孤独を謳うこのスレで余裕で2をゲットしてしまうほど孤独を感じる事はない
・孤男向け(鬱な内容でも可)
・世界的名作
・読み易い文体
・比較的短い
読書家とはいえないわたくしめに何かオススメありませんでしょうか?
4 :
名前は誰も知らない:2009/11/25(水) 15:33:50 ID:f2CCkoUoO
太宰治は難しい
低脳 低学歴の折れは読破断念しますた
「斜陽」「人間失格」はそこまで難しくないだろ。
「晩年」はさっぱりだったけれど。
文学はわけわからんけど読んでるうちになんとなくこうかなってのが出てくるから勝手に納得してる
読み返したくなる作品が多いし
「十兵衛両断」を読み始めた
それならむしろデミアンをお勧めする
池澤夏樹の世界文学全集ってどうなんだろう
1巻目のケルアックの路上はもう読んだけど、新訳みたいだし1から読んで行こうか迷い中
しかし知らない作家・作品がほとんどだなぁ
>>8-10 レスありがとうがざいます。
ヘッセ作品探してみます。
「森の生活」というのも面白そうです。
どうも。
ヘルマンヘッセ読んでみようと思う
>>11 あのセレクトはいいよ
読んで損はしないラインナップばかり
弧男なら、
ヘルマンヘッセは「荒野のおおかみ」
まさに弧男が主人公。
異邦の騎士を読んでいる。
部屋を本棚だらけにして本に囲まれて生活したい
赤と黒 スタンダール
本自体今までほとんど読んだことがなかったが、「コテンでも読むか」とたまたま図書館で出会ったこの本の世界に惹きこまれた
まだ途中だが続きが気になってしょうがない
ツンデレの印象が強すぎた
19 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2009/11/27(金) 02:10:33 ID:hBQEdIlm0
プログラミングの初歩的な参考書を読んでる
中島らものカダラの豚を読んでる
らもある程度読んだらダザイオサムいく
『Sudden Fiction 2』(文春文庫)
世界各国からショートショートばかり集めた本。
何も考えずに作品だけ読んでも楽しいし、各国の風俗を想像するのもいい
長編は集中力が続かないという人におすすめ(自分もそういうタイプ)
車輪の下を中学生のころ読んだが何が言いたいかよく分からなかったが
今になってみると心にしみたな
おすすめの戯曲ない?
テネシー・ウィリアムズの欲望という名の電車とか
やけたトタン屋根の上の猫はけっこう面白かった記憶がある
三島由紀夫のサド公爵夫人
>>23 ベケット「ゴドーを待ちながら」が有名だけど読んだことないし、文庫にもなっていない。
海外だとイプセンとかチャペック「ロボット」、国内だと寺山修司「毛皮のマリー」とか
>>25も良い。
安部公房「友達」
カレル・チャペックの『ロボット』がオススメ
29 :
28:2009/11/28(土) 09:10:37 ID:NVLjRfNzO
上に『ロボット』はもう出てた…orz
他のだと、
モリエール『人間ぎらい(弧客)』
オスカー・ワイルド『まじめが肝心』
モーム『夫が多すぎて』
とかは笑える
「夫が多すぎて」ってタイトルだけでもなんか笑うな
アルジャーノンに花束をって話感動できる
というわけでカズオ・イシグロ「わたしを離さないで」読了。
設定が重いのに反比例して、描写が軽いように思えた。
物足りなさはあるかな。
雑誌「一個人
「カリスマ書店員41人が2009年の傑作をジャンル別に厳選審査
2009年度最高に面白い本大賞」
1位吉田修一 横道世之介
2位村上春樹 1Q84上
3位1Q84下
カリスマ書店員(笑)
上下の本を分けるとか・・・
春樹訳のフィッツジェラルド短編集出たな
ギャツビーで感動したから買おうかな
講義でカポーティの『冷血』読むことになって買ってきたんだけど文庫600ページとかワロタ
カポーティっつったら『ティファニーで朝食を』しか聞いたこと無いがさてどうしたもんか
冷血は凄い
カポーティは文章がすごい
訳文を通してるのに、それでも溜め息が出るほど文章が美しい
遠い声 遠い部屋も良かったよ
親切な方からのリーク
・このミス国内
1,新参者
2,ダブルジョーカー
3,Another
4,追想五断章
5,犬なら普通のこと?(またはロング・ドッグ・バイ、猟犬)
6,粘膜蜥蜴
7,仮想儀礼
8,暴雪圏
9,龍神の雨
10,秋期限定栗きんとん事件
・このミス海外
1,犬の力
2,ミレニアム1
3,ユダヤ警官同盟
4,バッド・モンキーズ
5,ソウル・コレクター
6,グラーグ57
7,川は静かに流れ
8,泥棒が1ダース
9,ミレニアム2
10,ミレニアム3
10,リンカーン弁護士
ニーチェの文体には誰でも一度は酔ったことがあると思う
てことでZur Genealogie der Moral読了。
久しぶりに原文で読んだから疲れますた。genug!genug!
異邦の騎士読破。
切ないなぁ、でも面白かった。
次は罪と罰に挑戦。
久々に英語の勉強したくなったから、英文標準問題精講買った
文豪が書いた名英文ばかりだから、読んでて興奮を覚える
45 :
名前は誰も知らない:2009/11/30(月) 16:17:26 ID:1paznl6oO
俺も英語勉強したい
中原?の「誤訳の構造」おすすめ
訳者を小馬鹿にするような下品な本ではないが、序文の誤訳例には失礼ながら大いに笑わせてもらった・・・
町田康「告白」かなり良かった。
なぜ人は人を殺すのかという重いテーマなのに笑える。
これは町田自身の告白という意味でもあるのかな?
町田が好きならこれを読め、というのがあったら教えてください。
48 :
名前は誰も知らない:2009/11/30(月) 18:38:08 ID:1Wr/N6SEO
珍しくデートなんかしてみたけどひたすら気疲れした
クリスマス前で焦ってるらしい相手も気の毒
おっさんはその点気楽なもんよ
家で毛布にくるまって本読んでたほうが良いな
正月休みは重力と磁力の発見でも読もう
町田ならくっすん大黒あたり読めば間違いないんじゃないかな
耳そぎ饅頭は途中で投げた
久々に島田荘司読んだ、ロシア幽霊艦
まあまあ面白かったけど昔の輝きはないな
精神病と脳障害の違いにどれほどの違いがあるというのか
佐藤雅彦「教科書に載った小説」
読ませる作品が多いがなかでも安部工房がニヤリという感じだ
パンク侍が好きだ
今月出た東京飄然は何なのか
町田の迷走の時代なのか?
51 :
名前は誰も知らない:2009/12/01(火) 00:29:05 ID:g4xXe5+YO
>>47 まず町田に似ている作家として最も名前が挙がるのが太宰。
自分で言ったことに自分で照れながらでないと話を進められないところが
似ているのだろう。あと町田も太宰も落語の影響抜きには語れない。
町田は葛西善蔵、嘉村磯多のような私小説の系譜にあると言われ、同じ系譜には
車谷長吉がいる。車谷には笑いは入っていないが押さえておこう。
文体は野坂昭如の影響も強い。
以下町田を知るためのアイテム。
漱石のユーモア小説
赤塚不二夫のギャグ漫画
石川淳、織田作といった無頼派
桂枝雀など上方落語
セックス・ピストルズ
そういや織田作読みたいけどやっぱり夫婦善哉から入るべきなのかな?
なんとなく人情モノっぽい感じがしてちょっとな・・・
53 :
名前は誰も知らない:2009/12/01(火) 00:36:53 ID:g4xXe5+YO
あと現役では筒井康隆、中原昌也が好きだと発言している。
中島らもの笑いのセンスに感嘆している。
俺が町田ファンにいちばんオススメしたい本は桂枝雀「らくごDE枝雀」だ。
以前町田スレに事情があり変なことを書き込みしてしまったので、
罪滅ぼしにざっと解説させてもらった。
「告白」は自分の経験でもあることを書いたと
発言しているので、町田の告白という解釈も間違い
ではない。
事件について資料が少なかったためそうしたアプローチに
なったのだろう。
54 :
名前は誰も知らない:2009/12/01(火) 01:16:21 ID:5N09m0KPO
魂の科学
ヨーガ・スートラ
仏典
>>51 高橋源一郎は同じ系譜の中に入らない?あれは源さんが勝手に褒め上げてるだけ?
前スレで車谷が絶賛されていたから読んでみたが確かにいいな〜
なんというか、綿矢りさはもっと素直に一人称を突き詰めて
女版車谷的な方向を目指せば失速したと言われずに済んだのではないか、
などと余計なことを考えた。
エレカシの歴史って曲知った。聴きながら鴎外読んでみよう。
INU聴きながら町田読んだときはちょっと濃すぎたわ。
これ読むときはこの音楽流すってありやんす?
町田は近松秋江だよ
太宰とか漱石とか葛西とか車谷ってのは全然違うな
58 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/01(火) 21:17:19 ID:PCOwvgJx0
東浩紀の情報環境論読んでる
59 :
名前は誰も知らない:2009/12/01(火) 21:29:55 ID:BJJcYd6AO
>>58 ハンドルネームをどうしてコロコロ変えるの?
60 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/01(火) 21:31:46 ID:PCOwvgJx0
61 :
名前は誰も知らない:2009/12/01(火) 21:33:51 ID:s8oxwaNIO
時計じかけのオレンジ
暴力の哲学を読んだ
62 :
名前は誰も知らない:2009/12/02(水) 19:36:46 ID:cvim6llOO
奥田英朗『オリンピックの身代金』の主人公、島崎国男は孤男だ
今年一番面白かった
>>62 面白そうなのでアマゾンで買った。
他にオススメある?
「現代思想の冒険」を読んだのだが87年出版かー。
最先端の哲学ってどうなっているのやら。
週刊文春ミステリーベスト10
1.『新参者』東野圭吾
2.『ダブル・ジョーカー』柳 広司
3.『鷺と雪』北村 薫
4.『Another』綾辻行人
5.『追想五断章』米澤穂信
6.『無理』奥田英朗
7.『粘膜蜥蜴』飴村 行
8.『オリンピックの身代金』奥田英朗
9.『龍神の雨』道尾秀介
10.『同期』今野 敏
1.『ミレニアム 1〜3』スティーグ・ラーソン/ヘレンハルメ
2.『犬の力』ドン・ウィンズロウ/
3.『ソウル・コレクター』ジェフリー・ディーヴァー
4.『グラーグ57』トム・ロブ・スミス
5.『ユダヤ警官同盟』マイケル・シェイボン
6.『川は静かに流れ』ジョン・ハート
7.『悪霊の島』スティーヴン・キング
8.『災厄の紳士』D・M・ディヴァイン
9.『リンカーン弁護士』マイクル・コナリー
10.『バッド・モンキーズ』マット・ラフ
>>65 とりあえず『Another』綾辻行人、『ダブル・ジョーカー』柳 広司を買ってみた。
さて到着まで楽しみに待つか
ロバートさんのファーザーランド公衆電話の上に忘れてきたみてぇだ
68 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2009/12/04(金) 00:46:57 ID:JJ/Fxqod0
『絶望 断念 福音 映画』読了
ミステリ=エンタメ業界は書評子と版元が結託して、
狂ったようにベストセラーを作ろうという動きが最近加速度的に露骨になってる感じがするな
まあこの出版不況じゃそういった動きにも同情的になるし、俺もこの手の本よく読むから文句はつけたくないんだけどさ
でもまあ一言言いたくはなる
71 :
名前は誰も知らない:2009/12/04(金) 01:51:23 ID:FvhA0UMoO
百年の孤独を買ってきたよ。
72 :
名前は誰も知らない:2009/12/04(金) 02:10:43 ID:0uTslC8cO
眩暈読んだ
73 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2009/12/04(金) 02:15:56 ID:Z6zW2/dj0
>>70 もともとナントカ賞とかランキングとかはそういうもんだとわりきってるよ。
書籍ってメチャクチャたくさんあるせいでどれから手をつけて言いか分からないこと多いから、
「とりあえずこれ読んでみてよ」と出版社が言うなら読んでみるかって感じ。
>>75 妙に共感する。ただあそこまでの領域にはいけないが
中島義道あたり読んでるのはまだ20代出たてくらいの子供だろうな
疎外感やら世界との違和感や摩擦、軋轢に悶々としてて共感しちゃうってやつ
>>76 読書スレで酒買ってきた報告はないだろw
島田荘司は「北の夕鶴2/3〜」みたいなタイトルのヤツが印象に残ってるわ。
タイトル的に時刻表ミステリーかと思ったら、良質なバカミスで得した気分になった。
>>78 子供じゃいけないのかね?
なんか30代になると一気に虚無感に襲われそうだ
81 :
名前は誰も知らない:2009/12/04(金) 21:04:23 ID:2IT0p8dH0
ジュリアン・グラック「シルトの岸辺」はおすすめ。
何もかももうずっと前に終わってた…と主人公が気づいて終わるお話。
この板の住人には好きになってもらえると思う。
>>78 俺は共感と言うか、定期的に読みたくなるタイプ。
読みたくなるときは、たまにすごい不健康な食事をしたくなる時と同じような感じかな
たまに読むとなんか安心するんだよな
あぁまた同じこと書いてるみたいな
さっき行った本屋は佐野元春とトライセラトップスばっかり流れてた
フラカンの深夜高速に不意をつかれてニヤニヤしてしまった
え?本の話?『マジでガチなボランティア』ってヤツ買いそうになった
チャラオがカンボジアに学校建てたんだって
>>83 わかるわ。
それとこんなおっさんもいるんだって思うとなかなか興味深い。
86 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/04(金) 23:44:31 ID:mRrqvyX60
中島はうるさい日本の私と私の嫌いな10の言葉がツートップだな
あとは完全に一緒だし・・・
しかし、義道本は結構ブックオフに置いてあるよな
88 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2009/12/05(土) 02:19:31 ID:v2f82HyG0
>>87 小林よしのりと同じ
誰しも一度は通る道
だからある程度年月が経つと売られちゃうんだな
>>77 あそこまでの領域ってのが全くわかんねぇ。全然突き抜けたとこがないじゃんあの小者。
90 :
名前は誰も知らない:2009/12/05(土) 15:02:17 ID:z7Q1f8AgO
お前ら、田中慎弥をよんでみろよ。
芥川賞とるかも知れんよ
一九七二年生まれ。「鬼才」「異能」と評されることが多い。
下関市内の工業高校を出て受けた大学に落ち、そのまま就職もしなかった。
一緒に暮らしていた祖父が亡くなってからは、母と二人暮らし。
二〇〇五年に新潮新人賞でデビューするまでの十五年間ほど、
一度も職に就くことなく過ごした。アルバイトさえしなかった。
田中慎弥は以前「図書準備室」読んだけど、それほど面白いとは思わなかったな
正直、○○賞とか興味無いわ
いや、天皇賞とか皐月賞とかは気になる。
ウォークマンで音楽を聴いている若い人がいて、ラベルを見たら「小林秀雄」と書いてあった
95 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/05(土) 17:01:35 ID:ppjx6J8Y0
>>90 俺と同じじゃねえかw
俺は一次すら通らねえよ。
97 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/05(土) 18:45:39 ID:ppjx6J8Y0
継続は力だね
売れない作家なんざニート扱いだからな
だからニートを悪くいう国に新たな才能なんて育たない
かの埴谷先生も30過ぎて実家でニートだったから・・・と自分に言い聞かせるしかない
100 :
名前は誰も知らない:2009/12/05(土) 20:06:24 ID:z7Q1f8AgO
田中慎弥は新潮新人賞受賞作品の「冷たい水の羊」が、なかなか読ませる。
中学生のイジメ小説なんだが、加害者側からの視点も描かれており、難しい作品になっている。
田中慎弥の作品は、浅田彰、井上ひさし、など著名人も評価しているし、本物だと思うよ
101 :
名前は誰も知らない:2009/12/05(土) 20:13:32 ID:z7Q1f8AgO
平野啓一郎も田中慎弥が三島由紀夫賞を受賞するにあたり、「団塊ジュニアを象徴する作家」として、選考委員で激賞したひとり
浅田、平野とか胡散臭い名前ばかりじゃん・・・・・
図書準備室について言えば教師の回想中の戦中時のトラウマチックな場面とか、
とってつけたような作り物めいた印象しか受けなかった
やはり、人生経験がないという条件は作中に多くの面で枷をはめるものなのかな、とは思った
まあ、芥川の有力候補であるのは間違いない筆力だとは思うが、俺はあまりいいとは思わない
俺は田中某や、いわんや芥川賞にはほとんど興味ないが
もし
>>102の認識が「人生経験=社会人=会社員」ということだったなら
それには強く反対したい
>>103 いや、そういう意味では言ってない
頭で考えたものと現実との間では多くの差があるし、
その二つの間にはリアリティや説得力に対して桁違いの力を及ぼすということを言いたかった
ホイットマン好き孤独いる?
手塚治虫『人間関係が希薄な人は漫画は描けない。漫画とは読者との会話だからだ』
宮崎駿『ロクに人生経験も無いオタクを雇うつもりはない。火を表現するには火に触れないと駄目だ』
庵野秀明『アニメ・漫画に依存するのは止めて外に出て欲しい。あれはただの絵だ』
富野由悠季『オタクは日常会話が出来ない。アニメ作るならアニメ見るな』
藤子・F・不二雄『よく「漫画家になりたいなら漫画以外の遊びや恋愛に興じろ」だとか
「人並の人生経験に乏しい人は物書きには向いていない」だとか言われますが、
私の持っている漫画観は全く逆です。
人はゼロからストーリーを作ろうとする時に「思い出の冷蔵庫」を開けてしまう。
自分が人生で経験して、「冷蔵保存」しているものを漫画として消化しようとするのです。
それを由(よし)とする人もいますが、私はそれを創造行為の終着駅だと考えています。
家の冷蔵庫を開けてご覧なさい。ロブスターがありますか?多種多様なハーブ類がありますか?
近所のスーパーで買ってきた肉、野菜、チーズ、牛乳・・・
どの家の冷蔵庫も然して変わりません。
多くの『人並に人生を送った漫画家達』は
「でも、折角あるんだし勿体無い・・・」とそれらの食材で賄おうします。
思い出を引っ張り出して出来上がった料理は大抵がありふれた学校生活を舞台にした料理です。
しかし、退屈で鬱積した人生を送ってきた漫画家は違う。
人生経験自体が希薄で記憶を掘り出してもネタが無い。思い出の冷蔵庫に何も入ってない。
必然的に他所から食材を仕入れてくる羽目になる。
漫画制作でいうなら「資料収集/取材」ですね。
全てはそこから始まる。
その気になればロブスターどころじゃなく、世界各国を回って食材を仕入れる事も出来る。
つまり、漫画を体験ではなく緻密な取材に基づいて描こうとする。
ここから可能性は無限に広がるのです。私はそういう人が描いた漫画を支持したい。
卒なくこなす「人間優等生」よりも、殻に閉じこもってる落ちこぼれの漫画を読みたい。』
漫画の話だけど小説にも通ずるところはあると思う
>>102
別に人生経験に乏しくてもいい
リアリティや説得力を持たせることが出来れば、ね
問題は人生経験が乏しくて同時に作品にリアリティや説得力も乏しいケースなんだよね
ID:sKPikHMO0は他のスレ言って言ってきたほうがいいよ
正直どうでもいいから
書いてる人間に興味を持つ事ってあんまり無いなぁ。
ああ、ごめん
まあ俺は田中慎弥がどうでもよかっただけさ
>>109 でも作家の生き様で惹かれる人もきっと多いんだろうなぁ
海外で三島が注目されるのは作品もそうだがハラキリの影響はきっと大きい
太宰とかサンテグジュペリとかドストエフスキーとかさくらm・・・いや、なんでもない
112 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/06(日) 01:13:15 ID:9yH4FTDq0
「犬と鴉」買ったよ
>>106 お前の意見なんか意味ないし、誰もいらないよw
だいたい作家なんて、年がら年中本を読んでいるか書いているかどちらかで
そんな人間に社会生活の豊富さなどを求めても仕方がないだろ?
何よりも表現したいという情熱、そしてその才能が問題であって
そういう人は大抵殻に閉じこもっているのが多いと思うがな
純文学に多い、身辺雑記みたいなものには全く興味が持てない
技術的には優れたものもあるのかも知れないが
問題は社会生活の豊かさ貧弱さじゃないって既に指摘されてるだろ
問題は作品の細部のリアリティの無さだ
結局人それぞれというしか
118 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/06(日) 21:51:59 ID:9QpCl/WD0
そもそもどうしてもリアリティに拘る必要があるのだろうか
45年8月のあの暑さ、日差しを体験しなかった者が何を書こうが
そこにリアリティなど生まれはしない
リアrヒティがあるから面白いと思うんだろ
単なる書割だと思ったら読む気にもなれん、聴く気にもなれん、観る気にもなれん
120 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/06(日) 21:54:49 ID:9QpCl/WD0
もし私が今現在あの時代を描くとしたら
リアリズムなど綺麗さっぱり捨て去ってファンタジーに徹することしか出来ないと思う
ミスタイプすまん
>>120 ファンタジーにはファンタジーの中のリアリティがある
そういう部分をおろそかにする書き手が多いような気はするな
123 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/06(日) 22:00:58 ID:9QpCl/WD0
>>122 ファンタジーの中のリアリティって言うと?
