ズサー!
─=∧,,∧
─≡三c(,_⊃`・ω・)⊃<2ゲット
>>1乙
乙である
5 :
名前は誰も知らない:2009/02/23(月) 14:00:36 ID:GgpiVkb+0
孤島の鬼
孤独だし読書しようぜ
最近バードウォッチングが楽しいので野鳥関係の本や図鑑を読んでる
9 :
名前は誰も知らない:2009/02/25(水) 14:48:17 ID:2dl0fRkcO
誰か戸梶圭太読んだ事ある人いない?俺大好きなんだけど、読書スレで名前あがらないのよ。
>>9 俺も大好きだよ
チープトライブがいまんとこ一番好き
未確認家族を一般書籍板で薦められて読んだが・・・これはひどいw
12 :
名前は誰も知らない:2009/02/25(水) 23:22:44 ID:Z9frvJAY0
今更と思うがカートヴォガネットの全作品
まともという概念が一瞬で吹っ飛ぶ快感
ヴォネガットは猫のゆりかごが一番好きかも
14 :
名前は誰も知らない:2009/02/25(水) 23:55:03 ID:Z9frvJAY0
猫のゆりかごもいいよね
オレは
「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」が好き
爆笑問題の事務所の名前「タイタン」がヴォガネット作品が由来ということで
「タイタンの妖女」は読んだことはあるが「猫のゆりかご」も読んでみたいとおもった。
タイタンの妖女も面白かった。
16 :
名前は誰も知らない:2009/02/26(木) 16:35:13 ID:/do7NXBu0
>>12 ネットで調べたらヴォガネットじゃなく
ヴォネガットが正解のようですね
訂正します
>>7 そう言えば図鑑って読んだこと無い
調べるだけ
なんか良いな
>>17 結構おもしろいよ
生態も興味深いし色鮮やかだし、今見てる鳥たちはいずれ大陸へ渡っていくのかと思うと感慨深い
最近田舎に越してきたんだけど、このところ休みはもっぱら自転車+双眼鏡で田んぼや山の中をうろうろしてる
帰りにちょっとワインや食べ物買い込んで、夜は音楽聴きながらその日発見した鳥を図鑑で確認したり。
バードウォッチングなんてジジイの地味な趣味だと思ってたのに思いのほかハマってしまったw
「深海のYrr」読んでむっちゃ海に興味が出てきた。
レイチェル・カーソンの「われらをめぐる海」買ってきて、今は
それ読んでる。
小説でも専門書でもいいから、海に関するおもしろい本教えてくれ
立川談志の「楽屋噺」っていうの読みました。
桐野夏生/OUT
面白い
星島は読んだことあったかな
ほんと、孤独だから本読み始めた
イヤホンしてたら話しかけられない、みたいな
ひとりでいてもおかしく思われない
久々に十五少年漂流記読み返しました
>>19 本じゃないけどBBC製作の「ディープブルー」は超必見のドキュメンタリー
>>19 ヘミングウェイの<老人と海>なんてどう?
俺は読んだことないんだけど
ここで勧められたクンデラの存在の〜を読んでる
最初は退屈だったけどところどころ面白いな
キッチュの分析が痛快だ
「左翼を左翼としているものは大行進という俗悪なものである」
ヤリチントマーシュのくだりは読んでてムラムラする
女体触りたくなってきた><
27 :
名前は誰も知らない:2009/03/01(日) 16:12:50 ID:GzCinlwBO
戸梶圭太好きはいないのか?
28 :
名前は誰も知らない:2009/03/01(日) 16:52:20 ID:rm9gIF9iO
29 :
名前は誰も知らない:2009/03/01(日) 17:04:51 ID:7LmGisXEO
吉本バナナのつぐみを読んでみたい ひと夏とか甘酸っぱいとかいうキャッチコピーに弱いんだよなあ
32 :
名前は誰も知らない:2009/03/02(月) 00:08:04 ID:bX4nc8qZ0
人生かわるくらいの衝撃を受けた小説ってない?
百年の孤独とかいい?中上健次も読みたい
何を読むべきか教えてくれ
読むべき本は無い
読みたい本を読めばいい
夜と霧ってやつ読んでる
なかなかおもろいけど量すくねえ・・・・
重松清の疾走は結構ずしっときたなぁ。
読むべきって雰囲気の本ではないが…
36 :
名前は誰も知らない:2009/03/02(月) 00:29:11 ID:bX4nc8qZ0
>>33 その通りなんだけど読書に没頭というか逃避したい気分なんだよ
白鯨のラストなみの衝撃をまた味わいたい
>>36 白鯨って鯨の薀蓄がめんどくさくて読むのやめたけどおもしろいの?
夜と霧は泣ける
クリスマスらへん
>>36 百年の孤独は大きな盛り上がりはないよ。
最後はオッと思うけど、ネットで(もちろんそれ以外でも)散々ネタバレしてるから、
別に衝撃受けたりはしないと思う
中上は枯木灘がやっぱいいと思うが、最初は貧乏臭くてげんなりするよ
中盤あたりからぐるぐると面白くなる
全般的に労働の描写が印象的。
白鯨は読んだことないなあ
衝撃的かどうかわからないけど、興奮しながら読んだのはゾラの「獣人」かなあ
ヒロインがなぜか怪力女でな、壮絶な死を遂げるんだぜw
あとはやっぱドストの「罪と罸」や「白痴」かな
全体にテンション高くて、波長が合えば病的にハマる
トリストラム・シャンディはどうよ
しかし最近、自分が小説しか読んでないことが不安で仕方ない
本は何を読めば良いんだ
42 :
名前は誰も知らない:2009/03/02(月) 01:44:55 ID:0WhCcV0HO
小説の評論読めば?
俺はむしろ評論読むために
小説読んでたようなところがある。
43 :
名前は誰も知らない:2009/03/02(月) 11:46:36 ID:1Jg20ioV0
平野啓一郎の「決壊」って壮大なあるあるネタだよな
>>31 自分の想像力の上いっててワロタ
海の底に湖があるなんて凄すぎ
45 :
名前は誰も知らない:2009/03/02(月) 22:21:11 ID:0WhCcV0HO
いとうせいこう×奥泉光「文芸漫談」
アドリブ・トークライブ文学入門書。
読む人だけではなく書く人にも対応。
いいかげんに喋る二人に渡部直巳が脚注で
突っ込む。(『入門書』として見ればそっちのほうが読む価
値あり)
二人が言うように『蒲団』を爆笑ロマンとして読むのはなかなか
楽しいのだが、『ヨブ記』が笑えると主張
する奥泉に脱帽。
ま、確かに文学って『ガキ使』のトーク
みたいな箇所がたくさんあるんだよな。
俺はセリーヌ『なしくずしの死』が
笑えてしかたなかった。
46 :
名前は誰も知らない:2009/03/03(火) 06:16:32 ID:gdOte7XBO
孤男の日常みたいな読みものはありますか?
ていうか孤男ならこれ読めっていうのを教えてください。
マンガで良ければいましろたかしの「ハードコア」や「ハーツアンドマインズ」を推したいところだが
本は人生を深く、広くするために読むもんだと思うんだ。
だから孤男ならってのにこだわらないほうがいいと思うよ。
ただでさえ孤男は世界が狭いんだから。
49 :
名前は誰も知らない:2009/03/03(火) 16:28:55 ID:w6ddu7N40
映画なら「タクシードライバー」
孤男なら自分の好きなジャンルを好きなだけ追求すべし
世界が狭いならその狭い世界を地底深くまで掘り下げていけばいい
ドストエフスキーの「地下室の手記」
東野圭吾「白夜行」の文庫本を読んだ。
850ページくらいだったかな。
感想
そう言えば俺の人生も太陽の下を歩いた事なかったな。
(別に引き篭もった訳ではない。一応在職中)
だからと言って太陽に代わる存在があった訳ではない。
佐々木譲の「警官の紋章」読んだ。たまに警察ものも読むと面白い。
55 :
名前は誰も知らない:2009/03/04(水) 02:22:50 ID:k17SW8zrO
「必読書150」だっけ?
強制ガイドブック。
何の方向性もない人はとりあえず手元に置くと
便利ではないかと思う。
北方謙三だっけ?…が「死にたくなったら本100冊読め」
と言っていたが、50冊多いし。(少なくとも
読み終えるまでは延命できる)
豊崎由美だっけ?
アル中みたいなおばちゃん。
あの人は150冊中94冊読んでいるらしい…ので
自分もチェックしてみたら32冊だった…どうもすみません。
56 :
名前は誰も知らない:2009/03/04(水) 03:03:49 ID:4xypeGCm0
デレク・ハートフィールドの小説以外は興味無し。
58 :
名前は誰も知らない:2009/03/04(水) 21:07:21 ID:+vTKhA4c0
ブッデンブローク家の人々と魔の山だったらどっち読むのがいい?
両方とも傑作?
断然ブッデンブローク。スケールが大きい。
とはいえどちらも面白いけどね
60 :
名前は誰も知らない:2009/03/05(木) 01:44:46 ID:P7d31bq0O
筒井康隆も前者を推してたね
「失われた時を求めて」の1冊目を読んだ。残り12冊…
62 :
名前は誰も知らない:2009/03/05(木) 06:58:29 ID:/sekvlQOO
そんなもの読む時間が失われた時になると気づかないやつ
暗夜行路を読んだ
「自身の内に住むものとの争闘で生涯を終る。それ位なら生まれて来ない方がましだった」
っていう台詞がズシリときた
64 :
名前は誰も知らない:2009/03/06(金) 01:19:23 ID:dFFSOlxrO
ブンガク的深刻ぶりは失笑もの
>>64 難しかったら無理して混ざらなくていいんだよ
66 :
名前は誰も知らない:2009/03/06(金) 01:42:27 ID:dFFSOlxrO
ブンガクが難しいなどあり得ないWWW
ブンガク程度読んで知的なつもりでいろよW
>>66 構ってほしいならそれなりにスレにそった話題を話せ。
お前がやってるのはただ他人を不快にさせるだけ。
せっかくのスレを汚すだけのゴミは消えろ。
68 :
名前は誰も知らない:2009/03/06(金) 03:30:59 ID:qDHzOV7u0
アユの物語を読んだな
数年前に売り上げ1位になってたから
とりあえず、社会科学や評論系のとっつきに
宮崎哲弥「新書365冊」「1冊で1000冊読めるスーパーガイドブック」
あとは個人的に…
吉野源三郎「君たちはどう生きるか」
須藤元気「幸福論」
Jダイヤモンド「銃・病原菌・鉄」上下
国産SFが読みたくて小川一水の『フリーランチの時代』を購入
読みやすく、ふわっとした味わいのある感じがいい
SF初心者にもおすすめ
>>32 中上健次「枯木灘」
フォークナー「八月の光」
読み始めてからすぐに胸に鉛を打ち込まれたような気がして、
読み終わった後、目を上げても上半身が重たいままぼんやりしていた。
自分の部屋なのに自分の部屋でない気がして、10分くらい物語のことを
思い浮かべながらぐるぐる歩き回っていた。
この二つがその後の人生にどう影響したかはよくわからない。
いまだに未分化のまま自分の中に巣食っているものを、客観的に見られないから。
墨田区の岡野工業の本を読みました。
面白かったです。
小松左京の「果てしなき流れの果てに」買った
おもしれえええええええええ
本屋に無くてもネットなら一発だな
いい時代だ
小松左京は大風呂敷を広げること自体が目的って感じがいい。少年がわくわくして読みそうな。
「こちらニッポン」みたいに唐突にメタフィクションとかねじ込むのは「そりゃないわ〜」とひいたこともあるがw
楳図かずおのSF漫画に近いものを感じる。
76 :
名前は誰も知らない:2009/03/08(日) 16:24:18 ID:2XUzr71wO
川本三郎「映画を見ればわかること」
心ふるえる映画のこと、忘れがたい風景のこと、
演劇、ミステリ、音楽、旅、猫のことなど…。
この人は散歩本、東京本も良い。
法学入門買ったよ
78 :
名前は誰も知らない:2009/03/08(日) 16:31:07 ID:YBWOINsuO
キャッチャーインザライみたいな内容の本ありますか?
80 :
名前は誰も知らない:2009/03/08(日) 20:22:50 ID:5kMSv/+20
本屋でちらっと見たイニシエーションラブ。
読むとうつ病になりそうだ・・・
ああ、おれもああいう青春時代が欲しかった。
>>78 何をもってキャッチャーインザライみたいな内容とするかによるけど
カポーティはサリンジャーと近いものがあると思った
有名すぎるけど、「くだんのはは」@小松左京
83 :
名前は誰も知らない:2009/03/09(月) 10:54:32 ID:vt4ZJuCaO
谷崎潤一郎、三島由紀夫、丸谷才一、中条省平の
「文章読本」は読んで良かった。
84 :
名前は誰も知らない:2009/03/09(月) 23:25:11 ID:NSzXd7NE0
金谷 治訳の
「老子」にハマる。
孤男の励みに必ずなる。
87 :
名前は誰も知らない:2009/03/10(火) 12:28:14 ID:ZFMM7fmM0
マルチポストコピペにレスすんなw
イニシエーションラブがあれだけ売れた理由がわからん
面白いは面白いんだが、別に良い話でもないし
麻生といえば、先日本屋に立ち寄って10冊購入したってニュースになってたな
漫画ばっかりよんでるわけじゃなさそうだw
91 :
名前は誰も知らない:2009/03/10(火) 13:57:26 ID:ZFMM7fmM0
それもレベルの低いもんばっか
渡辺昇一とか失笑モンだね
92 :
名前は誰も知らない:2009/03/10(火) 13:58:29 ID:ZFMM7fmM0
小泉といい最近の政治家って名言集みたいなの好きだよね
93 :
名前は誰も知らない:2009/03/10(火) 14:11:36 ID:ZFMM7fmM0
渡部だったっけ?
中村文則「銃」
半端なところで最後急に放り出された。もどかしい
ドストエフスキーならあれが上で、あと中、下、と続いていくんじゃないか
>>93 渡部昇一。「強い日本の発想――時事の見方を鍛えると未来が見える」(渡部、日下公人、竹村健一)
笑ったのは「危機を超えて――すべてがわかる「世界大不況」講義」(伊藤元重)。なんか受験生みたいだw
そういうのって秘書にまとめ買いさせるもんだと思ってた
97 :
名前は誰も知らない:2009/03/11(水) 03:49:54 ID:YrF/vFRaO
パフォーマンスに決まってんだろ
専属の秘書ならぬ専属の司書がいるなら信頼してもいい
99 :
名前は誰も知らない:2009/03/11(水) 08:23:27 ID:e08mGkR4O
パフォーマンスなら『マーフィーの法則』買えよ
と思う。
「失敗する可能性のあることは失敗する」
…テスト氏は中身のない空虚な人物で、ほとんどまったく存在しない存在である。
テスト氏はメランコリーも絶望も知らず、知っているのは深い退屈のみである。退屈のなかでは
世界と個性は二つともサッカーで言うオフサイドであり、その完璧な例がテスト氏である。妥協なしの
順応主義で、内面と外面の区別をすべて無視することに成功し、まわりの世界とは徹底的に機能的に
関わっているため、ウォーホル自身よりもウォーホルなのだ。テスト氏は取るに足らない存在である。
言うならば彼はあえてこの退屈を選んだのだ。なぜだろうか。おそらく彼が世界を失っているその最中にも
世界から自分の身を守るためである。しかし一度世界を味わった者は、知らないふりをして欠如のなかでは
生きられない。
退屈の小さな哲学/スヴェンセン、p.148
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を読んだ。
SF世界を背景にした文学作品で、他者への共感(同情?)が主なテーマとなっている感じ。
孤男要素を含んでて俗っぽい主人公がいい感じで、変に人を酔わせないドライな作品だと思った。
読みやすいから、これをモチーフとした映画「ブレードナンナー」と合わせて、
孤男を映画、小説へ迎え入れる入り口としていいかも。
102 :
名前は誰も知らない:2009/03/12(木) 01:21:15 ID:bFYHLM4N0
なんかおすすめの新書とか思想書ない?
>>102 >>100にメモ代わりに抜粋しちゃったけど、
このスレで薦められた『退屈の小さな哲学』おもしろいよ
新書だし
104 :
名前は誰も知らない:2009/03/12(木) 16:24:41 ID:5l0W0xPRO
>>32 衝撃というと色川武大「怪しい来客簿」だな。
この人が多用する『ない』。
断固否定するのではなく、『しっくりこないなあ』、
『何か違うなあ』、という
『ない』。
これを取り上げた中条省平「文章読本」の言葉を
借りると『存在論的不安ともいうべき原感覚』。
(俺がこの『ない』に注目してしまうのは、
自分が極度の運動音痴で、やることなすこと周囲とは
ズレ、『当事者意識』を感じられずに生きてきたから
だろうか)
「狂人日記」と併せて、否定に否定を重ねて抽象的に
なる文章を熱心に読んだ。
105 :
名前は誰も知らない:2009/03/13(金) 09:55:54 ID:aHKk+aZYO
「四国八十八ヶ所感情巡礼」車谷長吉
四国お遍路、少し流行ってたような気配が
あったが、車谷62歳『嫁はん』の言い出しっぺで
四国八十八ヶ所巡礼。
私(わたくし)小説で身の周りの多くの人
をさんざん傷つけたので、いまさら極楽へ行きたい
などとは考えないが、生きている間に少しは
謝罪したいという虫のいい気持ちで『嫁はん』
についていく。
『極楽へ往生したい、という欲望それ自体が悪である。
地獄へ行ってもいい、と覚悟することが大事である。
自分のまやかしの部分がよく見える』
とさ。
俺もお遍路はいつかと考えている。
106 :
名前は誰も知らない:2009/03/13(金) 14:31:53 ID:25mn8tsF0
最近マルグリット・デュラスにはまってる。
車谷長吉は「赤目四十八瀧」だけ読んだ
先に観た映画版のほうが俺には面白かったな
登場人物の目力にやられた
悪気は無いが、一瞬「車だん吉」に見えた。
110 :
名前は誰も知らない:2009/03/14(土) 03:00:15 ID:tTAPTB/YO
川本三郎は「荷風と東京」「林芙美子の昭和」
や映画本が有名(?)だろうから、
誰も読まなさそうな「我もまた渚を枕 東京近郊ひとり旅」を紹介する。
観光地でもない普通の町(街ではない)に、
文学や映画を手がかりに入り込む。
行き先は船橋、我孫子、本牧、岩槻、厚木
など行きそで行かないようなところ。
船橋の橋の欄干に「走れメロス」の一節が
刻まれているのを発見し、太宰が船橋で
暮らしたことがあると知るくだり
などなかなかに散歩の醍醐味が出ていて面白い。
黒澤や小津ゆかりの場所も出てくる。
もちろん荷風、林芙美子も。
111 :
名前は誰も知らない:2009/03/14(土) 03:05:02 ID:9YNb1X+B0
俺は「感覚の変容」「都市の感受性」「青の幻影」「マイ・バック・ページ」「フィールド・オブ・イノセンス」
このあたりの川本を推す
112 :
名前は誰も知らない:2009/03/14(土) 03:06:13 ID:9YNb1X+B0
紀行ものだと千葉を語った「火の見櫓の上の海」が良かった
鈴木まもる『ぼくの鳥の巣コレクション』岩崎書店
野鳥愛好家からもあまり注目されない(というか見付けにくい)鳥の巣を収集してるひとの本
さすが画家さん、どの巣もとても美しく魅力的に描いていて、ぜひ実物を探して見たくなった
巣の造型もどれも面白い
メジロなどはなんと、クモの巣を利用して葉っぱをつなぎあわせるそうだ
どの鳥にも共通しているのは、とりあえず巣材を球状に集め、次にその球体のなかに潜りこんでぐるぐる体を回す
そうすると上手い具合に鳥の巣状になるようだ
ちなみに、鳥では巣とねぐらは異なるもの
前者は産卵子育て用の使い捨て
後者は眠るための場所(単に木の枝などに止まるだけ)
ただ、文章は余分なところが多くて、
「こんな変わったものに関心を持って、苦労して集めてるボクちゃんて素敵でしょう?」
みたいな身振りがいちいちウザい(そういう世代だから仕方ないというのはあるが)
この美しい絵と生態だけに焦点絞ってもっと分量を増やして欲しかった
あと、眼に白眼の部分を書きこんでるのが気になった
鳥に白眼なんてあったかな
115 :
名前は誰も知らない:2009/03/14(土) 15:29:31 ID:dGSBhmpc0
森見登美彦の「太陽の塔」読んだ。
なんかすごく共感できた。
116 :
名前は誰も知らない:2009/03/14(土) 19:37:37 ID:WZ5XoCrpO
戸梶圭太の本面白いよね。
117 :
名前は誰も知らない:2009/03/14(土) 22:28:02 ID:tTAPTB/YO
野崎歓「五感で味わうフランス文学」でも
挙げようか。
読みやすくて便利なガイド。
コレット、マンディアルグ、セリーヌ、ロートレアモン、ボーヴォワール
など。
あとがきで著者はブルース・リーの
「考えるな、感じるんだ」(最近、イチローが
言っているのを聞いた。それでこの本を
思い出したわけだ)という言葉を引いている。
フランス文学はこ難しいと避けている人も、
ガチガチにならず感覚に身をゆだねればよい。
贅沢に味わうための本だ。
それにしてもコレット『シュリ』には赤面させ
られるな。
118 :
名前は誰も知らない:2009/03/14(土) 22:49:27 ID:LziLEiLCO
江戸川乱歩しか読まんからすごい偏ってるわ
119 :
名前は誰も知らない:2009/03/14(土) 23:07:18 ID:aSh6SrhPO
>>116 お前、けっこう粘り強いな。スルーされてもしつこく書き込む姿勢はすばらしい
120 :
名前は誰も知らない:2009/03/14(土) 23:08:50 ID:tTAPTB/YO
乱歩は最高の「恋愛小説家」だな。
最近恋愛格差とか何とか言われているが、
負け組が読んだらかなり面白いと思う。
キケロ「老年について」
考え方と心構えが参考になった。
付属の年表も出来が良く、
歴史好きには面白い作品。
題名とは違い、若造でも楽しめた。
122 :
名前は誰も知らない:2009/03/15(日) 00:48:19 ID:238RTNGjO
川本三郎は80年代の文芸・都市評論が素晴らしい
124 :
名前は誰も知らない:2009/03/15(日) 11:25:12 ID:vLu+aAXP0
>>120 大槻ケンヂは乱歩作品を「青春小説」だといってたね
125 :
名前は誰も知らない:2009/03/15(日) 11:29:23 ID:QH5silqA0
外出て行動しろよ。
孤独でパソコンやってさらに読書までやったら余計ヲタクオーラっぽい雰囲気になっちまうぞ。
そうすると余計もてなくなる。
126 :
名前は誰も知らない:2009/03/15(日) 11:38:46 ID:vLu+aAXP0
>>125 今までの人生でモテたいと思ったことがない
127 :
名前は誰も知らない:2009/03/15(日) 11:39:17 ID:QH5silqA0
乱歩が青春小説なのに異論は無いがオーケンが言っても説得力ないな
129 :
名前は誰も知らない:2009/03/15(日) 13:39:51 ID:heXv8PFQO
>>125 モテすぎて困るから、モテないようにするために
暗い私小説とか読んでる。
イケメン以外が趣味読書って言っても暗そうって感じにしか思われないだろうね
132 :
名前は誰も知らない:2009/03/15(日) 18:10:52 ID:4mscWGkKO
>>119どこの読書スレ行ってもスルーされてます。そんなに人気ないかな?
ドグラマグラ・サド・ヤプー・眼球譚読んだけど、乱歩の芋虫が一番すごかった
あれを小学生のときに読んでいたら確実にトラウマになっていたと思う
この系統の作品でオススメってある?
