1 :
名前は誰も知らない :
2010/05/02(日) 11:23:07 ID:72ti3FxJ0
やべえ、これが2getってやつか。 2chをやり始めてから6年くらい経つけど、初めての経験だぜ。
今日は、山田宗樹の新刊「乱心タウン」読んでみよう。
よしこっちに早めに移住しておくか ロンググッドバイを読んでるけど どうも退屈だな・・・会話は面白いんだけど
ボウルズの「雨は降るがままにせよ」退屈・・・・・・ 読むのやめよかな
桜庭一樹「青年のための読書クラブ」読んだ。 この人の本なら少女七竃が一番好きか。 まぁまだ伝説と私の男を読んでないわけだけど。
8 :
名前は誰も知らない :2010/05/02(日) 23:04:36 ID:IjwRwhrl0
ビッグイシュー面白いよ
最近古典ばかり読んでいる クセノポンのアナバシス読了
「モグラびと」読了 ちょっと怖いが、この世界で生きてみたい気もする
犬の力面白い。このミス1位だけあるわ
>>5 チャンドラーの魅力はよう分からん。古き良きハードボイルドってだけ?
春樹訳なら多少は感じ入るとこがあるのかと思っていつか読もうと思ってたがそうでもないのか。
>>12 良くも悪くも雰囲気だけが魅力。ミステリとしてはあんまり
春樹訳は読んだことないからわからん
ちなみに俺は村上春樹もチャンドラーも好きです
14 :
名前は誰も知らない :2010/05/03(月) 21:35:09 ID:cunlyQZR0
春樹訳ロンググッドバイは今まさに読んでる。 時々、古典的なアメリカ文学を無性に読みたくなる時がある まあ英語は分からんから日本語訳なんだけれども
俺は長いお別れをハヤカワ文庫、高校生の時に読んで 暫くは厨二病ぽくチャンドラーとハードボイルド、両方にハマっていた時期があるから 変な思い入れというか、間違った刷り込み的なモノがあって 逆に春樹訳には妙な違和感が生まれて、途中で読むの止めてしまったよ
原書で読めないのってしょうがないよな だって谷崎の細雪とかだって、海外の読書家でも日本語で読める奴なんてまずいないもの 日本語で小説読める外国人なんて研究者や専門家だけでレア中のレアだろう 英訳なり仏訳なりされた細雪でも十分に素晴らしいだろうからいいよね
17 :
名前は誰も知らない :2010/05/03(月) 21:51:50 ID:rwizUAKP0
エデンの東」をオススメする。。 スタインベックの。 いろいろ考えることがあるし泣きたくもなるし優しい気持ちにもなれるとおもうよ。。 いい本に出会えてよかった。そういうかんじ。
18 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2010/05/03(月) 22:06:51 ID:lil9J65g0
前スレで話題が出てたけれど 井上ひさしといえば小学生のとき読んだ「日本亭主図鑑(?)」が面白かった
19 :
5 :2010/05/03(月) 22:17:58 ID:m1bZWK3k0
>>12 んー俺は春樹訳だけど会話は結構面白い
ユーモアがある。あとたまに印象的な文章があるな
でも展開がどうも退屈なんだよな。まぁ準古典らしいから
仕方ないのかもしれない。まぁその辺は好みによるんだろうが
春樹が好きならオススメできると思うよ
20 :
名前は誰も知らない :2010/05/03(月) 22:19:39 ID:pJ2AiCvt0
読書恐怖症を治したい 本を読むと時間が経つのがやけに気になって集中できない
21 :
名前は誰も知らない :2010/05/03(月) 22:37:52 ID:BwPf8bga0
読書に費やす時間がもったいないということなら 無理に読まなくてもいいなんじゃないか。 情報だけ必要なら決めた時間内で必要なところだけ目を通せばいいし、 読書の習慣をつけたいならストーリーが面白くて時間を忘れて読める長編がいい。 趣味はいろいろなので一概に勧めることはできないけど 個人的には『カラマーゾフの兄弟』あたりは最適かと思う。
わかる 合間の読書ならそこまで集中削がれないんだが 読書のために時間使うと時間を奪う罪悪感から集中できない
>>19 孤男が特に印象に残りそうな言葉が
何とも春樹的というか中二的というか
>>21 カラマーゾフは一般的にオススメとは言えないのでは?
熱気はやたら伝わるんだけど、宗教観とか難しくて
正直読んでて辛い部分もあった。
読んで損はない一冊だとは思うが
ニーチェの入門書でオススメある?ほんのさわりだけ分かる奴。 ニーチェセレクションてやつに目をつけてるけど読んだ人いるかな? 今売れてるニーチェの言葉ていうやつはニーチェの毒が抜けてるって言って識者には評判悪いようだし
25 :
名前は誰も知らない :2010/05/03(月) 23:47:36 ID:oqJEfCp60
竹田青嗣「ニーチェ入門」ちくま新書 が入りやすさでは一番と思う
27 :
名前は誰も知らない :2010/05/04(火) 00:07:14 ID:5Kr+UfPX0
安いアンソロジーなら角川文庫の「若き人々への言葉」500円。 タイトルからして好きになれないので見てないけど、超訳よりはましなんじゃないか? 自分で買うなら「ニーチェセレクション」にすると思うけど。 入門書はほかに三島憲一「ニーチェ」(岩波新書)とか 永井均「これがニーチェだ」(講談社現代新書)とか。
超訳は最低すぎる、やめとけ 俺も竹田のちくま新書か永井の講談社現代新書をすすめる
29 :
名前は誰も知らない :2010/05/04(火) 04:07:09 ID:N+NyQkZT0
哲学といえばソフィーの世界ってどうなの? 粗筋みて面白そうだと思ったんだけど、文庫が無いから買うべきかどうか迷ってるんだけど 因みに哲学は高校の授業で齧った程度です
30 :
名前は誰も知らない :2010/05/04(火) 05:35:37 ID:h44v6Z5b0
余命一ヶ月の花嫁は感動しました 女性特有のつらさ苦しみが端的に描かれていますね
31 :
名前は誰も知らない :2010/05/04(火) 09:08:11 ID:TeJDuMdH0
>>29 新書サイズ上下巻の普及版が出てなかったっけ。
それでなくても古本屋いけば安く手に入ると思う。
哲学に興味があるって感じなら良い入門書として楽しめると思うよ
このスレも10冊目記念ということで 孤読書全集を構想してみないか? 『文学全集を立ちあげる』(文庫も出たんだな)みたいなノリで なんていうか、スタンダードオピニオンとして孤読書住人の一般教養を示せないかなと テーマについては提案がある 孤独を題材にした本に絞るとあまり面白くなさそうなので 孤独な人が共感できるような本、孤独感性に訴えるような本とか 具体的で明確な定義じゃないけど、「孤独センス」のある本としたい 問題はどれくらいの規模にまとめるか あまり見当がつかないけど、全部門をトータルして100冊が妥当でしょうか そしてどういう部門分けをするか 古典部門とか現代小説やら海外小説とか詩とか哲学にラノベとかも はたまた岩波文庫部門とか新潮とか新書部門とかいった分け方にするか またそれぞれの部門を何冊くらいに絞るか どれを採択するかについては基準を設けなくてもなんとなく決まりそうだけど この件についての提案や意見を募りたい
33 :
名前は誰も知らない :2010/05/04(火) 12:37:30 ID:wOxyt/JL0
ヘッセの「荒野のおおかみ」は確定だろ
確定 「地下室の手記」 「ドグラ・マグラ」 「百年の孤独」 「孤独な散歩者の夢想」 「死霊」 「嘔吐」 「山月記」 「眩暈」 「人間とは何か」 「素粒子」
35 :
名前は誰も知らない :2010/05/04(火) 13:30:49 ID:h44v6Z5b0
山月記はネラーならほぼ全員が共感するだろうな…
36 :
名前は誰も知らない :2010/05/04(火) 14:40:36 ID:5Kr+UfPX0
ヘッセ「漂泊の魂 クヌルプ」
中村文則の「銃」「遮光」と読んだけど、これ主人公同一人物かw 青空の下優雅に読む本ではないのは分かったが
>>32 個人的にはすごく楽しそうな企画だとは思うけど、
それだけの確固としたルールのもとに各人が投票したらレス数が膨れ上がるだろう。
そうなると読書全般を語るこのスレの進行が妨げられることになってしまう。
となるとココとは別に投票スレが必要になるけど、別スレを立てるほどのことかと問われると難しいところ。
弧男板全体として考えれば、そんなの読書スレでやれ、って感じに見られても不思議はない。
折衷案として
(1)よく挙げられる本を「恣意的に」ピックアップして、適当にテンプレ化
(2)「孤独だし読書しようぜ まとめ」wiki作る
というのはどうか。
39 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2010/05/04(火) 20:07:13 ID:Xe4xBEd+0
このスレのまとめwikiはもうあった気がする
と思ったけど、更新も止まってるし編集もできないっぽいな・・・ ううん勿体無い
やるとしてもやっぱ個人の趣味で恣意的にまとめるしか無いだろうな。 結局みんなの総意とかは形成できないだろうから。 俺だって挙げられてるリストに違和感あるし。 ガルシア・マルケスを選ぶなら「百年の孤独」なんぞより断然「族長の秋」だ!とか。 「百年の孤独」なんて知名度と孤独ってキーワードに釣られたとしか思えぬ。 中心に居ながら疎外されている、哀れな独裁者の最期をシュールな諧謔を交えて描く。 そんな「族長の秋」の方がほよど「孤独センス」があるよ。 (ところで「孤独センス」じゃなくて「孤独エッセンス」って言い方の方が良さげ)
ここって孤独を主体にして読書するところだったのか 俺今まで普通に孤独の奴が色んなものを読書するところだと思った
どっちも兼ねてるんじゃないの
俺はどっちかって言うと 色んな本読んでみたいなぁ
まあ当然そういう意見も出てくるし、まとめようがないよね。
32です。規制によりレス代行してもらいます。 折衷案に賛成ですけど私案↓ 思うに、各人が一家言できる範囲で好きに推薦したりするのが誰しもが楽な方法かと。 広範な読書知識は自分を含めて多くの人に望めないでしょうし、 それぞれが得意なり好みの分野だけで好きに語って、 それが重なるところは互いに意見交換すればよくて。。。 例えば哲学部門でしたら、ある程度意見交換できるのではと思います。 部門もそれぞれが勝手に創作してもよしで、後でうまく改編してまとめられるようにしたい(大変かなw 別に無差別に作品の羅列による提出でもいいでしょうけど。。。 ただ、部門別にはこだわりたいですね。 それがどんな分類であってもいいですけど。 出来れば1つの部門に5作品まで(100冊だとすれば20部門になりますが) そういう選別による取捨選択でああだこうだ言いたい。 あと、普段のスレの雰囲気と併行で。 この10冊目スレが終わる頃にまとまればいいかな、くらいの気持ちでやっていきたい。
やりたい人はやればいいんじゃない 俺はめんどいからパス
32です 独りで頑張るつもりでもなし 自分が恣意的に選別したいわけでもない それは趣旨に反する いろいろ困難は想像できるけど とにかく気軽に違和感なく楽しめるようにありたい そのための努力はするつもり ダメっぽい雰囲気なら諦めるよ
俺もパス。やりたい人は別にスレッド立ててそっちでやればいいんじゃ? それに俺がGW中に図書館で借りて読んでる本ってさ 絶滅食堂で逢いましょう(なぎら健壱) 東京裏路地“懐”食紀行(ちくま文庫) 箸の上げ下ろし(酒井 順子) ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で(ジョン・M. マグレガー) とか軽い本ばかりだから、哲学書とか「孤独センスのある本」とかを あまり読まないんだよね・・・自分が面白そうに感じた本だったら ジャンル問わず雑食に読むから、そういう絞り込んで読書を続けてないから
52 :
38 :2010/05/05(水) 01:38:51 ID:Jvfi75r00
>>50 >>51 さんも言うようにこのスレの「スタンダード」を選定することは同時に周縁的なものを排除することになる。
百選作ったとして、それら著作群に取り立てて共感しない人も当然出てくるだろう。
例えばヤスパースの『実存解明』なんて弧男必携!だと俺は勝手に思うけれども、哲学に馴染みの深くない人にとっては
ただのスノビズムとして捉えられるかもしれない(それは良い悪いの次元とは関係なく)。
読書ってのは好みによるところも大きいからね。
それから、「普段のスレの雰囲気と併行で」実施するなんて簡単そうに仰るけれど、現実にそれは難しい。
最近読んだこの本が良かったよとかツマンネとかを単に語り合いたい人にとっては、やっぱり目障りにしかならない。
手前味噌ながら、wikiで投票所でも作るって落とし所ではダメでしょうか。
むしろ某スレみたいにABCDEFの評価付けて欲しいな こんな感じで A > A「明けの明星の如き作品」(特別な感情を覚える様な傑作) B > B「抜群。当該分類類書では必読」 C > C「幸せな気分。まあ、読んで良かった」 D > D「どうして、面白そうだと考えて読んだのか?」 E > E「えらいモノをつかまされた。時間を返せ!」 F > F「古本屋でも持て余す産業廃棄物」 そしたら後でスレ検索して A 評価を抽出したりできて便利
>>53 そしてA〜C評価の書籍だけwikiかどっかで纏めればいいんじゃないかと思う。
いや、そこまでしなくていいかな?まぁご自由に。
そもそもここは孤独センスのある本を語るという趣旨のスレではない。 テーマを変えるなら、別スレでやればいいのではないかな。 本来の話題の流れも途切れてしまったし。
森絵都の「カラフル」よんだ
57 :
名前は誰も知らない :2010/05/05(水) 09:50:51 ID:rMvSGvSs0
芥川龍之介の戯作三昧読んだ。
ここで議論しないで 新スレ立ててやんなさいよ
>>29 よくブックオフの100円コーナーにあるな
しかしありゃデカい重い
このままのスタンスで 現状に不満はないです
作品名羅列スレになるのは勘弁
ソクラテスの弁明を呼んだ。自分もプラトン観のソクラテスみたいに立派な生き方がしたいもんだ。
規制中の32です。 なんとなく、結論が出てるような雰囲気ですね。 この件については見送りということで落着しましょう。 アイデアとして関心をもってくれた方々もいたかもしれませんし、 この企画をもっと煮詰めるなりして腹案として温めることにします。 意欲と機会が向いたら別スレで立てるといった方向で考えます。 お騒がせしました。
ショウペンハウアーの「孤独と人生」が白水uブックスで出たので買ってきた 辛い人生を孤独と知性でどう乗り切るかという本のようだ
65 :
名前は誰も知らない :2010/05/06(木) 01:53:37 ID:6XYV9UBK0
内田百闢ヌんだことある人いるかな? 買おうか迷ってるんだが。 恒川 光太郎の夜市みたいな幻想的なのかな?
>>64 それって新潮文庫「幸福について」の別訳だよね。
金があって働かないですむのが最高と書いていた。
本人がまさにそういう立場にあった。www
このスレの趣旨とはずれるけど、働かないのに金が入ってくるって、人間をマジでダメダメにしていくな 知人で年金が月々入ってくるからそれをいいことに30過ぎてもいつまでも働かず毎日昼寝してマンガ読んで鼻糞掘って漫然・呆然と過ごしてる奴とかいる それでも無職でも何か他人が見て納得できることをしているのならいいけど、ほんとにただ色んな事を言い訳にして「実際はただ働きたくない」だけ 別にニート批判してるんじゃない。無職で同じだけヒマがあったら色んな事をやる人もたっくさんいる。
社会奉仕よりもお金を重視するという利己主義的なところを批判したいわけだな。 しかし働いていてもそういう人間はわんさかいるよね。そいつは金があるからいいけど、他の奴は金がないから働いているわけで、 もしそのほかの奴が金を得たら、多分みんなそいつみたいになると思うんだけど。 労働には人をまともにする効力ないと思うよ。そいつに教養があるかどうかだと思う。
まぁ善意を強要してくる偽善者の方がニートよりよっぽど有害だけどな。 そういう奴は職場でも、何故自分が疎まれてるのか全然気付いてない。 嫌われるぐらいなら透明人間の読書家の方がまだマシ。
>>68 教養によって時間の使い方は確かに相当違ってくるね
>>69 社会奉仕しろなんて誰も言ってないし善意なんて期待してないよ。
働かないのに金が入ってくる、というシステムは根本的に人をスポイルしていく、と言ってるだけ
誰が見てもこれは国が保障してあげないといけない、という人たちを除く
俺だって金があったらそういう生活するけどな。 「他人が見て納得できること」をすべきとか別に思わんし。 まあいちいち余計な言い訳なんぞしないけどね。 「金があるから働かなくていいやラッキー♪」って堂々と言う。
だから、スポイルされた人間が少しでも増えてくれた方が、この国も住み易くなるんじゃない? って言ってんのに。みんな怠慢に寛容になるし、鬱陶しい偽善者を迫害してくれるから、 のんびり暮らせる様になる。物質から精神文化に需要も変遷してくでしょ。 残業ばっかやらせるブラック企業もどんどん潰れればいい。 貴族は常に貶められてきたんだ。そんな幼稚なレベルはさっさと卒業すべき。
>>72 じゃあ貴族やスポイルされた人間にもたらされる金はどこから入ってくるの?
金がどうのと言うより自分と共同体との折り合いを どうつけるかが問題になってくるのかもね。
>>73 そりゃ根を詰めれば開発途上国じゃね?
現在では、1分間に百何十人もの人口が増えてるわけでしょ?
総人口は四捨五入で70億人。100億人逝くのなんてあっという間だ。
開発途上国の連中が少しでも死んだ方が、その分俺らが裕福できるじゃん。
大体、このまま逝けばそのうち資源の取り合いで核戦争始まるぞ。
俺らが50歳になる頃なんて、もう世界どうなってるか分からんぞ。
なるほどね。 俺は、働くのが善、働かないのは悪、なんてこれっぽっちも思ってなくて 強いて言えば美醜の問題かな。 その知人の姿は醜いと思った。ああ、飄々と生きてていいな、て思わせる部分がないんだよね。
終身雇用という概念が消えて、企業とか会社が共同体の中心、ヒトとヒトとの繋がりの中心にあった社会が終わった。 終身雇用ってのは、会社というファミリーに入ることと同義だったのだろうか。 共同体というとネットが一番得意な事、なはずなんだけど、現状では非力だね…。 もっとネットと現実が近付いたら新たな展開があるのかな?
>>76 彼が働き出したら、君は彼に美を感じることができるということだね。
終身雇用制度の確立されてた高度経済成長期は、ただの成り上がりの黄金時代で、 日本人が世界中から嫌われてた時代じゃなかったっけ? 鷲田さんなんかは、共同体って言葉を物凄く+イメージで使ってるけど、 俺の場合は、共同体って言葉に物凄く−なイメージがこびり付いてる。 嘗ての企業戦士の只中では、仕事中に2chやんのも許されなかったと思う。
>>78 別に働かなくてもいい。無職で30過ぎてて親にパラサイトしていても、何か打ち込んでるものがあったり充実してたりする姿が見えたら醜いとは感じないと思う
60ぐらいの親御さんが1人で低賃金で必死で働いて家計を支えてるのに、
一年中煙草喫いながらマンガやアニメ観てるだけで、
考えることはいかにして彼女を作るか、いかにして容姿をかっこよくするか、オシャレな格好をするかってことだけの人間にはそりゃあ美は感じられない
反応来ないってことは
>>78 であってるのかね?
じゃあ、何も志さず、ただ労働している人間は美しいだろうか?
何も志さず、ただ労働しているだなんていう灰色の人生を送ってそれを美しいというのなら別だけど、
大体の人間はそうは思わないだろう。誰もそんな人生を望んでいないからね。
彼にもし無理矢理仕事をさせたとなれば、そういう醜い人生が待ち受けているだろう。
じゃあ労働しないで金を得ていることが美しいのかと言えば、それもちがうだろう。まぁ、彼にとっては楽しいだろうが。
僕がお思うに、そこに志す者があるかどうかで決まる。決して労働するかしないかにはない。
お、反応来てた。同じような意見だ。
確かに今は個人主義の時代だからね。 仕事なんて自己実現の手段に過ぎない。ハイカルチャーなりサブカルチャーなり、 皆それぞれ自分の世界あるだろうから、さっさと家帰って好きな事やればいいんだよ。
これからは仕事に日銭かせぐ事以外の価値 を求める人はどんどん減ってくんだろうね。 今発展中の国家の中に高度経済成長時の 日本のように上記のような価値を求める国家は出てくるのかな?
