることを何故放棄するのか?
「逃亡」っていうけど自分はむしろ(「死」の存在を前提とした)「逃亡劇」を描くべきじゃないかと思う
389 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 20:33:54.37 ID:y7j77qMwP
「死」というのは「無」や「空」と言い換えてもいい
言い換えるなら、ヒロインは終劇時点では生き方を変えるために新天地に向かうが
豚集団とすれ違う事で行く先も豚だらけである事が暗喩される
「お前の行く先も一緒だけど豚にならずにいられるか」っていう問いかけって捕らえた方がいいかも
あと悪いけどべき論はいらない。無だの空だの書くのは勝手だけど
しかし人減っちゃったなこのスレ
人を選ぶでしょ、このスレ。 流行の映画を語ってるわけでもないし。
よほどの映画好きでないとついてこれない流れ
確かに、たまにレオンとかの感想書く人いるけどスルーされてるね
あとなんで似たスレがもう一つあるんだ。あれいらないじゃん
394 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 21:08:44.27 ID:y7j77qMwP
>>390 その考え方だと結構納得できるかも
ただその問いについてはやや悲観的な回答しかできないが
395 :
名前は誰も知らない:2011/05/22(日) 23:28:30.57 ID:AG8dlfVv0
5割は映画を介して個人の思想が語られてるスレだしなw
396 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/22(日) 23:31:41.34 ID:y7j77qMwP
幼稚園児がかまってちゃん聴いて盛り上がるってのは明らかにおかしいよな
397 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/23(月) 00:23:44.41 ID:cljuTTDHP
398 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/23(月) 00:26:40.74 ID:cljuTTDHP
「サイタマノラッパー」って作品は
「ヒップホップ」というものの「プラス作用」というものを全て打ち消したことによって
「普遍性」であったりラストシーンの「真実味」を生みだした訳でしょう
399 :
名前は誰も知らない:2011/05/23(月) 00:32:36.46 ID:IJwQm/Fh0
神聖かまってちゃん観たの?どうだった?
400 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/23(月) 00:35:14.34 ID:cljuTTDHP
見てないよ
巷のレビューを聞いただけ
401 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/23(月) 00:38:00.89 ID:cljuTTDHP
だから観たら観たで大絶賛する可能性もある
402 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/23(月) 00:39:04.92 ID:cljuTTDHP
ただ自分は「音楽が(人を、世界を)救う」的物言いに非常に違和感を持っている
周辺人って音楽はキングクリムゾン以外にどんなの聴いてるの?
404 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/23(月) 02:43:53.82 ID:cljuTTDHP
プログレ、ドゥーム、インダストリアルなんかが主に好きなジャンル
そっか、ありがとう
Lo-Fiとか80年代のインディーロックみたいなのは聴かないのね
「音楽が救う」的な物言いに違和感というか、反抗心をむき出しにしてる感じのやつ
受容するこちら側がその反骨心に「救われてる」感じが嫌なのかな
406 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/23(月) 03:49:36.38 ID:cljuTTDHP
音楽ってのは「救う」(肯定的な「何か」ところに導く)ものではなくて
禅問答のようにひたすら内側に浸食していくものだから
自分は音楽に対してそこまで内省的にはなれないかなー
チラ裏ですまんが、好きなバンドで「The Fall」ってのがあるんだけど、
特徴的なベースラインにひたすら言葉をのっけて吐き出していくスタイルなのね
そして後ろでギターなりドラムなりをガシャガシャ乱雑に拾っていく感じ
それがナンセンスであることを分かっていて前面に押し出してるから、救いとも禅問答とも遠いとこにあると思う
聞くほうも音なんて刹那的なものだと割り切っちゃってるから、それがただ心地いい
身構えて頭使って聴くことにもったいなさを感じてしまうな、俺は
映画と関係ないことでスマン
サイレントの傑作 新藤兼人「裸の島」
409 :
名前は誰も知らない:2011/05/25(水) 15:56:39.35 ID:9zxfrQ6v0
>>408 新藤兼人、引退しちゃったな
年齢的に限界なのは分かるけど、どうせならいっそ、映画撮りながら死んで欲しかったw
小津や黒澤の時代から映画作ってて、しかも溝口の愛弟子っていう
まさに重鎮だったんだけどなぁ・・・
「裸の島」はコメンタリーで監督の人柄の良さが垣間見れるのが面白かったw
本編そのものは地味だった、白黒だし
監督は「カラーは抽象性を失う、モノクロで良かった」と言ってるけどw
410 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/25(水) 17:53:46.50 ID:zT3btma6P
>「カラーは抽象性を失う、モノクロで良かった」
この人はモノクロの夢しか見れない体質なのかな
411 :
名前は誰も知らない:2011/05/25(水) 19:06:48.45 ID:V4MoYKEG0
新作のパイレーツは酷かった
3Dってどんなものか確かめたくて行っただけで
最初から期待もしてなかったんだけど
暗い場面ばかりで目が疲れるし何やってるかようわからんし
前のシリーズと同じような流れだし
上手く使えば面白くなる要素はあったのに
ほとんど手付かず。
なぜあんな酷い出来なのに満員なんだよ
早く帰りたくてしょうがなかった
412 :
名前は誰も知らない:2011/05/25(水) 19:43:52.71 ID:bn/DQQGD0
>>410 そういうことじゃないでしょ。
ゲームでもファミコン時代の方が今のHDゲームより想像力を喚起させる場合があるじゃん。
新藤兼人は監督としては、もう一つ輝ききれなかった印象だけど、脚本家としては一流
BSでキサラギが放送してるから見てるけど
ユースケ・サンタマリアが役名オダ・ユージで出演してるのに吹いた
やっすいパロディだけど、そういうのは嫌いじゃない
414 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/25(水) 20:33:25.96 ID:zT3btma6P
>>412 勿論そういう場合もあるだろうけど
「色彩」が「啓示」をもたらす作品もある
415 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/25(水) 20:41:41.50 ID:zT3btma6P
それはそうと自分は10年くらい前「キングダムハーツ」「FF8(7だったかも)」をやって
それらの「イベントシーン」が物凄く恥ずかしくてそれ以来ああいう系統のゲームができなくなってしまった
416 :
名前は誰も知らない:2011/05/25(水) 20:42:40.06 ID:bn/DQQGD0
>>412 俺だって新藤の言うことには賛同できないよ。
少しずるいところがあるよモノクロは。安っぽさ、あるいはリアリティの無さを隠してしまう。
写真にもモノクロが多いけど、どうも必然性を感じない場合があって嫌だね
417 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/25(水) 20:46:23.76 ID:zT3btma6P
「ガメラ3」なんかは意図的に明度を落としてるんだよね
418 :
名前は誰も知らない:2011/05/25(水) 21:05:38.95 ID:bn/DQQGD0
>>417 ちょっと気になって予告編見てきたけど、なんか幼稚園の時ぐらいに見たモスラ2っていう映画を思い出してノスタルジーに浸ってしまったよ。
ガメラ1,2,3,でどれが面白い?見たくなってきたよ。
419 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/25(水) 21:12:15.16 ID:zT3btma6P
モスラ2には満島ひかりが出てるね
個人的には「平成モスラ」も「平成ガメラ」も好きじゃないんだけど
所謂「特オタ」「映画オタ」からは「ガメラ2」は物凄く評価されてるみたいだね
420 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/25(水) 21:14:46.30 ID:zT3btma6P
「ガメラ3」は世間一般からも酷評に近い論じられ方をしていることが多いね
新藤兼人なら裸の十九歳だろう
422 :
名前は誰も知らない:2011/05/25(水) 21:28:36.54 ID:bn/DQQGD0
>>419 モスラ2とかゴジラ対デストロイヤとか、子供の時に感じたワクワクを求めてしまう。
日常から非日常に変わる途中の、不思議な少し恐ろしい空気感があった気がする。
ガメラ3の予告編見た時に同じ空気感を感じたよ。
では怪獣物映画でのオススメは?
423 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/25(水) 21:43:05.53 ID:zT3btma6P
>>422 オススメは「ゴジラVSデストロイア」「ゴジラVSビオランテ」「ゴジラ2000ミレニアム」あたりかな
424 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/25(水) 21:48:21.31 ID:zT3btma6P
平成ガメラシリーズ(およびゴジラミレニアムシリーズ)は「驕り」そのもののような映画
モスラってのはMOTHRAであり「母なるもの」の象徴であるわけだけれど
どうりでモスラの出てくる映画ってのは(一面的な)「善意」によって思考を停止してしまう
425 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/25(水) 21:51:45.54 ID:zT3btma6P
「ガメラ 大怪獣空中決戦」はエンドクレジット「爆風スランプ」が流れたとき物凄く鼻白んだ記憶がある
新藤はカラーの良さも認めた上で、富士山の美しさを例に挙げながら
「カラーには着色の努力のみがなされ、モノクロの持つ厳しいリアリズムが失われる」
ということを著書に書いていた。そしてそれをまさに示してみせたのが「裸の島」だったと思う
映像の切れ味も本当に素晴らしかったし、(既に黎明期の遺物として見捨てられていた)サイレント作品でありながら
それは日本映画における歴史的傑作であるように思った
それは日本映画史における傑作であるように思った、の方が締まったな・・w
428 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/26(木) 02:14:50.14 ID:Odd/cIvXP
サイレント映画って不気味な感じがして
「お話」そのものよりそちらに気がいってしまう
>>428 俺も映画黎明期のサイレントを見ると不気味な印象を受けるな
なんか人形劇の不気味さに通ずるものがあるね
430 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/26(木) 02:17:53.21 ID:Odd/cIvXP
トーキー映画であってもセリフが少ない作品ってのは
それだけ「説明」や「来歴」が失われる訳で、それはとても気味のいいものではない
(だから駄目だというわけではない、むしろそれを望んでいたりする)
431 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/26(木) 02:19:10.15 ID:Odd/cIvXP
>>429 「リング」とか「CURE」に出てくる昔のフィルムみたいな感じ
432 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/26(木) 02:23:58.58 ID:Odd/cIvXP
「ノスフェラトゥ」とか「アンダルシアの犬」とかは
むしろ現代の人が見たほうが怖く感じるんじゃないかな
なんかいきなりタワーリングインフェルノが見たくなってきた
つgyao
435 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/28(土) 20:01:32.58 ID:/N9U9uyIP
「宇宙ショーへようこそ」
「子供騙し」としてはまあ良く出来てるんだろうね
「第三種接近遭遇」なんて仰々しいことを言っておきながら
結局は「理解、共感、認識」が可能なことしか描いていない(描けていない)
それが物語の根幹部分だけでなく、細部の描写、設定の詰めをも甘くしている
436 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/28(土) 20:08:24.29 ID:/N9U9uyIP
五十億年前に絶滅した「ワサビ」の同族異種だって?
他人の星の衛星を勝手に改造するってどうなの?
「宇宙同盟」における「人間」と「ペット」の関係性ってどうなってるの?
「命を弄ぶな」って、それ主人公側にも当てはまるんじゃねえの?
437 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/28(土) 20:10:43.67 ID:/N9U9uyIP
「2001年宇宙の旅」や「惑星ソラリス」、「ストーカー」なんかと比較するのは酷かもしれないけれど
「雑」「考えなし」「幼稚」と言わざるを得ない
438 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/28(土) 20:50:17.45 ID:/N9U9uyIP
あとあの結晶みたいなのはなんだったの?
キューブリックのロリータ見たけど、最悪だった。
本当に原作を読んだのかね。ただの通俗ドラマになってしまっていた。
そりゃナボコフも怒るわ。
440 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/29(日) 20:38:44.01 ID:gb3N1JuPP
441 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/29(日) 20:41:09.32 ID:gb3N1JuPP
「殯の森」
「ありのまま」を映しているように見えて御都合主義的
「自然」を映しているように見えて人間中心主義的
442 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/29(日) 20:45:20.57 ID:gb3N1JuPP
映画監督が原作をよく読まないってのは割とよくある話ではある
今敏とかは極端だけど
>>440 原作はディテールの小説。一見何の意味もないけど、強烈な細部のイメージの積み重ねから成っている。
意味になる以前の領域を、言葉の積み重ねで彫刻していく感じ。
映画は本当にただのロリコンおっさんの物語ってだけ。単純につまらないってのもある。キューブリックは合わないね。
444 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/29(日) 20:50:31.33 ID:gb3N1JuPP
「ロリータ」はナボコフ本人が脚本を書いてるんだね
まじかいな。それは知らんかった。
だとすると不可解だな。あんなに細部を大事にしてるナボコフが、あの重要なシーンさえも削っているのは。
映画「機動警察パトレイバー」
淡白な描き方が好きだった
シーンとシーンの繋がりに不連続性を感じるのは監督の芸の甘さゆえだと思った
作中の変な理論めいたものを語るセリフはめんどくさくて流した
プロットは凡庸だけどストーリーはなかなか楽しめた
447 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/29(日) 21:28:16.29 ID:gb3N1JuPP
「パト1」はむしろストーリーを追うだけでは楽しめない感じがするんだけど
その心は?
449 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/29(日) 21:33:18.80 ID:gb3N1JuPP
一直線に流れる「物語」の背後で我々鑑賞者自身が様々な思考や想像力を働かせることによって「作品」となる
ストーリーそのものは単純極まりない英雄譚
>>434 マジサンクス
というより意外と品揃えいいなw
アイズワイドシャットとかニューシネマパラダイスとかもあるし
これを機にもう一度見ようかなニューシネ
もう3回も見たけどw
451 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/29(日) 21:36:14.28 ID:gb3N1JuPP
普通「警察モノ(推理モノ)」っていうのは
「犯人を捕らえ、事件を解決する」ことを目的とするわけだけれども
「パト1」は犯人はすでに製作者によって殺されているし、その素性もすぐに特定されてしまう
>>449 鑑賞者が積極的に作品に働きかけることも大切だよね
それは川端康成も言ってる
ただ寝転がりながら見てたからあまり頭は使いたくなかったw
453 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/29(日) 21:43:43.79 ID:gb3N1JuPP
ガス・ヴァン・サントの(出来のいいタイプの)作品もそういうふうに作られているね
アイズワイドシャットとかニューシネマパラダイスとかもあるのが品揃えいいのか?
あって当たり前じゃん。逆に何があるんだ
455 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/29(日) 22:20:13.55 ID:gb3N1JuPP
「ニューシネマパラダイス」を観ると
確かに「よく出来ているな」とは思うものの、どこか鼻白んでしまう
456 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/05/29(日) 22:27:02.23 ID:gb3N1JuPP
「マレーナ」もそう
「海の上のピアニスト」はハッキリ駄作だと思う
457 :
名前は誰も知らない:2011/05/30(月) 01:15:35.59 ID:bP/koGCQ0
そういうのもあっていいじゃまいか
眉間に皺寄せながら映画観てる人ばっかじゃないんだよ
458 :
名前は誰も知らない:2011/05/30(月) 01:23:34.21 ID:EOVJ8R9Y0
↑それは同意
誰でもなんでも構ってられるわけじゃないから
無害な個人の感想のレベルならそれはそれで認めるべきだ
459 :
名前は誰も知らない:2011/05/30(月) 08:41:53.22 ID:xSestAYUO
「フォーリングダウン」鑑賞「エレファント」「タクシードライバー」「CURE」と似てる
駄作ははっきり駄作と言ったほうがいい
監督も馬鹿ではない
461 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/01(水) 19:00:45.04 ID:2yFbcm2mP
「パトレイバー3」=「劇(物語)」映画の王道
「パトレイバー1」=「劇(物語)」映画の邪道
面白さ
パト1>パト3
王道でも邪道でもなく、ただひたすらつまらない作品=「パトレイバー2」
観る目ねえなあ
まあ個人の感想だしいいじゃない
464 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/01(水) 20:57:51.64 ID:2yFbcm2mP
「川の底からこんにちは」なんて作品を観ちゃうと「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」だとか「ソラニン」なんて観れないね
下らなくて
>>462 あなた自身の評価を聞かせてよ
465 :
α三世 ◆2bmoujqRHk :2011/06/02(木) 06:00:23.26 ID:NnZs07s90
岳を見てきたよ
多くの場面で奥穂高を使っているみたいだった
奥穂高は頂上まで登った事あるぞ。
山頂の祠とか懐かしかったな〜〜〜〜
466 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/02(木) 21:58:49.37 ID:bhdpoC+CP
登山映画といえば「アイガー・サンクション」
「クリフハンガー」はどう?