細かな生活描写とか?
>>123 別に細かくなくてもいいと思うんだ
その世界の中での必然性とか具体性、実体があるかどうかを書き表せるかどうか、ってとこかな
125 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/06(日) 22:08:15 ID:9QpCl/WD0
ただ現代は
「必然性」だとか「実体」とかが薄れている時代でもあるからなぁ
そういうのをどう捉えるのかってのは今後の作家たちの課題となるかもしれない
フィクションにリアルを追求しすぎても仕方ない
フィクションをフィクションとして楽しむリテラシーが問われる
大人になってもオタク趣味を続けられるってのはこのリテラシーが発達しているという事だし
逆にリアルの中からただの既成概念にすぎないフィクションを発見し
それにとらわれずに生きるのもオタクの能力なのだ
んー、まあ厳格にリアリズムを追求しろって言ってるんじゃなくて、
最低限のホントっぽさは出してくれよって思ってるだけなんだけどね
それがなきゃ成立しないレベルのものすら多いからさ昨今
128 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/06(日) 22:22:02 ID:9QpCl/WD0
129 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/06(日) 22:24:29 ID:9QpCl/WD0
フィクションとして楽しめるだけのレベルに達する為の技法ってのもあるとは思うけどね
>>126 その能力はある意味素晴らしいが、
ある意味幼形成熟もしくは退行とも言えるからなあ
そこでオタクにもとめられる能力には、もう一つ、複数の見当識の使い分けというのがある
フィクションに没入しながらも、それを冷ややかに眺めるもう一人の自分がいる
「ああこんな俺って駄目な奴だなあ」「だがそれでもいいんだ」
一般人の自分とオタクの自分と、アイデンティティを使い分ける
行き過ぎると統合失調症だがね
フィクションを現実から切り離された逃げの世界、と捉えればそうかもしれないけど
フィクションを見て初めて浮き彫りになる必然性や具体性もあるんじゃないの?
『星の王子様』とか『白痴』の登場人物って現実にはありえない人物だけど、
だからこそ、普段は意識しなくて気づかないような現実が見えてくるじゃない
いや、だからさ、
フィクションが力を持つにはそのフィクションの内部での強靭なリアリティが必要だって話
嘘八百やハチャメチャ破天荒な話を書いてもいいんだけど、
それを読者に読んで納得させられて面白いと感じさせる説得力
まあ赤くなりすぎたから俺は消えるけど、俺の書き方で気を悪くした人がいたらすまん
作家の中傷とかで伸びているわけじゃなくて安心した
最近は何事にも集中できなくて小説が読めないからボードレールの詩を
無学な俺のミニマムな頭でも理解できるようちまちま読んでる
哲学書の欄にあった紅茶を注文する方法っての買って読んだ
これエッセイだったのね
でも、面白かった、ブコフで100円の割には
伊坂の終末のなんちゃら
ってやつ
あまりにも先が気にならなくて読むのやめた
ここまで駄作書くようになっちゃったか
集英社文庫はどちらかというと軽いイメージ
数年前に乙一と村山由佳読んだっきりだな。
ナツイチのストラップかわいかったし、たまにはチェックしてみようか
139 :
名前は誰も知らない:2009/12/08(火) 12:51:31 ID:XKHOgfkrO
ほんとうは面白いぞ歌舞伎
児童向けに猫を使ったりしてわかりやすくしてるつもりなのか、
逆にわかりにくかった
伊坂幸太郎人気有るから試しに「アヒルと鴨」読んでみたけど、
ライトノベルってこういうものを言うのかな
瑛太主演で映画化されたような超名作だろ
ラノベでしょうなあ
文庫出るたび最高傑作
伊坂作品の映画化率は異常。
ギャング、ピエロ、アヒルは自分も読んだ。
ギャングの後書きで、「90分で終わる映画のような作品」を書きたい
みたいなこと言ってた気がするけど、そんな感じの作風だよね。
軽く読めるので気に入ってたけど、
なんか一冊つまらない(上の三つ以外で)作品があって、
それを掴んでから一切興味なくなったなw
三島由紀夫 「金閣寺」
重厚なる孤独を味わえた
原りょう
の長編小説面白いな
ミステリー久しぶりに読んだ
147 :
名前は誰も知らない:2009/12/10(木) 16:01:44 ID:4vS6iA7zO
田中慎也『切れた鎖』
読んでみたけど嫌な気持ちになった
「不意のショクザイ」は集団ストーカーネタで病んでるヤツは読んでみるといいかもぬ
妻の健全な肉体をきっかけに快復する様は福満しげゆき的かも。漫画じゃないぶん出口がないけど
賞をとったらしい「蛹」は最近の準氷河期以降世代のフリーター・無職ネタ
表題作はひたすらビンボくさいナカガミケンジを読まされてるような感覚
一番の傑作らしい『図書準備室』は読んでみようと思う
でもあんまり惹かれないな
148 :
名前は誰も知らない:2009/12/10(木) 19:17:26 ID:l5oWdAsY0
>>105 好きです。
すべて読んだわけじゃないけど、
目からウロコのフレーズがいくつもあった。
巨人のイメージですね。
孤独なんか屁とも思ってない。
ホイットマンはホモだぞ
男とはセックスするんだから孤独なんだかどうだか
そんなこと言い始めたら男でも女でもセックスする奴はみんな孤独じゃないってことに。
このスレに出てくる作家みんな違うってことに。
しまいにゃ友人が一人でもいたら孤独じゃないとか。
家族が一人でもいたら孤独じゃないとか。
ペットが一匹でもいたら孤独じゃないとか。
みんな自分は孤独だけど「おまえそれは孤独じゃないだろ!」って言いたいんだよな
私達の一切の悩みは、 私達が孤独で存在し得ないということから生まれてくる。
-ラ・ブリュイエール-
賛否色々ありましょうけど、とりあえずまた3つほど列挙してみます。
船戸与一『緋色の時代』
ソビエト軍が中東から撤退、社会に帰国兵の受け皿などなく、
彼らは暗黒街の一員になるしかなかった。かつての仲間同士が
軍から横流しされる武器を手に壮絶な殺し合いを繰り広げる。
たまたまオレの好みでこの作品を挙げたけど、本当はどれもこれも
読み応え満点の作品ばかり。
途上国の混乱・紛争を題材にした作品が多く、実際に潜入しての
取材調査を、著者は繰り返してきたと聞く。
単純な勧善懲悪などはなく、闇と闇、欲望と欲望が救いのない
結末へ向かって互いに殲滅しあう姿は実にリアリティに溢れている。
舞城王太郎『熊の場所』(短編集)
装丁、売られ方、ペンネーム、タイトル、媒体、ジャンル、
そこから想像しうるファン層、一見ライトノベルズ風に
見えるイメージ・・・そんな諸々に騙されてはいけないという
最たる例。
勝手に想像して切り捨てているならば、絶対に損をしている。
小説好きなら瞠目すると思うのだけれど。
打海文三『裸者と裸者』『愚者と愚者』『覇者と覇者(絶筆)』
応化クロニクル3部作。
内戦状態に入った日本で、日立が、宇都宮が、東北が武装し、
軍を形成する。
親と生き別れた少年佐々木海人は軍に身を置いて弟妹たちを
養い、やがて孤児部隊を形成して・・・。
活字の合間に漫画のカイジを読んだ。
俺はどの部類のクソ人間なんだろうな。
上にいくことも競争することも傷つけることも放棄しちまった。
動物としての本能を放棄してしまったら動物でもないなぁ。
ただ生きてるそれだけだな。
惨めだろうが自分自身の殻に閉じこもりひっそりと。
全部自分の選んだ道だ。
本を読んだからって何も変わるものでもなく。
>>154 本を読んで自分を変えたい、あるいは何かを実現させたいのならば
それは利鞘を狙って株を買ったり、資格の勉強をしたりするのと同じことだからね
ようは投資目的の手段としての読書ということ
まあこのスレでの読書とは、純粋に本を読むことが好きだったり
あるいは自分の知的好奇心を満たしたいための読書を指すとは思う
それでも人の生き方の指針となるかもしれないし、ならないかもしれない
俺の場合、本やマンガ、音楽、映画などがなかったら
とっくにこの世に居なかっただろうな
本を読むことで、生きていくうえでの原動力になるなら
それも本を読む立派な理由にはなると思う
マンガはいらない
所詮マンガはマンガ。
文化としては数段下の存在。
小説にもよるけどね
漫画よりも文化的価値(というものがあるとして)が高いと胸張って言える小説がいくつあるか
本屋に平積みされてる糞つまんないミステリよりは漫画の方がいいっすなぁ
>>155 純粋に好きだからたしかに読んでるわ。
なんだかんだいって本、漫画、に救われてるのか。
いつか書庫専用の部屋がある家に住んで
埋もれるように死にたいぜ。
そして安部公房の他人の顔を読み始めた
>>157 平積みされてる本を全部読んだのか? すごいな
読まなくても解るとか馬鹿なことはまさか言わないよな
文化的に下の下でもいいじゃないか
孤独な時点で下も上も無いしどうでもいいよ。
そんなことより本読もうぜ。
>>159 平積みされたの全部読んだら一生読み終わらないと思うけど。煽りのつもり?
ゴンチャロフの『オブローモフ』を読んでるところなんだけど、何だかすごく緩〜い展開でユーモラス。
ロシア文学にも色々あるんだな。
ソローキンみたいな異常なのもあるしな
「ロマン」読んでみたいよ
一方を賞賛するために他方を貶める人は品格が窺い知れる。
そして賞賛されたもの自身の評判にも傷が付く。
いきなり何を
ガルシア・マルケスの自伝が発売されたが買うかな・・・。
カフカ 変身
やっぱ究極の孤独はこれなんだと思った
書店で気まぐれで買った『萌えで読みとく名作文学案内』って本が案外面白かった。
なかなかとっつきにくい作品をこういう風に平易な文章で魅力を紹介してくれる本は助かる。
とりあえずバタイユの『眼球譚』を読むことにした。
眼球譚は特殊な性癖が無いと萌えられんぞ
活字でイッたのは後にも先にもあれだけだったな
>>161 読んでいない本を糞つまんない
と言い切ってしまうのがすごいって言ってるんです
固定観念はいけないよ
もっと柔軟な頭で本を読まないとね
ずっと積んである本に対しては無意識にきっとこんな本なんだろうって
想像が働いてしまうよね
しかし実際に読んでみると「えっこんな本だったのかよ」
ってことが何回もある
それも楽しみの一つだ
172 :
名前は誰も知らない:2009/12/13(日) 22:48:14 ID:iDFuyJ+u0
以前このスレで紹介されていた杉作J太郎「男の花道」を読んだ。
胸が締めつけられるセンチメンタルな本だった。とても胸に刺さった。
孤独な男なら共感できるはず。
あと漫画だからスレチかも知れないけど松本正彦「たばこ屋の娘」も素晴らしかったよ。
胸がキュッとなる本を欲している方はぜひ。
>>167 カフカの「変身」は、やっぱり、引きこもりか何かかね?
まぁヒキコモリっちゃヒキコモリだな
175 :
名前は誰も知らない:2009/12/14(月) 00:29:39 ID:C4w0mbHHO
お前らビート文学は読まないのか
泥炭文学ならたまに
河出文庫のケルアックの路上は読むのがしんどかった
ビート文学じゃないかもしれないけど、リチャード・ブローティガンが好きだ
どの作品も静かで孤独な雰囲気が漂ってて居心地がいい
この人はかなり孤男じゃないかと思うんだがどうなんだろ
>>176 泥炭文学ってどんなんだ? 石炭文学とか石油文学なんかもあるのか?
読書で人間が変わるのは年に五冊までくらいじゃね。ていうか読みすぎるとブンガク(笑)に毒されて腐っていくきがす
>>180 わかるわ。
それと一度読み始めたら俺は変性意識状態になるからやばい。
だから一日ちょっとずつ消化。
読むペースが遅いのに買う本は貯まるのでいい加減抑えなきゃな。
お前ら図書館は使うの?
図書館で借りる→いざ手元にあると読む気がでない→読む予定だから置いとく→忘れる→図書館から電話→どうせ図書館いくんだから借りる本を調べる→すみませんと謝ったその足で本を手いっぱいとる→ループ
確実に読む気があるやつしか図書館では貸りないな。
キリがないから館内ではあまり他の本は眼中に入れないようにしてる。
図書館から借りるとなんだか返却期限が気になって落ち着いて読めない。
誰が触ってるかわからないし。
堀辰雄の『風立ちぬ』を読んだ。
もー節子がいちいち可愛くて困る。
読んでいて情景が目に浮かぶようで面白かった。
堀辰雄といえば『燃ゆる頬』だなあフヒヒヒ
確かに返却期間が結構あると思ってろくに読書しないこともあるしな。
気付いたら1週間2週間くらいすぐに経ってる。
安心して積読できるから買う方が多い。おかげで痛い目も見るが。
188 :
名前は誰も知らない:2009/12/15(火) 11:14:07 ID:uIFBaFIn0
おれは9割は図書館。
一割は自分で買うけど、図書館等においてないマイナーなものになることが多いから
たまーに、ヤフオクにだすと高く売れたりすることがある。
ま、ゴミ本の方が多いけど。
189 :
名前は誰も知らない:2009/12/15(火) 14:04:52 ID:5Ag3bNHz0
ブクログで自分の本棚を作って本の整理してる
こういうチマチマした作業は好き
190 :
名前は誰も知らない:2009/12/15(火) 15:10:11 ID:iH7F2otQO
返却期限があるので出来るだけ読み終えようと、速く読むように心がけてる。途中まで読んで返す事もあるけど。
お金はかからないし、部屋に本もたまらず売る手間も省ける。
数冊借りて同時に本を替えながら読み進めてる。
自分で買った本が気分的にいまいち読み切れない時
あえて図書館に行き読む
既に手に入らない本ばかり読んでるから、
必然的に図書館ばかり利用してる
それと平行して新刊、旧刊も書店で毎月たくさん買う
必然的に図書館のものばかり優先的に読むことになる
>>182 本は買う派。
読みたい時に手元に無いと嫌だし、図書館は人が居て落ち着かない。
図書館か…
そういえば前にチベット仏教と現代物理学との親和性を書いた本(タイトル忘れた)
借りたけれど結局途中で返却期限来ちゃったなあ。
ああいうのはゆっくり読みたいけれど高いし…
195 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/15(火) 18:52:35 ID:jy+CAky30
図書館で借りた本の内容が良いと損した気分になる
196 :
名前は誰も知らない:2009/12/15(火) 19:44:02 ID:gnMs8GUdO
ならねーよカス
197 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/15(火) 19:49:09 ID:SMVwNXNL0
どうせタダなんだからアホなものを読みたい
198 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/15(火) 19:53:58 ID:SMVwNXNL0
あとは読んだこと無い作家の作品を試し読みとか
199 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/15(火) 19:56:30 ID:SMVwNXNL0
そういうこともあるな
綾辻行人のAnother読了。
ミステリやホラーというより、ライトノベルに近い感じがする。
それほど怖さは無い。青春物っぽい雰囲気だね。
分厚いがサクサク読めて面白かった。
>>201 おれも最近読了した。
ミサキは松雪泰子みたいな感じかなぁ
ミステリーなら本格/非本格両方読むが、最近はこのミスより本ミスの方が参考になるな
マーク・トウェイン「不思議な少年」、きてるなー。
「人間とは何か」は前に読んでいたけど、これも相当。
206 :
名前は誰も知らない:2009/12/18(金) 21:29:27 ID:NV6Ao2tRO
「図説古代仕事大全」
楽しい一冊だった
電気や車やインターネットこそないけど、古代ギリシャローマの人びとも良く働き飲み食いし、実に賑やか
>>205 「不思議な少年」はトウェインの遺稿に編集者が筆を加えたもので
「不思議な少年 第44号」のほうが元の形に近いそうな
ただ、俺はどちらも好き
>>207 おー、レスサンクス。
そんな逸話があるんだ。
しかしこの人のペシミスティックさは孤男向きだよね。
少年向きの冒険譚は何となく避けていたけど、これを機に手を出すかな。
今はこのスレでも結構話題になっていたクラカワー「荒野へ」の途中。
立花隆の青春漂流読んだ
平成の初めごろ?もっと昔かな?の匂いがする本でした
まだまだ無名だった若かりしソムリエ田崎真也あたり取り上げてる時点であの本は凄いと思う
211 :
名前は誰も知らない:2009/12/19(土) 00:21:10 ID:OoR2/YoAO
宮崎学『死を食べる』
子供向けの絵本(写真集)ながら見応えはかなりある
フィールドワークで遭遇した、生き物たちの死骸がどうやって
他の生き物たちに食べられやがて土に帰って行くかを描き出す
印象的な一節「自然の中では、どんな死も、誰かが見つけて食べてしまう。」
この意味では我々はけして孤独ではないだろう
刑務所入ってから読書が趣味になりました
213 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/19(土) 00:27:35 ID:P0fKle/00
>>211 宮崎学って「キツネ目の男のそっくりさん」と同じ人?
214 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/19(土) 00:30:02 ID:P0fKle/00
>>208 冒険譚がお好みでないなら手を出さない方が吉。ペシミストウェインとは全然ちゃうから。
>>212 僕も逮捕されて留置所で読書を初めて以来
本好きになりましたよ(^^;
以前はすぐ終わる娯楽ものばっかりでしたが
今では哲学書とかも読み漁ってます
ヘーゲルはマズい…いきなり読んだら頭がくらくらする
マークトウェインは短編集買ったけどつんでるわ・・・
リンドバーグを腐敗させた男って面白いの?
リンドバーグとか曲からしてカスだし
トウェインはどうしてもトェェェェイに見えてくる
犯罪者はスレから出てけ!
221 :
名前は誰も知らない:2009/12/20(日) 00:30:57 ID:XYDQFoSm0
池田晶子さんの「14才からの哲学」という本を読みましたが、
哲学って難解ですね。いい年なんですけど読み終えるのに
少し時間がかかりました。恥ずかしい事ですけど(笑)
池田晶子さんは最近亡くなられたそうですけど。
これから時間があれば著書を読んでいこうと思います。
>218 それはギャグで(ry
死ぬほど欝になるようなトラウマになるような
後味の悪い本を探してるんだがオススメある?
