2 :
名前は誰も知らない:2008/10/03(金) 18:05:25 ID:rMPqaZP1O
2こちん
3 :
名前は誰も知らない:2008/10/03(金) 18:17:25 ID:6HX7dEue0
「人生」という本があったような
著者は誰だったか忘れた、、、
俺たちがいま書いているのさ…もうじき最終連載だが
怖いって(>_<)
「人生」はクソ本。
まだ途中なんだけど、もうすぐ連載終了しそう。
「人生」は誰も読んでくれないのに、長期連載される謎の小説。
もうそろそろ誰かが執筆してる「人生」が絶版になるっぽいな。
いや連載打ち切りか…
俺はまだ書かなくちゃならない……
再販されても同じ人生の繰り返し(´;ω;`)
11 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/03(金) 22:01:49 ID:+EoFDwZm0
なんだこの流れ・・・
おじゃす!裏ホラーおもしろいよね!
っていうのは誤爆
人間の土地 サンテグジュペリ
「人生」って本最初の方は暗い内容ながら、色々あっておもしろかったんだけどな…
最近先が読めてきたし、内容もしょぼくなってきたから終わって当然だ
三島の「文章読本」を読んでみた。
17 :
名前は誰も知らない:2008/10/04(土) 18:05:30 ID:WxavaCuG0
「涼宮ハルヒの憂鬱」読んだ後に太宰治の「グッド・バイ」読んだら文体がそっくりでワロタw
武田泰淳「富士」読了。精神病院が舞台なんだが孤男的な人間はいなかった。
孤男はぶんがく的ではないんだな。
孤独は文学と相性がいい。
前スレで出ていたヘルマン・ヘッセの本とか読んでみろ。
20 :
名前は誰も知らない:2008/10/04(土) 20:41:47 ID:IxigL5Cz0
ここでヘッセが多く取り上げられてるので
再読したくなってきた。
21 :
名前は誰も知らない:2008/10/04(土) 20:43:41 ID:91Ich/3LO
ヘッセは俺には甘ったるい。
文体に関しては歯切れが良いか、ウネリがあるか、どちらかが好み。
「木枯し紋次郎」シリーズが孤男全開だよ。
23 :
名無しちゃん…電波届いた?:2008/10/05(日) 14:11:59 ID:ctxm6I870
村上龍「タナトス」数日前に読了
ほとんどが女優を名乗る女の独白で話が進む。
最初は意味不明なことしかしゃべらないが途中からヤザキ、ケイコ、レイコ(女優)の
三者のセリフを自分で語る、という形式になる。
マゾヒズムなどに関する知識などがうまくストーリーに組み込まれているように思い、
自分の事が書かれているように感じた。
三部作の三番目という事に読み終わって他の人の感想などを見ようとしてから気づいた。
24 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/05(日) 14:17:03 ID:Q0QF3sUY0
白水社の「死にいたる病 現代の批判」は読者いじめとしか思えん
色川武大の狂人日記 妙に淡々と進んでいる気がした
次はゴールディングの蠅の王だ
26 :
名前は誰も知らない:2008/10/05(日) 23:33:16 ID:LzzeH6Fk0
太宰を一通り読んだら、なんかもうどうでもよくなってきた
27 :
名前は誰も知らない:2008/10/05(日) 23:44:43 ID:m+VnJib2O
「ファウスト」
は素晴らしい。言葉の美しさが洗練されて、七色に光る宝石のようだ。
ゲーテ作だ、君タツも読みたまえ。ほっほっほ!!
28 :
名前は誰も知らない:2008/10/05(日) 23:46:27 ID:nllwIGZUO
色川の「怪しい来客簿」は俺にとって敗亡と滅亡の青春の書だった。
29 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/05(日) 23:47:56 ID:b3zgoWml0
梶井基次郎でも読むかね・・・
30 :
名前は誰も知らない:2008/10/06(月) 00:19:23 ID:o2UDqegDO
既出だろうが
友達地獄―「空気を読む」世代のサバイバル
土井隆義
「桜の木の下には」あれはあいつのコンプ丸出しだな
32 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/06(月) 00:37:09 ID:UbVcQ5Ar0
全集の第一巻に載ってるようだ
33 :
名前は誰も知らない:2008/10/06(月) 10:09:11 ID:iiP7qMTdO
野坂昭如「東京小説」
青春の書だ。
おれようメモ
メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書 (298)) (新書)
松永 和紀 (著)
おもしろそう
山田花子の作品すべてを一気に読んで、孤独度を補給しました。
>>35 ありゃあすごいよな。あそこまで自分をさらけ出すのは。
もうじき凄い量の本を注文すると思う件
このスレ的にフランケンシュタインはベストマッチと思われるが
森下訳と山本訳ってどっちがいい?
訳の比較はできんが中公新書の「批評理論入門」がフランケンシュタインを題材に
文学評論を説明していて、一緒に読んだら面白かった
前スレでちょっと話題が出てた「フェルマーの最終定理」を
読んだけどスゴイ面白かった。
久しぶりに読んでてワクワクしたよ。
似たようなので「数学ガール」を読んでみようかなぁ
数学ガールってなんだ
算法少女なら知ってるが。
プロ倫注文してきた。
ゴンブリッチ『美術の物語』
超面白い
43 :
名前は誰も知らない:2008/10/09(木) 23:53:49 ID:nINLRNUx0
「寝ながら読書スタンド」をアマゾンにて11980円で出品しています。
ぜひお求めください。
44 :
NEO戦車 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/10(金) 00:51:08 ID:WZBwKwV10
>>39 佐藤健志?だかの「本格保守宣言」でもフランケンシュタインに言及してた
本自体はたいした物でないが
フェルマーの最終定理はちょうどニコニコでドキュメント動画を見ちゃったw
ドキュメンタリーだから内容は本と大差ないと思うが確かに面白かったな。
一見使えないと思って諦めた定理が最後に復活とかドラマティック。
「世界を動かす人脈」 中田安彦
要するに「クラブ」「同窓会」「取締役会ネットワーク」「国際諮問委員会」のような人脈ネットワークが
織りなす網の目が、それに所属しているものとしていないものの「情報格差」を生み出している。
この種のネットワークで共有される情報こそ、本当のWインテリジェンス”(価値ある情報)と呼ばれる
ものである。これが権力の源泉になっている。
なるほど
村上春樹のネタ元になっているという英米文学読んでみたいんだけど
何を読んだらいいのかな
フィッツジェラルドは何冊か読んだ。ぴんとこなかった
大江健三郎『らふたしアナベルリイ、総毛立ちつ身まかりつ』
を読み終えた
恐ろしく個人的な小説だと思う、『個人的な体験』なんかよりもずっと。
未知の人々に向けて書いてるんじゃなくて自分に関心を持ってくれて擦り寄ってきてくれる人らに向けて書いてる
クライスト作の『ミヒャエル・コールハースの運命』と、大江が一貫して描いてきた四国の森の中での一揆とを呼応させて
時間的空間的な饗応を呼び起こす・・・というとなんだか壮大な感じもするけどその呼応は大江の頭のなかで鳴り響いてるだけで
読者にとってはまったくどうでもいい。
そもそもクライストの当該作を読んでる人間がどれほどいるんだろうね
内に向かって閉じているというのは相変わらず文学の世界にこもってることでもあって、普通の読者ならほとんど眼を通していないだろう
作品ばかり(マルカムラウリーだとか)に執着して、大江にとってそれらがいかに重要なのかは伝わってくるが、それらの作品の魅力はやはりまったく伝わってこない
ずっと小説のなかで生きてきたのかねこの人は
出てくる登場人物も「私」=小説家をはじめとして、女優、映画屋、大学教授、障害を持つピアニスト、詩人、学生、NHKのプロデューサー(笑)等々、
どれもこれも浮世離れした気取った鼻持ちならん連中ばかりだ
普通にリーマンやってる人間はこいつらの問題系の完全に埒外。
新幹線で乗り合わせた女学生が乗り換えのわずかな時間に深刻な映画論をふっかけてくるくだりはバカバカしすぎて笑った
「私」が脚本を書き、女優がヒロインを演じ、映画屋がそれらを監修する、その過程を本筋に置いてるんだけど、
映画を作る、映画を作る、映画の力・・・って文学の力はどこいったんじゃい
ただ、女優がトラウマに再び直面するシーンの衝撃度はみるものがあった
独特の言語空間というか、いわゆる大江ワールドもさすが。これはむしろ相変わらずというべきか。
このスレ見てるひとで大江に興味ある人がどれくらいいるか分からないけど、一番最初に読むべき作品では決してないです
まあ初期がやっぱいいです
50 :
名前は誰も知らない:2008/10/12(日) 01:17:47 ID:rn7pIZqxO
大江は初期以外はつまらない。
51 :
コドッキー中佐 ◆E3Fo.t2xw6 :2008/10/12(日) 02:14:05 ID:qX1RLEhpO
大江さんが大絶賛する平野啓一郎大先生だけど
ブッコフの105円コーナーに月蝕の単行本があったんで買ったんだ
大江さんってモウロクしてんの?
52 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/12(日) 02:19:40 ID:QJjfUdO40
家畜人ヤプーって過大評価されてると思う
53 :
名前は誰も知らない:2008/10/12(日) 02:23:49 ID:rn7pIZqxO
平野さんはハッタリの大先生として学ぶ点は多いと思います。
54 :
コドッキー中佐 ◆E3Fo.t2xw6 :2008/10/12(日) 02:29:41 ID:qX1RLEhpO
新潮社いわく天才小説家らしいけど一体何が天才なのか全く分からない
どのパンが一番高いかが匂いだけで分かるとか、ギターが弾けるらしいことくらいしか知らん
とりあえず月蝕は室井佑月の赤い花以下だった
55 :
名前は誰も知らない:2008/10/12(日) 03:26:45 ID:qxWMO+jpO
孤男が共感出来る様な小説をいくつか教えてたもれ
56 :
名前は誰も知らない:2008/10/12(日) 03:32:43 ID:sLvFjfT30
安部公房「方舟さくら丸」「箱男」
57 :
コドッキー中佐 ◆E3Fo.t2xw6 :2008/10/12(日) 03:40:52 ID:qX1RLEhpO
>>55 トルストイ「復活」
ドストエフスキー「悪霊」
オレーシャ「恋」
太宰治「東京八景」
ヤンソン「ムーミン谷の冬」
椎名誠「ワシら怪しい探検隊」
58 :
名前は誰も知らない:2008/10/12(日) 04:04:42 ID:qxWMO+jpO
サンクス、読んでみる
59 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/12(日) 05:03:50 ID:QhT1GNEP0
大槻ケンジ「グミ・チョコレート・パイン」
グミ・チョコ編までは凄い感情移入していたのに
パイン編の終わらせ方が酷いな
>>55 ドストエフスキー『地下室の手記』
孤男スレでは超有名。笑っちまうくらい共感できる
まだならぜひ
63 :
名前は誰も知らない:2008/10/12(日) 16:52:03 ID:rn7pIZqxO
>>55 小説じゃないけど「巨人の星」。
飛雄馬がオズマに「お前は俺と一緒でただのロボットだ」と指摘され、
自分に対して客観的になるシーンで(比喩ではなく)涙が出た。
64 :
名前は誰も知らない:2008/10/12(日) 17:18:37 ID:qxWMO+jpO
>>62-63 レスどうも、読んでみます。巨人の星は何となく知ってるけど全部読んだ事無いな
65 :
名前は誰も知らない:2008/10/12(日) 20:04:13 ID:EHYSgKL2O
秋の夜長、ラブクラフト・ブラッドベリをじっくりと読んでみる
桐野夏生にはまった
孤男におすすめ
>>55 トーマス・マン『トニオ・クレエゲル』
カミュ『異邦人』
ドストエフスキー『白夜』
ドストエフスキー『二重人格』
ヘルマン・ヘッセ『デミアン』
ヘルマン・ヘッセ『シッダールタ』 (仏教の知識あれば望ましい)
ヘルマン・ヘッセ『クヌルプ』
ニーチェ『ツァラストラはこう言った』
打ち間違えた、ツァラトゥストラだ。
普段読書をしない俺だが、浅田次郎の『天国までの百マイル』
には痛く感動した。
今は『壬生義士伝』を読んでるけど、じわじわと心に響いてるね。
読破後は、兄貴にもらった『死神の精度』って映画化されたヤツを
読む予定。
あと、スイーツ(笑)向けかもしれんが意外とリラックマの絵本
が見てて和める。
70 :
コドッキー中佐 ◆E3Fo.t2xw6 :2008/10/13(月) 00:12:54 ID:Vhsm8ggcO
ちなみにツァラトゥスってのはゾロアスターのことで
古代ペルシアの原始宗教の神様のことなのだ
ゾロアスターは神様じゃなくて教祖
72 :
コドッキー中佐 ◆E3Fo.t2xw6 :2008/10/13(月) 01:39:58 ID:Vhsm8ggcO
そうそう本当は教祖なのさ
ちょっともまいらを試してみたのだ
73 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/13(月) 01:49:29 ID:uiNKX4za0
またまたそんなこと言ってぇ〜
74 :
名前は誰も知らない:2008/10/13(月) 05:09:58 ID:FEES9p9eO
可愛い流れで和んだ。
この辺の変なコテって昔からいたの?
田中慎弥の短編集「切れた鎖」読了。「蛹」が印象に残った。
78 :
名前は誰も知らない:2008/10/14(火) 23:54:21 ID:Et7OcsP7O
岸田秀+町沢静夫「自分の心をどう探るか」
町澤が岸田を精神分析。
岸田が話すことは自分の感覚と照らし合わせても分かる部分が多いが、こんなのは世の中みんな考えてることのような気がする。
文章読んでる分には「普通」に専門用語を付けていっているだけのような気が…
カラマーゾフの兄弟 亀山郁夫訳
実に読みにくい。訳書ってどれもこんな感じ?
おかしな文章が多くて、辟易してしまう。
マルクス・アウレリウス・アントニヌス 自省録
孤独でもいいじゃねぇか
人生なんて糞だって感じました
>80
ローマ人の物語 つながりで
数ページ立ち読みしたが、この本を最後まで読み通すのは、
厳しい気がして敬遠したばかりだった。
俺は自省録、おやつぐらいの感覚でさくさく読めたけどな。
>>81 孤男の心にしみるありがたいお言葉ばかりが
並んだ本なのに
ストア派嫌い
俺は好きだ
86 :
名前は誰も知らない:2008/10/16(木) 10:01:20 ID:nluUuzBKO
ロマンチストな弧男にオススメを教えてください
ロマンチストの意味が良く分からん・・・
『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』なんかはロマンチックだと思うが、とりあえずこのあたり読んでみたら
88 :
名前は誰も知らない:2008/10/16(木) 16:10:20 ID:nluUuzBKO
作家名教えて下さい
そこまで言われて何でググらないんだ?
努力しなくても望めば善意で誰かがやってくれるとでも思ってんの?
なるほどこれはとんだロマンチストさんだなwww
村上春樹さんです!
>>86 じゃあロマン主義文学の極北シュレーゲルを読んでヒイヒイ言ってください。
91 :
名前は誰も知らない:2008/10/16(木) 20:39:49 ID:FI1LgfH70
スレの主旨に関わらず、教えて君はうっとおしいって事だろ。
>>91 「ツンデレ乙」と言ってもらいたかっただけです(´・ω・`)
ですよね
ヴィクトール・E. フランクルはすばらしい
96 :
名前は誰も知らない:2008/10/17(金) 21:56:16 ID:WExllCaO0
死にたくなったときに読む本を教えて下さい
>>96 醜い日本の私 (新潮選書) ~ 中島 義道
さんきぅ
100 :
コドッキー中佐 ◆E3Fo.t2xw6 :2008/10/18(土) 03:19:16 ID:XGJGYvQLO
D.H.ローレンスの黙示録論買ったんだけど開く度にめっちゃモチベーション下がるわ
読み終わるのは何年先になることやら
101 :
倒錯的マゾヒスト:2008/10/18(土) 04:06:33 ID:UTX1/8iWO
本今死ぬほど腹立つことがあった。本
この怒りを どにかする術を教えかまあかやま本を教えて
102 :
コドッキー中佐 ◆E3Fo.t2xw6 :2008/10/18(土) 04:08:28 ID:XGJGYvQLO
かやま本?
かやまってまさかかまいたちの夜に出てくる香山さん?
103 :
NEO戦車 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/18(土) 04:17:26 ID:qtu7TijO0
香山滋だろjk
104 :
名前は誰も知らない:2008/10/18(土) 04:36:36 ID:UTX1/8iWO
>>102 ごめんちょっと俺狂ってたわ。
怒りをどうにかする本教えてと言おうとした
105 :
NEO戦車 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/18(土) 05:09:42 ID:qtu7TijO0
プロレタリア文学とか?
106 :
名前は誰も知らない:2008/10/18(土) 06:10:56 ID:UTX1/8iWO
蟹工船とか?
107 :
コドッキー中佐 ◆E3Fo.t2xw6 :2008/10/18(土) 08:22:50 ID:XGJGYvQLO
>>101 復讐モノがいいな
…いいのがあるなら俺も教えてほしい
スピノザのエチカを読んでみるというのはどうだろう
モンテクリスト伯
112 :
81:2008/10/18(土) 23:25:41 ID:1uKAM1ns0
>80,82,83
思い直して読み始めたら、1世紀に書かれたものとは思えないほど面白かった。
さんきゅー。
「外こもりのススメ」安田誠
海外ドロップアウトのノウハウ本
読み始めた時、瞬時にダメ連を連想した。
「この著者やその仲間達は経済大国日本に生まれたことに甘えている。後ろめたくないのかね?
恥ずかしいことじゃないのか?」と思った
読み終えた後は「モラルの問題は置いといて、俺も老後は・・・」と気持ちがグラついた。
だって、俺も今の毎日が本当にキツイから
経済大国に生まれたことに甘えてるとか、後ろめたいとか、恥ずかしいこととかさ、
だったら海外行って井戸でも掘ってこい。
どうせそんなことしないで、甘酸っぱい自虐に酔いしれてるだけだろ。
甘酸っぱい自虐って何?
自虐って言い方がおかしかったら、甘酸っぱい被虐でいいかい?
罪悪感に酔いしれるマゾヒストっているんだよ。
超自分独自な修辞ですね
他人が、先祖が、親が稼いで築いた経済大国という地位。
自分が稼いだわけでないから後ろめたいなら、いっそ日本人を止めればいい。
外国籍を取って貧民街に自ら飛び込めば?
そうすればもう後ろめたいことなどない。
そんなことよりブレイクの絵をみてくれ
こいつをどう思う?
すごく・・・ブレイクです。
122 :
名前は誰も知らない:2008/10/20(月) 12:05:17 ID:v3UOiAAKO
サカキバラ少年関連本はどれも良かった。
あいつとは友達になりたい。
あいつの思考回路、攻撃性、自分の暴力衝動に言葉を持たせるためニーチェやゲーテから必死に言葉を探す姿…
全て俺を魅了した。
ブレークは絵もいいけど詩もすばらしい
準聖書だと言う人もいるくらいだし
124 :
コドッキー中佐 ◆E3Fo.t2xw6 :2008/10/20(月) 13:25:52 ID:wB1tM3JpO
ゲーテって格言集しか読んだことないわ
「若きウェルテルの悩み」は多くの自殺者を出した呪われた書
ファウストのポルキュアスちゃん(*^_^*)
128 :
名前は誰も知らない:2008/10/21(火) 02:49:52 ID:XSlZCarC0
銃・病原菌・鉄
講義で無理やり読まされたけど文化人類学おもしれ
特に、ピサロがインカ帝国を滅ぼせた理由のとこがいい
129 :
名前は誰も知らない:2008/10/21(火) 14:28:04 ID:ukk4vbs6O
太田光・奥仲哲弥「禁煙バトルロワイヤル」
肺ガン治療専門医が太田に禁煙させることができるか?
といった主旨。
前半は太田の憎たらしい屁理屈を楽しめる。(落語に出てくるクソガキは太田のルーツだな)
世のヒステリックなタバコ攻撃に違和感を持つ奥仲の発言は頷ける部分は多かった。
「皆が禁煙したらあなたみたいな医者がいちばん困るんじゃないの?」という俺が持っていた疑問にも少し触れていて良かった。
130 :
名前は誰も知らない:2008/10/21(火) 14:34:51 ID:KNxjHbcr0
131 :
名前は誰も知らない:2008/10/21(火) 14:35:26 ID:ukk4vbs6O
俺は以前2ちゃんねるに「タバコばかりがメディアで取り上げられているが、
マクドナルドのハンバーガーだって体に悪いのに百円で売られてるし、嫌煙家だって『ほとんど歩かない』など不健康な要素は誰しも持っている。
俺はいちいちそれらを指摘するような野暮なことはしない」
といった主旨の長文を書いたことがあったが、
太田がそっくり同じことを言ってる。
読んだのだろうか…
まさかな。
132 :
名前は誰も知らない:2008/10/21(火) 15:10:44 ID:mswhUjGW0
重松清「きみの友だち」を読んだ。
良かった。
重松清「ビタミンF」
134 :
名前は誰も知らない:2008/10/21(火) 15:40:26 ID:d6BLXz+t0
おすすめの詩集を教えてくれ。なるべく現代語の平易な言葉遣いのやつ
ボードレールとか昔の人のは言葉遣いがわけわかめでだめだった
135 :
NEO戦車 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/21(火) 15:50:26 ID:+ZnBMR9v0
やあ詩人中也のパクリはもう止めたのかい?
ということで中原中也
おれはあんまり好きじゃないけど
136 :
NEO戦車 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/21(火) 15:52:16 ID:+ZnBMR9v0
エッセイは好き
137 :
名前は誰も知らない:2008/10/21(火) 16:42:19 ID:ukk4vbs6O
>>134 町田康「餌食」以上の詩集は読んだことない。
138 :
名前は誰も知らない:2008/10/21(火) 16:47:56 ID:ukk4vbs6O
「なにもかも小林秀雄から教わった」木田元
でも読もうと思う。
ずっと活字を目で追ってないともう狂いそうだ。
中原中也ってなんかかわいいよな
本人はとても可哀そうな一生を送ったみたいだが
詩はまるでわからん
さっぱりわからん
歌詞とかにしてくれるとまだわかるんだけどな
受難曲とか
141 :
NEO戦車 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/21(火) 19:16:05 ID:+ZnBMR9v0
MEN’S JUNAN
中原中也の詩は俺には難解すぎる
解説がまじめに欲しい
143 :
名前は誰も知らない:2008/10/21(火) 19:18:30 ID:d6BLXz+t0
難しいのじゃなくてもっとこう
「黄昏よりもくらきもの 血の流れよりあかきもの」みたいなかっこいいの
かっこいい詩と言えば田村隆一
145 :
NEO戦車 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/21(火) 19:35:10 ID:+ZnBMR9v0
おらおらでひとりえぐも
だれか藤原梨花というアマチュア詩人を知っている者はいないか?
>>144 ほんとにかっこよくて感動した。早速詩集買うわ
>>146 一年半くらい前まで「天使の楽堂」というサイトで
自作詩を発表していた人なのだが
149 :
NEO戦車 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/21(火) 19:56:37 ID:+ZnBMR9v0
夜の新宿駅で毎日「わたしの詩集」を売ってる年齢不詳の女が怖い
150 :
名前は誰も知らない:2008/10/21(火) 20:33:10 ID:0q3HNgaGO
あのだいたひかるみたいな女かw
だったらホームレスの売ってる本買った方がまだいい。
>>151 詩集買うと、その夜窓をコツコツ叩く音がして(ry
153 :
名前は誰も知らない:2008/10/21(火) 22:10:02 ID:k99tSDq60
セリーヌの夜の果てへの旅読んだけどおもしろかった
なんでこいつが反ユダヤの対独協力者なのか分からん
つーか作者が反ユダヤ主義者だっていう情報をあらかじめを知った上で読んだせいか、
この小説で語られるいろんな考えのどこまでが本気なのかよくわからんかった
どんな人間でも不可避的に陥る死ということをテーマにした面白い本があったら誰か教えてくれ
あまり前提知識がなくても読めるのがいいんだけど
154 :
名前は誰も知らない:2008/10/21(火) 22:21:02 ID:urqdwF4RO
孤独な男にとって村上春樹ははまると思う
ってやっぱ既出かな?