134 :
名前は誰も知らない:2009/03/15(日) 20:18:36 ID:xojQ3RXGO
「球形の季節」を読んだ
久しぶりに本読んだので新鮮だった
自分の中で新しい世界ができたような気がした
135 :
名前は誰も知らない:2009/03/16(月) 02:19:38 ID:KlqIs66q0
俺もまえ戸梶好きだって書いたのに
>>132にスルーされた
北山猛邦のギロチン城と米澤穂信の栗きんとん買ってきた
ルイスフロイス読んだ。
当時の日本の風俗を知る事が出来て面白かった。
藤枝静男『田紳有楽』
久々に夢中になって読んだ。次々に語り手が変わる非現実の私小説
むしろ現実とか非現実とかどうでもいいらしい。近いのはなんだろう、安部公房かな。
139 :
名前は誰も知らない:2009/03/17(火) 03:41:41 ID:xstufea8O
短パン
140 :
名前は誰も知らない:2009/03/17(火) 03:58:35 ID:xstufea8O
中島義道「孤独について」
141 :
名前は誰も知らない:2009/03/17(火) 05:35:19 ID:EWt8Ff1vO
>>133,
>>136 その手の狂った作品を書く作家としては、筒井康隆が必読だと思う。以下、オススメの作品↓
「脱走と追跡のサンバ」
狂った小説です。爆笑させてくれるし、頭をぐちゃぐちゃにしてくれるし、文句なしの傑作。救いようのなさ、極限まで肥大化した自意識
をみせつけてくれる終わり方もヤバい。ドグラマグラよりもこれの方がよっぽどおすすめ。
「虚人たち」
「小説否定の小説」とでもいうべき作品。小説や言語における暗黙の前提をここまであぶりだした文章は空前絶後。「小説は何を書いてもいい自由な
形式だ」というのは大嘘だということがよくわかる。この作品はムズいけれど、WIKIPEDIAの「虚人たち」の項目を読むと少しは理解しやすくなる。
「虚航船団」
筒井康隆の全作品の中で最も「狂っている」小説。特にラスト100ページくらいの壊れっぷりはヤバすぎる。この作品の第二部は、世界史に詳しい人は
楽しめるけれど、そうでないなら思い切って飛ばしてしまうのも手かも。
なお、「虚人たち」と「虚航船団」は、普段あまり本を読まない人が読むと挫折する危険性があります。そういった人たちにもオススメの筒井作品が、
「俗物図鑑」「大いなる助走」「ロートレック荘事件」の3冊。
「俗物」と「大いなる」は爆笑させてくれます。おもしろいです。「俗物」は新潮文庫版で500ページぐらいですが、読みやすいので、ラノベを読む
ような感覚でも大丈夫です。あと、「筒井康隆はSF御三家の一人である。また、かって直木賞の候補になった際、審査員に酷評されて直木賞をもらえ
なかった」ことを覚えておくと、「大いなる」をよりいっそう楽しめます。「ロートレック」は、トリックがやばすぎます。
おれはこれの真相を知ったときは、死ぬほど、本当に死ぬほどびっくりしました。これは絶対に必読。
142 :
名前は誰も知らない:2009/03/17(火) 05:42:47 ID:EWt8Ff1vO
143 :
名前は誰も知らない:2009/03/17(火) 08:39:07 ID:0Ut1651tO
村上春樹の「ノルウェイの森」買っちゃいました。
144 :
名前は誰も知らない:2009/03/17(火) 10:47:27 ID:y3JkT7Z+0
>>143 買うとき表紙の色が妙に恥ずかしかった。
まだ1/4だけど結構面白いね、これ。
ブラのとこ笑える。
145 :
名前は誰も知らない:2009/03/17(火) 10:59:56 ID:zp1dDMK60
>>143 下巻読みはじめました
映画はいつ頃になるのだろう
>>138 あれは変な小説だったな
空気頭は投げすぎで笑った
つげ義春はバイブルだな
これほど共感できる漫画はにぃ
>>141 >「虚人たち」
あー、前に読んだ書評でル・クレジオの「巨人たち」べた褒めして
私は今猛烈に言語を破壊したような小説を書きたいって言ってたけどその後書いてたんだ。
今度チェックしてみます
150 :
141:2009/03/17(火) 22:48:36 ID:EWt8Ff1vO
>>148 うんうん。つげ義春は文学入門としてもいいと思う。
つげ義春以外で、ヘタな純文学を凌駕している漫画が、諸星大二郎の「孔子暗黒伝」としりあがり寿の「真夜中の弥次さん喜多さん」あたりかな。
あと、業田良家の「自虐の詩」は感動的。これは、ただのギャグ4コマ漫画だと思って読んでいると痛い目にあう。最後の1/4ぐらいの
展開がすごい。これを読んで落涙した人も多いんだとか(おれもそのうちの一人)。いずれにせよ漫画史に永遠に残る傑作。
蛭子さんはどうよ?
152 :
141:2009/03/17(火) 22:55:25 ID:EWt8Ff1vO
>>151 あの人の漫画もやばいですよね。
つげ義春との違いは、つげ義春は文学的だけど、蛭子には文学的な要素すらなく、ひたすら「無意味」に徹することで
なにがしかの「意味」を生じさせようとしている、といったところでしょうか……
153 :
名前は誰も知らない:2009/03/17(火) 23:28:45 ID:xstufea8O
山田花子「自殺直前日記」
154 :
名前は誰も知らない:2009/03/18(水) 00:47:59 ID:vKxv5hZMO
>>135スルーしてましたか!失礼しました。戸梶作品読むとちょっと壊れますね。
>>153 中学の先輩なんだよな.... 山田花子。
156 :
名前は誰も知らない:2009/03/18(水) 19:43:40 ID:OoGRTJTL0
相原コージ
「夏のこどもたち」を読んだ
主人公の性格が自分とあまりにも違って話に入り込めなかった
「日本霊異記」
説教くさい。20話に1話くらいの割合で面白い話がある。
文藝春秋社主催の文学界新人賞に小説送ったけど、
最終選考に漏れたっぽい。
来月発売の誌面に名前すら載ってなかったら死のう・・・。
最終前選考には残ってるのか?
存在の耐えられない軽さを読んだついでに映画版も観てるんだが駄作臭がハンパねぇなw
>>162 池澤さんの世界文学全集に入ってるやつだっけ?欲しいんだけどあんまり見ないな
今三島由紀夫の金閣寺読み終わった
やっぱこの人の文章はなんつーかすげえな
綺麗と言うか美しいと言うか
だが主人公の孤男には感情移入できなかった
ただのキチガイじゃねえか、という感想
三島とか川端とかの日本語の美しさは本物だよな
素人には真似出来ないってわかる
なんていうと懐古主義者乙、とか言われるのかね、今のご時世には
懐古主義者乙
語彙力が無い自分には『金閣寺』は正直読みづらかった
内容より言語に気を取られて
『掌の小説』とか川端作品は余白のある感じが好きだな
168 :
名前は誰も知らない:2009/03/23(月) 09:40:34 ID:UyyRAtNxO
小林信彦「私説東京放浪記」。
小林は「私説東京繁昌記」が有名だが、
それはかた苦しいので「浴衣がけの文章」(小林
らしいな、この表現)で東京と自分について
語ってみたのがこの本。
さすが「浴衣がけ」(いいな、この表現)だけ
あって各街の情報はするする頭に入る(92年の
本だが)。
解説で枝川公一が指摘しているが、小林が街を見る目は偏見に満ちており、
偏見故の名言をときどきくり出す。
浅草と渋谷と六本木(ちょっと移動すりゃ外国)
が同じ都道府県にあるなんて…
こんな都市は他にないだろう。
偏見をぶつけなきゃつまらない。
ラヴクラフト
邪神が出てくる宇宙的恐怖も良いけど
インスマウスの寂れた町の住人みたいに、異形化が始まると家の中や
屋根裏に何年も引きこもって完全体になると海に帰るみたいな
土着信仰的な話が好きだ。
エーリヒ・ツァンみたいな小品もいいよな
今東光の仏教入門読んだ。
面白かったです。
172 :
名前は誰も知らない:2009/03/23(月) 22:47:00 ID:UyyRAtNxO
筒井康隆「不良少年の映画史(全)」
個人史的な本なので、筒井の映画の好みがよく
分かる。「笑いが入ってない作家は信用でき
ない」と発言していたのを聞いたが、映画も
泣きの名作などは好まないようだ。エノケンや
エンタツ・アチャコ、ロッパなど、俺のような「若者」が
ついて行くにはちょっと厳しい。「キネ旬」
を大量に引いてくれるのはありがたいが。
この本の解説を書いている色川武大の「映画放浪記」。
こっちは個人史といわゆる「名作」とが
折り合う点で作品が選ばれていて、色川読者
でなくてもガイド本として使える。
ショーペンハウアー
「読書について」
書籍のみならず、
様々なメディアに当てはまる話だと思います。
ドイツ語やっといて良かったです。
ラファルグ「怠ける権利」
>>167 三島ってなんであんなにわかりにくく難しい言葉ばかり選んで使ったんだろうな
まだ三島読み始めたばっかだけど、あまり好きじゃない
176 :
名前は誰も知らない:2009/03/26(木) 15:49:44 ID:3Vu8BwkwO
「散歩ってのは逃避なんだね。でもねえ、
逃げるって楽しい」福田和也
福田氏みたいに逃げる理由が百万個くらい
ある人間でなくても春は散歩の季節だ。
東京散歩人の人気者、坂崎重盛「東京文芸散歩」が
文庫化されたから紹介する。
自称「ただの本読み」の著者が一葉、鴎外、乱歩、
谷崎、独歩
などを手に都内24のコースを歩く。
小説の文を引いて著者の説明があり、その後
にマップが付いている。これは文庫だと持ち歩けて
便利だわな。
吉田章一「東京落語散歩」は古典落語の
舞台を春夏秋冬季節に適した20コース。1年逃げられる。
有馬頼底好きなやついないかい?
178 :
名前は誰も知らない:2009/03/26(木) 16:29:14 ID:bqTm920TO
中島義道の人生に生きる価値は無いって本をアマゾンで買おうとしたけど現在取り扱いしてませんとあった。
発売日が最近なのになんでだろ?そんなに売れてるのか?
179 :
名前は誰も知らない:2009/03/26(木) 21:32:28 ID:fTOGZmQJ0
「荘子」をよもと思う
180 :
名前は誰も知らない:2009/03/26(木) 23:24:20 ID:MKEdA1lA0
お勧めの自伝・評伝はある?
若い頃の苦悩に共感できそうな人のやつとか
スロースタートな人生を送った人のやつとか
古今東西不問で
>178
初版が売り切れ
182 :
名前は誰も知らない:2009/03/28(土) 02:53:50 ID:vlwYalDQO
スレ内でコミュできない一方通行の長文レビュー男がいる
だから孤独なんだろうな
ジャズの初心者ガイド買ってきた
184 :
名前は誰も知らない:2009/03/28(土) 05:00:37 ID:wAF8vBpUO
今嫌わ松子の一生読んでいる。松子バカだけど嫌いになれない
>>182 別にいいじゃん。俺は意見交換しなくてもそういうレビュー読んで参考にすることもあるし。
お前のそのレスも十分一方的な書き捨てでしょ。
『新・マイルスを聴け!』中山康樹
ディスクガイドとして借りてみてざっと流し読みしてみたが、
アルバムタイトルの索引がないのは致命的。年代順に並べられてるだけ。
しかしタイトルから発売年を割り出せるようなヤツはこの本必要じゃないだろう。
文庫版では改善されているだろうが当時買った入門者は困ったろうな
文章が肌に合わない。特に、四十も半ばを過ぎたオッサンが自分のことを「ボク」と呼ぶ感性は耐えられない
この人のエバンスを聴け!も同じような感じだったなあ
別の人が書いた類似企画の『コルトレーンを聴け!』は良い本なのに。
おれはマイルスよりエバンスよりトレーンが好きで良かった
『散歩で楽しむ野鳥の本・街中編』大橋弘一
タイトル通り、街中でも散歩中に見かけることのできる野鳥を80種ほど紹介してある
やたら沢山収録しても初心者としては目当ての鳥を探すのに苦労するだけなので、これくらいがありがたい。
写真がむやみに大きいのとカモ類が優遇されすぎてるの以外は非常にいい本
説明も詳しくてよい
意外だったのは、都会でトビを見かけないのは、カラスに駆逐されたからだということ
猛禽のくせに情けないぞ!
中島義道なんてまだ読んでるやつがいるのかよ
>>180 田中清玄自伝
スロースタートじゃなく相当熱いけど
今の政治家と絡めて読むと面白いと思う。
190 :
名前は誰も知らない:2009/03/28(土) 15:38:43 ID:jYiE/ZFCO
>>189 そうだったのか
悪口書いてしまってすまんな
おれが読んだことのあるジャズ初心者ガイドは後藤さんという人の新書
>>186 中山の「マイルスを聞け」は中上級者向きの本だからなぁ。
あと文庫版最は、アルバムタイトルの索引ページはあるよ。
ジャズ板では叩かれまくってるけどおれはこの本好きだな。w
まぁマイルスオタクだからか。www
孤男ならやっぱりショーペンハウアーは必読だよな
ルソー「孤独な散歩者の夢想」
194 :
名前は誰も知らない:2009/03/29(日) 00:56:09 ID:eCnVeGd20
ショーペンはよく自殺しなかったな
>>182 某スレがそうだが、タイトルだけ書きこまれていて全く参考にならないよりかはいい。
フィルターが掛かるのは仕方ないとこだが。
ところで、ふと三島が読みたくなってブックオフやら他の古本屋に行ったが、
見出し自体がなかった。たまたま?
音楽を言葉で語る、ましてや他人に興味を抱かせるなんて難しいからな。
この読書スレはかなり健全で好きだよ。
淡々とお薦めやら批評が挙がるのが孤男っぽくてよい。
197 :
名前は誰も知らない:2009/03/29(日) 11:52:51 ID:ZLDX/FNAO
俺の人生の書。最強の名(迷)著
石川忠司「極太!!思想家列伝」
俺は猛烈に激烈に著者に嫉妬した。
「『チンピラ臭い』は『唯物論的』とイコール」
「ゴーゴリはパンク文学の始祖」
「志賀直哉の動物的無意識は熱いソウル」
「井伏鱒二は地球の制度、文化について全く無知な
外来者。井伏はジャンクSF」
など、思い付きでものを言い、何とか
無謀に、無駄な論立てする著者。
何の役にも立たない殴り書きの註釈。
例えば
「註42 澁澤龍彦 ディレッタント。サングラスはずせ。この小心者」
この本は売れていない。
国民の程度が分かる。
>>197 お前の程度が知れるよ
そのB級雑誌の書評みたいな書き方癇に障るんだよね
199 :
sage:2009/03/29(日) 12:06:05 ID:oIRp6O2D0
今読み終わった……
法月綸太郎の「生首に聞いてみろ」
なんかこの人の、「作家自身が物語に登場する」って手法が嫌いだったんだけど
後半面白かったんで意外とすんなり読めた。
他の著作も読んでみようかな。
そしてメール欄と名前欄を間違った……
ちょっと死んでくる
三島由紀夫の新潮文庫は朱色でエロいね
203 :
名前は誰も知らない:2009/03/29(日) 13:28:42 ID:r6uY70OhO
夏目の著書は不器用で思索好きな主人公が
自分に重ね合わせる事が出来て入り込めるな
唯一、坊っちゃんは嫌いだけど
204 :
名前は誰も知らない:2009/03/29(日) 13:32:21 ID:ZLDX/FNAO
だから「(迷)」と書いておいたのだが。
>>204 > だから「(迷)」と書いておいたのだが。
たぶん、問題はそこじゃない。
206 :
名前は誰も知らない:2009/03/29(日) 17:11:13 ID:2QfDiFUY0
迷っちゃん
207 :
ジュピターキング ◆Jupi/Jjerg :2009/03/29(日) 17:29:16 ID:rNxqgnoV0
また寺山修司集めようかなと思っている。
ジュネの「花のノートルダム」新訳で平積みしてあったから買ってみたんだけど、
よみづれえええ
どれくらいすごい作家か知らないけど、もう読むことはないだろう
途中何度も読むのを止めようと思ったのは、笙野頼子の「幽界森娘異聞」以来、久しぶりだ
笙野は凄い小説はほんと凄いけど、勘弁してっていう駄作もあるね。文体が暴走するとそうなりがち
オー・ヘンリー読んでる
きれいごととかじゃない感じがいいよ
>>193で「孤独な散歩者の夢想」が挙がってたけどルソーはまじオススメ。
社会契約論や人間不平等起原論のイメージが一般的には強いけれども、その実ただの被害妄想孤男。
一般庶民とは距離をおきたいけれども、かといって社交界の欺瞞だらけの渦中にも入れず、ぼっちとして生きた男だ。
「孤独な散歩者の夢想」では、ルソーが世間の迫害に疲れ果て、湖畔の離れ小島で独り植物と戯れることの決意に至った経緯が書かれている。
他にも、「告白」では、自らのM性癖や露出癖まで赤裸々に告白。
「エミール」では、理想の自分を妄想の中で育て上げる。
どれも喪男や孤男には最高の本なのでぜひ読んでみて!
他にも、ベタだけどトーマス・マンの「トニオ・クレーゲル」もリア充に適わない非リアの懊悩が延々と書かれてて面白いよ。
ただいま『ドン・キホーテ』を読んでいるところ。
特に孤男的要素があるわけではないけれど、とにかく笑えて仕方ない。
>>194 ショーペンはある意味理想の生活だろ
金に憂うことのない人生ほど羨ましいことはない
ずばり生活の困窮が不幸をもたらすと語っていたのはモームの『人間の絆』だったかな
黒木瞳がドラマかなんかで「みすぼらしい服を着てると心も貧しくなる」とかいってたのと通じる
>>203 夏目漱石は『それから』が一番いい
次点で『行人』と『こころ』
異論は認めない
夢十夜が一番だ
216 :
名前は誰も知らない:2009/04/02(木) 23:51:00 ID:OTj9UqRdO
運慶が一番だ
217 :
名前は誰も知らない:2009/04/03(金) 01:04:36 ID:+Jw1PVDYO
>>213 黒木瞳に言われてもな。。。そりゃ、そうでしょう。
俺小汚い格好(ホームレスルック)してたけど、サブカル、メンヘル女がよってきたよ。
星新一「声の網」を読んだ
本当に30年以上も前の作品?って疑いたくなるくらい
現代のネット社会の光と闇を予見していて改めて星新一はスゴイと思わされた
219 :
名前は誰も知らない:2009/04/03(金) 09:08:45 ID:nizaGhzQ0
サブカル連中は本当にウザい
高田純次「適当教典」
それなりに面白くて2〜3時間で一気読み出来たが、
どうしても読み返す気が起きない
221 :
名前は誰も知らない:2009/04/03(金) 10:26:33 ID:9TBcQv6bO
神谷美恵子「生きがいについて」
昔読んだこれをどうしても読み返さねばならん。
気力がわかん。
「らい」という病気の撲滅に一生をささげた人。
劇団ひとり「陰日向に咲く」
話題作だから期待してたけど、拍子抜けした
224 :
名前は誰も知らない:2009/04/03(金) 18:23:25 ID:nwKQt9dvO
インターセックス、ははきぎほうせい
半陰陽がテーマ、いろんな病気があるのね
>>224 病気に関して学ぶと健常者はいかに「奇跡的」なものか,と言いたくなるぐらい色々あって面白いと思うよ
帚木蓬生は閉鎖病棟や安楽病棟も面白かったよ
昨今の介護ブームとか,介護漫画(某ヘ)とかがあるけど
本当に認知症の高齢者を相手にするとはどういうことなのか?こっちのほうがずっとよく書けてると思う
にわかでなく専門職としておススメ
226 :
名前は誰も知らない:2009/04/04(土) 03:39:12 ID:7UHrtIN2O
サブカル本はな…
学生時代、「固い読書」を卒業(というほど
の期間はないが)してすぐの頃は面白かった
のだがな。
最近はつまらないな。
素人以下のアフォリズムとか。
しかもサブカルの連中は「固い読書」の
人間を馬鹿にするからな。
馬鹿にされないように「固い読書」をする
のは難しいんだよな。
227 :
名前は誰も知らない:2009/04/04(土) 03:51:03 ID:s1pvIPHR0
読書が趣味ですって言ったら読書が趣味だと言うのが趣味のような人と同じに扱われた。
ちょっと心外だった。そんな自分にオタク心を感じて悲しかった。
サブカル本ってどういうの?
>>228 クイックジャパンとかSTUDIOVOICEとか。
一番解りやすいのは20数年前の宝島かな。
本というか雑誌かw
230 :
名前は誰も知らない:2009/04/04(土) 08:20:48 ID:AGyQPZwi0
現代の日本では本を読む知的水準に達してない人間に無理矢理
読書させようとしてるからな
漫画や昼ドラマでいいのにそれをわざわざ小説化する
231 :
名前は誰も知らない:2009/04/04(土) 08:50:07 ID:BjdGqariO
本を読む知的水準(笑)
どっちも少ししか読んでないけど、固い本読む人をバカにしたような印象はなかったけどなあ
233 :
名前は誰も知らない:2009/04/04(土) 11:12:23 ID:O3he3TDB0
周りの評価はどうでもいい
好きな本を読んでいればいい
サブカルというかオカルトに学生の頃にはまったことがあるな
フリーメーソンとか初めて知ったときは関連本を読み漁った
個人的にはシャンバラ関連の本を手当たり次第に収集したことがあるw
結局ぜんぶオークションで売ったんだけどね
まともなので『北極の神秘主義』と『聖なるロシアを求めて 旧教徒のユートピア伝説』だけ手元にあるわ
イリオンの『チベット永遠の書』とかムーの『極北に封印された「地底神」の謎』とかかなりおもしろかったな
ブラバツキーは好かんかったがレーリッヒやわけわからん教祖の絶版本とか稀少なのもネットで見つけては購入したな
毛皮のマリー買った。
サブカル本と言われてGON!しか思い浮かばない俺って…
ああいう下世話なタブロイド誌は暇つぶしには持ってこいだったなぁ
芸術崇拝の思想を読み終わった
芸術の思い上がりを批判してるんだけど
今まで芸術賛美の本ばかりだったから新鮮だった
知識不足で理解が及ばないところも多々あったけれど
そういった本は自分の向上心に栄養を与えてくれる
心脳問題以来のお気に入り本
a
239 :
名前は誰も知らない:2009/04/05(日) 20:58:33 ID:Ud1R0nHe0
ジェフリー・ディーヴァーのミステリーはかなり面白いと聞くけど、
米TVドラマ的なエンターテイメント志向なのかな??
読んだことある奴いる?
アミエルの日記面白いな。
>>239 アメリカのドラマ的かどうかはよくわからないけど、本格的なミステリーだよ。
人気シリーズの主人公は寝たきりの元科学捜査員で、パートナーが見つけて
きた事件現場のわずかな証拠品から犯人を追い詰めていくっていう話
シリーズの中でも『魔術師』がおすすめ。イリュージョニストの心理とかが結構
詳しく書いてあってそれだけでもおもしろかったよ。
昔のね、古いフールズ・メイト持ってて、これを今でも
読むんだ。北村昌士の文章が好きなんだ。
イーノとかアート・ベアーズとか・・・
ああいうアーティストは、あの語り口が一番似合ってるよ。
>>242 オレの時代のフールズメイトはパンクだった。
皆川博子読む人いるかな?
『総統の子ら』がよかった…
ポーランド、ユダヤ側の視点での話が多いから余計考えさせられた
この人短編で、ドイツ移民が歩いて祖国に帰る話も書いているけどそっちも良かった
確か『ジャムの真昼』ってタイトルのに入っていたと思う
>>230 > 本を読む知的水準
ある程度の読み書きができれば十分じゃね?
読書嫌いの背景には、読書感想文の強制があるからかと。
実際、おれの読書好きをからかっていた人が社会人になった途端、急に読書好きになた。
>>245 >>230は読解力と、読んだ内容を自分なりに消化する事を言いたいのでは?
読むだけなら誰でも出来るけど内容を自分の糧にするのは誰にでも出来る事じゃない
最近自分が『浅い読み方』しか出来ていないと昔読んだ本を再読して思ったから
何となく
>>230が言っている事は有るのかもとな思った
まあ難しく考えなくても面白い本に出会ってのめり込んで読めるだけでも
自分は嬉しいし有り難い事だと思うんだけどね
247 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/04/09(木) 13:34:17 ID:atQn/lo90
たかが読書にそこまで真剣さを求める必要は無いと思うんだがね
>>230とかはえらく滑稽に見える
本なんか自分の好きなもん読んでりゃそれで良いんジャマイカ?
まぁ
>>230の言いたい事は
読みたくもない本を読ませるのは良くないってのでおk?
若いとき音楽やファッションにのめり込んじゃったから
読んだといえば頭の体操ぐらいだし。
実家には辞書しかなかったからそんな環境じゃなかったのかも。
うちの親は未だに文章そのものを読みたくないらしい。
>>246 いや、おれもそうは思ってた。
でも、娯楽感覚で「深く考えられない本」もあるじゃん?
そうゆうもの(たとえばラノベとかフランス書院とか)と純文との間に優劣がつきそうな感じがして、書くの止めた。
>>230からは「くだらねえの読んで喜んでじゃねえよpgr」な感じが連想させられた・・・。
所詮は好みの世界だから、他人にどうこう云われるものではないんだが。
「純文」って言葉、久し振りに使ったなーw
>>244 皆川博子の『死の泉』なら読んだことがある。
始終不気味な雰囲気で、面白かった。
この人の文章はなんか耽美だな。
今度『総統の子ら』も読んでみるよ。
252 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/04/09(木) 15:17:13 ID:Y1jRlUhg0
純文学気取りってのもアホらしい
253 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/04/09(木) 15:19:37 ID:Y1jRlUhg0
小説なんて全てエンターテインメント
>>251 俺もこの人は『死の泉』で知ったんだよ
『総統〜』は独逸、大戦と言えばこうって知らずに固まってた考えが
改めさせられるって言うか…『死の泉』を書いたこの人だからこそ
これだけの話が出来上がったんだなぁと思わせる本です。マジお勧め
今『聖餐城』読んでる途中だけどこれも凄い引力がありますわー
でも古い短編や『冬の旅人』とかは好みがかなり別れそうだな…
妖しさや耽美的なのが好きなら行けそうだけど、どーだろう?