224 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2009/12/20(日) 01:56:45 ID:UDuuS1oH0
>>223 佐川一政『霧の中』・・・パリ人肉事件の犯人による犯罪時の記録
バタイユ『眼球譚』・・・超エログロ
せなけいこ『ねないこだれだ』・・・読後20年してなお離れない恐怖
227 :
名前は誰も知らない:2009/12/20(日) 03:48:02 ID:o8b3yWa80
>>223 「消された一家―北九州・連続監禁殺人事件」豊田 正義
定番だけど。
豊田正義ってメンズリブの人だね
久々に名前聞いたんで検索したら、ウィキに載るような有名人だったか・・・
シリトー「長距離走者の孤独」の「アーネストおじさん」
少女好きの孤男にピッタリの話
なんてひどい世の中だ
S・ラーゲルレーヴ「キリスト伝説集」
じきにクリスマスなので、この本を孤男の諸君へ贈りたい
232 :
名前は誰も知らない:2009/12/21(月) 14:52:59 ID:+rrIjfVVO
百年の孤独を読み終わった。
ガルシア・マルケスを読破したいと思った。
233 :
名前は誰も知らない:2009/12/21(月) 22:32:12 ID:zWS4NXI60
井口朝生「抑留幹部候補生の手記」
過酷なシベリアでの抑留体験を、淡々と暗くならない雰囲気で記しています。
特にソ連軍の美人中尉とのエピソードには、このような女性軍人の方がソ連軍にはいたのかと
驚くと同時に、読んでいて心が温かくなりました。
過酷な抑留生活のなかでもこのような体験をされたことに感動しました。
シベリア抑留の本では極光のかげにってのも良いよ
「ドーン」も「神器」も「1Q84」も「ヘヴン」も読んでない
今年中には読みたい
クォンタム・ファミリーズっていうのはどうなんだろう。
評論家の書いた小説ってのは概して・・・・
238 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/22(火) 23:27:00 ID:EzGdMdAf0
「ドーン」買ったきり手をつけてない
早くしたい
暗黒の浪人生活が終わったら読書の湿地帯に踏み込むんだ
存在を仮定している新世界に辿りつけると信じて
>>239 俺もそう思って自分を励ましてたなぁ・・・
風邪ひかないよう勉強頑張ってな。いい結果がでますように・・・
241 :
212:2009/12/23(水) 00:40:28 ID:B5gKc93oO
罪は今も反省してます
>>236 クオンタムファミリーズかなりおもしろかったよ
>>237みたいに読む前は評論家の小説ってどうなのかなぁ
ってあまり期待してなかったけど
読み始めるとその世界観に引き込まれて著者のこと
とか全然気にならずに楽しめた
243 :
名前は誰も知らない:2009/12/23(水) 22:34:50 ID:7746gGNzO
平野の『顔のない裸体たち』
ダメな小説だった
少しずつ出会い系にのめり込んでいった女が
ハメ撮りをネットで晒されていったその過程の心理を
描写しているが、平野の時代認識があまりに古すぎて何も響いてこない
近年の独身世代の漠然とした焦りにはわずかに共感するけどこれも半端
文体も相変わらず吐き気を喚起するものだ
平野の一番面白かった著作が「小説の読み方 感想が語れる着眼点」だった件
ドーンも半端SFで何だかダルかった
245 :
名前は誰も知らない:2009/12/25(金) 20:52:46 ID:Qo8mhgU9O
以前ここで触れられていた
車谷長吉『赤目四十八滝心中未遂』
めちゃくちゃ面白かった
本を読んでいてドキドキしたのは久しぶりの体験だった
わけもわからず情況に投げ込まれる生島=/=私はひたすらに推測する他ない
その意味でもきわめてサスペンディック的な面白さを備えた小説だと思う
紹介してくれた人ありがとう
久生十蘭の魔都手に入った
読むのが楽しみだ
>>245 映画化ではただのクソにしか見えなかったけどね
車谷長吉は独特の人生観が面白い
248 :
名前は誰も知らない:2009/12/26(土) 22:47:44 ID:EOXkVKKtO
浪人生ですが、寝る前に
活字を読まないと
眠りにつけないw
今は時間がないので
ちまちまと太宰さんの
グッドバイ読んでます。
太宰さんはやっぱり
最後の終わり方に
しびれる憧れるぅー!
249 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2009/12/26(土) 22:52:41 ID:Jj8fBQs60
久生十蘭は「ハムレット」が面白かった
誰かシオラン好きな人いる?
>>250 図書館で「生誕の災厄」借りた。
確かに孤男向きだよね。
俺は気にいった。
けど、他のをいろいろ借りたいかというと微妙だわ。
毒性が強すぎる。
>>251 他の著作でも似たようなことしか言ってないし、『生誕の災厄』一冊で十分だと思ったわ
254 :
名前は誰も知らない:2009/12/27(日) 18:50:26 ID:vI5/sT1L0
図書館で一気に借りてきた
和田竜とか意外と面白い
256 :
名前は誰も知らない:2009/12/29(火) 01:05:50 ID:0iMmwiXB0
穂村弘のエッセイ
この世からのずれっぷりが孤男(おれ)の共感を呼んだ。
257 :
名前は誰も知らない:2009/12/29(火) 01:52:47 ID:8yypNAob0
安部公房の「箱男」おすすめ。
孤男向けだ。
穂村は「自分はずれてる」って意識があるだけで、本人は人生順風満帆で来た男だよ
車谷だって西武セゾングループ(凄かった頃)の社員だったし、
中島義道だって客観的には申し分のない人生だ
自意識の問題で、悪い言い方をすれば甘ったれてるだけなんだよ
ほんとにずれてる人は物書いたりしないし、ましてやそれで成功したりなんかしない
訂正
車谷は広告代理店。某(車谷と関連のある)人物と経歴混同してた
と思って一応調べたらやっぱりセゾンにも在籍してたわ、車谷
こいつらみんな高学歴大企業コースなのよね
261 :
名前は誰も知らない:2009/12/29(火) 15:17:25 ID:0iMmwiXB0
>>258 自分も医師免許持ってるってだけで順風満帆と言われたりするが孤独には違いないし
この世からずれてる。
今の時代失業はないが、激務。アパートに帰れば一人。
>>258 おまえだって死なずに生き延びて2ちゃんやってる時点で
うむ、俺もお前もずれてなんかないんだ
中島らもとかは経歴がずれてるな
今は「自分はずれている」と感じている人が多数派(すくなくとも半数)の時代
高度成長期からその後の安定期までは、多くの人が「自分はノーマル」と思ってた構図が反転してるんだよな
みんなが「俺は私はずれてる」、と苦しんでいる。もしくはそれに安心している
266 :
名前は誰も知らない:2010/01/01(金) 19:54:38 ID:kqIdgo440
>>258 中島義道が某書で「ノルウェイの森」を「中流以上の恵まれた青年子女の甘ったれた懊悩」と批判してたが、
それはそのとおりだけど中島自身の懊悩だってまさに「中流以上の恵まれた青年の甘ったれた懊悩」そのものだろ、
と突っ込んだことを思い出した
267 :
名前は誰も知らない:2010/01/02(土) 22:11:49 ID:UZJK5Eu60
なんか読めないのは小谷野敦
京極夏彦おもしろいな。
一気に魍魎の匣を読み終えた。
早速、他のシリーズも購入。
あと休みが1ヶ月くらいほしい。
>>266 たしかにww むしろ甘ったれた懊悩っぷりじゃ中島に勝てる者はいないくらいだ
それを自覚して書いてる自虐文学(?)だと思ってたんだが
270 :
名前は誰も知らない:2010/01/03(日) 23:17:36 ID:m6AhYZSb0
孤独な男性がメインに登場するストーリーの小説、
誰かお薦めがあったら教えてくれませんか。
271 :
名前は誰も知らない:2010/01/03(日) 23:21:53 ID:vx3beQSZ0
弧がメインなら最近映画やったXの献身だろ
ぼくのともだち
もっとどうしようもなく落ちこぼれで何の取り柄もない人生歩んだみたいな小説ないのかねぇ
車谷もブコウスキーもどうしようもない人生だけどなんかたくましいんだよなぁ
まあ俺の求めてる内容の小説があったとして何が楽しいんだって話だが・・・
>>273 生前は名声とは無縁だった人、悲惨な晩年を過ごした人の手記なんかどうかな。
ゴッホの手紙、カフカの日記、ルソーの孤独な散歩者の夢想とか。
どうしようもなく落ちこぼれで何の取り柄もない作家でも、小説を書く才能だけはあったわけだから
もはや何の取り柄もないとは言えないし、実際にも落ちこぼれでないことが多い
とはいえ、落ちこぼれの人間が作家になるのも事実で、エリートやインテリは作家にはならない
何をもってエリートやインテリと呼ぶかは知らんけど東大京大出の作家なんて腐るほどいるがな
アニメ化前にバカテス読破するぜ。FBの名作は抑えておきたい
278 :
名前は誰も知らない:2010/01/04(月) 16:32:02 ID:+BncQGGWO
老子、荘子、葉隠とか読んでます。書いてある事が身に付いてはいないが、読むたんびにホッとする。
279 :
名前は誰も知らない:2010/01/04(月) 19:51:45 ID:HnL7MujG0
思考が整うんだな
280 :
名前は誰も知らない:2010/01/04(月) 20:18:52 ID:NFga+zfN0
>>273 ドスト先生の
「白夜」「二重人格」「地下室の手記」などどない?
281 :
名前は誰も知らない:2010/01/04(月) 23:14:13 ID:7rzc36uo0
283 :
名前は誰も知らない:2010/01/05(火) 11:53:31 ID:wdkKFvko0
>>273 無用者文学
ツルゲーネフ『ルーヂン』
チェーホフ『イワーノフ』
284 :
名前は誰も知らない:2010/01/05(火) 22:00:34 ID:0Y+2t47I0
江戸川乱歩にはまりますた
285 :
名前は誰も知らない:2010/01/05(火) 22:01:06 ID:mNPBvNQE0
消された一家読んでるが、凄まじいな。
ある意味才能がある。
286 :
名前は誰も知らない:2010/01/05(火) 22:21:45 ID:UaFrt/1c0
「世界との親和を失った、孤絶の世界。悪夢よりも悪夢的な、悪夢の現実。
併しまたそうであるがゆえに、カフカは永遠の現在である。」
―車谷長吉
誰か教えてくれ。
20ヶ月間子供を何かしらの理由で生まなかったような内容の
小説ってなんだっけ?
京極の姑獲鳥の夏を読んでてふとそんな小説が他にもあったことを
思い出して探してるんだが出てこない。
>>287 小説じゃなくて、伝説上の人物とかじゃなかったか? と思うが
俺はそれ、なにかの神話だか伝説だったような気がするが
291 :
287:2010/01/06(水) 23:56:26 ID:AJ/eAdJ70
ワンピースでした。
やっとすっきりした。ありがとう
いや、だからそれ、
もともと日本か海外の伝承か何かにそういう類型の説話があってワンピースもそのヴァリエーションだと思うよ
思い出した、老子は81年間母の胎内にいて、生まれたとき既に白髪だった
産女の夏にも書いてあったな
成人してからの状態が常軌を逸したらそれの説明するために過去が改竄され鬼児となるとか何とか
295 :
名前は誰も知らない:2010/01/07(木) 02:34:25 ID:ZXsxX+EX0
なんかそれ俺も読んだことある気がするけど「中流以上の恵まれた青年子女の甘ったれた懊悩への批判」っていうのは誤読だと思う。
孤独な奴が中島敦読むとグサリとくるよね
このスレの住人は読書メーターやメディアマーカーのような
Web本棚みたいのは使ってないの?
>>297 俺は読んだ本がダブらないように、
エクセルでデータベース作ってる。
Amazonが本棚代わりだな
InBookなら使ってる
欲しい本が本屋に無く、本屋で注文するのは趣味が知られるようで恥ずかしく、
amazonで注文しようにも自宅まで来られるのがなんか嫌なビビリな俺。
amazonで郵便局が利用できれば局留めとかできるのに。
302 :
名前は誰も知らない:2010/01/08(金) 10:32:14 ID:eorBRcXp0
303 :
名前は誰も知らない:2010/01/08(金) 10:32:50 ID:nk764ZZQ0
厄介だねぇ
>>301 ローソン受け取りは?
というか楽天ブックスでもbk1でも、冊数が少なければメール便だし
勝手に宅配ポストに投函されてね?
305 :
名前は誰も知らない:2010/01/08(金) 11:49:22 ID:mYwqvv2D0
まんこ
306 :
名前は誰も知らない:2010/01/08(金) 12:02:49 ID:V3kVCGBZ0
佐川急便さんには、いろんな店の商品発送でお世話になってるぜ。
>>301 >>304の言う通りamazonのローソン受け取りが便利だよ
楽天もファミマかミニストップでの受け取りサービスがあったはず。
>>304 >>307 おおおおお
ほんとだそんなサービスがある!
マジで知らなかったありがとうw
チラ裏なことも書いてみるもんだ…
冊数少なけりゃポストに入れてくれるのね。
本みたいな小さいものは買ったことなくて知らなかったよ。
自宅お届けは代引き以外は普通はカード必要だけどな
あと、コンビニ受け取りは手数料が割高
セブンイレブン通販のセブンアンドワイなら手数料・送料無料
>あと、コンビニ受け取りは手数料が割高
それはねぇよw
>>310 調べてみな
自宅配送の方が手数料安いから
ああ、ごめん
俺の知ってる複数のネット通販ではコンビニ受け取りの方が手数料高かった、という話
もちろん逆の場合もあるかもね
それぞれ検討比較してみてくださいな
車谷長吉「赤目四十八瀧心中未遂」
2010年はまだ始まったばかりだが、これをこえる小説に今年はもう出会えないと思うた。
車谷は短篇のほうがいいよ
短篇も読んでみるよ
無について書かれたオススメの本はありませぬか?
存在と無
今月のニュートンは真空についての特集をしていたような
敗者の祈祷書
「たいした問題じゃないが―イギリス・コラム傑作選」
軽めのエッセイ集だから気楽に読めるし、面白い
孤男っぽい20代リーマンが主役の小説ない?
ゴーゴリとかドストエフスキーはそんなのばっかりじゃないの
大藪春彦のハードボイルド路線とか
僕は運動おんち、枡野浩一読了。
インドなんて二度と行くかボケ!読んだ
一昔前のブログ調の文章とか誇張とかいろいろツッコミどころはあるけど面白かった
ラクダに乗せてもらう話は声出して笑ったわ
ヘンな国が好きならとても楽しめると思う
「結局、女はキレイが勝ち」
少しは女性に目を向けてみようと選択
勝間さんの美に対する思いや美しさの秘訣が凝縮されてた
勝間なんて読む奴が孤男板にいるとは驚きだ
あんな能天気な精神論読むのはリア充だけだろ
『向日葵の咲かない夏』読了
正直、意味がさっぱりわからない
>>327 ひとまずアマゾンで表紙を見てくるんだな
>329
本屋の店頭で見たけど手に取る気も起きなかった
>>328 妹がトカゲ、S君が蜘蛛
最後は主人公以外全員焼け死んだ。
そして死んだ人はまた生まれ変わった。
アマゾンで勝間に騙された女がブチ切れてるな
自己啓発なんて金の無駄なのに
333 :
名前は誰も知らない:2010/01/13(水) 02:27:25 ID:NSISYEqw0
>>327 能天気だし頭がお花畑なんだと思う。
カミュおもしろいね
異邦人 ペスト読んでドはまりした。生きる力をすっかり奪い取られた。
サルトルとやらの作品も読んでみるお。
ベタだが三島由紀夫『金閣寺』が弧男向け
孤男というか障害者だよな
どう考えてもここでオレ勝間読んだぜ!良かったぜ!ってのはネタだろうがw
なにマジレスしてんだお前らは
アマゾンの酷評の嵐が話題になってるくらいだからな
一応一冊は買って読んだけど・・・・ぽっぽー!
大勢の人に売れるようにするにはある程度内容のレベルを下げなければいけないのは必然
そこに噛み付くのはただの中二病、と思ってたけど、
文学界で村上春樹は評価されてるの?IQなんとかが爆発的に売れててびっくりなんだけど
芥川賞は5回落ちたよ
いま芥川獲ってる作家の面子をみてみろ
昔ならともかく、もう権威なんてないな
少なくともそれらよりは村上は読ませる(読ませた)
芥川よりもっと実質的に良い小説に受賞させてる文学賞とかあるよ
新人賞じゃないけどね
太宰も三島も芥川賞はとっていない。
342 :
名前は誰も知らない:2010/01/14(木) 20:14:27 ID:OSmyzEzX0
太宰は「芥川賞を僕に下さい」って泣いてすがったんだろ
>>250 『絶望のきわみで』『生誕の災厄』『崩壊概論』あたりがすばらしいよな
シオランの本に出会ってから、ドストエフスキーも太宰治も色褪せて見えるようになった
芥川賞作家なんかに興味がないが、とうとう受賞者すらなくなったか
太宰のアレはかっこわるすぎる。あそこまで露骨に権威に擦り寄るのは。
駄目男ではあるがあまり同情や共感が沸いてこない。
いかにも弧男駄目男な自分を晒したような作品も、
しょせんはのりpが清純派だってのと同じくらいの欺瞞で書かれた気がしてきてしまう。
「こういう駄目さ加減はいかにも文学的テーマと評価されそうだ」って計算で。
太宰は当たり外れがでかいイメージ
人間失格を最近読んだが、この異常なほど、人間恐怖症の主人公って正におれじゃんw
全然他人を信じてないくせに、人から嫌われるのが恐ろしくて、
外面良く「あ〜そうですよね〜」なんて、全然興味ないくせに、適当に相槌うってるが、
実は対人恐怖症で、他人といるだけで、プレッシャーを感じるくらいで
声かけてほしくないオーラ出しまくりのくせに、本当は寂しがりやで、
それを誰かに理解されたいと思っているが、そんなどうしようもない自分を見透かされることを、
何よりも恐れている臆病者。それが自分。
で、人間失格の主人公みたいにモテモテなの?
349 :
名前は誰も知らない:2010/01/14(木) 22:10:42 ID:ZlsXCdhe0
葉蔵君って若干メンヘラ入ってるけど、寄生相手見つけるの上手いし
かなり世渡り上手なリア充にしか見えなかった
竜馬がゆく読むぞーっ
ただ読解力がないというか作者が何を訴えたいとか
物語の裏にはこういう思想やらがとかを読み解く能力が全くと言っていいほどなく
罪と罰読んで見たところでこれこれこういうお話でした。ちゃんちゃん。で終わってしまったので
今回もたぶんそうなるだろうと読む前から不安。
ま、読んでる間楽しければいいかとも思うのだけど。
何か訴えたいことがある小説って敬遠してしまうわ
>>350 そんな読み方でいいと思うよ、我々は批評家でも研究者でもないし、読んで面白いというのが一番だ
知識や思想ってのはお話を作るための材料に過ぎないし、作者がホントは何を考えているかなんて読者には判りっこない
しかし、罪と罰の後に竜馬がゆく読むのか
歴史小説に慣れていない人は電子辞書を横において読むといい。
歴史辞典は不要。広辞苑だけでOK。
>>352 いや、罪と罰はだいぶ前に読みました。
そっからいろいろ哲学だの旅行記だのに手を出して
武田鉄也に影響されて竜馬を手に取るに至。
時代考察とか難しい事は後々解説本でも読んでみることにして、
楽しんで読もうと思います。
龍馬がイクか…龍馬の童貞喪失場面の描写が印象に残っている
カタカナにしただけなのに卑猥だ
サンテグジュペリの人間の土地をなんとなく序盤だけ覚えてみた。
別に暗記する必要はなかったんだけど、ただなんとなく。
彼の作品ならなんといっても夜間飛行。一番好きな小説だ
リチャード・バックだろ
糖尿だよ、おっ母さん! グレート義太夫読了。だらしなすぎ。インシュリン依存型なのに病院何ヶ月も行かないってまずいだろ。
今年に入って読んだ本
『ソウルケイジ』『向日葵の咲かない夏』『赤い指』『骸の爪』
みんなミステリーだけど面白かったよ。
本屋で平積みになってるのってたいてい面白いんだな。
しかし山田悠介も大量に平積みされているという恐怖の事実…!
女子中高生が買っていく
男子中高生もだよ
男も女も変わりはない
クソな本ばかり読んでる奴を見ると全く本を読まないヤツのほうがずっとマシに見える
こういう考えの奴を見ると、
クソな本ばかり読んでる奴や全く本を読まないヤツのほうがずっとマシに見える
そればっかりじゃなくて、
他のジャンルにも目を向けてくれればいいんだけどね。
369 :
名前は誰も知らない:2010/01/16(土) 21:31:37 ID:GkU8DRKP0
みんないつ本読んでるの??
職場の食堂で昼休憩に本読んでると、自然と誰も話しかけてこなくて
孤立状態になるよね。
それが定着して結果として、孤男のできあがり。
俺は、昼に職場で一人で飯食って本読んでるよ。
昼休みが実質存在しないから本なんて読めない
視力が落ちてからは電車の中もやめたから
寝る前や休日に家で読むだけだな
積読の一方だよ
マイケル・ギルモア「心臓を貫かれて」の上巻を読み終わった。
様々な要因が絡まり合って長男の殺人事件に繋がったんだろうけども
やっぱり育った家庭っていうのが特にその後の人生を左右するんだと感じた。
村上龍の「半島を出よ」読んだ
九州に北朝鮮のコマンドーが上陸して独立国家名乗る辺りは、実際にありそうで怖い
古今東西、いつの時代だって総体的にみたらそんな感じの面子がくるはず
憂えることなんか何もないぞ
むしろ読書離れに歯止めがかかって本を手にする若年層は増えているらしい
喜ばしいじゃん。そういうところをとっかかりにして、色々読書傾向を深めていく人も出てくるはず
高校生のときにマニアックな本を読んで悦に入ることなんかない
早熟な人はそれでいいけど、むしろ若いうちは可能な限り遊んでおいた方がいい
375 :
名前は誰も知らない:2010/01/18(月) 18:40:52 ID:JUy6cE3l0
いつの時代も本ベストテン等を取れば、その時代の流行作家+夏目漱石になる。
今の人の若い人の方が活字を読むのは多いと思うよ。
そう考えると夏目漱石ってすげー
適度に笑える本ありますか?