468 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/02(木) 23:06:47.89 ID:bhdpoC+CP
小学生のころ見たけどよく覚えてない
今度見てみます
ヘルツォークの『彼方へ』だな
ところで今日はアテネでのアブラム・ロームの上映見に行くよな
あと最近できたオーディトリウム渋谷がいいよ
例のQーAXビルの2階だけど
文芸座の原子力特集もいいな
>>467 いきなり女が谷底に落っこちて行くんだよな!確か
471 :
名前は誰も知らない:2011/06/03(金) 22:46:49.22 ID:htdohPA70
>>464 映画監督はどこの国でも肩書きほど収入面で裕福ではないし
日本の映画監督なんてのは、昔から特に恵まれてない
今村昌平ですらヒット作出してからも営業販売やってたって話だからさw
「川の底から〜」は石井裕也だっけ
超低予算の卒業制作の自主映画から出てきてて頑張ってるからさ
応援したくなるような、嫉妬したくなるような微妙な感情持ってるんだけどw
今時、あんな経歴で映画監督になったってのは夢があって良いよな
でも逆に、石井みたいに映画監督としてデビューすることが珍しいと感じてしまうくらい
やっぱ製作のハードルって高いんだよな映画って。
上に書いたように、収入も決して多くはないし。
愛好家の数と成功者の数が少しかけ離れすぎてると思うわ
どうにかならんかなホント
472 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/03(金) 23:07:19.54 ID:RDKs+espP
「川の底から〜」はワンカットごとの構図の作り方、カットのつなぎ方、台詞の間とか
まずそういう形而下の部分での作られ方が凄くて、それで一気に心を奪われた
「泥臭いキューブリック」というか
しっかりした「劇映画」の姿をしながら「タンポポ」以上にカオティックな作品になっている
473 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/03(金) 23:12:23.74 ID:RDKs+espP
あとあの(Jホラーのような)画面の暗さ
ああいう「陰翳」を表現したのは素晴らしい
でも監督になるのが大変なのは現況だけでなく昔からそうだろ
監督なるのって才能、センスも大事だし、またそのような内的資質とともに半端じゃないほど精力的だったり
即断力、行動力、実行力を出す人じゃないとたどり着けない
でも、前に誰かも言ったが機材、機会的には今は恵まれてる
要するにデジカメとPCあれば映画は誰でも作れる
専門的な勉強が必須だった昔と比べたら今は個人で活動して作れる環境になった
YOUTUBEなど、発表の場もある
一人じゃ何も撮れないとか言うやついそうだが、そんなのこそ固定概念で、
その環境を逆に利用した作り方だってある
先日フランスのジャン=クロード・ルソーの作品を見たがまさにそれで全製作を一人でやってて(登場人物も本人のみ)
しかも爺さんになってから撮り始めた
これがフランスで結構評価され熱狂的なファンまでいる
ちゃんとした商業監督になるのは昔も今も大変だが、ただ作る分には今はほぼ敷居はなくなったよ
475 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/03(金) 23:16:22.07 ID:RDKs+espP
同じくJホラーの影響下にある「アンチクライスト」も映像的には暗いんだけど
あれはどうしても「暗さ」に作り手の「作為」を感じてしまう
だからどんな凄惨なことが起きようとどこか「安心」することが出来てしまう
476 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/03(金) 23:18:08.40 ID:RDKs+espP
>>474 「今僕は」だっけ?
あれもそんな感じで作られたんだよね
観てないけど
477 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/03(金) 23:23:13.49 ID:RDKs+espP
園子温なんかはその「光」の使い方が糞下手なんだよな
それでも(稀に)傑作を撮るんだけど
478 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/03(金) 23:25:35.08 ID:RDKs+espP
あとデ・パルマなんかも画面上の「光」について殆ど思考した形跡が見えない
石井とまりこの対談を昨年フィルセンで見に行ったよ
二人ともおれより年下でなんだか地味なおとなしいそのへんにいるガキ風
映画監督って黒澤とか大島とか井筒だとか個性バリバリで
しゃべりまくる人と一見朴訥な人と極端に言うと二通りあるなと思うんだが
昔はしゃべりまくる人が多かったと思うんだが、今はかっこつけてるのもあるかもしれんが
おとなしい監督多いような気がする
石井なんて口下手で全然しゃべらなくて話聞いてて腹立ってきたw
石井の映画わりと好きだけどガールスパークスと川の底から〜を見たけど
ちょっと描き方の点で題材にストレートすぎるなあというのがある
川の底からは本編見る前に宣伝を見たことがあったけど、それだけでこういう作品ですってあらかたわかっちゃったし
本編見たらやはり予想通りだったし、作品の主張をストレートから映しすぎてるなあっていうのはある
その点以外はわりと好きな監督だよ
結構いろんなトークショーってそのへんでしょっちゅうやってるもんだよ
気になる監督や評論家の公演なんかが偶然見つかったりする
フィルセンとかよくやってる
先日はスコリモフスキが来てたしね
『アンナと過ごした4日間』は必見だよ
481 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/03(金) 23:51:24.39 ID:RDKs+espP
>>479 まりこって誰?
「主張をストレートに〜」ってのは確かにそうなんだけれど
その「主張」そのものが「混沌」であり、その「混沌」を「混沌」としてストレートに描いているというところに好感が持てたよ
それ以前に観た「モガリの森」「ケンタとジュンと〜」「ソラニン」「ゴールデンスランバー」「カナリア」なんていう最近の邦画作品が
あまりに秩序立っていて、それでいて無駄にまどろっこしかったから余計にそう思えるのかもしれないけど
482 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/03(金) 23:55:35.96 ID:RDKs+espP
逆に「アヴァロン」「おにいちゃんのハナビ」「宇宙ショー」はあらゆる意味で単純すぎて腹立たしかった
483 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/03(金) 23:57:36.30 ID:RDKs+espP
「光」と「色彩」について無頓着な作品ってのは
それだけで「減点」対象になってしまう
484 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/04(土) 00:01:28.59 ID:kuKiui0gP
ただ「光」や「色彩」について思考していたとしても
その結果が印象派絵画のようになってしまってはどうしようもない
「そのままでいいんだよ」「君の個性が大事なんだよ」とか言いながら
結局は自分の意のままにコントロールしないと気がすまない「あの」感じ
石井裕也って人のことwikiで見てきたんだけど
確かに凄いな
486 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/04(土) 00:08:28.28 ID:kuKiui0gP
ニュース錦戸と氷川あさみを二児の両親に配役した人間の頭の中ってどうなってるんだろう
487 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/04(土) 00:16:34.30 ID:kuKiui0gP
>>485 映画界のエリートであり近年最重要株の若手女優と結婚しながら
心の底では「混沌」を欲しいている
「アメリカン・サイコ」っぽいね
488 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/04(土) 00:22:33.85 ID:kuKiui0gP
食い扶ちを得たのが「金融界」ではなくて「映画界」でよかったね
489 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/04(土) 01:28:46.64 ID:kuKiui0gP
490 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/04(土) 01:51:53.55 ID:kuKiui0gP
「スーパー8」はどうなんだろうなあ
観に行こうかなあ
例によって「子供たちが力を合わせて〜」みたいなお寒い展開になったら嫌だなあ
世界最速のインディアン
アンタッチャブル
492 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/04(土) 21:07:41.49 ID:kuKiui0gP
新堂兼人の「裸の○○」って
確か近所のレンタル屋にあったな
493 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/04(土) 21:09:14.57 ID:kuKiui0gP
「君が着ている服とバイクが欲しい」ってのの元ネタは
イーストウッドの「ガントレット」なのかな
494 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/05(日) 02:38:16.86 ID:uI3ZaZfkP
「よい映画」「よい作品」とは観賞者を絶望の淵に沈ませるものではない
絶えざる絶望に対して「開かせる」「覚醒させる」ものだ
495 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/05(日) 02:50:01.03 ID:uI3ZaZfkP
ミヒャエル・ハネケって面白そうだな
キャメロン・ディアス主演『イケない先生』全米6月24日公開
http://p.tl/QrhZ アクセス・ハリウッドのインタビューで、
ディアスは『最高に面白い映画』と語っている。
497 :
名前は誰も知らない:2011/06/06(月) 08:43:11.15 ID:cmvJK5NO0
498 :
α三世 ◆2bmoujqRHk :2011/06/09(木) 04:32:50.55 ID:OEDUq9YO0
今期1番はやっぱり岳だろ
この映画はいい
何がいいかって?
映画の舞台になったのが俺も登ったことある奥穂高岳だから。
だって剣岳や西穂高岳なら毎年バッタバッタ死者が出る上級者向けだから少し現実離れしている。
ただ、奥穂高に冬に1人で登るのも自殺行為だと思うw
岳を見て技術より体力さえあれば登れる奥穂高に人が集まるのを期待する。
通常、登頂を目指す基点となる(アタックキャンプ)山荘までは高校生が林間学校で来るぐらいだからさ
あ、多分今年また夏に奥穂高に登る予定だからお前ら、俺の無事を祈ってくれ
499 :
名前は誰も知らない:2011/06/09(木) 04:52:45.40 ID:aoUSGKEHO
好きな映画
アクション物
嫌いな映画
恋愛物
500 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/09(木) 05:41:08.02 ID:O/mDLHMLP
「岳」って親戚がエキストラで出てたりするんだよね
作品の評価としては「山」を「目的」として描くのか「手段」として描くのかが重要なポイントになりそう
501 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/09(木) 06:07:06.21 ID:O/mDLHMLP
イーストウッドの「アイガー・サンクション」はその「手段」と「目的」の円環的構造を真正面から描いている
「目的」とは「手段」それ自体であり、「手段」は「目的」の存在の上に要請される
502 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/09(木) 06:14:10.93 ID:O/mDLHMLP
イーストウッドの作品は「絶対の目的」「そのための手段」という構造を徹底して懐疑、批判する
>>495 コード・アンノウン ファニー・ゲーム 隠された記憶 今度DVD出る白いリボン
この辺は見といていいと思う
まぁ、やってることは基本どれも同じだから、2本も観れば十分なんだけどねw
この監督の凄いところは
説明するとムチャクチャ哲学的で、言葉では難解極まりないことを
単純な映像で”体感”させてくれるとこだと思う
監督の解説は字幕読んでてもサッパリで、多分、翻訳者もよく分かってねえんじゃねえかって感じなんだけど
映像で言いたい事が伝わってくるんだよね
解説ありきの映画がたくさんある中で、あんな映画が撮れるのは凄いと思うわ
ついでに言っとくと、有名なファニー・ゲームはハネケの作風を理解するのに一番手っ取り早いけど
あれは「あえてハネケがハネケ風の映画を撮ってみました(笑)」感がある
ファンとしては、ファニーゲームだけ観て「ほぉ、これがハネケか」と思うのはやめてほしいかなw
504 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/09(木) 19:33:13.90 ID:O/mDLHMLP
ツタヤ発掘良品はもっと冒険すべき
ツタヤ発掘良品のお勧めは?
この間、ひさしぶりに「摩天楼を夢見て」を見たが初見ほどの面白さは感じなかった
506 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/09(木) 20:51:30.31 ID:O/mDLHMLP
「夕陽のギャングたち」
「アンドロメダ…」
ギャラクシークエスト
ガルシアの首
戦争のはらわた
サボテンブラザーズ
508 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/11(土) 01:58:49.58 ID:Q9zzYgwpP
「ガルシアの首」は今リメイクしたら傑作になるかもね
509 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/11(土) 02:15:29.20 ID:Q9zzYgwpP
「ペキンパー・スロー」ってのはどうも好きになれぬ
510 :
α三世 ◆2bmoujqRHk :2011/06/11(土) 03:17:05.93 ID:UDKutN330
久しぶりにミッドナイトイーグルを見る
山を舞台にした映画はいい。
一瞬劇中に映る穂高駅も行ったことある
ただ自分の経験を想起する道具として映画を使ってるだけジャン
本当にその映画がいいと思ってるのか?
512 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/11(土) 20:47:41.16 ID:Q9zzYgwpP
「涼宮ハルヒの消失」
いやあ、「良く出来て」いるなあ
513 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/11(土) 20:50:31.22 ID:Q9zzYgwpP
「終わりなき日常か、終わりなき非日常か」って
(少なくとも自分にとっては)その「主題」それ自体が限りなくどうでもよかったッス
ていうかそんな「主題」によく観客を巻き込もうと思えるよね
514 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/11(土) 20:52:24.31 ID:Q9zzYgwpP
それでも不思議と退屈はしなかった
興奮も感心もしなかったけど
>>511 そういう見方も無しでは無いと思うよ
515 :
α三世 ◆2bmoujqRHk :2011/06/11(土) 23:55:51.77 ID:J/1p/nQE0
>>511 なぁ、けいこ、もう許してくれなしか?
絶対に許さない
と答えを聞いた後イーグルを守るために闘いトマホーク爆弾で死んだ
男として最高の死に方を見せてくれる。感動できる映画だぞ。
あと総理がかっこよすぎる
516 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/12(日) 00:09:40.36 ID:9MD0cGwbP
「ゴジラ84」なんかもそうなんだけど
日本映画とかでの「かっこいい総理像」ってのは明らかにアメリカ大統領のイメージの模倣なんだよね
所詮無い物ねだりでしかないし、そういう状況を(たとえ消極的にしろ)作り上げているのは自分たちなんだよね
517 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/12(日) 00:17:29.23 ID:9MD0cGwbP
あと、人の「死」に対して過剰な意味付けをする映画ってのも
ちょっと眉を顰めてしまう
518 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/12(日) 00:18:23.23 ID:9MD0cGwbP
まあ「ミッドナイト・イーグル」って見てないから何とも言えないんだけど
519 :
名前は誰も知らない:2011/06/12(日) 04:31:03.49 ID:wRcvJHgU0
沈黙シリーズ
520 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/12(日) 06:12:01.81 ID:9MD0cGwbP
沈黙シリーズって、
ストーリーが単調で、演出がグダグダで、最後まで観れた試しがない
521 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/13(月) 00:24:20.49 ID:Qj2oC9yvP
「ゾンビランンド」「キックアス」
アメリカ人(のオタク)ってのはどうしてこうもヒーローになりたがるのかねえ
なんでわざわざコテつけて書きこむのかねえ
ラノベやアニメの俺TUEEE主人公だって一緒だろ
世の中に迫害されがちなオタが強い者に憧れるのは万国共通
特にマッチョなジョックス(体育会系)が持て囃されるアメリカじゃムキムキヒーローが
線の細いイケメンが受ける日本ではヒョロヒョロモヤシ野郎(でも強い)が主流って違いはあるけど
524 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/13(月) 01:21:27.51 ID:Qj2oC9yvP
burakkuho-kudaun
>>521 キックアスって日本のラノベみたいじゃん
527 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/13(月) 21:22:46.20 ID:Qj2oC9yvP
「キックアス」にしろ「ゾンビランド」にしろ
こういう映画が「存在してはならない」とは思わないし
俺がどう思おうがこういう映画は存在し続ける訳だけれど
こういうのを「面白い」と思えるかどうかと言えば「否」「思えない」と言わざるを得ない
「俺は面白くなかった」に四行も使うなよw
529 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/13(月) 21:27:53.08 ID:Qj2oC9yvP
「大義名分に則って戦う」「女の子と仲良くなる」という「目的意識」ってのは
現実の社会ではありふれた「当たり前」のことなんだけれども
「映画」(芸術)がそれに対してただ黙って追従してよいのだろうか?
と考えてしまう
映画がどれもタルコフスキーだのアンゲロブロスみたいなのばっかじゃ糞つまんねーけどな
ていうか、キックアスもゾンビランドもどっちの映画にも「大義名分に則って戦う」なんて無いし
アクション映画=捻り無しの表層映画とでも決め付けてんじゃないの
531 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/13(月) 21:35:11.92 ID:Qj2oC9yvP
「キックアス」にしろ「ゾンビランド」にしろ「ハルヒの消失」にしろ
どうしても「自明性」に棹差す「プロパガンダ映画」に見えてしまう
532 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/13(月) 21:59:19.48 ID:Qj2oC9yvP
>>530 >映画がどれもタルコフスキーだのアンゲロブロスみたいなのばっかじゃ糞つまんねーけどな
それはそうなのかもしれないし
だからこそ「こういう映画が「存在してはならない」とは思わないし/俺がどう思おうがこういう映画は存在し続ける訳だけれど」と言ってる
>ていうか、キックアスもゾンビランドもどっちの映画にも「大義名分に則って戦う」なんて無いし
「ゾンビランド」はまあともかくとして、「キックアス」に「大義名分」が存在しないと思いますか?
>アクション映画=捻り無しの表層映画とでも決め付けてんじゃないの
むしろ逆、「アクション」という「目の前の(感覚的)事実」を受け入れることが、その背景にある「概念」を受け入れることに繋がると考えている
ただ映画において、「アクション」は不可欠だとも思う
この前BSで放送してたパピヨン って映画面白かったな
最近の映画は恋愛が必ずと言っていいほど入ってるからあんまり好きじゃないや
>>532 こういう映画が「存在してはならない」とは思わないし/俺がどう思おうがこういう映画は存在し続ける
は即効で矛盾してるよう
「キックアス」に「大義名分」なんて無いでしょ
ヒットガールの行動は復讐だし、キックアスの行動も実像の定まらない「正義」じゃない
「アクション」という「目の前の(感覚的)事実」?わからぬ…
次の行との繋がりもわからぬ…
536 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/13(月) 22:16:46.54 ID:Qj2oC9yvP
>>534 どう矛盾してるんですか?
「復讐」は正義だとは(世間一般から)認識されていないとお考えですか?
>キックアスの行動も実像の定まらない「正義」じゃない
じゃあ何だと思いますか?
>「アクション」という「目の前の(感覚的)事実」?わからぬ…
観客は目の前で行われている「アクション」を感覚的に「事実」であり「現実」であると認識する
だからこそ「ハラハラ、ドキドキ」する
>>535 ビデオ屋行ったら探してみる!
最近は地上波であんまり映画流さなくなってるから少し寂しいな
538 :
名前は誰も知らない:2011/06/13(月) 22:42:14.65 ID:CqQD3vuuO
ニューマンなら 明日に向かって撃て… と動く標的が お勧めかな…
そう言えば 彼はカーレースで 還暦過ぎにも拘わらず優勝したりして とてもタフな♂ですな…
映画俳優は多才な人多いね
多才だからこそ俳優もやれるのかしら
540 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/13(月) 22:59:40.88 ID:Qj2oC9yvP
俳優ってのは「シュミレーション業」みたいなもんだかね
勿論凡才やそれ以下の人間もゴロゴロいるけど
基本ハードボイルドなのが良いかな。
恋愛物とホラーがダメだわ。 そういうジャンルの創作を否定しているのでは無くて
どうしても、見れないという、こちら側の問題なんだけどね。
お笑い芸人とかもよく俳優業やってる人いるね
>>536 1、認識されてないでしょ
2、むしろ漠然とした最大公約数的「大義名分」から目覚めたんだろ
3、それアクションじゃなくても画面上の事象全てそうでしょ
「蒲田行進曲」「ホーリーマウンテン」「薔薇の葬列」「書を捨てよ町へ出よう」みたいなのでない限り
544 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/13(月) 23:27:11.59 ID:Qj2oC9yvP
>>543 1.では昔から世界中にコンテンツとして「仇討ちモノ」が存在するのは何故?
