【小説】まなちゅりん

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1名無しさん@実況は禁止です
【悲報】もう、茉夏と新しい月を迎えることはない
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1393600077/

一昨日落ちてたがここのスレにあげられてた誰が書いたか分からんが探してきたまなちゅりん小説
んんんとりあえずまなちゅりいぃん(゜ー゜夏)人(・Θ・)人(゜∀。*)


(゜ー゜夏)真に受けてまた書きはじめてみました

(゜ー゜夏)古柳と愉快な仲間たちシリーズ


姉さん「ーえ……?それ、ホントなの!?」

るみ「?大御所どうしたんやろ」
ちょきん「(ってかるみさん、実絵子さんのコト大御所って呼んでんだ)」
ゆかり「誰と電話してるのかな」
はるたむ「でも何か凄く…険しくないですか?みえこ姉さんの顔」
ケケ舞「何かあったんかね…?」

姉さん「……うん、分かった。こっちもそうするから。また何かあったら連絡して?」

みこってぃ「みえこさん、どうかしたん?」
こあみ「誰から電話だったんです?」
姉さん「電話は中西からだったんだけど…あのね、……茉夏が…いなくなっちゃったんだって…」

「「「「!!!!!!????」」」」

モコ「いなくなったってどーゆー事モコ?」
親分「まなってぃーに何があったの?!」
姉さん「私もまだよく事態を把握出来てないんだけど…茉夏たち収録で今日の夜に新幹線で東京へ行く予定らしかったんだけど、いなくなったらしくて」
みこってぃ「!!そりゃ大変や!まなっちゃん探したらな!」
ゆまな「あ、みこにゃん待って!」
るみ「るみも行く!」

ドタドタドタドタ!

姉さん「あ、皆ちょっと……って行っちゃったし」
ケケ舞「まなつさんに何があったんだろ……」
こあみ「…卒業発表の事と関係あるんでしょうか」
親分「まなってぃー…」



(゜ー゜夏)え?うちが消息不明なの?ってか続く?
2名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 00:05:03.09 ID:C90TIZte0
一応念の為に(゜ー゜夏)

玲奈…松井玲奈(TeamE)
珠理奈…松井珠理奈(TeamS)
にしし…中西優香(TeamS)
ゆりあ…木崎ゆりあ(TeamS)
花音…木本花音(TeamE)
ゆっこ…木下有希子(TeamE)
真那…大矢真那(TeamS)
矢方…矢方美紀(TeamS)
奈和…古畑奈和(TeamE)
まなつ…向田茉夏(TeamS)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

姉さんがにししから連絡を受ける少し前
in名古屋市内某所

にしし「えーと1,2,3,4……(人数点呼中)」
珠理奈「ヨロッシク〜♪(^∀^)ノ」
だーすー「5,6,7,8〜アイッシテ〜♪」
玲奈「……(おまえら・ω・黙ってろ)」
愛李「玲奈さん、心の中の台詞が駄々漏れです。限りなく怖いですいやでもそんな玲奈さんもまたそれはそれで(ry」
ぼっちん「玲奈さんがどこなくゲキカラさんみたいになってる…」
ゆりあ「全くお子ちゃまなコンビだぜ(・∀・>)ぴーす☆」
花音「やれやれだのん」
真那「いやゆりあも花音もじゅーぶんそのお子ちゃまに入ってるからねknkn(^∨^)」
明音「・Θ・)マッタクダ」
愛李「オマエモナー(゜∀。*)」
明音「#`Θ´)キィィィィィィィィ!」
玲奈「……(何このお子・ω・ちゃま軍団)」
ゆっこ「玲奈さんまぁまぁ」
奈和「ところでみなるんさんは直接現地集合ですか?」
矢方「そうみたいだねー」
にしし「よっし皆揃ったなー。じゃあ駅のホームに行くぞー」

まなつ「……」

愛李「……?茉夏、どーかした?」
明音「・Θ・)まなつ?」
茉夏「いや、別に何も…」
矢方「まなってぃ、何か顔に元気ないよ?」
玲奈「どこか具合悪いの?」
まなつ「………(無言で首を横に振る)」


(゜ー゜夏)うちに何が?!続く?
3名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 00:06:30.46 ID:qRZDjn/K0
だーすー「…もしかして握手会でまた何かイヤなコト言われちゃっただーすー?」
まなつ「……ッ」ビクッ
愛李「(図星、か…)」
花音「また誰か凸った厄介いたんかよのん」
ゆっこ「(スマホを取り出し操作)」

ゆっこのスマホの画面には『まなつに卒業の事で凸ったった』『相変わらず超絶塩対応ww』『行く奴の気が知れんわ握手券のムダだろ』等の心ない文章の羅列

ぼっちん「まなつさんのアンチ本当に信じらんない」
ゆりあ「まなっちゃん、気にしなくていいよ」
真那「ほら、後で東京着いたら苺食べよう?」
玲奈「(まなつは生きて・ω・るだけで丸儲け)」
矢方「玲奈さんまたもや心の声が駄々漏れてる…」

珠理奈「……いよ…」
奈和「珠理奈さん??」
珠理奈「…甘いよそんなの…!私だって今まで散々言われてきたのに…ッ」キッ
にしし「ちょ、珠理奈どうしたんだ」
明音「じゅりたん落ち着いて」
珠理奈「私の方がっ!酷いことたくさん言われたもん!
まなつはいいよ…あと少し我慢すればいいんだから!残された私らにまた全部皺寄せが来「珠理奈ッ!いい加減にしな!」←玲奈

困惑する周囲のマネージャーやスタッフ。
大声が連続で飛び交った為、遠くにいた周りの野次馬もSKE48だと認識しはじめる

野次馬1「おい、あれSKE48じゃね?」ヒソヒソ
野次馬2「うっわホンモノの松井玲奈じゃんカメラカメラ…」ヒソヒソ
野次馬3「あいりんのftmm(*´Д`)ハァハァ」ヒソヒソ
野次馬4「てかケンカしてんの?すっげー声聞こえたんだけどドラマの撮影?」ヒソヒソ
野次馬5「『ちょ、マジだっていま名古屋駅○番ホームにSKE48がいるんだって!』」ヒソヒソ

まなつ「ーじゅったん…皆…ゴメン…」ダッ
真那「あっ、まなつ!!」

突然走り出したまなつ。
真那が追いかけようとしたが人混みに巻き込まれて見えなくなってしまった

だーすー「ど、どうするだーすー…っ」
ぼっちん「もう新幹線来ちゃいますよ?!」
にしし「とりあえずマネ「ほい、中西さんこれヨロシク(゜∀。*)」
明音「あかねのもヨロシク!」

