【小説】半沢直樹vsAKB48【倍返しだ!】

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1名無しさん@実況は禁止です
東京中央銀行営業第二部次長半沢直樹はこれまで5億円の回収や
伊勢島ホテルの再建など数々の困難を乗り越えて銀行を救い、
出向を受けた東京セントラル証券においても大活躍を見せたバンカーである。
順風満帆にバンカーとしての仕事をこなす彼に今回更なる難関が待ち受けていた。

これは半沢直樹が乃木坂46をAKB48を超えるアイドルグループに成長させるまでの物語である。

http://www.youtube.com/watch?v=QhXupMPWRL0
2名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:11:41.30 ID:oVKrYe2b0
Ep1「会いたかったかもしれない」

「営業第二部半沢次長が参りました!」
秘書の男がそう言うと「通せ!」という頭取の中野渡が返ってきた。半沢は頭取室のドアを開けて正面に座る中野渡に一礼した。

「早速だが君にはある会社に出向してもらいたい」
前置きなどは一切ない中野渡らしく本題を口にした。半沢は戸惑いを隠せない。

「何故私が出向なんですか?私には全く身に覚えはありませんが…」
「いや、出向とはいっても一時的なもので実際は債権回収が君の役目だ」
「債権回収?」
「半沢君。君は乃木坂46って知っているかね?」
「いえ。初耳ですね」
「ならばAKB48ぐらいは知っているな」
「ええ。国民的アイドルグループで運営するAKSは当行の主要取引先ですから」

AKB48や一部姉妹グループの運営やイベントを統括するのがAKSで東京中央銀行はメインバンクである。
今回中野渡が半沢に命じたのはソニーミュージック等が投資して作ったアイドルグループ乃木坂46の運営会社である乃木坂46合同会社の解散に伴う債権回収と処理である。

乃木坂46は音楽プロデューサー秋元康とソニーミュージックが主体で立ち上げたAKB48の公式ライバルグループとして誕生した。
絶対的人気を博していたAKBの名のもとに成長を遂げていたが人気に陰りが見え始め、さらなるテコ入れを図るべく所属するメンバーをAKB系の各グループに配置するために行うものである。
東京中央銀行でも設立のために100億の融資を行っており、度重なる交渉の末に銀行主導で行われることになった。

半沢は代表取締役と同等の立場にある代表社員として出向することとなった。
3名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:12:55.92 ID:NTfBcODN0
期待するわよ
4名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:13:33.64 ID:oVKrYe2b0
東京都港区赤坂。都営大江戸線乃木坂駅2番出口を出たところにあるSME乃木坂ビル。
ここが乃木坂46の名前の由来になった場所で彼女たちの拠点である。半沢はビルを見上げた。そしてそのままビルの入口から中へ入る。

エレベーターで5階へ向かい、正面のレッスン場に着くと目の前に乃木坂46運営委員会委員長の今野義雄が立っており半沢を見るや一礼した。
「どうも今野です」
今野が半沢に名刺を手渡す。
「本日より代表社員となった半沢です」
「あなたが半沢さんですか。確か伊勢島ホテルの再建に携わった優秀な方とお聞きしましたが。」
「いえ、それほどでもありません」
「しかしメンバーに会う必要は特段ありませんよ。半沢さんはただ会社の解散処理に専念して頂ければいいんですから」
「いや、代表社員として同じ社員であるメンバーの皆さんに挨拶をするのは当然のことです。
ましてや彼女たちの運命を決める大事な仕事だ。どこの誰だか分からない人間にやられるとなれば彼女たちも気分が悪いでしょうしね」
「しかし、彼女たちの中には今回の事に不満を抱いている子もいます。あなたが悪者になってしまいますよ」
「ええ。そんなのは覚悟しています。実際もっとひどいケースも経験していますから」
半沢は澄ました顔でそう答えると今野は圧倒された様子だった。

「今まで色々な銀行員を見てきましたけどあなたみたいな人は初めでですよ。債権回収の人間がメンバーに挨拶だなんて」
「むしろ債権回収を担当するからこそ私はメンバーと顔を合わせ思っていることを聞いて実行する。不満があるなら聞き出す。
私に出来ることなら何でもします。確かに作業をするだけなら簡単でしょう。でもそれではメンバーである彼女らが抱える問題の解決にもなりません。
そういうのはやがて大きな問題に発展しかねませんから」

「凄いなあ半沢さんは」
今野は深くため息をつく。

「ではメンバーが待っているようですから行きましょう」
半沢はそう言うとメンバーの待つ部屋の扉を開けた。
5名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:15:03.83 ID:oVKrYe2b0
「みんな聞いてくれ。今日から君たちのトップになる半沢直樹さんだ。」
今野が隣に立つ半沢を紹介する。案の定メンバーたちの反応は冷ややかでほとんどが半沢に冷たい視線を送る。

「今日から代表社員となった半沢です。どうぞよろしくお願いします。」
半沢が一礼するもメンバーは拍手すらしなかった。

「あれが例の銀行から来た人?」
小声で斉藤優里が畠中清羅に声をかける。
「そうみたい。ていうか何で私たちに挨拶なんてするのかな?嫌味のつもり?」畠中が目を合わせながら答える。

「おい斉藤優里と畠中。言いたいことがあるならもっと聞こえるように言え」
聞こえぬように声を押し殺して話をしていた二人が顔を見上げると半沢が睨みつけるような形相で見ていた。二人は即座に目を逸らした。

「いいか。他のメンバーも言いたいことがあるなら今この場ではっきり言え。遠慮はいらない。お前らが不満や疑念を抱いていることぐらい分かる。
言ったからといって俺は処分をしたりはしない。黙っていたって何の解決にもならないぞ!」
半沢の声が部屋中に響く。それを聞いたメンバーは下を向き考え始めた。彼女たちは今まで大人の敷いたレールに沿って言われるがままやってきた。
それを今日会ったばかりで普段見かけることもない代表社員からいきなり怒鳴り込まれれば萎縮しても無理はない。
もし話してしまったら処分されるかもしれない、芸能界にはいられないかもしれない、僅かな一言で今後の人生を大きく左右しかねない世界なのは銀行業も芸能界も差して変わりはない。

「あの、じゃあ言わせてもらいますけど…」
長い沈黙の後に生駒里奈が手を挙げて立ち上がった。彼女は全身を震わせて今にも泣き出しそうな表情をしていた。
「落ち着いて話せばいい」
半沢の言葉を聞いた生駒が深呼吸をした。全員が生駒に視線を向けた。
6名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:16:45.25 ID:oVKrYe2b0
「私はこのグループを解散させるのは反対です」
緊張で震えるような声で言った生駒に全員が拍手を送る。よく言った。メンバーからそのような思いが伝わる。

「なるほど。理由を聞かせてもらおう」
半沢は生駒を見る。
「だってこのままじゃみんな離れ離れになってしまう。なかには居場所すら決まっていないメンバーもいるわけだしそれに…」
「それに?」
「やっと売上も安定してファンの数も増えてきていよいよこれからだという時にいきなり解散なんて納得できません。私たちが2年間かけて築いてきたモノを否定されてしまったように思えてならない」
生駒の思いは本気のようだ。生駒はついに抑えていた涙が一気に溢れ出た。
隣にいた井上小百合が持っていたハンカチを生駒に差し出す。
生駒は「ありがとう」と言ってハンカチで目を拭った。

「よく分かった。桜井はどうなんだ?お前の意見が聞きたい」
半沢はキャプテンの桜井玲香を名指しして意見を求める。いきなり意見を求められた桜井は場の状況が未だに把握できていないようだ。しばらくしてゆっくりと立ち上がった。

「確かに解散に反対するメンバーはほとんどです。ですが、秋元先生や上が決めたことなので今更どうしようも…」
「秋元先生や上やメンバーのことなんかどうでもいい。俺はお前の意見が聞きたいだけだ」
半沢に言われた桜井はさらに考え込む。桜井はキャプテンとしてメンバーと運営の意向の違いに悩んでいた。

桜井はメンバーから出る不満を何とか抑えて運営の意向に従うように命じられていた。桜井の立場は上司と部下の主張に挟まれて苦闘する中間管理職そのものだった。

「私はまだやり足りないことがあるので続けられるなら続けたいです」
桜井は下を向いたまま言うと何人かのメンバーが拍手する。半沢は冷静にメンバーを見渡していた。

中には生駒や桜井の意見に賛同しているとは思えぬ表情をしたメンバーがいたからだ。
7名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:21:06.67 ID:oVKrYe2b0
「私はちょっと違うな」
そう言って立ち上がったのは衛藤美彩であった。

「衛藤はみんなとやりたくないのか?」
衛藤の表情を見ながら半沢は尋ねる。
「いや。みんなのことは大好きなんです。今でもかけがえのない仲間だと思っています。ですが、私はこの2年間で選抜には一度も選ばれずアンダーとして頑張ってきました。
ですが、選抜とアンダーが段々固定化されてきてチャンスを全くもらえず差が出てきているのは事実です。このままじゃ特定のメンバーだけが優遇されて意味がないというか。
そんな中で解散と48Gに行けるというのは私にとってはいやアンダーメンバーにとっては大きなチャンスなんです。
確かに向こうの方が遥かにハードルは高いかもしれないけどそれでも私は賭けてみたいんです。新たな環境でチャレンジしてみたい」

衛藤の主張に一部アンダーメンバーが拍手を送る。確かに乃木坂46の選抜メンバーは固定されておりその活躍の格差は大きい。
冠番組も呼ばれるのは主に選抜メンバーが中心であり当然歌番組やバラエティ番組も選抜メンバーが主体で出て行く。
アンダーメンバーに貰えるチャンスといえば握手会、不定期で更新されるインターネット動画と滅多にないイベント出演ぐらいだ。ファンからもこの格差に対する不満の声は少なくない。

「みさみさ!そんなのあんまりだよ!」生駒が立ち上がった。
「そりゃああんたはずっと選抜だし48Gに行ったら自分が霞むのが目に見えているからそれが不安なんでしょ?こっちはチャンスが欲しいだけ」衛藤が反論する。
「どうせAKBだろうがHKTだろうが行っても私たちは余所者扱いでチャンスは簡単に回ってこない。こっちの方がまだチャンスあるよ」桜井が言うと部屋にはメンバーらが言いたい放題に論争を始めた。
今野が宥めようとするがもはやスイッチの入った彼女たちを制御するのは至難であった。
8名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:23:47.37 ID:IFJbpL7Vi
くぅ〜疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、直樹たちのみんなへのメッセジをどぞ

半沢「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

近藤「いやーありがと!
私の無能さは二十分に伝わったかな?」

渡真利「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

岸川「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

大和田「・・・うん、楽しみにしてるよ」キエェー

では、

半沢、渡真利、近藤、岸川、大和田、俺「皆さんありがとうございました!」



半沢、渡真利、近藤、岸川、大和田「って、なんで俺くんが!?
もう容赦しねぇぞ…倍返しだ!!!」

本当の本当に終わり
9名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:24:05.24 ID:LfghpsY5O
楽しみにしてるよ
10名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:26:40.84 ID:oVKrYe2b0
「静かにしろお!!!!!!!!!」
半沢が怒鳴るとそれまで騒いでいた彼女たちが一気に黙り込んだ。まるで昔の証券取引所や築地市場のような大声が飛び交う環境は一気に静寂に包まれた。

「今お前らがこうして騒いで解決するならいくらでも騒げばいい。だがそんなことをしていても時間の無駄だ。
明日の夕方に俺はこの会社の解散決定を告げてあとは処理するだけになる。そうなればお前らの主張や思いなんか何の意味もなくなる。
お互いそれぞれ言い分や思いがあるのは分かった。だが時間はないぞ。明日までに結論を出すしかない。
もしお前らがこのまま続けたいのならそれなりの覚悟が必要だ。その覚悟をお前らにできるかどうかだ。決めたら教えてくれ。俺はいつでも待っている」

そう言った半沢はそのまま部屋を後にした。
11名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:27:43.79 ID:oVKrYe2b0
「ねえ半沢さんならあの事信じてもらえるかも」
伊藤寧々が伊藤万理華にそう言うと万理華は渋い表情をする。
「でも2ちゃんの情報だし…」
「でもこのままにしておいたら明日には解散で私たちはバラバラになるのが決まってしまうんだし言うだけ言って損はないと思うけど」
「でも全く証拠がないしこんなの調べてくれなんて言ったら怒られるだけかも」
「でも言ってみなきゃ分かんないじゃん」
寧々の言葉に万理華も少しずつ考えが傾き始めた。

「まだいるかな?」
万理華が言う。
「多分まだどこかにいると思う」
寧々はそう言うと万理華の右手を握って引っ張って駆け出した。
それを見た他のメンバーも何事かと不思議に思って後を追った。
12名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:29:54.74 ID:oVKrYe2b0
「これでよし。あとは家でやるか」
一息ついた半沢は机の上にある缶コーヒーを一気に飲み干して資料を鞄に入れて部屋の電気を消してエレベーターへ向かって歩き始めた。
するとドタドタと大きな足音がフロア内に響き渡っていた。半沢はどんどん大きくなっているのを感じた。

「半沢さん!!」
寧々の叫び声に半沢が後ろを振り向くとメンバーらが駆けてきた。半沢はただ圧倒されるしかなかった。
「何だお前らいきなり」
半沢は未だに状況が飲み込めないでいた。
「半沢さんに是非見ていただきたいものがあるんです」
万理華がそう言うと自分のスマートフォンを取り出してみせる。

万理華が見せたのは巨大掲示板『2ちゃんねる』の乃木坂関連のスレッドに2日前に投稿されていた書き込みである。
そこには乃木坂46が近々解散することになりその理由はAKB48の人気の陰りでサプライズとして主要メンバーを入れたいのと
大掛かりなコンサートツアーやイベントで蓄積したAKSの赤字を補填するために行われるという具体的な内容の書き込みだった。
だが、2ちゃんねるではこのような内部情報に似せたデマ書き込みをする事情通と呼ばれる書き込みは珍しくなく実際にスレッドでも相手にされてはいなかった。

しかし、半沢はこの書き込みが単なる悪戯だとは思えなかった。

「乃木坂の解散は銀行でもごく一部の人間しか知らないはずだ。AKB側も知っている人間は限られている。ただAKSは9月期の試算は1億円の黒字のはずだが…」
半沢はオフィスに向かって駆け出した。それをメンバーらが後を追う。

半沢はパソコンのスイッチを入れてスマートフォンを取り出して電話を掛けた。相手は半沢の同期で本店融資部の渡真利忍だった。
「もしもし渡真利か?まだ行内にいる?よかった。至急調べてほしいことがあるんだが」
半沢は渡真利にAKSの財務状況について聞き出していた。
13名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:34:28.26 ID:oVKrYe2b0
「お前の思った通りだ。半沢」
渡真利はそう言うと革製のカバンから厚い書類の束を取り出した。AKSの上半期の決算書類である。
「色々ごまかしているようだが差し引けばかなりの赤字だ」半沢はAKS側から出された財務諸表と渡真利が持ってきた書類を見比べて言った。

「しかしお前がアイドルの子達の為にここまでやるとは脱帽だわ」
渡真利の表情はニヤニヤしていた。半沢もかわいい子には目がないのだな。渡真利は半沢の人間らしさを垣間見たように思えた。

「いや、俺は彼女たちを救いたいとか言う前に嘘をついて誤魔化す為に彼女たちの将来を左右するようなことを決めようとする奴らに腹が立つ」
「お前が絡むと常にこういう問題になるな。西大阪スチールに伊勢島ホテルに電脳雑技集団と」
渡真利は腕を組んだ。

「いや、遅れて悪いっていうか牛丼40個とか流石に辛いわ」
40個の牛丼を載せた台車を持ってやってきたのは半沢と渡真利の同期で本店広報室次長の近藤直弼である。
近藤は突然台車を止めて驚いた表情をする。

「マジかよ。さゆりんごがいるぞ」
近藤はそう言って松村沙友理を指差した。
「おい近藤。松村のファンなのか?」
半沢が尋ねる。
「違う。洋弼がファンで握手会に一度行かされたことがあってだな」
「あっこないだの幕張に来とったお父さんや。確かお昼休憩の最後やった」
「え?あれだけの人が握手していたのに覚えているのかい?」
近藤は唖然とした。
「当たり前だろ。お前もお得意さんや重要な人物の顔ぐらい覚えているだろ?彼女たちにとって握手会に来るファンは大事なお得意様だ。簡単に忘れるわけがない」
いとも簡単に説明した半沢の言葉に近藤も何となく頷いた。
14名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:36:50.18 ID:oVKrYe2b0
「ところで半沢。これはあるメディアの関係者から聞いたんだが乃木坂について最初は意味わからなかったが今回のことでようやく分かったよ」
近藤の話に全員が耳を傾ける。
「どういう話だ、近藤」
「ああ。乃木坂は解散後48Gのそれぞれのグループに配置されるらしいがそれは人気メンバーの大島優子や小嶋陽菜の卒業対策で実際は選抜のメンバー、
それも八福神クラスだけはAKBに取り込んであとは研究生として受け入れて徐々にセレクション等で斬っていくつもりらしい」

「そ、そんな…」
今まで新たなチャンスに賭けていた衛藤の野望がもろとも崩れ去る瞬間であった。
他のアンダーメンバーもこの話を聞いて愕然とした。

「やっぱりAKBに行っても利用されるだけ。使えないメンバーは捨てられる。私はやっぱり乃木坂46を解散せずにみんなでやっていきたい」
桜井がそう言うと周囲も頷いた。

「いいのか。解散しないとなると秋元康の方針に逆らうということだ。つまり、喧嘩を売ることだぞ。向こうも生き残りをかけているからかなり抵抗されるぞ。
想像以上のことをやってくるだろう。でもそれを乗り越える覚悟はあるんだな?」
半沢はメンバーに問うた。

いくら自分が尽力しても最終的には彼女たちに覚悟がなければどうすることもできないからだ。

「はい。私たちは何があってもみんなでこのグループを守りたい。だからどうか力を貸してください。お願いします」
桜井がそう言うと他のメンバーも一斉に「お願いします」と言って深く頭を下げた。半沢は頷く。

「分かった。出来る限りのことはやろう」
半沢がそう言うと彼女たちは一斉に歓喜の声をあげた。

「渡真利。乃木坂46合同会社の概要を見たんだが…」
半沢は渡真利と近藤と共に概要や財務諸表を確認する。何とか乃木坂46を生き残る術がないのか徹底的に探し出した。
15名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:38:52.33 ID:oVKrYe2b0
翌日。乃木坂ビルの会議室にAKSや関係先の主要幹部が続々と入ってきた。

室内にはテーブルを囲い、ペットボトルのお茶に資料を一部ずつ置かれている。

「秋元康先生がご到着されました!」

女性スタッフがそう言うと全員が立ち上がり一礼する。
半沢も合わせて一礼するとスーツ姿で眼鏡を掛けて右手を挙げて上座にある革製の椅子に座った。

「それではこれより乃木坂46の解散並びに今後のことについての会議を執り行います」
AKB48総支配人の戸賀崎智信がそう言うと会議が始まった。
「それでは東京中央銀行からいらっしゃった半沢直樹さんに乃木坂46合同会社の現在の財務状況等について説明していただきます」
戸賀崎が紹介すると半沢は立ち上がって一礼し「半沢です。どうぞよろしくお願いします」と言って財務状況を説明した。

「なるほど。結構いい感じじゃないか。じゃあいいんじゃないの?」
秋元が資料に目を通して机に置いた。
戸賀崎も「そうですね。では、次にメンバーの振り分けについてですが…」と会議を進めようとした時に半沢が立ち上がった。

「お待ちください。まだお話があります」
「え?な、何でしょうか?」
戸賀崎が予想外のことで少し慌てている様子だ。
「実は乃木坂46合同会社の解散について大事なお話があります」
半沢の発言に周囲が騒然となった。
秋元も予想外のことらしくAKS代表取締役社長の窪田康志に何やら耳打ちをしている。

「大事な話って?」
戸賀崎が尋ねた。

「はい。実は乃木坂46は解散しないことを決意いたしました!」

半沢がそう言うと会議室内はどよめいた。
16名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:39:53.26 ID:iwhfr1yL0
読んでるぞ
17名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:41:54.03 ID:oVKrYe2b0
「な、何を言うんですか半沢さん!冗談はやめてください!!」

「冗談じゃありません。これは本気です」
半沢は力強く言った。
「しかしこれは決定事項だぞ!昨日来たばかりの銀行員が何をふざけたこと言っているんだ!」
窪田が怒鳴りつける。

「あなた方は会社法をご存知ないのですか?」
半沢がそう言うと鞄から乃木坂46合同会社の定款を出した。

「この会社はメンバーも出資を求める業務執行社員に定められています。つまり意思決定をする際にはメンバーの承認も必要になるわけです。
どうせあなた方はメンバーの給料から出資金を取ることで安く使おうと考えていたようですが随分と間抜けなことをしたものだ」

「半沢さん。いい加減にしないか!!」
戸賀崎が怒鳴る。

「いい加減なのは会社を設立する際に十分な知識もなく適当に自己の利益のことしか考えずに作られたあなた方のほうじゃありませんか?
今までは何の抵抗もなくやりたい放題できたのでしょうがそうはいきませんよ。彼女たちはロボットではありません。立派な感情を持った人間です。
私は彼女たちの意向に応えたい。それだけのことです」

半沢の言葉に集まった幹部らは誰もが下を向いたままだ。秋元は黙って資料に目を通していた。

「おいそこのカメラ。止めるな!今から言うことをしっかり録画しておけ!!」
密着ドキュメントの取材なのかテレビカメラが入っており、半沢はカメラマンを指して止めようとしていたのを制止した。カメラマンは驚き、半沢にカメラを向ける。

「私は必ず乃木坂46をこの1年でAKB48を超えてみせる。二度と邪魔しないで頂きたい!!!」
18名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:43:05.82 ID:ScZBHX6D0
続きオナシャス
19名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:43:58.73 ID:oVKrYe2b0
半沢の言葉に誰もが絶句した。

ただ、秋元だけは違った。

資料を置き、置いてあったペットボトルのお茶を一口飲むと急に「フフフ」と笑い出した。

「いや実に有意義だったよ。さすがは半沢さんだ。しかもなかなか挑戦的なことを言ってくるとはさぞかし自信があるんでしょうな」
秋元はまるで見下すかのような言い方で半沢を見る。他の幹部らは動揺しきっているのにも関わらず秋元だけは冷静かつむしろ自信に溢れているような様子であった。
さすがは百戦錬磨を乗り切り、今までにないことを仕掛けてきて成功させてきた敏腕プロデューサーだ。

