〜乃木坂浪漫【後光の陰影】〜 [転載禁止]©2ch.net
1 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :
2015/02/04(水) 00:53:40.04 ID:7G7tv/O+0 テレビの中では正に今が旬のアイドルが煌びやかに踊っていた 俺は自宅でウィスキーを水割りで飲みながらぼんやりと複雑な気持ちでそれを眺めていた ・・・いつの間にか眠ってしまったらしい 目が覚め、反射的に時計を見上げると23時を指していた 2時間程眠っていたようだ まだ疲れが取れていないらしく、再度そのまま眠りに着こうとした時に “トゥルルル♪”着信音が鳴った (誰だよこんな時間に・・・) タイミングの悪さに辟易としながら自分でもはっきりとわかるほどの不機嫌な声で電話に出ると 脳天気な声で捲し立てる声が聞こえてきた “あっ!今から10分くらいで行くから待っててねー” “おーい、もう寝るから勘弁し・・・プツッ”言い終わらない内に電話は切れた 30分程経ってからエリカは俺の自宅に到着した “あー、疲れた疲れたー”誰の許可を得る訳でもなく台所から探し出した麦茶を片手にクッキーを 齧りつつ、シングルベッドにポンッと座りながらエリカは言った “ちゃんと見てた?” “見てたよ”俺は言った “やっぱり生放送は緊張する” “あー、今日は生だったのか”言われてみれば数時間前にテレビで見た服装と全く同じだった “あー、じゃないわよ〜、間奏部分でピースサインしたのちゃんと見た?” “もちろん”俺は咄嗟に嘘を付いた “コラッ!絶対忘れてたでしょ!” こんなやりとりをしながら俺はさっきまでテレビの中にいた人間が今ここにいる感覚を不思議に思った 〜Vol1完〜
2 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 00:58:09.93 ID:7G7tv/O+0
翌朝目覚めるとエリカは既に居なかった 洗面所に行くと浴槽を使った跡が残っていた 俺は熱いシャワーを浴びて髭を剃り、軽い朝食を取った後に歯を磨いてから家を出た 平日の午前中にも関わらず恵比寿ガーデンプレイスには学生から主婦からビジネスマンまで 様々な人達が生き急いでるように俺には見えた 見るからに高そうな洋服、貴金属を纏っている輩も多くいたが、ラフな服装の俺にとっては 飾りたがる人間が不思議でならなかった 服装などいくら着飾っても自分の肩書には何の影響も及ぼさない・・・ (まあそんなことは人の勝手であって自分の問題では無い) 電車に乗りながら頭の中で当たり前のことを結論づけると山手線は目的地である目白に到着した 目白駅の東口に着くと俺は歩いて15分程の場所にあるK心療内科に向かった 山の手方面に向かう高級住宅街の一角にその心療内科はある 受付に向かうと受付の娘は明らさまに不審な表情で俺を見た 面会の意向を伝えると「307号室ですね、どうぞ」 世界一の事務的な笑顔を振り撒きながら乾いた声でそう言った この手の人間は平日の午前中は仕事をするべきという固定観念がある 307号室をノックすると中から“どうぞー”との声が聞こえた 中に入ると本を読んでいたミオナは目線をこちらに向けて言った “あっ!Rさん!” 5月の晴れた月曜日のことだった 〜Vol2完〜
3 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 01:02:40.16 ID:d5Z0mK280
なんだこりゃ
4 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 01:14:25.45 ID:7G7tv/O+0
ミオナの部屋は日当たりの良い角部屋にあった “調子どう?”俺が部屋にあった椅子に座りながら問い掛けるとミオナは読んでいた本を伏せながら言った “気分も体調も良いみたい、天気も良いせいなのかなぁ・・・” “何読んでたの?” “華麗なるギャツビー、確かRさんが一番好きな本だって言ってたわよね?でも難しくて良くわからないなー” “その他大勢にならない為の本だよ”魅力を語り尽くせない俺は一言で端的に表現した “ふ〜ん、Rさんは頭が良いから私とは理解力が違うわよね・・・” ミオナは早くステージに戻りたいらしく、担当医にその旨を頻繁に話しているらしい 復帰後の青写真を澄んだ目で語るミオナの話を聞きながら俺は人に振りかかる試練の話をした “神様は乗り越えられない試練は与えないらしいよ?あんまり神様とか信じてないんだけどさ” “どういうことかしら?”ミオナは聞いた “人間の器に相応しい試練を与えるんだ、つまり大きな壁や試練にぶつかる人間はそれを克服するとそれだけ大きな物を得るってことさ” “なんとなくわかる気がする”ミオナは言った 小1時間程他愛のない会話をしてから俺は部屋を出て担当医の元へ向かい、ミオナの病状について伺った 担当医は40才前後だろうか?心療内科の医者としてはかなりの権威らしいがそんなことはどうでも良い ミオナの病状が快方に向かいさえすればどうでも良い肩書だった 心療内科を出てから俺は山手線を乗り継ぎ、新宿で降りた後に小田急線に乗って和泉多摩川に向かった 特に目的は無い、決して綺麗とは言えない川の畔の草むらで俺は寝ころびマルボロに火を付けながら空を見上げていた 空には1機のボーイングが飛行機雲を吐きながら羽田方面に向かっていた 〜Vol3完〜