ノルウェイの森の主人公は孤独な男だけど、どこかかっこよくて憧れた
155 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/21(火) 22:31:56 ID:pedn12rD0
>>151 いまくらいの時間に新宿駅西口のあたり探してみな
156 :
名前は誰も知らない:2008/10/21(火) 23:00:53 ID:IKDLVqaaO
女を知らないうちは詩は理解できない
そんな気がする、恋したいな
>>154 村上春樹好きはスイーツ(笑)って馬鹿するレスも見るけど
風の歌シリーズも、世界の終わりも短編集も好き
ただ、ねじまき鳥は皮をはぐ部分が怖くてもう読めない
>>128 ジャレド・ダイアモンドなら文明崩壊もお勧め。
159 :
名前は誰も知らない:2008/10/22(水) 07:33:06 ID:MwhKG1zD0
あの新宿の詩人さん、まだいるのか・・・
5年位前にもいたよな
160 :
コドッキー中佐 ◆E3Fo.t2xw6 :2008/10/22(水) 09:03:27 ID:84oLSdvqO
孤男に一番しっくりくる詩人はD.H.ローレンス
新宿の詩人さん、17〜8年近く前に目撃談を聞いたけど同一人物かなぁ。
164 :
名前は誰も知らない:2008/10/22(水) 20:49:19 ID:H63sd0L3O
さっき新宿西口通ったが、
あの詩人今日もいたぞ。
165 :
名前は誰も知らない:2008/10/22(水) 21:02:05 ID:MwhKG1zD0
古井由吉は良さそうだね。今度読んでみるわ、サンクス。
あの詩人さんは土曜限定じゃないのか。孤独な人なのかねえ。
166 :
名前は誰も知らない:2008/10/22(水) 21:42:44 ID:H63sd0L3O
>>165 焦点の合わない目つきで道行く人を眺めてた。
不気味というより悲しい目だった。
街の雑踏では誰しもが孤独。
でも彼女はもっと深い闇を抱えた孤女なのかもしれない。
167 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/22(水) 22:11:54 ID:DE4nj4oX0
アルファルファモザイクにこのスレ取り上げられてたぞ
最初の方だけだけど
名古屋ではホームレスみたいなカッコの若い男が弾き語りしてる姿をみかける(同一人物)
しかも気分が悪くなるほど下手
新宿に詩人さんがいるのかい?
地方都市に住んでいた高校生のころを思い出した。
アーケード街の端っこに自家出版の詩集を積み上げて、薄暗い街頭で文庫本を読んでいたお兄さんがいた。
学生服着た俺が、一冊下さい幾らですかとたずねるとドギマギして100円ですといった。
家に帰りその詩集を開くと、元高校の先生であることが読み取れた。
とても純粋な詩で、多分純粋すぎて学校にいられなくなったんだなと思った。
なんだか、切なくなった。
チラシの裏、スマソ。
俺、何人か好きな詩人がいるけど、マヤコフスキーは孤男のみなさんにすいせんできるなぁ。
171 :
名前は誰も知らない:2008/10/22(水) 23:20:36 ID:ZyjRjRDr0
172 :
名前は誰も知らない:2008/10/23(木) 05:09:42 ID:mHbzUQHR0
全ての自意識過剰君に捧げる
中島敦「わが西遊記」
173 :
名前は誰も知らない:2008/10/23(木) 07:25:40 ID:WMLEVw1U0
詩って何かとっつき憎い感じもするけどな。赤裸々過ぎるっていうか。
高校の教科書に載ってたランボーはかっこよかったけど。
新宿の詩人さんは150さんの言うとおりでダイタヒカル似。
>>142 誤解をおそれずにお薦めすると、
俺の裡で鳴り止まない詩 (中原中也作品集) by 友川かずき (CDです)
ドストエフスキーの地下室の手記を読んでるんだけど中身が全然頭に入ってこない
前半はきついけど後半になったらスルスル読めるよ。<地下室
俺の中では人生の至高の書のひとつ。
孤男にとってはむしろ後半のほうがきついだろ・・・
文章自体は難しいの?
読書経験が浅いと読みにくいかもね。
でも、作品自体はそんなに難解ではない。
わかりにくいと思ったら一番後ろの解説から読むといい。
読書経験浅いですね・・乙一とか伊坂とかしか読まないんで
後ろの解説から読んでみる
仮に少々読みづらくても短いからな。一編で一冊の本になってるが、ほとんど短編。
ここで批判的レビューは見たことないし、一度は読んでみるもんだ。
難しい本は分からなくてもどんどん読め
知識があれば五年十年後に分かったりする
なんか自分が成長したなって思ったりする
再読して以前気づかなかった事や作者の意図を発見したりするのも面白い。
おまえら読んだ本についてメモ残したりしてる
ごく稀に気分が乗ってるときは考えたことのメモを残す
通常時は線を引いたり印付けとくくらい
小説の場合にはその人物が初めて出てきたのは何ページかということだけはメモしてる
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今日 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『図書館の前の猫と遊んでいたら見知らぬ女性と仲良くなって気づいたらペッティングしていた』
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ | 何が起こるかわからんもんだな
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
までぃかよぉぉぉぉ!!!!!!!1111111
ひさしぶりに胸をまさぐった
女体というものはいいものだな
まぁ、なんだ……ここでいうことじゃない。
ふゆかい
いいなあいいなあいいなあいいなあいいなあ
いいなあいいなあいいなあいいなあいいなあ
いいなあいいなあいいなあいいなあいいなあ
192 :
名前は誰も知らない:2008/10/26(日) 02:00:47 ID:OpN0/6as0
>>184 某SNSで読書記録(簡単な感想)をチマチマ書いてる。
気に入った言葉を書き出してみたり。
非公開だけど、結構自己満足に浸れる。
幸田文の「おとうと」読了。
姉弟属性の俺にとってはかなり理想的な内容だった。
映画版を先に見ちゃってたんで、頭の中で浮かべる登場人物の顔が
映画の役者の顔になっちゃったのが残念だった。
次は大原富枝の「婉という女」を読む予定。
何年か前に受けた某公務員試験で出題されたとき、
文章が妙に自分好みだったんで買ってみた。
amazonで読んだ本についてレビュー兼メモをつけてたな
「参考になった」があつまるとすごくうれしい
仕様が変わって投稿が面倒になって気づいたらこのスレに居座ってた
大江健三郎『新しい人よ 目覚めよ』
いらん遠回りもグダグダあったけど、最後の章の読後感はこれまで大江本を読んでいて得ることがなかった
実にさわやかな感動を味わってしまった
『個人的な体験』では生まれたばかりの障害児の子供を見殺しにするかどうか、産後の嫁もほったらかしにしたまま
別の女に走る主人公の姿が書かれていたが、それがどうもフィクションではなく実話だったらしいw
あとで修羅場にならなかったのかな
195 :
名前は誰も知らない:2008/10/27(月) 00:03:55 ID:AflUphec0
埴谷雄高の「死霊」って蜜柑の作品らしいですが面白いでしょうか?
昔読んだのでよかったものはとっておいてあるからちょっと読み返してみようと思っていろいろ読んでたら1日があっという間に・・
乙一の失われる物語とか天帝妖狐とか学生時代に読んでたなと思ってちょっと泣きながら読んでたよ
で暗黒童話を買ってきて早速読んでたんだけどたいして面白くないかもorz
死霊は著者も言ってる通り、ああいう途方もないことを考えたり妄想したりするのが好きな人間じゃないと殆んどの場面は退屈に感じると思う
ドストエフスキーの大審問官とかスタブローギンの告白とかラスコーリニコフ理論とか地下室の前半部分とか、ああいうのが延々続く感じ
ドストエフスキーは何冊か読んだけど死霊は退屈ですぐ投げた
レイモンドチャンドラーでお勧めはありますか?
202 :
名前は誰も知らない:2008/10/28(火) 01:32:58 ID:iod4nsBjO
203 :
名前は誰も知らない:2008/10/28(火) 01:50:24 ID:ky12WugEO
孤独な散歩者の夢想
>>200 ありがとうございます。
長いお別れを読んでみます。
205 :
名前は誰も知らない:2008/10/28(火) 16:52:26 ID:kQ6bww4F0
ヘッセの『知と愛』
放浪時代と、修道院に帰ってから死ぬまでの章、
読んでて、涙がとめどもなくあふれてくる。
206 :
名前は誰も知らない:2008/10/28(火) 17:04:52 ID:Z0TYtnYFO
【ファウスト】ゲーテ作品
言葉のセンスが光る。自分に酔う時に最高な言葉が心に潤いを与えてくれる素晴らしい本だ。是非読んで実感してくれるとゲーテファンとして光栄である。
207 :
名前は誰も知らない:2008/10/28(火) 17:33:20 ID:Z0TYtnYFO
クール通り越して偉そうになっちゃったね…
>>207 お登りなされ。あるいはお下りなされ。
同じことじゃよ
俺もファウスト好きだぜ。つっても大分前に読んだので再読してみるかな。
ポールオースターのNY3部作読了
面白かったけど、自分の現状と重ねて考えてみるとちょっと胸が苦しい
「存在の耐えられない軽さ」
俺のバイブル
会社の昼休みに読もう
ポールオースター『鍵のかかった部屋』
これはかなり面白い小説だった
未発表の大量の小説を残したまま忽然と姿を消した友人、
そしてその美しい妻。その妻とのロマンス、友人の冒険譚・・・
道具立ては村上春樹にそっくりだな
ほかの作品も読んでみよう
クライマーズ・ハイ 横山 秀夫
組織に属する人間たちの人間らしさが泣かせる
ひさしぶりに小説を読んで、小説も良いものだと思った。
読者が趣味と言い切れるためにはどれくらいの頻度で、どれくらいの量を読めばいいのかな?
大人になって初めて夏目漱石読んだ
勝手に思ってたイメージより取っつきやすかったし、内容も深かった
ジョージ・オーウェル『動物農場』
よく出来た話だ。民衆がバカすぎる。
>>217 俺もこないだ読んだ。
当事者になれば俺もお前さんもバカな民衆さね。
>>216 俺は去年の冬に「こころ」を初めて全部読んだよ。
高校の現代文で一部だけ読んだことはあったんだけどね。
実際読んでみると、文章のテンポや言葉遣いの美しさに圧倒された。
話の内容自体はそれほど衝撃的なものでもないんだが、その描写・表現が素晴らしすぎる。
本屋の語学コーナーに英語版の「こころ」が売ってたけど、
日本語でなければあの小説の醍醐味は味わえないだろうな。
スレをざっと読んでみたけど自分が読んだ本が
結構上がってて懐かしくなった…
村上春樹は昔結構読んだけど「世界の終りry」が一番好きかな
ねじ巻き鳥は第1部の井戸の所を何回も読み返した
ヘッセはシッダールタが良かったな
小説に線はひかないんだけど付箋貼って線引きながら読んでた
映画化されたのを見てみたくて以前DVDを買って見たけど
出来が凄い悪かったんので一度見てすぐ売ってしまった
一番最後に読んだのが「宇宙人の魂を持つ人々」って本で
これを読んで以降本を読まなくなったな…(´・ω・`)
>>220 春樹好きなら俺があげておいたポール・オースターも読んでみてくれ
オースターの3部作をこれから読む人はシティオヴグラスか幽霊たちから始めて
鍵のかかった部屋を最後に読むのがいいと思う。
都市における人間の孤独って点では安部公房のようでもあります。
俺もヘッセの作品だとシッダールタが一番好きだな。
ありがちだけど、孤高の人
途中だけど名作だ
>>224 名作過ぎて、とち狂って山岳サークルに入ったら
コミュ力が要求されまくりで心が折れた
おまいのようなやつ嫌いじゃないよ
うむ
実践してこその文学だ
文学青年だ
228 :
名前は誰も知らない:2008/11/03(月) 22:17:57 ID:+7vIm+om0
今日買った本
スエトニウス『ローマ皇帝伝』上下
ベッケル『緑の瞳・月影』
スコット『湖の麗人』
ロートレアモン伯爵『マルドロールの歌』
シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』
『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』
『ピエール・パトラン先生』
229 :
名前は誰も知らない:2008/11/03(月) 22:42:41 ID:sWkMNxAP0
/ ̄ ̄\
/ ⌒ ⌒\ そんな不細工なツラでよく生きていけるね?
| ( ●)(●) ____
. | ⌒(__人__) / \
| |r┬-| /─ ─ \
. | `ー'´} \ / (●) (●) \
. ヽ } \ | (__人__) | 配られたカードで
ヽ ノ \ \ ` ⌒´ _/ 勝負するしかないのさ
/ く. \ \ ノ \
| \ \ (⌒二 |
| |ヽ、二⌒)、 \ | |
230 :
名前は誰も知らない:2008/11/03(月) 22:48:01 ID:cVu9lHVL0
そういえばノルウェイの森が映画化されるんだってな。
監督はベトナム人だったか。
ノルウェイの森ってなんかエロイのが多かったような…
途中、首吊りとか最後の方主人公がボロボロになってて
なんか最後鬱になったのを覚えてる(´・ω・`)
あんまり関係ないけど同じ村上つながりで村上龍の
コインロッカー・ベイビーズも映画化されるらしいけど
今どうなってるのかな
この小説のキクって秋葉で通り魔事件起こした加藤に
似てるのかなって思ったりする
>>221 最近、本を読む気力がなくて朝トイレで
「道をひらく」とか「菜根譚」を読み返すぐらいしか
読書はしてないんだけど古本屋かアマゾンで安く
見つけたら読んでみるよ(´・ω・`)
232 :
名前は誰も知らない:2008/11/04(火) 03:10:47 ID:kYiVUSvuO
はなわ「佐賀県」に「いちばん近くのカラオケ屋に行くのに高速を走る」とあったが、
俺の住んでいた町から講談社文芸文庫を買いに行こうと思ったら高速を走る距離になる。
今は歩いて買いに行ける。
幸せを感じる。
寺山修司の本は、都市の大型書店から消え失せても、
東北の小さな町の商店街にある小さな本屋にひっそりと置かれ続けるべきであると思う。
ただ通学路を往復するだけの中学生にとっての「悪しきカリスマ」であり続けてほしいと思う。
たまたま手にとってしまった少年少女、数年後上京したら俺と会いましょう。
233 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/11/04(火) 03:13:43 ID:yYXftYpS0
夢野久作「鉄槌」
234 :
名前は誰も知らない:2008/11/04(火) 23:59:20 ID:kYiVUSvuO
江戸川乱歩「化人幻戯」はとても好きな「恋愛小説」だ。
乱歩は優れた「恋愛小説家」だ。
235 :
名前は誰も知らない:2008/11/05(水) 00:04:28 ID:ym9TVh1+0
>>230 まじでか。日本人にやらせるよりかはいいかもね
江戸川乱歩では「白昼夢」がすごく好き
あの悪夢的なイメージは素晴らしすぎる
『ラ・ロシュフコー箴言集』
めちゃくちゃおもしろかった。
ラ・ロシュフコーという人の洞察力・表現力は天才的だな。
実に簡潔で、的を射ている。
普段は政治経済や歴史関係ばっかりだけど
十数年ぶりにミステリー読んでみたぜ。どれもまずまず面白かった。
・綾辻行人「十角館の殺人」
孤島の館もの。オーソドックス。
「そして誰もいなくなった」のネタバレがあるので未読の人は注意。
・折原一「倒錯のロンド」
目が回りました。
・乾くるみ「イニシエーション・ラブ」
読後ちょっとブルー。そして再読。
>237
ビアス「悪魔の辞典」は読んだ?
似たテイストだと思う
俺は読んだことはないが
ラロシュフコーがぼろくそにいってる(らしい)
ストア派の本の方が俺は好きだ
山本周五郎のさぶ
100円だったので買ってきた。
評判はいいので楽しみ
マイケルクライトン癌で死んだらしいね。
久しぶりに買ったまま放置してたエアフレーム読んでた最中だったんだが・・残念
湯川秀樹の自伝『旅人』すごい良かった
幻想的なイメージにあふれた文章だあね
中上健二『重力の都』
これもかなりよかったな。長編より面白かったかもしれん
昔はびんぼくさくて好きになれなかったが、やはり文章が立ち上げる世界の濃密さに圧倒されるわいの
246 :
名前は誰も知らない:2008/11/07(金) 01:23:57 ID:Q9hNnn39O
本屋に行くと細木何とかのルポとか「誰が金出して買うんだよこんなの」という本がたくさんある。
日本に作家は赤川次郎と吉本ばななしかいないのか?コラムニストという言葉はナンシー関一人のためにあるのか?
と言いたくなるような田舎の本屋では感じなかったが、
日本は何でもかんでも問題にしないと間が持たないくらいに
問題がない国なのだろう。
この国に感謝しよう。
247 :
名前は誰も知らない:2008/11/07(金) 02:38:00 ID:Q9hNnn39O
「一貫性などというものは、小人の心に宿るお化けみたいなものだ」エマソン
(鶴見俊輔「読んだ本はどこへいったか」で紹介されていた言葉)
この前身につまされることがあった。
とりあえず、この言葉は覚えておこうと思う。
芥川か太宰で何読んだらいいかな
地獄変 芋粥 河童
斜陽 人間失格は読んだんだけど
太宰は
「畜犬談」は犬の描写が笑えて面白かった
「美少女」は風呂場で出会った裸の少女への太宰のエロ目線が面白かった
「お伽草紙」の「カチカチ山」は笑えるが切なかった
みんな青空文庫にUPしてあると思う
太宰治なら走れメロスがいいんじゃないか?
人間失格読んだ後にメロス読んだら泣けてくる。
人間不信→人間賛歌(メロス)→人間不信→自殺・・・
夢野久作も面白いよ。
瓶詰の地獄は今でも日本屈指の短編だと信じてる。
ちなみにこの作品矛盾点がいくつかある。
ミスと考える人もいるが、ドグラマグラを書いた作家は別の意図があったと思うんだ。
脳髄の地獄的解釈をするなら、兄妹が虚実入り混じった状態で手紙を書いたと。
だから矛盾も起きると。そう勝手に解釈してる。
芥川なら「歯車」と「あばばばば」が好きだな
太宰なら「晩年」「待つ」
芥川なら「蜜柑」
芥川は偸盗が好きだったな。
芥川の作品の中じゃあんまり評判がよくないみたいだけど、
娯楽性が高くて面白かった。
偸盗好きだよ
黒沢映画の時代劇見てるようだった
美しい悪女の沙金がいいね
『インド仏教の歴史』、『やさしい唯識』
仏教は奥が深い
禅宗が好きだな
絶対的存在を持ち出さず、自分自身だけで考えて問題を乗り越えようとするところが孤男的だ
良スレ発見!
それにしてもダークな本がやけに多いなw
くいしんぼうのあおむしくん
孤男にぴったりの絵本
五体不満足
青の炎
エイジ
これくらいしか読んだことがない。青の炎は結構面白かった。
誰か初心者にも読みやすいお勧めを教えてください。
>>259 プルースト『失われた時を求めて』
サクサク読める。超おすすめ。
リアル鬼ごっこ
>>259 とりあえず村上春樹読んでみたら?
ノルウェイの森あたりからだと入りやすいかも
プルーストは読むの大変なのでおすすめしない
264 :
259:2008/11/10(月) 22:28:36 ID:Rir6g1Tq0
ありがとう。いろいろ参考にしてみる。
で今amazon眺めてるんだけど
中古で1円で出てるのが結構あるんだけど
こういうのってやめておいたほうが良いのかね?
すんごい汚かったりするの?
買ったこと無いからわからんけど、品がだいぶついてるときはそのあたりまで値下げしちゃうみたい
送料の差額で出品者は儲けるらしい
状態は、だから、普通の中古品程度なんじゃないかな
266 :
259:2008/11/10(月) 22:48:06 ID:Rir6g1Tq0
なるほど。ありがとう
>>264 送料350円かかるからなぁ
まあ古本屋に行って探す時間を考えたら安いっていう考え方もあるけどね
269 :
259:2008/11/11(火) 10:56:56 ID:/Aeo+x7F0
>>267 やっぱり小説は古本屋で100円とかで買う物かね?
図書館で借りてもいいんじゃねーの。
俺は一回読めば十分だから、正直小説なんてあんまり買った事ない。
いっつも図書館でひたすらリクエストするから顔覚えられた。
せいぜい好きな作家のサイン会に行くために数冊買ったぐらい。
俺も図書館で借りてる。
日に一冊以上のペースだから、買ってなんかいられない。
リクエストしまくってるから、顔覚えられてるだろうな。
自分は結構本を持ちつづけたい方だから買ってる
古本屋で安いおもしろそうな本を買ってストックしてるし
よっぽど気に入ってる作者のものは新品で買う
図書館は知らないけど読んでみたい作者の本や雑多な学問の本を借りたりする
本は基本的に読み返さないが買う
自分のペースで読めるのがいい
俺も図書館派
司書さんにあだ名付けられてると思う
275 :
名前は誰も知らない:2008/11/11(火) 19:50:12 ID:XHYEj59hO
俺は新品で買えるものは新品で買う
ただし衝動買いはしない
むつかしい本は古本等チェックしつつ、買います
読むのに時間掛かるし
大して興味のない小説家とかは図書館で借ります
ある程度集めようと思ったのは、ブックオフを回りながらすこしずつ集めます
図書館仲間がいて、嬉しい、というよりも頷いた
おれも完全に名前おぼえられている
初めてそのことを知った時はすごい羞恥心に襲われた……
278 :
名前は誰も知らない:2008/11/11(火) 21:43:41 ID:fuGpC+YF0
夏目漱石の「坊ちゃん」が好きだけどな・・・
なんか主人公が自由気ままでいい
高村薫おもしろいよ。
日本の現役作家でこれだけは読んどけって作家、または本ってなにかな?
何読んでいいかもうわからん。
因みに大西巨人が好き。
最近池上永一も読んで面白かった。
フィネガンズウェイク読破した猛者いる?