「秋元先生こそ反逆されているのに随分自信があるようなご様子ですね?」
「ええ。流石に1年で乃木坂がAKBを抜かすのは難しいでしょう。何しろ継続するなら私らの協力は一切得ることはできない。いずれにせよ彼女たちが可哀相だ」
不敵な笑みを浮かべて腕を組む秋元のまるで勝ち誇ったような言い草に少々原是さを感じた半沢だが屈することはなかった。

「抜けるか否かそれはやってみなければ分からないでしょう?今まで散々慣例や常識を打ち破ってきた方とは思えない発言ですね」
あえて嫌味を込めて言ってみるが秋元の表情は変わらない。

「半沢さん。私は善意で申し上げているわけですよ。彼女たちは解散で気が動転しているだけ。今までAKBも組閣や卒業など様々な変化があっても乗り越え成長してきた。
彼女たちはただ変化が怖いだけだ。それから逃げちゃ成長はしないしましてやAKBを抜くなんて出来るわけがない。だから無駄な抵抗に付き合うことはないのだよ」

「ご心配頂いているようで感謝します。ですが、これだけは言わせてください。人の善意は信じますが、やられたらやり返す。倍返しだ!それが私の流儀なんでね」

「ほう。是非期待していますよ。半沢さん」
秋元は終始ニヤニヤし続けており、半沢は睨みつけてから資料と鞄を持って会議室を後にした。
20名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:44:49.79 ID:oVKrYe2b0
とりあえず小休止です。それまで保守していただけると幸いです
21名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:46:23.37 ID:ZnUM+xxQ0
つまらんポエムを長々と良くかけるな
22名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:48:21.59 ID:qeFP18mD0
やれるもんならやってみな
23名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 22:57:15.89 ID:FH1/jTGA0
よほど半沢がお好きなようで
24さくらたん様護衛軍大佐 ◆SAKURAxfH6 :2013/10/02(水) 22:58:10.21 ID:7kwwbRZK0
下町ロケットは読んどけ
25名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 23:02:44.63 ID:c1QCMau40
こっちを見ろー!!!
やって欲しいです
26名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 23:09:41.45 ID:U98tw8nz0
ミッチーあやしいな
27名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 23:41:29.11 ID:MlkGGszi0
土下座だね
28名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 23:53:42.38 ID:741nUQEn0
面白いです。ゆっくりでいいので続けてくださいね。
29名無しさん@実況は禁止です:2013/10/02(水) 23:59:13.15 ID:qeFP18mD0
期待してます
30名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 00:22:58.21 ID:07kFBJKMO
9日までに終わらせないとリーガル関係が立ちそう
31名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 04:09:30.25 ID:V1xoLlHx0
古御門スレが出来てしまう
32名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 09:20:28.00 ID:cqaWSRMN0
見てますよ!
33名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 12:27:21.72 ID:cqaWSRMN0
完結できなかったら土下座してもらいます!( ・`ω・´)
34名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 14:22:25.72 ID:sBdkzXZwi
π返しだ
35名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 17:03:41.81 ID:6A1qPplD0
うん、期待しているよ
36名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 18:52:58.95 ID:LniXavR/O
やれぇ!秋元ぉ!
37名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 18:56:23.82 ID:CU9Q1wvR0
こんばんは。保守や期待の言葉を書いていただき感謝します
また書いていくのでお願いします
38名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 20:17:40.32 ID:CU9Q1wvR0
Ep2「人はなぜ走るのか?」

「半沢。銀行内でも大事になっているぞ」
解散しない宣言を出した翌日。渡真利が深刻な顔をしてやってきた。

だが、半沢は冷静だ。

半沢の行った行為は重大な離反行為にあたる。本来速やかな解散と債権回収の手続きが任務だっただけにそれとは真逆の存続というAKS側の方針はおろか銀行側の方針にさえ背いたのだ。
つまり、半沢はバンカーとして破滅的な行為に及んだのだ。半沢のバンカーとしての能力を高く評価する渡真利は半沢が何故このような行為に打って出たのか皆目見当もつかなかった。

「渡真利。心配してくれてありがとう。でももう俺は決めた。乃木坂をAKB以上のアイドルグループにすると。それまでは銀行には戻らないつもりだしバンカーの道が断たれたとしたらそれまでさ。覚悟は出来ている」
いかにも澄ました顔をしている半沢に渡真利の不安は増幅するばかりだ。
「しかし、何か策があるのか?まさか彼女たちの思いに情が移ったとか秋元の野望に腹が立ったとかそんな単純な理由じゃないだろうな?」
「確かに違うがこれといった策はない。それに俺がいくらいい策を持っても最終的には彼女たちに懸かっている。結局俺は彼女たちの力を信じるしかないのさ」
「お前…」
渡真利はこれ以上かける言葉が見つからなかった。

「とりあえず銀行のことは俺が何とか力になるから。お前はお前で頑張れよ」
「ああ」
渡真利はそう言うと鞄を持って事務所を後にした。
39名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 21:02:12.23 ID:CU9Q1wvR0
すいません。メシ行ってたので今からつづきうpします
40名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 21:42:04.92 ID:CU9Q1wvR0
「秋元先生。指原が来ました」戸賀崎がそう言うと秋元は小さく頷いた。そして、HKT48のメンバー兼支配人を務める指原莉乃が一礼してソファに腰掛けた。

「先生。今日は何ですか?私何かまた撮られたとかないですよね?」
指原は不安そうな表情で秋元を見た。秋元は笑みを浮かべていた。
「いや、今日はお前に頼みがあって呼んだのだ」
「頼み…ですか?」
指原が首をかしげていると秋元はティーカップに入った紅茶を一気に飲み干して戸賀崎の方を見た。
「お前も乃木坂の一件のことは知っているだろう?」
「ええ。確か銀行から来た人が乃木坂の解散を止めて続けるとかいうやつですね」
「そうだ。半沢という銀行から来た奴が突然会社法を盾に解散しないと言ったばかりかAKBを1年で追い越してやるという戯言まで言い放った。先生もかなり憤慨されている」
「で、私は何を?」
指原が尋ねる。

「実はお前に半沢対策を一任したいと先生は仰っている」
「え?指原が半沢を追い出せってことですか?」
指原は気が動転していた。

「そうだ。もしそれが出来れば先生はお前をAKBに復帰。さらには総監督に就任させたいと言ってみえる。更には最新のペントハウスまで用意している」

「え?ウ、ウソですよね。いやまさかそんな…」
指原は笑いながらも戸賀崎が言った好条件に少し興奮していた。

「嘘じゃないぞ。これはチャンスだ指原。お前を信用しているからな。まあ有り得ないだろうが万が一失敗したら分かっているな」
「はい。先生のご期待に沿えるよう指原。精一杯頑張ります」
「いや。僕の為じゃなくAKBの為に頑張ってくれ。AKBの運命はお前にかかっているからな。期待しているぞ。指原」
「は、はい」

極度の緊張と重圧からかまるで生まれたての子牛のように足が震えている指原を余所に秋元は笑いながら紅茶を飲んだ。
41名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 22:24:11.61 ID:iSYbk8Ar0
せめて小鹿にしてあげたら
42名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 22:37:40.56 ID:CU9Q1wvR0
「先生!どういうことですか!?」
指原が部屋を出てものの数分後に突然SKE48チームS兼AKB48チームBメンバーでAKBでも期待株の松井珠理奈が声を荒げて秋元のもとへやってきた。

「おい珠理奈。落ち着かないか!」戸賀崎が宥めようとするも珠理奈の怒りは収まっていない様子だ。秋元も笑顔が消えた。

「何故半沢の一件をさっしーさんなんかに託したんですか!?」
珠理奈は大声でそう言うと秋元のデスクを両手で強く叩きつけた。

「半沢のことはお前が出てくるような問題じゃない!」
「どういうことですか戸賀崎さん。私じゃ解決できないとでも?」
「そうは言っていない。ただあんな小さな問題で大事なお前が出てくるほどでもない問題だということだ。
先生はお前のことを大事に思っているからな。こんなくだらないことでお前のキャリアに傷がつくことがあってはならないからという先生の親心だ」

戸賀崎は発汗してタオルで汗を拭いながら説明する。

だが、珠理奈にとってAKBの今後を大きく左右しかねない問題について自分を除け者にされたような気持ちで一杯だった。
自分は無力なのか、自分は信頼されていないのか、自分はチームにとって大事な存在なのか。
そういったところまで考えていた。

「珠理奈。お前の気持ちはよく分かった。お前を信頼していないわけじゃない。だがいきなりお前が出ていってもダメだ。
相手はそんじょそこらの銀行員とはワケが違う。東京中央銀行営業第二部というエリート集団で何百億の問題を乗り越えた稀な男だ。
お前はとにかく見守っていてくれ。もし何か力が必要な時が来たら必ず一番にお前に知らせる」

「先生。分かりました。その時は必ず呼んでください」
「ああ。出来ればそうならないように迅速に解決したいけどな」
珠理奈は納得して一礼して部屋を後にした。


秋元は笑みを浮かべて腕を組んだ。
43名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 22:38:33.66 ID:CU9Q1wvR0
数日経過したある日。半沢が乃木坂ビルの前にやってくると齋藤飛鳥と和田まあやが困惑している様子だった。

「どうした和田に齋藤飛鳥?」
オロオロしている二人の様子に半沢は何やら穏やかじゃない様子だと察知した。

「実は自主練しようと思って来たんですけどレッスン場はもう乃木坂は使えないからって門前払いされちゃって…」
齋藤飛鳥の目には涙が溢れそうになっていた。そっと肩に置く和田も不安そうな様子で今にも泣き出しそうな様子だ。

「分かった。俺が直接確かめに行ってくる」
半沢はそう言うと受付へ向かった。

「乃木坂46合同会社の代表社員の半沢だが今野さんにお会いしたいのだが」
「え?あ?こ、今野は今席を外しておりまして…」
受付嬢が何故か動揺している様子だ。これは何かあったに違いない。
半沢はふと玄関の方へ目を向けるとそそくさと外へ出ようとしていた今野を見つけた。
今野も半沢の存在に気づくと一目散に走り出した。

全力で疾走する今野だったが剣道で鍛えられた半沢に勝てるはずもなく追走劇はものの30秒程で幕を閉じた。
「今野さん。何故逃げるんですか?」
「え。あ。は、半沢さん。違うんだ。これには理由が…」
「理由?ちゃんとメンバーにも納得できるようなモノだろうな?言っておくが俺は誰だろうと嘘をつくようなら容赦はしない」
「ひいぃ…」
今野は半沢の鬼の形相に屈服した。
44名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 22:40:40.68 ID:CU9Q1wvR0
「申し訳ありません。実は乃木坂をこのビルには入れてはいけない。もし今後も付き合いを続けるならお前をクビにするぞと上層部から言われましてつい…」
今野は泣きそうな顔をしている。

「それは秋元の指示か?」
半沢は睨みつけながら尋ねる。
「そ、それは…」
「どうなんだ今野ぉ!!」
「は、はい…。すみません。私にも家族がいます。彼女たちはデビューからずっと支えてきて見捨てる気はなかったのですが…。うう…」
今野は嗚咽をして泣き出した。その姿を見た齋藤飛鳥と和田もある程度の事情を把握したようで半沢の肩を叩いた。

「半沢さん。もういいです…」
「お前ら…」
「今野さんも生活があるんだし元々決められていたことを覆したのは私たちのわがままだからこれ以上巻き込まないであげて欲しいんです」
二人の切実な要望に半沢はもう出る言葉がなかった。

「飛鳥、和田すまない。半沢さん。私は決して彼女たちを裏切りません。私に出来ることなら何でもします。だからお願いです。どうか彼女たちをよろしくお願いします」
今野は土下座して頼み込んだ。半沢は伊勢島ホテルの時に大和田に土下座した時のことを思い出した。

「顔を上げてください今野さん。分かりました。私が彼女たちを全身全霊で守ります。悪いのはあなたじゃない。
生活を人質にして脅してきた奴らだ。私は必ずあなたにしたこと以上のことを奴らに味あわせてやりますよ」
「半沢さん。ありがとうございます」

今野は深々と一礼した。


半沢はそのままビルを後にした。
45名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 22:57:26.84 ID:CU9Q1wvR0
翌日。半沢と乃木坂46のメンバーは伊勢島ホテルにいた。

伊勢島ホテルでは宴会場の控え室として使用されていたが近年大掛かりな宴会は行われなくなった為に使用されなくなっていた。
120億の損失を出した際に何度も足を運んだ際にこの場所も把握していた半沢は社長の湯浅威に使用を願い出たところ無償で貸してもらえることになった。またオフィスも会議室を自由に使ってもいいと言ってくれた。
湯浅は再建の際に尽力してくれた半沢への恩を忘れていなかった。

「湯浅社長。感謝します」
「いえ。あなたがしてくださったことに比べたらこんなものは恩返しにもならない。ただ、私はあなたが頼ってきてこうしてお役に立てることができるのはとても嬉しい」
湯浅はそういって半沢と握手を交わす。

「事務所は上の使っていない事務室を使ってください。一応オフィス用品は揃えておきましたが足りないものがあれば言ってくだされば何とかします」
「重ね重ね申し訳ない」
「そんな。でもあなたは素晴らしい方だ」
湯浅はそう言うと壁に飾ってあるホテルの油絵を見つめた。

「あなたは常に人のことを考えている。このホテルを救ったときもあなたは誰よりも我々の意見を尊重して正しい方向へ導いてくださった。
そして今回も自ら茨の道へ進もうとも彼女たちの夢を叶える為に動いている。あなたのような人は他にいない」
「そんなことはありません。夢を叶えるにはお金が必要です。その夢を叶えたい人間のために銀行は存在しその手助けをするのがバンカーの役目です。私はただバンカーとしての務めを果たしているだけです。
上の命令に従うことや自分の欲のためにやるわけではない」
半沢の言葉に湯浅は再び胸打たれた。
46名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 23:22:38.85 ID:CU9Q1wvR0
「さっしー。新しい一発ギャグ思いついたんだけど見たい?」
HKT48チームHに所属しHKTでは指原を一番に慕う村重杏奈が笑顔で指原に擦り寄ってきて趣味である一発ギャグを披露しようとしていた。

「いやいい。てか今はそんなことどうでもいいしまず話を聞け」
指原はそう言うと村重の額に手を当てる。

「いいか。今までお前のメンタイコなんか何も役に立たないギャグだと思い込んでいたがようやくそれが役に立つ時が来た。お前のそれで乃木坂に対抗して半沢を潰す」
「は?」
村重は状況を全く飲み込めていなかった。指原はひとつため息をついて説明する。

「今度乃木坂と特番をやることになったんだがそこでお前のメンタイコと乃木坂の高山のギャグを戦わせる。
相手はとある幼稚園の園児たちでどちらが一番面白かったかを競わせる。心配いらない。こんなものはヤラセで既にお前が勝つように向こうのプロデューサーには話をつけておいたから」
「そんなヤラセで勝ったって面白くないじゃん」
「どうでもいい。とにかく普段通りやればいいんだよ。いい。これは秋元先生からの厳命なの。何としてでも乃木坂にダメージを与えなければいけないの。だからお願い」
指原の渾身の頼みに村重は少し感動を覚えた。これまで色々言われてきたが自分は必要とされる存在だ。とても期待されているのだ。それだけで十分嬉しかった。

「分かった。頑張る」
村重の顔を見た指原は勝利を確信し笑みがこぼれたのであった。
47名無しさん@実況は禁止です:2013/10/03(木) 23:23:29.83 ID:CU9Q1wvR0
すいません。今日はこれで
また明日あげます
48名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 00:06:52.79 ID:kQ1ZPHXLI
期待してるで
49名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 00:25:04.61 ID:m9WC+bXkO
半沢「AKBに入ることが私の夢でした。コチラでなければダメなのです。
私が中学のときエースのプライベートが晒されて解雇寸前にまで追い詰められました。
「坊主にします。坊主にします。」
そう言って必死に頭を下げるエースの姿は、今でも目に焼き付いております。
その数秒後、エースは頭を丸め、叩かれました。
メイン番組からは手を引きグループを苦しめました。
そのとき、エースを救ってくれたのが、このAKBでした。エースの将来性を正確に見極め降格し救ってくれました。
今では髪が伸び、どうにか続けることができております。
ですから私は是非ともAKBに入って、その恩返しがしたいと思っております。」
50名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 00:31:20.73 ID:IQy/KqLFI
>>49
ワロタwwww
51名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 01:01:30.62 ID:HGoBfcwx0
まだドラマの余韻が残ってるから再生余裕だよ、期待してる
高山と村重のすべり対決が楽しみだw
52名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 01:25:24.82 ID:m9WC+bXkO
○○「いいよな元SKEさんは、パーさえ出してりゃ良いんだからなw」

○○「こら!元SKEさんに対して失礼じゃないか」

珠理菜「● ● ●● ●●● ●●●●●●●●●●●●●●●●●」
53名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 01:36:08.73 ID:m9WC+bXkO
黒崎「AKBなんですけど、指原はパ〜、珠理奈もパー、経営の再建なんて不可能じゃなぁい?」
54名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 01:41:14.41 ID:m9WC+bXkO
半沢「48G唯一の再建案を持って参りました。」

康「で、どうしろと?」

半沢「48Gは乃木坂の傘下に入って頂きます。」

康「どういうことだ!」

半沢「これしか方法はありません!どうか、ご決断を!」
55名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 04:28:47.60 ID:8SyAKdwe0
あげとくわよ
56名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 06:02:22.28 ID:zN3lNhnC0
続きよろしくネ
57名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 06:19:16.77 ID:6BROJcIX0
中々面白いじゃない
また見に来てあげるわよ
58名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 06:49:57.93 ID:m9WC+bXkO
近藤「溜め込むなよ半沢!
とにかく発散することだ!
俺も…
あのとき俺も…無心にパーを出してりゃ良かったよ。」
59名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 06:54:48.53 ID:m9WC+bXkO
玲奈「めんめんめん。SKE時代を思い出せ!めんめん。」
60名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 07:19:33.09 ID:m9WC+bXkO
渡真利「人事情報フライングゲット!」

半沢「好きだな〜人事ネタ」

渡真利「また1人飛ばされるらしい」

半沢「出向と言えば聞えは言いが、片道切符の島流し」

渡真利「また一人、有能なAKBが消えたな」

半沢「あいつの場合は自業自得だ」
61名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 07:24:39.16 ID:m9WC+bXkO
東田「おぃ!こんな言葉を知ってるか?
康は、晴れた日にセンターの座をを与え、雨の日に取り上げる。
酷でぇ話だよなぁ」
62名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 07:28:24.92 ID:lwI9ts3y0
★返しだ!
63名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 11:28:19.56 ID:m9WC+bXkO
親父「ええか?珠理奈、どんな仕事してもええ、でもなロボットみたいにパー出し続けるのだけはあかん」
64名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 13:17:52.34 ID:jGFicRRF0
ワクワク
65名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 16:21:56.36 ID:TTApx4kmi
支援あげ
66名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 16:44:06.44 ID:2YpZPBiH0
楽しみ
67名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 17:24:08.02 ID:lwI9ts3y0
読んでますよ( ・`ω・´)
68名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 17:39:07.28 ID:tB47Hg6ZO
(`・ε・´)金融庁検査よッッッ
ヨロシクねッッッ
69名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 17:56:32.22 ID:iJ3zCZE40
あげ
70名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 18:32:51.78 ID:Aau3pEwk0
あげとくわよ
71名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 19:43:41.95 ID:kiZzOG090
悪く思わないでね
こっちも仕事なの

あげあげ
72名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 19:58:10.31 ID:+0NJ53zsI
おい今日はまだか?
73名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 21:16:10.74 ID:KggiXYmN0
>>72
そんな下品な物言いはだめよ
74名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 21:22:20.66 ID:s/C7bpHW0
こんばんは。仕事で遅くなり今帰宅しました。今からうpしていきます
ちなみに物語は全然完成してません。シナリオは出来ていますがどういう結末になるか自分でも予想できません
そんなgdgdですがよろしくお願いします。明日は休みなので出来るだけうpしたいと思ってます
75名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 21:25:21.99 ID:lwI9ts3y0
書かれたら読み返す!倍返しだ!( ・`д・´)
76名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 22:01:56.72 ID:s/C7bpHW0
翌日。半沢はパソコンを開いてメールボックスをチェックする。すると日本テレビからメールが届いていた。
半沢はそれを開くとかつてHKT48と共演した「HKT48vs乃木坂46冠番組バトル」の特番のオファーが届いていた。

半沢はメールの内容を読み、プリントアウトするとメンバーのもとへ向かう。

「みんな聞いてくれ。仕事のオファーが来た」
「え?秋元に妨害されているはずじゃ…」

秋元はあれ以来乃木坂46への仕事を妨害していた。ドラマ、バラエティ、歌番組はもちろん雑誌や新聞などの取材やCM等も一切消えた。
全て秋元が圧力をかけたからだ。

今の乃木坂46は秋元、ソニーからの援護もないために今では秋葉原などで活躍する地下アイドルと全く変わらない立ち位置にある。
そんな中でやってきたオファーだがHKT48の共演というところでメンバーも半沢も何か意図があるとしか思えなかった。

「どうするこのオファー?」
「何でそんなことを?半沢さんが決めたらいいじゃないですか」
「いや。お前たちに来た仕事だ。俺はお前らの意見を尊重したい。確かにこれはチャンスだ。
もし秋元が何か仕組んだとしたらここで見返すチャンスになるかもしれない。俺の意見はやるべきだと思うがもしお前らが嫌なら断るが…」

「いえ、受けてください。半沢さんの言う通りこの仕事で何かが変わるかもしれない」
桜井がそう言うと半沢は小さく頷いた。
77名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 22:08:13.42 ID:tZh6Tobf0
どいつもこいつも縮こまってるんじゃないわよ!
78名無しさん@実況は禁止です:2013/10/04(金) 23:34:49.16 ID:s/C7bpHW0
「指原。半沢の件は進んでいるか?」
戸賀崎が缶コーヒーの蓋を開けて一口飲んだ

。隣で抹茶ラテを飲んでいる指原は足を組んで座っていた。

「はい。奴ら簡単にこっちの罠に引っかかってきました」
「そうか。お前はプロデューサーとも顔が利くからな。番組を使ってお茶の間で恥を晒して潰す計画を立てるとは見事な計画だ」
「いやいやいや。戸賀崎さんの方がもっとエグイことしてたじゃないですかぁ」
「それも全てお前たちのためにやったことだ。この世界性善説は通用しないのだよ」
劇場の中にある薄暗く狭い自販機コーナーで話す二人の姿はまるで時代劇に登場する殿様と越後屋の悪巧みの話をしている姿を彷彿とさせる。

「しかしちゃんと根回しは済んであるだろうな?こういうのは僅かな油断やミスが命取りになる。噂じゃ半沢は回収不可能とまで言われた隠し金を見つけて差し押さえたぐらいの男だ。どんな粗でも探り当てるぞ」
「大丈夫ですよ。プロデューサー任せじゃなく指原も独自に幼稚園に圧力かけといたので心配ありません。準備万端。余裕っすよ」
指原は親指を立てている余裕だが戸賀崎はどうも不安感が拭えない。