唐突に古柳からキャリーケースを渡される中西キャプテン

にしし「え?あいりんこれはどう
4名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 00:09:35.65 ID:qRZDjn/K0
>>3が途中で切れてた

だーすー「…もしかして握手会でまた何かイヤなコト言われちゃっただーすー?」
まなつ「……ッ」ビクッ
愛李「(図星、か…)」
花音「また誰か凸った厄介いたんかよのん」
ゆっこ「(スマホを取り出し操作)」

ゆっこのスマホの画面には『まなつに卒業の事で凸ったった』『相変わらず超絶塩対応ww』『行く奴の気が知れんわ握手券のムダだろ』等の心ない文章の羅列

ぼっちん「まなつさんのアンチ本当に信じらんない」
ゆりあ「まなっちゃん、気にしなくていいよ」
真那「ほら、後で東京着いたら苺食べよう?」
玲奈「(まなつは生きて・ω・るだけで丸儲け)」
矢方「玲奈さんまたもや心の声が駄々漏れてる…」

珠理奈「……いよ…」
奈和「珠理奈さん??」
珠理奈「…甘いよそんなの…!私だって今まで散々言われてきたのに…ッ」キッ
にしし「ちょ、珠理奈どうしたんだ」
明音「じゅりたん落ち着いて」
珠理奈「私の方がっ!酷いことたくさん言われたもん!
まなつはいいよ…あと少し我慢すればいいんだから!残された私らにまた全部皺寄せが来「珠理奈ッ!いい加減にしな!」←玲奈

困惑する周囲のマネージャーやスタッフ。
大声が連続で飛び交った為、遠くにいた周りの野次馬もSKE48だと認識しはじめる

野次馬1「おい、あれSKE48じゃね?」ヒソヒソ
野次馬2「うっわホンモノの松井玲奈じゃんカメラカメラ…」ヒソヒソ
野次馬3「あいりんのftmm(*´Д`)ハァハァ」ヒソヒソ
野次馬4「てかケンカしてんの?すっげー声聞こえたんだけどドラマの撮影?」ヒソヒソ
野次馬5「『ちょ、マジだっていま名古屋駅○番ホームにSKE48がいるんだって!』」ヒソヒソ

まなつ「ーじゅったん…皆…ゴメン…」ダッ
真那「あっ、まなつ!!」

突然走り出したまなつ。
真那が追いかけようとしたが人混みに巻き込まれて見えなくなってしまった

だーすー「ど、どうするだーすー…っ」
ぼっちん「もう新幹線来ちゃいますよ?!」
にしし「とりあえずマネ「ほい、中西さんこれヨロシク(゜∀。*)」
明音「あかねのもヨロシク!」

唐突に古柳からキャリーケースを渡される中西キャプテン

にしし「え?あいりんこれはどういう「皆は先行ってて!(゜∀。*)」
明音「まなつはうちらに任せてだがん!」

示し会わせたかのように走り出してまなつ同様あっという間に見えなくなった古柳

にしし「ちょ、あいりん!ちゅり!…って行っちゃったよ」
ゆりあ「…ここは古柳コンビに任せた方がいいかも」
花音「同意だのん」


(゜ー゜夏)あれ?うちまさかのランナウェイ?
5名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 00:35:17.56 ID:qRZDjn/K0
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みこってぃ「まなっちゃーん!」
るみ「まなつー!」
ゆまな「茉夏さーん!」

まなつを探し回るKIIメンバー

ケケ舞「いた?!」
みこってぃ「いや、おらん」
るみ「こっちもダメやった」
こあみ「まなつさん本当にこっち(名古屋)におるんかな?」
モコ「実絵子さんが受けた電話だと名古屋駅でいなくなったらしいから…」
みこってぃ「携帯にもずっとかけとるんやけど電源切ってるみたいや」
親分「家には帰ってないのかな?」

ここで姉さん(やや息を切らしながら)登場

姉さん「家には、帰ってないみたい…さっきスタッフが電話して確認した、って、…ヒィヒィ」
みこってぃ「みえこ姉さん取り合えず深呼吸や!」
るみ「はい、ひっひっふー!」
姉さん「ひっ、ひっ、ふーって違ーう!」
親分「こんな時でも安定のKIIクォリティーまぢふざけんなよ!」
ゆまな「?あれ?はるたむとゆかりとみずほちゃんは?」
姉さん「あぁ、すっごく抵抗されたけど先に家に帰した。まだほら、18歳未満だし…親御さんも心配するじゃない?こんな時間だし」
るみ「さすが大御所配慮ぱねぇっス」
モコ「でも茉夏…本当にどうしたんだろ」
ケケ舞「今日の握手会でまた何か言われたんかな…?」
こあみ「でもそれ言ったら普段から言われてるから…」
姉さん「………」
みこってぃ「みえこさん?」
姉さん「普段からいつも…耐えてたんだよ。茉夏はきっと」
ゆまな「……」
姉さん「新しく入ってきた、若しくは異動してきた子たちはあまり分かんないかもしれないけどさ。茉夏、KIIの時すっごくいつも悩んでたんだよね」
ケケ舞「……」
姉さん「メンバーの前ではいつもあの愛くるしい笑顔でニコニコしてたけどさ。一人でずっと悩んでたんだよ」
こあみ「……」
姉さん「皆は…想像できる?新規のチームのはじめての公演。
他のチームやグループのメンバーは未だしも、マスコミやファンの人達からも注目の的=叩かれる的になる“センターポジション”っていう重圧。
そこにまだ中学生そこらの齢(よわい)で課せられるプレッシャー」
るみ「……」
姉さん「しかもその公演は元々本店の先輩がやってきた伝統ある公演。ふざけたモノになんて出来ない。ましてやあの子が尊敬してやまなかった子がセンター張ってた公演。
そのすべてを背負うっていう重圧…想像できる?」


(゜ー゜夏)つーづーくー?
6名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 00:41:01.37 ID:qRZDjn/K0
一応念のために

せーら…佐藤聖羅(TeamS※元TeamKII)
澪花…山田澪花(TeamE※元TeamKII)
李帆…阿比留李帆(TeamS※元TeamKII)
理沙子…後藤理沙子(TeamS※元TeamKII)