>281
最初のページから最後のページまで眺めたよ。
内容は理解できなかったが。
ちなみに俺の書籍予算は年間50万。近所の図書館がへぼいので買うしかないんだ。
俺の場合、読み終わった本を本棚に並べる快感を味わう為に
読書しているようなところがある。
だから図書館は使わないです。
>>252 「あばばばば」いいね。「歯車」はよく分からんかった。
芥川龍之介『侏儒の言葉』
名作を期待してたんだけど、意外と貧弱な内容だった。
アンドレ・モーロワ『人生をよりよく生きる技術』
読みやすかった。
プラトン『国家(上)』
ようやく読み終わった。最後の方でかの有名なイデア論が出てきて感動した。
国家は規模がでかくて読むの大変だよね
『パイドン』はわりと短めで、イデアや魂の不死についても語られつつ、ソクラテスの壮絶な最期の描写もあってドラマティック
あばばばとかいうの、青空文庫にあったので読んでみた
昔の小説は舶来品の描写がいいね
∩___∩
| ノ ヽ/⌒) あばばばばばば
/⌒) (゚) (゚) | .|
/ / ( _●_) ミ/ ∩―−、
.( ヽ |∪| / / (゚) 、_ `ヽ
\ ヽノ / / ( ● (゚) |つ
/ / | /(入__ノ ミ ばあ
| / 、 (_/ ノ
| /\ \ \___ ノ゙ ─ー
| / ) ) \ _
∪ ( \ \ \
\_)
寺山修司の「ポケットに名言を」はマジで孤男向き。
目から鱗が落ちた。
読みたい本も増えるし、絶対読んでおくべき。
『紋切型辞典』
微妙。
『森の生活(上)』
森の中に隠遁した人の体験記。ワクワクする本。孤男向け。
調べてみたけど、『パイドン』は比較的易しそうだね。
明日買ってくる
290 :
名前は誰も知らない:2008/11/12(水) 22:04:19 ID:W7+ChN590
『若きウェルテルの悩み』
言葉が綺麗なブログ、さくさく読めた
『グアルディア 上』
去年買って読み忘れていた
数年ぶりのSFだからか、設定が頭に入ってこなかった
「パイドン」はイデアの想起説が分かり易く説明されているけど、
それ以外の部分はひたすら意味不明な霊魂の話が延々と続いた記憶がある。
池澤夏樹、好きだ。
『バビロンに行きて歌え』の「倉庫のコンサート」って章が孤男っぽい
高校の現国の教科書に載ってたなー
小林多喜二の「蟹工船・党生活者」
ブームなのかどうかよく分からないが、
平積みしてあったのでついでに買って読んだ。
内容・イデオロギー的な部分は自分が言うまでもないが、
党生活者の方は東京の当時の街並みや庶民の生活感が
感じられて面白かった。
>>293 俺も好きだぜ池澤夏樹。
「スティル・ライフ」は良かった。
佐々井という孤男っぽい(というか孤高)キャラが出てくるが
彼のような生き方に憧れてしまう。
どうでもいいが娘(声優の池澤春奈)の作ったガンプラの完成度にビビッた。
296 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/11/13(木) 04:55:32 ID:wHQUqn5g0
押絵の奇跡
耽美的表現が秀逸
人間の生の悲しみを上手く描き出している
夢野久作は童話作品もなんともいえぬ味わいがあって良い
ただ「白髪小僧」は途中で飽きて読むのを止めた
昔保守思想に関心を持って
西部邁から始まって田中美知太郎、福田恒存やらバークやらを齧ったら
それの根源的な考え方には共感できたけど、
現代日本の保守系知識人と呼ばれる連中が保守思想を全く理解していなかったり、
逆にただの教条主義者になってしまっていることに気付いて失望したことがある
301 :
名前は誰も知らない:2008/11/13(木) 13:06:22 ID:eYf0LWfmO
シゴフミ読み出したんだけど消防士の下りは泣い
た。けど今読んでる「僕の名前を呼んでおくれよ」
は正直いまいち。シゴフミにそんなサスペンスとかどんでん返しみたいな
安っぽいのは求めて無いんだよな。でも最後まで読んじゃうから不思議だわ。因みに今高校で孤ランチタイム〜♪
302 :
名前は誰も知らない:2008/11/13(木) 14:36:08 ID:iXIIXxXtO
ジェイン・オースティン
分別と多感(sense and sensibility)読了。
世界史史上最高の小説家である事を改めて確認した。
男性ならチェーホフ(オーウェルも捨てがたいが)、女性ならオースティンが世界史史上最高の小説家と思う。
しかし、オースティンの方がチェーホフに勝ると思う。とにかく人間の生活や行動の分析が深くもあるが、話が明るくもあって読んでいて清々しい。
シェイクスピアを除いては最高に面白い文学だと思います。
オースティンてそんなに面白いのか
ちょっと読んでみようかな。
小説らしい小説ということでは、
俺はトルストイのアンナカレーニナが面白かったなあ
バフチン『ドストエフスキーの詩学』(ちくま学芸文庫)
読み終わった
ひさしぶりに難しい本を読み通した…
文学者についての単なる評論というよりは、もはや哲学書といったおもむきがある
このスレでもしばしば話題になる『地下室の手記』についての優れた分析(pp.467-493)もあるので、
『地下室』にグッと来た人はここだけでも読む価値あると思う
要は、われわれ孤男も、孤独とは言え常に他者どもの現前に曝されており、
われわれのつぶやきは彼らの声への応答でもあり、先取りでもあり、
闘争でもあり、しかも情けなくも彼らにすがり付いてもいるのだということだ
特徴的な一節を引いておこう。
「彼(主人公)は、自分が他者の意見を恐れていると思われるのではないか、
ということを恐れているのだ。しかし、彼はまさしくこの危惧によって、他者の意識に対する
その依存性を、自分自身の自己規定に安住する能力の欠如を、証明しているのである。彼は
まさしく自らの反駁によって自分が反駁しようとしていた事実を裏付けているのであり、
彼自身そのことを知ってもいる。主人公の自意識と言葉が陥るあの出口のない悪循環は、
ここから生まれてくるのである。」
ちょっと前に集団ストーカー自称被害者みたいなんがいたけど、あいつはこの本をこそ読むべきだったね
305 :
名前は誰も知らない:2008/11/13(木) 19:03:41 ID:iXIIXxXtO
>>303 オースティンは本当に楽しいよ。日常の愚劣さや下賎さに満ちた人間社会を克明に記し分析しながら、恋愛や理想を絡めつつ話を弾ませて軽快に笑い飛ばすのが読んでて本当に楽しい。
トルストイは戦争と平和だけ読んだな。酷くバイアスがかかってて少しがっかりした。
チェーホフがトルストイと決別したって話から、以後興味無くなったな。
キリスト教はウザいと言うか、人生や世界を語るに値しないものだと思う。ってか教条主義的思想自体が嫌いだ。
ドストエフスキーも白夜とか初期のは面白かったのに罪と罰とか本当に耐え難い位退屈だった。
チェーホフは気が狂いそうな恐ろしい話ばかりだ。はっきり言ってもう読みたくない。
レーニンも、6号室っていう精神科を扱った中編を読んで気が狂いそうになって一晩中部屋の中を歩きまくったという。6号室はまだ冗談もあってマシな方だと思うが。
俺はヨーヌイチって短編を読んで気が狂いそうになって、夜が明けるまで外をあてどもなく走りまくった。
チェーホフ自身も弧ながら、医師として無料で貧民の診察治療に当たってたという。一番マトモな人間が書いた、一番克明に人間社会の愚劣さを絶望的な色彩で書いた人だと思う。
他にはボッカチオやモンテーニュや日本古典がオススメだなと。
一人部屋に居て酒を片手にしみじみと読める。
ゾラとかモーパッサンとかは駄目だな。退屈だ。
最近はカウティリヤとかウェブレンが社会科学系では面白かった。マキャベッリやエンゲルスより面白い。社会科学系ではウェーバーとシュンペーターが最高に面白いな。ケインズは読んで理解出来ず、スティグリッツの経済学の教科書でなんとか外郭が理解出来た。
孫子(魏武注)がクラウゼヴィツより面白いと最近知った。キーガンの戦争の歴史は必読と思うが。
読書家を気取りながら最近までジョージ・オーウェルを読んでなくて、誕生日に読んで衝撃を受けた。相変わらずのつまらない日常のヒトコマから最高の誕生日になった。
20世紀は読むに値する作家はいないと思ってた。ヴァージニア・ウルフもイーブリン・ウォーもヘッセもアメリカの多数のクズも…退屈だ。多少マシなのはレマルクとサリンジャーと夢野久作あたりかと。
先入観を持ってちゃ駄目だなと痛感致しました。
20世紀で面白い作家とかいたら教えて欲しいです。
凄い長文(笑)暇過ぎるな俺…。
>>303 アンナカレーニナおもしろいのか
俺はアンナカレーニナの小ネタ満載の「存在の耐えられない軽さ」が好きだから
気になってるんだが
トルストイって読みにくいって先入観が
308 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/11/13(木) 19:16:31 ID:GDxPhG/d0
やっぱり久作は人気あるんだな
>>308 このスレではお前以外一人しか挙げてないだろw
ゾラは獣人面白かったけどなあ
ワクワクした
孤独な大学生が主人公の小説ってありますか?
痴漢男以外で
森見の太陽の塔
孤独かというと微妙だけどな
太陽の塔、孤独で恋愛できない男の話っていう触れ込みで読んだが、
正直自分との差が激しすぎてリア充だとしか思えなかった。
ノルウェイの森も一応孤独だな
>>305みたいなのは、大学で文学とかかじってるの?
文学部でもここまで読んでるのは院生レベルだろうな
イワン・デニーソヴィチ の一日
ソ連の収容所がリアルにしかし淡々と描かれている
主人公は地獄を生き抜くしたたかさを持っているが
それでいて人間を見る目は温かい
特に事件らしきものも何も起こらないんだけど
ラストの部分に感動した
>>304 面白そう。敷居は高そうだけど・・。
>>305 チェーホフは俺も好き。
日本文学の薀蓄も語ってくれ。
319 :
名前は誰も知らない:2008/11/14(金) 03:51:16 ID:4mxHmUuTO
>>315 いや、法学部出の司法試験崩れ。司法試験勉強が途中で嫌になって(なんで資格試験なのに相対評価なんじゃ!って感じと社会的矛盾とか耐え難くなって…)、司法試験勉強してるふりして仕送り受けながら、文学や哲学や経済学や歴史学や軍事学なんかの本を読みまくってました。
最近、思い返せばつまらない大学生活だった3の>77に半生書いて弧板デビュさせてもらいました。
マルクス、ルイボナパルトのブリュメール18日とかユダヤ人問題に寄せてとか面白かったけど、資本論は冗長というか読む気力が無くなり〜。森嶋道夫の本で徹底的に数理的にも思想的にも解体されてるし…。
バルザックは面白いけど長すぎて…スタンダールは恋愛論以外はちょっとなあ…デュマとユーゴーは結構面白かった。
大学時代はニーチェにはまりこんでニーチェの言う音楽や芸術ばかりにのめり込んでたなと。
まあ、今でもニーチェの芸術感覚が自分の芸術感覚になっている訳だけど。
最高の芸術は、文学戯曲ではシェイクスピア、音楽はジョルジュ・ビゼーのカルメンとアルルの女と断言っ。コレだけは譲れない(笑)。
スウィフトやスコットやデフォーやチャーチルやミルトンやサッカレーとか英国文学が一番しっくりくるのも謎だ。日本と同じような閉鎖的な島国文化だから通じるものがあるのか。
ゲーテやハイネや、トリスタンやニーベルンゲン等のドイツ古典は好きだけど、モリエールやラシーヌやコルネイユ、ギローにボードレールもランボーもフランス文学はそんなに好きでは無し…サドは別格だが…なんでだろう。
三國志は好きなんだけど水湖伝は好きではない、曹植は世界史史上最高の詩人の一人と思うけど、李白とか杜甫に感じるものはない。
イリアス、オデュッセイアやカエサルの戦記は三國志並みに興奮する。ギリシャ神話やヘロドトスは爆笑ものだけど、近代のクトゥルフ神話とかクソ面白くもないと感じ。
アメリカで唯一にして最高の文学者はポーかな…サリンジャーは高校の青春な思い出だが。
芥川は嫌なところで通じるものがある…本質的に嫌いだが。坂口安吾は俗っぽ過ぎるけどまあ面白い。漱石は今読み返してみると下らない…大学当時は敬愛してたのに。
思えば本ばかり読んでる人生だな…だから孤独なのか。まあ悪くもないか。
最近の作家は佐藤賢一は結構面白いか。戦争における人殺しの心理学とフロイト先生のウソが最近読んだ一押し心理学本。
…何か無茶苦茶だ。
320 :
名前は誰も知らない:2008/11/14(金) 07:12:52 ID:e6GuKpH0O
ジョナサン・キャロル。3作目の『月の骨』が面白い。この作品以降、スピンオフ的に脇役が主役になり、新たに話が始まる。とはいえ、どの作品から読んでも問題ない。内容自体まるで別物なので。創元社より発行。
>>319 お前が孤独なのなんとなくわかるわ
空気の読めなさがすごいなw
322 :
名前は誰も知らない:2008/11/14(金) 10:18:06 ID:DGNBuvLlO
319がどうやって生活できるのか分からない。
そんなこと考えてたら、ゴミ出しとか、現在の所持金とスーパーの値引き時間とか、明日の学校のこととかを考える時間を作れないと思う。
カルメンやアルルの女ってそんなにいいのか
まったく興味の無い作曲家だったが今日はこれを聞いてみるかな
>>324 まあこういうインパクトの強い人間もだいたい孤独なもんだしなw
326 :
名前は誰も知らない:2008/11/14(金) 10:50:38 ID:4mxHmUuTO
>>321 いや〜良く言われるなあw。特に酔ってると支離滅裂に…w。
>>322 いや〜几帳面というか強迫神経症的な性格なんで、スケジュール管理とか部屋の掃除は完璧にやってるつもりで。仕事はバイトで家庭教師を今は週3(日曜日は6時間授業で)で入ってるんでギリギリ暮らせてるかなと。
>>323 カルメンはカラヤン指揮のパリオペラ座の1980代のが良いかと。
アルルの女はミシェル・プラッソン指揮の完全板がオススメ。
俺は319みたいな人の話を聞いてるの大好きだけどな
酒飲みながら2時間くらい聞いていたい
最近ジャズばっか聴いてたせいかクラシックのリズムにどうもノれなかったw
とりあえずニコニコにあったアルルの女の第二組曲・・・うーんこれは良さがわからない
カルメンのフィナーレはなかなか良い感じだった
ワルキューレみたいな暗さがあるね
本格的に聴くとしたら『カルメン』のほうからにするわ
329 :
名前は誰も知らない:2008/11/14(金) 13:58:29 ID:4mxHmUuTO
>>328 アルルの女の第二組曲はビゼーの編曲じゃないよ。友人のギローが死後に編曲したはず。
アルルの女は組曲(編集板)が有名だけど、完全板が凄いんだよなあ。最後の終わり方なんか、これぞ芸術!って感じで。ただ芸術過ぎて凡人にはわからないかもしれない。
風車小屋便りから抜粋してアルルの女の劇を書いたアルフォンス・ドーデーは、音楽に感激しつつも芸術を解しないでガヤガヤしていた大衆に激怒したらしい。地上で最高の芸術を解しないで喧しく騒ぐ馬鹿どもめ…とかなんとか。
凡人でごめんなさいwwwwww
二度と聴くなこの凡人めwwwwwwwww
凡人のうえに友達もいないとかwwwwwwwwwww(´;ω・`)あれ?
友達がいない時点で非凡だろ
>>334 言われて初めて気がついたw
携帯でコレだけの長文……本物の弧を感じたぜ。
戦争における人殺しの心理学は、確かに面白かった。
CM開けのバラエティみたいに何回も同じ事言ってるのが気になったが。
神経症なわりに改行には気を配らないようだな
338 :
名前は誰も知らない:2008/11/14(金) 23:08:54 ID:4mxHmUuTO
>>334 PCは5ヶ月位前に酒かかって壊れたぜ。全然気にしないで大酒飲んで本読んでゲームばかりしてたが、最近このままでは本当にヤバいと思って、ジム行ったり携帯で2chしたりもしてる。2ch見たのも半年振り位だぜ。
>>335 系統的脱感作ってヤツだろ?現代軍隊の人殺し訓練方法。
その効能に疑わしさを感じたなら、フロイト先生のウソ(文春文庫)がオススメだ。原題はレキシコン デア サイコイルターマー直訳すると心理学の学説における誤謬だろうな。
標題がチャラいのは編集者が馬鹿だからだと思う。
ファーストフードネイションを、ファーストフードが世界を食い尽くすと訳した馬鹿並みのセンスだな。
こんなものインテリゲンツィア以外の特に大衆なんか読まないだろうから、普通に訳せと思う。
とにかく、様々な心理学の神話的学説を実証研究を引き合いに出して論破していく、心理学本にしてはなかなか痛快な本だった。
>>336 読んだお前さんもスゲーよ。
俺も孤男だけど携帯で延々偉そうに一席ぶつ奴は好きになれん
ざっとこのスレみたら仏教好きが多いみたいだが、キリスト教も結構面白いとこあるぜ
俺の読んだなかではオットー、ティリッヒ、K・バルトあたりがよかった、特にティリッヒの「生きる勇気(存在への勇気)」おすすめ
キルケゴールもいいけど、灰汁が強くてちょっと引いた
日本人の書いたのだと、北森嘉蔵「神の痛みの神学」と椎名麟三「私の聖書物語」この二冊は楽しんで読めた
自分でどうでもいい雑学をひろうしたがる孤男
コミュを取ろうとしない孤男
まあどっちもどっちだけど
いいんじゃねーの、これぐらい。
弧男のくせして同調圧力強いなお前ら。
>>338みたいな人は嫌いじゃない
自分を大事に頑張って
>>343 現実だと変な奴は回避できる
ネットだとムリ
それだけだわ
別にどうこう言う必要は無いけど、雰囲気変えられたらちょっと書き込みづらい
いちいち書き込みにたいしてつっこまれるのもうざいし
>>345 見たくない書き込みはスルーするのが普通。
別にスレ違いの話をしてるわけでもないし、
何故そこまで自分中心発想で人に文句言うのか理解出来ません。
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アンドレ・ブルトン好き
「MENSA会員だが、問題だすよ。もしくは質問に答えるよ」というのがまとめにあったんだが、
一人は淡々と数字問題を出し続け、一人は淡々と質問に答えていて
お互いにほとんど意に介さず別々の話で進むのが面白かった
話の内容はごく普通なのにどこか浮いてると言うか3.5次元と言うか・・・HALと会話してる気分になった。
ある意味究極の孤男なのかも。
>348
溶ける魚を読んだ?
読んでるとたまに胸がときめくよねー。
>>350 あれは不思議な読後感だよね。浸ってしまう。
今度新訳文庫の「狂気の愛」を読む予定。
マーク・トウェイン『人間とは何か』
「人間機械論」が秀逸。
アドルフ・F・V・クニッゲ『人間交際術』
網羅的なマニュアル本。人間関係が苦手な孤男にはおすすめ。少々観念的ではあるが。
『リヒテンベルク先生の控え帖』
箴言集。
見たくない書き込みはスルーするのが普通って、その書き込みをした時点で君もスルーできていないじゃないか。
そしてそれを指摘する俺も(ry
何言ってんだこいつ
え、理解できないの?
もう終わった話を、アンカーも付けずにいきなり話し出したら、そうも思うだろう。
353 名前:名前は誰も知らない[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 21:09:53 ID:BtDYG7Vm0
見たくない書き込みはスルーするのが普通って、その書き込みをした時点で君もスルーできていないじゃないか。
そしてそれを指摘する俺も(ry
353 名前:名前は誰も知らない[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 21:09:53 ID:BtDYG7Vm0
見たくない書き込みはスルーするのが普通って、その書き込みをした時点で君もスルーできていないじゃないか。
そしてそれを指摘する俺も(ry
面白いネット小説を教えてくれ。
360 :
名前は誰も知らない:2008/11/20(木) 15:10:56 ID:oOAeQVs80
純文の新人賞に応募する。
ナカーマはいないか?
読む専なので・・・
しかも下手にたくさん読んでるから、自分のクソみたいな文章が許せんw
船戸のクロニクル読んだけど意外に面白かった
読まず嫌いはいけないねー
今19歳なんだけど、
筋金入りの本嫌いで19年間生きてきて読書をまったくしてこなかったせいで、感性も乏しく教養の無さが絶望的…
教養を身に付けるには、この歳から読書始めてももう遅い…?
>>364 はじめるのに遅いも早いも無いよ
そう思ったなら本読めばいいじゃん
教養の為に嫌々読むなら、すぐ飽きるだろうと思うけど、
それでも読んでみるのは良いんじゃないの?
>>364 俺は22歳から読書始めた。
遅くはないぞ。
詩から入るのはどうだ?
短いし、好きな時間に好きな分量だけ読めるからさ。
中学の時、中原中也なんかカッコいいって思ったろう。
好きなフレーズをメモしながら読むと効果的だぞ。
>>364 短編ホラーとかラノベでもいいから、とにかく活字を読むことに慣れるといいよ。
ショートショートなら読書習慣なくてもサクサク読めるぜ。
長編みたいに読書間隔開いても、あれ?どんな話だったかな?にならないし。
星新一オススメ。
俺は、教科書に載ってた「おみやげ」を読んで、他の作品も夢中で読んだなぁ(遠い目)
推理小説も結構さくさく読めて良いよね
>>365-369 うわぁぁみんなレスありがとう!
まずは教えてくれた通り短篇とか詩とかサラっと読めそうなものから入ってみる。
なんだか読む気湧いてきたよー、そんなに難しくなくてもいいんだな!
頑張って慣れてみるよ。
オススメとかも教えてくれてありがとう!調べますm(__)m
推理小説かぁ、楽しく読めるかな
>>364 俺もそのころから読書らしい読書始めたよ
国語の成績は常に最悪だった
筒井康隆の短編あたりから始めて、気づいたらどっぷり本の世界に足を踏み入れてた
系統的には筒井と星新一は似てるけど、筒井のほうが全般的にえげつない。
今読むと少々古臭く感じるかもしれんね
推理小説でものすごい衝撃を受けたのは島田荘司『斜め屋敷の犯罪』かな
同じ著者の『異邦の騎士』は孤男が友人と恋人を得ていくような、ロマンチックな名作
何か読んでみて、これ読んでみたけどイマイチだった、等の感想を書き込んだら
また別の人が何か薦めてくれるさ
>>364が教養が欲しいんでしょ?
だとしたら小説とあわせて
とっつきやすい新書や文庫も読んで、
学問に触れてみるとよいと思う。
こうして孤独な少年は大人へと成長するのだ。
若いって羨ましいなあ。
19才か。
太宰治とか読んだいた。ww
>>371 ナナメ屋敷w よく考えると強引なんだけど初読の時は俺もスゲーと思ったわ。
異邦の騎士は、先に御手洗シリーズを他に何点か読んでいたので感動+驚きですごく楽しめたね。
島田荘司なら「奇想、天を動かす」も良かった。シャーロックホームズからミステリに嵌った自分としては
「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」も面白い。
文学みたいに読むのに体力いらないし、推理小説はホントに良い娯楽だ。
>>364 読書に慣れていなくてもアフォリズム(格言集のようなもの)だったら読めるんじゃないか。
教養っぽい雰囲気に触れることはできるよ。
>>375 後々になってみると「そんなアホなw」って感じだよなw>斜め屋敷
あれについてノリヅキリンタロウだかアビコタケマルだかが
なぜあれだけのカタルシスをもたらすかについてすごく良い論評を書いてて、なるほどと思った記憶がある
本について論じるというのに興味を持った最初のきっかけはそのあたりかなー
島田は音楽の魅力もとっくりと語ってくれて、それがまた良かった
上質な演奏は、音楽がいま目の前で作り出されていくその姿を見せてくれる、とな
最近は腐女子に迎合したりなんなりでどうも・・・って感じさね
379 :
名前は誰も知らない:2008/11/23(日) 22:14:22 ID:3fnVH4Z70
岩波のホフマン短編集は絶版になったんだな。知らなかった。
久しぶりに砂男読みたかったんだが・・・
380 :
364:2008/11/24(月) 00:42:47 ID:LFXIFKFZO
おわーっ、さらにいっぱいレスもらえた!
ここに来てよかった!
色々オススメとかアドバイスとか本当に感謝ですm(__)m画面メモしとこ
ここって優しい人ばっかり
次書き込む頃には、自分ちょっとは賢くなれてたらいいなw
教養をつけるって結構難しいよな。
俺は哲学書とか詩集とか、そういう抽象的な内容の本はてんでダメだ。
昔から物事を深く考えるって習慣がないからかな。読む物って言ったら物語小説や実用書ばかりだ。
古典も物語性のあるものならいいけど、いわゆる思想書には全然興味ない。
詩は俺もさっぱりわからん
映画とかに引用されると面白く思えるんだけど実際の詩集を手に取ると「?」な具合
俺も詩は苦手分野…
俳句も好きだし、たまに自分でも作っちゃったりするけど、
俳句ばっかり並んでる本は読もうと思わないしな
文章に織り交ぜてあればかなり興味が増す
教養とは何かって自分なりの定義をまず作ることだな
自分になにが必要なのか、自分のやり方で充分なのさ
参考文献
・竹内洋「教養主義の没落」
・高田理惠子「グロテスクな教養」
・齋藤孝「読書力」
・村上陽一郎「やりなおし教養講座」
・エドワード・サイード「知識人とは何か」
・ピーター・バーク「知識の社会史」
現代小説とラノベしかまず読まないから教養が全然ついてない。
>>385 ラノベ読んだこと無いんだけど、オススメある?
読んでみようかなとも思うけど、あまりに量が多くて困ってる。
どうやって選んで良いかもよく分からないんだ。
文章が良いとか、構成が良いとかは置いておいて、
おもしろかったのを教えてくれると嬉しいです
銀河英雄伝説
涼宮ハルヒ
十二国記
マリア様がみてる
>>387 ハルヒの代わりにデルフィニア戦記なら
オレのお薦めともろ被り
おお、ありがとう!
でも十二国記はもう読んでたw 小野先生もっと書いて下さいw
他の本も有名どころですね
チェックしてみます
現実逃避できるSF小説・ファンタジー小説のオススメを教えて下さい。
古今東西不問です。
小説じゃなくてゲームで最近おれが現実逃避してたもの
http://nifflas.ni2.se/ ここのKnytt storiesのa strange dreamというやつ。幻想的で可愛くてシュールで、夢中になったな
ファンタジー/推理なら島田ソウジの「ネジ式ザゼツキー」
SF/小説なら筒井康隆の「旅のラゴス」とかかなあ
SFなら銀河ヒッチハイクガイドとかどう?
393 :
名前は誰も知らない:2008/11/24(月) 22:33:22 ID:1CLpNy380
最高だよな。銀河ヒッチハイクガイド。
SFにしてコメディにしてナンセンス小説。
宇宙の真理が書かれてるしね。
イギリス人のユーモアはわかりづらい
モンティ・パイソンが好きな奴には勧めるけど
395 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/11/25(火) 03:49:19 ID:PnCCyIAb0
「二銭銅貨」ってのを読んだんだけど最後なんだあれ
396 :
名前は誰も知らない:2008/11/25(火) 05:26:51 ID:SLvUZe5F0
蟹工船っておもろいのか? 最近コンビニにおいてある。
迫力があって結構おもしろいよ
青空文庫にも入ってるからためし読みしてみたら?
398 :
名前は誰も知らない:2008/11/25(火) 08:34:49 ID:mvYeUfonO
ドストエフスキーの白夜には俺等みたいな孤男が出てくるようだ。
友達ゼロで、建物と会話するのが趣味の男
「永遠の森 博物館惑星」
繊細で丁寧で上質な作品だが、なんか読んでてイライラした
女性向けだなこりゃ
>>396 「○○主義万歳」ってのが鼻につかなくもないが、話や情景描写とかは中々いいよ。
>>390 sfはダンシモンズのハイペリオンシリーズが良かったよー ネタとかぜんぜん知らなくてもおk
まさにSFっっ! つー感じで・・・おなか一杯になりました。そろそろ文庫でそろうかも?
オイラは正月にオリュンポスに突撃する予定w
403 :
390:2008/11/25(火) 23:21:10 ID:WfHE2GZO0
みんなありがとう。どれも面白そうだ。
年末年始にコタツでゴロゴロと読みますわ。
ファンタジーは「新しい太陽の書」、「ゲド戦記」、「指輪物語」が読みごたえあったな
「ゲド戦記」はジブリの映画は悲惨な出来だったけど、原作は素晴らしい傑作
SFといったら夏への扉をはじめ、ハインラインがいいですね
国産ファンタジーとして十二国記以外に精霊の守り人シリーズはいかが?
そういやラヴクラフトとか皆さんお好きですか?
406 :
名前は誰も知らない:2008/11/26(水) 00:33:27 ID:9qDwsQjf0
クリスマスにヨグ=ソトホースが地球上に現れるのを祈願してます
407 :
名前は誰も知らない:2008/11/26(水) 01:27:40 ID:xzh3pukG0
「西村賢太」>彼こそ孤男のヒーローだッ!!
嘘だと思うなら『どうで死ぬ身の一踊り』を読んでみると良い。
408 :
名前は誰も知らない:2008/11/26(水) 01:32:36 ID:9qDwsQjf0
ヒーローっつうか、孤独でもこういうDV男になっちゃいけないだろ
409 :
名前は誰も知らない:2008/11/26(水) 08:01:32 ID:dcQH2fV00
宮台の14歳からの社会学読んでる
宮台が今まで言って来た事が中学生向けに書かれてて、分かりやすい
デュルケム 自殺論
>>405 大学時代にハマってた時期があった
お前らもちろんインスマス面だろ?