お隣の中国さんと韓国さんが一番逝っちゃってるよね。 嘗ての日本のパクリと、格差天国オンライン大国。
かつて古代ギリシャから古代ローマへと移行した時も 共同体の崩壊と個人主義の蔓延があったからそれから何かしら学べる事があるかもな 美醜はともかく、自分は個人主義の時代だからと言っても自分の個性を成り立たせているのは 共同体の普遍性を否定することによってしか生れてこないと思うから、個を確立しようと直走ろうとも 共同体は必要不可欠な存在だと考えるな。 そして他人との接触なしには自分が自分だとも確信出来ないようにも感じる。
88 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2010/05/06(木) 19:38:59 ID:OyrRChnb0
「労働」「生産」「活動」
あぁ、人間はポリス的動物であるってやつね。 じゃぁ、中島義道の半隠遁なんてのはどうよ? ちょうど中庸じゃね?
おっと、どうやら私はスレを間違えたようだ
91 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2010/05/06(木) 19:46:47 ID:OyrRChnb0
アレントに言わせりゃ労働と仕事は別のものなんだよね
92 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2010/05/06(木) 19:48:19 ID:OyrRChnb0
>>89 それでも税金を払ったり電気、水道なんかを利用しているわけだよね
まぁあの人一応働いてるからね。俺はまだ子供だけど。 アーレントの理論は知らんが、労働に関しては、マルクスが一番酷かった。 世界をめちゃくちゃにした張本人でしょあいつ。 「好きな哲学者誰?」って聞いた時に「マルクス」って答える奴いたら、 つい吹き出してしまう。「なんだ、スノッブじゃんこいつw」って。
個人主義マンセー。生まれてきたのが今の時代でまだ良かった。 一昔前だったら不毛な人間関係を強要されるだけの人生だったろう。 日常会話すらままならない俺からすればそれは拷問と言っていい。 中島ナニガシは恵まれたたっかーい所から愚痴ってるだけなので詰まらない。
福田定良「仕事の哲学」が面白かったな 理想の仕事についていろいろ考えてる、所詮はただの理想論なんだけど、なんかいいんだ 中島の立場は確かに恵まれているが、それをどう利用するかって考え方は参考になるし 単純に彼の考え方は面白い だが、恵まれていない人にはあの生き方のマネは無理だな
>>93 いやいや、やっぱりマルクス軽視はまずいよ。
マルクスの資本主義批判はとってもクリティカルだと思うけど。
たぶん共産主義運動の頓挫を指して「めちゃくちゃにした」と言ってるんだと推測するけど、
マルクスの思想と(俗流)マルクス主義思想・スターリニズム等はイコールではない。
ただまあ、ユートピア的な共産主義社会が実現できるとは思わないけど。
マルクスは一時期読んで実に美しいなあ、こりゃ若い人ははまるんだろうなあ、と 思ったけど、結局は資本主義の批判だけで、現実的な対案ではないのよね。 責難は成事にあらず、です。 ただ資本主義批判としてはやっぱり鋭いから、これを材料として よりよい資本主義を追求せねばならんのだと思うのですよ。
前スレででてた犬の力買ったけど、読み始めたら止まらなくなって朝になっちまった・・・ スケールもでかくて最高だなこの小説。ゴッドファーザーの小説版を思い出す
私は図書館で順番待ちです(キリッ
以前、『労働と所有って…… 』と題する田口ランディさんのコラムを読んだことがある。
それによると、彼女の兄は一切の労働を拒否し、ただ横になったまま餓死したそうである。
『兄が生きていたころ、私や両親が兄に言い続けた言葉。それは「働きなさい」だった。特に父と母は口を開けば「働け、働け、働け」と兄に言い続けた。』
そして、働かず家にいる兄に彼女はこう言った。
『お兄ちゃん、この世の中は働かないと生きていけないんだよ。労働して、お金を稼がないと何もできない。あらゆる場所は誰かの所有物で、家でも土地
でも自分で獲得するためには、まずお金がないとダメなんだよ。こうしていても水道代もガス代もかかるんだよ。住民税もかかるんだよ。とにかく働かなか
ったら……日本では生きていけないんだよ』
自分でそう言った瞬間に次のように思っている。
『そう言って、自分の言葉にびっくりしたのだ。そうだなあ……と、改めて思ったのだ。そして、苦しいなあ……と思った。なんだかすごく息苦しいなあ……っ
て。貧乏な家に生まれるってことは、一生涯働き続けてお金の心配をするってことなのかって 』
そして、兄が亡くなった後、次のように思っている。
『私は、「働いてお金を稼ぐって楽しい」と思って二十代、三十代を生きてきた。「おいしい生活」の時代だったから。だけど、いまは、なんだか怖くなる。生きる
ために、労働と所有以外の、別の根拠が欲しい。「おかしいのはオマエらの方だ」という兄の言葉が、忘れられないんだ』
http://nakaosodansitu.blog21.fc2.com/blog-entry-528.html
田口ランディ(笑)
すべての生き物は餌を得るために行動する それがつまり労働だ おかしいのはランディの兄だわ それを拒否して餓死するのは自由だからそれはそれでいいけどね ほかにも生きる目的があったらもちろんそれに越したことはない
いや、かつて土地は誰かの所有物ではなかった。
土地の話じゃなく、食べるためには餌を捕まえる行為が必要なんだよ
>>100 これも突き詰めれば生まれ落とされた不条理の問題だな。
そもそもそんな世界に生まれたくて生まれたんじゃないっつーのってさ。
まあそういう世界を否定して餓死するとこまでできるのは大したもんだ。
やたらスレが伸びてると思ったら…
行為の話じゃなく、生きるためには生を肯定する理由が必要なんだよ
Yoso de yareya
理由なんていらねえよ
>>107 理由なんて無くても生きていけるよ
だから人生は残酷なんだ
理由を無理に見つけ出したほうが楽だな、おれは
ここは議論スレか。別でやれ
ご退場下さいね。 息抜きに車谷の世界一周恐怖航海記読み始めた。
自分に酔ってるようなレスしてる奴うざい。せっかくいいスレなのに哲学スレでもいけ。
「アルジャーノンに花束を」昔読んで良かったからもう一回読み返してみようと思う
タイトルだけで「高く孤独な道を行け」を読んだら続き物だったでござるの巻 俺くらいのクズになると女の書いた小説だとわかるだけで読む気がなくなるから最近は下調べせずに読んでる
オサレで気取った流行作家という思い込みがあって毛嫌いしてた村上春樹に目覚めた。 当分読む本には困らなさそうだ。やっぱ食わず嫌いはよくないね…。
>>117 どのタイトルで目覚めたの?俺も村上春樹読んだことないんだよね
本だけが友達だよ。
>>118 オウム事件の関係者たちに行なったインタビューをまとめた「アンダーグラウンド」かな。
こんなめんどくさいことをよくやったなーと感銘を受けたのと
言葉をとても大事に使って書かれた文章に見る目を改めた。
もし読むなら「風の歌を聴け」からがいいと思う。
>>120 あーあれだけは春樹がわりと好きな俺でもなんか胡散臭いという先入観が拭いきれず
読まず嫌いしてたんだが、あれはそんなイロモノじゃないのか。
村上春樹自体がイロモノいやなんでもない
読む前はストイックなイメージだったけど、大間違いだった
>>115 ならば個人的にこれもお薦め。
「くらやみの速さはどれくらい」エリザベス・ムーン
“21世紀版アルジャーノンに花束を”なんて帯でプッシュされた本。
まあ実際は趣向は結構違うんだが対比してみると面白いよ。
125 :
名前は誰も知らない :2010/05/11(火) 00:37:30 ID:VGxgEIXmP
新書ってみんな大体どのくらいの時間で読み終わる?
126 :
名前は誰も知らない :2010/05/11(火) 00:51:47 ID:OQMghIC50
村上春樹に手を出したら負けかなと思う・・・
犬の力読んでみようと思う 楽しみだ
128 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2010/05/11(火) 02:18:19 ID:o0sRMDrl0
昨日からコンラッドの「闇の中」を読み始めたんだけど 外国小説にしては珍しくスラスラ読める
129 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2010/05/11(火) 02:19:04 ID:o0sRMDrl0
「闇の奥」ね おにーさん
海外小説の読み易さは訳者の国語力に懸ってるからなぁ 高橋健二のヘッセとかは割と読みやすい あと戯曲なんかもそうだね
131 :
115 :2010/05/11(火) 11:08:14 ID:qVkcWetw0
>>124 オススメありがとう。
「くらやみのはやさはどれくらい」持ってるんだが積んだまんまなんだよなぁ・・・
これを機に読んでみるよ。
>>126 あるあるww
なんだけど、この辺が俺の人間としての限界感じるところなんだな。
批判するにしても、褒めるにしても読んでみたい人はあるよね、村上春樹
最近の春樹しか知らないから「読んだら負け」みたいな印象を持つんだよな その昔、デビュー当時からノルウェイを出すまでの春樹はコアな文学ファンが支持する作家だった その後は人口に膾炙したため、春樹の名前を口にするのが恥ずかしくなった
「村上春樹のファンです^^」っていうくらいなら俺は苦渋の顔で「西尾維新のファンです;;」っていう決断をする
言ってみれば、「フィラデルフィア・フィリーズファンです」って言ってたのが、 「巨人ファンです」っていうことになっちまったようなもんだからな
自分が読んで面白ければいいんダヨー
>>135 素朴な疑問なんだけど、なんでそこまで村上春樹を嫌悪するの?
いくらなんでも西尾維新の方が恥ずかしいと思うんだけど・・・
結局メジャーなものを否定したい病でしょ。 小説に限らず支持する人が多いものは、「俺って違いが分かる男だぜ(キリ」が出来なくなるからね。 インディーズバンドばっか追いかけるやつとかもそう。
出張でさ、来ているんだろうけど 山手線の中で関西弁で大声で話してるの 部下はもう下向いちゃってた 自分で作った魔物と戦ってるんだよね すごい格好よかったです
>>138 村上春樹ファンというレッテルが読書家を自認するものにとっていかに耐え難いものなのかお前はわかっていない
世界の終わりとなんたらは好きだよとかいってるコアぶった素人のほうがまだマシ
読書はオシャレじゃない……!
さすがに読んだ事ないのに村上批判する奴は頭イカれてる
あまりにキチガイじみてて、もうどこから突っ込めばいいのかわからない 俺の負けだよ
それって読書が趣味ってのに優越意識を持ってる 典型的なスノッブじゃ・・・
145 :
名前は誰も知らない :2010/05/12(水) 01:20:42 ID:Vfbv1WTr0
読んだことないから嫌えるんだろ この逆説がわかんないかなあ
村上春樹読んだことないわけがないだろ……いったい何を言っているんだ 村上春樹が嫌いだとか好きじゃなくて、ていうか、本当にお前ら「村上春樹のファンです」って現実で言えるのか?恥ずかしくない?マジで? 好きなゲームは?と聞かれて「テイルズです^^」と答えるのとはわけが違うぞ。パソコンはマック派とか公言するのと同じくらいしんどいぞ
メジャーを避けるのは2ちゃん脳の証。 コアな所ばかり行くから弧男になるんだろ。
格好付けでメジャーを回避してる訳じゃなくて、実際に合わない事が多いから経験的に回避してる メジャーな作家で楽しめないと、やっぱり俺ははみ出し者なんだなって自覚して憂鬱になるし
今、世間的には井坂、東野、春樹ってとこか。
Q12 僕はコルトレーンの『至上の愛』が嫌いなので店には置かないつもりなのですが、 友人は“『至上の愛』のないジャズ喫茶なんて…と言います。どうでしょうか? A バカは相手にしないことです。
東野圭吾は合わんわあ なんかリア充が孤男を見下してる感プンプンで
東野の作品読んだことないから読んでみようと思うんだけど、何から読むのがいいかな 詳しい人教えて
>>144 春樹ファンだと言うのは恥ずかしいけど
西尾ファンだとは公言できるスノッブなんてレベル高すぎる。
おいらっち東大生だけどアニメゲームにも通じてますよ〜ってアピールと似たような意味でスノッブな気がする
「若きウェルテルの悩み」読了。 恋愛小説と言うことだったけど、それを鑑みても主人公の自己中心的な言動は凄い。 人妻にアタックするのは元気があって良いけど、 その夫婦睦まじく過ごしてる中に堂々と主人公が割り込んで 夫婦仲を邪魔するのはあんまりだと思う。 ゲット出来ないからと言って死ぬ死ぬ五月蠅いし、 いざピストルで自殺したら即死し損なってのたうち回る始末。 この主人公には潔さがてんでなかった。 まぁ恋愛小説の類を読むのは初めてだったから、こうも唖然としてしまったかもしれないけれど。
158 :
157 :2010/05/12(水) 13:39:25 ID:TZq8WqcW0
すみません、オチ言ってしまった自分の方が自己中でした 飛ばして下さい
159 :
名前は誰も知らない :2010/05/12(水) 14:03:42 ID:Vfbv1WTr0
現代的な読み方だなwww どの古典を読んでもこうなるんだろなあ
俺も古典とか読むと大抵こういう風な感想になっちゃうんだよね。
なんでこれが古典になり得た(普遍性を獲得できた)のかが分からないことが多い。
>>158 俺はネタバレなんて大して気にしない派だな。特に広く知られた古典なら。
まあ1行目でネタバレ警報発しとけば無難だったかね。
今更古典を読むなんて研究者でもなければ 教養として読むか現代的な読み方をする以外ないだろうに
162 :
名前は誰も知らない :2010/05/12(水) 15:54:31 ID:CJzHPJUZ0
現代人は言文一致でメール打つから、戯曲っぽい長い言い回しにはなじみにくいのかもね。 東西問わず古典物のセリフは長くて感情的な物が多い。 だがそこが良い!と言えないと楽しめない。 「若きウェルテルの悩み」は、若い人間が持つことを許される思い上がりや情熱、自身の あまりに短い過去と先の見えないその未来、そして初めての激しい恋慕、 こういった物を描いた、まさに青春小説として読むべきもの。 結果として、彼はその衝動のままに行動するけど、この小説には晩年のゲーテが描いた ろう長けた賢人のアドヴァイスが作中の主人公にもたらされることも無く、 ただ突っ走って終わる。そこが大変潔い。もちろんゲーテ風の哲学も随所に見られて、 一冊で2度3度おいしい。 ただし親友がいる、金に困らない身分、など孤男には共感しがたい部分も多し。 恋は、素晴らしいものですね。 村上春樹は、スマートな文章を書くよね。 よく整理されて、恐らく比喩の割合とかも一定以下にするように推敲したりして、 とにかくプロの文章って感じ。 ただ、物語自体には好き嫌いが出て当然。19世紀までの「何かが起こる小説」 と20世紀からの「何も起こらなくても小説になる」という違い、 ヘミングウェイとかの、ざらついた質感の男っぽい人物像へのあこがれ、 日本脱出を思わせるような海外趣味、などなど、好きな人は好きで、これが鼻につく 人には好きになれないようなクセのオンパレード。 個人的には、頭が疲れてる時は読んでて面白いけど、冴えてる時に読むとなんじゃこりゃ? 気取った、そう、酒で例えるならペルノとでも言ったような小説なのだ。僕は射精した。
見たことないコピペ
1Q84面白いけどな 文章も結構好き
中学生の時以来恋って10年以上してないから恋愛物って読んでもよく分からない
それ恋ちゃう!
169 :
名前は誰も知らない :2010/05/12(水) 19:30:45 ID:PWxW3c+r0
おれも村上春樹は鼻につくけど実力は間違いなくあるだろ あの文章力と構成力を持つ作家はそうおらんぞ
今売れてない作家で後世の文学史に残る人たちは少なからずいるだろう 後にならないと価値がわからない表現物はいつの時代にも存在する 一方、今売れている作家で確実に後世の文学史に残るのは村上春樹ぐらいだと思う
SF小説に手を出してみようと思って 有名らしい「冷たい方程式」を含む短編集を買って、表題作を読んで見た (´;ω;`)ウッ・・・。
村上春樹はどの時代に生まれても文筆で名を残したんじゃないかなぁ。 同時代の中でこの人は突出してる。
どの時代にってことはない。この時代だからこそ売れるんだよ。
俺もこの時代でなければ小説書いていなかった
>>171 なつかすぃ…
そういえば船外で人物たちが事故で生きたまま弾き飛ばされて、
そのまま命が尽きるまで無線交信した短編があったような。
ブラッドベリだったっけ?あれも同じような気持ちになった。
お互い死が確定してる中で、いがみ合ってた者も素直に気持ちを吐露するところとか泣けた。
SFそんなに読んだことないが、やっぱり「夏への扉」だろう 恋人友人に裏切られ、味方は猫と幼女だけ なんとも孤男向けじゃないか
ちょっと待てwあれはハーレクイン並のリア充物語だwwww 俺は許さん!許さんぞお!
アポロドーロスの「ギリシア神話」読み終わった。 ヘレニズム期の物語的なギリシア神話の原点で、もはや辞典ともいっていいぐらいの情報がこの本に集約されている。 だから通読するのに一苦労だし、全部を理解するのは難しい。だけど思想系が好きな人なんかは非常に参考になるんじゃないだろうか。 神話ってエロエロなところとか、残虐なところとか、空間がカオス過ぎて面白い。 今度は「古事記」とか「日本書紀」に挑戦してみようと思う。
>>175 なつかすぃ…
それはブラッドベリの「万華鏡」です
サンリオSF文庫で読んだ
いや、SFと言えば国産モノ、小松左京だろ! 日本アパッチ族 果しなき流れの果に 継ぐのは誰か? 辺りが鉄板 そんな俺は「スピンドクター “モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術」 が地元の図書館に蔵書が無いのを知って、少し困ってる処 大きな書店でチラっと立ち読みかな・・・
孤独を愛で氷解させる物語が読みたいな。 しかし愛による孤独の救済はアニメやマンガ、ゲーム、果てはTVドラマなんかでも よくみられるテーマだと思うんだが、文学作品では不思議と思いつかないな。 愛の挫折なら幾らでも出てくるんだがw というわけで誰か教えてください。
罪と罰 簡単に思いつく
>>181 それって長編もの?
短編で少しゾクっとするSFないかな〜
185 :
182 :2010/05/14(金) 20:13:32 ID:bxGw4C5R0
187 :
名前は誰も知らない :2010/05/14(金) 20:46:04 ID:lPrTEDYM0
>>184 ベタだけどフレドリック・ブラウンとかはどうだろう。
「未来世界から来た男」とかは今読んでみると良いと思うけど。
短編でSFで国産だと星新一か・・・定石だけれどもその通りだな
アルジャーノンに花束をやばいな チャーリィは俺じゃあないか!
>>189 いいよね。
スレチかも知れんが実はちょっと前にユースケサンタマリアと菅野美穂でドラマ化されてたりする。
舞台が日本で設定もいろいろ違ったけどそれはそれでよかったよ。
SF?他には、 半村良と福島正実と眉村卓と光瀬龍と田中光次と風太郎忍法帖あたり 消厨房時代狂ったように読みまくらなかったか?
>>190 あのドラマはよかった
時間が経ってそろそろ評価される作品
>>192 うむ。
ラブハンドルズが歌ってた挿入歌?とアルジャーノンが死んで泣きじゃくるユースケが印象に残ってる。
>>191 福島正実は、ジュブナイル以外を読んでいるならある意味マニアだな。
SFの話が出たところで冲方先生おめでとー!
大地の仔読んだが、シナ人の糞さにイライラした 作品自体は素晴らしかった
SF作品の流れのようだね ディック、アシモフは読み耽ったなー アンドロイド系大好きなんだ
みんなSF好きだなぁw 単純に楽しめる文学だから人気あるのかな。
ディアスポラは俺には難しすぎた
武者小路実篤のお目でたき人読んだ 主人公が弧男思考すぎて吹いたw 読み終わってから、まさに自分のことじゃないかと気づいて笑えなくなった 本当そうなんだよな・・・ 他人に自分の理想ばっか求めて、その通りにならなければ勝手に傷ついて・・・ はぁ・・・
このスレで紹介されていたアンソニー・ストー「孤独」を図書館から借りてきた
本読んでてあんまり頭に入ってこなかったりするんだが、やっぱり多読が必要なんですかね?