255 :
名前は誰も知らない:2009/04/09(木) 16:46:42 ID:thqemPjQ0
小説
「後ろで大きな爆発音がした。俺は驚いて振り返った。」
ケータイ小説
「ドカーン!俺は振り返った。」
大江健三郎
「後ろから大きな爆発音が聞こえた。女の膣がこすれるような音だった。
こいつは、勃起させる!」
北方謙三
「後ろ。爆発。振り返った。風。」
J・D・サリンジャー
「後ろからインチキ臭い爆発音が聞こえたんだよ。
僕は振り返ろうとしたんだけどそんなことをしたら
僕はげえげえ吐いてしまうよ。」
神林長平
「爆発したのかしらん」
村上龍
「後ろで爆発音がした、汚い猫が逃げる、乞食の老婆が嘔吐して
吐しゃ物が足にかかる、俺はその中のトマトを思い切り踏み潰し、
振り返った。」
村上春樹
「完璧な爆発などといったものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね。」
奈須きのこ
「−−突如、背後から爆発音が鳴り響いた。その刹那、
俺はダレよりも疾く振り返るーーーッ!」
筒井康隆
「あっ。爆発した。今爆発しました。
私がここであなたとこうしている間に爆発しました。爆発。
きっとこれから火がでます。げほっ。出ます。火が出ます。さあ逃げましょう。
逃げなくてはなりません。げほごほ。げほ。」
小倉智昭
「僕はねえ、これはいつか爆発するんじゃないかと思ってたんだよねえ、デーブ」
デーブ・スペクター
「アメリカでは以前からこの事問題になってたんですよね」
256 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/04/09(木) 17:07:54 ID:Y1jRlUhg0
夢野久作
「後ろでドカンと何かが炸裂した。グルングルンと炎が渦を巻いて、キラキラと火の粉が宙を舞った。
辺りはタマラナイ火薬の臭いで一パイになった。」
257 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/04/09(木) 17:27:31 ID:Y1jRlUhg0
梶井基次郎
「後ろで何かが爆発した。炎、煙、火薬の臭い、叫び声、そう行ったものが私の目の前に現れた。」
259 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/04/09(木) 17:39:36 ID:Y1jRlUhg0
香山滋
「おお!炎よ!彼女を、彼女のふくよかな乳房を、そしてこの大いなる遺産を無へと還した地獄の使者よ!!
全てを焼きつくし、私を原初の地へと誘うがよい!!」
260 :
名前は誰も知らない:2009/04/10(金) 02:18:36 ID:xpXxSIxOO
>>246 浅い読み方と深い読み方って、具体的にはどういう感じなの?
子供用プールで豪快バタフライ
水深の深いプールで犬かき
安部公房
「いずれ爆発することは決まっていたんじゃないのかな。
希望を持ちすぎる人間はミネラルが不足してるんだってね。」
掛布雅之「非常にこう、爆発することになってますね、えぇ」
岡田彰布「そら(火薬に火をつければ)そう(爆発)なるわな」
樋口広芳『鳥たちの旅』NHKブックス
渡り鳥に送信機を取り付けて旅の軌跡を明らかにする。
なかでも一時間単位、町単位で日本縦断の旅程を教えてくれたサシバ「福ちゃん」の記述は読んでいてわくわくする。
ハチクマなどは年に二回、安曇野からインドネシアまで、東アジアのほとんどすべての国を股にかけ、
三ヶ月ほどかけて悠々と旅する。人間にはとても真似出来ない豪快な旅だ。
ただ、本全体は一般読者には些事・重複に見えるような記述が多くてやや退屈。
著者が監修に関わったという映画WATARIDORIも散漫だったな。
改めて知ったのは、鳥の子育ては食べ物に左右されるということ。
ヒナでも食べられる柔らかい幼虫が多い時期を狙って子育てが行われるわけだ。
また、渡りは単に寒さ対策のためではなく、やはり餌となる生物(昆虫や爬虫・両性類)の発生を狙って行われるということ。
寒さには充分耐えられる体だそうだ。
渡りの方向は、昼は太陽、夜は星座を利用して定められる(プラネタリウムでの実験)。特に星座による方向理解は後天的な能力だという。
渡り鳥の保護は一つの国だけでは意味がなくて、彼らが通過するすべての国で守らなければ意味がないという提言は意義深い。
遠藤公男『野鳥売買・メジロたちの悲劇』講談社α新書
禁じられているはずの野鳥の売買の実態を暴く。中国に単身乗り込んで売買ルートを突き止めるなど、ルポルタージュ的な面白さもある。
印象的だったのは、中国で捕獲され日本に輸入されたメジロたちの行く末。
彼らは愛鳥家たちに愛玩されるために輸入されるのではなく、輸入証明書を手に入れるためだけに輸入されるのだ。
日本では輸入メジロはほとんど価値がなく、他方国産メジロは捕獲も売買も飼育も禁止されている。そこで、国産メジロを輸入メジロと偽るために証明書を利用するわけだ。
輸入メジロは二足三文で売られるか、打ち捨てられる。輸入過程でも相当数が死ぬのわけで、悲劇というほかない。
そして、こんな手段をとるくらいなのだから当然買い手もいるわけど、値の良いものは一羽あたり百万円を超えるという。
値段は歌の美しさに応じているようで、これは全国各地の「鳴き合わせ会」という会でコンテストを行っている。
違法なものにつきもの、ヤクザも絡んでいる。
(つづき)
大変面白い本だが、見方が一方的に過ぎるという印象も持った。良くも悪くもメジロキチガイなのだ(反捕鯨を彷彿させる)。
例えば、捕獲反対の理由の一つに生態系破壊を挙げているが、
本書終盤で賞賛されている、庭に数百羽集めるような愛鳥家もまた生態系を乱しているのではないか?
(大規模な捕獲とはもちろん比べるべくもないが)
また、カゴに閉じ込めるのは可哀想だというあまりに素朴な主張も、相手によっては理解不能だろう
もっとも、そうした強いバイアスがあったからこそ、メジロ解放に大きな推力を与えたのだろうが…
本書カバーに中国と日本それぞれのメジロの写真が載っている。中国産のほうが目つきが柔らかいのが印象的だ
鳴き合わせ会はちょっと興味あるが、どうせ孤独だし野鳥でも愛でようぜ
268 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/04/10(金) 17:50:57 ID:5zGcOHfE0
九官鳥は可愛いな
小学校の時知り合いが飼っててたまに遊んだ
『ニルスの不思議な旅』を読みたくなっちまった。
271 :
名前は誰も知らない:2009/04/11(土) 05:51:26 ID:YLD2os4TO
活字を目で追う気力がないので、昔読んだ
ものを再読するのはどうかと吉野源三郎「君たちは
どう生きるか」を再購入した。
良い本だと思うのだが、今の中学生には
あまり有効ではなさそうな点もちらほら。
最近書店でやたらと目に付く「14歳の〜」といったタイトル
の本(池田晶子や宮台など)に興味がわく。
池田晶子の14歳のための哲学はだいぶまえに出た本だと思うけど、いい本だったよ
簡単な書評は構わぬが、梗概まで垂れ流すのは遠慮してくれ読む気削がれる。読書感想文書くとこじゃねー。
>>273 >>1には・・・
> 購入した本、読了した本の報告、感想などの報告、
とあるのだが、なにか?
問題は、文章力があまりに低い文盲みたいなレスにある。
せめて、人に読んでもらえるような文章になるように推敲くらいしてほしい。
わるうござんしたね('A`)
大学始まったけど、今期も不登校になりそうだw
時間が大量にあるから、半年で300冊は読みたい
天使と悪魔おもすれー
野田知佑の「旅へ」を読んだ。
オレが書いてるのかと錯覚したよ。
昔の事を思い出して目頭が熱くなった... 。
279 :
名前は誰も知らない:2009/04/12(日) 00:11:30 ID:OmedLsbTO
>>276 「今期も」てw
なんて羨ましい生活してんだw
俺も大学時代は、時間はあるわ、生協の書店だと割引きされてるわで本読みまくってたよ。
(で、ある日、ショウペンハウエルの『読書について』を読んで衝撃を受ける…てパターンは俺だけ?)
それにしても、半年で300冊とは結構ハイペースだなぁ。
「文学全集読破!」とか「○○(作家名)の本全部読む!」みたいな計画があるのかな?
まぁ、留年しない程度に勉強もねw
280 :
名前は誰も知らない:2009/04/12(日) 00:46:00 ID:5oILQES1O
インテリなこおとこさん
281 :
名前は誰も知らない:2009/04/12(日) 01:16:19 ID:b/L80DaWO
最近また読書にハマって来てるんだが誰かオススメの本を教えてくれ。
翻訳された日本語が苦手なので日本人作家の奴で。
今まで東野や伊坂とかのミーハーっぽいのしか読んだことないんだ…
ミーハーついでに京極夏彦読んじゃいなよ
最初の二作がオヌヌメ
283 :
名前は誰も知らない:2009/04/12(日) 02:25:39 ID:TKVvFGynO
ミステリアス学園読んだけどバカミスだねコレ。
鯨は全部そうだよ
>>279 自分の場合
ショウペンハウエルの『読書について』なんか読むのは
読書しまっくてるに違いないのに、そりゃないぜブラザー
のパタンでした。
286 :
名前は誰も知らない:2009/04/12(日) 13:50:09 ID:GofsxDX9O
数だけ読んで何も理解してないという
287 :
名前は誰も知らない:2009/04/12(日) 14:00:42 ID:xbQm+Rh+O
読者初心者なんだが、書店での並びはどうなってるの?
作家五十音順?出版社?
場所による
俺の好みは出版社順
池田晶子オススメ
哲学系だが素人にも入りやすい
弧男向きだと思うよ
290 :
名前は誰も知らない:2009/04/12(日) 19:50:42 ID:EFSPnW71O
江戸川乱歩いいよ ただしあんまり読むとマンネリするが
ミステリとしては劣るかもしれぬが それでも乱歩の味が出てる 俺は好きだね 普通の謎解きよか
291 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2009/04/12(日) 19:56:50 ID:KLWjVR2c0
「変格派」「不健全派」大好きだね
292 :
名前は誰も知らない:2009/04/12(日) 20:41:49 ID:I/zCvagV0
クロフツ、読んだ人いませんか?
読もうと思ってるけど、
本こうてから、オもろなかったら損するw
本田宗一郎の「俺の考え」読んだ。
面白いオヤジだ。
昔の岩波文庫のパラフィン紙、あれを恐る恐る触りながら
読んでいた頃が懐かしい。
前出のショーペンハウエルの「読書について」「知性について」は
確か100円だったよね?18歳頃、こんなに安い値段で、
高尚な文章を読めるのが嬉しくてしかたなかった・・・
いつの時代だよ
アラカン世代か?
>>294 あれってデフォだったの?
古本屋が保護のために独自に付けてるのかとおもてた。
>>290 乱歩は構成含め、文章のテンポが素晴らしい。
三島とかもそうだが一字一句の組み合わせに無理がなく、水が染み入るように自然に流れていく。
翻訳ものにありがちな嘘くささ(着飾ったスイーツのようなw)、わざとらしさがない。
ミステリで読めるのは乱歩くらい。
>>276 なんで大学行ってるの? 誰のカネで行ってるの?
聞いちゃいけないのかもしれないが、俺からしてみればふざけるなと思う。
親の事情で奨学金受けれず
まいいや。すまん。親を泣かせるな。スルーしてくれ。
いやいや、80年前後に青春期だった者だよ。
パラフィン紙で販売していたのはその後もしばらく
続いたよね。今もゲーテとかヒルティ、易経、荀子など
愛読してる。話は変わるけど、当時トパーズ・プレスから
発行されてたBOOK MANっていう雑誌、これも
愛書家には面白いモンだった。
俺はトレーシングペーパーでブックカバーを自作してる。
質感あんまり良くないけど
あの紙邪魔だから買ってすぐ捨ててる
嵐が丘再度したら凄く違和感が…
翻訳のせいか?昔呼んだ時はもっと違った気がするんだが…
301 :
名前は誰も知らない:2009/04/13(月) 10:02:42 ID:KfWp3gtAO
>>274 2ちゃんねるは普通に長文書いても
「〜まで読んだ」とか言われるからな。
ポップ(あれはあまり好きではないのだが)みたい
に書けばいいのか…
あまりやり方がよく分からない。
ま、重要なことは自分でノートなどに書いて
おけばいいとおけばそれでいいや、と思う。
親の事情で奨学金不可とかあるの?父が連帯保証人で借金1000万、家は仮差し押さえでも学生機構の一種許可されたぞ
303 :
名前は誰も知らない:2009/04/13(月) 15:05:06 ID:yszH53lE0
中島義道 孤独について
森鴎外 青年
ヘッセ 青春はうつくし
ヘッセ 車輪の下
トルストイ 光あるうちに光の中を歩め
夏目漱石 行人
マークトウェイン 不思議な少年
ヘッセ シッダールタ
中島の人生は壮絶。
岩波か。★や☆で背表紙に値段表記あったな。
先日岩波文庫のシートン動物記を古本屋で見つけて買ったよ。
懐かしかった。
カール・セーガン「コスモス」上下巻も見つけて買ったよ。
今は文庫本も値段高いよなあ。
ジュンク堂に毛沢東語録を買いに行ったんだけど
「か行」をいくら探しても全然見当たらないから私は、
『本屋の売国店員が「マオ・ツォートン」って中国語読みしてるんじゃ…?』
と考え付いて「ま行」を探したら本当にあってビックリした。
スルー検定開催中……
…
グウィンの西のはての年代記読み始めた
この人の作品てこう、黄昏の暗さってか明るさが無いよね
そこが凄く好きだ。絶えず底に不安がある様な世界っつーか…
上手く説明し難いが
別役実の『黒い郵便船』や『眠り島』も似た雰囲気で好きだけど
両方読んでる人は少なそうだなぁ
闇の左手はいまだに骨に滲みてる
310 :
名前は誰も知らない:2009/04/15(水) 02:25:40 ID:4jNNV+qyO
須藤元気「キャッチャー・イン・ザ・オクタゴン」格闘技好きな俺は楽しめた
別役実は虚実皮膜のエッセイが好きだな
ネットで別役実をすすめられたことある
読んだことないんだけど、何から読めば良い?
別役は色々面白い(?)んだけど、
>>312が普段どんなのを読むかによるかなぁ
づくしシリーズは入手困難なのもあるけど挿絵が良いのでオススメ
『けものづくし』の犬については街中で色々な犬を見る度に思い出してしまう
エッセイ的な物なら白水社(…だったと思う)から出ているのが好きだな
物語は上にも書いた『眠り島』と『黒い郵便船』が個人的に同列一位
完結していないけど『そよそよ族』も中々…
ただ、戯曲や古い作品の大半は三一書房から出版されているんで図書館で探す方が早いかも
自分は結構所有していたけど諸事情で殆ど手放してしまったので
うろ覚えの古い記憶でオススメしているからAmazonの評価なんかも併せて参考にして下さい
長文スマソ
中学のときに読んだ「デミアン」以上の本は今のところ無い
年齢と内容がベストマッチするのって意外と難しいのな
>>313が詳しく書いてくれているが、
俺からのお勧め別役本は、「〜づくし」シリーズと「コン・セブリ島の魔法使い」
虫づくし読んだけど別に感心しなかった
穴についての考察だけは印象に残ってる
フィッツジェラルドの夜はやさし
リア充ざまあwな感じで爽快な読後感
318 :
名前は誰も知らない:2009/04/15(水) 17:26:25 ID:2PZxgsrH0
>>314 「デミアン」は、戦争前に書かれたんだね。
最後の、デミアンのヨーロッパ文明に対する
感慨、警告は、全く今の日本の状況にも
そっくりそのまま当てはまる。
319 :
名前は誰も知らない:2009/04/15(水) 21:39:27 ID:z8s5VgVv0
フランツ・カフカ
レイ・ブラッドベリ
ジュール・ベルヌ
村上春樹
大石真
中島義道
美しくて抒情的で孤独な文章を書くらしい人を中心に適当にメモしていたんだが、
それぞれお勧めの作品を教えてください
321 :
名前は誰も知らない:2009/04/16(木) 11:53:47 ID:as0EvsjTO
>>319 なんかお望みとはかけ離れた人選になってる気がするがw
まあいちいち孤独がどうとかを気にせずに楽しんで読めばいいよ。
作家名・代表作って二語でググってよく出てくるものでも読めば特に外れは無い。
中島義道は俺は全然オススメできない。孤独についてしか読んでないが拍子抜けもいいとこ。
323 :
名前は誰も知らない:2009/04/16(木) 12:45:18 ID:jyEOEg+NO
>>319 村上春樹に関して言えば
『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』『ノルウェイの森』
あたりかな
他の著者たちは特に文体に関してコレは美しい!と感じた記憶はない
中島の孤独に対する考え方は徹底してて好きだ。
美しくもないし抒情的でもないが。
326 :
名前は誰も知らない:2009/04/16(木) 15:31:24 ID:NrfAuDl1O
「非属の才能」読んだ人いる?孤男はすごい才能あるらしいよ。俺はニートだけどな
327 :
名前は誰も知らない:2009/04/16(木) 15:41:14 ID:P8AzUkvn0
>>321 うん
>>322 そうなの?
誰かこういう作風の作家知ってる?
>>324 レイ・ブラッドベリとかも優れて叙情的な作風が特徴って書いてあったからさ
フランツ・カフカとかウイリアム・アイリッシュとか
>『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』『ノルウェイの森』
読んでみます
328 :
名前は誰も知らない:2009/04/16(木) 15:53:06 ID:ir2xWzGrO
高橋昭男「漱石と鴎外」
古本屋で100円だった。トイレに行きたくて急いでいたからよく見ずにレジへ。
「『漱石と鴎外』」の本かと思ったら、
「『漱石』と『鴎外』」の本だった。
様々なエピソードを辿りながら二大文豪を知る。
漱石のところしか読んでいないが、
入門書なので読みやすくて良かった。
参考文献のいくつかにチェックを入れた。
漱石が兄の妻と不倫関係にあったとする
江藤淳に敵意むきだしで猛反論する宮井一郎「夏目漱石の恋」
はそのうち読んでみようと思う。
329 :
名前は誰も知らない:2009/04/16(木) 19:04:42 ID:u9E4MGwc0
漱石の小説には好人物な兄嫁がよく登場するよね。
お姉ちゃん好きだったのだろうか。僕も優しい兄嫁欲しいです。
>>325 そうかい?言ってることとやってることが違うようにしか見えなかったが。
俺の方がよほどこの本のテーマ通りの生き方してるのではって本気で思ったもん。
結婚にしても仕事にしても、世俗に迎合して生きてるだけなのに、なんか必死で
「普通とはかけ離れた俺」をアピールしたがるから、こういう↓言い訳じみた話になるんじゃ。
我こそとてつもない社会不適合者!孤独を選び取れ!家族に囲まれて死ぬとか冗談!独りで死ぬ!
→「あのね、結婚した方がね、周りからね、とやかく言われなくなってね、
それを防波堤にすることでね、より容易に孤独を味わえたりするんだよ」
性愛とか煩わしい!→アヘアヘ。しっかり子作り。「あのね、子供作った方がね、周りからね…」
我こそは決定的な世間的不適合!決して妥協しない頑固者!病的な自己中心主義!
→「お願いします職をくださいその為ならば貴方様のホテル代も支払い芝刈りも致します」
別役読む人が意外に居てびっくりした…
これならきっと内田百けん読む人も多いに違いない!
ひゃっけん先生も二冊くらい読んだけど読んでるうちに何がおもしろいのかわからなくなった
「○○くんは、朝飯をたくさん喰べたので、余計におなかがすいただろう」みたいな一節は覚えてる
ひゃっけんは『冥途』と『サラサーテの盤』がいいよ
『冥途』の『鶴』が気持ち悪くて凄く好きです
『ノラや』はあまりにも悲しくなるので好きだけど読めない…
ひゃっけん先生は御馳走帖がのほほんとしてすき
335 :
名前は誰も知らない:2009/04/17(金) 10:12:14 ID:uhIY9evXO
精神的事情で活字を目で追っていても息が持たない
ので短いインターバルで息継ぎできる日記文学を
めくっている。
武田百合子の「富士日記」。泰淳の熱心な
読者ではないのだが、富士山麓のエピソードは
思春期に山や湖と縁があった俺はなかなか楽しく読める。
何となく手元に置いておきたくなる。
日記といえば神谷美恵子も手元に置きたい。
彼女の煩悶や内省の迫力にときどき震える。
工藤庸介『ショスタコービチ全作品解読』
簡単な伝記と作品目録、名盤ガイド
これからショスタコービチを聞こうというひとには手堅い一冊となるだろう
著者の名前に見覚えがあると思ったらピアソラの入門サイトを運営してる人だった
専門は地球環境工学の研究者。多才だなあ
武田花より娘の武田花の文章の方が好きだ
「南北相法極意 修身録」(人間医学社)というのがある。
もう20年以上前に300円ほどで当時の通販で買った。
薄い本だが、食に対する思想を随所に明解に述べている。
「真の陰徳は、われ日々喰い費やすところの食物を、半椀食せずして
天地に延ばすといえども、我より外に知る者はあらじ、
これを真の陰徳という。なお、一口といえども、日々この如く行うときは、
子孫の悪因を解き己が要因を解くこと名月を指すがごとし。」
江戸時代末期に大阪で易占・観相をした人。
皆川博子『聖餐城』読了
ラストが良かった。
自分にとって面白いと言うか、興味深かったのは日本で所謂「賎民階級」と言われる人達が
ヨーロッパでもそうだった事。穢れの概念というのは宗教や人種が違っても
かなり共通するものがあるのかな…と。
娯楽としても素晴らしい作品だけど、娯楽だけで済まされない凄さがありました。
70代半ばでこれだけの作品作るってだけでも凄いですけどね。
340 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2009/04/18(土) 00:58:01 ID:fet1x+740
日本もヨーロッパも封建制って共通項があるね
チョコレート
正直読むんじゃなかった
とりあえずチョコの取り説だった
皆川博子の死の泉はラストが酷かったwww
フィクション内フィクションのギミックは奇を衒ったつもりんだなんだろうけど、そのせいで全てが台無しになってしまったと思う。
プロット構想に10年かけたとあったが、実に勿体ないことをしたと痛感する。
石坂洋次郎全集で陽のあたる坂道を読んでるけど
この人はあんまり人気ない?書店でも目につかないし
冒頭なんかラブコメで笑えた 小奇麗すぎるのか?
>>337だが
「武田百合子より娘の武田花の文章の方が好きだ」の間違い
昭和の時代は作品続々映画化、テレビでは石坂洋次郎青春シリーズとしてドラマ化と、
すごい流行作家だったらしいけど、今はちょっと忘れられてるね。
ユーモアもあって、すごいうまい作家だ。変なエロスもあるし。
そのうち再評価されるでしょう。
あ、全集の後半めくってたら裕次郎が写ってた!
昭和の流行作家としては石川達三もいたね。
「青春の蹉跌」はよむべし。映画もよかった。
349 :
名前は誰も知らない:2009/04/18(土) 15:43:17 ID:L5gZ2s6A0
藤沢周平の「一茶」読み中。
孤独、貧乏、野心、諦め、卑しき心、一茶のあらゆる姿が書かれてる。
孤男の心を打つ作品だな。
350 :
名前は誰も知らない:2009/04/18(土) 23:05:12 ID:+LRJO0EWO
「異常快楽殺人」
平山夢明のノンフィクションです。アメリカの殺人鬼バケモノすぎる!ちょっと日本のホラー小説がカワイく思える
マックス・ウェーバーおもしれえwwwww
なんでもっと早く読まなかったんだろう
352 :
名前は誰も知らない:2009/04/19(日) 23:03:14 ID:NN1W2cK00
安部公房の棒って、どう解釈すりゃいいの?
ルーマンおもしれえwwww
何言ってるのかさっぱりわからねえwwwwwwwww
なんでこんなの読んじゃったんだろう
秘密読んだけど欝になった普通のハッピーエンドにすればいいのに
J・G・バラードの訃報が届いた
惜しい人を亡くした
安部公房、今まで読んできた中で一番興奮した作家だな
大学の図書館で全集借りて通学の時間に読んでた
読書をするきっかけになった作家であれからいろいろな作家の本読んだけど、
初めて安部公房読んだ時の興奮・衝撃を超える本には未だ出会ってない
別に解釈できなくてもわけわかんなくても、おもしろければそれでいいと思う
「カンガルー・ノート」文庫本の解説でドナルド・キーンが「俺にはこの作品は解釈できない」
って正直に告白してたような気がする
それ解説になってないじゃん、と当時思ったけど、確かに脛からカイワレ大根が生えた
ことの文学的意味を追求しても無意味だよなぁ
ほんとだ…ブラッドベリ爺さんはまだまだ頑張ってくれ
J・G・バ
の部分が顔みたい。
ジェイムズ・グレハムだとはじめて知った
J・G安らかに
J・G・し<安部公房は自分の作品が娘の学校でテストに使われて、この作者の意図を答えろという問題だったんだが
本人は「わかるわけないだろ」みたいな返答をしたんじゃなかったっけ
363 :
月食領主 ◆DxgwL./BZw :2009/04/20(月) 23:54:49 ID:9snjUGSj0
>>362 「俺の意図はそうじゃない」とか言って怒る人多いらしいわよ
平成11年センター試験国語の山田詠美「ぼくは勉強が出来ない」とかか
>>358 先月にようやく全集の最終巻が出たんだよね >安部
水野南北って誰も知らんのか?