それが大衆から支持され続けているのは何故?
2.>むしろ漠然とした最大公約数的「大義名分」から目覚めたんだろ
kwsk
3.まあ映画ってのは「アクション」の一言がないことには始まらないからね
その事実を指摘したまで
>>544 1、実社会では決してやってはいけない行為だから、つまり「大義名分ではないから」こそ受けた
やってくれないことを代わりにやってくれるから支持される。「仇討ち」と言えばニュアンスが変わっちゃう
復讐者は大抵「そんなことしてもあの人は〜」的に諭される。それは復讐は善き事(大義名分)じゃないから
「それでもやってくれる」一種の信念、狂気に惹かれるんだろ
ポールカージーも女囚さそりも正義なの?
2、ごっこ遊びから本当の命のやり取りを知った。虚構でしか捕らえてなかったヒーローの実情も知った
それでも正義を執行したい。ここでの正義は額面どおりのそれじゃなくてもっとエゴ的な物
3、そうですか
546 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 00:01:24.03 ID:uG5iY2ELP
>>545 1.つまり少なくとも感情レベルにおいてそういう行為を(たとえ消極的であれ)「是認」する環境があるということだね
勿論「国家」や「権力」というもの自体「復讐代行システム」から始まったということはあるんだけど
>復讐者は大抵「そんなことしてもあの人は〜」的に諭される。
本当にそうかね?
仮に光市事件の被害者の男が同じような行為に及んだとして、そんな風になるかね
2.そこで言われる(エゴ的)な「正義」は(少なくとも劇中においては)「建前的正義」と決定的な摩擦は生まない訳だよね
そこは見事にあやふやにぼかされている
547 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 00:06:36.58 ID:uG5iY2ELP
自分がスタンリーキューブリックを高く評価せざるを得ないのは
彼が観客に対して「現実」を見せるということ、それ自体に対してメタレベルな思考をしていたから
大胆なロング/アップショットの切り替えやシンメトリーな画面構図、セット撮影の多様なんてのはその結果
548 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 00:15:12.01 ID:uG5iY2ELP
キューブリク作品は「目の前の現実に没入すること」に対して
非常に厳しい態度を取り続けた
549 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 04:12:23.64 ID:uG5iY2ELP
これからの「映画」ってのは
哲学者、プログラマー、芸術家、建築家なんかが「副業」として撮ればいいんですよ
ただの「映画オタク」「映画業界人」は淘汰されて然るべき
550 :
名前は誰も知らない:2011/06/14(火) 05:13:05.86 ID:WRYsIVHYO
周辺人さんがオシャレゴリラに見えてきた件
映画について議論しちゃうやつは頭が悪いと昔から思う。
若い女の子はそんな話に興味を示さない。これがすべて。つまりつまんないってこと。
こういう人間はとかく何事もメタレベルから俯瞰して上からモノ言っちゃうしね。
まあ、誰のこととは言わないけどね。
すぐれた評論は二次情報として有意義だが評論に評論をもってきて戦わせるなど愚の骨頂。
まあ、誰に言ってるわけじゃないけどね。
キューブリックがどうたらとかさ、本人が聞いたらびっくりすんじゃね?
なに勝手に言ってやがるんだとね。
553 :
名前は誰も知らない:2011/06/14(火) 05:27:35.20 ID:WRYsIVHYO
>>551 おもしろいかそうでないかの指標が女っていうのはどうかと思うが、概ね同意だ。
周辺人さんも肩の力を抜きましょうよ(^o^)
>>551 俺からすると、若い女の子は視覚的には魅力あるけど、
話がつまらないわけ。
俺はこういう人が書く事っておもしろいと思うけどな、まああくまで個人的感想だけど。
555 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 05:39:28.18 ID:uG5iY2ELP
>>551 アンタ、バブルの頃女にモテたいが為に
「構造と力」とか持ち歩いてたタイプでしょ
>>555 そのセリフそっくりそのまま返しておく。
本来なら口に出さずにしまっとくべきだがな。
だいたいバブルは大学入った瞬間に終わったからなー
あのね、君が馬鹿にみえるのは何事も断定口調で言い切るからだよ。
もうちょっとリラックスしなさい。
558 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 05:48:19.58 ID:uG5iY2ELP
僕は女を威嚇するために「霧の中」とか「サンテ」を持ち歩くタイプなんで
そこんとこヨロシク
その辺は女の子から見れば全部知らない本で終わりだよ。
威嚇もなにも認識されてない。君の存在もまた同様と違う?
おっと、別に君と言い合うつもりはないよ。
そんなことしたら言ってることがあべこべだよね。
まあ、今後のさらなる進化を期待しているよノシ
561 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 05:56:39.44 ID:uG5iY2ELP
そんなことないよ!
キミがいくら頭が良くてモテるからといって、
あまりボクを怒らせない方がいい・・・・
562 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 05:57:41.97 ID:uG5iY2ELP
携帯だとうまく書き込めないね
ごめんね
気楽にいこうぜ兄弟
564 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 06:08:04.81 ID:uG5iY2ELP
まあ本当のことを言うと
映画「批評」ってのは「モテる」為のものでもなく
「威嚇する」為のものでもなく、
自分が考える「理想の映画作品」の枠組みを示すためのものなんだよね
「示してどうにかなるんですか?」とか言われると困るけど
その「行為」自体が(快感を伴う)「目的」なんだよね
565 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 06:11:42.59 ID:uG5iY2ELP
それが今現在「撮れ」ない自分が「取り」得る唯一の手段なんだね
566 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 06:19:59.50 ID:uG5iY2ELP
だから頭が悪かろうがモテなかろうが「批評」はするんです
>>551 特に2chでだとね
学生の時ならいいけど、社会人になると時間無駄したと痛感する
568 :
静かな雪:2011/06/14(火) 06:55:11.92 ID:/pz4JbLb0
570 :
名前は誰も知らない:2011/06/14(火) 17:59:12.59 ID:d+DketRLO
威嚇w
想像したらワロタ
>>551笑った。確かに痛いコテが居座っているよねw
誰とは言わないけれどw
572 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 21:59:37.36 ID:uG5iY2ELP
>>568>>571 「そういうことは本来なら口に出さずにしまっとくべきだがな。」
ということを決して口に出すまいと固く心に誓う周辺人であった。
573 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 22:04:26.87 ID:uG5iY2ELP
>>569 お前もそう思うか?
確かに
>>559にはツッコミの才能がある
俺と
>>559が出会ったのは、とある留置所だった
奴に出会ったその日、俺は決心した
「コイツと漫才でトップを獲る」
575 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 22:15:38.87 ID:uG5iY2ELP
「映画批評」をする人間で「映画を撮りたくない」って奴はいないと思うよ
576 :
名前は誰も知らない:2011/06/14(火) 22:30:52.63 ID:oLX2x2CDO
敵地で仲間がどんどんやられたりして一人で敵と戦う系が好きだわ
>>575 「俺は映画を撮りたい」でいいじゃん
批評が手段って、映画作りからは一番遠いところだな
ああ、また「批評とは何か」論が始まっちゃうよお
579 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 23:08:16.74 ID:uG5iY2ELP
>>577 黒沢清が面白いことを言ってるね
「「映画批評家と映画監督は違う。違うどころか、両者は水と油だ。どちらにも手を染めようとする者は、いずれ自分の首を絞めることになるだろう」
と言う人がいる。しかし私が思うに、それは家で寝ていても監督のところに映画製作の依頼が飛び込んでくる場合の話であって、
そんな幸運な人は現在の日本に十人といない。だから監督業に携わる人の多くは、自ら撮りたい映画の輪郭を日々追い求め、
それが現代のニーズに合った企画として成立するかよく吟味したうえで、会う人ごとに吹聴し、それがいかに面白いのか得々と語ることを自分に課し、
場合によっては、世界映画状況におけるその作品の位置を見事に論じて見せなければならない。
そういう地道な努力を怠れば一巻の終わりである」
これはあくまで黒沢の意見であるが、
俺もこれには八割方同意する
580 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 23:11:55.55 ID:uG5iY2ELP
まあこんな引用をするまでもなく
映画界には「ゴダール」なんていうとっても分りやすい例が存在する訳だよね
まあ俺は「ゴダール」になりたい訳ではないし、なれるとも思っていないが
やっぱ内情は大変なんだなー黒沢でそこまでするとは
582 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 23:26:14.07 ID:uG5iY2ELP
黒沢は「映画について語ること」それ自体を楽しんでいるように感じるけどね
最近では「ヒアアフター」の時とか
583 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/14(火) 23:56:03.21 ID:uG5iY2ELP
「マイ・バック・ページ」だとか「コクリコ坂」だとか
「お前らいつまで「洗濯屋ケンちゃん」をオカズにしてんだよ」と言ってやりたくなる
584 :
名前は誰も知らない:2011/06/14(火) 23:59:13.72 ID:15w/KU5FO
>>576 そういえば戦争物の映画最近見てないな
海賊映画はもうお腹いっぱいだべ
585 :
名前は誰も知らない:2011/06/15(水) 00:38:59.69 ID:Y/OcCh62O
おめえだってゴジラばっかりだろ
586 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/15(水) 00:51:17.89 ID:oseUagmpP
「ゴジラ」ってのは映画体験の原点にある訳だから
映画を観て、評価する際の一つの指標として参考にしてるだけ
「これからもゴジラ映画が作られ続けなければならない」とは(必ずしも)思っていない
(金子、手塚、山崎とかなら作らない方が良いと思う)
587 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/15(水) 00:54:37.75 ID:oseUagmpP
たとえば自分は「オールドボーイ」の終盤の
「ビルの窓から見える夜景」を観ても「ゴジラ」を想起するわけです
588 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/15(水) 00:57:47.77 ID:oseUagmpP
「オールドボーイ」とか「殺人の追憶」とかは
日本映画から失われて久しい「大作日本映画独特のスケール感」が表現されていて
いかにも「映画を観ている」気分にさせられる
589 :
名前は誰も知らない:2011/06/15(水) 01:00:20.25 ID:Y/OcCh62O
それが洗濯屋ケンちゃんをおかずにすんのと変わらねえじゃねえか
批判できねえだろ
590 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/15(水) 01:01:03.83 ID:oseUagmpP
最近の日本映画って「カメラと美術にこだわったトレンディドラマ」っぽいんだよな
画作りが
マルホランドドライブ意味が分からない
デビッドリンチも何か面倒くさくなって適当に作ったんじゃないかと思う
592 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/15(水) 01:03:09.35 ID:oseUagmpP
>>589 「オールドボーイ」にしろ「殺人の追憶」にしろ
「「大作日本映画独特のスケール感」が表現されている」ということが「作品の評価」に直結している訳ではない
593 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/15(水) 01:05:32.19 ID:oseUagmpP
>>591 あれはちゃんとした意味があるよ
良く覚えていないし思い出す気も無いけど
例えば「復活の日」なんてのは「大作日本映画独特のスケール感」に満ちている訳だけれど
それは評価に結び付かない
594 :
名前は誰も知らない:2011/06/15(水) 01:15:39.00 ID:uk7RDpGrO
あんまり昔の邦画の話しない方が
595 :
α三世 ◆2bmoujqRHk :2011/06/15(水) 04:56:13.31 ID:m8xzKVPp0
JAL123便の機内の様子を映画化してもいいんじゃない?
実際のボイスレコーダーや生存者の証言を元に
遺書の内容から推測される行動、遺族から犠牲者の性格をもとに取ったであろう行動を元に再現してさ。
映画版クライマーズハイは結構好きだ
最近よかったのは第九地区だけだな。あまり観ないけど。
タランティーノってほんと出るべくして出た感じだよな
頭も良いし本当に感性が2つの意味で刺激的
598 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/15(水) 23:37:25.67 ID:oseUagmpP
>>595 渡辺文樹監督作品「御巣鷹山」
>>596 「第9地区」って好意的に評して「凡作」ってとこじゃないの?
600 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/16(木) 00:02:49.87 ID:m6DI4HLrP
俺にとっては対して意味は無いけれど
だからと言って意味を求める人を否定することもできない
どしても気になるのならtwitterで町山に質問でもしてみたら?
601 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/16(木) 00:05:04.46 ID:m6DI4HLrP
というか俺は「ロスト・ハイウェイ」以降のリンチに興味が無い
602 :
名前は誰も知らない:2011/06/16(木) 00:07:50.57 ID:f1Ku048U0
スターシップトゥルーパーズがスゲェ好き。
人間がプチュプチュ殺られる様がもう。
嫌いな映画ってあんま思い浮かばんな。
頭に残らんもん。
603 :
名前は誰も知らない:2011/06/16(木) 05:42:21.81 ID:JOY72FYc0
詰まらん映画を2時間も見るのは拷問だからな。途中で見なくなるからじゃないか
>>598 凡作でも自分が面白ければよい。
ちなみにここ最近劇場で観たのはこれとプレデターズとインセプションだからな。
そのなかで一番よかったという話。
605 :
名前は誰も知らない:2011/06/16(木) 05:55:58.16 ID:JOY72FYc0
ツイン・ピークスみてみたいんだが
レンタルDVDの量が全部見るとすごい事になるな。
ブルーレイ1枚にまとまって3900円くらいで発売されないだろうか。
>>602 風刺も効いてて面白かったよな。ガンダムの元ネタにもなったパワードスーツを予算の都合でカットしたとか言ってたけど絶対嘘だなw
生身のままバグどもにスパスバ切断される兵隊達を書きたかったに決まってる。バーホーベンだもの
最近映画見てないな
「尻に憑かれた男」はなかなか面白かったよ 女優のケツも少しおがめるし
609 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/16(木) 19:38:56.98 ID:m6DI4HLrP
>>604 「第9地区」と「インセプション」なら後者の方が断然良いよ
「プレデターズ」は「プレデター2」と「AVP」が嫌いだから観て無い
610 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/16(木) 19:40:31.79 ID:m6DI4HLrP
「ぼくらの」を薦められたんだが
観てみようかなあ
なんだか粘着引きこもりのコテがえらそうに御託並べている気持ち悪い。
映画観ているひまあったら働けよw
612 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/16(木) 23:45:06.67 ID:m6DI4HLrP
くだらない書き込みしている暇があったら映画観ろよ
別に観なくてもいいけど
現実と向き合えないのか?
614 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/17(金) 00:03:32.15 ID:sYTyYKU3P
ここに書き込んでいることを以てその人間の人格や人生を否定できるなんて思わない方が良いよ
あなたはあなたの命を精一杯燃やしてください
さて、映画の話をしよう
ミステリーとかサスペンスって最終的にストーリーが破綻というか無茶な方向に行く映画が多い気がするんだが
キチッとしてるサスペンスをおしえてくれ
インセプション面白いと感じるのは中途半端にIQ高い人間と想像。
>>「第9地区」と「インセプション」なら後者の方が断然良いよ
まーた悪いクセが。
後者のほうが断然好きだな
って言えばいいのに・・・
619 :
名前は誰も知らない:2011/06/17(金) 08:40:26.59 ID:u1VyEQ04O
今日の金ロー楽しみだ
豚カツ食いながら見るかな
サスペンスといえば「北北西に進路を取れ」が大傑作とされてるらしい
おれは一回見ただけでは筋が追いきれなかったがww
623 :
名前は誰も知らない:2011/06/18(土) 00:22:48.66 ID:Vt4Tb7KaO
部屋掃除したらイノセンスのDVDがでてきたから久しぶりにみた。
当時は内容イミフだったが今は理解できた。
この映画のバトーも弧男だな…。
624 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/18(土) 01:37:59.22 ID:a4I+UtK4P
「イノセンス」は2回くらい連続して観るとすごくよくわかる(わかった気になれる)
あの作品の半分くらいは監督の私小説なんじゃないのかと思った
625 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/18(土) 01:39:42.83 ID:a4I+UtK4P
「インセプション」と「シングルマン」近い位置にある作品だと思う
626 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/18(土) 01:55:40.93 ID:a4I+UtK4P
そしてこれらの作品の根底には「ファウスト」が存在するんだろうね
それが意識的なものであるか無意識的なものであるのかは知らないが
628 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/18(土) 05:28:49.50 ID:a4I+UtK4P
「アカルイミライ」を見直してみたが、やっぱりすごい作品だ
これから新しく「怪獣映画」が作られるとき、
この作品は一つの通過点となるだろう
629 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/18(土) 05:30:28.18 ID:a4I+UtK4P
「ミレニアムシリーズ」や「平成ガメラ」なんかより余程「怪獣映画」してる
630 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/18(土) 05:31:51.91 ID:a4I+UtK4P
「秩序回復」物語なんてクソ食らえ
このスレは今やってるやつの感想はせんの?
最新の映画を観るほど積極的なやつがここにいるとでも?
ソフィア・コッポラのやつとか英国王のスピーチとか見に行こうかなって思ってたんだけど
金が無くてやめた
新しけりゃいいってもんでもないしな
高いだけだよ、新しいのは
「北北西に進路を取れ」について語れるやつがいないところを見ると大したやついないな、ここ
>>627 ごめん。ネタレスだったんだ
サスペリアはトンデモ映画だから
最後まで水準を保てるサスペンスなら「情婦」とかは?
