朱里２　～麻雀眼死伝説～ [転載禁止]©2ch.net

朱里の伝説は続く！

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第３章　才能のかけら

朱里がシャボン玉の次に熱中したのはカラオケだった。
日曜日、父の里志が麻雀教室を終えると
朱里と朱里の友達を数人連れて、近所のカラオケ屋で歌うのであった。

茨城の田舎の個人でやっている小さなカラオケ屋。
店長は朱里の父、里志の友人だった。

朱里は採点機能つきのカラオケが大好きだった。

友達「９５点！！朱里ちゃんまた９０点台だよ！すごい！」
朱里「やったー！！」

朱里（将来は歌手になりたいな）
のちに超人気アイドルグループAKB48に加入して活躍することになる朱里だが
その才能のかけらは早くも芽生えをみせていたのである。

ところが、歌に関しては朱里にはライバルがいた。

友達「わー！奈々ちゃんもすごいよ！！９６点だって！！」

岡田奈々。（おかだなな）
朱里と同い年の朱里の親友で、
岡田奈々も朱里と同様、歌が大好きだった。

朱里「わあ！また奈々ちゃんに負けた！」
朱里、くやしがる。

そのとき、部屋のドアが開き、女性が入ってくる。
女性「高橋さん、また、困りますよ！」
女性はなぜか怒っていた。

里志「ああ、岡田さん、申し訳ありません」
女性は岡田奈々のママである。

奈々ママ「高橋さん！うちの奈々は16時には帰してくださいと
いつも言ってるじゃないですか！
塾にピアノのレッスンにバレエの練習に奈々は忙しいんですから！」

朱里「奈々ちゃん、バイバイ！またね！」
奈々「朱里ちゃん、また一緒に歌おうね！」

朱里の友達、岡田奈々は大病院の院長の娘で箱入りのお嬢様である。

岡田奈々はもうすぐ小学校のお受験が控え、
その受験勉強のみならずピアノ、バレエ、習字、水泳、英会話と
教育熱心な両親にならいごとを沢山させられ、
忙しい日々を送っていた。

そんな岡田奈々にとっては朱里と一緒に遊ぶひとときが
唯一の息抜き、心のやすらぎとなっていたのである。

■■

ある日
岡田奈々達の家族が住む高級マンション。

奈々はママと二人で家にいた。
奈々は漢字のドリルを勉強していた。もうすぐ、塾でテストがある。
熱心に漢字を書き続ける奈々。

奈々ママ「ちょっとトイレに行って来るわね」
奈々「はい」

ママがトイレに行った時である。
奈々、ママがいないのを見計らってママがいつもおでかけのときに
もっていくバッグを漁る。

奈々はママが使っているルイ・ヴィトンの財布を見つけると
そこからお札を数枚抜き取った。
ママがトイレから戻らないうちに、漢字ドリルの後ろのほうのページに隠した。

数日後

岡田奈々は塾を終えてママの迎えをまっていた。
ママはあと十数分で来ると塾に連絡があった。
奈々（お願い、ママ･･･早く来て）

すると、
女の子「おい、奈々、持ってきたか？」
奈々「あ、はい…もってきました」
奈々が女の子に渡したのは数日前にママの財布から抜き取ったお金である。

女の子は近所で有名な悪がき、
峯岸みなみ。

朱里や奈々と学年でいうと５つ上の小学５年生だった。

峯岸「悪く思うなよ、奈々！これもおまえが弱いのが悪いんだぞ！
今日負けた分も今度払えよ！」
峯岸は奈々から巻き上げた金をズボンのポケットに突っ込み、
上機嫌で去って行く。

数分後、
奈々ママ、塾に到着。奈々と一緒に帰路につく。

奈々ママ「今日は奈々の好きなケーキ買って帰ろうか。
奈々、塾のテスト100点だったんだって？頑張ってるわね」

奈々「ママ、ありがとう」

奈々、ケーキ屋で大好きなモンブランを買ってもらう。
支払いの時
奈々ママ「あれ、おかしいわね。財布にこれしか入ってない」
奈々（ギクッ！）
奈々ママ「ごめんなさい、クレジットカード使えるかしら？」
店員「はい、どうぞ」

帰宅後の出来事

奈々ママ「ママはおふろ入ってくるわね」
奈々「はい」

奈々、再びママがおふろに入った隙にママのカバンを漁る。
ところが財布がなかなか見つからない。
しばらくして奈々、廊下の棚の上にママの財布を見つける！

奈々がママの財布を開き、抜き取ろうとお札をつかんだ瞬間だった！
奈々ママ「あはは、嫌だわ、バスタオル忘れちゃった。
あれ、奈々！
何してるの！」

奈々「エーン！！ママ、ごめんなさーい！！！」
奈々はポロポロと涙を流して号泣してしまった。

奈々はママに全てを白状した。
塾の休み時間に悪がきの上級生、峯岸たちに無理やり
賭け麻雀を打たされ、お金を巻き上げられていたこと･･･
奈々の家がお金持ちであることは近所では有名であった。
そこにつけこまれたのである。

ママ「奈々、辛かったわね…」
ママ、泣きじゃくる奈々を優しく抱きしめる。

数日後
日曜日
朱里は父の里志と友達数人と、麻雀教室を終え、いつものカラオケ屋に来ていた。

友達「わー！！朱里９１点、すごーい！！」
朱里「うーん、まあまあかな」

朱里（やっぱりカラオケは奈々ちゃんがいないとつまらないな…）
朱里、張り合いのある相手がいなくて寂しく思う。
そういえば最近は奈々と遊んでいない。
麻雀教室にもカラオケにもすっかり来なくなってしまった。
朱里（奈々ちゃん、どうかしたのかな？）

しばらくすると、部屋のドアが空き女性が入ってくる。
朱里「あ！奈々ちゃんのママ！」

里志「こんにちは、岡田さん。最近奈々ちゃん、来ませんね」
奈々ママ「あの、高橋さん。実は相談が…」

■■
里志「なるほど…そんなことがあったとは！！
峯岸は時々ですけど、麻雀教室に顔を出しますよ。
今度来た時にきつーく叱ってやりますから！」

奈々ママ「ありがとうございます、高橋さん！
塾にも相談したんですけど、
子供同士のことだからと取り合ってくれなくて…
取られた金額は5万円くらいですから、
この際お金のことは目をつむってもいいんですけどね…
ただ、奈々のこの先のことが心配で…
私に見つかってから、すっかり元気がなくなって、
ご飯も全然食べなくなったし
今は塾も他のならいごとも休ませてるんです。」

一部始終を聞いていた朱里。
朱里（許せない！！！！）

後日
里志「体験入塾ってあるんですよね？
うちの娘を入塾させてみたいんですが」

里志、塾の休み時間に行われている理不尽な賭け麻雀の実態を探るため、
朱里を潜入させる。

朱里はひょんなことから塾に通うことになってしまったが、
ノリノリであった。

結局落ちてたのか
完結まで頑張ってくれw

>>6
ありがとうございます。
今度はれなっちが登場しますよ♪

英語の授業が終わり、チャイムがなる。
その瞬間である。
峯岸「おい！新入り！朱里！おまえだよ！」
朱里（ふう…さっそくきやがった）

峯岸「できるんだろう、これ？」
峯岸、手で牌をつまむ仕草をして朱里に見せる。

峯岸「この塾じゃあ、休み時間には新入りと一緒に卓を囲むのが慣例なんだよ。
新人の歓迎会も兼ねてる。まあ、付き合えよ！」
朱里「あの、峯岸先輩すみません。私、麻雀は久しぶりでして…
ちょっと思い出すためにも、今日のところは見学でもいいですか？」

峯岸「あん？なんだと！しょーがねーな！
じゃあ、かとれな！！今日もまたお前が付き合え！」

れなっち「え！？また私ですか！？」

峯岸が声をかけたのは、加藤玲奈（かとうれな）。
皆からは、かとれな、れなっちなどと呼ばれる朱里と同い年の少女である。

おとなしそうな女の子だが、
こちらも岡田奈々に負けず劣らないお嬢様でお金持ちの箱入り娘。
だからこそ峯岸の格好のカモにされたのだろう。

れなっち「お願いです、峯岸さん！もう勘弁してください！」
峯岸「朱里が今日はやらねーって言ってんだからしょうがねーだろうが！」
れなっち「朱里ちゃん、お願い！私のかわりに打って！」
朱里「…」
峯岸「メンツが足りねーだろうが！」

結局、れなっちは峯岸たちに無理やり
賭け麻雀に付き合わされることになってしまったのである。

塾の休み時間に賭け麻雀が行われる秘密の部屋は階段の下の物置部屋であった。
はたからみると普通の物置部屋であったが、
扉を開けると、卓が3つほど置いてあり、
それぞれの卓で賭け麻雀が行われていた。
中には小中学生のくせにタバコをくわえながら麻雀に興じている子供すらいた。

朱里（うわさに違わぬ、ひどいところだな…）

峯岸「じゃあ、早速はじめようぜ！」
峯岸とれなっち、他に峯岸の友人ゴリ子、ジャイ子の二人が卓につき、
勝負がはじまる！

数巡後
ゴリ子「リーチ」
れなっち、ゴリ子のリーチを受けてゴリ子の現物を切る。
ところが、
峯岸「それ、ロンだ！中ドラ３、満貫！」
れなっち、いきなりの満貫直撃！

朱里「････」

次の局
数巡後のことである
ジャイ子「リーチ」
れなっち、今度はジャイ子の現物を打ってまわそうとする。
しかし、
峯岸「ロン！白發ドラドラ、満貫！」
れなっち、2回続けて峯岸から満貫を食らってしまう！
朱里（うーん…）

さらに次の局
峯岸「よっしゃ、つもった！大三元だぜ！」
れなっち「えー！」
朱里（はあ･･･なんてひどい麻雀なんだ･･･）

その後も峯岸は役牌抱えの早上がりでれなっちを圧倒。
さらには他の二人のリーチにも怯えておりてしまう、れなっち。
おりようと切った他の二人の現物で峯岸があがるという悪循環を繰り返し、
れなっち、徹底的に峯岸達にむしられてしまうのであった。

朱里（こんなやつらのイカサマも見抜けないようじゃ、
れなっちもむしられてもしょうがないか･･･）

しかし、朱里、奈々の顔を思い出し、
朱里（いや、こいつら…やはり許せない！）
朱里、ふつふつと怒りの感情が湧く！

峯岸「残念だったな！かとれな！今日負けた分は後日払えよ！」
ゴリ子「まあ、れなっちも勝てるときがくるよ」

れなっち、顔を手で覆って泣く。

峯岸「朱里！おまえも麻雀思い出しただろ！今度付き合えよ！」
朱里「わかりました」

朱里「れなっち、大丈夫？」
れなっち「ううう…グスン」
朱里、泣き続けるれなっちを慰める。

朱里「れなっちが負けた分は、私が必ず取り返すから！」
朱里、れなっちの背中をなでさする。
れなっち「ううう･･･でも、
朱里ちゃん、そんなことできるの？」

朱里「できるよ。絶対に。
ただ、もう少し、れなっちも麻雀練習しないとダメだよ」
れなっち「練習？」

朱里「うん。れなっち、このあと時間あるかな？よかったら教えるよ」
れなっち「グスン…朱里ちゃん、私の家に遊びに来ない？」
朱里「え？！いいの？！」

朱里、こうして急遽、れなっちの家に遊びに行くことになる！！

塾が終えると、加藤家の車がれなっちを迎えに来た。
純白のベンツSクラス。
ドライバー「玲奈様、お疲れ様でございました」

自動で後部座席のドアが開き、れなっちに続き、朱里が乗り込む。
朱里本皮のシートと香りと3ナンバーの乗り心地の良さにうっとりする。
内装もアンティークの木目調で
朱里「すごいね、この車！なんか豪華な部屋にいるみたい！」

車がれなっちの家の前につくと、ドライバーがリモコンを操作し、
豪華な装飾の門扉が自動で開いて行く！
朱里「お城みたい！」

門扉を超えてもなお、広い庭の中を車が走る。
広い庭にはカエデの樹が何本も植えられ、秋にはさぞかし綺麗だろう。
建物の周りに堀があって、大きな錦鯉が悠々と泳いでいた。

朱里「これがれなっちの家なんだ！」
朱里、れなっちの家のあまりの立派さに圧倒される！

れなっちの屋敷は朱里が図鑑でみたことのあるお城そのものであった！

れなっち「さあ、朱里ちゃん！あがって！」
れなっち、圧倒されてしり込みしている朱里の手を引き、家に招き入れる！

♪

オギャー

滅私

♪

！！！

♪

！

まだ生きてた！
良かった！

♪

りっちゃーん！

れなっち「朱里ちゃん。晩御飯食べてって」
朱里、れなっちとれなっちの両親と食卓を囲み、
加藤家の豪勢な料理に舌鼓を打つ。
朱里（こんなおいしいもの、今まで食べたことないよ！）

ママっち「あはは、朱里ちゃん、いい食べっぷりね」
パパっち「どんどんおかわりしていいんだよ、朱里ちゃん」
朱里「ありがとうございます、じゃあお言葉に甘えて…」

その後
れなっち「朱里ちゃん、ゲームしよう！」
今度は、朱里とれなっち、パパっち、ママっちを交えてマリオカートに興じる。

最終ＬＡＰ。
朱里のクッパがものすごいスピードで首位を独走していた。
れなっち「うわー、朱里ちゃん速い！」

朱里「よーしいくぜ！」
コースに最後に待ち受けるのはヘアピンカーブ。
朱里、ここまでトップで走り続けていたものの
スピードの出しすぎで曲がりきれず、派手にコースアウト！！

朱里「うわっ！！」
その隙にれなっちの運転するピーチ姫華麗にコーナーを駆け抜け、
朱里を追い抜く。
さらにはパパっちママっちの運転するマリオ、ルイージも朱里を抜き去る。

