昨年、ビビる大木と結婚した歌手で女優のAKINA。三浦大知、満島ひかりら沖縄アクターズのメンバーで
結成したFolderとしての活動から早17年。決して順風満帆だっただけではない、これまでの軌跡を真摯に明かしてくれた。
【写真】大人の女性へと成長したAKINA
■小6の頃の悩みは「なんで大人ってキャバクラに行くんだろう」でしたから
1997年にデビューしたFolderは男女混成による小中学生7名で構成。同事務所の先輩で
ポップアイコンとして人気を博していた安室奈美恵に続く次世代アイドルグループとして期待を
一身に背負ってのデビューだった。その期待に応えるように、あのジャクソン5を彷彿とさせるDAICHI(三浦大地)の
ボーイソプラノを活かしたハイトーンでパワフルな歌唱力と、女子メンバーのハーモニーの高さ、
キレのあるダンスパフォーマンスが同世代だけでなく、幅広い世代から注目された。
当時、12歳の小学生だったAKINAは、デビューが決まるやメンバーと共に上京。地元・沖縄とは
180度異なる生活に戸惑いを隠せなかった。「とにかく怖かったですね(笑)。丸っきり生活環境が違うので、
常に不安がつきまとっていました。簡単に歩んできたワケではないので、一杯泣いたし、一杯悩んだし、
一杯考えたし。でも、考えても『(考える)的が違う!!」』って怒られたし(笑)。でも、答えを教えてくれるワケでもないし」(AKINA)。
「簡単に歩んできたワケではない」。彼女の言葉は決して誇張ではなく、文字通り栄光と挫折の繰り返しだった。
99年後半には、小学6年生であったDAICHIがソロ活動を始動させ(※その後、変声期に入り、芸能活動休止により脱退)、
AKINAや満島ひかりら女性メンバー5人でFolder5を結成。だが自分たちの思いと、それに携わる“大人たち”の
思いは大きく乖離していた。
「小学校6年生の時の悩みは、『なんで、大人ってキャバクラに行くんだろう』でしたから(笑)。
昨日とは違う大人たちの変化に『ムカつく!!』って感情が芽生えてましたし、さわらないで欲しい!!って思ってましたね。
ずっと悶々としながらも、やっぱり歌とダンスが好きだったので、辞めるという選択肢は無かったですけど
『なんなんだろう…』っていう疑問はずっと抱いていましたね。」
集客や売上げなど、一定の実績を積み上げながらも、自分たちがやりたいこと、自分たちの主張が通ることはなかった。
「自分たちがこうしたいという主張も、『売れたらね』って言われて。じゃあ、売れるって何なんだろう? って。
例えランキングでTOP10に入っても、TOP5に入っても特に何かが変わることもなく。『やっぱ1位を獲らないとね』って。
今になって考えたら、もっと上を目指していこう!っていうことだったと理解できるんですけど、
まだ子供だった自分たちは“褒められない=ダメ”ということだって思ってしまって」(AKINA)。
■青春を共有してきた仲間はFolderしかいない
個々の想いとスタッフ側の意向が平行線のまま、03年に実質的にグループは解散。
AKINAはソロ歌手として歩むことになる。「離れていく人とか、得体の知れない方がよってきたりとか(笑)。
当時の私にとっては凄く不安で怖かったですね」と回顧するように、ソロデビュー当時は不安で一杯だったというAKINA。
そんな彼女にとって心の支えだったのはFolderメンバーの活躍だった。三浦大知は04年からの芸能活動再開後、
日本を代表するボーカリストに成長、満島ひかりも女優として確固たる地位を形成した。
今になって、ようやくFolderメンバー昔のようなと友人関係に戻れたというAKINA。
「今は片意地張らないでお互いのことを話せる関係ですね。楽しくお酒が飲める関係性と言いますか。
小さい頃から青春を共有してきた仲間はFolderしかいないので。同じステージで同じ景色を見たのは
あの7人しかいませんから」と笑顔で明かす。
「最近は、大知が私の旦那さんの番組に出演して話していたり、ひかりも旦那さんと共演したりするのを観て、
ホント不思議だなぁ〜って思いますね(笑)。そういう環境が凄く素敵だなとも思います」(AKINA) 。
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