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みこってぃ「……」
姉さん「それに元々、茉夏は自分が自分がってキャラじゃないじゃない?正直性格だってどちらかというと引っ込み思案の方だったし。
…でもね、そういった本質的な物も変えていった、いや、“変えていかなきゃいけなかった”んだよ。本来は変える必要なんてないモノまで 」
親分「……」
姉さん「今考えたら可笑しいよね。性格とか生まれもった本質なんて変える必要ないのに。私だったらその時点でもう耐えれない。
…でも、茉夏は耐えてたんだよ。SKE48の為に無理矢理変えていって、無理矢理いまの“SKE48の向田茉夏”ってキャラを演じてたんだよ」
モコ「……」
姉さん「一番多感な年頃なのに、本当は優しくて繊細な心の持ち主なのに、グッとあの子は自分の感情押し殺して今まで頑張ってたんだよ。
きっと…私達には想像できない位のモノをあの肩に背負ってたんだと思う。
それが…去年の組閣でのTeamS異動や今回の卒業の件とか積もり重なって、今まで堪えてたのが溢れちゃったんじゃないのかな」
るみ「姉さん…」
みこってぃ「…まなっちゃん…」
姉さん「だから茉夏の事、悪く思わないであげて?そりゃ突然姿を消しちゃった事は良くないけどさ、言い返せばそんな状況にならざるを得ない位…あの子はいっぱいいっぱいだったんだよ」
モコ「実絵子さん…茉夏の事、チームが変わってからもずっと見てたんだね…」
姉さん「当たり前よ。たとえチームが変わっても茉夏や皆、私の可愛い妹みたいなもんだし。それに…」

??「“チームは変わってもKIIの絆は変わらない”、でしょ?」

親分「!?あれー?聖羅さん?と、れいかにりほちゃん?!」
澪花「よっ!」
李帆「お待たせ!」
せーら「Set list!…なーんてボケはいらんっちゅーねん!」
みこってぃ「いやいやせーらさん、自分でボケ突っ込みしとりますやん」
モコ「三人ともどうしてここに…?」
せーら「旧KIIメンの絆、舐めんなよ?」
李帆「中西さんや、あ、あとちょきんちゃん達からも連絡受けたんだよ」
澪花「理沙子ちゃん達も家から色々電話したりして当たってるみたい」
姉さん「皆…バカでしょ、ホンットに…」
せーら「バカでけっこー、KIIの絆はバカらしい位にぶっとくて熱いんだよ!」
李帆「“私達は一人じゃない!”、でしょ?」
ゆまな「たかまさん流石です」
李帆「たかまさん言うな」
こあみ「じゃあ李帆阿比留李帆さん」
李帆「おい」
るみ「違う違う、李帆阿比留しやんだよ」
李帆「ヤメテクレ」
親分「旧KIIメンいても安定のKIIクォリティーまぢふ(ry」

ケケ舞「…てかはよ捜しましょ。」


(゜ー゜夏)何でギャグのくーだーりー続く?
7名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 01:16:23.17 ID:qRZDjn/K0
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まなつ「ー…ハァ、ハア…っ…あれ?ココ…」

まなつは何かを思い出したようにそこに佇む時計を見上げる

まなつ「…無意識のうちにココに来ちゃったのかな…」

近くのベンチに腰掛け踞るまなつ

まなつ「……」

まなつ「……ちゅり…あいりん…」ギュッ


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in東京

珠理奈「………」

一人ホテルのベッドで膝を抱える珠理奈
その時ドアのノック音が

玲奈「ー珠理奈?入るよ?」
珠理奈「………」プイッ

玲奈が入ってきても頑なに視線を合わせようとしない珠理奈に玲奈は苦笑いを溢しながら隣に腰掛ける

玲奈「珠理奈?こっち向いて?」
珠理奈「…どうせ玲奈ちゃんも怒るんでしょ?」
玲奈「?」
珠理奈「さっき散々怒られたもん…皆から」
玲奈「だったらワザワザ私までこうして来ないでしょ?その『散々怒られた事』も知ってるし」
珠理奈「…だったら、出てってよっ…」ギュッ
玲奈「やだ」
珠理奈「出てって!」
玲奈「……」

!(^∀^)・ω・な)))))ソッ

玲奈「ー珠理奈を怒るのは皆が出来ることかもしれない。
けど、珠理奈の今の気持ちを理解して寄り添う事が出来るのは私しかいない」
珠理奈「ーっ」
玲奈「って、本気でそう思ってる。自惚れかもしれないけど」
珠理奈「……」
玲奈「ー学年は違うけど、珠理奈とまなつ、同じ年生まれだもんね。
まなつもまなつで、色々辛かったり耐えてたりしてたんだと思う。てか、きっとそう。
メンバーの中で悩んだり葛藤したりしてない子なんていないと思う」
珠理奈「……」


(゜ー゜夏)続く?
8名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 01:18:54.77 ID:qRZDjn/K0
玲奈「まなつにはまなつにしかない感性や捉え方、見えてる世界がある。それはまなつ個人にしか分からない事。
同じ投げ掛けられた台詞ひとつでも、珠理奈とまなつだと捉え方や受け止め方は全然違うんだよ」
珠理奈「……」
玲奈「珠理奈には耐えれる言葉でも、まなつには耐えれない言葉もあるんだよ。それは分かってあげて?」
珠理奈「……」
玲奈「ーでもね。それは言い換えれば珠理奈が変わったから…や、“変わらざるを得なかった”って事なんだと思う」
珠理奈「…?」
玲奈「今の珠理奈の世間からのイメージって、合ってるか分かんないけど『元気いっぱいで明るい子』とか、『ダジャレ好きなSKE48センターの子』とか…
私も含まれちゃうけど『W松井』とかの印象か多いんじゃないのかな」
珠理奈「……」
玲奈「中には心ない人達が『出しゃばりすぎ』とか『調子のりすぎ』とか…叩いてる時もあるけど…」
珠理奈「……」
玲奈「でもそれはあくまでも“SKE48の松井珠理奈”像であって、本当の、素の“マツイジュリナ”じゃない。違う?」
珠理奈「……っ」
玲奈「素の、本来の“マツイジュリナ”じゃダメだから、SKE48の為に今の“SKE48の松井珠理奈”を演じる事が出来る迄に、無理してまで変えていったんだよね?変えなくてもいい事まで」
珠理奈「……ッ」ギュウッ
玲奈「“日本で一番嫌われた中学生”ってレッテル貼られても負けずにSKE48でセンター張り続けて、AKB48さんでも選抜常連のポジションを維持してきて。
表向きはそんなアンチとかの叩き、気にも留めてないように」
珠理奈「……」
玲奈「ーでもね。私は知ってるよ?珠理奈は本当は誰よりもSKE48が大好きだって、誰よりもSKE48の事を強く想ってる事」
珠理奈「……」
玲奈「本当はすっごく繊細で優しくて、人を傷つけるのが大嫌いで、自分よりも相手を優先しちゃう事」
珠理奈「……」
玲奈「傷ついてなさそうに見えて、何も気にしてなさそうに見えて、本当は誰も見てない所で隠れていつも泣いてた事」
珠理奈「…ッ」
玲奈「一番叩かれて、一番酷いこと言われ続けても、SKE48の為にって…一人で全部背負っ、て…頑張っ、てること…ッ」グスッ