朱里「負けた…」

このあともれなっちの家族と朱里の団欒はしばらく続いた。

楽しい時間は過ぎるのが早い。時間はもうすっかり夜である。
朱里「ふわぁああ」
朱里、大きくアクビをする。

れなっち「朱里ちゃん、もう眠いの？」
ママっちパパっち「朱里ちゃん、今晩は泊まって行ってもいいのよ」
眠気が朱里を襲いつつあった。

結局朱里、れなっちの家に泊まることになる。
ママっちが朱里の家に電話を入れる。

れなっち「朱里ちゃん、お風呂入るでしょ？」
朱里、れなっちと一緒に浴室へ。
朱里（広い！）
朱里、加藤家の広いバスルームと大きな浴槽に感嘆する。

れなっち「朱里ちゃん、これ、おもしろいんだよ！」
れなっちが持ってきたのは入浴剤。良く泡立ち、バラの香りがする。

朱里「なにこれ、すごい！」
朱里、はじめての泡風呂に大興奮！

朱里れなっち「キャハハハハハ」

朱里とれなっちはいつまでも泡風呂で戯れていた。

その後、朱里は加藤家への寝室へ。
れなっちの広いベッドで
朱里とれなっちはお互いの手を握り合いながら、身を寄せ合って眠った。

朱里（そういえば、麻雀教えようと思ってたけど、楽しすぎてすっかり忘れちゃった…
れなっちのうち、ほんとに温かい家族だな…）
朱里、その後、完全に眠りにつく。

おいおい、なんなんだよ、この引き…

朱里がれなっちへの家へとまった数日後、日曜日。
今度は朱里がれなっちを麻雀教室へと招待していた。

朱里「れなっち、今日はちゃんと麻雀をやろうね」
れなっち「うん。朱里ちゃん、私、勝ちたい。あの峯岸に！」

普段おとなしい少女である、れなっちも、この日は闘志に燃えていたようだ。

朱里「れなっち、いつもはここの麻雀教室では全自動卓を使うんだけど、
今日はまっさらな卓で手積みで打つよ」
れなっち「どうして？」

朱里「あの塾の物置部屋での麻雀、あそこは手積みの卓だったでしょ？
実践にそくして練習する必要があるんだよ」
れなっち「なるほど」

朱里「じゃあ、はじめるよ、れなっち」

朱里とれなっち、それに朱里の悪友、田野と涼花も加わり、ゲームがはじまる！
田野優花（たのゆうか）
大島涼花（おおしまりょうか）

この二人は朱里の大親友でいつも3人でいたずらばかりしていた。
朱里と田野、涼花の3人のいたずら伝説については後ほど触れることにする。

「ジャラジャラジャラジャラ、ガラガラガラ」
卓上で牌が混ざりあい、大きな音を立てていた。
朱里たち、まずはシー牌。手で卓上の牌をかき混ぜる。

続いて今度は山を積む。
そして、山を積み終え、それぞれが山の右側を少し前に出す。

朱里「れなっち。よく見てて。これから峯岸が使っていたイカサマと同じことをやるからね」

朱里「実は、もうすでに一つのイカサマ始まってるんだよ？」
れなっち「え？」

朱里、自分が積んだ山の左端の牌2枚を取り出し、表向きに卓に並べた。
（中）（中）

れなっち「あ、中が２枚」
朱里、さらに自分の山からさっき取り出した右となりの、今度は８枚の牌を卓に並べる。

(中)（白）(白)（白）(發)（發）(發)（東）

れなっち「あれ！！」
朱里「れなっち、これが峯岸がよくやってた積み込みの一つのやり方だよ」

朱里「峯岸はシー牌をしながら、つねに役牌を探していて、
そいつを自分の山の左端に積むようにしてたんだよ」
れなっち「！！！！」

朱里「峯岸はこの間を大三元をつもったでしょ？そのときは派手にこの積み込みをやってたんだよね」
れなっち「！！！！」

朱里「じゃあ、峯岸はどうやってこの左端に積んだ役牌を自分の手牌の中に入れるか…
それには峯岸が良く使ういくつかのやりかたがあった」
れなっち「！！！」

朱里「それは配牌をしながら説明するよ。じゃあサイコロを振るよ」
朱里、サイコロを振る。
出た目は⑤⑥。
塾での賭け麻雀は、サイコロ２度ぶりのルール。それをここでも適用。
2回目のサイコロは朱里の対面、涼花がふる。
出た目は①①。
配牌は朱里の上家、田野の山、左から４トン目からの配牌。

そして、配牌完了。
朱里「これを見て、れなっち」
朱里、手配を倒す。
朱里の配牌には、さっき朱里が自分の山左端に積み込んだうちの８枚の牌、
（中）(中) (中)（白）(白)（白）(發)（發）が含まれていた。

れなっち「え？なんで？朱里ちゃんの積んだ山は残っているのに！
朱里ちゃん、どうやってやったの！」
朱里「すりかえたんだよ。田野ちゃんの山から配牌を持ってくるときと、
りょーかの山から配牌を持ってくるとき、合計２回、
計８枚の牌をすりかえた。わからなかった？れなっち？」
れなっち「全然わからなかった」

朱里「このすりかえ自体はちょっと注意していれば、気がつくと思うよ。
れなっちはちょうど私の下家にすわってるから見えにくいんだけど、
峯岸はいつも配牌を取ってくる時、左手で自分の山の左端の牌を4枚抜いてた。
こういう風にね」

朱里、対面の涼花の山から配牌を取ってくるときと同様２トンの４牌を取りながら、
左手で自分の山の左側の４牌を抜き取る。
そしてすぐに右手にある４牌を自分の山の右側につける。

れなっち「あ！！」
朱里「れなっち、わかったでしょ？
私の左手の動きはちょうど下家のれなっちからはみえにくい。
それに峯岸はれなっちが配牌を取るタイミングで山の右側に本来の牌をくっつけてた。
まあ、なかなかわかりにくいよね。配牌とりながら、リー牌してたら特に」
れなっち「！！！！」

朱里「まあ、こんな簡単な技だけど、これも２回やられると都合８牌、
３回全部やられれば、都合１２牌も自分の積んだ牌が選べるんだから、
なかなかダメージは大きいね」
れなっち「！！！！」
朱里「だからリー牌はあとででいい。
特に手積みの場合はこの類のイカサマに十分注意しなければいけないね」

朱里「さらに峯岸は配牌中だけじゃなくて、
局がはじまってからも、このイカサマを使ってた。
いわゆるブッコ抜きってやつだよ。」

朱里、再び自分の山の左側２牌を抜き取りつつ、
自分の手牌の２枚を自分の山の右側にくっつける。

れなっち「あ！！！！」

朱里「こうして峯岸は自分の山の左側に積んだ、ほとんどの場合は役牌だったんだけど、
それを自分の手牌に引き入れて、早くあがれるように仕組んでたんだ」
れなっち「なるほど」

朱里「さらに峯岸は早くあがるために、卓の下で仲間二人と牌の交換までやってた。
れなっち、気がついた？」
れなっち「ぜんぜん」

朱里「峯岸は二人に卓上の右手でサインを送ってた
峯岸の右手不自然な動きがあったでしょ」
れなっち「そういえば！！
峯岸は、卓上に出した右手でグー、チョキ、パーってやってた！！」

朱里「さすがれなっち！！そこにはきづいていたんだね！
おそらく、グーがピンズ、チョキがソーズ、パーがマンズ」
れなっち「！！！！！」

朱里「さらに峯岸は指で卓に数字を書くしぐさをする。」
れなっち「そういえば！峯岸のやつ、卓を人差し指でなぞってた！」
朱里「よーくその動きを見ていると、卓の上に数字を書くように人差し指でなぞっていたはずだよ。
たとえばローピンが欲しかったら、こんな合図をする」

朱里、卓上の右手で、じゃんけんのグーをした後、人差し指で卓をなぞって数字の６を書く。
れなっち「あ！！！」

朱里「こうやって、峯岸は欲しい牌を自分の仲間に合図を送ってたんだ」
れなっち「なるほど」

朱里「れなっち、ちょっと涼花の山から牌をつもってみて」
れなっち、言われたとおりに牌をつもる。

朱里「れなっち気がついた？」
れなっち「え？」
朱里「れなっち、私の手牌の枚数を数えてみて」
れなっち「２、４、６、････１２、あれ、少牌？！」

朱里「さっきちょうど、れなっちが牌をつもるときに、
私は不要な牌を抜き取って左手に握りこんだんだよ」
れなっち「えー！」
朱里「れなっち、田野ちゃんの手牌の枚数も数えてごらん」
れなっち「１２枚、こっちも少牌！！！」
田野ちゃん「えへへへ」
田野ちゃん、不敵な笑みを浮かべて左手に握った牌をれなっちに見せる。
れなっち「あ！！！」

朱里「そしてれなっちが牌を切る瞬間に、
峯岸は仲間の手の内にある自分の欲しい牌と自分の不要な牌を卓の下で交換するんだ」

朱里そういって左手で田野ちゃんと交換した牌を自分の手牌に戻す。
朱里「こうやって、峯岸は異常なテンパイスピードと、それにドラを仲間からかき集めてたんだよ」
れなっち「そうだったの！！」

朱里「それとあと、もうひとつ」
れなっち「何」

朱里「れなっちは勝負の終盤、峯岸の仲間二人がリーチして、
そいつらの現物牌を切ったときに峯岸がその牌であがった。
こんなパターンが何度も続いたのを覚えてる？」
れなっち「覚えてる！！」

朱里「そいつらのリーチはれなっちから峯岸のあたり牌を引き出すためのおとりだよ。
普通に考えて、峯岸に有効牌を卓下で送ったりしてる二人が、普通にテンパイすると思う？
まずは無理だよね。
峯岸の仲間二人は、峯岸の手下、いや、あやつり人形に過ぎない。
こいつらのリーチには何ら警戒する必要はないんだよ」
れなっち「そうだったんだ…」

朱里「結局他の二人は自分達があがろうという気はハナからない。
峯岸の従順な羊･･･
そうなれば警戒するべきはただ一人峯岸のみ…
そして峯岸が他の二人に送る合図を見ていれば、
峯岸がどんな手かもわかりやすい。
峯岸の捨牌からの情報も含めれば、
峯岸の手牌は結局ガラス。
こちらが振り込むことはめったにないよ」
れなっち「なるほど…」

朱里「だけど、この勝負。一気にケリをつけようと思う！
せっかくの手積み、そしてサイコロ２度振り。
この絶好のルールを逃す手はないよ」
れなっち「一気にケリをつけるって･･･朱里ちゃん･･･何をする気なの！？」

朱里「２の２の天和！！」

http://bst-smile.com/wp-content/uploads/2014/10/%E6%9F%B4%E7%94%B0%EF%BC%93.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20100916/23/badrruikarioka/8b/c7/j/t02200268_0473057710751413324.jpg

>>34
ちょっとミスった
サイコロの目からして涼花の山には牌が残ってなかったわな

れなっち「2の2の天和！？」

朱里「れなっち、ちょっと涼花と席を替わってくれる？？」
朱里の下家に座っていたれなっち、涼花と席を入れ替わる。
今度は朱里の下家に涼花。

朱里「ちょっとやってみるよ。
この技は二人で協力する必要がある。」
れなっち「？？」

朱里「私が親ってところから、また配牌からはじめよう」
朱里がそういって、
「ガラガラガラ！！」
再び、シー牌から。そして山を積み終える。
親の朱里、サイコロを振る。
出目は①①。それを受けて続いて下家の涼花、サイコロを振る。
出目は再び①①！！

れなっち「ふたりとも２だ？？！！！」
朱里「だから２の２の天和」

配牌は涼花の山の右端を４トンのこしてとりはじめることになる。
そして、配牌完了。

朱里「ほらね」
朱里、牌を倒す。
れなっち「できてる！！」

朱里「親がサイコロを振って①①なら、続いて下家がサイコロを振ることになる。
下家が①①を出せば、配牌は下家の山右端４トン残したところから取り始める。
そうすると親が取る配牌はチョンチョンを含めても、
下家の積んだ山と親の自分が積んだ山から全部取ってくることになるよね」
れなっち「そうだ！！！！！」

朱里「これを利用して事前に積み込んでおくんだ。
涼花は自分の山の右から５トン目６トン目の４牌、左から４トン目、５トン目の４牌の計８牌に、
親の私は山の右から４トン目５トン目の４牌、
それとチョンチョンするところ、
左から４トン目６トン目の上山の2牌の合計６牌を
事前にすでにあがりの状態になるように積み込んでおく」
れなっち「そしたら、もう配牌完了の時点で朱里ちゃんはあがってる！天和だ！」
朱里「その通り」

れなっち「すごい！
積み込みはわかったけど…サイコロはどうするの？
二人とも①①を出さなきゃだめなんでしょ？」

朱里「それなら大丈夫、実はさっき、こっそりサイコロをすりかえたんだけど、気づいた？」
れなっち「え？」
朱里「じつはこのサイコロ、中に重りが入ってて、誰が振っても①①が出るんだよ
れなっち、振ってごらん」
れなっちサイコロを振る。
出目は①①！！

れなっち「あ！！すごい！！」
朱里「れなっちが親のときに、私がこっそりサイコロをすりかえておくから！！
今回はれなっちに国士の天和をあがってもらおうと思う！！」
れなっち「国士無双の天和！！？？」

朱里「ほんとうはこんなサイコロを使わなくても好きな目は出せるんだけど。
れなっちは初心者だし、念には念を入れて今回はサイコロをすりかえよう。
そういえば、サイコロは涼花も得意なんだよ」

涼花「れなっち、好きな数字をいってみて。サイコロでその数字を出すから」
れなっち「じゃあ、１２！」
涼花、サイコロを振る。出目は⑥⑥！！
れなっち「じゃあ、７！！」
涼花、出目は④③！！
れなっち「１０は！？」
涼花、出目⑤⑤！！

れなっち「すごい！！！」

朱里「れなっちには積み込みを練習してもらうよ。
れなっちが親のときに、れなっちに国士をあがってもらうから、
れなっちんは
右から４トン目５トン目の４牌、
それとチョンチョンするところ、
左から４トン目６トン目の上山の2牌の合計６牌。
ここに１と９のマンピンソーの合計６枚を積み込めるように練習しよう。
一方で私は字牌を積み込むようにするから！」

れなっち「朱里ちゃん･･･すごい！！わかった！！！わたし、がんばる！！！」

そこかられなっちの積み込みの猛練習がはじまる！
れなっち「右から４トン目５トン目･･･左から４トン目６トン目の上側…」
シー牌をしつつ、１、９の数牌を探すれなっち。
手の内に引き込んだらそれを決まった位置にあてはめて、山を積む…
れなっちはその練習を何度も何度も繰り返した！！

