2 :
名前は誰も知らない:2009/07/17(金) 12:22:15 ID:4b7Zyprr0
いちおつ
5 :
名前は誰も知らない:2009/07/18(土) 10:16:14 ID:AStSlXhgO
上げますかね
キルケゴールの死に至る病をよんだけどまったく意味が分らん
一体何なんだ?訳がおかしいのか?
キルケゴールは読みにくいね
風と共に去りぬ1巻だけ読んでみた。
200Pぐらいまでは退屈だった。バトラーが絡んでくるとおもしろいね。
でも次の巻読むのがためらわれる。これからもっとおもしろくなるのかな?
9 :
流薔園變幻 ◆DxgwL./BZw :2009/07/18(土) 12:26:50 ID:5vx1MAQW0
10 :
流薔園變幻 ◆DxgwL./BZw :2009/07/18(土) 12:27:48 ID:5vx1MAQW0
訳者が悪いのか
冒頭の早口言葉に挫折しかけた
キリスト教徒のこの人せむしだったんだね
ニーチェにそこのところを突かれそうで心配です
13 :
名前は誰も知らない:2009/07/18(土) 18:54:02 ID:THCfuVBcO
図書館で、荒俣宏と中谷彰宏の対談本『人生の錬金術』を借りてきた。
面白いと思ったのが、本を読む時すぐに表紙をめくらず、まず表紙をじっくり眺めるのが文化力、ていう考え方で、荒俣さんは「中をパッと読んでピュッと捨てるのは、本を道具として見ているだけ」と言っている。
他にも、
「意識的にドロップアウトする」
「大学に行くことが恥ずかしいことになれば、大学に行く価値が生まれる」
「まずは、オレだけが読んでいたいという本を見つけよう」
「東大は科挙制にする」
「平安時代の貴族の恋文のやりとりは教養の使い方として最高」
とか、興味深い話ばかり。
こういうのを中学・高校あたりで読んどきたかった。
14 :
名前は誰も知らない:2009/07/18(土) 20:30:16 ID:2x5Df91OO
>>14 そうそう岩波w
ちょっと調べてみたらちくまの方が分り易いみたいだから
機会があったらそっちも読んでみるよ
16 :
流薔園變幻 ◆DxgwL./BZw :2009/07/18(土) 22:07:38 ID:5vx1MAQW0
岩波は「フランス革命の省察」も解り難かった
今BSブックレビュー観てる
司会の藤沢周イケメンだな。この人の小説はあんまりすきじゃないんだが
目や眉のあたりは吉田修一にも似てる
島田雅彦がゲストで出てるがいつ見ても鳥類を思い出す
格調高いところ下賤なレスですまんw
18 :
流薔園變幻 ◆DxgwL./BZw :2009/07/18(土) 23:10:32 ID:5vx1MAQW0
以前はたまに観てたな
BSブックレビュー
>>17 初めて、現代作家で著名な(世論的な意味での)作品を読んだのが『ブエノスアイレス午前零時』だった
芥川賞ってどんなもんなんだ?との関心で出たときに買ったわけだが
まあこういうのはわざわざ高い値段のハードブックで買うほどでもないなと学んだ本だw
どっちかというとおまけのような『屋上』のほうが印象に残ってる
藤沢周の時代小説は評価高いよ
藤沢周平だろ?
22 :
名前は誰も知らない:2009/07/19(日) 12:40:49 ID:/CeZUSRdO
藤沢周平は揃えておけば一生楽しめそうだな。
適当にブックオフで買っておこうかな。
23 :
名前は誰も知らない:2009/07/19(日) 17:47:20 ID:tUJGluHU0
教師・師匠(男)と、生徒・弟子(女)の情愛を扱った小説評伝自伝があったら教えてください。
古今東西不問です。
24 :
流薔園變幻 ◆DxgwL./BZw :2009/07/19(日) 18:01:47 ID:twzFirED0
25 :
名前は誰も知らない:2009/07/19(日) 21:09:52 ID:AWe095Ij0
トロさんも周平に嵌ったよ。
三島由紀夫の豊穣の海を読んで、もうこれ以上の傑作はないんじゃ
ねえの?と思ってる自分に何かおすすめありませんか?
豊穣の海のどのあたりにハマったのかわからないとなんとも
28 :
名前は誰も知らない:2009/07/19(日) 21:41:53 ID:o7Dwt+MuO
夕方から佐藤友哉の『クリスマステロル』読んでた。
久しぶりに読んだらなんか色々壊れててちょっと好きになった。
でも復活したらしくまた少し嫌いになった。
新訳の武器よさらば残りちょっとでくじけた…画がうかばねぇ
32 :
名前は誰も知らない:2009/07/20(月) 08:31:11 ID:8e8UslAxO
>>17 いや、なるほど猿顔犬顔猫顔なんて言葉を市中の人はよく使うが、
確かに鳥顔ってえのもあるな、いい書き込みだ、と感心した。
そういや馬だけは「馬顔」ではなく「馬ヅラ」と言うよな。
何でだろうな。
馬に似てる人だけ少し馬鹿にされているみたいで気の毒だよな。
円楽師匠を茶化す楽太郎とかのせいでこうなったのかな。
多分違うよな。
それにしてもコンパスを直角ぐらいに開くと、鳥類に似てるよな。
たまにそんなこと思うよ。
でも本当にたまになんだよなあ…。
内田百 「ノラや」は名作だな。
猫好き必読である。
メモリークエスト・高野秀行 読了したよ。
「崩壊する世界 繁栄する日本」三橋 貴明
なんて説得力のある本なんだろう
一次情報を元に各国に国家モデルを解説
いろんな国が経済危機に陥る過程を国際収支、GDPの内訳などからわかりやすく説明
アイスランド、ロシア、韓国、アメリカなどが崩壊すべくして崩壊した原因・過程がわかりやすく書いてある
この著者は2ちゃんねる出身らしく、文章も挑発的というか
おもしろおかしく書いてあってサクサク読めるのも◎
高階秀二&小松左京『絵の言葉』講談社学術文庫
美術史家とSF作家という異例の組み合わせとも取れる、絵と言葉についての対談
小松左京が想像以上に博覧強記で驚いた
発言も、論文のような慎重さよりもむしろ知的野蛮さを押し出していて非常においしい一冊
ラスコーの壁画のようなプリミティブなものから現代芸術に至るまで論じられており、
とりわけ現代の芸術形式(美術館という制度)
がアートの原初的な生命力を奪っているという指摘は、「クラシック音楽」にも通じるものがあると思う
30年以上前の対談というのもあって、今とのギャップも面白い
たとえば、東京オリンピック以降突如街にイコンが増えた(トイレの男女別マークなど、昔は文字で区別するのが普通だったようだ)
など、それ以降に生まれたものとしてはなかなか新鮮に思った
対談のなかでふれられていたタッシリの壁画というもの、恥ずかしながら知らなかったのだけど、
検索してみておどろいた
周囲に緑のまったくないこういうところで描かれた絵というのは、たしかに絵画とは何か本質的に異なる情熱を持って描かれたのだろう
http://iseki.travel-way.net/tassili14.htm 対談なので中心となるテーゼはないので散漫といえば散漫だけどいまなお刺激的な一冊なのではないかな
自動車を空間認識のメディアとみてるところなんか面白かったな
Suguru.T『ドット絵職人―すべてのパソコンに入っている「ペイント」ツールでつくる』
エムディエヌコーポレーション
図書館で見かけて勢いで手にとってしまった
ぱらぱらと読んでみて懐かしい熱い思いがこみ上げてくるものがあるな
Basicの時代に、ゲームをつくるために、ドット絵用のソフトみたいなのをせっせと打ち込んだ記憶がある
そのころは「アンチエイリス」という概念なんてなかったと思うが・・・
その後スーパーファミコンが出てきてドット絵がさらに進化し、さらにヴァーチャファイターで
指先まで動く絵が出てきて大層驚愕したものだった・・・・・・
本書ではmicrosoft paintでドット絵が出来る!というのを知れたのがよかった
サンプルも魅力的で、赤絨毯の表現とかおもしろかったのでさっそく挑戦しようと思ったら
PC軽量化のためにpaint消えてて即あきらめた
だめだこりゃ
37 :
名前は誰も知らない:2009/07/22(水) 23:08:08 ID:UdZFg5isO
花村萬月「俺のロック・ステディ」
「まえがき」が素晴らしいから引く。
「ロックなんて、所詮はリズムなんですよ」
「行動の背後に、異性にもてたい、という不純な動機が隠されていることこそが
いちばん大切なことです」
その通りだ!やたらと観念的になりたがる奴や純真な魂からロックが生まれると思ってる奴は消え失せろ!
と思ったら買い。
ブルースロック、グラム、アメリカンロック、ジャズロック、ブリティッシュロック、ハードロック、プログレ、日本のロックを独善的に、しかしガイドとして機能するように、
さらに楽器の音が読み手に聞こえるように語ってくれている。
花村はもう飽きたな
ブルースやぢん・ぢん・ぢん、初期のエッセイなんかは面白かったが
芥川取ったあたりから観念的になりすぎてどうでもよくなった
新しい倫理を構築しようとしてるらしい
なんかね、暴力を絡めて倫理を描こうとしてる作家が多すぎるような気がする
ちょっと安易なんでないかい?と思うんだよな・・・
花村が敬愛してた小川国夫は違ったような気がするが
夏目房之介が近親者による漱石財団設立への動きと闘ってるな
まともなこと言ってるし応援したい
>>41 1000円札には漱石の肖像の使用料が上乗せされるので、例えば
1000円札一枚で2000円分の買い物ができるようになるかも
かなづかい入門(平凡社)読んだ、素人の俺には参考になった
『アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風』
きたー!
45 :
名前は誰も知らない:2009/07/25(土) 22:45:00 ID:E0KcuwUN0
老子いいね
韓非子を読んだ後に老子を読もうと思っていたがずっと後回しにしてしまった・・・
そう、老子も良さそうだな
48 :
名前は誰も知らない:2009/07/26(日) 01:14:45 ID:TaXI644u0
大江健三郎に挫折、無念
>>44 今日、アマゾンから「アンブロークンアロー」が届くんだ。
雑誌連載を読んでなかったから待ち遠しい。
50 :
名前は誰も知らない:2009/07/26(日) 19:41:12 ID:SUKtLp+KO
小林信彦の映画コラム「映画が目にしみる」を読んだ。
著者のことをよく知らぬ俺は何故か勝手に古い喜劇とやくざ映画
ばっかりの人だと思い込んでいたが、相武沙季(正直俺は知らん)、長澤まさみ(誰?)、
中島美嘉(前屈みで人を怖がらすような歌いかたの人だっけ?)など
新しい名前も出てきて面白かった。
「市民ケーン」に欠陥があったという指摘に手を打ち、「いかりや長介の死を惜しむ」にはしみじみさせられた。
映画本の紹介もある。
新旧情報は多彩だが、観賞の邪魔にならない程度なので、
何となく手元に置いておくと楽しいと思う。
「大転換の時代」原田武夫
副島より経済予測の根拠となるソースが明記されている分、説得力があるように感じる
・2009年後半から日本の株式市場が活況を呈す
・直接金融→間接金融の流れ 不動産担保信用の復権そして日本の不動産価格の上昇
・2020年ごろがターゲットイヤー(極東で有事が起こる)
などが主な予測
面白い話としては金融危機真っ只中の2008年夏頃、外資系金融機関の日本支社で盛んにバーベキューパーティや
温泉旅行が繰り広げられていたそうな。
その目的は最後まで残す精鋭を見極めるとともにリストラ要員を探し出すこと
バーベキューでテキパキ動かない人間はリストラ対象なんだって
そんな会社で働きたくないわw
>>51 外資系のくせに”飲ミニュケーション”とは意外だ
53 :
流薔園變幻 ◆DxgwL./BZw :2009/07/26(日) 21:30:46 ID:Ny5kaCQP0
これからはエリート組織、組織内エリートにこそコミュニケーション能力が求められる時代だよ
コミュ力高い奴らとか皆死ねばいいのに。
>>51 そういやFランク大の入試にバーベーキュー入試なんてのがあったな。
バーベキューでテキパキ働く奴って、人の仕事奪うのが好きな奴が多いわ。
勝手に仕切っていらん指示ばかり出す奴とかな。
そんな奴を評価する会社なんてこっちから願い下げだ。
>>53 は?バカじゃねーの?www
お前の願望を時代の要望にすりかえんな低学歴めw
専門知識>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>コミュ力
いくらコミュ力があっても専門知識が無ければゴミ同然だってのw
コミュ力なんて底辺職の保身術だろksg
56 :
流薔園變幻 ◆DxgwL./BZw :2009/07/26(日) 21:58:26 ID:Ny5kaCQP0
>>55 ハイハイ
別に俺は専門知識が必要無いとは言ってないし、
コミュ力重視の社会が理想だとも思ってないがね
まあ、君は君の人生を生きればいいよ
57 :
流薔園變幻 ◆DxgwL./BZw :2009/07/26(日) 22:02:22 ID:Ny5kaCQP0
「コミュ力」があれば少なくとも保身は出来るけれども、
「専門知識」(モノにもよるだろうが)だけでは保身すら出来ない時代が来つつあるね
58 :
名前は誰も知らない:2009/07/26(日) 22:34:25 ID:PWx9f3weO
その通り
コミュ力はリストラ対象候補者にとっての都合の良い免罪符となりつつある
本来は高い能力を持つ人材であるにも関わらず
社内における求心力、周囲の味方の不存在のために
最終的にリストラ対象者になってしまう者が多い
そうした場合、彼らの能力の高さを十分承知しているが故に実につらいことだ
君たちには是非、演技でも良いから、コミュ力という免罪符を手にして欲しい
地獄のボーダー掛詞で、苦しむ事になるでしょう…
多分、これにひっかかって助かった人はあまりいません。
60 :
名前は誰も知らない:2009/07/26(日) 23:40:21 ID:1vNxNbiCO
永井荷風 「花火」
花火の音につれて耳をすますとかすかに人の叫ぶ声も聞こえる。わたしは壁に張つた草稿を読みながら、ふと自分の身の上がいかに世間と掛離れているかを感じた。
われながら可笑しい。又悲しいやうな淋しいやうな気もする。何故といふにわたしは強固な意志があつて殊更世間から掛離れやうと思つた訳でもない。
いつとなく知らず知らず斯ういふ孤独の身になつてしまつたからである。世間と自分との間には今何一つ直接の連絡もない。
どうせ、アイスマニアでしょ?w
イタリア抜きでやろうですから。今昨今。
イタリア人のシツコイ未練節なんて聞きたくねえっつうのよな?w
wの前の?が未練たらしいでしょwわざとつけてみましたw
62 :
名前は誰も知らない:2009/07/27(月) 09:42:31 ID:M8vXVozAO
63 :
名前は誰も知らない:2009/07/27(月) 10:18:21 ID:vXwWsmmq0 BE:1757959294-2BP(0)
山田風太郎の(誰にでも出来る殺人)おもろかったな
64 :
名前は誰も知らない:2009/07/27(月) 18:05:57 ID:M8vXVozAO
淀川長治、生誕100年なんだな。
今日知った。
淀川先生の案内は親切でいいな。
喋ってるような書き方も親しみがあっていい。
とにかくネットなどがあると情報が多すぎて疲れる。
たかが娯楽なのにマニアになることを強制されている気分になる。
「映画ベスト1000」(河出文庫から100に絞ったのも出ている)が
あれば一生楽しめるぞ。
65 :
名前は誰も知らない:2009/07/27(月) 20:24:42 ID:rIFkZgDIO
>>64 俺も淀川さん好きだな
ときどき映画冒頭の解説で思いっきりネタバレすることもあるけどw
俺的淀長名言
「面白くない映画なんてない(キリッ」
言い切るところがただもんじゃないよな。
67 :
流薔園變幻 ◆DxgwL./BZw :2009/07/27(月) 22:40:14 ID:8btdEb8g0
タイタニックのことはつまらないって言ってたがね
つまりタイタニックは映画じゃなくてテレビドラマの類ということ
桐野夏生「残虐記」
倒錯
乱歩みたいだが、何か違うな
とにかく面白かった
淀川さんは仕事では映画を絶対にけなさなかったな
裏ではかなりの毒舌だったらしいが
ここの所ミステリーにはまってひたすら作家問わずミステリーばっかり読みあさってる。
淀川は好きだが蓮實は嫌いだな
この流れで名前を持ち出すのは変だが、
埴谷雄高が白黒映画について、
「昔は画面が暗いだけで興奮した」
と書いていたのを思い出した。
74 :
流薔園變幻 ◆DxgwL./BZw :2009/07/28(火) 18:24:22 ID:yxxMgDhG0
「ゴジラ」の54年と84年の違いだな
75 :
名前は誰も知らない:2009/07/28(火) 18:29:51 ID:ctask0uK0
オデッサ物語 イサークバーベリ
ウクライナの黒海に面した温暖で美しい町オデッサでの話。
まったりしたものから、ギャングの過激な話まで。
最後はロシア革命に時代は流れていく。
ICU卒業 英語しゃべれない 俺が来ました。
おひとりさまでもだいじょうぶ 吉田太一
孤独死の事を書いてる本だが、孤独死をしてしまうと すごい損害賠償が発生するのが
怖くなる。
賃貸のアパートの修理(死臭を取り除く・部屋の全てを取り替えetcx)・上下左右が出て行く事が
多い・孤独死したということで次に借りる人に言わないといけない・それで借り手がつかない・
近所への謝罪・・・と 凄く金がかかるんだなぁ。
ちゃんと 死んだら1日2日で見つかるようにしないと大変な事になるは。
>>76 どうでもいいけど、最後の「は」の表記が間違ってて気持ち悪い
あえて古語にしてるのでなければ「わ」でおk
78 :
流薔園變幻 ◆DxgwL./BZw :2009/07/29(水) 17:55:10 ID:D9jI6f1J0
岩波のパクリ元、レクラム文庫を買ってきました
岩波もこれくらいシンプルにすればいいのに
80 :
名前は誰も知らない:2009/07/29(水) 19:08:12 ID:+f0qZow60
職場の同僚(やはり読書好き)が
「スカイクロラと雪風のどちらが好きかで、その人の性格がわかる」
と言ってた。
どちらも好きな俺をどう思っていることやら。
81 :
名前は誰も知らない:2009/07/29(水) 19:41:35 ID:/+h+HHDDO
「ヨーガ・スートラ」
これだよ。
半七捕物帳、読み終わった。
推理ものとしてはちょっとハンパな感じだが、最近のチャンバラ小説みたいな荒唐無稽はなく、そこそこ面白かった。
埴谷雄高のは、たしか影絵の世界だったかな
笠井潔 熾天使の夏
某哲学用語連発の推理小説シリーズ第0作。
てっきりこのシリーズを補足する程度の小説かと思っていたら違った。
そもそも推理小説でもなく、本人もあとがきで語っているけどかなり純文学よりの内容になっている。
本人の内的なテーマや性質を一番浮き彫りにしてるのも、この小説だろう。
私はこのシリーズを読みづらいとか筋を要約したらめっちゃ短いとか文句をつけながら全部読んでるんだけど、
できればこの小説を先に読みたかった。先にこれを読んでおけば、作者のテーマが分かっているぶん、すこしは読みやすくなったかもしれない。
それにしても、本人は「もしこれがバイバイエンジェルより先に発刊されていれば、今頃主流文学の書き手になっていたかもしれない」と語っているが、
この人が純文学向きとは思えない。
ところで、熾の漢字は「し」で変換すると出なくて、「おこる」で変換すると出る。
84 :
流薔園變幻 ◆DxgwL./BZw :2009/07/29(水) 23:26:17 ID:D9jI6f1J0
笠井潔って評論集出してるよね
面白いかな
セリーヌのなしくずしの死読み終わり
あんまりおもしろくなかったです
夜の果てへの旅の方がおもしろかったです
この人たちの生活今度はよい方向に行くんじゃないかな、
と期待しつつ読んだんですが、いつもいつも破局ばかりで裏切られました
「蟹工船」小林 多喜二
今更ながらって感じですが・・・・
「怠ける権利」ポール・ラファルグ
89 :
名前は誰も知らない:2009/08/01(土) 04:09:22 ID:bTfFf5SdO
皆さんに是非ともオススメしたい本が見つかりました!
豊島ミホ
短編集「神田川デイズ」
の最後の
「リベンジ・リトル・ガール」
です。
友達が1人もいない夜間大学生が主役で2ちゃんねらです
90 :
名前は誰も知らない:2009/08/01(土) 05:12:23 ID:Z5zXQJzj0
「ボッコちゃん」星新一
91 :
名前は誰も知らない:2009/08/01(土) 10:03:18 ID:iHId7icV0
父ちゃん死んだので、 沢木耕太郎・無名
どこの本屋でもむちゃくちゃ置いてる佐伯泰英を読んでみた。
2冊読んでみたけどなんとも淡白だな。
登場人物が設定通りの動きと台詞を繰り返す、みたいな。
人がやってるRPGを横で見てるような気分になった。
居眠り磐音シリーズは長く読んでたよ
個人的に磐音の伴侶は奈津のつもりだったので
お紺に決まってから読むのを止めた
>>92 山手樹一郎の時代小説がそんな感じだな
面白いことは面白いがネタの使い回しが酷くて、ある程度読むと予想が出来すぎて次の作品を選べなくなってしまう
佐伯泰英の時代小説は「密命」に他のシリーズのパターンが全部出尽している気がする。
「色即ぜねれいしょん」 みうらじゅん
この人、下品なイメージしかなかったけど、
こんな美しい文章が書けるなんて・・・・
童貞小説の金字塔だと思う
・冴えない文科系高校生。童貞。16歳。
・ヤンキーに怯える日々。
・夏。ユースホステル。
・いつも片思い。
・僕が思っている以上に彼女が僕を思っているわけはない。
・そんな立場の悪さは、何か突拍子もない幸運を掴まない限り挽回できそうにない。
・友達の前で彼女いないのに彼女がいるふりをする。それはどんな嘘より悲しかった。
・そして、オナニーを阻む母親。
生々しい。等身大の私小説。
映画化されるそうなんで、見ようと思う。
今朝の朝刊の読書欄、諏訪哲史の近影が掲載されていたが、
この歳でこのファッションにはびっくりした
いや、似あってれば別にいいんだけど、うーん・・・
しかしスルーしてたアサッテの人を読んでみようかという気に、ある意味、させられた
お前がアサッテの人だろってか
98 :
名前は誰も知らない:2009/08/04(火) 03:04:35 ID:V5xCNgTbO
三木卓「炎に追われて」
夜、知り合いで子持ちの未亡人宅に押しかけて性交を迫るも、行為に対する恐怖に起たなくなる主人公。
が、未亡人が眠りに落ち、それを確かめつつ彼女の太腿を撫でた瞬間、彼の欲望は復活して……。
つまり寝ている女を犯して童貞を棄てる男の話。最後のこの場面、なぜだか共感できる
それ小谷野敦の童貞本に収録されてたなw
100 :
名前は誰も知らない:2009/08/04(火) 04:10:39 ID:V5xCNgTbO
そうそれを読んだw
101 :
名前は誰も知らない:2009/08/04(火) 04:36:50 ID:tZP7aKxPO
『もてない男』
のことか。1年くらい前にかってまだ全部読んでない。
伊坂幸太郎『魔王』
文章がくどいから読むの面倒くなって
途中で読むの止めてしまった。
伊坂作品は当たりはずれが激しい気がする。
魔王は伊坂の中でも特に酷すぎる
2chのコピペレベルの浅薄な政治話にオチらしいオチもつけずくトンズラという
104 :
名前は誰も知らない:2009/08/04(火) 23:47:25 ID:3R4oTDBkO
重力ピエロも文章がくどい。何かカッコつけすぎ。
伊坂の作品は嫌いだ。
何回も出てると思うけど、容疑者Xの献身は秀作だね。1日で読破した。
魔王や砂漠とか腹立つほどつまらねーからもう伊坂の本読んでないな
アヒルと鴨、グラスホッパー、チルドレンあたりは大好きだったんだが。
106 :
名前は誰も知らない:2009/08/05(水) 18:28:48 ID:f52Vp3W+0
伊坂あざといから嫌い。ジョンアーヴィングと同じ汚さ感じる。
ここの人達みたいに本とか作家とか詳しくないが、夏はホラーということで岩井志麻子の「岡山女」読んだ
怖くないしエロくもなかったが、のんびりとした雰囲気でなかなかよかった
108 :
名前は誰も知らない:2009/08/05(水) 19:50:55 ID:vnzW/JkJ0
パウロ・コエーリョ好き?