玲奈の瞳から涙が溢れる
珠理奈の瞳からも同様に涙が頬を伝う


(゜ー゜夏)…じゅりたん…泣
9名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 01:38:16.63 ID:qRZDjn/K0
珠理奈「玲奈ちゃ…っ」
玲奈「あっ、ゴメン…私が泣くなんて可笑しいよねっ…辛いのは珠理奈なのに…っ」
珠理奈「ううん…そんな事ないッ…玲奈、ちゃんだって…ッ」
玲奈「ゴメンね珠理奈っ…私、自分の事で精一杯でいつも支えてあげれなくて…ッ」
珠理奈「そんな事ない!私…玲奈ちゃんがいつも隣にいてくれるから頑張れるんだよ…?」
玲奈「……」
珠理奈「私こそゴメン…来てくれた時、酷いこと言って…」
玲奈「…珠理奈?」
珠理奈「?」
玲奈「これからは…私にも吐き出してね?一人で抱え込まないで…?『W松井』なんだし、さ」
珠理奈「うんっ。ありがとう…玲奈ちゃん」

玲奈にきつく抱きつく珠理奈。
そんな珠理奈を優しい手つきで彼女の頭を撫でる玲奈

珠理奈「……てか、途中少し怒ってたじゃん」
玲奈「ゴメン。やっぱ可愛いまなつううぅを泣かせた罪は重いぞ?ってね?」
珠理奈「うぅ゙〜っ玲奈ちゃんが意地悪だぁ…」
玲奈「アハハごめんごめん。明日…まなつに謝ろう?私も一緒に行くから」
珠理奈「…うん。…?アレ?まなつ…見つかったの?」
玲奈「大丈夫だよ。名古屋にいる他のメンバーも捜してくれてるみたいだし、それに“あの二人”がいるじゃない?」
珠理奈「そっか、そうだね。…玲奈ちゃん。明日さ、近くのスーパー行くの付き合ってくれない?」
玲奈「?…あぁ、ひょっとしてイチゴ?」
珠理奈「…うん」
玲奈「いいよ。買いに行こう?きっとまなつも待ってるよ。珠理奈から話し掛けてくれるの」
珠理奈「うん。…てかまなつ可愛いってさっき言ってたけどさ、私は可愛くないの?」
玲奈「あれ?珠理奈ヤキモチ?」
珠理奈「ち、違うもんっ」ブスッ
玲奈「フフっ。ゴメンゴメン。珠理奈は…すっごく可愛い、私の背中を安心して預けれる存在だよ?すっごく…いつも頼りにしてる」
珠理奈「…玲奈ちゃあぁぁ〜んっ!!好きだーっ!」ワンワン
玲奈「きゃーっ!ちょ、珠理奈分かったからチューはダメーーっ!」


(゜ー゜夏)結局ひょんさんはチューされたのか?!てかまだ続くのコレ?
10名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 02:03:31.12 ID:qRZDjn/K0
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再びin名古屋

愛李「茉夏ー!」ハァハァ
明音「まなつーっ!」ハァハァ

明音「ハァハァ…っ、おった?!」
愛李「……」(無言で首を振る)
明音「まなつ…どこにおるんよ」
愛李「そんなに遠くには行っとらんはず」
明音「でも皆も捜してくれとるんに見つからんとか…」
愛李「…ッ」ピクッ
明音「?愛李どーした、」

その時二人の携帯に着信が
≪〜♪≫※マジラブ1000%
≪〜♪≫※あかね空

愛李「?もしもし。あ、聖羅さん!そっちはどうですか」
明音「ゆかぴ!そっちに何かあれから連絡入った!?」
せーら『こっちも見つからん…』
ゆかり『いえ、あれからはまだ何も…』
愛李「そうですか…あと捜していないエリアって何処が残ってますかね?ー…」
明音「そっか…あ、じゃあさ、次何かあったらー…」

愛李「そっちは?」
明音「ダメやった。愛李は?」
愛李「こっちもダメだ」
明音「……」
愛李「でも聖羅さん達がかなり広範囲を捜索してくれてるから、そうなるとかなりエリアは絞れてくる。それは大きな収穫だろ?」
明音「でも肝心のまなつがいないんじゃん!こんなに捜しとるんに…もしかして…っ、」

明音の身体が少しフラつく
慌てて受け止める愛李

´・Θ・)゜∀。*))))))ガシッ

愛李「ーまだあれから(※1/11、1/12握手会欠席)本調子じゃないんやから無理すんな。ただでさえ貧血持ちなんに」
明音「、っ別にコレくらい何ともないしっ」
愛李「強がんなばかチュリ!少し休んどけ」
明音「だから大丈夫だがん!愛李にうちの限界を決められる筋合いないし!」
愛李「そーやっていっつも強がってペース配分も考えずに突っ走りすぎっからぶっ倒れんだろ?いい加減学習しろおみゃー!」

(゜ー゜夏)つづく…?
11名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 02:05:44.40 ID:qRZDjn/K0
(゜ー゜夏)古柳と愉快な仲間たちシリーズ>>157の続き?

明音「#`Θ´)キィィィィ!そーゆー愛李だって!」ムンズ
愛李「!?ちょ、お前ーっ、…痛ッ!」

明音、愛李の履いてた右足のブーツを無理矢理剥ぎ取る。
愛李の右足は靴擦れの為か生じた豆が潰れて血が滲んでいた。
顔をしかめる愛李。
どうやら電話が来る前の愛李の不自然な動作はこれが原因のようだった

明音「愛李だってこんなんなってんのにヤセ我慢して隠してたんじゃん!運動音痴なクセに無理しすぎなんだよ!」
愛李「おまっ、ってか運動音痴は余計だ!それに今は茉夏を捜してんだからこんな喧嘩してるヒマー…って、…」
明音「・Θ・)…?愛李?」
愛李「……そーいやさ。…こんな時、いつも茉夏がニコニコしながら場を和ませてくれてたっけ…」
明音「…そーだったかも。…まなつ……」