5 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 01:20:25.86 ID:7G7tv/O+0
俺はマルボロを吸いながら釣りをする初老の男をぼんやりと見ていた こんな汚い川に魚などいるのか甚だ疑問だったが、男は我慢強く仕掛けたウキの先を微動だにせず見ていた ひょっとして魚を釣ることが目的では無く単に時間を持て余してるだけなのかも知れない そう考えると人間の行動には本人にしかわからないことが多すぎると俺は思った 道を歩いている人間が振り返っただけで何通りもの可能性がある (知り合いが通り過ぎたのか、忘れ物をしたのか、ガスの元栓を閉め忘れたのか・・・) そんな無意味なことを考えていると電話が鳴った 着信はワカツキからだった (こんな時間に連絡がくるのは珍しい、何の用だろう) 俺が電話を取るとワカツキは早口で言った “何してんのよー?” “何もしてないよ” “何もしてないって貴方起きてるじゃない”ワカツキが電話の向こうで笑いながら言った “起きてるよ”俺が答えると“貴方は相変わらずつまんないわね〜、今日予定が早く終わったから19時に恵比寿のJ店ね” “今日はもう帰って家でゆっくりしようかと思ってたんだよ” “外にいるのね?じゃあ帰り道に寄ればオッケーね” “だから帰って寝ようと思って・・・プツッ”電話は切れた エリカもそうだがワカツキも全く相手の意向を汲みとらない娘だった 典型的な自分中心に世界が回ってると思っているタイプだ だが何故か全く憎めないところが共通していた (やれやれ・・・)俺は心の中で思いながら時計を見ると15時を回っていた 何故一介の地位も名誉も無いADである俺に華やかな世界で生きる娘がコンタクトを取りたがるのか不思議でならなかった そのことについて1回だけ聡明の代名詞のようなワカツキにそれとなく聞いてみたことがある ワカツキは考える間も無く即答した 〜Vol4完〜
282 :私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc 転載禁止 :2014/03/30(日) 08:38:40.12 ID:eOLx7Gy70 『ねぇ、Rさん・・・仲良くなれないメンバーがいるんだけどどうしたら良いかな?』 ミオナは俺の脇腹をつつきながら言った 『人と人が理解し合えるのは理解するべき時期が来たということだけなんだ』 『う〜ん、難しくてわからない・・・』 『つまり理解したい、理解されたいと思って解り合えるってことじゃないんだよ』 『しかるべき時期が来たらってこと?』 『その通り』 俺は感心していた 一を聞いて十を知る、そんな明晰な頭脳を持ったミオナに・・・ 『Rさんってホントに頭が良い人よね・・・』 『良いかどうかはわからない、長く生きてれば偉い訳じゃないが長く生きてないとわからないこともある』 『素敵・・・』 ミオナは俺にピッタリと寄り添うと顔を胸に埋めた 『Rさんってハードボイルドよね』 『強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない』 『チャンドラーね?』 『そうだ』 俺はブランデーを飲みながら煙草に火を着けた 『もう!吸い過ぎよっ!』 ミオナは言った これの続きはよ & ,.::''"´ ̄`ヽ、 ,...ィ'´ , , ,. ,、 ヽ. ,:' l .:,':,':./!ゥ'i/ !y._i::..ト. ,' .:::}'`レ"' ´ ' ゙'Y!.i.jヽ i .::::i、゛ `"´ ー'i!i'` | .:::/ `ヽ, 、_..' _._ノ::.! レ" .人`ーェr/;';'}ヾノ <堀ブログのコメントのハンドルネームが 私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc で溢れかえりますように /、::.:ヾ.y'.i i.| /.:.:.:_,.、、:.:ヽj !j、 i'.:.:.:.:゙、ツ.ソ:゙、 /j:゙i
7 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 01:24:57.97 ID:NptrzagZ0