412 :
名前は誰も知らない:2008/11/26(水) 20:52:58 ID:9qDwsQjf0
つうか貌の無い神ですから
ラヴクラフトは高校の時友達から全巻貸して貰って読んだ。
あの怖さは独特だよな。
翼のある嗤笑する顔のない魔物です
池袋ウエストゲートパークってどうですか
個人的な感想としては、最初はまあまあよかったけど、どんどん質が低下していったと思う
今はとても残念な作品。惰性で買い続けてるけど最新刊まだ読んでないや
石田いらは日本語へただから
>>418 あれは思想と論理性の問題
日本語ヘタは別問題でヘタ
マジレスとな
421 :
303:2008/11/27(木) 20:32:06 ID:aEKD3khQ0
>>302が熱烈にプッシュしてたオースティン『分別と多感』読んだよ
たしかに軽快に読めるし、物語りとしても面白かった
・・・だが『アンナ・カレーニナ』を読むまで世界史上最高とまでは語らないで欲しいな
『戦争と平和』は俺もあまり楽しめなかった
短編も説教くさくてどうも好かん。まあアンカレは名作とされてるわけだし、
一回くらい読んでみても損はないんじゃないの
アンナカレーニナ好きならクンデラ読めって
おk
一作目は何を読んだらいいかな
ケチつける訳じゃなくて純粋に聞きたいんだけど
アンナ・カレーニナのどこが面白かった?
不倫して愛人の子供を孕んだ女が自殺する話だけど
自分の人生と重なる部分が全くなくてよく分からなかった
同じような理由でボヴァリー夫人もダメだった
どんな風に楽しんで読んだのか教えて
トルストイは復活とイワン・イリイチが面白かった
>>423 存在の耐えられない軽さ
他の小説も同じテーマだけど、一番分かりやすい
というか他のは難しすぎて俺には無理だったw
端々の言葉を読むだけで楽しいけどね
車の中用、ネットやゲームやりながら用、寝ながら用、などで色々買った
>>424 携帯からなので、十分な説明できるかわからないけど…
アンカレでは、日常生活のなかの微小な摩擦をスパッと切り出してくる手腕に魅せられたよ。
男が愛してるよ、と自分でもねーよと思ってる月並みなセリフを吐いて、
アンナはそれを分かりつつもそれにしがみついた…なんてくだり、
うわあって思いながら読んだよ
有名な草刈りやレースのシーンは身体に訴えかけるようなすがすがしい感動があった
兄の臨終の場面のバカバカしいまでの気まずさも面白かったし、レービン組の愛の成就の異様な文面もキモくてよかった
戦争と平和でもそうだったけど、恋が実のってハッピー!なんてならずに
すぐマンドクセな空気がただようシニカルなところも。
でもともかく、有名なシーンはもちろん、日常生活での心理を分析する鮮やかさのおかげで非常に楽しくよめたということです
こんなで回答になったかな
428 :
名前は誰も知らない:2008/11/30(日) 16:28:10 ID:r/cSyCRvO
>>416 中原昌也が書いた「要約」のほうが面白い。
タイトルを「沼袋ジュラシック・パーク」としている。
爆笑しながら血が騒いで仕方なかった。
ラヴクラフトって人の本読んでみた。まだ一冊だけど。
素直に怖い、というよりはわけわかんなくて不気味な感じだ。
とりあえず古本屋にあった5巻を読んだけど、次はどれがいいか…やっぱ1かな
スコット・フィッツジェラルドの短編集「バビロンに帰る」村上春樹編・訳を読んでいる。
まだ全部は読破してないけど「カットグラスの鉢」凄いなあと思った。
おれはフィッツジェラルド二作ほど読んだけど
ぜんぜんわからなかったなあ…
ハルキ訳はだいたいへちょい
ダヌンツィオの「快楽」とコレットの「シェリ」を買った。
『孤独の世界』 中公新書
『思想としての孤独』 講談社選書メチエ
孤独に関する本って、なさそうに見えて意外とあるんだな。
E・M・シオラン『欺瞞の書』
シルヴィー・ジョドー『シオラン あるいは最後の人間』
シオランって人は凄いぞ・・・。
まだ少ししか読んでいないが、孤男の極限といった感じがする。
シオランについて詳しく
孤独とはちょっと違うけど、クンデラ読めよ
クンデラ厨あらわる
シオラン読んでるなんて2ちゃんでも言っちゃだめだ
439 :
名前は誰も知らない:2008/12/03(水) 22:22:41 ID:7r7FzqMY0
不夜城はガチ
主人公は孤男の鏡
ブッダの言葉っていいねぇ
自分の心の中に城を作れみたいな言葉が好きだ
441 :
名前は誰も知らない:2008/12/04(木) 00:55:07 ID:vVvJq/S00
今日、大学辞めた俺にふさわしい本ある?
442 :
名前は誰も知らない:2008/12/04(木) 02:39:34 ID:L0u9Jtbt0
高沢テルユキ「そして天使はふえていく」
究極の孤独とカミングアウト小説だったな。
444 :
名前は誰も知らない:2008/12/04(木) 02:47:10 ID:vVvJq/S00
>>441 死に時が近くなると思ったからかな?
経済学部なんて入んないで文学部に入ればよかったって思ってる
445 :
444:2008/12/04(木) 02:48:30 ID:vVvJq/S00
446 :
444:2008/12/04(木) 02:55:13 ID:vVvJq/S00
ごめん。もう一つある。他人が怖くてさ。
人に喋り掛けられても、下手な事言ったら裏で何言われるか
分からない。って心配しちゃって上手く対応できない…
文学部入っても思うような講義受けられないぞ
俺は経済学部の合理的名ところが好きだった
孤生活には経済学部の考え方は行かせる
>>441 中島らもとかどうかな。あとは、池澤夏樹の『スティルライフ』とか。
紀行文とかエッセイとか読んでぽややんとした気分になるのもオススメ
449 :
名前は誰も知らない:2008/12/04(木) 13:14:47 ID:vVvJq/S00
450 :
名前は誰も知らない:2008/12/04(木) 15:45:15 ID:usKeLbdvO
俺はたまにゴミ捨て場から本を拾うが、今まで拾った中では、さくらももこがいちばん良かった。
鉄拳の「こんな○○は××だ」が2位。
ワーストは「失楽園」
綿谷りさはまあまあ。
阿部和重のあの長い奴は全部捨ててくれよ、1巻だけ捨てられても。
「ショーケン」落ちてねえかな…
451 :
名前は誰も知らない:2008/12/04(木) 16:20:25 ID:S73CVAji0
お前ら働きに行け
>>447 それはお前の場合だろう。一般化するなよ。
そもそも文学部で学んだことがあるのか?
今ニューロマンサー読んでるけど、これが絶賛されたというのは何となくわかる。
でもわかるだけだな。俺も同時代のコンテクストの中でこれを読みたかった。
コンテクスト=文脈
>>441 ジョン・アーヴィング「熊を放つ」
ロバート・ハリス「エグザイルス(放浪者たち)―すべての旅は自分へとつながっている」
沢木耕太郎「深夜特急」
ジャック・ロンドン「ジャック・ロンドン放浪記」
ニーチェ「人間的、あまりに人間的」
理由は、何となくw(あと
>>448の池澤は俺もオススメ)
>>453 今となってはすでにサイバーパンクも過去、というか完全に定着してしまったからね。
「サイバースペース」なんて当たり前のものだし。
でも訳の文体のカッコよさは今だに光るものがある。
ギブスン読み終わったらサイバーパンクのもう一方の雄、ブルース・スターリングもオススメする。
数ヶ月前に好奇心本位で蟹工船読んだばかりだったが、
ここのところあの本のままの事が起きてるな。
あてはまり過ぎてて驚いた。
457 :
名前は誰も知らない:2008/12/05(金) 02:41:14 ID:odhFB/oRO
>>441 中島義道「ぐれる」
味気ないじゃないか。こんな発狂しそうなほど
満たされたこの国で、幸せに楽しく生きるなんて。
>441
俺の好みではないが、
「孤独であるためのレッスン」
「非属の才能」
「生きることも死ぬこともイヤな人のための本」
中島初心者ならちょっと毒が強いかな
「自死という生き方」
いろいろ考える
>>441 ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る (宝島社新書) 門倉 貴史
コンスタンの『アドルフ』を読んだ。
やっぱりフランスの恋愛小説はいい。
462 :
441:2008/12/06(土) 00:37:56 ID:XnFxr68x0
みなさん、ありがとうございます。
中島義道は以前読みましたが、こいつ性格歪んでね?って思いながらも、
共感してしまった自分に嫌気が差し、それ以来読んでません。
不思議な少年、不道徳教育講座がおもしろかったです。
>>459 練炭もちょっと考えました。昼間、外から聞こえる笑い声に気分が沈みます。
自分が一人であることを際立たせてるみたいで
アシュリー・カーン『「至上の愛」の真実』
音楽史に残るコルトレーン怒涛の名盤『至上の愛』がいかにして制作されたかを
追ったドキュメンタリー。
メンバー間の緊張関係や、プロデューサーの役割など、考えもしなかった側面を伝えてくれて興味深い
作曲するトレーンの姿も。
それにしてもこの名盤を発表してわずか三年でトレーンは亡くなったわけだが、
そのわずかな間、突進するかのように過激に進化しつづけたトレーンの人生はほんと濃密
464 :
名前は誰も知らない:2008/12/06(土) 20:41:56 ID:ZUrOKqRA0
ヘッセの「シッダールタ」
オルテガ『大衆の反逆』
あー、疲れた。
でもすごくためになった。民主主義に疑問を持っている人にはおすすめ。
466 :
名前は誰も知らない:2008/12/07(日) 03:53:52 ID:22467blmO
ヘンリライクロフトになりたい
彼のような余生を送れるなら
あと5年で死んでもいい
ギッシングの短篇に古書収集家の話があった、タイトルは忘れたけど
「スミヤキストQの冒険」
>>465 「生とはさしあたって迷い込んだ混沌にすぎない」とかいう箇所が良かった
シュティルナー「唯一者とその孤独」の書き出しもそんな感じだったな
×孤独→○所有でした
>>462 そんな時は音楽もいい
野狐禅
eastern youth
聴いてみ
473 :
名前は誰も知らない:2008/12/08(月) 20:49:00 ID:an7OnN+B0
474 :
名前は誰も知らない:2008/12/09(火) 20:54:21 ID:8/ON1keT0
ちょっとはったりかましてみます。
今年読んだ海外小説からベスト10
1、カフカ「城」 2、スタンダール「赤と黒」 3、バルザック「谷間の百合」
4、トーマス・マン「魔の山」 5、ドストエフスキー「白痴」
6、ディケンズ「大いなる遺産」 7、スタインベック「怒りの葡萄」
8、ヘッセ「知と愛」 9、ジョイス「若い芸術家の肖像」
10、モーム「人間の絆」
今年読んだ日本文学からベスト10
1、大江健三郎「万延元年のフットボール」 2、川端康成「眠れる美女」
3、三島由紀夫「真夏の死」 4、安部公房「第四間氷期」
5、太宰治「パンドラの匣」 6、谷崎潤一郎「刺青・秘密」
7、遠藤周作「深い河」 8、開高健「輝ける闇」 9、埴谷雄高「死霊」
10、村上春樹「羊をめぐる冒険」
475 :
名前は誰も知らない:2008/12/09(火) 21:28:11 ID:8/ON1keT0
はったり続編
今年読んだ哲学・思想本からベスト10
1、フーコー「言葉と物」 2、サイード「オリエンタリズム」
3、スピヴァク「サバルタンは語ることができるか」
4、バタイユ「呪われた部分 有用性の限界」
5、ルネ・ジラール「暴力と聖なるもの」 6、アガンベン「ホモ・サケル」
7、ニーチェ「この人を見よ」 8、ジジェク「ラカンはこう読め!」
9、クリプキ「ウィトゲンシュタインのパラドックス」
10、ハーバーマス「コミュニケイション的行為」
ハッタリのわりにはクリプキとフーコー以外平易なものが目立つ
477 :
名前は誰も知らない:2008/12/09(火) 22:00:10 ID:8/ON1keT0
478 :
名前は誰も知らない:2008/12/09(火) 22:02:01 ID:w6Z6qC3F0
479 :
名前は誰も知らない:2008/12/09(火) 22:05:56 ID:PaXV/32NO
知らないのが多いがバタイユは普通じゃないことが多い。眼球譚のイメージだけど
480 :
名前は誰も知らない:2008/12/09(火) 22:08:44 ID:8/ON1keT0
>>476 まさかはったりに対するはったりレスじゃないだろうな。
2ちゃんねるだとそういう人多そうで匿名だから言いっぱなしの
言い逃げがありそうだけど。
481 :
名前は誰も知らない:2008/12/09(火) 22:15:06 ID:8/ON1keT0
>>479 「エロティシズム」とか「エロスの涙」とか読みやすいと思うよ。
最初から最後までちゃんと読んでないけど。
ぐっときた部分は、
バタイユ「エロティシズム」(一部改造)
「汝殺すなかれ」という厳粛な命令のあとに、軍隊の祝福がなされるのだが、
これなど考えると、笑いをそそられる。殺人に対する禁止のあとに、露骨に
殺人との共犯関係が続いているのだ。
とか。
「呪われた部分 有用性の限界」はいろんな本で話題にされていたから
持ち出したけど、いろんな本で出ているような内容が読み取れなかった。
昔、そのあまりにも読み辛い文体に、投げ出してしまった『シーモア-序章-』をやっと読んだ。
これを読めば短編『バナナフィッシュにうってつけの日』で、何故シーモアが自殺したか
分かるかと思ったけど、結局よく分からんかった。
孤独な散歩者の夢想
>>474 頑張ってる大学一年生、って感じがする。
高校生だったら受験大丈夫かと思う。
院生だったらレベル低いと思う。
社会人だったら、なぜ今頃、と思う。
そして、余裕がある仕事のようでうらやましく思う。
>>484 ここは本を読んだ奴を批評するスレじゃないだろ。
誰がどの本読もうが自由だろうに。
484の人間としてのレベルが知れるわ
487 :
名前は誰も知らない:2008/12/11(木) 12:55:24 ID:1bQynjVf0
>>484 君は挙げた本を全部読んだのか?
読んだことある本が一冊でもあるなら内容説明してみて。できないでしょ。
世の多くの人にあてはまらない教養に関するズレた考えを持っていて、
それで人を見下している感じがするな。
488 :
名前は誰も知らない:2008/12/11(木) 13:00:37 ID:1bQynjVf0
>>484は実際の大学生や院生や社会人のレベルを知らず、架空の社会を設定して
人を見下しているところから、教養にあこがれを持ち、教養で人を見下している
が実際は何も読んでないし実際の人物とも遭遇してない高卒ニートとみた。
489 :
名前は誰も知らない:2008/12/11(木) 13:12:54 ID:1bQynjVf0
>>484から他に読み取れる所は、
「私はパンピーが想定しているような世間とは違うハイレベルな人達に
囲まれている、ハイレベルな環境にいるの」
「私はあなたを見下している」
と思っているって所かな。
挙げた本を全て読んだ事がある人が身近にいるなら紹介してね。
490 :
名前は誰も知らない:2008/12/11(木) 13:23:02 ID:1bQynjVf0
そして自分は中身のある事を言わず、人を言葉から感じる教養レベルで
判断し言い逃げできる形で評価だけする。
自分がどの程度のレベルにあるかは、他人を評価する軸を低く持っていく
事であたかも自分が高いところにいるかのような演出をする。
491 :
名前は誰も知らない:2008/12/11(木) 14:51:12 ID:5GYg2qf8O
492 :
名前は誰も知らない:2008/12/11(木) 14:53:22 ID:1bQynjVf0
493 :
名前は誰も知らない:2008/12/11(木) 14:58:00 ID:9BFH6NpCO
494 :
ねお占者 ◆DuCKQjrhEY :2008/12/11(木) 15:20:55 ID:hjyd9B3f0
最後のセリフさえ無ければ・・・
495 :
名前は誰も知らない:2008/12/11(木) 15:26:06 ID:1bQynjVf0
>>484みたいなのも、中二病の一種じゃないかと思う。
>>495も異常だな
本しか読まないやつは変な奴が多いんだな
ぶっちゃけ、このスレで挙げられる本が既読だった事の方が圧倒的に少ない。
みんな難しい本読み過ぎだよw
500円で買った「超古代オーパーツFILE」が意外と面白かった。
だいたいが苦笑してしまうようなネタだけど。たまにグッとくるトンデモ仮説に出会える。
トンデモ本の世界とか最初はおもしろかったのになぁ
500 :
名前は誰も知らない:2008/12/11(木) 20:20:15 ID:5iWvHRa60
>>499 いまはト学会の本自体がトンデモ本のようにみえるよねw
501 :
名前は誰も知らない:2008/12/11(木) 20:42:08 ID:uO80I4bV0
俺、流行り物が嫌いなんで、今まで宮部みゆきの小説は避けてきたんだ。
だが「食わず嫌い」で損するのも馬鹿馬鹿しいから、『魔術はささやく』『龍は眠る』を立て続けに読んでみて吃驚w
この人凄いは・・・
前者なんか孤男必読の名著じゃないかな。
502 :
名前は誰も知らない:2008/12/11(木) 20:49:04 ID:9BFH6NpCO
頼むからブレイブストーリーも読んで(>_<)
>>500 確かにw
私怨で叩いたりしてるからもう何がなんだか
504 :
名前は誰も知らない:2008/12/11(木) 21:53:01 ID:uO80I4bV0
>>502さんへ
『レベル7』と『火車』が手元にあってまだ未読なので、読了後『ブレイブストーリー』を読んでみますね。
レス、どうもありがとう!
なんかテンションのおかしなヤツが沸いてるなと思ったら
いつぞやの集スト被害者君かw
ちゃんと病院は通ってるか?
506 :
名前は誰も知らない:2008/12/11(木) 23:42:23 ID:A8Bk5iQyO
>>505がストーカー加害者君でないことが分かった。
宮部みゆきは生理的にだめだ。。
つってもレベル7と模倣犯しか読んでない。
508 :
名前は誰も知らない:2008/12/12(金) 01:24:07 ID:QfXeC49d0
京極夏彦読み始めた。
たまに描写がくどく感じるけどおもしろい。
「数学的にありえない」はマジで面白かった
宮部みゆきの小説は、なんであそこまで映像を意識した文章なんだろ。
511 :
名前は誰も知らない:2008/12/12(金) 01:55:03 ID:dfstdzc2O
京極が出てきたときはたまげたな
ほんと、妖怪が現れたって感じだった。
最近の作品はどうもパッとしないが
宮部みゆきは読んだことないなあ。
このスレって、教養主義的な人と、通俗小説しか読まない人が交互に入れ替わってるね。
513 :
名前は誰も知らない:2008/12/12(金) 22:32:36 ID:ywX1OHTr0
515 :
名前は誰も知らない:2008/12/12(金) 23:01:10 ID:ywX1OHTr0
>>514 おまえ女だろ。孤独な男性板から出て行け。
516 :
名前は誰も知らない:2008/12/12(金) 23:06:14 ID:ywX1OHTr0
つっても俺の想像している女は2ちゃんねる管理の権限を与えられていて
警察が背後についているからな。
玲奈> 最後まで追い込むからな! (5/4(土)23:49)
玲奈> 最後まで追い込むからな! (5/4(土)23:49)
玲奈> 最後まで追い込むからな! (5/4(土)23:48)
玲奈> 氏ねや!!! くそとく (5/4(土)23:47)
玲奈> ひらきなおったところでもうおそい>蛆虫とく (5/4(土)23:08)
玲奈> こら、社会の屑>蛆虫とく (5/4(土)23:08)
玲奈> あほとくがこないんだったら俺もこんなとここねーよ (5/4(土)23:05)
玲奈> てめーがいる限りどこに逃げてもおいこむからな>くそとく (5/4(土)23:03)
玲奈> くそとく がんばれよ (5/4(土)23:02)
玲奈 > このごみ野郎とく 氏ねや!!!!!!!!!!!!!!(5/2(木)19:24)
玲奈 > このごみ野郎とく 氏ねや!!!!!!!!!!!!!!(5/2(木)19:18)
玲奈> このごみ野郎とく 氏ねや!!!!!!!!!!!!!!(5/2(木)19:18)
玲奈> くそみてな奴だな、 こら>とく<氏ねや (5/2(木)19:11)
玲奈> ログとってるから注意しろよ、 このごみが>とく (5/2(木)19:11)
玲奈> まともに日本語もはなせねーーのか ごらぁ>とく<氏ねや (5/2(木)19:08)
玲奈> てめーみたいのが社会のお荷物なんだよ、こら>とく (5/2(木)19:06)
玲奈> かわいそうだけど、てめーは社会のくずなの くず>とく (5/2(木)19:04)
玲奈> 名誉毀損で追い込まれている奴相手しないほうがいいぞ (5/2(木)19:01)
34 名前:玲奈 投稿日: 02/05/09
この世は自分の願望を形にするための
パラダイスだと思っているんです。
http://academy.2ch.net/philo/kako/1020/10208/1020890253.html 566 :影の人@警察 :02/11/07
玲奈にケチつけてる奴らは1ch.tvに帰ってくれないか?
http://qb.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1035026555/
517 :
名前は誰も知らない:2008/12/12(金) 23:10:38 ID:ywX1OHTr0
病気の人が住み着いてるな
ブルトン『シュルレアリスム宣言』
ワケ分からんぞ
ちょっと前なら文学板のブヨスレに送りこんで遊べたんだがな
残念
>>520 ワロタ
集団ストーカーの妄想にとらわれてると寂しくないだろうに
このスレのまとめサイトもやってんだよな
有益ではあるだろうが、しかし…
524 :
名前は誰も知らない:2008/12/13(土) 02:23:06 ID:RGTkF+3t0
サクリファイス 近藤史恵
サイクルロードレースが舞台のミステリー小説です。
今週のyomyomにも近藤史恵さんのロード系短編があった
526 :
名前は誰も知らない:2008/12/13(土) 13:17:46 ID:bSPbJb/M0
集団ストーカーなんて一言も言ってないけど、そうであって欲しい、そちらに
誘導したいと願って自分でスレを立てている、自作自演の人がいる事が分かった。
527 :
名前は誰も知らない:2008/12/13(土) 13:25:01 ID:bSPbJb/M0
個人とその後援者が、自分と直接関係ないくせに他人の情報交換の場に
介入してくる事を誤魔化すために、集団ストーカーとかいう明らかに
嘘な話を持ち出している事がわかった。
素晴らしい推論能力ですね^^^
>>526 誰もお前のことなんか気にしちゃいねーよ、バーカw
530 :
名前は誰も知らない:2008/12/13(土) 15:10:44 ID:bSPbJb/M0
玲奈> 最後まで追い込むからな! (5/4(土)23:49)
玲奈> 最後まで追い込むからな! (5/4(土)23:49)
玲奈> 最後まで追い込むからな! (5/4(土)23:48)
玲奈> 氏ねや!!! くそとく (5/4(土)23:47)
玲奈> ひらきなおったところでもうおそい>蛆虫とく (5/4(土)23:08)
玲奈> こら、社会の屑>蛆虫とく (5/4(土)23:08)
玲奈> あほとくがこないんだったら俺もこんなとここねーよ (5/4(土)23:05)
玲奈> てめーがいる限りどこに逃げてもおいこむからな>くそとく (5/4(土)23:03)
玲奈> くそとく がんばれよ (5/4(土)23:02)
玲奈 > このごみ野郎とく 氏ねや!!!!!!!!!!!!!!(5/2(木)19:24)
玲奈 > このごみ野郎とく 氏ねや!!!!!!!!!!!!!!(5/2(木)19:18)
玲奈> このごみ野郎とく 氏ねや!!!!!!!!!!!!!!(5/2(木)19:18)
玲奈> くそみてな奴だな、 こら>とく<氏ねや (5/2(木)19:11)
玲奈> ログとってるから注意しろよ、 このごみが>とく (5/2(木)19:11)
玲奈> まともに日本語もはなせねーーのか ごらぁ>とく<氏ねや (5/2(木)19:08)
玲奈> てめーみたいのが社会のお荷物なんだよ、こら>とく (5/2(木)19:06)
玲奈> かわいそうだけど、てめーは社会のくずなの くず>とく (5/2(木)19:04)
玲奈> 名誉毀損で追い込まれている奴相手しないほうがいいぞ (5/2(木)19:01)
33 名前: 山形浩生 投稿日: 02/03/31
さあ、みんなでそろって ひと殺そう! ひとごろし、みんなですれば こわくない!
34 名前: 玲奈 投稿日: 02/03/31
↑
最高に面白ーい!そういうネタ大好き!!!
どうやったらそんな面白いネタ思いつけるほど頭良くなれるの?