小沢征爾の行動力凄すぎワロタ
110 :
パウロ:2009/08/07(金) 21:45:04 ID:yH09Er/j0
上げときます
ドビュッシー聞きながら、
ゲーテの戯曲流し読みでその枝葉に想いを馳せる偶然性は持ち合わせていますよ?
…カンパチ。
川端康成「片腕」
女の片腕だけを相手に初めてコミュニケーションできる男。孤男的だ
「怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道」 高野秀行
衝撃的な本だった
UMA探索で有名な著者がインドにいるという謎の怪魚「ウモッカ」を探しにいくという冒険談
謎の魚がいるとネットで情報を仕入れてからの著者の行動力が凄い。
目撃者や現地での探索を試みた人物に次々とアポイントをとっていき取材を敢行
知り合いの知り合いの知り合いくらいのインド人を訪ね、現地の言葉を習得
ウモッカのポスターと模型造り
相棒探し・・・・・
ここまでで本の三分の2くらいが費やされている
いやに前置きに重点をおくな、きっとウモッカは見つからなかったんだろうな・・・
などと思いながらページをめくっていく
やっとインド行の飛行機に乗り込んだときには残り数10ページに
アレ???と不安になりながらページを繰る
そして衝撃の結末
なんと筆者は過去にインドに不法入国しており、これが原因でイミグレで強制送還される!
魚を探すどころか現地にも行かず冒険は終了・・・・
後は、最近見た面白い映画の話とか、長年悩まされてきた腰痛が治ったとかどうでもいい話でページが埋められている
よくコレ、出版できたな・・・・
【参考】
http://uma.tenboudai.com/umokka/
114 :
名前は誰も知らない:2009/08/09(日) 11:24:40 ID:WTdE1l/IO
読書するかな
どれがいいだろう
115 :
名前は誰も知らない:2009/08/09(日) 19:43:31 ID:fad1nk8m0
君には聖なる予言をお薦めするよ
116 :
名前は誰も知らない:2009/08/09(日) 20:42:07 ID:mvGtFeirO
アミエルの日記を読んだ人いる?
大西巨人の神聖喜劇をこえる小説に出会いたい
オススメなんかある?
隆慶一郎の影武者徳川家康は面白かった
孤男的にはモームってどうなの?
>>118 「人間の絆」の弧っぷりに泣かされたな
男友達には嫌われるし、性悪女には何遍も騙されるし
『石川啄木』金田一京助(角川文庫)
夭折した石川啄木を生活面で支えた友人・金田一京助が啄木の人生を綴った書
金田一の聖人ぶりには泣くが、それでも石川は本質的には孤独だったんだろうな
今更だが、ルブランのルパン物全作読破を計画中も新潮と創元どっちにしようかと悩み中。
新潮なら週に1回足を運ぶ古本屋の100均棚で全部揃うのが魅力だが・・・
123 :
名前は誰も知らない:2009/08/11(火) 22:27:39 ID:wgtDqTGSO
「尾崎放哉全句集」(ちくま文庫) 人が無意識にやっていることを意識化した句集
決壊
読んだ
不愉快になるほどリアリティーを感じて、考えさせられる
兄貴は黒なんか?
125 :
名前は誰も知らない:2009/08/12(水) 01:40:12 ID:Iy2kLpa40
「ドーン」はどうなのよ
126 :
名前は誰も知らない:2009/08/12(水) 08:40:43 ID:NMXnTbWNO
十年位前までは毎年図書館で百五十冊位借りていたが、今はもうダメ。クラシックのCDばかり借りている。
>>122 小学生の頃ハマったよ、懐かしいなぁ。
今読んでも絶対面白いだろうね、なんか読みたくなってきたよ。
128 :
名前は誰も知らない:2009/08/12(水) 11:12:26 ID:eUMgatok0
>>126 CDタダで聴き放題だもんね。俺もかなりお世話になってる。
130 :
名前は誰も知らない:2009/08/12(水) 18:24:45 ID:yLIhdiY+0
本に埋もれて亡くなった方が…
>>130 不謹慎だが理想的な最後だよな
俺の部屋はエロマンガが多いからある程度整理が必要だが
地震で崩れ?本1000冊に埋もれ女性死亡 静岡2009年8月12日3時1分
. 11日午前9時50分ごろ、静岡市駿河区南町のマンションで、会社員の女性(43)が大量の本に埋もれて死亡しているのを母親らが見つけた。
県警によると、部屋には約千冊の本があり、11日早朝の地震で崩れたとみられる。行政解剖の結果、女性の死因は胸と腹を圧迫されたことによる窒息死とわかった。
原口統三『定本 二十歳のエチュード』(ちくま文庫)
戦後間もなく(1946年)、19歳10か月で自ら命を絶った青年が最後に残した手記。
特異なのは、死ぬ数か月前から数少ない友人や親族に自殺することを宣言していたこと。
別れの挨拶などもすっかり済まし、生前天才や怪物といわれる所以となった詩作の類は全て破棄。
その鬼気迫る手記には自殺の理由も仄めかされているが、自分にはいまひとつ不可解だった。
この本には当時の彼を知る人々の回想も収められているのだが、そこから浮かび上がる、
お互いに別れの時が迫っていると知りながらの仲間同士の交流が非常に痛ましい。
まあ当時の友人は、冗談半分で話を聞いていたらしいが。
とにかく、統三の孤独主義ぶりには一目置くものがあるし、読む価値ありだと思う。
中二病といわれれば、それまでだが……。
「僕はいつでも、誰にも知られぬ孤独の中にのみ誠実さを見出すのだ」
「原口統三 慢性孤独病のマゾヒスム患者」
>>124 どの辺読んで兄貴をクロだと思った?
煽りでもなんでもなく、自分には全く湧かなかった感想だから。
>>133 これだけ徹底できるのは凄いな。グズグズ生きてる自分とは大違いだ。
>>132 このニュースですぐに中島敦の「文字禍」が浮かんだな
中島敦の好きな小品のひとつだ
中島敦いいよね。孤男の俺にとっては最も共感できる作家だ。
138 :
名前は誰も知らない:2009/08/14(金) 15:35:47 ID:PnSPiZf7O
独学魔法ノート
>>132 >>136-137 アルカンというユダヤ人作曲家は、聖書を取ろうとして崩れた本の下敷きになり死んだそうだ
中島敦の書くものは、内容と文体ともに他の日本人作家では到底真似できない
でも寡作だよね(´・ω・`)
141 :
名前は誰も知らない:2009/08/14(金) 21:51:52 ID:kE6Fi/K70
4月以来ほとんど休みなしで、心が荒んでしまったので、
この盆休みは久しぶりに山本周五郎を読みまくって
心をリセットします。
143 :
名前は誰も知らない:2009/08/15(土) 16:23:01 ID:MVJ6/sceO
最後、弟の遺品を妻とその家族に渡したシーン
義父が黒いバッグを気にして、
どこかで見たが思い出せない、とかなんとかウヤムヤで終わったところ
真犯人が台場に行くときに電車で足元のバッグがどうとか記述あって
例のDVDにでも映ってたか・・?とか思った
144 :
名前は誰も知らない:2009/08/15(土) 16:26:37 ID:gmww4VaN0
ここ数日、夢野久作関連書籍ばかり読んでる
145 :
名前は誰も知らない:2009/08/15(土) 16:27:59 ID:gmww4VaN0
>>143 そうか
今度確認してみる
「ドーン」買ったよ
147 :
名前は誰も知らない:2009/08/15(土) 21:02:44 ID:xjl5JRY40
中島敦は、高校時代に読んだ山月記以外では、
悟浄歎異が印象的だった。
148 :
名前は誰も知らない:2009/08/15(土) 23:24:37 ID:Lxp/YTE2O
俺は狐憑きが好きだ。
短いけど身につまされるような。
悟浄歎異を読むなら悟浄出世とセット
現代は悟浄みたく孤男のタイプが多そうだから共感できるんじゃない
哲学的な考えが芽生える年頃に読んでほしい作品だね
「光と風と夢」は何故岩波文庫に入っていないのか?
「独断流「読書」必勝法」 清水義範 西原理恵子
前スレで紹介されていたので、面白そうと思って読んでみました。
書評本なのだが、思わず膝を叩いてしまうことがしばしば。
ロビンソン・クルーソーは何故子供に人気があるのかというくだりで
-この物語は苦労する話ではなく、その逆だから
ロビンソンのやることは全てうまくいく
物質を所有できる喜びの物語!!
と分析している。なるほどなぁと感心した。
あと、昔読んでほとんどプロットを忘れていた「暗夜行路」とか「ボヴァリー婦人」の話が書かれていたり。
そういえばそんな話だったなと思い出し、自分の記憶力の悪さに悲しくなった。
「?東綺譚」と「ロビンソン・クルーソー(完訳版)」に興味を持ったので
今度読んでみたい。
152 :
名前は誰も知らない:2009/08/16(日) 17:48:20 ID:xJX+rJA/0
憂鬱になると虐げられた人々、罪と罰、人間失格、豊饒の海辺りを読みたくなる。
何度再読したやら。他に何かあれば教えて欲しい。
ロビンソン・クルーソーには続篇があったような気がする(前に古本屋で確かに見た)
デフォーはもともとパンフレットの書き手だったらしいけど、そちらも気になる
舞姫を読み返したら、こんなに短い話だったかと驚いた。
中学か高校の教科書に載っていたはずだが、エリスがいとおしかったなあ。
現代作家がこういう話をつくったら、ヤンデレとか言われるんだろうな。
>>153 それは、パンフレットを読みたいってこと??
最近本屋に行くと、前読んだ本を買ってしまいそうで怖い
読んだことがあるような気がするんだけど、
タイトルいくら眺めても内容が思い出せないんだよな
本棚も結構充実してきたし、ここらで2周目に入ってみようかな
俗っぽくて申し訳ないが桜庭一樹のファミリーポートレイト、投げようかどうか迷い中…。
これが結婚前最後の書き下ろしか…。
砂糖菓子の弾丸やら、女に向かない職業やら、中二病女性版の象徴だと思ってたが、
一般文芸に移った後もあんまりその辺が変わってなくて読んでて本当に痛々しかった。
ライトノベルのまま、もしくはフィクションと割り切ったミステリだったらそれも口実だったのになあ。
割と現実にモデルがいたと思われる文壇バーのくだり辺りは面白かったのだが、
創作部分はとってつけたよーな虐待やらセックス描写やらで。
残り150ページ、読まずにやめちまうか。
「戦争の経済学」 ボール・ポースト 山形浩生・訳
いかにも山形浩生が翻訳しそうな本。
戦争は経済的にペイするものなのか?ということを初歩的な経済理論を使って
過去の戦争を分析。
そのほか、徴兵制と志願兵はどちらがCPがいいのか?
内戦は何故起こるのか?などの題材を扱う。
この本によれば「戦争は公共事業」という固定観念は
近年の戦争についていえば必ずしもそうではないということがわかる。
(戦争のある・なしに関わらず近年は継続的に軍事支出がなされており、
たとえ戦争が始まっても政府支出は第一大戦や第二次大戦ほどは増えない)
また低開発国の内戦勃発の理由に民族的な違いはほとんど関係がないという分析は目から鱗だった
むしろ貧困・資源採掘・水平格差が原因となっている。
あと、ハワラネットワークについての記述は初めて目にした。
これは興味深い。今度調べてみたい。
山形浩生の新教養主義宣言読んだことある。
自分は書いてることの八割以上理解できてない。
言い方が相応しくないだろうけど、馬鹿を見下すのって気持ちいいだろうな〜って素直に思えた。
気持ちいいくらいに自我をさらけ出してるのがこの人の持ち味なのかな。
で、背伸びしてバロウズの映画やら本みても・・・???馬鹿を再認識させてもらいました。はぁ・・・
しょうもない文を続けてごめん。こいつ馬鹿だな、単純に頭わるっ!
だけど面白いって作家いる?その上サブカル気質のない作家。
学歴とかのバックボーン抜きにして好きになった音楽がそういう人多かったりするんだ。
160 :
名前は誰も知らない:2009/08/21(金) 14:13:44 ID:2/PzsTP70
経済学関係の本は学部レベルのミクロ・マクロをやっていないと
楽しめないからな。物理学や数学も同じ。
その点、フェルマーの最終定理(新潮文庫)は俺みたいなアホでも楽しめた。
ただマイヨジョーヌのためでなく
>>155 タイトルを忘れて二冊目を買ってしまった時は、一冊目の存在がその程度の物だったのだから、
一冊目は存在していないも同じだ、だから二冊目が一冊目なんだってばっちゃが云ってた
新かなづかいのほうが合理的でよいと思うけど、古典なんかは原文尊重の観点から
旧かなにしてほしい。文庫本など「若い読者の便のため」に新かなに直してあるが
これはハードカバーを買い直させようという陰謀ではないのかな?
「墨東綺譚」 永井荷風
「赤線跡を歩く」 木村聡
ただの風俗通いのおっさんの話だが、ここまで情緒たっぷりに
描けるものかと関心する。
結婚の話を繰り出されて萎えて、距離を置くが
やっぱり気になって会いに行く心境とか生々しい
併せて小説の舞台になった玉の井を写真でみたけど
残念ながら面影はないんだね
「赤線跡-」は見てて楽しくなる不思議な書物です
166 :
名前は誰も知らない:2009/08/23(日) 12:48:33 ID:CLLCv6wEP
墨東綺談のかかれた時代も どぶの臭いで臭い町だったんだけど
風流なまちとされてるもんね。
167 :
名前は誰も知らない:2009/08/23(日) 23:15:59 ID:puYxpfMK0
「終の住処」どうなのよ
新聞の書評でちょっと気になった
最近「売国者たちの末路」ってのを読んだ
石川達三の「泥にまみれて」
妻の不幸自慢を延々と語られて苦痛だったが読み終わった
読んだことある人いる?
170 :
名前は誰も知らない:2009/08/24(月) 00:35:45 ID:U97536xt0
笠井潔著『物語のウロボロス』の江戸川乱歩の章が訳分らん
171 :
名前は誰も知らない:2009/08/24(月) 00:36:00 ID:ryLn95IO0
歳取れば取るほど、読書という行為がくだらなく思える。
>>171 ええ?俺は逆だけどな…
漫画とか読まなくなって活字本読むようになったよ
テレビもつまらないから更に拍車かけてる
あとテレビとか新聞が本当のことを教えてくれないから本は貴重だよ(嘘を書く本もあるけど)
漫画、映画とかにしても小説とかを元にしてるの多いし
映画を作らせるだけのパワーがある小説ってのはそれなりにいい物だと思うし
小説⇒映画ってパターンで期待はずれが多いから(砂の女とか良かったけど)
読む時間があるなら原作も読んだ方がいい気がする(原作一部をカットされる場合もあるし)
一冊の本を読むって別の人生を疑似体験する事に似てるから
こういう経験って俺にとっては余程の駄作ではない限り無駄ではないよ
弧男俺は精神系の本のお陰でかなり助けられてるし
トルストイ、ドスエフ、ゲーテ、孔子、菜根譚、ニーチェとか
本が無かったら俺は極端に言うと自殺してたかもしれない
あと書き忘れたけどヘッセのシッダールタとかデミアンとかにもかなり救われた
175 :
名前は誰も知らない:2009/08/24(月) 01:23:06 ID:U97536xt0
テレビ、新聞、本、ネット・・・全てが事実を伝えている
ある面においては
「書籍」のみが特別に優れている訳ではない
上で(嘘を書く本もあるけど)って書いてる通り
もちろん本が全部真実とは限らないよ
一冊だけ読むのではなくて沢山読んで何が正しいかを
自分で判断しなければならない(嘘を嘘とry)
それは「テレビ、新聞、本、ネット」すべてにおいて共通ではあるけど
「テレビ、新聞」は書ける事、言える事が限られてる
177 :
名前は誰も知らない:2009/08/24(月) 01:30:05 ID:U97536xt0
言えることが限られているのは本、ネットでも同じこと
ネットなんてのは場合によってはあからさまな検閲の対象になるしね
不毛な議論になるし、スレの趣旨に反するので無視するよ
ごめんね
179 :
名前は誰も知らない:2009/08/24(月) 01:38:12 ID:U97536xt0
すみません
再販制度をやめろって。
新聞の再販制度の維持のいいわけは酷すぎる。
自分たちの給料をいじしたいだけ。
委託販売のほうは最近かなり変えてきてる(返品受け付けない)けど、
再販のほうは未だに固持したいのな
返品できない代わりに定価の中でこれだけ書店さんへの利益率上げますよって言ってるけど、
それでもあんな版元有利な数字じゃねえ・・・
183 :
名前は誰も知らない:2009/08/24(月) 17:15:30 ID:0Kpw8mBx0
盆休みのあたりから、御宿かわせみを1巻から読み返している。
時代劇の人情物はいいなあ。
バーティミアスが自分の中でHITだったよ
ラッセルの「怠惰への讃歌」が気になるw
でも平凡社の文庫たけーよ
でも東洋文庫ぐらいはしょうがないかって気になる
時代と無縁でここまでがんばってきたんだから
187 :
名前は誰も知らない:2009/08/24(月) 18:49:11 ID:07M+3Oj90
杉本博司の本が二冊届いた
最近、東洋文庫の「塵袋(上・下)」と「広益俗説弁(正・続)」を買った
「東西遊記」や「秋山紀行」、「神道集」などが古本で安く手に入ったときは
嬉しかった。他に「三大陸周遊記」などほしい
「西成山王ホテル」 黒岩重吾
まだDQNという言葉がなかったころの社会の最底辺で生きるDQNの話
場所は大阪。西成。飛田界隈。
時代は高度経済成長期。
限りなく動物に近い人間の物語。
足に障害を持ち、飲み屋で働く澄江
母は男依存のどうしようもない人間
思いを寄せる人はアルサロのサンドイッチマン(高井)
-この人手不足の現代にえらい商売もあるものだと澄江は思った。
よい若い者がサンドイッチマンとは情けない。
澄江「あんたなぜ工場に勤めへんの?」
高井「中学出てから工場に勤めとった。だが僕はどうも、仲間付き合いができへん、それで
居辛くなってやめる。工場も三つ四つ変わった。みな駄目や!偏屈やねん、だから一人でできる仕事でないと
あかんねん」
-そういわれてみれば、高井にはこのめまぐるしい社会に受け入れられない気の弱さと、のろまさがある
若い頃は手にもとらなかった古典
30過ぎると興味がわいて読むようになった
とくにギリシア・ローマ時代の本とか、何千年も前の
人の考えたことに触れられるという事実に感動してしまう
山田詠美や江國香織といった作家はなぜ成功できたのだろうか甚だ疑問である。
教養になるわけでもなし娯楽になるわけでもない。
好みといってしまえばそれまでだが。
192 :
名前は誰も知らない:2009/08/24(月) 22:08:07 ID:wIWiEJB+0
黒岩重吾ってあの古代史の小説書いてる人?
藤原不比等のを読んだなあ
永井路子とか昔の歴史を小説にしてるのけっこうおもしろいんだよね
193 :
名前は誰も知らない:2009/08/24(月) 22:11:21 ID:wIWiEJB+0
ウィキ見たら後から古代史に転向してるんだね
古代史作家としてしか知らなかったわ
194 :
名前は誰も知らない:2009/08/24(月) 23:39:31 ID:zLBdGsQjO
「きっとあたしとかのさんぜんばいぐらい本読んでんじゃないかなー」
「いるわよねーバンカラ読書マニア」
「でもそーゆー人って平気で1週間オフロはいらなそーでやだ!」
岡崎京子の漫画にこんな場面があったのを思い出した
いや、なんとなく
ECD・失点・イン・ザ・パーク 読んだよ。
30も半ばを過ぎると仕事が見つからないという感じがよく出ていました。
197 :
名前は誰も知らない:2009/08/25(火) 18:33:49 ID:Y5+wDWb20
まんがで申し訳ないが、
最近「カムイ」を読んでいる。
生きる知恵、生きる執念が
書いてある。
チャンドラーは定期的に読み返してしまう
199 :
名前は誰も知らない:2009/08/26(水) 01:05:45 ID:nCA3cc+mO
「孤独の作法」 下重暁子
つまらなかった。著者がいかに素晴らしいかを全面に押し付けている。高齢だからそうなるってのもあるけどな。
過去にニュースのアナウンサー勤めてたようで、比較する対象は一般人ではない。だから現実味がなく、底が浅い。
「孤独はいいよ!」
「一人じゃトイレにもいけないの?」
「私の趣味は部屋のコーディネート、趣味は真剣にやらなきゃ」などといいながらも、友達に引越しを手伝ってもらったってなんだよ
孤独でもなんでもない奴が孤独の作法語るなってーの
そんな感じ、オススメ、時間をドブに捨てるという言葉の意味が理解できる最高の一冊
スティーブン・キング
ドリームキャッチャー
「原因と結果の法則」
自己啓発本は読むと面白いんだけど、
弧男にとっては結局それまでなんだよな。
志賀直哉「暗夜行路」
二十代も七を過ぎて今更純文なんて笑われるかもしれないが、これは身に染みた。
孤独な者として終幕の主人公の境地に至りたいもんだ。
みんな硬い本読んでるなぁ。
サブカル的な本を読んでる自分が情け無くなるよ。
40すぎてるのに・・
>>203 案外みんなそんな理由で硬い本を読んでるのかもよ
205 :
名前は誰も知らない:2009/08/26(水) 18:57:10 ID:pcAAcGUC0
オレも40過ぎてるけど、硬い本には手が出ない。
佐藤多佳子「一瞬の風になれ」を3冊一気に読んだ。
…青春っていいなぁ。
灰色の青春期を過ごしたオレにとっては、
読書で疑似経験をして感動しているようなもんだが。
206 :
名前は誰も知らない:2009/08/26(水) 21:56:24 ID:o1wuG7bsO
孤男ならブコウスキー
最近項羽と劉邦とかにはまってる
ブクは面白いけど著作が少ないからなあ……
>185
訳が古い感じで読みづらかった
俺はラファルグの方がすき
>>203 読みたいものを読めばいいんだよ
知識をひけらかすためとか、女をひっかけるために読んでる奴は一杯いるからね
本を読む動機がおかしいと結局何も残らない
孤男だとその必要が無いから、本当に自分の読みたいものを見つめられるはず
その過程で硬い本が必要になる時もあるってだけで
211 :
名前は誰も知らない:2009/08/27(木) 20:59:49 ID:Fqq692gO0
椎名誠「極北の狩人」を読んだ。
この人の文章は、頭が疲れているときでも
スッと頭の中に流れ込んでくるような感じがして好きだ。
>>203 俺なんかラノベ読んでるよw
今秋は「獣の奏者」読む予定だ
あれはラノベじゃないけど児童文学だしなぁ・・・
児童文学は最高だよ
まずは宮沢賢治でも読み直してみよう
児童文学は子供の頃から嫌い
今日は宮沢賢治生誕113年
賢治って生涯童貞?
