孤独な男の心に残る言葉・著作

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怠惰にまみれた一日を刻む時計の音
家の中から降りしきる雨を眺めている・・・

若いおまえにとって人生は長く
どんなに無駄に使ってもあり余るほどだ
だが ある日 おまえは
10年があっという間に過ぎ去ったことに気づく
いつ走り出せばいいのか誰も教えてくれない
そう おまえは出発の合図を見逃したのだ

太陽に追い付こうと おまえはひたすら走る
だが 太陽は沈んだかと思うと再びおまえの背後から姿を表す
相対的に見方を変えれば 太陽は変わらず
おまえだけがそうして年老いていく
きのうよりも息が切れ
おまえは刻一刻と死に近づいていく...