死ねよツマカスw
8 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 01:27:43.77 ID:7G7tv/O+0
“貴方は他人に対してあまり興味を示さないタイプだからよ” “ごめん、多分俺の頭が悪いせいだと思うんだけど良くわからないな” 俺はワカツキの言ってることが理解できなくて無意識に首を傾げたようだ “特別扱いしないからよ・・・さすがに意訳し過ぎたかな” ワカツキは微笑みながら言った “ほら、私達のようなチヤホヤされることに慣れきってる人種にとっては尚更ね” そこまで言われて俺はようやく理解できた なるほど俺はメンバーに対して対有名人のような態度は取っていないような気がした “ほら、エリカなんて一番そういうのにうんざりしてるのよ、私もそうだけどね” 確かに俺は自分が何を考えてどう行動するかに一番興味があるかもしれない、と心の中で思った “人と人とが理解し合えるのには限度がある”ワカツキは独り言のように言った “アルセストか、確かに人間嫌いかもな・・・” “貴方は現代版モリエールね”ワカツキは笑いながら言った そんな会話を思い出しながら、暫くの間散策してから17時に河原を離れた 新宿方面小田急線に乗るとこの時間の車内は閑散としていた 時間もまだ十分にあることを理由に、俺は各駅でゆっくりと新宿へ向かうことにした 車内では数人の女子高生達が幸せそうに聞き慣れない俳優だか音楽グループの話を熱心にしていた そしてアイドルグループの話になり何気なく耳を傾けると “・・・のナナセって可愛いわよね〜”“でも一番の美人はマイでしょ”との話が聞こえてきた この年代のファンを増やせば少なからず効果がある 何故なら最良の口コミで無料の宣伝、普及をしてくれるからだ 話題に乗り遅れることに一番の恐怖感を感じる年代、そこに宣伝のリソースを割くことは効果がある 勿論宣伝の仕掛け方、やり方には細心の注意を払わなければならないが・・・ 30分程後、電車は終点の新宿駅に到着した 有数の乗降者数を誇る日本の中心部であるが、人混みが嫌いな俺には 一早く路線を増やして人々の密集を緩和して欲しいと願うだけの汚い街だった 〜Vol5完〜
9 :
47の素敵な(庭)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 01:28:13.07 ID:7o0FbEB/0
乃木坂浪漫〜後光の陰影〜 普通こうじゃない?
10 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 01:29:11.31 ID:7G7tv/O+0
11 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 01:34:06.33 ID:NptrzagZ0
12 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 01:50:22.48 ID:7G7tv/O+0
ガーデンプレイスを通り過ぎた路地裏にJ店はある 比較的静かで目立たない場所に位置している為、一見には気付かれ難い店だろう 以前来たのは1カ月程前だろうか?時刻は18:30を過ぎていた しかし俺はどうにも店の場所が思い出せず、目的地と思われる周辺で右往左往していた そして仕方なくワカツキに電話を掛けようと思った矢先に背後から声がした “オニイサンマサージドーデスカー?” 俺が振り向くとワカツキが微笑みながら立っていた “声を掛ける相手と場所がちょっと違うんじゃない?”俺が提案すると “1時間5千円、大サービスよ”ワカツキは提案を無視して続けた その後ワカツキは慣れた足取りでJ店までの道を先導した後に数分で俺達は目的地に着いた “ちょっと待っててね” ワカツキは店の40代と思しきマスターに二言三言告げると俺を手招きした すると見るからに格を伴ったウェイターが店の一番奥の少し隔離されたテーブルに俺達を誘導した “確か前に来たわよね”ワカツキは上着を脱ぎながら言った “1カ月位前だっけ?” 俺は答えながら周囲を見ると如何に自分が場違いなところにいるかに気付き始めた “なんか華のある人が多いね” “そりゃ一見は入れない店よ、地位と肩書を持ってる人間しかいないもの” “へー”俺が答えると確かにどこかで見た気がする人間が何人もいた “貴方は色んな意味で世間離れし過ぎなのよ”笑いながら若月は言った 店は洒落たバーという感じなのだが居心地は悪くない、高級感はあるのだが不思議と 気を使わせない造りになっている ワカツキは指を鳴らしウェイターを呼び、バラライカを注文した “何にする?” “ジントニック”俺は答えた 〜Vol6完〜