367 :
名前は誰も知らない:2009/04/22(水) 09:59:24 ID:2uKCEjWBO
>>344 花の文章はほのぼのするよな。
春日武彦 穂村弘「人生問題集」
精神科医と歌人の対談集。
テーマは『孤独』、『不安』、『お金』、『仕事』、『愛』など
誰にでも関係があることなので、
誰が読んでもなかなか面白いと思う。
二人とも身のこなしが悪く、地に足が着かない
ような違和感を持った人(運動音痴
で要領も悪い)なので納得できる話が多かった。
穂村の個人的エピソードは滑稽で、ときどき
漫才めいた名調子を見せる。
春日ファンの俺は、彼が初めて前面におし出した茶目っけ
に面食らいながらも楽しめた。
今更ながら「始めよう。瞑想」を読んで、瞑想を実践中。
境地とやらには全く達しないけど、
頭ん中が若干スッキリする気がしないでもない。
それはそうと、昔、腹痛になったときに必死でオリジナルの呪文をとなえてた事を思い出した。
乙一『GOTH』
はじめて読んだ
漫画ぽい
前知識のせいもあってジョジョの絵柄(特に四部)や展開ばかりが脳裏に浮かんでしまう
それぞれの話に小さなどんでん返しが込められていて、物語を読み進めるための原動力にもなっているのだが、それがいかにも荒木的。
バカ売れするほどの本とも思えないけど、高校のころに読んでいたら自分のメンタリティとぴったり合致したかもしれない
乙一の面白さがよくわからん
昔はよく綾辻や京極読んでたけど最近は岩波の赤、青辺りばっか読んでる
ラノベも面白そうだけど買ってまでは読みたくない(図書館にはない)
読む範囲とか分野を無職で暇な今こそ広げたいと思ってるんだけどなー
そこでブコフですよ
372 :
名前は誰も知らない:2009/04/22(水) 20:16:29 ID:C/5uhwiq0
大学四年生なんですけど、孤独だし読書しようと思ってます。
中学から孤独だけど、未だに時間の有意義な使い方が分かんなくて『読書をしよう』と。
小説は難しそうだと苦手意識あったし、
どんな本(ストーリー、ジャンル)が好きなのかも分からないから
なにを選べば良いのか分からないです。
やっぱり『太宰治』『夏目漱石』『芥川龍之介』など、有名な作家の
名作と言われてるような有名所から入って行く物なんですか?
別にそんな事はないよ。
>>372 そういう「文学」て感じのやつよりも最近の娯楽小説から読んだら?
本屋大賞のノミネート作品は読書初心者でも読みやすいと思うよ
376 :
名前は誰も知らない:2009/04/22(水) 21:30:32 ID:C/5uhwiq0
ありがとうございます。
本屋で「今売れてます」
みたいに紹介されてるから、
読みやすそうなのから読んでみます。
377 :
名前は誰も知らない:2009/04/23(木) 02:19:31 ID:XHcOyfuP0
×「今売れてます」
◎「今売りたいです」
商売の基本中の基本
娯楽を入り口に名著っぽいものに辿り着いたりすることもあるしね。
教科書に載ってた有名どころの面白さが当時は全然分からなかったが、
流行小説を適当に読み捨てて行くうちになんとなく表現の機微とかこだわりが出来てきて、
あらためて漱石読んだら結構味わえたとか。
俺も国語ツマンネと思ってたけど赤川次郎とか簡単な小説読み始めたら
教科書おもしれ〜古典いとをかしwwwってなって偏差値30上がってワロタ
仮にいま偏差値六十だとするともとは三十か
>>377 ×「今売りたいです」
◎「今売れてる本を、もっともっと売りたいです」
本屋大賞の基本
>>380 昔の話だ
45〜50が75くらいになった
他の教科も良くなったから大人が本を読めと騒ぐわけだと納得したわ
75はすごいな
>>381 ほんと本屋大賞は糞だと思う
書店員てアホばかりだな
>>385 このスレは商業主義を批判する俺!っていうのが流行だから
>>385 もともとの賞の設立意義と180度反している。これじゃ本屋大賞がある意味はない
セレクトが糞ばかり。既存の賞の方がいい
書店員やった事ある人間なら判ると思うけど、版元との結託が強い。
388 :
名前は誰も知らない:2009/04/23(木) 19:58:42 ID:Hk/vWnHFO
俺も本屋大賞よむんだったら直木や芥川賞読むな
>>386 そうか?結構まったりしてると思うぞ
文学板の好きな小説スレなんかは酷過ぎる
挙げた本に対してレベル低いだの、〜はラノベだろ、〜も読んでないのかよwなどなど
読書量多い人は価値観の多様性を認められると思っていたんだが
>>387 結構本屋大賞好きな俺涙目www
『のぼうの城』は好きじゃないが。
設立の経緯見ると「売り場からベストセラーをつくる!」とあるから間違ってないのでは?
ベストセラーになるには普段本を読まない人にも買ってもらわんといけないから
あの受賞作品はピッタリだと思ったが。
読書する人から見れば物足りない内容かもしれない
>>390 ごめん、言いすぎたわ。
ただ、当初は「陽のあたっていない本を書店員で盛り上げて売る」という方針だったと思うから、
現在のやり方は疑問を感じる。
ノミネートされている本はもともと売れているものばかりだし。
しかし、本の内容を一絡げに糞と言ったのは悪かった。いい本も好きな本もある。
>>391 確かに売れ筋の作家ばっかりやな
wiki見たら伊坂幸太郎が全ての回にランクインしていてワロタ
393 :
名前は誰も知らない:2009/04/23(木) 22:10:28 ID:XHcOyfuP0
芥川賞
直木賞
本屋大賞
読者によって選ばれる賞はこの中に1つも無い。
読者に選ばれる賞なんて碌なものじゃない
とまでは言わないが、書店で目立つところに平積みされてる本が
読者が選ぶベストと見て大きく外すことはないよ
395 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2009/04/23(木) 22:23:05 ID:spwwrfip0
人生の阿呆
俺芥川賞とった本と作家好きだよ
でも、平成に入ってからの受賞作は(内容じゃなくて実際の本の厚みが)薄っぺらいし、
文字もでかくて見た目の薄さ以上に早く読んでしまって物足りないことがある
厚い本が偉いわけじゃないけどね
397 :
名前は誰も知らない:2009/04/23(木) 23:07:33 ID:XHcOyfuP0
10代の女二人を同じ時期に受賞させた時にようやく「芥川賞オワタな」と理解した。
案の定その後の二人は泣かず飛ばず。
本人たちは悪くないけど芥川賞の権威を失墜させた審査員の罪は重い。
398 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2009/04/23(木) 23:14:16 ID:spwwrfip0
段々と話題にすらならなくなって来たな
芥川、直木賞
昔からまったく興味を持てなかったな>芥川賞、直木賞
読んだ本がたまたま受賞作だったというのはあるけど
そういや芥川の本は読んだ事あるのに(教科書にも載ってるし)
直木の本は読んだ事無いな…直木三十六だっけ?
>>401 三十五でしたか…
青空は時々利用するのに全く気付かなかったw早速読んでみます
403 :
名前は誰も知らない:2009/04/24(金) 15:19:18 ID:OMub/B8sO
綿矢りさはものすごくカワイイよ。写真集出したら小説より売れると思う。
芥川賞って基本的には中短編で新人に贈られる賞だから、
読み応えが薄かったり一発屋だったりしてもまぁ、賞の趣旨には反しないよ。
内容的には直木賞じゃね?ってのもあるが、直木賞の方がその後も
売れ続けてくれないとヤバいらしいね。大衆(にウケる)文学を掲げる以上は。
(別にそんなこと気にする必要ないと思うがね。対象はあくまでその一作品のみなんだし)
405 :
名前は誰も知らない:2009/04/24(金) 15:33:58 ID:mWf1+uFm0
乱歩と直木をダブル受賞した作家が結局売れないまま死んだ件
受賞しないよりはしたほうがいいがな
みんな並行読書やってんの?
新書と小説みたいに
408 :
名前は誰も知らない:2009/04/24(金) 19:30:52 ID:mWf1+uFm0
平行?一度手に取った本は読破するまで手放さない主義なんで
ハードカバー1冊で平均3時間のペースだね俺は
>>408 すごいなw
でも小説はそんなん無理だろ?
410 :
名前は誰も知らない:2009/04/24(金) 19:38:27 ID:mWf1+uFm0
>>409 普通にいける
俺程度のレベルの奴は腐るほどいるし
芥川龍之介なんて30分で長編一冊読み終えてたらしいぞ
驚愕した。
世界は広いな。
412 :
名前は誰も知らない:2009/04/24(金) 20:35:02 ID:dmLT1VSKO
本はゆっくり読む方が好きだな
何か重大なニュースが入ったらしく、突然、アナウンサーの口調が変化したので、
どこかの国と戦争でも始めたかと、吃驚しながらテレビ画面に見入ったものだが、
それは芥川賞・直木賞の受賞作が決定したというのだった。馬鹿らしいったらない。
414 :
名前は誰も知らない:2009/04/24(金) 22:40:46 ID:hr7IMW65O
先日ここに書いた「人生問題集」、小学生の頃の
俺に読ませてあげたい。
俺にとって死ぬほど深刻だったことが、笑い話
のノリで語られている。日常に風穴が少し
あいただろうな…
この著者の春日氏は川端賞を何となく
信用していると言っていた。
俺は「袋小路の男」以外何があったか浮かばない。
俺がいちばん信用しているのは絲山秋子賞。
415 :
名前は誰も知らない:2009/04/24(金) 22:52:21 ID:dmLT1VSKO
穂村弘は歌論が好きでよく読む
自身の歌集やエッセイは好きじゃない
特にエッセイの芸風は作為的過ぎて好きじゃない
416 :
名前は誰も知らない:2009/04/24(金) 23:07:50 ID:dmLT1VSKO
信頼してるのは谷崎潤一郎賞とかかな
417 :
名前は誰も知らない:2009/04/24(金) 23:26:41 ID:mWf1+uFm0
もっと権威のある賞を創立してほしいな
スポーツで言えばオリンピック並の。
ノーベル文学賞があるがあれはちょっと違うしなぁ
でも権威ってまず実績ないとさ
谷崎賞は前にチェックして読んだけど初めての作家も結構いて楽しかった
ハイこれが権威有る賞です、ひれ伏しなさい!なんて賞が出来たら糞だろそれ。
>>415 自称ダメ人間風なんだけど、全然ダメじゃないもんな
女にモテまくりっぽいし
それか、あれぐらいが世間一般レベルのダメ人間なのかな
流行りの草食男子というか
まあ賞でもなんでもいいけどそこから入っていって、好きな作家ができると楽しくなるよね
その作家の過去作たどっていったり、新刊の情報聞いてわくわくしたり
>>421 来月の村上春樹の長編新作にわくわくが止まらないでござる
423 :
名前は誰も知らない:2009/04/25(土) 20:07:10 ID:1/FfizwA0
みんな頭よさそうだよね
ラノベでもいっぱいいっぱいだよ
読書っていったら古典作品や歴史書などの硬い本を読むべきで
小説読んでるなんて言ったら馬鹿にされた時代もあったらしい
多分、今でいうマンガやラノベのような括りだったんだろう
425 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2009/04/25(土) 20:19:36 ID:qH0TUVBL0
坪内逍遥がそういう空気を変えたんだよな
最近は硬い本ばっか読んでるわ。
品質が保証されてるから安心して読める。
427 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2009/04/25(土) 22:01:58 ID:qH0TUVBL0
中井英夫はいまなら腐女子に支持されそうな作風だな
まあ俺は好きなんだけど
429 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2009/04/25(土) 22:40:41 ID:qH0TUVBL0
>>428 そういうをモチーフにした作品は多いね
鳥の匂いのする少年だっけ?
あれは少年の体臭や肌の質感まで文章で良く表せてると思う
古典で名作とされてるものの中には
当時は斬新だったのだろうが今読むと特に面白くもない
凡作と言えるものも少なくないからなあ
431 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2009/04/25(土) 23:57:53 ID:qH0TUVBL0
中井英夫と言えば、「足の裏を舐める男」ってのも読んでみたいわ
>430
それでも新しいものよりはトータルで歩留まりはいいだろ
時間というふるいを潜り抜けているだけ
>>429 その作品は読んでないんだ
俺が印象深かったのは
「この世界は芝居の書き割りと同じで
誰もがその裏側を知っているのに自分だけ知らない」
という趣旨の短編で
言ってみれば「中二病的な」不安を描いていてインパクトがあった
まあ定番だけど「虚無への供物」が一番好きなんだが
「足の裏を舐める男」は幼年期に初めて書いたものらしいし、
残ってないような気がする
434 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2009/04/26(日) 02:08:08 ID:lXoaQyWR0
>>433 詳しくは分らないけど「黒鳥の囁き」とかいうのも似たような話だったと思う
「虚無への供物」は少し昔に栗本薫が書いた「孤島の鬼を越える推理小説は虚無への供物以外になかった」
みたいな文章を読んで以来意識して読まないようにしてる
本自体は手元にあるんだけど
今読んでる三一書房の作品集の一番最後に取っておきたい
435 :
名前は誰も知らない:2009/04/26(日) 02:42:21 ID:PlBC3TG9O
虚無は推理小説としてはあまり期待しないで読んだ方が楽しめると思う
しかしそれにも関わらずいわゆるミステリの範疇に限るなら、
俺にとってもこれ以上の小説は他に無いな
孤島の鬼は明らかに虚無と同じ血の姉妹だね
乱歩の変格の流れに虚無を位置づけてもいいと思う
孤島も本当に大好きだ
436 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2009/04/26(日) 15:48:44 ID:POt764M+0
孤島の鬼は初読の時ページを捲るのが惜しく思われた
437 :
名前は誰も知らない:2009/04/26(日) 17:25:51 ID:GAwhyQ5fO
「邪魔」と「最悪」のザッピング感が好きだ。
ドストエフスキーの罪と罰は悩める孤男が読むべき作品だな
地下室の手記は読んでて気分が悪くなるんだけど・・・。
もう少し人格形成してからじゃないと変な影響がありそうだ。
だってアレ、リアル知障だもんな
考えるだけなら並の弧男でもやるが、恐るべき積極性でイタすぎる行動
必要の無い恥を自分からかきに行って後悔する、の繰り返し
地下室にひきこもるのが10年20年遅いよ
あそこまで突き抜けた奴は弧男でもまずいない
あれに共感するなんて奴はフカしてるだけだと思う
薄っぺらいダメさ自慢だね
441 :
名前は誰も知らない:2009/04/30(木) 13:23:16 ID:3zWUB40oO
東直己の「死ねばいなくなる」読んでいるけど、意味わかんない
この作家なんなの?
ちょっと前にNHKラジオで『失われた時を求めて』の訳者の人がプルーストの紹介をやってて面白そうと思ったが
長さにちとビビる→並び称されるジョイス『ユリシーズ』の方に興味を持つ→『ユリシーズ』も長いなと思う→とりあえず『ダブリナーズ』からにすることにした
そのラジオの訳者によるとプルースト研究家もこの本を逐語的に読んでる奴はそうそういない、みたいな事言ってるから飛ばし読みでもいいからとりあえず読んどけ!
的な話をしていたよ
「地下室の手記」新訳の文体は2ちゃんねるっぽい
俺は好きになれない(若い読者層を狙ったものか)
古典の装丁にマンガ絵どころか、映像化もされてないのにイケメン俳優のアップ使ったりするのは何とかして欲しい
必要があってもレジに持ってけないわそんな本
新潮文庫の「地下室の手記」には見覚えのないイケメンが描かれているが…
引越しで散逸したんで再度購入しようとしたら新訳とか表紙漫画絵とか…
もうあれ嫌で仕方なかったんだけど、そう思ってんの俺だけじゃないよな?
文庫だと痛み激しくても昔からある古本屋回って買った方がましだ
そういうのを回避しようとするなら、岩波で訳があるならそれを買うべきかもな
ノンフィクション「だれが『本』を殺すのか」読んでて面白いんだけど、
作中で「薔薇の名前」の致命的なネタバレがあって萎えた
十年ぶりに再挑戦しようと思ってたのに、作者に撲殺された気分
薔薇の名前、先に映画観て原作読んだけど面白かったよ
ネタバレは確かに萎えるだろうけど眠剤代わりに読むとか…
…と、フーコの振り子に挫折した俺が言ってみる('A`)
449 :
名前は誰も知らない:2009/05/01(金) 02:45:05 ID:mteqYfmfO
スレ違いだが、
NHKの天気予報で日本列島の図上に
萌えキャラ的なアニメ絵が「春」「冬」と
擬人化されて配置されているのを先日観て
日本全体の幼児化はここまできたかと思った
スレ違いな上別に幼児化は関係ないだろ
萌えしか知らん人間は別だが、萌えに頼るしか生きる道が無い奴らもいるんじゃないのか
451 :
名前は誰も知らない:2009/05/01(金) 15:44:58 ID:Prwi8DXg0
>>449はスレの話題の流れに乗ったレスだろ
それに萌えに頼らざるを得ないのはそいつの勝手で知ったこっちゃないし、
アニメでもマンガでもなく公共放送の天気予報が萌えになってることを嘆いてる
つまり、日本のあらゆるものが児童仕様、オタ仕様になりつつあるのがおかしいっていうことだよな
まったく同意だ
452 :
名前は誰も知らない:2009/05/01(金) 20:38:21 ID:ART99i7yO
俺もスレチだが、NHKの日本語講座のナビゲートキャラが
どうみても萌えオタに媚びてる
ま、スレチは相手にしないこったwwww
今日、「日本の名作」あらすじ200本を買った。
面白そうなのがあったら原典読む。
こんな時だしペスト読み返してみる
ここみて中井英夫が気になって探したけど、講談社文庫の新装版は…
活字が小さくても余白がある方が読み易い自分にはちょっと手が出せなかった
現物見た事があるものなら尼で注文してもいいけど悩むなー
>>457 創元推理文庫おすすめ
虚無への供物は昔の講談社の表紙の装画が素晴らしかった
今の装丁も品格があっていいが戻して欲しいと思う
創元推理文庫は若干高いと思って、
ついつい新潮文庫を買ってしまうのは俺だけだろうな
俺は創元文庫とハヤカワ文庫とちくま文庫と岩波文庫くらいしか買わないな
>>458 おお!創元社があったな!何気に創元社はクオリティ高くて好きだぜ
ただ都会まででないと扱ってる書店が無いのが悲しいなー
話ズレるけど、昔は朝日ソノラマが好きだった…
福武はベネッセになるし…淋しい事です
>>461 創元社と東京創元社は別会社だよ
最近、ソノラマ文庫海外シリーズを買ったが、安くなかった
>>462 知ってる!ごめん…携帯で面倒だから略してしまった('A`)
祝日は図書館が休館するからつまらんわー
まあたいした本も置いてないんだけどねぇ…
井上夢人の「メデュサ、鏡をごらん」を再読したいが借りるか買うか考え中
文庫だしーと思って買うといつの間にか場所を取るからついつい
購入には慎重になってしまうな。実家があれば気にせず買えるけど
賃貸+実家無しだと色々些細な事ですら悩んでしまう
チラウラスマソ('A`)
借りとけ
読んだらまたしばらくイラネって気持ちになるの間違いないから
>>461 あそこで創元を薦めたのは中井英夫の文庫が出てるからだよ
調べてないけどまだ品切れになってないと思う
カポーティは『冷血』が一番かね?
創元て文庫をクソ高くした主犯じゃねえか
468 :
名前は誰も知らない:2009/05/07(木) 23:07:03 ID:y6egpbrs0
純粋理性批判読破した人いる?
今大学一年で岩波文庫のを読んでるんだけどさっぱりわからん
まったく予備知識なしに呼んでもダメなのかな、やっぱ
三批判は一通り目は通してはみたが・・・
中島義道の解説書(カントの自我論とかカントの読み方とか)と一緒に読んだが
やっぱつらい
哲学書は一人で読むのは無理って中島は言ってるけどその通りだと思う
470 :
名前は誰も知らない:2009/05/07(木) 23:22:16 ID:y6egpbrs0
>>469 やっぱ難しいんだ
なんか理性って言葉いっぱいですぎでわけわかんね
翻訳もちょっと古いし、もうちょっと周辺を固めたほうがいいのかもね
471 :
名前は誰も知らない:2009/05/07(木) 23:38:05 ID:a4bYnoz30
自殺自由法ってふっつーだったわ
そういや石坂全集読んでるってここに
書いたけど「陽のあたる坂道」もっと読まれてほしいな
普段読書しないが、ここで気になった本をメモってて最近読み始めた。
確か前スレにあがってた山田玲司の非属の才能、面白くて一気に読めた。
準ひきだから単純に元気づけられた部分は多々ある。
次は、町田康の夫婦茶碗と皆川博子の統総の子らだ。
>>468-469 カントの話題は、確か過去スレで荒れたから敢えて言及は避ける。
それよりも、中島がこういったから、自分もそう思うってロジックのほうが気になる。
哲学だよ?
一個人の主張・主観をはいそうですかで終わらせるなら、哲学やる意味ないし、時間が余って余って仕方ないね。どう?
哲学はいきなり原典当たるより、入門書や解説書、あるいは哲学史を一通り勉強してから入ったほうがよさそう
ある程度原語に予測がつかないと哲学書を読むのは難しい
たとえば、「広がり」、「緊張」、「強さ」といった三つの言葉は日本語で読むと共通点を探すのは難しい。
だからこれらが一度に同列に論じられる理由がわからないまま読む羽目になる
原語をみるとこれらが、extension-tension-intesionであることがわかり、
tensionの三つの有り様として論じられていることがわかる
大学一年生ならまずはあせらずに語学をちゃんと勉強したり、入門書読んだほうがいいと思う
入門書というとなんだかバカにした感じだけど、入門書を書ける人はそれなりに研究積んだ人だし、
金子武蔵の「ヘーゲルの精神現象学」(ちくま学芸文庫)みたいな素晴らしいレベルのものもある
>>475 参考になったありがと
確かに翻訳だからもともとの言葉のニュアンスはなくなってるのかも
最近のだとルビふって、韻を踏んでるとか二重の意味があるとかわかるようにしてくれてるけど、昔の翻訳だからな
デカルトの方法序説はなんとなくだけど理解できたのにな・・・
カント抽象的すぎだし、へんな比喩つかいすぎw
>473
自分で読んでみてやっぱこりゃきついわってのが実感だっていってるでしょ
中島が言ったからというだけではない
サルトル「嘔吐」読了。
今は図書館から借りてきたシオラン「生誕の災厄」をパラパラと・・・。
グロスマン「戦争の心理学」を読んでる
前著の「戦争における人殺しの心理学」は名著だと思ったがこれはそれほどじゃないかな・・・
難しい本ばかりでついていけません
吉屋信子「花物語」が文庫になったからそれなんかどうよ
大正時代の少女小説
元祖コバルト文庫ですのよお姉さまがた
漫画だけどAKIRA読み終わった
映画版より面白い
そして学生運動の影響が色濃い
ラストは笑ってしまった
>>481 読みたいと思うものを読めばいいんだよ
難しげな本はハマると「俺って日々賢くなってるぜー」って知的興奮が得られるが、最近ウンザリして来たなぁ。
カルスタっ子お得意の言葉遣いが、うぜーって感じて来る、今日この頃w
俺に、物語をくれー。血液に小説が足りねーよっ!
立花隆を真似た訳じゃないが、俺はフィクションをカテゴリカルに排除するようになって久しいなあ
小説は碌に読まなくなったな、漫画はたまに読む
フィクション分はもっぱらアニメから補充だ
けいおんを飛ばし見したけど何にも起こらないアニメだな
しかし一本目がギブソンとはうらやましい
そのまったり感がいいんじゃないか
ゲームとかしないから知らんかったが最近ようつべで佐村河内という作曲家を知った
興味が湧いたので図書館で『交響曲第一番』を借りてきてさっき読み終えた
こういうのはなんとなく誇張されてたりナルシス的なものじゃないの?と予想してたが
そういう嫌らしさの読み方をしながらも、それを割り引いてもこの人は本物だと思えた
まあいわゆる現代のベートーヴェンみたいな人の話なんだが、その苦悩の重さがゆえに
読後感は前向きな力強さを与えてくれる本だった。怠け者の孤男には一読の価値あり
「巨匠とマルガリータ」を読み始めた。
ロシア文学とあったので、難しいんだろうなあと思いきや、スラスラ読めるファンタジー
だったのでビックリ。今んとこ、先がさっぱり読めない展開で、どんどん嵌り込んでるとこ。
イリアスを読了した。
案外残酷な描写が多いが、戦いの激しさが分かって良かった。
アキレウスの参戦等、話の盛り上がり方は最高だった。
これでオデュッセイアを読みつつ、
他の関連悲劇作品にも手が出せる。
ホメロスは欧米の小説や映画の元ネタによくなってるから
後からあれってああだったんだって気づくよな
「ルポ貧困大国アメリカ」
格差社会の最底辺で生きるアメリカ人の悲惨さが凄かった
病気→会社休んで病院へ→一度病気すると保険料が上がるから復職させてもらえない
→失業→派遣会社へ登録→イラクへ派遣→正規の軍隊でないからちゃんとした装備を支給されない
→劣化ウラン弾で放射能汚染→白血病に
>>493 映画だけどアメリカの医療保険制度問題を扱った「シッコ」もなかなかだったよ。
金が払えない入院患者を病院服のまま路上に捨てたり、
事故で指2本切断したオッサンが無保険と知るや、
「こっちの指は何ドル、こっちは何ドル。どっちがいい?」と医師に言われて
一本は、諦めるしかなかった(金が払えないので手術してもらえない)話とか。
自由の国は怖いぜ。
スレ違いの話題失礼。
>>479 シオランは若いときに読んで免疫つけといたほうがいいな
ついでにフランス哲学に関してなら「現代フランス哲学」という本が網羅的でお薦め
軽すぎるわけでもなくポイントとなるタームもきちんと押さえた読みやすい好著
重要人物の著作ごとにまとめられてるからこれを読んでれば教養レベルとして問題なし
「総統の子ら」長くて挫折した
>>493 早速読み始めた
ある種の強迫症なのかもしれないが、鞄に幾冊か本を入れていないと読書家は
不安で仕方がないのだ。それでいつも重い鞄を持ち歩くことになる。けれど、
ちょっと考えればわかりそうなものだが、外に出るのは何かそれなりの理由が
あるからで、ただ本を読んでいるばかりではないだろう。だいいち、一日に何冊も
本を読めるわけがないじゃないか。それはわかっているつもりだ。
わかっているつもりだが、何かの拍子に読めるかもしれないと、ありえないことを
読書家なら考える。俺は今日一日で、ギリシャ悲劇全集全十三巻を読破するに
違いないと、ものすごいことを思い込むのだ。
「読むという病」宮沢章夫
俺は読書家失格だな
ここ一ヶ月は漫画しか読んでないや
499 :
名前は誰も知らない:2009/05/14(木) 15:43:03 ID:JBk/FcOaO
ブラッドベリの社交ダンスが終わった夜にを読んでるんだが意味不明
一九番とかわけわからん
500 :
バス ◆BUS/c./u/. :2009/05/14(木) 16:32:08 ID:Y64odInM0
読書って、どういう姿勢で読むと疲れないかな?