東野圭吾の短編みたいなやつ
姫野カオルコおもしろいと思うよ
とりあえず「ドールハウス」をブクオフ100円で
ツイラクとかシリアスなのも面白いし
スズキさんの休息と遍歴
>>374 いやいや、古今東西いつの時代だって山田は普通入らないっしょw
東野とかの普通の流行作家たちは当然入るとしても。
夏目漱石が入るのは個人的にちょっと意外だな。
ほかにも著名な文豪はたくさんいる中でただ一人夏目だけが入るってのが。
漱石は、最初の1冊に選ばれる率が高いんだと思うよ。
よく分からないから、取りあえず夏目漱石いってみるか的な。
俺もそうだったし。
夢十夜とか面白かったけどな
ランキング内に太宰が入って無いのが以外だった。
あんなに一時期猛プッシュされてたし、高校生の時に読むと色々と感じ入る
ものもあるかもなんて思ってたけど。
エアー出勤wにて図書館でカネッティの『眩暈』を読了。
中盤で駄長すぎる感もあったがラストの展開で浄化された。
本棚に揃えたいけど高いなあ…
内容(「BOOK」データベースより)
ノーベル賞作家カネッティの長編小説。万巻の書に埋もれた一東洋学者が非人間的な群衆世界の渦に
巻き込まれ、発狂して自己と書庫とを破壊するにいたる異常の物語。「群衆と権力」をテーマに錯綜する
狂気と錯乱の風景を描き、解し難く浅薄な「現代」を深く烈しく抉り、トーマス・マンにその氾濫する想像力
と構想筆致を驚嘆させた二十世紀ドイツ文学を代表する傑作。
カミュの異邦人を半年にわたって休み休み読み続けた…ラスト20ページくらい。
元々遅読+気が散りやすいんだけど更に淡々としているから一気に読めなかった。
筋金入りの本の虫は30分くらいで読めるんだろうな〜いいな〜。
俺、ちびちび読むのがすき
速読より熟読味読、よく吟味して読んだ方が全然いいよ
内容によって速度を変える
途中でどうでもよくなったら適当に読み始める
>>385 俺も30ページくらい読んだら気が散ってしまう。
一晩で読むとかすごいよな
文字を最後まで読んでるだけのよう
小難しい注釈とか部分は気が付くと読み飛ばしがち
なんとなく展開とかを思い浮かべてはニヤけつつ読んでる
手塚治虫は速読できたんだよな。真似しようとしたけど自分には無理だった。
「ぼくは戦時中、警報の合間にアワを食って本を流し読みしたくせがついて、斜め読みの術が得意である。
右上から左下へ対角線上を行を追っていく。こんなことをして文体の美しさや深さを味わうべくもないが、役に立つこともある。
書店の立ち読みで三百ページの本を十数分で読んでしまえる。」
(手塚治虫エッセイ集7 「私の読書法」より)
>>384 眩暈、俺も読みたいと思っていた。
だが単行本がバカ高い。
文庫化してほしい海外文学四天王だよ。
他の3つはサルトル「嘔吐」・ガルシア=マルケス「百年の孤独」・ベケット「ゴドーを待ちながら」。
マッカーシーの「血と暴力の国」、映画版の「ノーカントリー」の後に読んだけど凄かったな。圧巻の逃走劇で、刺激を求めてる人にはぴったり。
読書に集中できないのは、その本が面白いと感じていないから。
面白い本に当たればもうれつに集中力がアップするよ。
西村寿行を読んでみなよ。
寿行は最高だよな
ブクオフ行くたびに探してるわ
明日は「オセロー」読む
よしもとばななを薦められて読んだんだがさっぱりぱりぱりだった
元々女性向けの癒しが云々って文学の概説書に書いてあったけど、好きな奴いるかね
寺山修司の戯曲がもっと読みたいのに、文庫が出てない
>>398 角川文庫の他に平凡社ライブラリーに所収されているよ。
普通の文庫サイズよりも少し大きめで、値段も張るけど・・・ってチェック済みだったらゴメン。
>>399 サンクス
一応チェックしてたんだけど、単行本はあまり気が進まないんだよなぁ
>>397 TUGUMIは少女マンガ、エロゲー感覚(体験版しかやったことないけど)で読んだ
そのとき好きだった彼氏彼女の事情の絵で再生してた
バンドやってる男の子の彼女がつぐみとかで…カレカノはモノローグがいいよ
>>397 俺もブックオフで買って読んだことあったけど
何が何だかサッパリだった。
多分俺に恋愛の経験が全く無いから面白味がわからないんだなきっと。
男がばななを読んでもつまらないのは当然。
西村寿行。これしかない。
■2010年本屋大賞ノミネート作(五十音順)
『1Q84』村上春樹 (新潮社)
『神様のカルテ』夏川草介 (小学館)
『神去なあなあ日常』三浦しをん (徳間書店)
『植物図鑑』有川浩 (角川書店)
『新参者』東野圭吾 (講談社)
『天地明察』冲方丁 (角川書店)
『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子 (文藝春秋)
『船に乗れ!』藤谷治 (ジャイブ)
『ヘヴン』川上未映子 (講談社)
『横道世之介』吉田修一 (毎日新聞社)
西村寿行という方の本で特におすすめ教えてください
>>405 初期の社会派ミステリと動物もの以外は、どれもはっきり言って同じだが(しかしそれがいい)、
「魔の牙」「呑舟の魚」「蘭菊の狐「風は凄愴」「滅びの笛」」このへんは凄い
冒険ものはそのうちどれ?
>>407 全部だよ。そんで動物テイストも入ってる。広義のミステリでもある
>>401 d。・・・?
>>402 何か登場人物が全部自己完結しちゃって、小説としてどうなの的な。恋愛経験なんぞきっと関係ないさd
>>403 ならいいけど、理解できる心のない自分がいるのがいやなんだよね・・・西村寿行チェックしてみるd
西村寿行は、「峠」なんてどうかな。
ブラックなオチのミステリでオススメあったら教えて。
1週間くらい引きずるような。
全編通して素晴らしいほど救いがない、という意味でよければ
小川勝己『葬列』『彼岸の奴隷』『まどろむベイビーキッス』
教えてしまって言うのも何だが、自力で探し出す楽しみを
そんなに簡単に放棄していいのか・・・?
聞かれたことだけ答えなさい
>>411 エラリー・クイーン「Yの悲劇」と「最後の悲劇」
1週間引きずるかどうかは読む人次第
415 :
名前は誰も知らない:2010/01/23(土) 09:09:27 ID:JbuivSEj0
教えて厨がエラそうにw
416 :
411:2010/01/23(土) 10:49:51 ID:6xczActz0
417 :
名前は誰も知らない:2010/01/23(土) 14:02:43 ID:gJdfcWIE0
学生時代、岩波文庫だけが俺の心の友だった。
優しさ、厳しさ、烈しさ、全て岩波文庫から教わった。
あなたより貧乏な人 岡崎武志読了。
俺は岩波文庫コレクターになってたわ
白帯読んで挫折して以来岩波はきらいです
岩波は訳が古過ぎて挫折してしまう
光文社とか角川の方が読みやすい
俺はちくまが多いな
新潮岩波光文社の順に多いな
後は・・・ファミ通・・・電撃・・・
早川と創元が飛びぬけて多いな…
俺は岩波
家族の目があってラノベとか買えんのよ
そうそうなんで岩波って未だに旧字体のやつ刊行するんだろ?
(確かに「新版・鈴木大拙全集」とか一部修正しているものもあるが)
著作権の問題何だろうか
あれでは売れないし内容がいかに良くても若い読者に伝わらないと思うんだが
俺は日本文学だと新潮・講談社文芸文庫・岩波の順で多いかな。
海外だと新潮と岩波。
早川と創元は持っていない・・・。
俺はちくまと創元が好き
あと白水社
平凡社東洋文庫も仲間に入れてくれ、高いけど
文庫本は新かな・新漢字に直してあるので、元の文章を確認しようと思ったら
わざわざ図書館に行くか大きい本を買い直さなければならない。これは陰謀だ
講談社学術、ちくま学芸、岩波(青・白)、ハヤカワNF、中公、河出
毎月チェックしてるのはこの辺
美少女文庫も
たまには古いの読むのも良いよって薦められたので万葉集買って来た
これから読む
岩波読んで旧字旧かな覚えたのでそこは感謝してるw
改版・改訳しないのはそれをするだけの体力がなかなか出ないからじゃないかな
そういうのって大体マイナーなやつだし
旧かな字なら、柳生武芸帳を中学の時に四苦八苦しながら読んだなぁ
そして日記帳も旧字体やら難しい言葉使って書いてしまう中二病が発生してしまうのです
然し、今日は此処で筆を擱く。
ちなみに旧かなは間違って使ってる奴が多いよな
たまふ、あひたい、等→これは○
きれひ、あかひ、等→これは×
まあどうせ遊びなんで厳格に目くじらたてる気は無いけど
先週金曜、就職決まらんかた。…エア出勤継続。
カレル・チャペックの哲学3部作を読む。
長い独白が目立ち、孤独をテーマにしてるわけでないが、
どの主人公にも孤男にありがちな性質がよく表されてるように思える。
けっこう性には合った。が、それほど自身に推せる本でもない。
内容的な充実度は『流れ星』かな。本棚に置いときたいのは『平凡な人生』。
『ホルドゥバル』
アメリカでの出稼ぎから帰ってくると、家には若い男が住み込んでいて、妻も娘もよそよそしい……。
献身的な愛に生きて悲劇的な最期を遂げた男の運命を描きながら、真実の測り難さと認識の多様性
というテーマを展開した3部作の第1作。
『流れ星』
飛行機事故のために瀕死の状態で病院に運び込まれた身元不明の患者X。看護婦、超能力者、詩人
それぞれがこの男の人生を推理し、様々な展開をもつ物語とする。一人の人間の運命を多角的に捉えよう
とした作品であり、3部作の第2作。
『平凡な人生』
「平凡な人間の一生も記録されるべきだ」と考えた一人の男の自伝。その記録をもとに試みられる人生の
様々な岐路での選択の可能性の検証。3部作の最後の作品であり、哲学的な相対性と、それに基づく人間
理解の可能性の認知に至る。
437 :
名前は誰も知らない:2010/01/25(月) 21:07:19 ID:fduLlaPT0
福田和也氏の
「人間の器量」読みました。
小利口、小器用な「才子」はいても、
「人物」がいないと。。。
ヴェーバーの『精神のない専門家、心情のない享楽家』ってやつですか、
この現象、いずれにしても、末世の象徴なんでしょうね。
藤原正彦「祖国とは国語」
これ読んだ奴に聞きたいんだけど、国語教育が絶対だとする理由って結局何なの?
言ってることが抽象的でよくわからなかった
440 :
名前は誰も知らない:2010/01/25(月) 23:50:00 ID:ps9Qdwa20
東野圭吾の『白夜行』を読んだよ。
面白かったのは確かだけど、世間で絶賛されてるほどすごいかなあ・・と思った。
文章は読みやすいけど、逆に言うと、あんまり心にひっかからない文章って感じがした。
俺の想像力が貧困なのかね。
心にひっかかる文章は、その文学的価値が高くとも売れることには繋がらないと思う
共感得られたり安心できたりしたほうが読み手としては気が楽だし。それが良いとは思えないけど
ミステリー作家は、文章力が売りじゃないしな。
「容疑者X〜」と「秘密」くらいしか読んでないけど、あぁ言うせつないラストは好きだな。
「秘密」といえば、後発の「4日間の奇跡」を思い出す。被り具合がハンパ無い。よく出版できたと思うわ。
>文章は読みやすいけど、逆に言うと、あんまり心にひっかからない文章
東野さんはマジで全部がそうだよ。
どれか一つ読んでそういう感想持ったらもう、後はどの作品読んでも同じように感じると思う。
文章力だけじゃなく人物造形とかもそう。
「こういう性格の人物はこういう役割」みたいなのが、軒並みステレオタイプに貫かれてる感じ。
これだけ多作でジャンルも多岐に渡ってるのに全てがそうなるのはこれはこれで凄い。
逆に言えば安定感抜群なわけで、これもある種の頭の良さだよなと感心してしまう。
>>443 ああ、なんかその説明しっくりきた。
ちょっと淡白な感じが否めなかったんだよなぁ。
車谷曰く
文学には虚点が必要なのだそうだ
レストランで牛肉を食った
これは作文
レストランでト虎の肉を食った
これは文学
だそうだよ。極端な例だと思うがw
ひっかからないってことは車谷のいう「文学」にはなっていないのかもしれない
レストランで虎の肉を食った
です。
「ト」は脱字です。
大事なところでミスった・・・
異化こそ文学
文学とエンタメは別物
別々に楽しめばいいだけで、どちらかが上位にあるとかそういう比較は意味が無い
山田風太郎の講談社文庫『奇想小説集』
物語の発想が素晴らしい。奔放なドタバタが筒井康隆に相通ずるようで気に入った。
これを機に山田風太郎の他作品を読もうかと思うが、市販されてるのはおれの嫌いな時代小説ばかりだ…例外的に星新一の時代小説は大好きだった。
山田風太郎の時代小説でオススメはあるだろうか?
>>450 風太郎読むのに時代小説を避けるのは鮨屋に行って御茶漬けしか食べないようなものだ
肝心なこと忘れてた、どれ読んでも外れはまず無いよ
>>449 エンタメ要素を含んだ文学なら最強じゃね?
454 :
446:2010/01/28(木) 01:04:25 ID:Z1PKdhr50
>>449 どちらが上位かなんて話は誰もしてない
なのにそんな話が出てくるのは、君こそ比較している証拠だ
意味がないと言っておきながら、比較してしまってるんだよ
でも俺は比較に意味はあると思うし、意識して本を読むけどね
それは俺も書きたいから
楽しむ分にはエンタメだろうが作文だろうが、どうでもいいけど
そこから書くという方向に移行していくには文学を知らなきゃいけない
新人賞のほとんどの応募が作文で、小説になっていないそうだ
俺は小説が書きたいから文学を意識しながら読書をする
だからストーリーよりも人間をどう書いているか、が気になる
山田風太郎、面白そう。
こないだ筒井康隆が紹介してたね。
つか孤独ならきっとヴォネガットが身に染みるよ。
「無害な非真実を生きるよすべとしなさい。
それはあなたを勇敢で、親切で、健康で、幸福な人間にする」
↑
よすがとよるべがごっちゃになったと見たッ
ちなみによすべでググると一番上には
もしかして: youtube
…節子、それようつべや。
おざなりとなおざりなんて双子のようにそっくりだね。
乾坤一擲と緊褌一番なんかも昔はよく混乱した。
日本語むずい。何歳になってもまともに操れる気がしない。
そんな一知半解の半ちく野郎です。
うわぁ…、うそーん…、天然で間違えたわ。
つか「よるべ」って言葉自体、知らなかったよ。「寄る辺」って書くのか。
でもヴォネガットへの愛は変わらないぜ。
「人間を描く」小説表現にはもう辟易
ヴォネガット何がお薦めですか?
>>459 まだ5冊半しか読んでないけど僭越ながら。
「タイタンの妖女」
私を利用してくれてありがとうの話。
「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」
ぼくはくそったれの諸君が大好きだの話。
「スラップスティック」
または、もう孤独じゃないの話。
「スローターハウス5」
ドレスデン爆撃と痙攣的時間旅行者の話。
「チャンピオンたちの朝食」
現代アメリカ批判と不遇なSF作家の話。
ローズウォーターさんとかスラップスティックは読みやすいと思う。
でもタイタンの妖女も傑作なので是非。
大江の芽むしり仔撃ち読んだが
めちゃくちゃ面白かったわ(中盤はちょっとダレたけど)
登場人物が計算されて配置されてるのが読んでて分かるし、
この作品を読んで作家を諦める人間がいるのも理解できる。
ジャンルを決めるのは読者、読まれ方による
エンタメが古くなり易いのは何故だろう?
ミステリーはエンタメ?
ボルヘスが書いてたね
ドン・キホーテのことを知らない人間に、ドン・キホーテはミステリだと言ってウソを教えてやる
465 :
名前は誰も知らない:2010/01/28(木) 21:08:57 ID:dWnyIjd90
>>180 人が変わる理由のひとつが感動したときらしい。
自分を変えたくて読書する人は、たくさん読めばいいってもんでもなさそう。
たまたま有線から流れてきた「ヘイジュード」で気分が前向きになったりするし、本に限らずだね。
同じものを読んでも感動する人と感動しない人がいるし
同じ人間でも状況によって同じ本に感動するときと感動しないときがある
つまり、本だけが人間を変えるんじゃなく、読書にプラスαの何かが無ければ人は変わらない
もちろん、本だけでなくこれは何にでも言える
467 :
名前は誰も知らない:2010/01/28(木) 22:53:36 ID:u/eqfDw40
つうか本って高くね?
酒よりは安いんじゃね?
確かに。
なんかこのスレ見て読みたいと思っても単行本が多いんだよね。
最初は単行本でいいけど、
そこそこ有名なのは後から文庫にしてほしいよ。
そっちの方が買う人も増えて出版社的にも美味しいと思うんだけど。
ニュースで電子書籍がうんたらかんたらって言ってた
出版業界の説明会行ってた頃、日本はその面では後進国で、実際電子書籍が参入したら
今までの業界図が崩壊するぜとか危惧してたんだが実際小説はどうなるんだろうな
文字傾けてみたり読むと手が汚れるようになってたりいろいろ工夫してるけど、
そのうち紙も消えていくんだろうか
>>470 本を読もうとする度にダウンロードせねばならず、しかも毎回料金を取られる
なんてことになったら最悪だ
電子メディアは数年程度でデータが壊れるし、読取装置の規格が変るということもあるので
自宅の本棚に放り込んでおく、なんて保存の仕方はできない
>>471 そういったものの経費で大学では深刻な問題になってるらしいな
論文ですら電子アーカイヴになるとコストがかかるらしい
便利だが,ひどい時代だ
電子書籍のターゲットは「日常的に本を読む」人だけだから問題ない。
紙媒体は絶対なくならんよ。
もし俺が生きている内に無くなるとしたら、「地球最後の本」の角に頭ぶつけて死んでもいいぜ。
「華氏451」の世界を連想した
読みやすさも段違いだしね。
ケータイで長い小説読める人凄いと思うわ。画面も小さいしチカチカする。
電子媒体が本並みに持ち運び易さと読み易さが備わるまで紙媒体はなくならないだろね。
例えばSFみたいにブョン♪と眼前に自在に任意の大きさのスクリーンが出せるように
なるくらいまで行かないと。
紙媒体の普遍性は並じゃない。
本のデータなんか簡単に流出するからな
出版社としてはあまり電子書籍歓迎したくないだろうね
本の方が手触りも本の厚みも匂いもあるので、
実は電子書籍とはデータ量が格段に違うんだよね
それが必要かどうかは別にして、
自分は普通の本のほうが好きだわ
>>460 どうもありがとう。
スラップスティック読んでみます。
【訃報】米の作家サリンジャー氏 死去 ライ麦畑でつかまえて
1 :〈(`・ω・`)〉φ ★:2010/01/29(金) 08:14:50 ID:???0
小説『ライ麦畑でつかまえて』で世界の読者を魅了したアメリカの小説家、
J・D・サリンジャー氏がニューハンプシャー州の自宅で死去しました。
91歳でした。
亡くなったみたいだね
ライ麦畑でつかまえては高校のころに読んだ。青春なんか全く知らないけれど、この本は今でも好きだ。
読み返してみようかな…
480 :
名前は誰も知らない:2010/01/29(金) 12:44:31 ID:Ohqa+rPkO
バナナフィッシュのおぢちゃん亡くなったか…
ご冥福をお祈りいたします。
481 :
名前は誰も知らない:2010/01/29(金) 15:23:58 ID:A1vSb/4G0
あらら
そうなんですか
ニューハンプシャー州といえば、
ホテルニューハンプシャーという物語があったような
アーヴィングね。結構な話だった。
ニューイングランドは昔からアメリカ作家が好んで集まる地域だからな
スティーブンキングとかもいるよね
紅葉が綺麗な、静かな湖畔ってイメージ。
日本で昔から作家に好かれる土地ってどこだろう。伊豆とか箱根かな?
鎌倉も昔は作家多かったらしいね
軽井沢とか
更級日記読んだ
女の人の日記覗き見するなんてぞくぞくしちゃう
時代を超えてぞくぞくしちゃうなんて素晴らしい
大久保利謙『西周全集』第一巻(両方の出版)を読んでいる
あの時代の研究者はすごいと感心
旧表記でもカタカナでも,なんか目が慣れてくるね
グレートギャツビー読み終わった
読みづらくてやたら時間かかったけどおもしろかった、ギャツビー可哀想すぎる
「こうしてぼくたちは、絶えず過去へ過去へと運び去られながらながらも、流れにさからう船のように力のかぎり漕ぎ進んでゆく」
どんな頭してたらこんな言葉が出てくんだろ、野崎孝の翻訳もすごい
おすすめのミステリー小説ありますか?