結局最後はジントニックかよ
14 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 02:09:21.01 ID:7G7tv/O+0
複数の人間が想像する“良い女”を具現化した存在がワカツキであるように俺は思えた 立ち振舞いから仕草まで誰もが心を惹きつけられる何かを持っていた 俺はウェイターが運んできたピスタチオの殻を剥きながら3杯目のジントニックを飲んでいた “昨日は何してたの?”ワカツキはマティーニを飲みながら俺に聞いた “そんな昔のことは覚えてないな”俺は答えた “今夜の御予定は?” “そんな先のことはわからない” ワカツキは一連の流れに吹き出しそうになりながら我慢強く続けた “今日は何してたの?” “平日の晴れた午後に多摩川で魚の生態を調べてた” ワカツキは我慢できなくなったのか遂に笑い出した “貴方って真面目な顔して冗談言うわよね” “…ミオナのことが好きなの?”ワカツキは急に真面目な顔で聞いた 俺はナプキンで口元を拭きながら話を逸らそうとした “あー、やっぱり貴方は秘密主義なのよね” “他人に語るまでの大した人間じゃないよ”俺は答えた “あっ、先週女の人と歩いてたでしょ?レイカから聞いたよ、あれは誰かなー?” “撮影の打ち上げだよ、ワンクール終わったからね” “へ〜、二人きりで打ち上げねー”ワカツキは興味深そうな表情で言った これだから女の情報網は侮れない、隠し事や秘密事が露呈するのは時間の問題なのだ “何か話したいこと無いの?私ばっかり話してるのも悪いし・・・”ワカツキは言った 〜Vol7完〜
15 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 02:23:23.29 ID:7G7tv/O+0
ワカツキはミオナの病状をある程度把握していた 目白にある例の心療内科にも何度か行っていた 俺は誰にも話したことは無いが、ワカツキにだけは何度かミオナについての話をしていた “あの娘は真っ直ぐなのよ、それが良くも悪くも抱えてしまう性質なのよね”ワカツキは言った “重圧に耐え切れなかった?”俺は問いを投げかけた “それとも違う、可能性が広すぎることを自分で把握してると迷うのよ” “感受性が豊かであることは全ての点においてプラスになるとは限らない” ワカツキは続けた ワカツキはいくら飲んでも酔わないタイプだが今夜はいつになく饒舌だった 俺は珍しいこともあるんだな、と思いながらワカツキの話を聞いていた 結局は普段のままワカツキが話し手で俺が聞き手に回る形になっていた “貴方って悲観的?それとも楽観的?”ワカツキは聞いた “表層では悲観的で根本的には楽観的だと思う”俺は答えた “それが一番良いかもね、でもミオナの場合は時間が掛かるかも知れない” “気長に待ってるよ、俺に出来ることは待つことしかない” ワカツキは何とも言えない複雑な表情を浮かべながら俺を見て言った “普段口数少ない貴方がこれだけ話すのは珍しいわね” “君もそうだよ”俺は答えた 〜Vol8完〜
16 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 02:48:07.36 ID:7G7tv/O+0
22時頃まで飲んだ後に俺達は別れた ワカツキは僅かに上気した顔でタクシーを拾い青山方面に帰っていった 俺は恵比寿にある最上階の自宅マンションに帰った 「家を探す時にたまたま近場の良物件があった」これだけの理由で決めたが 最上階しか空いてなかったのは仕方が無かった エレベーターに乗り15Fのボタンを押し、ややふらつく足取りで俺は何となく屋上に向かった 誰もいない屋上で赤羽橋方面を眺めると東京タワーが煌々と光を放っていた (一体俺は何をしてるんだろう)突如俺は自分に強烈な眩暈が生じその場に蹲った 「人間は過去には戻れない」当たり前のことだが俺にはやり直したい過去が何個もあった そうやって一つしかない道を正確に選び続けられる人間がどれほどいるのだろうか? 軽い溜息をついてから俺は自室に戻り、冷蔵庫からジャックダニエルを出し水割りで飲み直した テレビを付けるとワカツキがレポーターをしている番組が放送されていた 映像では明るく気さくで聡明なワカツキも現実では絶望の深淵の中にいる それでも前に進むワカツキを俺は尊敬していた 紆余曲折、他人に頼らず全て自分で答えを出してきた強さがワカツキにはあるからだ (やれやれ…)俺は一人で呟くと番組が終了してから風呂に入り1時にベッドに入った 〜Vol9完〜
17 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 03:05:43.83 ID:NptrzagZ0
まだか?