>>216 シスコンだったけど、浮いた噂はなかったみたいだね。そのかわり内容の濃い人生を送っていて
孤男の鑑になってる。
賢治は詩がすごいぞ
ほとんど神の域に達してる
219 :
名前は誰も知らない:2009/08/28(金) 20:50:22 ID:yPO2VlJm0
流れ止めてスマソ。
下川裕治って知ってるかな?
お金をかけずに旅行を
してる人。
「5万4千円でアジア大横断」読んでる。
旅ものは好きだな。
小田実〜藤原新也〜沢木耕太郎〜蔵前仁一〜下川裕治〜高野秀行
みたいな流れがあるよね
バックパッカー物だね
蔵前仁読んで自分も旅行したわw
椎名誠はこのへんのバックパッカーとはまた違うけど結構好き
223 :
名前は誰も知らない:2009/08/28(金) 21:59:19 ID:1LPkAPDi0
>>219です
深夜航路は何度も読み返してて
手の届く所に置いてある。
同じルートで旅したい。
下川さんが本出してるから、
俺も出せそうな気がするw失礼?
小田実〜藤原新也〜蔵前仁一〜高野秀行
この人たちは、恥ずかしながら、名前だけだとわからない。
本の題名わかればわかるかな
224 :
名前は誰も知らない:2009/08/28(金) 22:11:25 ID:OQkv5NRO0
新潮文庫の時代小説アンソロジーがなかなかいい。
>>222 椎名誠は「わしらは怪しい探検隊」と初期の紀行ものが好きだな。
沢野ひとしや昔からの友人達とわいわいやってるやつ。
俺なんかミステリーしか読んでないってのに・・・
本屋行っても背表紙眺めてるだけで二時間くらい経つ・・・疲れて手ぶらで帰る。
227 :
名前は誰も知らない:2009/08/29(土) 19:22:53 ID:RABQR8yK0
椎名誠
蔵前仁一
下川裕治
高野秀行
俺の大好きなラインナップだな。
228 :
名前は誰も知らない:2009/08/29(土) 21:21:18 ID:+of5fdg4O
宮澤けんじのは、児童小説ぢゃないやうな希ガス。
関係ないが、開高健のエッセイ面白いな。 昔は、風にきけ、て若者人生相談をプレーボーイに書いておられて、何度も読んだ。
本を好きになりたい
どうすればいいだろう
その本を読んで知識を蓄えたいのに
読んで5分くらいですぐ投げだし、こうやって2ちゃんねるや漫画に走ってしまう
漫画は読みやすい
本は文字だけだから、想像するのが苦痛でほうり出してしまうのだろうか
本好きになって知識深めたいのに
今更といわれそうだが「カモメのジョナサン」読んでる
孤男向きすぎる・・
漫画で読む名作シリーズでも読んだら?
さらっとあらすじなぞるだけでも親しみわくし
>>229 本は確かに集中力必要だからテレビやパソコンがあるとうまく読めない
トイレとか風呂場にこもって読むと多少集中できるかな
あとは電車とか喫茶店とか深夜のファミレスとかで読むとかすればどう?
同じく家に居るとパソコン見てしまうから
最近自分はほぼ電車と昼休みでしか読んでない・・・
天童荒太の悼む人、3月かかって読み終えた
投げ出しそうになり、途中で最後を先に読んでから、間を読み埋めた
良書だと思うが、良書でも読みきるのギリギリな、己の集中力の無さに泣いた
234 :
名前は誰も知らない:2009/08/30(日) 01:32:58 ID:lVPbtXKM0
本なんて好きな時に好きなものを、好きなように、好きなだけ読めばいいのに
読書なんて所詮趣味だろ。
知識付けたいならそれ相応の勉強するしかない。
本読んだだけでわかったような口聞いてるやつらがよくいるが、
みてて恥ずかしい。
236 :
名前は誰も知らない:2009/08/30(日) 02:42:18 ID:SdvZ2bln0
俺、記憶力ないほうだから、
ゆっくり読んでその風景をイメージしたり
内容つっこんだりしながら
読んでいる。
結構楽しいし残るよ。
投げ出しそうになる本は少なくとも自分にとっては良書ではないのでは
ジョナサンは良い本だな
本当は2ちゃんなんてしてないで、もっとマシな事をすべきなんだろうな
俺は2ちゃんがほぼ唯一の人とのコミュニケーションの場になっている
大切な場所だ
ジョナサンは弧男というより電波だろ
本を積んでおいたら、表紙がテーブルカバーに張り付いてしまったおorz
「シュリーマン旅行記 清国・日本」 ハインリッヒ・シュリーマン
トロイア遺跡発掘で有名なシュリーマンの1865年の世界一周旅行記(の一部)
前半の中国旅行で、不潔・強欲と散々に中国人を罵っていて笑った。
後半の日本(江戸)はそれに比べて清潔・教育が行き届いている・礼儀正しく正直など比較的心象よく書かれている。
江戸時代の日本の描写で自分が意外に感じたことをいくつか
・日本人は異常に皮膚病持ちが多い(生魚を食べるせいと分析されてる)
・銭湯は男女混浴があたりまえ
・売春婦が卑しい職業とは思われておらず、浅草観音寺などでは花魁の肖像画が飾られている
・虚無僧は元貴族の落ちぶれ(本当か?)
・元キリシタンの子孫は士農工商の最下層
最後は、日本は物質面では文明国だとする一方、(キリスト教的な視点で)宗教的・精神的に日本は文明化されていない国であるとバッサリ切捨て
243 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 15:18:03 ID:FHCAWnnrP
椎名誠は 共同生活してた時とか、本の雑誌をつくるときの
本が好き。
他の物語・エッセイは読まんな・・・。
244 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 15:59:52 ID:VF41j+t7O
トーマス・マンの魔の山ってどうかしら?
>>244 隔離病棟の生活に侵されていく描写が秀逸。
ネトゲ廃人になっていく人間を見ているようだ。
ジックリ時間をかけて読むのを勧める。
椎名ものなら『哀愁の町に霧が降るのだ』が絶品
孤男だからこそ、この男同志の連帯に憧れるんだよなあ
図書館からリクエストが届いたというメールがきたから、選挙行って
図書館に行ってきた。
真理先生・根本敬
この世で一番大事な「カネ」の話・西原理恵子
アメリカは今日もステロイドを打つ・町山智浩
の三冊。
248 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 18:16:22 ID:bFZJYlfFO
タキトゥスのゲルマニア読んだ人いる?
今ちょっと興味あるんだが
その本世界史で出てきたな
250 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 18:35:30 ID:XjnWstIw0
髪にバター塗ってるんだっけ?
岩波文庫のものは旧かなづかいなのだが、そこがまたよい。ちくま文庫版は付録にアグリコラが入っている
タキトゥスには他に年代記というのもある
ゲルマン人は野蛮には違いないが、新月毎に集会を持ち、案外民主的な印象
自由で素晴らしいとも思うが、我々孤男向きの生活ではないかも?
>>251 ありがとう。やっぱり一読してみたいから買うよ
ちくまのは今品切れだね
先日はビザンツ帝国関係、今はフランク王国と
古いヨーロッパ史ここのところ読んでるんだよね
で、今度はケルトや古ゲルマンあたりいこうかと思って。
一番興味があるのは古代〜中世東欧史なんだけど
このへんはなかなか本がない
あっても国内学者によるものはなく、
クセジュとかあのへんの無味乾燥な訳書ばかりで隔靴掻痒…
253 :
名前は誰も知らない:2009/08/31(月) 18:14:27 ID:LLyh159P0
>2007年放映の英ドキュメンタリー番組「Human Footprint」
>人間が生まれてから死ぬまでに繰り返す様々な行動の回数
>
>読んだ本の数:533冊。
254 :
名前は誰も知らない:2009/08/31(月) 18:24:48 ID:+SR0xObs0
>>253 それ読んだ本の数だけはダブルスコア以上で上回ってた
逆に言うと、それ以外は生涯かけても絶対上回ることの無い自信があった
少し古いけど品川嘉也という教授の本によれば
毎日5時間読書して二万冊,それはオーバーだから普通数千冊
イメージとしては小図書館の蔵書くらいになるそうだ
近所の図書館を眺めて,俺が一生かけて読める本はこれぐらいだと思うと不思議な気持ちになる
山城新伍 おごりんぼ・さみしんぼ 読了したよ。
その本、いろんな人が絶賛してるな
チャイニーズ・ゴーストストーリーを見て
久々に聊斎志異を読み返してみた
酒見賢一が好き
レイ・ブラッドベリの万華鏡は弧男むき
261 :
名前は誰も知らない:2009/09/03(木) 03:10:45 ID:XKp0Ra8l0
「I met a boy.父の日に、バンビ公園で。」
内容紹介
今のあなたは、あなたがあなたに誇れる、あなたですか?
不器用な生き方しかできないすべての人に贈る、自己啓発ファンタジー。
人生を変えたいと思っているのに動き出せないあなたに、
小さな勇気と大きな希望をもたらしてくれる本です。
<こんなストーリー>
就職活動36連敗の末、勤めたIT企業では落ちこぼれ。
学生時代からの彼女には別れを告げられ、
唯一の楽しみは、家でナイターを見ながら缶ビールをあけること。
そんなくすぶった生活を送る、27歳の「僕」。
子どもの頃はプロ野球選手を夢見て、毎日練習に励んでいた。
自信にあふれていたあの頃、自分にできないことはない、そう信じて疑わなかった。
それなのに、今は思う。
自分にはできることなんて、何もない、と。
そんな「僕」の人生を変えたのは、「バンビ公園」で出会った不思議な少年だった。
クィントゥスのトロイア戦記読みましたよ。
これでイリアスとオデュッセイアの間が埋まったわけだ。
壮大な叙事詩が繋がって感激も一入だ。
>>260 ブラッドベリは火星年代記が面白かったからそれも読んでみようかな
でもとりあえず華氏451からか
最近読んだ本の紹介
ロバート・シェクリィの短篇集「人間の手がまだ触れない」
どの話も良かったけど、一番良かったのは「静かなる水のほとり」
こんな話
ある小惑星に住み着いた孤独な男と作業ロボット(チャーリー)
話し相手にするべくチャーリーに受け答えのプログラムをする弧男
時が経ちプログラムどうりではあるがチャーリーは様々な受け答えができるようになり
二人は長年の友となっていた(この二人の会話のやり取りが微笑ましい)
そして感動したラストのシーン
男は死ぬんだけど、それを看取ったチャーリーが男の冥福を祈る言葉をつぶやいて終わる
プログラムどうりの受け答えしかできないはずのチャーリーが、何故か男の冥福を祈る
この行動もプログラムされていたのか、それとも男との友情の中で彼に自我が芽生えていたのか・・・
作者の描写の巧みさで短い物語(たった17p)ながら久しぶりに感動してしまった
遠藤周作『古今百馬鹿』
この人にエッセイは面白いね。シニカルだが悲観的ではないし。
馬鹿らしすぎて良い。古い本だが十分面白かった。
中島らも、町田康、大槻ケンヂとかのエッセイが好きな人は合うと思う。
266 :
名前は誰も知らない:2009/09/03(木) 20:38:33 ID:rgsgWTJz0
小説家・遠藤周作と、エッセイスト・遠藤周作の両方とも好きだ。
エッセイの方では、北杜夫や阿川弘之が登場するのが特に気に入っている。
孤男的には、大学時代に読んだ「彼の生き方」という小説が
グッと胸に染みた。
ここで紹介されていた「魔の山」を読んで見たくなったのでAmazonで買った。
来たのは魔の山[上](新潮文庫)と魔の山[下](岩波文庫)だった。
ミスった…
まぁ上巻は1~5章、下巻は6~7章で抜けや重複は無いから大丈夫だけど文体がコロッと変わりそうだ
>>264 > ロバート・シェクリィの短篇集「人間の手がまだ触れない」
これは面白そうだね。
ちょうど次読むの探してたから、明日買ってこよう。
ブラッドベリの『ウは宇宙船のウ』
誇大表現じゃなくて、リアルに泣いた
椎名誠がやたら好評だったから「零下59度の旅」って文庫買った。−70度って・・・寒かった。
271 :
名前は誰も知らない:2009/09/05(土) 18:32:11 ID:qaBd8w6v0
『復讐列伝』佐藤光浩(アルファポリス文庫)
淡々とした新聞記事のような文体がかえって
被害に対する怒りと、復讐による爽快を
しみじみと感じさせてくれる。
272 :
名前は誰も知らない:2009/09/05(土) 18:59:37 ID:S++dA8tDO
なんかわけわからん閉塞感にさいなまれてるコオトコさんは、安部公房の「壁」を読んでみなされ。
ふっ切れた感じになるかも。
孤だった
275 :
名前は誰も知らない:2009/09/05(土) 21:57:11 ID:S++dA8tDO
>>273 箱男か。懐かしいな。
もしや、おまいはSカルマさんかね?
モーム『月と六ペンス』
今までゴーギャンどころか、絵画の知識も興味もない俺でも楽しめた。
単純にストーリーがおもしろかったね。
そんで孤男ならストリックランドに憧れるよな?
「本当はヤバくない日本経済」 三橋貴明
・日本の輸出製品の7割が資本財と工業原料ですよ。 だから円高にあまり影響はありませんよ
・円高は輸出に悪影響といっても、インフレを加味した実質実行為替レートでみなきゃ有意義な話はできませんよ
・不景気でアメリカ国債を外国が買い支えるのは難しくなってきた→AAA維持大丈夫?
・資源・食料対策→国富ファンド(年金)で海外の油田や農場を買収しちゃえ
などが主な主張。前作と比べて目新しい主張は特にない。
論旨が明確でわかりやすくて好きだ。
この人次回の参議院選に出るそうな、当選したら、2ちゃんねらー出身の初の国会議員となるのだろうか。
>>276 最近新しい翻訳が出たけど、中野好夫訳を家に積んであるんで、いいや
岩波文庫『ホーソーン短編集』(坂下昇訳)が面白かったので
同じ坂下昇の『オカルト』(講談社現代新書)も読んだ
山川方夫
久々に興奮して読んでいる!
あと5年早く出会って読んでいれば人生観が変わっていたかもしれない、と思う
この感覚は初めて安部公房を読んだときの衝撃に近い
280 :
名前は誰も知らない:2009/09/07(月) 00:37:00 ID:KTfcRzhVO
>>279 どれ読んだの
集英社文庫の「夏の葬列」?
>>280 yes
もう一冊文庫で出ているようなのでそっちも読んでみたい
ていうか読む
>>281 講談社文芸文庫の愛のごとくもいいみたいだけどこのレーベルは高くてな
>>279 安部公房の何を読んで衝撃を受けたのですか??
箱男??
284 :
名前は誰も知らない:2009/09/07(月) 19:40:08 ID:u0hFZaUP0
今日は昼過ぎに休みを取って帰ってきてしまった。
自分の器の小ささをつくづく思い知らされた
宮城谷昌光の作中人物のような生き方を見習いたい…。
『晏子』の晏嬰とか、『孟嘗君』の白圭とか、『重耳』の狐突とか。
「日本国の正体」 長谷川幸洋
記者クラブ・天上がりなどの制度を通じて、新聞記者・エコノミストらが官僚たちの手駒に堕ちていく過程が
興味深く書かれている。
また、世のために働きたいと思っていた官僚たちがやがて既得権益の拡大にせいを出す過程も
読んでいて、素直に納得できる説明がなされている
専務理事政策についてかかれてたけど、霞ヶ関で仕事が出来る=天下り先を作れるってのは
誇張でもなんでもないんだろうな。
逆に気になったのは小泉・竹中・中川(秀)などの買弁政治家を持ち上げすぎのところかな
官僚批判の文脈で財革研の取り組みを褒めていたが、一面的すぎる気がする。
286 :
名前は誰も知らない:2009/09/07(月) 22:35:30 ID:PZ7oq8uF0
写真集だが、都築響一の「賃貸宇宙」(ちくま文庫)
友達がいないから、他人の家に遊びに行くことがない。
なので、他人の家の中がどうなっているのか気になるのだ。
写真集かぁ
俺は軍艦島の写真集立ち読みしたくらいかな
あそこに住んでみてぇな
「新宿」という写真集がある。
もうなくなったが12年ほど前に渡辺さんという人が出した写真集だ。
新宿…そう
289 :
名前は誰も知らない:2009/09/08(火) 00:10:10 ID:YZ2mCPh20
カート・ヴォネガット・ジュニアの「スラップスティック」読んだんだけど
その副題がlonesome nore more(もう、孤独じゃない)だった
拡大家族の話でややサヨクっぽいとこもあったがユーモアたっぷりでおもしろかった
290 :
名前は誰も知らない:2009/09/08(火) 00:28:27 ID:h00WQ0dBO
とても絶望的でオススメな本てありませんか?
奥田英朗の「最悪」は絶望的で個人的には好き。
町田康の小説はどれも堕落で最低で救いがないのに笑える。
きれぎれやくっすん大黒や夫婦茶碗なんか。
天使のナイフは意外とよかった
>>286 俺も最近その人の「TOKYO STYLE」(ちくま文庫)読んだよ
ちょっと古かったが友達0の俺もおなじこと考えて買った
安部公房は良いな〜
彼の評論なんかにしても論理が明快で、
理論的に説明してくれるから完璧に納得させられるんだよな
実際彼自身数学が相当得意だし好きだったみたいだけどね
全集を読破して彼の思考法をわずかでいいから吸収しよう
そういう考え方って綺麗だから確かに魅力的だけど
数学と違ってこの世の物事は
完璧に明解に説明出来ることなんてほとんど無いから
クリアに何もかも説き明かしてしまう論や説は信頼しないことにしてる
まあ個人的にです
確かにそれは一理あるね
ちょっと表現を変えると、理系の自分みたいなのからすると
公房の文章は意味が正確だから、腑に落ちやすいんだよね
そして何よりも頭の柔軟性をありありと感じる
298 :
名前は誰も知らない:2009/09/08(火) 10:45:15 ID:zLwgKwet0
299 :
名前は誰も知らない:2009/09/08(火) 12:09:17 ID:YxWUY1KjO
>>290 戸梶圭太のチープトライブ、自殺自由法、
実用書っていうのか?
生活に関することや人の性格改善やらの本って
日本語の本買ってみた
普段自分が使ってる言葉を見つめなおすぜ
本来の意味を知らずに間違った使い方をしている言葉がたくさんあるからな
「敷居が高い」とか。
自分もそのうち勉強しなおしたいと思ってる
302 :
名前は誰も知らない:2009/09/08(火) 22:24:53 ID:0SKZmsVP0
言葉なんて時代と共に変わるもの
「男心と秋の空」なんて今や誰も使わないでしょ?
この人の部屋写真で見て雰囲気があるなと憧れてた。
映像があるなんて知らなかった。
利己的な遺伝子って生物素人でも読める?
ドーキンスのか
読めると思うよ
俺は素人とまでは行かないけどそんな詳しくはないけど読めた
307 :
名前は誰も知らない:2009/09/10(木) 21:11:25 ID:wDKYBYT00
町山智浩・アメリカは今日もステロイドを打つ 読了。
図書館で、 遺品整理屋は聞いた!遺品が語る真実 を借りてきた。
植草甚一って面白いかね
植草という人物は面白いけど、文章はどうかな
文体になじめるなら面白いと思う。
雑学・散歩系の植草本は読んだが、
ジャズ・ミステリー・映画の植草本は読んだことない。
>>309 >>310 thanx
とりあえず『ぼくは散歩と雑学がすき』っていう本買ってみた
ちょっと読んでみたが、文体は特に苦はなかった
312 :
名前は誰も知らない:2009/09/12(土) 18:05:19 ID:JQ90pSM00
最近、村上龍が気になる
313 :
名前は誰も知らない:2009/09/12(土) 18:33:44 ID:7/vIEkyZ0
谷崎潤一郎犯罪小説集ってのを読んでみた
サスペンスみたいな作品が多かったが、同じ短編集なら新潮の刺青ほうが面白かった。
314 :
名前は誰も知らない:2009/09/12(土) 18:45:41 ID:POOLaEWc0
高橋源一郎「さようなら、ギャングたち」
まだ途中だけどすごいわ。しかもこれがデビュー作かよw
色川武大「うらおもて人生録」読了
俺としては参考になった
梅原猛の初期代表作「地獄の思想」を読んで、今まで手が出なかった太宰を借りてみた。
ついでに源信の「往生要集」も。こっちを先に読んでる。
かなりえぐいな、これ。Wktkが止まらない。
若い頃に歌舞伎や浄瑠璃、能に狂言といった日本文化に触れたかったなあ。
なんか損した気分だ。
以前別の人もここで紹介してたけど
「人生問題集」(春日武彦・穂村弘)読んでる
新鮮な着眼が多くて面白いんだけど
穂村の露悪趣味というか露駄目趣味が鼻につく
もともとこの人の短歌や評論、エッセイは
以前からほとんど読んでるんだけど
少なくとも自分で言うほど駄目な人間だったら
総務課長だの係長だのになれるわけないし
歌壇の前衛若手旗手として嘱望されたりエッセイで成功したり
テレビにも引っ張りだこで社会的地位も名声も得られたりするはずないし
複数の恋愛経験があったりするわけないだろ、
と毎回思う
まあそれがネタというか芸風なんだろうけど
この人が「駄目」なのはあくまで
この人の自意識の中でだけなんだよな
自意識が駄目人間であって世界からズレちゃってるだけで
現実にはほとんどの点で高スペック勝ち組男なんだよ
そういう事実も踏まえつつ「それでもなお僕の自意識はこんなに駄目で〜」
とやるなら文句はないけどそういう視点がないから
やはりこの人の本を読む度に
常に自己欺瞞と「傲慢な卑屈さ」にうんざりさせられるわけだ
短歌の評論本はいつも鋭い批評だし
そこには駄目な僕としてのプライベートな作者が姿を見せることは(比較的)ないからいいんだけどな……
319 :
名前は誰も知らない:2009/09/13(日) 10:41:14 ID:lEnNxlFjO
美味しい料理の哲学
再読。やはりべらぼうに面白い
ただ、導入のキリストの肉性と、料理の肉性はどういうつながりなの?という疑問は相変わらず残る
儀式でクリスチャンがワイン/パンを血/肉として「美味しく」味わっているのだろうか
あと、カッコウ託卵の領土化はよくわからんかった
またドゥルーズを読み直したくなった
それに関連して分けとく山のシェフが書いた
美味しい方程式
も読んだ
これも面白美味しい一冊だ
穂村弘の名前が出たがわかるわー。
作家なりの高スペックな奴の自己完結してる僕ってダメな男主張は鼻につくんだよな。
ナルシズムの局地っていうか。
いちいちそんなの入れなくていいからさあとか毎回思う。
本当にダメって思うならそういう腹の割り方してみろよ、とか思う。
オナ禁はいつも三日で断念とか、二週間に一回はウンコ漏らしてますとか。
サブカル分野評論になると、もっとグレードが下がる連中がわんさかいるがな。
高学歴で いい会社ではたらいて それなりの容姿でとね。
本音のトークの小谷野敦の方がよっぽど面白い。
いや、小谷野だったら穂村の方が1000倍好きだけどな
そうは思いつつも穂村の短歌はやっぱりすごいんだよな〜
あんなステキ〜な短歌書いてて、実生活ではうんこ漏らしてたら
それこそ諸手をあげて俺は大絶賛するがなww めっちゃカッコいいわ、そんな人
>>295 文系の自分も、安部さんの明快な文章はすきですね。
ただ、小説なんかは、内容がどろどろウネリを持つのが多いような。
20年代の短編や、飢餓同盟とか。
透明正確な文章で、輪郭のしっかりした面白いやつ小説を書いた人といえば、星新一さんかな?