朱里「れなっち、ちょっと疲れたでしょ？休憩しよう？」
れなっち「ううん、わたしは大丈夫。まだ練習する！」
朱里（れなっち…！）

朱里「れなっち、だいぶできるようになってきたね！」
れなっち「うん、ありがとう！朱里ちゃんのおかげだよ！」

そのとき
「おい、朱里、ちょっとうるさいぞ。
ガラガラガラ、シー牌の音がうるさいって、教室に来ているおばあちゃん達がみんな言ってるぞ。
なんで今日は全自動卓使わないんだ！」
朱里を注意しにきたこの男性、朱里の父、麻雀教室の先生、かつて茨城最強の博徒と呼ばれた里志である。

朱里「あ、お父さん！ちょっと一緒に勝負しようよ！れなっちも一緒に！」
れなっち朱里の左側に座る。
朱里とれなっち、いよいよ２の２の天和を実践で使う絶好の練習台をみつける！

里志「いいけど、手積みでやるのか？」
朱里「そうだよ」

そのとき
老人「わしもまぜてくれ」
里志「あ、小島先生！」
小島「手積みで麻雀打つのも久しぶりじゃな」
この老人もかつてはミスター麻雀とよばれた凄腕の麻雀打ち。今はボケ防止のため、
時々この教室に顔を出す。

朱里「じゃあ、はじめようよ、れなっちが親からね♪」
朱里さっそく２の２の天和を試す。
朱里（れなっち！やるよ！）
れなっち（うん！朱里ちゃん！！）

東家：れなっち
南家：朱里
西家：里志
北家：小島

そしてシー牌からの山積み、れなっち、練習の成果あって見事積み込み完了！
一方朱里も！！
小島（ふふふふ･･･）

親のれなっち、サイコロを振る。
出目は①①。朱里がすりかえた特殊なサイコロなので誰が振っても①①になる。
続いて南家の朱里、サイ振り。もちろん出目は①①。
里志「････」
小島（ふふふ）

そして配牌完了。
れなっち自分の手牌をみて考え込む(ふり)。
朱里「どうしたのれなっち？」
れなっち「あれあれあれ？」
朱里「れなっち、早く切ってよ！」
れなっち「なんだろうこれは」
朱里「何だよ！れなっち！」
れなっち「どれも切れない…あがってるんだよね…」

れなっち牌を倒す！
朱里「え！国士無双！！？？しかも天和！！？？（わざとらしく）」

その瞬間、
「ポカッ！」
朱里「いたーい！！」
朱里の父、里志のげんこつが朱里の脳天を直撃する。

里志「こら、朱里！！どこでこんなこと覚えたんだ！！」
朱里「いてててて、マジでいたい」
小島「ハハハハハ、上手だな朱里ちゃん、そして玲奈ちゃんも」
里志「え、まさか小島先生が？」
小島「朱里ちゃんが麻雀に絶対勝つ方法を教えてくれって言うから、この間ね。」

朱里、殴られた自分の頭をおさえながら
朱里「えへへへへ、すごいでしょう？♪」

小島「でも、朱里ちゃん、玲奈ちゃんがあがったときのリアクションがわざとらしすぎるな（苦笑）。
もうちょっと自然にしたほうがいい（苦笑）。」
朱里、殴られた自分の頭をなでさすりながら、
朱里「わかりました」

いよいよ塾の日がやってくる。
社会科の授業。室町時代の北朝と南朝の対立の仕組みを講師が解説している。
英語の授業には心躍った朱里も、社会科は退屈なようである。

朱里（はあ…退屈だな…
奈々ちゃんやれなっちはすごいや…いつもこんなに勉強してて…）
朱里、必死にこみあげてくる眠気を抑える。
しかし
「ガクッ！！」

朱里、眠気に勝てず、頭を支えきれずに額を強く机にぶつけてしまう。
瞬間、生徒達が朱里のほうを振り向く。

講師「どうしたんですか？高橋さん？」
朱里「なんでもありません」

朱里、結局この社会の時間は教科書に落書きをして何とか退屈をしのぐ。
このとき以降、朱里の歴史の教科書のザビエルのハゲ部分は黒く塗りつぶされ、
織田信長はメガネをかけ、
与謝野晶子にはヒゲが生えた。
その他多くの武家たちのちょんまげ頭は朱里の描いたファンキーな髪型に変わってしまったのだった。

そして、授業終了のチャイム！
朱里（ふう…やっと終わった…）

と同時に峯岸がやってきて
峯岸「おい、朱里、いいかげんに打てるようになったんだろう？麻雀」
朱里（きやがったな！）

ついに勝負のときが訪れる！

メリークリスマス
http://stat.7gogo.jp/appimg_images/20141226/00/66/Ee/j/o14391920p.jpg

>>28
すみません、いつも保守ありがとうございます！
お手数おかけします！

こんちわー、覗きに来たよー

あげほすしえん

♪

>>42 出川哲朗のモノマネで再生されましたよ！
こういう、うまさ、面白さもあるとは！

>>46
これは百合先生！ありがとうございます！わざわざすみません！
朱里とれなっちの入浴シーンも書きましたが
百合要素も入れたいんですよ♪
百合先生ほどうまく書けませんが！

>>47
>>48
本当にありがとうございます！
お手数おかけしてすみません！！

>>49
誠にありがとうございます！お手数かけて本当にすみません！
そう言って頂けて嬉しい限りです！

♪

支援

ありがとうございます♪

♪

つまんないから

♪

じゅりo(^o^)o

読みやすくて面白い！
知らない世界に興味深々

>>60 >>61
ありがとうございます！お手数かけてすみません！

(=ﾟωﾟ)ﾉ

♪

♪ちゃんてぶれない！
少なくてもここでは。
ぶれてるとこ見てみたい♪

上げに来たよ～ん

支援や

なあ

♪くんになりすまそうかな

♪

今からここにいる皆さんで麻雀をしてもらいます。

「！」

お昼だよ！

俺だけ集合！

ちょいわろた

じゅり「ロン！！」
田野ちゃん「はああああああああ～っ！？怒」

♪

「どうしたの作者さん？」
「作者さん、早く書いてよ！」
「何だよ！作者さん！」

そして5/5

お手数おかけして申し訳ございません。

♪

上げとくよん

由依 ~飯伝説~

あげ

♪

>>80
いつもありがとうございます！
本当にお手数おかけして申し訳ございませんでした。

>>83
百合先生！ありがとうございます！

朱里は峯岸たちに塾の階段下の物置部屋に連れてこられた。
手積みの卓が３つほどおいてあり、
休み時間に理不尽な賭け麻雀が行われている。
たばこをくわえながら麻雀を打っている不良の子供もいる。

朱里（いつ来てもひどい場所だ･･･）

ここの賭場は峯岸が仕切っていて、
入塾してきた下級生、岡田奈々のようにまじめな子、
加藤玲奈のようにおとなしい子で
親が金持ちな子、そういった子達に目をつけ、カモとして
イカサマを使って徹底的にむしっていたのである。

中には両親からの期待を背負って真面目に一生懸命勉強しようと
入塾してきた子供もいるだろう。
朱里は、そんな子達を食い物にする峯岸を許せなかった。

朱里（峯岸を倒して、この賭場をぶっつぶしてやる！）

決戦の前日
峯岸を倒すための朱里とれなっちの打ち合わせ

朱里「もうれなっちの積み込みは完璧だ」
れなっち「あとは朱里ちゃんのリアクションだね（苦笑）」
朱里「そこは何とかするよ！！！」

朱里「１つ問題があるのは
基本、峯岸は３人がかりで１人をはめる麻雀のやりかた…
最初は１人ずつ卓につくことになるだろう」
れなっち「私達二人が同時に卓につけられるように仕向けていく必要があるよね」
朱里「その通りなんだ！
それで、その作戦なんだけど･･･」

―――――――――――――――――――――――

そして塾の物置部屋
朱里「峯岸さん…
この間の峯岸さん達の麻雀を見て、
私なら峯岸さんに勝てる、そう思いましたよ」
峯岸「なんだと？朱里！なかなか生意気なガキじゃねーか？
その減らず口がいつまでたたけるか見ものだな！！」
朱里（ふふふ･･･）
峯岸「おまえも奈々やかとれなみたいにむしってやるからよ」
朱里（！！！）
朱里、奈々の顔、れなっちの涙を思い出し、怒りで卓をひっくり返しそうになるが
なんとかこらえる。

峯岸「とっとと始めようぜ！」

塾の休み時間は短い。
基本的に勝負は東風戦で行われる。
東場が終わった時点でウマを乗せて精算となる。

メンツは朱里と峯岸、峯岸の友人、ゴリ子とジャイ子
親決めのつかみどり。

朱里、南引き。
峯岸「ち、なんだよラス親かよ」
峯岸は北引き。

東：ゴリ子
南：朱里
西：ジャイ子
北：峯岸

東一局

ゴリ子「リーチ」

下家の朱里、勢い良く切ったのは超危険牌！

峯岸「おいおい、朱里！よくそんな牌が切れるな！
通ったからよかったものの、お前はどしろうとかよｗ」
朱里「……」

朱里（親のリーチ…
びびらせておりさせようって魂胆。
しかし、こいつはさっきから峯岸に牌を卓下から送ってるし、
本当にテンパイしてるかどうか疑わしい。おそらくノーテンリーチだろう。
おりようと切ったこいつの現物が峯岸の待ち…
何度も何度も同じやりかた…
みえみえなんだ）

次巡
朱里、またしても切ったのはゴリ子の超危険牌！
峯岸「またそんな牌を！ラッキーなやつめｗ」

朱里「私は絶対に振り込まないよ･･･」
峯岸「あん！？」

朱里「親のゴリ子の待ちは分かってる。私には牌が透けて見えるから！」
峯岸「なんだと！！馬鹿なこと言ってんじゃねえよ！！」

次巡
またして朱里、親のゴリ子の危険牌を切る！

峯岸「？！」
朱里「言っただろう、峯岸さん、私には待ちがわかってるって」
峯岸「生意気なはったりもいい加減にしろよ朱里！」
峯岸（朱里よ･･･ゴリ子はノーテンリーチなんだぜ
待ちなんかない！
貴様のいってることは単なるハッタリ。
まさか！？
ゴリ子のノーテンリーチを見抜いたってことか！？
まさか！！）

次巡
ジャイ子「リーチ」
ジャイ子がリーチ。またしてもブラフのノーテンリーチで
朱里から峯岸のあがり牌を吐き出させようとする。
朱里「うっ、そっちもリーチ！」
峯岸「ははは」

朱里「くう、仕方ない」
朱里、そう言ってジャイ子の現物を切る。

峯岸「ロン。中、北、ドラドラ、満貫だ。朱里」
朱里「しまった！！」
峯岸（なんだよ、ゴリ子とジャイ子のノーテンリーチを見抜いてたわけじゃねーか･･･
おどかしやがって、結局朱里の発言は単なるハッタリだな･･･
生意気なガキめ！）

朱里（ふふふ･･･）

れなっち「朱里ちゃん！大丈夫！？」
れなっち（朱里ちゃん…わざと振り込んだんだね･･･）
いつの間にかれなっちも合流して、朱里の後ろに立っていた。

朱里「あ、れなっち！大丈夫、今回は振り込んじゃったけど、
次は私の親番だから！ここで取り返すから！！」
朱里（そうだよ、れなっち最初はわざと負けるんだ）

東二局
親：朱里

朱里「チー！」
朱里「ポン！」
朱里「ポン！」

朱里、３フーロ！
峯岸「朱里！そんなに馬鹿みたいに鳴いて！ｗ
そんなに親の連荘が欲しいのかｗ」

峯岸（朱里よ…ドラはこっちが握りつぶしてるんだぜ？
ゴリ子とジャイ子から送られてこっちはドラのアンコを抱えてるんだ
とにかくあがろうって考えかよ朱里？しろうとだなｗ）

朱里「チー！」
朱里、ついに４フーロ！裸単騎！

峯岸達３人の苦笑が漏れる。
峯岸「ハハハハ」

峯岸（これで朱里の手は確定。タンヤオのみ。
ドラはこっちがアンコで抱えてる。
朱里よ…ドラで待ってるんだったら、その手は一生あがれないぜｗ）

れなっち（朱里ちゃん、わざとへたくそに打ちすぎでしょ･･ばれないかな････）
朱里の後ろに立っているれなっちもひそかに苦笑をもらしていた。

結局、
朱里、自分の親番である東二局も峯岸に振り込む（わざと）。

峯岸「朱里、それロンだ！白ドラ３！満貫！」
朱里「ドラ３！！じゃあドラは峯岸さんが握ってたんだね･･･」
朱里、裸単騎の自分の牌、ドラ１枚を倒して言う。

峯岸「ハハハハ！朱里！タンヤオのみ、ドラ単騎待ち！
みえみえだぜ朱里！ザコが！！」
峯岸達３人、朱里を嘲笑する。

朱里（ふふふ･･･）

そして東三局
この局も朱里も峯岸にわざと振込み、３度目の満貫浴び！
朱里残り1000点！

そして東四局(オーラス)
親：峯岸

朱里、白切り。
峯岸「ポン！！」
峯岸、朱里の切った白を鳴く！

峯岸「おい、朱里！責任払いって知ってるか？」
朱里「なんだよ、それは？」

峯岸「大三元みたいな一定の役で決まってるルールだよ。
つもった場合でも、
大三元なら役を確定させるための鳴きを鳴かせたものが、点数を全額支払う。
つまり、今の白を鳴かせた朱里！
おまえはもし仮に私が大三元をつもったら、おまえが全額、役満の点数を支払う！
わかっただろう？」
朱里「ああ、そういうことか」

そして数巡後
峯岸「ツモ！大三元！」
朱里「！！！！」
峯岸「朱里、責任払いだ！48000点！」
朱里「！！！！！」

朱里、敗北！！（わざとではあるが）

この東風戦、3回連続で峯岸の満貫を浴び、
オーラスではラス親の峯岸の大三元ツモの責任払い！
朱里、しかも大幅な箱点！

峯岸「朱里！残念だったな！今日負けた分は後日、きっちり払えよ？
払えなかったら、うちの若い奴をよこす！
親の財布から抜いてでも払うんだな！」
朱里「払えませんね･･･」