モルグ街の悪夢
497 :
名前は誰も知らない:2010/02/01(月) 20:38:29 ID:6jcwEsyF0
赤毛連盟
ネタバレされる前に有名な作品は読むべき
三毛猫ホームズの推理
500 :
名前は誰も知らない:2010/02/01(月) 20:59:39 ID:A6hoyImQP
団鬼六のエッセイ。
官能小説の方は興味がないが、
この人のエッセイやドキュメントモノはめちゃ面白い。
>>498 まだらの紐のネタバレを某執事アニメで喰らった時の衝撃を俺は忘れない。
502 :
名前は誰も知らない:2010/02/01(月) 23:19:08 ID:So/GLzXb0
>>499 三毛猫ホームズは初期の作品は普通におもしろいよな
三毛猫ホームズなつかしい
一時期はまったわ
504 :
名前は誰も知らない:2010/02/03(水) 19:56:28 ID:edkV0Ree0
推理小説の大家、鮎川哲也の短編集を読んだけど、この人は生涯独身だった
だけに女嫌いの孤男臭が強い作品が多くて面白かった。
中でも、自殺願望のある引篭もりの青年が百合の精と恋に落ちる
「地虫」を特にオススメしたい。
505 :
名前は誰も知らない:2010/02/03(水) 21:15:20 ID:iukas3GD0
ツンデレって日本の現状を如実に表していると思うんだけどどう?
>>504 奥さんいたみたいよ。
プライベートは全く明かさなかったけど。
507 :
名前は誰も知らない:2010/02/04(木) 08:50:30 ID:7kjPXRNu0
世界三大ファンダジーって…
ナルニア国物語
指輪物語
ゲド戦記???
ギャリコだろギャリコ
509 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2010/02/04(木) 15:31:50 ID:HuYF68vr0
>>504 新人賞に受からなかったら自殺しようと考えてたんだっけ?
自分の読書歴は三毛猫から始まった
それが今では、ユルスナールの「ハドリアヌス帝の回想」を読んでいる
>>512 ハドリアヌスの前に読んだ
途中までずっとアキレスと亀のパラドックスで有名なゼノンのことと思ってたw
514 :
名前は誰も知らない:2010/02/07(日) 20:38:18 ID:PU+hmzdm0
>>510 短編集は創元推理文庫で出てるよ。大きめの図書館なら大抵置いてあるはず。
忍びの国なかなか面白かった。ニンニン
>>513 同じゼノンでも時代や国が全然違うぞw
黒の過程はハドリアヌスに較べるとやっぱり出来は落ちるけど、
重厚な筆致が素晴らしいよね
転職してから、集中力がなくなってしまい
好きな読書もまともに楽しめない。。。
読書ってやっぱりそれなりの心の余裕がないと無理だね。。。
言えてる。一行読むたびに言葉に反応して考え事してて進まない
519 :
名前は誰も知らない:2010/02/08(月) 15:58:03 ID:fVwR7DK20
そうか?
時間が無いときは、あいまあいまを見つけて本を読む。
時間があって余裕がある時は、遊びに言ったり映画に行くという
感じだなぁ。
本にもよるんじゃないかな。
シリアスなものはリーマンが休日に読むのにはむかないんだろうと思う。
だから良書は学生のうちに読めっていわれるんだろうな。
鬱になると本が読めなくなるよな
意味が頭に入ってこない
鬱な本読めばいいじゃない
>>522 横レスだが、うつ病だったときは本当に読書できなかったな。
内容うんぬんの前に、文字を追うこと自体が困難。ただ文字の表面を滑っていくだけ。
長続きもしないし、どんどん興味も失ってくしで辛かったな。
クリステヴァあたりのクソ難解な哲学書を読むときの感覚に近いかもw
ショウペンハウエルの名前が出てないな
孤独とか言いつつ馴れ合いに終ってるのがよく分かるスレ
ショウペンハウアー
ショーペンハウアーの名前もこのスレ頻出だよね。
苦悩に満ちた生という前提のうえでの、孤独が担う重要性ってのは確かには頷ける。
つまり、孤独において内面に目をむけ、実存を探求すること。よーくわかる。
俺自身も、一人でメシも食えずに何かと群れてるような連中を下に見てるフシがあるしね。
ただ、孤独は辛い。それを認めざるをえない。
それが能動的なものであれ、受動的なものであれ。
リア充へ憧れることを止められない。
この境地を脱するには座禅しかないのか。
欝ならショーペンよりシオランにしとけ
ちょっと通ぶるならフェルナンド・ペソアの詩とか
529 :
名前は誰も知らない:2010/02/09(火) 09:46:09 ID:181ysu/e0
>>524-526 ショーペンハウアー未読。興味あります。
よろしければお奨めのタイトル教えてください。
>>529 『意志と表象としての世界』『孤独と人生』・・・と言いたいところですが、
『読書について』『幸福について』あたりが易しいと思います。
531 :
名前は誰も知らない:2010/02/09(火) 10:54:51 ID:181ysu/e0
ゲシュタルトについて詳しく乗ってる本知らんかね?
533 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2010/02/09(火) 15:30:48 ID:SDGq0/oy0
リバタリアニズムの入門書で何かオススメありますか?
ゼロから入門するときは、とりあえずamazonで評判いいのを読む。
ダメなら他のをあたる。当たり前のようだけど、それで大体おk。
ところで、上のレスでペソアの名前が出てたけど、他にも詩を読む人いる?
ランボー、ボードレール、中原中也あたりは孤男的に鉄板だと思うけど、
他に好きな詩人いますか。
俺としては田村隆一。特に初期の作品、これはガチ。
あと、この前読んだボリス・ヴィアンの詩集が案外よかったです。
535 :
名前は誰も知らない:2010/02/09(火) 18:20:15 ID:PPMQlRzY0
ビジネス本や自己啓発本は、仕事が忙しくても結構読める。
でも小説は難しいな。
>>534 田村隆一といえば
ぼくの娘が結婚を考えているならば、こう言うんだ。
「その男性の本当の親友二人に会わせろ」
(略)二人の親友もいないような男は、論外。
好きだからこそ、泣いたぜ
水無田気流の詩が好き
田村隆一は最高
萩原朔太郎がいい
シドニィ・シェルダンおもしれー
毎回ちょっと尻すぼみなのが気になるけどw
>533
自由はどこまで可能か
講談社現代新書
英詩ならブレイクやね
544 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2010/02/10(水) 03:28:39 ID:F2NvYaqR0
545 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2010/02/10(水) 03:40:23 ID:F2NvYaqR0
546 :
名前は誰も知らない:2010/02/10(水) 09:25:55 ID:IZw41faCO
今求職中で無職期間が長くなり凹んでるのですが元気や勇気が湧く内容の本ありませんか?
さっき気分転換にスタバで読書してきた。
綺麗な店員さんが丁寧に両手でおし包むようにお釣りを渡してくれたのに、
久しぶりに日常の慰藉だか慰撫だかを感じました。
もちろん、それはただ単にプロの人柄のいい店員さんなだけで、もはや勘違いなんかはしてやいないけど。
548 :
名前は誰も知らない:2010/02/10(水) 22:48:37 ID:8Q2XZIwP0
愛撫です
おれもコンビニでそういう対応をされて、おれに気があると思い
その店に通いつめた30代がありました。
550 :
名前は誰も知らない:2010/02/11(木) 12:05:58 ID:9Keql/e80
読書読書、今日はクレぺリンを読む
好きだった時代小説のシリーズが完結した
オチが「俺たちの戦いはこれからだ!」だった
最終巻楽しみにしてたのに…
>>546 俺も、同じ状況・・。
俺は自己啓発本や心理学、社会・経済に関する本ばかり読んでいる。
555 :
名前は誰も知らない:2010/02/12(金) 00:24:56 ID:kMK0VYTC0
どん底から這い上がった人間のエッセイとか読むと元気が出てくるような気がする
でも、はははあなたの境遇俺よか楽じゃん、とか思えるような場面が一つでもあると
徐々に堕落していく悪寒
556 :
名前は誰も知らない:2010/02/12(金) 00:36:27 ID:kMK0VYTC0
ごめん追記
べタだけど矢沢永吉のエッセイとかいいとおも
流行作家の重松清もNHKの番組で好きだって言ってたし
557 :
名前は誰も知らない:2010/02/12(金) 02:53:30 ID:wgjl6pRv0
>>553 そういうお手軽本より、橋本治あたりをじっくりと読むといいよ
558 :
名前は誰も知らない:2010/02/12(金) 03:47:52 ID:879iwlo60
小説なんかもう読む気にならんわ
読んでも意味なさそうな感じだし
559 :
名前は誰も知らない:2010/02/12(金) 04:23:40 ID:eJ9mcbV+0
気が滅入ってるときは、お手軽本しか読む気が起きない。
自己啓発本も、色々な著者のを10冊位読んだら書いてある事がほぼ同じ事に気が付いた。
10冊も読まないと気がつかなかったのは、我ながらナサケナイ。
読むのはまぁいいけど、買ってないだろうな?
気がめいってるときは、お手軽本なんてかえって馬鹿馬鹿しくて読みたくないな
読書はおろか何も手につかなくなるか、深い作品に救いを求めるかだな
不遇なときは論語を読むのが定番だろ
読書に意味を求めたら小説が読めなくなる。
それが怖いから意味を求めないように、そのことに気付かないようにしてる。
趣味だからこそ、これでいいんだって開き直ってる。
これから先も小説読み続けたいもん。
565 :
名前は誰も知らない:2010/02/12(金) 17:24:35 ID:Gn8zyOpt0
子曰く、龍徳ありて隠れたる者なり。
世に変えず、名を成さず、
世を逃れて憂うことなく、
是とせられずして憂うことなし。
楽しむときはすなわちこれを行い、
憂うるときはすなわちこれを去る。
確乎としてそれ抜くべからざるは、潜龍なり。
ケッチャムのオフシーズン読んだ
文字で動悸を感じたのは久しぶりだ
小説嫌いな人も読めると思う
ホラーが不快じゃなければ
567 :
名前は誰も知らない:2010/02/12(金) 18:01:21 ID:OD8dkPwEO
兵法家伝書っていいな
497 名前:無名草子さん[] 投稿日:2010/02/12(金) 19:20:53
バイク 車 土地 グルメ 家電 服 cd カラオケ 宿 散髪代、などがデフレ
なのに本代は年毎に上昇、タバコとおなじでユーザーは離れてゆくのだわ。
コア層は別。
↑だよな
川本三郎著「荷風と東京」
若い頃から、なぜか荷風に魅かれた。孤男に似合うからかもしれないが。
川本三郎も好き。
何冊か読んでいる。
ここ最近、何かと漁って本を買ってるわりには読んでない
机に並べてみた
『歌行燈・高野聖』 泉鏡花 新潮文庫
『言霊と他界』 川村湊 講談社学術文庫 ※絶版
『続審問』 ボルヘス 岩波文庫
『永遠の歴史』 ボルヘス ちくま学芸文庫 ※絶版
『禅語散策』 田上太秀 講談社学術文庫
『田舎司祭の日記』 ベルナノス 新潮文庫 ※絶版
『古典文法質問箱』 大野晋 角川ソフィア文庫
『イワン・イリッチの死』 トルストイ 岩波文庫
『人の世は夢・サラメラの村長』 カルデロン 岩波文庫 ※絶版
『隠者の文学』 石田吉貞 講談社学術文庫 ※絶版
『石川啄木歌文集』 石川啄木 講談社文芸文庫
どうだ!
けっこうセンスいいだろ?
こういうので趣向とか性格がわかりそうだな
さて、どれから読もうかしら
分解 酒見賢一
かのこちゃんとマドレーヌ夫人 万城目学
鬼の冠 津本陽
プロ野球大辞典 玉木正之
中国古代の民俗 白川静
草原の町 コーマック・マッカーシー
ロウきゅーぶ4 蒼山サグ
武士道 相楽亨
おのれ筑前、我敗れたり 南條範夫
子午線を求めて 堀江敏幸
白い城 オルハン・パムク
とりあえずロウきゅーぶでも読むか
572 :
名前は誰も知らない:2010/02/13(土) 18:57:19 ID:pSr7kJuP0
山崎豊子 運命の人
読まれた方いらっしゃったら
評価お願いします。
俺も分解買ったぜ
『新参者』読了
まー、おもしろかったけどこのミス1位ということに期待しすぎたかもしれん
575 :
名前は誰も知らない:2010/02/14(日) 00:29:33 ID:IY0jMqaa0
俺は山本周五郎が好きだ
森博嗣
食いながら本読んでもかまわないって店がたくさんあったらいいのに
579 :
名前は誰も知らない:2010/02/14(日) 02:09:41 ID:bOj61dBx0
食いながら読んでること話すとめちゃくちゃに切れる保管原理主義者見ると腹立つねw
おまえただのコレクターだろとw本がいっぱい詰まった本棚見て満足したいだけやないか!
自分が借りた本を破損しても、しらっとしてるけど、
自分が貸した本に指紋つけられただけで怒り狂う奴とかいるよね(知人に現実にいる)
貸し借りする相手なんていないよ馬鹿
図書館で借りて表紙だけアルコールで拭いてる
誰の本だか忘れたが読むたびにインクが手についてどんどん本が汚れていくっていう凝った小説があったな
狙ってやってるって知ったときには単行本で買うメリットもあるんだなぁって思った
休日も一日読書で終わり。
自分でもツマラン奴だと思うわ。
友達と遊びに行くとか一生ないだろうし。
586 :
名前は誰も知らない:2010/02/14(日) 13:54:51 ID:IEtIyWIA0
587 :
585:2010/02/14(日) 14:02:13 ID:mIGqOKqH0
>>586 俺のこと?
ウザイと思う。
でも、たまにはそんな事も思うんだよな。
なんという卑屈精神
読書がつまれば問題ないわけだな
591 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2010/02/14(日) 16:04:53 ID:xKzgu+pp0
平野は確かにウザイ
>>526 孤独をやめればいいだけじゃね?
孤独なこともあるからいいんであって
ずっと孤独なのは問題だし
孤独を辛く感じるのはまっとうな感覚だよ。
カフカの勤めてたところは、昼過ぎ迄で仕事がおしまいだったんで
午後は小説を書けたんだそうだ
俺なんか毎日6〜7時頃まで仕事だが
俺21時〜23時
土日しかまともに読書、創作できない
森博嗣『少し変わった子あります』読んだ
あんな店があったら通ってしまいそうだ
孤独なんて増幅したくないけど、かと言って友人に電話しまくるとかありえないし
岩波文庫で出てる百鬼園先生のメイド読み始めた
某エロゲーでなぜかトラウマになった件の話でストップしちえる
定期的に花村や新堂のような暗黒小説と呼ばれるものが読みたくなる
今日、悪の華と鬱、借りてきた
浅倉久志氏、ディック・フランシス氏逝去
で、多島斗志之氏の行方はまだ不明なのか・・・・・・
犬の力っておもしろいんですか?今日買ってきたんですけど
伊坂幸太郎の「モダンタイムス」を途中でブン投げた。
200ページちょいくらいの話が530ページちょっとって。
さて、次はマッカーシーの「ブラッド・メリディアン」か。
602 :
名前は誰も知らない:2010/02/17(水) 20:01:23 ID:3+kZFPkJ0
春日武彦おすすめ。精神科医で、自らの仕事に基づいたところから「自分」とは何かとか
「孤独」とは何かとかを考察する本が多くて、文章もとても読みやすい。
特に、「無意味なものと不気味なもの」っていう、
自分が今まで読んできた中でなぜか心に引っかかっている小説について論じた評論集がおすすめ。
これで読書の幅がかなり広がった。
603 :
名前は誰も知らない:2010/02/17(水) 20:38:12 ID:I0mXUN7N0
よくそういうの見つけてくるな
春日は有名だよ
605 :
名前は誰も知らない:2010/02/17(水) 23:16:04 ID:6al9Grbe0
誰かスレ立てして欲しい。
昨日スレを立てたから新しいスレが立てられない。
スレ立てが許されるのは1か月に1度くらいなのかな。
【スレタイトル】哲学・思想・精神分析が好きな孤男
【内容】哲学板は気持ち悪いAAと価値のない投稿ばかりなので、この板に立てました。
孤独な男は哲学好きが多そうだし、哲学板より内容のある書き込みが期待できそう。
春日武彦ちょっと気になる
一冊目に読むならどれがいいかな?
今まで読書とか全然してこなかった人間だけど
まずどんな本を読めばいいんだろう?
興味といっても大してないし・・・
読みやすいのから読むべきだってのはわかるけど、いったいどんなものがあるやらさっぱり
何かあるかな?
>>609 本屋で店員が気合入れてPOP書いてる本とか
売れ筋ベストセラーとか
>>610 あ、なるほど
とりあえず近所の本屋でも行ってみますかなー
あまりにも硬いからとストレッチをはじめるも
どうも間が持たないんで、いつの間にか本を読みながらすることに。
いつのまにやら2年半、脛の真ん中を触れなかったのが
30才越えてるのに、気付けば180度近い開脚ができるようになりました。
おっさんの健康情報とかいらないです
614 :
名前は誰も知らない:2010/02/19(金) 21:24:15 ID:sT+XuM7t0
>>609 Nan demo eekara Yomuhon kurai Jibun de Sagase
大学入学前に、受験勉強ばかりでできなかった読書をしようと思い
初めて自分で買った小説がカラマーゾフの兄弟だった
今みたいに古典新訳みたいな入門者向けの注釈等も無く
1週間くらい読み終えるまでにかかってしまったな
>>609 というわけで海外名作古典オススメ
ダブリンで死んだ娘、川は静かに流れ、コーパスへの道、デンデラ、ペルディードストリートステーション
この辺りか。
何を読んでも面白いと思う俺ですが
久しぶりに近藤史恵のサクリファイスで”そりゃあねえわ”って気分になりました
>>617 最近読書し始めて、とりあえずここでなんかいろいろやってたらモチベ向上するかなと思って使用してる。
ブックガイドの類も良し悪しだよな。
中には実に面白そうに紹介する奴がいるし、それが例えば国書の「文学の冒険」みたいなの
だったりして、こっちの「狩り」「収集」のスイッチが入ってしまうともう、
読む買うの関係は本末転倒、積ん読負債へまっしぐらに突き進むことになりかねない。
さしあたって読まなくても、本棚に飾っておくだけでも、本から発散するオーラに感化されるような気はする
登録して読んだ本を思い出しながら登録していったら10000ページ超えてた
意外とすぐ行くものだな
久しぶりに本に集中した。駅に捨ててあった星を継ぐものってやつおもしれー
虚航船団、久しぶりに挫折して途中で投げた
>>625 俺が読んできた中ではぶっちぎり一位なんだがなぁ。
確かに人には勧めない。特に二章は世界史好きじゃないとキツイ。
>>626 第一章はすげえ面白かったけど、第二章の途中で挫折したw
漢字じゃなくカタカナで名前が表記される外国の小説が苦手なもんで
そんな俺にあの二章は少し過酷だった。世界史好きでもないしなあ。
図書館で借りた本だったし、もう返したけど
そのうちブックオフあたりで買って、もう一度挑戦しようかとは思ってる。
>>625 ちょうど今読んでる。何度か諦めかけながらも、
なんとか第二章の終盤(900年代)に突入した。
この度重なる挫折感、ドグラ・マグラのチャカポコ論文をちょっと思い出してしまった。
虚航船団は書評家の狐が批判してたなあ
あれに対する筒井の反論はどーかと思った
>>624 どうせなら三部作は全部読んどきな〜
シリーズ物の常というか第一作が一番面白いのは仕方ないんだが、
(謎解き要素が減って痛快活劇に移行していっちゃう)
続きもそれなりに楽しめるし疑問や伏線を放置するのもなんだろう。
ただし、四部作という説もあるが四つ目はさすがに読まなくていい蛇足だったと思う…
最近思想系の読み物ばっかり読んでるから、ちょっと気軽に読めるような小説教えてよ。
ほんわかとして温かくなるようなそういう小説。冬から春に移り変わるようなそんな小説。
>>632 ロバート・ネイサンの『ジェニーの肖像』とかどうだろう。
なぜか創元推理文庫から出てるが、ファンタジー風味の小説。
孤独な僕が不思議な少女と出会う、ちょっと切ない話。
鶴田謙二の漫画『おもいでエマノン』とテイストが似てるかも。
>>631 星を継ぐものはよかったが……ガニメデの優しい巨人(笑)
ああいうクソご都合主義の外人っぽい遠回りなのに露骨な人間賛美みたいなのはいまだに嫌いだぜ
まずは孤男が登場する。彼は気が狂っていた。人間が嫌いだとか言っているのに読書好きだった。読めば読むほど苛立ちがつのる……
金子光晴のエッセイって面白いね
高橋源一郎が褒めてたように読みやすい文体
講談社文芸文庫は値段を下げてくだせえ
埴谷豊の死霊とか分冊されてて一冊があの値段じゃ
俺のような貧乏学生には読めないだろうが
吉田健一とか色川武大とか自分好みの作家の本が多数出てるのに
みなさん、1冊にどれくらい時間かけてますか?