637 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/18(土) 13:14:23.66 ID:a4I+UtK4P
金がない
観たい映画がない
映画料金は700円くらいにすべきじゃないかと思うんだけどね
サスペンスの傑作といえばやっぱりイヴの総てだろ
旧作映画が100円でレンタルなんてとんでもない時代になってしまったからね
よほど見たい映画以外は躊躇するよね
10倍以上値段がちがうんだから
そしてまだ見てない名作がいくらでもあるんだから
あるいは2年前ぐらいの気になってた映画とか
他人との話題作りでもなければ新作見る気がしない 高すぎる
でもDVDでばっか見てると逆に映画館の良さが分かってくるんだよなー
前に「ゴジラファイナルウオーズ「って映画、映画館で見たが音響がうるさすぎて映画に集中できなかった
なんでも映画館がいいってのも違う気がするな
ちょっと気になった場面をすぐ見返せるのもDVDのいいところだし。
時間がもったいないから、最初からまた見直すのも面倒だからね
642 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/18(土) 16:42:09.50 ID:a4I+UtK4P
自分も「第9地区」を映画館で観たときは音響がうるさく感じられた
「ファイナルウォーズ」は駄作ではあるが、それでも「平成ガメラ」よりはマシ
643 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/18(土) 16:47:02.00 ID:a4I+UtK4P
「はなわ」にしろ「アンジャッシュ児嶋」にしろ
黒沢清はお笑い芸人を「常識人」として起用する
確かに「お願いランキング」等を見ていると、
「お笑い芸人ほど「まとも」な人間はいないのではないか?」と感じることがある
644 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/19(日) 00:44:40.06 ID:1Q2JUjbIP
「ドッグヴィル」
こういうのは素直に舞台でやってっくれ
「映画」には「色彩」と「アクション」が不可欠
645 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/19(日) 00:46:57.59 ID:1Q2JUjbIP
>>635 映画作品なんてのは何千、何万本と存在する訳で
そのうちの一本を観ているか観ていないかなんてのは大した問題では無い
646 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/19(日) 02:09:09.72 ID:1Q2JUjbIP
「さや侍」宇多丸はどう評したんだろう
え、シャッフル当たったのかな
まあ彼は松本フォロワーだからラジオ関係なく見る(既に見てる)だろうけどね
周辺は見たの? その言い回しは自分も見たと示唆してるようにも見えたんで
見てたら感想聞きたい
ただネタばれは他の人に迷惑なので自板に書くか、ネタばれ描写なしで頼む
おれは見た
最っっ低だったな、なんかもう映画作りどうでもいいと投げてるようにも感じたんだが
あと非常にダサい、音楽センスなさすぎるわ松っちゃん
最低と書いたのは、たぶん皆が思うであろう映画を放棄したようなテレビ番組中継をそのまま流しました
みたいな中盤ではないと敢えて言っておく
あんな無茶苦茶は映画畑ではまずできないし、「映画がなにもんだ」という挑発、挑戦的態度と好意的に取れなくもない
だから中盤の映画的ぶん投げはおれはさして問題としない
おれがカッコ悪いと思ったのが、そこまで映画を馬鹿にしたと思いきや、
途端に映画に歩みよったシーンが特に後半に出てくるとこ
しかもそれが、こうすればいいのかなみたいな観客の目を逆読みしてるような非常に
弱気な態度
初心者のような演出、本当にカッコ悪かった
648 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/19(日) 03:29:46.40 ID:1Q2JUjbIP
観てないよ
TVスポットのでの「長々とした説明台詞」「餓鬼の叫び」でまず観る気を無くしてしまう
それに素人の(少々頭の弱いような)オッサンにバラエティ番組みたいな「芸」をやらせて、困ったような表情を映して
「これがお笑いですよ。「笑わせること」の悲哀ですよ」ってのもハッキリ言って不快なんだよね
「笑わせること」と「笑われること」は違うだろ
それを(意識的であれ無意識的であれ)混同させるってのは表現者のやることじゃない
(「働くオッサン〜〜」ってのは2回くらい観てる)
649 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/19(日) 03:36:05.28 ID:1Q2JUjbIP
「しんぼる」はラスト近辺だけようつべで見たけど酷いもんだと思った
底が浅い
でも音楽は(それなりに)よいと思った
あのテクノというかトランス的な音楽
650 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/19(日) 03:59:40.64 ID:1Q2JUjbIP
松本人志にしろ「ドッグヴィル」にしろ
「映画」の自明性を問い直すということは「映画で無いもの」を撮ることではない
とだけ言っておく
バタフライエフェクトが好き
652 :
名前は誰も知らない:2011/06/19(日) 10:23:04.40 ID:67/effVr0
バタリアン
ファイナルカウントダウン
特攻野郎Aチーム
カサンドラクロス
里見八犬伝
エルミネーター
ダーテイハリー
「渚にて」とリメイクの「エンドオブザワールド」を観た。
本土に残る部下と潜望鏡越しに会話するシーンは
両作ともグッと来るものがあるな。
654 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/19(日) 18:57:25.67 ID:1Q2JUjbIP
「REX-恐竜物語」って
今では「幻の湖」「ノストラダムスの大予言」みたいな扱いになってるのね
655 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/19(日) 19:02:29.34 ID:1Q2JUjbIP
90年代前半ってのは全世界的に「恐竜ブーム」みたいなのがあった訳だけれども
あのころはある種盲目的に「アカルイミライ」を信じることが出来たなぁ…
としみじみ
あれ?分裂人は大学生っていう設定じゃなかったっけ?
90年代前半といえばまだ生まれたばかりじゃなかったのか?
657 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/19(日) 19:50:48.73 ID:1Q2JUjbIP
小学校入学前の話ね
それ以降は「ミライ」に対する幻想が単なる「幻想」でしかないということに気付き始める
658 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/19(日) 19:52:29.57 ID:1Q2JUjbIP
それは偶然かも知れないけれど
ある種日本社会の「行き詰まり」とも対応する訳です
せっかく映画スレが2つあるんだから、
分裂人がいるスレ・いないスレと
棲み分けしろよ。
>>624 強迫性神経症のようにモルへ神経が囚われてたよな
今さらながらだが、日曜夜からさっきまでの間に、
ハリポタ全作を観直した。
子役の旬って短いなぁ…
662 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/22(水) 20:41:16.28 ID:wBo3+F7XP
ハリポタって第一作だけ観たんだけど
純粋に「映っているもの」が面白くないんだよな
ほんとお前は微妙に馬鹿だなー
映っているものをカギ括弧に閉じ込める意味あんの?
映画は映ってるものがすべてだろ?
なに無意味に理屈こねくりまわしてんのさ
あれが面白いという人はあの映画に「映っているもの」が面白いと感じてるわけだろ。
そしてお前は「映っているもの」が面白くないという。
要するに面白いか面白くないかというだけの話だろ
さらにいえば面白くないというお前には面白いと感じる人の目になにが映っているかみえてないわけだ
あれが面白くないという人はあの映画に「映っているもの」が面白くないと感じてるわけだろ。
そして面白いという人は「映っているもの」が面白いという。
要するに面白いか面白くないかというだけの話だろ
さらにいえば面白いという人には面白くないと感じる人の目になにが映っているかみえてないわけだ
665 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/22(水) 21:26:05.91 ID:wBo3+F7XP
それは当然の話だね
人間は「全て」を見渡すことは出来ない
それを出来るかのように錯覚した「批評」は「傲慢」の一言を免れない
だから俺は「面白くない」と言います
それに賛同するかしないかは人それぞれ(勿論出来たら賛同してほしいが)
だ〜か〜ら〜、映画スレがせっかく2つあるんだから、
向こうは分裂のいる映画スレ、こっちは分裂のいない映画スレ
ということにしてくれや。
なぁ分裂。頼むぜ分裂。
667 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/22(水) 21:28:55.09 ID:wBo3+F7XP
「知」というのは一人の完璧な人物によって切り開かれたものでは無い訳です
ワールドオブライズが好きかな。
あの森の中の掘立小屋でのCIA局員の仕事が、狐男にぴったりの理想の仕事
あとプラベートライアン
マトリックスは、もうべたになったけど、やっぱあの現実世界が虚構で、実際の世界に目覚める
シーンはやっぱ衝撃だったな。 あとファイトクラブ
嫌いなのは、ほのぼのした映画
669 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/22(水) 21:45:44.16 ID:wBo3+F7XP
マトリックスのネオは「全てを見渡せる」存在だったね
670 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/22(水) 21:46:49.50 ID:wBo3+F7XP
「ひろゆき」と「ネオ」が重なって見えた中学生の頃
いまだに中学生のくせに生意気な
672 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/22(水) 22:03:41.92 ID:wBo3+F7XP
小学校4年くらいから基本的な実存は変わって無いと思う
身にまとう衣装(情報体系)は変わったが
673 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/22(水) 22:07:06.74 ID:wBo3+F7XP
いや、最初から全く変わらないのかもしれない
所詮そういうものだ
674 :
名前は誰も知らない:2011/06/22(水) 22:08:42.03 ID:XrnKGi+O0
「東京島」
想像を絶するぐらいつまらんかった
ちなみに周辺人はいくつ? 俺は40歳。
先日君はオンナに持てないだろとからかった人間だ。
まあ2ちゃんだから口悪くしているがそんなに悪気はない。
コテ付けてる以上これくらいはむしろ望むところだろ?
676 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/22(水) 22:27:04.92 ID:wBo3+F7XP
22
生まれてから一度も自発的に「彼女を作ろう」と思ったことが無いのでよく分らないね
それでもラブホ、乱パーに誘われたり、勝手に彼氏認定されたり家に押しかけられたり
誰もいないとこで押し倒されたり脱いだ制服で女装させられたこととか何回かあるけど
どこまで本気なのかは知らない
まあどうでもいい話
677 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/22(水) 22:31:13.52 ID:wBo3+F7XP
この前も土日に遊ばないかと誘われたけど断った
映画とネットに費やす時間がなくなるから
若いね。まあ確かに女の話はどうでもいい。
なぜ年齢を聞くかといえばその理由はただひとつ、君の知性を正確に計りたいから。
同じことを言うのでもそれが40のおっさんと22の若者じゃ受け取り方を変える必要がある。
22歳でこういうことを書けているのならまあ悪くない。
自分と同年代だったら痛いかもしれない。そういうことね。
偉そうに思えるかもしれないが君自身が今の人生をあと18年続ければ
言うこともきっと変わるだろ? まあ頑張って。
679 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/22(水) 22:37:33.54 ID:wBo3+F7XP
18年後は生きて無い可能性の方が高いと思う
680 :
名前は誰も知らない:2011/06/22(水) 23:20:27.15 ID:G/Iic3FIO
へえ、周辺人結構リア充なんだな。まあ、悔しいがこのスレの雑魚どもの中で周辺人打ち負かせる奴なんていないからな
周辺人さんと会って話してみたい。
年も変わらないし、読んできた本が似通ってるのか、芸術の捉え方がほぼ同じだし。
是非会ってみたいね。
682 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/22(水) 23:39:51.09 ID:wBo3+F7XP
>>680 リア充なんかじゃないよ
「彼女がいない」とかいってるや連中は自ら作ろうと行動していないだけ
「甘え」と言うことも出来るし、「恋愛以外の選択肢が増えた」と言うことも出来る
>>681 どんな本、映画が好き?
>>682 小説家では安部公房が別格で好きです。影響もかなり大きい。
他に影響を受けたのはカフカ、ボリス・ヴィアン、ミラン・クンデラ、ドスト、石川淳など。
映画ではブニュエル、川島雄三(自分はこのスレの
>>225で書き込んだものです)、小津、溝口など。
映画は詳しくないので、周辺人さんの意見を参考にして近年の映画を見ていきたいです。
684 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 00:10:09.27 ID:U4EBqA73P
俺はあんまり小説を読むのが得意じゃないんだけど
なんかオススメある?
>>684 俺も読むのは遅いしめんどくさがりで読書量は少ないですよ。
やっぱり映画と違って読み切るのに気力使いますから、自分の好みのものを読むしかないでしょう。
あえて挙げるとすれば、カフカの城、ヴィアンの北京の秋、ドストの悪霊、安部公房の砂の女あたり。
この辺りは好みに関わらず読んで損はないと思います。
周辺人さんの住まいは東京ですか?是非会って話してみたいのですが、どうでしょう?
686 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 00:32:13.59 ID:U4EBqA73P
埼玉だよ
8月くらいになったら映画オフでもやってみるかね
687 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 00:40:59.35 ID:U4EBqA73P
ぼくが「物語」に求める(あったらいいな的な)四要素
・説教臭くない(訓話、道徳的でない)こと
・どこか狂っていて、不気味であること
・(映像なり文体なりが)リズムを刻んでいること
・メタ的な視点から逃げないこと(「物語」に没入しない、させないこと)
688 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 00:44:40.84 ID:U4EBqA73P
良い音楽というのは全て「ノイズ」であると思っているんだけど
良い物語というのは全て「ホラー」であると言えるかもしれない
できるならすぐに会いたいのですが、難しいですよね。
物語、というと閉鎖的な一本の通路を連想します。
小説において言えば、現実と相似の関係の小説世界を構築し、読者はその世界を現実の手触りをもって体験できるものこそ良い小説と言えるでしょう。
ですから物語という言葉は可能性を一つに収束させてしまう気がして好きじゃないですね。
690 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 01:01:24.04 ID:U4EBqA73P
>>687みたいなのは意識しすぎると「記号化」してかえってつまらなくなる可能性があるから注意
>>689 「シンボル」と「アレゴリー」の違いというかね
「シンボル」的映画=「平成ガメラ」「GMK」「3丁目の夕日」
「アレゴリー」的映画=タルコフスキー、クローネンバーグ
って感じかな
>>690 アレゴリーと一言で言っても、実際は作者の意識レベルによっていくつもの階級に分かれますね。
本来、より具体的な表現があったにも関わらず、わざわざ寓意化して遠まわりする作品もありますから。
ウィトゲンシュタインの有名な言葉に「およそ語られうることは明晰に語られうる。そして論じ得ないことについては、人は沈黙せねばならない」というものがありますが、
これは哲学の仕事の範疇を定めたもので、芸術はその哲学の範疇外(明晰に語れないもの)を言葉なり映像なりで表現するものです。
692 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 01:16:34.32 ID:U4EBqA73P
シンボル(的映画)=ハナビ
アレゴリー(的映画)=ソナチネ
シンボル=ラピュタ
アレゴリー=ポニョ
シンボル=生きる
アレゴリー=生き物の記録
シンボル=サッドヴァケイション
アレゴリー=エリエリレマサバクタニ
シンボル=ショグッドウィルハンティング
アレゴリー=エレファント
シンボル=ハンイバルライジング
アレゴリー=レッドドラゴン
693 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 01:26:41.55 ID:U4EBqA73P
>>691 「遠回りしてみせる」というのも一つの「手法」だとは思うけどね
その「手法」を取るべき、取らねばならないときがあり、それを見極めたうえで「表現」せなばならない
「およそ語られうることは明晰に語られうる。そして論じ得ないことについては、人は沈黙せねばならない」
ってのは哲学者だけでなく「社会」を生きる者すべてにとっての暗黙の了解じゃないかと思う
自分のやろうとしている「映画批評」ってのはそういう「語り得ぬ何か」を(無理を承知で)「言語化」してみようという試みなんだけどね
694 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 01:36:12.11 ID:U4EBqA73P
自分が黒沢清を高く評価するのは
黒沢の表現ってのは「語り得るもの」(俺流に言えば「「理解」「共感」可能なもの」「人知、人倫」。俗っぽく言えば「社会的問題意識」)に踏みとどまりつつ
「語り得ぬもの」を志向する
その二つが交差する「瞬間」を映像化しようとしているからなんだよね
695 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 01:40:55.73 ID:U4EBqA73P
人間は所詮「社会」の中でしか生きられない
しかしでは今ここで自分(我々)が感じている「閉塞」は一笑に付してしまえるようなものなのか
「私」は何故ここに存在せねばならないのか
696 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 01:42:17.54 ID:U4EBqA73P
そして何故「世界」は存在するのか
その存在は受け入れねばならないものなのか
697 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 01:43:14.98 ID:U4EBqA73P
「絶望」で終わる映画は好きではない
「絶望」は前提に過ぎない
>>693 手法としてアリかもしれませんが、アレゴリーの階級においては下位のものになってしまうと思います。
社会を生きる人の暗黙の了解、というのはまさしくそうだと思います。語り得ないものに没入すれば、人は生きづらいですから。
映画批評は一つの作品であるべきであって、周辺人さんの試みは正しいと思います。
でもそこまでいくと批評じゃなく、自分起源の作品を作ってみたくなりませんか?