二人の脳裏に浮かぶまなつの笑顔


≪ー“も〜ダメだよケンカしたりしちゃ〜だーめ!じゃないとうち、泣いちゃうよ?”≫

≪ー“ほら、仲直りのあーくしゅ!”≫

≪ー“あいりーん、ちゅりー、苺もらったよー食べよ〜?”≫

≪ー“ワーイまなちゅりんだ〜(゜ー゜夏)”≫

≪ー“ねぇ、ちゅり。あいりん。…チームが変わっちゃっても…まなちゅりんは変わらないよね…?”≫


愛李「…いつだってうちらの側には茉夏がいた、…いや、いてくれてたんだ」
明音「いつもまなつはうちらを慕ってくれてた…あ、愛李。あの時の事覚えてる?」
愛李「?」
明音「愛李が初めて選抜に入った時(※1!2!3!4!ヨロシク!)にさ、愛李がレッスンだけじゃ練習が間に合わないっていって夜…こっそり練習してたじゃん?」
愛李「あぁ、そんな事もあったなぁ…てか思い出させるなよ恥ずかしい」
明音「だってビックリしたし。たまたまあかねがコンビニ行こうとした帰りにさ、髪の毛ボサボサな人間が夜遅くに踊ってたらさぁ。そりゃ誰だって見ちゃうっしょ?」
愛李「しかもそん時通報しようとしてたんだろ?ホントいい迷惑だったわ」
明音「だってホントに変質者に見えたんだもん。でもよく見たらアレ?どっかで見たことある人…って思ってたら愛李だったから拍子抜けしたわ」
愛李「うちも拍子抜けしたわ。てかチュリこそボサボサでド素っぴんやったやんか」
明音「お互い様じゃんかー。…でさ、そこからそこでの自主練二人でするようになってさ、そしていつの間にか…」
愛李「茉夏も一緒に来るようになったんだよな、まぁあの時の茉夏はまだ中学生やったから遅くまでは残れんかったけど」
明音「そうそう。でも考えたらそこからまなちゅりん、っていうか三人でよくいるようになったっていうかー…」
愛李「ある意味想い出の場所だよな……って、」
明音「あっ……」
愛李「ーもしかして茉夏があと行きそうな所って、」
明音「まさか」
古柳「「あそこかっ!」」

(゜ー゜夏)※三人で自主練のくだりのストーリーはフィクションですよー
12名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 02:29:03.62 ID:qRZDjn/K0
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「………」

体操座りの体勢で、一人ベンチに踞るまなつ。
時折遠くから聴こえるトラックのクラクション、視線の端にほんの少し過るテールライトの残光。

「(いきなりあの場から逃げちゃったから…今頃皆に迷惑かけてるんだろうな…)」

この季節特有の澄んだ、けれども突き刺さる透明な空気を纏った風の舞が時折まなつの髪を切なく揺らす。

「(…うち…どうしたいんだろ…)」

まなつは自分の身体ごと、無意識に着ていたコートを自身の手できつく、堅く握り締めた。
まるで自身の心の叫びを、泣きたいくらいに訴えたい胸の内の叫びを隠すかのように。

「(…もしこれがキッカケで皆がうちの事キライになったら?裏で影口叩かれたら?誰からも話し掛けられなくなったら?
…ちゅりとあいりんから必要とされなくなった、ら…?)」

きつく、堅く身体ごと抱き締めているのに、震える肩。
少し上げた視線の上隅に見える、先の時計。そのほぼ真下に薄暗い光を灯しながら位置している自販機。
要するにここはどうやらちょっとした公園のようだ。


≪ー“ワン,ツー,スリー,フォー,…ってダメダメ!愛李そこのステップからのターンが遅れてんだって!”≫

≪ー“恋ってさぁ、しようと思うとできにゃ…っあぁ゙〜また噛んだぁぁぁ!!#`Θ´)キィィィィィィィィ!”≫

≪ー“茉夏、そろそろ帰んないとお母さんとか心配するんじゃない?今日はここまでにしよっか”≫

≪ー“いんじゃんっホイ!…よっしゃーチュリの負けやから今日もチュリが3人分ジュース奢りー!(゜∀。*)ピャーイ!”≫
≪ー“#`Θ´)キィィィィィィィィ!ナンデワタシジャンケンヨワイノ!”≫
13名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 03:02:22.80 ID:qRZDjn/K0
≪ー“何かさぁ、こーして3人でいる事多くなったじゃん?何かユニットとか組みたくならん?”≫
≪ー“いや、茉夏とはありだがチュリとはない(゜∀。*)キリッ”≫
≪ー“#`Θ´)キィィィィィィィィ!”≫
≪ー“じょーだんだって。ん〜だったら名前とかどーすんの?”≫
≪ー“・Θ・)名古屋嬢ならぬ『栄嬢』っ♪ドヤッ”≫
≪ー“鏡見て出直してこいこのセンスなさすぎオタンコナス!(゜∀。*)ほら茉夏も失笑してんじゃんww”≫
≪ー“;Θ;)ガーン…マナツマデ…シクシク”≫
≪ー“鳥バロスwwww(゜∀。*)”≫
≪ー“#`Θ´)キィィィィィィィィ!”≫
≪ー“…ん、じゃあさ、うちらの名前の頭文字文字るとかどう?”≫
≪ー“・Θ・)『あかね』『あいり』『まなつ』…『あかりなつ!』”≫
≪ー“…チュリに訊いたワタシがバカだった(゜∀。*)”≫
≪ー“#`Θ´)キィィィィィィィィ!”≫
≪ー“ん?茉夏何か閃いた?ふんふん…おー!それいいねー!(゜∀。*)”≫
≪ー“・Θ・)『まなちゅりん』…うん!しっくり来るかも!ん?でもあかねだけ名前じゃなくない?”≫
≪ー“そこは暗黙の了解だろJK(゜∀。*)じゃー『まなちゅりん』だな!”≫
≪ー“*^Θ^)まなちゅりんでいつかオリジナルユニット曲やりたいなぁ♪”≫
≪ー“ユニット曲、か…まずはKIIのオリジナル公演を目標に、だな(゜∀。*)”≫
≪ー“・Θ・)うん。…うっしがんばっぞぉぉぉぉぉぉぉー!!”≫
≪ー“うるせーぞ鳥!(゜∀。*)”≫

≪ー“茉夏ー!”≫
≪ー“まーなーつー!”≫

≪ー“辛い時はいつでも傍にいるよ?”≫


あの時の光景がふと、まなつの記憶の片隅から引き起こされる。

「…い…ツラいよ…っ、あいりんっ…ちゅりぃ……ッ」

ギュッと瞑った彼女の目尻からー透明な雫が溢れ落ちた。
14名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 03:03:46.76 ID:qRZDjn/K0
ー……っ!

ー…つッ!!


「……?」

零れ落ちた涙のが頬を伝い地面へと吸い込まれてからしばらく経った頃、朧気にまなつの耳に何かが聴こえてくる

ー…なつ〜っ!

ー…まなつ〜ッ!!