親御さんから受け継いだ秀逸な遺伝子の賜物? このレスはネタじゃないよ?
http://tmp.2ch.net/youth/kako/1017/10171/1017159108.html 34 名前:玲奈 投稿日: 02/05/09
この世は自分の願望を形にするための
パラダイスだと思っているんです。
http://academy.2ch.net/philo/kako/1020/10208/1020890253.html 566 :影の人@警察 :02/11/07
玲奈にケチつけてる奴らは1ch.tvに帰ってくれないか?
http://qb.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1035026555/
531 :
名前は誰も知らない:2008/12/13(土) 15:14:49 ID:bSPbJb/M0
挑発して嫌な気分にさせ上から見下ろしたい人がいる事が分かった。
コピペ?を毎度貼るのが何をやりたいのかよく分からないね
原田和典『新・コルトレーンを聴け!』ゴマ文庫
読書の範疇に入るかどうかわからんけど、公式音源約二百枚を網羅したコルトレーンガイドブック
トレーンを聴くものにとっては必須の一冊といえるだろう。
持ってる盤でも違った聴きかたができたり、エピソードを知れたりで面白い。
ゴマ書房はへんな本ばかり出している印象だけど
文庫までもってたとは。
このスレではジャズ聴いたりするやつあんまいないかな。
533 :
名前は誰も知らない:2008/12/13(土) 16:15:10 ID:goWBEXUTO
孤男とジャズは最強の組あわへじゃないか
おおっ嬉しいね
この曲のカデンツァ最高だよな
おれはつべでマイフェバリットシングス(ベルギー)を聴いて衝撃を受けたのがきっかけだった
件の原田さんはそのマイフェバを「やけにアッサリ終わる」と切り捨てて、それはそれで結構キズついたw
明るい方向にはあまり振り向かず怒涛のように突き進むトレーンはほんとカッコいいヤツ
バッハ、ピアソラ、コルトレーンはおれの音楽的英雄だぜ
いやあ、スレ違いサーセン
セルフレスネス収録のマイフェイバリット〜の演奏は俺の人生ナンバーワン
禿同
ただ、マッコイ・タイナーにはもうちょっと頑張って欲しかったなw
【審議中】(AA略)
540 :
名前は誰も知らない:2008/12/14(日) 00:15:53 ID:iHS8c09m0
ジャズ好きだけどコルトレーンとかそのへんは俺は苦手
541 :
名前は誰も知らない:2008/12/14(日) 02:53:01 ID:x1mUnhNm0
>>532みたいにコピペという形式にだけ言及して
「意味が分からない」とか言う人ってレイプの証拠ビデオを見せられたのに、
「は?そんな事起こってませんが、なにか?」って言っているようなもんだよな。
言ってる意味がわからない
集団ストーカー並に
レイプ犯と同列扱いされたでござるの巻
544 :
名前は誰も知らない:2008/12/16(火) 13:19:42 ID:KahwN0YnO
そろそろ仕事の話しようぜ
545 :
名前は誰も知らない:2008/12/16(火) 17:17:43 ID:2Z1wexwnO
やっと仕事終わったよ。
集団ストーカーって本あるよね
妄想にとらわれた人の本
集スト被害者スレはマジキチのすくつだった
浄土、くっすん大黒、きれぎれ読み終わって今告白読んでる
最近のフランス書院は何なんだ文字ばっかりでっかくなって
まるでスカスカじゃないか
和書読んでる人くわしく
551 :
名前は誰も知らない:2008/12/17(水) 01:49:54 ID:buIqojcXO
夫婦茶碗面白かったな
きれぎれは難しくて投げた気がする
フランス書院の名作なんてのも読んでみたいね
552 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/12/17(水) 01:51:50 ID:Vc/hqjto0
統合失調症の患者が書いたという推理小説の題名知ってる人いますか?
553 :
名前は誰も知らない:2008/12/17(水) 03:42:20 ID:glVuHu2KO
俺もきれぎれは途中で投げたけど告白はかなり面白かったな
フランス書院の名作って、抜けるか抜けないかじゃないか?
最近、美少女文庫っていうエロ二次系小説読んでる
抜けるよ
555 :
名前は誰も知らない:2008/12/17(水) 10:10:29 ID:ImweKzAnO
ジュブナイルポルノはいいねえ。
近親相姦に偏りすぎだが。
俺はパンク侍もかなり好き
今はへらへらぼっちゃんを読んでる
高野秀行「幻獣ムベンベを追え」
行動力それ自体に価値がある。下手すりゃマジで死者が出てた超危険な探検記。
語学習得とか企業やコンゴ政府との交渉とか、普通なら準備段階で挫けること請け合い。
それを大学のサークルごときがやってのけた恐ろしさ。
ヒキな弧男に共感できる点は皆無。でも憧れは抱くかもしれない。
コンゴ政府関係者「ゴリラ殺すな!ゴリラは稀少で世界的にも保護されて…!」
ジャングル原住民「ゴリラ美味しいよ?」
轟く銃声。ゴリラ射殺。
コンゴ政府関係者「だってこいついきなり襲ってきてくぁwせdrftgyふじこlp」
そんなお話。
>>556 エロ話の流れにそのIDで飛び込む意気や良し。
558 :
名前は誰も知らない:2008/12/17(水) 12:45:03 ID:buIqojcXO
>>554 漫画でいうと山本直樹みたいな、
抜けるけど強烈な衝撃と崩壊感を食らわせるようなの
そういうのないかな、と。
>>558 あー山本直樹嫌いなタイプだわ
同じような漫画ばかりだし
それに抜けるかな?
まじか
何回抜いたかわからないくらいなのに
森山 塔とかどうよ?
562 :
名前は誰も知らない:2008/12/17(水) 22:18:15 ID:P5LHhkFp0
おまいら文学ばっかじゃなくてSFも読めよ。すげー面白いから。
564 :
名前は誰も知らない:2008/12/18(木) 02:04:49 ID:f+6R6uGMO
数が多すぎて困る
SFといえるか、筒井は結構よんだ
565 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/12/18(木) 02:05:44 ID:yFUcB5Pr0
海野十三読んでる
566 :
名前は誰も知らない:2008/12/18(木) 02:07:49 ID:f+6R6uGMO
筒井の短編「偏在」が好きだ
素晴らしいアイデアだと思う
567 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/12/18(木) 02:09:32 ID:yFUcB5Pr0
蠅男
568 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/12/18(木) 02:10:20 ID:yFUcB5Pr0
蠅男はつまらないけど短編は面白いのよ
569 :
名前は誰も知らない:2008/12/18(木) 02:33:21 ID:TZYJb8Cm0
ゴールディングの蝿の王と田中啓文の蝿の王
570 :
名前は誰も知らない:2008/12/18(木) 02:36:49 ID:9g8KTD1fO
何故生きる読んじゃった 恥ずかしい
著者が…
571 :
名前は誰も知らない:2008/12/18(木) 02:48:49 ID:duTF+7Kc0
川端康成「伊豆の踊り子」
「雪国」(日本人で始めてノーベル文学賞受賞)
「温泉宿」
もう言わずと知れた川端康成の名作中の名作ですね。
川端文学の巧みな自然・人物描写の美しさは読むものに癒しと感動を与えるという。
572 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/12/18(木) 03:04:19 ID:KwWh2Z/r0
少年はついに走り出し、兵士の前に崩れた。
暗殺者の太い腕がそれを引き起こす。
眼と眼が見交わす一瞬、この恋はまぎれもなく成就したのである。
ネ実のおすすめ2ちゃんねるから来たんだが…
何か暗いスレなんだけど、どんなレスして帰りゃいいんだよ…
この程度で暗いとか言われるほうが困るわ
575 :
名前は誰も知らない:2008/12/18(木) 19:33:32 ID:mJkbJsfjO
中原昌也の文筆は徹底的にネガティヴで素晴らしい!
文筆って詩以外にも何かかいてるん?
それとも名言中原中也ってやつ?
577 :
名前は誰も知らない:2008/12/18(木) 19:42:00 ID:TZYJb8Cm0
>>575 作業日誌読んだ?
音楽と映画に興味がないとキツい部分あるけど、心情の吐露と赤裸々な日常が物凄くて
俺は今まで読んだこの人ので一番面白かったよ
昌也か、中也と見間違えた堪忍しておくれ
「孤高の人」はおすすめです。
おれも孤高になりたいよ
581 :
名前は誰も知らない:2008/12/19(金) 14:57:14 ID:oZxpHlXTO
もうだめぽ
だいじょうぶだよ
孤高の人は登山よりも会社のシーンのほうが面白いよなw
19世紀の仏文学でおすすめの作品を教えてよ。
最近読んだ本は桜庭一樹「ファミリーポートレート」な俺には答えられない・・・
20世紀初頭ならアルフレッド・ジャリ「超男性」がぶっ飛んでて面白かった
>>584 スタンダール『赤と黒』
デュマ・フィス『椿姫』
バルザック『谷間の百合』『ゴリオ爺さん』
ロートレアモン『マルドロールの歌』
シャトーブリアン『ルネ』
モーパッサンの短編
あとヴェルレーヌ、ラマルチーヌ、ボードレールの詩
パッと思いつく有名どころしかわかんないやごめん
>>587 ロートレアモン『マルドロールの歌』
シャトーブリアン『ルネ』
ラマルチーヌの詩
この3つは読んだことないから、読んでみるよ。ありがとう
孤独な偉人の本とかあるか?
できればその人間がどんな風に歩んだとかが書かれてる入門書ちっくなのを
哲学者系以外で
偉そうに
591 :
名前は誰も知らない:2008/12/21(日) 16:14:07 ID:ag36KoXkO
精神科医の春日武彦「無意味なものと不気味なもの」を購入した。
小説を、個人的な記憶や体験を織り込みつつ論じたもので、
古井由吉、富岡多恵子、車谷長吉、内田百 などが取り上げられている。
俺は「幸福論」(おすすめ)を読んでこの著者に関心を持った。
記憶力の良さ(出来事だけでなく、
そのときの「感触」をしっかり覚えているのだ)
と息の長い比喩、文学からの引用の的確さに魅了されてしまった。
この本は春日氏の得意とするところだろうし、楽しみだ。
592 :
名前は誰も知らない:2008/12/21(日) 22:14:56 ID:MVc/z2/RO
古井扱ってるのか
気になるな
593 :
名前は誰も知らない:2008/12/22(月) 01:36:34 ID:lGEMz68U0
谷崎の瘋癲老人日記買ったんだが、カタカナで書いてあってひどく読みにくい。
作者の意図を無視して、ひらがなに改めてある出版社はないかな。
自分が買ったのは新潮版。
はらはらする小説ない?
どんな意味のはらはらでもいいから
595 :
名前は誰も知らない:2008/12/22(月) 03:04:50 ID:zD5V4T890
重松清の「疾走」は?
悲惨さが増していく感じは気が滅入るけど
596 :
NEO戰車 ◆DuCKQjrhEY :2008/12/22(月) 03:31:39 ID:UqGrund20
>>594 現代小説でいいなら、高野和明「グレイヴディッガー」かなぁ。
突っ込みどころが多いかもしれんが、勢いがあるから一気に読める。
星新一最高だぜ
「リツ子・その死」
結核におかされた妻がついに脳に来て嵐の中叫びながら死んで行くところで泣いてもた
どうでもいいが主人ありえなさす
>441
にレスついてるやつ全部大好きで笑った
先が思いやられるわ
岡田斗司夫『世界征服は可能か?』
マンガやアニメにしばしば登場する悪の組織がじっさいには成立しうるのかどうかを、
世界征服とは実際にどういうことなのか、経費はどれほどなのか、などの観点から考察する試み。
すごく面白かった。
草加が日本を支配してストーカーを送りつけてくるといった
考えをもった人にも、いろいろ参考になるんじゃないかな
ただし、悪の概念をあまりに卑近なレベルまで落としてしまっているように思われ、
さらに突っ込んだ考察を期待したい。
松浦寿輝『花腐し』
何かの賞をとったらしいけどそこまでのものなのだろうか
どちらかというと文学的というよりマンガやサブカルアジア映画的なノリを感じる
標題作より書き下ろし「ひたひたと」のが好印象。
いずれも現実と現在性の枠組みが解体した空間のなか
記憶と出会い直すといったお話。
この人のは論文体裁のもののほうがワクワクさせられるな
集団ストーカーは成立するのかって本を読んでも、
集団ストーカーされてるって思う人には利かないんだろうな
603 :
名前は誰も知らない:2008/12/23(火) 11:36:45 ID:wczBYtNwO
>>592 古井は「仁摩」という作品が扱われている。
これはもともと文藝春秋刊の短篇集「哀原」に入っていたもので河出書房新社の全集の「作品 五」に収録されているが、
現在入手困難で図書館にでも行かないと読めないらしい。
一応粗筋を追える構成になっているから、読んでなくても大丈夫だけど一応注意。
ついでに
古井を扱った精神科の文芸評論としては斎藤環「文学の徴候」がある。
「内因性の文学」として古井を取り上げており、
他には柳美里、舞城王太郎、中原昌也、
阿部和重、町田康、大塚英志、大江健三郎、石原都知事など。
604 :
名前は誰も知らない:2008/12/23(火) 12:33:55 ID:sfsRajWPO
ジャーナリズム崩壊
「六本木発グローバル恋愛」
裕福な白人男性との恋愛を望む日本人女性。
そして、日本で働くいわゆるエリートの白人男性。
両者のインタビューを通し、両者の恋愛、結婚に対する考えのギャップが・・・
正直、自分には何も関係のない話だった
異世界の文化に触れた気分
・外人には恋愛において、コミットメントというステップがある
・ピルは心筋梗塞などの危険があるから乱用注意。
なんて知識を仕入れた
明らかに自分とは関係のない本を買って読了できる
その度量の深さは素直に尊敬できるわ。
いや皮肉とかじゃなく本気で。
やっぱりハズレを引かないようにとか心のどこかで考えてしまう。
地下鉄のザジ買ってきた。
レーモン・クノーなら文体練習図書館で借りて読んだ
>>606 むしろある程度自分に近いのに肝心なとこで違う方が自分としてはきつい。
もう想像できないような別の世界の話なら「へーそうなんだー」と純粋に知識欲を満たせる。
610 :
名前は誰も知らない:2008/12/24(水) 17:53:58 ID:6FiLpvtZO
車谷長吉「女塚」
初期作品集。
「文学に取り憑かれた男が、無一文となるまでの魂の記録」とある帯を、
都会っ子は精神的必然のない「あざとさ」と馬鹿にするだろうが、
俺は構いやしない。
一話目「起承転結のない話」で顔を出す、笑いを孕んだ自意識過剰のイチモツは
読み進めるほど「ぬめり」を増すが、なあに、最初からそうなってんだろ。
(湯浅学風)
611 :
ネオ紅茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/12/24(水) 17:55:05 ID:nTxzNC6w0
昨日は居酒屋でニヤニヤしながら乱歩読んでた
612 :
名前は誰も知らない:2008/12/24(水) 18:33:40 ID:6FiLpvtZO
仲井戸麗一「一枚のレコードから」
一枚のレコードとそれにまつわるエピソード。
わたしゃ懐古趣味だからこの手のノスタルジアにはめっぽう弱い。
寡黙で人間嫌いと言われている著者だから、
彼の青春期の音楽へのピュアな想いは余計に胸にしみるのよね。H
(今井智子風)
613 :
名前は誰も知らない:2008/12/24(水) 18:48:17 ID:x+UpQpSgO
春江一也のウィーンの冬をようやく発見
プラハの春とベルリンの秋は名作ですね
614 :
名前は誰も知らない:2008/12/24(水) 19:12:04 ID:6FiLpvtZO
失敗した。
「懐古趣味」と「ノスタルジア」を並べちゃいかんわな。
さて、クリスマスもやることないし、絲山秋子「ばかもの」でも読んでみるかね…。
615 :
名前は誰も知らない:2008/12/25(木) 00:59:56 ID:xhACmPW90
三島の葉隠入門
孤独な女が主人公のキャリー
タルコフスキーの「ノスタルジア」は良かった
617 :
名前は誰も知らない:2008/12/25(木) 03:05:31 ID:aiahiWkQ0
クリスマスだからディケンズの「クリスマスカロル」を読んでみる
618 :
名前は誰も知らない:2008/12/25(木) 03:13:37 ID:J2cC2XfZO
何年も各分野の評論を色々と読んでる。
これは昔のトラウマによる。
教訓的主義主張リーマンに思考をかき乱されたのだ。
映画も音楽も小説も俺は「ディテール」を見ているのに、
「教訓的主義主張」を前提としてそれらに触れるリーマン達に俺が良いと思うものを否定される。
議論するにしてもフィールドがハナッから違うし、
向こうのフィールドに乗ったら劣勢になる。
それで評論と対話する機会が増えた。
荒川洋治「文芸時評という感想」は良かった。
この人は詩人だけあって語彙へのこだわりが強い。
各タイトルも気がきいていて面白い。
620 :
名前は誰も知らない:2008/12/25(木) 13:27:50 ID:J2cC2XfZO
>>609 それは本より、一般の人に近いことを感じる。
昔、自称映画通のリーマン達が見当外れなこと言いまり(全部を思想性で見ているのだ)
自分の馬鹿を棚に上げて「踊る大捜査線を見ている世間の程度の低さ」などと言い始めて、
若者論みたいな話になって、
それがいちいちが「笑止千万」なのだが、
相手に合わせて反論ができない。
反論するにはこっちもピントをずらしまくらねばならず、
そうなると馬鹿なのは俺のほうになるのだ。
実際そいつらに思考をかき乱されて馬鹿になった。
同じ「映画好き」であっても、こうなると恐ろしくしんどい。
621 :
名前は誰も知らない:2008/12/25(木) 13:29:41 ID:J2cC2XfZO
無茶苦茶な脱字をしてしまった…
クリスマスなのにバタイユ読んでしまった
おれは昨日からベケットの『モロイ』読んでる。
難しいのかと思ったら普通に面白い。
625 :
名前は誰も知らない:2008/12/25(木) 22:43:50 ID:FjHRElZ90
>>625 3部作全てを古本屋でゲット。しかも結構安く。
その日はニヤニヤが止まんなかったよ。
627 :
名前は誰も知らない:2008/12/26(金) 01:35:28 ID:n9M4nK8h0
>>626 いいなー
ゴドーでさえ中古じゃないと読めないよな確か・・・
>>627 ゴドーは売ってる書店ちょくちょくみるから多分版元に注文すればまだあると思う。
629 :
名前は誰も知らない:2008/12/26(金) 01:45:41 ID:5Chdt0Ec0
死都日本読んだ
火山萌え
最近はギターの練習が楽しくて本を読んでないな
プロパガンダ教本
Public Relationsの父と呼ばれるアメリカ人広報マンエドワード・バーネイズの著書
1881年ウィーン生まれ。戦争宣伝から商品売り込みまであらゆるプロパガンダに従事
多様な心理学的手法を駆使した世論操作と大衆の合意形成を行う
本書は「プロパガンダ手法をプロパガンダする」目的で書かれている
PRのポイント
1.目的の明確化
2.徹底した調査
3.目標の修正
4.戦略の立案
5.テーマ、シンボル、宣伝文句の決定 ※テロとの戦いにおける崩壊するWTCビルなど
6.戦略実行のための第三者組織の立ち上げ ※ネオコンによるNPACなど
7.タイミングとやり方
8.プランの実行
80年前のものであるが、現在においもそのプロパガンダ手法はなんら色あせていない
本書はいわゆるメデゥア・リテラシーが云々という甘っちょろい話ではない
メディアを動かしているのは誰で、そのメカニズムはどうなっており、
最終的に誰の利益を代弁しているのか考えることが肝要
632 :
ネオ玄米茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/12/26(金) 22:54:41 ID:OWRxh+sL0
633 :
名前は誰も知らない:2008/12/27(土) 18:36:40 ID:k7x/zSHsO
吉本隆明「日本近代文学の名作」は良かった。
文学に少しでも関心があれば誰が手に取っても損はないだろう、
というくらい読者が広く想定されている。
そして、コアな吉本読者を満足させる「ブシ」もちゃんとある。
目次を見ると「おっ!?」と声を出してしまうような、吉本が扱う作家としては意外な名前も。
各ブロック短く区切られていてスルスル頭に入り
中身を覚えられるので、「知ったかぶり」をするにも使える。(などと書くと怒られそうだな)
100点
634 :
名前は誰も知らない:2008/12/27(土) 19:45:35 ID:k7x/zSHsO
吉本隆明「貧困と思想」
最初の章で蟹工船ブームについて語られている。
この章に「今の文学は私小説的なものが衰えて、葛西善蔵なんかはもう圏外にある」
とある。
葛西が圏内な現役作家は町田とか車谷とかかなり限られるよな。
このブームを契機に出てくるだろうか。
「『蟹工船』の後に手にとるなら中野重治」とある。
無頼派について語られた章で、
今のネットの文体と太宰の類似性について
「落語を本格的に身に付けてた」。
要は自意識と自意識に対する自意識、「一人ボケツッコミ思考」なんだな。
太宰は今も自意識のモデルなんだな。
635 :
名前は誰も知らない:2008/12/29(月) 01:15:04 ID:g1fj3CiK0
見田宗介「まなざしの地獄」を読み始めてみたがなかなか興味深い
それにしてもN・N…
636 :
名前は誰も知らない:2008/12/29(月) 02:23:00 ID:VGOb7ujoO
中原昌也が解説だったから吉村萬一という人の本を読んだが、あんまりよく分からなかった。
「文学を読めば時代が分かるということがなくなった。現実見たほうが分かる」と吉本隆明が言ってたが、
確かに古川日出男とか読んでもよく分からない。
阿部和重がいちばん情報的な感じがする。
阿部についてのレビューとか批評はデビュー当時からよく読んでいたが、
全体的にみんな逃げ腰なんだよな。
「評論家は、作家よりも頭が悪いと思われることを恐れる」
と誰かが言ってた。
阿部について語るのはみんな恐いのかな。
637 :
名前は誰も知らない:2008/12/29(月) 02:30:40 ID:VGOb7ujoO
今年読んだ本の中では立川談春「赤めだか」がいちばん良かった。
「笑いあり涙あり」とか言うと安っぽくてダサいが、
どのエピソードも強烈に印象に残る。
重松だったかが「坊っちゃん」に似てると指摘した文体は記憶に残りやすく、
後からふとした時に思い出して味わうことができる。
どうも評判を聞いていると、落語家という職業にあまり興味がない人も買っているようだ。
純粋に文章作品として優れてるから、興味なくても読めるんだな。
大した読書家じゃない俺だけど
太宰の「女生徒」「駆け込み訴え」
三島の「不道徳教育講座」
宮沢賢治の「ビジテリアン大祭」
五木寛之の「風に吹かれて」「生きるヒント」「大河の一滴」
とかが好きだ
白川静「孔子伝」
頭の悪いオレには理解しきれない部分も多いが
この人の文章の巧さと研究者として神だろうとの想像はできた
大菩薩峠、全41巻、なんとか今年のうちに読み終えた。
つかれたー_| ̄|○
全巻読破とはすごいな
おつ、そしてオメ
自分には読破の可能性が無いであろう作品なので、レビューでもあると嬉しい。
次は徳川家康でもいこうじゃないか。
643 :
名前は誰も知らない:2008/12/31(水) 09:43:00 ID:GWJTrt4vO
芥川はたいした作家じゃないような気がするが、
インテリの小説を読めて良かった。
漱石はいちばんいろいろと語られてるので、知っておくと便利で良かった。
太宰は、俺と組んでとM1に出たら結構いい線行けそうな感じで良かった。
宮沢賢治は科学なんかも入ってて良かった。
志賀はかんしゃく持ちで良かった。
石川淳はくだらないことを意味ありげに書いてて良かった。
オダサクは無頼派だが単純にエンターテイメントとして面白くて良かった。
川端はくだらないことを繊細に書いてて良かった。
実篤は馬鹿を隠さないところが良かった。
644 :
名前は誰も知らない:2008/12/31(水) 09:59:21 ID:GWJTrt4vO
向田邦子はエッセイの打率が高くて絶対損をしないから良かった。
永井龍男は、自分が田舎者なのが恥ずかしくなるような「鎌倉的な洗練された文体」で良かった。
色川武大は、視野の範囲に敗北者しか入らないアウトローで良かった。
野坂は焼跡闇市派で良かった。
吉行は、読んでて性的な作風に興奮してしまっも「これは文学だからエロではないんだ」と
自己正当化できる使い勝手の良さが良かった。
富岡多恵子は単純に技術的にかなり優れているので、
外れがなくて良かった。
645 :
名前は誰も知らない:2008/12/31(水) 10:09:53 ID:GWJTrt4vO
ドストエフスキーはドタバタ喜劇みたいで良かった。
セリーヌは呪われたコントみたいで良かった。
ブコウスキーは視野の範囲が酒と女と競馬しかなくて良かった。
ヘミングウェイは男臭くて良かった。
ヘンリー・ミラーは奔放な比喩に馬力があって良かった。
カミュはビートたけしが「大学生はモテたかったら読め」と言ってたから大学生のとき読んだが、読んでもモテないことが分かって良かった。
サルトルは一応実存主義を知ったかぶれるくらいには分かったから良かった。
ゾラは自然主義文学というのがよく分からないが「居酒屋」は良かった。
646 :
名前は誰も知らない:2008/12/31(水) 10:23:44 ID:GWJTrt4vO
町田康は、書いてることはくだらないが、
思考の対象が日常の細かなところ、
些事、雑事にしか向かわないところに共感できるのと、落語の影響があるのが良かった。
川上弘美は言葉の選択の仕方と会話の微妙なニュアンスが楽しめて良かった。
笙野頼子は自分が女だったらこんなことばっか考えて
引きこもるんだろうな、と思わせてくれて良かった。
絲山秋子はとにかく面白いので良かった。
中原昌也は映画の影響が強くて良かった。
柳美里は緊張感があって良かった。
よし、文学ごっこ終わり!