18 :
47の素敵な(浮動国境)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 03:17:32.13 ID:PKNW8lzh0
希望ちゃん続きはよ
19 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 03:19:54.42 ID:tLnf1rTk0
セリフはカッコ使えやw 引用符とか馬鹿丸出しだぞw
(やれやれ…)って言いたいのはこっちだよ
全米が泣いた 歴代観客動員数第1位
キボカスが自演をする場合は茸です
23 :
47の素敵な(東京都)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 03:38:01.91 ID:Pr4cur0b0
24 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 03:41:49.60 ID:7G7tv/O+0
6月の初め、初夏の匂いが漂い始めた頃にエリカから電話があった 電話の内容は代々木にて18時に待っているというものだった 例の如く相手の都合を一切考えず、一方的な話口調で電話は切れた そんな注文にも文句を言いながら受け付けてしまう俺も相当なお人好しなのだろう 俺は山手線に乗りエリカが指示した代々木のS店の前に向かった 待ち合わせ場所から結構な距離があってもエリカは直ぐに見つけられた 生まれ持った華やかな雰囲気を身に纏っていると遠方からでも目立つものだ 珍しく時間通り、というか時間前にエリカはS店の前で待っていた ブラウンのヴィトンのサングラスを掛け、いつになく洒落た格好だった “あのさぁ…ちょっと言いづらいんだけどさ、例の方々に見つかると面倒臭いんだけど…” 俺が言うと“大丈夫よ、私オーラ消してるしサングラス掛けてるから”エリカは言った (全然消えてない)俺は内心思ったが指摘すると良いことが一つも無い為黙っていた “じゃあ行こっか”エリカは俺の先に立つと歩きだした どうやら目的地が決まってるらしい 歩いてる最中、すれ違う人間の視線を何度も感じた 当然俺に向かってでは無くエリカへの視線だった エリカは気付いているのか否か定かでないが何事もなく歩いていた “忙しいのに良く時間取れるね”俺が何気なく言うとエリカは言った “時間は作るものよ” “恐れ入りました、俺なんて無限に時間あるけどさ” エリカは微笑んでいた 〜Vol10完〜
早々に映画化が決定し、秒速で撮影された本編〜Vol8〜までが上映されております
既に総レス数が [隔離病棟]スレの記録を更新した模様
全力で保守
28 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 04:20:33.23 ID:7G7tv/O+0
代々木の中心街から少し離れたところに目的地はあった やや閑静な場所に位置する小綺麗なビルの前でエリカは立ち止まった 何をするんだろう、と思っているとエリカは俺を最上階である10階に誘導した 入口の扉でエリカは小型のバッグから財布を取り出しカードを取り出すと 右手に位置しているセキュリティに通した “ピッ”機械音が周囲に響き渡ると同時にロックが解除されたようだ 中に入るとそこはスタジオだった 部屋の中央にグランドピアノが設置されており、音楽の収録に必要であろう あらゆる機材が揃っていた “これは?”俺が聞くとエリカは言った “亡くなった伯父さんの形見よ” どうやら音楽プロデューサーであるS氏が使用していたものであるとのことだった S氏の名前は俺でも知っている程の著名な人間であった そして同時にエリカがS氏の親戚であることも初めて知った “ここが一番落ち着くのよ” “あっ、そこの冷蔵庫に飲み物は何でもあるから勝手に飲んでね” エリカはソファに座りながら言った それからエリカはボルドー産の赤ワイン、俺はバドワイザーで乾杯をした “Rさん誕生日おめでとう”エリカが言うと俺は呆気に取られた “あー、そう言えば今日だったっけ”俺が答えるとエリカは笑いながら言った “貴方って馬鹿なのか天才なのかわからないわよね” 〜Vol11完〜
29 :
47の素敵な(東京都)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 04:22:00.69 ID:Pr4cur0b0
30 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 04:55:01.97 ID:7G7tv/O+0
休憩
31 :
47の素敵な(東京都)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 05:32:47.93 ID:Pr4cur0b0
32 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 06:22:27.99 ID:Cvd0zBqX0
ジハーディ•マック待機!
33 :
NO NAME(地図に無い場所)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 08:32:44.46 ID:UhANxqzO0
Rさんの文才は認めざるをえない タイムトラベラースレがなつかしい
しょうがねえ、過去の香ばしい作品をプレイバックして待っていよう。
【気づいたら片想い】乃木坂46★891【本スレ】
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1396118282/ 269 :私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc @転載禁止:2014/03/30(日) 08:30:08.11 ID:eOLx7Gy70
〜ミオナを巡る冒険〜
都内のジャズバー、週末の金曜日だというのに店内は俺とミオナしか居なかった
バックミュージックにはジョンコルトレーンが奏でる Softly, as in a Morning Sunriseが流れていた
3杯目のマティーニを飲んだ頃、ミオナはか細い声を出して言った
『Rさん・・・私、Rさんのことが好きなんです・・・』
底の無い井戸に石を投げ込んだような沈黙が辺りを包んだ
『冗談言っちゃいけないよ、ミオナ・・・自分を大事にしないと駄目・・・』
『私、まだ子供です!子供なんですけどRさんのことが本当に好きなんです!』
俺が言い終わらない内にミオナは毅然とした声で言った
『マティーニが君を狂わせているだけだよ、ミオナ さあ子供は帰る時間だ』