「……、」

次第に明瞭になってくるその声の輪郭。
まなつの鼓動がドクン、と脈を急かせるよう
に早鐘を打つ。
声のする方へ顔を上げるまなつ。

「ーッ……」

再びまなつの瞳には無意識にも涙が浮かぶ。
それは逃げてしまったのに見つかってしまった、という罪悪感から来るモノなのか。
これから恐らく訪れるのであろう自身への叱責を予想してでのモノなのか。
そういった類いの感情も少しは含まれているかもしれない。
しかし、それでもまなつは自分勝手なワガママだと自覚していながらもー心の何処かで想っていた。願っていた。


「ーいたぁ〜ッ!まなつーーー!!」
「ー茉夏〜ッ!!」

「…ちゅりっ、あいりんっ…!」


“それでも…きっと、ちゅりとあいりんが見付けてくれる”、と。
15名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 03:30:50.71 ID:qRZDjn/K0
まなつの姿を認め、名前を叫びながらまなつのもとへと駆け寄ってくる二人ー古柳。
とはいっても愛李は右足をびっこ引きながら、明音はどこかフラフラしながら、半ば二人で肩を組合いながらな状態。
端から見たら酔っぱらいなサラリーマン二人が千鳥足でフラフラな光景さながらである。
何も事情を知らない者から見ればコントをしているのかという風にしか正直見えない、シュールな古柳の姿。
しかしまなつはそんな二人の少々滑稽な姿を見ても、笑うことはしなかった。
寧ろ頬を伝う涙は自分の意思とは無関係に増していくばかり。

何故ならそれだけ二人がそんな状態になってまでも必死に捜してくれてたんだとー自分をそこまで想ってくれている事が、二人の顔を見れば痛いほどに分かったから。

愛李「茉夏っ、よかっ…た…」ハァハァ
明音「ま、なつ……ッ」ハァハァ
まなつ「あいりん…ちゅりっ……」

明音と愛李はヨロヨロの状態ながらもまなつの元へたどり着き、まなつを強く抱き締めた。
16名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 03:57:26.01 ID:qRZDjn/K0
もみくちゃにされながら倒れ込んでくるように、また半ば押し倒されるように抱き着いてこられた為、まなつはベンチからずり落ちる形で古柳もろとも地面にへたり込んだ。
ギュウギュウ、という形容詞が如何にもしっくり来るような表現よろしくより一層きつく、硬く抱き締めてくる古柳。
その際に少しだけベンチの角で腰をぶつけてしまい瞬間であるがピリッと痛みが走った。
しかしまなつはそんな痛みに顔をしかめる事もせず、「痛い」や「苦しい」との旨を訴える事もしなかった。

明音「よかっ、た…まなつが無事でホントに良かっただがんっ…!」ギュウ
愛李「茉夏っ…茉夏ぅ…無事でっ、いてくれてありがとぉ…っ!」ギュウッ

大好きな、会いたくてたまらなかった、心の何処かで密かにずっと待っていたー明音と愛李が今、自分の目の前にこうしているのだから。

まなつ「…怒んない、の…?」

素直にゴメンナサイ、と言えたらいいのに。と、こんな時でも素直に言葉を紡げずにひねくれた表現でしか表せない自身の天の邪鬼さに内心嫌気が差しながらも、それでもやっぱり気になっていた事。
自分がもし愛李や明音達の立場側だったら勝手に逃げ出さられてこんな寒い空の下何処にいるかも検討がつかない状態、ましてや携帯の電源と切られて連絡も取れず、なんて少なからず怒り等の負という感情が芽生えて来るはず。
しかしこの二人は叱責を浴びせてくる事もなく、それどころか感謝の旨の言葉をその嬉し泣きというのか、泣きながら微笑んで「ありがとう」と言ってくれた。

どうしてそんな、足をびっこ引く状態になっても、フラフラな足取りになっても、何処にいるのか検討も付かなかっただろうに諦めもせずに捜して、そして見付けてくれて。
どうして自分にーここまでしてくれるのか。
17名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 03:58:28.45 ID:qRZDjn/K0
そんな胸中に抱いていた想いが顔に出てしまっていたのか、古柳の二人はまなつに柔らかく、けれども真っ直ぐな瞳を見据えて当たり前のように言葉を紡いだ。
その両の瞳にーボロボロと大粒の涙を携えながら。

古柳「「そんなんっ、決まってんじゃんーまなつ(茉夏)がすっごく、すっごく…大切な存在だからだがん!!」」

示し会わせたかのように綺麗にハモったそれは、まなつの心へ時計の秒針が刻むスピードのようにゆっくりと染み渡った。


≪ー“そんなん、当たり前じゃんか。まなちゅりんの絆は…ずっと、ずっと先の今日も変わらないよ”≫

≪ー“そうそう。…だからさ、まなつが辛い時は…いつでも、いつだってうちらは傍にいるよ?”≫

いつか自身が組閣でチームを異動する事になった時、二人に問うた際に明瞭な意思を纏って迷いなく返って来た答え。

明音「…まなつ?」
まなつ「?」
明音「ひとつ約束っ、して?」
まなつ「…?」
明音「ーもう、いなくならんでねっ…ッ」
愛李「うちらはいつだって傍におるからっ…茉夏が辛い時、いつだって駆け付けっ、からッ…」
まなつ「…っ、……ッ……あいりんっ、ちゅりぃ…っ!…ごめ、ん…ゴメンナサイ…!」
明音「謝ら、んでいいッから!…まなつっ、まなつぅ…ッ」ギューッ
愛李「このぅ…手間かかるっ…可愛い妹め…ッ!」ナデナデ


もはやこの三人にはこれ以上言葉なんて要らない。
こんな遅い時間に公園の地べたにいい年をした女三人がへたり込んで涙で顔をクシャクシャにして、しゃくりあげながら言葉を紡ぐ様は、お世辞にもいつもメディアで見かけるトップアイドル達だとは思いづらい。
しかしその時流した涙は、今まで流したどんなモノよりもー綺麗な雫だった。

まなつは久し振りと思える程にー感情を吐き出すように声を出して思いきり泣いた。
18名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 04:00:46.50 ID:qRZDjn/K0
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まなつ「…zzz……」

姉さん「ーしっかし茉夏、よく寝てるね。グッスリだ」
みこってぃ「おぶってても寝息がよく聴こえてくるわ〜ひとしきり泣いて疲れたんかな?」
せーら「ってか寝顔もこんなに天使やとは…まなつ恐るべし、やな」
るみ「玲奈さんが見たら発狂もんだね、コレ」
こあみ「てか色んな意味で危険ですよね」
モコ「『んんんんんんんん(´・ωノ|ハァハァ←』って構図が容易に想像できるモコ」
李帆「ーあいりん大丈夫かぁ〜起きとるかー?」
愛李「…ぁいよ〜…」
ゆまな「ちゅりたん大丈夫?」
明音「ぉうよ〜……zzz…」
澪花「駄目だこの二人も限界みたいだな」
ケケ舞「てかちゅりさんも寝ちゃった」
愛李「……zzz…」
親分「あ、あいりんも」