>>202 ・一旦本閉じて、心身を健康な状態に整えたうえで再チャレンジ。
再読時に魅力を発見することもある
・自分には合わないんだとすっぱり諦め、別の本に換える。
もしくは読書自体をやめ、別の楽しみを考える
・途中からハマることを信じてとにかく読みきる。
もし結局つまんなかったとしても、「読みきった」ことで自己満足できるかもしれん
好きなの選べ。
>>202 草団子 柏餅食べて抹茶飲んで休憩するといい
難しければ一読で全てを理解する必要はない とりあえず理解できないながらも読みきって時間を置いて再読すべし
2061年は読んでない 実は2010年も映画でごまかした
どうやって打ち間違えた? 不思議だ
ギャルがギャップを演出できる9冊のべストセラー本・マンガ
個性的な格好や言動を好む人は、他人から偏見を持たれやすいものです。
なかでも、見た目のパンチが強い「ギャル」は、時として世間からの風当たりが強かったりします。
たとえば、本当はやさしいのに、なぜかやさしく見られないギャルも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ギャルがバッグに入れているだけでギャップを演出できる、べストセラーの本・マンガを9冊紹介いたします。
http://girl.sugoren.com/report/post_654.php
>>208 てっきり小難しい学術書とかかなと思ったら…ww
本なんか読まない人間の方が多いんだからこれでいいんだよ
ぼろぼろになったボルヘスの詩集がバッグに入ってるような子に会ってみたい
> 我の強さを自覚しているギャルは、 > マイ箸と一緒にノーベル平和賞を受賞した『不都合な真実』を持っておくべきでしょう。 > 「一応、地球規模の視点を持っている」ということで、 > 普段の自己チューな言動を相殺できるかもしれません。 完全にギャグで書いてるな
>>211 気持ちはわかるが、そういうのは相当容姿が壊れている女の率が高い
まあ俺達もそうだが、って、複数形にするな!って言われるかスマン
ほほう、具体的な分母と分子を答えよ
数字の上では何も言えん ただ俺の個人的な経験則と印象 だから、そんな曖昧で恣意的なことを言われてもな、というんだったら失礼した
どんだけ真面目なんだよ
姑獲鳥の夏読んだ
>>208 ギャル って呼称自体
最近耳にしなくなったな
むしろ良く耳にするが
コギャル
ギャル糞根
222 :
名前は誰も知らない :2010/05/21(金) 11:03:59 ID:vpKu8VCb0
グミチョコレートパインを読み始めた。 これ面白いな。
犬の力読んで面白かったから、似たような系統と言われているジェイムズ・エルロイに目をつけて、ビッグ・ノーウェア買ってみた
今更だが本屋大賞の「告白」を読んだ 自己中心的な現代人の人間関係の希薄さを独白を通してうまいこと味付けした 良作だった
225 :
名前は誰も知らない :2010/05/22(土) 14:34:27 ID:BqK9ZL9y0
昔、サンリオSF文庫で出ていたマイクル・コニイの作品が好きだった。 最近復刊された「ハローサマー・グッドバイ」や絶版の「ブロントメク」に 出てきたヒロインたちは男なら誰もが「こんな女性が彼女ならなぁ。」 と思わせるような理想の女性として描かれていた。 イギリスSFのしっとりした切ない世界感がたまらなかった。 コニイは最近亡くなったらしいが、もっとこの人の作品を読みたかった。
サンリオwwww って馬鹿にしてたんだ。 SFではソラリスが好きでし。 映画はどっちもまだ観てない。
>>225 全然知らない人だが調べてみると面白そうだな。
ほとんどはもう中古本でしか入手できないか。とりあえず新訳版を試すとしよう。
地元の図書館の品揃えが酷いよ。 ハントケもラブクラフトも海野十三も、市内に一冊もないよ。 涙が出てくるよ。 特にハントケを読みたくてたまらないよ。 金はないよ。
>>228 うちの区のHPで検索すると山ほど引っかかるけど…
僕も数ヶ月前までは東京に住まい、 三つの区の図書館を行き来して 好きな本を読んでいたよ。 もうそれも過去の話だよ。 僕は終わりだよ。 びえーんびえーん。 読んでない本なんていくらでもあるけど、 今はただ自分の好きだったものを再確認したいだけなんだよ。 ぐすんぐすん。
231 :
名前は誰も知らない :2010/05/23(日) 14:05:39 ID:pGu98KhnP
>>230 図書館には注文用紙みたいなのが置いてあって、
それで注文すれば好きな本は大体入荷してくれる。
>>231 そうなんだ、試してみるよ。
>>232 青空文庫すごいね。
すっかり忘れてたよ。
みんなありがとう。
樋口有介の誰もわたしを愛さない読了 あいかわらず柚木草平の格好よさは異常 「麻生美保子さん(美人のライター)だって新潟ですよ。高校の何年か先輩のはずです」 「新潟は美人が多いという噂を、証明したわけだ」 「そんなの、麻生さんは特別です」 「証明したのは君のほうさ。新潟の同じ高校に、偶然で二人も美人は続かない」 こんなセリフ、死ぬまでに一度は言ってみたい
数学の本を図書館で借りたが、読み始めて30分でギブアップ。 一つ記憶に焼きついたのは、平方根の記号はrootのrを変形させたものという豆知識。
>>236 ありがとう
お前のレスで30分の読書量の知識を得られた
>>236 こうして明日つかえるムダ知識がまたひとつ
「あなたのなかのサル」読了。類人猿のチンパンジーとボノボが話の中心だった。 ボノボなんて知らなかったけど、メスがレズったり(これをホカホカというそうだ)、セックスなどで集団内の緊張を緩和し、穏やかで思いやりがある。 変態紳士とはボノボにふさわしいのではないかと読み終えて思った。 オスのチンパンジーはボスになるために、集団内での影響力を持つために、2頭が同盟を組むといった政治的な駆け引きをする。 また、野生のチンパンジーでは、あるオスの集団が別の集団のオスを少しずつ減らし、数年でほぼ皆殺しにしたこともあるらしい。 そんな暴力的な面もあるチンパンジーと平和的なボノボの両方の性質を備えたのが人間だそうな。 今年読んだ本で一番楽しめた本だった。
>>240 チンパンは子どもを喰ってしまうというのは本当なんですか?
人の子どものことですか?被害はどれくらいあるのか知りませんが、喰います。 研究者の観察により人に慣れてしまい、人のいる所に降りて、赤ん坊をさらったそうです。 チンパンジーは握力が200KG以上あるので、大人でも負けます。怖いですね。
あのー、、人の子どものことではありません。 母性があるはずと思えるのですが、それでも喰ってしまうという行為が解せないのです。
プラネットアースで見たな 公共電波でガチグロ流すなと言いたかった
>>240 その本は読んだことないけど・・・
貴方の感想を読むと微妙に間違った情報がインプットされてそうで怖いから
本当にサルのことが知りたかったら
幸いにも日本には京都大学霊長類研究所という処があって、そこで常に最新の情報がアップデートされてるから
そこの名義で発表されている論文なり、出版物を読むといいと思います。
海外のその手の研究(サル関連)をまとめた出版物は、調査期間が短かったりするので
調べた間の短い期間でたまたま起きた出来事が一般例として取り上げられていることも多いから
あまり確かな情報ではないと思うんです。ええ
日本は野生のニホンザルが生息していて、その集団を50年近くも追跡調査している組織は
京都大学霊長類研究所ぐらいしかないので、貴重な研究資料だと思いますから
チンパンジーに母性がある云々も、何年か前の研究発表で、どうやらそんなものは無さそうだという事が
京都大学の追跡調査でわかってきてます。
>>243 自分の子を食べる獣は結構いるよ。そういう動画がようつべやニコニコに結構ある。
理由はいろいろあるらしい。
子供の遺体を放置しておくと、ニオイで天敵をおびき寄せてしまうとか。
人間が不用意に触ったことでニオイがつき、危険と思って殺して食べる場合もあるとか。
チンパンジーに母性本能が無いってことはないんじゃないか? 犬や猫でもわが子を守る能力はあるんだし、母性本能ってのが「子孫を残し、守る」ことならば、どの動物にも該当するだろう あと、自分の子供を殺すことって人間でもよくあるじゃん。例えば再婚する相手の子供が邪魔だから殺したとか、 家族みんなで無理心中なんてこともある。捕食するのは共食いが起こる状況と同じで、厳しい状況下におかれてるからだと思う。 人間が殺しや共食いをしないのは、野生のような「殺らなければ殺られる」みたいな状況下ではないから。 例えば、飛行機事故かなんかが起こって、そこで生還した人が、救助をくるまで生き残るため、人を食べちゃったなんて話を聞くだろ? 人間でも状況が変わればそういうことが起こっちゃうんだよ。大昔にカニバリズムなんてのがあったけど、アレはそうしないと生き延びられないからそうしたんだとおもうよ。 必要性がなくなれば、そういう下劣な行為はしないし、起こりえない。人間ある程度の知恵があって、さらに文化や社会の発展があったからこそ、子殺し共食いという道を防げた。
ああ、改行すんの忘れた。
カニバリズムは宗教的・社会的営為だよ。 もちろん飢餓で仕方なく食うこともあっただろうけど、常食は普通しない。 人類学楽しいです。
人間も千年も前は普通に食ってただろうな。ただ単になんとなく食べてないだけ。人間なんてゴミクズだ全滅すればいいのに
千年前って中世だぞw人食いがいたらマジキチ扱いでブチ殺されるよ
アルジャーノンに花束を 残りの数十ページが読めない、読みたくない
人食って本能的にNGなのか社会的にタブーなのかよく分からないな 澁澤龍彦とかエッセイ書いてないかしら
>>252 泣いてすっきりしたまえ。そういう作用の本だ。
>>252 最後の数行が反則なんだよな
アルジャーノンを読んで障害者への偏見がなくなった気がする、不思議
筒井康隆『恐怖』を読んだ。 なかなか面白かったけど、筒井にしては凡作の部類かな。
漫画だが「プラネテス」読み終わった 孤独と宇宙と愛と神様をめぐるいい話だった
>>252 いい話だったと同時に、自分がアスペルガーであると気付かせてくれた本だわ
ラストは心にずしりと来るね
西澤保彦 七回死んだ男
SFミステリものでは有名ぽい人の代表作だそうな。
推理小説の面白さをいい年して初めて知ったので、
ちょっと推理してやろうと適当に取ってみた1冊。
結果は完敗。しかしレビューに違わず最高に面白かった。
皆は推理小説読んで、解けたことを勝利とするなら勝った事はありますか
完全勝利は無いな。部分的には分かったりもするけど。 ってかせっかちだから、考えるより先にページめくっちゃうわ。 自分、感情移入して読むタイプで「この登場人物可哀想……」 と涙を溜めて読んでたら、そいつが犯人だった時はメチャ悔しかった。
>>259 むしろその楽しみ方が完全勝利。先が読めちゃうのはミステリでは致命的だよ。
俺は犯人当てなんて後付けでいくらでも設定し直せる気がしてあまり興味が無い。
それこそ叙述トリックだとしたら…なんて仮定を入れるともうなんでもアリに出来るわけで。
それよりむしろどんだけうまく驚かせてくれたかみたいな、手品を見る時のような感覚で読む。
鳩とクラウジウスの原理 松尾佑一 森見が好きなら楽しめると思われる 鳩を使った話はどちらかといえばファンタジー寄りで、 冴えない男たちがカップルに向けた嫌がらせを仕掛けるというのはラノベの定番といった印象を受ける 装丁も含めて若者向けのエンタメ作品だと思って、この作品が受賞したフロンティア文学賞をググって見たら、 なるほど、前身の文学賞からしてそういうものだったのね
262 :
名前は誰も知らない :2010/06/05(土) 04:12:35 ID:HBKlJbuo0
村上春樹のねじまき鳥クロニクル読んだ とにかく長かった 所々ハッとするような表現やメタファーがあったけど抽象的すぎて結局何が言いたかったのか分からん
>>225 ハローサマー、グッドバイ
著者の名前を知らなかったけど気になったから、地元の図書館で検索してみた。1冊あったよ!
さっそく予約。明日か来週の頭には本が確保できる筈。楽しみ
ここ数年は気になる本があったら
図書館のサイトで検索>予約>待ちがない時は即借りられるから便利だ。
買うにしてもAmazonですぐに注文できる。
でも、これも電子書籍が主流になってくると
自宅で商品検索>即購入(ダウンロード)の流れになる?からもっと便利になるかもしれない。
早くそうなって欲しいもんですよ。
本の匂いが嗅げなくなるのは少し淋しい
問題はipadなどの端末が紙の本と比べて読み易いかどうか…
本屋に行って棚を眺める楽しみは捨てがたい 本屋の空間が一番落ち着く
267 :
名前は誰も知らない :2010/06/05(土) 10:15:00 ID:CAd2acT3O
花村萬月の百万遍シリーズ面白い。読みごたえあり。
アルジャーノンに花束を ってアマゾンで買おうとおもっても TOEICレベル 470点以上 辞書をひかずに原著がよめる「ルビ訳」付 とか説明のある本しかないんだけど 翻訳本はどこにあるの・・・ 一応翻訳者の名前は表示されてるけど
>>268 それが翻訳本で間違いないよ
同じ出版社(早川書房)の旧装丁版で読んだ記憶がある
っていうかいきなりTOEIC470の説明文はひどすぎるな
風間一輝 『男たちは北へ』 最近ハヤカワで再販されてた気もするけどこの人の著書は殆どが絶版になってる。 クリストファー・プリースト 『逆転世界』 最近映画になった『奇術師』(映画化名『プレステージ』)の著者。味わい深いSF。 神林長平 『魂の駆動体』 売れっ子だけど、面白い。この本の見所は1部の最後だと思う。 サミュエル・R・ディレイニー 『ノヴァ』 男の生き様?ラストシーンが良い。世界観も良く書かれてる。
>>269 そうだったんですか、ども!
でもウィキペディアであらすじ見ちゃった・・・・
まぁオチ分かってても楽しめるよね。
>>270 風間一輝?プリースト?ディレニー?
オマいは漏れか!
ハードボイルド大嫌いのオレでも、風間一輝だけは読み返すくらい好きだ。
早世したのが残念すぎる。
ハードボイルド小説の定義って何?
サルじゃないと思うなら自分で調べろ
ウルフ『幕間』(著作集6)が¥500で買えてしまった! マケプレだと¥48000(さすがにぼり過ぎ) 「日本の古本屋」だと単巻はなくて著作集全8冊一揃いで最安¥15000位か 珍しい本を格安で手入れたときはアドレナリン出まくるね いやー嬉しかった
万引きすればよかったのに
鬱屈した青春小説でお勧めは何かありませんか
>>277 ヴァ―ノン・ゴッド・リトル 死をめぐる21世紀の喜劇 って小説。
内容は
まぁ自分で調べて
主人公が喪男というか孤男というか冴えない推理小説シリーズないでしょうか
>>279 シリーズじゃないが都筑道夫の「猫の舌に釘をうて」はまさに喪男ミステリー
江戸川乱歩の傑作選を久しぶり読み返した こいつほんまもんの変態やわ・・・
万引き言ってる奴はいい加減大人になれよ
乱歩は屋根裏の散歩者って作品を映画でみたけど、なかなかエロくて良かったな
乱歩は一回だけ読んだことあるな。何読んだか忘れたけど。 ところどころエロイ描写があるよね。
乱歩が岩波文庫入りしたのはちょっと驚いた
まぁ、いーわな
隣の家の少女読んでケッチャムにはまってしまった。 中毒性あるねこの作家
エイベックスの girl next door が出てきたときは 「まさかケッチャムの作品名からとったのか?」と一瞬思った。 そんなワケねーんだが。
ただの慣用句だよ
おれならマヨネーズだな
醤油一択
色川武大の「怪しい来客簿」を読んだ 人よりちょっと場違いなところでしか生きられないような連中に目を向けた連作短編 その連中の異質さに、著者自身のかなり特異な感覚が、お互いに関わり合うことなく編み込まれてて、面白い 著者独特の感覚は、読者にさえもなかなか関わろうとしてこない、擦り寄らない この距離感がほんとスバラしい ユーモアを備えていていつも空々しい感じの友人が、博打の挙句脳溢血で死ぬ話が俺は一番好き
乙一の「幸せは猫の形」読んだ。 主人公が夢から覚めて泣いてしまう場面がとても悲しかった…
SM小説で何かオススメない?
フランス書院の飼育シリーズはなかなかお勧めだよ
大石圭が良いよ。
団鬼六でも読んどけ
罪を罰する覚悟が無ければ人を裁こうとしてはいけない ネット社会では不特定多数のリスクを負わない者達が人の罪を咎めようとする のような事が書物無いでしょうか?似たような内容であればかまいません
ahoo掲示板と2chに腐るほどあると思う
出来れば書籍でお願いしたいのですが。
フリーペーパーって結構良いのあるな。 天下り団体が出してるものはどれも無料の内容とは思えないレベル。 今科学分野のを読んでる
>>303 ウェブ炎上かな。
裁いてはいけない・・・というより
なぜ寄ってたかって裁く現象がおきるのか?
それを防ぐには?
みたいな内容だけど
星新一の「ようこそ地球さん」読破。 相変わらずスラスラ読めてまるで頭に残らない。 まるでテレビだ。 娯楽としては最高だな。
問答法についてのってる本ってない? この問答法の回避の方法とかのってる本もないの?
詭弁論理学とかがそういう本なのかね
312 :
名前は誰も知らない :2010/06/22(火) 23:06:20 ID:F0Pgt23b0
禅問答なら臨済録とか いきなり虎のまねをしたりびんたを喰らわせたりすりゃあ問答も回避できる
論理で人を騙す法 だっけ そういうのを望んでるのかい
プラトンは持ってます、詭弁論理学&論理で〜ってのは読んだことないです。取り敢えず本屋で眺めてきます。 あと、臨済録は調べてみたらクソ面白かったのでこれは買っておきます。
氷室冴子の「海がきこえる」読んだ 流石にこたえるな・・・・・・
ドストの悪霊、読んでいるが一向に話が面白くならん。
悪霊と未成年は最後までつまらなかったという記憶しかない
地下室は最高におもろいんだがな 黒い家読み始めた。おっさんきめえこええ
毒っ気を増した星新一みたいな小説家教えてください。 読みやすくてドロドロしてるSF小説が読みたいです。
書き込もうとしたらすでに同じ意見が >320
黒い家 読了 異様に長く感じたシーンを読み返してみるとたったの2ページ。表現力がすさまじい。 乳しゃぶれ〜!下手くそっ!
悪霊はキリーロフが出てくると面白いと思う あとは会話とか
今年の新潮文庫の百冊が発表されたけれども、読んでないものが多すぎて反省しちゃう。
新潮社の回し者か
新潮社の回し者ではないんだけど、yonda?っていうキャラクターのグッズがもらえるのがちょっと嬉しい。 主にブックカバーを集めてる。新潮以外にも、角川とか講談社とかのブックカバーも集めてる。 このままだとスレチなので最近読んだ本を。 三崎亜記の「鼓笛隊の襲来」、「廃墟建築士」、「バスジャック」。 どれもSF風味の短編集でおもしろかったけど、本格的なSF好きの人はイライラするかも。
あれ怖いんだけど
村上春樹の1Q81だっけ?なんか話題になっている奴。今日の暇つぶしに買おうかと思うんだけど、どう?面白かった?
330 :
名前は誰も知らない :2010/06/27(日) 08:34:12 ID:TpOB14gl0
本読むと頭は良くなんのか? あんたら頭良いんだろ?