『嫌!私今日は帰りたくない!』
(やれやれ・・・) 俺は内心そう思いながら5杯目のジントニックを空けるとウェイターを呼び出し、
皺一つない万札を出し『釣りはいらないよ』と伝えた
ウェイターは恭しく礼をしながらその場を立ち去った
帰りのタクシーにてミオナは日頃ストレスに晒されているせいなのか酒のせいなのか不満を露わにした
『んもー!Sさんって私にイジワルばっかりするんだよ〜!Nさんは意外に優しいんだけどさっ』
『まあ今の待遇を考えれば仕方ないのかもな、女の職場なんてそんなもんだ』
『そうよっ、だから女は面倒くさいのよ〜!』
タクシーは道玄坂の方面へ向かっていた
歌舞伎町のネオンとまではいかないが、有限である時間を惜しむかのようにこの時間でも夥しい人間が光を求め活発に動いていた
『・・・お客さん、どうします?』 50代と思われる運転手が空気を読み慎重に問いかけた
『そのまま青山一丁目・・・』
『円山町で降ろしてください』 またもミオナは俺の言葉を遮って言った
(やれやれ・・・)呆れかえった俺はミオナに誘導されるがまま、運転手に円山町へ向かうように指示をした
273 :私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc @転載禁止:2014/03/30(日) 08:32:34.66 ID:eOLx7Gy70 『う〜ん、ちょっと飲み過ぎちゃったみたい』 タクシーから降りた円山町のホテル街のど真ん中でミオナは背伸びをしながら言った ラルフローレンのトレーナーにブルージーンズ、白のスニーカー、こんな場違いな場所でも ミオナの服装は違和感無く欲望渦巻くこの街、この場所でも馴染んでいた 『もうちょっと良い服着れば?』 『あんまり服とか興味ないのよね・・・欲しい物もあんまり無いし・・・』 物欲に比例して精神は貧しくなるというのが本質、こんなやり取りをしながら 俺は17歳の少女ミオナに心底惚れ込んでいた 『じゃあRさん行こっか♪』 まるでミオナはこれからピクニックに行くような口調で俺の手を引いて歩きだした 俺はとても混乱していた (ミオナは一体何者なんだ・・・?場馴れしてるとか肝が据わってるとかそういうレベルじゃない) 金曜日にもかかわらず深夜の円山町は多少のカップルが見受けられるだけで人もまばらだった 『そう言えば未成年って飲酒は駄目だったよね?』 『あなたってすぐに分別くさいこと言って私を落ち込ませるのね、法律が改正されてお酒は16歳からよ』 『いつ改正されたんだ?w』 『今日からよ』 『あー、そうだった、忘れてたよゴメン』 『わかればいいの』 (やれやれ・・・かなわないや) 俺は歩きながら心の中で思った 『あっ、!ここがいい!これにしよっ!』 突然立ち止まったミオナは洒落た雰囲気のホテルを指差し言った 当然決定権の無い俺は『いいよ』と同調せざるを得なかった こうして俺達はホテルKに足を踏み入れたのであった そのホテルは洒落た外観に似合わず、中は格調高い造りだった ミオナは入口で数秒考えた後307号室のボタンを押し、そのままエレベーターに乗ろうとした 『おーい、キーを貰わんと・・・』 俺は小声で言った 『あっ、そうなの?どこで貰うのかしら?』 俺は無言でカウンターに行き、手だけがヌッと出てくる例の儀式でキーを受け取った 『何で顔を見せないのかしら?恥ずかしいのかな?』 『そうだろうね(笑)』 どこからどう説明すべきか迷う前に瞬時にベストな解答をした自分を誉めて良いだろう エレベーターに乗るとミオナは嬉しそうな雰囲気を発していた
278 :私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc @転載禁止:2014/03/30(日) 08:35:49.01 ID:eOLx7Gy70 エレベーターは規則正しく三階に止まり、扉が開くと同時にミオナは通路に飛びだしていた 『おーい、はしゃぐ場所じゃないぞー』 ミオナは完全に無視して俺の手からキーを取ると307号室に小走りで向かっていた 俺が部屋に付くとミオナは案の定ベッドに大の字で飛び込んでいた 『凄いお部屋だね、シャングリアも綺麗』 『シャンデリアじゃないのか?』 ミオナは俺に無言で枕を投げつけてから言った 『汗かいちゃったからお風呂行ってくるね♪』 『どうぞごゆっくり』 煙草に火を付けながら俺は返事をした 『・・・Rさんも一緒に入る?』 『え??』 俺は咥えた煙草を落としそうになりながら言った 『冗談よっ♪あっー、今エッチなこと考えたでしょう?』 『いや?考えてないよ』 平静を装って俺が答えるとミオナはまた俺に枕を投げつけてから浴室に向かった 俺が全く聞き覚えの無い曲を鼻歌で歌うミオナの声が浴槽から聞こえてきた 俺はダブルベッドに寝転がり、冷蔵庫にあったブランデーを飲んでいた バックミュージックにはスティングのEnglishman in new yorkが流れていた 悪くない、人生の悲哀を良く理解している男だ 20分程経っただろうか・・・ミオナはバスローブを羽織り、タオルで髪を包んだ姿で浴室から出てきた 『凄いお風呂だったよ!泡がブクブク出てきて面白かった!』 冷蔵庫から白ワインを取りだし、グラスに継ぎながらミオナは言った どうやらいくら飲んでも顔色一つ変わらない娘らしい、ここに来るまでに酔いも醒めたのだろう ミオナは俺が寝ているダブルベッドの隣にスルッと潜り込んできた 『ねぇ、Rさん・・・仲良くなれないメンバーがいるんだけどどうしたら良いかな?』 ミオナは俺の脇腹をつつきながら言った 『人と人が理解し合えるのは理解するべき時期が来たということだけなんだ』 『う〜ん、難しくてわからない・・・』 『つまり理解したい、理解されたいと思って解り合えるってことじゃないんだよ』 『しかるべき時期が来たらってこと?』 『その通り』 俺は感心していた 一を聞いて十を知る、そんな明晰な頭脳を持ったミオナに・・・ 『Rさんってホントに頭が良い人よね・・・』 『良いかどうかはわからない、長く生きてれば偉い訳じゃないが長く生きてないとわからないこともある』 『素敵・・・』 ミオナは俺にピッタリと寄り添うと顔を胸に埋めた 『Rさんってハードボイルドよね』 『強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない』 『チャンドラーね?』 『そうだ』 俺はブランデーを飲みながら煙草に火を着けた 『もう!吸い過ぎよっ!』 ミオナは言った
こっちの続編が一番気になるだろ、だってベッドインしている設定でいいところで終わりすぎて、モヤモヤするわ。この変態SSを未完成にすな!
