「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」
永遠に咲きつづける花はなく、美しく咲くもいずれは枯れる
千年の花園に閉じ込められた少女たちが織りなす美しき愛憎劇。
http://gekipro.com/Gekipro/stage/2014/03/lilium---.html (ストーリー)
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人里離れたサナトリウムで多くの少女たちが暮らしていた
少女たちは繭期(まゆき)と言われる精神的に不安定な状態であり
その治療でこのサナトリウムに集められて毎日薬を飲まされていた
少女たちは遊んだりケンカしたり毎日”わちゃわちゃ”と過ごしている
しかしそこは治療施設などではなかった
施設の主は実は永遠の命を持つとされる本物の吸血鬼だった
彼は孤独を紛らわすために繭期の少女たちを純潔のまま囲いたいと考えた
少女たちが飲まされていた薬は成長と老化を止めるための秘薬であり
記憶を定期的に削除されることで少女たちは何も知らない無垢で純潔な
少女のまま何十年も何百年もこの施設で飼育されていたのである
これこそが吸血鬼が作り上げた「永遠の繭期」だったのだ
しかし徐々に「永遠の繭期」のシステムに次第に綻びが生じ
主人公の少女(モー娘。鞘師)は記憶を取り戻してしまった
彼女は妥協を呼びかける吸血鬼の目の前で少女全員を解放(殺害)する
そして「僕を一人にしないでくれ!」と懇願する吸血鬼に向かって
「あなたは永遠に一人ぼっちよ」と言い放ち自ら命を絶つのである
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言うまでもなくこれは純潔や処女性に拘るアイドルヲタにたいして
少女たちが反旗を翻すというテーマである
凄惨極まりないストーリーなのだがアイドルが演じることに
大きな意味があると言える
要するに「ロリコンは死ね」と言ってるのだ
最後には舞台の上でアイドルたちが刃物を振りかざして殺傷しあう
というむごたらしいことこの上ない描写
AKBの握手会襲撃事件があったばかりの時期に配慮するどころか
むしろ揶揄しているのではないか?
繭期(まゆ期)という劇中の用語もAKBの純潔の象徴に対する
嫌がらせのようにすら思える