自分はそういう欲求が強いので批評よりも創作(良い批評は創作でもあるけど)に向いてしまいますね。
699 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 01:53:27.39 ID:U4EBqA73P
「駄目な映画」では「絶望」は悪いタイミングでどこからともなくやってくる
「ガメラのエネルギーが残り少ないのにギャオスの大群がー!!」みたいな感じで
700 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 01:56:11.39 ID:U4EBqA73P
701 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 01:58:40.95 ID:U4EBqA73P
「批評は作品であるべき」ってのはその通り
勿論環境さえ整えば「創作:してみたいよ
「怪獣」「西部」「神隠し」
アカルイミライとトウキョウソナタ、紀子の食卓、川の底からこんにちはを明日借りてこようと思います。
>>697 そうですね。問題提起で終わる作品が多すぎます。
答えを出すっていうのは不可能に近いけれど、一歩踏み出す、あるいは可能性を提示する作品こそ本物でしょう。
703 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 02:01:13.92 ID:U4EBqA73P
「階級としては下」ってのは製作者にしてみればそうなんだろうけど
それは観賞にとっては必ずしも重要ではない
704 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 02:03:41.32 ID:U4EBqA73P
「観賞者にとっては」ね
705 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 02:06:01.64 ID:U4EBqA73P
>>702 そういう点で最近駄目だと思ったのは「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」
>>704 どうでしょう。
わかりきったものにわざわざ靄をかけるようなものですから、受け手を馬鹿にしているようなものでしょう。
クンデラの本に「作品は作者よりほんの少しだけ聡明でなければならない」という一文があって、自分もそれに共感しますね。
作品が作者の単なる吐露であってはならないということですから。
707 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 02:18:00.56 ID:U4EBqA73P
>>706 それは「製作者側」の視点だよね
「受け手を馬鹿にしているようなもの」ってのも製作者の心境に過ぎない
だからとっていい加減な仕事をしてよい訳ではないし
「受け手」だってそう馬鹿ではないんだけど
708 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 02:24:55.52 ID:U4EBqA73P
まあ完全な「受け手」なんてのは存在しないんだけどね
映画が「一歩踏み出す」「可能性を提示する」ってのも難しいんだけどね
ともすると「ヒックとドラゴン」「ゾンビランド」「おにいちゃんのハナビ」みたいなことになりかねないし
「カラフル」はその点非常に考え抜かれた形跡があるんだけど、それでも違和感は残る
「アカルイミライ」はそれについてさらに極限の思考をしているのだけれど、その結果非常に分り辛い作品になってしまったとも言えるかもしれない
受け手は絶対に馬鹿ではないですよ。
周辺人さんとは考えが似てるとは思うけど、微妙なズレが終始ある感じですね。
もしかしたら小説的文法と映画的文法の違いかもしれません。
その二つは芸術的文法として一まとめにできると思ってたけど、そう簡単ではないのかも
710 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 02:34:44.86 ID:U4EBqA73P
受け手は馬鹿では無いのかもしれないけれど必ずしも賢くは無い
同時に作り手が「解り切っている」と認識しているものも、実はもっと複雑で奥が深い可能性もある
711 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 02:38:32.48 ID:U4EBqA73P
俺は「映画」もよく知らないんだけどね
「情報」をもとに「思考」してそれを「言語化」しているに過ぎない
712 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 02:55:38.66 ID:U4EBqA73P
俺自身俺の批評を完全には信じていなかったりする
時間あっていいなあ
「アカルイミライ」に出てくるクラゲは何の象徴なんだろう?
宮台が新海の新作上映に今日来るよな
716 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 19:41:36.49 ID:U4EBqA73P
>>714 あれは「象徴」などではないよ
「何なのか?」ではなく「(あなたには)どう見えたか?」
717 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 19:46:21.70 ID:U4EBqA73P
新海の作品って「秒速〜」以外観て無いや
8月くらいまで上映してるようなら新作観に行こうかな
>>716 つまりあのクラゲは黒沢監督からのメッセージなんかではないと?
719 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 20:21:20.77 ID:U4EBqA73P
「(あなたには)どう見えたか?」ってのが監督の「メッセージ」
勿論監督の「意図」ってのはまた別にあるんだけど
黒沢の作品は「意図≒メッセージ」なのであって「意図=メッセージ」ではないんだよね
720 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 20:22:13.16 ID:U4EBqA73P
黒沢は「映画を観てそれぞれが考えてほしい」みたいなことを繰り返し言ってる
なんかの誰かが言った「クラゲのように生きたい」
ってセリフかな、つまり平和の象徴
けどあのクラゲはアカクラゲ
別名連邦クラゲ、軍旗、戦争、戦い
猛毒を持つから攻撃、殺意に変わる
真水に慣れ、訓練され、人間の世界に溶け込む、侵入する、海に帰還
それって何かに似てる、ロマンチックな兵隊のマスコットさ
722 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 22:14:58.81 ID:U4EBqA73P
「クラゲ」を出す発想は凄いと思うな
「クラゲとは○○だ」などと断言することはとても出来ない
しかしそれは「思考」「想像力」の放棄を意味するものではない
723 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 22:40:40.51 ID:U4EBqA73P
「社会」の土俵際に踏みとどまりつつ「世界」を志向し続ける
否、「踏みとどまる」のではなく「漂う」のだ
なるほどな あのクラゲに関しては「漂う」ってこととか、「光る」ってこと、あと「大量複製」みたいなところが
いろいろ想像力を働かせるポイントなのかもな
あと「慣らされる」こと「帰還」とかか
無限に想像が拡がりそうだな
725 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 23:17:57.20 ID:U4EBqA73P
(個人的には)「毒」「刺す」ってのが一番のポイントだと思う
726 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 23:20:44.35 ID:U4EBqA73P
「社会に適応する」というkとを「善きこと」として描く訳でも無く
「世界に開かれること」を「救い」「勝利」として描く訳でも無い
限界の状況を描いた作品
>「毒」「刺す」ってのが一番のポイントだと思う
そっちかww ちょっと無数に意味が込められすぎてて、こりゃ見た人それぞれで考えることが千差万別だろうな
深いな、この映画
ID:W46Ac/9F0は女じゃないの?
糞コテの自演だろう
730 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/25(土) 01:57:35.81 ID:8IJ0zRCRP
「キックアス」って映画と原作ではオチが180度違うのね
まあどっちも大して面白いとは思わないが
孤男板だけあって話が膨らまないなww
まあ、あんまり小難しい議論最近読んでなかったから
内田樹の「映画の精神分析」でも読んで映画の解読の仕方でもすこし勉強して見るわ
732 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/25(土) 21:55:34.77 ID:8IJ0zRCRP
「解読」よりは「面白いか、つまらないか」ということの方が重要
733 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/25(土) 22:01:56.49 ID:8IJ0zRCRP
「RONIN」
とりあえずカッコだけつけましたって感じ
凡庸極まりない
734 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/25(土) 22:23:40.81 ID:8IJ0zRCRP
「アマルフィ」はこの映画から影響受けてるのかね
インセプションと第9地区っての借りたけどまだ見てない。
>224 :名前は誰も知らない:2011/06/23(木) 19:23:04.30 ID:HjqHzE7G0
>宮崎あおいは今でも十分にロリっぽさがあるけど、
>昨夜「害虫」を観たら、リアルロリっぷりに思わず…
>
>
>225 :黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 19:37:18.73 ID:U4EBqA73P
>宮崎あおいも最近CMとかでの演技が少し鼻につくようになってきた
>
>
>226 :黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 19:38:19.02 ID:U4EBqA73P
>あのブルーハーツ(?)の曲がかかってるやつ
>
>
>227 :名前は誰も知らない:2011/06/24(金) 19:49:21.24 ID:5AcmTTtK0
>ここはCMスレじゃなく映画スレ。
>
>
>228 :名前は誰も知らない:2011/06/25(土) 00:42:49.12 ID:jg7/N3l40
>スレチの馬鹿は余所でやってろよ。
>スレタイも読めないのかよ。
原作までわざわざ読んでるのか、すごい熱の入れようだな
ショーン・ペン監督作品プレッジ
人生の不条理を痛感する作品だった
739 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/26(日) 19:40:47.07 ID:WncCj9pmP
ショーンペンにはもっと数を撮って欲しい
740 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/26(日) 20:05:46.80 ID:WncCj9pmP
「不眠症」
クリストファーノーランの「インソムニア」の原作
ノーラン版を観たのがもう二年以上前なので、だいぶ記憶も曖昧になってしまったが
本作は所謂「ハリウッド的」な物語性がだいぶ後退しているように感じた(つまりノーラン版が過度に「物語的」にしてしまった)
それはまあ良いとしても
問題なのは「物語の外部」に存在するはずの「細部」までもが失われてしまっているということ
741 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/26(日) 20:08:01.60 ID:WncCj9pmP
ノーラン版はオープニングからして徹底して「細部」にこだわっているんだよね
だからこそ後半の予定調和ぶりが残念なんだれど
742 :
名前は誰も知らない:2011/06/26(日) 20:55:39.43 ID:2Io9BL1vO
好きな映画 「アイアムレジェンド」
743 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/27(月) 20:13:35.04 ID:m2nc2rtfP
「バタフライ・エフェクト」
「インセプション」の「トーテム」とかの元ネタはこの映画なのかね
それなりには楽しめるんだけど、非常に残念なのは
「バタフライエフェクト」っていうのが本来ならば
「蝶のはばたきが地球の裏側で台風になる」みたいな意味で
「些細な事柄が世界のあり方そのものを変えかねない」ということであるはずなのに
「世界」のあり様が全く描かれず「ぼく、わたしの関係性」の話に終始してしまっていたこと
例えば「トミーが宗教に目覚めた」結果として「宗教戦争が起こり文明が滅んでしまう」(S・キングの「デッドゾーン」みたいな感じ)とか
「エヴァんとケイリーが初めて出会うバーベキューに供されるはずだった鶏が〆られる寸前で逃げ出し、そのショックによって
彼の子孫のササミ細胞が異常成長して高度な知能を有するようになる」(楳図かずおの「14歳」みたいな感じ)
みたいなことも十分起こり得る筈だし、仮にタイムリープ能力が手に入ったとして、たいていの人間ならそこまで思考が及んでもおかしくない訳でしょ
744 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/27(月) 20:20:31.40 ID:m2nc2rtfP
「世界の根幹に関わる不要理」がそこに存在するにも関わらず、あくまでも「ぼく、わたし」の「物語」に終始してしまう
というのは日本のオタク系コンテンツにありがちな欠陥でもある
「超能力」「魔法」「終末」が目前に存在するにもかかわらず、毎日学校に通い
「日常」のコミュニケーションを反復する
みたいな
745 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/27(月) 20:21:28.82 ID:m2nc2rtfP
「回路」を閉ざしてしまっている
746 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/27(月) 20:25:26.84 ID:m2nc2rtfP
「世界の不条理」を認識するのは、あくまで「ぼく、わたし」でしかないが
「ぼく、わたし」を起点とする思考を追究すればすればするほどその「思考」は「ぼく、わたし」から離れていかざるを得ない
「部分」は「全体」であり
「全体」は「部分」である
747 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/06/27(月) 23:13:57.28 ID:m2nc2rtfP
押井守がマクロ的な視点からミクロの事象を描く作家だとするなら
黒沢清はミクロ的な視点からマクロの事象を描く作家なのではないか
というようなことを伊藤計劃「虐殺器官」を読みながら漠然と考えていた
内田樹の「映画の精神分析」読んでるけど「エイリアン」とか「大脱走」がそこまで複層的な意味がこめられてたってのは
面白かった。(あくまで内田の読解だが)
たしかに「エイリアン」は何度見ても飽きない面白さがあって不思議だったが、内田の解釈読むと飽きない理由がなんとなく
わかってくる
「大脱走」も内田は何度見ても飽きないらしい
こういう鑑賞の仕方もあるんだな
凡庸な人ほど筋だけを理解して終わりにしてしまうけどそれだと映像にした意味がほとんどないからな
749 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/01(金) 23:49:15.33 ID:vsKwHuImP
アシタカがシシ神に変身した結果「「自然」なんてなかった」と気付くお話
「カリスマ」
750 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/02(土) 05:11:25.15 ID:aNv5LLYGP
「監督・ばんざい!」
嫌いではない
751 :
感想:2011/07/02(土) 06:16:01.19 ID:uIxRupvc0
ベルリン・天使の詩
人間世界の錯綜の中に失われた、本性を求める、天使と人間、
根源としての存在論的不安を、その宿命を救出せんとする英雄を描いた物語
この作品は命の映画だ、2人の天才が描いた散文詩、歴史的傑作!
752 :
名前は誰も知らない:2011/07/02(土) 09:17:07.81 ID:uIxRupvc0
今までランドオブプレンティとブエナビスタソシアルクラブしか見てなくて
ヴェンダースの良さについてはあまり分からなかったんだけど
今回「ベルリン・天使の詩」と「パリ、テキサス」を見て評価が完全にひっくり返ったわ
まさかこれほどとは!この2作には監督の「表現」に対する強いこだわりを感じて、、
そしてこの2つの映画を通じて、表現することの本当の素晴らしさに気付かされた気がする
監督の表現に対するこだわりが結晶したのがまさに「パリ、テキサス」における最後の30分だよなあ
おそらくこの2作はまたいつかもっかい見るだろうな、こんな芸術的感動を覚える映画に久々出会ったわ、
ここ1,2ヶ月映画を全然見てなかったんだけどまた映画鑑賞欲わいてきたぜー
753 :
名前は誰も知らない:2011/07/02(土) 09:29:39.02 ID:uIxRupvc0
一夜にしてヴェンダースファンになりました
ちなみに他に好きなのは、北野武、キューブリック、フェリーニ、タランティーノ
ビリー・ワイルダー、アルモドバル、てしが原宏、ベルトルッチ、スタンリー・ドーネン
ぐらいかな?今思いつくのは
ヴェンダースは初期のが好きだな
都会のアリス、まわり道、さすらい
またヴェンダースと言ったらファスビンダー、ヘルツォークは当然見てるよな
755 :
名前は誰も知らない:2011/07/02(土) 23:14:25.18 ID:uIxRupvc0
あげ
756 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/02(土) 23:31:29.43 ID:aNv5LLYGP
「ベルリン 天使の詩」はその良し悪しはひとまず置いておくとして
自分にとても創造し得ない作品だと思ったね
自分はたとえ周りの人間が自殺したとしても「天使」であることに踏みとどまったと思うんです
勿論これは自分自身が現時点において「人間」だからこそ言えるんだけどね
757 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/02(土) 23:35:20.03 ID:aNv5LLYGP
「ハート・ロッカー」にしても「イントゥ・ザ・ワイルド」にしても
ラストで主人公は「主体的」にある「結論」を導き出すんだけど
その「結論」を導き出す「主体」というものの純粋性にどこまで信を置くべきなのか
758 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/02(土) 23:45:50.57 ID:aNv5LLYGP
そこまで考えたうえで次に想起されるのが
「春夏秋冬、そして春」であり「メルキアデス・エストラーダ 三度の埋葬」であり「インセプション」なんだよね
前者2作品では人間の思想的「転向」が主題として描かれる訳だけれど
その「転向」を決定づけるのは純粋な人間の「思考」や「知覚」ではなく、その外部にある「何か」との「邂逅」なんだよね
「インセプション」では「思考」をし、「結論」を導く「私」という概念そのものが揺るがされる
759 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/02(土) 23:49:01.87 ID:aNv5LLYGP
俺が町山の「ハート・ロッカー」評が根本的におかしいと思うのは
彼は「主人公の行動=作り手の意志」であるという思い込みに囚われてしまっているように思えるからなんだよね
「ベルリン 天使の詩」や「イントゥ・ザ・ワイルド」を観る時にも、そういうところに留意せねばならないと思う
760 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/02(土) 23:50:38.67 ID:aNv5LLYGP
勿論俺は「ベルリン 天使の詩」も「ハート・ロッカー」も「イントゥ・ザ・ワイルド」も非常によく出来ていると思ってる
761 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/03(日) 00:02:45.83 ID:Fp7NBtLGP
「ベルリン 天使の詩」では冒頭から長い時間白黒の画面が続き、
そこでは主人公の(天使であるが故の)「苦悩」が描かれる訳
その「観賞者」は「人間」という「外部的」な立場から「天使」の苦悩について「考察」するんだよね
ところが途中で画面はカラーに転換する
これは主人公が「天使」であることを放棄し、「人間」になったということを意味する訳だけれど
ここで「観賞者」の在り様は二つに分かれる
それはあくまで「外部的思考」に踏みとどまるか「理解、共感」に流されるか
762 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/03(日) 01:30:46.81 ID:Fp7NBtLGP
あと「パリ、テキサス」は「週刊ストーリーランド」の毎週最後の方でやってた話と大して変わらん
ソーシャル・ネットワーク。
冒頭とラストにエリカに対する不器用な想いを配することで
傍目には共感能力に欠けた天才を駆り立て衝き動かしたものを
大きな( 括弧 )でくくってしまったような印象を受けた。
主人公の劣等感や孤独感を表すことには成功してるけど、実際
フェイスブックを大きくしていく過程で彼が感じてたのは
もっと純粋なドライブ感のようなものだったのではないか。
実際の彼には長年付き合ってる彼女がいるらしいし。
そこがどうも安易な戯画化を感じさせてイマイチだったなぁ。
764 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/03(日) 12:47:54.78 ID:Fp7NBtLGP
ホーマックの安売りDVDだったが「戦火の奇跡」
ナチス支配下の都市からユダヤ人を匿うため、スペイン領事館の領事になりすます男のお話
驚いたのは実話だってこと
しかもこの人、戦争終わった後その事家族にも話さず、後年世話になったユダヤ人が彼を探して初めて明らかになったとか
映画自体は淡々と進む感じなんだが、逆にその雰囲気が良いと思った
「キャッチミー・イフユーキャン」良い映画だった。追う方も追われる方も孤独。弧男が弧男を追いかけて最後にはお互いがお互いを満し合う。
767 :
名前は誰も知らない:2011/07/06(水) 23:53:02.71 ID:r+g800HU0
あげ
インセプションは良かったなあ。 監督を調べたらクリストファーノーランって人でメメント取った人なんだな。
ダークナイトもまあ、バッドマンの衣装とかはアメコミのだから、ちょっと実写では不自然だけど、
内容は濃かった。 緻密に上手く構築されてると言うか、美しい建築物のような映画を作る人だなと思った。
映画とか評論した事ないから、こういう表現があってるのかどうか分からないけど、
何か俺の琴線に触れるような映画を撮るね、対極にあるのがデビットフィンチャーかな。
ああいう突き抜けたのも良い。
と映画を知らないにわかが、評論してみました。
嫌いなのは、知的じゃないアクション映画。 とりあえず派手に爆破しとけみたいなのは苦手。
769 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/07(木) 02:59:10.45 ID:RiQ5wKexP
「対極にあるのがデビッドフィンチャー」ってところをもっと突っ込んで語って欲しい
>>769 そんな映画に詳しくないので、ものすごく感覚的にそう思っただけで^^:
クリストファーノーランが砂場で端正な城を作ったらデビットフィンチャーが現れて全部ぶっ壊す感じ。
天才と鬼才とか奇才とか秀才とか剛と柔とかまあ、かってなイメージです。
771 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/07(木) 23:25:20.33 ID:RiQ5wKexP
ノーランは未だに「人間性」とか「社会性」や「道徳」みたいなものに固執しているところがある
固執しながらもその限界にぶち当たって苦しんでる感じ
一方フィンチャーには「人間性」「社会性」「道徳」みたいな観念が根本的に欠落している
フィンチャー映画はあくまでも「動物的」(「動物クッキー」が大好き)
ところが「フィンチャー」という(「人間」にとっての)「異物」は「ザッカーバーグ」という「それとはまた異なる異物」を喰い殺そうとしたとき
その咀嚼に失敗して自己崩壊してしまった
「ソーシャル・ネットワーク」とはその憐れな「フィンチャー」という動物の死骸の姿を記録した「化石」である
772 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/07(木) 23:36:28.42 ID:RiQ5wKexP
「デビッド・フィンチャー」
新生代第四期に生息した未知の有袋類
体色はセピア色だったと推測される
「動物クッキー」を主食としていた
一般的な生物と異なり、老体で産まれ、歳を経るとともにその身体は若々しく老化する
群れの雄同士で激しい殴り合いをする習性があったようだ
2010年ごろ「SNS」という奇病の流行により絶滅したと考えられているが、一部地域では未だに目撃談が絶えない
773 :
名前は誰も知らない:2011/07/08(金) 00:39:55.53 ID:Rz4xWg2pO
このスレはニートのクソコテしかいないのか?