いや、俺は頭悪いよ
332 :
名前は誰も知らない :2010/06/27(日) 08:50:04 ID:GL+zW54GO
小松左京『こちらニッポン…』みたいな設定で、サスペンス色を強くした小説読みたいです
333 :
名前は誰も知らない :2010/06/27(日) 10:30:05 ID:NzZum2pkO
SF御三家って孤男には評判いいんだな
新潮のグッズプレゼントってカバーを切り取らなきゃいけないから嫌いだわ あれは読書家を否定しているとしか思えない
昔、二見書房でもあったぜ
裏の端っこちょっと切るくらい俺は構わんけどな。 古本屋でカバーが汚いのは気になるが、カバー切ってあるのは気にならん。
文春文庫、講談社文庫、岩波文庫もやってる んなもん読書の本質とは別だし読書家を否定しているとは思わんな
338 :
名前は誰も知らない :2010/06/27(日) 14:01:30 ID:tjHy+REW0
昔、岩波文庫でも講談社学術文庫でもやってた。 岩波のブックカバーは今でも愛用してるが、新潮のは使いにくくてすぐに捨てた。 一番使ってるのは本屋で買った超シンプルなカバー(MADE BY CONCISEと書いてある)だな。
UNITED BEESの帆布カバーを愛用してるが 最近は外では電子書籍を読むことが多くなって出番が減っている
ブックカバー集めてるって書いた奴だけど、おれはブックカバーつけずに読む。
もらったやつはしまいこんでいて、たまに眺めるだけ。
あと何冊読めばブックカバーもらえる!って感じじゃなくて、いつのまにかもらえるほどの冊数読んでいたんだなって思えるのがしあわせ。
消防の頃、たくさん本を読んだ子にはキラキラしたシールを先生がくれたんだけど、それと同じようなもんかなと思う。
>>334 本を大切にする人なんだな。おれはつい雑に扱ってしまったりするから見習いたい。
五味太郎「大人問題」を読んだ。「毒になる親」ほど深刻ではないけど、大人と言うか親の奇妙さを言い当てていると思った。
「大人問題」は面白いよね 人生そう甘くないけど
>>329 まあまあじゃないかな
村上春樹を全部読んでる人からしたら、概ねいまいちだと思うくらいのもの
ただし他の作品を読んでるとより楽しめる点がある
>>342 いまいちなのにリア充相手に売れてんのかw
赤川次郎 一億円もらったら 読んでる 名前聞いたことあるなー、タイトル面白いなーと手にとって見たが めちゃくちゃ読みにくい。セリフ誰が喋ってるのかよくわかんなくて読んじゃ戻っちゃしてる シーンも唐突に切り替わるしなんだか悪い見本を読んでる感じ。 でもネットのレビュー見ると「わかりやすい!」「面白い!」というのばかりなので 俺の読解力が無いせいなのだろう。やれやれだぜ
赤川次郎・・・ブックオフで中軸を打つ打者だな。 1番 村上龍 2番 銀色夏生 3番 赤川次郎 4番 西村京太郎 5番 内田康夫 うちの近所じゃこんな感じw
346 :
名前は誰も知らない :2010/06/29(火) 21:44:24 ID:vQ1LurMS0
赤川次郎ほど読みやすい作家はいないと思うけどなぁ ただ確かに特徴としては、誰々が言った、とかそういう説明は省かれてて 台詞の「〜だわ」とか「〜ですよ」っていう語尾の部分で発言した人物が誰かを判断しないといけないってのはある 「1億円もらったら」は確か2もある、そっちも読み物としてはまあまあなんだけど 個人的には「天使と悪魔シリーズ」「ひとりぐらし」あとベタだけど「午前0時の忘れもの」あたりはオススメ 三毛猫ホームズが代表作なだけに、基本的に殺人事件をメインとした作品が多いけど 実は人の死なない青春物や、言わば「普通の話」の方が面白いことはあまり知られてない 21世紀の作品には比較的ほのぼのしたのが多いから、気が向いたら読んでみてよ
>>346 おおうありがとう。一億円読みきったらいろいろ探して見ます。
赤川次郎は読書初心者にお勧めだよな 俺は小学生、中学生の頃、ほとんど本を読まなくて子供の頃に読書習慣を身につけられなかったので 読書感想文とか凄く苦手だった・・・先ず、本を読まなくてはいけないという障壁がもの凄く高く感じて 高校生になると電車通学が始まり、電車に1時間近く乗ってる間、暇だから 雑誌や漫画を読んだりしていたが飽きてきて、いよいよ小説にも手を出すことに その時、読みやすそうな文庫本を書店で探した結果 文字がびっちりと詰まってない、見た目からして読みやすそうな文章だった赤川次郎をチョイス それをキッカケに読書の楽しみを知ることになった 当時、読書嫌いだった俺でも赤川次郎ならスラスラ読めたよ 内容は置いておくとして、それは凄いことだと思うし幅広く売れてる理由だよね
赤川次郎はトリックの解決や話のオチを考えずに書き出すらしいね 筒井康隆がそれ聞いて仰天してた
>>346 超軽いよな。読みやすいんだが、内容をあとで全く覚えていない件w
聖書 やっとこさ読了。 クリスチャンではないんだが、中身を知っといた方が良いということで 一ヶ月かけて新約、旧約、続編全部読んでみた。 旧約の方は教えと言うか、歴史書的な印象を持ったな。どの部族に戦いを挑んで 勝った、負けたということが多く書かれてあった。 コヘレトの言葉なんかは、努力しても、愉悦に浸っても栓はなくて結局は皆死んでしまうって 無常感があって、日本人と感覚が似てるのかもと思ったりした。人の人生は順境も逆境も神様が 決めてるんだからそれを受け止めて出来るだけ楽しく人生を過ごしなさいとかも意外に共感持てた。 何にしても、アダムとイブから始ってヨハネの黙示録まで読み終えるのは骨が折れた…。 岩波のヨブ記みたいに、後ろに背後関係の説明が載ってなかったのがちょっと残念だったな。 余談だけどユダヤ民族のど根性さとイスラエルの地に対する思いを知った今は、イランに攻め落とされる ぐらいなら本気で核兵器を使うつもりだろうなと思った。長文すまんかった。
352 :
351 :2010/07/01(木) 00:27:02 ID:BTUvA1oh0
栓→詮
やし酒飲み単体じゃ買えないんだな今 例の池澤編集の全集でディネーセンとのカップリングじゃないとだめか ディネーセンは興味ないし、少々割高になるんで迷ってる
「頭のいい子ってなぜなの」ヘンシュ貴雄 ふるい本だが勉強になった 脳科学入門としても読める
>>223 馳星周からの流れで何冊か読んだけどサッパリだったわw
文章自体はシンプルだと思うんだけど何故あんなに読みにくかったんだろうか。
読了するまで随分時間がかかったなぁ・・・
桐野夏生の「東京島」読んだ。
自分の中で最近この人の当たりがないんだよね。
スランプで本が読めない かといって読書以外に特に趣味もなく 孤独で暇であああああ
そういう時あるよ。 気にするな。
そういう時はラノベの出番だ
360 :
名前は誰も知らない :2010/07/03(土) 19:01:47 ID:3FmeH7940
>>356 大丈夫ですよ。
その時期過ぎたら、また再び、です。
雑誌でもめくるか、
活字を離れて、のんびりしましょう。
いまさらだが「時かけ」買った。アニメから入った俺でも楽しめることを願う。
筒井の? くそつまらんかった
まぁ筒井っぽくはないよね
筒井は映画化もされてるけど『パプリカ』が面白かったな
フォークナーマニアがいたら聞きたいんだけど、一番面白くて胸を衝く作品て何?
非Aの世界ってSF初心者でも読める?
367 :
名前は誰も知らない :2010/07/06(火) 05:41:41 ID:RWGm6CHT0
まとめwikiにハルヒがw
フォークナーマニアではないが『アブサロム、アブサロム!』今読んでる 一文が長くて読みにくい上に南部とか黒人とか混血とかの話だから そういうのに馴染みのない日本人にはいまいちピンと来ないと思う
『アブサロム、アブサロム!』、俺にはサッパリ理解できませんでした。 というかアメリカ文学全般が苦手。 どうも合わないんだよなー。
僕僕先生は上戸彩が似合うと思う
>>365 だけど、響きと怒りから読んでみる。岩波で。
楽しめたらアブサロムも読みたい。その場合河出のにするか講談社のにするか悩む。
サンクチュアリは前から所持してるけど、これはもっと後に読むつもり。
もともとサザンゴシック系が好きだから、フォークナーはその祖形の一つとして必ず体感したかったんだよね。
ぼっけぇ きょうてぇ 岩井 志麻子 岡山の貧しい農村が舞台のホラー短編集。 伏線の貼り方と生理的に気持ち悪くなった生々しい描写がよかった。 表紙がこわい。
>>371 講談社のは読みにくいからやめた方がいいと思う
河出については知らんが、どっちも変わらず読みにくかったりして
ジョン・ハート「川は静かに流れ」 一気読みで面白かったんだけど、前作(デビュー作)の「キングの死」ほどの衝撃はなかったかな 自分の中では。 リーガルサスペンスにまたはまりそうなんだけど、S・トゥローとかR・N・パタースンの、 絶版になってんのばっかりなんだよな・・・
375 :
名前は誰も知らない :2010/07/08(木) 18:33:14 ID:DxZzPXkw0
孤男が主人公の小説って何がある? 出来れば穏やかというか落ち着いた作品がいいんだが あと旅の作品だと俺の好きな要素だ 最近テリー・ケイの白い犬とワルツを、とロッティー、家へ帰ろう、を読んで、 孤男の癖に不覚にも暖かい気持ちになってしまった
376 :
名前は誰も知らない :2010/07/08(木) 20:34:55 ID:2szJ6iMmO
>>375 良かったじゃないか。俺暖かい気持ちになりたい。
俺は「地下室の手記」(ドストエフスキー)と「孤独な散歩者の夢想」(ルソー)読んでから孤独に更に拍車が掛かった。
あまりお薦めできない。かも。
地下室の手記は腹抱えて笑いながら読んだな。 全編暗いお話なんだけど、俺すぎてもうね。
二重人格の主人公もいいひがみっぷりだよ おだやかなすがすがしい孤男ってありうるのかね 一歩間違えるとかもめのジョナサンとかサン・テグジュペリとかみたいな 鼻持ちならない選民思想になるし
佐藤優の人生相談チラ見したらフランクな一面垣間見えて面白かった
そういや佐藤優はweb国家の国家への提言で1Q84を書評してたな 神学からのアプローチは面白かった
>>373 ありがとう。
読むならせっかくだから近年の河出の全集のにするよ。
『あなたの人生の物語』、ようやく表題作にまでたどり着く。 SFの匂いが強いけど、まだ数ページしか読み進めてないんでこれからどうなるのやら…。 「理解」はサイバーパンクっぽくって面白かった。
>>382 『あなたの人生の物語』は泣けるぞ
すごく感傷的だ
でもチャンってSFっていうかさ。いやSF以外の何者でも無いんだけど、 それを超えた視点を常に意識しながら書いてるようなとこあるよね。神様視点というか。 「バビロンの塔」読んだときこういうのアリか!?って思っちゃったよ。
村上龍の「イン・ザ・ミソスープ」4分の3読んだけど69、走れタカハシ!並みに読みやすいね 春樹よりは龍のほうが好きかなあ
春樹も龍も初期は良かったな 今は・・・・・・
387 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/10(土) 22:29:49 ID:pH7eqMyR0
村上龍の作品は元から文学的価値はないよな 春樹は今や世界的な作家
文学的価値ねえ 怪しげな評価だな 俺に言わせりゃどっちもどうでもいい 龍のほうが少しマシだが
ことしの集英社夏の100冊から「正義の味方」を選んだ俺は勝ったのか負けたのか。
スマイルズの自助論を読み終わった ひたすら努力、努力、努力至上主義で疲れちまった
夏の文庫フェアのコーナーを見たが、どれの出版社も表紙つうか装丁が酷いな。 特に古典の名作は目も当てられない状態。 業界が迷走しているな。
>>391 有名絵師使ってもつれないよな。ってかそのへんの古典文学っていま青空文庫
とかで無料だから金払う必要性を感じない。
出版が必死なのはわかるけど、確かにあの装丁はひどすぎだ ばかにしてんのか!
あと結構前のことだけど、講談社現代新書もカラフルな蛍光色の装丁になって かなり不評だったよね。 講談社現代新書の元の装丁は好きだったんだけに。 あの頃から出版社問わず新書買わなくなったな・・・。 内容も今では酷い有り様だし。
はっきり言って出版社のフェアとかどうでもいい
夏の100冊言うてる時点で(ry
角川の表紙に出てた女の子は可愛かったな 不道徳教育講座とか伊豆の踊り子の
>>392 青空文庫いいけど、読み方が何とかならないかなぁ〜
あんま詳しく知らないんだけど、ipadとかキンドルみたいなのがないから読めないんだよね
パソコンだと目が疲れちゃうし、なんかいい方法ないのかな?
やっぱり岩波文庫が一番落ち着く 時々翻訳がどうしようもなく古臭いことはあるけど
キンドルは目が疲れないよ キンドルみたいな反射光ディスプレイの電子ペーパー端末だったら何でもいいんだけど ソニーが年内にそういう端末を国内販売するって言ってるから、それ買ってもいいかも
別に紙の本でいいや
>>400 実はプリンターも持っていないんだww
>>401 その端末も値段によるなぁ
案外高価なものだったら、ipadでも個人的にはいいと思うし
少しググってみたら、PSPで青空文庫読めるアプリがあるみたいだから、それを使ってみるよ
コメントありがとうね
自分はコピーしてテキスト化したファイルを電子辞書で読んでるな
>>404 俺も昔は電子辞書使ってたけど、パソコン変えてからドライバが無くなった
and
その電子辞書にはドライバが入った付属CD-Rがなぜか始めからなかった
から、できなくなっちゃった
SDカードをわざわざ用意するのもめんどくて、結局PSPにしたよ
みやすいけどね
>>403 iPadは重すぎて疲れる。iPhone/iPod Touchまたは本当に本だけでいいならばKindle。
Kindleがもちろん読書だけなら優れている。辞書も内蔵しているから洋書を読むのも
楽。
俺も紙でいい 電子書籍に魅力を全く感じない
ろくに本も読んでいないヤツに限って電子書籍がどうこう言っているだけな気がする。 少なくともiPad/iPhone買った奴らで電子書籍機能目当てに買っている人っているのかね。 iPhoneを電車で使っている人は他のアプリを使っているイメージしかないな。
ネットによく古典のtxtとかpdfが落ちてるからそれに活用するためならいいけど、 実際いらない機能が多いし別にどうだっていいかな、電子書籍
本に場所取られなくていいじゃん
本に場所を取られる幸せもある
>>408 俺も紙の方がいいな。
あんなもん読んだ気がしない。
コンテンツによっては 電子書籍導入もアリかな。 ただ現状ではまだ要らない。
もうちょっとコンパクトになって欲しいよなぁ まぁ、コンパクトにすると自我読みにくそうだが、拡大できるしいいか
ああ、そういや高校生の時に翻訳家になりたいと思ってた 活字だけ相手にしてたらいいんだもんな 孤男向き。語学出来たら本気で目指してたかもしれん
同級生が公務員2年で辞めて、留学して翻訳家になってたなあ。
翻訳で食うのもキツいらしいな 俺も夢だったときあったわ
そろそろ本棚追加しないと置き場がなぁ... 基本的に文庫ばかり買ってるけど単行本とかの2段組みが 自分には読みやすくて好きなんだよね。 海外ミステリで好きな作家の早く読みたいと思ってても原書にトライするほど 英語力ないからなぁ。
俺にも憧れはあったが、翻訳家に限らず、言葉を扱う仕事に就くには 常人をはるかに超える記憶力がいる。日常的な言葉遣いですら 「あれ?こういう時なんて言うんだったっけ?なんか適切な言葉があった気が〜」 みたいなレベルだと到底仕事はできん。 趣味で小説を書き始めて良く分かった。根本的に奴らは記憶容量が違う。 三島由紀夫が「辞書を読みなさい」って言ったらしいが、 この台詞に次元の違いがまざまざと出てる。
蔵書が4桁いったあたりで本棚に本を置くのはもう諦めた 今は簡易閉架式(段ボール)だ 作家は常人と記憶容量が違うのではなくて、似たような記憶容量を言葉に特化して使っているだけだと思う
>三島由紀夫が「辞書を読みなさい」って言ったらしいが 言葉を扱うことの関心が深まるにつれて古典なり語源的な知識に向かうよ たぶん辞書ほどおもしろい読み物はない
ずいぶん前に三島由紀夫の「仮面の告白」だっけ?読んだけど、 ちんぷんかんぷんだった記憶が...
言語学者が書いた本を読みたくなった
>>423 興味だけならある。要は頑張って読んでも知識として溜められないのが悔しい。
本物の作家は小難しい言葉もほとんど自分の物にしきってる。
427 :
名前は誰も知らない :2010/07/15(木) 01:15:19 ID:lETcYBJ+0
金田一京助と春彦は面白いよ。 その下は知らん。
第二言語習得の理論とかも面白い 中間言語とかね 自分が英語を喋ってる時に何語で思考してるか、実際よくわからん
言語学者で作家ならとりあえずエーコとか
秀穂先生は若い頃パチプロだったんだよな
円城塔ってどうなんだ?
>>431 読んだけど俺の読書レベルが低すぎるのか正直よく分からん
日本語の文章のはずなのにプログラムのコード読んでるような感覚
分からない人に分かるように書く気は今の所無さそう
>>432 なるほど、ありがとう
一応『オブザベースボール』と『次の著者に続く』読んだんだが意味がわからなくて
他の人はどうなのか気になってさ
三島由紀夫 坂口安吾 村上龍 十文字青辺りが好きなんだけどアングラ的な作品ないかな 海外でもいいけど救い様のない作品とか 隣の家の少女は読んだ
筒井康孝読み始めてるけどあまりピンとこない やっぱ江戸川乱歩は読みやすくオモスロイ
歴史が好きで網野善彦の「日本の歴史をよみなおす」(文庫版)を読んでみたけど、なかなか刺激的な内容だった
>>421 別に辞書どうこうの問題ではないと思うけどな
そもそも昔の作家は日本語の素養が段違いだし、
環境の問題なんではという気がする
あと、鹿島茂とかが言ってることだけど小説を体系的に読むことがなくなったせいで
今の作家は小説の引き出しが少なくなってるってのもあるような
438 :
名前は誰も知らない :2010/07/17(土) 07:18:54 ID:IPcO0TVC0
小説以外の教養も必要だしな 東大出身者に文豪が多いのは当然のような気がする
>>438 特定の大学の学生サークル出身者が業界で幅をきかせていただけでは?
440 :
名前は誰も知らない :2010/07/17(土) 09:14:59 ID:l5WgIjX5O
マルクス 資本論 戸坂潤 日本イデオロギー論 加藤周一 日本文学史序説
というか昔は大学進学率も低い。東大行くやつはめちゃくちゃ頭いいし教養もある。だから文豪も多い。
442 :
名前は誰も知らない :2010/07/17(土) 10:15:39 ID:l5WgIjX5O
ちなみにムツゴロウさんも東大。しかも現役。 大学院に進んだ。
東大以外だと早稲田も何か小説家多そうなイメージがあるが 慶應はそんな感じしないな
444 :
名前は誰も知らない :2010/07/17(土) 11:10:58 ID:3ztiSGZC0
たまに電車とかで本に興味なさそうな人(服装とかで判断) が小説読んでいたりする なぜか妙にうれしくなってしまうことがある
慶應は周作・久作がいるお。 詩人もいっぱい輩出しているお。 早稲田は小説家は輩出しているがエンタメ路線が多いイメージだお。
小島政二郎は慶応だね 『眼中の人』に、「俺は慶応の中では物知りだけど 東大の芥川や菊池寛には全くかなわない」 って凹んでる場面がある 『眼中の人』は青春小説として普通に楽しめるのでおすすめ
三連休とか…
東大の話するとうれしそうに小谷野が来るからそろそろやめるか
東洋の哲学史を勉強したいんだけど、ちょうどいい参考書が見つからない 西洋哲学史の本なら良書がたくさんあるんだけどなー
夏っぽい小説で、読んでて鬱にならないやつない?
村上春樹「風の唄をきけ」
大槻ケンヂ 「ロッキン・ホース・バレリーナ」
夏への扉
だからそれはリア充だって
開高 健 「夏の闇」
夏と花火と私の死体
457 :
450 :2010/07/21(水) 20:32:10 ID:L3vgdm3U0
なるほど、いろいろあるんだな。ありがとう 『夏への扉』と『夏と花火と私の死体』は既読だな 『風の歌を聴け』興味有るけど村上春樹って何か鬱そうなイメージ 『ロッキン・ホース・バレリーナ』って夏の小説なんだ、知らんかった・・・ 『夏の闇』タイトルからして気分沈みそうじゃないか・・・?
俺がネタで書いてる小説
うp
おもしろいzyん
才能はどうか知らないけど もう少し改行を増やしたりレイアウトいじって文字の密度を下げると 読みやすくなるかもしれない
小説を投稿するサイトもいろいろあるようだから、 そういうところに投稿してみては?余計なお世話かもしれんが・・・
出版社の新人賞に送ろうぜ。 2回送ったが1次すら通らずに半ば自棄になってはいるが。
完成するかどうかが不明なw オチは考えてはいるんだけどね 読ませる分を書くって難しい オナニー文章だしこうやってまったりとしてる方がいいかなあ あと誰か絵でも描いてくれればうれしい ってことで安吾さん読んでくる
孤男だし創作しようぜ スレ立てたらどうだろう?