これから哲学とコメディーに向かう。
安部公房は?
648 :
名前は誰も知らない:2008/12/31(水) 10:42:29 ID:GWJTrt4vO
ああ、忘れてた。葛西善蔵は「あんた小説書いてる場合じゃねえだろ」とツッコミたくなるような生活をしながら書いてて良かった。
嘉村磯多は「私小説の極北」と言われる作風は葛西善蔵と同類で良かった。
車谷長吉はこの系譜なので良かった。
近松秋江は情痴文学と言われてて、
周囲から「最低の人間」と言われながら書いてて良かった。
梶井基次郎はストーリーよりも肌触りが後に強く残るのと、
この見た目でこんな繊細な小説書いてんのかよ、と思わせる顔立ちが良かった。
永井荷風は文学史上最強の「中二病」で良かった。
終わり!
649 :
名前は誰も知らない:2008/12/31(水) 10:48:01 ID:GWJTrt4vO
>>647 理数系の思考が強いのにシュルレアリスム的なのが良かった。
650 :
名前は誰も知らない:2008/12/31(水) 11:22:30 ID:GWJTrt4vO
もうちょっと書くか…
吉本ばななは素直な書き方をするので特に嫌味がなく、若者言葉で言うところの「フツーにいい」といったところでフツーに良かった。
筒井康隆は何をやっても芸達者で良かった。
リリー・フランキーは深夜のお笑いラジオを楽しみに生きてた俺としては、そんなノリを楽しめて良かった。
久世光彦は読んでると贅沢な気分になるので良かった。
江戸川乱歩は内気な恋愛小説が良かった。
内田百 は狙いなのか天然なのか分からないボケをかますので良かった。
寺山修司は田舎モンなりのカッコつけかたを極めていて良かった。
651 :
名前は誰も知らない:2008/12/31(水) 12:47:20 ID:5CZmxecCO
孤男なら乙一読むよな
652 :
名前は誰も知らない:2008/12/31(水) 12:49:44 ID:S4N6n/cxO
乙一読むよ!携帯もってない話とか良いよね。
ジョジョ四部の小説書いてたよね
まだ読んでないや
>>639 儒教‐ルサンチマンの宗教 (平凡社新書、浅野 裕一)
儒教ってルサンチマンの宗教だったのか!
これは意外。
自分にとって儒学者のイメージは、冷静沈着、温厚篤実な老紳士。
読んでみようかな?
「ピーク・オイルパニック」ジェレミー・レゲット
ピークオイル問題を地球温暖化問題と併せて現状分析を行い、解決策を探る
・ピーク・オイルとは?
油田は埋蔵量のある程度は採掘してしまうと単位時間当たりの生産量は減り始める(ハバート曲線)
この生産の最大点をピークオイルという
・ピークオイルは2000〜2010年に迎えたとする意見多し
・また、産油国各国の石油確認埋蔵量は過大に見積もられている可能性が高い
・非在来型石油(タールサンド、オイルシェール)等は既存の石油の代替エネルギ-とはなり得ない
← 採掘コストが高い(莫大な天然ガス、淡水を消費)
・ピークオイル問題を避けようとすると地球温暖化問題に捕まる
→地球温暖化自体、科学的にマユツバ・・・
・ピークオイル問題を解決するには自然エネルギーを最大限に活用することで克服可能(太陽電池、風力発電etc..)
→著者自身が自然エネルギーの会社の代表を務めているため割り引いて話を聞く必要(ポジショントーク)
657 :
名前は誰も知らない:2009/01/03(土) 17:52:41 ID:98g774/A0
難しいことはいいからw
ラブクラフトっておもしろいね
アホなことに、アニヲタやラノベ好きが読むもんだろって勘違いしてた
659 :
名前は誰も知らない:2009/01/03(土) 20:32:59 ID:lPrj1jgV0
そりゃ不幸な誤解だ
ボルヘスもラヴクラフティアンだったんだぜ
660 :
名前は誰も知らない:2009/01/03(土) 20:34:33 ID:WXNNSs8U0
大勝軒のオヤジが書いた本を読んでみようかと考えている。
ちなみに、そのラーメンを一度も喰ったことはない。
「悼む人」天童荒太
久々に小説を読んだ気がする
終盤の視点がやや好みではないけれど、悼む人についての様々な問答が興味をそそる
読み初めとしては、今年はたくさん読むぞという気を起こしてくれる良い一冊だった
662 :
ネオプーアル茶 ◆DuCKQjrhEY :2009/01/03(土) 22:20:59 ID:YWzFPn8Y0
夢野久作
江戸川乱歩
香山滋
中井英夫
小酒井不木
梶井基次郎
ニーチェ
年末年始に読んだ作家
芥川賞
鹿島田真希「女の庭」(文芸秋号)
墨谷渉「潰玉(かいぎょく)」(文学界12月号)
田中慎弥「神様のいない日本シリーズ」(同10月号)
津村記久子「ポトスライムの舟」(群像11月号)
山崎ナオコーラ「手」(文学界12月号)
吉原清隆「不正な処理」(すばる12月号)
直木賞は恩田陸「きのうの世界」(講談社)
北重人「汐(しお)のなごり」(徳間書店)
天童荒太「悼む人」(文芸春秋)
葉室麟(りん)「いのちなりけり」(同)
道尾秀介「カラスの親指」(講談社)
山本兼一「利休にたずねよ」(PHP研究所)
664 :
名前は誰も知らない:2009/01/04(日) 22:40:15 ID:7xzpIQ6r0
芥川は鹿島田か田中がくる
直木はわからん
665 :
ネオプーアル茶 ◆DuCKQjrhEY :2009/01/04(日) 23:11:24 ID:/NsDExNP0
「ドグラ・マグラ」は純文学且つ大衆文学ってことになるのかな?
666 :
名前は誰も知らない:2009/01/05(月) 00:01:36 ID:LrCHXrJ9O
前に書いた春日武彦の「不気味な〜」を読んだ。
前に書いた通り、小説と自分の体験を併せた「評論」とも「エッセイ」とも言えるし言えないとも言える内容。
著者の若い頃の個人的エピソードは俺の感性に馴染む。
極度の運動音痴とドアーズファンと「げんなり」が口癖との3点で、
かなり自分向きの書き手という気はずっとしていたが…
落ち着いたトーンなので読みやすいと思う。
今年はバタイユ、澁澤龍彦あたりに手を出したい
668 :
ネオ黒豆茶 ◆DuCKQjrhEY :2009/01/05(月) 09:46:25 ID:vPhjm+ee0
久生十蘭全集が新たに刊行されている
この調子で小酒井不木、大下宇陀児、蘭郁二郎あたりも頼みます
浅田次郎の「地下鉄に乗って」を読んだが
すごいよかったな、親子関係とかを改めて感じた一作だった。
670 :
名前は誰も知らない:2009/01/05(月) 16:10:51 ID:MBU/+0do0
>>660 わらった。
食ったら読みたくなくなるかもよ。
あの親父。弟子入り申し込まれて、断らないらしいね。
一週間程度修行して開業した連中が、評判落としてると思う。
上手いところと不味いところの差も大きい、大勝件は。
自分は、池波正太郎でも読んでみるよ。
仕掛け人シリーズ。
芥川賞受賞作は読書感想文は最高に書きづらいが気楽に読む分には楽しい
今んとこハズレがない
でも今wikiで過去の受賞作確認したらまだ20%くらいしか読んでないや
673 :
ネオ黒豆茶 ◆DuCKQjrhEY :2009/01/05(月) 23:44:13 ID:VILmIn1D0
674 :
名前は誰も知らない:2009/01/06(火) 08:05:44 ID:0VyD/UicO
文学なんて何一つ役に立たないなんて分かりきってるのに、
懲りずに三浦雅士の脳に飛び込んでしまった。
車谷長吉「女塚」の解説「独り相撲の論理」が面白かったのだ。
>>591に教えてもらった春日さんの『幸福論』読んでるが、これは確かにいいなw
エピソードや著者のものの見方も面白くて、良質な短編集を読んでるようでもある
この中に出てきた、遊園地の、円筒形の回転するアトラクションてのが非常に気になる
客が数人入ると係員がスイッチを入れ、遠心力で客が壁に張り付くわけだが、その間徐々に床が沈んでいくという
見知らぬ人と向かい合って照れくさいまま壁に張り付いて回転するという絵がとても見てみたいんだが、
これ結局なんていう遊具なんだろうな
流行りを押さえようと思って
東野圭吾の流星の絆を読んでみた
登場人物がみんなキャラ立ちしてて
なかなかおもしろかった
静奈の「だから惚れてないって」がちょっと笑えた
江戸川乱歩の「黒蜥蜴」を読んだ。
言い回しとか雰囲気は、さすがに「戦前」だった。
向井敏の文章読本を読んだ。
細かい部分については時々「?」と思うが、彼の主張は小気味良い。
世間でどれだけ名文とあがめられているものでも、自分がつまらない文章だと思ったら容赦しない。
「こんなにはっきりと物を言う人がいたのか!」とびっくりした。
セシリア・アハーンの「P.S.アイラヴユー」を読んだ
夫を亡くした女性の再生と人生の再出発を優しく丁寧に描いていく
周りの人たちにきちんと役割を与えている点が好感度大
また物語がスタートした時点ですでに亡くなっている
夫ジェリーにも温かな存在感を与えている点も評価すべき
死んだ夫を死してなお愛し続けるホリー
自分の死後も生きていくであろう妻のために手紙を残すジェリー
涙を禁じえない場面が何度もあった
少しづつジェリーを過去に変えていくホリーに思わず声援を送りたくなる
個人的にはお兄さんのキャラが物語に奥行きを持たせていて良かった
これは作者の1作目の小説ということがまず驚きだ
20歳そこそこの女性がここまでの話を書けるとは特筆に値する
あげるとすれば
ラスト10ページで物語をささっとまとめてしまった感じがあるのがやや難点と言えば難点
それまでゆっくり時間をかけていたのが何だったのかと思えるダッシュぶり
それでも、死の床にいる夫が妻のために10通の手紙を残すなんていい話だと思う
映画はDVDになったら絶対に見ようと思う
680 :
名前は誰も知らない:2009/01/10(土) 01:22:33 ID:MldPY4Ug0
マルキド・サドってどうなの?買おうか迷ってるんだけど…
このスレ見て結構面白そうだとおもって本屋行くんだけど大抵置いてない。
数十万冊もあるようなメガ書店でも無いものが多い。ちょっと古めの物とか外国物とか。
注文するしかないか。パラパラと立ち読みした上で買いたいんだが本当は。
サタンのシナゴーク / アンドリュー・ヒッチコック
これでもかというくらいのユダヤ人に対する罵詈雑言
よくこんな本を出版できたなと思う
サドは前に1冊だけ読んだ
エロ・グロの描写は意外におとなしいが、エロ・グロが行われそうな
シチュエーションの描写はなかなか
想像力が掻き立てられる
でもエロさは期待できない
バタイユの眼球譚は文学性が俺にはまったく理解できず、ただのエロ小説だった
今までで一番エロかったのは中公文庫、ピエール・モリオン著、生田耕作訳
「閉ざされた城の中で語る英吉利人」で、電車の中で読むのがためらわれるエロ小説だった
私はサドの小説の主だったものは読んだし、評伝や書簡集まで買ってしまった
ところで、本屋に行くと、海外作家の本棚は一つだけしかなくて、残りは全て日本人作家の本棚だったりする
私は海外作家しか読まないので困る
685 :
名前は誰も知らない:2009/01/10(土) 18:33:49 ID:sVN92LhRO
>>675 そうそう、春日さんはエッセイも語り口が「小説」なんだよな。
最近小説も出したようだが(俺は未読)小説家としても活躍してほしい。
サドは痛快だがエログロ妄想がいきすぎ。描写はあっさりだが発想が子供かよっていう感じの暴走ぶり。
マゾッホは情景描写がとても美しかった。意外とマゾではない
バタイユは単にエロすぎる。
ナボコフが小説として一番面白かった。
澁澤龍彦のエッセイがすき。少女コレクション序説とかいいよね。
綿矢りさ 「蹴りたい背中」
これは凄い!本当に凄い!
何が凄いってこの小説、何も事件が起きないのだ
事件らしい事件もないまま
アウトローな女子高校生の日常が淡々と描かれていく、それだけなのだ
でも、高校生活なんてそんなものである
普段の生活では何も起きないのだ
ドラマらしいドラマなんて起きないのが現実なのだ
この小説のリアルさはそこにある
一歩間違えたら女子高生のつまんないブログかケータイ小説みたいになってしまうところだが
これが絶妙なバランスでおもしろい
登場人物も3人だけ(ハツ・にな川・絹代)なのも凄い
小さな世界を小さいまま始めて終わらせる綱渡りみたいなスリリングな小説
10代の少年少女を丹念に丁寧に描けたのはきっと
著者が10代だったからこそだと思う
スーパータイムリーな小説
もしも2、3年遅く書き始めてたらきっと違う小説になってたんじゃないかな
そりゃ芥川賞取るわな
688 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2009/01/10(土) 23:13:19 ID:nJTraFRi0
梶井基次郎にだってそんな作品あるよ
ラッセル幸福論面白かった。
俺も超越するわ。
>>685 あの「小説」感が何に起因してるんだろうと思ってたんだけど、
論文書くときの症例報告の手際にすごく似てるんじゃないかということでとりあえず膝を打った
出版したという小説も読んでみたいね
どんなスタイルで書くのがとても興味深い
バタイユの眼球譚ってエロ小説なの?
なんか想像してたのと違うな
>>687 綿矢は俺も好きだがあんま絶賛しないでくれw 薄っぺらく感じちゃうんでなw
「インストール」も読んだが生々しさもあって面白かったな。いい個性してる。
綿矢りさは俺も好き
3作目がひどい出来だったのが残念でならない
「ぬれた」しか憶えてない。
綿矢りさは孤男を冷やかしの目で見て観察してそうだから嫌いだ
696 :
名前は誰も知らない:2009/01/11(日) 15:33:40 ID:qu0RdDKd0
「芋虫」江戸川乱歩
手足が無く、耳も聞こえない男が、妻に陵辱さる話。
読後の後味の悪さが、今も消えない。
>>696 それ、俺も読んだ事ある
今でもトラウマになってる
人間椅子とかだったら最後はジョークで落としてるから良いけど
芋虫はマジでヤバい
ユルス
これをどう解釈したらいいか?
699 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2009/01/12(月) 02:28:09 ID:MXO9vREZ0
「芋虫」は良い作品だね
個人的には「D坂」みたいな本格作品よりもこういうやつのほうが好き
700 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2009/01/12(月) 02:33:42 ID:MXO9vREZ0
正月に久作の乱歩評を目にする機会があったんだけど、
自分と似てて少し驚いた
そういえば乱歩の作品で、タイトルは忘れたけど
鏡マニアの男が、内部が鏡張りになってる球体の中に入って
そこであまりにも恐ろしいものを見たせいで
発狂してしまった作品があったけど
前にTVで、それと同じ実験をやってたから興味深く観たけど
別にどうって事ない映像だったからガッカリした
702 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2009/01/12(月) 02:39:51 ID:MXO9vREZ0
鏡地獄だね
同じ様にマニアックな性癖を扱った作家、蘭郁次郎の全集が出ることを期待してる
三一書房には頑張って貰いたい
この前、母親の本棚にある本をいくつか読んでみたら
阿刀田高と、笹沢佐保のが面白かった
今日古本屋で京極夏彦の「覘き小平次」を数ページだけ立ち読みしたら、結構面白そうだった
コテハンのどっちが集団ストーカーの被害者(笑)なんだっけ?
コテハン超うざいんだけど
>>706 あんまり言うと集団ストーカー扱いされるよ
弧男なら西村寿行じゃないか?
ワンパターンじゃない?
とりあえず女犯しとけみたいな…
710 :
名前は誰も知らない:2009/01/13(火) 06:14:33 ID:Pdp9w5YnO
前に挙げた春日武彦、
売れっ子内田樹との対談本があったが
あれで知名度が上がるだろうか…
興味を持った人には「幸福論」を大プッシュしたい。
押し付けがましいポジティブな本ではなく、
「幸福」が何なのか分からなくなる、
「幸福」という言葉の意味が溶け出すような経験ができると思う。
「幸福論」を読んで、春日武彦が現役の物書きの中でも指折りの人物だということを確信した。
「無意味なものと不気味なもの」も俺の期待を裏切らなかった。
711 :
名前は誰も知らない:2009/01/13(火) 06:24:12 ID:n24ut0JkO
>>710 春日武彦と内田タツルの対談本を読んだけど(タイトルは、なんちゃらに健全な魂は宿るだったか?)、イマイチ。てか、対談本は馴れ合いが多く、ハズレが多いと感じる。
幸福論より中島義道の「不幸論」の方が、孤男にはしっくりくるかも。
712 :
名前は誰も知らない:2009/01/13(火) 06:34:06 ID:Pdp9w5YnO
最近文庫化された吉本隆明「詩の力」
戦後の現代詩を主軸に読解。
前に「日本近代文学〜」について書いたが、これについても言うことは変わらない。
俵万智の「職業的な自意識が言葉の上に現れていない」作品に触れて
「人間としての人格的な理想」とする著者だから書ける、
詩というものについて興味がある人間なら
誰が手にとっても損はないだろうという内容になってる。
谷川俊太郎、鮎川信夫といったお馴染み名前だけでなく、
歌謡曲の歌詞などにも触れている。
713 :
名前は誰も知らない:2009/01/13(火) 06:41:06 ID:Pdp9w5YnO
>>711 もう1冊対談本出てるけど、そっちは春日さんは
ほとんど聞き役でがっかりした。
中島義道「不幸論」も良かったが「ぐれる」はもっと良かった。
「作家のぐれかた分類」は笑わせてもらった。
あの分類、2割くらい首を捻るところがあったが、
大体は納得した。
714 :
名前は誰も知らない:2009/01/13(火) 07:50:22 ID:ftIQN9uuO
春日が列挙した幸福はどうも春樹臭がしたんだが、俺だけ?
716 :
名前は誰も知らない:2009/01/13(火) 21:40:23 ID:Q7EM7JVh0
弧男ならコレおすすめって本おしえてくらはい
諏訪哲史「アサッテの人」
芥川賞にしては面白い!
誰もいないエレベーターの中、
両手を上げてチューリップの形の真似をする男に共感した。
>>716 ロレンゾ・カルカテラ「スリーパーズ」
あの輝くような少年の日々。人生は何と残酷なのか。
俄然おもしろくなるのが復讐劇の始まる第三部から。
読むのが面倒なら映画版をどうぞ。
弧男とは関係は無い気もするけど、好きだよ。
「僕には数字が風景に見える」
アスペルガー+サヴァン症候群+ゲイの著者の自伝
この人の数学や語学の能力は本当にものすごくて
円周率を2万桁まで覚えたり、1週間で外国語をマスターしたり
発達障害ゆえに対人関係に苦労することが多い幼少の頃
やがて信頼できるパートナーを得て、自身の能力を活用し、立派な成人に成長する
この手の話を読むとどうしても特別な才能に恵まれなかったただの発達障害者に思いを馳せてしまう
まあどうにもならない問題ではあるんだが
ジョン・ファウルズのコレクターもかなりのものだよな。
出版社/著者からの内容紹介
網で捕った蝶を殺し、虫ピンで止めて飾って眺めるのを生き甲斐にしていた孤独な青年が、
ある日それを美しい女に試みようと思い立ち娘を誘拐する……
一面、警察の調書のように非個性的でありながら、
表現力豊かな文体で描かれたサスペンス小説の傑作。
わが国でも公開された米映画の原作。
724 :
名前は誰も知らない:2009/01/14(水) 19:08:07 ID:tHN+qE9/0
>>723 ファウルズは「魔術師」も凄い傑作だよ
ただし、・・・・どういうことだったの?という感想で俺の頭の中がいっぱいではあったが、
それでも打ちのめされた。
725 :
名前は誰も知らない:2009/01/14(水) 22:31:12 ID:dgXZ+EfVO
夏の扉読んで見ようかな。ぬこ出てくるし。
絵本だけど自殺うさぎ読んだ
オレも自殺しようと思ってるから、いろいろ考えさせられた
しかもうさぎかわいかった
727 :
名前は誰も知らない:2009/01/14(水) 23:59:56 ID:WezYbzv70
チェーホフの「中二階のある家」
いいよね
中二病乙
729 :
名前は誰も知らない:2009/01/15(木) 02:13:04 ID:jujFzfcd0
>>727 ニコルソン・ベイカーの「中二階」もいいよ
730 :
名前は誰も知らない:2009/01/15(木) 03:08:48 ID:4oHKGxSwO
ミル自由論 神
カール・シュミットの政治神学買って来た
古本屋で安く手に入るとうれしいな
ファウルズが好きな同志がいたとはうれしいね。
漏れも「魔術師」と「コレクター」読みますたよ。特に「魔術師」は自分の
中では「百年の孤独」や「カラマーゾフの兄弟」と並んでベストに入る。
でも、ファウルズのほかの作品はなかなか手に入らない。この前、どうにか
「マゴット」は手に入れた。
733 :
716:2009/01/15(木) 18:33:52 ID:tEPZbMsr0
どうも。テスト終わったら借りたり買ったりします。
なんかこう、孤男だと読んでて辛いモン(幸せな家族とか友情を描いたもの)は読んでて苦しくなるから
出来るだけ手を付けたくないのよね…。
幸福論が結構読まれてるみたいだけれど努力論も推してみる。
ブコウスキーのくそったれ少年時代は良すぎる
735 :
名前は誰も知らない:2009/01/15(木) 20:21:39 ID:jujFzfcd0
ブコウスキーは長編は全部傑作だな
736 :
名前は誰も知らない:2009/01/15(木) 21:21:20 ID:O+1x4RRVO
俺は短編もぐたぐただけど好きだぜ
食肉工場で働く話とか
737 :
名前は誰も知らない:2009/01/15(木) 21:35:46 ID:jujFzfcd0
>>732 コレクターは魔術師より断然わかりやすいしそれでいて幾重にも奥行きがあってよかったよね
いくらでも深読みできる
星島容姿者とか、時期的に思い出しちゃうけど・・・
フランス軍中尉の女もマゴットも読みたいな
>>675 遅レスだけどそれらしき遊具が
トリュフォーの「大人は判ってくれない」っていう映画にでてきた。
夏への扉読んだけどよかった。信用とか希望とか俺には縁ない事だけどいいなって思った。
>>740 やっとどういう物か分かった。面白そうじゃん。
床が遠のく不安感と見知らぬ人と向かい合う罰の悪さの融合www すごいとこ狙ってきた遊具だw
742 :
名前は誰も知らない:2009/01/16(金) 10:36:33 ID:+VhJ3W+nO
「SIGHT」という雑誌に高橋源一郎が出ていたので読んでみた。
俺が密かに書いていた文学論(と言えるようなものではないが)の
「町田康と中原昌也の自意識は現代に居場所があるか」
の章を粗雑に、饒舌に源一郎が語ってくれていた。
やられた。
「車谷長吉は誰と対話しているのか」の章は三浦雅士に先を越された…
自分が考えてることなんて、誰でも考えるようなことなのだ。
いつもそうだ。
その度げんなりする。
そんなことはさておき、今年は太宰生誕百年。
太宰とセットで西の無頼、織田作にスポットが当たると良いな。「道」は傑作。
743 :
名前は誰も知らない:2009/01/18(日) 02:44:23 ID:giVg9eab0
青の炎みたいな
犯罪者の主人公視点の小説でおすすめを教えてください。
あとこういうジャンルはなんというのでしょうか?
744 :
NEO戦車 ◆uJjKY28wMA :2009/01/18(日) 02:48:23 ID:CRmFRz2d0
ココナットの実
745 :
NEO戦車 ◆uJjKY28wMA :2009/01/18(日) 02:49:38 ID:CRmFRz2d0
「犯罪小説」か「探偵小説」だね
746 :
名前は誰も知らない:2009/01/18(日) 11:19:53 ID:X32bfni+O
中島敦の「かめれおん日記」。
無気力な教師がうじうじと内省ばかりしている様が、自分の分身みたいだった。
「ペリリュー・沖縄戦記」を読む。
今度スピルバーグ、トムハンクスが総指揮で実写化。
最高
748 :
名前は誰も知らない:2009/01/18(日) 21:12:57 ID:6DhEmQxl0
ケータイ小説の野いちごで
「涙の終りに」を読んでます。
かなり昔の話しみたいだけど私も過去に
同じように彼女に振り回された経験があった。
私の場合はお金もかなり使った。
ブランド物のバックが欲しいといえばお金貯めて
買ってあげたり。
挙げ句の果ては浮気されて妊娠した。
それを私の子だと装って中絶費用を出させた。
その後も色々あって別れたら、彼女ほうから
会いたい言われ、なんとなく関係を持ってしまった。
そしたら又妊娠したと言って中絶費用と言われ
お金を渡すとふられた。
そして又彼女の方から声を掛けてきて
関係を持つと妊娠と言われ、さすがにどこの病院なの?