「信じていいんだな指原」
「はい。お任せてください」
持っていた缶コーヒーの空き缶を缶入れで捨てた戸賀崎は指原を横目で見て自販機コーナーを後にした。

「待ってろよ半沢。必ず潰してやるから」
指原は抹茶ラテの入っていた紙コップを拳で握りつぶしてくず入れに投げた。そして高笑いをしながら自販機コーナーを出た。
79名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 00:19:05.03 ID:OBleCK2w0
指原の倍返しされる姿しか浮かばなくてワロタ
80名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 01:29:38.79 ID:9m/e5nXo0
「高山。自信はあるか?」半沢は半笑いをしている高山一実に尋ねる。
「もちろんですよぉ〜。私子供大好きだし」
「そうか。だが、対策を行うに越したことはない。相手は幼稚園児だから正直だと思う。いかに気に入ってもらえるか考えよう」
半沢は高山の為に幼稚園の資料や気に入ってもらえるような仕草や動きなどについての資料まで取り揃えていた。
半沢もこの番組で名誉挽回できるチャンスだと思った。仮にここでアピール出来たなら乃木坂46にかかる秋元の圧力も払拭できるかもしれない。
メディア関係者に使いたいと思われるアイドルグループであることを印象づけたいと半沢は思い描いていた。その一方でメンバーの中には今回のオファーを疑問視する声が出ていた。
半沢自身も何か意図があるのではないかと感じてはいた。

「でもおかしくない?」
そう切り出したのは現在センターを務める白石麻衣であった。

「どうした白石」
半沢は尋ねる。
「この番組ってHKT48との共演が売りの番組で私の個人仕事まで潰してきた秋元が何で急に共演をOKしたのか分からないしそれに…」
白石が下を向く。何か言いにくそうな様子だ。半沢はさりげなく言う。
「白石。言いにくそうだな。恐らく推測なのだろうが構わない。言いたいことは言え」
半沢の言葉に白石は顔を上げた。
「実は噂ですけど秋元は私たちを潰すために指原を使っているみたいなんです。それを知った途端に今回のHKT48との共演オファーなんて偶然にしては出来過ぎで」
半沢は白石の推測は正しい気がしてならなかった。

そしてスマートフォンを取り出してあるところに電話を掛けた。
81名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 02:17:55.07 ID:9m/e5nXo0
「指原。いよいよ明日だな」
秋元が指原に声をかけた。

「先生にはご迷惑をおかけしてすみません」
「いやいや礼には及ばん。お前の考えた策はなかなかいいものだった」
ニッコリと笑みを浮かべる秋元の表情を見て指原は勝利を確信した。優秀なエリート銀行員の割には全然大したことはない。
所詮お金の計算しか出来ない奴で芸能界ではただの負け犬でしかない。それを明日十分に思い知らせることが出来る。
指原は半沢の地団駄を踏む姿を想像して笑を浮かばずにいられなかった。

「随分余裕そうだな指原。だが、世の中そんな甘くはないぞ」
「分かってますよ。でもこの作戦は成功です」
「幼稚園の園長の弱みを握ってそれで村重のネタを勝たせるというのだろ?大丈夫なんだろうな?万が一向こうに手の内がバレていたらエラいことだぞ」
百戦錬磨、色々な業界の人間を相手に騙し騙されの繰り返しでここまで這い上がってきた秋元にとって指原の考えはとても甘いと考えていた。

「指原。私は本当にお前を信頼していいんだな?」
「もちろんです」
「そうか。そこまで言うなら万が一のことがあった時の覚悟は出来ているな。最後にこれだけは言っておくぞ。失敗したら今度は博多移籍ぐらいじゃ済まないぞ」
「そんなの分かってますよぉ〜。先生は心配性だな〜」
「ハハハ。そうだな」
秋元は笑みを浮かべて腕を組んで部屋を後にした。
82名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 02:18:56.86 ID:ozAn4oQII
ありえねえー
83名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 02:49:14.54 ID:9m/e5nXo0
「半沢さん。お久しぶりですね」
新橋の一角にある個室型居酒屋で半沢が会っていたのは大阪を中心に活動するフリーライター来生卓治だ。
彼は西大阪スチール融資事故の際に協力を得て伊勢島の再建時にも力になってくれた。
来生は芸能界の問題も記事にしており特にAKB48に対しての記事も少なくない。それを知っていた半沢は独自に依頼していた。

「まさか秋元が乃木坂46を解散させるつもりだったとは。最近露出が少なくなっていたから変だとは思っていました」
「これはまだどこも記事にしていませんからAKBに批判的な週刊誌は喜んで飛びつくでしょう。ところで例のことは調べていただけましたか?」
エビスビールの瓶を持った半沢は隣の来生のコップに注いだ。来生は一礼して一口飲んでから鞄に入っていた資料を見せる。

「半沢さんの言った通りあなた方を潰す為に動いているのは指原のようですね。
明日収録が行われる番組のプロデューサーはかつて指原の冠番組を担当した人間でした。
そして対決の舞台となる幼稚園を調べたら多額の負債を抱えていることが判明しました」
「負債?」
「少子化で経営難ですからね。
個人経営の割にどんな家庭の子でも良い幼稚教育をという園長のモットーで入園や通園料金が安く赤字が続いているのです。
どうやら指原はAKSの資金援助を盾にヤラセをしようと企んだみたいですね」
「じゃあどのみち高山には…」
「勝ち目はないということです。ひどい話です。罪のない園児たちに夢潰しの片棒を担がせるなんて」
「いや。まだ勝ち目がないとは言えません。来生さん。ありがとうございます」
半沢は一礼し、鞄と上着を持って一目散に店を出た。
84名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 02:59:15.83 ID:9m/e5nXo0
少し仮眠

続きは後ほど
85名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 03:00:50.60 ID:ozAn4oQII
おやすみ(^^)/~~~
86名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 04:16:14.67 ID:Z0jUh2ov0
指原!
やってはいけない事をやってしまったな!
87名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 09:43:44.61 ID:9m/e5nXo0
おはようございます寝すぎました
88名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 09:55:35.23 ID:Wj7iXeht0
おはようございます。
期待してます宜しくお願いします。
89名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 11:35:26.24 ID:nMBqt2OCO
半沢「あなた、私にこうおっしゃいましたよねぇ、「坊主などパフォーマンスだぁ、いくらでもやってやる!」と…
さぁ、やって頂きましょうか!」

峯岸「…」

半沢「やれーーーーーーーーっ!ミネギシーーーーッ!」

峯岸「…ぎっ…グォ…ぐっ…ぶっ…ブィーーーーーーーーーーン」
90名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 12:00:13.50 ID:nMBqt2OCO
半沢「乃木坂再建の秘策を持って参りました。」

小木曽「バンバン指導します。」

灰田「気合いが入っていないじゃないかーーーっ!」

半沢「小木曽さんのリズム感は最高です。灰田さんですが…上々変な趣味がありますので…気を付けて下さい。」
91名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 12:12:12.89 ID:ozAn4oQII
まだか?
92名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 12:15:12.99 ID:nMBqt2OCO
竹下「もぉあかんわ…万事休すや」
93名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 12:24:15.47 ID:nMBqt2OCO

康の恵比寿中生活がどんなものになるのか、
想像すると楽しみです。それに、
康の48gたちがマスコミに取り囲まれるところが早く見たい。







パパ大好き
お仕事がんばってね!
じゅりな
94名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 17:08:49.09 ID:BF7KkLVU0
読んでますよ
95名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 17:17:53.14 ID:91s0F8YqP
よく考えるなーこんなこと。
続き楽しみにしてます。
96名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 17:22:20.24 ID:CfPSeSl20
どうやって回収するのか
それを言いなさいよ
97名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 17:41:38.81 ID:Bo0QxPpVI
続き気になる
98名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 19:01:17.57 ID:nMBqt2OCO
半沢「中西〜オマエ48派?それとも乃木坂派?」

中西「…48派…ですけど?」

半沢「じゃあ…アンパンチ!!!糖分通ってない頭にはアンパンチだ!」
99名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 21:02:35.01 ID:HUaldTwZI
あげ
100名無しさん@実況は禁止です:2013/10/05(土) 23:00:48.73 ID:z8k4Xb8WI
わくわく
101名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 00:20:37.70 ID:yjHzsFh50
こんばんは
遅いですがあげていこうかと思います
102名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 01:07:08.34 ID:yA0tmVdII
いつになったらあげるんや?
103名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 02:09:50.65 ID:0YjHBYLw0
焦らさないで早く始めなさい!
104名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 04:06:19.06 ID:hZKtcZ2vO
大和田「半沢くん、0に2をかけても、100をかけても、答えは0です。」

半沢「…」

渡真利「えっ…ぇえっ?」

近藤「半沢っ!渡真利っ! 学生時代を思い出せっ!」
105名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 04:39:17.14 ID:hZKtcZ2vO
半沢「母さん、俺、アイドルになるよ。」

母親「アイドルって…どういうことだいっ!」

半沢「父さんを苦しめたのがアイドルなら、救ってくれたのもアイドルじゃないか?

母親「でも…」

半沢「そろそろ夜行バスの時間だ。」

母親「夜行バスって、どこに行くんだい?」

半沢「今朝、AKBから内定をもらったんだ」

母親「AKBって!父ちゃんのこと忘れちまったのかい!」

半沢「忘れるわけないじゃないか」

母親「じゃあ、どうして!」

半沢「だから行くんだ!」

母親「直樹…」

半沢「いってくる。」
106名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 04:59:18.16 ID:hZKtcZ2vO
難波支店編

花「ねぇ直樹!裸で5億ってどういうことよ?ねぇ!」

直樹「利子も担保もなく5億を借りたから、俺が脱ぐってことだよ」

花「ふ〜ん…」

直樹「ふーんって、本当にわかったのかぁ?」

花「…待ってよ!何で直樹が脱がなくちゃいけないのよ!」

直樹「難波の支店長が脱いだら大変なことになるだろ?」

花「だからって何で直樹なのよ!ヲタの気持ちも考えなさいよ!」
107名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 05:52:56.41 ID:TCyBiDne0
>>106
おもしろいw
108名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 08:36:43.49 ID:eGND8axZ0
何故黒崎はオネェキャラなのか
109名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 11:03:11.56 ID:hmTXxaka0
みんな待ち望んでます。
先生!
110名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 11:46:33.68 ID:/gNURZY00
読んでますよ
111名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 11:53:56.21 ID:cZXTbuMZ0
続きは後程からまだないよね?
期待
112名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 11:55:21.70 ID:yA0tmVdII
まさか逃げた?
113名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 11:56:31.06 ID:yjHzsFh50
おはようございます。寝たり執筆したりでごめんなさい
今からうpします
114名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 11:57:31.31 ID:yjHzsFh50
Ep3「偶然を言い訳にして」

都内の閑静な住宅地の一角にある平屋建ての小さな幼稚園「秋桜幼稚園」。

駐車場に2台のハイエースワゴンが乗り付けた。

「やれやれ。せっかくの休日の朝から何の呼び出しかと思ったらまさか運転手をさせられるとは」
運転席から降りた渡真利は呆れた顔でドアを閉めた。
「すまないな。ロケバスを借りる金がないから仕方ない」
ドアを閉めた半沢は渡真利の肩を叩く。

「まぁ数少ない同期で親友のお前の頼みじゃ断るに断れんよ」
渡真利はそう言うと持っていた栄養ドリンクを飲み干した。

メンバーも後部座席から降りて撮影スタッフやプロデューサーに挨拶をする。
半沢も初めて挨拶をするがとても態度が横柄で銀行員時代でもこんなに無礼な返事を返す顧客はいなかった。

半沢は腹の底にある怒りを抑えつつ関係者に挨拶に回った。

するとそこへ一台の大型バスがやってきた。見るからに豪華なバスであり誰もが圧倒された。
バスは停車するとドアが開いてそこからHKT48のメンバーが降りてきた。
この格差を見せつけるのも指原の作戦のうちなのだろう。

見え透いた意図を乃木坂のメンバーたちも察知しており誰も羨ましがる声を出す者はいなかった。
115名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 11:58:38.41 ID:yjHzsFh50
「半沢直樹さんは?乃木坂の社長の」
指原はプロデューサーに尋ねると引き連れてメンバーと打ち合わせをする半沢のもとへやってきた。

「あなたが社長の半沢さん?」指原がいかにも上から目線な言い方で尋ねる。
「いや。正式には乃木坂46合同会社代表社員の半沢です」
「どうも。HKT48支配人の指原です。今日はどうかお手柔らかにお願いしますよ」
「そうですね。お互いにフェアにいきましょう」
「ええ。フェアに」

半沢のフェアという言葉に指原は思わず吹き出しそうになった。
何がフェアだ。
今日ですべてが終わるというのに何を澄ました顔をしているのかこいつは。
指原は半沢が哀れだと思っていた。

「何あの態度は」
「マジで私たちを見下してるとしか思えない」
「かずみん。絶対負けないで」
メンバーの声援を受けるなかで高山は極度の緊張に襲われた。

これほどの緊張はあのバンジージャンプのジャンプ台に立って以来だろう。
そこにもし負ければ乃木坂が終わる。
みんなの夢が潰えるという不安まで伸し掛かり高山の重圧は限界寸前だった。

「高山。何も気にすることはない。いつものお前らしくアメイジングをやってこい」
震えていた高山に半沢は声を掛けた。

高山は半沢の顔を見て少し緊張感が和らいだ。

「いいんですか…?もし私が…」
「気にするな。お前なら出来る。きっと子どもたちの心に響くさ」
半沢は澄ました顔で指原の方を見ていた。
116名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 11:59:14.35 ID:yA0tmVdII
やっとキター
117名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:01:52.55 ID:yjHzsFh50
「めんたいこ!」
「アメイジング!!」

実際に自分がやれと言われたら赤面になることが確実な一発ギャグを簡単にやってのける村重と高山。

二人とも色々な思いを抱えて必死に幼稚園児にアピールしていた。
園児たちは笑っていてどれが一番いいのかは今の状況からは判断がつかない。

しかし、指原は既に園長に圧力をかけていた為に絶対的自信を持って見ていた。
時々欠伸をするほどの余裕だ。

「さぁ二人のアピールは終わりました!果たして結果はどうなることか?運命のジャッジはCMのあと!」
MCのイジリー岡田が笑顔でカメラの前でそう叫ぶ。

CM入りの時間に入った。

「高山よくやった。お疲れ」
半沢は高山にジュースを手渡す。
「ああ何か不安だ〜。勝てるかな?」
不安で頭に手を置く高山に半沢は言う。

「大丈夫だ。お前の姿を見て子どもたちは常に笑っていた。今まで色々な人間を見てきた俺の勘だがあれなら大丈夫だ」
半沢の言葉に高山の笑顔が戻った。

「楽しみですねぇ30秒が」
指原が余裕の笑みを浮かべて半沢に言う。

「そうですね。期待しています」
半沢も余裕の表情を浮かべる。

指原は半沢のこの表情に少し恐怖を感じるのだった。
118名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:03:11.72 ID:r1eWzXRU0
支援するわよ
119名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:03:46.67 ID:yA0tmVdII
どっちが勝つんや
120名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:04:15.20 ID:yjHzsFh50
「さぁいよいよ運命の結果発表です。果たして秋桜幼稚園の幼稚園児30人のみんなの心に響いたギャグはどっちなんでしょうか!?」
運命の結果発表にメンバーたちは祈りを捧げるように手を組んだ。

半沢は腕を組んで見守った。

「さぁみんな気に入ったギャグを大きな声で言ってみよう!!せーの!!」
イジリーがそう叫んだ瞬間園児たちは全員口を揃えて言った。
























アメイジング
121名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:06:06.48 ID:yjHzsFh50
「嘘だ!!そ、そんなバカな!!」
指原が立ち上がって唖然とした。

一方で乃木坂メンバーは一斉に喜びを爆発させ高山のもとへ駆け寄った。
このメンバーの一体感と共に喜びを分かち合う瞬間に感動を覚える者すらいた。

「というわけで見事高山のアメイジングが認められました。いやぁ生放送は何があるか分かりませんね。以上。HKTと乃木坂一発ギャグナンバーワン決定戦でしたぁ!!」
イジリーがそう締めて撮影は終了した。



終了するや否や指原は全速力でプロデューサーのもとへ駆け寄った。

「おいどうゆうことだよ。シナリオと違うじゃねーか!!」
「俺に言われても分かりません…。園長には確認したし何の問題もないはずですが…」
「だったら何でこうなるんだよぉ!!」
胸倉を掴まれたプロデューサーは震えながら話す。

「あれれ?おかしいな。自分たちが勝つはずなのに。そう言いたいのかな?指原さんよ」
「は…は…半沢!!」
突然現れた半沢の姿に驚く指原。
プロデューサーは一目散に走って去っていった。

指原はただ呆然としていた。
122名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:09:52.95 ID:yjHzsFh50
「お、お前インチキしただろ!幼稚園側に金を渡したろ?どうやって買収した!?こんなコーナーは無効だ。卑怯なことしてんじゃねーよお前!!」
指原は震えながら右手人差し指で半沢を指差して怒鳴る。

「は?インチキ?買収?何のことですか?ウチは仕事も全くなくてバスを借りるお金もなくて激安のレンタカー使って自分たちでここまで来たぐらいですよ。
どこかのグループのように大型バスを借りられるほどであれば買収もインチキもできるでしょうが」

指原は計算が狂ってもはや現況すら見えていなかった。

こんなはずではなかった。

根回しは完璧なはずだ。

それなのにどうして。

指原は考えれば考えるほど理解が出来なくなってしまっていた。

「指原。お前はどこからか秋桜幼稚園が経営難になっているのを聞きつけて利用しようと考えた。
番組からの謝礼金の他に独自に資金援助を約束して子どもたちを買収しようとしたわけだ」

ズバズバ言う半沢に指原は反論する言葉が出てこない

「お前はどうせ何故このような結果になったのか気になっているようだから教えてやる。まず幼稚園の資金難については解決した。
東京中央銀行から保育施設拡充における融資を取り付けた。園長がどちらを選ぶかは分かるだろ」

東京中央銀行では合併前の東京第一銀行が目玉として保育、幼稚施設への融資を行ってきた。
渡真利から聞いた半沢は園長を説得して指原の願望は聞き入れないようにした。
半沢は逆のようなことはせず子どもたちに純粋に決めてもらおうということを約束した。

園長もまた資金難のせいで子どもたちを大人の道具にせずに済んだことに胸を撫で下ろしていた。
123名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:12:05.75 ID:yjHzsFh50
「そ、そんな…」
指原は崩れ落ちた。

「お前は金さえ与えればどうにかなると思っているだろ?だがそれは大間違いだ。
お前が調子に乗っている間に高山はどうすれば好かれるか子どもたちがどうしたら喜んでもらえるのだろうか必死になって考えていたぞ。
それも連日徹夜で。そんな努力もしないでただ大人の方しか向いていない村重のギャグは子どもたちに響くはずもない」

決めるのは子どもたちで実際に村重のギャグが勝つ可能性も十分に有り得た。
しかし、半沢は子どもたちの判断に委ねようと決めていた。

高山には努力は決して無駄にならない。

しっかりやれば勝てると言い続けた。

高山は今になって半沢の言葉の意味を理解できたと思った。

「何か弁明したいことはあるか?」
指原は震えながらスマートフォンを取り出してみている。

「こっちを見ろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

半沢が叫ぶと指原ははっとして半沢の方を向く。
124名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:15:21.03 ID:yA0tmVdII
指原=福山か
125名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:15:55.03 ID:yjHzsFh50
「いいか指原。今から言うことをお前の尊敬する秋元先生にしっかり伝えておけ」
指原は鞄からスケジュール帳を取り出してメモの用意をする。体は震えている。

「どんなことをやろうが汚い手を使おうが俺は決して乃木坂46を解散させない。必ず守りきると。
あと今後ウチの仕事を妨害するようなら今回お前がしたことを週刊誌にネタにしてもらって日本中にバラ撒いてやると」
「は、はい・・・」

指原はつい10分ほど前の余裕の表情は消えて哀れな敗北者の表情にすっかり変わってしまっていた。

半沢はこれまでに何人もの人間が落ちぶれて転落している様を見てきたが若干20歳ほどの少女が人生の終末期を迎えたような表情で涙を流している様は見ていて気持ちがいいものではなかった。

「よし。みんな帰るぞ。帰ったらレッスンだ」
「はい!!!」

メンバーたちは笑顔で和気藹々としながらワゴン車に乗り込んで幼稚園を後にした。

一方で凋落した指原が崩れているにも関わらず村重をはじめ他のHKT48メンバーは駆け寄ることもなくただただ倍返しされ、人生のどん底を味わっている姿を呆然と見ているだけであった。
126名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:19:24.24 ID:yjHzsFh50
「お前を信頼した僕がバカだったのだろうねぇ」
椅子に腰掛けている秋元は来生が送ってきたヤラセ疑惑の記事のコピーを見ながらそう呟いた。

後ろにはすっかり生気も余裕も何もない悲哀な表情をした指原が立っていた。

「申し訳ありません。先生には重ね重ねご迷惑をおかけしてしまって…」
指原は深く頭を下げる。

「指原。この記事を差し止めるだけで100万、幼稚園への口止め料に200万、その他色々な経費などで計500万かかった。
ただでさえ資金集めが大変な時に痛い出費だということはよく分かっているな?」
今回の後始末にかかった代償について説明する戸賀崎。

指原は先日秋元が心配してくれた言葉に何故素直に従わなかったのか。

何故もう一度チェックしなかったのか。

後悔の念ばかりが頭に浮かぶ。

しかし時すでに遅しだ。今は現状を受け入れるしか選択肢はない。

「指原。分かっているようだがそれ相応の処分をしないといけない」
「ク…クビ…ですか…?」
指原は恐る恐る尋ねた。

「いや、お前はしばらく体調不良で休養ということにしておく。その間にお前のせいで被った代償を返済してもらう」
「え?」




「指原…。お前、蟹は好きか?」
秋元はそう言って部屋を後にした。
127名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:19:41.06 ID:6KuJ8NaT0
村重さんよぉ、あんたもこの件に絡んでるんだろ?知らなかったで済まされると思ったら大間違いだ!
128名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:55:18.94 ID:a1YPmhpD0
Ep4「扇風機」