床に座って読むと腰が、
仰向けになって読むと腕が、
うつ伏せになって読むと肘が、
椅子に座って読むと上半身が、
それぞれすぐ痛くなったり疲れたりしてくるんだけど・・・。
502 :
バス ◆BUS/c./u/. :2009/05/14(木) 18:17:23 ID:Y64odInM0
>>501 それが一番だろうが、なんか落ち着かないねぇ
じゃあ立って読むしかないな
本屋で立ち読みする。買ってしまうと読まない
椅子、ソファーを探したらいい
506 :
名前は誰も知らない:2009/05/14(木) 22:56:57 ID:ggwwfS5o0
昔の文豪ってボンボンばかりだね
何故かそのことを意識しだしてからそいつらの本を読むのがイヤになったぜ
才能っていうか単なる必然?みたいに思うからか。
配られたカードで勝負するしかないんだよ!
>>499 えええ…俺もちょうど今読んでるがいかにもブラッドベリ的でなかなかじゃないか?
ファンタジーに厳密な意味求めてもしょうがないが、
「19番」は普通に死んだ親父と会う話でしょ?
横向きに寝ながら読んでる
これが一番楽。
チャールズ・ブコウスキー「ありきたりの狂気の物語」を読み終わった。
今まで読んだ事がない世界観と文章で新鮮だった。
上手く言えないけど、退廃的で少し自嘲を込めたような感じ。
「おまえはホワイトハウスの階段でぱっくり開いたおまんこ以外の何ものでもない」
って台詞が妙に気に入ってしまったよ。
図書館での仕事が決まりそうでおじゃる
ばんじゃーい∩(゚ω゚)∩
>>512 司書ってこと?
自分も昔、試験を受けようとしたことがあるけど
難しすぎて断念した
おめでとう
515 :
名前は誰も知らない:2009/05/17(日) 02:38:41 ID:OLKUEUuOO
カクテル
516 :
名前は誰も知らない:2009/05/17(日) 03:10:44 ID:gc0pTEtAO
三島由紀夫の金閣寺を全弧男に全力でオススメする。
体が弱く吃りでからかわれる主人公の子ども時代の日課は
「自分が君主になって、同級生を片っぱしから処刑するところを妄想すること」
多少難解だが弧男な俺はしょっぱなからぐいぐい引き込まれた。
孤男的には市川崑「炎上」のほうがラストはしっくりくるな。生き恥晒して開き直れるわけないって。
↑あ、別に原作のラストが悪いと言っているわけではないよ。誤解を与えたならすまん。
519 :
名前は誰も知らない:2009/05/17(日) 21:50:47 ID:lVYkGgDl0
金閣寺はちょっとなあ、救いのない話だし
520 :
名前は誰も知らない:2009/05/17(日) 22:34:24 ID:rjWvmNcZ0
ジェフリーアーチャーはすごい
さすが受刑者作家
金閣寺は文章が美しいって言われるからどんなもんか読んでみたい。
竹田青嗣の本読んでるんだけどこの人の思想はなんとなくリア充向けな気がする…
古事記
天照大御神が女だということを初めてしった
ずっと男の神様だと思ってた・・・ショック
524 :
名前は誰も知らない:2009/05/21(木) 01:39:31 ID:1KTOsruxO
テスト
525 :
名前は誰も知らない:2009/05/21(木) 01:40:58 ID:1KTOsruxO
新しく見つけた古本屋で失われた時を求めて全巻ハードカバーが二千円で売ってた
これは買いか
526 :
名前は誰も知らない:2009/05/21(木) 02:09:39 ID:yuVnxVj4O
意味分からんかったけど宮沢賢治の本全部買ったわ
どっどどどどうどどどうどどどう
527 :
名前は誰も知らない:2009/05/21(木) 04:10:07 ID:M3TBmu/N0
ディック
白鯨じゃないぞ
>>525 井上究一郎訳なら買う
新潮社版はもはや古いと思う
530 :
名前は誰も知らない:2009/05/21(木) 19:11:26 ID:iYGzahmB0
ポメラ買ってみた。
書くこと無いけど・・・。
最近は、海音寺潮五郎の本ばかり読んでる
武将列伝はなかなかよかった
高橋源一郎にはまった。
『ジョンレノン対火星人』『さようなら、ギャングたち』を読み終えて
今は『虹の彼方に』を読み始めたところ。
本気か冗談か分からなかったり全く意味が分からなかったり
するが、それがいい。
533 :
名前は誰も知らない:2009/05/22(金) 12:06:04 ID:SwJHHUMJO
トリセツ本ブームというのをテレビで見た。
ネット社会になって「脳の使い方」が
変わっていくことの恐ろしさを感じた。
中二病という分野があるらしいが、そうした
本で盛り上がることが脳の「病気」だと
いうことに何故誰も気づかないのだ?
ネット社会がこうした流れで進んでいくと、
弾をバンバン撃ちまくれる人とバンバン撃たれる
人との二極分化が進むだろう。
いや、バンバン撃たれてる状態では生活が
成り立たなくなるから皆で撃つ側にまわって
誰に撃っているかも分からなくなるだろう。
もう小林秀雄のような人は出てこない。
534 :
名前は誰も知らない:2009/05/22(金) 15:00:16 ID:0LPBi4qn0
自分が中二病だと気づけ
535 :
名前は誰も知らない:2009/05/22(金) 15:21:48 ID:vzfSaXy1O
「神との対話」読みました。窪塚洋介が読んでちょっと話題になった奴。
インチキだと感じた
536 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/05/22(金) 15:28:28 ID:KElPT6Mm0
「中二病」って便利な言葉だねぇ
元々は自虐ネタに使う単語だったらしいけど
537 :
名前は誰も知らない:2009/05/22(金) 15:52:01 ID:UtpSUWunO
音楽にしても書籍にしても
何でも大所高所に立って批判めいた物腰を伴わないと
ものを語れない人間には辟易させられる
おそらく炭鉱のカナリアのつもりででもいるんだろう
別に批判はいいけどさ。
>>533は飛躍と短絡しかないのでなんだこりゃって感じ。
539 :
名前は誰も知らない:2009/05/22(金) 18:32:29 ID:ZveRPtFKO
村上春樹「レキシントンの幽霊」はかなり良かった。
これほどまでに引き込まれていった本はない。
541 :
名前は誰も知らない:2009/05/23(土) 04:46:41 ID:MyABL4nJO
>>537 >>538 俺が言っていることに「そうした人間に辟易する」
という意味が含まれていることに気づかないか?
542 :
名前は誰も知らない:2009/05/23(土) 07:59:43 ID:k7T2gxlSO
数は物それ自身に内在する性質(?)ではない
たとえば卵が三つあるとき、3は卵のいずれにとっても外的である
(3つの卵にとっては内的である)
他方、質は…
内的差異
「本業」水道橋博士
この人、書評うますぎる。
オーケンのリンダ・リンダ・・・・の解説読んで
涙ぐんでしまった
544 :
名前は誰も知らない:2009/05/23(土) 09:03:54 ID:d4U9a9BHO
>>544 いや、たぶんベルクソン
けさ目覚ましがなる直前に夢の中で思いついた(?)ことを慌ててメモに使わせてもらった
イミフな書き込みでゴメン
546 :
流刑囚 ◆DxgwL./BZw :2009/05/23(土) 14:59:28 ID:DOfdt9g20
小林秀雄とベルクソン
南直哉
私は自分に縛られ自分に操られ時間を過ぎさす
セブンイレブンの正体
ピンハネとか不正な会計処理とか黒い話が色々
お金に困っても「コンビニ」経営だけは止めとけという理由がよくわかった
新書ってあんま好きじゃないんだよな
俺はついつい内容が自分の思想に近いのを買ってしまって、
専門家がデータとか出しながらいろいろもっともなことを言ってるのを読んで、
自分の考えに近いことを専門家も言っているのを確認して安心するところで終ってしまう
知識は増えるかもしれないけど、自分が知らなかった未知の世界への広がりが乏しい感じ
俺の買い方・選び方が悪いんだろうけど
『潮干狩り―その楽しみ方・貝の知識から俳句・歴史まで』原田知篤
世の中いろいろな本があるものだ・・・というわけで特に興味深かったのはアサリの生態や旨い処理の仕方
・斧足は移動手段であると同時に感覚器官で、これでアミノ酸の濃さを探って餌の豊富な砂を探す
・蝶番のほうから腹側に向けて一日一回、外套膜から分泌物を出して殻を少しずつ大きくする
・なのでアサリには年輪がある
・ハマグリは粘液を出してその粘り気を使って水の流れに乗り移動する
・獲ったアサリを持ち帰るには海水に浸さず、水気なしで運ぶのが吉。(海水に浸すと海水中の酸素を消費して弱る)
アサリの殻の模様パターン分類まで作ってあるのには驚いた
先日潮干狩りした際に海の中に茶碗的なものがたくさん落ちてたので
「誰が捨てたんだろう?」と不思議に思っていたが、これがアサリの天敵ツメタガイの卵塊だということが判明
きめえ
しかしツメタガイじたいは結構イケる味らしい
http://www.aquamuseum.net/content/aquarium/kai/tumeta-1.html
誰か文学を論じる上での基本書みたいなの教えてくれませんか
さだまさし『解夏』
登場人物、いい人ばっかり。
イイ話だなあって感動することはなく、
ハイハイ良かったねっていう気持ちになった。
捻くれてきたのかなあ。
いいことづくめの話ほど胡散臭いモノはない。
伊丹十三。
舞城王太郎の『阿修羅ガール』が読みづらい。
作者より年下なのに、なんか自分が年寄りで最近の若者は理解出来ない気分
>>552 ナボコフの「ヨーロッパ文学講義」でも読んでれば立派に論じれるんじゃない?
おいらは読んだことないけど
「ボルヘス、文学を語る―詩的なるものをめぐって」は持ってるがちょいと特異
「小説論 読まれなくなった小説のために」ってのを最近読んだけど基本的でいいんじゃまいか
たぶんもっといいのがありそうだけどよく知らないわ
文学評論を読むよりとにかく文学小説をたくさん読むのがいいと思う
評論てのは畢竟Aという作品とBという作品の差異を語ることだから
色々読む内に論じる力がつくわけで
ごめん、評論の基本書を知りたいって趣旨だったんだな
的外れのレスだったかもしれん
最近昔読んだきりの伊集院大介シリーズ再読しようかと思ってた所に
栗本薫の訃報…特に好きな作家ではなかったけど書店員だった頃
栗本薫ファンのお客様と担当部門の絡みで仲良くしていたので
凄いびっくりしたと言うか…意外にショックを受けてる自分にびっくりだ
グインは結局未完か…
馬鹿野郎、グイン完結させずに死ぬなんて本当に馬鹿野郎だ
ずっと読んでたよ
>>556 本屋に行ったけどそれら置いてなかったのでイーグルトンの文学とは何かという本を買ってきた
ずっとまえにイデオロギーとは何かっての読んで面白かった記憶があるから期待
>>557 そもそも文学を論じるってどういうことなのか知りたかったのよ
理論的なことね
いや、むしろグインは絶対終わんねーと思ってた人のが多いだろ。
ただ、それが確定するのが意外と早かった…かな。
563 :
名前は誰も知らない:2009/05/28(木) 17:02:41 ID:IQ/U1Cz5O
>>561 変化球だけど筒井康隆『文学部唯野教授』なんかもどうかな
>>563 俺はその本読んだことないんだけど、唯野教授はイーグルトンの「小説とは何か」の記述を参考にしてるらしいよ
訳者あとがきにそんなようなことが書いてあった
566 :
名前は誰も知らない:2009/05/28(木) 20:06:20 ID:/qx+/r4+0
安部公房の「燃えつきた地図」を読んだ。
孤男なら共感できる小説だろう
文学理論といえば
「読むための理論」っていうちょっとマニアックな本が面白かったけど、今は入手が難しいかも知れない
「現代文学理論―テクスト・読み・世界」と「文学理論のプラクティス」は分かりやすくて良かった気がする
「萌える英単語」
三才ブックス
「キング・クリムゾン 至高の音宇宙を求めて」
北村昌士
荀子
易経
あたりが愛読書
570 :
名前は誰も知らない:2009/05/29(金) 00:29:42 ID:MFB3UYNU0
易経が愛読書とはすごいな
571 :
名前は誰も知らない:2009/05/29(金) 00:40:02 ID:sU4cWRCw0
和風の小説が読みたいんだけど、何か良いのない?
忍者や侍や城というより、着物とか祭りとか夜の月とか縁側での一杯とか・・・
風流な雰囲気で書かれてる日本の小説が読みたい
翻訳物ばかり読んでたので、イメージに近い本が思い浮かばないんだけど
例えるなら、夢枕獏の陰陽師みたいな感じ
漫画なら杉浦日向子がすぐに出てくるな
575 :
名前は誰も知らない:2009/05/29(金) 12:57:57 ID:e7348h0AO
安部公房の作品は読者を選ぶ感じがするけどな
今ちょうど壁を読んでるけど、いまいちピンと来ないんだよな俺は
ドストエフスキーも孤男向けとかいうレスをよく見かけるけど、俺には微妙だったし
俺が孤男的価値観からズレてるのかもしらんが
576 :
名前は誰も知らない:2009/05/29(金) 18:27:04 ID:64vm9NIT0
安部公房の密会はいいよ。
みんなマジメな本ばかりだね。俺なんか、とらドラだぜw
グレート・ギャッツビー
野崎孝訳の今読んでる途中だけど村上春樹訳の方も読んだ方がいいんだろうか?
579 :
名前は誰も知らない:2009/05/29(金) 19:59:37 ID:zF6Sr1d80
春樹の読んだけど、あとがきで春樹自身が英語で読まなきゃギャツビーのすばらしさは
分からないだろうと書いている。
しかも生半可な英語力じゃダメなんだと
>>579 それ、訳者としてその発言はどうかと思う
翻訳したけど粗筋伝える位だよーみたいな…
いや悪く受け取りすぎかね?
長文すまんと先に謝っとく。
宇野常寛(宮台ワナビーらしい)の「ゼロ年代の想像力」読んだ。
なかなか面白かった。結論はいまいちだけど。
アニメ、ライトノベル、テレビドラマ、映画といった国内の物語文化を
実存という観点から評論すると共に、これらを材料にして日本社会における
実存のあり方の変遷を分析した書。
内容は↓な感じ。
20世紀末は成熟社会化に伴う大きな物語の消失→終わりなき日常化によって、
社会にコミットする意味が自明でなくなった。
その結果、90年代後半はエヴァやセカイ系に象徴されるキャラクター的実存が広がった。
キャラクター的実存とは、社会から退却しつつ、自己像(傷ついた自分)に母親的な無条件の承認を
求める実存だ。(俺これだ)
その後、00年代初めにはデスノートやバトルロワイヤルで描かれるような決断主義的実存が現れた。
決断主義的実存とは、何が正しいか分からないことは前提として、人を傷つけることは厭わずに、
あえて信じたい価値観を信じて社会にコミットする実存。
しかし著者は、キャラクター的実存はもちろん、決断主義的実存も異なる価値観を持つ決断主義者同士の
暴力的ゲームを招くとの理由から、克服すべきだとする。
そこで著者が結論として提案する実存は、天然コケッコー的実存とでもいうべき実存である。
つまり、何気ない日常、何気ない人間関係も、終わりある日常、終わりある人間関係であり、
かけがえのない物だという認識に立つことで社会にコミットする意味を調達する実存である。
とまぁ、こんな話なんだが、終わってしまった何気ない日常(子供時代の友人や家族との日々)が
かけがえのないものだと感じることはできても、誰の承認もなく、家に帰って寝るだけみたいな
現在の日々をかけがえのないものだとリアルタイムで感じることは難しいよな。
天然コケッコー的実存なんてコミュニケーション能力あるやつしか獲得できねーよ。
>>581 なんというか、つまらない結論だね。平凡な者が実は尊いのだという類いの屁理屈はしばしば聞くところ
サリンジャーみたいにライ麦畑1本で引きこもって暮らしたいね
584 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2009/05/29(金) 21:20:49 ID:nFIPTPOQ0
>>583 ライ麦一本と言ってしまうと彼のグラース家関連作品群を軽く見すぎていると思う
サリンジャーは短編がけっこうよかった記憶が
『まんがで読破』のシリーズがいつの間にか増えてるな
人間失格 こころ 破 戒 罪と罰 蟹工船
羅生門 堕落論・白痴 戦争と平和 斜陽
カラマーゾフの兄弟 武士道 学問のススメ 変身
ブコフの105円棚でこれだけ揃えたぜ
>>581 ν速の論理卿のほうがまだマシな評論書きそうだな
590 :
名前は誰も知らない:2009/05/30(土) 06:08:58 ID:n+gwVKWk0
>>588 そこらへんはやっぱ知っておきたいよな
例えマンガでも
『ライ麦』はしゃらくさい村上訳で読んでみようか
ライ麦は野崎訳の方がいいよ
春樹訳ならやっぱりレイ・カーヴァーに尽きる
昔漫画で罪罰読んだがソーニャがほとんど出てこなくてがっかり
『グレート・ギャッツビー』読み終わった、面白かった
9月にはまた新訳が出るようだ、それまでに村上訳も読んでみるかな
フィッツジェラルドはおれはさっぱりわからん
昔の小説家はロックスターみたいな存在だった、ということでおk?
ルバイヤートを英訳したエドワード・フィッツジェラルドの名前なら知ってるが
ロストジェネレーションだよ、君!
みんな、あんまり大した本・タイムリーな本を読んでないな。
若い人が多いみたい。
なんだ、自分語りでもしたいのか?
600 :
名前は誰も知らない:2009/05/31(日) 21:07:32 ID:NcKM61U3O
洋書は名前がこんがらがってしまう。
日本人だと名前だけで性別、年齢などわかるから覚え易い。
中島義道、南直哉、吉本隆明、日下公人などなど
最近は無駄に陰謀論の本ばかり。
ジョン・コールマン博士のやつはおもろかった
積読してたジーン・ウルフの新しい太陽の書、読み始めた
昔から探してたシリーズで最近再販してくれたのはほんと有難い
しかし、装丁・・・・・・・・・・・・・・
なんかね・・・日本全体が子供仕様、オタ仕様になってきてるんだよね
普通なら子供が背伸びをして大人のものを選び取って成長していくものなのにな
今は大人が子供に合わせなきゃならない。子供がいつまでも子供でいられるようになったんだな
浅羽通明の「昭和30年代主義」は力作。
オトナ帝国の逆襲、宮部みゆきの模倣犯、三丁目の夕日などを取り上げて、
もう成長しない日本、経済成長以外の指針を必要とする日本を論じている。
社会が成熟したという事だよ
ネオテニーであるからこそ発展するものもあるのだ
孤男だからセリーヌ読んでる。いつ読んでも元気をもらえるよ。
この世は旅さ
夜の旅、冬の旅
一筋の光もささぬ空の下
俺たちは道を探して進む
607 :
名前は誰も知らない:2009/06/01(月) 00:54:53 ID:U2vY6AFQ0
ボルヘス
さおだけ屋はなぜ儲かるのかは良本だね。
おもしろいよ
さまぁ〜ずの三村が結構な読書家と知ってちょっとビックリ
意外
次はトルーマン・カポーティに挑戦だ
まずはティファニーで朝食をから
☆おれさまメモ
今日図書館で見かけて面白そうだった本
『日本の路地裏100』佐藤 秀明
『日本の図像―花鳥の意匠』
孤男板にふさわしい詩人を見つけた
その名は大手拓次
ネットで岩波文庫のが品切れで古本で買うか迷っていたら
大型書店でたまたま店内検索してみたら1冊だけ在庫があって即買いした
作風は詩のことが詳しくなくても独特な個性があるとすぐわかる
萩原朔太郎に比べるとより純粋に言葉に耽溺したような感じ
絵画に喩えるなら言葉による香しい静物画といった印象か
詩の創作の背景にある孤独の生活を思うと、どこか愛着を持ってしまう
以下は大手拓次に詳しい
ttp://ww4.tiki.ne.jp/~toon/takuji_index.html
春樹の新刊、書店はどこもなくなってる
これたぶん3、4と続編出るんでしょ
値段はともかく文庫サイズじゃないと邪魔くさくて買ってられねえ
春樹の新作は久々に「これは傑作・・・」と絶賛熱読中
ねじまき鳥、スプートニク、カフカ、アフターダークと駄作(世間では傑作と言われてるものもあるけど)が続いて
正直長大なメタフィクション路線の春樹には期待してなかったんだが、この物語にはグッドバイブレーションがあるね
『グレート・ギャッツビー』のギャッツビーの葬式で、あれだけ派手生活でパーティーやりまくりだったのに参列した人が殆ど居なくて
屋敷に居ついてた爺さんに『かわいそうなやつめ!』と言われるような葬式が俺の望み
フィッツジェラルドの葬儀もそんな感じだったとか
そもそも葬式なんて出さないでもらうのが望み
『予言 日支宗教戦争 自衛という倫理』 兵頭二十八
欧米諸国に通用する日本人の倫理観を確立しましょう
でないと、中国文明の中に日本は飲み込まれて滅亡しちゃいますよというお話
個人的には1章を割いて論じている防犯論が面白かった
筆者は泥棒に入られた経験があるらしくよほど悔しかったのだろう
様々な防犯グッズの紹介、こんなグッズがあれば!等等いろんな提言をされています
満を持してペリー・ローダンシリーズに着手。
俺が死ぬのと完結するのとどちらが先か勝負だww
>>612 大手拓次の文庫持っている。
確かに孤板向け。
春樹好きな人は結構いるの?
ノルウェーが文庫化した頃、知り合い(当時は人付合いがかろうじてあった)が
涙無しには読めない!超お勧め!と大絶賛するんで読んでみたが…
俺には良さがさっぱりでした。
吉行淳之介だかのに、結婚するまで純潔を守る為に恋人にスマタでいちゃつく
って話があったけど、あれは勘違い女のおかしみを書いたものだし
そういうんなら凄く面白く読めるけど、あんな自己陶酔全開のは
十代半ば位の年齢じゃなけりゃとても内容に浸れないと思った
以降春樹は避けて過ごしていたけどノルウェーだけが特殊な内容だったんだろうか?