>>323 紫の降りますボタンの歌とか、あのへんはほんと凄い
ただし全体としてはそんなに凄いと思わないんだよな
作風の志向する理念は支持するんだけど、玉石混交すぎるというか、
やはり言葉の異化作用によって「驚異の感覚・美」を表現するのはそれだけ難しいってことなんだろうな
やはりひとりよがりに終わってるものが多い気がする
しかしだからこそ成功したときの傑作の一首は輝いて見える
北海道大学中退して上智にいったよ。
学歴に異常にこだわるのは小谷野だけだから
坪内祐三も詳しいぜ。高校までもうら。
蓮実重彦曰く、今は出身高校で判断する時代。
蓮実氏がおっしゃるのならw
この人はやっぱ評論でしょう?
村上春樹をけちょんけちょんに酷評してるの読んで好きになった。
この人のおかげでフランス映画観るようになったし。
蓮実重彦好きだわ
蓮実ねえw
おれも 蓮実の映画評論好き。
俺は嫌いだわ
蓮実は似非インテリの大元締めみたいな存在だと思ってる
映画にしても淀川さんと対談一つ読んでも
スノッブな気取りだけで中身スカスカだし
小説も陥没地帯だっけ、頭でっかちが書くと
こうなるんだという見本のお粗末なもんだったな
10年以上もの昔、俺は蓮実の『陥没地帯』を読んだ
作品の良し悪しは俺には分からないが、内容・文体ともに風変りではあった
蓮実は 文体が好き。乗れたら面白い。
植草とか 吉田健一とか ああいうリズムのある
文体というか。
この人の上げる映画なんて殆ど見たこと無いんだが。
335 :
名前は誰も知らない:2009/09/16(水) 12:44:16 ID:JDEF8FNa0
蓮実は面白いけど、この人のエピゴーネンたちの文章は嫌い。
蓮実って性格悪すぎなんだよな
ハスミは本当にウザイ。
頭良すぎて凡夫には太刀打ちできないのが更にウザイ。
つまるところただの教養主義者なんだが、教養が深すぎて洒落にならない。
凄すぎて他の批評家が映画批評に手が出せないくらいヤバイ。
でもハスミは本当にウザイ。
338 :
名前は誰も知らない:2009/09/16(水) 23:17:05 ID:nBk+8LUWO
ハスミの「われわれは〜」に笑ってしまうから、電車じゃ絶対に読めないw
↓『監督 小津安二郎』からの引用
『たとえば、ドナルド・リチーが「小津が映画の文法的要素の大部分を一つずつ捨てていったとき、明らかに彼は映画監督の自己表現の手段を多く犠牲にしたのである」と書くとき、われわれはその見解に同調することはできない』
信奉者もウザいなw
340 :
名前は誰も知らない:2009/09/17(木) 13:16:41 ID:IgNwIa+JO
われわれは〜ってのはフランス語圏の論文の特徴だよ
意見を述べたり、議論の進展を確認したりするときにjeではなくnousを使う
蓮実はおれも何冊か読んでるけど、性格悪すぎだよな
ひねくれ根性と選民主義の人間
評論は嫌いじゃないから読んでる
この人野球も大好きで、野球評論がぶっ飛んでて面白い
陥没地帯は抽象的過ぎてダメだった
342 :
名前は誰も知らない:2009/09/19(土) 22:14:03 ID:9puSvk+w0
原口統三の『二十歳のエチュード』が良かった
厨二をこじらせて死んだ奴についての本だが、このスレと親和性高いと思うわ
343 :
名前は誰も知らない:2009/09/20(日) 00:30:14 ID:YQo6CUJCO
エロール・ル・カインの絵本を三点ほど読んだ
どれも絵が素晴らしい
罪と罰が猛烈に読みたくなった
買ってくる
近所の古書店が地味に良い品揃えをしていることに今さら気づいた
今日は3000円分購入
幽霊人命救助隊読んでる
俗だけど面白いよ
347 :
名前は誰も知らない:2009/09/21(月) 01:00:00 ID:YDMO2PUI0
>>344 ドストエフスキーは『地下室の手記』とか『白夜』
の方が面白いよ。
孤独なら尚更。
349 :
名前は誰も知らない:2009/09/21(月) 04:21:25 ID:7C5aq6Gd0
宮本輝
「星々の悲しみ」「蛍川」「錦繍」
の三つは傑作だと思う
そうか、そうか
351 :
名前は誰も知らない:2009/09/21(月) 11:18:48 ID:7C5aq6Gd0
>>350 本人の信条等は別にして、
作品自体はすごく好きだな
352 :
名前は誰も知らない:2009/09/21(月) 11:26:24 ID:L9c4+dfd0
auから発売されたブックケータイが気になる・・
吉田篤弘と同じような雰囲気の小説や作家を教えてください。
>>344 おれにもソーニャがいてくれたら…
って鬱になる展開希望
俺もソーニャ萌えだ
死刑の理由・井上薫が面白かった
永山則夫前後で基準が大きく変わったんだね
平然と殺人できる時点で頭おかしいわけだし
精神鑑定とか意味ないよね
357 :
名前は誰も知らない:2009/09/22(火) 19:41:58 ID:DNoZHn7aO
ソーニャはよく読むとブサイコ
358 :
名前は誰も知らない:2009/09/22(火) 19:47:49 ID:k5P/V8Ab0
入浴中やトイレで大をしている最中に、
御宿かわせみを1巻から少しずつ読み返し、
今日やっと34巻まで来た。
次巻からは江戸から東京へと舞台を移すそうだ。
登場人物たちがだいぶ年を取ったなぁ…
と、しみじみ感じた。
トイレ中は絶対本を携行したいよね
どんな短時間でも……
便意尿意を我慢してでも持って入る本を探すわw
人間失格読んだけど
主人公ただのヤリチンじゃねえか
361 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2009/09/22(火) 20:40:56 ID:a5m5sKGn0
美人を描写する際にはあえて醜い部分を詳細に書くとよい
って誰が言ったんだっけ?
人間失格読むと「道化演じれるだけまだ良いほう」と思ってしまう
ジョン・K・ガルブレイス「大暴落 1929」読了
1920年代、好況だったアメリカが恐慌に嵌っていく過程を淡々と記述
投機ブームに熱中する庶民、責任を取らされるのを恐れて積極的な対策をとろうとしないお偉方
「風船を破裂させるのは簡単だが、針を刺して徐々に空気を抜くのはむずかしい。」
取引量の多さから株価速報には遅れが出る、恐怖心からの投売り
暗黒の木曜日後は10月24日。銀行による株式買い上げも焼け石に水
ジョン・D・ロックフェラーの強気の声明(10月30日)が空しく響き、
実体経済はWW2の開始まで惨憺たる状況になっていくまで
この手の本が50年以上売れ続けている理由は前書きにあるとおり
増刷され本屋に並ぶたびに、バブルや株安など何事かが起きる→この本への関心が高まる→売れる
バブルは不可避的に発生し、人は過去からものを学ぶことはない
話の流れを切って悪いが、外出したらホームレスが宮台眞司の本を熱心に読んでた
意外な組み合わせに笑ってしまった
その光景シュール過ぎる
ホームレスは社会について考えるいい環境かもな…
クローン病のおれはトイレは真剣だから
読書なんて信じられないな。
>365 ディオゲネスを目指すか
368 :
名前は誰も知らない:2009/09/23(水) 21:41:18 ID:SULKTVwWO
愛知県立図書館の近くの歩道橋下、いつも本を読んでるホムレスがいたな
いまもいるのだろうか
369 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2009/09/23(水) 21:52:27 ID:DZjhyVCp0
「善悪の彼岸」は書いてあることが感覚的に腑に落ちる
過去にこういうことを考えてる人がいたのかと思うと元気が出る
ホームレスって元経営者とかいるんでしょ
>>367 本棚から「ギリシア哲学者列伝」を引っ張り出して、ディオゲネスの項目を読み返した
プラトンによれば、ディオゲネスというのは「狂えるソクラテス」であるそうだ
高学歴のホームレスは珍しくも無い世の中
早稲田出ててワーキングプアとか、世知辛い世の中だな…
ブックオフで買ったなつかしのゲームブックをヤフオクで転売したら5万ぐらい儲かった
うひょひょw
375 :
名前は誰も知らない:2009/09/24(木) 00:37:38 ID:Mg6SANZdO
嫌なやつだな
376 :
名前は誰も知らない:2009/09/24(木) 01:04:11 ID:iFZJmldjO
人生ボロボロな24の男ですが、これから元気ややる気が出てくる本てないですか?
やる気元気井脇?
24なんてまさに人生これからじゃん
本なんて読まんでもよく寝てしっかり食べれば気持ちも上向きになるよ
町田康のエッセイなんか読むと肩の力抜けるよ
ダメな自分も少しは愛せるかな・・・と
最近ポー川のひかりって映画観たんだけど
本好きには色々考えさせられるし突き刺さるモノがあるので推してみました。
まんが道を全部読むんだ
上原隆「友がみな我より〜」
382 :
名前は誰も知らない:2009/09/24(木) 10:28:45 ID:oeikEsul0
おれもまんが道すきだ。よく読む。
料理作ったり映画見に行ったりする生活が出ていると転がすき。
漫画は読まないんだが、トキワ荘ものはよく読む。
村上訳の『グレート・ギャッツビー』を読んだんだがあとがきに『ヘミングウェイやトルストイはフィッツジェラルドに比べると作品の賞味期限が短かった』
といった事を言ってるが、実際そうなのかな?ヘミングウェイとか読んだ事無いんだけど
384 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/09/24(木) 17:27:42 ID:Ej8CRndI0
「まんが道」はいいね
385 :
名前は誰も知らない:2009/09/24(木) 18:36:18 ID:ikjemHCWO
まだ60ページしか読んでないけど、
ジュリヤン・ソレルは頭いいな。
あまり人と多く接してるわけじゃないのに、
考える力があるというか、駆け引きできる
。19才で。
「こころ」を読んでみた
教科書で一部読んだ時は面白かったが
全部詠むと先生が自殺した理由が?だった
先生が?その前にKが自殺した理由は分かったのか?
kはお嬢さんの事が理由だとわかったけど
先生はナントカ将軍の殉死をしたんだよな?
その辺がイマイチ理解できんかった
この季節は読書が捗るなぁ。
知的なハンドルネームだな
「リファクタリング・ウェットウェア」という本を読んでる人いる?
訳がいまいちなのか、俺の頭がいまいちなのか分からんけど、
読んでても文章があまり理解できない。
iPhone買ったから、青空文庫からダウンロードして読んでみるよ。
>>372-373 ニートになったばっかりの頃、高野秀行の「ワセダ三畳青春記」を読んで
オレも真人間んいならないとって思ったが、ニート抜け出すのに4年かかった・・・。
つっても早稲田なんて行ってないし、大学すら行ってないが。
ただ言っておくが最終学歴は高卒じゃなくて専門学校卒だからな(# ゚Д゚)
一ヶ月で20冊本を読むのが目標
>>392 オライリーの本はそんなのばっかだよな。
文章以上に実用書翻訳本の慣れみたいなのが必要な気がしたよ。
要するに、右脳と左脳の連結を上げていきましょうって話だったよね。
昔のオライリーは硬派なUNIX本が多くてよかった
Java時代になってから何かおかしくなった気がする
>>396 中には読みやすいのもあるんだけどね。
でもこの本は英文を読んでるような錯覚すら感じた。
>>397 HACKSシリーズとかゲームデザイン関連は
特におかしい。
399 :
名前は誰も知らない:2009/09/26(土) 21:28:08 ID:FfjlI+Ee0
>>394 その本名著だな。
その作者と彼女が つきあい始める章の話が胸がきゅんとなる。
400 :
名前は誰も知らない:2009/09/26(土) 22:07:08 ID:LIUajFwC0
>>362 出来たら出来たで
卑屈だぜ。
マルコ ポーロが
読みたい秋の夜長
喫茶店で、
モリエールの「人間ぎらい」読んでて、
笑いをこらえるのに苦労した。
>>388 たまたま時代の変換期だったこともあって、お嬢さんの件を「今どき、そういうのも
アリだよな。kは新しい時代に似合わずナイーブすぎた」と割り切ろうとするも、
やはり罪悪感は消えない。
なぜなら、先生もまたkと同じく「今どきの人間」ではなく明治の古い価値観に
縛られた人間だから。と、先生は考えた。
ちょうど明治天皇の後追いをした乃木将軍のこともあって、古い時代の価値観から逃れ
られずに新しい時代を苦しんで生きるよりも、乃木将軍のように明治と共に死んでし
まおうと決心した。
本質的には、時代の変化うんぬんじゃなくて、友達に対しての不誠実を詫びることも
開き直ることもできなかった先生の弱さなんだけども。
という風に俺は理解した記憶がある。
読んだのがだいぶ前だからウロだけど。
403 :
名前は誰も知らない:2009/09/27(日) 10:44:21 ID:2z9VcLtt0
『一瞬の風になれ』が文庫化されたので、一気に読んでみた。
読了直後→こみ上げるような熱い感動。
就寝前→「オレには縁がなかった青春…」という哀しさ。
死体のある光景
これはかなり興味深くて購入。
本じゃなく、写真集だけど
どういう本?
「容疑者xの献身」の石神に感動した。弧男なら心動かされるはず。
>>406 シリーズ物らしいけどそれ単品で読んでも大丈夫な感じ?だったら読みたい。
天使と悪魔
やっと手に入れた。
かなりおもしろいね。やり取りがテンポよくて良い
ロバート・ネイサン
「ジェニーの肖像」
傑作。弧男向き。騙されたと思ってどうぞw
甘く切ない不思議な純愛。
映画化されているので文庫本が手に入らない場合は
そちらをどうぞ。
あんま覚えてないけどタイムトラベルもんだよな。
今度創元から出る「時の娘」が楽しみ
>>407 俺も容疑者xから入ったけど、これは面白かったよ。
逆に本筋の短編はなんか無理やりシリーズ化用の為に作らされた
感じでイマイチでした。
413 :
名前は誰も知らない:2009/09/29(火) 00:53:09 ID:m4b2UXQ0O
ドストエフスキーなかなか読みづらいな
途中で挫折しそうだ
喋り方くどいんだよあいつ。
もう少し理路整然と字数節約して書けないのかな。
ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟がおもしろいと聞いて買ってみたけど
途中で読むのやめちゃった。
学生の時代の話だが。今でも無理だな。
おもしろいと感じないw。
それでも村上春樹信者です。
俺は純文学とか哲学書とか内容が読み取れないから読めない。
だからもっぱら実用書のみ。
>>416 だったら『地下室の手記』みたいな
薄っぺらいのから読んでけば?
読書ってそういうもんだと思う。
むしろドスト読めればもう怖いものはないと考えればいいじゃないか
ドストエフスキーとかプルーストとか『あんなもん逐語的に読んでるやつなんていねえよw』とフランスのプルースト研究者が言ってるぐらいだからなw
地下室の手記、後半はあるあるだったけど前半イミフだった
文学は読んだからってべつにプラスになることはない。
面白くなければ読まないでいい。
むしろ理系の本を読んだらいい。
こちらも面白くなければ読まないでいいけど。
本なんて、
どんなものにしてもプラスになるかどうかは読んだ人次第だろう
全くその通りだな
とんでもなく糞みたいな本だって、「何故こんな本が書かれてしまったのか」
ということを考えたりすると良い発想が生まれることもあるし
まあ、へんな本読んで犯罪に走ってみんなに迷惑かけるようなことだけしなければいいと思う
>>424みたいな感じで読むのもいいし、中の知識だけ吸収するために読むのもいいし
作者の表現力に酔いしれるのもいいし。その人にとっての糞本はある人にとっては良本かもしれない
アマゾンの「余命1ヵ月の花嫁」て本のレビューが満点ばっかなんだけど、一番「参考になった」が多い人によると、低評価のレビューがことごとく消されてしまったらしい。
こういうことってアマゾンではよくあることなの?
低評価、っていうか読んでない人たちによるAV出演だのなんだのの罵声が凄くて
TBSが文句つけたか尼の判断かは知らんが、火種になるまえに消したんでしょ
DQ9のときも発売前低評価レビューが一気に消えたが、普通の本についてはあまり心配しなくていいこと
>>413 出版社は文藝春秋
容疑者xは単行本で買った。
イマイチって書いた方は文庫の2冊(シリーズ1、2)。まぁ個人の意見なんで
松原惇子著 これで解決「ひとりの老後」
シングル女性向けの本なのだが、男の俺が読んでも人事とは思えない。
参考になり身につまされる。
一人で老後を迎えることが、いかに大変であるかがわかる。
40代以降の方は読まれてはいかがか。
ウエルベック「素粒子」読了。
こりゃ問題作だわ。
性描写がちとうざいが、非リア充ならおススメ。
431 :
名前は誰も知らない:2009/10/02(金) 23:46:15 ID:9/uG0258O
>>428 後れ馳せながら返答ありがとう。買ってみようと思います
>>430 なんか面白そうな本だな。
三島の金閣寺読んだ。確かに地下室の手記と並んでいかにもこのスレ向きな本だった。
俺は地下室も金閣も全体としてはさほど共感できない派なんだが、
それでも序盤は実に強く感情移入させられた。
「孤独はどんどん肥った、まるで豚のように」の名文句で最高潮に達し、
後はなだらかに下って萎んだ感じ。
それから、確かに文体はいいね。小難しい言葉も多いのになぜかすっと入ってくる。
共感の有無に拘らず「ああ、文学って物に触れられた」と感じた。
>>406 わかるよ。
そして些細な触れ合いが凄く心を助けてることも。
泣いたよ
司馬遼太郎「翔ぶが如く」全10巻読了
長かったぁ…
悪くはなかったけど、「竜馬がゆく」や「坂の上の雲」の
ような読後のカタルシスは全く無いw
司馬遼太郎に戦争を書かせると戦闘場面がやたらと長くなるよな
しかもつまらない
とぶが如くは司馬なりの教科書
もはや小説ではない
437 :
名前は誰も知らない:2009/10/03(土) 20:42:11 ID:kMSCoxAvO
作家は何を嗅いできたのか
臭い(におい)という観点からみたユニークな文学論
江戸明治大正昭和のそれぞれの時代の作家の臭いへの観点が面白い
やっぱり昔は臭かった!w
シグルイやら竹光侍やら杉浦日向子やらなんやらの江戸漫画読むとその時代に生まれて見たかったとか思うが、やはり臭かったのだろうな
女のビシッと決めた髪(高島田とか)が、セット崩すの嫌さに洗わないのでムッと臭うというのはなかなか面白い
口述筆記らしく意味が通じにくいところがあるのが難
438 :
遠外者 ◆DxgwL./BZw :2009/10/03(土) 21:09:02 ID:igo5+LC/0
439 :
名前は誰も知らない:2009/10/03(土) 23:14:02 ID:yBnsaQ5t0
国内現役作家の小説、文庫で入手可能、長編、を条件にチョイスしてみました。
花村萬月『風転』
主人公ヒカルは父を殺し、ヤクザの鉄男とバイクで旅に出る。
独特の倫理観、物差しを持つ鉄男との対話に様々な影響を受け、
旅を続けながら成長するヒカルの姿は、現代のロード教養小説、
と言えるかも。
春江一也『プラハの春』『ベルリンの秋』
外交官として東欧に赴任していた経験を持つ著者の、当時の「時代」を
切り取ったような小説。外交官堀江と反体制活動家カテリーナの恋、
迫る秘密警察の殺し屋・・・読み始めるとなかなか途中でやめられなく
なるので、タイミングを選ぶ必要アリ。
『ベルリンの秋』は独立した物語ですが、プラハの春の続編。
丸山健二『争いの樹の下で』
若くして芥川賞を受賞した著者の、独特の文体で語られる物語。
ちょっとクセがあるから、好き嫌い別れるかも。
でも相性が合えば、ちょっと無視出来ない凄みを感じるはず。
高杉良『生命燃ゆ』
コンビナート建設に、文字通り命を削って挑んだ技術者の物語。
ストレートに堪能できれば、きっと涙が止まらないです。
昔の丸山健二はいいね
それとウエルベックは痛い小説ばかり書くんでおもろいよね
「千年の瑠璃」は一回挫折して結局2年かかって読みきった
気分が乗ってないと読めないんだ丸山健二
長編なら水の家族とか、短篇なら、緑のカーテン、正午なりなんて凄く好きだわ>丸山
あ、千日の瑠璃だった
445 :
439:2009/10/04(日) 08:59:12 ID:7DEgYllg0
>>442 >気分が乗ってないと読めないんだ丸山健二
あ、オレもそうですw。だからここ3〜4年の新刊はまだ積ん読状態。
『千日の瑠璃』は、一気読みよりも時間をかけて敢えてジワジワ読む方が
味わえるような気がしますね。
446 :
名前は誰も知らない:2009/10/04(日) 14:23:06 ID:hlAvN7VXO
川本三郎「向田邦子と昭和の東京」
言葉、食卓、家族、街並み。
現代は何を失ったのか?