好きなもの読むのに時間なんて関係ないとは思いますが何となく気になりました・・・
普通の日本人作家の小説は10ページにつき8分くらいかかっちゃう
じっくり楽しみたいのもあるけど趣味にかけられる時間なんて限られてるから
できることなら読む速度はあったほうがいいよな
>>634 くっくっく…気持ちは分からんではない。一昔前の大衆SFはそういうの多いから。
どこかしらにスターウォーズ的な楽観主義が入らないと安心できないというか。
最後にはいい人たちが輪になって踊る。正義は勝つのさ。
人間(宇宙人)とは何かって追求がウケる土壌もなかったんだろうねぇ。
ガニメアンもジェヴレン人も、地球人のどこを強調したかって程度のメンタリティだもんねぇ。
そうやって型に嵌めるとこは嵌めきってアイデアと辻褄合わせを楽しむのが本線になる。
図書館のHP見てると
インターネット便利だな〜って思う
642 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2010/02/26(金) 04:19:52 ID:1/l4UJum0
読書メーターって今現在読んでる本の既読ページを記録することは出来ないの?
村上春樹はユーモアが足りない
「星を継ぐもの」はヴェリコフスキー理論を下敷きにしてる
SFというよりは疑似科学、トンデモ本のような雰囲気で、嫌い
645 :
名前は誰も知らない:2010/02/26(金) 23:27:50 ID:x8Q25Wdb0
中島義道の『カイン』を今読んでるけど、
なかなか面白いし、読みやすい。
この人が書いた『孤独について』も一読の価値あり。
>>642 それができると思ってやってみたんだけど、どうもできないっぽいね。
647 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2010/02/27(土) 05:18:30 ID:d+KZFcmQ0
中島義道なんて読む価値ねーよ
嫌いじゃないけど、中島は1、2冊だけ読めばそれでいいタイプの本だな
結局ああいうのは自己啓発本の亜種だろ
一見ネガティブに見えるだけで、指針を指し示すのが主目的だし
たしかに
題名に惹かれて何冊か読んだが、義道さんの本はもういいやって思った
だって書いてあることほとんど一緒なんだもん
中島は最近は哲学者である事をほとんどやめちゃってエッセイばかりだからなあ
「悪について」は名著だと思ったけどその後あまりいいのがない
最近だと「差別感情の哲学」は結構よかったくらい
ヘンな小説とかじゃなくて硬めの本を書いて欲しいんだけどな
小谷野敦が好き。
>>652 俺も嫌いじゃないけど、嫌われる理由は良く分かる。
小谷野は弁護しようが無いな
小谷野は初期だけ。
今じゃどうしようもない。
カネッティ「眩暈」買ってきた。
小谷野は反禁煙に熱上げすぎ・・・
小谷野っていつからトンになったの?
本屋行ったけど何買っていいかわからず。
とりあえず、棚を見ずに文庫本を一冊手にとってそのままレジに。
帰って題名を見ると佐々木譲のユニット。
何これ、すごく怖いんですけど。
サリンジャーがなくなったんだから
それを読めばいいんジャー
村上春樹訳のキャッチャーインザライを図書館で借りてきたけど、半分くらいで読むの辞めたよ
野崎訳で読むべし
小谷野フォローしてるけどなんか普通の人だな
日垣隆はキチガイ
>>661 しかし野崎訳は堅いからなぁ
俺も野崎訳に慣れ親しんでるから好きだけど
村上春樹という選択肢も無いわけじゃないかなと
野崎訳で読んでからでいいと思う
小谷野は人に食ってかかるにしても芸があって面白い。
日垣は 不快なだけ。イライラしてくる。
Twitterしてて、初め登録してて外したのは日垣と松尾貴史だなぁ。
あと、赤木?かなんか希望は戦争みたいな文章書いていた人。
後ろ向きで読むに耐え難い。
小谷野乙
667 :
名前は誰も知らない:2010/03/03(水) 22:10:08 ID:OMY7uO02O
前に春日武彦の話題が出ていたが、「幸福論」がいい。
読めば幸福が明確になるのではなく、幸福の
イメージが溶けていくような体験ができる。
中島義道の不幸論なら読んだわ
669 :
名前は誰も知らない:2010/03/04(木) 02:29:43 ID:IfuxM1/RO
規制食らってこのスレに書き込めなかったからブログ作っちゃってたよ
やっぱPCで書くほうが楽だな
670 :
名前は誰も知らない:2010/03/04(木) 04:30:25 ID:wIUVHYdKO
主人公がひたすらダメ人間な小説ない?
673 :
名前は誰も知らない:2010/03/04(木) 07:42:51 ID:Q2oORjNd0
674 :
名前は誰も知らない:2010/03/04(木) 08:00:49 ID:xrAPo9It0
>>635 金子光晴、面白いよね。
全集があるくらいの詩人らしいけど、自伝が面白い。
自堕落な生活が戦前にもあったんだなぁって感じたw
さんまに自伝書いてほしい。どんな自己啓発本よりも効果ありそう。
一番入れ替わってみたい人だわ。もう脳が重くてやってけねぇ。
しくった、新書がでてた。四半世紀前のだけど注文しようかな。
677 :
名前は誰も知らない:2010/03/04(木) 19:05:39 ID:2wjxtXrM0
孤独ならつげ義春は読まないのかな?
無職の俺は読んでて癒されたよ。
本読んで癒えるような傷は傷の内に入らないよ
本を読んで傷をより深くする方が多い
ここで紹介されてる本の多くは買うしかないとなんとなく思ってたら結構図書館にあるんだな。
最近の流行小説なんかも結構あるし、物自体がでかいせいもあるが文庫よりよっぽど本棚数使ってた。
俺が子供の頃行ってた地元の図書館は文庫メインで、ハードカバーの単行本なんて
専門書や古典名作くらいしか置いてなかったんで驚いた。これが田舎と都会の差か。
いやいや、昔のことは知らんけども
5万しか住んでない俺の田舎の図書館だって新刊普通に揃えてるぞ
681 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2010/03/04(木) 23:52:08 ID:7WbhyOl70
682 :
名前は誰も知らない:2010/03/05(金) 02:00:08 ID:arBF940f0
>>675 さんまさんになりたいの?
あの人はホンマにおもろい人やけど
根っからのDQNやと思いまっせ
>>678 あるある
漱石とか太宰とか共感はするけど有害な希ガス
「こころ」とか読んだら人が信じられなくなるし
どうして若い人に読ませたがるんだろうね
人格形成に深刻な影響が出ると俺は思う
683 :
名前は誰も知らない:2010/03/05(金) 02:25:10 ID:ly5uyxzk0
カラマーゾフ読み終えた。
長かったし時間かかったが面白かったな。
「こころ」いいじゃん
非常に文学的な人間模様を描いてると思う
普通の人はあれ読んでも大して気にも留めないんじゃないか、自分にはあんまり関係ないって
そこそこ幸せな人達はお互いもっと小利口に生きてるよ
685 :
名前は誰も知らない:2010/03/05(金) 04:48:17 ID:wwSB363t0
>>631 >どうせなら三部作は全部読んどきな〜
「星を継ぐもの」の三部作って何ですか?
タイトル教えてくださいm(__)m
世界最速のF1タイヤ 浜島祐英
>>685 『ガニメデの優しい巨人』 『巨人たちの星』 『星を継ぐもの』 の三部作です。
俺はほとんどの文学的人間模様について理解できない。
なんで皆あんなに紆余曲折ある人生をわざわざ送ってるんだって思う。
共感はできないから文章の技巧にのみ着目するよう努力しないと読み進められない。
わざわざ矛盾しなくていいことを矛盾し、
わざわざ隠す必要もないことを隠し、
わざわざ裏切らなくていいことを裏切り、
わざわざ悔恨しなくていいことを自責し、
回る必要の無いグラウンドを3周ばかり回ってることを「文学的」と言う。
しかもそういうことを、どう考えても俺よりはるかに知能の高い人らがやってる。
「お前らは何か、物凄く頭のいい馬鹿なのか」といつも思ってしまう。
689 :
名前は誰も知らない:2010/03/05(金) 05:21:54 ID:wwSB363t0
>>687さん
どうもありがとうございます!
助かりました。
感謝です!
690 :
名前は誰も知らない:2010/03/05(金) 06:12:07 ID:arBF940f0
>>684 普通の人はあれ読んでも大して気にも留めないんじゃないか、自分にはあんまり関係ないって
言えてる
ただ、あれをわざわざ教科書に載せる人間の気が知れないとは思う
>>688 「お前らは何か、物凄く頭のいい馬鹿なのか」
ワロタw
意味がないとは思わないけど
現実の日常を生きるうえでは邪魔にしかならない苦悩ってあるよね
悩むのはいいことだとか言う場合は
それが具体的に解決可能なものに限定されてる
>>688 貴様の言うとおり何周もしちゃっているんだろう
思うんだが、日本の教育の中で、外国文学に触れる機会って少ないよな
高校では大抵の国語は日本人作家だし、世界史で一部名前覚えるくらいか
大学も文学部以外だと教養科目で、外国文学を読ませるような授業は大分限られるし
いや、別に外国文学はすばらしいことだとか言いたいんじゃなくて、
なんか読書の範囲を国内作家だけにするのは勿体ない気がするんだよな
高校とかで翻訳文も一応、準国語みたいな形で触れさせたら、
読書の幅も間口も広がって面白いと思うんだけどね
日本人は外国に対するコンプレックスが強いからな。
お偉いさんは、外国の作家では日本人の感性に合わず教育に
ならんとか思ってるんじゃない。
でも下手に授業とかで扱う方が逆に抵抗を感じることも
少なくないんじゃないかな。俺もそうだったし。
そもそも学校って1人の日本人を形成していくために必要なものだからな。僕らが日本人だと思うのは、学校教育の要因が強い。
日本の教育を受けた人間に囲まれ、日本の文学や、日本の習慣に触れることで、ああ、自分は日本人なんだって思うようになる。
在日朝鮮人なんかは、朝鮮学校へ行くもんだから、そのまま朝鮮人としての人格が形成していく。
学校は国民製作所みたいなものだよ。だからあまり海外の文献は載せないのだと思う。
つうかまずは母国語に習熟することが何よりも国語教育にとって大切だろ
言葉を学び味わう上で、そこから深めていかなきゃ話にならない
俺はどっちかといったら海外文学を読む方が多いけど、そういう意味で日本文学を授業で主に取り上げるのは間違ってないと思うぞ
まずは日本語を知って、それから別の国の言葉による作品にも親しんでいけばいい
成る程、教育というシステム上、なかなか外国文学ってのは扱いづらいという側面があるんだな
確かに日本人である以上、外国文学なんかより古典の方を優先せねばならんし
やはり国語教育ってのは母国言語の習熟にすぎないのかね
外国なんかはどうなんだろうか バカロレアで哲学を課している仏なんかどうしてるのか気になる
しかし、こう考えてみると文学部〇〇文学科って不思議なとこだな
高校時代に海外文学に手を出しているのは僅かで、
ほとんどが〇〇文学に手を触れずに入ってくるんだから。
小谷野が最近新書を出したが、殆どの文学部なんて存在価値はないという事
言語と国家の関係については、「ことばと国家」「言語政策とは何か」あたりがいい入門だと思う
小谷野の言うことにいちいち耳を貸すヒマねえよ
699 :
名前は誰も知らない:2010/03/06(土) 02:10:49 ID:k+EreSH40
国語教育が話題になってるんで書かせてもらうけどさ
授業が文学に偏りすぎじゃね?
おれ自身は小説とか大好きだからそこは誤解しないでほしいんだけど
散文ってけっこう独特なものじゃん
実生活で使える国語力を養う目的では
もっと違う方向性の手本というか見本が必要じゃないかな
それと、自分の意見を文章化したりする作文とか
実務的な文章の作成をしてみる実習なんかを
もっと増やしたほうがよいのではなかろうか
あと、海外文学が話題になってるようなので
P.G.ウッドハウスのユーモア小説を個人的に推薦する
国書版と文春版があるけど文春版がおすすめ
国書は訳文に訳者のくせが強く出すぎてると思う
いやいやいや。散文の反対は韻文で、こっちの方がずっと独特。
散文の方がずっと日常に近い。日常を定型詩的に捉える奴はいない。
実務的な国語力の話ならフィクションorエッセイとか小説or論文って比較だろう。
701 :
名前は誰も知らない:2010/03/06(土) 03:00:44 ID:k+EreSH40
702 :
名前は誰も知らない:2010/03/06(土) 03:13:09 ID:kNef1+ZO0
みんな文学を読んでるんだな。
理工所や理系の啓蒙書を読んでる奴はおらんのかい?
>>699 文章を書く機会は確かに少ないな。ある程度習慣的なことだから、読む作業と同様に年齢の若いうちからやらないと大した力にならない。
あー、やっちゃってるよ
>702
啓蒙書はあまり読まないが畑違いのニッチな分野の本を読むと楽しい
最近は都市計画とか建築、構造設計なんかを読んでる
706 :
名前は誰も知らない:2010/03/06(土) 13:26:36 ID:hdL56EDHO
理系の生物関連もなかなか面白いよね
707 :
名前は誰も知らない:2010/03/06(土) 13:28:23 ID:GzIW08WL0
勉強し直そうと思って、ランダウ・リフシッツを読み始めた
(最近文庫版が出たけど、うちにあるのは親本のほう)
どのジャンルも読めばそれなりに楽しめるよね。
昨日、この本を買ってきた。
日本経済「ひとり負け!」 高橋 洋一 著
今の日本の政治や社会が分かる感じで、勉強になってよい。
711 :
名前は誰も知らない:2010/03/06(土) 15:24:32 ID:YK6AOi0XO
712 :
名前は誰も知らない:2010/03/06(土) 22:47:40 ID:dO6C8vFE0
僕僕先生が神だった、一般小説のふりしてラノベなのがたまらない
こういうなぜか少女がパートナーになったりするエセ一般小説が好きなのになかなかみつからない
読書強要文化の批判をしようと思ったけど、バカバカしいからやめた。
それよりお前ら、ちょっとパソコン使うと頭がぼーっとしてそれ以降寝るまで本が読めなくなるんだけど、
これはどうやって解消したらいいんだ?ちょっと調べたいことがあってついついPC使っちゃうし
多分PCを長時間みているから脳が疲れてるんだと思う。30分とか1時間寝たらすっきりするよ。
脳が疲れるって事は、パソコンしてると以外に脳みそ使うって事かね
716 :
名前は誰も知らない:2010/03/07(日) 01:15:02 ID:KS1yFes+0
谷口ジローの「犬を飼う」って、普通は漫画のほうを読むの?
それか文庫本のほう?
>>715 多分首が凝って血流が悪くなるのと、PCしてるあいだ無心と思っても頭の底に心の澱がたまることじゃね
普段無心と思いつつ思考することで中身をかき混ぜてるわけだから
犬を飼う
文庫版はちーせーよ。当たり前だけど。
内容は「犬が死ぬ」だけど。
719 :
名前は誰も知らない:2010/03/11(木) 00:56:22 ID:d3Fbno4w0
「運動神経の科学」
運動神経の鍛え方について書かれた本
うんちでバカにされたりハブられたりしてる小中高生とその親
そして体育を教えている先生によんでほしい
てか、体育教師は生徒に混じってボールをおっかけたりしてないで
こういう本を読んで自分の仕事に必要な正しい知識をもっと集めるべきだと思う
『ほかならぬ人へ』を読みました
なんて書いたら、スイーツ扱いされそうな雰囲気だな。
721 :
名前は誰も知らない:2010/03/11(木) 01:29:37 ID:bj/k9evd0
埴谷雄高 死霊
読んでみたが売ってないね
>719
そういえば「スポーツはよい子を育てるか」って本を思い出したが面白かったよ
岡田尊司の「アスペルガー症候群」を読んだ
孤立しやすい奴なら誰でもアスペルガ―症候群になれる
鬱と対して変わらない気がした
724 :
名前は誰も知らない:2010/03/11(木) 09:45:21 ID:vVpWphj90
↑これ読むとみんなアスペルガーって感じだよね
これなら俺も立派なアスペルガーだと思った
メンタルについては、どんな人間にだって病名つけようと思えばつけられるんだよね
ダンシングヴァニティよんだ。
70超えた爺さんが書いた本じゃねえってww
>725
「乱造される心の病」がそういう本だよな
>>726 作家として生き、作家として死んでくれそうな人だよな。
老成するにつれ評論家やら知識人やらのカテゴリーに納まっちゃう人も多い中で。
講談社文庫の「漢詩観賞事典」を買ってもうた
てか漢詩入門っぽいので他も手に取ったがこれが一番良さげだった
文庫で\2200
厚さ約4センチw
ペソアの詩集を図書館から借りてきた
映画の公開に合わせて二十年ぶりに不思議の国のアリス読んだけど、意味不過ぎて頭が痛くなったわ
登場人物がアリスと姉ちゃん以外見事にキチガイ揃い
日本人にはパロディーやジョークも通じないし、ファンタジーっていうよりホラーな感じがした
ヤン・シュヴァンクマイエルのアリスは最高だぞ
>>732 DVDも持ってるぜ
普通に見てもかなりおもしろいし、アリスのパンチラも見れる名作だよな
星守る犬は、カスタマーレヴューを呼んだだけで・・・(´;ω;`)
漫画家って暴力ばっか
>>601 ブラッド・メリディアンどうよ?
よろしければ感想たのむ
舞台はともかくとにかく死と血と排泄物だらけの中で
インディアンの頭皮を剥ぎ、虐殺を繰り返す「判事」というキャラが神がかっている。
余計な情景描写がないから、それが余計に高みに突き抜けているというか。
日本の小説でこんなことはできるのだろうかという。
あと、とにかく文章が独特。句読点等は極力抑えてあるし、会話文と地の文との境目が曖昧。
これは名訳というべきなんだろうな。
「ザ・ロード」辺りから読んで、合う合わないを判断した方が良いかも知れん。
俺はマッカーシーの作品は全部買うことにしたよ。
叙述トリック系で何かオススメ無い?
刑事コロンボのノベライゼーション。
我孫子武丸の「殺戮にいたる病」とか、アガサクリスティのアレとか、歌野晶午の作品とかが叙述系では好きだわ。
殊能将之「ハサミ男」とかもそうだよね確か。
叙述トリックといえば折原一なんかが有名だけど俺は嫌いw
あそこまでいくと小説と言うより無機質な設計図を読まされてる気分になっちゃう。
初見だがこのスレのレベルの高さに驚いたw
読書いいよ読書
道尾秀介読んでるとそれに近い気分になる
京極夏彦に手を出そうか迷いつつ
結局手を出さずに半年ぐらい経つんだが
京極作品で薄くて読みやすいお勧めってない?
姑獲鳥の夏かな。
古本屋にして陰陽師(おんみょうじ)が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第1弾
薄い奴って言うてるやんww
あのシリーズは全部分厚いっしょ普通の本に比べりゃ。
とはいえ、俺も素直に第一作を読めばいいとは思うがね。
京極っていかめしさのわりに実に読み進めやすい文章なんで
厚みに威圧感を感じて手を出さなかったというだけなら杞憂に終わると思う。
暮らしの手帖 ECD読了。
独男にはオモシロイと思う。ほとんど私小説みたいだから。
ありがと、実に読み進めやすいというのを信じて
特攻してみようかと思います
叙述本、
「綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー2」を
お勧めしておこう。
小松左京の4ページほどの短編にやられた。
叙述トリックに対する作家の創作論的も楽しめるぞ。
傍から見てたら面白いけど、あんなハタ迷惑な男はやだな
>>751 自分自身がそうなりたい願望があるからかなぁ
絶対になれないけどw
>>752 まあ確かにああなれたら楽だよね。それに美男子で大金持ちの御曹司だし。
でもあれって確実にある種の精神病患者だと思うぞw
岩波文庫のドン・キホーテを読んでる、まだ前編を読み途中
今まで名前は聞いていたけど実際に読んだことなかった古典だけど
ライトノベルみたいで読みやすくて面白いわ
やっぱり今でも名前の残ってる作品ってエンタメ要素がハンパなく詰まってるね
何よりもキャラクターが際立ってて、可笑しく悲しい
特に孤男の俺が読むとより一層泣けてくる
755 :
名前は誰も知らない:2010/03/21(日) 21:26:24 ID:KYYZBeOr0
セルバンテスこそ
最もハンパなく「苦労人+孤男」だった人ですね〜。
756 :
名前は誰も知らない:2010/03/21(日) 22:22:35 ID:/pRlH95d0
ドン・キホーテはかなり面白いよね
「古典」というイメージがあったので避けていたのだが
読んでみたら本当に噴き出すくらい笑えた記憶がある
今更ながら「そして誰もいなくなった」を読んだよ
あらゆる推理物にパクられまくってるから新鮮味は無かったけど、結構面白かった
次は「アクロイド殺し」を読もうと思ったら、レビューサイトで盛大なネタバレにあったぜ
759 :
名前は誰も知らない:2010/03/22(月) 12:45:27 ID:3IvZZ8CI0
「駄目なものは駄目」
そもそも、民主党などに期待はしていないと私は繰り返し言った。
民主党の構成人員を考えればすぐに分かることで、民主党という党自身の構成に、深い疑いを抱いていた。
恥にまみれた社会党を逃げ出した連中を始め、汚らしい人間の集まりではないか。
ただ一人、高潔だった、石井紘基議員は、右翼の回し者に殺された。
http://kariyatetsu.com/nikki/1220.php
>>756 そういう類のを読むなら、むしろアンソニー・ストーの「孤独」を
読書メーター結構楽しいじゃねえか
>>760 俺は
>>756じゃないけど面白そう。
地元の図書館にもあるようなので早速借りてくる。
ありがとう。
むしろ
>>756は孤独を否定的にしか捉えてないからげんなりしそう。
孤独に生きるより仕方ない人間もいるのに。
764 :
名前は誰も知らない:2010/03/22(月) 21:51:23 ID:en0egluk0
>>758 今さらながら
今日、「オリエント〜」を買ってきて、読み始めてます。
ミステリでは、やっぱ復讐もんがスキなのかも。
俺もその本は肌に合わなかったな
人間の本来の姿は孤独じゃないってさ
766 :
名前は誰も知らない:2010/03/22(月) 22:24:31 ID:1MznypBw0
ケンブリッジ・クインテットを読んだ
むかし読んだなと途中で気がついたw
もうちっと面白くできたのに残念
俺今金閣寺読んでるぜ!