だとしたら今まで読まず嫌いしてたのは損だったのかとか思った
>>621 俺は春樹好きだけど相性があるから面白くないと思ったら読まない方がいいと思う
海外でもエリクソンやらパワーズやらイシグロに絶賛される一方で
ドイツの大御所評論家に「文学的ファストフード」と青筋立てて酷評されたように、人によって評価極端に分かれるから
俺は角川の方が好きかな・・・
>>622 そっか、かなり意見が分かれる作家なのかな
レスありがとう
ハードボイルドワンダーランドがおもしろかった
あの文体が嫌いだったらどれ読んでも嫌いだと思うけど
俺もノルウェイは特に駄目だったな。ナルシー面が出すぎ。
無理して別のを読んでみる必要も無いが、試すならハードボイルドは確かにアリ。
春樹の中ではこのスレ向きだと言われてるのは、あれが自己の中の話で、
その上ファンタジーだから。抽象度が高い方が自分への置き換えもやりやすい。
まぁ春樹的ナルシシズムはどの作品でも見え隠れはするけどね。
でもそれが一番酷い部類のノルウェイだけで終わるのもなんだからさ。
ノルウェイはね、作者も言ってるように「リアリズムで書いた100%の恋愛小説」だからね
ナルシシズム全開だけど俺はそこに湛えられてるリリシズムは心地よかった
ノルウェイがダメだった人は国境の西、太陽の南はもっとナル部分が強いから読んじゃいけない
上で挙げてるように世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドなら「面白いじゃん!」ってなる可能性もありだね
あとねじまき鳥クロニクルは歴史性・メタフィクショナルな部分が濃厚だから、そういう傾向が好きな人にはいいかも
あと、短篇は非常に上手いのでそっちを試してみるのもいいと思う
紀行文などのノンフィクションにも定評があるからそれでもいいかも
ノルウェーは良い作品だが泣けるものではないし、それを狙ったものでもない
村上ファンのなかでもノルウェイの森は人気ないよね
村上春樹はマラソン話が好き。
昔、ブルータスで特集やってた。
あれ読んで、体や健康に対する考え方が
一皮向けたw
まぁ、それまでにもティンリー・トークとか
好きで読んでたんだけどね。
何だっけ、僕が走るとき何を考えるかについて何を語るのかだっけ
そんな走ることについての本まで書いていたよね
>>631 うん、それはそのまま書くこととなってたよ
走ることと書くことがアナロジーになって
さらに生きる上での思想表明にもなってた
俺はノルウェイは一番好きなわけじゃないけど、
でもやっぱりある意味では特別に好きな一作だな
一つの時代の空気と心情を鮮明に刻印しててね
肉体が変わると文体も変わる、みたいなこと語ってた。
他にも、アテネの走りやハワイのトライアスロン参加話とか。
自分には1日23時間しかない、と思わないと
とても走る時間など取れない・・・とか。
本人の文学には別段関心はないけど、こういう視点の
率直な人生観は、わが身に引き寄せて楽しめるから好きなんだ。
634 :
名前は誰も知らない:2009/06/05(金) 23:58:31 ID:6TaAwUueO
三島由紀夫は身体を鍛え上げて結局自殺したな。
最期の演説は公開オナニーみたいでみっともないと思った。
一番鍛えるべきものは精神だからな
自意識を鍛えるのは難しいってこった
636 :
名前は誰も知らない:2009/06/06(土) 03:01:57 ID:ymbNLPe2O
「吾輩は猫である」は最高のエンターテイメント
だな。
読んでる最中は滅法面白いが、俺みたいな
頭が悪い人間が読んでもなかなか話の筋を
覚えられないから、何度もめくって時間が潰せる。
加藤大マンセーな弧男は平野啓一郎の決壊を読め
オーケンの『グミ・チョコレート・パイン』
映画と漫画だけ見れば原作は読まなくてよさそう
639 :
黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2009/06/06(土) 12:51:17 ID:dpcvFkRo0
640 :
名前は誰も知らない:2009/06/06(土) 12:57:27 ID:lQtDFkh/0
古井由吉の訳文目当てでヘルマンブロッホを読んでいる。
メンヘラーで集中力が出ないというのもあるが読書熱が冷めた昔に比べて
村上春樹の新刊買ったがまったく読む気になれない
セロン・Q・デュモンの
「集中力:人生を決める最強のパワー」を買ったけど
読む集中力がなかった。
前々からトリストラムシャンディ読みたいと思っていたけどなかなか買えずにいる
今はランシエールの不和あるいは了解なき了解読んでる
明日は注文したアヴァンギャルド遊泳とあと何冊か届く
644 :
名前は誰も知らない:2009/06/06(土) 17:27:06 ID:jfCm1BrEO
>>638 原作持ってるけど、正直、『チョコ編』前半の踏み切りのシーンがピークだと思う。
ただ、『パイン編』はジーさんとの修業シーンとか長くてかったるい所もあるけど、『グミ編』のあとがきでオーケンが「出てきた人物全員を幸せにしてあげたい」と言ってるように、
漫画版と違って、最終的には他のクラスメートやアイドルの羽村も成長しているので、一回は読んでほしい。
>>643 俺トリストラムシャンディは15年ぐらい前に買ってまだ読んでない
今日は植村直巳を買った
お前ら本読むときメモしたり線引いたりしてる?
俺最近線引きながら本読むようになったら読み方が変わったよ
前に似たようなこと書いてあったけどなんだったっけ、探すのめんどくさいなあとかいうのが無くなった
>>646 んなことしたらおめえ、ブクオフ持ってけねえべ
>>645 はじめの方も読んでない?
おもしろいのかなあ
>>646 本を傷めるのは嫌なので、ノートや紙切れに抜書きしてる
ただ、誤植や誤訳、日本語として正しくない表現には線を引く
>>648 ぱらぱらやってみると凄いよ
全く文章の無い空白が2,3頁にわたって続いてたりねw
コミックノベルっつうかメタフィクションつうか実験文学つうかその手の先駆だね
題しかない章とかあるらしいな
てめぇで考えろとw
トリストラム・シャンディは最初のほうだけ読んだ
「ユダヤ・マネー」
陰謀論に偏っておらず大変面白く読めました
ロイヤル・ダッチシェルが元々は日本で商売を始めたって初めてしった。
あの貝殻マークは創始者が横浜に来たとき、
子供たちが貝で遊んでいるのを見たのがきっかけなんだって。
「マイクロソフトでは出会えなかった天職」を読んだ。
これまではコンビニで小銭を募金する程度だったけど、
もう少し積極的な何かをしたくなった。
取り敢えず、ルーム・トゥ・リードってプロジェクトにブックオフを
通して参加できるみたいなので、ちょっとやってみる。
658 :
名前は誰も知らない:2009/06/09(火) 15:28:25 ID:+VAVp64JO
ジスン・リー『くろいライオン』
立ち読みでぱらぱらと読んだらすごく良かった
絵のセンスも好みだ
長らく本を買ってなかったのに久しぶりに買いたいと思ったのが絵本だったとは…
フリーゲーム「knytt stories」にも似た、幻想性と壮大さと可愛さがうまく同居している
欲しいけど高いなあ!
図書館でみて装丁が気にいった本で
ウィトゲンシュタインの日記とレーモン・クノーの文体練習買った
「チェーン・ポイズン」を読んだ。
面白かった。
>>659 ウィトゲンシュタインの日記欲しい・・・
文体練習は持ってるなぁ。
装丁カッコイイよね
『野鳥の羽 ハンドブック』高田勝
どれくらいの需要があるのかわからない本だけど、目で見て楽しい一冊
一枚一枚の模様は全体の姿とは違ってシンプルで繊細で美しい
どの鳥も初列風切がカッコいい
まるでナイフのように鋭いぞ
663 :
名前は誰も知らない:2009/06/13(土) 18:47:16 ID:0wKkf2sQO
油断した。
西原理恵子に惚れてしまった。
清水義範・西原理恵子『独断流「読書」必勝法』
は雑談風に「坊っちゃん」、「伊豆の
踊り子」、「黒猫」などの名作を語った
軽めのブックガイド。
清水の語りを西原が漫画でひっかきまわして
くれるのだが、率直な物言いが気持ちいい。
独断で圧勝してる。
中公新書の『イタリア・ロマネスクへの旅』を読んでいるところ。
若き日の異国趣味が再燃しつつある…
「サンデーとマガジン」
今でこそマンガを読むというのは、ごく普通の行為だが、高度成長期直前はそうではなかった。
1959年同月同日に創刊されたサンデーとマガジン。
両雑誌の創刊時代の苦労や様々なエピソードを編集者の視点から書き起こした作品
準備期間に余裕があり、著名な漫画家(手塚治虫、トキワ荘作家等)の囲い込みに成功したサンデー
後手にまわった結果、工夫でマンガの質を上げようとするマガジン陣営
(作・画分担製による生産効率・質の向上-梶原漫画「巨人の星等」)
両者は切磋琢磨し、作品のレベルを上げ、雑誌発行部数は100万部をやがて超え、漫画の地位向上を果たす
が、第三勢力ジャンプが現れ・・・!
ってな感じで読んでて手に汗握る展開
まるでアクション映画をみているよう
この本の冒頭の方で語られているんだが、
昔、漫画ってのは(今もそうだが)、小説などに比べて一段低い作品と見られていた
でも、明治の終わりの頃の新聞には
「最近の若者はけしからん。夏目漱石ばかり読んでいる。今の若者は漢文を読まない」なんて言われていたらしい
今でこそ、夏目漱石の作品は評価されている。でも、いつの時代も新しいカルチャーに大人は眉を顰めるもんだ
俺は携帯小説を馬鹿にしてるんだが、いつかいまのまんがのようにしみんけんをえるかもしれません・・などとおもいました(おわり)。
666 :
名前は誰も知らない:2009/06/16(火) 14:21:15 ID:MFXh6RVfO
武田百合子「富士日記」は精神衛生上いいな。
適当に眺めているだけなんだが落ち着く。
女優の本上まなみが「よそいきのものは
一つもないスッピンの日記」と紹介して
いたのを見て買った。
際だったエピソードがなくても武田の観察眼
だけで面白い読み物になる。
本上の文に武田百合子の「発見や観察の性格は娘の花さん
にも受け継がれたもよう。というのはみなさん
もご存じの通り。木村伊兵衛賞もとった写真家
になられたのですから」
とあるが、俺はご存じじゃなかった。
写真のことはよく分からんが、きっといい
んだろうと思う。
667 :
名前は誰も知らない:2009/06/16(火) 14:32:56 ID:CzS6/HDFO
>>1心の森を豊かにしよう
孤独でいた期間が長かったからもう砂漠なんだが…
少将滋幹の母を読み始めた。
669 :
名前は誰も知らない:2009/06/16(火) 15:40:02 ID:2AJ5Q9nYO
何読んでも感動できない俺でもボロボロ泣いちゃう本ないですか?
670 :
名前は誰も知らない:2009/06/16(火) 16:37:30 ID:MFXh6RVfO
野坂昭如「マッチ売りの少女」は泣ける。
マッチ一本燃え尽きるまでの間御開帳して
お金をもらう娼婦(以下の女)の壮絶な人生。
ちょっと駆け足だが、最後、マッチの火で焼け死ぬシーン
では激しく胸かきむしられる。
一度読んだらこの女のことが忘れられなく
なるだろう。
これ読んだとき感動して小説書いたなあ。
新宿で「お兄さん、どうです遊びのほうは」と
客を引く男は「スニーカーぶるーす」を
ヒットさせた元アイドル。何故彼は転落したのか?
タイトルはもちろん「少女売りのマッチ」。
ジャンジャン!
俺なんて星の王子様で泣いちゃうんだぞ。
ウィトゲンシュタインの日記買った
この人すげーの?
>>672 俺もそれ持ってる
つかヴィトゲンシュタイン知らずに買ったのかw
>>673 うんw
なんかここで推奨されてたからつい。
ちょっとしか読んでないけど思考が深い
675 :
名前は誰も知らない:2009/06/16(火) 18:01:17 ID:Y6qYKL280
漱石の三四郎読んでるけど難しく感じるorz
『センセイの鞄』川上弘美
アクションでこれを原作にした漫画が連載されているので読んでみた
なんか嫌な本だった
四十代目前の独身女性が70近い恩師に飲み屋で出くわして、だんだん距離が縮まっていくという話
嫌だった理由を考えてみたけどひとつには恩師の像があまりにも理想化されてるということ
耳をすませばの男主人公なみに内面が描かれていないので読んでて「ねーよw」となる
旅行に誘っておきながら半端な対応するとか腹立つわ
別の理由に主人公女性がえらい未熟な反応を取ること
出版が2001年でこの時点で40手前だとするとバブルの一番盛り上がった時期を遊んで過ごしたタイプの女なのだろう
実に腹が立つ!
677 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2009/06/16(火) 18:39:06 ID:jh+wa2OB0
>>670 水木しげるのマンガに似たようなのがあったな
図書館でタイトル借りしてしまった本
「ペンギンの憂鬱」
最後のひねりが印象的だった
俺も数年前それ図書館で借りた
ウクライナの小説って珍しいよな
川上弘美は「神様」とか初期の方がいいよ
野坂いいよな、最近岩波から文庫で選集が復刊されたのが嬉しい
『ツキの法則 − 「賭け方」と「勝敗」の科学』を読んだ。
要するにまれな偶然とは、主観的には絶対に起こりそうでないことであり、
客観的には(誰かに)絶対起こる事象なのである。
おっしゃる通りなわけだが、ツキの神様の責任にでもしないと、
やりきれない時もあるしなあと思った。
>>679 「ペンギンの憂鬱」は表紙もかわいらしいから手にとってしまう魅力があるな
ウクライナ関連だと「現代ウクライナ短編集」も借りた
うちは郊外の中規模図書館だけどいい本を揃えてますわ
あとは中公新書の「物語 ウクライナの歴史」は国に関心があったので購入してる
ちなみに「ペンギン〜」と同じく後でわかったことで
イライジャ・ウッドが出演してた「僕の大事なコレクション」という映画もウクライナが舞台
家でなんとなく見てたらストーリーもおもしろくかなりいい映画だったので思い出し推薦カキコ
太宰最低
683 :
名前は誰も知らない:2009/06/18(木) 04:03:59 ID:wyHtQJM80
カラマーゾフの兄弟怖すぎワロタ
684 :
名前は誰も知らない:2009/06/18(木) 05:10:35 ID:+JllbOxzO
村上春樹は生理的に受け付けんなー、ノルウェイの森とか何だこの糞小説と思た
村上春樹は中高生の頃に読まないと熱中できない
686 :
名前は誰も知らない:2009/06/18(木) 09:24:19 ID:wyHtQJM80
逆に言うとノルウェー以前の作品には華があった
687 :
名前は誰も知らない:2009/06/18(木) 13:55:10 ID:lajAC50hO
小松義夫「地球人記」
大判の写真集。
地球上のあらゆる民族のあらゆる生活の様子を撮っている
みんな表情がいい
戦争なんてばかばかしくなるくらいだ
非常にすばらしい一冊
春樹は俺は国境の南までは評価するな
ねじまき鳥以降は評価しない
つうか昔の作品の方が成熟していて奥行きがあり、
最近のものになればなるほど幼稚で手の内が透けて見えるものが多いのはどういうわけだ
>>681 新潮クレストブックスの装丁は洗練されてるのが多いよね
ちょっと違うけど、ウクライナ出身でポーランドの童話作家・詩人・戯曲家ヤン・ブジェフバの大好きだった童話を
数十年ぶりに読んでやっぱりすごい話だと思った
映画だと名画「ひまわり」がウクライナが舞台で有名だね
689 :
名前は誰も知らない:2009/06/18(木) 23:28:51 ID:x3mkOacx0
しゃらくさいハルキ訳のロンググッバイ買ってきた。
ラノベ感覚でさくさく読めるな。
春樹といえば 村上レシピという本があったのでぱらぱらめくってみたけど、レシピ本としては普通・・・
てんぷらの項目にはやはりノルウェイの森の例のシークエンスが記載されてて、
料理本で「精液」とか「出してあげるから」とか書いちゃう神経はなあ・・・
やれやれ。僕は射精した。
>>688 ウクライナといえばひまわりなんだな
あまりそういう印象はないけど
昨晩カキコしてから「僕の大事な〜」のホームページで予告編を見てたら思い出して感涙してきた
wowowかなんかで途中から見てただけだったけど、今思うとこの映画は隠れた名作だった気がする
「ペンギン〜」の中身がひどいわけではないけどこちらはパケ絵と邦題タイトルで損してるわ
1Q84はなかなか良かった。
ただし、これまでの手法のマンネリ的な反復とか陳腐なガジェットとかセックスへの依存とか
いい加減ユング的なモチーフを卒業しろよとか言いたいことは沢山あるが。
でも逆に言えばそれらを乗り越えてダイナミックに届く語りの力があるってことだな
>>693 Q⇔9っていうベタなオヤジギャグは意図的なものなのでしょうか?
物語の内容はG・オーウェルと関連があるのでしょうか?
>>694 オヤジギャグの大家ですからYES
オーウェル的なテーマがメインではないにせよ、現代日本の「1984年」を意識して描こうとしていると思いました
696 :
名前は誰も知らない:2009/06/19(金) 00:51:12 ID:YAkKIbgp0
こういう作家って性経験が少ないから逆に性描写をやたらとしたがるんだよな
童貞のフツメンDQNがシモネタ連発する心理に似てると思う」
俺は恋愛経験がある。って感じの描写をしたいという欲求から
どうしてものがれられないようだ
697 :
名前は誰も知らない:2009/06/19(金) 02:02:30 ID:FKV+np74O
698 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2009/06/19(金) 02:05:04 ID:iZz+uZdi0
蘭郁二郎とかそれっぽいね
699 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2009/06/19(金) 02:06:30 ID:iZz+uZdi0
蘭は普通の恋愛描写はあんまりしないか
難しそうに思えた「ドグラ・マグラ」が思いのほか読みやすく面白かったので、
三大アンチミステリ制覇に向け「黒死館殺人事件」と「虚無への供物」を買って来た。
で、「黒死館」を読んだわけだが…おっそろしく読みづらかったw
あれを斜め読みせずにちゃんと読みきれる人いるのかいな。
“読書家”ならぬ“趣味:読書(漫画含む)”なレベルの俺は挫折寸前だったぜ。
今まで読んだ中で最も「ところで」の多い小説。
全く脈絡無く「ところで」と話をぶった切って、なにやらいかめしく真贋不確かな
知識を膨大に引用しまくり、それを事件の謎解きに強引に絡めて行く。頭クラクラ。
手放しで面白いとは言いづらいが、まあ稀な読書体験はできたよ。
「虚無への供物」はもっと読みやすいといいな。
701 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2009/06/19(金) 02:42:26 ID:iZz+uZdi0
「白蟻」も読んでみて
702 :
名前は誰も知らない:2009/06/19(金) 03:00:15 ID:gq/XDO6JO
1Q84が何であんなに売れてんのか意味不だわ
日本人てホントに低俗だなと思ってしまうわ、
何だか売れてるから私も買っとこう的な精神を何とかしやがれ
ようやく、岡本綺堂の「半七捕物帳」を1/3ほど読み終えた。
あと、四十作くらい残っているが、今年中になんとかなりそうだ。
春樹は嫌いじゃないが流行で買ってるだけの奴は確かに低俗だな
ハルキぐらいしかめぼしい現役純文作家がいないからだよ
良くも悪くもこの人が一人で日本文学をしょって立ってるのが現実
もちろん他にも優れた純文作家はいるけど、商業的にも成功して文学を世間に認知させている作家は現役では他には皆無
>>700 黒死館は三大奇書の中ではいちばん晦渋で読みにくいよ
虚無が一番読みやすい
この3つに較べるといささか格は落ちるけど、竹本健治「匣の中の失楽」あたりが続く
最近だと舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日」とか
マキューアンの処女短編集読んでるけど歪んでて面白い
平野啓一郎は純文学だし、そこそこ売れてると思うが。
単に自分が好きなだけだが
707 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2009/06/19(金) 17:30:36 ID:sjMNYp6P0
今「日蝕」読んでる
色んな本と併読しながらだけど
それ佐藤亜紀のパクりだから
709 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2009/06/19(金) 17:38:27 ID:sjMNYp6P0
>>708 それたまに聞くけどマジなの?
そいうえば上の方で「作家の性体験の乏しさが反動となって作品に影響する」
みたいなことが書かれてたけど
文学板で「決壊」の性描写についても同じ様なことが言われた
710 :
名前は誰も知らない:2009/06/19(金) 17:45:36 ID:YAkKIbgp0
性描写に気合入れてる人はコンプレックスある人だよ
こういう人は顔もあれだし恋愛経験も普通の人よりは少ない
醜女が恋愛しまくり浮気しまくりの小説を書きまくるのと同じ。
かっこいい、かわいい絵を書ける人って美男美女がいないんだよ
春樹もそうだろ?
711 :
名前は誰も知らない:2009/06/19(金) 18:58:52 ID:feQlJXn2O
>>702 予約してまで買った俺に謝れ。
春樹の性描写は何かのメタファだろ?
ノルウェイの森でつくづくそう思ったんだが。
712 :
名前は誰も知らない:2009/06/19(金) 19:09:11 ID:yMHeCjdTO
1Q84半分くらい読んだ。
春樹読むのも初めてなんだが、良くも悪くも80年代の軽い作風。
平野のパクりはデマらしいよ
>春樹の性描写は何かのメタファだろ?
それが読者ですら分からないから批判も多いんじゃ?
中身がない、って。
単なる読者サーヴィスだろう
漫画でも性描写がないと売れないだろ
716 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2009/06/19(金) 20:44:12 ID:sjMNYp6P0
>>713 ネットの情報見る限りだと言いがかりっぽいね
日蝕は去年読んだなかではナンバーワンのズコーだった
パクりかどうかは知らない
パクられもともそれなりに香ばしいというのはわかった
それはおいておいて、パクってあのズコーならもはや笑うほかない
718 :
名前は誰も知らない:2009/06/19(金) 22:18:33 ID:16eS9oxp0
村上春樹以外に読む価値のある日本の現代作家いたらぜひ教えてくれよ
719 :
名前は誰も知らない:2009/06/19(金) 23:01:19 ID:YAkKIbgp0
田中芳樹とか結構すごい
太宰治の人間失格読んだ
死にたいなんだあれはぁぁぁぁぁっ
最近は加納朋子にはまってる。
純粋な人ばかり出てくるから癒される。
722 :
名前は誰も知らない:2009/06/19(金) 23:49:00 ID:rPRbxF4XO
>720
太宰ならパンドラの匣って本に入ってる「正義と微笑」と「グッド・バイ」よめ
いきたくなるぞ
太宰なら短編がオススメ
『きりぎりす』あたりがよい
>>721 俺も好きだな。北村薫の初期短編などに似て、実に綺麗にまとめるね。軽やかで品がいい。
わ、加納朋子って最初は北村に憧れて書いたのか。そりゃあ似るはずだ。
今wikiで調べて初めて知ったw 前から似てるな〜とは思ってたんだが。
>>706 俺も好きだよ平野
ときどき意味わからないけど面白い
去年からつけ始めた読書ノートが7冊目に突入
平野の作品は読んだことないが
読書法について書かれた『スロー・リーディング』は良かった
加納朋子に限らず「、日常の謎」系ミステリ作家は間違いなくみんな北村薫の影響受けてるよ
俺は処女作の「ななつのこ」が好き
平野の件については、個人的にはいろいろ経緯を読む限り佐藤亜紀の主張に昔から理があるように思える
パクリの真偽がどうであれ、日蝕はツマラン
一月物語の方がまだいいパクリ(オマージュ)、あれは結構好き
ただし文学史における価値はないがな
732 :
名前は誰も知らない:2009/06/20(土) 22:40:24 ID:HvURlohu0
エッチシーンは かっとされてる 国があるからな。 春樹。
いくら純文学(外国でもそう言うのか?)と言っても、フェラが・・とか
ああいうシーンがあると、ポルノとみなされるから。
俺も春樹の新作読み終わった
ほとんどエンタメみたいなのりでほんと読みやすいな
軽いのが嫌いな人には向いてないと思うけど
深刻ぶらないでシリアスな問題を
描く作風はやっぱ貴重だと思った
続編あんのか?
>>727 俺もつけてるよ読書ノート
作品名と作者といつの作品かと概要を少し
>>729 734と同じく、作品名と作者とプロット
外国の小説だと登場人物が混同しちゃうので
メモしながら読んだり・・・
重宝してます
でも1年で7冊ってすごくね?
読書量も半端ないしそこまで膨大にメモれるマメさもすごい。
737 :
名前は誰も知らない:2009/06/21(日) 11:51:59 ID:SrK1aFFGO
篠田節子 「ロズウェルなんか知らない」読了
限界集落目前の過疎の町がオカルトで町おこし。
面白かった。
映画と本とゲームで働く時間が無いわ
うらやましいよ
どれも1、2時間しかしてられない
集中力がないのかな俺
将棋の子っていうノンフィクション小説読んだら
めちゃめちゃ泣けたわ
「酒呑童子の誕生」
中公新書版の古本を見つけて購入したら、文庫版が出た。それも買った
「πの歴史」
ハードカバーを持ってたけど、最近文庫版が出た
古い本なんで最近の研究成果は書いてないけど、別の部分で面白い。レオンハルト・オイラーのことが好きになる
監視業務だから、何も無ければ本読んでる。
昨夜の夜勤もずっと読書、会社が一番落ち着いて読めれるとは・・・
出勤時には本を二冊忘れずに持って行ってる。
うらやましい・・・
あの、もしかして、「わにとかげぎす」の主人公の人?
意味不明だったらすまん
744 :
742:2009/06/21(日) 23:17:29 ID:cAKY4qbs0
745 :
名前は誰も知らない:2009/06/22(月) 00:29:48 ID:NT4jAJlRO
青空文庫読んでる人いますか?
何故か読みにくい。やはり本は『本』で読まないとダメですね。
746 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2009/06/22(月) 00:35:30 ID:xUvt9E1M0
今や「本」では読めないような作家の作品もあるよね
江見水蔭とか
747 :
名前は誰も知らない:2009/06/22(月) 00:37:00 ID:2I0kaQAzO
山田風太郎の「人間臨終図鑑1〜3」を買った。
色々な人の死に様を死んだ年齢順に集めたもので、一人一人は
短いので他の本の合間にちょびちょび読んでます。
しかし、小林多喜二は酷いなぁ…国家権力は怖いわ
>>748 それ風太郎の最高傑作だと思う
もうね、忘れ難い奇矯な死のエピソードが沢山ある
まあ風太郎は最高傑作だらけなんだけど
751 :
名前は誰も知らない:2009/06/22(月) 00:58:49 ID:7WtRSKOe0
お前等は石田衣良とか好きそうだ
雰囲気があんな感じだもんお前等
いや、中原昌也の方が好きだよ
池澤夏樹が好きだ。
池澤夏樹編集で今刊行中の世界文学全集いいよね
高いからなかなか手が出ないけどセレクトが凄くいい
あれいいのか。
彼が書いてるわけじゃないしな〜と今まで無視してたけど
今度読んでみるわ。1から読むのがいいのかしら。
俺はあの全集で刊行分だと
チャトウィン/フエンテス、エリアーデ/モラヴィア、トゥルニエ/ル・クレジオ
が欲しい
それぞれチャトウィン、エリアーデ、トゥルニエが目当て
金があるなら興味を惹かれる巻から読んでみたら?