俺は「父の詫び状」(あらゆるエッセイの中でベスト!)の厳粛だが照れ屋な「父」が
大好きなのだが、 「父」のような 性格の人は人格異常者扱いされるような
世の中になってしまった。
悔しいよ、俺は。
447 :
遠外者 ◆DxgwL./BZw :2009/10/04(日) 14:41:56 ID:WDd6ickd0
価値観は時代とともに変わるって事だな
>>439 花村萬月『風転』
面白そう、読んでみるよ。
この間読んだ、花村萬月『ワルツ』も良かったし期待できそう。
対人関係の本を読んだが
実践する機会が無い件について
エロサイトの「動ナビ」トップの管理人コメント、なんか面白くて読んじゃうんだよ
オナる前の儀式ってほどでもないんだが
で、今日、そこで取り上げられてた「日本昔話」の「とうせん坊」、
エロ動画ダウンロードする前にyoutubeで見て泣きそう・・・
もう今日シコらないで寝るわ・・・
あんま読書と関係ないししょーもない話ですまん
リルケの「若き詩人への手紙」は孤男の座右の書だな
>>448 実は『ワルツ』も棚で熟成中w
ハズレ知らずな作家はあと何人かいるので、またそのうち折を見て
3〜4冊ピックアップしてみますね。
マンガだが、評判が良い『宮本から君へ』を一気読みしてみた
ドストエフスキーの長編と同じような読後感
なんなんだこのマンガは……すごすぎるぞ、いろんな意味で
映画『キャッチミー・イフユーキャン』の原作読んでるが凄いな
俺はバイトに持ってく履歴書の学歴をちょっと詐称している程度だが
455 :
名前は誰も知らない:2009/10/07(水) 01:55:16 ID:KOqwLco8O
川島誠の「800」を読んでたが青春すぎなのが耐え切れなくて途中で挫折した
456 :
名前は誰も知らない:2009/10/07(水) 02:15:18 ID:jrJKXCwS0
ヘッセの「車輪の下」読んだ。もっと早く読むべきだった。
車輪の下に引かれないように頑張ろうと思う。
457 :
名前は誰も知らない:2009/10/07(水) 02:26:36 ID:TOR8q8mH0
458 :
名前は誰も知らない:2009/10/07(水) 13:03:10 ID:7ixQodibO
花村萬月はかなりハマったな
「たびお」
少年がカブで全国を旅する話
あとタイトル失念したが、自伝小説も面白かった
孤男に向いてる作家だと思う
バイク好きならたまらんだろな
芥川受賞以降終った感が強い作家だな
460 :
名前は誰も知らない:2009/10/07(水) 17:57:12 ID:ry7y51J5O
雨の日の読書。いいねぇ。
>>458 俺も読んだよ、1000ページあったけど面白かったな。
旅するなら危ないから車にしといたほうがいいぜ
ルソー『孤独な散歩者の夢想』
トルストイ「人生論」10ページで挫折
古本屋でゲットした埴谷雄高「虚空」読了。
読みにくかった。
「死霊」も昔読んだけど、よく途中で投げなかったな、と自分を褒めたい。
速報
2009年のノーベル文学賞は
Herta Muller
に決定しました
読みたい気もするが過去の邦訳も長編だし敷居が高いな
ノーベル賞も最近は知らない作家ばっかりだぜ。
五木寛之の新刊を買ってきた。「人間の運命」
「大河の一滴」は心に沁みるものがあったけど、それ以降はガツンとくるものがない。
内容も似たようなもんだし。分かっているけど、つい買ってしまうんだよなあ。
471 :
名前は誰も知らない:2009/10/10(土) 15:37:20 ID:Wb3tcKAMO
前に人生が変わった本はありますか?という質問があったが、
趣味が一つ増えたという意味で変わったのは「古典落語」。
立川談志が「落語とは人間の業の肯定である」、つまり
人間のおろかしさも含めて認めてあげるのが落語だ、
と言っていたが、落語には人間像のパターンが全てある。
読んで驚き、聞きにいって感動した。
TSUTAYAいったらムーが大量に入荷されててワロタw
473 :
名前は誰も知らない:2009/10/10(土) 22:53:40 ID:6E9cvl9S0
総理妻の影響かw
落語が特別ではない。
文学はたいがい業の肯定だろ。
持ち上げすぎだよ。
475 :
名前は誰も知らない:2009/10/11(日) 10:49:12 ID:eMsfrgW9O
それもそうだな。
だが落語は笑いの中に「人間の業を肯定」するからいいんだな。
辛いときも人間がやってること考えてることなんて
くだらなくて馬鹿馬鹿しいや、という。
「人生の醍醐味を落語で味わう」という新書が出ていたから、読んでみようと思う。
476 :
名前は誰も知らない:2009/10/11(日) 12:51:16 ID:eMsfrgW9O
川本三郎「林芙美子の昭和」を読むために林芙美子を
全部読もうと思う。
「放浪記」は素晴らしかった。
>>457 西尾幹二の『国民の歴史』(改定版)が文春文庫から出ているけれども、
全く売れていないね。
チャンネル桜とか好きな人買わないの?
落語は文字で読んでも面白いな
ちくま文庫は重宝してる
479 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/11(日) 17:46:11 ID:wsWl8rVW0
>>477 初版が出たときにはバカ売れしたんだけどな
分厚すぎて読みきれなかったんでしょう
川本のノスタルジー趣味は好きだけど、近年の彼は一部の時代に偏りすぎてて正直つまらないと思うことも多々ある
481 :
名前は誰も知らない:2009/10/11(日) 19:11:02 ID:eMsfrgW9O
>>478 よくこんなに洗練された話を考えたもんだと感心するよな。
CDだとぞろっぺえな志ん生と端正な文楽の聞き比べが楽しい。
中野翠「今夜も落語で眠りたい」をたよりに何枚か買ってみた。
孤独だから漫画読んでる。
>>481 いろいろなタイプの人が出てきて賑やかで
聞いてると、自分が孤独であることを忘れられるんだよな
寝る前にニコ動で落語聞くのが最高の幸せだわ
志らくの『雨ン中の、らくだ』読んだが、まあまあ面白かった
だが『赤めだか』にはかなわんな
志ん生は滑舌が悪すぎて何を言っているのかわからない
CDなら志ん朝、文珍、志の輔あたりが好きだな
最近寄席に行ってないな、末広亭ってまだあるんだろうかw
485 :
名前は誰も知らない:2009/10/12(月) 13:58:20 ID:wabt1x4WO
夏目房之介「孫が読む漱石」は面白かった。
本業の漫画関連の本も読んでみようと思う。
486 :
名前は誰も知らない:2009/10/12(月) 15:26:30 ID:RMj3NwMhO
>>479 大学生のとき通学電車であの分厚い本読んでた
今思い出すと恥ずかしい
落語の話だが談志師匠は奇才と言われてるみたいだけどなんか聞き取れない。
日本のミステリーでかなり物語に引きつけられるような小説無いかな?
福沢諭吉「文明論之概略」
美しい文語体の文章で、声に出してリズミカルに読むと気持ちがいい。理解しやすいし。
井上夢人でいい本ある?
クラインの壺、超おもしろかった。一晩で一気に読んだのは久しぶり
クラインの壺は面白かったな
岡嶋二人読みまくってる
>>489 メドゥサ、鏡をごらん
オルファクトグラム
風が吹けば桶屋が儲かる
俺は井上だとこの3冊がすき
ユルスナール読み始めた。30ページ過ぎてのってきた
>>490 あの話を1989年に思いつくのがすげえよな。
実際この世界も本物かどうか実はわからんという自論から、クラインの壺を
読んでみた。
>>491 おおありがと。
さっそくアマゾンで買ってみよう。
吉田修一の「パレード」がよかった。
共同生活する5人(数はうろ覚え)の若者のそれぞれの視点からの日常を描くという作品で、吉田さんにしては主題が明確でわかりやすく考えさせられるもので好きだった。
主題を簡単にまとめると、他人のことなんて見えている部分からしか判断できないし、他人の心の内を理解しようと思っても、その人物が本当のことを言っているかどうかを確かめることはできず、結局のところ他人を理解することなんてできない、みたいな感じ。
今まで特に意識していなかったが、自分以外の人間のことをほとんどわからない状態って孤独だよなあと思った。みんなわかっているふりをしているだけなのかなあと。
読了後すごい虚無感に襲われてしまった。
494 :
名前は誰も知らない:2009/10/13(火) 13:18:34 ID:LmZgJTEs0
495 :
名前は誰も知らない:2009/10/14(水) 12:43:51 ID:310bWOaPO
弧男ならセリーヌくらい読むよな
496 :
名前は誰も知らない:2009/10/14(水) 13:48:11 ID:ZdwDA5oqO
以前に、本を読むくらいでは人生は変わらない、という話があったが、
俺は学生時代、福田和也「なぜ日本人はかくも幼稚になったのか」と
その続編には救われた。
自分はとびきりのいい子でずば抜けた模範生だったため、
屈辱的なボロ雑巾のような思春期を過ごした。
福田先生のおかげで自分を肯定することができた。
偶然手にすることがなかったら、俺は学生時代に
自殺していたかもしれない。
福田先生に感謝。
自分を肯定するのはいいが、周りを安易に否定してばっかりなのはやめとけ
自己肯定の為の世界否定は筋違い
ドストエフスキーの罪と罰買った
そして売った
500 :
名前は誰も知らない:2009/10/15(木) 12:04:25 ID:4mK860rX0
ブコフでドストエフスキーの罪と罰買った
501 :
名前は誰も知らない:2009/10/15(木) 12:08:33 ID:1bM+LLLsO
>>497 俺自身が否定され続けて生きてきたのだが、俺を否定する奴に
対して否定するなという声がかかるのを一度も見たことがないな。
502 :
名前は誰も知らない:2009/10/15(木) 13:15:22 ID:1bM+LLLsO
追記
俺は否定の中身を問題にするので、「否定するな」とざっくり否定を否定することはない。
何も否定せず生きることなど不可能だということを分かったほうがいい。
お前は甘やかされて育ったからそんなことも分からないのだろう。
>>501 肩の力を抜けよ
お前を否定した奴らと同列になりたいのか?
505 :
名前は誰も知らない:2009/10/15(木) 16:15:10 ID:1bM+LLLsO
「他人を否定するな」なんて言われたら
「お前は神か」としか言いようがない。
思い上がるのもいい加減にしろ。
いったい何様のつもりなんだ?
506 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/15(木) 16:20:52 ID:DxnQdCV30
「否定から対話へ」とか言っても難しいよな
現実的には
>>505 おまえは自分自分自分自分ばっかりで見苦しい
おまえこそ自分を信仰しすぎ
>>505 自分が正しいと思うなら、そう言えばいい
証明する必要も無い
何か助けにすることが出来るはず
509 :
名前は誰も知らない:2009/10/15(木) 17:56:40 ID:8mKTG8BZO
先生と呼んじゃう心境はちょっとね
気をつけないとカルトにスッと入り込まれちゃいそう
510 :
名前は誰も知らない:2009/10/15(木) 18:11:14 ID:1bM+LLLsO
>>497 さて、この流れで重要な質問をしよう。
俺の書き込みの中には何かを否定するような部分はないのだが、
なぜそれで否定してばっかり、と書けるのだ?
理由を答えろ。
統合失調症か犯罪者かどっちかだろう。
なぜお前がシャバにいるんだ?
檻に入れ。
入る前に質問に答えろよ。
512 :
名前は誰も知らない:2009/10/15(木) 18:17:06 ID:1bM+LLLsO
>>507 なぜ俺が自分自分なのか教えてやろう。
業者には金とられるし、医者には俺のほうが統合失調症だと
いうことにされるので、このやり方しかないから。
>>497 答えろよ。
横からだけど、特徴がありすぎるから誰にだって判別できるんだよおまえの書き込みは
514 :
名前は誰も知らない:2009/10/15(木) 20:36:30 ID:N8z9jgVn0
流れを断ち切って(というか戻して)本の話をするが、
トイレ読書用(大をする短時間の読書用)に、
『日々の非常口』アーサー・ビナード(新潮文庫)を買った。
アメリカ人でありながら日本の文化に造詣が深く、
読んでて「ほほ〜、なるほど〜」と思わせてくれる箇所がいくつかある。
ちょっとだけ残念なのは、
日本を礼賛するあまり、米国の歴史や現状を時折否定的に描くところだが。
515 :
名前は誰も知らない:2009/10/15(木) 21:04:52 ID:1bM+LLLsO
>>514 考えは人それぞれなんだ!
その著者の考えを否定するな!
書籍の批判を書く人を見ると辟易するんだ!
否定するな!
(俺につきまとうメガトン級馬鹿のマネ)
>>497 6年経った。
まだ逃げきれると思っているのか?
質問に答えろ。
キモい
他所でやれ
>>513 どっかで見たことあると思ったww
マジきめぇ
井上夢人のオルファクトグラム、
最初の数ページで一気に惹き込まれた。
『ウソだと思うなら、眼を閉じてごらんよ。、それだけで
あんたたちの信じている世界は消滅してしまうんだから』
最高です
519 :
名前は誰も知らない:2009/10/15(木) 23:31:54 ID:sb8i7qjV0
重松清の「きみの友だち」
新潮文庫の限定スペシャルカバーになってたから買って読んだ。
ピンクのカバーがかわいい。
孤男はいろいろ考えさせられる内容だと思う。
520 :
名前は誰も知らない:2009/10/15(木) 23:33:17 ID:1bM+LLLsO
「とびきりのいい子でずば抜けた模範生」の読書好きw
読書で人生変わってこれじゃ、まじで読書意味ないわww
笑点は毎週見てるけどちゃんとした落語は聞いたことなかったなぁ
スタンダールの『パルムの僧院』を読んだ。『赤と黒』の方が有名だけどこっちも面白いよ。
なにこいつきもい
524 :
名前は誰も知らない:2009/10/16(金) 00:50:29 ID:6gBHISA3O
トイレ読書用の本はやっぱショートショートだな
長編作品を持ち込むと人間の最もプライベートな営みの空間で籠城する羽目になる
いまさらだが1Q84読んだ。
感想としては春樹ワールド全開、意味不明だけど引き込まれる。
パラレルワールドがいつものように物語の中核を担うんだけど、今までのと少し違ってなんか欝欝してないで、終止一貫して爽やか?な感じだった。
最後の空気さなぎの描写の所は泣けた。
村上春樹の言い回しがくどくて読めない、これだけ騒がれているのだからちょっと齧りたいんだけど
>>527 くどいと感じるか美しいととるか人によって違うか…。
くどくどした描写が比較的少ないのは、アフターダークくらいかな?
ねじまき鳥はくどくどの最高峰。
529 :
名前は誰も知らない:2009/10/16(金) 03:12:23 ID:6gBHISA3O
>>497 被害調査を始めてから6年経った。
寝てもさめても被害調査だけに全ての時間を使う日々が6年続く。
それがどれだけのことなのか想像ができるか?
おいゴミ虫。
放し飼いされたサル。
質問に答えろ。
早く答えろ。
日垣隆はいい加減にしろよ(笑)なんて笑ってる場合ではないな。
野放しにされた統合失調症のこの恐ろしさ。
立場を逆転させて後はふんぞりかえる無神経さ。
統合失調症はちゃんと檻の中で生活してほしい。
530 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2009/10/16(金) 03:14:41 ID:qkRUDX6s0
村上読んでみようかなぁ・・・
春樹読むならできれば初期から順序を追ってその変遷を確認するのを薦める
現在までの作品の変化の中で何を得たのか、何を失ったのか、一作家の軌跡として興味深いよ
物語の厚みや思索的な深みはもちろん経験を経た後期の方が増してるだろうけど
それでもなお初期から中期までの叙情とミニマリズムの方が遥かに好きだな
532 :
名前は誰も知らない:2009/10/16(金) 04:11:20 ID:dt47el4GO
春樹は気持ち悪いの一言に尽きるな
そういう声も無理はないと思う
はっきり言って1Q84の美少女趣味や性描写、主人公の鼻につくモラトリアムぶりなんかうんざりしたもんな
そのへんの陳腐さと背中合わせの作家だから耐えられない人は注意だ
534 :
名前は誰も知らない:2009/10/16(金) 04:56:35 ID:+btClglH0
オレは
羊をめぐる冒険 → ダンス・ダンス・ダンス
の流れが好きだな。
春樹に対しては好きと嫌いがかなり強く混ざった感想を持っちゃうんだけど、
一度話題に乗るとこれだけ賛否両論賑わうわけで、
そして著作は売れ続けるわけで、やっぱ文句無しの第一人者だよな。
不思議な存在だ。1Q84は文庫になったら読むと思う。
536 :
名前は誰も知らない:2009/10/16(金) 06:07:11 ID:dt47el4GO
孤男気質な奴が春樹好きってのは意外な気がするけどな
春樹の気持ち悪さは孤男ならばより強く感じるもんだと勝手に思ってた
春樹は、風の歌を聴け〜ダンスダンスダンスまでが一番好きかな〜。
まぁ、読んでおもしろいと思う。春樹信者の一人かも。
中学のとき主人公のクールっぷりwに憧れていました…
ノルウェイの森映画化と聞いて夏に何年ぶりかに読み返してみたんだけど
当時も嫌な終わり方だなと思ったが、結局俺何も理解できん
ラストシーンの後なんでワタナベ君自殺してないの?なんで冒頭で生きてるの?
ここ春樹スレじゃなかった。すみません
あとまた数年たったら読み直すことにする
540 :
名前は誰も知らない:2009/10/16(金) 12:20:15 ID:6gBHISA3O
>>497 俺は6年間、全ての時間と力を被害調査にかけてきた。
まだお前は逃げるつもりなのか?
お前はそれでいいのか?
お前は人間なのか?
人間なら質問に答えろ。
これはヤバい
スレ読んでて、村上春樹読みたくなった
でもその前に消化したい本がいっぱいあるし、村上春樹は本気で取り組むと一筋縄では読み解けなさそうだから
だいぶ先になりそうだ
543 :
名前は誰も知らない:2009/10/16(金) 13:19:31 ID:6gBHISA3O
>>497 最初は少し探りを入れて統合失調症のメンバーを確認し、すぐ
警察に行くつもりだった。
それで解決の予定だった。
それが6年経った。
何の罪の意識もないのか?
それじゃサルと一緒だろう。
質問に答えろ。
テレビドラマ『世紀末の詩』のノベライズ版を読んだんだが、地の文の表現力の弱さが残念だった。
小説というより、小説っぽいドラマの台本って感じ。
「真実の愛とは?愛は存在するのか?」というテーマや、作品の詩的な雰囲気が素晴らしいだけに、惜しい。
余談だけど、ニコニコに上がってるドラマ第二話を観て号泣したわ
545 :
名前は誰も知らない:2009/10/16(金) 16:23:50 ID:6gBHISA3O
>>497 俺は6年間、被害状況調査になりえるように言葉を選ばなければならない生活
をしている。
日常会話も含めて全てだ。
6年間死んでいるのと同じである。
なぜ統合失調症が数匹放し飼いにされていたせいで、
こんな生活を送らねばならないのか?
質問に答えろ。
546 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/16(金) 16:26:20 ID:C+sNNZMq0
>>545 その統合失調とは、あなた自身ではないのですか?
547 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/16(金) 16:29:56 ID:C+sNNZMq0
貴方の中に棲む、もう一人の自分・・・
>>536 何もしないでも女が向こうから寄ってくるモテっぷり
これを除いては春樹の主人公は200%孤男気質だし孤男のライフスタイルそのものだよ
だからここでも「留保なく好きだとは言えないけど・・・」という条件つきではありつつ、支持が多いんだよ
549 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/16(金) 17:29:40 ID:C+sNNZMq0
リア充の読者も多いよね
村上って
村上春樹と間違えて村上龍の「5分後の世界」にはまった奴居るかな
リア充の読者なんてどんなものにもあるんじゃないかな
一部のマンガを除いて
552 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/16(金) 18:43:23 ID:/V/LNfpN0
553 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/16(金) 18:47:24 ID:/V/LNfpN0
孤とかリア充を超えて共感できる要素があるのかなって
まあほとんど読んだことないから分からないんだけど
554 :
名前は誰も知らない:2009/10/16(金) 18:57:33 ID:ru303LEEO
定期的にガイキチ沸くne!
どっちかと言ったら内容的には村上龍のほうがリア充向きだね
まあ共生虫なんてのも書いてるけど
556 :
名前は誰も知らない:2009/10/16(金) 20:06:56 ID:+btClglH0
>>550 サバゲーやってる奴に勧めたら、
「オレもこういう世界に行きてえ」と言ってた。
『超伝導ナイトクラブ』は
前半のペースのまま、すべて一話完結にすればいいのに、
と思った。
557 :
名前は誰も知らない:2009/10/16(金) 20:11:56 ID:6gBHISA3O
558 :
名前は誰も知らない:2009/10/16(金) 20:15:42 ID:jxCadvq40
統失は都市伝説
春樹は前から好きで、最近龍を読み始めたけど、結構面白い
でも作品数多すぎ
名前聞いたことあるやつから読んでいこうかな
希望の国のエクソダスを希望学繋がりで読んでみたらかなり面白かった
「限りなく透明に・・」は、かなりかたい話のほうじゃないかな
麻薬や乱交とか出てくるけど、「鳥」について語るところがいい
562 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 02:10:25 ID:uephROVmO
お前らもう少し仲良くしようぜ。
564 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 02:43:17 ID:yrtz5mczO
>>563 龍ってDQN的な内容を文学的に綴ったようなとこあるじゃん
565 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 02:49:41 ID:OJH1ZfEHO
誰か今までで一番怖かった本教えて
ください。
自分ホラー系しか読まないので
皆さんの意見を聞きたいです!!
>>565 筒井康隆「走る取的」「乗越駅の刑罰」「生きている脳」
567 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 07:51:33 ID:/29zAdvGO
ヘルムート・トリブッチ 『動物たちの生きる知恵 生命35億年のハイテク』
やはり生物の適応というのはすごいものがあるな
本書で特に印象に残ったのは小さな生物の生存闘争
体が小さくなるというのは単に相対的に回りの物体が大きくなるのではなく、
それにともない力場も変わってくるということ
たとえば水中に棲む虫などは、空気を吸おうとして水面にあがると、
うっかりすると水面の表面張力に捕まって下に降りられなくなる
水面は日常の人間にとっては、単に水がそこで途切れているということでしかないが、
彼らにとっては、運命を左右するほどの力をみなぎらせた特異点である…
本書は邦訳が異様にこなれているのも印象的だった
かなり原文を曲げている恐れもあるけど、翻訳たるものこうあってほしいものだ
568 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 09:34:12 ID:fWVdHrVmO
貴志裕介の『黒い家』
571 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 09:59:13 ID:shJXultZ0
そういえば、しばらく前に超訳ってのが流行ったっけなあ。
>>571 昔の洋楽の日本語訳は、超訳から
さらに跳躍しますw
573 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 12:13:06 ID:/29zAdvGO
暗闇にドッキリ、とかなw
575 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 15:06:20 ID:fWVdHrVmO
576 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 15:16:47 ID:fWVdHrVmO
>>497 質問に答えろ。
俺は6年間集団ストーカー被害の調査だけで生きてきた。
もう直接吐かせることにした。
何十年でも答えるまで答えることを要求し続ける。
トイレで本は読まんだろ
578 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/17(土) 15:20:22 ID:QTiZCkL20
集中しろって
そこは本気になるところだろ
580 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 16:04:28 ID:shJXultZ0
オレも、
トイレで大をしている最中、
風呂で湯船に浸かっている最中、
飯を食いながら、と
いつでもどこでも読書三昧。
581 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 17:21:03 ID:fWVdHrVmO
>>497 俺に対して何をしているのだ?
答えろ。
582 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 17:22:54 ID:fWVdHrVmO
>>497 質問に答えろ。
6年経った。
まだ逃げるつもりか?
オルテガの「大衆の反逆」読んだ。
説明される駄目な大衆の特徴が完全に自分で凹んだ。
藤沢周平の短編集「暗殺の年輪」読了
初期の藤沢作品は暗い・救いがない…
孤男向きとも言える
585 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 19:11:22 ID:uephROVmO
>>583 面白そうだからチェックした。
カラマーゾフの兄弟ってっどうかしらら?
586 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 19:17:33 ID:/29zAdvGO
カラマーゾフ面白いよ
五年、十年ごとに読んでもいろいろ発見があると思う
でも初めてのドストなら罪と罰か、白痴を勧めたいな
俺はカラマーゾフの兄弟は半年前くらいに読んだけど消化不良気味…
また時間がとれれば読み直してみよう。
588 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 20:19:33 ID:fWVdHrVmO
>>497 お前が質問に答えなければ、俺には生きていく術が何一つない。
だが俺は死ぬつもりはない。
何十年かかってでも要求し続ける。
質問に答えろ。
何十年、か。実にお前にふさわしいライフワークじゃねーかw
まあそれはさておき、ちっとも重大じゃないお前の質問は
いつ書いたか、といえば書いてはいなかったろう。
だから何だ?
レスにおいて書いたこと以外の内容に言及してはならぬという
法でもあるなら別だがな。
書かれていなくとも言い当てられることはこの世にたくさんある。
事実、お前の態度が物語っているじゃねーか。
世界に、自分の方を、チューニングしようとしないお前の態度は、
お前にその自覚があろうとなかろうと、意にそぐわないものを
認めない(=否定)ことにほかならぬのだから。
以上、優しい優しい俺様からの最後の忠告な。
安心できたか?ならこれ以降、お前は誰からも注意すらしてもらえない
残りの人生、できるだけ他人様に迷惑かけないように。
497とんでもない地雷踏んだなwかわいそすぎるwww
暇なのかな?