峯岸「あん！？何ねぼけたこと言ってんだ朱里！！」
峯岸、朱里のむなぐらをつかむ！！

しかし、朱里、まったく動じず
朱里「だから、払えないんですよ峯岸さん。
塾が終わったら、また私と打ってくれませんか？
もう一度打って、負けを取り返したいんです。」

峯岸「ハハハハハハハ！！朱里！！お前もこりないガキだな！！
まだまだ負け足りないってか！！
いいぜ！！朱里！また相手してやるよ！
朱里！！おまえの腕じゃあ、いくら打ってもまた負けるぜ！？」

すると
れなっち「あの、峯岸さん！私からもお願いです！
私も塾が終わったら、一緒に打たせてください！
こないだの負けた分、取り戻したいんです！！」
後ろに立っていたれなっち、峯岸に懇願する。

峯岸「こりない、馬鹿がまた一匹ｗいいぜ、かとれな！
おまえも一緒に相手してやるよ！！
もう休み時間も終わりだ！！
塾が終わったら、とことん打とうや！」

朱里、れなっち（やった！！）
峯岸（3人がかりで一人をつぶせなくなっちまうが…
まあ、朱里とかとれなの腕なら2人だけでも両方一緒にはめられるか。
ククク…とことんむしり取ってやるぜ！）

こうして本当の対決は塾の終了後に持ち越されたのである！！

>>87 そんなに恐縮しないで。
気楽にね。相変わらずおもしろいよ。
麻雀はあまりわからないんだけど、福本伸行の漫画は好きで結構読んでる。
今度アカギでも読もうかな。

塾が終わり、朱里とれなっち、再び階段の下の物置部屋へ行く。
峯岸「待ってたぜ、朱里、かとれな！！続きをやろうか！！」

朱里「峯岸さん、今回は東南戦で打ちませんか？」
峯岸「半荘やるのか？まあ、いつも休み時間じゃ南場まで出来ないから
東風戦だったが･･･いいぜ、半荘でじっくりやろうや！
時間はたっぷりある！（たっぷりむしってやるぜ）」
朱里（ふふふ･･･）

いよいよ勝負が始まる！！
朱里「じゃあ、席決めだ、つかみどりでいいですよね？峯岸さん」

2の2の天和。これを成功させるのに重要な一つ、席決め。
朱里は牌の背中にゴミをつけて目印をつけた。

峯岸「お、起家か！」

東：峯岸
南：れなっち
西：朱里
北：ゴリ子

第一の関門、席決めは突破！！
朱里、無事れなっちの下家になる！

峯岸「やるぞ！」

東一局
親：峯岸

数巡後
ゴリ子「リーチ！」

朱里、れなっち(きたか…)
れなっち（朱里ちゃんが言ってたように、このリーチは峯岸の当たり牌を引き出すためのブラフ！
気に留めることはないんだ）

朱里（ゴリラのリーチで峯岸のテンパイも確定だな…
峯岸のゴリラへのサイン、それに峯岸の捨牌から峯岸はサブローピンの両面待ち！）

朱里、れなっちへサインを送る！
れなっち（わかったよ朱里ちゃん！私はこれで絶対ふりこまない！）

それから数巡
峯岸はなかなかあがれずにいた。
峯岸（くそ！こいつら、全然振りこまねえ！）
朱里（…）
れなっち（…）

峯岸（しかも、サブローピンの両面待ちなのにつもれもしねえ！！）
さらに、峯岸はツモれずにもいた。
これまでは峯岸、仲間と3人がかりで牌を集め、高速のあがりのイカサマをしていたが、
やはり2人での牌集めとなると、3人の場合と比べてスピードと効率はガクッと下がる。
しかも相手は朱里！！この差は大きかったのだ！

峯岸（ゴリ子、何やってやがる！まだつもれねーのか！）
ゴリ子（すみません、峯岸さん）

･･･
やがて、朱里、テンパイ！！
タンヤオのみの手ではあるが待ちはリャンウーソウ両面待ち。

実は朱里のこのときの手、偶然にも峯岸のサブローピンを両方ともアンコで抱えていた。
朱里（このままあがりにむかっても面白くない…
峯岸のやつをちょっと驚かせてやるか）

数巡後
朱里、他家の山から牌をつもるときに自分の山に積んだ牌とそれをすりかえる。
朱里（ふ･･･うまくいったな）

朱里がすりかえたのはローピン！！
朱里はいつも自分の積んだ山の牌は全て記憶しているが、
この局、たまたま朱里は峯岸の待ち、サブローピンを山に積んでいたのである。
朱里（峯岸、おまえのサブローピン待ち、一生あがれないさ）

直後
朱里「カン！！！」
朱里、ローピンを暗カン！
峯岸「！！！！！！！！」
れなっち（ふふふ、峯岸のやつビビッてる！）

次巡
朱里、再びつもってきた牌を自分の山の牌とすりかえる！こんどはサンピン！
朱里「カン！！！」
朱里、こんどはサンピンを暗カン！
峯岸「！！！！！！」
れなっち（朱里ちゃん！すごい！これで峯岸の待ちは消えた！）
朱里「･･･」

峯岸「くそっ！」
いらついた峯岸、強打！
切ったのはリャンソー！朱里のあがり牌！

朱里「…」
しかし、朱里、これをあがらず！
れなっち（え！朱里ちゃん！どうして！？なんであがらないの！？）
事前にサインで朱里のあがり牌を知っていたれなっち、これを見て当惑。
思わず朱里の顔をみつめる。
朱里（････）

次巡
峯岸「くそ！」
峯岸今度はウーソウ切り！
朱里「････」
朱里、またしてもこれをあがらず！
れなっち（朱里ちゃん！！なんで！？なんであがらないの！？）
朱里「･････」

やがて、この局は流局となる。
峯岸（しまった！！）

朱里「テンパイ！」
朱里、牌を倒す！！
峯岸、朱里の手牌を見て戦慄する！
峯岸（リャンウーソウ待ち！！なんだよ朱里！！あがってたじゃねえか！！こいつ！まさか？！）

朱里「手を開けてくださいよ、峯岸さん、ゴリ子さんも。
ゴリ子さん、一体どんな待ちだったんですか？」

峯岸はテンパイ。
一方ゴリ子、いまだに手牌を倒さず。手が震えている。

朱里「早く手をあけてくれませんか？ゴリ子さん」

ゴリ子、手をあける。ゴリ子ノーテン！

朱里「ふふふ、やっぱりな…
ノーテンリーチは立派なチョンボ。8000点の罰符だ」
峯岸、ゴリ子「ぐ…」

朱里「この局はラッキーだったよ。
まだゴリラが１つでも３ピンと６ピンを引いてこれれば、うまくいったのにな？
峯岸、おまえの運も尽きたんだ。
おまえたちの得意なノーテンリーチからのブラフ、
リーチしたゴリ子の現物で峯岸があがるパターン･･･
その手はもう通用しないさ」

峯岸「ぐっ････！」

朱里「それにゴリラのリーチも早すぎだ…
ここも失敗だな峯岸。
まさかおまえもゴリ子も３ピンも６ピンも引けないとは思わなかっただろうが、
私達をなめていたからこそ、
早めにゴリラにリーチをかけさせたんだろう。
せめて、おまえの待ちがゴリ子の捨牌の中から作れるような手になってから、
ゴリ子にリーチをかけさせるべきだった。
峯岸、あんたらのブラフ、全然未熟だな、まるで白痴だな、峯岸」

峯岸「ぐっ････！」

朱里「いつもどおり、３人がかりなら両面待ちの牌を３人のうち、
だれかが引けたかもしれないがな･･･
ただ、二人だとその確立はグンと下がる！
いつもは３人がかりで牌を集めるから、なんとかあがりにもってこれて
流局になったことなんかなかっただろう？
おまえがあまりにもあわれだったから、暗カンを２発、
わからせてやったんだ峯岸、おまえの終わりを」

峯岸「ぐっ…！」
れなっち（朱里ちゃん！そうか！朱里ちゃんはゴリラのノーテンリーチを暴露するために
わざとあがらなかったんだね）

この後、親の峯岸がテンパイ連荘で２本場となるも、
ノーテンリーチを見破られた峯岸、動揺したまま、朱里に振り込む。
朱里「ロン！タンピン三色、裏が頭で跳満だな」
峯岸「うう…」

そして東二局
いよいよ、れなっちが親！！２の２の天和！成就のとき！！

朱里はさっき、ノーテンリーチがばれて愕然としている峯岸たちのスキを見てサイコロをすりかえていた。
朱里とれなっち、国士を積み込む。朱里は字牌、親のれなっちはマンピンソー１９。
れなっちサイ振り①①。
続いて朱里、サイ振り①①。
峯岸「！！！」
そして配牌完了。

れなっち「あれ？」
一九１９①⑨東南西北白發中　ツモ六

２の２の天和、失敗か？
れなっちは確かにマンピンソー１９を積み込んだはず！
だとしたら朱里が積み込みに失敗した？！

れなっち（朱里ちゃん！どうして？）

朱里（れなっち、それでも国士無双13面待ちテンパイだよ。
ここは、峯岸への直撃を狙うんだ…
峯岸はすっかり動揺してる…必ず峯岸はふりこむ！）

いきなりの天和は怪しまれる。一応、サイコロはすりかえているから、
朱里は完全な積み込みの一歩手前で止めていた。
朱里「････」

そして数巡後
峯岸、イーピン切り！
れなっち（やった！！）
れなっち「ロン、国士無双！48000！」
峯岸「なんだと！！！！！！！」

朱里「トビだな、峯岸
そういえば、ダブロン有りだったな！」
峯岸「何！！！！」
朱里、牌を倒す！！

朱里「ピンズのメンチン。それにイッツーもついて倍満！」
峯岸「ぐっ･･････！！朱里！！貴様！！」
れなっち「朱里ちゃん！！！」

２の２の天和の恐ろしいところは、配牌が親と下家の積んだ山から全てとってくるところにある。
朱里レベルの打ち手になると、この場合、自分の配牌の６/13、敵の配牌の４/13は朱里が支配するところとなる。
朱里の山に残る右側の4牌を含めれば、これをそっくりすりかえるとすると、
朱里はなんと自分の手牌10/13が朱里の思い通りとなるのだ！！
朱里はここで自身にピンズのチンイチツイッツーを積み込む！！
さらに朱里が支配する敵の配牌の4/13を国士に振り込みやすいようにコントロールすることができる！
朱里はこの局峯岸に①③④⑤と積み込み、イーピンをあぶれさせたのだ！！

恐るべき天才朱里！！
朱里「まだまだ、勝負ははじまったばかり、今日はとことん付き合ってもうらうよ、峯岸」

なんだと！！！

>>102
よかった！復旧ありがとうございます！
お手数おかけしてすみません！

れなっち「ツモ！！国士無双！！天和！！」

朱里とれなっちの猛攻は続く！！
半荘が何度も繰り返され、れなっちに親番がまわるたび、
れなっちが国士を天和であがる、もしくは
朱里が積み込んだれなっちへの国士に峯岸が振り込み、そのたびに朱里もダブロン！
半荘のたび、峯岸、トビまくる！

れなっち「ロン！チンロートウ！48000！」
れなっち（あははは、朱里ちゃん、今度はチンロートウを積み込んだんだ！）
朱里「こちらもロン！四暗刻！」

そしてもう何度目の半荘、東場、親はれなって
峯岸（だめだ、もう１９字牌は切れない･･）
峯岸タンヤオ牌を切るも…
れなっち（あ！）

しかし朱里！！
朱里「ロン！ダブルだ。大三元、四暗刻！
峯岸、いつものおまえのお得意の、三元牌の積み込みをする気力も失ったか？」

峯岸「もうやめてくれ！！！！！！！！！」

その後も何度か半荘を繰り返すも、ついに
バタッ！
峯岸こと切れる。卓に突っ伏したまま動かなくなる。ゴリ子は醜い泣き顔を見せていた。

朱里（勝負あったな･･･）

朱里、つっぷした峯岸の頭をつかんで持ち上げ、こちらを向かせる。

朱里「いいか、峯岸！今日の私の勝ち分はいい。
だが、おまえは奈々ちゃんやれなっち、そのほかお前が今まではめてきた子供全員に、
むしった金を全部返すんだ！！そして全員にあやまれ！！」
峯岸「わかりました･････！」
峯岸、震えている。

朱里「それと、この塾で麻雀をやるな！みんなここに真面目に勉強しにきてる！
パパやママの期待、愛情を背負ってだよ！
奈々ちゃんやれなっちがどれだけパパやママに愛されてるか！
そんなママに裏切りまでさせられた奈々ちゃんが、どれだけ傷ついたか！！思い知れ！！」
峯岸「もうしわけございませんでした･････！」

朱里「ふう…れなっち、帰ろうか？」
れなっち「うん！！」

朱里、帰ろうと物置部屋のドアに手をかけ、外に出ると･･･
子供たち「朱里！！朱里！！朱里！！朱里！！」

大勢の子供たちが物置部屋の前に集まっていて、朱里コール！！
子供たち「朱里ちゃん！ありがとう！峯岸をやっつけたんだ！！
これでやっとみんな、塾で安心して勉強できるよ！！」

朱里「あはははは、なんか英雄になった気分」
朱里、まんざらでもない様子。
れなっち「ううん、朱里ちゃんはすごいよ朱里ちゃんは私達の本物のヒーロー」
朱里「えへへ♪」
朱里、照れる。

数日後
朱里はまたカラオケに来ていた。
子供「わー奈々ちゃん、うまい！９９点！！すごい！！」

れなっち「奈々ちゃんって唄すごくうまいんだね！！」
朱里（よかった、前の元気な奈々ちゃんに戻ってくれて！！
やっぱりカラオケは奈々ちゃんと一緒のほうが楽しいや♪）
奈々、朱里をみつめる。
奈々（朱里ちゃん、ほんとうにありがとう･･･立ち直れたのは朱里ちゃんのおかげ･･･）