このスレでミシェル・ウエルベックの名前って出たことある?
記憶になかったが「素粒子」の人か。それなら出てきたはず。
ウエルベック
773 :
名前は誰も知らない:2010/03/24(水) 19:55:27 ID:hx6BPCyJ0
大石 圭が良いと思う。
最近読んだ「絶望ブランコ」のあとがきに
「僕は心の冷たい人間だから、他人の幸せを願ったりしない。」
とかかれているのが気に入った。
ただし「絶望ブランコ」自体は面白くなかったので推薦できない。
ゲーテのファウスト再読してるんだが、やっぱり良い。
戯曲だから韻を踏んでいて読みやすい。加えて出てくる詩が古文調だから
日本語が綺麗だ。(読んでるのは新潮文庫の福田恆存訳)
特に、二部の始めにファウストを夢から覚ます歌と、最後に天使が悪魔と対峙して
ファウストの魂を救済する時の歌。
この物語から大雑把な感想だけど、自身の生命力を有らん限り奮って汚くても良いから何かに打ちこんだ方が
良いことを知った。
ファウストは世の中で物欲に溺れまくって、傍から見ると汚く見えるけど最後は救済されるんだよね。
仏教的価値観から読んでしまうと、理解出来ないだろうけど、オレの一番のお勧めの本。
西洋の作品を読む前に旧約の創世記と新約聖書とギリシャ神話を読むといいよ
新書なんか読んでると、めちゃくちゃ書いてる大学教授とかたまにいるよな
え?え?大学教授って、え?こんなんでいいのって感じで
論理もめちゃくちゃで、読後になんともいえない気分にさせるやつ
宮台の悪口を言うな!
>>775 まだ読んでないなぁ。
次読む本は決めて買ってあって一応、岩波文庫から出てるヨブ記なんだけど。
だけど、クリスチャンじゃないのに読んでちゃんと理解出来るのかな、と疑問が残る・・・。
最近仏教にはまってるんだけど、おすすめの仏教書ってない?
>>779 仏教一色ってなわけじゃないけど、以前読んだ本で
「犀の角たち」と言う本は良かったな。
仏教と科学の関係性について書かれてある。
柔らかい文体で書かれてあるから、読み易かったよ。
仏教ってとっつきにくいよな。基礎知識を付けたいけどどこからえたらいいものかわからん。
そういった点では哲学とかも一緒なんだけど。
阿刀田の聖書解説本ってどうなの?
普通に岩波文庫「ブッタのことば」。
詩としても十分面白い。
785 :
名前は誰も知らない:2010/03/25(木) 17:01:51 ID:WAVT8Lyk0
宗教や哲学や思想に興味を持ったなら最初に読むべきは、高校倫理の参考書と思われる。
ヘッセの「シッダールタ」も良いな。
主人公シッダールタの個人史をヘッセらしい文体で書いてある。
初めて読んだ時、ヘッセが仏教を皮膚感覚で理解してる事に結構驚いた記憶がある。
彼はヨーロッパ系なのにね。
と言うか、ガラス玉演戯読めねえ。ヘッセの中で一番有名なのに手に入らないのは何故?
需要あると思うんだけどな・・・残念。
>>786 そういやヘッセの「シッダールタ」最近読んだわ。
仏教とキリスト教の良いところを合わせたような悟りだと解釈したけど、どうだろう。
ガラス玉遊戯は前にブックオフで安くゲットしたな。
絶版なんだよね。
788 :
名前は誰も知らない:2010/03/25(木) 18:23:46 ID:eQ/F39K+0
>>776 まぁ、出版ラッシュで、
もうめちゃくちゃですからw
789 :
名前は誰も知らない:2010/03/25(木) 18:30:07 ID:AGcfj9qh0
>>778 ヨブ記は神からひたすら無体な仕打ちを受ける人の話で、
そのユダヤ的性格(西欧人にも分かりにくい)をレヴィナスが論じ、
それを日本人的でもあると内田樹が論じているので、
内田の『日本辺境論』とか『私家版・ユダヤ文化誌』も参考になるかも。
>>781 基礎的知識は岩波新書の『仏教入門』が一番コンパクトでまとまっていると思う。
ボルヘスが書いていたが、ワイルドの『幸福な王子』は仏教説話に基づくっていうのは本当だろうか?
>>774 ファウストは本来救済されるべき人間ではなかったんだが、近代的に解釈され直したってことなのかな?
仏教ね
俺は玄侑宗久の新書で入門するのが意外といいと思うわ
わかりやすいよ
>>787 自分も古本屋行く時はいつも確認してるんだけど、あった試しがないよ・・・羨ましい。
>>789 さんきゅ。二冊とも読んでみるわ。
>>790 救済されはしたけど、本来は救済されるべき人間ではなかったってこと?
質問を質問で返して悪いけど、そこまで深く洞察されるとは思わなかった。
793 :
名前は誰も知らない:2010/03/26(金) 00:03:49 ID:O5G0tYOC0
あっ、ヨブ記について書かれてるのはほんのわずかだけなので
解説書として読むと失敗するかもですよ
岩波新書青版の宗教関係本には昔いろいろ世話になったな
久々に読んでみるか
>>792 もとになった伝説では、錬金術師は悪魔に殺されてしまって終る
ゲーテは、伝説を再解釈して、ファウストを救済されるべき人間として描いた
>>795 本当だ、調べてみたらゲオルグ・ファウストが元ネタみたいだね。
ゲーテもファウストも等しく学問的に天才だったから、同一視して悪魔の奴隷になるのは
嫌だと思ったから再解釈したのかもね。
>>793 ヨブ記抜きにしても興味を引いたんで全然大丈夫です。「私家版・ユダヤ文化論」とか特に。
こういうのも探してたんですよ。ありがとうございます。
久々にゲーテ格言集を読みたい
新潮文庫の
どっかいっちまったんだよなあ
なんだかんだでベタだけどゲーテは信頼できる
ゲーテは信頼できるけどベタだからなあ
俺は岩波文庫の西東詩集を持ってるけど、これは好き
詩の評論・批評でいいのありませんか?
この手の本は情報得るのが難しい・・・
お前ら知的水準高杉
俺なんか今読んでんのガンダムU.C.の原作だぜorz
俺はひぐらし読んでる
>>801 わざわざ公園まで来てページめくってるだけだから安心汁
なんだよかった。安心しました。
>>800 吉本隆明でその類の読みやすいのが何冊かあったような
いま、机の手の届く範囲の本棚に
「詩 ことば 人間」大岡信 講談社学術文庫
「詩の原理」萩原朔太郎 新潮文庫
どっちも古本屋で買ったやつがある
朔太郎のはけっこう凄いと思った覚えがある
海外のだといろいろあるな(持ってないけど)
もっとカタイ本が所望ならぜんぜん知らない
>>805 吉本隆明は前に『言語にとって美とはなにか』と『共同幻想論』を読んだけど
ほとんど理解できなかったな・・・
萩原朔太郎読んでみるよ、ありがとう
詩ってめっさ難しくね?
ここで紹介された詩集パラパラと見てみたがさっぱりだったよ。
何回も読み直してもマジで全く意味が分からんのが多々あった。
御馴染みの「蟻が蝶の羽を引いていく、ああヨットのようだ」
の方がよっぽど分かりやすく詩情溢れてるんじゃなかろうかと思ったよ。
詩とか純文学とかわかりにくい文章がよしとされてる国語の授業に
出てくるようなのは受け付けんわー
国語の教科書は文学の入り口。
梶井・公房・芥川・中也・太宰なんかはやはり印象に残っている。
わかいにくいってのはそれだけ心に引っかかる部分があったりするってことなんだよね
もちろん、わかりやすい文章だけど心に引っかかる、というものだってあるけど。
ただ、難なく通過してしまう文章っていうのはやはりそれだけただ流れていってしまう傾向はある
訂正
わかいにくい→わかりにくい
まぁ学校で出てくる分かり難い文章は、文法も意味もしっかりしてるから良いんだけどな。
元々文章を読むスキルを高めるためにやってるみたいなもんだし。
>>810 なるほどなあ
もう一度読み返すぐらいのガッツは必要かも
ニーチェがビジネスマンの間で流行だとよ。
超訳本が売れているらしい。
孤男の領域にお金儲けの匂いを嗅ぎつけて群がる奴らの鬱陶しさったらないな。
アキバなんかもこのパターンでダメになったと思う。
ニーチェの超訳とかアホの極みだろ
自己開発セミナーみたいだなwウケルw
ニーチェがリーマンに流行とか勘弁してくれw
孤男とリーマンは、子供が笑うように笑いながら別れた。
孤男はひそかに思った、「リーマンどもは、神が死んだことを知らないのだ」と。
真理は女であると仮定したらどういうことになるか?
セクハラで訴えられぬよう、かかわらないのが一番だ。
ニーチェの超訳ってどこの本?
リーマンに似合いの本は安っぽい自己啓発書
週刊現代だかポストだかの広告に見出しがあってそれで知った。
ビジネスマンの神を消費と繁栄だと考えると、その神も最早瀕死状態だけどな。
本文より:
「自分を常に切り開いていく姿勢を持つことが、この人生を最高に旅することになるのだ」
「今のこの人生を、もう一度そっくりそのままくり返してもかまわないという生き方をしてみよ」
「死ぬのは決まっているのだから、ほがらかにやっていこう。いつかは終わるのだから、全力で向かっていこう」
「喜ぼう。この人生、もっと喜ぼう。喜び、嬉しがって生きよう」
馬鹿かと(笑)。
以前にも「チーズはどこへ消えた?」がバカ売れしてたな
普段本を読んでいない奴が、こういった類の本に飛び付くんだろうな
この訳者の本って安直そうなものが多いね。
読者も「要するに」が口癖の思考停止の人が多いんじゃないだろうか。
自己啓発書は初めのうちは読んでていいと思うんだよね。
ただ、こればっかり読んでるのはどうかと思うね。全然自己啓発してないわけだからw
「今のこの人生を、もう一度そっくりそのままくり返してもかまわないという生き方をしてみよ」
これが、永劫回帰か。
ひどいな。
孤男と戦う者は、そのため己自身も孤男にならぬよう気をつけるがよい
君が深淵を覗くとき、深淵もまた君を覗きこむ
>>823 なんかアントニオ猪木の詩みたいな雰囲気を感じて笑ったw
これが酒場のニーチェ論のための基本テキストになるのか?
今まで読書とかあまりしてこなかったので入門的な感じで村上春樹読み始めた。
意外にはまるものだね。
1Q84とかノルウェイの森とか読みだしたら止まらなくなってきた。
春樹の小説は
図書館奇譚や羊をめぐる冒険あたりが好きだな
1Q84は3部出て完結してから買うことにしてる
>>749 面白かったんで1も買ったよ。
久しく忘れていたミステリーへの情熱が再燃した。
いい本を教えてくれて、ありがとう。
837 :
名前は誰も知らない:2010/04/02(金) 02:04:21 ID:+ApLWVTH0
ここ数ヶ月本を読む気分になれなかったけど
昨日あたりから調子が戻ってきたから谷川雁の「原点が存在する」読むわ
838 :
名前は誰も知らない:2010/04/02(金) 12:10:46 ID:5r8qlQu10
ここはほんとに2ちゃんか…
みんなすげえ知的水準高そうなんだけど
新渡戸稲造の「武士道」読んだけど、
それほど面白くはなかった。
そもそもあれって本当に武士道なんだろうか。
>>838 文学板とか行ってごらん。
みんな衒学的だからw
専門分野に分かれている学問系の板は知的水準が高い傾向にあると昔から言われている。
カテゴリ雑談系の読書スレだと孤男の他はヒッキー板がレベル高いかな。
ヒッキー板には「失われた時を求めて」を読み切った神が現れた。
喪女板も気になってたまにチェックするが、あそこは結構乙女チック。
>ヒッキー板には「失われた時を求めて」を読み切った神が現れた
これは時間さえあれば別に難しくないよ
オレは失われた時〜を読むよりもハリー・ポッターの方がつかれるわ
>>839 「戦場の精神史 ~武士道という幻影」(佐伯 真一)
この本を読むといい
たしか大菩薩峠読破したとか言ってた人いなかったっけ過去スレで。
すげーよなあ
846 :
名前は誰も知らない:2010/04/03(土) 12:37:12 ID:Um2SxpSl0
もう2年くらい本が読めないでいる・・
ここはえらい文学寄りなスレだな
ジェイン・オースティンのノーサンガーアビーが少女マンガすぎて噴いた
でも、ユーモアたっぷりの文章で飽きさせずに最後まで読ませてくれたわ
で、何故かガンパレードマーチの小説版を読み始めたら、案外面白い
三羽省吾の太陽がイッパイいっぱい
汗臭いガテン系ドヤ小説
痴呆寸前の俺にとって珍しく内容が忘れられない
ふとググったら作者はやさぐれイケメンだった
野崎訳のライ麦読んでるんけど、ホールデンの口調が裸の大将に見えて仕方ない
早く図書館で借りた5冊片付けて積読にとりかかりたい
積読にとりかかる、なんて文学的な表現なんだっ
>>850 ホールデンが語った妄想の生活は現実だと無理だろうなあ
俺にホールデンのことをガキだと思えるときは来るんだろうか
社会に出て大人になるのが恐すぎる
面接なんかで趣味は読書って言うと、必然的にどんな本を読んだかって流れになると思うんだが
こーゆう時に答えるのに無難な本ってなに?
俺は純文学かラノベか、たまにSFを読むくらいだが、どれもなんか、企業の側からするとズレてる気がする
・・・一般文芸もなんかなぁ
学術書っつーのも、うーん・・・
どんなのが無難なんだろ。
そこそこ読んでるんなら「純文学」でいんじゃない?
作家名や作品名を聞かれて、不自然に詰まったりしなけりゃ。
純文寄りのが無難でしょ。ちょっと固めの一般文芸あたりが。
勝間和代さんの本を愛読しています☆
なんて言った日には・・・・
>>853 えっ!違うよホールデンさんはやったことを言ったまでだよ!
>>858 ネタバレしないように曖昧に書いたのが悪かった
唖でつんぼの人間のふりをして森の近くで暮らすことを
言いたかった
>>859 いやよくわかんないけど水差して
こちらこそごめん!
ホールデンこそが元祖厨二病
元祖???
純文なんて中二だらけだろうに・・・
ごもっとも。そもそも趣味が読書の弧男なんて厨二に決まっておる!
俺は嫌だぞ。健やかに柔らかい生き方が出来る奴がこんなスレ来てるなんて。
色々な板に読書スレってあるけど、ここのスレが一番好きだ
「罪と罰」読了
>>854 サラリーマンが好きな自己啓発書でいいんじゃない?
867 :
名前は誰も知らない:2010/04/09(金) 00:47:44 ID:TZQSfMIuO
なんかの文芸誌で茂木健一郎が池田大作と対談(往復書簡)してて笑った
ドストエフスキーいいね。
また読みたくなってきた。
コマーック・マッカーシーのブラッドメリディアン、血と暴力の国読んだけど凄かった。
後者はノーカントリーの原作で、簡単にいうと前者は西部でインディアン虐殺する話なんだけど奥が深くてもの凄く集中して読んだ。ピューリッツァー賞受賞した作家だけあるわ。
すごい作家がいたもんだ。
それにしても、ブラッドメリディアンにでてくる判事てのが凄いキャラ。邦訳は最近発売したばっかだけど
実は「血と暴力の国」や国境三部作以前に書かれたもので判事というのはアントンシュガーの原形みたいな感じ。
聡明で何カ国語も話し機転がきき、身長が2メートル弱。助けたインディアンの子供を3日世話してからふと殺して頭の皮はいだり、
少年から子犬二匹買い取ってそのまま川に投げ捨てたりやることが無茶苦茶。でも、このインテリキチガイみたいなキャラはなぜか嫌いにはなれない。
ちゃらちゃらした恋愛とかも全くでてこないので孤男にお勧め。西部にどっぷり浸かれる。
この人の小説全般にいえることだけどアクションシーンも凄い。淡々と書かれてるがなぜかすごい臨場感が伝わってくる。
マッカシー初めての人は血と暴力の国が一番読みやすいかも。
書いた後気がついたが、既出だったか。この作家の本俺も全部買ってしまったよ。
>>870 奇遇だな。俺もブラッドメリディアン読み終えたとこ。
あまり頻繁にこういうことは言いたくないが、
この小説は確実に俺のオールタイムフェイヴァリットに入る。
荒野の描写と暴力の描写が精緻で打ちのめされた。
中毒性あるな、この人の文体と世界観は。
すべての美しい馬は積読で持ってるから、早速越境も借りてきた。
ピンチョンが筑摩から文庫化されたので買ってきた。
だが読み切れるだろうか。
「重力の虹」は見事に挫折・・・。
874 :
名前は誰も知らない:2010/04/09(金) 23:38:34 ID:TZQSfMIuO
ジョナサンフランゼン『コレクションズ』
読みはじめた
ボケはじめた老夫婦二人暮らしから話が始まる
複雑にもつれたいがみあいの描写はトルストイより生々しい
そしてこのどんづまりの閉塞感…今の日本みたいだ
メリディアン面白そうだね
覚えておこう
875 :
名前は誰も知らない:2010/04/10(土) 00:16:54 ID:nTACBdB1O
歌野晶午 岡嶋二人 奥田英朗 貴志裕介 重松清 新堂冬樹 貫井徳朗 ヒキタクニオ 誉田哲也 道尾秀介 (字間違ってたらごめんなさい)
とかをよく読むんですがオススメあったら教えて下さい
東野、宮部、伊坂なんかは読まないの?