便所の落書きに何十年も粘着するなんてww
どっちもキチガイです
593 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 23:28:12 ID:8rBBz8LR0
>>586 初めてのドフトエフスキーは地下室の手記から入って爆死してしまったw
罪と罰は上巻しか読んだことがないし、白痴も読んだことがない。
せっかくカラマーゾフを読んでることだし、こいつを読み終えてから他のも
読んでみるとするよ。
カラマーゾフ?
294 :この名無しがすごい!:2009/10/03(土) 11:28:14 ID:Vfziz04q
『カラマーゾフの兄弟』
ラシアンズが「そりゃそうでしょうよ」の範囲内でわさわさ動く話
オレ、こいつに同感。
>>497に対して粘着してる馬鹿へ。
お前は病気だから、病院行け。
精神の方な。
596 :
名前は誰も知らない:2009/10/17(土) 23:56:05 ID:5rSdovztO
完全自殺マニュアル
お薦めする
荒らしだろうから、通報してアク禁にしてもらった方がいいかもな。
古本屋で戦前発行のウェーバーの職業としての学問が50円で売ってて
ラッキーと思い買ってきたけど
旧字体多すぎで読みにくいでござる
599 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 00:44:45 ID:mfxpFz6pO
マックスウェーバーはイケメン過ぎて好かん
601 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 01:18:53 ID:/eZzq6aWO
梶井はまさに弧男向きだな。
学生時代に梶井を読んで、
当てもなく知らない街を
夕暮れに独りで徘徊した
記憶がある。
602 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 01:23:31 ID:mfxpFz6pO
>>600 『檸檬』の人やな
青の炎にちらっと出てきたわ
作家の顔は実は重要だ
梶井がもしイケメンだったら…彼の文学史上の位置は変わっていたよ
604 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 05:57:31 ID:/FPt5xi+0
『孟嘗君と戦国時代』宮城谷昌光(中公新書)を読み出した。
この人の小説は、主人公よりも脇役の方に話がそれやすいのが魅力でもあるのだが、
新書では、話がそれそうになるのをグッとこらえてるのが見て取れて、
なかなか面白い。
605 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 07:40:33 ID:wvPU53gwO
>>497 集団ストーカーの何人かはもう事実を認めている。
だが具体的なことは何も言わない。
一生しらばっくれるつもりか?
絶対に俺は許さない。
質問に答えろ。
606 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 09:08:44 ID:wPIdBiZi0
うるさい、どっか他へ行け
607 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 09:56:25 ID:wvPU53gwO
「どうせ集団ストーカーの話だろう」とためしに僕は言ってみた。
言うべきではなかったのだ。受話器が氷河のように冷たくなった。
「なぜ知ってるんだ?」と相棒が言った。「ずっと昔から集団ストーカーはあったの?」
僕は肯いた。
「うん、昔からあった。子供の頃から。
僕はそのことをずっと感じつづけていたよ。そこには何かがあるんだって。
でもそれが集団ストーカーというきちんとした形になったのは、それほど前のことじゃない。
集団ストーカーは少しずつ形を定めて、その住んでいる世界の形を定めてきたんだ。
僕が年をとるにつれてね。何故だろう? 僕にもわからない。
たぶんそうする必要があったからだろうね」
答えてくれているのに続けるってコトは、
実は答えなんて求めていないってコトだな。
粘着絡み自体がもう自己目的化しているな。
「天の光はすべて星」 フレドリック・ブラウン
某アニメの最終話タイトルになったことで復刊したらしい。
トラック野郎ならぬロケット野郎たちの「ヒャッホォォォォウ!」な
物語になると見せかけて、一気にどん底まで突き落とす鬱なお話。
夢は破れ、自分を偽り、同士は狂い、愛した人にはもう謝罪も出来ない。
びっくりするくらい救いの無い終着点で、それでも夜空を眺めて
「あの光は全て星だ。自分は行けないけどいつかきっと誰かが辿り着く星々だ」
なんて思えるもんだろうか。
前半で油断してしまったせいで、読後はやるせなさに押し潰されそうになった。
「それでも人は生きていく」といったテーマが好きなら。
ブラウンは子供の頃2,3冊を読んだっきりだったのだが、こんな作風だったっけ?
613 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 16:03:31 ID:l7ZSvgBk0
いいスレだな。
オルファクトグラム読んだ。
まさかおれがずっと悩んでたヒントがこの本にあるとは・・・。
クラインの壺といい、良い本に巡りあってる
615 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 16:18:58 ID:wvPU53gwO
>>497 俺は真面目一筋で血ヘド吐く思いで必死に生きてきた。
なぜ集団ストーカーなんかに人生潰されねばならないのだ?
俺に何をしているのか書け。
616 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 16:35:05 ID:DhY3tfBCO
>>615 みんなで付け回して情報共有して特殊電波で精神的ダメージを与えついでにペンタゴンと火星人にレポートを送ってました
こう書けば満足するのか?
617 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 16:36:18 ID:iunW87HE0
金が無いから喫茶店で読書も出来ない 金貸してくれ
618 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 16:40:31 ID:DhY3tfBCO
公園で読め
619 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 16:42:07 ID:iunW87HE0
通報されるから嫌だ
620 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 16:45:03 ID:GjHEDG9X0
図書館で読めばいいじゃないのよう
621 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 16:48:38 ID:iunW87HE0
5時で閉まるから夜型人間にとっては使えない施設
622 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 16:52:17 ID:GjHEDG9X0
部屋は駄目なのか?
俺だったら駅の休憩所みたいなところで読むが
大学図書館なら深夜まで入り浸れるんじゃない?
うちの近くのは夜10時までやってる。
なんで自室で読むのがイヤなんだ?
626 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 17:37:32 ID:DhY3tfBCO
構って欲しいからだろう
本読んでる俺かっこいいアピール
628 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 17:46:15 ID:wvPU53gwO
谷口真衣かわいい
630 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 17:51:03 ID:iunW87HE0
自室で煙草吸いながら読むと部屋が臭くなる
>>627 そういうレスをするって事は本を読む事がかっこいいと思ってるんでしょうね
公衆の面前で本を読むなんて歩き煙草くらい下品で腹が立つ行為だよ
632 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 18:16:12 ID:DhY3tfBCO
>>628 集団ストーカー加害者の朝は早い
第一陣は新聞配達員である。
本当は聖教新聞を配りたい気持をグッとこらえながら産経を配達する彼らは
夜間、携帯に送られてきたメール指示に従い、ターゲットを的確に攻撃する。
パターンは限られているとはいえ、対策を封じるべく乱数表を用いている
主な手口は窓に小石をなげる、配達時に咳払いをする、階段を登り始める足を統一するなどである
一連の仕事を終えたのち、各ターゲットの監視役と連絡をとり成果表を作成する(毎月最終木曜日に本部に送付する)
成果表作成後は午前部に引き継ぎをする。彼らは多岐にわたり町中や移動中などあらゆる場面で振り向きやノッキングなどで攻撃する
これで満足か?
>>630 タバコ止めたらネットカフェ代できるんじゃねえの
完璧な集団ストーカーなどといったものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね。
パソコンとかテレビがあるとついつい見てしまうから、外で読みたくなる
636 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 18:48:56 ID:wvPU53gwO
別に本なんて無理して読むべきものでもないんだから
本よりネットやテレビに目が行くのであればそれでいいじゃん
638 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 19:18:07 ID:DhY3tfBCO
>>636 わざわざ書いてやったのに何だそのいいぐさは
639 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 19:20:11 ID:hwhQE496O
春樹が話題に出てたから、カフカを引っ張り出して読み直したけど
やっぱ気持ちわリーなwwなんでこいつは性的な描写をちょくちょく挟むの?
ぺニスの描写多すぎだろ、気持ち悪い
当然硬いぺニスが相手の太股に当たる、みたいなww
そこらへん細かく描写するトコあたりが本当に気持ち悪いわ
マスターベーションをしようとするが思い止まった、とかww
こいつ童貞なんじゃね?何でこんな奴の小説が売れるのか謎
別に物語構成も文章構成も思想描写も大して上手いとも思えんし
>>639 俺春樹嫌いだわ
なんかそのちょくちょく性描写挟むのって
童顔が恥ずかしいからってヒゲ生やすチェリーボーイに通じるものがあると思う
641 :
名前は誰も知らない:2009/10/18(日) 19:56:44 ID:wvPU53gwO
>>641 ぉれぇにぃ何ぃしぃてぇぃるかぁかぁけぇ
>>639 このスレで語る気はないが、読めてないなぁって思うわ
性描写が生理的にうけつけないってのはいいが、最後の批判じみた(実際は批判にもなってないが)一行は恥ずかしい
ガルシア=マルケス「族長の秋」、えらく読み難かった。
>>633 風の歌からだね
性的描写に関しては、
小説の中で、黙っていても人は死ぬし、女を抱くって言ってるから
その辺の考えでもあるのかねぇ。
>>640 童顔が恥ずかしいから髭を生やすチェリーボーイに通じるものが
ある。
うーん、これはちょっと分からないw
まぁ、ダメな人はとことん駄目そうではあるけどね。
646 :
497:2009/10/19(月) 01:13:34 ID:vjS19/WS0
おまえ可笑しいから、みんなと一緒に嘲笑っている
自分を肯定するのはいいが、周りを安易に否定してばっかりなのはやめとけ
自己肯定の為の世界否定は筋違い
もう497には構うな
次からは俺が相手だ
自分を肯定するのはいいが、周りを安易に否定してばっかりなのはやめとけ
自己肯定の為の世界否定は筋違い
自分を肯定するのはいいが、周りを安易に否定してばっかりなのはやめとけ
自己肯定の為の世界否定は筋違い
俺が相手だ497じゃない、俺だ
創刊ほやほや、静山社文庫の『談志の落語一』をさっそく買ってみた
こいつァ面白い。なんか、談志がちょっと好きになれた
村上春樹はブサ面孤がイケメンぶってるところが鼻につくって
>>640は言いたいんじゃないのかね。
わざわざ性描写入れる必要もない読み物って感もある。
それならいっそ団鬼六にでもなれと。
650 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 04:15:27 ID:YX+9ebe00
村上春樹のは、インポ小説だよ、基本。
651 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 04:37:23 ID:LKC33QyzO
「フラニーとゾーイ」読んだ
最高だな
ミステリーは好きだが
本の最初に大人数の登場人物紹介とか現場の鳥瞰図とかが
書いてあるのは読む気が失せる
>本の最初に大人数の登場人物紹介とか現場の鳥瞰図
そう?
ああ、ミステリだなって思えるから、自分は結構好きなんだけど
言われてみると、特別見返すことは少ない
あれは?
解決編前に読者に「材料は全て揃ったので、ここで犯人を予想してください」
って書いてあるやつ。
自分は好きだけどw
654 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 09:03:11 ID:GAeyZLZpO
推理小説読みはじめのころはあれは興奮した
人物一覧はどうでもよかったけど見取図はワクワクしたな
カラマーゾフの兄弟読み始めたけども
いつになったら読み終わることやら…
656 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 10:31:01 ID:DAvkGvKBO
657 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 10:41:02 ID:DAvkGvKBO
>>646 俺は嘲笑われるようなことなど何もない。
ただひたすらに真面目一筋で生きてきた。
ストーカー行為の中身を具体的に書け。
バイクで世界一周の旅をする『さあ、出発だ!』
まだ途中だけどなかなか面白い
>>655 岩波?新潮?光文社?
俺は今日から新潮で読み始める
660 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 13:40:13 ID:DAvkGvKBO
地下室の手記買いに行ったけどなかったので油田爆破買ってきた
663 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 16:49:41 ID:DAvkGvKBO
664 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 17:21:00 ID:GAeyZLZpO
もう充分に答えたろ
読めないなら読書スレにいる資格はないしまとめするなどもっての他
665 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 17:56:11 ID:DAvkGvKBO
666 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 18:06:37 ID:DAvkGvKBO
>>497 俺は血を吐くほど真面目一筋で必死に生きてきた。
それをストーカーに潰されては困るのだ。
質問に答えろ。
667 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 18:11:25 ID:GAeyZLZpO
もう潰れてんじゃん
自重で
あるべき人生てどんなのだったのかね
668 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 18:13:24 ID:DAvkGvKBO
669 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 18:20:54 ID:L5PHiAW90
トーマス・マン、カフカはほとんど読んだぞ。
トルストイも「アンナカレーリナ」を除いて
ほとんど読んだぞ。ゲーテもシラーも結構
読んだぞ。
670 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 18:24:39 ID:GAeyZLZpO
アンカレを読んでないとはもったいない
>>668 質問にはすでに答えてやった
こっちからの問いかけには何も答えないのね
さすが都合のいい精神構造してるね
671 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 18:40:16 ID:bxR+62C30
>>668 おまえが誰から何をされたのか具体的に書いてみなさい。
岡本太郎の『自分の中に毒を持て』はいいよ。
読むと元気が出てくる。
でも何故このタイトルなのか、しっくり来ない。
このタイトルだと、ありきたりの自己啓発書っぽくて、なんか違う気がする。
本のタイトルなんて、意外と著者じゃなく編集者がつけてるもんだよ
>>647 >次からは俺が相手だ
や、お前もやめた方がいいし、みんなもそろそろマジでほっといた方がいい。
前の誰かが書いていたように、こいつ色んなスレで同じコトやってるから。
オレも3箇所見つけた。
分かるだろ?ネタか、真キチガイのどっちかだってのが。
質問に答えろ、書け、と書くこと自体がこいつの目的だってコトが。
だからホント、反応しないように。
オレもここから先は何もしないから。
675 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 20:39:06 ID:DAvkGvKBO
ネタではないことはストーカーがいちばんよく分かっているはずだ。
なんか揉めてるようだけど
両者とも別の場所でやってくれませんかね
俺は通報した方がいいと思うな。
スレにとっても迷惑でしかないし、2chにとっても妨害でしかない。
携帯で荒らしているようだから、効果的にアク禁にできるだろうし。
678 :
名前は誰も知らない:2009/10/19(月) 21:27:39 ID:L5PHiAW90
ディケンズ、バルザック、スタンダールにも手を出した。
プーシキンもほとんど読んだ。レールモントフ、ゴーゴリ、
も大体は読んだ。ドストエフスキーは「罪と罰」「カラマーゾフ」
「地下室の手記」を読んだ。ゴーリキーも短編を主流に、チェーホフも
いくつかの代表作を、ブルガーコフ、ザミャーチンも物色した。
ゲーテ、シラーのほかにシュニッツラーも齧ったし、シュトルムも
結構読んだ。サッカレーも齧った。リルケも少し走った。ブロッホ、
ムジ−ルにも挑戦した。ハウプトマン、クライストも齧り。
モームの十大小説のうち、「白鯨」「高慢と偏見」「赤と黒」「戦争と平和」
「カラマーゾフ」なんかを読んだ。
文学はおくが深いな。
679 :
:名無しさん@平常通り::2009/10/19(月) 21:49:43 ID:ScXzFqnf0
>>634 同意!それで月に一度は読書しにホテルへ泊まりに行きます。
ジョシュ・バゼルの「死神を葬れ」
主人公が超人的過ぎて全く感情移入できなかったが、翻訳が良くてスラスラ読めた。
やるならコテつけてやってくれよ。
わかりやすいから。
>>659 奇遇だ、俺も新潮。
光文社のは読み易そうだったけど一冊が高いし冊数も多かったから。
あと新潮のは帯でこれでもかと絶賛されてたから興味がわいて。
683 :
名前は誰も知らない:2009/10/20(火) 10:22:18 ID:6yqzLacAO
ストーカーの良心がまだ残っていることにかけるしかない。
>>497 質問に答えろ。
孤独だし
読書しようぜ
八冊目
五七調になってるんだな、今気付いた。
685 :
名前は誰も知らない:2009/10/20(火) 13:06:41 ID:GsvEhYtrO
>>683 質問に答えるも何も質問がハッキリしてないじゃないか
同じ文章のコピペにはもう飽きた
一人で続けてアク禁されてくれ
まあその前に携帯へし折ってネットから去ることをお勧めするけど
686 :
名前は誰も知らない:2009/10/20(火) 13:56:57 ID:6yqzLacAO
>>653 それも嫌い
ああいうのがあると1回1回読み返さなきゃいけないし。
すらすら読めるヤツが好きだなぁ。
本格ミステリが嫌いって事になるのかな・・。
688 :
名前は誰も知らない:2009/10/20(火) 17:38:50 ID:XXCwnqdi0
>>686 ここじゃナンだから、
殺したい奴の特徴スレに行こうよ。
690 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/20(火) 19:27:10 ID:3bhEpRO80
「風の歌を聴け」読んだ
フライドポテトが食いたくなった
村上春樹の小説を読むと無性にサンドイッチが食べたくなる
あとビールが飲みたくなる
おすすめのサバイバル小説ない?
春樹訳のグレートギャツビー読んだら何がなんだか分からなかった
R.レッドフォード出た映画版はすばらしかった。
中学生の頃暗夜行路を初めて読んでから
ずっと志賀直哉が好きだ
今日城崎にてを再読したけど、やっぱりいい
しみじみとくる
何年経っても何度読んでも読む度にじわりとくる
旧仮名漢字の版が欲しいなぁ…
『悪人』吉田修一原作 李相日監督クランクイン
主演 妻夫木聡
698 :
名前は誰も知らない:2009/10/21(水) 19:43:25 ID:1JYbxMZi0
今まで山本周五郎の作品には何となく手を伸ばさなかった。
というか有名すぎて今さら手を出せるかと尻込みしていた。
だが、文庫の『天地静大』を読んだら、見事にのめり込んでしまった。
山本作品で押さえておくべき有名作品のベスト3は何だろ?
>>694 『暗夜行路』とか孤男に合ってるかもね。また読んでみたい。
おらが中学生の頃は、大根島のところが模擬試験にでたお。
『城崎にて』もいいよねー。何かいいことを思い出した気分。
図書館で自分のカードで5冊確保し、家族のカードで2冊、そのうちの1冊を読書中なんだが、
さらに4冊早く借りたくてしようがない
まだはじめの1冊すら読み終わってないのにこういうのって病気だよな
>>699 万歴赤絵(万暦だったっけ?)もオススメ
孤男向けじゃないかもだけど
短篇集なんだけど冬の散歩とか朝昼晩とか
これからの季節に読むと結構ぐっとくる
702 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/21(水) 21:44:37 ID:7cWL7coG0
>>652 それは分かる
そういうのを文章だけで描写してこそ物書きと言えるんじゃないの?とか思う
>>700 読み切れるなら良い病気
読み切れないなら悪い病気
>>682 俺は今年中になんとか読み終えるようにしたい
お互いにがんばりましょう
現代語訳版「日本書紀」著:宇治谷孟を読んでるが…神生まれすぎワロタ
地下室の手記読んでるが親近感沸きすぎてずっと笑いながら読んでる
そういう本じゃ無い気がするけど
>>706 それ読んだ時にあるあるwって言っちゃったわ
今は暇な時間があれば夏目漱石と加藤周一の本を読んでる
多分共感率高いんじゃないかな
新訳でも出てるしね
口語訳的な新訳は読みやすいね
本当に冴えない男が暗がりブチブチと愚痴垂れ流している情景が浮かんで来たな
そういうネガティブ方向の共感なら滝本竜彦って人のラノベが良かった
内向的なオタクが最後の拠り所として求めたユートピアとしての「物語」への失望、絶望…
孤男である以前にオタク的なナイーブさが基調としてあるから逆に嫌悪感を示す人もいるかもしれないけど
711 :
名前は誰も知らない:2009/10/23(金) 05:17:13 ID:vJTgar1qO
ラノベはまだ読んだことがない
712 :
名前は誰も知らない:2009/10/23(金) 15:30:09 ID:48P5RvCO0
ラノベ読むくらいならエロマンガ読む
713 :
名前は誰も知らない:2009/10/23(金) 15:30:55 ID:48P5RvCO0
エロマンガ読むというか読んでる
世界の中心で愛をさけぶ
泣けた
>>714 全く主人公に共感出来なかったので泣けない。
ていうか人と付き合うの嫌いだからよくこんな面倒臭い事に首突っ込むなってしか…。
康芳夫 『虚人のすすめ 無秩序を生き抜け』 集英社新書。
本屋に並んでたのを暇潰しに買ったら、めちゃくちゃ面白かった。
康芳夫っていうのは、猪木vsモハメド・アリの試合を実現したり、
人間とチンパンジーの合いの子のオリバー君を来日させたり、
「家畜人ヤプー」をプロデュースしたり、ずっと世の中を騒がせてきた人で、
破天荒そのものって感じ。
こういう人にはすごい憧れる。
本当のインテリってこういうものだと思った。
俺も世界中は微妙だった。タイトルはカッコ良いと思った。
まぁ、綺麗で分かりやすい話(?)ではあった気がする。
718 :
名前は誰も知らない:2009/10/23(金) 18:55:50 ID:1uQmgBwKO
タイトルは良いが、内容は浅はか。
>>706 後半の事件の回想はありすぎて笑ってしまうw
720 :
名前は誰も知らない:2009/10/23(金) 19:47:06 ID:zV3CjNOO0
『小説以外』恩田陸(新潮文庫)の218ページを一部抜粋。
>生まれてから現在までに読んだ本を、
>読んだ順に全部目の前に並べて見せてくれる図書館が
>あったらいいな
こういう図書館があったらオレもぜひ入館してみたい。
孤板で結構あれ読んでる人がいるって意外
セカチュー、映画はテレビでやってたんで見た。
でも、青春時代に経験した恋愛(しかも普通じゃない)を、
大人になったら忘れているってところが気になって楽しめなかった。
>>719 今日半分から最後まで読んだのだが
<さぁ、いよいよみんなに酒壜でもぶつけてやるか>
ふとこう思って、ぼくは壜をとりあげ、そして・・・
自分の杯になみなみと注いだ。
やらねぇのかよwwwって噴出してしまったw
世界が滅ぶか自分がお茶が飲めなくなるかどっちが困るかとか
鬱屈な話のはずなのに同じような事を考えてて本当に楽しく読めた
>>712 エロマンガがラノベの代替品になるのか?
>>725 俺は恋愛小説読むくらいなら、エロ漫画読む。
単に好みじゃないと言うことだろう。
恋愛って種の保存を最優先に考えた結果出された、幻滅をごまかす為の脳の妥協案なんだって。
今読んでる「単純な脳、複雑な私」 著 池谷 裕二 に書いてあったぜ。
…だから何って感じですよねごめんなさいorz。
背中蹴りたいわ
ラノベ=恋愛小説じゃないぜ
俺はハルヒ
>>724 世界が滅ぶ〜のくだりは
寺山修司が「ポケットに名言を」で取り上げられてたから印象にある
角川文庫の寺山本は文章が改変されちゃってるから
後追いの自分としては原文が凄く気になる
やっぱり人権団体とかからクレームがつくから改変するのかな
>>727 科学の本を読むと「人間の行動の裏には本能的な裏付けがある」という論述が多いけど、
それって「本能的な裏付けがあるはずだ」という科学者の先入観が、それらしい結論を導いてるだけの気がする。
>731
科学哲学キター
ダーウィンの進化論など”正しさ”に焦点を当ててる分野があって、
カール・ポパーの反証可能性とかがそのあたりを議論してた気がする。
どの程度”正しい”のかとか割と深遠な問題っぽいよ。
仮説を出して、状況をうまく説明できていたらOK。
だけど、もっとよく説明する仮説が出てきたら前の仮説に取って代わる、とかそんな感じらしい。
似非科学とかはこういった分野ではっきり否定される。反証できないだろって理由で。
>727の著者の本なら俺も読んだことあるぜw記憶関係の研究者だよなw参考にしたぜw
坂口安吾の本買ってきたが桜の木の下なんちゃらが入ってなかった
進化論は目的論じゃなくて結果論。
そういう個体が結果として生き残ったということ。
池谷の説明は人間的解釈。
>>698 「日本婦道記」だけは外さないでほしい。
736 :
名前は誰も知らない:2009/10/24(土) 11:55:31 ID:XN5lCAWRO
ブコウスキーを、ビートたけしが「俺に似ている」と
言っていたので、読んだ。
ビートたけしに似ていた。
>>732 反証可能性かあ。そのカール・ポパーてのを読んでみようかな。
スレチになっちゃうけどさ、問いの立て方が「リンゴは赤いか?白いか?」だったら、
「赤い」か「白い」しか答えが出てきようがないじゃない?