あれから一ヶ月が過ぎた。

乃木坂46には仕事のオファーが殺到していた。

秋元からの圧力がなくなったのもあるが来生が半沢への取材をもとにネットのニュースサイトに掲載した記事が大きな反響を呼んだのが要因だった。


今では全盛期に近い数の仕事が舞い込んできている。

「白石、松村、橋本。特番のクイズバラエティの仕事だ。台本にしっかり目を通しておけ!」
半沢もすっかりアイドル業界を熟知し、メンバーからの信頼も厚い。

意外に芸能界でも銀行員時代のことが役に立つ。
半沢は銀行員時代に築き上げたコネクションや人脈を使って次々に仕事を取ってきた。

唯一昔と違うことは選抜とアンダーで開いていた仕事の格差がないことだ。
適材適所に仕事を割り振り、メンバーの個性を活かせる仕事をさせることでさらに輝きを増し、ファンからの評判も上がっていた。

そんな中で半沢は乃木坂46の知名度をさらに上げる為に、AKBとは違った特徴的なものを生み出す為にある秘策を練っていた。

近藤の手助けなどもあってそれがようやく方向性が定まった。

「よし。これならいける」

半沢は改めて自信を持った。
129名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:55:53.42 ID:yA0tmVdII
指原どうなる?
130名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 12:59:17.26 ID:a1YPmhpD0
「お前らちょっといいか?」
レッスン場に入るや半沢はメンバーを集めた。

全員が体操座りをして半沢の方を向いた。

「実はあるプロジェクトの草案が出来上がった。これが成功すれば乃木坂の知名度も上がり、AKBから一線を画したグループになれるだろう」
半沢の突然の発表にレッスン場はどよめいた。

「静かに。今からプロジェクトを発表する。テーマは「会いに出向くアイドル」だ」

半沢が考案したのは『乃木坂46全国出向くアイドルプロジェクト』である
。専用劇場を持たない乃木坂46は楽曲を披露する機会が今までは握手会かコンサートに限られていた。

しかし、それでは知名度を浸透させることもできないし専用の場所を作ればAKBと何ら変わりない。
そこで、ホームページでファンから来て欲しい場所を募集してそれぞれのメンバーを派遣して楽曲を披露しようというものだ。

半沢のプレゼンも功を奏してかメンバー全員がやる気になった。
彼女たちもまた独自のアイドルとしてやっていきたいという願いがあったのだ。

「みんな集合!」
桜井が声を掛けると全員が円陣を組む。
「半沢さん!何やってるんですか?」
生駒が半沢の方を向いて手招きしている。

「何だオレもやるのか?仕方ないなぁ」
半沢は笑いながらも円陣の輪に入る。

「出向くアイドル。絶対成功させるぞ!!」
「オー!!!!」
一体感のある掛け声が室内に響く。

半沢は彼女たちを守る姿勢に転じたことを改めて間違っていなかったと思った。
131名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 13:03:35.23 ID:yA0tmVdII
出向くアイドルwww
132名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 13:10:41.40 ID:hZKtcZ2vO
灰田「出向くアイドルについてだが…オプションでコスチュームを選ぶなんてどうだ?」

半沢「鞄ではなく、貴方の頭の中身をあらためてさせてくれないか?」

柿内「ずいぶんとお楽しみのようですね…」
133名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 13:13:59.77 ID:hZKtcZ2vO
黒崎「予約システムはどうするの?」

半沢「それは…」

黒崎「明日まで待ってあげるわ。じゃあね」
134名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 13:15:39.74 ID:a1YPmhpD0
深夜の千葉県内のとある漁港に一台のハイエースバンが停車した。

後部座席から降りてきた指原は周囲を見渡す。

「あ、あの〜…。ここは?」
指原は恐怖感に震えながら尋ねる。

「あれだ指原。お前の第二の人生の船出に相応しい船だ」
戸賀崎が指すのは大型の漁船だった。大きいがいかにも古臭くて錆が目立っておりまるで密航船みたいな雰囲気だった。

「おう。そのネーチャンか?」
厚い革のジャケットに長靴を履き、無精髭が目立つ男が船から降りてきた。

「ああ。よろしく頼みますね。東田さん」
「おう任せとけや」
挨拶を交わした戸賀崎は全速力でバンに戻りその場を後にした。

「おいお前何やらかしたんだよ?」
東田が指原の肩に手を置いて尋ねた。

「どうもこうも。半沢という銀行から来た奴に嵌められたんですよぉ」
指原が半沢という名を出しただけで東田の表情は一変した。

「何やお前。半沢知ってんのか?」
「ええ。あなたも半沢を?」
「ああ。死んでも忘れねぇ。あいつは俺のビジネスの邪魔をして金取り上げて借金まみれになっちまった。今は借金返すためにベーリング海で蟹を捕ってるんや。くそぉ!」
「半沢絶対許さない」

東田と指原は半沢の悪口を言い合いつつ船に乗り込んでいった。

そして船はベーリング海へ向けて船出航した。



一方、村重は田島芽瑠と交代する形で研究生に降格。選抜からも外れた。
指原が休養してHKT48の人気は下がると思われていたが指原、村重不在のHKT48の3rdシングルは50万枚を売り上げた。

皮肉にも指原がいなくなったことでHKT人気はさらに上昇するという皮肉な形となってしまった。
135名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 13:18:21.00 ID:a1YPmhpD0
「いやぁまさかここまでうまくいくとはね」
「最近指原も天狗でしたからこれで少し学んだことでしょう」
神楽坂にある高級料亭で酒を酌み交わして談笑する秋元と戸賀崎

。二人は笑いながら高級な日本酒を飲む。

「しかし、乃木坂を解散しないなんて言いだしたのは予想外だった。
それを逆手に指原を粛清させて相手を調子に乗らせてから奇襲を仕掛けるとは。東郷平八郎ですら思いつかないような作戦だ」
「それも全てあのお方のおかげですな」
「いやいや。銀行員というのは非常に優秀だな」

そこへ女将が静かに戸を開いて一礼した。

「お連れ様がお見えになられました」

「どうもお待たせして申し訳ありません」
「いえいえ。我々もまだ始めたばかりですから気にしないでいただきたい」
秋元はコップを置き日本酒を注ぐ。

「いやぁ。うまくいったようですねぇ」
「ええ。あなたの言う通り。半沢というのはとんでもない奴ですね。でもその彼を利用して我々のシナリオを完成させて最後には失脚させるとか随分残酷なことを考えますな」
「いやぁあなたの方が一枚上手でしょ。何しろまだ道半ばで人生先の長い少女たちを平然と切り捨て犠牲にするとか私には到底できませんな」
「ところで次の作戦はかんがえてありますかね?」
「もちろんです。私の懐刀の松井珠理奈というまだ16歳の子がいましてね。彼女は優秀で将来我がAKBを背負う大切な逸材です。彼女は自ら半沢を対峙すると希望したのです」
「ほぉ〜。それは頼もしいですな。いい部下に恵まれて秋元先生は幸せ者ですな」
「いえ。あなたのおかげですよ。大和田さん」

秋元が笑みを浮かべると、笑みを浮かべコップを右手に持って一礼する大和田暁元常務で現取締役が一気に日本酒を飲み干した。
136名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 13:19:44.07 ID:yA0tmVdII
>>132-133
お前最高やな
137名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 13:34:35.32 ID:fqo/GURHO
岸川「これより模擬を行う。」

小木曽「もしもし、予約お願いしたいんですけど」

灰田「先ずはお客様のお名前をお教え下さい。」

小木曽「オギソです。」

灰田「それではご指名の娘と場所とお時間をお教え下さい。」

小木曽「生駒ちゃ…」


半沢「小木曽ーーーーーっ!」

小木曽「…」

半沢「これはどういうことだ!」

小木曽「知らんよ…私は何も知らんよ!」

半沢「灰田…」

灰田「すまなかった」

半沢「弁明の1つも出来ないのか…情けない男だ…」
138名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 13:37:36.70 ID:COjWNHPRI
今回も敵は大和田かよ
139名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 13:42:08.97 ID:3JxqKEvZ0
一応ひとつのお話は終わりです。今まで保守してくださったり面白い小ネタをだしてくださってありがとうございました
また、ずっと待たせてしまったのにこんな面白くないもので申し訳ないです

また新たにスレを立てて次章を書くつもりですが今度は色々なキャラクターを登場させたいと思ってます
執筆してある程度出来上がったら上げていきたいと思ってるのでよろしくお願いします

最後に改めて読んでくださったことに感謝します。また、お会いしましょう
140名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 13:44:18.09 ID:COjWNHPRI
>>140


次回を楽しみにしとるよ
141名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 13:46:14.45 ID:LMi9XzFg0

おもしろかった
142名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 13:57:52.57 ID:fqo/GURHO
勝手に裏ストーリー

半沢「指原さん…秋元に頼ることなく、自分の力でのしあがってみる気はないか?」

指原「どういうこと?私に惚れたの?」

半沢「指原さん、貴女には度胸がある。秋元に頼らずとも1人でやっていける。銀行員としての私の意見です。」

指原「昨日と何が変わったの?」

半沢「鞄が新しくなっただけですよ…」




嗣永「えっびマヨマヨえびマヨ〜〜」

指原「かっにマヨマヨかにマヨ〜〜」


秋元「…か……に……?」

指原「土下座にゃん」
143名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 14:05:13.90 ID:uf4Ljd1J0
書かれたら読み返す!倍返しだ!( ・`д・´)
144名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 14:08:52.30 ID:dBk492Hm0
珠理奈への倍返し楽しみや
145名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 14:18:00.22 ID:fTQnPoqv0
指原の今後が気になる
146名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 17:23:56.11 ID:FzOINthU0
あげとくわよ
147名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 17:51:47.17 ID:9uR9nkw90
ここまで読んだら読み返す!倍返しだ!(`・ω・´)
148名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 20:02:44.88 ID:k7HVSAoP0
焦らすんじゃないわよ
149名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 20:30:22.71 ID:xS/atWj50
ちょっとまだなの?
150名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 21:31:04.28 ID:PS8fMydX0
>>148
>>149
半沢「待てと言っている!!!!」
151名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 22:34:20.24 ID:2VBQJL3P0
「こちらへどうぞ」
服部に言われるままに秋元は部屋に案内される。
「鴨はお好きですか?」
「え...えー」
テーブルには鴨のステーキが用意されていた。
「どうぞお召し上がり下さい」
秋元は鴨を口に運ぶと思わず溜息を付く。
「こんなにおいしい鴨を食べたのは初めてです」
服部の料理は食通の秋元をも唸らせた。

「ところで、古美門先生は?」
「あちらです」
服部が庭に視線をやるとバイオリンを弾いている古美門がいた。
「あ、あの黛と申します。秋元康さんですよね。感激です」
黛は名刺を差し出しながらも、有名人の訪問に興奮している。
「先生、お客様ですよ」
古美門は黛の声に聞こえないふりをしているようだ。
「今日はどんなご依頼を?」
「実は...」
気付くと古美門は秋元の目の前に座っていた。
「実は半沢直樹という男を潰して頂きたい」
「潰すって」
黛は思わず声を上げる。
「古美門先生は私の事はご存じでしょうか?」
「まったく知りません」
憮然とした態度で言い返す。
名プロデューサーと言われる秋元は自分の事を知らない人がいるなどとは思ってもみなかった。
152名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 22:35:41.68 ID:2VBQJL3P0
黛は秋元をフォローするかのように説明を始める。
「先生、秋元康さんを知らないんですか?
AKB48や乃木坂46っていうアイドルグループをプロデュースしている方ですよ」
「はー?AKB48?アイドル?そんなものにはまったく興味がなーい」
「ちょっと先生...」
秋元はAKB48グループと乃木坂46のメンバーの写真を古美門の前に差し出した。
「これがアイドルですか?どうでもいいけどブスばっかだな。ブス、ブス、ブス。
顔もブスならスタイルも悪い。クソガキだな」
「先生、失礼ですよ」
「古美門先生には敵いませんな」
秋元は苦笑いをするしかなかった。
「黛さんのような綺麗な方ならAKB48のセンターになれるんですがいかがです?」
「え?え?私ですか?そんな綺麗だなんて...」
「調子にのるな。バカ」
古美門は吐き捨てるように黛を罵った。
153名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 22:36:51.13 ID:2VBQJL3P0
「ご依頼内容というのは?」
「私のプロデュースしている乃木坂46を解散したい。
しかし、半沢直樹という銀行マンが解散させまいとしているのです」
古美門はやる気のないそぶりで話を聞いている。
「もちろん報酬もご用意しています。
本日は5000万円お持ちしました。成功した暁にはさらに5000万、計1億円で受けて頂けないでしょうか?
そしていずれはAKSの顧問弁護士もお願いしたいと...」
黛は大金に眉を潜める。
「やりましょう」
古美門の返事は早かった。
「ちょっと先生、お金ですか?」
「うるさい!お前は黙ってろ!」
「ありがとうございます。古美門先生。
実はその半沢という男、何やら、やられたらやり返すなどと戯言を言っているようで、しかも私に土下座をさせると
息まいているようでして」
「やられたらやり返す?まさに脅迫ですね。土下座?強要未遂罪に当たります。
さらには秋元さんへの名誉棄損にもなります。
こちらとしては、やられる前にやり返しましょう。やられてなくてもやり返す。
身に覚えのないやつにはやり返す。誰かれかまわず、八当たりだ!罵り、いたぶってやりましょう!」
黛!半沢と乃木坂46のメンバーの過去を探って来い!どんな些細な事でもいい」
「本当にこんな事やるんですか?いくらなんでもちょっと...」
「黙れ!ぺったんこ!乃木坂46のぺったんこ同士、話を聞いて来い!」
「ちょ...ちょっと、ぺったんこって!」
秋元と服部は思わず黛の胸に視線をやった。
「ちょっと何見てるんですか!服部さんまで」

秋元は古美門の家を後にすると一本の電話を入れた。
「三木先生、うまくいきました」
154名無しさん@実況は禁止です:2013/10/06(日) 23:42:55.35 ID:TvpVbKBCO
竹下「あかん…半沢はんがAKBに寝返りよった…万事休すや」

近藤「半沢ならここにいますが?」

半沢「お電話代わりました。半沢です。竹下さん、どういうことですか?」

竹下「どないもこないも…どういうこっちゃ!?」


竹下「出てきた!半沢はん、あんたにソックリや!!」

渡真利「おい半沢!こういうのなんて言うか知ってる?」

キンタロー「フライングゲット!」
155名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 00:38:31.77 ID:LAlsVR0a0
新シリーズキターーーーーーーーー♪───O(≧∇≦)O────♪
156名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 00:51:42.86 ID:0lhBrXbjI
まだどこもまとめてないな
まとめで読みたいんだよ
157名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 01:56:44.82 ID:0lhBrXbjI
続き楽しみ
あと早くどこかまとめて
158名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 02:18:08.99 ID:3C+OgaDc0
アフィ厨きめぇ
159名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 02:24:45.12 ID:7ydvpcaKI
どうでもいい
続きが気になる
160名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 02:35:44.52 ID:3EMZRUkqI
乃木坂大荒れでやはりこれは小説や
161名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 03:47:18.73 ID:4eXEvyGQI
まとめに載るわけねーじゃんこんなクソな奴
ネタはたくさんあるし
162名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 04:20:28.88 ID:KSv9Beo9O
前田「半けつさらしだ!」「やれぇぇぇ!たけるうぅぅぅ!」

たける「やれるもんでもやらっないよっ」

前田「やられなくてもやり返す文春写真だ!」
163名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 08:24:51.02 ID:AcwPVkFx0
164名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 09:58:24.32 ID:trIXHEDU0
書かれたら読み返す!倍返しだ!( ・`д・´)
165名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 10:02:07.00 ID:4eXEvyGQI
もう保守する必要ないだろ?作者は新しいスレ立てて書くらしいし
166名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 11:33:59.45 ID:nBD4Z6uHP
誰かスピンオフ書けば?
167名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 11:38:22.75 ID:4eXEvyGQI
>>166
じゃあお前が書けよ
168名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 11:46:14.93 ID:CaBlZS9tI
まとめサイトにもまとめられない糞スレwww
こんなのどこが面白いんだよ
つまんねーからどこもまとめねーんだよ
169名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 12:24:34.39 ID:wjpDSsgpO
>>49だけ読め!
170名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 13:24:20.62 ID:wjpDSsgpO
○○「強化指定されているCDの売上が伸びていないじゃないかっ!だいたい私が立っているのに座っているとはどういうことだ?君は居なくても同じだよ!帰れ、ほら帰れ、帰れ、帰れ、帰れ、帰れ、帰れ…」

○宗「● ●● ●●● ●●●●●●●●●●」








小木曽ってだれだよ
171名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 14:33:00.52 ID:f2WIHbkBI
くだらねはよ落とせ
172名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 14:47:31.01 ID:5wNSKVcXI
昔古畑任三郎書いてた人?
173名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 18:55:58.39 ID:3SYwPhzh0
174名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 20:52:37.95 ID:bSVAslKaI
使える?
175名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 20:53:53.81 ID:TGtPlDNj0
新たなスレを立てたのでお願いします

【小説】半沢直樹vsSKE48【サカエの逆襲】
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1381146506/
176名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 20:56:35.65 ID:/QHqD7fE0
電話越しに秋元は疑問を投げつける。
「三木先生、あの古美門とはどういう男なんです」
「あれは、ただのゴロツキですよ。秋元さんがお気にするような男じゃありません」

「なあ、半沢。HKT48に勝ってから、乃木坂46の仕事も順調なんだろ?」
渡真利は穏やかな表情で半沢を見ている。
「あー、だがこれからだ」
「何か考えているのか?」
「これを見てくれ」
半沢は鞄の中から一枚の紙を取り出した。
「これは?」
「乃木坂って、どこ?の第1回からの視聴率だ。これを見ると選抜発表の放送回は視聴率が高い」
「て事はお前まさか?」
「あー、選抜発表をやる。ん?近藤からだ」
三人で会う約束をしていた近藤から電話が入った。
「近藤、どうした?」
「半沢!大変なものを見てしまった。今、秋元康が目の前を歩いていたから、少し後を付けてみたんだ。
そしたらあるビルの中へ入っていった」
「ビル?」
「あー、どこだと思う?三木法律事務所だよ」
「三木法律事務所?三木って、あの三木か?」
「あー、あの三木だよ」
近藤の電話を切ると、半沢と渡真利は顔を見合わせた。
「なあ、半沢。三木といえば大和田と付き合いのあるやつじゃないか」
「そうだな。大和田、秋元、三木、この三人が繋がっている」
177名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 20:57:42.42 ID:/QHqD7fE0
「お前大丈夫か?失敗したらまた飛ばされるぞ。今度は海外もありえるんじゃないか?」
「望むところだ」

「半沢直樹の事が少しわかりました。銀行の金融庁検査で疎開資料を隠蔽していた疑いがあります。
乃木坂46のメンバーも過去には男と付き合っているメンバーも...」
黛は古美門に調査内容を報告している。
「お前にしてはよく調べてきたじゃないか。疎開資料を隠蔽していたとマスコミに流せ。さらに慈善団体を使い
東京中央銀行の前でデモを起こさせろ。そして、ネットに乃木坂46メンバーの過去のプリクラを流出させろ。
半沢直樹に訴訟を起こすんだ!」
「いくらなんでもやりすぎでは?」
「うるさいオカメ!バーカ!訴訟は勝つか負けるかのギャンブルだ!」

渡真利はしばらく間をおいて半沢に疑問をぶつける。
「なあ、半沢。選抜発表って誰を選抜するか決めているのか?」
「あー、おれの中では決めてある」
「よかったら聞かせてくれないか?」
「お前にだけは話すが、センターを変える」
「センターを?白石麻衣じゃないのか?まさか生駒里奈に戻すのか?」
「そのどちらでもない。二期生から選出する」
「二期生?」
「新センターは堀未央奈だ!」
「お前、荒れるぞ」
「覚悟の上だ」
178名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:04:39.20 ID:bSVAslKaI
おおリーガルハイの続きか
179名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:12:18.77 ID:M3VsArIxi
この1なんか文章変だよな
句読点が少ないし、セリフの表現も固い
まだまだだね
180名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:14:30.15 ID:kNcvtAW5I
>>176-177
面白いから続き楽しみにしとるよ
181名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:18:37.44 ID:TGtPlDNj0
すみません。やはりこっちにあげます
混乱させてすみません
182名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:30:36.02 ID:Rk6V4pkiI
>>181
いやもういいから地下から消えて
ブログか何かにあげろカス
183名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:31:00.11 ID:VKUdaomx0
前回までのあらすじ

東京中央銀行でエリート街道を突っ走っていた半沢直樹。
ある日半沢は頭取命令で乃木坂46の運営会社に出向することに。
目的は乃木坂46の解散手続きを行うことだった。
ところがメンバーの思いを汲んだ半沢は解散を阻止して自らが運営することに。
しかも1年以内に乃木坂46をAKB48以上のグループにすると宣言した。

秋元康は解散を断行すべく指原莉乃に全てを託すが半沢の倍返しで撃沈した。
しかし、次に名乗りを上げたのはSKE48の松井珠理奈であった。
しかも失脚した大和田取締役も一枚絡んでいるみたいである。

果たして半沢は乃木坂46をAKB以上のアイドルグループに出来るのか?
これは半沢直樹が乃木坂46をAKB48を超えるアイドルグループに成長させるまでの物語である。
184名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:31:59.50 ID:Rk6V4pkiI
やめろクズ
185名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:32:03.90 ID:VKUdaomx0
Ep1「走れ!bicycle」

半沢直樹が乃木坂46合同会社に出向して半年が経過しようとしていた。
半沢は本来解散する予定だった乃木坂46の解散を会社法の抜け穴を使って回避して秋元康らの妨害に遭うが指原莉乃が仕掛けてきた罠に対しても倍返しをして乗り切った。

現在乃木坂46は全盛期以上に仕事を与えられて結果を出し続けていた。
半沢はメンバーの個性を見抜いてそれに合った仕事を取ってきた。

CM、雑誌、テレビ、ラジオ、ネットメディア。
半年前には一時期ゼロにまでなったことが信じられないくらいだ。

一方で半沢が提案した『出向くアイドルプロジェクト』は成功を収めて先日47都道府県125市町村を周って大盛況を収めた。
今でもホームページで募集しており既に5市町村へ出向く予定が入っている。

このプロジェクトは市町村活性に役立っていて総務大臣から感謝状が贈られる程であった。
メディアからは「過疎を救うアイドル」として取り上げられ今では地方からも期待されている。

乃木坂46への妨害工作もなくメンバーも徐々に潰れる危機感が薄らいでいた。
186名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:33:02.04 ID:VKUdaomx0
「生田。ちょっといいか?」
半沢が生田絵梨花を呼び出す。