>>756 今まで外文はそんなに読んでないから例の全集は
敷居が高そうな気もするが、エリアーデは前から一度読みたいと思ってたので
それにしようかな。
エリアーデは「ムントゥリャサ通りで」面白いよ
でもこれは今図書館で読むしかないけど
ルーマニア文学ってこの人しか知らないが
ごめん、念のため検索したらムントゥリャサは今世紀に入って復刊してました
サンクス。
エリアーデは宗教学の方でしか読んだことないから読みたかったんだわ。
幻想小説か。読みこなせるかな。
漫画だけど古谷実はもう最近ずっと投げっぱなしだけどあの不穏な空気感は唯一無二だな
762 :
名前は誰も知らない:2009/06/22(月) 12:59:25 ID:2K8XMydi0
美しいノスタルジックな物語が読みたい。
カポーティの「草の竪琴」みたいなやつ。
誰か何か教えて。
>>745 「紙」にプリントアウトして読めば?
ちなみに、「大菩薩峠」と「丹下左膳」はPDAで読み切ったけど。
764 :
名前は誰も知らない:2009/06/22(月) 16:23:40 ID:7WtRSKOe0
一時期、ネットでの読書を流行らせようという試みがあったが見事に失敗したな
ネットは目に悪いし読書という行為に向いてない
「最近は東野圭吾にはまってる」って言ったら後輩に馬鹿にされた(´・ω・`)
安く入手できたらジョイス『ユリシーズ』読みたい
767 :
名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 03:49:57 ID:FPD4W6RZ0
ドストエフスキーって実際に読んだら大したことないな
あの量を書けるのはすごいけど
768 :
名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 06:17:51 ID:lRzRALNKO
>>765 なんでなんだ?話題のIQなんたらいう本の著者だろ?
769 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2009/06/23(火) 08:39:18 ID:NXB0rvYJ0
>>767 中学の時「悪霊」読んで以来手を付けて無いな
今読んだら別の感じを抱くのだろうか
東野は所詮直木賞作家だからね
771 :
名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 12:53:20 ID:FPD4W6RZ0
東野さんはあの文章力の無さに呆れて最初の1ページで読むの辞めた
たとえ内容がいいのだとしても文章そのものが良くないと読むきがしない
772 :
名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 12:55:26 ID:FPD4W6RZ0
>>769 悪霊はドストエフスキーの裏代表作的存在
ただ、「ロシアを知っていないとドストエフスキーを理解できない」
という言葉がある
高橋秀実『はい、泳げません』を読んだ。
泳げなかった著者が綺麗に泳げるようになる話。
そんなに水が怖い人もいるんだと驚いた。ただチャプチャプと揺れてるだけなのに、
とんでもなく不安になるとは。だから、著者がバタつきながらもウダウダと考えている
内容は興味深く読めた。けど、理由はどうあれ、立つなって言われてるのに、
しつこいくらいにすぐに立ってしまう部分には少しイラッと。。。へたれ過ぎ。
>>772 「悪霊」は当時の政治思潮が絡んでくるから特にな。
似たような状況下にあった世代ならまだ類推がきいたんだろうけど、いまはなあ
>>771 超同意。おもしろいみたいだから、楽しめないのが残念。
近松門左衛門読んでたら、「目の不自由な」って言葉が出てきてびっくりした。
777 :
流薔園園長 ◆DxgwL./BZw :2009/06/23(火) 17:10:48 ID:TcqGWvO80
中央公論に平野とドスト訳者の対談が載ってるみたいね
779 :
名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 17:50:49 ID:CRycSlv/O
人生を変えた一冊、自分の価値観を壊した作品等を教えて下さい。
あと「これを読め」みたいなのがあったら。
本の一冊や二冊で人生や価値観が変わったら苦労しない
781 :
名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 17:55:46 ID:wi8S1Kv+O
フランクルの『死と愛』
価値観ガラッと変わるわけじゃないが、ちょっとは変われる気がする
東野は高校生のころによく読んだ
目が肥えてないからぜんぜん気にならなかった俺は勝ち組
>>778 改悪じゃなくて原文通りだと思う。
七五調になってるし、同じ作品内に「めくら」も出てくるから
785 :
名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 19:49:20 ID:0Se2kbAMO
>>779 奥田英夫『イン・ザ・プール』
友達がいないことに悩んでいたが、救われたな。
「アントニオ猪木自伝」
とくにプロレスが好きだったわけでも
猪木個人に思い入れがあるわけではないが、読んでみた
ブラジル移民時代の苦労話とか
力道山に「アゴ」と呼ばれ、意味もなく灰皿で殴られた付き人時代とか
最初からスター選手として優遇されていたジャイアント馬場との確執とか
あれだけのスターだから面白いエピソードには事欠かない。
アメリカ修行時代、友人にご馳走になった人参ジュースのせいで
試合中、勃起しっぱなしで苦労したとか
話の随所に無意味な下ネタが挿入されているのも笑えた。
>>779 森博嗣の小説かな、間違いなく価値観変わった。
これだってタイトルをあげることはできないけど、読んでいくに連れ緩やかに感化されていった。
孤独でもいいんだ、と思わせてくれたような気がする。
森博嗣の究極はスカイクロラシリーズだけど、このシリーズは人に勧めるほど普遍的な面白さがないw
高校生の頃、ビアスの「悪魔の辞典」を読んだせいで人生を踏み外した
ビアスは言い回しとかかっこよすぎるよな
シニシズムに俺もはまってしまい
未だに皮肉な毒舌家として嫌われ者だ
よだかの星
『YESと言わせる文書術』っての読んで
価値観というか、そこから急に読書が好きになった。
エリアーデの小説だと「ホーニヒベルガー博士の秘密」しか印象に残ってない。
でもどうも、基本的に学者さんだからか洗練されてないという感じがあった。
>>787 スカイクロラは森の中じゃむしろ一番普遍性ある方でしょ。
知名度を確立したエンタメ推理劇に比べたらよっぽど。
軽いエンタメの皮をかぶっちゃあいるが、
森は春樹に次ぐ寓意作家だと思ってるよ。鼻につくとこがある感じも似てる。
シリーズものばかりの印象があるんだけど
1冊完結で面白い本ありますか?>森博嗣作品
完全に1冊完結だと難しいな。
やり過ぎ感もあるミステリだけど「そして二人だけになった」がインパクトあった。
俺はファンタジー派なんでスカイクロラシリーズや百年シリーズの方が好き。
高田祟史『QED 百人一首の呪』を読んだ。
殺人事件自体は付け足しのようなもんで、百人一首の謎に迫ろうというのがメイン。
百人一首の謎って何かなあと期待してたんだけど、謎自体が期待してたほど惹かれる
内容じゃなかった。
似たようなものなら、高橋克彦『写楽殺人事件』の方が面白かった。殺人事件の
付け足し 度合いは更に酷いけど。
森絵都『永遠の出口』を読んだ。
この小説の主題と同じで、オレも小学校や中学校の頃が懐かしいよ。
たいした出来事もなかったけれど
それでも、今よりはもっとずっと、何かがあったな。
さて。この週末はなに読もうか。
佐伯啓思『大転換』
寿岳文章『書物とともに』
西尾維新『偽物語 下』
以上を買ってきたがどれから手をつけよう。
金曜夜、仕事終わって煙草に火をつけて本を選ぶのだけが一週間の楽しみ。
クトゥルフ神話って面白いかな?
つい最近までそんなん知らなかったんだけど、
新しい世界が見える気がする。
800 :
名前は誰も知らない:2009/06/27(土) 17:34:45 ID:XPCNFU5TO
クトゥルフ神話そのものって本は無いだろ?あるのか?
ないね
ラヴクラフトの世界を元に自称後継者が整理して勝手に拡げたもんだからな
好きだけど
802 :
ネオ煎茶 ◆DxgwL./BZw :2009/06/27(土) 17:48:09 ID:RJogmG/q0
>>798 佐伯の『「市民」とは誰か』を2,3日前に読み終えた
昨日『新「帝国」アメリカを解剖する』買ったよ
803 :
ネオ煎茶 ◆DxgwL./BZw :2009/06/27(土) 17:56:51 ID:RJogmG/q0
『学問の力』も面白かったな
星新一の本を何冊か買ったよ
805 :
名前は誰も知らない:2009/06/28(日) 03:49:20 ID:KSTRjyXn0
藤原伊織
売れなかったけど経歴なら日本一
「麗しのバフェット銘柄」
バフェットって優良企業を安値で仕込み&長期保有ってイメージだったけど
この本をよむとアービトレージもかなりやってて
下降相場はそれで利益を上げてたらしい。意外だった
ラ・フォンテーヌの寓話に孤独を巡る面白い一篇がある
昔、あるところに、醜い異形の熊がいて、世間から身を隠し、独りきりで森の中で暮らしていた
やがて、この熊は陰鬱で気が狂ったようになる
「というのも無理はない、まともな理性は独り隠れ棲む者に永くは宿らぬものだから」
このあとのエピソードもシニカルで悲痛で面白い
ブコウスキーのくそったれ少年時代が好きな俺になにか薦めてください
809 :
名前は誰も知らない:2009/06/28(日) 20:04:23 ID:rBgbg1np0
「アンティキテラ」読んでる。科学群像モノなんて読むのは久しぶりだけど熱いなあ。
「ロング・グッドバイ」はなんかアホらしくなって途中で投げちゃった。
プロットやキャラが紋切り型なのはいいとしてもあの文章には耐えれんかった。
あの女の腐ったような主人公の内的独白の連続がなんでハードボイルドの古典とされてんのか謎やわ〜。
>>808 ベタだけどヘンリーミラーの「南回帰線」を強くお勧めします。
あとはセリーヌの「なしくずしの死」
>>805 全然知らなかったけどちょうど今日書店で『ダナエ』に無性に惹きつけられて買っちゃったところだ
これから読むよ。楽しみ
811 :
名前は誰も知らない:2009/06/28(日) 22:48:32 ID:AeJ85hPF0
ニコニコ動画で見たんだが、爆笑問題の太田がラジオで
「金閣寺」「エデンの東」について語ってるのを聞いた。
面白かったから配信で続きを聞いたんだが
「季節のない街 」「青べか物語」についても語ってた。
もの凄く面白いそうだから読んでみる。結構ネタバレしてるが…
野矢茂樹に会いに行く見ていらい太田が大嫌いになった
813 :
名前は誰も知らない:2009/06/28(日) 23:05:14 ID:AeJ85hPF0
太田も俺たちと同じ事してたんだよな。
孤独だったみたいだし。
イルミナティとか陰謀論の本を読むのは結構しんどいな。好きだけど。
なんだかんだで数十冊は集めたが。
どうも外国の民族やら血筋やらは覚えずらい。
太田は嫌いだな
底が浅いし、こんなにカルチャー知ってる僕分かってるでしょみたいな臭いに辟易する
>>815 太田のは翻訳したやつしか買ってないわ。
最近で一番よかったのは渡部悌冶のやつかなぁ。わかりやすかった。
苦労して出版社に問い合わせたりしてやっと手に入れたのに、4月に新しく復刊して出てたから
ワロタよ。
まぁイルミナティ関連は深入りせず適当に読むのが一番楽だな
太田が翻訳って何かの勘違いでは?
あの人が外国語翻訳するくらいの語学力があるとはとても思えん
解説書いたヴォネガットのことかな
>>817 翻訳監修だっけ?
詳しく見てないから申し訳ない。
太田龍が翻訳した奴でしょ
二人の太田さんが話題になって絡まっちゃったんだな
821 :
名前は誰も知らない:2009/06/29(月) 00:29:58 ID:lGb6liun0
罪と罰ってページ数半端無いね(汗)
本の裏に書いてあるあらすじ見て興味持ったけど
上巻と下巻あるんだもんな。
本を読み始めてまだ日が浅いから長いのはちょっと敬遠するんだよね…
太田さんはかなりの読書家みたいだね。
悪霊とかカラマーゾフのほうが長いと思うが
罪と罰はまだ読みやすい方だったぜ・・・
そうなんだ。小さい時から漫画を読むくらいで小説とは無縁だったからかな…
最近小説を読み始めたんだけど、まだ星新一しか読んで無いからなぁ。
読解力と言うのかな?恥ずかしい話そういうのが無いから読むのがとろくてね…
825 :
名前は誰も知らない:2009/06/29(月) 02:11:53 ID:/2vyVAOv0
聖の青春良いよね-。よだかの星を思い出した
>>805 ウソはいかんze。テロリストのパラソルはベストセラー。自分はつまらんかったが。
ロシア文学は全く読んでないが(ロシア以外のものもほとんど読んでないが)
プラトーノフ「土台穴」は面白いと思った。それに、ガルシン「赤い花」は孤男向きな気がした
いつか、ブルガーコフやらストルガツキー兄弟なんか読んでみたい
それと、小説ではないが、ラファルグの「怠ける権利」(ハードカバー版にはレーニンによる追悼文が入っていた)
皆すげーな。
2ちゃんにはまってから読書量が格段に減ったよ。
小説が読めないっつーか、あらすじをネットで調べてそれでおしまいってのが増えた。
昔プラトーノフの本読んで大学のレポート書いたっけ
全然覚えてねえや
三島由紀夫論なら書いたな
831 :
名前は誰も知らない:2009/06/30(火) 20:44:14 ID:trGOmaap0
ズッコケ三人組ならあるよ。
小学生時代の感想文で。
結構面白いんだよ。
今はもうあの頃の気持ちで読めないから
つまらないかも知れないけど。
832 :
ネオ煎茶 ◆DxgwL./BZw :2009/06/30(火) 21:06:55 ID:ODE9cZ1z0
かいけつゾロリ好きだったな
ブルガーコフはラノベとして読んでラノベとして楽しんだ。
ジュリアン・バーンズ面白いな
マキューアンがブッカー賞獲ってるならこの人だって獲っていいだろう
835 :
名前は誰も知らない:2009/07/01(水) 20:44:48 ID:QL0cqoukO
ずっこけ三人組のオヤジバージョンも面白い。
イライラしたときに冷静になる本っていうタイトルが馬鹿らしい本を買ってよんだけどかなり気が楽になった
大学の周りのやつらにイライラしてばかりだったけど全然大丈夫になった・・不思議な感じ
837 :
名前は誰も知らない:2009/07/02(木) 02:14:04 ID:Ov2n8je10
ブローティガンすごすぎワロタ
>>836 マジか。俺も大学生で同じような状況だから読んでみるかな
スティーブンキングって面白いの?結構映画あるけど。
なんか読まず嫌いみたいなのが多過ぎる。ハズレを引きたく無いと言うか。
江戸川乱歩の少年探偵団シリーズは子供の頃夢中になって読んだな。
ポプラ社の表紙は結構好きだった。
宇宙怪人とか悪魔人形とか電人Mとかサーカスの怪人とかネーミングが怪しくて大好き。
怪人四十面相は無かったことにしよう・・・・
841 :
ネオ煎茶 ◆DxgwL./BZw :2009/07/02(木) 21:00:47 ID:w714wPEy0
ポケット小僧が好きだった
842 :
ネオ煎茶 ◆DxgwL./BZw :2009/07/02(木) 21:13:05 ID:w714wPEy0
でも乱歩はもう少し年を取ってから、
「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「心理試験」「踊る一寸法師」「蟲」「芋虫」
「白昼夢」「鏡地獄」「湖畔亭事件」「闇に蠢く」「陰獣」「孤島の鬼」
あたりを読むとより好きになるんだよな
小学校と言えば深海魚の図鑑が懐かしい。
>>838 何か有名な本じゃなくても自分に響く本ってあるんだなって思ったよ
良いページに付箋貼っておいて何回か読み返してたら頭に結構入っててイライラしそうになったときも本の内容思い出してイライラが収まる感じ
時間をうまく使うために意識をどうもっていくかみたいな本も自分的にはよかった。同じようなのいっぱいでてるんだろうけど
845 :
ネオ煎茶 ◆DxgwL./BZw :2009/07/03(金) 16:38:17 ID:eSpJcZKS0
「日蝕」そこそこ面白かったよ
846 :
ネオ煎茶 ◆DxgwL./BZw :2009/07/03(金) 17:50:25 ID:eSpJcZKS0
夢野久作生誕120周年
読書するきっかけになったのは原田宗典の17才だったっていうエッセイだな
初めて本を面白いと感じたのは田口ランディのコンセントでした
『西洋音楽史―「クラシック」の黄昏』、中公新書、岡田 暁生
これはめちゃくちゃ面白かった
クラシック(や芸術全般)に興味ある人は読んでみて損はないと思う
ヨーロッパの民族音楽に過ぎなかったこの音楽がいかにして現在の
まじめな・高尚な・アカデミックな・芸術的な云々といったイメージの「クラシック」へと生成していったかを説き明かす一冊
作曲家が単なる職人から芸術家へと自覚されていく過程の記述も面白かった
ほかにも「ロマン派(音楽)とは、世界がロマン的でなくなった時代の音楽なのである」といった、腑に落ちるテーゼがいっぱい
現在のポピュラー音楽をロマン派の後継者とみなし、クラシックは作曲家の時代からビルトゥオーソの時代へ、
そしてビルツォーソもいまややりつくして、「クラシック」じたいがネタ切れの空気アリアリ、という一説もかなり頷いた
村上春樹の海辺のカフカを読んでる
毎日仕事が終わって寝る前に1、2章づつ
850 :
名前は誰も知らない:2009/07/03(金) 22:59:01 ID:4AVnpga/O
>>779 林芙美子「放浪記」が日常生活に入ってきたら
かなり強いキックにはなると思う。
851 :
名前は誰も知らない:2009/07/03(金) 23:11:41 ID:4AVnpga/O
>>669 泣けると評判なのは絲山秋子「袋小路の男」。
著者名忘れたけど「閉鎖病棟」も読んで泣いた人が多い小説。
定番は「ほたるの墓」か。
俺は内田百 「ノラや」を挙げたい。
高野悦子の「二十歳の原点 ノート」の新装版が知らない間に出てたんで、今読んでいる。
ちょっと前、山本直樹の「レッド」を読んでいて、時代背景に興味がわいたので
新潮文庫版「二十歳の原点」を読んだのがきっかけ。
時代は違えど人間の「悩む」「考える」という行為の、根幹は変わらないと感じる。
853 :
名前は誰も知らない:2009/07/04(土) 02:43:27 ID:WVFIcMEOO
>>669 あぁ、江戸川乱歩「芋虫」を忘れてたわ。
今スピノザのエチカを読んでる。
彼のように真理を求めて孤独に生きることができたらいいのに。
ある日本人作家がノーベル賞をとったときのこと
知合いの作家か評論家が、日本人作家にエチカの原書をプレゼントしてた
もし俺がそんなことされても、嫌がらせとしか思えなかっただろう
>>852 懐かしい。俺も二十歳の原点、大昔に読んだ
で、俺もレッドの新刊先日読んだ後に思い出して、読み返してみようと思ったんだわ
>>848 それ面白そうね
孤独だし本読もうと思ったんだけど、読むのが異常に遅いから諦めようかなって思ってる。
ただでさえ遅いのに絶対に理解してやろうと何度も同じ行を読み返したりして…
本読むのが遅いと頭悪いのかな?速読とまでは言わないけど、本読むのって速くなるものなの?
>>857 読むスピードで内容は変わらないので、ゆっくり読めばいいさ。
文章を読むことに慣れれば、読むスピードは多少上がると思う。
読書は単なる娯楽ですよ。そんなに思い詰めないで。
本当、読書なんてただの娯楽だよね
仕事の休憩に本読んでたら偉いとか凄いとか言われて困った
娯楽とも言い切れないけど
自分にとって娯楽以上のものではないのも確か
861 :
名前は誰も知らない:2009/07/04(土) 20:41:02 ID:WVFIcMEOO
草森紳一「本が崩れる」を買った。
何についての本なのかもよく分からないが、
この人はアンチ話題優先主義としての中日落合を支持
しているようなことを書いておられた。
その素晴らしい了見だけで素晴らしい人だと分かる。
購入動機はそれだけで十分だ。
さて、読み始めた。
ドアのノブをガチャガチャやってようやく開いたときの喜び、
不器用な人間しか知らぬあの喜びについて書いておられる。
俺は学校でドアを開けるにも緊張する餓鬼だったので早くも
涙が出そうになる。
買って良かった。
おそらくこれは素晴らしい本だ。
娯楽以上の効果はあるよ。
ミステリ小説とかよく読む人は、読まない人に比べて
人の気持ちのわかる人が多いし。
内容を理解したり、味わったりが大切なので無理して急ぐ必要はない、
計算と同じで慣れればある程度は早くなるよ
864 :
ネオ煎茶 ◆DxgwL./BZw :2009/07/04(土) 21:03:53 ID:hq1uoGLW0
>>862 坂口安吾は「探偵小説は人間が描けてない」とか言ってたよね
村上
866 :
ネオ煎茶 ◆DxgwL./BZw :2009/07/04(土) 21:13:14 ID:hq1uoGLW0
>>865の文章は「小栗虫太郎をはじめとする」みたいな前置きがあったかも知れない
確かに小栗の作品は人間が描けていない
>>862 小説が人間の感情や人間と人間の間の機微を描くのに最適な表現の一つなのは確かだけど、
「ミステリ小説」と明記してあるのは深い皮肉か素朴な信仰か、
>>862の意図を測りかねる
いや、俺もミステリは凄く好きなんだけどね
だからこそなおいっそうこのレスの秘めた「謎」にたやすくひっかかるw
多分、
>>862の実体験からきている発言でしょう。
「この人は、気が利くな(人の気持ちが分かるな)」と感じた人が、ミステリィ好きだった。
そんな経験を3度もすれば、そう思うのも自然な事かと。
ちなみに自分はミステリィ小説を読んで、人間が描けていないと思ったことは一度もない。
異邦の騎士は泣いた
ミステリが人間を書けてるか書けてないかはともかく、俺はトリックに
ついていけなくて読まなくなった。種明かしされてもハァ?って感じで。
トリックは古いのかもしれないけど探偵小説と呼ばれてた頃のエログロな奴が好き。
871 :
ネオ煎茶 ◆DxgwL./BZw :2009/07/05(日) 00:43:27 ID:dyICjmEf0
俺も最近の作品はほとんど読んで無い
京極あたりは機会があれば読んでみたい
872 :
862:2009/07/05(日) 01:21:51 ID:ayUdsfbO0
一応書いとくと、
>>868のいうような実体験ですよ
皮肉ではありませんw
>>856 おお、同じような読み方をしている人がいる!ちょっとうれしいね。
レッドは完結すれば名作の予感。
二十歳の原点の新装が横書きになったのはGJ
レッドはどうなるんだろうね
やはり血みどろの展開になるんだろうか
今更ながら本屋大賞『告白』読んだ。
確かに面白かったんだが、「本屋さんが今一番売りたい本」がこれでいいのか?という印象。
「もうかなり売れてるものわざわざ選ぶなよ」という言い尽くされた批判はもちろんだし、
構成にしたって宮部みゆきや恩田陸がすでにもっと高いクオリティで書いてきたモノだろ。
結局本屋大賞なんて所詮は店員が選んだだけだからな
そんなもんだろ
俺も読んだ。無理に中編小説にしなくてもよかったのではないかという感じがした。
本を貸してくれたミステリー好きの叔母は怒ってたw
本屋大賞は、普通の文学賞なら賞取りがちょっと難しいような、新人を選んでいるような感じがする。
作品の完成度よりも、むしろ作家の成長に期待して賞なのかも。
まあそういう賞がひとつ位あってもいいと思う。
本屋って本読むの?
読む方なんじゃね?全職種の中じゃ。
来年は『1Q84』が鉄板ってレスを2chのどっかで見たけど正気かね。
上巻だけでミリオンイった本を一年後にどう売るんだ。
>>857です。
答えてくれてありがとう。本を3冊か買ったから読もうと思う。
やっぱり皆も有名所の作家や作品から入っていったのかな?
ディック読んだ
「眼を見なさい」
発達障害の著者が苦労した子供時代から社会的に成功した現在までを綴った自伝
とにかく文章が詩的で美しい
そして他人とのコミュニケーションに困難を抱える著者の悩みが切実で
心を打たれる
-人々は招かれていないのに近づいてきて、頼まれもしないのに発言をする
そのくせ、期待する応答を得られないと憤慨する
僕が何も言わないとやっぱり怒り出す
僕に勝ち目はないじゃないか-
『福翁自伝』読了。
何と言うか、著者の自惚れっぷりと内省の欠如に圧倒されてしまった。
僻みになってしまうけれど、能力云々以前に、こういう性格を持たないことには社会では成功出来ないんだろうなあ。
はあ…
田口ランディのコンセント
どこが弧男向きだよ
やっぱ女が書いたのはつまらん
この頃、青空文庫よく利用するんだが、読み次がれている名著というのはよいね。
文章の素晴らしさ、内容の濃さ、着眼点の素晴らしさ、時代を超えて語りかけてくるものがある。
今、青空文庫の寺田寅彦の随筆集読んでるんだが、これが目茶面白いし、その鋭い
切り口が思考の視野も広げてくれる。ネット環境さえあれば只というところもよい。
読むならあぶくのように消える流行本より歳月のフィルターを通して生き残った名著だね。
886 :
名前は誰も知らない:2009/07/06(月) 21:31:41 ID:6zkFaggUO
本を読むと心が豊かになるとは誰が言い出したんだろう
>>878 読む人は読む。読まない人は全く読まない。
受け持ちの担当ジャンルにも寄るし、仕事が忙しいので、
世間一般のイメージ程読書量は多くないと思う。
商品として扱ってるだけ。他小売業と同じ。
担当ジャンルだけで毎月数百タイトルも発売されるから、
次第にうんざりしてくるよ。
このスレの人たちの方がよっぽど読書家で感心する。
ちなみに、本屋大賞は売り上げ的なものも絡んでくるので、
書店員から見ても微妙な作品がノミネートされていたりする。
話題になって売れれば万歳www
by元書店員
読書すると心を貧しくする
健全な人間には読書なんて悪しき習慣はない
イニシエーション・ラブ読了。
正直、孤男にはオススメできない
素で辛かった
890 :
名前は誰も知らない:2009/07/07(火) 00:17:29 ID:WCaAPArMO
おまえら人に言われてどっちが嫌だ?