>>31 大して読む気ないのに「はよ!」とか言って疲れさせる作戦か(笑)
希望さんの昼休みまで全力保守だ!
41 :
47の素敵な(浮動国境)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 10:47:17.49 ID:wiwwnOq40
希望ちゃん続きはよはよ
まじかよ…
43 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 12:26:51.44 ID:76iVlvPw0
あらすじ 以上を参照
44 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 12:37:42.91 ID:bylk0cPM0
希望先生のおでましだっ!
45 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 13:12:47.34 ID:gEqxd6Kl0
46 :
47の素敵な(地震なし)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 13:18:31.47 ID:bylk0cPM0
現代版モリエール氏のおなーりー!!
47 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 13:19:21.86 ID:gEqxd6Kl0
外資系オナリスト
48 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 13:22:02.71 ID:/OBgsGJb0
深夜まで残ってたら続き書いてやる 馬鹿共は保守でもしとけや
49 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 13:22:37.84 ID:gEqxd6Kl0
今かけ毒きのこが!
50 :
47の素敵な(SB-iPhone)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 13:42:31.59 ID:vvVDFL340
キモすぎ 乃木オタの恥
51 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 17:53:13.79 ID:whh41iEu0
ほしゅ
52 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 20:06:43.37 ID:whh41iEu0
ほす
53 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 21:11:41.18 ID:whh41iEu0
ほ
54 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 22:25:55.30 ID:whh41iEu0
まだか
55 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/04(水) 23:01:57.15 ID:E6nTphEI0
kasumetal新作はよ
56 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (茸)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 00:06:51.31 ID:oMkAnLA40
落ちてねぇw
57 :
47の素敵な(東京都)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 00:45:32.08 ID:wQ98x/kT0
糞スレおよび馬鹿スレ主晒しage
58 :
47の素敵な(東京都)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 01:13:58.97 ID:wQ98x/kT0
何だ、反応ないのか。 率直に言って、全然おもしろくない。 類型的な話、ご都合主義的な展開、通俗的な人生訓、どれをとってもつまらない。 名前を出されたイクタ・ホリ・ワカツキはおそらく迷惑だと思っている。 モリエールの戯曲「人間嫌い」の結末は必要以上に個性を主張過ぎると、 社会的存在として機能すること許されなくなるというものだった。 まさに、まさに希望カスがその実例である。 ある登場人物がアルセストに自作の詩を見せて、論評を聞く場面がある。 アルセストは答える。 「まかり間違えば自分もこういう下手な詩をつくってしまうかもしれない。 しかし、他人に見せることは絶対に控える」 その言葉を噛みしめるべきだな。
59 :
47の素敵な(SB-iPhone)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 01:18:53.59 ID:Rm/q5oNt0
自分を反映させたようなキャラが都合良くアイドル達にモテるオナニーofオナニー話 2chで妄想会話
60 :
47の素敵な(SB-iPhone)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 01:20:02.65 ID:Rm/q5oNt0
2chの妄想だから別に自由だが、こんな物で胸を張るのは恥ずかしからやめた方がいい
61 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 01:24:00.99 ID:+Hf2QhIQ0
62 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 01:34:12.88 ID:VuFXKLx40
