【無我】30代の孤男 3【無心】

またも元ジャニーズが逮捕された。
警視庁渋谷署に逮捕されたのはもと男闘呼組のギタリスト、成田昭次(41)。

成田は9月27日の夜、渋谷区の自宅で乾燥大麻数グラムを隠し持っていた所を現行犯逮捕された。

男闘呼組は1988年にデビュー。93年に解散後、成田は同事務所を離れ、ライブハウスなどで音楽活動をしていた。

「男闘呼組はそこそこ人気があったのに突然解散になってファンをビックリさせた。当時から色んなウワサが流れていました」(音楽関係者)

ジャニーズ出身者が覚醒剤使用で99年には江木俊夫(57)がレイプ目的で女性に覚醒剤を飲ませて逮捕された。

元光GENJIの赤坂晃も2007年に覚醒剤で逮捕、執行猶予付きの有罪判決を受けている。

また、05年にはジャニーズJr.の元メンバーの少年(19)がオヤジ狩りで。今年6月には元Jr.の榎本雄太(28)が詐欺容罪で、7月には同じく元Jr.の松本和希(26)が窃盗容疑で逮捕。

豊川誕(50)に至っては覚醒剤や傷害などで4回逮捕されている。

ジャニーズのメンバーはなぜ道を踏み外すのか？「日刊ゲンダイ」が報じている。

「子供の頃から華やかな世界にどっぷり染まるから。
小学生の頃から養成所で歌や踊りのレッスンをやり、コンサートや歌番組のバックで踊ったりする。そうしたチャラチャラした世界が体に染み込んでいるため、事務所を辞めたりグループが解散しても芸能界から離れられない。
気持ちを切り替えてサラリーマンになる人は滅多にいないし、仮に就職してもプライド高いので打たれ弱い。

“俺は元ジャニーズ”いう意識が先行し、上司に叱られただけで会社を辞めてしまいます。
会社から疎外された焦りから、クスリや犯罪に走ってしまうのです」(ベテラン芸能マネージャー)

実際、ジャニーズ事務所を離れても芸能界で成功しているのは、郷ひろみや薬丸裕英、本木雅弘、布川敏和のシブがき隊ぐらいなもの。
芸能界ではまだまだ天下が続いているジャニーズだが、一般社会での風当たりは厳しいようだ。