私も行くというと逆ギレされ音信不通になった。
結局ずっとダマされていたんだけど、
あの時は自分がダマされているとは思ってもなかった。
何故かあのケータイ小説を読むとそんな昔を思い出します。
749 :
名前は誰も知らない:2009/01/18(日) 21:18:36 ID:DdZIpKjYO
>>748 そのケータイ小説のあらすじなのかと思って読んでたら・・・実話なのかよw
752 :
名前は誰も知らない:2009/01/19(月) 08:03:55 ID:Lj7Ch1weO
>>743 『罪と罰』は犯罪小説の古典。意外と読みやすい。
中田英寿の本オススメ
彼も孤男的な部分あったし、読んでて共感できることが多い
ポールオースターのナショナルストーリープロジェクトいいね
映画のスモーク好きなやつは読んだほうがいい
スモークはあのさりげなさがなんとも言えず良かったな。見つけたら読んでみよう。
とらドラ読んでるわ
久しぶりに読む本がラノベだなんて…
本で考え方とか学ぶのもいいんだけど、
歴史とか勉強できるのがいいな
歴史モノか 時代モノか
沼正三の禁じられた青春とか
758 :
名前は誰も知らない:2009/01/21(水) 19:43:25 ID:wB1LjFfPO
司馬遼太郎はどうだらう?娯楽歴史小説
携帯厨になってから読書に集中できなくなってしまった
これはいかんね
>>758 司馬は娯楽小説だよ。
でも歴史の知識がつくから、教養を身につけるにはいいんでないかい?
翔ぶが如くなんか面白いな
歴史的な正確性は知らんが
辻原登の翔べ麒麟は面白かった
763 :
名前は誰も知らない:2009/01/23(金) 10:12:56 ID:wnbISVsPO
小説を大量に読んだ。
俺みたいな人間はいないことが分かった。
だいぶ探したが、もう諦めた。
特に少年期のエピソードであるが、
何故「将来の不安」とか「大人への反発」とか「友情」とか「恋愛」とか「童貞」とか
抽象的なことばかり皆考えてるのか…
不登校になってそうしたことを考えているなら分かるが、
そうしたことばかり考えながら、毎日学校へ行くのだ。
時間割があって、それをこなし続ける必要がある限りは、
こなす為の「技術論の連鎖」が思考の大半をしめることにならないか…?
自分が異常だったことが分かった。良かった。
学校の授業受けるのに技術も何もないだろ
765 :
名前は誰も知らない:2009/01/23(金) 15:36:53 ID:94u3kDkf0
>>763 小説じゃなくて哲学・社会学でも読めよ。
分業の起源とか教育の起源とか。
766 :
ネオ柚茶 ◆uJjKY28wMA :2009/01/23(金) 15:47:08 ID:Wix9uTlC0
大きなお世話
いずれ壁にぶつかるからほっとけばいいよ
多分この人はシングルタスクの人というか
一つのことだけでワーキングメモリがいっぱいになるんだ。
そういう脳のスペック。発達障害入ってそうだね。
わたし、男子校出身です 椿姫 彩菜
下世話な好奇心で読んでみたが
よかった。
ラストで母親から女としての息子を受け入れられる場面とか
素直にジーンときた
>>764 中学時代不登校だったけど学校行っときゃ良かったと思うよ
内申書の評価が全てだって今さら気付いた
点数上げるためにガリ勉の日々…も悪くないだろうな
>>763は単に選ぶ本を間違えてる
771 :
名前は誰も知らない:2009/01/25(日) 14:18:37 ID:hEQBa/X90
772 :
名前は誰も知らない:2009/01/25(日) 15:21:46 ID:ecESYe0JO
もう多分ここに書かないので、
至福の読書体験について最後に書かせてほしい。
中島義道「孤独な少年の部屋」の
「製図」というエッセイ。
少年期の「正確さ」への執念とパニックについて。
この人は俺の少年時代に俺の近くにいて、
創作の為に俺を観察していたのではないか、
と思った。
へなへなと力が抜けた。
虚飾も誇張もギャグも抜きで語りかけて(そんなことはしないが)
俺の言葉が通じる人間が一人いることを確認できた。
それだけで良かった。
このノスタルジィ・エッセイに、少年期に出会いたかった。
呼吸装置になってくれた。
773 :
名前は誰も知らない:2009/01/25(日) 15:23:08 ID:/w8m0EQIO
「てつがくこじんじゅぎょう」 鷲田清一・永江朗
各哲学者の象徴的・印象的なことばから入って、諸々の題材を哲学目線で分析する。
対談形式で読みやすい。
「齋藤孝のざっくり!日本史」 齋藤孝
日本史上の出来事がその後どうゆう影響を与えたのか、どういった部分が画期的なのか…
を分かりやすく解説してくれている。思わず人に話したくなる気持にさせられた。聞かせる相手いないけど。
「脳のなかの文学」 茂木健一郎
著者は脳科学者。最新の脳科学でも解明できない人間の持つクオリアとゆう概念。
その概念から文学・芸術を多様な例示を織り交ぜて論じる。
774 :
名前は誰も知らない:2009/01/25(日) 15:29:39 ID:ecESYe0JO
もう一つ、町田康のエッセイを読んだとき。
大学時代、ゴミの分別について考えていたら、
24時間全部それに使うことになった。
他人に相談すると「大雑把で良くね?」と言われるが、
大雑把にする為の線引きが必要になり、
どれをどの範囲に大雑把にするか考えると、
分類表が更に複雑化し、「大雑把にしようという意志が更にディテールを細かくし、
事態を複雑化させる」
というパラドックスに陥る。
何もする気がなくなった。涙がこぼれ落ちた。
町田康を読んだ。
彼はこのパラドックスを体験的に知っていた。
それだけで良かった。
775 :
名前は誰も知らない:2009/01/25(日) 15:36:31 ID:ecESYe0JO
>>773 「てつがく〜」の「関係」に性的なものを感じるという話を読んで、
リリー・フランキーが「芝居とかの関係者席って何となくエロいよね」
と言っていたのを思い出した。
どうでもいいけど、何となく書きたくなった。
町田康の告白読み終わった、積ん読は100冊を超えた
777 :
名前は誰も知らない:2009/01/25(日) 16:02:21 ID:aXRsmb42O
自意識が病気みたいな腫れあがっている俺にはトルストロイが聖書
778 :
名前は誰も知らない:2009/01/25(日) 18:22:49 ID:/w8m0EQIO
トルストロイ
チュルゲーネフ
プゥシキン
ゴロンチャロフ
フォークナー「八月の光」(新潮文庫)
長いし難解だけど、重苦しく殺伐とした雰囲気がとても良かった
ドストエフスキーの長編が好きな人ならはまるかも
アブサロムアブサロム
フォークナーはサンクチュアリだけ持ってるな
「八月の光」抜群にいいね。ハッピーエンドなんだよな。
フォークナーは一冊しか読んだことがない。他のも良い?
短編『熊』はよくわからなかった
ポールオースターのシティオブグラス読んだ
理解できなかったので評論も読んだ
疲れた
ショーペンハウアー『随感録』
いいなぁ。やっぱこの人頭いいわ。
『ブッダの真理の言葉 感興の言葉』
こっちもいい。珠玉の名言が並ぶ。
みんなさ、よく全集とかに付いてる白っぽくて半透明な破れやすい紙ってどうしてる?
古本だとボロボロになっちゃってて捨てるかそのままにしておくか迷うんだよね…
白菜と豚肉といっしょに炒めて食べてる
パラフィン紙な、全部パラグアイに送ってる
↑レス有難うございます邪魔くさかったんで捨てました。
ちなみに買ったのは谷崎潤一郎訳の源氏物語です。これから読みはじめます
ニーチェ『この人を見よ』
分かりやすかった。
794 :
名前は誰も知らない:2009/01/28(水) 18:42:48 ID:FuHeMeHGO
トルストイ 『光あるうちに光の中を歩め』 岩波文庫
>>788 その本知らなかったありがとう
文庫で欲しいとこだね
796 :
名前は誰も知らない:2009/01/28(水) 22:32:16 ID:Gd7YdkRs0
哲学書読むならやっぱりプラトン
『ゴルギアス』はソクラテス=プラトンの思想の基本が分かってよい
電気グルーヴの続・メロン牧場/電気グルーヴ
昔大好きでラジオとかよく聞いていた
あれから十数年・・・
相変わらずリア充だなと思った
普通、社会に出て長くいると角がとれて丸くなったりするんだろうが
紙面上の彼らは自分が高校生だった頃の彼らのまま
印象に残ったやりとりは
「夜中に外を歩いていて、人とすれ違ったりするとき緊張するじゃん。特にそいつがダサイ格好とかしているほど意識しちゃうよね。
例えば12年前くらいのリーボック履いているような。そういうのとすれ違うときほど怖く感じる」
「何で怖いと感じるのか?オシャレだったり、今時っぽいとこがあれば、それって楽しんでるってことじゃん?
世の中に接点があるってことでしょ?
それがないってことは、今の世の中をそいつは普通のやり方で楽しんでないわけじゃん。
じゃあ何か、別の病んだ楽しみを絶対持っているはずなわけじゃん。
それが怖いと思うんだよね」
こういう考えもってる彼ら(一般人?)が怖いと思った
そういう視点の狭さとか、異質な存在に恐怖するところは孤男として共感できる
「普通の楽しみ方」「病んだ楽しみ方」
この「普通」や「病んだ」という形容ってなんだろうな
誰しも自分を特別だと思いたいのだろう
この場合自分達を普通だと思って居るんだろう。
>>797 あからさまに怪しい格好や不潔な格好なら分かるが。
ただリーボック履いてるだけって。普通のシューズ履いてるだけじゃん。
こいつらすげー病んでないか?「普通」の奴ならそんなの気にも留めないだろ?
12年前のリーボックがわかるというのが異常。
比喩的な意味合いだろう
中学生のころからずっとかわらないファッション、程度の意味かと
くどいようだが、比喩の下手さが異常。
そうか?十分理解できるが
小学校からファッションの変わらなかった知り合い何人かいるし
小学校から足のサイズが同じというのが異常
どうでもいい事だが、
「12年前」という言葉、「1ダース年前」と書き改めたくなる。
> 別の病んだ楽しみ
アニメやエロゲのことですね。わかります。
811 :
名前は誰も知らない:2009/02/02(月) 02:59:37 ID:Xkz/45UpO
芝居を見るために町田康の「パンク侍」を読んだ。
時代小説だが、現代語が飛び交う。
作家志望の人が町田文体をよく真似するらしいが、
とてもよく分かる。
躁的にはしゃぐ部分はたまらなく自分もやってみたくなる。
町田康はいわゆる「パンクの人」からどう思われているのだろうか。
パンクの資質の一つに「自己を客観化することのできない精神性」
があるが、
町田は「自己客観性が強すぎるが故の社会不適合」という逆走をした。
俺は大喝采したのであるが…
で、山内圭哉脚本の芝居はいい具合に「テレビ的でない笑い」が起きていた。
町田康は好きなのだが、なぜ芥川賞を取ったのか、そこらへんの文学性とか
「自己を客観化」とか言われてもピンとこない
俺の中では、ちょっと変わった面白い文章を書く面白い兄ちゃん、という位置づけ
こんなこと言っておへどにされるのは勘弁な
人生経験が乏しいからか、感性が鈍いせいかわからないけど本格的な文学作品は大抵ピンとこないっす。
バタイユとかフォークナーとかイミフだった。
で、お勧めは喪や孤の定番だが、フランツ・カフカ。
何回読んでも頭がしびれるくらい引き込まれて「文学」って感じがする。
自己執着的な書き方が、孤や社会不適合者の素質に特有だと思う。
「椿姫」 アレクサンドル・デュマ・フィス
パリの高級娼婦マルグレットと若者弁護士アルマンとの恋の物語
なんか色々あって付き合い始めたんだけど、アルマンのお父さんが娼婦と付き合うな、家の名誉にかかわるって怒って
アルマンの将来のためにマルグレットは身を引いて
突然、一方的に分かれを切り出したマルグレットにアルマンは大激怒
また色々あって
最後にマルグレッテは肺炎で孤独に死んじゃう
後に別れの真相を知ったアルマン号泣って話
(´_ゝ`) フーン
昔読んだ「林檎の樹」ってのもフーンで終了だったな。
柳田國男
遠野物語・山の人生
横スレすんまそ
シリアスでダークなお勧め本ないですか?
ジョーカーゲーム
>>817 久坂部羊「廃用身」
まあ医療モノはシリアスになるのが常だけど、これはまた別の異様さがある。
821 :
名前は誰も知らない:2009/02/05(木) 22:30:18 ID:zTeY3Mc20
>>816 遠野物語は面白いよな。河童は岩手では赤いと知ったよ。
822 :
グッピー兵長【9日目】 ◆tHK1DO3ry2 :2009/02/05(木) 22:37:55 ID:Jk+N66MF0
伊坂幸太郎「チルドレン」
823 :
NEO戰車 ◆uJjKY28wMA :2009/02/05(木) 22:59:03 ID:zHz1TYjR0
826 :
名前は誰も知らない:2009/02/06(金) 13:19:05 ID:ISxkWroGO
出口宗一とか漢字本が売れてるらしい。
これは麻生効果だろうか…
漢検ブームが起きるかな。
827 :
名前は誰も知らない:2009/02/06(金) 13:42:26 ID:9h/UmAnkO
ラ・ロシュフコーってどう?
828 :
名前は誰も知らない:2009/02/06(金) 13:49:54 ID:+BOQK6StO
白夜行原作。
女の怖さ醜さがこれでもかと描かれているシリアスな一冊
>>827 俺の崇拝するストア哲学をボロクソにけなしているというが
夜は短し恋せよ乙女の文庫版が出てたから買ってきた
重松清「卒業」
834 :
名前は誰も知らない:2009/02/07(土) 13:15:45 ID:twuyGhUK0
不思議の国の論理学 流し読みもできねぇ
836 :
名前は誰も知らない:2009/02/07(土) 15:26:16 ID:vN7QKmuf0
ジョージ・オーウェルの「動物農場」と「1984年」
>>830 孤男だったら同著者の「四時半神話体系」お勧め
なんで時刻なんだよ
ツァラトゥストラを読んでみたけど、かなり孤高な本だな。驚いた。
たとえばこんなことが書いてある。
わが友よ!のがれなさい、あなたの孤独の中へ。
あなたは、このちっぽけな、みじめな者どもに、あまりに近づいて生きてきた。
目に見えぬかれらの復讐からのがれなさい!
俺は最後の人間についてのくだりが印象に残っているな。
ツァラトゥストラは何度読み返してもためになる。
ツラトストラは高校んとき読んで挫折したな
思えば新○文庫の訳がひどかったような
少し前に『ニーチェ ツァラトゥストラの謎』をとりあえず読んだが
あんまり頭に入ってない
本棚にねかせてそのうち読むだろう本、に認定されてる
僕は高校のとき読みきったけど全然覚えてない
843 :
名前は誰も知らない:2009/02/07(土) 21:57:34 ID:q3vRY9sOO
↑わざわざ伏せ字にしなくても大丈夫ですよ。
銭ゲバの原作面白いズラ
新潮のは訳が古いからね。
でも、「ツァラトゥストラはこう言った」じゃどうもシマらない。
「ツァラトゥストラかく語りき」がしっくりくる。
ゼノサーガepisodeVツァラトゥストラはかく語りき
『粘膜人間』
髑髏(どくろ)のくだり最高
ざっと眺めてみたけれど
やはりというか、だいたい似たような本を好きになるんだなw
ここ数年に読んだ内でお薦めしたいような本を挙げると
『タタール人の砂漠』と『退屈の小さな哲学』かな
たぶん過去に挙がってるだろうけど
前者は人生の寓意としてこの類の幻想文学では最高の傑作だと思ってる
たぶん若いときに読んでたらその含蓄を十分に味わえなかっただろうな
後者はここ最近の哲学関連書においてもっとも偉大な本だと評価してる
現代(いま)は退屈の世紀だと、この本が世界に注目されたことで証明してるよ
含蓄じゃないな
別に語られてる内容は深くなくて若くても理解できる代物だが
なんというか
若い頃にはないという経験の差が、その味わいの感傷を濃くするといったふうな
>>847 俺ブッツァーティに興味あるんだけど、どんな感じ?
850 :
名前は誰も知らない:2009/02/08(日) 02:14:17 ID:8O1Sb6LtO
みんなどれくらいで一冊読み終わる?
俺は記憶力・理解力がない、言葉を知らな過ぎる…のが原因で、一冊8時間ぐらいかかる…。
趣味である読者が億劫に感じる…。
活字に拒否反応を起こす時もある…。
851 :
名前は誰も知らない:2009/02/08(日) 03:40:18 ID:Ux5wWszb0
>>850 ライトノベルなら、1時間で流し読み。
新書なら、3時間。
専門書は、10時間ぐらいかな・・・
俺も記憶力が無いし、一文読んだら前の文を忘れてて、
また戻って読んだりして時間がかかる。
『読書は一冊のノートにまとめなさい』って言う本がためになったよ。
結構、今までの読書術って頭がよい人向けに書かれている感じだったから、
はじめるのにも敷居が高かったりしてピンと来なかった。
でもこの本は、自分でもやってみようって言う気になったな。
852 :
ネオ柚茶 ◆uJjKY28wMA :2009/02/08(日) 03:47:17 ID:EaJZHmYF0
大体の新書は一冊2時間で読めるようになっている
簡単な時事問題の本なら半日ぐらいで読むこともある
簡単で面白い本なら最初から最後までいっきに読むことも。数時間かな
でもこの頃は、簡単に読める本を読むのも飽きたので、一冊1ヶ月ぐらいでないと読めないものを好んで読んでいる
哲学とか古典には、そんな難解な本が腐るほどある
俺は記憶力と理解力がないから必ず
本に赤線引いて、後でノートにまとめたりしながら読んでいる
まどろっこしくて時間かかるけど
適当に黙読してた頃より全然いいよ
俺もそうしよう
今は右から左だからな
小説とかでも気に入った表現等に線を引くのは前からすごくやりたいと思ってるんだよね。
読み返す時便利だし。ただ、新品の綺麗な本に、しかも気に入った本に傷を入れるってのはどうにも。
とはいえ保存用と書き込み用と2冊買うほどの熱心な読書家でもなければ金や場所の余裕も無いし…
別に文章自体が読めなくなるわけじゃないんだから思い切って書き込もうかな。
857 :
NEO戰車 ◆uJjKY28wMA :2009/02/08(日) 10:12:13 ID:5Qz0de/+0
昨晩は不安で一睡も出来なかった
「悪夢の骨牌」「人外境通信」をポツポツ読む
中井英夫
この人は腐女子受けがよい作家なのではないだろうか
858 :
NEO戰車 ◆uJjKY28wMA :2009/02/08(日) 10:13:36 ID:5Qz0de/+0
「きもちいい。きもちいい」
中井英夫は好きなんだがそういう腐っぽい部分が苦手だ
>>847 この二冊面白そうだな
今度読んでみよう
861 :
名前は誰も知らない:2009/02/08(日) 10:30:21 ID:SO0OfDk2O
て
862 :
名前は誰も知らない:2009/02/08(日) 10:32:32 ID:SO0OfDk2O
村上春樹
主人公がよく独りでビールのむ描写があり、若い頃はそんな姿に憧れたが、
狐男の今、それが普通になってる。
863 :
名前は誰も知らない:2009/02/08(日) 10:36:32 ID:hSqkN+wU0
本を読むって頭脳にいいね
昨年から1週間に1冊読むようにしてる
世の中に対する見方も変わったし
仕事に対する意欲も違ってきたし
生活が充実してきた
864 :
名前は誰も知らない:2009/02/08(日) 12:08:38 ID:z/t5v52o0
>>856 なら「気に入った表現を書き込むスレ」でも立ち上げれば良い
>>849 ブッツァーティは他の作品を読んでないのでなんとも
ただイタリアのカフカとか称されてるみたいだから短編とかそんな感じかもね
『タタール〜』に関していえばカフカほど技巧的でない
物語の展開や人物の描写もシンプルでそういう点におもしろみのある作品じゃない
動的な表現でというより、静的な表現の全体で普遍性のメタファーを得てるといったイメージかな
ま、そういう視点の意味ではないけど、なんとなくトーマス・マンのような雰囲気が浮かんだ
>>866 ふむふむ・・・参考になった
いずれ必ず読むと思う。ありがとう
>>856 俺はあんまり気にならない本は図書館で借りて、好きな本は買う。って多くの人がそうだろうけど
でもなんで買うかっていうと、保存したりいつでも読めるように、っていうわけじゃなくていくらでも汚せるからだ
線引きまくったり注釈入れまくったりすると、おこがましい言い方だけどけど自分の本になっていく、という感じがする
それを読み返せばまたひと味違った読書ができて楽しい
自分が読んだ本の本棚を見るのが楽しい
だから本は買う
出版社ごとに分けて並べるのがいいよな
読みたい本が近くの図書館に無いので、古本屋で買う。
作品は面白いけどその作家自体が嫌いなので、奴の収入にしたくない。
>>868 家の近くの図書館の本は書き込みだらけ...
萎えるよ...orz
873 :
名前は誰も知らない:2009/02/09(月) 06:24:09 ID:DEDdzpF1O
>>869、
>>870 見た目で言うと、俺は新潮文庫が好きだな。
作家別の色分けの中でも、特に、ドストエフスキーの濃いめの青色が気に入ってる。
>>872 図書館側は最後に借りたのが誰か分かってるわけだから、返却後また本棚に戻すときに、パラパラッとでもいいから落書きとかしてないか確認して、違反があったら貸し出しを制限するとかできないのかな、とは思う。仕事増えて大変かもしれんが…。
あと、自習室の机の落書きにも萎える。
新潮はとにかくやすいのでありがたい
孤独が肯定されている小説や孤男が主人公の小説教えてください。
>>874 最近文庫の値段が高くなってきたような気がする。
文庫本を手にとって、値段をみずにカウンターに行って1000円オーバーってことがあって以来
気軽に買えなくなった。
1000円超える文庫本ってすごい・・・
>>876 昔の文庫に比べて級数(パソコンでいう所のフォントサイズ)が
大きくなっているのがあるけど、ページ数水増しして値段上げてるのかな?
新潮文庫の紙の薄さが好き
角川文庫の360ページくらいと同じ厚さで500ページになるイメージ
余談だが俺の髪もだんだん薄く・・・
書庫にフォークナーの全集(全27巻)があった
しかも26冊は初版で新品
なにから読み始めるべき?
どこの書庫ですか
実家のです
884 :
名前は誰も知らない:2009/02/10(火) 13:00:14 ID:/O7eJG3lO
887 :
名前は誰も知らない:2009/02/10(火) 20:58:46 ID:jcDM9ZL7O
バカ猫!
おもしろかたよ。
死んだみたいだけど・・・・・
中島敦は外せないな
ちくま文庫の全集(全3巻)は揃えるべき
中島敦というと国語の教科書で『山月記』や『李陵』あたりしか知らなくて
オタクっぽい冴えない顔写真にいたずら書きする程度の印象しかない人もいるかもだが
作風が異なるので単純な比較はできないしろ、芥川や太宰といった知名度メジャーよりずっとおもしろい
自分もボルヘスにはまってから中島敦を読み始めたのでその先進的な親似性に驚いた
(ちなみに『虎の書跡 中島敦とボルヘス、あるいは換喩文学論』という秀逸な評論がある。ただし高い!)
哲学っぽい思考とかに拘泥したりする人には親近感のわく作家だと思う
『オブローモフ』
無気力で出無精、寝てばかりなだらしないロシア貴族が主人公。理想の生活を妄想しながらも億劫がって無為の時を過ごしている。
人生に役立つような本を教えて下さいm(__)mおもしろいだけでなく世渡りに利用できるような……
貧困襲来 湯浅 誠
流行なので読んでみた。
本書はタイトルどおり日本にある貧困についてのレポートである
豊富な実例をもとにしており、読んでいて憤りをおぼえる
著者はかつての公共空間から行政が撤退し、
代わって、「貧困ビジネス」と「強いられた支えあい」が新しい公共空間を作っていると論じている
そしてこの「新しい公共空間」を著者は「棄民化された貧困空間」と名づけている
「強いられた支えあい」としては、北九州市の極端な施策(住民の一人暮らし老人宅への訪問等、強制無償ボランティア)を例に挙げている
また、貧困ビジネスとは派遣請負会社、レオパレス21、保証人ビジネスなどを上げている
貧困ビジネスはネットワーク化されており、一度「貧困」状態に落ち込んだら個人の努力でそれを抜け出すことが難しい(貧困の固定化)。
行政に公共セーフティネットを支える気はもはやなく、これら貧困ビジネスは社会資源としてすでに根付いている
まさにその貧困ビジネスである保証人ビジネスの担い手だったからなぁ湯浅は。
派遣村パフォに見え隠れする胡散臭さといい、どうにも好きじゃない。
「ドグラ・マグラ」の映画版を今日劇場で見た
原作が強烈すぎたのでそれほど期待していなかったのだが、完成度の高さに驚いた
久しぶりに原作読み直そうかな
ブーーーン・・・
896 :
名前は誰も知らない:2009/02/12(木) 00:17:28 ID:XTVTB6+yO
人間嫌いの言い分を読んでみる
897 :
名前は誰も知らない:2009/02/12(木) 00:39:12 ID:n/vL2qRqO
織田作之助のどこかのどかな人情小説を読むと、しばし心が落ち着きます。
ぜひ、読んでみてください。新潮文庫で出てるはず。
ものぐさ精神分析
900 :
名前は誰も知らない:2009/02/12(木) 04:49:33 ID:KDfuVYtk0
本を買うことは滅多にない。図書館で借りるか、立ち読みのどちらか
孤独さ余ってアマゾンで本を買いあさる日々
でもほとんど読まずに積みあげられていく
バーネット 秘密の花園
ツルゲーネフ 初恋
オレーシャ 愛
ドスト 鰐、悪霊
トルストイ 復活
ゴーリー 憑れた鏡
宮本輝 たくさん
平野啓一郎 月蝕←なんで買ったのか我ながら疑問
902 :
名前は誰も知らない:2009/02/12(木) 13:17:28 ID:nU9FSLaqO
>>901 そのラインナップの中だと、初恋あたりは短いし、すぐ読めるのでは?