脳科学者ってのも、「○○という現象は脳のどのような機能から生まれているか?」っていう
問いの立て方をしてるから「脳のこういう機能に由来している」という答えになってるだけで、
本当は脳なんて何も関係ないかも知れない訳で、
科学者といえども、自分の立てた問いの仕方に縛られてて、自分で自分を誘導尋問しちゃってるっていうか、
でもその割に自信満々に「これは、こうだ」って断言出来る科学者ってなんなんだろう、とか思って。
「脳科学という分野をやってる自分は似非科学者にあらず」と思い込んでる似非科学者って、
一杯いるような気がする。いや長文失礼。
「科学哲学の冒険」を思い出した
俺自体は実在論には立たないが面白かった
桜の森の満開の下
脳の機能を脳で考えるって時点でパラドックスが生まれちゃうんだよね。
742 :
名前は誰も知らない:2009/10/24(土) 17:37:34 ID:XN5lCAWRO
>>646 「みんな」というのが誰で、どういう手法でそんなことが可能なのか
具体的に書け。
743 :
名前は誰も知らない:2009/10/24(土) 19:30:04 ID:XN5lCAWRO
>>646 俺は6年前まで嘲笑われる理由など何一つなく生きてきた。
6年前からはストーカー被害調査のために言葉を吐いていた
のであって、本意ではない。
つまり、俺に嘲笑われるようなおかしい点など何一つない。
744 :
名前は誰も知らない:2009/10/24(土) 19:31:37 ID:XN5lCAWRO
>>646 「みんな」とは誰のことで、どういう手法でストーカー
しているのか書け。
分かった!
さては藤沢周や町田康の登場人物を
地でやってみるテストだな?
747 :
名前は誰も知らない:2009/10/24(土) 21:17:01 ID:XN5lCAWRO
なんかそんな感じのタイトルのを高校の国語の教科書で読んだ気がする
なんだこの気持ち悪い文章は、と思ってたら途中に「精液」とかそれに近い単語が出てきて
それをうちのハゲ教師が女の子に当てて読ませて俺一気にその先生が嫌いになった
感情をこめず淡々と読んでた女の子もハゲじじいとか心の中で思ってたんだろうな
たまらないシチュエーションだなあ。
>>748 それだ
751 :
名前は誰も知らない:2009/10/24(土) 22:26:12 ID:XN5lCAWRO
>>646 その「みんな」とは誰のことなのか?
どういう手法で可能なのか書け。
>>749 高校でやったのかよ!
かなりグロい内容じゃなかったっけ?生首とか
>>749 今、さらっと読んでみたが「精液」的な単語は無かった気がする。
思春期に気まずい単語っぽいのは「犯す」辺りか。
そして、君の話を聞いて、
高校の時、保健体育の教科書で避妊の項目を読まされた過去を思い出したよ。
友達居ない、休み時間は寝てるだけの根暗野郎がみんなの前で
コンドームとかペッサリーとか言わされたんだ・・・・・・
754 :
名前は誰も知らない:2009/10/24(土) 23:10:58 ID:XN5lCAWRO
>>646 その「みんな」とは誰のことなのか、どういう手法で可能なのか書け。
絶対に書け。
>>749 連レス済まん。
ついでに読んだ
>>739の方に「精液」ってそのまま出てきてた。
君の記憶は間違ってない。
756 :
名前は誰も知らない:2009/10/24(土) 23:20:26 ID:XN5lCAWRO
>>646 その「みんな」とは誰のことなのか、どういう手法で可能なのか、
書け。
>>724 後半を読んでから、改めて前半を読むと面白いよ。
痛みは快楽のくだりも、事件を踏まえて読むと
笑ってしまうw
にやにやしながら読む話じゃないんだけどねwww
あ、坂口安吾のじゃなかったか、
>>752は撤回します
759 :
名前は誰も知らない:2009/10/24(土) 23:35:51 ID:3/bHOp3z0
>>739のファイルをダウンロードして見てみたんだけど短くない?
760 :
名前は誰も知らない:2009/10/24(土) 23:50:44 ID:XN5lCAWRO
>>761 いや、そっちじゃなくて梶井基次郎のやつが短いと思って。
763 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 00:10:03 ID:NDl6WHWKO
764 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 00:41:40 ID:lGisZaIGO
ある程度たまったら通報しろよ
765 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/25(日) 01:19:58 ID:mUrPuD700
>737
大学のとき受けた講義で、ポパーに関する参考書は次の2つオススメされた
哲学と現実世界
ポパーの科学論と社会論
あと、次もオススメされた
「わかる」とは何か 長尾真
767 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 06:03:42 ID:NDl6WHWKO
768 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 06:33:21 ID:Jeh/NkV+O
しつけぇなお前、一体何があったんだよww
769 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 09:11:28 ID:NDl6WHWKO
いや646はストーカーを認めているだろう。
だからそれを具体的に書けと言っている。
ストーカーされているなら自分でわかるだろ。
わからないってことはストーカーされていないってことだ。
771 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 09:18:25 ID:NDl6WHWKO
集団ストーカーを認めてそれで逃げられたら俺はずっと
ストーカーされ続けることになってしまう。
772 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 09:21:23 ID:NDl6WHWKO
自分で分かる。
ネット上で確実に追われている。
なぜか初対面の人が俺を最初から知っている。
見知らぬ奴が店で俺の書き込みの話をしている。
6年間調査し続けた。
ストーカーされていないわけがない。
なぜこんなことになっているのか、どういう手法なのか書け。
773 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 11:25:00 ID:Jeh/NkV+O
ストーカーされる程の人気があって良いじゃねーか
俺なんてストーカーされたくてもされないんだから
何をしでかしたら集団でストーカーなんて素敵な事をして頂けるわけ?
774 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 11:43:16 ID:NDl6WHWKO
何もしてねえよ。
知り合いらしき統合失調症が他板で暴れてたから探りを入れて
たらいつの間にか集団ストーカーになってたんだよ。
その知り合いは実在しな(ry
776 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 13:17:03 ID:lGisZaIGO
777 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 13:35:46 ID:NDl6WHWKO
認めてるだろう、どう読んでも。
778 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/25(日) 13:41:00 ID:Q5FOWMHi0
>6年間調査し続けた。
どういう調査したの?
779 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 13:42:33 ID:XwxIhGUKO
バカでも楽しめる孤男向けの本とかありますか?
ラノベだけど、ネガティブハッピーチェーンソー?は興味ある
780 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 14:09:53 ID:NDl6WHWKO
>>778 ストーカーの気配を感じたらスレの流れ的に少し無理があっても自分語り
をしてみる。そうすると明らかに俺を知っていなければつけられ
ない飛躍を含む書き込みがつく。
これが始まりだった。
それ以降もずっとストーカーが出てきそうなことを書き込んで、
飛躍を記録し続けている。
絶対に妄想などではない。
面識のある複数人につけられている。
なぁ>>NDl6WHWKO
そろそろ貴様に言わなければならないことがあるんだ。
俺も今日まで言うべきかどうか悩んだ。
言わなければお前も俺も普通の生活を続けていくことができる。今までどおりにな。
だが、やっぱりそれじゃだめなんだ。偽りのなかで生きていてはだめなんだ。
それに、もう時間がないんだ。
今、俺はお前に真実を告げる。
2ちゃんねるを見ているのは
ひろゆきと
俺と
お前だけだ。
驚いたか?当然だよな。だがそれが真実だ。
辛かったぜ。お前が2ちゃんを見つけるずっと前から、俺は何十台ものPCに囲まれ毎日2ちゃんを保ってきた。
だから、あの厨房も、あのコテハンも、すべて俺だったんだ。
お前が初めて2ちゃんを見たとき、俺は人生であれほど嬉しかったことはなかったぜ。
時には心苦しいながらもお前を叩いたりもした。許してくれ。
と、今話せるのはここまでだ。もうすぐすべてを知るときが来る。
そのときまでに、心の準備をしておいてくれ。
>>781 ってことは消去法で俺はひろゆきだってことになるのかな。
>>783 そう言われればそこはかとなく既視感が…
785 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 16:54:41 ID:hffU2b3D0
ダメだと思いつつも小説しか読む気がしない
786 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 17:11:13 ID:NDl6WHWKO
俺は6年間、ストーカーとの関連上決まってしまう
言葉しか発することができなかった。
こんな不自由あるだろうか?
そして、その決まってしまう言葉によって嘲笑われるのだ。
こんな理不尽あるだろうか?
>>646 質問に答えろ。
787 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 17:24:29 ID:+dXJyUQR0
永遠の仔読破した。
よかった
おれなんか、ときおり週刊誌に書かれているし、
テレビでそれとはなしに噂されている。
もちろん名前ははっきり出さないけど、わかるんだよ。
それが20年も続いている。
やつらはなぜおれを関し続け、噂し続けるのか。
今でもわからない。
789 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/25(日) 21:05:11 ID:0cf295IA0
>>788 道を歩いて、すれ違う人がみんな咳払いをしたり
家の周りに公明党のポスターがベタベタ貼られてたりするんですけど、
僕も貴方と同じ組織の被害者ってことですか?
790 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 21:38:07 ID:lGisZaIGO
福満しげゆきの「僕の小規模な失敗」でも、
なんとなく街行く人々に見られてる気がするという下りがあったな
俺もそういう時期があった
あれは辛いものだ
見られてるなら見られてるでいいじゃないか
まっとうな職につけばかなり改善するよ
791 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/10/25(日) 21:48:52 ID:0cf295IA0
統合失調症とそういう「視線恐怖」みたいなのはどこで、見分ければいいんだろうな
読書をしても、ドカタと言う産業廃棄物を消滅させる方法が載ってないんだよなあ。。。
793 :
名前は誰も知らない:2009/10/25(日) 23:03:29 ID:Qa/s3AEw0
風が吹くとき
核戦争の恐怖 いいなあ
今度 On The Beach 読んでみよう
それ短めのアニメになってたよね?
それとも題名だけが一緒なのかは知らないがアニメは淡々と進んで怖かったな
あぁ…また聞こえてきた…
トカ トン トン…
>>793 On The Beachってえと、「渚にて」か。二度ほど映画になってたっけ。あの淡々とした描写が、
むしろ怖かった記憶がある。
久々に小説読むべえと思って、古書店でドストの「悪霊」を買ってきた。「罪と罰」を読んだ時に、
かったるい序盤戦を通過してから無茶苦茶面白かった記憶があるんで、諦めずに読み続けて
みようと思う。
797 :
名前は誰も知らない:2009/10/26(月) 08:28:23 ID:9X8HxE8zO
798 :
名前は誰も知らない:2009/10/26(月) 09:11:24 ID:QtKsU99FO
>>794 イギリスの片田舎に住む、老夫婦が核兵器投下を体験する話だな。
コミカルで皮肉な描き方をしてあるけど、
作られてから今までにのこっただけのことはある。
799 :
名前は誰も知らない:2009/10/26(月) 09:58:22 ID:BuNtbyReO
貴志祐介の「新世界より」
ハリーポッター?
途中で読むの止めた
800 :
名前は誰も知らない:2009/10/26(月) 13:26:59 ID:GhTStYTg0
東野圭吾読んでる。
一応話題になったから読まないと。
>一応話題になったから読まないと。
本当に自分の読みたい者を読もうよ、話題とかじゃなくて…。
>>800 東野圭吾は「秘密」が一番好きだな
さまよう刃はグロ耐性ないとあまりおすすめしない、読後感悪すぎ
803 :
名前は誰も知らない:2009/10/26(月) 17:56:20 ID:CYTVsUmb0
白夜行が大好きだお
東野は1995-1999辺りに良作が集中してる
『天空の蜂』が一番好き
>>799 俺は夢中で読んだぜ
SFホラーみたいなもんだ
東野はなんつっても名探偵の掟だな
今東野を支持してる層には受けないだろうけど
>>805 俺も俺も。
でもSFというかファンタジー系というかそういうのを受け付けない人も居るからね。
もったいないと思うけど
808 :
名前は誰も知らない:2009/10/27(火) 00:21:19 ID:++ilniiX0
貴志祐介の「新世界より」、俺は途中で挫折したw
まぁ後半は面白いんだろうけど。
普通にホラーの方がいいなぁ、貴志は。
罪と罰読んでるんだが2割くらいで挫折しそう
外国人作家の作品は登場人物名がカタカナで長いから覚え辛いわー
先に言っておくと、ドゥーニャ=ドゥーネチカ=アブドーチャ・ロマーノヴナ
811 :
名前は誰も知らない:2009/10/27(火) 01:47:33 ID:OpVLJ4nh0
>>810 昔読んだけどその辺の愛称把握するのだるかった記憶がある
あとやたら!が多いw
ちぇ!
812 :
名前は誰も知らない:2009/10/27(火) 04:27:46 ID:I5s/foiNO
へ!へ!へ!
太宰2ループ目。
といっても「人間失格」と「斜陽」だけだけど。
「晩年」は途中で訳が分からなくなった。
次はラノベあたり手を出してみようかと思うけれどなにかいいのある?
変なファンタジーとかホラーはちょっと手を出しづらいけれど。
>>812 何かに影響されやすいのだが罪と罰読んでから
頭の中での口癖になってしまったw
あとドストエフスキーの翻訳みたいな語り方とか
読書を通してだいぶ自己分析が進んだ気がする
勘違いかもしれないけど
>>810 ながっ!マジで読む気なくなるわw
>>813 ラノベか、「文学少女と死にたがりの道化」とかは人間失格を題材にしてるから太宰好きならいいかも
太宰の作品紹介とかも作中でしてるよ
817 :
名前は誰も知らない:2009/10/27(火) 12:52:19 ID:MRDQYdPAO
森見登美彦の夜は短し
読んでるんだけど、酷いな
ぜんぜん面白さがわからんが、なんか人気あるよね
なんか面白さがわからないのが悲しくなる
818 :
名前は誰も知らない:2009/10/27(火) 13:41:33 ID:WPDKujYC0
太宰はラノベ
森見登美彦の太陽の塔なら読んだことある。
作中で、主人公は冴えない男という立ち位置なんだけど、
京大生で仲の良い友達も複数いて、
その上女と付き合った経験があるって、
それは文句なしに勝ち組でリア充じゃないかよと違和感があった。
820 :
名前は誰も知らない:2009/10/27(火) 17:57:40 ID:R7fl8mesO
Winnyの技術 金子なんとか
立ち入った話は分からないけど面白かった
中央集権的なサーバー体制から上流下流を軸とした分散的な自律的ネットワークというのは、本当に面白いことを考えたなあ
戦争はなぜ起こるか 佐藤なんとか
最初に、日本は(特定)アジアに悪いことしたよね、という話で始まるので不信感を拭えない
中国を侵略することを「やめなかった」から太平洋戦争は悲惨なことになった、
やめなかったのは、止めれば当時の政治家のメンツが潰れるからだ…
という滑り出しだが、こういう形で、なぜ日本が特定アジアを「侵略」せざるを得なかったのかという視点を塞いでいるのではないか
終盤では、動物は同じ種の仲間と争いを起こしても決して殺すことはしない、
それに引き替え人間は愚かだ…というお定まりのパターンだが、これも古すぎる見解だろう
畜生もやるときは徹底的にやるよぬ
>>820 他国の領土を侵したのだから「侵略」としか言いようがないし、それは悪いことだ
客観的な動機なり背景の解明は必要だが、それで犯罪が帳消しになるわけでもない
動物ってガンガン同族殺しするみたいやな。
イルカなんかは集団リンチや輪姦みたいなのもあったりかなりえぐい。
チンパンジーは子供を殺すらしいしな。
しかもその死骸を食ってしまうという…
結婚詐欺殺人のニュース見てたら、
「消された一家」を久しぶりに読み返したくなった。
この事件も、きっとノンフィクションになるな。
完全にもうあちら側の世界。読書だけで十分です。
825 :
名前は誰も知らない:2009/10/27(火) 23:21:07 ID:S2oOFsnc0
>>817 俺もやたらイイ評判しか聞かないから興味がわいて読んだが
面白さが全く分からなかった。
世間一般ではああいう女が可愛いものなのだろうか。
あんな電波染みた女が。
木山捷平ユーモア小節選読んだ。
つげ義春みたいなテーマも何もないような風景が好きな人は合うと思う。
講談社文芸文庫が沢山出版しているカルト作家だね。
前に読んだ詩集はかなりカルト的だった。
>>827 講談社のは一、二点除きほとんど品切れだよな
出てたときに買っときゃ良かった
ネガティブ無頼じゃない淡々と明るい私小説っていいよね
内田魯庵の『貘の舌』っていうエッセイをいま読んでる。
我輩は猫であるみたいなユーモラスな文明批評が延々と書いてある。
読んでてニヤけてくる。
明治時代も現代も、人間って変わらないんだなーと思うわ。
830 :
名前は誰も知らない:2009/10/31(土) 02:21:09 ID:eWWJ5it+0
自殺論読んでるけどなんか言い回しがまどろっこしくて嫌になる
漫画でわかる自殺論みたいなのないかね。
そのうち「漫画でわかる漫画」なんてのも出てくるかもな
いや、もしかしたらもうあるか
「サルでも描けるまんが教室」って漫画があるよ。
結構面白かった。同業者からもウケが良かったらしい。
まあそれでなくても漫画のhow to本は漫画で描かざるを得ないからな。
似たようなのはほかにもいっぱいあるんだろう。
>>832 いや、俺が言いたかったのは「漫画ですらも漫画で分かりやすく解説しないと理解できない人がでてくるかもしれない」というナンセンスな皮肉だったんだよ
それはそれとしてサルまんは大傑作だよね
834 :
名前は誰も知らない:2009/10/31(土) 05:13:09 ID:l4M2E14+O
ナンセンスな皮肉w
835 :
名前は誰も知らない:2009/10/31(土) 16:14:46 ID:fO4FVo4WO
バカはなおせる
久保田 競著
頭よくなりたい、芸術的才能を高めたい人にオススメ
>>833 自分はMONSTER一回通して読んだがよくわからんかった
837 :
名前は誰も知らない:2009/10/31(土) 18:29:10 ID:SONp0h5CO
マンガとは何か、みたいなマンガはあったな
外人が描いたヤツ
タイトル忘れちまった。夏目房之助か四方田犬彦のマンガ論読めばたぶん参考文献にのってる
けっこう面白かったよ!
人間失格読んでみたがむずいな
ヴィヨンの妻観に行ったがおもしろかったぜ
人間失格は主人公がリア充過ぎて泣ける
本ってどれが面白いのかわかんない
漫画なら絵が好みとか一話見ればだいたいどんな感じかわかるけど
本ってかなり読んでみないと内容が伝わってこない
大まかなジャンルで探っていくしかないのか
841 :
名前は誰も知らない:2009/11/02(月) 22:21:24 ID:MbPME/hvO
面白いと思える本に出会うまでが問題だな
古典をいきなり、よりも、好きな本を遡るほうが効率は良い
太宰の人間失格読み終えた。
作中の表現にもあるが、なんか内出血のように
やりようのない傷みが残ったよ。
この作品から教訓を得るとするなら…
レス・ザン・ゼロを読んでる
金持ちWASPに生まれてこんな生活してみたかった
>>843 懐かしい
20年ぐらい前に読んだよ
終わったらアメリカンサイコもおすすめ
>>844 アメリカンサイコの映画は見ました
名刺に対するリアクションが馬鹿馬鹿しくて笑ってしまった記憶が
846 :
名前は誰も知らない:2009/11/03(火) 03:14:38 ID:+8DOEd7CO
古典ばっかだな
>>813 ブギーポップとかどう?個人的にはビートのディシプリン以前がオススメ
昔はかなり人気あったんだがな。キャラもシチュエーションも萌え中心の風潮になってから目立たなくなっちまった
>>840 好きな有名人が愛読書に挙げている本から読んでいくってのはどう?
自分の場合だと、厨二全開のとき大槻ケンヂにかぶれてて、エッセイで紹介されてる本の中で興味を持ったのを読んだりしてた。
849 :
名前は誰も知らない:2009/11/03(火) 13:15:30 ID:9qWMC8YFO
奥田英朗「オリンピックの身代金」
面白い
850 :
名前は誰も知らない:2009/11/03(火) 14:25:03 ID:9IWbVQTzO
このスレで誰かがおもしろいって言ってた[夏の葬列]を買ってきた。
今から読むけど、楽しみだ!
>>848 この前、大槻ケンヂのグミチョコ読んでめちゃめちゃ面白いと思ったオレは厨ニ全開ってわけだな…
852 :
848:2009/11/03(火) 18:17:59 ID:YASgNH+bO
>>851 スマン…、ただ単に自分が読書に目覚めたきっかけを書いたつもりだったが、848の書き方だとオーケン好き=厨二と言ってるみたいだったな
ヘッセの「車輪の下」いいね。
854 :
お湯:2009/11/05(木) 02:52:49 ID:Fpnl4CGrO
もうそろそろ考えると狂いそうな予感がしたから昨日古本段ボール5箱分売った。(主に文庫)
ちょっと間を置いてまた来るわ。いや戻ってくるか分からんけど。
ちょっとの間、別の世界を生きようと思う。アディオス!
おつかれ。本なんてよっぽど気に入ったの以外は全部売ればいいと思うよ。
「いつか読み返すかも」で溜まりに溜まった数百冊はもはやただのゴミですよ。
またいつの日か読書生活に舞い戻ったとしても、
毎年のように無尽蔵に新刊は出てるんだから読むものが無くなってることなんてないんだし。
856 :
名前は誰も知らない:2009/11/05(木) 20:03:04 ID:peiMo/dZO
北方謙三 三国志読んでた。
三国志の壮大な世界をハードボイルドタッチで描く
857 :
名前は誰も知らない:2009/11/05(木) 20:38:00 ID:ExVoYJRdO
有名所ばっかりで、このスレの皆さんには、少し評価が低いかもしれないが
私の男
ハリガネムシ
グロテスク
エンドレスワルツ
幸福の食卓
858 :
名前は誰も知らない:2009/11/05(木) 23:10:17 ID:O0GiVPEpO
夏の葬列…
おもしろくない…
短編集をいくつか載せているだけか…
まあでも次もこのスレで評判がいいのを買おう。
村上龍かな。
限りなく糖尿に近い龍
読んでもその歳ではまだ価値を理解できない本もある
逆に歳を取りすぎてしまい価値を知るには賞味期限を逸してしまった本もある
本に出会う時期ってのもなかなか難しいね
最近野坂昭如にはまってるわ
てろてろとか凄すぎる
862 :
名前は誰も知らない:2009/11/06(金) 09:28:49 ID:UVxTCxp9O
鴨居玲『踊り候え』
画家があちこちに書いた文章を集めた本
鋭くヘヴィな絵を描いたひとなので内容もさぞかし鬱屈してるだろうと思いきや
存外明るくかわいらしい一面を見れた(基本的には自分と同じダメ人間の気配を感じる)
スペイン滞在中に描かれた作品はどれも重く苦しいものだがそこで書かれた文章は愉快だ
情の篤い友人マロノたちの奇嬌な振る舞いはラテンアメリカ文学のよう
ただ、やはり根本では鴨居は彼らと相入れないと考えていたことが読み進むにつれてわかる
酒飲んでヤケクソ気味に馬鹿笑いするような一冊
「憂きも ひととき うれしくも 思い醒ませば 夢候よ 酔い候え 踊り候え」
本江邦夫『中高生のための現代美術入門』
たいへん面白く読めた
捕捉はやや苦しいか。芸術とは何かという問いだけに終着してしまうのは先行きのなさを感じる。ほかにはないのか?