志水辰夫、大沢在昌、乙一、垣根涼介、桐野夏生、高野和明、天童荒太とか
大学のゼミで中島敦やるって言うから一週間程wktkしてたら、
ゼミ開始早々「あれは事務的な表記ミス、本当は谷崎潤一郎です」って…
そりゃないよ教授、期待で夜も寝られなかったのに('A`)
>>877 おまえみたいな学生がいる限り、日本文学の未来はそう捨てたもんじゃない
本当に今更だが東野圭吾の「百夜行」最高だった。
心理描写がなくわりかし淡々と進んでいくとこがたまらん。
むしろ谷崎なら羨ましいな
>>879 なるほど
確かにそこが乗れないとつまらない
>>876 志水 天童以外は読んだけどそれほどハマらなかった
ありがとう。読んでみるよ。
今の翻訳者は、外国語はともかく日本語が出来ないことがある
文章がぎこちないし、文法的にも間違っている
特に、気取って文語体を使うと、ギャグにしかならない
原書はさぞかし名文なんだろう、と想像しながら読むようにしている
文体の良さが分かるほどの語学力が欲しいな。
論文はともかく、小説とか詩は文章のリズムが重要だから、
そこを理解できないと原書で読んだって何の意味もないからね。
884 :
名前は誰も知らない:2010/04/10(土) 18:18:57 ID:Gf/akY2BO
今後右翼活動する際に知らないと困るかと思い、三島を何冊か買ってきた。
集団ストーカーに生活をめちゃくちゃにされたが、極右を貫こうと思う。
さて、読むか。
885 :
名前は誰も知らない:2010/04/10(土) 18:23:57 ID:Q1EgoUeTO
あなた疲れてるのよ
林先生に相談すれば日本を救える
へぇ右翼の人もこのスレ見るんだ
葉隠入門とか奔馬、憂国辺りを買ったのかな
右翼の人ならそれより「国体の本義」や「神皇正統記」を読んだ方が良いかと
888 :
名前は誰も知らない:2010/04/10(土) 19:31:05 ID:4wsT87lc0
谷崎先生の
「異端者の悲しみ」スキです。
田中芳樹の創竜伝13巻を読んでます。一体いつ14巻がでるんですかね。もう5年くらい待っているのですが…。京都幕府がどうなるのか楽しみなんですよ(^O^)
どうでもいいが、村上春樹は三島の作品が嫌いらしいな
俺はどちらも好きではないが
892 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2010/04/10(土) 22:44:05 ID:0NoOr4+50
「怪異馬霊教」
キチガイ過ぎ
893 :
名前は誰も知らない:2010/04/10(土) 23:46:48 ID:zZNCjMYI0
ここ一ヶ月気の迷いがずっと続いてて、
普段読まない小説を読んでる。
さっき、「向日葵の咲かない夏」を読み終えた。
より陰鬱な気持ちになった。
894 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2010/04/10(土) 23:51:07 ID:0NoOr4+50
「社会契約論」
刺激的で面白いわ
映画だけど今一人で第9地区見てきたけど終盤ぬるいところもあったけどなかなかよかった。
28週後をエイリアンに変えて+アイアンマンの戦闘シーン足したみたいな感じ。
896 :
名前は誰も知らない:2010/04/11(日) 01:35:00 ID:E87Of9/E0
ルソーなら「孤独な散歩者の夢想」が孤男にぴったり。
「告白」は長くて途中嫌になるけど、性的にも面白いし、被害妄想もすてき。
ハードディスク整理していたら意味深なタイトルのテキストファイルがあったので開いてみたら
「課せられているのは永遠の退屈だ。生の幻影は絶望と重なっている」
ときた
梶井基次郎らしいが、何か思うことがあってわざわざこの言葉を抜き出してメモったのだろうか
俺病んでたんだなぁ・・・
898 :
名前は誰も知らない:2010/04/11(日) 04:20:43 ID:GJlEeMYxO
断易と周易の専門書
大麻関連
古神道 友清歓真、川面凡児、紫龍仙道人
カルロスカスタネダ
アントンウィルソン
三次元は俺には狭すぎるんだよな
いや、なんか皆がかっこよく見えるんだが。
舞城王太郎好きな自分はダメか?厨二か?
900 :
名前は誰も知らない:2010/04/11(日) 06:04:05 ID:BVxPtx04O
煙か土か〜はカッコいい小説だったね
901 :
名前は誰も知らない:2010/04/11(日) 09:50:56 ID:4FjT8fCi0
滝田栄仏像を彫る
田山花袋の「蒲団」って面白いよ。
倫理観は古いけど、主人公のかわなぬ思いと嫉妬がいけてる。
903 :
名前は誰も知らない:2010/04/11(日) 10:46:07 ID:E87Of9/E0
田山花袋は読んだことないけど
自然主義作家という硬いイメージとはうらはらに
若い女に対する悶々とした欲望を抱える中年オヤジみたいなところがあるらしいね。
「少女病」なんてタイトルからしていやらしいけど、読んでみたい。
井上ひさし死去
吉里吉里人、中学生時代に興奮して読んだな・・・・・・
>>902 自然派のさきがけだったっけ?
確か島崎藤村の破戒と一緒によく名前が挙るよね。
村上春樹は最近めっきし読まなくなってたんだが
ネットで佐藤優の1q84の論文読んだら、またぞろ興味が湧いた
買うか、買うまいか・・・
松本清張「点と線」
以降の国内推理小説の多くが亜流に見えて読む気が失せた。
>>873 >ピンチョンが筑摩から文庫化
マジですか!
重力の虹、昔挫折したんだが
読み返そうにも絶版になっていて・・・
再挑戦してみるか
ピンチョンはスローラーナーが文庫化されてたよな
競売は昔サンリオ文庫から出てたし(だったよね?)
どっちも今は手に入らないけど
今回の競売は俺も買った
>>904 井上ひさしってDVと動物虐待のイメージしか無いわ
>>910 うん。どうしょもない人間だったな
だが書くものは面白かったんだわ
>>908 重力の虹って研究者以外で読み切った人いるのだろうか・・・って感じだよねw
>>909 スローラーナーは2008年に筑摩から再文庫化されて普通にまだ売っているはず。
昨日からレディ・ジョーカー読み出したわ
いやあ、殺戮にいたる病で気持ちよく騙されたわ
違和感は色々あったんだけどなw
武丸さんの本て他もこんな感じ?
>>914 なんかメッタ斬りコンビが絡んでそうなフェアだな
その手のものは好きだけどさ
>>914 なかなかオツなセレクトだな
とくに第三世界の文学の情報がありがたい
>>916 殺戮にいたる病はミステリー史に残る作品だからあのレベルを求めるとちと辛い
路線は違えど弥勒の掌、0の殺人、探偵映画とハズレはないけどね
白い城は文学小説としては狙いがアザとすぎてイマイチだった。
歴史小説としては面白かったが。
〉〉883
小説はまだ楽しめる(ピンチョンとかジョイスとかはもちろん除く)が、詩はたしかに全然駄目だな
ドイツの詩人でいえばハイネなんか内容的には平明だけど、彼の散文と違って正直良さが分からない。音読しても効果なし。
これは彼の詩が観念的というよりは多分に音楽的で、生半可な語学力では到底聴きとりえないリズムを持っているということに起因するのだろう
それだから逆に観念的なリルケの方が分かりやすいという奇妙な現象も起こる。
922 :
名前は誰も知らない:2010/04/16(金) 22:07:01 ID:1xXP1U0p0
埴谷雄高って死霊(読んだことないけど)からして難しいイメージがあったけど
エッセイに目を向けてみれば〜主義とか関係なく面白いこと書いてるね
死霊は文庫本買った
以前、NHK特集でやってたね
924 :
名前は誰も知らない:2010/04/16(金) 23:06:47 ID:1xXP1U0p0
NHKの特集ようつべにあがってるみたいだね
925 :
名前は誰も知らない:2010/04/18(日) 20:41:20 ID:0lP1cnFS0
詩人の大野新氏が亡くなったけど、
新聞報道も、ちーこいちーこい扱いやった。
いかに、詩が顧みられんかちゅうことが
ようわかった。
詩人で今死んで大きく騒がれるのは谷川くらいだろうね
それくらいしか世間的には認知されてないでしょ現代詩って
>>926 残念だけどそんなもんだろうね
詩人の価値みたいなことを考えると高橋源一郎が著書で
詩人は小説家よりも言葉というものを大切に考えている
みたいなことをいってたのを思い出した
だね
一般的には、詩人は言葉を、作家は言葉というより文脈を、大切に考えているんだろうね
伊藤整が『若い詩人の肖像』で似たようなこと言ってたな。
小説家は甘え、みたいな思いがやっぱあったらしい。
『若い詩人の肖像』は大好きな小説のひとつだ。
詩人が死んだ。
931 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2010/04/19(月) 01:22:13 ID:g6pTGVEM0
ペテンの街で
932 :
名前は誰も知らない:2010/04/19(月) 01:29:09 ID:yRXNQ1wVO
堀辰雄の奥さんも亡くなった
だって詩は難しいんだもん!もっと優しくお願い
中也が死の直前に書いた「おまえはもう静かな部屋にかえるがいい」で始まるソネットはまさに孤独な人間向け
難解じゃなく平易な詩だし
最近、寺山修司の評論読みまくってたけど、とうとう飽きてきた
同じエピソードや名言の引用が多すぎる上に、作り話がかなり入ってる気がする
やっぱり戯曲ほどは面白くないな
一人の人間の頭の中をのぞくと大体似たり寄ったりなのは仕方がないな
別の人間の頭を除けばいいよ
寺山は言葉の継ぎ接ぎが本領だから。
塚本邦雄は彼の詩の元ネタ殆ど分かっていたらしい。
寺山のエッセイは俺も飽きた。
が、戯曲もいまいち分からん。
映像は凄かった。
「草迷宮」は短いのにホント圧倒的。
940 :
名前は誰も知らない:2010/04/23(金) 21:24:44 ID:fR/ezqKA0
本が読めなくなってきたんだけど、どうしたらいい?
無理に読もうとしたほうがいいのか。
自然に読みたくなるまで待ったほうがいいのか。。。
本なんて読まなくても死なないじゃん。
お前の身体と魂が「読みたくない」って言ってんだ、
ほっといて寝ておけ。
寺山は短歌が好きだな
元ネタがあるにしても、ああいう形で鮮烈に形に出来たのはやはり独創性と言って差し支えないと思う
943 :
名前は誰も知らない:2010/04/24(土) 01:19:55 ID:9ZnZ4mvOO
>>940 自分は図書館とかに行って読書する雰囲気をちょこちょこ変えてるな
それでも駄目ならチョコ食って頭活性化させて、音読しながら限界突破
声に出すと嫌でも頭に入るから結構重宝してる
944 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2010/04/24(土) 02:57:47 ID:7J7Q14+y0
「○○論」見たいな感じのタイトルだけど
中身は殆どエッセイってことはよくある
945 :
名前は誰も知らない:2010/04/24(土) 04:02:45 ID:W9xG/N7rO
自己啓発本読みあさってるけど、気力っていうか生命力を高める方法がこれといって出てこない
いくらテクニックを覚えたって、それが生かせなきゃ意味ないのに
本でも音楽でも何でも、だんだん同時代性とか意識しなくなってくるな
むしろ時代から乖離していればいるほど良い
立ち寄った古本屋でタイトルに惹かれ、山川直人の「コーヒーもう一杯」を購入
孤男達の珈琲に絡んだ短編漫画集
珈琲の淹れ方、場末の喫茶店の雰囲気など作者の珈琲に対する拘りと親しみがよく伝わってきた
今度ミルドリップ試してみようかな
>>943 どうも。。。
図書館で軽いの読んできた
んで、帰りに映画観てきたわけだけど
タイムリーなことに5月から寺山修司の映画展やるそうだ
いまパンフが手元にあるけどどれもマニアっぽいね
詳しくは大阪九条のシネ・ヌーヴォにて
どっちかていうとまたタルコフスキーの特集があるんでそっちを観たいんだけど。。。
帰りにマルクス・アウレリウスの「自省録」購入
皇帝の言葉は平易でも重い
>>947 『コーヒーもう一杯』いいよね。同じ作者の『口笛小曲集』もいい。
豊田徹也の『珈琲時間』もマストだ!
>>947 >>950 コーヒーもう一杯と同じ作者が芥川龍之介を題材にした漫画連載しているよ。
どう自殺まで持って行くのか楽しみ?だ。
>>905 自然主義だと徳田秋声が面白いよ
説教臭くなくて淡々としてる
>>949 読もうと思う本は調べないほうが良いよな
俺も本に出てくる物を調べようとしたら
いきなりその本のネタばらしに行き着いてしまったことがある
954 :
名前は誰も知らない:2010/04/28(水) 17:28:45 ID:Nqtd90480
西田幾多郎の解説本読んでるがよくわからん。
否定を経ての肯定みたいな。
だれかソシュールに関する本読んだ人いますか?
西田幾多郎って呼んでみたいけど図書館にあるやつの文字は昔の文字で読みにくいし(一部読めない)
本屋で見た新しいやつも現代かな使いじゃなかった。
平仮名に当て字で漢字使ってるのとか読みにくいんだよな。
だから読んだ事ない。
956 :
名前は誰も知らない:2010/04/28(水) 18:55:19 ID:CzGg9kZs0
西田の講談社学術文庫の『善の研究』は詳しい注釈つきだし、
難しい感じにはルビがふってある。
俺は読んでないけどね。
ソシュールは昔カラーのを読んだけど、今は絶版みたいだ。
ふつうは丸山とか町田を読むんだろうか。
比較言語学で凄い発見をして、一般言語学に行って、最後はアナグラムにとりつかれたらしいけど、
丸山はアナグラム研究を重視していたような。
957 :
名前は誰も知らない:2010/04/28(水) 19:03:48 ID:CzGg9kZs0
西田は禅の予備知識も入れておいた方がいい。
>>954 西田哲学が俺もあんまわかんなかったなw
ソシュールは町田健の『ソシュールと言語学』で入門したあとに『一般言語学講義』読んで満足してしまった。
最近、ボナール「友情論」が気になってます
みんな哲学本読んでるっぽいけど、ちゃんと西洋哲学やら基板となるもの読んでるの?
理解できてるの?凄いね
『死に致る病』は理解不能でした
絶望が死に至る病なら
孤独は生に固執する病でしょうか
カントは読むと頭痛がする、無理
ドゥルーズは所々しか分からないけど言葉の魅力がすばらしい
ベルクソンはトンデモだけど非常に面白い
ヘーゲルは1ページも分からない
>>963 自分もいきなり精神現象学を読んで挫折した
だから、長谷川宏の比較的分かり易そうな解説本や入門書辺りを読んで
基礎体力をつけてる最中
今精読してるヘーゲル『精神現象学』入門を読み終えたらもう一度挑戦するつもり
乱読するのも良いけど、一冊に的を絞って長期間挌闘するのも何か趣があっていいね
965 :
名前は誰も知らない:2010/04/29(木) 19:29:37 ID:tnFOiVqu0
生きるのってしんどいよね。
芥川龍之介の河童読んだ。この世に生まれるかどうか先に聞くところが、印象に
残ったな。
ある阿呆の一生?だったけ?子供生まれて「お前もなんでこんなつらい世界に生まれてきたんだ?」
みたいな事が書いてあるやつ。あそこでお前がやることやったからだろ。とか思って、
若干の無責任さを感じてしまったんだが、当時は避妊しないのが当たり前だったのかな?
>>964 長谷川宏?
在野の研究者といかいう奴の?
あんな常体と敬体の入り交じった論外な訳文をイラつかずに
読んでいられるなんて、お前すげーなw
967 :
名前は誰も知らない:2010/04/29(木) 21:23:20 ID:VK1NeHzi0
俺は長谷川訳も樫山訳もどっちも全く理解できなかったorz
>>965 今日『河童』を読み始めたが、ついさっきそのくだりを読んで感動した。
芥川も、勝手に生み落とされる事の理不尽さに慨嘆していたんだ。
969 :
名前は誰も知らない:2010/04/29(木) 23:33:16 ID:tnFOiVqu0
>>968 ただその理不尽さを感じていた芥川自身が子供たちにも、その理不尽さを
降りかからせるというのが気になるんだよな。奥さんが子供欲しかったとかなのかな?
俺達が孤独を感じながらも、誰かと結婚したとして子供生まれて、
こいつも俺と同じようにこの世界で孤独に苛まれるのかみたいに思ったとしたら、
それって凄い勝手じゃないか?孤独に苛まれるであろう子供の事を考えたら、そもそも
子供つくらないって選択肢もあるような気がするのだが。
ごめん、上手くまとめられないので、誰か似たような印象抱いた人いたら、まとめてみてください。
なんか文学っていっぱい読めばいいってものじゃないんだね。
色んな作家さんがいて、あれも読まなきゃ、これも読まなきゃって思っちゃうと、結局
文字を読むだけというか、文字が軽くなっちゃって印象に残らないから意味ないみたいな。
ゆっくり読んでみると、ほんと小さなところに大きな印象が残ったりするよね。
明日ソシュールの本買ってこようかな。
>>969 君のその微妙な煮え切らなさが相手にもあるのかもと思えばいいだけ。
「若干の無責任さ」しか感じなかったり、
「子供つくらないって選択肢もあるような気がする」程度の境地なら、
生み落とされた理不尽を感じつつも子供こさえてしまう心情くらい理解してやんな。
結婚・出産への義務・強制意識が今より強い時代だったこともあるし、
生まれた子供が理不尽を感じることになるかどうかも分からんしな。
盗みはいかんと思いつつ盗む奴もいるだろう。
虐げるのはいかんと思いつつも圧政に加担してしまう奴もいるだろう。
それが人間。それを描くのが文学。
君のレスからは、矛盾を徹底排除した生き方が出来るほどの強固な信念は感じられない。
ならば相手にもそれを求めないことだ。
孤独も死に至る病だよ
おとこ独り者は寿命が短いからな。
973 :
名前は誰も知らない:2010/04/30(金) 17:57:30 ID:25Z911oF0
安直な指南本が溢れ返ってて、
孤独を容認する向き(人は本来、
孤独なものなのだから〜云々、ポジティブに楽しむ〜云々)が
あるけど、ホントの孤独を知らん人がいう戯言。
おひとり様系の本読んだって、東大教授等が書いた本読んでも参考にならん。
今は、遺品整理屋が書いた本の方が現実をひしひしと感じる。
975 :
名前は誰も知らない:2010/05/01(土) 13:40:56 ID:ueea7+e30
amazonで平山夢明と小林泰三の本を購入。
・ミサイルマン
・独白するユニバーサル横メルカトル
・人獣細工
他の本
・GOTH(上下巻)
乙一
この系統の本でお勧めありますかね?
977 :
周辺人 ◆DxgwL./BZw :2010/05/01(土) 16:16:14 ID:bw5mdO6T0
>>975 家族以外の共同体を再帰的に選択するってことは出来ないのかな
そういうのも再帰的というのか。
プログラミング用語かと思っていた。
>>976 牧野修、田中啓文、小川勝巳、戸梶圭太、ケッチャム、ハイスミス、ジム・トンプスン、クライヴ・バーカー
要するにいやぁーな話ばかり書く人たちです
文学系でもありますが、エンタメ路線で挙げました
気にすんな、エンタメも文学も専門書も評論もみな素晴らしいんだから
981 :
名前は誰も知らない:2010/05/01(土) 18:48:24 ID:ylOfpv7x0
車谷長吉の「贋世捨人」が面白かった。
982 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2010/05/01(土) 22:18:52 ID:nO6aRZBx0
再帰はrecursiveなのかreflexiveのどっちの訳語の意味で使っているのか混乱してしまう
984 :
名前は誰も知らない:2010/05/01(土) 23:03:30 ID:YlAgkDKgO
乙一がなぜ神童と言われたのかがどうしてもわからんのだが
宮部とか綾辻も評価してるよね?
なんで?処女本そんなによかった?
>>980 ケッチャムは面白いですよね新作まだかな
気分が滅入るような話って面白いですよね。
「隣の家の少女」はワロタwww
俺の場合は、一ヶ月に何冊を読むとかは決めていないけど、二冊くらいの本を同時進行でゆっくりかけて読み終える感じだなぁ。
で、一回では内を言いたいのか何を表現しているのか理解できないんで、最低2回は読み直す。
それで、なんとなくは理解できるけど、自分の中ですんなり受け入れるのには時間がかかる。
でも、それでいいんだと思う。
文学なんかは感性で読む部分はあるから、繰り返しゆっくり読むことで味わい深くなる気がする。
988 :
987:2010/05/02(日) 00:27:38 ID:1avXbHKh0
一回では内を言いたいのか→一回では何を言いたいのか
amazonが出してる電子書籍リーダーのkindleを買った。
青空文庫の本が、本当に文庫本っぽく片手で持ちながら読めるのが良い。
今までPCで読んでたけど、目が疲れるし、寝っ転がって読めないんで、
思い切ってkindleを買ってみて正解だった。
青空文庫じゃなくても、自分でテキストをPDF化すればkindleで読めるんで、
ネット上に転がってるWEB小説とか論文っぽいページとかもPDF化して読んでみようかな・・とか、
色々と夢は広がる。
電子データを文庫本サイズの画面で寝転がって読めるのは、最高に素晴らしい。
>>979 あんたなんでもかんでも中二連発するもんじゃないよ
そんな事言ったら
>>989 PDAで10年近く前からやってるけど「趣味は読書」と公言する輩から何度も
「変な人」扱いされた。
俺はPSP派だな
むしろそれしか使ってない。
>>979 中二病無しに文学なんてやれんだろ
ましてや孤男なんて
>>981 四十八瀧からの流れで俺も読んだが、今回は主人公にだいぶイラっときた。
自分だって失業、浪費で無一文になって寄生しに出戻ってきた糞野郎の癖に、
偉そうに妹に生活設計について説教したあげく、暴力振るって怪我させて、
しかも反省もせずさらに憎悪をたぎらせる。どこまで腐っとるのか。
私小説は自分のみっともなさを書くもんだろうけど、さすがにたいがいにせいやコラと思った。
そんな主人公と主人公憧れの西行法師の「世捨て」の欺瞞を、
母親が完膚なきまでに痛罵するシーンが救いだった。
早く電子書籍普及しないかな
俺は紙派
電子書籍は死んでも読まん
1001 :
1001:
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__| ` /:::: スレ立てろ
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