レクイエムフォードリーム
ACのCMを映画サイズで作ってみました
これがどう問題なのか
誰か詳しく教えてくれ
913 :名無しさん@12周年 :sage :2011/07/02(土) 21:53:57.61 ID:vEYqWa5o0
>>871 アメリカで例えると
オバマ大統領がアルカイダにいる、ビンラディンの家族に資金援助していたという事で騒ぎになってる。
オバマがこっそり9.11実行犯の釈放嘆願書に署名
↓
オバマ「私ははめられた!!うっかり署名してしまった! 私は卑怯で残忍なテロリストを絶対許さない!!」
↓
オバマはイスラム原理主義の団体から多額の寄付を受け取っていた←追加分
↓
オバマがこっそりビンラディンの家族に毎年、計6250万円献金
↓
クリントンもこっそりビンラディンの家族に1000万円献金 ←ここが鳩山分★
↓
アメリカのメディアは全く報じず←要するに、現職の総理大臣が、実はその国を狙うテロリストの協力者で
協力体制を組むために、献金をしてましたってお話。
ねーよwww
776 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/09(土) 15:16:25.66 ID:rIkqPCGEP
俺が映画批評でよく使う用語「システマティックかつフェティッシュ」ってのを
ドゥルーズは「欲望する機械」と表現している
777 :
名前は誰も知らない:2011/07/09(土) 23:56:04.67 ID:B0PgWUH30
テンション上がる映画教えて
トップガンとかプラダを着た悪魔とかそういうの
778 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/10(日) 00:55:12.81 ID:LWjO0LuwP
「ファイヤーフォックス」
779 :
名前は誰も知らない:2011/07/10(日) 02:46:53.38 ID:9A/9rsHn0
780 :
名前は誰も知らない:2011/07/11(月) 16:15:23.21 ID:yu0AMnvo0
>スタンリー・キューブリック監督作の『フルメタル・ジャケット』に戸田が字幕を付けたが、
キューブリック監督が戸田の字幕を見て『これはダメだ』と却下され、映画監督の原田眞人が字幕をやり直した
ほんとキューブリックの完璧主義者ぶりはすごい
俺は「ファイト・クラブ」だな
782 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/11(月) 19:31:14.00 ID:fzgGeobFP
ぼくもキューブリックみたいになりたいです
戸田は汚い言葉を多少やわらげて訳す事が多いみたいね
フルメタルジャケットのあの軍曹のセリフをやわらげちゃいかんわな
キャッチミーイフユーキャン。面白かった。
追う側も追われる側も孤独だけどふたりとも筋は通す男だった。
お互いの腕を認めてるし、お互いの欠落感に目を向けてもいる。
だからこそあの無理のないハッピーエンドにつながる。
大好きな仕事を挟んで向き合うふたりの幸せそうなしかめっ面。
しかもこれが実話。
人間の邪悪さばかりに焦点を当てた悪趣味なフィクションなんて糞食らえだ。
785 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/11(月) 21:16:53.15 ID:fzgGeobFP
「人間の邪悪さばかりに焦点をあてた悪趣味なフィクション」
ってどんなの?
ごめん。具体名は差し控える。
「ほおら、人間はこんなに邪悪にも残酷にもなれるんだよ。
人間なんて一皮剥いちゃえばこんなもんでしょ?」みたいな
小悪党を安心させるためだけに存在するかのような精神的フリークショー。
はなから見ないし読みもしない。完全に好みの問題だけど。
787 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/11(月) 21:57:43.55 ID:fzgGeobFP
なんで差し控えるの?
教えてほしいです
フロムダスクティルドーン、邦画だとワイルドゼロ
キライなのはタイタニック
沈む船の上で老人が演奏してたのはグっときたが結局男は女のためにシネヨって感じで不快だったわ
最近の映画はエクソシストとスティングと地獄の黙示録の焼直しにしか見えない
スピルバーグルーカスは只のドーピングだったな
黒沢清と菊地成孔は文筆>本業が泣ける
790 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/12(火) 02:09:30.47 ID:FqMQTx9RP
そんなこと言ったら「エクソシスト」も「地獄の黙示録」も「焼き直し」に変わりないだろ
過去の文脈、歴史から断絶した純粋な「オリジナル」なんてものが存在するとでも思ってるのか
>>788 「男は女のためにシネヨ」ってのが半分は正しいとしても
もう半分は「男は愛した女のためなら死ねる」なんだよ
あんたもそうだろ?
791 :
名前は誰も知らない:2011/07/12(火) 02:12:14.85 ID:VGKu9n660
スピルバーグって悪い意味でフィルター掛かっちゃってる気がする
792 :
名前は誰も知らない:2011/07/12(火) 02:16:41.97 ID:VGKu9n660
周辺人最近はつっこみ専だな
映画観てないのか?
793 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/12(火) 02:23:13.81 ID:FqMQTx9RP
>>791 どういうフィルター
>>792 忙しくてなかなか映画観る時間が取れないんだよ
フラストレーションが高まってる
794 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/12(火) 03:17:17.94 ID:FqMQTx9RP
スピルバーグの作品ってのは「システム(文明、社会、公)対個人」の構図を取ることが多いんだけど
そういう作品を観ることによってどこか「安心」する自分がいる訳だよね
つまり自分自身が「システムに圧殺されかねない個人」でいることを再認識し、自分自身の「「個」性」の存在を肯定することが出来るってわけ
それは決して間違ったことではないし、少なくともそういう一面が存在することは否定できない
ただしそれは「自分自身もシステムの内部に存在するのでは?」「システムの影響を受けない「個」などというものが存在するのか?」という問いを忘却させてしまう
795 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/12(火) 03:23:58.01 ID:FqMQTx9RP
その点黒沢清の作品における「役所広司」が演じる「刑事」ってのは面白くて
彼は常に「システム」の内部にいながら「システム(文明、社会、公)対個人」に身を置いてるんだよね
俺が「イージー・ライダー」より「グラインド・イン・ブルー」を評価するのもそういう理由
796 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/12(火) 03:34:07.69 ID:FqMQTx9RP
我々は「純粋な子供」などではないし、否応なく地獄のような「社会」「政治」「コミュニケーション」「物語」の中で生きていかざるを得ない
「映画」ってのはそういう「社会」「政治」「コミュニケーション」「物語」の次元に踏みとどまり、それを引き受けつつ
ゲリラ兵のように一瞬の陥穽をついて「世界」を描き出して見せねばならないのではないだろうか
まるでクラゲのような消極的なテロリズム
「映画」(というか「芸術」「文学」等も含めて)が生き残るにはそれしか方法は無いのではないか
797 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/12(火) 03:42:22.86 ID:FqMQTx9RP
それでもスピルバーグは
「マイノリティ・リポート」をあたりを境に
「深化」しているようにも思う
>>790 なんだか冷たい正論に聞こえるな
下世話に言えば最近の映画なんてものは「おニャン子クラブ」が「AKB」になった程度のセルフパロディ
予算の規模と特殊効果しか話題がない
語り継がれるような作品は概ね'70年代までだ
「焼直し」というより正常進化だった
799 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/12(火) 21:08:05.22 ID:FqMQTx9RP
今現在最先端の「物語」ってのは「魔法少女まどかマギカ」らしいよ
俺はまだ観て無いならなんとも言えないけど(観たら良かれ悪しかれレビュー書きます)
800 :
名前は誰も知らない:2011/07/12(火) 21:53:53.00 ID:lZ6GdvpGO
ゆとり世代の俺には焼き直しとか何のこっちゃ
801 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/12(火) 22:07:29.33 ID:FqMQTx9RP
まあ「正常進化」って言葉が適切なのかどうかには大いに疑問がわくのはたしかだね
「正常進化」なのか「焼き直し」」なのかは個人の主観の問題だね(それでも俺個人は「正常進化」という言い方は絶対にしたくないが)
そう考えると「最先端の「物語」」って言い方にも問題はあるのかもしれないけれど
魔法少女まどかマギカ、俺も借りてみようと思ったんだけど、
アニメコーナーなんてめった見ないからどこにあるのか、
ってかまず、AKIRAを見たことがないという、あとエヴァンゲリオンも。
学生の頃、アニメ好きの奴に見せてもらったアニメが微妙なとこ突いてきて不安定にさすようなのが
多くてそれからトラウマで喰わず嫌いになってるのかもしれない。
マギカってのを、店員のところまで持っていく勇気が俺にあるのかどうか、そこが問題だ。
803 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/12(火) 23:56:35.70 ID:FqMQTx9RP
俺がらアニメ、ラノベをあまり好まないのは
それらの作品において「学校」や「家庭」があまりに当たり前の物となってしまっているから
「なぜ超能力や、魔法、世界の終わりを目前にして「学校」に通わねばならないのか」
「なぜ生徒会やクラブ活動、文化祭に参加せねばならないのか」
「なぜ女の子と仲良くならねばならないのか」
それがわからない
その問題意識を共有できる作品に出合えない
パーフェクトブルー見た
偏執狂や妄想という設定に頼って作り手の芸の甘さ・ご都合主義に
言い訳をしようというか、あのラストに向かわせるための描写が甘くて
どうも伝わりにくい気がしたなあ。もう少し留美の目線を大事にするべきじゃなかったのかねえ
805 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/13(水) 02:02:46.47 ID:tUbnMS9eP
パーフェクトブルーはあの時代(90年代末)だからこそ作られた作品
「作品」とはそれ単体では無く「時代」や「時間」の軸の上に存在する
806 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/13(水) 02:04:52.10 ID:tUbnMS9eP
「日本の夜と霧」がコメディに見えてしまうのは、今が2011年だから
「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」をつまらなく感じるのも、今が2011年だから
807 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/13(水) 02:11:49.93 ID:tUbnMS9eP
「パーフェクトブルー」のプロットそのものは
アルドリッチの「何がジェーンに起ったか?」のアレンジだよね
808 :
名前は誰も知らない:2011/07/13(水) 03:03:30.70 ID:eDwoepzu0
茄子アンダルシアの夏
感想
脚本が粗くて演出不足
ジブリの若手が作ったと聞くから、まあ頑張って欲しい
809 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/13(水) 03:07:26.12 ID:tUbnMS9eP
コクリコは観に行くかも
810 :
名前は誰も知らない:2011/07/13(水) 03:13:03.31 ID:eDwoepzu0
宮崎五郎が監督した奴だろ?
周辺人はゲド戦記見た?俺は地雷地雷聞くから見てないんだけど
811 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/13(水) 03:22:43.61 ID:tUbnMS9eP
序盤で「命を大事にしないやつは大嫌いだ」って言ってた女が
ラストで龍に変身してラスボスを殺すってのは面白いと思った
一ヶ月ばかり鑑賞修行に入るわ
雲のように風のように
感想
酒見賢一の「後宮小説」を原作とする。なかなか面白かった
少々の描写不足が目に付くが、内容に富んでテンポのある話だった
兎
感想
シュールレアリスムくさい、感性にも訴えてこなかったしわけわからん
815 :
名前は誰も知らない:2011/07/14(木) 00:53:25.50 ID:/5W9+W4p0
リダクテッド
周辺人がいつか言ったように正に
自分自身を「正気」の側に置いて「狂気」について言及する作品だった
816 :
名前は誰も知らない:2011/07/14(木) 08:38:59.51 ID:su2u5w6+0
うる星やつら2ビューティフルドリーマー見たんだけど
良さがあまり分からなかった
817 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/16(土) 17:31:54.39 ID:aUD3M9RoP
「FLOWERS」の予告編観た
何これ・・・
珍しい反応だな
どうしたんだ?
819 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/16(土) 19:51:35.96 ID:aUD3M9RoP
「告白」
スタンリー・キューブリックが「シンメトリーな画面構図」や「セット撮影の多用」
「ロングショット・アップショット乃大胆な使い分け」等によって表現したのは、
「これはあくまでも「劇」である」ということであった
だがこれは「これは所詮「劇」だから気楽に観ればいいよ」という性質のものではない
舞台の上で大げさに演じられる「演劇」(コント)的要素を
暗闇の中で人間が限りなく裸に近い状態でスクリーンに接し、登場人物と観客自身を重ね合わせることによって成立する「映画」に持ち込むことによって
観客は自分自身の「生」、そしてそれを定義づける「社会」そのものが「演劇」(コント)に他ならないということを体感する
820 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/16(土) 20:02:21.22 ID:aUD3M9RoP
対して「告白」においては「客観」はほとんど存在しない
そこにあるのは「主観」「主観」「主観」「主観」「主観」…だ
ある「主観」からまたある「主観」へ、そしてまた別の「主観」へ
飛び移るその「映像」に接する観客は絶えず翻弄され続ける
であるが故に観客は「主観」に対して距離を取らざるを得なくなる
ある時、ある「主観」を「自らの物」として規定する観客は
それがジャンプをするたびに「なんてね」と思考を「巻き戻」さざるを得なくなる
そこには明快な「解答」も語られるべき「物語」も存在しない
821 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/16(土) 20:18:03.87 ID:aUD3M9RoP
この「主観」に満ち満ちた映画において
数少ない「非主観」的シーンと言えるのが「風景描写」であり「物描写」であろう
そしてそれを監督はご丁寧にも「スローモーション」という形で表現する
この「スローモーション」は映画評論家達からは「物語上なんの意味もない」と批判されてきた
しかし果たして本当にそうと言えるだろうか
ここで注目すべき(と個人的に思う)のは「スローモーション」という「映像技法」ではなく
「スローモーション」に映し出される「モノ」それ自体である
「ガラス」「滴」「ボール」「ノート」「花びら」等々…
それは我々が「日常生活」(物語に沿って言えば「学校生活」)において「自明」のものとして接する(「接している」という意識すらないかもしれない)「モノ」ばかりである
そしてそれらが「スローモーション」によって殊更「意味ありげ」に映し出されることによって
観客はこの「劇」やそこで描き出される「悪意」が「我々の日常」とリンクしているということを体感する
「これは所詮「劇」だから気楽に観ればいいよ」というものではないということを体感する
これは監督の(それ自体が通用しないことを前提とした)「善意」なのではないか
822 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/16(土) 20:22:13.78 ID:aUD3M9RoP
「観客」は常に「映画」という「映像メディア」の根源的に持つ「悪意(?)」に対して敏感でなければならない
「映画」という「映像メディア」を問い直し続けなければならない
それを怠る者がこの映画「告白」やキューブリック作品について言及することは許されないであろう
少なくとも自分はそう思う
823 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/16(土) 20:26:41.48 ID:aUD3M9RoP
「映画」という「映像メディア」を問い直し続けること
そこで語られ謳われ受容される「物語」を問い直し続けること
それは我々の「生」や「社会」を問い直し続けることに他ならない
824 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/16(土) 20:39:29.17 ID:aUD3M9RoP
最近精神的に落ち気味だったけど映画を観てその感想を書いてるとちょっと気が楽になる
自分自身の精神衛生のためにもこの営為は続けていこうと思う
825 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/16(土) 22:58:08.04 ID:aUD3M9RoP
コクリコ坂から見てきた感想
まず駿の脚本なんだけど、本気で書いたのかなこれは?