半沢のデスクの前に立つ生田。

半沢は一枚の書類を持つ。

「先日のオーディションの結果が来た」
生田は生唾を飲み込んだ。

半沢は書類を置いて両手を組んだ。

「ヒロインはお前に任せたいそうだ。おめでとう」
半沢がそう言うと生田は喜びを爆発させ、溜めていた涙が一気に溢れ出ていた。
半沢はその姿を笑顔で見つめていた。

生田が選ばれたのは念願の朝ドラのヒロインであった。
これはかなりの話題性になる。
近年オーディションでなく直接オファーをかけることが多い朝ドラで久々に行われたオーディション
。生田が長年夢としていた為に半沢は色々な人脈などを使って何とかヒロインに選ばれるように尽力した。
最終的にSKE48の松井珠理奈との一騎打ちとなったが脚本家、演出家が最後に気に入ったのが生田であった。

「ありがとうございます…。絶対無理だと思っていました。半沢さんのお陰です」
生田が泣きながら一礼する。
「いや、これはお前が勝ち取ったものだ。さぁ泣いている時間はないぞ。やることはまだまだたくさんある。これからが勝負だ。まずは記者会見が明日あるからな。しっかりコメント考えておけよ」
生田に指示を出す半沢はパソコンの画面に向かった。

11 名前:名無しさん@実況は禁止です[] 投稿日:2013/10/07(月) 21:03:52.54 ID:TGtPlDNj0 [4/7]
「どういうことだよ!?手応えは十分だって言ってたじゃねぇか!!」
名古屋栄のサンシャインサカエにあるSKE48劇場の控え室で松井珠理奈はSKE48劇場支配人の芝智也に台本を投げつけた。

「す、すまない。本当に感触は良かったんだ。根回しもやったんだ」
「くだらねぇ言い訳なんか聞きたくねぇんだよ。お前が何ほざいても落選なのに変わりはない。少しは先生に無様な報告をしなきゃいけない私の身にもなれよ」
「本当に申し訳ない。俺が至らないばっかりに」
「本当に使えねぇな。前の湯浅さんの方が何千倍マシだったか分かんないわ。相手は半沢なんだから気をつけろって言ったのに何やってたんだよ」

珠理奈の怒りは収まらない。

彼女はこのオーディションに全てを賭けていた。
十分な手応えもあったし選ばれる自信もあった。
演技も素質も全てにおいて脚本家や演出家の望む姿を出したはずだ。
演技力だって負けてはいない。

それなのに選ばれたのは乃木坂。
当然虫の居所がいいものではない。

「しかしマジで調子に乗ってきたな半沢の奴。そろそろ仕掛けるか」珠理奈が呟く。
「何をする気だ?」芝が尋ねる。

「乃木坂潰しだよ。先生から一任されているけどまだ動くなと我慢していたがもう限界。私たちSKEが一丸となってチームを守るために乃木坂と半沢をぶっ潰す」
珠理奈の闘志がむき出しな雰囲気を見て芝は恐怖を覚えた。
187名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:34:24.30 ID:VKUdaomx0
「すまない花。今日はこの後会議があるんだ。それに明日は生田の記者会見もあるからした準備しておかないと。ああ埋め合わせは必ず…」
スマートフォンを置いてデスクのパソコンで書類を作成する。
生田の朝ドラの件だけでなく他のメンバーへの売り込みも行わなくてはならない。

ボロを出せば必ず秋元たちはそこを突いて潰しにかかってくるだろう。
半沢はファンの声や世間の評判を気にしていた。

するとスマートフォンのバイブが鳴る。

半沢は画面を見ると相手は今野であった。
半沢は首を傾げつつも電話に出る。

「もしもし。どうしました?」
「半沢さん。素晴らしいお知らせです。実はシングルを出せることになったんです」
今野は嬉しそうだが半沢の心境は複雑だ。何か策略があるのではないか。と。

「今野さん。何故今になって…?」
「さぁ分かりませんが今日の会議で決まったんです。それで選抜メンバーに関しては半沢さんに一人するということで話をつけました。もし分からないことがあれば力になりますけど」
「いや、結構です。既に私の頭には構想がありますので。とにかくありがとうございます」
半沢はそう言うとスマートフォンを置いてため息をついた。
188名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:34:45.28 ID:Rk6V4pkiI
誰か何とかしろや
189名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:36:02.80 ID:VKUdaomx0
「みんな。レッスン中にすまない」
レッスン場にメンバーを集めた半沢は真剣な表情で真ん中に立つ。

「実はソニーの今野さんから連絡があって次のシングルを出すことが決定した」
それを聞いたメンバーはかなりの喜びを爆発させた。もうCDを出すことも叶わないだろう。そう思っていたメンバーからは予想外のことであったのだろう。

「半沢さん。選抜は?」
キャプテンの桜井玲香が尋ねる。

「選抜に関しては後日伝えるが、今日俺がお前らに言いたいのは気をつけて欲しいということだ。
このシングルの決定も何か裏があると思っている。ただでさえ最近調子がいいからお前らの気も緩みがちになっているだろう。
だが、奴らはまだ俺たちを潰すことを諦めたわけじゃない。わずかな綻びでも突いてくるぞ。一人の勝手がチーム全体を潰すことになる。そういう危機感だけは常に抱いて欲しい」

半沢はこのシングル発売がどうも意図的に思えて仕方がない。
乃木坂はソニーを締め出されており、今までの仕事も音楽関連の仕事は一切来なかった。
それなのに何故かこのタイミングで来るのか疑問だった

。しかし、半沢は喜ぶメンバーの姿を見て断るわけにもいかなかった。

こうなったらどんな事でも受けて立とう。

半沢はそう腹を括った。
190名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:36:37.83 ID:Rk6V4pkiI
二度とスレ立てんなカス
191名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:38:13.59 ID:VKUdaomx0
「ちょっと時期尚早じゃないのか?」
ソファで足を組んで焼酎を飲む秋元康が珠理奈にいう。
「そんなことないですよ。さすがにマズイです」
珠理奈は生田の朝ドラヒロイン決定を大きく載せたスポーツ紙を机に叩きつけた。

「まあ朝ドラヒロインだけが女優の全てじゃないだろ?それにお前はアイドルだし」
「いえ。そろそろ潰しにかからなければもう後戻りできなくなります!!」
「しかし急がば回れでこういうのは先走るとロクな結果にならないぞ」
秋元の注意にも耳を貸そうとする様子は見られない。

珠理奈がここまでこだわるのはグループの為や朝ドラヒロインを生田に取られたことへの一時的な逆恨みでもなさそうだ。

秋元は思い当たる節があるようだ。

「おい。まさかあの事をまだ根に持っているのか?」
秋元が恐る恐る尋ねる。
「いえ。違います。あくまでグループのためですよ」
珠理奈はそう言うと部屋を出た。


「心配だな。戸賀崎。動向に気をつけろ」
「かしこまりました」
戸賀崎は一礼して携帯電話を取り出してどこかに連絡を取った。
192名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:39:53.33 ID:VKUdaomx0
とりあえず今日はここまでですみません
スレのことでご迷惑をかけましたがここでやっていくのでお願いします
初心者なのでまさかご批判を受けるとは思わずごめんなさい
193名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:42:01.33 ID:iArSttppI
もう書くな
みんな早く落とそうぜ
194名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:42:30.89 ID:IoRVxi6uP
>>1めっちゃおもしろいやんw
期待してますw
195名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:44:49.07 ID:V13xZCLm0
カッカしてるのは指ヲタだから放置でおk
こんなとこまできて荒らすなよ指ヲタ
巣に帰ればーか
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/subject.cgi/music/27327/
196名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:45:01.98 ID:iArSttppI
>>194
は?全然つまんねーし
まだ古畑や相棒の方が面白かったわ
197名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:46:54.89 ID:0Nlwu2Mk0
続き楽しみにしてるわよ
198名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:47:11.79 ID:IoRVxi6uP
>>196
面白いもんを面白いと言って何が悪い?
なにか不都合でも?
199名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:49:04.52 ID:1CEW3WEiI
iPhoneの奴が暴れてるな
いい迷惑だ

続き楽しみにしてるよん
200名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:49:24.49 ID:TB6XIJwV0
キチガイは気にせず自分のペースでがんばってください
201名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 21:50:14.83 ID:y0IiTyum0
>>192
間違いは誰でもあるし荒らしは気にしないでいきましょ
続き待ってます
202名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 22:20:43.42 ID:1CEW3WEiI
リーガルハイのやつも期待したい
203名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 22:23:43.24 ID:wzUcro11i
指ヲタ自重しろw
204名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 22:39:24.06 ID:du2Ez3/W0
>>198
じゃあ俺も感想を言うね

くそつまんねぇ死ね>>1
205名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 22:55:13.93 ID:cCQIhdjT0
珠理奈をコケにするような内容だったらどうなるんかな〜
乃木坂本スレ荒れちゃうんじゃないかな〜
まあ楽しみに見てましょか
206名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 22:56:26.67 ID:1CEW3WEiI
ただのパロディ小説でムキになるなよ
207名無しさん@実況は禁止です:2013/10/07(月) 22:58:47.11 ID:y0IiTyum0
今回は乃木坂だが半沢直樹がAKB支配人とかSKE支配人という設定のやつも読みたいな
208名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 00:18:26.45 ID:YXl/ghIeI
久々の小説スレだから期待する
209名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 01:10:56.43 ID:dEkIFEymO
>>49をお勧めします。
210名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 01:34:07.73 ID:dEkIFEymO
半沢「中西、先月までセンターだった前田が脱退ってどういうことだ?」

柿内「どうしたんです?」

半沢「中西、おまえ実物を見たか?」

中西「いゃ…その…」

半沢「実物を見たのかと聞いているんだ!」

中西「いいえ…プロフィールだけしか…」

半沢「粉飾…」

中西「粉飾?そんな!?」

半沢「今すぐ行くぞっ!」



半沢「前田さんに今すぐ会わせて下さい。中西、俺の家から着替えを持ってきてくれ、会えるまで泊まり込みだ!」

そのとき事務所の職員が電話対応をしていた。
職員「前田さん、お電話回します!」

半沢と中西は前田の控室へ走り扉を開けた。

半沢「やはり…」

キンタロー「フライングゲット!」
211名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 01:40:43.91 ID:dEkIFEymO
半沢「さっきから都合の良いパー出してんじゃねぇぞ珠理奈ーーーっ!」

珠理奈「っ!!」

半沢「これから言うことを、しっかり書き留めておけ、私は必ず決勝戦でグーをだす。邪魔しないで頂きたい!」
212名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 01:45:56.72 ID:dEkIFEymO
半沢「…学生時代を思い出せ!川栄っ!」

川栄「習ってないですよ?」
213名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 02:01:26.30 ID:dEkIFEymO
渡真利「いったい誰だよ、こんなのマスコミにリークしたのは」

半沢「……」

渡真利「って…ぇえ?…おまえなの?」

『東京中央銀行行員、指原投票のため5億の投資』

渡真利「わかってるのかおまえ、ヲタに首を絞められるぞ?」

半沢「そんなことはどうだっていい…」
214名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 02:20:02.29 ID:dEkIFEymO
>>186
>>187
>>189

古美門「朝ドラのヒロインなど、がに股の黛くんに任せておけ。夏から秋になり雲丹ではなく無数の栗が降ってくる。その栗に頭をぶつけて少しはマシになってかえってくることだろう。」
215名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 02:34:37.28 ID:dEkIFEymO
指原「二度と私を元AKBさんと呼ぶな!
康っ!オマエもだ」
216名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 02:38:03.89 ID:qZhj16I0I
よくわからないスレや
217名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 02:42:22.93 ID:dEkIFEymO
中西「私は峯岸次長が髪を切るのをこの目で見ました。」

峯岸「誰もが納得する証拠を出せ!証拠を!」

中西「証拠ならココにあります!」
218名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 03:33:32.41 ID:+Zhm3Tni0
糞スレ
219名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 07:27:21.00 ID:F69Y58tQ0
>>1に期待しているよ
220名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 07:45:45.84 ID:Wbc4znJ6P
さや姉「一つお願いがあるんやけどな」
半沢「はい」
さや姉「気持ち悪い関西弁はやめてくれへんか」
半沢「…」
221名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 08:14:17.45 ID:dEkIFEymO
半沢「親父のことなんだが…実は関西弁だったんだ…今まで黙ってて、すまなかった。」
222名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 11:34:16.04 ID:ZOLeNbZr0
続き期待
223名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 13:45:50.20 ID:09Iku+vTO
江島婦人「…何かしら…貴女たち…引越の相がでてるわよ」

神7「…」
224名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 16:12:06.89 ID:r+goAeAxI
ワクワク
225名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 18:31:16.65 ID:r+goAeAxI
あげ
226名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 20:24:39.59 ID:DaQlq9KC0
はよはよ
227名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 20:32:10.16 ID:4gYDa3va0
こんばんは。お待たせして申し訳ございません
早速はじめます
今日はかなり進むと思います
228名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 20:34:44.36 ID:4gYDa3va0
「おい、芝!!」
珠理奈が芝を呼び出した。

「一体何だい?」
芝が恐る恐る尋ねる。

珠理奈の表情はまるでマジすか学園で見せたセンターの顔そのものであった。

余程朝ドラヒロイン落選を根に持っているのか。

芝は支配人に就任して以来の緊張感に包まれた。

「早速乃木坂にひとつ仕掛けるから」
「おい正気か?」
「こっちはいつでもマジだよ」
「それはそうだがさすがに…」
「くだらない口答えする余裕があるなら体動かせや」
珠理奈が怒鳴りつける。芝は震えながら去ろうとする。

「おい珠理奈。何でそこまで半沢にこだわるんだ?」
震わせながら芝は尋ねた。

「私は銀行が大嫌いなんだよ。特に東京中央銀行がな」
珠理奈はそう言うと窓から見える東京中央銀行の看板を睨みつけた。
229名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 20:35:01.50 ID:09Iku+vTO
大和田「指原推し…珠理奈推し…手を取り合うどころか、この2つの下らない権力争いの渦に…巻き込まれようとしている。泣いているよ…この48gが…」
230名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 20:36:22.06 ID:r+goAeAxI
きたきた
231名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 20:37:30.05 ID:4gYDa3va0
「半沢さん。次の選抜は決めましたか?」

とある喫茶店で半沢と今野が会っている。
目的は次のシングルの選抜についてであった。

今野はコーヒーを飲みながら尋ねた。

「ええ。随分悩みましたが今だとこれがベストかと」
半沢は鞄からファイルを取り出して今野に渡した。受け取った今野は食い入るようにファイルを見た。

「随分大胆な選抜ですね。でも数値的データや根拠を示す書類まであるとはこちらの方が驚きましたよ」
今野はファイルを置いて感銘を受けていた。

「本来なら全員を選抜にしてあげたいところですが競争社会ですからね。
メンバーを分けるにはそれ相応の理由が必要です。
そうでなければ不満となりチームの根幹を揺るがしかねない。現に秋元らの狙いはそれかもしれない」
「ま、まさか今回のシングルも」
「恐らくそうでしょう。」
「くそ!申し訳ありません。い、今からでも遅くはない!中止にしたほうが…」
「いえ。彼女たちの為にもこれはやります。今回は彼女たちにとっても大きなチャンスだ。たとえどういう妨害を受けようと私はやり抜くし守りぬく」
半沢の決意に今野はただただ唖然とするだけだった。
232名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 20:46:10.46 ID:4gYDa3va0
「今から選抜メンバーを発表する。名前を呼ばれたメンバーは起立してくれ。呼ばれなかったメンバーもこのまま残ってくれ。後から全員個人的に話がある」
半沢がファイルを開く。その瞬間

「じゃあ早速いくぞ。秋元、生田、生駒、伊藤万理華、衛藤、川後、齋藤飛鳥、桜井、
白石、高山、中元、西野、橋本、深川、松村、若月、そして堀。以上が選抜メンバーだ。呼ばれなかったメンバーは申し訳ないがアンダーだ」
半沢の唐突のない発表に唖然としてついていけいないメンバーが多くいる。

初めて選抜に抜擢された衛藤、川後、中元の周囲にはアンダーで苦楽を共にしたメンバーが駆け寄って共に涙している。

一方二期研究生で唯一抜擢された堀は放心状態だ。他の二期生も周囲で何か話をしているようだ。

「あの、半沢さん。今回のセンターは誰ですか?またまいやん?」
生駒が手を挙げて尋ねてきた。半沢は個別面談で言おうと思っていたがいずれ分かることであるのでここで言おうと決意した。

「今回のセンターは堀だ!」

半沢の言ったことに誰もが唖然としていた。

特に指名された堀は体が震えて状況が把握できていないようだった。

「聞こえなかったか?もう一度言うぞ。今回のセンターは堀に務めてもらう。分かったら真夏から順番に個別面談を行う。真夏は俺と一緒に会議室へ。残りの者はここで待機だ」
半沢は秋元真夏を引き連れて会議室の中に入っていった。レッスン場はメンバーたちのどよめきが続いていた。
233名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 21:04:46.07 ID:4gYDa3va0
「先生。乃木坂の次シングルの選抜が出たようです。随分大胆なモノですよこれ」
戸賀崎が乃木坂46の次シングル選抜のメンバーを書いた書類を秋元に手渡す。

「ほぉ。これは大胆なことをしたものだな」
秋元は笑みを浮かべながらグラスを持ちウイスキーを飲む。
戸賀崎も笑みを浮かべてウイスキーボトルを秋元の前に置いた。

「よりによって入ったばかりの二期生をセンターとか正気の沙汰じゃないですよ」
「そうか。俺は大声ダイヤモンドで珠理奈を抜擢した時を思い出した。あの時はかなり叩かれたもんだ。でもあの判断は間違っていなかったと今が証明している」
秋元はそう言うと部屋の真ん中に飾ってある大声ダイヤモンドのジャケット写真のポスターを見つめた。

「しかし不満を持つ一期生が出てくるでしょうね。それをこちらにつければ…」
「戸賀崎。そう焦ることはない。全ては珠理奈に託してある。それにそういう作戦は後で足元をすくわれることになる」
「はい、すみません」
戸賀崎が一礼してウイスキーのボトルを下げる。



秋元は半笑いしながら笑顔で叫ぶ珠理奈が写ったポスターを見つめた。
234名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 21:19:14.28 ID:r+goAeAxI
ここは現実と同じなのねん
235名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 21:39:54.52 ID:4gYDa3va0
「何で私が外されたのか教えてください!!」
星野が机を叩く。

「これだけ見せてもまだ分からないのか?だったらそれが外れた理由だ。星野。お前は結果を出せていない。お前以上に結果を出したアンダーメンバーがいた。ただそれだけだ。
秋元の時代はどうだったか知らないが俺は結果重視だ。出した奴が選抜で出してない奴はアンダー。実に分かりやすいだろ。社会とはそういうものだ。
それにお前はまだ15歳だ。挽回のチャンスは他のメンバーと比較しても多い。簡単だ。アンダーで結果を出せ」

半沢の正論に星野は反論する言葉すら見つかなかった。

「ど、どうすれは…」
「そんなものは自分で考えろ。生き残った者、選抜に入った者、八福神になれた者、みんなそれぞれ自分で考えて結果を出した。
苦しいかもしれんがそれを乗り越えなければここでは生き残ってはいけないぞ」

星野は今までここまで厳しい言葉を言われたことがなかった。

良くいえばそれだけ大事に育てられた。
悪くいえば挫折や苦悩を全く教えられなかった。

半沢は星野がまだ自分が言ったことを理解できているとは思っていなかった。
しかし、ここで挫折と苦悩を知らなければいずれ再起不能になることが安易に予測できた。
数多くの同僚や取引先で失墜した者の典型的なパターンだからだ。

「もういいです!!」
星野は涙を流しながら書類をゴミ箱に投げつけて勢いよく会議室の扉を閉めた。

半沢は黙って次のメンバーの書類を出した。
236名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 21:57:13.70 ID:P22v43UB0
支援でもしてみるか
237名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 21:59:29.50 ID:4gYDa3va0
「あーマジ有り得ない!!私の何がイケないの?」
原宿にある人気カフェでキャラメルラテを一気に飲んで大きなバナナパフェを食べる星野。
嫌なことがあったら必ずここに来てパフェを食べるのが彼女のストレス発散法であった。

しかし、それが故に体重が増えることになってしまい気にはしているもののそれ以外にストレスを解消できる方法が思い浮かばなかった。
ダメだと分かりつつも今回は一番ショックなことであり食べずにはいられなかった。

「あれ?みなみちゃんじゃない…?乃木坂の」
何だ。また妬みや悪戯目的で声を掛けてくる女子か。
いい加減にそういう嫌がらせはやめてくれ。

星野はビシッと言おうと思って振り返るとそこにはSKE48チームEの木本花音だった。

「やっぱりそうだ。みなみちゃん久しぶりだね」
「あっ!花音ちゃんだ」
星野は48Gのメンバーで唯一尊敬し、一度会った時に意気投合した木本に会えたことが嬉しかった。
木本は同級生でデビューしてすぐに選抜に選ばれて今ではチームの顔となっている。

どこか自分と重なっている気がしていた。

「聞いたよ。次残念だったね」
木本が星野の頭を撫でる。

星野はそれだけでも嬉しくて今まで溜めていた涙が一気に溢れ出た。
木本は泣き出した星野をそっと抱きしめた。



泣いている星野を抱いている木本は不敵な笑みを浮かべていた。
238名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 23:21:51.33 ID:4gYDa3va0
「芝さん。話ってなんですか?」
木本は芝から呼び出され、芝のいる部屋に入って尋ねる。

芝は椅子に腰掛けてタブレット端末を置いた。

「実はこれは内密の話だから誰にも口外しないで欲しい。当然酒井にも」
耳元に近づいた芝は小声でそっと囁くように言う。

「以前指原が失敗した乃木坂の一件は知っているだろ?」
「はい」
「実はその乃木坂潰しの一件を珠理奈が秋元先生から託された」
「えっ?じゅ、珠理奈さんが?」
「そうだ。それでお前に頼みがある。ここに今度出す乃木坂のシングルの選抜メンバーが書かれている。ここに漏れている星野みなみがいるだろ?」
「星野?あぁ確か名古屋の握手会の時に写メ撮ってって頼んできた子だっけ?」
「ああ。彼女はずっと選抜でフロントメンバーだったが今回は漏れた。仲間から聞いた情報だと星野は多分今回相当落ち込むだろうと言っていた」
「それで私にどうしろと?」
「簡単だ。星野をこっちへ引き込め。そして情報を得て潰しの材料を作るのだ。星野にはSKE入りと選抜の保証を付ける。
これは珠理奈からの指示だ。やってくれるな?もし成功すればお前をAKBの選抜に入れたいそうだ」
「え?私が選抜に」
「どうだ。悪い話じゃないだろ?いいか。今後のSKEは全てお前にかかっているからな」
「分かりました。頑張るのんでやりますよ」