俺は光文社の読んだけど、文学史に残る超ドM主人公に共感しまくったよ
>>901 宮本輝は高校の教科書に蛍川が載ってたのをきっかけに一時期たくさん読んだよ。
青が散る、春の夢は大学生時代にジャストタイミングで読んだからか今でも好き。
不思議と大学を卒業したらあまり読まなくなった。なぜだろう?
父親が事業で失敗して苦渋を舐めたり、不安神経症になったり、
芥川賞取った後に結核になったり、
ドナウの旅人の取材旅行で知り合ったハンガリー人を留学させたり、
まさに波乱万丈。
904 :
名前は誰も知らない:2009/02/12(木) 14:17:32 ID:zRo+htjd0
本は買ったほうがいいと思う。
借りた本は頭に入らない。
買って積読だけでも、その本についての印象が増す気がする。
愛着は増すな、たしかに
悼む人
久しぶりにハードカバー買った
何で買ったかは今でもわからんが、楽しみ
高校時代、図書室で本を読み漁って過ごしてたのだが
内容をすっかり忘れてきたので買いなおしてる。
せめて読書ノートでも作っとけばよかった
>898 ものぐさ精神分析は愛読していたが、
最近の同じ著者の本は好きでないし、読んでない
古くなった新潮文庫のにおいがとてもいい
皆新潮文庫って好き?
俺は河出文庫と中公文庫のちょっとひねくれた感じのラインナップが好きなんだけど、
ついつい新潮文庫を買ってしまう
今年はまだ町田康の告白しか読んでない
河出文庫は黄色い背表紙を即刻止めるべき
あの黄色い背表紙が好きなんだけどなw
あの背表紙で澁澤龍彦の本がすらーと並んでるさまがなんともいえず素敵
あの黄色い背表紙はどうも講談社文庫みたいな感じのつるつるした感じでなあ・・
俺はダメだw
ちなみに河出文庫の一冊(正確には二冊)に俺はかかわったことあるんだぜムフフ
でかい本屋に行くと、置いてあるかどうかかならずチェックして無上の喜びをかみしめるのだ
どうだうらやましいだろう!
引っ越してから周りの本屋の質が下がってしまった・・・
前は自転車で20分の間に蔵書50万冊の店、30万冊の店、
そこそこ大きいラインナップが素敵な店×2があった。
今は頑張って走っていっても中くらいの本屋が1カ所あるだけ。
それまでが本当に恵まれてたんだと初めて知ったよ・・・
地方都市から(割と)大都市に越したのになぁ・・・
俺はハヤカワの青背ばっかりだな。
>>915 本郷オススメ。治安良く神保町まで徒歩圏内。
神保町〜御茶ノ水でもさがぜば7〜8万の物件もある。狭いけど。
918 :
名前は誰も知らない:2009/02/13(金) 12:15:34 ID:FnnTJ4NjO
鈴木いづみを簡単に紹介する。
『全部がポーズのようでもあり、本気のようでもあり』
この不確かさは共感する人が多いと思う。
『胸くそわるくなるくらいそらぞらしいことばって大好き』
これなんかも「胸くそわる」いと先に言ってるから、
「嫌い」でも「好き」でもどっちでも良いわけだ。
いつもこの地点にいる人は多いと思う。
で、これ。
『私は客観性ということに神経質になった。
思春期特有の、自分を大げさに考える
あの自意識が、大きらいだ。だが、ひとり
よがりになりたくないという思いの極端さは、
自意識過剰の裏返しだ』
ぶどうマークはたしかにいいな
岩波のインク壷みないなの可愛い
岩波のしおりがいい
で、あなたは読んだの?
っていうのはちくまのしおりだっけか
ちくまだよ
あの文句は最高だと思う
>>924 岩波のしおりって薄くなってないか?
昔はもう少し厚かったような
928 :
名前は誰も知らない:2009/02/15(日) 13:31:12 ID:kr8PepU9O
「絶対安全文芸批評」佐々木敦
豊崎との対談、桐野夏生論、阿部和重論など。
この佐々木という男、俺の世代では一部で
カリスマ的人気で「ボビー・ギレスピーを
真似たお洒落ジャージ着て阿部和重風に
社会を風刺し、CDで出てる最新洋楽をわざわざアナログで
買う奴」がハッタリでインテリ気取り
女にモテるために用いるアイテムで、
非常にけったくそ悪いものがあり、
彼らが女子学生とデートしているとき俺は一人で
「江戸時代の物流」とか読んでいたので
人生に圧倒的大差が付いてしまったのであるが、
ちゃんと読んだらまあまあいい。
読みづらい
930 :
名前は誰も知らない:2009/02/15(日) 14:56:15 ID:SEUtuw140
ハリーポッターくらいしかまともに読んだことないんですけど
最近あったドラマ化された心臓のオペの小説作品って面白いですか?
931 :
名前は誰も知らない:2009/02/15(日) 17:39:15 ID:hrKRnG4gO
セリーヌ「北」高いけど買っちゃいました。今はジュネを読み直しています。
932 :
名前は誰も知らない:2009/02/15(日) 18:36:52 ID:FLSeH7ApO
て
論壇誌「正論」毎月購読してる。左よりの意見も取り入れたいと思ってるんだが「論座」の無い今
「世界」くらいしか選択肢がない、が あの表紙は毎月毎月買う気を無くす。マジで。
>>933 あー、世界ね。
分かる分かる。
俺もあの表紙のせいで買わなくなった。
岩波書店ってほんと商売が下手だよな。
ネット始めてから読書量が減ったなぁ。
月に最低でも5冊は読んでたのに、今じゃぁ1冊読むか読まないか...。
買ってはいるんだけどなぁ。
ブックオフオンラインありがたいわ
俺もネットやり始めてからうんと読書量が減った
しかし読んだテキストの数に換算すれば圧倒的に増えてるんだけど
938 :
名前は誰も知らない:2009/02/16(月) 01:03:48 ID:XhzsT5BF0
マルクスアウレーリウスの自省録は良かった
ネットやるようになってから本読む量は激減したな
携帯を寝床でやるのが尚良くない
しかし音楽はいっそういろいろ聞くようになった
ネットやるようになってからも、本買う量は減った。
と言うよりも、紙の本を買わずにパブリックドメイン化した小説を読んでるだけだが。
942 :
NEO戰車 ◆uJjKY28wMA :2009/02/16(月) 08:33:58 ID:8vw0FV290
>>933 2006年〜休刊くらいまでの論座は割と面白かった
ネットもそうだが、おれはBSで映画をよく見るようになった。
娯楽が増えると本を読まなくなるね。
月刊誌だったら「選択」という雑誌がお勧め。
>>944 選択か、ありがとう初めて知った。サイトの"併読誌"を見ると日経>朝日>>>産経か
やや左よりな内容?
格差はつくられた―保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略 / ポール クルーグマン
2008年のノーベル経済学賞受賞者、ポール・クルーグマン教授が2007年に書いた本。
本書の主要な論説はタイトルどおり。
アメリカの現在の格差は政策によって作られたものであるというもの。
ニューディールが作り出した50年代の中産階級の時代がいかにして破壊され、現在の大格差社会が到来してしまったのか?
経済学者の著書でありながら、難解な経済の話はほとんど出てこない(これは訳者が割愛してるのかも)。
過去から現在に至るまでの共和党政権に対する痛烈な批判が本書の主張の軸となっている。
従来の格差拡大の理由としては一般的に以下のような説明が受け入れられてきた
グローバリゼーションや技術革新
↓
単純労働者の賃下げ圧力&専門職の賃上げ圧力
↓
エリート層の形成
↓
エリート層の共和党への献金
↓
エリート層の要求受入
↓
さらなる格差
本書は政治の経済に対する優越性を強調する。
1920年から50年代に起こった急激な経済格差の縮小(「大圧縮の時代」)は主に政策のためであったと言う
そして、経済的グローバリゼーションが格差を広げたのではない。
(同じ条件にもかかわらず他の国、ヨーロッパ・日本はアメリカほど格差が広がっていない)
70年代に右派急進派が共和党を掌握したことこそが格差拡大の原因である。
クルーグマンが指摘していることの中でもっとも重要なことの一つは
共和党の中で右派が勢力を拡大させた最大の原因は、アメリカ人の人種差別意識であるという
共和党が人種差別意識を煽る
↓
保守派ムーブメントの台頭(右派が共和党を支配)
↓
大方の国民が不利になるような政策が受け入れられてしまう
(労働運動攻撃および経営者優遇政策)
↓
格差大
という流れ
(つづく)
(つづき)
過去にアメリカ国民全員に健康保険を与えるチャンスがあった際、白人の一部はこれに猛烈に反対したという。
国民皆保険が実施された場合、黒人、ヒスパニックなどが恩恵を受けることになる。
そして、これを税金によって一番多く負担することになるのはアメリカの白人富裕層。
これは一部の白人にとって到底受け入れがたいものだったという
かくして、アメリカは先進諸国の中で唯一、国民皆保険を提供できていない。
こうした、人種差別的意識の結果台頭した「保守派ムーブメント」こそが「制度」と「規範」を変化させ、格差の拡大につながった。
また、本書で述べられていた論説で興味深かったのは、エリザベス・ウォーレンらが行ったアメリカ家庭の破産件数増大の原因に対する調査である。
今日、我々はマスコミなどを通じて個人破産の原因は分不相応な贅沢品の浪費のせいだというイメージを持っている
しかし、本調査の結果、破産の原因は子供のための住宅購入のせいであるという。
アメリカではよい学区でないとまともな教育を受けることはできない
このため、親は子供のために背伸びをして高い住宅を買わざるを得ないという
決して彼らが貪欲で愚かだったわけではない
子供に悪化する社会の中で勝ち残るチャンスを与えようとしただけだとクルーグマンは擁護する
現在、アメリカ社会の中で「保守派ムーブメント」はその勢いを失いつつある
理由は@白人人口の低下とA白人がかつてほど人種差別的ではなくなってきたからだという
故に著者は不平等と格差を是正するために再び政治が大きくイニシアティブを取ることを主張する(民主党を応援している)。
社会保障整備こそ新しいニューディールであると著者は強く訴える。
新自由主義経済に対して鋭い批判を展開してきたクルーグマンがノーベル経済学賞を受賞したのはまさに新自由主義の時代が終焉しようとしつつある時代を象徴するものである。
行き過ぎた富の一極集中は社会を不安定にさせる
持つものと持たざる物が共存する世界で、経済的に両極端に位置する人々が“ほとんどの人間は信頼に値する”と信ずる理由はほとんどない・・・・・
何故なら、社会的信頼感は経済平等の上に成り立つものであるからだ
格差は是正されるべきだ
アメリカが最も繁栄したのは政策的に中流社会をうみだしたときだった
経済・社会の発展のためには再度、政治的に貧富の差を是正しなければならないと筆者は主張する。
前から思ってたんだけど、スレ違いのコピペ貼る奴って何なの?
なんか使命感でもあるのかね?
>>943 作品のあらすじとか紹介してるサイト見て既に読んだ気になってる。
ちゃんと作品と向き合うべきなんだが、ネット始めてから読書量が格段に減ったよ。
949 :
名前は誰も知らない:2009/02/16(月) 23:15:49 ID:rZ1MZXh8O
ネットで読書量が減った、てのは分かるなぁ…。
あと俺の場合、これは映画についても言えることなんだけど、何か分からない所があると色々なレビューサイト見たり、場合によっては何処かのスレで質問するクセがついてしまった…。
これじゃイカンと思い、最近は、余程イミフじゃないかぎり自分で考えるようにしてる
>>949 >あと俺の場合、これは映画についても言えることなんだけど、何か分からない所があると色々なレビューサイト見たり、場合によっては何処かのスレで質問するクセがついてしまった…。
>これじゃイカンと思い、最近は、余程イミフじゃないかぎり自分で考えるようにしてる
俺もそれつくづく感じる。前知識や意見の統一や他力本願やら、ネットによる弊害って大きいよね。もちろんタメになる部分もあるんだけど、
でもなるべく素で色んな作品に巡り会い、接することができた以前の方が遥かにまともだったような気がする。
麻耶雄嵩と北山猛邦は面白いなぁ
正直そんなに評価の高い作家ではないけどどこか歪な人間観が好きだ
夜は短し歩けよ乙女をやっと読み終えた
微妙にファンタジー要素が入ってるのと人物が魅力的なのが良いね
読んでて幸せな気分になるね
主人公の片思いの心情描写がやたらとリアルだったから
色々と思い出したくないことを思い出してしまった
萩原朔太朗「さびしい人格」
おすすめ 読んでみて
あのさ、「世界の中心で愛を叫ぶ」
おすすめ 読んでみて
って言われて読む気する?
せめて簡単な内容と感想を書いてちょーだいな
たまに本のタイトルだけ書き込むのがいて、オススメなのかつまらなかったのか
ただ自分の日記として書き込んだだけなのかさっぱり分からないのもあるし
946とかも本気なのか冗談で書き込んでるのか知らないけど、あんだけ長文で
自分の意見・感想が何一つないし、まったく読む気おきないわ
本屋のポップのほうがずっといいよ
956 :
名前は誰も知らない:2009/02/17(火) 22:31:37 ID:EKor1sQh0
今度の直木賞の作品が気になります。
セカチューって映画はただのバカップルだけど小説は深いらしい
というのをキャバクラのおねーさんから聞いた
958 :
名前は誰も知らない:2009/02/17(火) 23:10:18 ID:ku0/6zgFO
>>955 >>957 ハーラン・エリスンの「世界の中心で愛を叫んだけもの」というSFがあります
まあ、ここに書き込むような方たちなら、とっくに御存じでしょうが
読みたいけど最寄りの図書館に置いてないんだよ
誰か寄贈してくれ
961 :
名前は誰も知らない:2009/02/18(水) 00:12:08 ID:v7cJX8sW0
>954
朔太郎ファンっす。なんか頭の悪い自分にもものすごく単純でいて、わかりやすく、
読みやすかった印象があります。
絶望の逃走という詩を読んだときにショックうけましたね
じぼあんじゃ〜ん のあるううう〜とかわけがわからないけど
この人はまちがいなく弧男だったと思う
朔太郎は妻帯し子供もいたけど、自分の娘ともまともに目を合わせることができなかったらしいね
>>962 娘側の視点も知りたいとおもったら
本があるみたい。
父・萩原朔太郎 筑摩書房 1959 のち角川文庫、中公文庫
by wikipedia
そのうち読むことがあるかな・・
>>955 このスレは別に他人にお勧めする本を上げるスレじゃないからね。
POPのほうがいいのは当然だろう。販促の為なんだから。
気になればググるなり本屋で手にとって自分で判断するなりすればいい。
読む気起きなれりゃスレ開かなければいいだけだし、POP見てればいいんじゃないの?
>>964 大筋では同意
タイトルだけあげることが
住人からすりゃ不親切だし
情報価値としても低いとは思うが
別に仕事でもなんでもないしねえ
アンネの日記を読んだ。
俺が20歳を超えてから考え出したようなことを、14歳の少女が実に見事な文章で表現していることに驚愕した。
特に両親に対する思いと、内気で孤独な少年に向ける愛情と失望が痛いほど伝わってきた。
いい子でいることを常に選択してきた姉のマルゴット、愛情に飢え自分を価値のない人間だと思い込んでいる少年ペーター、
そして自分と他人を観察、批判しながら成長していこうとするアンネ、俺の中にはまさしくこの3人のような子供がいて、
愛したい、救ってやりたい気持ちにさせられる。
アンネの日記は捏造説があるんだよね
当時高級品のボールペンを使ったらしいしね。
俺たちが学校の教科書で習った歴史なんてしょせん表層的なものだし。
ワーテルローの戦いでナポレオンが負けたことは教えても、
その戦いで天文学的な富を得た一族についてはほとんど教えないし。
セシルローズの名前は出ても、ミルナー幼稚園についてはほとんど教えられてないし。
「書かれた内容は事実とは限りませんが、書かれたという事実は事実です」
日本教について/著イザヤ・ベンダサン_訳山本七平
古本屋で80円だったから読んでみた。
当時の状況は知らないけれど、皇室制度、靖国問題、中国朝鮮との軋轢、マスメディアと大衆、日本人の気質や政治的態度など、
今にも通ずる話が多くて楽しめた。
970 :
名前は誰も知らない:2009/02/18(水) 18:54:19 ID:7QznIX9o0
朔太郎、孤男かなぁ。
最も、社会不適応人格なのはわかるけど、
若い時分から、友人も、取り巻きもいっぱいいてたしな。
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魔術書を読んでいるのは俺くらいだろうな。
非科学大好きwww
俺は文学より陰謀論系の本が好き
ワクワクする
>>975 「日中戦争はコミンテルンの謀略による」「日中戦争はドイツが仕組んだ!」
そりゃコミンテルン関わっていたんだろうけど、ちょっと関わっただけでも
陰謀だとか言われるんだろうな・・・
日本が焼却しちゃった文書ってどのくらいあったんだろう。悔やまれるわ・・
初めて読んだ大江健三郎 「取り替え子(チェンジリング) 」
主人公≒著者、サブキャラも全て現実そのままの相関で登場するほぼ私小説のフィクション。
義兄にあたる伊丹十三の自殺とその背景が虚構の中で語られる。
>>49さんのレビューとかぶるが、各所に極めて個人的な芸術観が長々と語られてやや辟易。
それ以上に嫌なのが、迂遠かつネチっこい多方面(病的右翼ヤクザや業界人たち)への批判。
真っ向叩くならまだ気持ち良いが、いちいち緩衝材を挟む。でも辛らつ。
執筆姿勢・動機自体にも同様なまだるっこしさを感じる。
敵をリアルで直接攻撃はせずに、わざわざこうフィクションの中で憂さを晴らすのだが、
しかし誰のことを指しているかははっきり分かる書き方をして、それに対する反感には、
小説が持つ虚々実々さと、いかにも高尚な主題を盾にできるようになっているという複雑な嫌らしさ。
そこまで言うなら直接文句言いに行けば?と読者が思うだろうことを先読みしてか、
まともに相手するとどれほど粘着されて疲労困憊させられる敵なのかも作中で示してくれる。
いや、だったら作中批判もやめなさいよ、というかあなたも充分すぎるほど粘着でしょ、
などと著者との脳内対話がループする。
この冗長さは何だろうと思ったが、これがインテリ左翼という人種なのかなと勘付いた。
抗争を忌諱する人道主義者の仮面と、その実やむことの無い敵への糾弾欲求。
相反する両者を並び立たせるために取られた方式なんじゃないかと。
インテリらしく、それを多様な語彙と技巧で延々ネチネチ繰り返す能力もあるわけだ。
それが妙な味わいとなってるのも事実で、不快に思いながらも惹き込まれもした。
オブラートに包む振りをしたこれ見よがしな爆撃精神と、
翻ってなんとなく自己弁護されちゃってる被害者(著者サイドの人たち)というあざとさ。
その中に前述の個人的芸術観をぶち込んで、遅まきながらようやく表題にリンクする。
「死んだ彼を産み直します」――これはいったい何の宗教なんだろう。
命は「取り替え」などできない。そう考えることで失った悲哀や憎悪が減るというのか。
仮に減ったとしてそれは良いことか。人道的か。平和的か。健全と言えるのか。
著者が嫌った狂信者たちの、その反対側の端っこに到達していないか。
980 :
名前は誰も知らない:2009/02/20(金) 16:59:03 ID:eEXslyQaO
坪内祐三「考える人」
幸田文、吉行淳之介、福田恆存、中野重治、唐木順三らの思考の
軌跡を追体験しようという試み。
インテリの資質がない俺が購入した理由は、
色川武大が登場すること、
著者のかっこを多用し言葉を補う
スタイルを面白いと思ったこと、
『地味渋』な装丁が好みであったこと。
この人の評論は、読んでも体も心も動かないものだが、
繊細に言葉が選択されていていい。
植草甚一についての章、東京の変化を嫌いノスタルジーに
流れたくなる著者が植草の街歩きの仕方に
勇気づけられるところ、何度も読んでしまった。
981 :
名前は誰も知らない:2009/02/20(金) 17:34:56 ID:eEXslyQaO
それにしても著者(1958年生まれ)の学生時代の
エピソードには嫉妬するな。
「書斎派」対「実践派」の議論だとか福田恆存を友人に教わったりだとか…
俺は「うぉーい」とか「チンポー」とか「堂本光一みたいな
顔になってヤリまくりてえー」とか奇声を発する
以外のことを喋ると落伍者にされるような
(自分にとっては逆説的に緊張感のある)環境にいて、
TVは見るが読んでる雑誌が『TVブロス』
というのがせめてもの妥協点、折り合いだった…
で、坪内氏が福田恆存「人間・この劇的なるもの」に寄せたエッセイ、
学生さんにオススメする。
そういや、福田恒存の「私の幸福論」を昔読んだなぁ
口語体で書かれてるんだけど、口調が「〜しておしまいなさい」見たいな感じで上品で
なんか心安まったよ。
「結婚できない」と言う女に「顔見なきゃわからん」って女性誌の連載で堂々と言う
福田恒存はかっこいい
久しぶりに図書館で本借りて来たもののあまり読む気がしない…
本は買って積ん読してたほうが自分には合ってそうだ
読み直したい時に手元にあったほうがいいし
僕は図書館で女子高生を眺めながらする読書が一番
好きだね。女子高生の生命エネルギーが俺に力を与
えてくれるくぽ!
小説はあまり夢中になって読んだ経験が無い。
人生で一番没頭して時間忘れて読んだ本もノンフィクションだった。
987 :
名前は誰も知らない:2009/02/21(土) 17:27:59 ID:cPpC9qKP0
>>986 「少年A 14歳の肖像」って本。
この事件ほど興味をそそられる事件は無い。
外国の殺人鬼のノンフィクションも読んだけどなんか違うんだよな。
なんていうか、犯人の少年の苦悩とか悲しみみたいのが胸を打った。
読んだ時の自分の年齢と犯人が事件起こしたときの年齢が近かったってのも大きいかな。
大人になってから読んだら「青臭いな」の一言で片付けてたかも。
若い時期に読めてよかったよ。あの没入感と読後感は、超飽き性の俺にはものすごく貴重な体験だった。
まだ途中だがパンク侍おもすれー
お前らいいもの紹介してくれやがって全く
PHPの太平洋戦争の本読んでる。面白いわ。
学生時代読書嫌いだったのに今は趣味になってもうた
ホスト規制でスレ立てできず。どなたか頼む。
無理な場合は重複の読書スレが一個立ってるからそこを避難所にするも良し。
「プードルの身代金」パトリシア・ハイスミス
犬の誘拐事件に入れ込みすぎたやや堅物で要領の悪い若い警官がドツボにはまっていく。
他の警官が捨て置く中、一番真面目に取り組んだ主人公が、最も感謝されるべき
犬の飼い主にすら心底疎まれてしまう過程が、イヤになるほどの説得力で迫る。
やればできる
995 :
名前は誰も知らない:2009/02/22(日) 15:08:02 ID:8scOe5sLO
フロイト面白いよ。答えじゃなくて多様性が見てとれる。
それとフランス文学があまり出ませんね。ジャン・ジュネ「泥棒日記」なんて面白いけどな。ドキュメント好きでも見れる感じ。孤児でホモで家もなかったジュネの社会からは汚物だが詩情で美しき泥棒小説。不良なのにジュネの視線は母性で溢れてる。
996 :
名前は誰も知らない:2009/02/22(日) 15:17:01 ID:9xuDXnZJO
もうすぐ1000(´3`)
最近SFばっか読んでるな
本屋より図書館のほうがSF小説あるって気がついた
ラノベはあるけど早川置いてある店少ないしあってもちょっとなんだよな
ハイペリオンは最高におもしろい
海外の有名SFは壮大なものが多いが、日本のこじんまりしたのも捨てがたいぞ。
小品ながらSF的スパイスがピリっと効いてる草上仁が好きだった。もう長らく読んでないが。
>>993 乙。
1000 :
名前は誰も知らない:2009/02/23(月) 11:08:48 ID:nIoALRndO
1000もらうぜ
川端を4月までに新潮で全部読むことをここに誓います
1001 :
1001:
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/冫、 )::: 1000だ
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