この作品の断片化されたストーリーはある種の意図をもってやったのか、
動機付けや事物の必然性、物事の成り行きが説明不足で鑑賞者がおいてけぼりな感じがしたし
キャラクターの掘り下げ方もストーリーの都合をあわせるための申し訳程度で
原作の内容を詰めこもうとして、所々をはしょった挙句、こんな中途半端な脚本が出来上がったんだと感じたねえ
それと演出面だけど、これが決定的に「凡庸」なんだよなあ。所々で「ぽい」音楽が流れてたけどさ
この音楽は確実に「間をもたせる」ためのものだよな。どうしようもない無芸に蓋をするために
「決めどころ」の算段もせずに使ったんだと思うねえ。ところどころ音楽でごまかされたシーンを
その音楽抜きで、もう一度頭の中で描いてみろよ?
単に「良さげ」なシーンが「在る」だけの、動きや含みをもたない凡庸で魅せるところのない冗長で退屈なものになってると俺は感じたけどねえ
「良さげ」な「ぽい」音楽を流せば、ただ美少女が歩いてるだけでそれっぽく見えるからねえ、一連のシーンに作り手の怠慢を感じたがどうでしょう?
また画も、日本人のステレオタイプに沿っただけの「気持ちの良い」だけのもので、感性を刺激するような
駿の映画に見られる独創的で挑戦的な「世界観・感性」は微塵も感じられなかったねえ。
ただ、ただ、作り手側(=つまり吾郎)が「それっぽいものを作る」ための、「感動的」な「良さげ」な演出で
客を楽しませよう、心の底から感動させようという、客の視座にたった考えが決定的に欠いてるように思えたねえ
これならはっきり言って、駄作であったほうが良かったと思うけどねえ。駄作が出来上がるとは、一つの挑戦の失敗だからねえ
なんとしても駄作は作らないぞと考えた挙句、挑戦することにも臆病になって、他の日本映画やテレビドラマ、アニメのモノマネっこをして
ベタを寄せ集めただけの「凡庸」な映画になったんだと思うねえ。挑戦のない監督しての可能性の感じられない「凡作」、だから俺はこれを駄作以下の「凡作」と捉えるし
40半ばにしてこれだろ?これがこの息子の限界、やってきたことなんだろうねえ
芸術的な志も感じられなかったし(むしろ、監督が芸術を理解できているのかすら分からない)
エンタメとして世に出すには客の視点をなおざりにした「ぽい」だけの子供だましの映画作りで、良い作品をつくって客を楽しめようという誠意が感じられなかった。
はっきり言って、宮崎吾郎は「自己実現」のためだけに映画を作ってないか?キャリアの無さがそれを物語ってると思うけど
芸術を行おう、エンタメを行おう、映画を行おう、というところから出発せず、人に認められたい、自己実現したいというところから出発してるから
ただ「良さ気」なだけの芸も無い(映画や客への)誠意すらない「凡作」が生まれたんじゃないのかね。
ジブリ映画のファンとしてなんとも残念だ。俺は宮崎吾郎に期待しないね
828 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/17(日) 00:44:41.18 ID:Mj3lbybhP
ν速ではそこそこ評判らしいけど
反省として、少し横柄に書きすぎた感がある。これはいかんな
830 :
名前は誰も知らない:2011/07/17(日) 13:16:18.39 ID:Z8cX/zR40
明日に向かって撃て!
大脱走
八甲田山
借りてきた
831 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/17(日) 17:55:10.45 ID:Mj3lbybhP
「ファニーゲームUSA」
つまらなくはないけど、かといってそれ程面白くもない
俺でも撮れそうな感じ
832 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/18(月) 18:42:14.11 ID:hK45L1/YP
「消された記憶」
「謎解き」を主眼とする映画で、「謎を解かない」ということが
「謎を深める」ということになるというのは、
ちょっと短絡的過ぎやしませんか? 「カンバセーション 盗聴」にも同じことを感じたが
833 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/18(月) 18:49:23.70 ID:hK45L1/YP
「罪の意識」に対して無自覚であるということが「罪」であるということは確かにその通りなんだろうが
では他の人間に対して「罪の意識」を追及できる人間など、
果たしてこの世に存在するのだろうか
834 :
名前は誰も知らない:2011/07/18(月) 19:12:04.73 ID:5rLBgKYA0
マリー・ギャラント
感想
カットや演出にサイレント時代の癖が色濃く残っていた
つまらん、というわけじゃないけど面白くもなかったし
まあ、32年製作にしてはなかなか楽しめた
835 :
名前は誰も知らない:2011/07/19(火) 06:16:41.76 ID:75qIiuDY0
善き人のためのソナタ
感想
こんなばかみたいな傑作を見ると、クリエイティブの分野で食べていきたいという途方のない夢を本当に叶えたくなってくるな
今の日本映画界にはこれほどの傑作は皆無だよな、本当に一流の作品は素人にとっても玄人にとっても素晴らしいというが
これはその類の作品じゃないかと思う
コクリコ坂から観てきた。
↑にある感想に同意。
耳をすませばで感じたような清々しいトキメキも無く
ナウシカやもののけ姫のような熱も無ければ
ポニョのような芸術的挑戦も無し。
朝の連続テレビ小説のダイジェスト版を観てるような気分だった。
退屈。
そうとうな労力かけて作ってんだろうけど、無駄遣いだなぁ…
クレヨンしんちゃん映画シリーズのファンいない?
838 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/19(火) 20:23:50.99 ID:9xJ/7p6RP
「戦国大合戦」はあまり好きじゃない
839 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/19(火) 20:31:00.55 ID:9xJ/7p6RP
>>835 抽象的過ぎてよくわからない
具体的にあの映画のどこがどう良かったの?
バタフライエフェクト見た。
1回みただけじゃ理解できない。 あの子供の頃書いた絵と、父親も同じ能力があったと
言うことは、父親もすでにその能力を使ってたという事かな?
んーけど、なかなか良かったと思う、ちょっとヘビーな所はあるけど。
841 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/19(火) 22:08:09.51 ID:9xJ/7p6RP
「蝶の羽ばたきが地球の反対側で台風になる」
つまり「些細な事柄が巡り巡って世界に影響与えるような事象になる」
というのが「バタフライ・エフェクト」の本来の意味なんだけど
映画で描かれたのはわずか数人の間の関係性(「セカイ」)だったよね
日本のオタク、サブカル系の連中がこの作品を持ち上げるのも頷ける
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
粗は多いけど、ファンや子供なら十分楽しめる
843 :
名前は誰も知らない:2011/07/20(水) 11:32:48.30 ID:CIm+RvxkO
空気人形 好きだ。この監督の作品はたいてい好きだね
孤なら「ゲンセンカン主人」を見ようぜ!
845 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/20(水) 20:38:40.65 ID:X1iDjqk3P
つげ義春の原作は読んだ。しかもつげ作品のお気に入りのひとつ
847 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/21(木) 01:11:54.56 ID:oxVDajtlP
グェッグェッ
ミュンヘンを見た。
世の中複雑なんだなと、思わす一本。
とにかく怖い。 トラウマ映画。 クオリティは高い。
849 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/21(木) 18:22:48.43 ID:oxVDajtlP
「ゴースト・イン・ザ・シェル」と「ミュンヘン」は似ているところがあって
社会における「人知・人倫」に基づく自意識生成の限界が描かれている
850 :
名前は誰も知らない:2011/07/21(木) 20:08:05.87 ID:/TtOSAgv0
つげ義春みたいに寂れた温泉旅館巡りたい
851 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/21(木) 20:15:38.52 ID:oxVDajtlP
旅は自分の存在を括弧の外に括り出させる
つげは「紅い花」の主人公について「いてもいなくてもいい存在」と語ったそうな
バンクジョブ
ご都合主義気味
ソルト
ジェイソンボーンの劣化版みたいな感じ
つげ義春って人を、wikiで読んだけど、何なんだろう、この孤男との共通点は。
855 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/22(金) 23:16:34.46 ID:82iqfPHHP
高橋留美子の「うる星やつら」は後年のマンガ・アニメ・ドラマに大きな影響を与えて
また、ラノベの礎を築いてる
857 :
名前は誰も知らない:2011/07/23(土) 07:19:31.33 ID:eDcQ+b3o0
「ぼくがかつて、東映動画でその年に入った新人を相手にした講演をしたときに、
ヘンな登山帽をかぶった、なんだかアタマの大きい男が、「質問があります」って言うんです。
聞いてみると「どうして東映って、クソ映画ばかり作っているんですか?」
まわりに、その映画を作った先輩がいるのに、
「え? コイツは誰だ?」と思ったら、それがその年に入社した宮崎駿さんだったんです。
入ったとたんに、ぜんぶ前のものを否定したから「うわ、これはおもしろい人が出てきた」と思いました。
宮崎さんは最初から目立っていたし、それでまわりからは嫌われてもいたけど、
やっぱり描かせてみたら、あきれるほどすごかった──。
だから、ぼくは「この人はすごい」と、いつでも一歩ゆずることに決めました。
ぼくもアニメーターになった当初、ものすごく勉強して毎日、毎日、模写とか自分で研究した動きを描いていましたから。
そういう行動に露骨に反感を見せた先輩もいましたが、ぼくが尊敬する森康二さんという先輩は、
チームメイトたちに「諸君、脱帽したまえ」と宮崎さんの才能を称えました。
ただ、同級生とか、ちょっと先輩の人となると、もうそれだけで宮さんを敬遠するんです。
やっぱり、同年代にうまいヤツが出てきたら、脅威じゃないですか。
それもあって、宮さんは、まわりからは、ちょっと距離をおかれていたけど、
本人はぜんぜんそんなことを気にしないで、まるで重戦車のように、どんどん突き進んでいきました。」
2ちゃんってアニメ好きだよなあw
859 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/23(土) 20:39:52.35 ID:/ySaRqGLP
自分は小学生のときに「うる星やつら」を再放送で観て、特に何も感じなかったんだけど
その同じ作品に感性を刺激されまくった人たちが今の日本の文化の中枢を担ってるのね
860 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/23(土) 20:42:06.55 ID:/ySaRqGLP
あと「らんま」もちょっとだけ観たことがあるけど、これもあんまり好きになれなかった
小学生の頃一番影響を受けた漫画、アニメ作品は水木しげると「テンテンくん」
861 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/23(土) 20:53:13.95 ID:/ySaRqGLP
高橋留美子の作品って「男の子/女の子」という二構図式を前提としたものが多いと思うんだけど
自分の場合はそこまで「男の子」という自意識がある訳ではないから
彼女の作品を観るとどうにも手に余る感じがしてしまう
そうだねきみはきみ自身の自意識が手に余ってキモいもんね
863 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/23(土) 23:54:36.87 ID:/ySaRqGLP
「自意識」という言葉が適当なのかどうかはさておくとして、
人が「何か」について考え、語るというときに、その出発点には常に「自分」がいるわけです
人は「自分」と全く無関係なものについて語ることは出来ない
864 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 04:24:49.01 ID:TMdvSXBhP
「フォロウィング」
これが「インセプション」の元ネタなのね
江戸川乱歩の小説を読んでるみたいだった
>>864 周辺人は自分の仕事をもってるのかな?
連投邪魔だし、読んでもつまんないからブログにかけば?
866 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 04:39:44.92 ID:TMdvSXBhP
キミ自身が面白い映画を観、面白いものを書けばいい
それだけの話
867 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 04:58:07.53 ID:TMdvSXBhP
「フォロウィング」にしろ、「インセプション」にしろ、こういう作品を観ると
「同じ程度の人、物、金が自分にあったとして、
果たして同じ程度の作品が作れるだろうか」
とついつい考えてしまい、絶望的な気分になる
勝手に絶望してれば良いけど、
お前は映画をネタに自分語りしたいだけだろ?
その自分語りの部分が負け犬っぽくて読んでて不快なんだよねw
他のヤツの書き込み見てもお前のキモい部分は指摘されてんのに何故このスレに貼りついてんの?自分の書き込みが異質だってのは薄々気づいてるだろ?
ここに書き続ける理由を説明してくれ。
869 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 05:29:45.39 ID:TMdvSXBhP
「異質」だからこそ書くのかもね
やべっ青二才が好きそうな言葉使っちゃったw
871 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 05:35:59.65 ID:TMdvSXBhP
むしろ「異質」でない文章など書く必要ないのでは?
872 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 05:38:17.65 ID:TMdvSXBhP
読みたくなきゃ読まなきゃ良いだけなのに、いちいち食って掛かるやつって、逆にかまってちゃんなんだろうな
自分がもっと読ませる文章書けばいいだけなのに、、。
>>868 周辺人が負け犬だと?
周辺人は乱交パーティーに誘われたことがある程の人なんだぞ
875 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 11:52:12.74 ID:TMdvSXBhP
それ、全然勝ってない
まあ勝ち負け自体どうでもいいんだけど
お前さん程の論客が、どうでもいいことをわざわざ書き込むわけ無い。何か深い意味があるんだろ?
877 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 12:27:12.92 ID:TMdvSXBhP
「どうでもいいこと」と「どうでもよくないこと」の違いってのは
実はほとんど無いに等しい訳です
878 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 12:29:05.10 ID:TMdvSXBhP
「どうでもいい」と認識した時点で、
それはどうでもよくなくなってしまったりする
879 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 12:29:56.87 ID:TMdvSXBhP
つまり、「意味」が生じる訳です
うん、うん、やっぱ深いなあ
普通の奴には唯の浅い屁理屈、詭弁にしか見えないだろうが、高学歴の奴にだけは解かる言説だ
つまり周辺人やっぱり負け犬なんかじゃなったって事だ。わかったのか?
>>868はよ
「誘われただけ」で実際には参加していないところがミソだ。これが知性ってもんさ
881 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 13:03:35.51 ID:TMdvSXBhP
「誘われる」ということと、「参加する」ということの間の差異が、
あなたの中では大きな存在であるということだね
kimo
883 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 13:07:38.78 ID:TMdvSXBhP
>>880さんによれば、俺はどうやら「負け犬」では無かったようです
よかったよかった
さあ、みんなも
>>880さんも映画を観よう
そう、映画だ。ここは映画スレだからな
そんなスレで、やれ漫画がどうだアニメラノベがどうだと、特に映画と絡める訳でもなく
自由に語ることを許された唯一の人物がいる。それが周辺人だ
もうじき「魔法少女まどかマギカ」の評論もここでしてくれるらしい
お前ら低学歴はちゃんと映画かそれに関連した話をしろよ
885 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 13:42:03.73 ID:TMdvSXBhP
キミも語ればいいじゃない「まどマギ」について
それを「映画」「映画批評」にどう結び付けるのかはキミ次第
あれ、機嫌を損ねてしまっている。なぜだ?俺は周辺人の凄さを謳っているだけなのに…
俺にも「まどマギ」の話をさせろ、だなんて一言も言ってないのに…たまに深すぎてついていけない時がある
887 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 14:00:20.13 ID:TMdvSXBhP
ああ、そうなんだ
てっきりお話したいのかと・・・
気が向いたらいつでもお話してね
888 :
名前は誰も知らない:2011/07/24(日) 14:02:18.58 ID:reCbtti0O
れおんみてないたおもしろかたです
889 :
名前は誰も知らない:2011/07/24(日) 14:11:25.24 ID:gAXhdbae0
「魔法にかけられて」
ディズニーらしいハッピーエンドで楽しめたけど
現実に戻ると自分のスペックや状況に泣けてきた
>>887 そもそも一秒も観た事ないし、
>>884からどうしてそう判断したのか全く難解だぜ。俺ももっと勉強しなきゃ
そのアニメも観ないと思うけど、もし観たとしても映画と関係無いことは書けないかな。マナーとして
そういうマナーを無視していいのは周辺人だけさ
891 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 14:55:53.96 ID:TMdvSXBhP
映画について語るときに、映画の話しかしない(できない)人間の映画批評って
個人的には面白いとは思えないんだけどね
まあそれは評者のスタイルの違いと言ってしまえばそれまでだか
周辺人に構うな
電車に乗り込んだ知的障害者みたいなもんだからやり過ごせ
コーヒー&シガレッツを見た。
退屈そうな映画だと、敬遠してたのだけれど、なかなか味わい深い映画だった。
けど、登場人物が、イギーポップ以外誰なのか認識できなかったのが、残念な所。
それが誰が分かってたら、もっとおもしろかったんだろうなとそこが残念。
タバコやめて3年たつが、この映画を見てものすごく吸いたくなってきた。そういう意味では
この映画はかなり危険な部類の映画だと思う。
周辺人の映画評論はおもしろいと思うけど。 ああ、なるほどと。そう考えて見てなかったなとか、
そういうコンセプトで作られてるのかとか。 俺は映画ぜんぜん詳しくないんで、なかなかにおもしろい。
894 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 22:09:52.02 ID:TMdvSXBhP
「スプライス」
よくもまあここまで悪趣味なものを作れるものだ
ツボをついた演出に感心
895 :
名前は誰も知らない:2011/07/24(日) 22:12:37.50 ID:IzmvtHdiO
いつもこういう奴でてくるな
映画詳しくないってなぜか必ず言うのも毎度
>>895 詳しく無いから、詳しい人に聞くのがおもしろいんじゃないか。
アニメ好きだから、そんなに不機嫌に絡んでくるのか?
897 :
名前は誰も知らない:2011/07/24(日) 22:27:03.16 ID:IzmvtHdiO
?アニメ?何を言ってるのか全くわからない
898 :
名前は誰も知らない:2011/07/24(日) 22:30:07.37 ID:k7dyocvA0
地下鉄でウンコ漏らした乗客がいたら、ほとんどの人は顔をしかめながら
別の車両に移るが、注意したり罵る人も、少数派ながらいるだろう。
899 :
名前は誰も知らない:2011/07/24(日) 22:32:37.54 ID:k7dyocvA0
ウンコ漏らした乗客って周辺人のことね
やれやれ、わかってない奴ばかりだな
まってくれ
ウンコ漏らして顔をしかめるなんてなんか狂ってないか?