芝と木本はそれぞれ笑みを浮かべながら野望を抱いたのであった。
239名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 23:34:48.39 ID:r+goAeAxI
最初の敵はのんかよ
みなみが何かわがままなメンバーという風潮だな
240名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 23:37:59.80 ID:4gYDa3va0
「今日も星野は来ていないのか?」
星野は個人面談以来全く顔を見せなくなった。
親しい和田などが連絡をしても全く返事もない状態で完全に音信普通な状態だった。

半沢は少し不安を覚えた。

「やっぱり選抜落ちが効いたんじゃないかなぁ。みなみはこういうのに弱いし」
斎藤飛鳥が言う。
「でもこんなこと初めてだよね。嫌なことがあっても翌日にはまるで何もなかったかのように笑顔でレッスンに来ていたし」
川後がタオルで汗を拭った。

「飛鳥。星野がよく行く場所を知らないか?」
半沢が尋ねる。
「よく原宿とかには行くみたいだけど…」
「確かみなみって竹下通りのあのパフェが有名な店に行ってるって言ってなかった?」
樋口日奈がそう言うと半沢はスマートフォンで調べだした。

「樋口。ここか?」
半沢はスマートフォンを見せて竹下通りにあるカフェを紹介するサイトを見せた。

「あっここです!ここのパフェが美味しいって言ってました」
「そうか!お前ら今日はもう終わりだ。気をつけて帰れ」
半沢はそう言うと鞄を持って足早にレッスン場を出た。
241名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 23:38:51.65 ID:4gYDa3va0
>>240
×音信普通
○音信不通

申し訳ありません。訂正します
242名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 23:58:26.16 ID:r+goAeAxI
今日はまだまだあげるのか?
243名無しさん@実況は禁止です:2013/10/08(火) 23:58:35.93 ID:ARKTuKTw0
「アカン。さすがに買い過ぎたわ」
「さゆりん大丈夫?」
渋谷109から出てきた衛藤美彩と松村沙友理。

レッスンを終えて同じような服装の松村を気遣った衛藤が服を選んでいたが少々買いすぎてしまったようで松村の両手は既に買い物袋で一杯であった。

「さすがに疲れたわ。スタバで一服して帰ろ」
「さゆりんお金あるの?そういえばこないだ立て替えたマック代早く返してよ」
「もうちょい待ってや。明後日には仕送りが入るんや」
「そう言って先送りにしないでよぉ」
二人が他愛もない会話をしていると衛藤は通りの向かい側を見て唖然とした。

「あれみなみじゃない?」
衛藤が指を差す方を松村も見るとそこには仲良く歩く星野と木本の姿が目に入った。

「もう完全に渋谷にいる今時の女の子みたいになってるやん」
「ねぇ隣にいる子どっかで見た覚えがあるけど」
「そう?」
「と、とりあえず半沢さんに知らせよう。ずっと探してたし」
衛藤はスマートフォンを取り出して写メを撮った。

横で松村が半沢に連絡する。
244名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 00:00:49.17 ID:BQJ+g/wVO
半沢「私は必ず5億を回収する。」

乃木坂48ニューシングル
『土下座してください』
245名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 00:01:09.17 ID:N2rLI9jz0
半沢は渋谷のマクドナルドで待っていた衛藤と松村に合流した。
半沢は注文をとり、コーヒーとビッグマックとマックフロートを持ってテーブルに腰掛けた。

「半沢さん。ご馳走様です!」
松村は笑顔で手を合わせてビッグマックを頬張った。
「松村。無駄遣いするからだぞ。金の使い方改めろ」
半沢は呆れた顔をするが松村は幸せそうにビッグマックを食べていた。

「ところで衛藤。写メを見せて欲しいのだが」
半沢が言うと衛藤はスマートフォンを取り出して保存した写メを出して半沢の前に置いた。

そこには華やかな服に帽子を被って仲良く手を繋いでいる星野と木本の姿が写っていた。

「この星野の隣にいる子は誰だ?」
半沢が衛藤に尋ねる。

「あしゅりんに聞いたらSKEの木本花音って言ってた。そういえばこの子SKEの選抜の常連で選挙にも入ってた」
「SKE…」
半沢は指原に勝利した後にやってきた珠理奈の言葉を思い出していた。

まさかこれが宣戦布告か。

半沢はようやく抱いていた疑問が解けたように思えた。

「お前ら早く帰れ。衛藤。みんなに伝えろ。朝9時に全員レッスン場に集合だと」
「わ、分かりました」
半沢は慌てて店を出て行った。

衛藤がスマートフォンでメンバー全員にメールを送るなか松村は笑顔でフロートを飲んでいた。
246名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 00:02:02.47 ID:ARKTuKTw0
本日はここまでです

また明日午後7時以降にあげたいと思います

では、おやすみなさい
247名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 00:02:34.34 ID:BQJ+g/wVO
>>244訂正

乃木坂46だ…間違えた
248名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 00:04:24.35 ID:bPUjx2hqI
致命的ミスだぞ
乃木坂本スレだったら大荒れだぞ
249名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 00:14:24.70 ID:bPUjx2hqI
今日夜10時からリーガルハイやん
250名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 00:14:36.80 ID:5mBl1LYy0
251名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 00:15:13.61 ID:BQJ+g/wVO
>>248

黒崎「数字は正確にね!」
252名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 00:18:04.55 ID:BQJ+g/wVO
>>249
ちなみに古美門は なんとか化学 から5億を回収してる。
253名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 00:21:21.18 ID:bPUjx2hqI
仙羽化学
254名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 04:07:31.15 ID:Youiii4a0
>>247
許さん
255名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 06:01:30.82 ID:bPUjx2hqI
朝の支援あげ
256名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 06:16:57.30 ID:5mBl1LYy0
支援
257名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 08:07:06.65 ID:vmhELGon0
「なあ、半沢。なぜ堀なんだ。二期生の中で握手人気はあるようだけど」
「二期生もいつまでも研究生というわけにはいかないだろう。
全メンバーの底上げをしなければならない。その第一歩だ。
だが、堀の単独センターではない。
Wセンター...いや、むしろこっちが本命のセンターだ」
「一体誰なんだ?」
「渡真利、すまない。こればかりはさすがにお前でも、今は言えない」

「ただいま」
「ただいまじゃないわよー」
花は膨れっ面で、届いた封書を直樹に見せる。
「直樹、何かやったのー?」
「花は気にする事じゃない。大丈夫だ」
「気にする事ないって、裁判所からだよー。気にするよー。
裁判所って事はさー、訴えられてるんでしょ。逮捕とかされちゃうのー?
もし直樹が捕まったら、ここにも住めなくなるかもしれないし、
将来、子供が出来た時にお父さんが犯罪者だなんて事になったら、
私どうしたらいいのー?ねー、直樹、何をやったのー」
「そんなんじゃない。大丈夫だ」
「大丈夫、大丈夫って、さっきからそればっかりじゃん」
「本当に大丈夫だから」
花は直樹の真剣な目を見つめ、心を落ち着かせる。
「わかった!直樹を信じるよ。でも、本当に何かあったら相談してよ」
「ありがとう。花」
258名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 08:08:58.42 ID:vmhELGon0
「渡真利、これを見てくれ」
「それは?」
「裁判所からの訴状だ」
「訴状ってお前、乃木坂46の解散の事で訴えられたのか?」
「どうもそうらしい。だが、原告訴訟代理人の弁護士の名前を見てみろ」
「古美門研介?三木じゃないのか?」
「あー、おれもてっきり今回の件は、三木が動いているものだと思っていた」
「一体何者なんだ?この古美門という男は?」
「さっぱりわからない。ただ、乃木坂46を解散させるために
動いている秋元側の人間だという事だ」
「そういえば、知り合いに弁護士をやっているやつがいるから調べてみるよ」
「頼む」
「任せとけ」

「いい情報仕入れてきたよ」
蘭丸は、古美門の元へやって来ては有益な情報を流してくれる。
かつて、ある事件により窮地に陥ったところを古美門に助けられ、
以来、金で雇われている。いわゆるスパイだ。
「何かわかったのか?」
「あの半沢直樹ってやつ、昔、東京中央銀行の大阪西支店にいたんだけど、
そこでさー、まあ、詳しくはこの書類を見てよ」
蘭丸の持ってきた書類には、半沢直樹の東京中央銀行大阪西支店時代の詳細が記録されていた。
西大阪スチールの5億円回収の件を始め、浅野支店長を土下座させた事。
何よりも、浅野支店長の不正を知りながら、銀行上層部やマスコミに黙っているかわりに、
自らを、東京中央銀行東京本社営業第二部へと異動させるように働きかけた事まで。

「蘭丸さん、お疲れ様でございます。何かお召し上がりになりますか?」
服部の言葉に、待ってましたと言わんばかりの笑顔をする。
「もう、お腹ペコペコでさー、服部さんの作る料理なら何でもおいしいから、
もう何でもいいから食べさせてよ」
「かしこまりました」
そう言うと、服部は台所へと姿を消した。
259名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 08:10:28.78 ID:vmhELGon0
蘭丸の持ってきた書類を、古美門は、時折頷き、ニヤニヤしながら目を通している。
「ほー、これはいい情報だね。黛なんていうガニ股女よりも蘭丸のほうが余程使えるようだ」
「誰がガニ股ですって!」
古美門の真後ろから声が聞こえた。
「これはこれは黛くん。そんな所にいたとはまったく気が付かなかった」
「さっきからずっといます!」
「いやー、私は何て悲劇なんだ。こんなに無能で下品なガニ股女を雇ってしまうなんて。
これも私の慈悲深い心があるからだろう。そう、ボランティア精神だ。
言うなれば、雨の日に捨てられた子犬のように、君を助けて差し上げたのだよ」
「誰が無能で下品でガニ股なんですか!本当に最低の弁護士!大体、先生は...」
古美門と黛の言いあいを余所に、蘭丸は服部に出された食事を堪能していた。
蘭丸と服部にとっては見慣れた日常風景である。
「服部さん、あれを」
古美門がそう言うと、服部は数十万は入っているであろう封筒を蘭丸に手渡した。

「毎度!また何かあったら声かけてよ。服部さん、ごちそうさま!」
そう言って蘭丸は席を後にした。

「先生、どちらへ?」
黛が声をかけるが、古美門は聞く耳を持たず、早足に事務所を出る。
足早...いや、スキップをしながらといったほうが正しいかもしれない。
「待って下さい。私も行きます」
黛は買ったばかりの慣れないヒールで、必死に古美門の後を追う。
「仕方がない。特別に君をお供に付けてしんぜよう」
「お供って...で、どちらへ行かれるんですか?」
「半沢直樹と乃木坂46に会いに行く」
260名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 10:17:17.74 ID:BQJ+g/wVO
古美門「珠理奈くん、まるで朝ドラのヒロインにでもなったつもりかね!一度ハロプロに入ってももちアタックでも食らってくるといい!少しはマシになるだろう!」
261名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 10:38:28.66 ID:BQJ+g/wVO
古美門「半沢直樹さん、顔は超一流だが三流銀行員そのものだ。子供相手に本気でモノポリーでもやって、キレた子供の飛び蹴りでも食らうがいい。少しはマシになるだろう。」
262名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 12:45:52.31 ID:sysKAAdqP
合間合間、本編の邪魔をするクソつまんないもしもし、目障りだから別スレ立ててやってくんないかなー
263名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 17:16:22.46 ID:5mBl1LYy0
末尾Oのつまらないネタはあぼーん
264名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 17:17:44.73 ID:u+YiPFxDI
どれが本編か分からなくなってきた
265名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 19:21:58.49 ID:5mBl1LYy0
t
266名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 21:07:46.49 ID:u+YiPFxDI
まだか?
267名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 22:21:46.06 ID:u+YiPFxDI
いかん!リーガルハイ始まった
268名無しさん@実況は禁止です:2013/10/09(水) 23:50:15.41 ID:u+YiPFxDI
待ちくたびれた
269名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:03:18.24 ID:F8OPigDp0
あげ
270名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:25:08.60 ID:lhLhSPmo0
こんばんは。リーガルハイ見たり寝落ちとかで遅れてしまいました
こんな時間ですがうpしていきます
271名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:26:36.72 ID:lhLhSPmo0
「ねぇみなみちゃん」
山手線の車内で座席に腰掛けている星野と木本。木本は肩を叩き話しかける。

「何?」
「単刀直入に言うね。みなみちゃん。私たちと一緒にやらない?」
「え?一緒って…?」
木本の突然の誘いに星野は唖然とした。

「ごめん。急に驚かせちゃったね。実は支配人の芝さんが是非みなみちゃんをSKEに入れたいって言ってるの。しかも次のシングルの選抜とチームKU入りも約束してくれるって」
木本が笑顔でそう言うと星野の心は揺れた。

乃木坂ではあっさりと選抜から外された。
一方で全国的人気もあって勢いもあるSKE48が自分を認めてくれている。

星野は感動を覚えた。

「そ、そんな。私なんか結果出せてないし」
「そんなことない。みなみちゃんは将来性ある大切な存在よ。
大体あの半沢って奴は人をデータや実績とかでしかみない銀行員。
でもアイドルは結果だけじゃダメなの。素質なのよ。そんな奴のいるチームなんか見限って私たちとやろうよ」
木本の言葉に星野の心は揺れる。何故か嬉しいけど乃木坂の仲間たちの顔が走馬灯のように浮かんでくる。

「花音ちゃん。少し考えさせて」
「そうだよね。すぐには決められないもんね。でも時間がないの。明後日までには返事が欲しいな」
「うん。分かった」
木本は座席から立ち上がって手を振って電車を降りた。

木本は歩きながら笑みを浮かべた。
272名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:27:44.57 ID:lhLhSPmo0
「どうだ木本?」
芝が木本にジュースを差し出す。木本は一口ジュースを飲む。

「余裕っすよ。やっぱり内心こっちに来たいみたいです」
それを聞いた芝はうっすら笑みを浮かべた。

「そうか。単純だったな。とりあえず仲間に入れてじっくり利用するだけ利用しよう」
「え?SKEに入れるんじゃないんすか?」
「当たり前だろ。ただでさえ不要なメンバーが何人もいるのにあんな奴入れるわけがないだろ。あいつは利用価値がなくなったらジャカルタへ飛ばす」
芝はただ星野から乃木坂の情報や半沢の情報を聞き出しておくだけに利用することしか考えていなかった。
一度は信頼を得るために引き入れるもその後は人員不足に悩むJKT48へ派遣することを考えていた。

そうなれば秋元の顔も立てることができる。

芝も所詮は一介のサラリーマンに過ぎなかった。

「ちょっと。芝さん。私のことは頼みますよ」
「わ、分かってるさ。ちゃんと先生にも言っておくからな」
「しかし選抜外れるだけでこうも簡単に騙されるようになるって本当に哀れな人間っているんですね」
「お前は逆に挫折を知らなさすぎだ。まあ俺も知らんがな。アッハハハハハ」
芝と木本はあまりにも順調で笑いが止まらなかった。


ピッという音がして誰かがその場を立ち去った。
273名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:28:27.98 ID:eCmQiI+uI
ワオこんな時間にキター
274名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:30:24.03 ID:lhLhSPmo0
「みんな。朝早くから申し訳ない」

半沢が一礼すると全員が座りながら一礼した。
それはまるで学校の全校朝会のような光景だ。

「実はお前らを呼んだのは他でもない。奴らがまた動き出した」
半沢がそう言うとレッスン場はどよめきに包まれた。

「やっぱり」
「奴らはまだ私たちを潰したいの?」
「せっかくいい感じで来ていたのに…」
そのような声が聞こえてきた。

「静かに。とにかくお前らは平常通り仕事を続けろ。あと、無用な外出は控えてなるべくメンバー同士で行動して欲しい。言っておくが今度は指原よりも手強いぞ。僅かな綻びでも突いてくる」
すると衛藤が手を挙げて立ち上がった。

「まさか相手はSKEの…」
「そうだ。みんなには黙っていたが指原の一件の後にSKE48の松井珠理奈が俺を倒すと言ってきた。
以来ずっと警戒していたがその時が来たようだ。お前らには今後不自由をさせてしまうようだがこのチームを守るため、発展させる為にも今は耐えて欲しい」
半沢がまた頭を下げると全員が半沢のもとへ駆け寄った。

「半沢さん。私たちも頑張ります!」
メンバーらの言葉に半沢は感銘するのだった。
275名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:32:47.09 ID:lhLhSPmo0
「半沢さん。安藤という方がお会いしたいと」
「安藤?」
半沢には全く誰なのか分からなかった。

とにかく誰なのか会ってみようと思いホテルのロビーに向かうとそこに立っていたのは若い女性であった。

「はじめまして。安藤美雲といいます。昔乃木坂にいました」
安藤は一礼する。
「半沢です。今日はあいつらに会いに来たのですか?」
半沢は安藤の表情が冴えないのを見て何か良からぬことがあったのではないかと感じた。

半沢は自分のオフィスに招き入れてお茶を差し出す。安藤は一礼してお茶を一杯飲んでから話し始めた。
「今日はみなみのことで…」
「星野の?」

安藤は星野とは年齢は離れているがとても親密な関係であった。
安藤は選抜を外れた際も安藤に相談のメールを送っていたこと、自分なりに何ができるか考えていたこと、SKE木本のことについても知らせてくれたという。

安藤は持っていたバッグからICレコーダーを取り出す。
それを聞いた半沢は怒りがこみ上げてくるのを必死で抑えていた。
276名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:35:22.53 ID:eCmQiI+uI
美雲が出てくるとは意外だ
277名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:39:34.90 ID:lhLhSPmo0
「みなみちゃん」
「ごめんね、花音ちゃん」
「いいよ。今来たばかりだし。それで、こないだの返事は?」
木本は笑顔で尋ねる。

勝った。

木本は勝利を確信していた。

これで自分は珠理奈に貢献し信頼を得られる。

そしてAKB選抜に選ばれて主要メンバーや秋元に顔を覚えられて力を得ることが出来る。

そしていずれはセンターを取る。
そのような夢物語を頭に描いていた。

「うん。色々考えたんだけどね…」
さぁ来い。

お前を利用して上へ行ってやる。何もかも蹴落として頂点に立つ。

その扉を開けてくれ。
木本は星野の第一声を待つ。

「やっぱり私はこのまま乃木坂でやっていこうと思う」

木本の頭の中で描かれていたシナリオが一気に崩れ去った。

木本はこの予想外な結末を全く予想できていなかった。

木本の中で何かが切れた。

「はぁ?お前ふざけんじゃねーぞ。こっちが下手に出てお願いしてやってるのに調子こきやがって。
いいか。お前なんか普通に考えてSKEになんて入れるわけねーだろ。お前なんて乃木坂程度のところだからやれてるだけのろくでなしじゃねぇか。
私がお前を誘ってやったのは私が上に行くためなんだよ。お前は所詮踏み台に過ぎねぇんだよ。
分かったか?踏み台なら踏み台らしく黙って私の言うことを聞けよ。さもないと…」


「さもないとこの事を乃木坂のメンバーに言いふらしていれなくしてやる。とでも言いたいのか木本?」
急に柱の影から現れた半沢。

「は、は、半沢…」
木本は更なる予想外の出来事に言葉を失った。
278名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:42:15.35 ID:lhLhSPmo0
「木本。お前は自分の地位向上のために秋元の最重要対策である乃木坂潰しを利用しようとした。
そこでどこからか得た星野の選抜漏れを利用しようとした。
星野は自分を尊敬していることをブログで公表しているし選抜に初めて落ちて傷ついている星野に優しくすればうまく利用できるかもしれない。
そう思いついたお前は星野に近づいて仲間に引き込もうとした。そうだな?」

半沢は説明をするも木本はまだ現実を受け入れていられなかった。

木本はただ呆然と立っている。

「おい木本。ここには黙秘権なんかねぇぞ。言っておくがさっきまでのやり取りは全て録音済みだ。何ならさっきの会話をバラしてやってもいいんだぞ。
そうなればお前は48グループ全ての人間を敵に回して契約解除間違いなしだ。珠理奈も芝もお前なんか簡単に切り捨てるだろうな。そうなればお前は終わりだ」


「いや、あのちょっと待って…待ってくださいよ。わ、私はただ頼まれてやったんですよ」
木本がようやく重い口を開けた。

「頼まれた?誰にだ?」
半沢が尋ねる。

「そ、そう。私は芝支配人に頼まれたの。私だって被害者なんです。協力しなければ潰すってそう言われて仕方なく…」
木本が涙を流しながら話す。

半沢と星野は黙って聞いている。
279名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:43:23.69 ID:eCmQiI+uI
倍返しキター♪───O(≧∇≦)O────♪
280名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:44:45.79 ID:lhLhSPmo0
「そうだ。取引しましょう。私は芝支配人に脅されたやったということを証言します。そうすればあなた達にとっても有利ですよね
。その代わり私のやったことはなかったことにしてください。どうです悪い話じゃありませんよね?」
木本が取引話を持ちかけてきた。

それを聞いた半沢は半笑いをした。

「星野」
星野は半沢に渡されたICレコーダーを再生する。

それは安藤がとある場所で録音した芝と木本の会話である。


それを聞いた木本の顔はすっかり青ざめていた。

「随分うまい嘘だったな木本。これがなかったら危うく信じるところだった。だが、俺たちは騙されないぞ。
そんな取引はしない。今度はもうちょっと誰かに聞かれないような場所で話をするんだな。どうだ?初めての挫折の気分は…?」
木本はその場に崩れ落ちた。


自分が挫折。

そう思うだけで目の前が真っ暗になった。


「一体何故…」
「何故か?星野、教えてやれ」
半沢はそう言うと星野が前に出た。

「私には年の離れた友達がいてね。もう辞めちゃったけど心の底から心配してくれてさ。私は選抜でその子はアンダーだった。
でもそんなの関係なく接してくれた。その子が励ましてくれたの。そういう仲間がいる場所でやっていこうとね。私はもう一度選抜に戻ってみせる。
仲間を信じて。あんたみたいに誰かを利用したり平気で嘘をついたり仲間を売ったりするような方法じゃなくて。
私は落とされて挫折させられてあんたに騙されかけてようやく分かった。自分がどうするべきかね。結局は自分でやるしかないの。花音ちゃんもあとは頑張ってね」


星野はそう言うと半沢と共に去っていった。



木本は大声で泣き叫び、しばらく涙で地面を濡らした。
281名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:46:09.73 ID:mWLjXbWa0
うえーい
282名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:48:56.60 ID:lhLhSPmo0
「こらぁ!!」
珠理奈が叫び、芝の股間に強烈な蹴りを入れる。

芝はその場に倒れひたすら泣きながら土下座をして詫びている。

「お前何勝手なことしてんだよ。おかげでこっちがどれだけ恥かいたか分かってんのかよ!?」
珠理奈は阿修羅のごとく怒り芝を怒鳴りつける。

芝はただ「申し訳ありません」を何回もリポートして土下座するだけだ。

「まあ珠理奈。そこまでにしておきなさい」
秋元が制止した。珠理奈はソファに座り足を組んだ。

「芝。確かにお前はSKEの劇場支配人だが、私がこの一件を任せたのは珠理奈だ。
彼女に相談もなく無断で半沢潰しをしようとしたのは流石に越権行為だったと言わざるを得ない。
こういうのは長引かせても仕方ない。早急に処分を決めよう。戸賀崎。舞鶴への手続きを頼む。」