そして次の曲！
朱里「あ、私の曲！負けないよ奈々ちゃん！！」
れなっち「がんばって朱里ちゃん！！」

朱里と奈々、れなっち達はいつまでもカラオケではしゃいでいた。

第４章　才能の色彩

ある日曜日
朱里は、いつもの麻雀教室で友達と打っていた。
メンツは朱里と田野ちゃん、朱里の友人、春子と夏子である。

田野ちゃん「リーチ」
田野ちゃん、チーソウ切りでリーチ！

春子「そう来たか…これなら通るかな？」
春子、スーソウ切り！

直後
田野ちゃん「ロン、リーチ一発！裏は･･･
乗らなかったか！2600！！」
春子「うわっ、すじ引っ掛け！」

朱里「あれっ？」
朱里、田野のあがり違和感を覚える。

朱里「田野ちゃん、両面待ちを捨てて、わざわざカンチャンにしたの？
ひっかけるため？」
田野ちゃん「そうだよ、文句ある？」

朱里「別に･･･」

その後の対局でも、朱里は田野ちゃんの打ち筋に違和感を覚えた。

田野ちゃん「ロン！リーチ、チャンタ、ドラ１、裏ドラ1つ、満貫！！！」
春子「うわ、地獄待ち！」

朱里、田野ちゃんの手牌と捨牌をみて
朱里「あれ、田野ちゃん、前に９ピン切ってるよね？
純チャンの可能性もあったのに、地獄待ちにしたの？」
田野「そうだよ！別にいいでしょ！」
朱里「･･･」

そして次の局

田野ちゃん「ツモ！三暗刻、發、ちっ裏一つもなしか･･･1600、3200！！」

朱里、再び田野ちゃんの手牌をみて
朱里「あれっ田野ちゃん、一度シャボ待ちでテンパイしてる！
つもれば四暗刻だったのに！
両面待ちに切り替えたんだ！どうして！？」

田野ちゃん「朱里はいちいちうるさいな、いいでしょ、別に！
いくら大きい手が入っても結局あがれなきゃ意味ないじゃん！
所詮、あがったもの勝ちなんだよ！」

朱里（田野ちゃん、最近おかしい、どうかしてるな…）

朱里の違和感は決定的なものとなる。
以前の田野ちゃんなら、この局面、絶対に四暗刻を狙ったはずである。
純粋に高い手を狙って打ってくる･･･
朱里はそんな以前の田野ちゃんのストレートな麻雀が大好きだった･･･
だが、今は違う！
ひっかけリーチに地獄待ち、役満のチャンスを捨てての切り替えし…
今までの田野ちゃんとは何かが違う！

朱里（田野ちゃん、どうしちゃったの･･･）

>>103 復旧はなんのことだかわからない。
ただ自分以外に保守してくれてる人の数を憶測すると、
俺はこんなことしていいのだろうか？という気持ちにはなる。
俺は本当にあなたの作品が大好きなんだけど、他にあと数名？
この若干名のためにあなたの貴重な休日を費やさせていいのだろうかと？
でも読みたい。もし続きを読めるなら君の時間と才能を犠牲にしてでも。

第３章のいい挿し画みつけた
http://stat.7gogo.jp/appimg_images/20141228/20/bb/no/j/o12800720p.jpg

>>109
すみません！いつも保守して頂いて！
そこまで仰って下さって、ほんとに感激しますよ！

♪

涼花「朱里、ちょっと･･･」
別の卓で打ってた涼花、朱里に話しかける。

涼花「やっぱり、朱里も気がついた？！」
朱里「そうだよ、涼花も？！」

田野ちゃんの打ち方がすっかり変わった！
これには朱里の親友、涼花も驚かされていたのである。

涼花「打ち方だけならまだしも…最近は田野ちゃん、
格下相手にすりかえを使いまくってるよ！！
前は弱い子相手にそんなことしなかったのに！」
朱里「そうだったの！！」
朱里、困惑する。

田野優花（たのゆうか）。
朱里の親友で学年でいえば朱里の一つ上の小学１年生。

朱里と田野ちゃん、涼花は3人がさらに幼い頃からの付き合いで
朱里の父、里志が先生をやっている麻雀教室にも一緒に通い始めた。

3人は悪戯を含んだ遊びが大好きだった。
特に好きだったのが、ロシアンルーレット！

このロシアンルーレットでは主にたこ焼きが使われた。
まずはたこ焼きを３つ作る。
そして、そのうちの一つに中にわさびやからしを大量にいれておく。

これを朱里、涼花、田野ちゃんがそれぞれ３個のうち1個ずつ選び、食べる。
はずれの激辛のたこやきを食べた1人は悶絶する！

田野ちゃん「からーーい！！！！」
朱里、涼花「キャハハハハハ！」

朱里は田野ちゃんの大げさなリアクションが大好きだったのである！

この日も朱里と涼花、このゲームをやろうとたこ焼きを用意していた。

涼花「田野ちゃん、やろうよ！いつものゲーム！」
朱里と涼花、たこ焼きが3つ乗った皿を田野ちゃんに見せて誘う。

ところが
田野ちゃん「は？あんた達まだそんなことやってるの？
悪いけど、私はパス。
これからダンスの練習に行かなきゃいけないから今日はこれでかえるわ。
バイバイ、朱里、涼花」

朱里「････････」
涼花「･･･････」
朱里、涼花、田野ちゃんにあっさり断られてションボリする。

涼花「朱里、これどうする？」
残された、3つのたこ焼き。

朱里「もったいないからうちら2人で食べようか？」
朱里、一つを選んで口に運ぶ。

瞬間
朱里「げほっ！！！！リアルに辛い！！！」
涼花「あはははは（苦笑）」

♪

>>108
ミスった
田野ちゃんの三暗刻、リーチもかけてるから満貫だね♪

いや、50符あるからそもそも満貫か…

脱衣麻雀にしよう保守

モンドで藤崎プロがツモスー聴牌したがあえてリャンメンでリーチしてたな

俺も麻雀好きなんで、作者さん応援してるぜ

♪

>>118
百合先生！いつもありがとうございます！

>>119
それ、私も見てましたｗ
田野ちゃんの性格ならあくまで四暗刻狙いかなと思ってｗ

♪

じゅりあげ

♪
ありがとうございます

保守伝説！

♪
ありがとうございます！

また、日曜日がやってきた。
朱里はいつもの麻雀教室へ。親友の涼花も一緒に。

朱里「涼花！それロン！見てよこの手！」
涼花「朱里！！ホンイツとみせかけて、トイトイだったの！！
くーっ！！この色なら絶対通ると思ったのに！！」

麻雀を打っている、朱里と涼花。
そこに女の子が声をかける。
女の子「涼花！！」
涼花「あ、萌！！」

女の子は相笠萌（あいがさもえ）。
涼花と同じ幼稚園に通う、涼花の親友である。
年は涼花と同じ。学年でいえば朱里の一個下。

朱里「はじめまして、萌ちゃん、よろしくね！」
萌「あなたが朱里ちゃんなの！？」

朱里「え？！」

萌「涼花から聞いたんだよ！すごく麻雀が強いんでしょ？」
朱里「いや、それほどでもないよ♪」
朱里、照れと喜びを隠せない。

涼花「さっきもすごかったよ。ホンイツに見せかけた捨牌の迷彩。
朱里の手、実はトイトイ。まんまと振り込んじゃった」

萌「すごい！朱里ちゃん！？あの･･･お願いがあるの！！」
朱里「えっ、何？！」

髭を剃りました。
保守するのに書くことない。あるある。

朱里「ダンスチーム同士の抗争！？」

萌「ま、まあ、抗争というとちょっと大げさなんだけど、
要は縄張り争いみたいなもの？」

涼花「萌はダンススクールに通ってるからね」

萌の通うダンススクールには、いくつかのダンスチームがある。
練習はダンスチームごとに行うが、
最近生徒が増えてきて、多くのチームが作られ、
練習スタジオのキャパが限界を超えた。
当初はチームごとに交代交代でスタジオを使っていくということになったが、
やがてこの決まりごとは反故されることになる。

朱里「じゃあ今は、スタジオを使う順番だとか、どうやって決めてるの？」

萌「それがね、麻雀で決めてるんだよ！」
朱里「そうなの！？」

萌「今は、あるダンスチームがずっとスタジオを独占してるんだ。
そのチームにはものすごく麻雀が強い子が2人いる！
この子達がずっと勝ち続けているから、スタジオを独占して
他のダンスチームはスタジオを使えなくて、困ってるの！
私達のチームなんか、ここ数ヶ月はずっと使ってなくって外で練習してる。
でも…私達もスタジオ使ってみたいよ！」

朱里「なるほど････で、私はどうすればいいの？」
萌「お願い！私達の代わりに打って！」

朱里「ええっー！？」
萌「朱里ちゃん、お願い」

朱里、なんと代打ちの依頼！！
しかし、朱里は乗り気ではない様子。

涼花「朱里、私からもお願い！萌を助けてあげて！」
朱里「うーん･･･」
萌「お願い、朱里ちゃん！せめて見るだけでも！」
朱里「わかったよ･･･見るだけなら･･･」

来週の日曜日に次の週のスタジオの割り当てを決める対局があるという。
朱里、見るだけならとしぶしぶ了承する。

録画したバイキング見ながら保守。
まだ川栄の思い出の名曲出てこない。

♪

翌週の日曜日
スタジオの割り当てを決める対局はダンススクール近くの児童館で行われた。
朱里は萌に連れられ、この児童館にはじめてやって来ていた。

萌「ちょっと、早すぎたかな？、まだ誰も来てない」
朱里「へえ！！全自動卓まであるんだ！！すごいね」
萌「結構古いやつみたいだけどね。
昔、どこかの公民館で使われてたやつを
ひきとって置いたみたい」
朱里「なるほどね･･･」

朱里と萌、卓についてお茶を飲んで
他のダンススクールの生徒が到着するのを待つ。
朱里（ずいぶん古い全自動卓だな…）

数分後、他のダンススクールの生徒達、
多くの女の子達がゾロゾロと到着する。

女の子「あれ！朱里！？」
朱里「あ！？田野ちゃん！？」

入ってきた女の子達の一人に田野ちゃんの姿があった。

田野ちゃんのそばにいた大柄な女の子が田野ちゃんに尋ねる。
「田野ちゃん、知り合いなのか？」
田野ちゃん「ええ、まあ･･･」

萌「そうか、朱里ちゃん、田野ちゃんを知っていたんだね。
田野ちゃんのそばにいるのが宮澤佐江さん。二人は同じダンスチームなの」
朱里「そうだったんだ」

萌「田野ちゃんと宮澤さんが、すごく麻雀が強くて
他のチームはずっとスタジオが使えないまま…
でも、私達もスタジオ使いたいよ！それにはあの二人に勝たなきゃいけない！」
朱里「なるほどね、そうだったのか」
朱里、ここにきてようやく田野ちゃんの打ち筋が変化した事情が少しわかった気がした。

宮澤「じゃあ、メンツもそろったし、はじめようか！」

今日集まったのは４つのダンスチーム。
それぞれ、代表して一人が卓につき、勝負を行う。
半荘5回、総合得点でトップをとった者が所属するチームが
１週間分のスタジオの使用権を獲得する。

ダンスチーム名:サウンドガーデンからは代表して相笠萌が卓につく。
ダンスチーム名:パールジャムからは踊子（ようこ）という名の少女。
ダンスチーム名:アリスインチェインズからは舞子という名の少女。
こうして打ち手の3人は決定する。

そして田野ちゃんも所属しており、今のところ勝負は連戦連勝、
スタジオを独占して使用し続けているのが、
ダンスチーム名：マッドハニーである。
そしてマッドハニーのリーダーをつとめる宮澤佐江！

宮澤「この勝負、私が出るまでもないだろう、田野、おまえに任せる」
田野「わかりました、宮澤さん！この勝負、絶対に勝って見せます！」
こうしてマッドハニーからは田野ちゃんが卓につく。

勝負開始！
席決め！

東：踊子（パールジャム）
南：萌　（サウンドガーデン）
西：舞子（アリスインチェインズ）
北：田野ちゃん（マッドハニー）

朱里「萌は南家か･･･」
萌「見てて、朱里ちゃん！！私頑張るから！！」

マッドバニーかと思った。

>>137
お手数かけて申し訳ないです

東一局
親：踊子（パールジャム）
ドラ：北

数巡後
田野「リーチ！」
田野ちゃん、先制リーチ！！

萌（早い！！）
朱里（ふふ…）

一方、萌も順調にタンピン三色、イーシャンテンまでくる！

次巡
萌、つもったのはピンズの９！
萌（田野ちゃんの捨牌･･･典型的なチャンタ系…ドラの北も場に切れてないし…
高そうな気がする！これは切れないかも…）

萌、タンヤオ確定したかったが、田野の危険牌を掴まされてはしかたない。
萌が９ピンを残して、他の牌を手出しで切ろうと再び牌に手をかけたとき…

「トントン！」
萌の後ろに立っていた朱里が萌の肩を叩いた。

朱里「萌ちゃん、大丈夫。その９ピンは必ず通るから！
せっかくいい手が来てるんだ！ここは勝負だよ！」

萌「でも、朱里ちゃん！！田野ちゃんは明らかにチャンタ！
もしドラ３つ抱えてたら跳満、裏ドラのったら倍満の放銃だよ･･･
こわいよ････」
朱里「大丈夫、絶対に通る！」
萌「朱里ちゃんがそういうなら･･･」
田野「……」

萌、朱里の言葉を信じ、渾身の９ピン切り！！

萌（通って！！！！）

朱里の予言は的中した。
萌の切った田野の危険牌９ピンは通ったのだ！！

萌（朱里ちゃん、すごい！！）

田野「ちっ！！」
田野、危険牌を通され、いらつき強打する。

数巡後
萌（よしっ！！）
萌もテンパイする！タンピン三色の両面待ち！！つもれば満貫！！
朱里「その調子だよ！萌ちゃん！」

次巡
萌（うわっ！）
萌またしても掴んだのは田野の危険牌ソウズの１！！しかも生牌！！
萌（さっきは通ったけど…もうダメかも！おまけに生牌だし、だめだおりよう）
萌、おりようと他の牌に手をかけると、朱里再び！！