引用されていたロスコの言葉が良かった
「薄暮のころ、大気のなかに、悲惨、恐怖、挫折感といった感覚があるのです
これらすべてがいっしょに。
わたしは自分の絵にこうした瞬間を持たせたいのです」
千葉の河村記念美術館行ってみたい
野坂のはじけっぷりは極限を見た者の肯定性と否定性が背中合わせになってるね
否定性ばかりのお子様ランチとはそこが違う
図書館主催の古本処分市で絶版のお宝を無料で大量ゲット。
アマゾンで調べたら4万5千円もするのもあった。
自分だったらスキャンして転売する
866 :
名前は誰も知らない:2009/11/07(土) 12:24:56 ID:2eZT/DqlO
葛西善蔵嘉村磯多の私小説の系譜で太宰同様落語の
影響があって、文体は野坂に似ている町田康最強。
今日の落語ブームの火種にもなっていたと思う。
867 :
名前は誰も知らない:2009/11/07(土) 12:44:15 ID:2eZT/DqlO
あ、あとオダサクや石川淳など無頼派も入っているか。
自分の好きな要素が町田には全てある。
昔町田スレに変な書き込みをしてしまったので、
罪滅ぼしにここで町田を持ち上げさせてもらった。
連投すみません。
私小説と言えば車谷長吉
869 :
名前は誰も知らない:2009/11/07(土) 14:20:41 ID:2eZT/DqlO
車谷も好きだな。
町田のように笑いは入ってないけど、やはり葛西嘉村系譜。
俺にとっては町田車谷が現役の両横綱。
870 :
名前は誰も知らない:2009/11/07(土) 18:04:07 ID:2eZT/DqlO
871 :
名前は誰も知らない:2009/11/07(土) 21:07:40 ID:2eZT/DqlO
今日神奈川近代文学館に「大乱歩展」見に行ってきた。
乱歩読者なら行く価値あり。
872 :
名前は誰も知らない:2009/11/07(土) 21:09:04 ID:2eZT/DqlO
今日神奈川近代文学館に「大乱歩展」見に行ってきた。
乱歩ファンなら行く価値あり。
873 :
名前は誰も知らない:2009/11/07(土) 21:09:52 ID:2eZT/DqlO
ダブった。ミス、すみませんでした。
歌はわりと好きだけど小説はいまいちな大槻ケンヂ
歌はいいと思わんけど小説はかなりオモロイ町田康
というのが俺の印象
875 :
名前は誰も知らない:2009/11/07(土) 21:19:14 ID:2eZT/DqlO
町田はエッセイもいいよな。
どこまでが事実でどこまでがフィクションなのかが
分からないあの変な書き方が。
>>874 オーケンは文章は下手だけどオモイデ教はアリだと思う
>>869 俺の中では車谷の『漂流物』が今まで読んだ小説の中でナンバーワン。
内容も文体も異次元て感じ。
878 :
名前は誰も知らない:2009/11/08(日) 13:56:05 ID:iCO5xFSwO
車谷は私小説家廃業宣言してからあまり読んでないが、
最近のも読んでみようと思う。
本なんてろくすっぽ読んだことない俺だが、一念発起、読書ボーイの第一歩として「仮面の告白」読んだ。
俺はノンケだが、三島さんの表現力はマジですごいと思った。特に腋毛。
今話題の…系は捻くれて買う気がせず、過去の有名どころばっか読んでる自分に気づいた。
新刊とか探ろうと思うんだけどお前ら作者名とかで買ってるの?
冒険しないときは作者名で
いろいろ試したい時期は、本屋に行ってやたらと数ページずつ読んで決める。
>>880 新聞とかブログの書評から適当に手を広げていく感じ
勿論、本屋でビビっと来た本も
最近、海老沢泰久と山際淳司の野球ノンフィクション・エッセーを読み始めたが
自分の知らない時代の野球の一面の面白さがたまらん
特に海老沢さんの、試合中の駆け引きまで選手本人の声で書いているところが、その試合を間近で見ているようでいい
残念ながらお二人とも故人だが、桑田清原あたりから現在までの時代を書いている人たちの本もあるのかなと興味を持てた
>>882 野球ノンフィクションだと比較文化ものになるけどロバート・ホワイティング面白いよ
玉木正之も辛辣な視点が面白い
岩波の死にいたる病、我輩の読解力不足を差し引いてももはや国語として破綻しているのでは…?
ロバート・ホワイティングも玉木正之もイチローを叩いて株を下げた連中だったはず。
玉木はともかくホワイティングは酷かった。
そう?
ありきたりの称賛より俺は面白いと思うけどね
イチローは好きだけどさ
好きか嫌いかの問題じゃないんだよね。誉めろって言ってるんでもない。
客観的に批評するのはジャーナリストとして当然だし。でもホワイティングはそういうレベルじゃない。
ボロクソ予想をして「自分が平謝りする羽目になるかどうか見てな」的な大見得を切ったくせに、
いざイチローが大活躍しちゃったら全く訂正も謝罪もせず、掌返してイチローヨイショ本で金儲け。
他にも、連載記事をまとめた本のはずが、予想が大外れした文章は削除して出版とか。そういう人。
自分の言葉に責任持たず、間違った発言は闇に葬ってるようにしか見えん。
野球板で幾度と無く叩かれてたから良く覚えてんだこの人のことは。
へえ・・・・・・
でも俺もホワイティング好きだな
野球以外のも面白いよね
浅田彰「構造と力」
ボーヴォワール「老い」上巻
福祉バンクから105円でゲット。
>>890 ボーヴォワール105円は羨ましい!
『構造と力』は序文だけは神だと思う
ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』
穂村弘『世界音痴』
ボリス・ヴィアン詩集
読了。どれも孤男的で大変おいしゅうございました
892 :
名前は誰も知らない:2009/11/10(火) 13:25:14 ID:5znSa9+uO
町田康を読んで文学は笑うものだと思って8年。
町田よりも笑える作家には出会えなかった。
筒井が言うように、笑いが入っている作家は信用できる。
以前町田スレに変な書き込みをしてしまったので、
ここで持ち上げて罪滅ぼしをしたい。
893 :
名前は誰も知らない:2009/11/10(火) 13:40:01 ID:ms7gn8VdO
怖いホラー小説の短編集みたいのがあったら教えてください
スティーブンキング
four seasons
>>880 >今話題の…系は捻くれて買う気がせず
実に同意。
different seasons?
898 :
名前は誰も知らない:2009/11/11(水) 00:14:48 ID:a/D50R8KO
太陽系
899 :
名前は誰も知らない:2009/11/11(水) 15:58:12 ID:mEM1QvZFO
最近は、面白い本=為になる本
みたいな風潮があって悲しいもんだ。
900 :
名前は誰も知らない:2009/11/11(水) 17:14:11 ID:InX1H3gMO
柏原兵三の
長い道、おすすめ
もう廃盤だから図書館
901 :
名前は誰も知らない:2009/11/11(水) 18:22:39 ID:Kp57UD220
『ガリア戦記』、2000年前に書かれた本なのに
躍動感あって、何度読んでもあきない。
カエサル天才過ぎる
長い道は藤子A不二雄による漫画化「少年時代」も大傑作だったな
903 :
900:2009/11/11(水) 23:17:58 ID:FkBUy6+i0
>>902 漫画は読んでないな。
映画は最高だった。
まんがは殆ど読まないんだが、藤子のまんが道は名作だな。
いまだに手塚さんの作品より面白い漫画を知らない俺は井の中の蛙だろうか
>>905 「手塚さんは漫画界の神」みたいな感じの固定観念に捕われてるだけじゃないか?
俺を時代小説の世界に引っ張り込んだ
鳴海丈が新書を出していた
「萌えの起源」
買えねえよ!
>>906 確かにその通りかもしれない。
しかし火の鳥を読み返す度にハートにずしんと、しみじみやっぱこれやわぁとほこほこしてしまう。。
909 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2009/11/12(木) 23:30:24 ID:Yu6eBI4s0
910 :
名前は誰も知らない:2009/11/13(金) 00:32:16 ID:9UIFztOA0
俺も手塚治虫にハマってから手塚治虫しか読まないな
22だけど最近の漫画は全く分からん
漫画と言うのは文学に比べて歴史が浅い。
一時的に人気はあっても歴史の評価を受けてまで残るかどうかは分からない中で、
手塚作品はきちんとその洗礼を受けた上で古典的名作となってるわけだ。
技術的に手塚を越える作品は現在いくらでもあるが、先人の蓄積の上に技術は革新されてるわけで、
王貞治のHRと現在のHRを比べるようなもん。
手塚は偉大なのだよ。漫画的文法を広く確立した。
偉大だと思うし敬意は払うけど、俺は手塚はあまり好きじゃないな
西田幾多郎「善の研究」
人生のラストにこれを選んだ。じっくり読むわ。
>>899 ショーペンハウアー式にいえば、大抵の奴は「意志への奉仕」として読書するんだよな。
認識自体に快楽があることを知らない。
916 :
名前は誰も知らない:2009/11/13(金) 17:35:46 ID:YEp6CCgsO
図書館はありがたいが借りる手続きで緊張してしまう
特に若い美人司書はだめだ
うちの近くの図書館は自動貸し出し機があるぜ
毎日のように図書館に行く俺は絶対あだ名つけられてキモがられてると思う
まあ自意識過剰なんだろうけど、できれば無人図書館が欲しい
919 :
名前は誰も知らない:2009/11/13(金) 21:54:21 ID:Y3N4tSj0O
穏やかで静かな人ならキモイとかは思わないけどね
いちいち悪態ついてく老人とかはウザがられてる
借りてくCDがハードコアな現代音楽だったりすると個人的にシンパシーを抱いたりもw
あんまりやりすぎると怒られるけど、本や音楽なんかの話をしたそうな人には話題振ってみたりしてるよ
公務とはいえサービス業なんだからそれで利用者増えるんなら無愛想ぶる必要ないよね
>>919 ハードコアな現代音楽って
デレク・ベイリーとかジョン・ゾーンとかリゲティとか?
そのへんは市内の図書館には置いてないですね
922 :
名前は誰も知らない:2009/11/14(土) 11:23:38 ID:8FxPrlVAO
誰だったかが、あらゆる本は何らかの意味で笑える、
と言っていた。
そういや寺山修司の一点豪華主義ってビートたけしの
「四畳半でキセル吸う」コントと一緒だな。
923 :
872:2009/11/14(土) 12:31:53 ID:8FxPrlVAO
924 :
名前は誰も知らない:2009/11/14(土) 13:31:40 ID:8FxPrlVAO
絲山秋子「勤労感謝の日」最高だな。
ストレス解消にいい。爆笑させてもらった。
925 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/11/14(土) 15:33:04 ID:ZBlPPeYH0
926 :
名前は誰も知らない:2009/11/14(土) 16:26:33 ID:h7pwkQ66O
『カソウスキの行方(津村記久子)』を読了したけど、その主人公が「明るい孤独な女性」という感じでよかった。
本作は郊外の工場に左遷された会社員の物語で、特に話が大きく展開するわけでもなく、ただひたすら淡々とした日常を描いており、その生活ぶりに共感を覚えたり、笑えたり、むろん、面白かったりもした。
なんというか、津村さんのように日常を巧く描ける作家はすごいなあと思う。個人的には、『ポトスライムの舟』よりもこちらのほうが楽しめた。
江戸川乱歩の傑作撰読んだ
この人すごい
確かにすごいよな
10代の頃は完全に食わず嫌いしてた
平山瑞穂「忘れないと誓ったぼくがいた」
久しぶりに恋愛小説読んだ
初恋の子に会いたくなったよ
930 :
名前は誰も知らない:2009/11/14(土) 18:41:02 ID:8FxPrlVAO
931 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/11/14(土) 18:50:02 ID:ZBlPPeYH0
タイミングが悪くてがっかり感だけが残る結果に
吉田秀和「名曲300選」
音楽評論に西田幾多郎の名前が出てくるとは!
しかしこの人の評論は本当に素晴らしい。
読んでてじわっと涙が...
933 :
名前は誰も知らない:2009/11/14(土) 19:55:14 ID:8FxPrlVAO
>>931 俺が教えなければがっかりする必要はなかったわけだ。
すまんことをした。
ごめんなさい。
934 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/11/14(土) 21:09:30 ID:ZBlPPeYH0
団鬼六「牡丹」
町田康解説に惹かれて100円で購入
エロ小説かと思って読んでみたら賭博やら将棋に絡んだエッセイ
真剣師の世界とほんわりした周辺の人間関係にほっこりした
カラマーゾフの兄弟の上巻をようやく読み終えた
上巻だけで二か月。
全部読み終えるのはいつになることやら。
937 :
名前は誰も知らない:2009/11/17(火) 00:41:45 ID:aMc7wkgVO
坪内祐三と福田和也の対談買った。
もう、保守派というだけで嘲笑、失笑される世の中
になってしまった。
我慢がならない。
中二病だのなんだの言われる。
もう俺は怒りが爆発しそうだ。
この二人には頑張ってもらいたい。
本て映画なんかよりも数がずっと多いからこのスレ見たりして
たくさんの本があってみんなそれぞれの本を選んで読めるの良いことだよね
睡眠薬でラリってるから変な日本語だよね
939 :
名前は誰も知らない:2009/11/17(火) 01:37:37 ID:POyXkb0aO
怒りで爆発しそうな人は反社会的行動に走る前に主治医の適切な診療を受けた方がいいな
昨今、物騒な事件も多いしなあ
940 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/11/17(火) 02:30:00 ID:7wtHLKx+0
>>931 読みようによってはかなり失礼なものの書き方だと思うよ
941 :
名前は誰も知らない:2009/11/17(火) 03:39:36 ID:oEjsExVM0
カズオ・イシグロは孤男向け。
特に『わたしを離さないで』(早川epi文庫)は孤女と孤男の泣ける物語
だぞ。お勧め。
942 :
名前は誰も知らない:2009/11/17(火) 07:44:26 ID:aMc7wkgVO
太宰映画3本とも見たけどヴィヨンの妻が良かった。
ここ数年の映画でベストだな。
>>936 俺は暇な時期に3ヶ月で読破した。
「坂の上の雲」も3ヶ月ぐらいかかったな。
長編は忙しい人には半年ぐらいかかるかもしれんので、読書計画が必要かもだ。
孤独だから読書してるんだがなんかドツボに嵌ってきた気がするんだ
書を棄てて町へ出ないともうこのまま自意識の底に溜まるチンカスになっちまうんじゃないかって怖くなってきた
あっ 勘違いしてました。すいません。
孤独だから読書してるわけで問題ない
読書サークルとかないかなあ
俺は孤独だから読書しているなー。
mixiで読書サークルのコミュ見たけど、俺の嫌いな自己啓発ビジネス書ばかり読んでいるようだった。
勝間とかそういうの。
というわけで新型インフルエンザに罹ってながらもドストエフスキー「白痴」読了。
マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』読了
とても難解だった。
プロテスタントの労働への想い、その根っこは日本人のそれとはだいぶ違うみたいだ。
新潮文庫の新刊、津原泰水『ブラバン』読了。
青春小説なんだけど主人公たちはすでに40過ぎの良い年齢。
卒業から四半世紀経った頃、高校時代のブラスバンドを再結成しよう、と話が持ち上がる・・・そんなお話。
過去は単なる思い出なんかじゃなく、その当時の人含めて全部繋がってるんだな、って思った。
自分はまだ大学生と若いけれど、40になり50になったときにバンド再結成の話が沸いたら、どうするんだろうな
そもそもこういう青春小説ってなんのために書かれてるんだろうな。単なるノスタルジーか或いは
952 :
名前は誰も知らない:2009/11/18(水) 01:43:21 ID:CuOj4z/6O
アダム・ファウアー『数学的にありえない』
映画化してほしい傑作
ダヴィンチコードより面白かった!
953 :
名前は誰も知らない:2009/11/18(水) 06:27:08 ID:grrQhsgXO
マックス・ウェーバーは古代ユダヤ教とか、凄まじい。あれを完全に理解出来る人間っているのかね?
954 :
名前は誰も知らない:2009/11/18(水) 11:05:47 ID:SWuB5n0zO
向田邦子「父の詫び状」は全ての日本人に感じてほしい、と
言いたくなるような名作だ。今まで読んだ本の中で
ベストだな。
955 :
名前は誰も知らない:2009/11/18(水) 18:00:56 ID:SWuB5n0zO
車谷の純文学主義は尊敬に値するな。
町田康にとっての「ギャグ」が車谷の「本気」。
中島義道が「哲学的領域に入る」という言い方をするのを
読んだが「文学的領域に入」って生きるのも悪く
ないかもしれない。それで作家になれるかなれないかはどうでもいい。
白石一文「見えないドアと鶴の空」読了
この作家4冊目。結構気に入ったんで文庫化してるのは全部読もうと思う
>>944 書を捨てよ、街へ出よう。
たしかに寺山修司は言いました。でも本人は書を捨てて街へ出てから、芝居とマンガの
キャラクターの葬式と競馬の予想くらいしかしなかった。そうして40代で死にました。
だから寺山が好きなのよ。どこまでも現実が苦手な私と同じ。
てエロ小説のヒロインが言ってた
957 :
名前は誰も知らない:2009/11/19(木) 02:17:47 ID:V0NqvAFPO
原寸大の立体地図は街そのものである
すべてを述べつくすことはたとえ可能であったとしてもそれはなにものでもない
一撃のもとに把握させる何かが必要であってそれが理解と呼ばれる
958 :
名前は誰も知らない:2009/11/19(木) 10:46:34 ID:bINXPR+30
この国の終わり
この本読んで俺の人生狂い始めた
ユダヤ教において労働とは罪の結果であって忌むべきものらしい。
「額に汗してパンを食べ・・・」って聖書にある。
それがプロテスタントにおいては、「俺は救われる
ハズだからきちんと働くハズだ、そうしよう」と
労働観が逆転し、資本主義成立の精神的基盤を用意する、と。
うへぇ
961 :
名前は誰も知らない:2009/11/19(木) 21:57:31 ID:ksUhYyKpO
中島らも「砂をつかんで立ち上がれ」で好きな箇所。
桂吉朝に町田康「へらへらぼっちゃん」の内容を説明するらも。
「この本の作者は朝の十時くらいから『大江戸捜査網』を見始めるんです」
「昼の十二時くらいにはショウチュウの湯割りを飲み始めまして」
「で『桃太郎侍』『遠山の金さん』『水戸黄門』
なんかの時代劇の再放送を延々と見続ける。夕方の六時くらいに
なったらべろべろになって、チャブ台の上に乗って踊り踊ったりしとるわけです」
に吉朝、
「それって普通とちがいますのん」
吉朝師匠みたいな人を『上品』というのかも。
962 :
と:2009/11/19(木) 22:06:54 ID:Gm6Zpl9jO
こことメンサロがリンクしてる
963 :
900:2009/11/19(木) 23:15:44 ID:mh1Q3VaT0
町田康はいままで読まなかったけど
「告白」はかなり良かった
次は宿屋めぐり読んでみる
ナボコフ『ロリータ』読みはじめたがマジキチすぎる・・・
映画もいいよね
966 :
名前は誰も知らない:2009/11/20(金) 01:40:08 ID:ewe/PYmSO
町田はくっすん大黒とか良かったぬ
亀を破裂させるやつとか
967 :
名前は誰も知らない:2009/11/20(金) 12:43:42 ID:jdCW5btIO
市橋達也が所持してた『向日葵の咲かない夏』買いました。あの男の心が気になります。
ところで、テレビで有名人が自宅公開するとき本棚が気になりませんか?
丸の内の丸善で有名人の本棚が再現されてる
そういえば昔TVでちらっと見た有吉の自宅本棚に佐藤優の自壊する帝国があった。
>>967 気になる。
どんな本読んでるんだろうと思って。
光浦靖子の部屋に島田雅彦の本があったな
鳥居みゆきも好きな作家の一人に島田雅彦を挙げてた
島田雅彦ならうちの大学で教授やってるなあ
ドストエフスキーの地下室の手記という作品気になるが難しそう
難しいというか笑わせてくれる作品だぜ
ナボコフのロリータはキューブリックの映画よりも最近作られたもののほうが
原作に近いような気がしたなあ。
地下室の手記はわりと短い作品だから読みやすいのではなかろうか
主人公がひきこもりっぽいから孤男の共感を呼ぶのだろう、たぶん。
ああ、罪と罰の主人公もニートでヒキか
977 :
名前は誰も知らない:2009/11/21(土) 22:00:42 ID:V3stQMSiO
ドストエフスキーって本当はどの作品もげらげら笑いながら
書いているのではないか、とたまに思う。
たまに、だけどね。
そんなこと思うんだ。
でも本当に、たまになんだよなあ。
現代文学を眺めわたしたら、ナボコフの影響力の方がもはや遥かにドストエフスキーのそれを圧倒してるのにね
>>976 ラスコくんは大学生じゃなかったっけ?
いずれにしても友達はいたよな
あと、ソーニャがいるだけで違うわ
スレチだが「ソーニャ」と聞いて違う者を真っ先に思いついてしまった。
>>974 タイトルと出だしで構えてしまうかもしれんが全然そんなことないぞ
俺は終始笑って読んだ
>>965 あんのか!探してみる。楽しみだなぁフヒヒヒヒヒ
カラマーゾフは長い上に、もう1度読み返さないとストーリーが理解できない
ジョン・クーパー・ポーイス
『孤独の哲学』を読んだ方いらっしゃいませんか?
買いそびれたまま探しているのですが見つかりません
買わなくてよかったのかなぁw
良かったら感想でもw
町田康のひとりツッコミは
孤男っぷり全開で共感できる
布袋様にブン殴られる町田コウ
町田康の嫁が見てみたい。
>>955 車谷はどっちかっていうと、そういう「本気」な
自分を「ギャグ」にしている感じがする
そもそも町田自身が結構なイケメンリア充だからな。
若くしてそれなりに成功し女食いまくってたオーケンが童貞文学やってるようなもん。
弧男や駄目男らしさが滲み出てても、それは過去の話だったり
自分の暗部を頑張って掘り起こしたもんであって、世間的にはリアル当事者ではない。
今日も図書館
借りるのが毎回毎回閉架書庫の本で
いつも司書さんに書庫まで取りに行かせてしまうのが気詰まり
>>992 俺は書庫の中を見せてもらってる
借りたいものは自分で取ってくる
>>994 そうなの?よく知らん
用のある人はお知らせください、みたいな張り紙がしてあるので
おねがいすると入れてくれる。カバンとかは預けないといけない。
997 :
名前は誰も知らない:2009/11/25(水) 07:30:35 ID:0JpdOlwgO
図書館によっては書庫に入れる
このスレも終わりか。
淋しいな。
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