「ま…舞鶴!?せ、先生お願いです!舞鶴だけは勘弁してください!舞鶴だけは…」
「もう決めたことだ。芝。荷物を整理しなさい。1時間後には発つぞ」

舞鶴とは48グループにおいて極秘処分の中でも最悪のモノである。
舞鶴を言い渡された者は舞鶴港から密航した北朝鮮の船に乗り、向こうで強制的に建設労働をさせられる。
当然ながら片道切符でありいつ戻れるかの保証もなく今まで生かされた者が再び日本の地を踏んだケースはない。

「先生。花音は私に一任ということでいいですね?」
「ああ。彼女もなかなかの逸材だっただけに残念だったね。まあ芽は摘むなよ」
秋元がそう言って紅茶を飲む。

珠理奈は足早に部屋を出ていった。

芝は黒いスーツにサングラスをかけた強面の外人男性に脇を抱えられて去っていった。
283名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:51:26.78 ID:lhLhSPmo0
「珠理奈さん…。今回は申し訳ありませんでした」
「え?何のこと?」
木本が一礼すると珠理奈は笑いながらマカロンを口に含んだ。

「いや、乃木坂の…」
「あぁ。あれは芝が勝手に手柄立てようと思ってやったことじゃん。花音のせいじゃないよ。だから気にしないでさ。何を言われても私が守るから」
「珠理奈さん!ありがとうございます。これからは何でも言うこと聞きます」
花音は笑顔で珠理奈に頭を下げる。珠理奈は花音の頭を撫でる。

「そう。あっそういえば芝の奴乃木坂の奴を入れてすぐJKTに送るとか言って勝手に話をつけちゃってさ。
向こうの運営が誰かよこしてくれって先生に抗議までしてきてさ。全く迷惑な話だよねぇ」
「そ、そうっすね。向こうの運営は何考えているやら」
「そうよね。でもさ。先生は寛容だから断ればいいものを一人送るって言ってさ。いやぁ流石だよね」
「いやぁさすが秋元先生です。じゃあ私、レッスンあるのでこれで…」

木本が立ち去ろうとした瞬間。珠理奈は棚に置いてあった紙袋を持った。

「花音ごめん。これ、私からプレゼント。色々大変だったからさ。まあ大したもんじゃないけどね」
「あ、ありがとうございます。迷惑かけたのにこんな気遣いまで…」
心から感動している木本は珠理奈から手渡された紙袋を見る。

中にはジャカルタ語の入門書やジャカルタ語で書かれた歌詞などが入っていた。

「花音。私の言うこと何でも聞いてくれるって言ったよね?」
珠理奈は花音の耳元で囁く。


花音はたった今挫折というのをこの身を持って知ったのであった。
284名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 01:57:31.04 ID:KIWd/BuBI
SKEに喧嘩売ってんのん?
285名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 02:03:01.43 ID:6K+tFFtb0
「橋本。言いたいことがあるなら今この場ではっきり言え」
応接室で互いに目を合わせる半沢と橋本奈々未。

どうやら選抜の選考において何やら不満があるようだ。

突然呼び出された橋本の目は泳いでいて目を合わせようとしない。



「言いたくないなら俺が言うぞ。お前は俺が決めた堀のセンター起用に納得がいかない。そうだな?」
橋本はハッとした表情をする。

図星のようだ。

「やっぱりそうだろうと思った。何が不満か言ってみろ。もう分かっているし今更変な言い訳はマイナスなだけだぞ」
「では、言わせてもらいます。半沢さん。私たちは2年間色々な経験をしてきました。時にはひどいバッシングも受けたし辛いこともあった。
それを乗り切ってきて今があります。それなのにまだ入って間もないし経験もさほどない2期生をセンターというのはどういうことなんですか?そんなに私たちが信用できませんか?魅力がないんですか?」

半沢はコーヒーを一口飲むと真剣な目で橋本を見た。

「悔しいだろ?自分たちは今まで色んなことを言われたりやらされたりで辛いことを経験してきた。
それもこれもセンターになる為。だが、大事なシングルのセンターはさほど経験もない堀だ。それは納得できないだろう。
だが、それが何だ?正直お前ら1期生はそういう経験を盾に奢っているように見える。経験したからセンターで当たり前。何もまだやってないからセンターはやるな。
そんなのはお前らが勝手に思い込んでいるだけだ。そんなくだらないことを考えている暇があるなら少しでも堀以上に輝ける努力をしたらどうだ?
堀や俺を見返してやろうと思わないのか?倍返ししてやろうと思うのがアイドルだろ?そして、経験があるなら少しは堀に教えてやったらどうだ?
一番今辛くもがき苦しんでいるのは他でもない堀だ。お前らどんな時も支えあってきたんだろ?だったら同じことを堀にも教えたらどうだ?同期はやるが後輩は関係ない。
そんなことしたらお前らは潰されるぞ。向こうはどんな粗でも突いてくる。そうなればこんなグループ簡単に終わりだ。
生き残るなら同期だ後輩だ経験だとか言っていられないだろ?みんなで助けあうしか生き残る方法はない。橋本。お前なら分かるはずだ」



半沢はそう言うと立ち上がって頭を下げる。橋本はその時もやもやしていた思いが一気に晴れた気がした。
286名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 02:07:58.43 ID:6K+tFFtb0
「木本は無事にジャカルタに着いた頃だろうねえ…」
秋元は左手首につけている金のロレックスの腕時計を見ながら呟いた。

「それで?後任の支配人は決まったんですか?」
芝が去って以降はしばらく前支配人で現AKB48劇場支配人の湯浅洋が兼任していたがさすがに限界を感じていた。

秋元は暴走を食い止めるべく外部招聘を提案して今回ようやく公認が見つかったということだ。

「戸賀崎。あのお方をここへ呼んできてくれ」
「分かりました」
秋元が指示すると戸賀崎は部屋を出た。

「今度の支配人はどういう人なの?」
「ある人の紹介でとても頭がキレる人らしい。
元金融庁の検査官で現在は金融コンサルタントとしてAKSの経営にも携わっているハートエレキコンサルティングに勤めていらっしゃる。
アイドルについて経験はないが計算高く今回の一件についても協力は惜しまないそうだ。それに…」
「それに?」
「その方は半沢と面識があり手の内もよくご存知の方だ」


珠理奈が興味を持ったその時扉をノックする音が聞こえ、戸賀崎が扉を開けて一礼した。

そして、グレーのスーツにオレンジのネクタイをした男が入ってきた。

「ハートエレキコンサルティングからSKE48劇場支配人として拝命を受けました黒崎駿一です」
黒崎は挨拶するなりいきなり珠理奈の前に立つ。

「あなたが松井珠理奈ね?16歳とは思えないわ。私と一緒に半沢を潰しましょう」
黒崎のおネエ言葉に戸惑うものの頼りになる。



珠理奈は黒崎と固く握手を交わした。
287名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 02:10:14.63 ID:6K+tFFtb0
今日はここまでです。多分次は明後日。正式には明日深夜になると思います

あと乃木坂の本スレに誤爆してしまったようで申し訳ありません

それではおやすみなさい
288名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 02:14:31.64 ID:kE36nJRlI
黒崎がSKE支配人か
289名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 02:16:36.37 ID:N3GQMwVH0
気色悪〜
290名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 02:30:19.75 ID:7yMOyQBjI
次は誰が倍返しされるやら
291名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 02:49:50.40 ID:MvhGfIe70
黒崎キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
292名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 08:51:03.74 ID:7//Db69n0
黒崎待ってたぞ
293名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 10:22:28.16 ID:i7ezgEHgO
非リア充アイドル48
294名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 10:27:48.39 ID:7yMOyQBjI
大和田常務はまだ先かな?
長い話になりそう
295名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 10:37:45.15 ID:i7ezgEHgO
古美門「超絶テク48手!!」
296名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 10:41:02.14 ID:7yMOyQBjI
リーガルハイネタは別スレ立ててやれ
297名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 10:56:05.10 ID:yfp2HBnPO
>>296
作者がリーガルハイネタぶっこんだからなぁ
298名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 11:02:45.86 ID:n7DzEDgMI
古畑書いて話題になった四谷が再開
しかも半沢パロでここに影響された?

http://4tani.blog.fc2.com/

ちなみにこの半沢はロスジェネ以降の話で
四谷はドラマ以後の話になってる
299名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 11:08:15.75 ID:3evhCs9G0
>>298
確かこの人地下出身の人だよな
300名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 11:13:37.66 ID:n7DzEDgMI
>>299
そう

果たして敵は誰だろか?
301名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 12:17:18.82 ID:3evhCs9G0
四谷のを読んできた
どうやら株式上場でAKSに入り込む設定らしい
302名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 12:50:32.23 ID:ffxQTTBpI
四谷は文章上手いし読んでて物語に引きこまれる
ただ普段活字読まない奴らならここの方が読みやすいかもしれんが
303名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 13:32:17.42 ID:5sDkaiC/0
>>298
多分ここ読んだから書く気になったんじゃない?
まあ読むものが増えたのは嬉しい
304名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 14:13:36.00 ID:i7ezgEHgO
>>297
武器は使えるときまで取っておくと思ったのに古美門でてきてハイ訴訟だもん
ネタ入れたくもなるよ
305名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 15:35:23.52 ID:j3vEJHm8I
どちらも期待
306名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 19:32:26.44 ID:DQDZldVq0
リーガルハイ書いてる人は作者とは別の人でしょ?
307名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 20:53:54.04 ID:yfp2HBnPO
作者トリップつけるべきだな
308名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 21:16:30.95 ID:i7ezgEHgO
>>49
を堺さんで
309名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 23:18:06.77 ID:xGAej8t+0
あげ
310名無しさん@実況は禁止です:2013/10/10(木) 23:37:43.42 ID:tBWsa0O/0
珠理奈ヲタにとっては
面白くないだろうね。

でも頑張って完走して下さい。
期待しています。
311名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 00:18:19.66 ID:g5IPaUuiI
黒崎との対決も楽しみだ
312名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 00:57:57.03 ID:joJ8wljn0
こんばんは。今日は少しだけうpします
313名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 01:03:25.83 ID:joJ8wljn0
Ep2「せっかちなかたつむり」

「よお。半沢代表。忙しそうだな」
新橋にある居酒屋。渡真利忍から久々に連絡があった。丁度時間が空いていたので色々な愚痴をこぼそうと思った半沢であった。

「今は銀行員時代より忙しい。明日は幕張で全握だ」
「全握?」

乃木坂46も他の48グループ同様に握手会を行っている。
握手会とはCDに付いている特典の握手券を持った者がメンバーと直接握手できる交流の場である。

握手会には2種類あり、全国握手会はミニライブやイベントを行った後にペアを組んだメンバーと握手できる。
こちらは通常のCDに付いており、券があれば誰でも握手ができる。

もうひとつの個別握手会は専門サイトで特定メンバーを指定して握手券が付いてくる。
こちらは厳重な身分チェックがあり、各個人にブースが設けられる。


メンバーにとっては人気の差を見せ付けられる場でもあり、この売上で選抜かアンダーかの判断材料にもなる。

「本当はこんなくだらないことはやめたいけどな」
「だったらやめればいいだろ?」
「そうはいかん。これは俺が来るに全部売られていて中止には出来ないしメンバーも握手会は楽しみにしている奴も多い。もしやめればチームに危機を招きかねん」
「そうか。大変だな」
「悪い。明日の下準備があるんだ。行かないと」
「お前もすっかり芸能界の人間だな。次はちゃんと奢れよ」

渡真利の言葉に半沢が笑うとその場を後にした。渡真利は半笑いをして酒を飲んだ。
314名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 01:04:23.57 ID:joJ8wljn0
「ですから先程も説明したとおりです。それでもご理解できないようであればお帰りください」
「ふざけんじゃねぇぞ!俺はお前らの為に言ってやってるんだぞ!」
「お前らの為?とてもそうは思えませんしあなたみたいなファンはメンバーにとっても迷惑な存在にほかなりません。そんなのはファンでも何でもない」

全国握手会で設けられたファンとの意見交換の場。AKBでは一般的に支配人部屋と呼ばれている。
半沢は代表としてファンの意見を聞こうと設けた。

半沢は応援するファンの意見には耳を傾けて意味の分からない愚痴や要望意見には容赦なく正論を言って締め出す。
そのスタイルを貫いていた。

その結果厄介なファンは減少して以前よりファンからの評判は良くなっていた。

半沢が握手会においてこのようなスタイルを取るのは48グループの握手会におけるファンの行いの評判が良くないことだ。
やりたい放題のファンがいたり、犯罪スレスレの行為で参加したりメンバーに対して誹謗中傷をしたりとルールもマナーも守れない者が多いということ。

半沢自身は握手会に何の意味もなくリスクが伴うだけなのと売上はあくまで曲の質にこだわりたい意向から次期シングルでは簡単な握手会にして終わりたいと思っていた。
315名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 01:04:55.45 ID:DQPbGx0VI
何かきてた
316名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 01:06:14.81 ID:joJ8wljn0
「ふ〜ん。これが乃木坂?ショボいわね〜」
乃木坂46のメンバーの調査書を机に投げ捨てた黒崎は腕を組んで革製の椅子にふんぞり返っている。

「ええ。我がSKE48こそ最高です」
SKE48チーフマネージャーの川瀬直也が黒崎に一礼して言う。

「それで?何か策でもあるのかしら?」
「はい。握手を利用してはいかがかと」

「握手?」
「はい。我がSKE48には須田亜香里という握手においてはこれほど対応のいいメンバーはおりません。
最近乃木坂も握手会において妙に評判がいいのです。その握手で我々の力を見せつければいいのです。
テレビの企画で対決して負ければクビとすればよいのです。そのメンバーがクビになれば乃木坂はダメージです。
そうなればあとはこっちのものですよ」

川瀬の言うことは全くの夢物語である。


黒崎は自分の頭にある知識をフルに活かして計算をはじめる。
突然右手を出してそろばんを弾くような動作をする。
それを見たマネージャー達は圧倒された。

「なるほど。それでターゲットは誰にするつもりかしら?」
「はい。秋元真夏が良いかと。今最も人気が高まっているメンバーですので失えばかなりの痛手になります」

「そう。では早速須田と松井珠理奈を呼び出しなさ〜い」
黒崎はそう言うと秋元真夏の個人調査書を見る。





「待ってなさい半沢。この子と共に潰してやる」
317名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 01:07:13.52 ID:joJ8wljn0
とりあえずここまでです
少なくて申し訳ありません

では、おやすみなさい
318名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 01:15:33.83 ID:DQPbGx0VI


いつもサンクス
319名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 03:24:34.75 ID:Mx3TKQrQO
乃木坂46_featuring_直樹 five hundred millions
『走れ!bicycle返し』
320名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 10:45:12.61 ID:DQPbGx0VI
朝の支援あげ
321名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 13:05:14.61 ID:Kqrj9rwn0
四谷氏もまだみたいだな
322名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 13:56:06.95 ID:+gJJ9USXI
続きが気になるな
323名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 17:28:22.41 ID:Mx3TKQrQO
乃木坂46 - with - KONDO
『君の名は元銀行さんではない』
324名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 17:32:30.08 ID:Mx3TKQrQO
乃木坂46 produced by MITSURU
『征服のmoney金』
325名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 20:42:02.22 ID:GUNui0F80
やれるもんならやってみな!
326名無しさん@実況は禁止です:2013/10/11(金) 21:25:20.09 ID:VsTGwALd0
半返しだ!
327名無しさん@実況は禁止です:2013/10/12(土) 00:19:21.62 ID:HBUwKq800
328名無しさん@実況は禁止です:2013/10/12(土) 01:10:15.88 ID:9rFSxhGk0
楽しみだ!!
329名無しさん@実況は禁止です:2013/10/12(土) 02:09:27.63 ID:tnbhrN0m0
乃木坂は秋元康の手を離れたってことでいいのかな?

楽曲提供も関係の無い所から受けているのかな?

ごめんなさい、本文中にちゃんとした明記が
なかったから気になってしまいました。
330名無しさん@実況は禁止です:2013/10/12(土) 03:02:40.78 ID:R762lcCKI
四谷のは株が絡むやつだな
原作に近いが専門用語とかがあって苦手な人は無理かも
331名無しさん@実況は禁止です:2013/10/12(土) 10:49:22.13 ID:QddpY8Tf0
1000倍
332名無しさん@実況は禁止です:2013/10/12(土) 11:10:32.22 ID:/8dFL7JnO
乃木坂46 featuring ASANO
『おいでマニラ』
333名無しさん@実況は禁止です:2013/10/12(土) 13:31:47.64 ID:9rFSxhGk0
誰を土下座させんのかな?
334名無しさん@実況は禁止です:2013/10/12(土) 15:58:23.30 ID:FP+jLmn30
早く珠理奈が倍返しされるのを見てスカッとしたいぜ
335名無しさん@実況は禁止です:2013/10/12(土) 16:38:24.88 ID:b7XGbrRRi
指原の逆襲を返り討ちして
指ヲタが顔真っ赤にしてキレる展開待ち
336名無しさん@実況は禁止です:2013/10/12(土) 19:41:18.24 ID:rEoCAXD20
あげ
337名無しさん@実況は禁止です:2013/10/12(土) 21:32:29.73 ID:nc2903UF0
338名無しさん@実況は禁止です:2013/10/12(土) 22:57:25.98 ID:9rFSxhGk0
早く更新してくれるとうれしいな。
339名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 01:31:50.84 ID:zopPJuO30
340名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 02:04:55.41 ID:4QNNHq1A0
こんばんは。現在執筆してます
少し仮眠をとってうpします。ごめんなさい
341名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 02:06:44.73 ID:dj3ZRs6GI
待ってるよ
342名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 03:58:28.88 ID:RpYx0BRpP
楽しみわっしょい
343名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 08:46:05.50 ID:4QNNHq1A0
お待たせしました。今から少しだけあげます
344名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 08:47:16.00 ID:4QNNHq1A0
「秋元真夏ですか?分かりました。では」
電話を切った半沢はオフィスの扉を開けてレッスン場へ向かった。

「真夏。最近お前の仕事依頼が増えていて俺はまるでお前のマネージャーみたいになっているよ」
「そ、そうですか。私は何も」
「いや。相手は握手会での対応をかなり褒めていたぞ。それに見た目に合わず挑戦的なところも。スカイダイビングやっておいて損はなかっただろ?」

秋元真夏は1期生として加入して当初暫定フロントメンバーにも選ばれたが、大学入試を理由に一時期活動を休止した。
その後4thシングルにおいていきなり八福神としてフロントメンバーとして抜擢された。
当初はかなりのバッシングを浴びてきたが握手会での神対応やバラエティ番組における過酷なチャレンジも評価されていてか最近仕事が増えてきていた。

「それはそうと真夏。そろそろ打ち合わせの時間だ。行くぞ」
半沢と真夏は慌てて部屋を出た。
345名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 08:48:34.80 ID:4QNNHq1A0
会議室の扉をノックして開ける半沢の目に飛び込んできたのは意外な人物であった。

「あらお久しぶりね。半沢代表さぁん」

黒崎駿一。

何故こんなところに。


半沢も予想外の展開に驚きを隠せない。

「これは黒崎さん。確か金融庁をお辞めになってコンサルタントになられたはずでは?」
「そう。実は秋元康大先生の依頼でSKE48の劇場支配人になったの。よろしくね」
相変わらず上から目線でエリート臭を如何なく発揮するおネエ言葉。
一番関わりたくもない人間である。
まさか芸能の世界でもこいつと対峙しなければならないとは。

半沢は自分の運命を呪った。

「まあ挨拶はその位にして打ち合わせを始めましょ」
黒崎がそう言うとプロデューサーが話を始めた。話を聞くうちに聞いていた話とは異なる内容が出てきた。

「すみません。聞いていたお話と全く違うのですがどういうことでしょうか?」
半沢がプロデューサーに尋ねる。

「いいのよ。私が説明してあげる。」
プロデューサーが説明しようとしたところ黒崎が制止した。

「聞いたとおりよ。おたくの秋元真夏とかいう子とうちの須田亜香里とで握手対応が上なのか勝負するだけよ。それで負けたらクビ。単純な企画よ」
「一体何を仰っているのですか?何故あなたが人事権に関わるようなことに口を出しているのか分かりません。そんな企画でしたらお受けできません。行くぞ真夏」
半沢は真夏と共に立ち上がった瞬間黒崎が笑う。

「あら?お逃げになるつもり〜?」


半沢は足を止め、振り返った。
346名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 08:51:41.45 ID:4QNNHq1A0
「もしこの企画を受けないというならあなたが銀行員時代にやったことをマスコミにバラしちゃおうかしら?川瀬!」
黒崎が川瀬からブリーフケースを受け取る。

「何だそれは?」
半沢は黒崎を睨みつける。

「これ?あなたがやってきたことの証拠よ。これが週刊誌やマスコミに流れたらどうなるかしら?
乃木坂46の代表はこんな違法スレスレで金融庁に非協力的な危険人物なんて分かったらもうオシマイよねぇ」

黒崎は半沢が過去西大阪スチール融資回収や伊勢島ホテル再建でやってきたことをまとめていた。
確かにこれが世間に公になればかなりの痛手だ。
いくらでも歪曲できるし、そうなれば真実を分かってもらう前に乃木坂46は終わってしまう。
自分の為に大事なメンバーの夢を摘んではいけない。

半沢は拳を握りしめて怒りを抑えた。

「分かりました。お受けします…」
「半沢さん!?」
半沢は口を震わせて答える。それを聞いた真夏は思わず半沢の右腕を掴んだ。

「そうよねぇ。そうでなくちゃ」
黒崎が嫌味たっぷりに言う。


半沢はこみ上げる怒りを抑えるのに必死だった。
347名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 09:23:49.40 ID:SETRTrZ70
あがった!!