朱里「大丈夫だよ、萌ちゃん。それも通る！
生牌だろうと何だろうと関係ない！
田野ちゃん、確かに手は高そうだよ！でも、なかなかつもれないじゃない？
流れは今、萌ちゃんに来ている！勝負だよ！萌ちゃん！」
萌（朱里ちゃん！！）

結局このイーソウも通った！！
その後、萌は生牌の字牌、２３７８のピンズ、ソーズとつかまされるも、
そのたびに朱里！！
朱里「大丈夫！絶対通る！！」

やがてハイテイは萌！
萌「つもった！！ツモタンピン三色にハイテイで跳満！3000、6000！」
朱里「やったね、萌ちゃん！！」

田野「ちっ！！」

♪

今もどこかで

萌「ツモ！リーヅモ三暗刻、トイトイドラ３で3倍満！」

東一局から跳満をつもった萌は流れにのり、
続く自身の親番では、４連荘！他の3チームに大きく差をつけるのであった。
その後、この半荘1回戦、続く2回戦と立て続けにトップをとる。

朱里を味方につけた萌、実はこの半荘２回、一度も振り込んでいない！
田野がいくら先制リーチをしかけても
たくみにあがり牌をくぐりぬけ、危険牌を切りながらも満貫以上の手をつもっていく！！
萌、まさに絶好調！！

萌「朱里ちゃん、どうして田野ちゃんのリーチ、そんなに待ちが分かるの？」
朱里「ふふ･･･相手が田野ちゃんだからね。田野ちゃんにはいろいろな癖がある」

萌「癖？」
朱里「たとえば、1回戦目の東一局、田野ちゃんがチャンタ系の先制リーチをしたでしょ？」

萌「そうだったね！あのときは何度も危険なヤオチュウ牌を引いてきたんだけど
朱里ちゃんのおかげで最後の最後でつもれたんだよ！」

朱里「田野ちゃんはあのリーチをするときに、自分の手牌の左側に目線がいっていた、
気がついた？」
萌「全然」

朱里「ああ、みえて田野ちゃんはキレイ好きでね。リー牌をするときには必ず
左側にマンズ、真ん中にソーズ、右側にピンズ、そして字牌という並びでリー牌するんだ」

萌「ということは…リーチをしたときに田野ちゃんが手牌の左側を見たのは…
あ！マンズを確認してたんだね！？」

朱里「そういうこと。さすが萌ちゃんだね。田野ちゃんの捨牌の並びからの情報も含めると、
田野ちゃんがマンズで待っていたのは確信したんだ。
だからマンズ以外の色なら、あの手、どんなヤオチュウ牌を切っても通る！！」

萌「朱里ちゃん！すごい！！」

朱里「麻雀の情報は何も捨牌が全てじゃない。
麻雀っていうのは情報戦なんだ。
打ち手の癖、仕草、動き…全てが勝負に勝つための重要な情報になる。
対局をしながら相手の癖を見つけて行くのも麻雀の一つの楽しみでもある」

>>143
ミスった倍満だわ

つまんねーから糞スレ落とせよ

３回戦目の半荘。
田野は苦戦していた。
現在トップの萌からなんとか直撃をとりたい･･･
そのために田野は単騎待ち、カンチャン待ち、スジ引っ掛けリーチ、地獄待ち
いろいろと待ちを工夫するも、
朱里と萌、これに振り込まない！！

朱里（ふふ…打ち方は変わってもやっぱり田野ちゃんは田野ちゃんなんだな…
そこは変わらない！　何だか安心したよ…）

田野はこれらの変則待ち、これを仕掛ける際には全てが表情に出てしまっていた。
朱里はその些細な田野の表情の変化を決して見逃さなかったのである。
普段から表情、リアクション豊かな田野の根本的な人間性･･･
これを根底から変えてしまうのは、やはり難しかったのだ！

田野「くそっ！朱里のやつ！！今度こそ振り込ませてやる！！」
朱里「ふふふ･･･」

朱里は完全にはデジタルな打ち手になりきれない田野ちゃんを心底愛おしく思った。

結局
この3回戦目の半荘も朱里を味方につけた萌、またもトップ！

萌（朱里ちゃん…すごいよ！！やっと私達にもスタジオが使える日が来るかな！）

宮澤「代わろうか？田野ちゃん」

4回戦目の半荘に入ろうとするとき、ここまでずっと田野の後ろで見ていた宮澤が動いた！

>>145
ありがとう、また保守してね♪

♪

>>143
メンゼンツモのトイトイって四暗刻だよなｗ

>>149
ありがとう！
ミスったｗ

今日は危ないね保守

>>152
先生！いつもすみません

もしかして、これで書き込んだら復旧？

そういうわけでもないのか。恥ずかしい。

>>155
すみません！いつもありがとうございます！
メンゼンツモのトイトイは恥ずかしかった！

ミッドナイト～小便に起きてチェック&保守～

念のため

>>158
ありがとうございます！

主要登場人物

第1章～2章まで
■高橋朱里…主人公、現時点では６歳。後に裏の麻雀界で神と呼ばれる天才。

■高橋里志…朱里の父。かつて茨城最強の博徒と呼ばれ、今は麻雀教室の先生兼土建屋社員。

■高橋朱美…朱里の母。そっと朱里を見守る。

■川栄李奈…朱里の最初の親友。そうたとの決戦後引っ越してしまうが朱里と堅い絆で結ばれている。

■そうた…川栄いじめの主犯。ドラ表示のすり替えが得意。これを逆手についた天才朱里の戦略に敗れる。

あ～！田野ちゃんのドキュメントで宮澤さんと同じダンススクールだったようなこと言ってたね。あの番組見なくても知ってるような有名なことなのかな？
働いてもいるみたいだし（あるいは学生？）、AKBのファンでもあるし、麻雀も好きなようだし、それだけでも時間が足りなさそうなのに、さらに小説の執筆まで！スレ落ちてもまた建てればいいくらいの気持ちで気楽にね。
なんか年末年始の休みの間、ずーっと書いてそうな勢いなんで、「楽しみにしてます！」みたいなこと書くのも心苦しい。

もうお昼

>>162
いつもすみません

ウイキペディアで麻雀のルールを勉強中。

>>164
ありがとう！

今日はクソスレ乱立警報発令だね、こちらも書くのに手いっぱいで中々読めないけど頑張ってね

>>166俺の大好きなジャンル！
でもちょっと読んでみた程度なせいか、ピンチの連続？
百合とレズは違うのだろうか？と思いました。

♪かとれなの花を見る度に思い出す

>>167
元々は「百合」というのはホモの「薔薇族」という雑誌に対する言葉として生まれたから百合＝レズだよ
でも、最近は「百合」がライトで「レズ」真正みたいに思われてるけどね

>>169
先生！いつもすみません！

保守したいけど～Kissしてしまいそう！♪

♪

第４章の差し画はこれかな
http://pbs.twimg.com/media/B6G2pjwCMAEZuJ-.jpg:orig?.jpg

忙し過ぎて数日覗けなかった。
読んでるし俺のなかでは保守する価値あるよ
忙し過ぎてできてないけど

>>174
どうもありがとう

11: 名無しさん＠実況は禁止です＠転載は禁止 [] 2014/12/31(水) 00:08:28.86 ID:14QYu7TA0

事故というわけではないが最近見た他人の握手で一番笑えたシーン

高橋朱里ちゃんとヲタ（30歳くらい）の会話

ヲタ「俺八百屋やってるんだけど…」

朱里「八百屋？って野菜とか売ってるやつ？すげぇぇwww」

ヲタ「三代目なんだけど…」

朱里「三代目？やべぇぇぇwwww」

http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/akb/1419951887/11

寝る前にあげじゅり

>>177
すみません！いつもありがとうございます！

まずサイコロを振った時の、東家から数えてってのが、
東家を0のするのか1とするのかわかるまで結構時間かかった。
東家が1になるみたいだね。

>>179
俺は一番最初
5と9が東家でそこを基準に覚えたよ

宮澤「代わろうか･･･？田野ちゃん」
田野「すみません、宮澤さん･･･！」

萌（ついに来た！！）

ここまでずっと田野の後ろで勝負を見守っていた宮澤佐江がついに動く。
4回戦目の半荘が始まろうとするときである。

朱里（宮澤佐江･･･一体どんな闘牌をみせる？）

東一局（半荘4回目）
萌は南家、宮澤は北家

宮澤「田野ちゃん･･･流れは今、萌達にある。
流れに逆らっては麻雀には勝てない･･･」
田野「？！」

宮澤「この悪い流れ･･･これを変えるためにはどうすればいいか･･･
そのためには鳴くのも一興!!」

宮澤「ポン！！」
宮澤、西をポン鳴き！！
朱里「･･･」

萌（オタ風の西鳴き！宮澤さん…一体どんな手を！）
朱里「････」

数巡後
萌もイーシャンテン！入った手はチートイツ！
萌（なんとかタンヤオも確定させい…）
萌、自風の南切り！

そのとき
宮澤「ポン！」
宮澤、またもオタ風の南鳴き！

萌（またオタ風をポン！！ホンイツ？トイトイ？）
朱里「･･･」

そして
萌（来た！）
萌、テンパイ！
タンヤオチートイツ、テンパイ！！

萌（今の流れは、こちらにある！リーチかけてつもれば満貫！！）
萌が牌を曲げようとしたそのとき！

朱里「ここはダマでいこう･･･萌ちゃん」
萌「え？」
朱里「この単騎待ち…つもれないかもしれない･･･」
萌「朱里ちゃん････」

萌、結局朱里の忠告を聞き、ダマテンでまつことにする！！

宮澤さんの描写いいねえ！

>>183
ありがとうございます

♪

調べたら
宮澤さんの年齢はこの時13歳、中学1年になるのかな？
田野ちゃんのも調べたら学年でいうと一個朱里の上なんだね。
大丈夫かなと思って読み返してみたらちゃんとそのことも書いてある。

>>187
ありがとうございます。
宮澤は当時、学年でいうと朱里の６つ上の中１です。
年齢差は当作品では現実に忠実な設定をしています。

>>187
失礼しました。宮澤は朱里の7つ上です。

>>189 俺なんかよりはるかに詳しそうだけど、もし間違いとかあっても気にしないでね。

朱里の予言はまたしてあたることになる！

すぐ次巡のこと
宮澤「ツモ･･･トイトイのみ。500、1000」
萌（トイトイのみ！？
でも･･･よかった･･･やっぱり朱里ちゃんが教えてくれなかったら
リー棒までもってかれるところだった！）
朱里「････」

宮澤のこのトイトイを皮切りに次の局、そしてまた次の局も宮澤、鳴きの早上がり。
半荘4回戦目の東場は、萌の親番も軽く蹴られてしまう。
朱里「･･･」
宮澤「ツモ･･･トイトイドラ２。1000、2000」
宮澤「ツモ･･･トイトイ、チャンタ、東、發で満貫…」

萌（宮澤さんのトイトイ…一体なんなの！？しかも徐々に手が大きくなっている！？）
朱里「･･･」

そして東四局！親は宮澤！

この局、宮澤はこれまでの鳴きをひそめていた…
萌（宮澤さんの鳴きが止まった･･･なんて不気味なの！？）
朱里「･･･」

宮澤の後ろに立っている田野は宮澤がつもってくるたびに大きく目を見開き、
驚きの表情を隠せないでいた！

朱里（田野ちゃんの表情･･･宮澤、相当大きな手が入ったな･･･）

宮澤「ふ…田野ちゃん、見てるかい？」
田野「はい！！宮澤さん！！これは！！」
宮澤「田野ちゃん…これがツモの流れっていうものなのさ…
ツモの流れに従い、ありのままに打つ…そうすれば自然と大きな手が出来て行く…」

朱里「･････？！」

そして数巡後
宮澤「リーチ」
萌（来た！！）
朱里「萌ちゃん、宮澤の手はピンズのチンイツ。この先、ピンズは全て危険牌！？」
萌「わかったよ朱里ちゃん！！」

しかし、朱里のアドバイスもむなしく、すぐ次巡のことである！
宮澤「ツモ！」
朱里、萌「！！！！！」
後ろに立っていた田野！！口をあんぐりとあけ眼球が飛び出しそうなほど目を大きく開いた！

そして宮澤が牌を倒した瞬間
朱里と萌はわが目を疑った。

そして3レス後
またしても保守することになる！

これがこのスレの流れってものなのさ

このスレを読んでいた俺！！口をあんぐりとあけ眼球が飛び出しそうなほど目を大きく開いた！

今日は書き込むのも保守も大変じゃない？何かのミスで新しく書き下ろした文章がロストしそうで怖い

トイトイ、チャンタって混老頭じゃないのか？

・・・・・？！

あけおめじゅ

>>198
ありがとう！またミスった。こりゃ跳満までありますわ

宮澤が牌を倒す！
宮澤手牌
②③③④④⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑧⑧　ﾂﾓ②

萌（ピンズのチンイツ？チートイツ？）
朱里「大車輪！！」
田野「！！！」

萌「大車輪！？なんなのそれ朱里ちゃん！！」

朱里「ローカル役だけど役満なんだ･･･
ピンズの②～⑧までの７種、対子７組を面前で作れば完成！！
牌姿がまるで車輪のように見えるでしょ？萌ちゃん？」
萌「本当だ！！だから大車輪！」
朱里「･････」

萌「で、でも。ローカル役満なんでしょ！！
そんなのここじゃただのチンイツチートイツ･･･」
朱里「萌ちゃん…同じことだよ･･･」
萌「････！？」

宮澤「リーチ、一発、面前ツモ、タンヤオ、メンチン、チートイツ
そして裏ドラ２つ、全部で13役あるよ」
田野「すごい！！宮澤さん！！」
萌「13役！？数え役満！？」
朱里「･･･」

宮澤「大車輪は認められなくても
13役で数え役満！！これは譲れない！！
リーチをかけるリスクと一発でつもったこと、裏が２つ乗った運
これは認めて欲しいね」
萌「！！！」