エリカはハイペースでキール、マルガリータ、ギムレットを飲み干していた そして勧められてもないのにスクリュードライバーを飲み始めた “お〜い、そんなの飲んだらひっくりかえるぞー”俺が静止すると “うるさ〜い!飲まなきゃやってられないんだよ〜”との答えが返ってきた “その酒ってさ、男が女に飲ませる酒・・・” “女殺しのお酒なんでしょ?ミサが言ってた”エリカは上気分で言った (やれやれ…)俺はウオッカベースのモスコミュールを飲みながら思った モスコミュールは安価でありながら口当たりが強く、比較的酔える酒だった “あっ、酔わない内に私からプレゼントしないとね” “いや?何もいらないよ?俺って物欲が無い人間だからさ” “そう言うと思った”エリカは笑いながら上着を脱ぐと、スタジオの中央にある グランドピアノに向かった “ちょっと暑いけど空調好きじゃないから天窓を開けるね” エリカがリモコンのようなものを操作すると天井が開き、外気が入ってきた 当然初夏の夜の星空が見えていた “私のソロ演奏会を見られるなんて幸せ者だぞ〜” さっきまでのおちゃらけた雰囲気が消え、引き締った表情でエリカは椅子に座った 俺は固唾を飲んで見守った ピアノが好きなことは知っていたが演奏を生で見るのは初めてだった 〜Vol12完〜
63 :
47の素敵な(地震なし)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 03:36:55.85 ID:9sIgp2wo0
とりあえず洒落たカクテルの名前だしとけばいいっていうやっつけ感
64 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 03:43:04.65 ID:VuFXKLx40
65 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 03:44:49.15 ID:VuFXKLx40
エリカは全く譜面を用意することも見ることもなく鍵盤に指を置き弾き始めた Death on Two Legs… 俺はイントロの数秒間でクイーンの楽曲と気付いた それからMy melancholy blues、Love of my life、Bohemian rhapsodyという珠玉の作品を立て続けに弾いた この時点で俺は誰にも真似できない素養を持ち合わせたエリカに驚きを隠せずにいた 続いてエリカは優雅にエルトンジョンのGoodbye Yellow Brick Road、Your Songを弾いた後で一旦手を休めて言った “貴方確か洋楽が好きなのよね?” “ああ、本物が好きなんだよ” “クイーンのボーカルの人って綺麗な声してたわよね…” “才能の極みに達して才能を100%表現した人間だよ”俺は答えた “じゃあ次はこれ弾くね” エリカはビリージョエルのShe's Got A Way、Honesty、She's Always A Womanを弾いた いずれもこよなく愛する楽曲であり、俺は目を閉じ音色を体に染み込ませた (心地良い…)俺は最大限に耳を傾け、エリカが奏でる旋律を逃すまいと感性のアンテナを最大限に伸ばした 俺はまるで広大な草原の中で精神を解放された自分がいる感覚だった そして譜面を見ることもなくほぼ完璧に弾くエリカに畏敬の念を覚えた 恍惚という表現はこのことを指すのだろう、俺は微動だにせず“このまま時が止まれば良い”と思っていた 我に返った俺がエリカを見ると額にうっすらと汗を掻いているようだった 17才のまだあどけなさが残る表情は満足感に包まれていた “やっぱり私ピアノが好き”短くそう答えるとエリカは小休憩をしてから言った “まだ弾いても良い?” “もちろん”俺は即答した
66 :
47の素敵な(庭)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 03:45:26.53 ID:GC69yzOS0
きもい
だから〜ミオナを巡る冒険〜の続編を先に仕上げて欲しいわ。もうベッドインしてるんだから。 あれだろ、テイストがまさにサラリーマンが通勤電車で吊革につかまりながら読む背表紙隠したエロ小説文庫本の内容だからさ。
68 :
47の素敵な(浮動国境)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 03:48:39.44 ID:ZRF5lZ9m0
Vol13はまだ完結してないの?
69 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 03:49:18.26 ID:VuFXKLx40
>>67 だからさ、おまえみたいなゲス思考で俺の頭は出来てない訳
品格が伴ってんだよ
わかったか?単発ド底辺キノコ
70 :
私の名は希望 ◆4s9TKmwnAc (家)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 04:01:54.39 ID:VuFXKLx40
俺の執筆が進みやすいように労いの書き込みで保守しとけよ
71 :
47の素敵な(茸)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 07:11:41.04 ID:NlKrUuPA0
妄想彼女
>>58 というか、それ以前に
「」 『』 “”
の違いを
>>1 が分かってないのが気になる。
句点もないし、根本的に国語力に問題がある。
73 :
47の素敵な(鹿児島県)@転載は禁止 :2015/02/05(木) 10:44:00.64 ID:6/vvxxbb0
ウォッカベースのモスコミュールてww ウォッカベースじゃなきゃモスコミュールじゃなくなるつーの なんか高卒の19歳が飲み放題で飲んでるようなカクテルばっか出てくるなww
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