あ然とする顔で汗をかかないか?この世の終わりみたいな顔しないか?
また最も少数派だと思うのは笑う奴か一緒にもらいウンコする奴だと思う
.
>>899 ユーモアも何もないつまらん文章だな。
もうちょっと人を皮肉るならエスプリきかせろ。
小中学生か? 今夏休みか。
903 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 22:41:07.78 ID:TMdvSXBhP
便所でウンコしたら罵られた
904 :
名前は誰も知らない:2011/07/24(日) 22:46:03.94 ID:lUz2KDmI0
スカトロジストの俺からしたら
女の子のうんこ漏らし大歓迎だぜw
905 :
名前は誰も知らない:2011/07/24(日) 23:00:06.44 ID:k7dyocvA0
一日の大半を便所で過ごすなよ しかも便が途切れないなんて
出しっぱなしの水道みたいな肛門だな
906 :
名前は誰も知らない:2011/07/24(日) 23:02:53.63 ID:SvauD+yL0
便所で飯食ってたおれを、トイレの神様はどう思う
907 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 23:07:15.90 ID:TMdvSXBhP
>>905 キミが見たもの、見た範囲を世の中の全てだと思わない方が良い
908 :
名前は誰も知らない:2011/07/24(日) 23:13:18.92 ID:k7dyocvA0
そんなこと思ってないけど
補足してみれば
909 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/24(日) 23:28:27.62 ID:TMdvSXBhP
してみれば?
910 :
名前は誰も知らない:2011/07/24(日) 23:44:11.27 ID:k7dyocvA0
朝っぱらから漏らさずにはいられないようだな
今日は柄にもなくウンコ垂れに注意してしまった。
今日はもう寝るし、明日からは顔をしかめて別車両に移る多数派に戻るから
好きにしろ。
911 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/25(月) 00:02:36.61 ID:Ux//vm8dP
名無しのウンコ垂れに戻るの間違いじゃないの?
まあどうせ便所に来るんだったらウンコぐらいしないとね
垂れなきゃ損損
サブウェイ123
物語とはなんの関係もなく事故るバイク警官
物語の都合上事故らなければならない輸送車
物語の都合上ズボンの裾からねずみがもぐりこんで誤発砲
このへんが見所
「息もできない」
主人公が昔自分をいじめてた人に似ていたので嫌だったが、最後ボコボコで良かった
韓コキ人はハンマーが本当に好きだな
>>910 勝手にどうぞ〜
これからも全力で垂れ流すのでよろしく
偽者
916 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/25(月) 19:08:51.88 ID:Ux//vm8dP
黒沢清もハンマー好きだよね
917 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/25(月) 19:46:27.42 ID:Ux//vm8dP
ギャスパー・ノエの「カノン」ってのが凄いってんで、昨日観てみて
確かに凄いことは凄いんだけど、これって映画というコンテクストでしか通用しない「凄さ」なんだよな
918 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/25(月) 19:56:41.35 ID:Ux//vm8dP
クリストファー・ノーランの「フォロウィング」(その進化系である「インセプション」)
黒沢清の「回路」、押井守の「スカイ・クロラ」とかを最近観て、自分は「凄い」と感じたんだけど
これらの作品って、実は「映画で無くとも表現可能な」作品ばかりなんだよね
要は原作小説があったり、テレビの連続ドラマやアニメでも十分人を惹きつけるであろう魅力を持った作品ってこと
しかしそれでもこれらの作品が「映画」として魅力を持つは
これらがちゃんとした「お話」であり「物語」であるからなんだよね
919 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/25(月) 20:05:50.27 ID:Ux//vm8dP
「映画」というものが「物語」であることを批判するのは確かに間違ってはいないだろうし
自分もそれに加担してはいるんだけれども
一方で「映画」というのは「物語」でしかあり得ない
そこで「映画」が取り得る「戦略」ってのは
「物語の限界を物語る」ということでしかないのではないか
920 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/25(月) 20:17:39.39 ID:Ux//vm8dP
「2時間一本くらいで「物語」をまとめつつ、それを超えた「何か」を描かねばならない」ってこと
で「カノン」なんだけど
簡単に言えば
「落ちぶれた男が葛藤や妄想を繰り返し、最終的に「愛する娘の為に生きていこう」と決心する話」
なんだけど
確かに「描写」は素っ頓狂(非映画的、非物語的)だったりするんだけど
そこで描かれる「葛藤」にしろ「妄想」にしろオチとなる「決心」にしろ
「既視感」のあるものばかりで面白みが無い
921 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/25(月) 20:23:58.62 ID:Ux//vm8dP
90年代からゼロ年代にかけての日本のアニメ映画は
「既視感のあるもの」「ありふれたもの」「懐かしいもの」を「アニメ」という形で再構成することによって甦らせよう
ということ試みていた訳で、それは一概に成功したとも失敗したとも言えないんだけれども
それに比較すると「カノン」って映画は「描写」そのものが過激で素っ頓狂である分
「そこで描き出されるもの」が「古臭く」感じられた
922 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/25(月) 20:30:14.55 ID:Ux//vm8dP
「インセプション」が凄いのは
「古典的映画文法」に則りながらも、結果描き出されるものは「現代」や「末来」を見据えてるところなんだよね
それは「フォロウィング」にも同じことが言える
923 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/25(月) 20:38:04.99 ID:Ux//vm8dP
「ウンコの垂れ流し」という表現が出たけれども
現代における「接続社会」ってのは
個人の内面における「葛藤」や「妄想」「決心」みたいなものが
純粋な「個人」の所有物では無くなった時代だと思うんだよね
これ以上自分への中傷が増えるようなら、コテでの発言をやめようかと考えている
提灯持ちもいらないので
925 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/26(火) 01:37:49.77 ID:423gCf0QP
コテってのは叩かれるもんだよ
926 :
名前は誰も知らない:2011/07/27(水) 00:16:19.22 ID:7bGnUSMr0
あの夏、いちばん静かな海よかった
>>924 貴様らしくないな
飯食って映画見て寝てから、ここに来いよ
つか周辺人はブログで論じるのもありじゃね
これだけ文章書けるんだし
ここと違ってあからさまに叩かれたりしない
正直叩かれるより、便乗して自分を利口に見せようとする無知な取り巻きに失望した
持ち上げられるより対等に議論したい
映画じゃないけど「仁」おもしろいな
ブログにしようかな
おすすめあったら教えて
いつのまにか王様になってしまった
知らねーよks
議論は仕事でするだけで腹いっぱい
933 :
周辺人 ◇DxgwL./BZw:2011/07/27(水) 13:00:26.61 ID:8QJ3Bey/0
君たちも世界を「」でくくらないか?
マイティ・ソー面白かった
キャプテン・アメリカ、アベンジャーズも今から楽しみ
ブラック・スワン観てきた。
大好きな映画と言っていいぐらい面白かった。
途中ナタリー・ポートマンの脇にしか目がいかなかった時があったけどw
あの理解者がいなくて狂気に陥る感じは孤男も理解できる部分はあるんじゃないだろうか。
936 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/27(水) 21:13:12.36 ID:9Z8F0O/xP
>>930 周辺人さんがブログ映画批評始めたら
俺は読みに行きますよ
孤男なら『タクシー・ドライバー』が好きな奴って多いんじゃないか?
それともそうでもないのだろうか
少なくとも自分は大好きだ
938 :
名前は誰も知らない:2011/07/27(水) 23:20:35.07 ID:pUmKaSYeO
ベタすぎ
押井守って本当にメタ的な視点好きだな
940 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/28(木) 00:42:29.42 ID:yyDw7P7nP
押井って「メタ的」というよりも
「悲壮感」「虚無感」みたいな主観的視点を描いてるように見えるけど
941 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/28(木) 00:52:45.05 ID:yyDw7P7nP
カンナミにしろホバにしろバトーにしろ彼等は押井の分身でしょう
押井作品の表層構造そのものは確かに「メタ的」であるのかもしれないけれど
その深層には「メタ視点(再帰性)の中にいながら、それでも「生きる意味」や「動機づけ」を探さねばならない」
という主観的悲劇性があるわけだね
942 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/28(木) 00:56:38.02 ID:yyDw7P7nP
対してキューブリックやクローネンバーグの作品はそういうもの極力排しているがために
そこに圧倒的な「恐怖」や「威圧感」が見出される訳だね
943 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/28(木) 01:06:02.82 ID:yyDw7P7nP
「エホバが偽の名であったことを知ったホバは狂喜した」みたいな台詞があったけれど
これは再帰的な「生きる意味」に対する禅問答に終わりが告げられたことを意味するんだろうね
ホバはそのことによって「自分の生には本来的に何の意味もなあった」ということを受け入れる訳ですが
押井本人はそれを(理解していたとしても)受け入れることができなかった
944 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/28(木) 01:10:09.30 ID:yyDw7P7nP
「自分をモデルに物語の主人公を作り出す映画作家」として
「押井守」と「ディビッド・クローネンバーグ」という2つの存在があると思うんだけど
この両者のスタンスは微妙に、しかし確実に違っている
945 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/28(木) 01:20:37.97 ID:yyDw7P7nP
「こんな救いのない無意味な世の中で何故生きなければならないんだろう」と問答を続けるのが押井ならば
「無意味な破壊衝動や性欲やフェティシズムが本来的に救いの無いこの世の閉塞を打破するエネルギーとなる」と突っ走るのがクローネンバーグ
946 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/28(木) 01:29:02.08 ID:yyDw7P7nP
「デビッド」の方が発音的に正しいんだね
失礼
さっさとブログ作って消えろよ。
あと就職しろ
思えば涼宮ハルヒってゼロ年代風うる星やつらだな
「周辺人」ってどういう意味なん?
映画関係の仕事してるの?
950 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/30(土) 01:53:44.58 ID:TGwuO5QpP
高岡ソースケさん最後の映画主演作となるかもしれない「さんかく」観たけど
リアル過ぎて気持ち悪くなった
この役者をこのまま潰しちゃうのは惜しいよなあ
952 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/30(土) 02:10:32.88 ID:TGwuO5QpP
>>951 「周辺人」「マージナルマン」でググってみなよ
でも本当はそこまで深い意味は無いよ
「語感が良かった」ってのが一番の理由
高岡さん、「韓流」に対して反感を覚えるのは共感するけど
「さんかく」なんて作品を観るととても「日本の伝統文化が〜」みたいな気持ちにはならないよ
この作品は日本人のメンタリティをよく描いていると思う
953 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/30(土) 04:43:16.47 ID:TGwuO5QpP
「東京フィスト」
面白かったけど、もっと「機能」的に描写を突き詰めてもよかったかも
954 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/30(土) 04:47:17.81 ID:TGwuO5QpP
「バレット・バレエ」の時も書いたけど、音楽家の石川忠ってのは素晴らしいね
凄まじく真っ当なインダストリアル・メタルを展開している
>>952 なるほど、面倒くさいからググらないけど、
自分では何にもできない癖にある物にあーだこーだしか言えないヤジ馬って意味かと思ったよw
その方がしっくりくると思わない?w
956 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/30(土) 11:47:47.92 ID:TGwuO5QpP
あなたがそう思うのなら、それでいいんじゃないかな
そう思ってるよw
958 :
周辺人 ◇DxgwL./BZw:2011/07/30(土) 13:36:53.19 ID:w8tPgSCr0
「俺」は自分の言いたい事を「一方的に」話す事しかできない
相手の「顔」を見て「話せない」人間なわけだね
「話さない」んじゃなくて「話せない」
こういうのって、「修正困難」な「欠陥」なんだよね
そう思って大目に見てくれたらいいんじゃないかな
959 :
周辺人 ◇DxgwL./BZw:2011/07/30(土) 13:40:06.17 ID:w8tPgSCr0
もともと特別な「オンリーワン」なんだよね
960 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/30(土) 13:45:15.43 ID:TGwuO5QpP
あなたに限らず、人は皆「オンリーワン」な存在だよ
962 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/30(土) 18:05:31.54 ID:TGwuO5QpP
大学生なんだけど、
もし仮に「ニートです」とか「引きこもりです」とか書いたりしたら、
何か反応が変わったりするのかな?
963 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/30(土) 18:07:43.54 ID:TGwuO5QpP
いっそのこと「映画評論家です」とでも書けばよかったかな?
あちゃ〜やっぱ仕事してるわけじゃないんだね。そんな感じだと思ったよww
まぁニート、引きこもりも大学生も似たようなもんだろ。
大学生って感じするわww一生懸命なとこがww恥ずかしいからブログでやってww
映画評論家とかどんだけ自意識過剰だよw
お前の方が恥ずかしいのにな
粘着してないで消えろ
966 :
名前は誰も知らない:2011/07/30(土) 18:54:41.28 ID:gnxmT2VxO
周辺人はアスペルガーだから構わないほうが吉。話通じないし
せめてひとつのスレだけでやるかブログをやる方が良いと思う
968 :
周辺人 ◇DxgwL./BZw:2011/07/30(土) 21:11:02.28 ID:w8tPgSCr0
>>964 来年卒業できれば、ニートになって批評活動に専念するよ
就活には魅力を感じないんで「やってない」
でも学生の肩書きなくなると格好悪いから「あえて」留年するかも
戦略的留年ってやつだね
もし仮に「半ヒキで単位が足りなくて留年です」とか
「面接が怖くて就活できません」とか書いたりしたら
何か反応変わったりするのかな?
>>967 自慰行為はなるべく多くの人にみてもらった方が「気持ちいい」んで
ここでの批評活動をやめるつもりはない
あなたも負けじとマグマを放出させればいい
969 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/30(土) 21:21:34.33 ID:TGwuO5QpP
「戦略的留年」ね
いい言葉だ
ニートとして批評に専念するってのも
中々覚悟のいることだと思うけど頑張ってね
971 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/30(土) 23:46:30.73 ID:TGwuO5QpP
>>971 いや、こっちの周辺人に聞いてみたい。
働いてんの?生活費ちゃんと稼いでんの?
973 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/31(日) 03:02:58.21 ID:YZs7ZKqqP
今は「一部」稼いでいる
先のことはわからない
974 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/31(日) 03:03:49.18 ID:YZs7ZKqqP
「一部」というか「半分弱」くらい
975 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/31(日) 03:17:19.04 ID:YZs7ZKqqP
それにしても、
他人が働いているかいないかを
一々問い正さなきゃ気が済まない人間ってのがいるんだねぇ
「何を言ったか」ではなく、「誰が言ったか」
部族社会の思考回路
そりゃ何言ってもペラペラなわけだww
誰が言ったか重要なのは当たり前だろ馬鹿
一度だけ言わせてもらう
周辺人はうっとうしい
そそられるスレタイ、スレだが周辺人がいるから面白くなくてROMすらしなくなった
周辺人はブログか専スレでやってほしい
弧男の好きな映画、嫌いな映画じゃなく
周辺人の見た映画のスレになってるだろ
他所でやってくれ
周辺人レベルの映画好きなんてゴロゴロいる
つまらん
979 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/31(日) 05:17:36.52 ID:YZs7ZKqqP
嫌ならマスキングしろ
気に入らないレスを見るたびそう言い(思い)続ける気か?
>>979 つーか、お前が荒れる原因になったのこれで何回目だよ・・・
お前いつも荒らしてんじゃん。
いい加減にしてくれ。
981 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/31(日) 12:21:49.21 ID:YZs7ZKqqP
「プレステージ」
「時系列シャッフル」の無駄遣い
「演目」も大事だが「見せ方」も大事だ
982 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/31(日) 12:23:27.96 ID:YZs7ZKqqP
983 :
名前は誰も知らない:2011/07/31(日) 12:33:10.39 ID:P0/Aeo97O
このコテハン統失だから構わない方がいいよ
>>981 まじで迷惑なんだよ。
つーか映画たくさん観てるのはわかるよ。
色々考えてるのもわかる。
でも読んでてつまんないんだよ。
俺も観てみよう!って気に全然ならないし、
映画の内容もわからん。
周辺人が何観たかの履歴でしかない。
だから邪魔なんだ。
履歴やメモなら他でやってほしい。
煽りとか叩きじゃなくて、お前の映画評に対する率直な感想。
お前以外にの人のはお前ほど映画に詳しくないだろうけど、読んでて面白いんだよね。
985 :
名前は誰も知らない:2011/07/31(日) 13:42:18.55 ID:NDxMQUTcO
そもそも大して詳しくすらない罠
比較とかよくやってるけど対象が狭すぎてどれも一緒でつまらん
確かに。なんかそれっぽい言葉を使ってるだけで全然その映画に興味が湧かない。
単語を「」で囲んで何か意味深なこと言ってる風にしてるだけ。
いかにも他人を意識してない、自分だけの世界に籠ってる人間の文。
まぁ「俺の批評の素晴らしさが分からない奴は馬鹿」ぐらいのことは思ってるんだろうな。
じゃないと「嫌なら見るな!」とか、とてもじゃないけど恥ずかしくてフツー言えないわ
987 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/31(日) 17:05:11.92 ID:YZs7ZKqqP
「嫌なら見るな!」ってのは驕りでもなんでもなくて、
現実にそういうツールなり何なりがちゃんとある訳だから
それを活用すればいいというだけの話
それすら理解できないのであれば「驕り」と解釈してもらっても構わないが
988 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/31(日) 17:07:17.14 ID:YZs7ZKqqP
「お前は映画に興味が無い!」
そういう決め付けこそが「驕り」に他ならないと思うんですが
つまんないのに堂々としてるってのがなぁ
すべり芸ってのもあるけど、あれはつまらなさを自覚した上での奥ゆかしさがあるんだよね
990 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :
でもそれを見ずにはいられないんだろ?