結局宮澤のこのあがり、数え役満として採用！
親の役満で16000点オール！
ここから宮澤はさらなる上昇気流にのっていくこととなる！

♪

こっちの応援スレも保守してね♪
JSBにはソウルを感じなくね？ [転載禁止]c2ch.net

http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/akb/1419945564/

いよいよ朱里の話だよ、紳士スレだけどお暇なら読みに来てね

>>205
先生！ありがとうございます！

！？

ぐっ！

>>208
すみません、
ありがとうございます！

ウイキペディアのを中断して初心者向けの麻雀教室みたいなアプリに挑戦！

>>210
いつもありがとうございます

オギャー

あげ

>>213
♪

♪

糞スレにつき

　　　　　　　　　　　／'ﾞ´,_/'″　 . ｀＼
　　　　　　　　　 : ./ 　　i./　,,..、　　　ヽ
　　　　　　　　 . /　　　 /．　ｌ, ,!　　　　｀,
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　　　　　　　ヽ -./ .， lliヽ　　　　　　 .|
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このスレを読んでいた田野！！口をあんぐりとあけ眼球が飛び出しそうなほど目を大きく開いた！

♪

>>221-222 すみません

♪

配牌ってのは自分で自分の分を4（枚？個？）ずつ山から持って来るの？
最初に切り離した牌は配牌のときはずっと手付かず？その切離した牌でドラを決めるの？

特別まゆゆのファンてわけでもないけど、ときめきシンクロ、って曲思い出した。

>>225
そうです
配牌時に切り離したところから逆の14枚が王牌になります

>>227 ありがとうございます！
でも何を質問して何を答えて頂いてるのか、さっきまでわかってたのに。
AKBの麻雀教室みたいなのあったらいいな。
ジムで筋トレしたりドリンク剤飲んだりみたいな。

♪

気が付けば、すっかり麻雀のルールを忘れてしまっていた

4回戦目の半荘
東四局一本場　
全局で大車輪をあがった宮澤！
親の連荘となるこの局でも圧倒的な自信にあふれた闘牌をみせていた･･･

序盤
宮澤、手出しで生牌の〔中〕切り！

朱里（生牌の〔中〕か･･･）

次巡
宮澤、手出し〔中〕切り！
そしてそのまた次巡も！
宮澤、手出し〔中〕切り！！！

朱里（役牌の〔中〕のアンコ落とし…！？
また、相当大きな手が入ったか･･･！！
ピンズの染め手！？）

確かに宮澤の捨牌はマンズとソーズに偏っていた。

一方、萌も負けてはいなかった！！

萌手牌　
[1][1][3][4][6][6][6][7][9][發][發][西][西]　ツモ[發]

朱里(役牌の[發]が重なった････！！
しかも[西]は自風！！ラッキーなことにこの[西]場には一枚も切れていない！！
宮澤のピンズの染め手に対して
萌ちゃんはソウズの染め手･･･
この染め手の勝負…
宮澤は[中]のアンコ落としでチンイツ確定…
高さでは負けるが、速さではこちらに分があるはず！！)

直後、場に[西]が切られる！！

朱里「萌ちゃん、ここは速攻だ！
宮澤が高い手をつもあがる前に、
こちらがその芽をつぶす！！」
萌「ポン！！」

萌、[7]チーソウ切り！！テンパイ！！
(萌手牌)
[1][1][3][4][6][6][6][發][發][發] 　鳴[西][西][西]ﾎﾟﾝ

[2][5]リャンウーソウの両面待ち！！

朱里(よし！！テンパイ！！
一方、まだ宮澤はこの数巡、手出しのマンズソウズ切り…！！
このあからさまなホンイツで宮澤がおりてしまえばこっちのもの！
宮澤のピンズの染め手…こちらが先につぶしてしまえ！)

宮澤（ふ…張ったか…）
田野「宮澤さん！！」
宮澤「大丈夫だよ、田野ちゃん･･･流れは完全にこちらにあるんだ」

宮澤、そういって山からつもってくる。
つもった牌を後ろに立つ田野に見せて言う。

宮澤「ほらね、田野ちゃん･･･この数巡、こちらには一切の無駄ヅモはないだろう？」
田野「はい！！！」

宮澤「これが流れに乗るってことなんだ･･･」
田野「！！！！」

そして自信にあふれた宮澤は以前強気の打ち筋！
宮澤、切ったのは[東]！生牌！

朱里（東場の親の[東]切りだと！？
しかも[東]は生牌！こっちのホンイツを考えれば、危険牌でもある…
これを平気で切ってくるってことはまだ[東]を抱えてるんだ！
ダブ東の可能性を捨ててまでの[東]切り！！
宮澤の手、相当高いな････！！）

朱里の推測は的中する！
次巡、またしても宮澤が切ったのは[東]！！

朱里（[東]のトイツおとし…宮澤…あくまでチンイツ狙いか！！）

一方、萌はあがり牌をつもれずにいた。

(萌手牌)
ﾂﾓ[3]
[1][1][3][4][6][6][6][發][發][發] 　　　鳴[西][西][西]ﾎﾟﾝ

萌(くそ…また重なった…どうしてつもれないの？！)
朱里「……」

前巡で萌がつもってきたのは[1]イーソウ！！
萌、両面で待つも牌が重なり、なかなかあがれず！！

朱里「･･･」

その後、局の終盤に来て宮澤の捨牌に変化が見られる！

宮澤 [②]リャンピン切り！(ツモ切り)
次巡
宮澤[③]サンピン切り！(ツモ切り)
次巡
宮澤[④]スーピン切り！(ツモ切り)

朱里(宮澤…ピンズが溢れたか…宮澤はもうすでにテンパイ確実！！
萌ちゃん、まだなんとかこちらがピンズをつかまされずに済んでるけど･･･
現物以外のピンズはもう切れない！！)

テンパイ濃厚の好調の宮澤に対し、萌いまだにつもれずにいた！
(萌手牌)
ﾂﾓ[二萬]
[1][1][3][4][6][6][6][發][發][發] 　　　鳴[西][西][西]ﾎﾟﾝ

萌、実はこの二萬、３回つもっている！！
萌(ホンイツにこだわらなければ、あがれたのに…！！くそっ！！)
萌、いらつき、二萬を強打！！

朱里(そういえば、宮澤が卓に入ってから、なんかツモが重なるよな…)
朱里、違和感を覚える。

その後も萌はつもれずにいた。
一方、宮澤は次々にピンズの中張牌を吐き出す。
朱里（こんなにピンズを吐き出して…宮澤の待ちは一体…？？）

その後
萌、[西]引き！４枚目の[西]！！

(萌手牌)
ﾂﾓ[西]
[1][1][3][4][6][6][6][發][發][發] 　　　鳴[西][西][西]ﾎﾟﾝ

朱里（また重なった…！？）
萌（4枚目の[西]！！
さっきからずっとテンパイしてるのに[2][5]リャンウーソウが引けない！
ひょっとしてリンシャンにあるかも！！）

このとき
朱里はずっと卓上の川を眺めていた･･････
そして朱里、ある違和感を覚える…
朱里は自分の背中に汗が伝っているのを感じていた！
朱里 (宮澤…ひょっとして！？)

萌(ここは[西]を加カンして、リンシャンにあがり牌はあることを祈ろう！！)
萌が加カンしようと[西]をつまんだときである。

「ガシッ！！」

萌「朱里ちゃん？！」
朱里は[西]をつまんだ萌の右手首をがっしりとつかむ。

朱里「もうだめだ…萌ちゃん…この局はおりよう･･･[6]ローソウをおとすしかない･･･！！」
萌「朱里ちゃん…朱里ちゃんがそういうなら･･･」

萌、結局[6]ローソウのアンコ落とし！！
朱里「ふう…[6]は通るか…これであと2巡しのげる･･･
[發]はまだ宮澤に危険だな…宮澤があの手を張ってるなら…
萌ちゃん、しょうがないけど、あと２巡、[6]切りでしのごう」

萌（宮澤さんのあの手って…朱里ちゃん…一体どうしたの…？）

♪

ふう・・・

>>236
ありがとうございます！

麻雀好きキャラってまだ48グループでいないのでは？
暇なメンバーなら憶えればいろいろ仕事の幅が広がるかも。
まずはわからない人向けに麻雀講座。
ネット配信でちょっとずつ。後でまとめたのをDVDで。
⚪️⚪️ちゃんと一緒に麻雀をおぼえよう！みたいなスタイルで全く知らない状態からでもいいけど。
麻雀出来る人向けにネットで対戦。
実際に雀卓を囲むとなると握手券何枚必要になるかわからんけど。
たまにテレビでやる麻雀番組で有名芸能人と共演できるかも。
ゆくゆくはIWAみたいに雀荘開いたり。

>>238
ありがとうございます♪

>>202
この場合チートイではなく高めピンフ二盃口に取るべき

リーヅモならドラ関係なく数え役満ですぜ

☆

>>240
先生！いつもありがとうございます！

結局
東四局一本場･･･流局！！！

萌「ノーテン！！」
萌、牌をふせる！

宮澤（ちっ…あがれなかったな、まぁいいさテンパイでまた連荘…）
宮澤「テンパイ！！」

「コトッ！！」
宮澤が牌を倒した瞬間！！萌は凍りついた！

宮澤手牌
[①][⑨][一][九][1][9][白][白][發][中][東][南][北]

萌（う！！国士無双[西]単騎待ち！！！）

朱里「ふふふ･･･やはりな･･･」

萌 (朱里ちゃんが止めてくれなかったら、国士に振り込んでた！！)

宮澤「この国士…あがれなくて残念だ…
今の流れ、牌が重なりまくるこのツモの流れなら、
てっきりこの[西]！！相笠に重なって、加カンするかと思ってた…
トップからの役満の直撃がとりたかったんだがな…」

朱里「ふふふ…」
萌「何言ってるんですか！？宮澤さん！！
そんなラッキーはそうそうありませんよ！（助かった…）」

宮澤の後ろに立っていた田野ちゃん朱里をにらみつける
田野 (萌は確かに一瞬加カンしようとした･･･！
確かに萌は[西]を引いてきたはず！！
それ朱里のやつ…卓全体の川から国士の匂いをかぎつけて…
[西]を止めたんだ！！くそっ！朱里め！！)
朱里（ふふ…田野ちゃん･･･こっちはそうそう振り込まないよ…）

４回戦目の半荘！
宮澤のテンパイ連荘による
東四局二本場！！

萌配牌
ﾂﾓ[8]
[四][2][2][3][3][3][5][6][7][7][⑥][⑨][中]

萌（あれっ！？またソウズに偏ってる…）
朱里「………」
ここに来て、萌も配牌に違和感を感じる…

萌（朱里ちゃん…⑨キューピン切りで染められそうならソウズで染めるよ！？）
朱里「うん、いいと思うよ、萌ちゃん･･･」

数巡後
萌手牌
ﾂﾓ[6]
[四][2][2][3][3][3][5][6][7][7][8][中][中]

萌、[四] 四萬切りでテンパイ！！[2][中]のシャボ待ち！
朱里「萌ちゃん！！いい調子だよ！」

そのときである！！
「プルルルルルルッ！！！」
朱里の携帯がなる！！

朱里(誰だ…こんなときに！あ！お父さん！)
電話をかけてきたのは朱里の父、里志であった。

萌「出ていいよ、朱里ちゃん！」
萌、そう言って四萬切り！！

朱里「もしもし？」
里志「朱里！！ごめんな、今、近くにいるんだろう！？
実は、家に帰ってきたんだが、うちの鍵がみつからなくてな！！
家に入れないんだ！！
会社の荷物をとったらまたすぐ出なきゃいけなくて急いでる！
悪いんだけどすぐに帰ってこれるか！？ほんとうにすまん！！」

朱里(くそ･･･こんなときに！！！）
萌「朱里ちゃん、何だって！？」

朱里「萌ちゃん、ごめん。いったん席を外すから！！
また必ず戻ってくるからね！！」
萌「あ、朱里ちゃん！！そんな！！」

そういって朱里は急いで帰宅する。
萌（朱里ちゃん！！！！！！！お願い…早く戻ってきて･･･）

♪

ぼくは！保守をする！冷ややかな目で見られたって！

こんなにこの僕が夢中になるなんて！クレイジー！

朱里（はぁ！はぁ！遅くなっちゃった！
途中でれなっちや奈々ちゃんたちと会って
少しお話しちゃったし…萌ちゃん大丈夫かな！？）

朱里、萌達が勝負をしている児童館に向かって走っていた…

その頃
萌と宮澤・田野の勝負、すでに最後の半荘5回戦目の南場に突入していた！

南三局

(宮澤手牌)
ﾂﾓ[⑦]
[⑤][⑤][⑦][⑦][⑦] 　鳴[⑨][⑨][⑨]ﾎﾟﾝ　[③][③][③]ﾎﾟﾝ　[①][①][①]ﾎﾟﾝ
　
宮澤「ツモ！チンイツトイトイ！！跳満！！」
田野「やった！宮澤さん！！」
萌（ぐ…！！またピンズの染め手！！）

萌と朱里が別れたあとも、宮澤の好調は続いていた！
宮澤、チンイツ、ホンイツの染め手でたくみに鳴きながら早上がり…
4回戦目の半荘では宮澤トップ！！５回戦目の東場も高い手をつもあがり、
徐々に萌との点差を縮めていた！！！
最終決戦、5回戦目の半荘に入ってからもチンイツを絡めた
跳満クラスのツモ上がりを立て続ける！！！

そして5回戦目の半荘！！
オーラス！！

田野「宮澤さんが逆転するには萌に満貫の直撃を食らわせるか…
こちらが跳満をつもあがるか…今の宮澤さんの流れなら勝てる！！
いや、いつもそうして勝ってきたんだ！！宮澤さんは！！」

萌（点差はまだある…警戒すべきは宮澤への満貫以上の放銃！！
このオーラス、絶対に逃げ切る！！）

間違えた、３フーロして手牌が5枚になってる！

雀卓のある児童館！

♪

そういえば、新年あけおめしてないよね？
今年もがんばってねえ

>>253
先生！いつもありがとうございます！
本年も宜しくお願いします！

♪

年マタギは保守大変だよねえ保守

保守

お手数かけて申し訳ございません

最終決戦、5回戦目!!
オーラス！
ドラ[五萬]