まず栄えるかどうかが分からん 今更「罪と罰」読んでるけど面白いね 「金閣寺」より読みやすいかも 最近近代作家しか読んでねえや
>>460 読めない。文字反転&ブツ切れ。なんでだ。
でもまぁスレチはやめたほうがいいけど。。。
読まなくていいよ時間の無駄になる文章だしw スレチな話題すまんかった
『ペンギンの憂鬱』読了。 よくあるパターンだけど、孤独だ孤独だとぼやいてる主人公がすごいリア充だった。
>>470 むちゃくちゃ面白そうだ
久々にペーパーブック買ってみるかな
「パーク・ライフ」読んでみた 芥川賞作家ってこんなだっけ いやまあただ合わなかっただけと俺が頭悪いからかもしれないけどさw ちなみにみんな尊敬する作家先生いる? 三島さんが好き
現代文学はそんな感覚だよ。 何これ?って大概なる。
辻仁成の芥川受賞作読んだけど なにがいいんだかさっぱりわからんかった。
黒革の手帳 松本清張 どういう展開にさてなるのかと読んでったけど 後半の急落は逆に気持ちがよかった。読んでて落ち着かなかったけどw
佐藤友哉『デンデラ』を読書中 羆vs50人のおばあちゃんっていうギャグみたいな設定だけど壮絶 この人の作品はわりと孤男向けというか厨二病患者向けというか・・・
灰色のダイエットコカコーラが面白かった
>>477 確かに面白かったが、
何だか読んでる途中で恥ずかしくなってきて
何度も読むのを中断したのはいい思い出
>>472 >>473 なるよなー。そこまで前衛的である必要は無いじゃんって思うこと多数。
「アサッテの人」なんかも、あんなこねくり回した物が芥川賞って言われても。
全く同じネタでも、例えば472がお好きな三島が書けばもっとまともな傑作になっただろう。
吃音キャラが「金閣寺」とかぶるせいでそんな風に考えてしまう。
480 :
名前は誰も知らない :2010/07/25(日) 11:57:13 ID:qoYN779+0
『俺俺』が気になる
481 :
名前は誰も知らない :2010/07/25(日) 12:58:12 ID:fKlnEiE7O
おまえら読書メーターやってる? 便利だぜ
ああ、やってる。 色々と整理できて助かってる。
ブクログ派の俺、涙目w
484 :
名前は誰も知らない :2010/07/25(日) 17:47:17 ID:fKlnEiE7O
>>64 >>66 で出ていたショーペンハウエルの幸福についてを読んだけど
これは弧読者必読の書だわ
かなり勇気づけられた
500円だしおまいらも買って読むべし
業者じゃないけど500円だよ!買ってね!
>>485 茶化すなよ…
単に面白かったから薦めたかっただけなんだよ…スマンカッタ
図書館でもなんでもいいよ…スマンカッタ
この板で煽られるとマジでヘコむわ…スマンカッタ
ショーペン・ハウアーの幸福論は結構2chでも評価高いよな 読んだことないけど、孤男向きと聞いて読んでみたくなった
>>486 煽り耐性無さ杉だろ・・・
というかそこまで悪質な煽りと思えんが
アーサー・C・クラークのイルカの島が新品品切れっぽいからマケプレで頼んだぜ。 来るのが楽しみだぜ。
いいから体操しろって書いてるアランの幸福論しか読んだ事ないけど好き
ギターのcharってこんな本だしてるんだって手にとって パラパラめくってたら違和感、らもさんでした。
アランの幸福論は素晴らしいな 便所に置いてひとひねりの度にひとセンテンス読んでる 短いからね
江戸川乱歩まじサイコウ。ヒトの狂気の描き方がすばらしい
>>493 芋虫とかグロ過ぎだよな
俺はちょっと遠慮しとくわ
乱歩は怖い。 小学生の時に何故か少年探偵団シリーズではなく 人間椅子を読んでしまい どう表現していいか分からない程のショックを受けた 同時に興奮も覚えた しばらくして図書館で痴人の愛を読んで 自分の属性が決定付けられた
丸尾末広で漫画化した芋虫、最高にグロw サブカル畑からは大讃美だったがw
雷が怖すぎてたけどブコウスキーの本読みながらなんとか耐えたわ 殺すなら殺せって感じの気持ちになってくるね。雷とか理不尽すぎてまさにブコウスキーの世界
近代文学ばっかり読んでたから軽いの読もうかと思って久々にラノベ買った 十文字青「ぷりるん」、「ヴァンパイアノイズム」 上月雨音「SHI-NO」あたりは面白い 後者のスノッブ臭さは否めないが 最近ラノベも既存の作家作品しか買ってないなあ
>>493 防空壕を小学生の時に読んですげえ萎えたw
今ではいい思い出だ
>>494 たしかに描写がグロい。
だが人間の心理のがもっと怖いと感じさせられる・・・。
>>495 人間椅子はサイコウだよな。最後のどんでん返しw
>>499 熟女好きは歓喜wwwwwwwww
漱石の草枕っていいな そんなに感情移入しなくて良いから軽く読める 笑いあり涙あり…って小説は読む前から気構えちゃうから疲れるんだよなぁ
読む本が無い。小説は嫌いなんで他適当に買ってるんだけど、 その手の本は本屋行ってもいつも同じものしか置いてない
個人経営の本屋、古本屋ってほとんどみかけなくなった たいていツタヤかブックオフか他のチェーン店
有る所には残ってるよ。
いま個人経営の小書店のほとんどは学校向けの教材販売でやっていってるだけだよ
地方だけど、個人経営の書店は壊滅。 地元に根付いているところも繁華街の本店は機能縮小(ジュンク堂が駆逐w)。 かといって郊外店舗も厳しそうだ。 俺の場合、欲しい本は地元資本の書店には置いてないから、必然的にamaかジュンクになるな。 この前ひなびた温泉街に移転した古書店に行ったが土曜なのに休みだった。 店舗機能に期待が持てず、ネット販売に活路を求めてのことらしいがゴミ屋敷にしか見えなかったw 肝心のネット販売も日本の古本屋っていうサイトを見る限り、ぼったくりで酷いもんだった。
東野圭吾の流星の絆読み始めた。おもしれえw シーが完全に脳内で戸田恵梨香に 変換されるw
509 :
名前は誰も知らない :2010/08/05(木) 00:05:53 ID:4BrzJ3X90
グリルパルツァー『ウィーンの辻音楽師』がよかった 福田宏年の訳文が美しい
夏だしホラーが読みたい
511 :
名前は誰も知らない :2010/08/05(木) 01:43:08 ID:dEibWQr20
>>490 >>492 アランはいいね
背中をぐいぐい押してくれる
エマソン論文集も好きだ
>>510 小泉八雲とドグラマグラくらいしか知らない、すまない
トルストイの「人生論」読んでる
今のとこ、ひたすら生命の捉え方について説いてる
ホラー?と言えば、表紙をイラストレーターの安倍吉俊が書いてる文庫を昨日本屋で見かけた タイトルも覚えていないけど、あれ面白いのかな
「グランド・フィナーレ」 狙ってんのかこの回りくどさは
小説に飽きてきたから、哲学と心理学の本買ってきた Fラン大学生の俺がちゃんと理解できるか心配
虚飾の学問ベスト2だな
理解できるかどうかと言うより 理解できなかった時にどうするかが大事だな 教えてくれたり討論したりする相手が必要 ええ、もちろん私にそんな相手はいません
お前らどんなイスに座ってる? 俺は安物のパイプイスなんで糞つかれるから、本を読むときはベッドで読んでるんだけど、 まぁあれだ。寝ちゃうんだよね。
自宅で座りながら仕事をしようと思ったので 肘掛がついていて、背もたれが大きく、後ろに少し反るやつを買った。 普段はそれに座りながら、ときどき机に脚を乗っけてふんぞり返って読んでいる。 疲れたら座椅子。 横になると腰や肘がすぐに痛くなるので、めったにやらない。
いいなぁ。
>>517 俺今受験生なんだけれども、やっぱり椅子とか変えた方がいいのかな?
もう10年使ってる、パソコンデスク用の安い椅子なんだけど、凄く腰が疲れる
椅子って家具屋でちょっと座っただけじゃ自分に合うかどうか分からないよな 良さげだと思って買ってみたら凄く腰が疲れたりしてがっかりする
>>520 それは今までよりも椅子に座る時間が長くなったからではないのか?
いい椅子でも長時間座ってれば疲れるよ。
そんなことに気を取られずに、体をちょっと動かしてから再度勉強しる!
いや、受験生とは思えないほど机に向かっていないw 短い時間だけでもすぐに腰とお尻が痛くなるんです 慣れろってことなのかな
もっとお尻が痛くなるようなことしようか
ちょっと興味 ・・・あるかも
家で勉強は無理 自習室借りたほうがええ
ここで男色文学への流れになると思いきや
トーマス・マンとかどうですか
そういや先月の代ゼミ模試で評論に福田恆在の「藝術とは何か」が出題されたね 恆在訳のシェイクスピアが好きだから興味は一入だったよ 早く受験から解放されて本を浴びたい…
受験に関係あると言って出そうな本を浴びるって手もあるぜ!
シェイクスピアはオセローとハムレットとアントニーとクレオパトラ読んだ ローゼンクランツとギルデンスターンだっけ、ハムレットに出てくるふたりが好き アントニーとクレオパトラは情熱の愛と嫉妬が主題のかなりいい戯曲だと思った 次にオセロー、ハムレットはハムレットの性格を解説読んでもう一度読むと面白い
結局ホラーってことで『ラヴクラフト全集1』読んだ くどくど回りくどい上に宇宙的恐怖とかでそこはかとないアングラB級臭を感じつつ いかにもな感じの胡散臭さがすごくよかった ああ!窓に!窓に! いあ!いあ!くとぅるふ・ふたぐん!
クラフトさんまじラヴ
怪奇小説のひと?
535 :
名前は誰も知らない :2010/08/08(日) 18:11:07 ID:Kf8Fj3Ld0
『孤独な散歩者の夢想』読了 惹かれる文章も中にはあったが、 全体的に愚痴っぽくって読みにくい
>>535 今日図書館でシオラン2冊借りてきた俺に謝れw
メタフィクションとかポストモダンとかマジックリアリズムとかその手の小説って、なんであんなに長大な分量なものばかりなんだ その手のばかり借り出し中なんでいつ返せるかわからんよ
孤独な散歩者の夢想はルソーじゃないの
それともあれかな ルソーなんかよりももっと愚痴と呪いに満ちているシオランをこれから読む俺に対して謝れw と言っているのかな どうも自分は読解能力が無くて困る
紀伊国屋ってポイントカード制度導入したんだな 先日、久々に寄ったら「カードはお持ちですか?」て聞かれて驚いたよ
>>537 読みづらいってのはあるかもしれないけど、特別長いってこともなくない?
単に、得てして大作が後世まで残りやすいってことじゃないかな
ディケンズもトルストイもドストエフスキーも長い
ポモ文学などの「現代的な」作家の中にも短編傾向の作家はたくさんいるよ
ボルヘス、カルヴィーノ、フリオ・コルタサル、オースター、バーセルミ等々
まあ気に入るかはまた別問題だけど
>>542 言われてみると確かにそうかもね
ただ、同時期に多く書かれたミニマリズム、リアリズム傾向の小説と較べると長大なものが多かったから、
糞長いなーと印象付けられたのかもしれん
読みづらいとは思わないんだけどね
リルケのマルテの手記読んでいるけどこれは小説? 手記って読んだことなかったから小説と呼んでいいのか 内容は退屈だ、100ページあたりまでよんでいるが
星雲賞候補にあがったもの達を読んでみる夏。 津原泰水 / バレエ・メカニック からいってみる。
>>544 一応小説(フィクション)だけど筋らしい筋はなく、哲学的なエセーに近い
少なくとも起承転結の妙を味わう類の本ではないな
俺は『マルテの手記』結構好きなんだけどな・・・
若き詩人への手紙、だっけ? あれはさっぱり退屈だったw 以来リルケは避けている
俺も好きだな。 適当に頁めくってそこにあるちょっとした話を読むのが好きだ。 ちなみに爺さんの家にあった真赤なちくまクラシックのやつを拝借してる。 なぜその本を読もうと思ったの?っていう疑問に対して「家にあったから読んだ」 ってのは、なんだか気が楽なんだよな〜って俺だけかな。
たしかに詩人らしくて表現が綺麗でひかれるところはあるんだけど、意味が中に浮いて伝わってこない感じ ヨーロッパの貴族の設定だから、貴族とはほど遠い自分には予備知識詰め込んでないとスッと入ってこないな でもウルネクロスターの舅を訪ねにいった話は好きだわ
レディ・ガガのWikiで見たんだが、彼女の腕のタトゥー、リルケの詩を彫っているらしい それを知って以来彼女に興味を持ってる
調べたら「若き詩人への手紙」からの引用みたい(詩ではない) 参考までにレディー・ガガの彫ってる(らしい)英文 In the deepest hour of the night, confess to yourself that you would die if you were forbidden to write. And look deep into your heart where it spreads its roots, the answer, and ask yourself, must I write?
↑ちなみに新潮文庫だと15ページあたり(当たり前だがドイツ語の原文からの翻訳) ガガのタトゥーはリルケの言葉そのままではないみたいだ
すみません、画像見たらうまく判読はできないけどドイツ語で彫ってますね 最後の muss ich schreiben? は読み取れます
>>551 わざわざありがとう。これから新潮文庫で読み返してみる
自らの内へおはいりなさい、辺りだね。自分はドイツ語読めないので日本語で……
夏だから怖いの読もうと「墓地を見下ろす家」見たが B級ホラー小説だったw 「屍キ」も読んだが死んだ奴が会話するとか 糞アニメみたいなのだったから投げ捨てた 今度は若竹七海の「遺品」読みたいけどこれに期待してみる
556 :
名前は誰も知らない :2010/08/10(火) 19:57:45 ID:uObb64Y40
『黒死館殺人事件』『ドグラ・マグラ』『虚無への供物』『家畜人ヤプー』 以外で"奇書"と呼ばれている作品なにかある? できれば日本の文学作品で。
シュルレアリスム作品全般
>>556 『匣の中の失楽』竹本健治
『黒死館殺人事件』『ドグラ・マグラ』『虚無への供物』『匣の中の失楽』
これで四大奇書らしい
最近の奇書クラスの大作が知りたい ディスコ探偵水曜日は興味がある
それは日本の古典本格ミステリに限っての奇書だけどね ジャンルに関係ないなら、たとえば小説内でものすごく奇妙奇天烈で実験的なことをやらかしてる文学なんて大昔からたくさんあるよ 一例を挙げればトリストラム・シャンディとか
トリストラム・シャンディは実験的な面白さはあっても奇書とまでは呼べないだろ なんか奇書って言うとミステリー要素入ってるイメージ
んなことあるか ミステリなんかよりよっぽど奇書だろう ミステリみたいに定まったフォーマットがあるジャンル小説より、制約も何も無い文学の方が奇書はうんざりするほど沢山ある 念のため言っておくと俺はミステリは大好きだが
ミステリの奇書は作為的というか、 奇書って言わせたいが為だけにこねくり回してる場合が多い。 もっと幅広い意味での実験小説の方がずっとそれっぽい。
虚人たち
『きつねのはなし』 別にどんな季節でも怖い話は楽しいけど、 日本の怖い話はやっぱり夏に読みたいもの
とりあえずミステリ系で思い浮かんだ奇書が、泡坂妻夫「しあわせの書」殊能将之「黒い仏」 色んな意味で普通じゃないよ
>>558 ドグラ・マグラは青空文庫で読めるから読もうかな〜。読んだ甲斐あった?
568 :
556 :2010/08/11(水) 21:25:23 ID:2X7KxZN60
みんな有難う 初めて聞くタイトルが幾つかあったので読んでみる ゲエテ『タッソオ』(岩波文庫)読了 自意識過剰で独り善がりで被害妄想なタッソオが俺過ぎて、読んでて疲れた
横レスだがむしろアンチミステリではドグラマグラしか俺は勧められない。 あれならミステリの枠外で心象を反映した文学と思える。 残りのはただのゲーム。どれだけ複雑にしても「複雑ナノネー」な感想しか抱けない。 まあそういうパズル的な楽しみ方をしたいなら匣の中〜だけで足りるかな。
570 :
名前は誰も知らない :2010/08/12(木) 21:39:09 ID:xT085mn5O
夏なので野坂昭如「火垂るの墓」読む。 何度読んでも何度読んでも名作だ。 最初アニメ見たときは、まさかこんな文体だとは思わなかった。
コクトー『恐るべき子供たち』読了。 一所懸命かわいいヒロインを想像しようと思ったのに挿絵に全て持って行かれた・・・
「考える人」という雑誌の村上春樹へのロングインタビューを読んでる。 三日間かけたインタビューらしい。今日、二日目の分まで読んだ。 こんなに長いインタビューを読むのははじめて。 春樹が長編小説を書いている時は、他に書くのは翻訳くらいで、 エッセイとかは書かないらしい。 だから今「anan」にエッセイの連載を持っているという事は、 「1Q84」の続編などは書いていないという事だろう。
『さらばモスクワ愚連隊』読了 主人公が余りにかっこよすぎて、中二の妄想みたいだった…
ハーバーマス『史的唯物論の再構成』
とりあえず、正義のミカタとかいうのを読んだ。2度とこの作者の本だけは買わない と誓った。
>>575 終盤で主人公が周囲に承認されたのが許せなかったの?
>>571 『恐るべき子供たち』良いよなぁ。俺も好きだ。
ロジャーゼラズニィの『光の王』を薦める。
ヒンドゥー神話知ってるとめちゃくちゃ厨2設定の凄いsfな話で楽しくなる
>>578 うん、新訳版。
本屋で岩波ちょっと開いてみたんだけど、あれじゃ言葉が難しくて自分には理解できん
角川版も理解できなかったわ。 岩波なら・・・と思ったりもしたが、新訳105円でゲットできたら再読するか。 コクトーは他のも読んだけど全然覚えてなくて、何これ?っていう印象だけが残っている。 まあ俺がカッコつけていただけなんだろうなw
島荘の最大傑作ってなんでしょう? 「都市のトパーズ」と「奇想天を動かす」は 凄いとおもたけど。
異邦だけはない
583 :
名前は誰も知らない :2010/08/19(木) 14:24:28 ID:qL1yFGG9O
本を「硬」、「保守」以外全部売った。 どんなに異常者扱いされても「硬」の「保守」を貫こうと思った。
異常だとは思わないけど、幅の狭い、視野の狭い、世界の狭い、余裕の無い人だとは思われるだろうな
585 :
名前は誰も知らない :2010/08/19(木) 14:42:03 ID:98Il/A42O
硬 保守 ってタイトルなの?
タイトルが短くて検索に引っかからないから両方の著者名を教えてくれよ
>>584 んなこたーない
>>585 少なくとも俺は思うので、敷衍すれば同じように思う人間もある程度いるってことだよ
>幅の狭い、視野の狭い、世界の狭い、余裕の無い人 これもう異常者だろwwwww 保守・硬を貫くのは結構だが、その為には革新・軟(?)の本も読むべきなんじゃないかと思ったり。 対する意見も見ないままに自分の好きな方に凝り固まったら融通の利かない年寄りみたいになっちゃうよ
>>587 そのとおりだけど、自分が好きで読むだけならそれでいいんじゃない?