あれから姉さん達も古柳から連絡を受けて三人の所へ合流した模様。
茉夏は泣き疲れたのか、今はみこってぃにおぶられて夢の中のようだ。
同じように(ヨロヨロな状態であった為半ば無理矢理)愛李は李帆に、明音はゆまなにそれぞれおぶられてたった今まなつ同様夢の世界へ旅立った様だ

明音「zzz……ンガッ…zzz…(´ω`●)」
愛李「zzz……(-Д-*)クカー」
せーら「…天使なまなつに引き換えこの二人ときたら…」
るみ「…寝顔超絶ブサッ…可愛い…ww」
姉さん「あいりん口開けて寝てるし」
こあみ「るみーじ会長、ブサッ可愛いなんてちょっと毒舌で可哀想ですよ。せめてブルドック可愛い位に」
澪花「こあみちゃんそれじゅーぶん毒舌だよ」
親分「(無言でケータイカメラ連写)…なんなんこの寝顔まぢふ(ry」カシャカシャカシャ
みこってぃ「何にせよまなっちゃんも無事に見つかったし一件落着って事かね?」
姉さん「まぁ、これからマネージャーや周りのお偉いさん方達への謝罪&説教行脚が待ってるだろうから一件落着ではないけどね」
ケケ舞「そうなったらまなつさんまた泣いちゃうんじゃ…」
姉さん「そこはきっと明音と愛李も一緒に付き添うだろうから大丈夫っしょ。なんたって…」
せーら「古柳…や、『まなちゅりん』やからな!」

古柳「「…zzz……まな、つ……zzz…」」

澪花「ん?…ふふっ。二人揃ってまなっちゃんの夢でも見てるんかな」
こあみ「夢の中で三人仲良くイチゴでも食べてるんですかね」
ケケ舞「流石まなちゅりんの絆、だね」

ゆまな「…Σあっ、李帆さん大変!愛李さんのヨダレがうなじに…!」
李帆「ギャーッ!ちょ、あいりんヤメテクレー!」
るみ「こんな時でも必ずオチをつけてくれるなんて…たかまさん流石っ!」
李帆「たかまさん言うなああぁ」
愛李「……zzz…(-Д-*)ジュルッ…」
19名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 09:09:36.81 ID:qRZDjn/K0
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あれから数日後

珠理奈「おはよー。…あ、まなつーおはよー!」
まなつ「あ、じゅったんおはよ〜(゜ー゜夏)ニコニコ」

いつものSKE48の楽屋の風景

姉さん「珠理奈と茉夏も今まで通りみたいだし、良かった良かった」
みこってぃ「ホンマやなぁ」
ゆまな「平和ですねぇ」
るみ「やねぇー」

その後もメンバー皆から愛でられるまなつ。
その顔はニコニコしている。

まなつ「…あっ、」

そんな中まなつは何かに気づき、そこへ一目散に駆け寄る。
その顔にー心からの笑顔を添えながら。

まなつの存在に気づいたその何かーいや、誰かの二人組は同じように心からの笑顔で駆け寄ってきた彼女を優しく抱き止めた。

まなつ「ーちゅり、あいりん!おはよう!」
古柳「「おはよう、まなつ(茉夏)っ!!」」


ttp://stat.ameba.jp/user_images/20140117/23/ske48official/23/6d/j/o0480034012817087068.jpg



??「………」
にしし「?まきこ、どーしたんだ?」
真木子「…うちやって旧KIIなんに何で今回出番なかったんやああぁぁああぁあぁあぁあああぁあ」

真木子、逃走。

にしし「ちょーっ!まきこがどっか行ったああぁぁああぁあぁあぁあああぁあ」
姉さん「な、なんだってーーーー?!」
るみ「ゼニガメ警報発動やーーー!!」
真那「至急全員で緊急捜索網展開knkn(^∨^;;)))」