親・宮澤！

数巡後
宮澤「リーチ！！」

萌（来たっ！！！？）
萌、とりあえず宮澤の現物を切り、しのぐ！

宮澤、続いてつもる。
宮澤「ふっ…一発ならずか…！！」
宮澤、いらつき強打！

そのとき！
朱里「萌ちゃん！！おまたせ！！」
萌「朱里ちゃん！！」

朱里「今、どんな状況！？」
萌「一応トップ目のオーラスだけど、この局宮澤さんが跳満をつもるか
こちらが満貫直撃されれば…逆転されちゃう…」

朱里、卓上の川を見渡す。
朱里「なるほど…そういうことか…」
萌「宮澤の手、またピンズのメンホン！？」
朱里「そういうことだろうな･･･代わろうか、萌ちゃん･･･」

萌「え！？いいの！！朱里ちゃん！！お願い！！」
田野（朱里！！！！！）
宮澤「･･････」

ここにきて、いよいよ朱里、動く！！

宮澤（このガキ…さっきは4回戦目の東場、国士をつぶしてきやがったが…
今度は何をするつもりだ…）
4回戦目の東場、宮澤のピンズチンイツのブラフからの国士をみやぶった朱里！！

宮澤（朱里…なんて不気味なんだよ…その死んだような目…お前には何が見えてる！！）

朱里「宮澤の手はピンズのメンホンかメンチンか･･････ん？！」
田野（朱里･･････）
萌（朱里ちゃん････！！）

朱里「なるほどね････
ここは、これしかないか･･･」
そういって朱里が切ったのは[④]スーピン！！
ピンズの染め手の宮澤の危険牌！！

田野「！！！！」
萌「え？！朱里ちゃんマジ！？」

宮澤「ははは････朱里…それか･･･」

朱里「…」

宮澤「ロン！！」
田野、萌「！！！！」
朱里「･･･」

宮澤手牌
[五][五][④][④][①][①][②][②][③][③][⑥][⑦][⑧]
宮澤[五][④]シャボ待ち！！

萌「あれ、ピンズの染め手じゃない…でも、ドラが頭！！」
朱里「やはりな…」

宮澤「立直、イーペイコー、ドラドラ･･･
くくく…これで裏が一枚でも乗ればおまえは満貫の放銃！！
朱里…！！おまえが負けるんだ！！」

宮澤、裏ドラをみせる！
宮澤「裏はのらなかったか…11600！！朱里、おまえも悪運が強いな！！」

朱里、なんとか400点の差で逆転を防ぐ････！！
萌（でも、また宮澤さんの連荘！！もう次こそは････）

朱里「満貫に届かずか…運も尽きたな、宮澤さん！！」
宮澤「なんだと朱里！！おまえ、たった今振り込んでおいて、負け惜しみか！！
次はしとめる！！必ず！！」
朱里「ふふふふ･･･」

田野「朱里！！宮澤さんにふりこんでおいて何なの！！その言い草！！」
田野、尊敬する先輩宮澤にでかい口をきく朱里にキレる！！

朱里「宮澤さん･･･惜しかったね…もう1巡待ってたら、
宮澤さんは跳満をつもって逆転してたんだよ･･･」
宮澤「何だと！！」

朱里「ふふふ…」

不敵な笑みを浮かべた朱里、手を伸ばす！！

萌（朱里ちゃん、何する気！？）

朱里が手を伸ばした先は自分の前の山！！
そして上山の牌をめくる！！その牌！！宮澤の次のツモ！！

朱里「ほらね…宮澤さん」
宮澤「うっ！！！！」
田野「！！！！」

朱里がめくった牌は宮澤の次のツモ！！
なんとドラの[五萬]！！

朱里「宮澤さんがこの牌をつもってこれれば
立直面前ﾂﾓｲｰﾍﾟｲｺｰﾄﾞﾗ３の跳満だった･･･
そこで勝負はつくはずだった」

萌「朱里ちゃん！！すごい！！」
宮澤「！！！！！」

朱里「鳴いてツモをずらすことも出来なかったからあえて放銃した。
宮澤さんがあくまでこの局で勝負をつけようと満貫、跳満手を確定させてから
あがろうとしていたら、この[④]スーピン切りでの放銃、この手は成立しなかった･･･。
宮澤さんがせっかちで助かったんだ…
早く直撃が欲しい、その焦りが宮澤さんのツキを見放したんだ」

田野「！！！！！」
宮澤「朱里…。次こそはしとめる！！」

そして続く、宮澤の連荘！
萌「朱里ちゃん…なんとか宮澤さんの跳満ツモは防いだけど…
点差はもうない…この局、宮澤がどんな手でもあがられれば負ける！」
朱里「大丈夫だよ、萌ちゃん･･･」

ふふふふ・・・・

宮澤の連荘！

宮澤「ポン！」
宮澤[白]鳴き！
宮澤（よし！ファン牌の白確定！この局どんな手でもあがれば勝ちなんだ！）

宮澤「ポン！」
宮澤[北]鳴き！

宮澤「チー！」
宮澤、[①]イーピン鳴き！　[①][②][③]

宮澤手牌
[⑤][⑤][⑦][⑧]　　　鳴[①][②][③]　[北][北][北]　[白][白][白]
宮澤（テンパイ！！ピンズのホンイツ[⑥][⑨]両面待ち！！）

朱里（3フーロ！焦ってるな…宮澤･･･テンパイか？）
しかし、この牌の偏り･･･宮澤さんもこりないな･･･）
朱里、手出しの[④]スーピン切り！

宮澤（[④]切り！！このガキめ！！こんな危険牌をのうのうと！！）

直後
朱里「カン！！」
朱里、宮澤の待ち、[⑥]ローピンを暗カン！！
宮澤「何！？」
田野「！！！！！」

そして次巡
朱里「カン！！」
朱里、またしても暗カン！！今度は[⑨]キューピン！！
宮澤「うっ！！！！」
田野（ぐ････！！）
宮澤の待ち、潰える！！！！

宮澤「くそ、待ち変しかない！！」
宮澤、[⑧]パーピン切り！

よし！♪さんになりきり！このスレどんな手でも保守れば勝ちなんだ！

オギャー

ルールも覚えないまま麻雀ゲーム
いきなり5級に！

>>267
すごい

>>261
この手は40苻4飜で満貫となってしまいます(-o-;)

立直ピンフドラドラなら11600ですね

>>269
先生、ありがとうございます！
お手数かけて申し訳ございませんでした。

ロンあがりでもシャボ待ちで刻子ができるから
40苻4飜満貫ということになりますか？

不勉強でお恥ずかしい限りです。

>>270
そうですね
シャボ待ちであがった場合の苻はポンしたときと同じです

メンゼンロンならピンフ以外は基本40苻以上となります(チートイとか特殊役は除く)

>>271
すみません、詳しい説明まで
お手数かけて大変申しわけありません。

すごくわかりやすいです！ありがとうございます！
よくよく考えると
ピンフはすべて順子で刻子の符はつかないし
両面待ちなのであがりの符もつかないからってことですよね！
不勉強でお恥ずかしい限りです。

>>272
いえいえ♪
こちらこそいつも楽しく読ませてもらってます

朱里「ロン、ピンズのホンイツ！」

朱里、[⑦][⑧]シャボ待ち！！
田野「あわわわ.....]
宮澤「[⑦][⑧]どっちを切ってもやられていたのか････！
読んでたのか…完全にこっちの手を･･･！！朱里！！おそろしいやつ！！」
朱里「この牌の偏り･････
何もピンズのホンイツはあんただけのものじゃないよ宮澤さん･･･」

「ガタッ！！」
宮澤卓に突っ伏した。
萌「やった！！！！勝ったよ！！！！！朱里ちゃん！！！」
萌、朱里をきつく抱きしめる！！

朱里「ふふ…苦しいよ、萌ちゃん…」

田野「朱里…やっぱり、朱里はすごいよ････」
抱き合って喜ぶ朱里と萌に宮澤の後ろにずっと立っていた田野が近寄り声をかける。

朱里「田野ちゃん！！」
田野「朱里･･･今の待ち、完全に読んでたの？」
朱里「田野ちゃん…たまたまだよ…
この局、いや…しばらくずっと宮澤のツモはピンズに偏っていた…
この局はラッキーだったよ…こちらのツモもピンズに偏ったおかげで
宮澤が切ったあふれたピンズから宮澤の待ちは簡単に予測できた。
そして偶然重なった[⑥][⑨]ローキューピンの壁！！
これで宮澤の待ちはほぼ確定！！こちらは[⑦][⑧]チーパーピンのシャボ待ちに
切り替え、待ち変の宮澤を狙い打つことができたんだ･･･」
田野「！！！！」

朱里「宮澤は最後の局、ホンイツにこだわらなければ、
いくらでもあがる術はあった…
でも、それを受け入れず、あくまで染め手に突っ走ってしまう･･･
それが宮澤のそれまでの打ち筋、打ち方のクセ…
こちらはその点をついた。
そうと決まればこちらもピンズに染める…
そうすることで溢れるピンズで放銃するリスクは高まるけど、
反面、相手の待ちが読みやすい」
田野「宮澤さんのクセって何？」
朱里「宮澤はやけにピンズの染め手が多かったでしょ？
宮澤は積み込んでたんだよ、ピンズを。自分が染めやすいように
だからこそ、宮澤にはそこまで高い手が必要でなくても
染め手に走ってしまうクセがついてしまっていた･･･」
田野「積み込みって、これは全自動卓じゃん！そんなことできんの！？」
朱里「手積みの場合みたいに完璧な積み込みは無理かも知れない。
それでも牌を偏らせることはできる」
田野「偏らせる？」
朱里「ここにある全自動卓みたいに古い機種で見られる現象なんだけどね。
古い全自動卓にはどうしてもその構造上、シー牌が甘いんだ。
あとから決まった種類の牌をまとめて入れることで十分にシー牌されずに
そのあとから入れた牌が固まったまま、山に積まれてしまうことがある」
田野「じゃあ、宮澤さんはそうやって牌を偏らせた！？」
朱里「そう。たとえば数牌の３・５・７を後からまとめて固まらせることで
順子を作りにくくして、意図的な対子場を作ることができる。
宮澤はこの偏りを利用してトイトイをあがりまくってた時もあったね。」
萌「そのときはこっちもよくツモが重なった！チートイをテンパッたよ！！」
朱里「これはたとえば他にも応用できる。
ヤオチュウ牌を固めれば国士が作りやすい状況だってできる。
ある色の牌を固めれば、染め手ができやすい状況だって可能。
その集大成が宮澤が大車輪をあがったときと、
ピンズのチンイツを匂わせておきながら国士をテンパってたとき！
場に4枚切れてるヤオチュウ牌がなかったからなんとか国士の放銃は防いだけど。
もし、そのことに気づかなかったらこの勝負、どうなるかわからなかった…」
田野「朱里、やっぱりあんたはすごいよ･･･」
朱里「えっへ♪それほどでもないよ」

次の瞬間、田野ちゃん、朱里の手をとって朱里をみつめる！
朱里「えっ！？」

田野「朱里…ごめん…」
朱里「どうしたの、田野ちゃん！？」
田野「勝負には負けたけど、今、スタジオを使えなくなったら･･･困る。
来月、大切なダンスの大会があるの…。
だから、私、ずっと負けられなかった…。どうしても勝たなきゃいけなかった…」
朱里「そうだったんだ･･･」
萌「田野さん、スタジオは皆で一緒に使いましょうよ！」
田野「え？萌ちゃん、いいの？」
萌「私達、ずっと田野さんと宮澤さんのダンスに憧れてたんですよ･･･
だから、私達も一緒に練習させてくれませんか？
これは私達からもお願いなんです」
田野「萌ちゃん･･･」

こうしてスタジオ争奪の勝負、結局は丸く収まり、
田野、宮澤が所属するダンスチーム、マッドハニーが出場するダンス大会の日がやってくる！

決勝戦前の楽屋
田野「朱里、涼花、萌、みに来てくれてありがとう！私がんばるよ！」
朱里「頑張って！田野ちゃん！！」
涼花、萌「応援してるよ！！」
宮澤「朱里･･･すまないな、恩にきる…お前との麻雀勝負には負けたが、
このダンス大会必ず優勝する！！」

そして
MC「優勝は茨城代表！！マッドハニー！！」
「わーっ！！！！！！！！！！！！！」

結局、マッドハニーは見事このダンス大会で優勝！

朱里「おめでとう、田野ちゃん！！宮澤さん！！」

のちに朱里たちに先駆けて、人気アイドルグループAKB48に加入する宮澤、
そして朱里と同じ時期に宮澤の後を追うように加入する田野。
現在は48G屈指のダンスメンバーとして活躍している彼女達ではあるが、
この大きなダンス大会で優勝した彼女達二人のその才能はすでにその芽生えを見せていたのであった！

更新分を読んでないけど保守

♪

栗山千明ってりぽぽに似てるな

麻雀好きなメンバーいるんだね。
内山奈月と須藤リリカ。
知らなかった。

>>284
そうでしたか

無料麻雀ゲーム、ちょくちょくフリーズするんで、保守するタイミングにちょうどいい！有料になってもこうなのか？！

またまたフリーズ

http://i.imgur.com/fAtcyro.jpg

上げとくね

ていうかー、メンバーがわざわざ覚えるまでもなく、
中身、今ある麻雀ゲームで、メンバーと対戦してるていのゲーム、アプリを
作ってくれればいいんじゃん！
これなら誰のファンでも楽しめるし。

♪

ドラが光って見える！今やってるゲーム・・・ふふふ・・・

ドラは自分にとって大切な人と思え、って言ってた人がいたな

☆

♪

■第5章才能の北翼
予告

道東旅行に出掛けた朱里とれなっち達。

ところが旅の途中遭難してしまう。

そんな朱里達に手を差し伸べたのは
さややと名乗る動物と心を通わす不思議な能力を持つ少女。

さややは動物達と共存していたが
そこにあらわれたのは狩猟の達人、永尾まりや。

そんな中、さややと永尾の対立は激化していく！

ここに大自然を舞台にヒトと動物、人間と自然の生存競争をかけた
激しい麻雀バトルが勃発していく！

誰も思ってないだろうな。
麻雀でシングル選抜を決める日がくるなんて。
俺も思ってないけど。

>>297 いいね！いいね！いいね！
素晴らし過ぎるよ！

なにごともなく保守

♪

ふふふ・・・

保守守