俺はそういう読書はしないけど
589 :
名前は誰も知らない :2010/08/19(木) 15:06:54 ID:98Il/A42O
単に本を整理する際に特に好きな本を2冊を残したってだけの話だろ 恋空とセカチュー以外全部売りました★とかよりはずっとマシだと思うけどな それに政治思想なんて偏りがちなんだから保守だから偏屈とか革新だから偏屈とか言うのは馬鹿の極み
>保守だから偏屈とか革新だから偏屈とか言うのは馬鹿の極み どこにもそんなこと書いてないな。 単に片方だけ読みまくってたら偏屈で馬鹿になるのは必至だわな
直接的な単語を使用していないだけだろ 回りくどく反語的な言い回しに明らかに保守思想を馬鹿にする意図を感じたんたが
夏を知るためには、他の季節も知らなければ夏を知ることはできない 人間を知るためには、他の生き物も知らなければ人間を知ることが出来ない Aを知りAを追い求めていこうとするなら、A以外のものもそれなりに知っていかなければならない 保守でも革新でもどっちでもいいが、思想の個別的な話だったら、哲学思想板なりスレなりでやってくれ
>>592 お前が人の思想にに難癖つけだしはじめたのに偉そうなことさらっとキリッと言うもんですね…
まあこれ以上レスしても無駄だな
>>592 >Aを知りAを追い求めていこうとするなら(略
なんで思想だとか大仰な話になるんだよ・・・子どもにも通じる一般常識だと思うけど。
>>591 保守馬鹿にする意図とかあり得ないな。左右かかわらず片方だけ読むことにケチつけただけだよ。
政治の話したいなんて意図微塵も無いし、失礼ながら興味も無い。完全なミスリード。
誰かこいつらつまみ出せ
好きな詩人でも挙げていこうか?オススメあったら教えてほしいし 俺は萩原朔太郎が好き
保守というキーワードひとつで荒れるところを見ると、 やっぱりここも2ちゃんだな、としみじみ思った。 好きな詩人はウェルギリウスかな。 オウィディウスも好き。
598 :
名前は誰も知らない :2010/08/20(金) 03:39:49 ID:K9y8EEUIO
宮沢賢治
599 :
名前は誰も知らない :2010/08/20(金) 03:43:40 ID:+onWq604O
好きな詩人はサーディとハイヤーム 弧男らしいだろ
カール・サンドバーグ
田村隆一 正直詩を読む才能がないのか、さっぱり頭に入らんけど、 この人のは印象残っている。 あとこの前ブックオフでタゴール詩集を105円でゲットしたが読んでいない。
>>597 よく読め
保守で荒れてるんじゃない
片一方しか読まない、という読み方で荒れてるんだ
まだ読みかけだけど、ゴーゴリの『死せる魂』が面白すぎる。 色々なタイプの地主とのやり取りがユーモラス。食べ物の描写が多いのも嬉しい。
男では金子光晴 女では石垣りん
このスレにいる人たちは月にどのくらい本を読むの? 俺は月に一冊ぐらいしか読まないんだけど
俺は学生だから時間もあるし、10〜15かな? 読み切らないで中途にしてるのも含めたらすこし増えるかも
四六時中いろんな本をやたら読む時と 本?何それ?って感じの時が交互にやってくる感じです。
昨日図書館行って7冊借りてきたところ 松岡正剛の千夜千冊が置いてあると思ってなくてwktkが止まらんかった
純文とか哲学が多いから読めても5冊くらいかな。 読書よりも資格の勉強を優先させてからはあまり読まなくなったが、 積読は増えていくばかりだ。
伊坂幸太郎「終末のフール」読了。まあまあ。
京極夏彦「死ねばいいのに」 オススメ
なんという京極っぽくないタイトル
>>611 iPhone向けに出ているから買っても良いな。やすいし。
>>611 つうか内容的には同なのよそれ。タイトルだけみると酷い作品だがw
定期的に復刊してくれ・・・ 高価を通り越して手に入らん。
東野圭吾「白夜行」買った。今月中に読み切るのが目標。
検索してみたが、800ページ越えの文庫一日で読むって休日でもない限り無理だろ・・・
619 :
名前は誰も知らない :2010/08/26(木) 00:15:15 ID:z5a373pb0
600分で読んでも10時間かー 徹夜すりゃ可能だな
読むことは可能だが、内容が頭に入らなくね
一気に読んじゃうとつまんなくね?
>>617 人の目標にケチつけてんじゃねえぞカス!
白夜行2日くらいで読んだことある。もちろん休日だが 東野圭吾の文庫は、字がやや大きめだし、ストーリーの軸がしっかりしてるから 読むペース早いよ
読む速さなんて人それぞれ、瑣末なことだよ ジロドゥ『オンディーヌ』読了 フーケーの『ウンディーネ』よりも、水の精が魅力的に感じられた
速読なるものがどこかで流行ってるらしいがあれって小説でも意味あるの?
>>625 小説でもやれるだろうけど、小説って文章を楽しむもんだからやっても意味なくない?
論文とか読むなら有効だろうけど
自分も速読力はつけたいんだけどね
>625 まだ楽しむ気はないがストーリーや人物設定などをさらっとチェックして 出来を判断する時には有効 専門書、学術書、ビジネス書等は基本速読で気になるところだけ精読で充分 詩集と哲学書は速読はムリダナ
628 :
名前は誰も知らない :2010/08/27(金) 18:04:56 ID:rC9BwTjj0
まず第一に考えなければならないのは 万ある本の中に有益なものがあると思い込む幻想を やめる事である。
本から学ぼうなどと思っていては犬にされてしまう 本も読まないようでは豚になる
俺は俺でいい
>>629 犬も豚も自分の糞を食うからどっちも厭だ
都会人は電車の影響で片手読みできるんだよなカッコええな
前に座ってる人の頭に落として以来電車の中で単行本を読んでいない
片手で持てる厚さの限界に挑戦したくなるときがある
>>632 片手読みって、単行本もってこと?
それはやったことないなぁw
636 :
名前は誰も知らない :2010/08/31(火) 22:26:04 ID:USy9q65X0
中学くらいのときは本ムチャクチャ好きだったのに 高校入って映画ファンになってから 本は情報量が少なくて退屈な物に感じて、ほとんど読まなくなってしまった 映画観てると音楽やら映像やら、色々映るからね、本が物足りなく感じるようになった ただ、映画は2時間なら2時間、必ず拘束されるけど 本は自由に読み進められるから、そういう気楽さもあるんだけどなぁ 今みたいに、モニタ眺めるのにうんざりした時は本が恋しくなるし とりあえず、谷崎潤一郎の「春琴抄」を先月読んだから 今度は「猫と症造と二人の女」を読みきらねば・・・ しかし、どうもチョイスを間違えた気がするな 素直に評判の良い「細雪」を読むべきだったか・・・ あー読みたいのにダルいとはこれいかに・・・
ああ、あの、一応働いてます、余談ですけど やっぱり働き出すと特に読書量落ちるよな
データとしての情報量は映像の圧勝だが、作品を読み終わった後に残る情報量って むしろ本の方が多くない?
>>636 俺は映画よりも本だなぁ
なんかの小説の映画化ってよくあるけど、やっぱり自分の思い通りの解釈がされてるわけじゃないから、あまり映画は見ない
B級アクションなんかは時々見てるけどw
自分の思い通りの解釈がされてないのは面白くもあると思う あーこういう見方もありだよね、みたいな
TVのドキュメンタリーやニュースはどんなに良く出来ていてもやっぱり本のほうが密度が濃い。 伝える情報のタイプの得意不得意はあっても、本の方が情報の伝達量は多いと思う。 自分のペースで読めるしね。映画は早送りすると流石に味わいが。
いちばん想像力をかきたてるのは映像や音楽じゃなく、言葉だよ 言葉はそれらに較べたらずっと間接的で制約が多いがゆえに、 逆に遙かに強く喚起する力がある
643 :
名前は誰も知らない :2010/09/01(水) 02:54:04 ID:IYcPbQAb0
そうなんだよな。 最近のどぎついAV映像みるより、昔のビデオサロンの得ろビデオの広告文章のほうが結構得ろ意。 「テーブルの上に寝かされた松子を数人の男が取りかこみさわりまくる。 その後に次々と男たちが挿入。3、4コすりで交代」 とかな。
最近だと ペロペロ が威力ある
飯食いながらとかストレッチしながらDVD見て、電車や待ち時間に小説って感じだなぁ 全然頭に入らない
浪人でも読めておもしろいおすすめの本教えてください
例えば浪人が読めない本って何?
そもそも浪人に読めない本ってなんだよ
おもしろい本読んでる場合じゃないだろう
短時間で楽しめる手軽な本、って意味じゃない?よく意味がわからないけど
和田秀樹の受験本でも読んどけ
ここはカラマーゾフの兄弟か戦争と平和だな
653 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2010/09/03(金) 15:10:01 ID:0WuDGHRU0
>>636 映画は「広く浅く」って感じだね
「物語」という制約もあるし深く思考することは出来ない
最近は藤沢周平の時代物を読んでる。 初期作品は作者自身がかなり鬱屈した気分で書いてたみたい。 たしかにその頃の作品を読むと、 乾いた絵の具を使ってのキャンバスを真っ黒に塗ってるような雰囲気がある。 孤男にオヌヌヌ。
>>646 浪人は「きけ わだつみのこえ」がぴったりかも
女の書く小説は絶対に読まないと決めてたんだが、 2chのまとめサイトで紹介されてた「夏の庭」を読了。
恩田陸の小説おもすれー
久しぶりに高校の現代文の教科書引っ張り出して 山月記読んだらすげえ面白かった 授業でも読んでたけど、当時はそこまで感情移入できてなかったからなあ
東野圭吾『白夜行』を読んでる。 あの二人の気に食わない行動を取ってしまうと大抵悲惨な末路を辿るから 登場人物がいつ死亡フラグを立てるのかをハラハラしながら読んでる。
>>646 やんなきゃいけないことがあるときほど読書したくなるって不思議だよね
自分が浪人してたときは星新一の本をよく読んでいた。短くておもしろいよ
適度に息抜きしつつ受験勉強がんばれ
『失われた時を求めて』って、とどのつまりどういう話なの?
「神曲」みたいなもんよ。
今更ながら福沢諭吉の学問のすすめの現代語訳を読んでます
>>659 俺もそれ読んでいる。かなりボリュームあるから当分読み切れないわ。
>>664 自分も最近読んだ。
一日、二章位のペースで読もうと思ってたが、一日で読んじゃったよ。
ちい散歩観てたら散歩したくなったから公園まで歩いて公園で読書するお♪( ´▽`)
>>666 そして蚊にかまれる…虫さえいなきゃ散歩読書サイコーなんだが
家だとだらける眠くなるクーラー病になるでうまく集中できんし
俺は秋まで待つ
668 :
名前は誰も知らない :2010/09/06(月) 14:22:00 ID:ZliOwUGt0
>>667 香取線香でも炊けば?
あと、電池駆動の香取とか
>>669 こういうの俺も欲しいけど、これじゃあギター弾きづらいよねw
哲学者とオオカミ 読んでみたいが高いな どうして輸入盤は安いのに本は高いのかしら あっ、翻訳するからか
672 :
飲兵衛孤男 ◆3lWjo8kf8k :2010/09/06(月) 17:11:15 ID:dIv0o9Z5O
職場の休憩時間に北方三国志読んでます
673 :
名前は誰も知らない :2010/09/06(月) 17:43:32 ID:fs07otdkO
ゴーゴリ「外套」読了・・・何という孤男主人公 俺もこんなふうに地味な人生を寂しく終えていくんだろう
ロシア文学は孤男の嗜み
ロシア文学読んだことないんだけど、オススメのってあるかな?
ペレーヴィン
678 :
名前は誰も知らない :2010/09/06(月) 21:10:03 ID:Oy68/mqyO
プーシキン
679 :
名前は誰も知らない :2010/09/06(月) 21:18:47 ID:psHA0lBWO
ドストエフスキー『白夜』 サクサク読める短編
日本作家のロシア文学信仰は異常 まあそういう呪縛も一昔以上前からなくなってきたけれど
681 :
676 :2010/09/06(月) 21:40:26 ID:FJ/YXrSp0
みんな書き込みありがとう いろいろ探して読んでみるよ
メランコリックなところに惹かれるんだけど作家はどういうところを見てるのかな
>>673 かなり噛み砕いて訳してあるので読みやすいですよね
今読むとそれほど大した事書いてないけど、当時の人たちにはインパクトあったんでしょうね
ロシア文学とかスゲーなこのスレ 一時話題になったカラマーゾフの兄弟すら読む気起こんない。ロシア人名覚えてられんし難しそう 山田悠介でいっぱいいっぱいだわ
ジョイスとかより大分マシだろ ラノベでもニンギョウがニンギョウとかわけわかんないし
せっかくなんで山田悠介作品の中でも特筆してお勧めした作品紹介お願いします
花田清輝の「錯乱の論理」を読んでみたいのだが、古本屋で全集でも買わなきゃダメかね 絶版の本は著作権フリーにして青空文庫にでも入れて欲しいわ
ロシア文学も人名長いのはともかく短編なら読みやすくて面白いの多いぞ カラマーゾフは糞長いし思想臭いからとっつきにくいが
シドニィ・シェルダンゲームの達人が新訳(?)だかで出るね 昔読もうとして挫折したけど読んでみるかな…
シオランの誕生の災厄読んでみたけどなんか鼻について俺には合わなかった
ちょっとロシア文学に興味出てきたかも
大学入学時にカラマーゾフ読んでドストエフスキーにはまったな 思想臭いところは確かにあるけど、『罪と罰』『カラry』ストーリーもしっかりしてるから 登場人物の名前さえしっかりメモして把握すればめちゃくちゃ読みやすいと思う。 いい歳してロシア文学薦めるのも恥ずかしいかも知れんが、おススメ
>>687 絶版して一定期間で復刊されなければ著作権フリーにしていいと思う。
死後50年とかアホみたいに長い期間じゃなくて数年とか10年とか。
どうせ著者も出版社も儲からんのだし。
むしろ複製フリーにした方が文化の保存としてはいいだろうに。
ドストエフスキーは長編から入るときついかもよ。 地下室の手記は中編だし、孤男メンタリティにはグッとくる内容だから 入門には最適。 普段から古典文学に親しんでいない人は、ページ数の少ないモノから入るのがいいと思う。
>>687 錯乱の論理なら岩波文庫の日本近代文学評論選昭和篇に入ってるよ
>>693 だよね
中野重治の小説とかも読みたいけど青空文庫に無くて、
よく考えたら死語まだ50年経って無いんだな・・と気付いた
著作権のせいで優れた文章が読めないのって、本末転倒な気がする
>>695 超サンクス
買ってくるわ
>>696 精魂込めて作った側としてはただで持って行かれるのも良い気分じゃないんだろう
中野重治の小説もいくつか文庫で出てるんだけど 単に本に金かけたくたくないだけだろ
赤ままの歌をうたうなだっけ?これどういうこと?
物の価値のわかる人間で、読むに堪えるマンガは おれの知ってる限りじゃ、つげ義春と水木しげるだけだな 手塚治虫は駄目。作品にテーマがある分、そこらへんの漫画よかましだが こいつの漫画は、設定こそ秀逸だけど、そこから展開されるストーリーが月並み。予定調和
>>701 今まで何冊くらい漫画読んできたか教えてほしい・・・。
あと作家括りではなくて、作品単位で括った方が良いかと。
「四丁目の夕日」
「孤独のグルメ」
「釣れんボーイ」
「プラネテス」
あたりは純文学・古典文学好きの俺でも感心したが。
あと孤板にも漫画スレあるよ。
何故に 関係無いスレでいきなり漫画の話題を持ち出すのか。
漫画はさすがに読書に入れちゃまずいだろ 個人的にはライトノベルと携帯小説も読書と言って欲しくないレベルだわ…
普段マンガしか読まない奴が趣味は読書ですっていうのは突っ込みたくはなるな マンガはマンガで素晴らしいけどね
相手にした俺が悪かった。 「物の価値が分かる」とか「だけ」なんて断定するからムキになってしまった。 個人的には 一部の若手〜中堅漫画家作品>>芥川賞クラスの日本現代文学 という評価なんだよな〜。 現代文学にまつわる議論はここでも随分されてきたが、 売れないミュージシャンの逃げ場にすらなっているからな>新人賞。 ま、漫画の話はこの辺で。
ラノベは子供むきだからまあ許せるが それなりの大人が読む円貯め小説で やたらと改行や会話文が多いのはどうか
あんなに大きな釣り針に食いついちゃうようじゃまだまだだぜ
文章力の見せ所は情景描写
710 :
名前は誰も知らない :2010/09/08(水) 20:46:39 ID:k42Edo7+0
9時くらいに飯も風呂も全部済ませて、PCの電源も落とし 2時間くらいゆったり読書をし、そして眠る ちょっと1週間くらいこれやってみようと思うんだけど まー別に、だから何ってことはないんだけどw
ホラー系でおすすめの小説あったら教えてくだされ 罰ゲーム、あそこの席、親指さがしは読みました^^
>>665 まあぶっちゃけ面白いからやめどきが難しいよねw 俺も時間があれば一気に読んでたわ
713 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2010/09/08(水) 21:08:18 ID:8wLxs7f20
文語文マンセー 昔みたいに使われるようにならねーかな
最近、純文学より探偵小説にはまりだした
東野圭吾 探偵の掟 マジオススメ
東野圭吾はずれ少ないよなー。やはり天才なのかね。最近は伊坂幸太郎にも食指を のばしたい。
シャーロック・ホームズのパロディ集がラノベの代わりになってる漢字。
小説の主人公に用意されているような救済措置は現実にはひとつも存在しないのだ
伊坂幸太郎はストーリーはまあまあ面白いけど 人物や状況の描写が少ないせいなのか、なんとなく読みづらい まあ単純に相性が悪いだけだろうけど
オイディプス王から村上春樹まで古今東西それなり語れる俺だけど 水木しげるは星新一のショートショートに勝るとも劣らないなかなかのものを作ってると思うよ
>>702 がどれだけ鑑賞眼を持ってるかだなあ
現代漫画なんて
過剰なディフォルメとステレオタイプのかっこよさ、皮相的な知識披露の
無教養な人間に対するハッタリしかないと思うが
723 :
名前は誰も知らない :2010/09/09(木) 11:56:29 ID:ScZo61x90
いまさらながらだけど 1984イマイチだね
図書館で予約したら207人待ちだった 何年待たせんだよ・・・・
>>722 あなたは
>>701 ?
俺は
>>702 だが、もしそうなら今まで何冊漫画を読んできたか改めて質問するわ。
「純文学・古典文学好きの俺」と書いているから、そこで鑑賞眼の少しはあると思って欲しいし、
あなたがどの程度文学作品を読んできたか教えてほしい。
俺の好きな文学作品は「死霊」「嘔吐」「眩暈」「青い花」「素粒子」「族長の秋」・田村隆一など。
三島・公房・ドスト・夢野・寺山あたりはほぼコンプで、今読んでいるのはタゴール詩集だけど、
>>722 的に俺の鑑賞眼はどう?
あと
>>702 で挙げた漫画作品、どれか一冊でも読んだことある?
俺はつげもバッチリ読んでいるし、つげと交流のある地元の古本屋にも行くのだが。
現代漫画への批判で【しかないと思うが】としている時点で、読んでいないことは確定っぽいけど。
因みに「四丁目の夕日」は現代漫画ではないよ。
まとめると・・・
>>722 =
>>701 ならば・・・
1.俺の鑑賞眼はあなたにどう映ったか?
2.俺の好きな文学作品をどれだけ読んでいるか?、
3.
>>722 自身の非漫画における読書経験はどれくらいか?(あなたの鑑賞眼も知りたいので)
その上で・・・
4.あなたは今までどれくらい漫画を読んできたのか?
5.
>>702 で挙げた漫画4作品を読んだことがあるか?
6.現代漫画をどれくらい読んできたか?