玲奈「……(おみゃーらマ・ω・ジでなんなん)」
愛李「玲奈さんまた心の中の台詞がだだ漏れハァハァ(*´Д`)(ry」


この後KIIメン、や、SKE48全勢力を挙げてドン真木子を捜索にあたったかどうかはまた別の話。


(゜ー゜夏)おーわり!
20名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 11:00:00.36 ID:z0PDaw8y0
       まな    ちゅ   りん!
                ∧,,∧
        ∧,,∧ ∩(・Θ・)∩  ∧,,∧
     ⊂(夏゜ー゜) \   / (゜∀。*)つ
     ノ  ⊂⌒)  |.⌒I、│  (⌒つ ヽ
    (__)⌒(__)  .(_) ノ  (__)⌒(__)
21名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 11:20:21.93 ID:RqfsszZx0
22名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 11:46:42.05 ID:qRZDjn/K0
職人さんまた新作待ってますお
23死にたい君:2014/03/03(月) 12:49:03.66 ID:u87Bs3UUi
元スレはここだな
【古川愛李】古柳応援スレ☆1【高柳明音】
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1390061186/
24名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 15:13:52.08 ID:gf2H7Zzni
25名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 17:59:42.93 ID:gNmc860ki
26名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 19:53:48.47 ID:gNmc860ki
27名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 21:52:02.45 ID:gNmc860ki
28名無しさん@実況は禁止です:2014/03/03(月) 22:51:06.80 ID:KEZVXBxpi
29名無しさん@実況は禁止です:2014/03/04(火) 01:22:55.30 ID:xqLuaiJM0
       まな    ちゅ   りん!
                ∧,,∧
        ∧,,∧ ∩(・Θ・)∩  ∧,,∧
     ⊂(夏゜ー゜) \   / (゜∀。*)つ
     ノ  ⊂⌒)  |.⌒I、│  (⌒つ ヽ
    (__)⌒(__)  .(_) ノ  (__)⌒(__)
30名無しさん@実況は禁止です:2014/03/04(火) 05:09:09.38 ID:Ads2xCVB0
古川愛李 高柳明音 向田茉夏
http://livedoor.blogimg.jp/akb48matomelog/imgs/8/2/8282f9f0.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/yabya/imgs/5/a/5aca0b49.jpg
高柳明音 古川愛李 向田茉夏
http://livedoor.blogimg.jp/yabya/imgs/e/4/e479d0fc.jpg
高柳明音 古川愛李 向田茉夏 後藤理沙子
http://i.imgur.com/SbqJDmI.gif
31名無しさん@実況は禁止です:2014/03/04(火) 13:53:19.43 ID:MAxZCGRIP
まなちゅりん
32名無しさん@実況は禁止です:2014/03/04(火) 14:10:42.24 ID:xqLuaiJM0
33名無しさん@実況は禁止です@転載禁止:2014/03/04(火) 18:34:22.82 ID:J8+Z/JPXi
34名無しさん@実況は禁止です@転載禁止:2014/03/04(火) 23:46:53.31 ID:J8+Z/JPXi
35名無しさん@実況は禁止です@転載禁止:2014/03/05(水) 01:19:46.48 ID:kCxOMrNg0
       まな    ちゅ   りん!
                ∧,,∧
        ∧,,∧ ∩(・Θ・)∩  ∧,,∧
     ⊂(夏゜ー゜) \   / (゜∀。*)つ
     ノ  ⊂⌒)  |.⌒I、│  (⌒つ ヽ
    (__)⌒(__)  .(_) ノ  (__)⌒(__)
36名無しさん@実況は禁止です@転載禁止:2014/03/05(水) 03:35:40.33 ID:kCxOMrNg0
       まな    ちゅ   りん!
                ∧,,∧
        ∧,,∧ ∩(・Θ・)∩  ∧,,∧
     ⊂(夏゜ー゜) \   / (゜∀。*)つ
     ノ  ⊂⌒)  |.⌒I、│  (⌒つ ヽ
    (__)⌒(__)  .(_) ノ  (__)⌒(__)
37名無しさん@実況は禁止です@転載禁止:2014/03/05(水) 04:28:41.97 ID:kCxOMrNg0
       まな    ちゅ   りん!
                ∧,,∧
        ∧,,∧ ∩(・Θ・)∩  ∧,,∧
     ⊂(夏゜ー゜) \   / (゜∀。*)つ
     ノ  ⊂⌒)  |.⌒I、│  (⌒つ ヽ
    (__)⌒(__)  .(_) ノ  (__)⌒(__)
38名無しさん@実況は禁止です@転載禁止:2014/03/05(水) 05:29:53.81 ID:kCxOMrNg0
39名無しさん@実況は禁止です@転載禁止:2014/03/05(水) 16:28:53.59 ID:aobBbaug0
このスレ素晴らしいな。
40名無しさん@実況は禁止です@転載禁止:2014/03/05(水) 19:29:29.75 ID:xPX+dSEkP
壁||ー゜夏)チラッ<…何か書き覚えのある話のような…
41名無しさん@実況は禁止です@転載禁止:2014/03/05(水) 21:02:11.73 ID:xPX+dSEkP
壁||ー゜夏)チラッ<見つけてしまったついでに前書いてたやつですが投下しておきますね


まなつ「あいりーん(゜ー゜夏)」
愛李「おぅまなつーどっした?」
まなつ「お腹すいたー」
愛李「仕方ねぇなぁ〜よし、可愛い娘の為だ苺でら買ってきたから食いなっせ」
まなつ「わーい」
愛李「まなつは相変わらず可愛いなぁ」ナデナデ
まなつ「♪(゜ー゜嬉)」ニコニコ

・Θ・)ジー

まなつ「…あいりんパパ」
愛李「どうした娘よ」
まなつ「あそこでお嫁さんがすっごい構って欲しそうにしてる」
愛李「え?うちにそんな嫁いたっけ?」

#`Θ´)キィィィィィィィィ!

まなつ「羨ましいんじゃない?夫婦親不知みたいに」
愛李「(それいうなら夫婦水入らずだけど可愛いから許す)そーなんかねぇ」

#`Θ´)別に羨ましくないし!

愛李「だってよ」
まなつ「じゃあもっと頭撫でて〜♪」ニコニコ

(夏゜ー゜)八(゜∀。*)キャッキャッ♪

;Θ;)…羨ましいぃ!キィキィ!

まなつ「ツンなお嫁さん持って大変だね」
愛李「だからあれ嫁じゃなくてただの鳥だし」

#`Θ´)キィィィィィィィィ!!!

バシッ
(^∨^)ウルサイknkn
⊂彡☆))Θ・)

愛李「鳥バロスwwwwww(゜∀。*)」
まなつ「あははー♪(゜ー゜夏)」
42名無しさん@実況は禁止です@転載禁止:2014/03/05(水) 21:03:44.00 ID:xPX+dSEkP
・Θ・)「それっでも!」
(゜∀。*)「…なん?」
・Θ・)「好っきっだよっ♪」
(゜∀。*)「…鳥が?」
#`Θ´)「ちーがーうー!」
(゜∀。*)「え、鳥好きはビジネスやったんか?」
#`Θ´)「違うもんっ!鳥さんでら大好きだがん!」
(゜∀。*)「じゃあ合ってんじゃん」
#`Θ´)「でもちーがーうー!」
(゜∀。*)「某メンの『はーやーいー』みたいな口調で言うなし」
#`Θ´)「キィィィィィィィィ!あいりの鈍感カバチタレ!もういいっ!」

ウワーン!!ε=ε=;Θ;)ノ

(゜∀。*)「…んなの言えるかっての、恥ずかしい」
(゜ー゜夏)「なんだかんだ言ってお互い似た者同士だね」
(゜∀。*)「まぁ…古柳はビジネスじゃないからね」

壁||Θ・)チラッ<イシシシシ♪やっぱあいりツンデレー♪

(゜∀。*)「ツンデレはお主だろうが」
(゜ー゜夏)「口癖まで写っとるよ」
(^∨^)「さすが安定の古柳knkn(^∨^)」
43名無しさん@実況は禁止です@転載禁止:2014/03/05(水) 22:37:28.95 ID:kCxOMrNg0
【速報】ついにまなつの人にスレ見つかる
44名無しさん@実況は禁止です@転載禁止:2014/03/06(木) 03:47:51.39 ID:vQeS27Wy0
あげ!
45名無しさん@実況は禁止です@転載禁止
60 名前:名無しさん@実況は禁止です@転載禁止[] 投稿日:2014/03/06(木) 09:40:57.78 ID:vQeS27Wy0
843 名前:名無しさん@実況は禁止です@転載禁止[] 投稿日:2014/03/06(木) 03:38:17.93 ID:pxaipQF8i
>>818
壁||ー゜夏)チラッ<あいりんがアメブロで古柳描いてみる?って書いていたので描いてみました…ついでにまなちゅりんも
…ぎゃらくすぃーじゃないけど(ふるえごちゃん)
http://imgur.com/Z6YeRDb.jpg
http://imgur.com/CzXFSPU.jpg
なんなお推しさん方みたいに上手くなくてゴメンナサイ
そしてp2が往んどくれやす状態だから末尾iでゴメンナサイ