「あいつたくさん本読んでるんだけどボキャブラリー少なすぎるんだよな」
「あいつたくさん本読んでるんだけど女に絶望的にもてないんだよな」
前者のほうが何故かいやだな
892 :
月食領崩壊 ◆DxgwL./BZw :2009/07/07(火) 00:28:59 ID:FBN8q7T50
前者
893 :
yoko:2009/07/07(火) 00:30:50 ID:4BIF7AkI0
当方バツイチで寂しくて寂しくて泣いています。
優しくしてくれる男性を募集します。
メールくださいね。
894 :
名前は誰も知らない:2009/07/07(火) 00:34:51 ID:DCAdjPYHO
後者かな
前者は言い返せるが後者は閉口せざるを得ない…
「僕は勉強ができない」を思い出した
主人公に「君は勉強できるけどモテないだろ」みたいなこと言われて絶句する秀才くん
>>895 新潮文庫の山田詠美作品だな。
『蝶々の纒足/風葬の教室』も好きだった。
新潮文庫に収録されている初期作品は割りと好きなものが多い。
897 :
名前は誰も知らない:2009/07/07(火) 02:59:30 ID:+L7Vd3E+O
武田百合子「日日雑記」は素晴らしかった。
こんなに視力が良い文筆家はあまりいないように思う。
視力というのは先に「意見」を持ちすぎるために、そして何事もそれに当てはめて
視るために悪くなるのだが、この人は何事も瞬間的につかまえる。
おそらくこの人は、2ちゃんねるなどには上手く対応して書き込むことができない。
多分できないだろう。
俺は2ちゃんねるが死ぬほど嫌いなので、読んで良かった。
>あいつたくさん本読んでるんだけど女に絶望的にもてないんだよな
これは前半と後半の意味のつながりがわからないので笑い飛ばせる
>>889 あれはツマランだけでしょ。最近の衝動買いの中で一番のハズレだったよ。
下手すぎる文章とベタすぎる一発ネタだけの安っぽいトリック小説。
同時に衝動買いしたのが東野圭吾「宿命」。
こっちはあくまで東野らしく実に無難に2時間サスペンス的楽しみ方ができる。
にしても東野っていつもプロットは頑張って練ってる感じがあるのだが、
どうしてあそこまで文体に味や重みが無いんだろう。
最後の1行に一番の意外性を用意したのが「宿命」で、
最後から2行目にどんでん返しを置いたのが「イニシエーション・ラブ」って触れ込みで、
そういう帯や後書きに乗せられて買っただけなんだけど、やっぱこんな買い方は駄目やね。
夢野久作の「ドグラ.マグラ」はどうですか?
ネットで調べてて知ったんだけど、そんなに面白いの
ドグラマグラかぁ・・・
単純に「面白い」って感じの小説じゃないなぁ。ただ雰囲気が好きなヤツはどっぷりはまるだろうね。
京極作品みたいな感じ?
中途半端な興味で読み始めると、途中で挫折する可能性大。
一度では理解しにくい内容なので、完璧主義者なら再読しないと気が済まなくなるかも。
俺は一度読んで気力が尽きたので、いまだになんとなーくしか分かってない。
でも、もう一度読むのは嫌だw
902 :
月食領崩壊 ◆DxgwL./BZw :2009/07/07(火) 22:56:23 ID:fG3Jdro20
そんなに難しい内容かな?
乱歩は理解出来なかったらしいけど
映画版はストーリーわかりやすかったよ
設定だけ借りて適当に作っているかと思いきや、原作に忠実、かつわかりやすい
あれはあれでありかなと思う
904 :
名前は誰も知らない:2009/07/08(水) 02:16:07 ID:NGxX3FHj0
恋空とかdeeplove書いた人ってあの一作だけでリーマンの生涯賃金稼いだんだろうね
>>895 僕は勉強ができないって面白い部類に入る?
親に薦められた本の中で唯一気持ち悪い感じがしたんだけど・・考え方とか環境がエロゲの主人公みたいな感じじゃなかったっけ
作者がそういう感じの喪女だからしょうがないよ
自分ではモテると思ってるのがバレバレだけど
作家ってのは9割以上の奴は一般人より恋愛経験少ないと思う
オースターが好きです
908 :
名前は誰も知らない:2009/07/08(水) 08:48:44 ID:d/O1MCXeO
意味のつながりがないようなのが毎日数10個くらいずつ
自分を襲ってきたら話は別だがな。
さらにそこに殺人予告が混じってきたりなんかしたら、嫌でも
どうつながってるのかを考えざるをえなくなるし、
思考の範囲もその中で縛られて自分もアホみたいなことばっかり
言うはめになり生活が成り立たず自殺するしかなくなるな。
俺は生きてるけどな。
909 :
名前は誰も知らない:2009/07/08(水) 18:13:09 ID:eiOnx6HSO
分かる気がするよ
とにかく思考統制がしたい。幾多もの観念の断片に惑わされ、論理の糸を絡ませ
頭ばかり重くなる。狂いそうになる。
行動や思考の根源を司る一つの単純で強靭な思想が欲しい。
910 :
月食領崩壊 ◆DxgwL./BZw :2009/07/08(水) 18:16:28 ID:35u/510L0
911 :
名前は誰も知らない:2009/07/08(水) 21:46:08 ID:ZwQgC8klO
花村萬月読む人いる?
俺は彼のいう「羞恥心」が気に入ってる
>>911 俺、好きで読んでるよ。
この間の「ワルツ」もよかったー
「僕は勉強ができない」は途中で読むのをやめてしまった
なんか女性が書く本が苦手なんだよなあ。男を馬鹿にしてるような視点が。
蹴りたい背中とかも。
914 :
名前は誰も知らない:2009/07/09(木) 00:46:20 ID:DBc95+SS0
エイミーは説教くさいんだよね。
自己啓発本って下らないよね。ハウツー本とか…元々本や作者を否定するつもりはそんなに無いんだろうが。
「将来の自分への自己投資の為に呼んでるんだ」と自慢気に語ってる奴が腹立つ。
だから下らないと見下して無意識に憂さ晴らししてる事に気付いてしまった。
916 :
名前は誰も知らない:2009/07/09(木) 02:39:59 ID:sJf/Tsd40
くだらないとは決して思わないが、あれは詐欺だと感じる。
くだらないならまだましなほうで、「何故〜できるのか??」みたいな
タイトルからして嘘なのがベストセラーになってる
やっぱり皆半信半疑ながらも詐欺本に手を出してしまうのね
かつての俺もそうだった
自己啓発本を読んで努力すれば何かが変わると思い込んでいた
読んでモチベーションがあがるなら読めばいいと思うよ
ただその作者のこともよく知らないのに、自己啓発本買う奴の気がしれない
穿った見方をすれば一種の宗教みたいなもんだしな
育児書なんかにも言えることだが
918 :
名前は誰も知らない:2009/07/09(木) 02:55:12 ID:sJf/Tsd40
経歴とか見ると一流大学卒の一流企業幹部とかばかりだからな…
彼等は努力したんじゃなくて才能があっただけだ
子供の頃からして周囲の子供と全然違ったみたいだし
環境も恵まれていただろうな
920 :
名前は誰も知らない:2009/07/09(木) 05:26:18 ID:NQTmiIi90
ちくま学芸文庫最高・・・
本屋言ったらニーチェ全集入荷しててごっそり買ってきた・・
珍しく生きる気力が湧いた・・・ありがとうちくま学芸・・ありがとう紀伊国屋・・・
自己啓発本のベースの大半はカーネギーでしょ?
「道は開ける」で十分な気がする。
あれ読んでも悩みは尽きないが orz
最悪の事態に備えるとか、明日のことを思い患うなとか参考にはなる。
922 :
月食領崩壊 ◆DxgwL./BZw :2009/07/09(木) 09:33:28 ID:wxZzGuUh0
ニーチェ全集買ったのにまだほとんど手を付けていない
夏休みに取り組むか
ニーチェ全集とか君ら金あるのね。全巻そろえるとなると恐ろしい金額になる…
このスレで気になった神聖喜劇があったからどうしようと思ったが、全巻で
5000円超えるってだけでビビって手を出せなかったよ。図書館にあればいいんだが。
>>918 そうでもないよ。経歴がよくない人もいる。
もっともすさまじい努力と強い精神力で成功しているが…。
自己啓発本を読んで知りたいのは、
その凄まじい努力をするためにはどうすればいいか、
困難を乗り越える強い心を身につけるにはどうしたらいいかなんだが。
前者は「努力できるという才能」
後者は「生まれつき備わった性格と育った環境」という結論に落ち着く。
本が読めない体質にでもなったかな…漫画ですら先に進められない。
927 :
名前は誰も知らない:2009/07/09(木) 12:49:08 ID:sJf/Tsd40
「明日のことは思い煩うな」
この言葉通りにやってたから世界は金融危機に陥ったんだよ
明日のことは心配して当然
変に楽観視してると必ずそのツケはくる
「まあさすがに大学生にもなれば彼女くらいできるだろ」と似た間違い思考。
ていうかそれは今日できることを全力でやれ
今日できることを明日に延ばすなというような意味だと思う
何でもかんでも楽観視して生きるというのは、
個人の生き方としてはいいかもしれないけど
集団の運営としてはそれはまずいかもね
鴉を思ひ見よ。播かず、刈らず、納屋も倉もなし。然るに神は之を養ひたまふ
>>927 それは「明日のことをウジウジ悩むくらいなら今日のことを全力でやろうぜ」って意味じゃないのか
931 :
929:2009/07/09(木) 22:14:06 ID:86r6+YWU0
>>929 やっぱ文語訳はいいな。
中学でもらった口語訳しか持ってないよ
サイゾー立ち読みしてたら、さおだけ屋はなぜ儲かるのかって本の著者が
「タイトルだけで10万部は行くと思っていました」とか書いてたんで、
二度とこいつの本買わないことにした。立読みはするけど。
>>934 「なぜ潰れないのか」じゃなかったっけ?
最初に書店で見かけた時、儲かってるからだろと突っ込み入れた記憶がある。
しかし、作者のそのコメントはイラっとくるなw
新書でそういう類のタイトル多くなった気がするわ。
何が主題なのか全くわかんねーから、自分は全く手が伸びないタイプ。
小説じゃないんだから、タイトルで何について書かれてるか分かる方がいいと思うけどねぇ。
結局出版界も売れた者勝ちの世界なんだろうな。
客の目にとまりやすいから、書店の本棚をその手の本が占領する。
おかげで、買いたい本はほとんどネットで注文する生活だ。
読んだこともない馬鹿が「人は見た目が9割って言うだろw」って本気で言ってた
新書は大抵内容が薄い
よく売れてるのは特に
馬鹿なサラリーマンとかが読んで頭良くなった気分になる自己満足のための道具
と思えばそれはそれでアリだと思うが
岩波の古典しか買わないわ
「人は見た目が9割」…
読んだけど、まぁアマゾンのレビューで清々しいほどにボロクソなだけあるw
岩波新書とか中公新書のいちばん最初の方とかは半ば古典化してるよ
ノモンハン戦争は内容濃かったな〜w
おかげでモンゴルに目覚めそう
馬鹿の壁を出してるような新書やら2ちゃんねる新書みたいなのはゴミがたくさんだろうけど
講談社現代新書やちくま新書はかなり美味しいのあるだろう
廣川さんの『今こそマルクスを読み返す』みたいなのをはじめとして。
他方岩波でも熊野さんの哲学史シリーズみたいな新しくて旨味たっぷりのお得なのからクズ同然なのまで玉石混交だな
もっともそのゴタマゼ感が新書の魅力でもあり、高い金を払えばいいものが手に入るというのはハードカバーでも専門書でも、本に限らずとも、同じなのだが
×高い金を払えばいいものが手に入るというのはハードカバーでも専門書でも、本に限らずとも、同じなのだが
○高い金を払えばいいものが手に入るというわけではないのはハードカバーでも専門書でも、本に限らずとも、同じなのだが
スマソ
廣川さんじゃなくて廣松さんだった
もうだめぽ
岩波新書、中公新書、講談社現代新書がやはりいいね
ほかに集英社新書、ちくま新書など
946 :
名前は誰も知らない:2009/07/11(土) 21:20:43 ID:6NShXAQqO
最近減ったと思うけど、一時期「頭のいい人/悪い人」「勝ち組/負け組」系のタイトルの新書やたら多くなかった?
「まあ、本当に頭のいい著者ならそんなに頭悪そうなタイトルつけんだろw」と思ってスルーしてたけど。
「頭のいい人〜」みたいなタイトルの本を手に取ったら、
「俺はバカでーす!」って宣伝してるような感じがするので、
意地でも無視するw
一時期流行った「品格」本もその類いだよな
ここの人たちは新書は好きだけど最近の新書ブームからは距離をおいている感じですね
949 :
月食領崩壊 ◆DxgwL./BZw :2009/07/12(日) 00:01:36 ID:6Hezf45g0
チーズはどこへ消えた?
950 :
名前は誰も知らない:2009/07/12(日) 00:11:23 ID:iVOcf1W60
>>917 俺も自己啓発本を読む人の気がしれないな。
しかし、そういった本を読む人はなんかエネルギーに満ち溢れててある意味羨ましい
若いときは本しかなかったから結構、手当たりしだいに読んだけど、最近はネットが
あるから本読まなくなったな。将棋と碁の専門書だけだな・・
自己啓発本は怖くて読めないなあ。
何となくだけど、そうやって手に入れた能力(思考法とか価値観)が、自分自身を薄っぺらな存在にしてしまいそうな気がする。
7つの習慣ぐらいかな、読んだのは。
宗教・民族関係なく成功するには共通項があったとか
そんな感じでした。
まとめると・・・
1 主体性
2 目的
3 重要事項を優先(プライオリティー:優先順位)
4 WINWIN
5 理解してから理解される
6 「自分と違う人の良いところ」を
認め合う姿勢→相乗効果を発揮
7 刃を研ぐ(自分を磨く)
(1)頭(勉強、復習、読書など)
(2)体(運動、早寝早起きなど)
(3)心(人に優しくする、生き物のお世話をする)
(4)人間関係(自分の大切な人を大切にする)
8 肉体的インテリジェンス:自制心 (PQ)
知的インテリジェンス :ビジョン (IQ)
情緒的インテリジェンス:情熱 (EQ)
精神的インテリジェンス:良心 (SQ)
953 :
月食領崩壊 ◆DxgwL./BZw :2009/07/12(日) 01:35:44 ID:PimA7gwH0
数年前箱田忠昭(?)にハマってる知り合いがいたな
954 :
名前は誰も知らない:2009/07/12(日) 01:50:22 ID:IHfFeCO2O
どうしてもベストセラーが気になる。
今日も『重力ピエロ』読んだけど、やっぱり読まなくても良かった。いつもこんな感想になる。
明日は自分で選んだ本を読もう。
>>951 でも、そもそも他人の考えにそこまで影響されるものかねえ?
特にここの住人は協調性より「俺は俺」な人が多いはずでしょ。
>>925のように「結局は“そういう才能”があったってだけじゃん」で終わってしまう。
精神的に参ってるときに自己啓発本とか読むとヤバイこともあるかもね
立ち読みで断片的に読むのがベストかな
全部読むと洗脳されそうになる
自己啓発本って自分にあってるの読んだらかなり心が楽になるような気がする
有名どころは何か曖昧なことしか書いてないというか自分みたいな読解力のない人間には向いてない
全然売れてなさそうな本でも細かいこと書いててすごく共感できたりするし
959 :
名前は誰も知らない:2009/07/13(月) 03:52:05 ID:Ezd57Ozu0
たしかに心が楽になる本ってあるけど、
それってその本を読んでる間だけなんだよな
1週間後にはいつも通りの惨めな自分に戻ってる
960 :
名前は誰も知らない:2009/07/13(月) 05:19:06 ID:c7SG8vHuO
俺の場合大抵の本がそうだな
きれいな小説読んでも一週間たてばどこで感動したんだかわからなくなるし、なんで俺感動したんだってくらい醜い自分に戻ってる
本読んでると過去にあった嫌なことがフラッシュバックしてきて集中できなくなる
字面は追っていても内容が頭に入ってこない
俺も途中でフラッシュバックする。
そんで、目だけが勝手に文字の上を滑ってて、
「あれ?今どこ読んでたっけ?」
ってなる。結構なる。
963 :
月食領崩壊 ◆DxgwL./BZw :2009/07/13(月) 18:26:23 ID:FRQi3X9M0
あるある
そうなったら最後
そこから持ち堪えて続き読んでも長続きしない。
965 :
月食領崩壊 ◆DxgwL./BZw :2009/07/13(月) 19:14:13 ID:FRQi3X9M0
そうなったら寝るしかない
嫌なことを急に思い出して「(>'A`)>うわあああ」ってなるのを
フラッシュバックって言うの?
ぼっちは人生経験少ないから
人間関係の描写を理解できなかったりして
自己啓発本って頭痛薬みたいなイメージがあるな。
とりあえず一旦痛みは収まるが、根本治療ではないという。
「日米振り込め詐欺大恐慌」副島隆彦
アメリカ発の金融恐慌は簡単には終わらない
2012年までに・・・・
・米国債とドル大暴落
・オバマはドルを半値に切り下げて辞任→ヒラリーが大統領に
・日本の年金資金は吹き飛んで、もらう年金は3分の1に
・ダウは3000ドル台、日経は4500円を割り込む
というあたりが主な主張
これまでの著書では大まかには予測は合ってる
どうなるか楽しみ
この人、強烈な上から目線やめればいいのにな
あと、小沢を持ち上げすぎのように感じる
内藤廣『構造デザイン講義』王国社
人に薦められて読んだがこれは面白かった
構造デザインとはどういうことか、というテーマの講義を本にまとめたものだけど
ともかく印象的だったのは建築物を力の流れの総体のようなものとして捉えているらしいところ
(建築に関わる人なら誰でもそうなのか?)
1Gという重力下で建築物そのものから発する力をいかに受け流して地面に分散させるか?あるいは横に散らすか?等々、
「あ、建築て面白い」と思わせるものがあった
これまでたとえばゴシック建築は理念的に高いものを目指す、というような説明を受けて、ふーんとしか思わなかったのだけど
それが「尖塔アーチ」という技術的な発明によって半ば必然的にそうなるのだ、と考え直すと俄然面白くなる
尖った高い建物は単なるデザインにとどまらず、技術の裏返し、「構造」デザインというわけだ
翻って自分の身の回りの大きな建物を見直してみると、空間を確保するためにたしかにいろいろの工夫がされていることに気づく
これを機にいろいろべんきょしてみようと思った
構造デザインという言葉についてはこちらのページも参考になりそう
http://www.archstructure.net/strdesign/#pagetop
>>970 最近自分も建築に興味があるのだが、面白そうだから読んでみるかな
俺、設計士だけど建築に興味がないダメ設計士です。
動物図鑑とかをから隅まで読みあさる方が断然好きなんだ・・・
973 :
名前は誰も知らない:2009/07/15(水) 13:36:32 ID:7jMaIYPv0
ミケランジェロ以外で世界一の建築家といえばアルベルト・シュペーアだよ
>>972 生物学と建築の関係性について考えたことは?
蜘蛛の巣のネットの構造、アナツバメの巣のシェルの構造、
白アリのアリ塚の円蓋の構造、ビーバーの巣の水中での抵抗力
975 :
972:2009/07/15(水) 17:07:30 ID:rEOXNyQI0
>>974 それは考えなかったけど、言われてみれば面白そうだ。
俺ちょっと人間以外のおうちの勉強するわ。
>>969 副島氏の本、近所の図書館でいつも貸し出し中。
潜在的な読者は相当いると思われ。
明治維新の際に暗躍したグラバーとかは前にテレビでも取り上げられてたな。
977 :
名前は誰も知らない:2009/07/16(木) 12:25:35 ID:fE1GpLu40
松ケンが角川文庫を100冊読んだって本当?
978 :
名前は誰も知らない:2009/07/16(木) 12:30:45 ID:jkBac6XrO
松ケンサンバ?
芥川と直木、今回は順当だったな
最近都筑道夫にハマってる
>>969 にしてもさすがに極端すぎるww 2012年ってすぐそこじゃん。
まぁ期限を設けず曖昧な表現でお茶を濁して後出しジャンケンするよりよっぽど男らしいけど。
981 :
名前は誰も知らない:2009/07/16(木) 16:10:13 ID:JtFiA5Nc0
こういう予言的な本を出した人って予想が外れたらどうするんだろうか?
下手したら罪に問われるんじゃないの?
982 :
名前は誰も知らない:2009/07/16(木) 17:05:34 ID:KB+Iv5XxO
罪にはならないと思うが信用は落ちるだろうな
そっちのほうが痛い気がする
983 :
名前は誰も知らない:2009/07/16(木) 18:35:41 ID:OgrbMVUGO
ラビ・バトラの資本主義崩壊の予言は来年だ。
的中率100%だ。
984 :
名前は誰も知らない:2009/07/16(木) 19:33:10 ID:JtFiA5Nc0
「ソロスは警告する」
みたいに大物の名前を使って本を出してる奴が一番恥ずかしいね
藤巻は苦しい立場だろうね
山師の世界
吉田健一『文学概論』を読んだがチンプンカンプンだな
他の著作で慣れておくべきだったか
このスレだったか他の読書スレでの紹介だったか忘れたが
『文学全集を立ちあげる』はかなり楽しく読めた
高校くらいまでにこういうのを読んでたら最高な文学案内書になるだろうな
選者が文学通の方々だけに玄人的な選出傾向もあるが、それもまた信頼できるものだと思う
個人的には評論の三浦雅士が以前からのお気に入りでウマが合うので彼の意見を中心にして読んだ
それぞれの意見の行間(本当はこうしたいとか)を想像して読んだりもできるからおもしろい
喪女板の読書スレと孤男板の読書スレを比較して読むと、
何となく孤男板の住人の方が賢そうな印象を持った。
喪女板の読書スレ住人、馬鹿ばっかじゃねぇのか?
と思うくらい、糞本ばかり読んでやがるw
孤男はスノッブだから
991 :
名前は誰も知らない:2009/07/18(土) 02:50:18 ID:H/l9Dpx30
しっかし、原稿用紙1000枚分を1ヶ月で書けるとかどういう知能指数してるんだろうな
学生時代はレポート10枚でも大変だったのを覚えてる
992 :
名前は誰も知らない:2009/07/18(土) 03:25:57 ID:BpVrRps6O
>>989 このスレのレベルが異常に高すぎる。
ついていけない。
ちなみに戸梶圭太読むバカいる?
俺大好き。爆笑しちゃう。
993 :
名前は誰も知らない:2009/07/18(土) 03:35:49 ID:H/l9Dpx30
>>992 自殺自由法だけ読んだ
面白いとは思わなかったがキャラのの人格やノリが完全に2chネラーっぽかった
エンディングは平凡そのもの
994 :
名前は誰も知らない:2009/07/18(土) 04:42:18 ID:i4cwA0NK0
>>989 上のほうで筒井康隆や笙野頼子の前衛/実験文学とかトリストラム・シャンディとかが
あがってるのにはびっくりだぜ……
やっぱ孤男は、ダチと愚にもつかん話をするかわりに、「自分との対話」をする時間が長くなるから、
読む本のレベルが高くなるんではないかと。
おれも筒井康隆とか高橋源一郎とかの前衛小説は好きだなあ……
自分で自分のレベルが高いとか言って
恥ずかしくないですか?
996 :
名前は誰も知らない:2009/07/18(土) 07:05:16 ID:THCfuVBcO
色々なことを知れば知るほど、自分が知らないことだらけだと気付いて謙虚になっていくのが普通だと思うよ。
「俺はこんなに難しい本が読める」とか「俺は月に○冊読む」とか自慢げに語る人は結局、本から何も学べなかった人。
少なくとも、男が女専用の板に行くなんて特定の狙いが無いとありえないよな。
最初から馬鹿にしたかっただけだろ。見下して安心したかっただけだろ。
女専用の掲示板を見に行くだけできめぇのに、それ見て芽生えた優越感を
わざわざ男専用の掲示板に戻って来て書き込みとかマジきめぇ。
998 :
名前は誰も知らない:2009/07/18(土) 08:45:40 ID:xcY9VEjAO
三島由紀夫の金閣寺には共感せざるを得ない孤男が多いはず
金閣寺を燃やした主人公と秋葉の通り魔野郎が被ってしまうぜ
喪女板の茸狩スレは面白いよ
スレが面白いという
>>1がすごいヤツ
1000 :
名前は誰も知らない:2009/07/18(土) 09:33:38 ID:qyXuWc87O
1000なら1Q84の続きがでる。
1001 :
1001:
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/冫、 )::: 1000だ
__| ` /:::: スレ立てろ
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