この6つの質問に答えてほしい。
>スレ住人の皆さま
すみません、また熱くなってしまいました。
何卒お許しください。
最近の芥川賞は本当にダメなのか?と思い、アサッテの人を読んだのだが確かに酷かった いかにも哲学バカが書いたって感じ。文体に目新しさがあるのは分かるけど 全てが内向きで、発信する能力がない。悪く言えばオナニー本 芸術を何だと思っているか彼は。調べてみて、二年間引きこもり書いたってので少し納得か・・ 評価できるのは、よくこんな売れそうにもない作風で勝負できるなってことくらい
>>726 あーだこーだ言ってんじゃねえ
それなら鑑賞眼を見てみるから「仮面の告白」の書評を書いてみやがれ
勝手に読書歴披露されたところで、鑑賞眼を持ち合わせているかどうかなんて分らんわ
どうしようもない馬鹿かもしれないしな
>>726 長文でうだうだ言わんでも、「マンガもピンキリ」の一言でOK。
730 :
名前は誰も知らない :2010/09/09(木) 14:49:37 ID:B3cS9Sh0O
太宰治読んだけど、全然おもしろくない なんでだろ・・・
>あーだこーだ言ってんじゃねえ
って、あなたが漫画に対して最初にあーだこーだ言ったから熱くなったんだけど・・・。
書評ねえ・・・ネットの時代だからどこからでも拾ってこれるけど、
俺の書いたのだって信じる?w
書いたら書いたで「あーだこーだ」で済まされたら悲しいし。
それに好きな作品の傾向で鑑賞眼くらい察することができると思うけど。
簡潔に三島評だけ書くよ。
「三島はクーデターに失敗して自害したのではない。
市ヶ谷駅前にある謎の釣り堀で足を滑らせて溺死したのだ」
あの釣り堀見た時はカオス過ぎて、マジで三島事件とかアホらしくなった。
駅のホームから見える一等地にアレはないだろうと。
>>727 であなたの現代文学に対する鑑賞眼は俺と概ね一致するから、
読書遍歴云々関係なく、鑑賞眼は似てるところあると思うよ。
友だちにはお互いなりたくないだろうけどさw
まあ気が向いたら俺の勧める漫画も読んでくれな。
書評に関していうならば
>全てが内向きで、発信する能力がない。悪く言えばオナニー本
そんな名著、いくらでもあるぞ。
「地下室の手記」なんかも受け手次第ではそう評価するだろうし、マルドロールなんかもそんな感じ。
ただオナニーが変態的すぎて、文学を発信したんじゃなくて精液を発射してしまったというか。
はいはい、どうぞ
>どうしようもない馬鹿
と思って下さいな。
スレ汚し、改めてすみませんでした>ALL
732 :
名前は誰も知らない :2010/09/09(木) 17:28:19 ID:X820JQKEO
素晴らしい漫画は沢山あるけどワンピースだけは糞くだらないし、 絶賛してるやつの大半は売れてるから良い作品だと思い込んでるだけ
というか深夜やってるアニメそのものの大半が似たような内容でクソだけどね
>>732 自分が気に入らない作品は総じて駄目って思考は
自分の視野を狭めるからよくない
勝手にやればよろし ただ感情を振り回してスレの雰囲気悪くするのはやめてくれよ
>>732 ドラゴンボール、北斗の拳以降、妙に重苦しく
リアルな雰囲気をまとったバトルマンガがメジャーだった頃に、
「海賊がお宝目指す」 ってな、非常に古臭い少年冒険活劇の王道を
やりきったって面では評価できるよ。
往古でいえば、隠者文学、 出世間的な作品って、 なかなか日本では出ませんね。 遁世するどころか、 世間に出たがる人間だらけだから、 望むべくもないかも。
そういう生活に憧れる奴はちゃんといると思うよ ただ、現実とあまりにもかけ離れてて読んだ後鬱になりそうで怖いな
739 :
名前は誰も知らない :2010/09/09(木) 21:04:30 ID:cNCmDrv/O
740 :
名前は誰も知らない :2010/09/09(木) 21:10:38 ID:tjiMzloq0
遠藤周作いい あの挫折感がなんとも言えん
少女みたいな少年と温泉に行きたい 男とつきあいたい 女の友達が欲しいほしい と乾けわからん話だったな太宰は ホモを気取りたかったのかな?あのエセホモ感はわりとわかりやすい
742 :
名前は誰も知らない :2010/09/09(木) 21:41:20 ID:tjiMzloq0
太宰は典型的な自堕落で破滅型の人間だろ ホモだのなんだのは三島だ
饗宴みたいなラブラブホモが読みたいのう
744 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2010/09/09(木) 23:46:35 ID:liwIoQeR0
男女の恋愛描写よりホモの恋愛描写のほうがキュンとするんだけど
そういうもんなの?なんかゲージュツ家ってホモが多い印象でそういうとこ苦手。 肉欲はストレートでも女のメンタリティーは嫌いってくらいなら自然と共感できるんだけど。 つまりなんというか、女より男のメンタリティーが好きだからホモやってんのか、 本能的に男の体が好きでホモやってんのかとでは俺とっては雲泥の差で、 後者の比重が大きいとキモいってなっちまう。それでホモ関係は食わず嫌いしてる。
三島の禁色読めばそう言った考えもガラリと変わる
やっぱ俺みたいなのが読むとしたら仮面の告白より禁色の方がええのかね。 三島の文章自体は好きなんよ。
なあ?読書って....有意義だよな? 楽しいんだけどさ...これで良いんだよな?
俺は「本なんて読んでて面白い?意味ある?」的なことを聞かれたら 「別に学歴コンプレックスとかファッションで読んでいるだけですよ」 と答えているw 有意義かどうかの答えは難しい。 リア充が「読書」の部分を「人生」に変えて疑問を感じる時が孤男への第一歩・・・。
俺は読みたいから読んでるって答えるな 毎回「何こいつ」みたいな目で見られるけどな
読書は人生
どこまで行っても何もない現実が異常 虚構にのめりこむのは正しい
面白いから読んでる以外にどうしろと
754 :
名前は誰も知らない :2010/09/10(金) 17:34:22 ID:OY7PbTSM0
読書が有益かどうかは、その人の立場、読み方、どんな本を読んでいるかによる
文学を読んでいて役立つことがあるとすれば、世界観、 ひいては視野が広がることにつながるということか まあ、人は必ず死ぬんだし、いづれすべては幻滅につながるのよ 意味だけを求めていても、逆に不毛になるだけ やりたいことやれたら勝ちさ
本が無いと生きていけない 1日でも読まないと死ぬ
どんだけやねん
なんかここの年齢層って相当低そうな気がするんだが
おれの書き込みのせい!?
確かに専門的な鋭い書き込みは見られないが 趣味の読書スレだからオーケーだろ適当で 大学でいえばサークルみたいなもん
星座から見た地球/福永信 スキップしてるかのように、子供たちのささやかな生(と死)を点描していく文体にガートルード・スタインを思い出した。ガートルードの文章はスキップと言うほど軽やかではないけど。ともかくすばらしい。
純粋に小説を楽しめる奴が羨ましい。 おれが根っから好きなのはゲーム。でもゲームの時間の浪費感はダントツ。 その瞬間の快楽だけで何も残らない。ゲームは禁止した。 ダメ人間とゲームの組み合わせは最悪。 小説なら多少の教養が得られる。少なくとも言葉は学べる。 そんなせこい理由の後押しが無いと読む気がしない。妥協した娯楽。 まぁ、楽しいんだけどな。
763 :
名前は誰も知らない :2010/09/10(金) 22:01:37 ID:x0vgwqev0
>>762 俺も同じ風に悩んじゃったから
物語ではなく、事実を基にした本を読むようにした
簡単な物だと戦国武将の紹介から、難しい物だと政治経済まで
後者はちょっと無理したけどねw
知識と娯楽とを両立させることができれば、むしろ満足感があるよ
逆に、今は物語はあまり読めなくなった
本を読んでない人より読んでる人の方が心は豊かになる。
765 :
名前は誰も知らない :2010/09/10(金) 22:33:21 ID:zcpmBjsHO
村上春樹の1Q84は駄目だな セックスシーン多すぎて童貞には不快極まりない
野獣死すべし
>>765 春樹に限らず初恋恋愛結婚不倫セックス風俗を描いた作品は全く共感できない
だから世の名作のほとんどはつまらないし、それがあふれてる現実はもっと嫌い
日本映画史100年/四方田犬彦 四方田の単なるシネフィルとは距離を取った姿勢は結構貴重だと思うし、 シネフィルが決して書かないような映画史の概説をあえて書いて、 映画をみない人に対して映画への手引書たらんとするこの本の意義も理解できるんだけど…なんだかなあ。 まず第一章の第一行目からキネトスコープは1893年に「発明」されたとか書いてあるし。 一行目からこれじゃ他の記述もどこまで信用していいかわからなくなる。 作家論や作品論ならまだしも映画史の本で、しかも映画史家を自認してる人が こんなイージーに書き流しちゃだめでしょう。 やっぱいまいち四方田は信用できないなー。
769 :
ε=┏(*゚▽゚)┛ :2010/09/11(土) 00:07:45 ID:ZQn5g9gjO
ぃゃだからなんでドグラマグラ読まないの?((笑))
>>765 ハルキは昔からエロ多すぎ
とりあえず有名だからと手に取るとえっ・・・となる
ノルウェイとかB級エロがなんで他作家と違うステータスになった感じになってるの?
>>767 確かに。多くがふしだらさ不誠実さを自慢してるみたいに見えてしょうがない。
例えば、積極的に浮気して自爆しただけの軽薄さの何がドラマなのかと。
何かもっと根源的な、自分と一般世界とのどうしようもない齟齬とか、
そこにフォーカスした懊悩の方がよほど読み甲斐がある。
773 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2010/09/11(土) 01:39:03 ID:hq3pONnB0
作品の中の性描写を単なる濡れ場と捉えては駄目だよ
774 :
名前は誰も知らない :2010/09/11(土) 02:13:52 ID:LnofHcXrO
村上龍の本おもすれー
龍も春樹ももうだめだな 昔はどっちもよかったけど
セックスとかいいから… 文学に濡れ場描写とかいらんから… エロゲで充分だから… セックスのあった事を描写するのはいいけど、 なんでああねちっこく濡れ場を描写するのかね? エロを求める市場の原理に押されてなのかね?
777 :
名前は誰も知らない :2010/09/11(土) 11:06:37 ID:eDQeLZ2C0
最近は小説より歴史書や実用書をよく読む読むようになった。
不思議な少年44号の文庫版を買った 後書きの中に、篤姫や坂本龍馬、土方歳三らの名前が書き足してあってガッカリ オッサンむけの、くだらない時代小説じゃないんだから気をつけてほしい というか、あとがきだの解説だの巻末エッセーはいらない
角川ってたまにニッチな海外古典出すよね。 俺は岩波版読んでいたらスルーしたけど。 解説は多少必要だとは思うけど、あまり個人的な思い入れが強いのはね・・・。 著者の略歴に一般的な評価を多少肉付けしたくらいので十分かな。
ちんこの起つ小説は総じてクソ けど私のおちんこセンサーは感度抜群で困ったものだ やれやれ
眼球譚
セックスと暴力は、文学のテーマとしてはもう時代遅れ 俺が童貞だからそう思うのかもしれないが
今流行りの文学テーマって何?
学術書とか思想書ばっかり読んでるわ 岩波文庫で言うと青と白 洋書にも手を出して何冊か読み終えた 昔は小説ばっかり読んでたけど、たとえ娯楽だとしても他人が一生懸命考えた脳内妄想ストーリーだと思うとのめり込めなくなった にたような理由でTVゲームや映画からも離れた まだ実社会で役に立つ分学術や思想のほうがマシな気がする
書物は思想を表現したもので、ストーリーは読ませるための仕掛けだと思う 学術や思想って社会で役に立つ場面があるの? 日本人から一番遠いところにあるものじゃない?
増補 友よ映画よ、わがヌーヴェル・ヴァーグ誌/山田宏一 素晴らしい本。 山田氏がヌーヴェルヴァーグの本山「カイエ・デュ・シネマ」誌に同人としていた頃の個人史をベースに、 さらに資料をふんだんに駆使してヌーヴェルヴァーグについて縦横無尽に語っている。 ヌーヴェルヴァーグに関する情報の充実ぶりもすごいが、何より山田氏の映画に対する愛と、 映画が作られる現場に居合わせることのできた喜びが (そして最後の方には自分が作る側の人間になれなくて観る側に留まっていることへの屈折した感情も) 文章から滲んでいて良い。 やっぱ人を映画へと誘うのは、ハスミ的な抑圧でも四方田的な啓蒙でもなくて、こういうストレートな肯定の感情だよなー。
788 :
名前は誰も知らない :2010/09/11(土) 21:51:24 ID:gw2giN9Z0
村上春樹ってもしやセックスしたことあるのかな?
>>785 同じく。
俺は古典文学、岩波で言う赤も嗜んでいるんだが。
どれも面白いってお墨付きだし、
何より考えて自分なりに咀嚼するのが楽しい。
>>788 さもセックス経験したかのようなリアルさがあるよな
まさか本当に・・・・ ゴクリ
791 :
名前は誰も知らない :2010/09/11(土) 22:39:29 ID:YRCcO28W0
学術書とかの話してる人、良かったらオススメ教えてくれ 哲学とか精神論とかはイマイチ乗れないので 事実に基づいた物が良い
792 :
名前は誰も知らない :2010/09/11(土) 22:43:35 ID:TSM3EddSO
もう嫌や恋も愛も! 小説なんか糞喰らえ! もう生涯ドラッカーとハーバードビジネスレビューしか読まん!!
枕元用の照明買ってきた 涼しい秋の夜は布団の中での読書に限るね
今更ながら『幸福論』読み始めた。 最近こういうのが心を穏やかにしてくれることに気がついた。
>791 哲学は事実に基づいたものだよ 個人の実体験から遊離した思考は役に立たない 自然科学か社会科学が好きなのか? 俺は普段は哲学、工学、経営学の本が多いが ジョナサン・ハーヴェイ「インスピレーション 音楽家の天啓」とかいうのを買ってきた 元は著者の博士論文みたいだが、訳がイマイチっぽいが面白そう
>>791 学術書とは言えぬと思うが、「ビザンツ皇妃列伝」を自分はお薦めするかな。
著者井上氏の他の著作も一緒に読むとさらに面白いかも。
歴史系が嫌いだったらすまん。
>>794 幸福論って色々な人が書いているけど、誰の?
俺はラッセルの幸福論を岩波で読んだのが最初だな。でもあまり感心しなかった記憶がある
>>796 いいよねえあれ。
最近復刊されたし。まあ日本人にはちょっとマイナーすぎる分野だけど。
このスレ以外に勢いあるんだな。孤男スレにしては。 しかし白夜行面白かった。俺が女性不信になるには充分ナ作品だった。
重松清『ビタミンF』読了。
幸福論はショウペンハウアーのが孤男向きだな
ショーペンハウエルの「幸福について-人生論-」 本当にお勧めする 完全に孤男を対象にした本だよ 実生活に孤独に歩むにあたっての箴言が豊富 これを読んでから鬱屈した気分が晴れた
このスレ定期的に幸福論の話題出るよな
ショウペンハウエルとアランとラッセルとヒルティの それぞれの幸福論積んでるわ,,, ショウペンハウエルから読んでみようかね,,,
幸福かどうか考えないようにしてる
読んだこと無いけどショーペンハウアーと春日武彦は脳内にメモしてある。 小説しか読んで来なかったがそろそろその手の思想本も読もうと思う。
俺の鑑賞眼が鋭すぎる… 名刀・菊一文字則宗より鋭い
>>800 個人的には「セッちゃん」が一番好きだ。
ショーペンハウアーは パパに感謝しないとね。
810 :
名前は誰も知らない :2010/09/12(日) 18:02:50 ID:nUqJpvf9O
小説はフィクションだから許せるけど、得体の知れない外人が思い込みで書いた本なんて、読んでも共感できるわけないよね
そもそも共感するために読むものでも無いしな
同じ日本人同士だから共感/理解を得られるはず、というのは甘え ほとんどの場合、情緒的な雰囲気に溺れてしまって、客観的でない 小説にしろ映画にしろ、日本人の作るものが駄目な理由はそれだろ
813 :
名前は誰も知らない :2010/09/12(日) 20:39:25 ID:NqzFXSjUP
つか共感得たくて書いたような文章嫌だろ 読者に媚びた構成の本は好かん
>>797 遅れてゴメン
アラン(岩波文庫)です。
幸福論っていろいろあるの知らんかった…
その前はエーリッヒ・フロムの生きるということを読んでた。
短気な性格を何とかしたくて読んだら結構おもしろかったので、
ここのところ思想書の類ばっか読んでる。
幸福論って友人やパートナーが幸福の必要条件って書いてあるのが多いよな? そういうの読むと絶望的な気分になる。
ものによるだろ ガンディーなんかは、肉体も精神も全ては神からの借り物だから 家族にも友人にも自分自身にも執着せずにただ奉仕しろ (天職に全力を挙げろ) って言うし ショウペンハウアーは言うに及ばず、そもそも他人と関わるなって言ってるしな
>>815 むしろリア充を馬鹿にして、独り孤独に歩むに当たっての処世術箴言が
ショーペンハウエルの「幸福について-人生論-」
白泉社からは「孤独と人生」と言うタイトルで出ている
>>814 アランですか。読んだことないから今度見てみる。
この間ヒルティの幸福論を買った。個人的にはラッセルのよりこちらのほうが好き。ヒルティも影響受けたらしい「自省録」なんかもおすすめ
>>817 おもしろそう。どこの翻訳で読めば分かりやすいかな。
出来れば文庫で手に入ってくれるとありがたい
>>819 俺は新潮文庫から出ている「幸福について」しか読んだこと無いけど
分かりやすいかは別にして多分こっちのほうがおもしろい
白泉のは新訳だけど新潮のは1950年代の訳だから現在は差別用語としてる単語もそのままだし、文体の辛辣な表現も際だってる。
ショーペンハウエルの文の醍醐味は辛辣なペシミズムとアフォリズムなので、それをよく体感するなら新潮文庫版だと推測する
お望みの文庫だし安いし
ショーペンハウエルは岩波文庫から出ている「読書について」もおもしろいので興味もったらこっちもお勧めする
どうでもいいが原語の発音は「ショーペンハウアー」だったよな?
どっちでも判ればいいだろ
「リア充」なんて言ってるやつが読書してるのかと思うと呆れる
クスクス
スタジオジブリが加藤周一とか堀田義衛とか アカデミックな方面の活動をしているのを知って驚いた
>>826 加藤周一のDVDとか出してるよね。高いけれど。
堀田善衞は知らなかったな
読書なんてパチンコと変わらねえゴミクズの娯楽なんだよ 毎日本読んでるのは頭が悪い証拠ソースは俺とお前ら
文学部唯野教授を読み返してるところ 筒井は比較的読みやすいよな。短編も多いし
まぁ石田苛でも読もうぜ
筒井はまぢ天才
読書好きの孤男こそヘンリライクロフトの私記を読もう
833 :
名前は誰も知らない :2010/09/13(月) 21:04:10 ID:8HyHKpxy0
今日、普段開けない引き出しから「知性について」とかいう本が出てきた 「あ〜、こんなん買ったな〜」「でも全然読んでないんだよな〜」「久々に読んでみるか」 と思って読んだけど全然ツマランなやっぱり。 「地下室の手記」だっけ?あれ読んだときも思ったんだけど 基本、本っていうのは、1冊(短編なら1章って場合もあるけど)につき、メッセージ性というか 言いたい事ってのは1つか2つ、せいぜい3つくらいのモンだと思うんだけど 哲学ってのは、やたらめったら結論めいたことを書いていて、結局読んでる側に何を伝えたいかが分からん。 「要するに〜」を連呼されているような気がして、肝心なことが何なのかまるで分からん、「要せよ」と言いたくなるな 自分が学がないことを差し引いても、ちょっと読み物としては魅力に欠ける気がする 結局、こういうのは「自分は哲学書を読んでいる」「知的な本を読んでいる」という安心感を得るための物じゃないのか と勘ぐってしまうよ。学問と呼べるほどのものには思えん。 哲学書の”読み方”ってのがあるなら、是非教えて欲しいくらいだ
>>832 ギッシング短篇集に入ってるはなしだが
甲斐性無しの旦那が、奥さんの稼ぎを趣味の古書蒐集につぎ込むというやつ
ライクロフトの手記を読書家なら読んどけとどっかで見たけど 岩波訳に限って言わせてもらえば糞が付くほど読みにくかった
>>833 巻末の解説やら解題を読んでも全然判らない、感じるところが全く無いって言うなら
悪いけど君にそれを読む才能が無いってことなんじゃないかな。
自分なりに考えるという行為が大切だし、楽しいと思うから俺は読んでいるだけど。
まぁ無理して読まなくてもいいじゃない、他にも山ほど本はあるんだから。
才能ってのは大仰な表現だな 向き不向きもあるし、読んだ時の精神状態も読後の評価には影響するだろ なんにせよ、ツマランと感じるような本は読まない方がいいんじゃないかね 興味深いと思える本を読破していく方が自分の実になると思う
つまらなくても読む→解説→読み直す→色んな感想持てる 最近はそんな感じ もっとも近代文学メインだけど
>>837 まぁ向き不向きが生じるのも、ツマランと思うのも才能のうちということで。
きっぱり諦めてもらうために、
ピーター・フランクルみたいに敢えて大仰な表現を使わせてもらった。
哲学は、一人一派みたいなものだと思うから 他人の哲学はなかなか理解しにくい 病気の症状が皆少しずつ違うのに似ているか
貴志の悪の教典読んでるがなかなかいい
842 :
名前は誰も知らない :2010/09/14(火) 03:20:29 ID:+f6EcnduO
桐野夏生『OUT』を読んでます。
本はたくさん買うのになかなか読めない もちろん忙しいわけじゃない…最低だ俺は
漫画の方だが孤高の人いいな 女をカマキリに喩える描写がたまらん
俺も文庫本たくさん買うけど読み切れないで積んでる本が300冊くらいあるわ
我門隆星の「ひきこもりのおうじさま」を読んだ方いらっしゃいますか?良かったら感想をお願いします。アマゾンで検索してみてもレビューがないので買おうかどうしようか迷ってます。
>>833 面白くないのは知識がないから。
まずは新書など簡単な解説本をたくさん読みましょう。
ショーペンハウアーやドストエフスキーの人生、思想、歴史の中での位置づけを知りましょう。
また、その過程で、自分なりの問題意識を持ち、それを育てましょう。
そうすれば、きっと面白くなるはずです。
太宰治の人間失格を読んだんだけど、あんまり衝撃とか無かった 読みやすくてすらすら行けたのは良かったけど
人間失格や斜陽って有名だけど面白い部類ではないと思う 駆け込み訴えとかトカトントンを読みなされ
精神錯乱したみたいな呪われた文章書く作家っている? アルトーくらいしか知らないので。とにかく理性が大嫌いで罵倒してるような作家。
呪われてはいないけどブコウスキーの文章は錯乱気味
ブルトンマジシュール
ベタだけど夢野久作の文章は狂気を感じる 青空文庫で読めるってのもいい ipadが欲しくなるな
セリーヌとか? 生田訳しか読んだことないけどw
古本街で夏目漱石の夢十夜買ってきた ひと雨降って涼しくなったし、いよいよ待ちに待った秋がやってくるんだな・・・
>>855 読書の秋っていう言葉のありがたみがわかるなあ
つい先日までは暑くて本読むどころじゃなかった
858 :
名前は誰も知らない :2010/09/14(火) 22:51:24 ID:TaQ2YjmZ0
人生を生きる上で参考になるような 役に立つ本ないですか?
確かに暑いと頭が働かない 南米とか、暑い国の小説家って、よくそんな環境で小説書けるよな しかもすんごい長い話が多いし
>>858 なんでも良いので、自分で気に入っている本が参考になる
聖書を読む人は、キリストの生涯を理想とするだろうし
愛読書がドン・キホーテであるという人は、あの誇り高い騎士のように生きようとするだろう
聖書も普通の小説感覚で読むとおもしろいよね
>>858 ショーペンハウエル『自殺について』
読んだこと無いけど買ってきたのでこれから読む
世界で一番読まれている大河小説=聖書
自殺に関する本ならショーペンハウアーより須原一秀だろ
865 :
名前は誰も知らない :2010/09/15(水) 00:51:45 ID:4T/D5POU0
ヘッセ『シダールタ』はよかった
866 :
名前は誰も知らない :2010/09/15(水) 00:54:37 ID:1a/E2/xT0
ニッポン・ブンレツ 面白かったよ
ヘッセの『シッダールタ』(新潮で読んだので)は良かったけど デミアンが何が何だか分からなかった。特に後半・・・なんだよあれは
ああ、俺は車輪の下とデミアンがヘッセ初体験だったんで今でもあまりいい印象ない
悪人の原作小説を読んでみた ディティールは細かいけど映画見るだけでもいいんじゃないかな という気がした。
吉本ばななの初期作品が好き 思春期〜20歳くらいの女の子に幻想と失望を抱かせてくれる
>>871 そして本人を見て幻滅する、と…。見てくれもそうだがあの性格はすげーこえーよ。
米澤穂信「インシテミル」読んでみた。駄目だこりゃ52点w
>>872 親父は中年のころの写真しか見てないが
なかなかいい顔してんのにな
ドラッカーを読むぞ! 買って1ヶ月経つのに、まだ三分の一しか読んでない 図書館で一気に読みます!
876 :
名前は誰も知らない :2010/09/15(水) 14:43:40 ID:xsz4rekuO
孤男的にはホリエモンの『拝金』て面白い? 買うかどうか本屋で2時間ぐらい悩んでるんだが
図書館のネット予約してみたら?
878 :
名前は誰も知らない :2010/09/15(水) 14:49:35 ID:hDChQWHv0
ホリエモンって頭はいいんだろうけど 考えてることは浅そう
どすこい 京極夏彦 パロディ元を読んでからかかろう!と真面目に向き合ったのが馬鹿だった…w それぞれの最初の頁の表紙のパロディもムカつくw
>>808 あれはよかった
重松清にしか書けん小説だな
クソガキがクソガキのまま人生を終える方法 / 加納俊 読了 人はこうも疑心暗鬼に落ち続けるものかと 救済救済救済無くして死。
なにその本 タイトルに惹かれて検索にかけても何も出ないぞ? 作者も出てこねえ
>>882 あれ、本当だヒットしない
自費出版か同人本かも。巻末も発行日著者名印刷元しか書かれてないや
装丁しっかりしてたから騙された
近所の古本屋で自分もふと惹かれて購入した
本だけに本当だ ごめん
ちょっと和んだw
>>881 画像うpしてw
てか俺も読みたいそれ。タイトル釣り師すぎる。
会社の文庫で長編とか読んでるんだけど、武者小路の「友情」、「愛と死」なんか良かった。 友情は片思いの話なんだけど、独りよがりで相手を美化していく話。 愛と死は手紙のやり取りとラストでちょっとうるっときた。
友情なのに恋の話なのか 美化してしまうのはスタンダールの恋愛論のザルツブルクの小枝からずっとある文学テーマだね ギリシア時代からあるんだろうけどそこまでは知らない
どうしても野島さまのわきには、一時間以上は居たくないのです。(中略)それは要するに私の神経の話しで(以下略) 野島さまが私を愛してくださったことを私は正直に申しますと、ありがた迷惑に思っております。 野島さまのことをかくのもいやですが、野島さまは、私というものをそっちのけにして勝手に私を人間離れにしたものに築き上げて、そして勝手に賛美していらっしゃるのです。 うるっときた
「友情」はよく出来てたな。 あるあると思いながら読んだわ。
武者小路実篤の『お目出たき人』は孤男・喪男・ν速民あたりが題材としか思えない
カズオ・イシグロの描く、世間から取り残された人物は心地いいな
白夜行読み終わったから今度は「幻夜」読んでいる。これも面白え。 一方で米澤のインシテミルはがっかりだった。
シャーロック・ホームズって、弧男?
そういう風になんでも、孤男/それ以外の者 って二分するのよくないよ
ts
シャーロック・ホームズもててるじゃん…。 常に相棒もいるし、孤独でもなんでもない。
現代文学で三島っぽいと言うか右寄りや左寄り思想の本でお勧めってある? 戦前後ばっかり読んでいたからたまには軽めの読もうかと思って
899 :
名前は誰も知らない :2010/09/16(木) 12:44:46 ID:mzn/ZbYuO
有名だけど佐藤優の「自壊する帝国」とか。
村上龍の愛と幻想のファシズムとかかな
>>899 ググってみたら面白そうだった
著者の性格とかも
>>900 希望の国エクソダスは読んだけれどその作品まだ読んでないや
龍は政治作品も多いよね
とりあえず両方アマゾンで注文してみる。ありがとう
表紙に魅かれて『ニューロマンサー』を買った。 俺がアホなせいか読むのに少し苦労する。
チバシティーもあんなふうにはならなかったし…
>>902 俺も持ってるけど全然わからなくて挫折したよww
考えるな感じろ とりあえずなんか未来っぽいーと思っとけ 今やサイバーパンクもレトロフューチャーだがな
オラフ・ステープルドンの「シリウス」 数年前に買ったまま積んである
新刊帯が付いてる『終着駅 トルストイ最後の旅』っての買ってきた。 読書生活初期に海外古典厨になる輩は俺だけじゃないはず。 懐かしのトルストイ、楽しみでしょうがないぜ
>>893 一時「OL風の女が電車内でカバー掛けずに読んでいる文庫本の七割以上が東野圭吾」
ていう時期があったわ
オレ調べだけどな
909 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2010/09/17(金) 00:34:59 ID:0HMkSPwc0
映画批評で「これは」というものはありますかね (「映画の見方がわかる本」以外で)
>>907 戦争と平和だけは挫折した。登場人物メモってる途中発狂した
植草甚一の映画評論は全体的に良い
宮台の映画批評が面白い 主に実存の観点から語ってる
>>909 加藤幹郎・・・と思ったが、映画を「浅い」と言ってるあんたから
アンドレ・バザン『映画とは何か』、ブレッソン『シネマトグラフ覚書』あたりの感想を聞きたい
>>910 登場人物多いか?
登場人物メモってて発狂して挫折したのは水滸伝。
915 :
名前は誰も知らない :2010/09/17(金) 14:01:39 ID:rA2J6B4s0
>>909 蓮見重彦の本を読むといい
その道の大家ですよ
悪人上下読んだ
マンガは水木しげると、つげ義春だけだと言ったものだが 大友克洋もなかなかいいもの作ってると思った ただこの金星に出会うまでに幾重もの馬鹿本を吟味したから ごみ山のごみを取り除いたあげく、地面を掘ったら偶然に小判が見つかったって感じ
映画が浅いか深いかは見るものによるよなあ でも、やっぱ文学の名作なんかと比較しちゃうと浅いって感じちゃう 全てが形になってしまうわけだし
919 :
名前は誰も知らない :2010/09/17(金) 14:24:29 ID:egmTBaaaO
映像データの重さとテキストデータの軽さを比べれば一目瞭然だろが
920 :
名前は誰も知らない :2010/09/17(金) 14:47:41 ID:rA2J6B4s0
ちなみに浦沢直樹はハッタリ。良いものを作ってるように思わせるのが上手くて 実際は現代漫画の駄本と本質は変わらない まあ、楽しむかどうかは個人の嗜好なんだろうけど 私的には質のいいものに対して敬意を評すわけで、ハッタリや質の低いものはあまり好きではない
921 :
名前は誰も知らない :2010/09/17(金) 15:49:27 ID:VJU1DqGQO
>>920 難しい事言うなよw
アフロ田中面白いよ
922 :
名前は誰も知らない :2010/09/17(金) 16:07:09 ID:iF8tszMu0
休みの日に1日中本読んでるのってどう思うよ しかも晴れた涼しい日に
>>922 窓でも開けて、風浴びながら読む本とか最高だと思うぞ
公園のベンチで読書すればいい。 合間にウォーキングでもできれば完璧じゃないか。 パチンコや競馬や酒に費やすよりはよほど高尚な時間の使い方だと思うがね。
読書ぐらいしか楽しみがない 遊ぶ人もいないしNE
926 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2010/09/17(金) 19:10:14 ID:W9aUMiIk0
ブレッソンと宮台を買ってみる 「シネマトグラフ覚書」は読書感想文も書いてみるよ あと蓮實は神保町あたりで見つけたら買ってみるかも
これからの「正義」の話をしよう ってどうなんでしょ? ふと本の表紙みてひかれたんだが
928 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2010/09/17(金) 20:01:23 ID:W9aUMiIk0
サンデル教授自身の立脚点を意識して読んだ方がいいと思うよ
サンデルはん嫌いや。 あの人は自分の頭の良さを馬鹿を嵌める意地悪クイズに使っちょる。
京極夏彦「死ねばいいのに」ってどうよ。ネーミング強烈すぎだろw
メディアが煽る本はどんなに高尚なもんでも駄本と思った方が良いかと・・・。 こと日本においては「ベストセラーに良書なし」と言われているくらいで。 哲学板のサンデルスレでも読んでから決めても遅くはない。 個人的にはあまり・・・という感じ。
近代文学や戦後文学ばっか読んでるからメディア気にした事は無いなあ あとは適当に手にとって内容が過激そうなのばっかり 中二病なのかもしれないけれどやっぱり流行りは読みたくない。二十歳だけどw
中二ピークを越えると流行り本がむしょうに読みたくなる不思議 本選んでる時間が無いと売れてる本だけはせめて読んどこうって気になる
流行り本は古本にすぐには流れないから必然的に海外古典とか読むしかなくなる
>>933 そうなんだよな。
流行りものはやっぱり流行ってるうちに手を出したい。
あと、流行るような物は気軽に読めるしね。
ゲーテとかシラーとかユーゴーとかの大文豪はドクオ向けの作品ある?
937 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2010/09/18(土) 02:00:37 ID:bx3jSGPU0
サンデルの本は気軽に読めるような代物では無いと思うよ 彼のメディアでの取り上げられ方には問題があると思うけど
やっぱりこのスレ低年齢ばかりだったな
知識だけの老人だけにはならないよう頑張るよ
940 :
名前は誰も知らない :2010/09/18(土) 08:40:54 ID:ZymKNQpy0
飴村行『粘膜人間』読了。 支離滅裂なキチガイ小説かと思ったが、整合性があって推理小説っぽい。 節々の気持ち悪い表現で大笑いした。
知識がないと思ってるんじゃないよ 中二病ばかりだと思ってるんだよ
それはあれかい。 難しいもの読んでる俺カッコいいって人が多いと?
若輩ばかりだな。中二病にとりつかれている馬鹿ばかり(キリッ
こんな大人気ないおっさんにはなりたくないな
>>938 >>943 お前のその態度は何病よ。多分俺んが年上だろうからお前呼ばわりさせてもらうけど。
文学板じゃドストエフスキーから三島まで中二病扱いされているからさ、 そこまで気にせんでも。
セリーヌとかユイスマンスはここの人間の聖書かい?
川端康成でも叩かれるのかねえ… 三島も安吾も好きなのに まあ本当に好きなら別に叩かれようが気にはしない だからボッチになる。性格の問題だろうが
>>853 いいよな夢Q。金ないから青空文庫ばっか読んでるわ。他にオススメの青空文学者いない?
亀だけどすごいむかついたので。
>>696 まず現代の日本を含めた先進国社会は、史上最も安価に、手軽に世界中の本にアクセスできる環境にある。
そんな恵まれた環境にありながら
>>696 は何かしたのか?
マケプレや日本の古本屋やスーパー源氏や大手書店の在庫検索はしたのか?
地域の図書館や書店や古本屋やブクオフは廻ってみたのか?
なんだったら国会図書館の複写郵送サービスだってあるぞ。
どうせ何もやってないんだろ。
>>687 の様子じゃ収録本を調べる程度の検索すらしないバカだもんな。
上記のようなことやっても中々みつかんない、またはベラボーに高いキコウ本ならまだわかるよ。
でも花田清輝や中野重治の有名著作なんていくらでも安価で見つかるだろ。
(てかいま「錯乱の論理」でググったら1ページ目にオンデマンド版が見つかるじゃねえか・・・。ググりすらしてないのか。)
たった一語ググる程度の手間も、一日の食費以下程度の金もかけないような怠惰で卑しいクズが、
えらそーに文化の保護者気取りで読書について語るな。お前みたいな奴が文化を滅ぼすんだよ。
昔の人は今と比べたら遥かに厳しい読書環境の中で本を読んで、書いてたんだよ。
そんな人たちの本を、読書のために一欠片の努力もしないお前が読んでも無駄、読めるわけないだろう。
あ、お前に心配されるまでもなく花田清輝も中野重治も志ある人にちゃんと読まれてます。
なので安心してPCの前から一歩も動かず2ちゃんだけみてろ。
中二だろうとなんとでも呼んでくれ そもそも弧男なんて俺も含めてどうせろくでもない人間ばかりだろうし 俺から知的虚栄心と難しい本とったら何も残らねえっての 知は力なり(自嘲)
うまく力に出来ればいいんだけどな・・・ 実生活でちっとも役立てられていない自分を鑑みてみると、本がかわいそうでならない 岩波青が本棚で泣いてる
あともうひとつ。
簡単に青空文庫にあげろなんて言うけど、文章をテキストデータ化することがどういうことか考えたことあんのか。
底本の選定、他の版との異同の確認、入力、校訂、一つだけとってみても結構な手間なんだよ。
どうせそんなこと考えたこともないだろう。
調べる努力もしない、想像力もないなんてほんと読書にむいてないじゃん。
本当に
>>696 が誰かの文章を後世に残したいのなら、自分でテキストデータ化してネットに上げろ。
合法違法問わず、そういうことしてる人は世界中にいる。
全部他人任せのマグロ野郎が優れた文章が読めないのは本末転倒なんてほざくな。
本当に亀レスだなw お返事貰えるといいけど
亀レスでマジ切れとか恥ずかしいし、余裕がねーな。人間の器が無残なほど小さい。 こういう人間にだけはなりたくないものだ
>>955 の意見は文学やひいては文化のことについて
それなり真剣に考えている人間に受けがいい
これからの日本文学が飛翔するためには 世界的見地に立った作品を作っていくべきだ
もう小説という分野は死んだよ。 エンターテイメントが芸術だの学問だのを名乗り始めたらそれはもう終了だろ。 ヘビメタバンドがクラシック演奏家と競演したり、アニオタがアニメに芸術性がどうのと言ってるのと同じだ。 村上春樹だのなんだの、本屋に置いてる本はゴミしかないじゃん
文学は死んだ。誰が殺したのかと言へば、20世紀の大衆が殺したのである。
文学が死んだっていうのなら、そいつは文学の勝手だよ
今の日本文学が死んでるのは、培ってきた日本文化を放棄して 表層的な他文化に囲まれた文化的最悪状態に日本があるからだよ エンタメがどうのはそこまで関係ない。 もともと金儲けの上でやるなら誰も純文学なんて書きません
これからの日本は国境のない文学を書いていかないといけないね 他国の皮相的な猿まねを描くのではなく、国家の枠にとらわれない 世界的な視点・その深みのもとで書いていくのよ 文化を捨ててしまった日本の芸術が再び勃興するには、こうするのが唯一の道 日本の芸術家は小さく閉じこもらずに、世界を見ないといけない
例えば、村上春樹は「アメリカ的な」ものの一面からしか描けていないだろう そうではなくて、アメリカ的な醜悪な部分も捉えて描くべきだし またアメリカだけに捉われていたら、そこの作家に勝てるはずがないから もっと世界的なところから捉えていかないといけない。 春樹の狭小さゆえに力がないのよ
>>964 サグラダファミリアはゾンビということですね、わかります。
>>962 メタリカのオーケストラ共演はギャグだったな
もうネタ切れ気味になって久しいでしょ文学と思想は 古典を順に読んでくのがおもしろいよ
「方丈記」は、古典の中では、 とかく貶められがちだけど(作者の人格、作品共に)、 ジジィになりながら、 ああいうことを敢行してみせる人というのは やっぱりただものではない。 一生のほとんどを敗残者として 目を泳がせることだけで乗り切っていって、 最後に時節到来という形で、作品を書き残すという業。 武蔵の生涯にも通じるけれど、 自己顕示のみ旺盛で、 多弁饒舌、付和雷同の現代人には、 とても到らんでしょうなぁ〜。
不人気な作家を好きな自分がカッコいい気持ちよくわかるぜ
好きだから好きなのだ 他に理由が必要かい
そんなことより十二国記の続編まだー
鴨長明が方丈記書いたのは結構若いころなんだけどねー
鴨長明 誕生1155年 方丈記1212年 没1216年 らしい。 決して若くはないというか、ほとんど晩年じゃないか? 672じゃないが、最近日本の古典文学を読み始めた。楽しい。
方丈記や鴨長明が貶められがちってこたぁ無いと思うぞさすがに。 それに敗残者というにはレベル高すぎる。
あの文章だけでもたいしたもんじゃん方丈記は
>>971 芸術の本質は権威の否定による創造活動にある
ネタ切れとは、ステレオタイプにとらわれた想像力の欠落にすぎない
村上春樹の文学は実にアメリカ的だ 小説界のマクドナルドと言っても過言ではない
村上春樹は小説読むとわけわからんことになるケースが多いけど 旅行記の自分丸出しの文章を読むと それは俺の頭が足りないからなんだと気付いて呆然とする。 同じ日本語使ってるのにどうしてこう差が付くのやら。
>>980 自分の住む社会が(例えば旧共産圏のような)碌でもないところであればあるほど、より優れた作品が創れるということか?
非生産的な茶化しはやめてほしいわ 本人しか得しねぇだろ
村上春樹は「神の子供たちはみな踊る」を中学の時に読んだくらいだな むしろ龍の方が印象残ってるかも 共生虫とか
春樹は「羊を〜」だけかな面白いの 龍は共生中、ストレンジデイズ、微妙だけれど最後の家族が面白かった まあぶっちゃけさ、恋愛でも流行りでも好きなの読むのはいい事だと思うよ 価値観はそれぞれだしね 好きなの読めばいいんでないの。俺は戦後文学好きだしさ。高尚の定義とか千差万別だし
>>986 村上春樹はそれだけ読んだことあるんだけど、何か良くわからなかった
あれだけ名の知れた作家の書いたことが分からないんじゃ俺は阿呆なのかなと不安になった
村上春樹は文章が好きだから読んでる。物語自体はどうでもいい。
おつ
992 :
名前は誰も知らない :2010/09/23(木) 02:00:27 ID:jZujyddKO
フロイト著「精神分析入門」上・下巻共に読了 お次はミルトンの失楽園でも読もうかな
993 :
名前は誰も知らない :2010/09/23(木) 05:47:49 ID:t+NB4q17O
>>992 俺は新潮文庫版の上巻の途中で投げたよ。シーツの話は興味深かった
いつか再読してみるかな
994 :
名前は誰も知らない :2010/09/23(木) 08:40:13 ID:wj3vKfmSO
埋め
梅 ウェルギリウスの牧歌と農耕詩、面白かった。 内容が深い。
ショーペンハウエル『自殺について 他四篇』読了 雨の日の読書はいいもんだけど、こうも爆音立てられるとちょっとな・・・w
997 :
名前は誰も知らない :2010/09/23(木) 12:33:28 ID:9AGpGnMT0
ヴァギナ図鑑みたいなやつある程度広いとこなら必ず見かけるな
ヴァギナ図鑑は昔手放したけど最近また欲しくなってきた 解説がなかなか面白い
ミヤネ屋見てる?
1000なら孤独脱出
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread /⌒彡:::
/冫、 )::: 1000だ
__| ` /:::: スレ立てろ
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