もっと見たい
348名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 10:00:10.83 ID:4QNNHq1A0
「半沢さん。どうするんですか!?」
「どうするもこうするもやるしかない」
真夏は今にも泣き出しそうな表情をしながら半沢に問い詰める。半沢もまた厳しい表情をしている。

「だって相手は須田さんですよ。あの方は48グループでも五本の指に入る程の神対応の人ですよ。私なんかじゃ…」
「いや。お前なら出来る。お前の対応がいいことは誰もが知っている」
「でもダメだったら私クビですよね」
「ふざけるな。絶対俺はお前をクビになんてさせないぞ。もし仮に負けたら俺はお前と共に辞める」
「え?じゃあみんなは…?」
「真夏。お前なら分かるだろ?これはあいつらの次なる策略だ。今勢いのあるお前を葬り去って乃木坂を潰そうというな。まさか俺の過去を利用して脅してくるとは思わなかったが」
「じゃあもし私が失敗したら…」
「その時は俺も乃木坂も終わりだ。どうせ奴らのことだ。サクラでもヤラセでもやってくるに違いない。現に指原の時もそうだったからな」

半沢は既にゴールまで描かれた策略だということは分かっていた。
受ければ確実に敗北となる。
何とか回避したいところだったが相手が黒崎となれば話は別だ
。とにかく今出来ることはヤラセの人間を調べ上げて少しでも黒崎らのシナリオを崩壊させなければならない。


乃木坂46が生き残る道はそれしかなかった。
349名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 11:00:52.14 ID:whc6ILXSI
四谷の方が半沢らしいけど地下で書いたらウケなかったな
350名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 11:03:14.12 ID:4QNNHq1A0
「それで須田の握手対応はいかほどなのかしら?」
黒崎が珠理奈に尋ねる。

「それはもうSKE48ではナンバーワンと言っても過言ではないわ」
「そうなの?実際に映像で見たけど何かピンと来ないわねぇ」
「黒崎さんほどのエリートは知りませんが、私たちの握手会に来るようなキモオタ共にはどストライクなのですよ」
珠理奈の説明を聞く黒崎は不敵な笑みを浮かべて須田のデータを見る。

「でもこれで勝てるのか?」
珠理奈の頭にはかつて指原の犯した失態がある。
経営難の幼稚園自体を抱き込んで有利に運ぼうとしたものの銀行員だった半沢に返り討ちを食らったからだ。
黒崎もどうせ審査する人間を抱き込んで勝とうと思っているに違いない。

何が金融庁のやり手だ。

これじゃやられるぞ。

珠理奈は黒崎に違和感を覚えていた。

「何を言ってるの?勝つに決まってるじゃない。その為なら手段は選ばないわよ。
あなただって今のこのポジションを得るためには色々な手段で誰かを蹴落としたり踏みにじってきたわけでしょ?
今更善人ぶっても仕方ないのよ。とにかく乃木坂を潰す。半沢を潰す。これが、今私たちが目指すゴールよ」

黒崎の勝ち誇った表情に珠理奈は不信感を抱いた。
351名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 12:38:56.51 ID:DZrciKb4O
キモオタ共「握手会で倍返しだ!」
352名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 14:08:17.13 ID:swtnnqRw0
安藤美雲はどうやって
花音と芝の会話を録音出来たの?

黒崎はなぜ半沢が銀行員時代に行った
違法スレスレの行為を知っているの?
353名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 14:26:59.04 ID:DZrciKb4O
そのうち謝罪の王様出てくるだろ
古美門なんか出しちゃったし
354名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 14:28:33.47 ID:xirlv483I
>>352
いちいち気にして読んでるのかよ
パロなんだし気楽に読め
355名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 17:25:19.08 ID:4QNNHq1A0
「半沢さんどういうことですか!?」
「真夏を失うなんて考えられない。何故こんな企画受けたのですか?」
メンバーから非難の言葉を浴びる半沢。これは当然半沢の頭の中では想定内だった。

何しろこの企画のために大事なメンバーの進退を懸けるのだ。
半沢もこんな企画を受けるつもりはなかった。
しかし、自分のせいで乃木坂を窮地に追いやることはできない。
半沢としては今更そんな言い訳をしてもどうしようもないと思った。

「半沢さん。何とか言ってくださいよ」
「みんなすまない。全部俺の責任だ…」
半沢が真剣な表情でメンバーを見る。それを見て全員が静まり返った。

「みんな俺をどう思っているか知らないが俺は決して善人じゃない。今まで色々な人間を利用してきたし蹴落としてきた。
だから俺を恨んでいる人間はたくさんいる。今度のSKEの支配人は銀行時代にひと悶着起こした人物で俺の粗を知る人物だ。
そいつは俺の粗を使って潰しにかかると言ってきた。そう言えば俺が乗ってくると計算してのことだ。残念だが飲むしかなかった。
俺のせいでお前らの大事な夢を潰すわけにはいかないからな」

半沢は思いの全てを話した。それを聞いたメンバーは今まで非難したことを反省した。

「いいか。絶対に誰ひとり失うことはさせない。必ずこの勝負に勝ってみせる。やられたらやり返す。倍返しだ!!」
356名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 17:55:04.39 ID:xirlv483I
何かきてた
357名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 19:03:17.22 ID:rqfMuaamP
支援あげ
1さん頑張れ!
358名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 19:19:51.02 ID:xirlv483I
倍返しだ
359名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 20:34:46.93 ID:xirlv483I
まだか?
360名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 21:09:12.87 ID:/+qOo4+80
まんぐり返しだ!!
361名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 22:26:59.10 ID:FhVLUUBC0
362名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 23:01:36.50 ID:4QNNHq1A0
「川瀬。準備は進んでいるかしら?」
黒崎はコーヒーを飲みながら川瀬に尋ねる。

「はい。既に百回ほど握手会に来ているファンに声を掛けて了承済みです」
「そう。さすがはSKE48。そういうところはしっかりしてるわねぇ」
「もちろんです。ですから今回の勝負は必ず勝てます。何しろこちらは後ろ盾も歴史も全然違いますからね」
「そう。私はよく分からないし川瀬に全て任せるわ」
「ありがとうございます。黒崎支配人」

新支配人の黒崎は所詮アイドルのことは全く素人だ。

川瀬はこれで一気に黒崎のご機嫌をとって半沢、乃木坂を潰して秋元のご機嫌まで取ってSKE48の劇場支配人になろうと画策していた。

「川瀬さぁ〜ん」
「おお須田じゃないか。昨日の公演も良かったぞ」
「当然じゃないですか。亜香里はいつも全力ですよ」
「そうだな。ところで須田。今度は頼んだぞ。まあいつも通りやっていれば余裕で勝てる勝負だが。出来ればお前の立ち位置もかなり上がるぞ」
「任せてくださいよ。亜香里が乃木坂も半沢も全部やっつけますから」
「それは心強い。頼んだぞ」
「は〜い」
満面の笑顔で去っていく須田に川瀬は改めて勝てると確信した。
363名無しさん@実況は禁止です:2013/10/13(日) 23:26:46.80 ID:WTxoFnaXI
川瀬とだーすーって確か
364名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 00:10:27.95 ID:/qmuRMDmI
乃木どこで半沢ネタが
365名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 01:40:59.23 ID:/qmuRMDmI
落ちる
366名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 02:30:29.82 ID:/qmuRMDm0
四谷が気になる
367名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 02:41:25.50 ID:/qmuRMDmI
何言ってるんだ?
368名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 07:40:09.76 ID:/qmuRMDm0
あげ
369名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 08:39:51.53 ID:ydT6bYTB0
370名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 10:27:26.31 ID:B0o4yvCL0
がんば!
371名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 11:09:53.53 ID:P6vBC81CO
直樹「花ちゃん…」

花「なぁに?直樹…」














直樹「バイアグラだっ!」
372名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 11:15:17.41 ID:brk2kie9P
>>371
だからもしもしはいらない子なんだからさー
373名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 11:29:49.22 ID:/qmuRMDm0
>>371
やめろクズ
374名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 13:30:36.68 ID:/qmuRMDmI
まだか?
375名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 13:57:41.69 ID:QkC/6LiP0
もしもしさん書き込みやめて
あぼーんするのめんどい
376名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 16:50:31.41 ID:VperAlXa0
四谷のは池井戸潤さんの小説読んでる人は読み応えあるかも
ただ俺たち地下民には読んでても意味わかんないからこの小説の方が多少矛盾あっても面白いと思う
377名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 18:26:37.17 ID:V/y3Y3Oy0
今日はないか?
378名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 18:28:58.26 ID:FDPeKh840
やっぱり半沢のせいでバカを増長させてるな。ドラマ化は失敗だった。
今の日本人ってどちらかと言うとバカが増えてきてるからさ。影響されちゃうんだよ。どうしてくれるんだ?
379名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 18:31:02.85 ID:V/y3Y3Oy0
>>378
いきなり何だよ
小説が面白いならそんでええやん
380名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 19:10:39.03 ID:TX3zxWer0
こんばんは。今からあげていこうと思います
握手会編の最後まで書きあがっているので今日はそこまでうpします
規制されてしまうので出来れば何か入れていただくと幸いです
381名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 19:20:08.77 ID:V/y3Y3Oy0
>>380
待ってました!
382名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 19:21:04.08 ID:TX3zxWer0
「半沢はん!」
伊勢島ホテルのロビーで作業着を着た中年男性が手を振っている。半沢は笑顔で出迎えた。

「竹下さん。お忙しいはずなのにお呼び立てして申し訳ありません」
「ええんや。半沢はんの頼みごとなら例え東京やろうが沖縄やろうが北海道やろうがどこでも行くで」
竹下清彦。

半沢が大阪西支店融資課長時代に窮地に追い込まれた西大阪スチール融資事故の際に煽りを受けて倒産。
一時は自殺しようとするも半沢に制止され全面的に協力して見事に乗り切ることができた。
現在の半沢があるのも竹下のおかげと言っても過言ではない。

竹下は現在、半沢の計らいで融資も受けて会社を再び立ち上げて着実に結果を出していた。

今回、半沢の願いを受けて上京してきた。

「しかし半沢はんがアイドルの事務所の社長になってるとは思わへんかったなあ」
「ええ。人生は意外なことばかりです」
「ほんでワシに頼みたいことって何や?」
「ええ。実はSKE48と握手会対決をやることになったのですが、是非竹下さんの協力が必要なんです」
「ワシがか?」
「はい。確か昔からアイドルのイベントには顔を出しているそうじゃないですか?」
「さすが半沢はんや。隠し事は出来へんなぁ…」

竹下は昔から生粋のアイドルファンで松田聖子から始まり小泉今日子、おニャン子クラブ、モーニング娘、AKB48、ももいろクローバーZなど
主要なアイドルのイベントに顔を出して研究している。竹下はアイドルファンとしてのキャリアも見る目も申し分なかった。

竹下は黙っていたが半沢は度々竹下金属を訪問していた際にあった大量の雑誌などを見ていた。
383名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 19:26:59.42 ID:TX3zxWer0
「半沢はん。ワシは謝らんとアカンな。乃木坂にこんなええ子がおるとは思わへんかったわ。
正直AKBのカーボンコピーやろと思っていたが間違いやった。さすがは半沢はんが守ろうとしてるだけあるわ。絶対潰したらあかん」
竹下は真夏の握手対応を高評価した。
真夏もそうだが、他のメンバーについても色々アドバイスをする。
実際のアイドルファンからの指摘に全員がメモを取っている。

「とても勉強になりました」
メンバーのお礼に竹下は感激のあまり目が潤む。

「半沢はん。ワシは今まで生きてきた中で一番幸せやわ」
「ちょっと竹下さん」
半沢は竹下の肩を叩いて持っていたハンカチを手渡した。

「半沢はん。ひとつ疑問なんやけど」
「何ですか?」
「何で生田ちゃんがセンターじゃないんや。ワシは彼女が一番センターポジションが似合うと思うんやけどな」
「さぁそれはちょっと…」
「そんな半沢はん。教えてや〜」
半沢は笑みを浮かべて歩き出す。



竹下は半沢の後を追いかける。
384名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 19:32:11.12 ID:V/y3Y3Oy0
竹下キター♪───O(≧∇≦)O────♪
385名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 19:32:39.62 ID:TX3zxWer0
「君たち。ひとつよろしく頼むよ」
「任せておいてくださいよ。川瀬さん」
SKE握手会の会場の裏にある通路で川瀬は4人のファンと密会していた。

「それよりも川瀬さん。何すかあの劇場支配人?顔も出さないとかないでしょ?」
小太りの男がそう言うと他の3名も「そうだ」と続く。

「いやぁあいつは秋元先生が送り込んだ金融庁の落ちこぼれさ。今回君たちが乃木坂を潰してくれればあいつの役目も終わりだ」
「なるほど。川瀬さん腹黒いなぁ」
「腹黒いのは君たちの方も。乃木坂握手会で散々暴れているそうじゃないか」
「でも半沢のせいで出禁ですよ。あいつのせいで同じ会場でもとても息苦しいっすよ。少しでも問題を起こした奴らは軒並み追放ですから」
「まあそんな半沢も君たちのおかげで泣きを見ることになる」
「やべぇ。早く見たいッス」
川瀬と4人が大笑いをしている。



その柱の陰でカシャッというカメラのシャッター音が聞こえる。

「ん?何か聞こえなかったか?」
「気のせいっすよ。それより成功したら祝勝会連れてってくださいね」
「ああ任せておけ。ハッハッハ」
そう言って5人は表へ通じる扉から出て行った。





「くそぉ。あいつらめ」
カメラを手に持つ竹下が怒りの表情を浮かべる。
386名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 19:38:33.32 ID:V/y3Y3Oy0
卑怯や
387名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 19:41:48.73 ID:TX3zxWer0
「なるほど。やはりそうですか」
「こいつら色々な握手会に来とって傍若無人な態度取ってるくせに出禁食らってなかったからおかしいと思うてたらやっぱ運営と繋がってたんや」
竹下は印刷した写真を半沢に見せた。

「あれ確かこいつはブラックリストに入れた奴だ。確か松村に暴言を浴びせたからな」
「ああ。あいつら半沢はんのことを恨んどったわ。確かここに写っとる奴はSKEの松村の太ヲタや」
「実際に松村は調子を落としていますからね。それも作戦のうちでしょう」
「ホンマに汚いやり方しよる。夢を持つ可愛い子たちを何や思ってるねん」
竹下は同じアイドルファンとして怒りを露わにした。

アイドルファンとして応援する立場の人間が運営と結託して同じアイドルを潰す行為に加担するとは腹立たしい。

竹下がこれほどまでに怒るのは西大阪スチールの東田の計画倒産を知って以来だ。

「どないするんや?半沢はん」
「決まっているじゃないですか。このまま思い通りにはさせません。竹下さん。早急にこいつらの粗を探ってください。
こいつらは絶対何かやっているはずです。それを掴めれば何とかなるかもしれません」
「よっしゃ。ワシに任せといてや」
竹下は張り切ってオフィスを出た。半沢は4人の写真を見ながら考え込んでいた。





そこに何やら物音が聞こえた。

半沢はふと振り返った。
388名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 20:04:45.10 ID:V/y3Y3Oy0
何だ?
389名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 20:46:02.21 ID:TX3zxWer0
「どうした真夏。早く家に帰れ」
振り返った半沢の目に入ってきたのは深刻そうな表情をした真夏だった。

「半沢さん今の話…」
真夏は今にも泣き出しそうな表情で半沢を見る。

「何だ聞いていたのか」
「半沢さんは正義感があって全うに立ち向かう方だと思っていました。でも、まさか人を陥れることを考えているなんて…」
「仕方ないだろ。奴らも汚い手を使って潰そうとしている。手を打たなければ終わるんだぞ」


「それは…そうですけど。でも半沢さんは間違っています!」
「どういうことだ?」
「確かに今の私は不利だし向こうは汚い手を使ってくるでしょう。でも、半沢さんまで同じようなことをしては意味がないと思います!!」
真夏が真剣な表情で怒鳴りつける。ここまで言う真夏は余程追い込まれているのではないかと感じた。

「甘ったれるな!!!」
半沢が叫ぶ。

「いいか。この勝負で負けたら全てが終わるんだ!正義とか全うとか言っていたら潰されてしまうんだ。
そうなったらお前らは芸能界じゃ生きていけない。再チャレンジなんかさせてもらえないんだぞ!」
半沢がそう怒鳴りつけると真夏は涙を拭って立ち去ろうとした。




だが、立ち止まって最後に呟いた。

「何か別の方法がある。あなたなら見つけられると思ったのに…」
真夏の最後の呟きに半沢は何か衝撃を受けた気持ちになった。
390名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 20:50:53.26 ID:TX3zxWer0
「いよいよ来週ね。楽しみで夜も眠れないわ」
黒塗りのベンツで移動する車中の黒崎と珠理奈。

黒崎は笑いが止まらなかった。

「本当に大丈夫?」
「当然じゃない。川瀬からの報告も間違いなしだしサクラもしっかり仕込んであるから我々の勝利は確実よ」
珠理奈はどうしても黒崎を上司として見られなかった。

鼻につくエリートな態度。

不快にさせるおネエ口調。

今までSKEの実質トップに立ってきた珠理奈にとって黒崎は全く相容れないタイプであった。

「でも相手は半沢だけど」
「ふん。今回ばかりは半沢もお手上げよ。何かあればこっちはあいつの弱みを握っているのですからね。
あいつも所詮はただのサラリーマンよ。自分を守るためにはこういうのは避けたいはずよ。まあどのみち潰れるけどね」
黒崎は笑みを浮かべながら腕を組む。


珠理奈は乃木坂や半沢を潰したい思いよりもこの黒崎の笑いを消し去りたいという思いに駆られたのであった。
391名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 21:03:40.80 ID:V/y3Y3Oy0
黒崎うぜえ
392名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 21:14:42.38 ID:TX3zxWer0
「半沢はん。調べたで。やっぱりあいつら相当なワルや。こんなことしてはった」
半沢は竹下から受け取った写真や書類を見つめる。

「やはりそうでしたか」
「どうする半沢はん。これを突きつけて一気にあいつらの汚いことをした話を全部聞いてネタにしたらええんちゃうか?」
竹下の提案に半沢は当初なら賛成するところだが半沢は昨夜の真夏の言ったことが頭から離れないでいた。

全うに勝負することはできないのか。
このまま突き進めば確かに乃木坂を救うことはできる。


ただ、これで本当にいいのか。

真夏の言うように別の方法があるのではないだろうか。

半沢は目を閉じて色々考えた。




「ええか、直樹。人と人とのつながりだけは大切にせなあかん。ロボットみたいな仕事だけはしたらあかんぞ」
突然半沢の脳裏に父慎之助の言葉が浮かんだ。







そして目を開けた半沢はある考えを思いついた。

「竹下さん。それをすぐに赤坂警察署へ持って行ってください」
「は、半沢はん。こいつら警察に売る気なんか?でもそうしたらあいつらを追い詰められへんで。何か対案があるんか?」
「ええ。たった今思いつきました。あとは、真夏を信じるしかありません」
半沢は真剣な表情で真夏の写真を見つめた。
393名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 21:32:34.38 ID:TX3zxWer0
本番当日になった。


半沢はいつも通り出社してレッスン場に顔を出す。

既にメンバーが座って待機していた。

「みんなおはよう。今日は大事な収録がある。これだけは言っておく。俺はどんなことがあってもお前らを守りぬく。
誰も切り捨てたりはしない。例えこの勝負で敗れても絶対にお前らを引き裂いたりはしない。例えどんな妨害を受けようともお前らをトップアイドルの座に上げてみせる」
半沢が語る目を見たメンバーは何か勝算を思いついたのだろうと思った。全員が少し安心した気持ちになった。

「真夏!」
半沢がそう呼ぶと真夏が立ち上がる。半沢は突然頭を下げた。

「すまない。あの時の俺はどうかしていた。このチームを救うためには手段を選ばないと言ったが撤回させてくれ。
お前の言うように今日は全うに勝負する。それがこのチームの為なのだとお前に気づかされた。ありがとう。真夏」
半沢の突然の謝罪とお礼に真夏も他のメンバーも驚きを隠せなかった。

真夏はとりあえず拍手をするとそれに続いて他のメンバーも一斉に拍手を送る。

「ありがとう。よし、真夏。時間だ行くぞ」
「はい!」
半沢の後を、笑みを浮かべた真夏が追う。

他のメンバーは一斉に二人にエールを送った。
394名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 21:36:12.84 ID:V/y3Y3Oy0
負けるな
395名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 21:41:13.26 ID:TX3zxWer0
「くそっどうして…」
川瀬は動揺していた。

あの4人と連絡がつかない。

何故だ。

昨日はしっかり確認が取れていたのにどうしてだ。

川瀬は何度も携帯電話で電話をかけるが全く繋がらなかった。

「川瀬!」
「は、はい」
「本当に大丈夫なんでしょうね?」
「も、も、もちろんです。全て準備は整っていますよ」
「そう。それにしちゃ顔色が悪いわねえ。まあいいわ。今回やってくれる方に挨拶しておかないとね。どこにいるのかしら?」
「それがですね。ちょっと渋滞にハマってしまっているらしいので…」
川瀬の言い訳を聞いた黒崎は川瀬の前に立ち、右手で川瀬の股間を握り締める。

「うぐぅ!!!!!」
「何で交通機関を使わせるとかしなかったの!?時間通りでなきゃ意味がないのよ」
「も、申し訳ありません。そこまで想定しておりませんでした…」
「とにかく一刻も早く彼らをここに連れてきなさい!!」
黒崎が更に右手の拳に力を入れる。

「ぬぅお!!」
「いいわね?」
396名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 21:48:52.19 ID:V/y3Y3Oy0
潰されるう
397名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 21:57:55.42 ID:FMJAVGvl0
玉ヒュンするわwwww
398名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 22:15:04.60 ID:TX3zxWer0
「あっあなたが真夏ちゃん?それでこちらが半沢直樹さんですね。初めましてSKE48チームK2の須田亜香里です。よろしくお願いします」
「乃木坂46の秋元真夏です。須田さんのご活躍は聞いています」
「乃木坂46代表の半沢です。さすがは神対応だと言われているだけあって挨拶も素晴らしいですね」
「えぇ〜。そんなことないですよぉ。それに真夏ちゃんは乃木坂一の釣り師だって聞きましたよ〜。あかりより凄そう!!」

オーバーな表情や話し方に急接近してくる姿。
さすがは握手会に力を入れているだけある。

SKE48でもかなりの実力の持ち主だ。


半沢は少し脅威に感じた。

「ところで審査をしてくれる方はまだですか?」
半沢はプロデューサーに尋ねる。
「それがまだ到着されていなくて…」

到着どころかここに来ることなぞ出来るはずもない。

何故なら奴らは今頃赤坂署の取調室のはずだ。

竹下の告発により4人は握手券の偽造などの疑いで逮捕された。


それを知っていた半沢は余裕の表情を見せながら慌てふためくSKE運営側を見つめていた。
399名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 22:28:10.91 ID:TX3zxWer0
「まだ繋がらないの!?」
黒崎は川瀬に問い詰める。
「はい。一体何故…?」
川瀬は体を震わせながら動揺していた。

「あの?まだですか?」
「うるさい!!!いいから黙って準備してなさい!!」
黒崎が怒鳴りつけるとプロデューサーは渋い顔をしてその場を離れる。

「おやおや。大事なサクラさんが現れずに随分お困りのようだ」
半沢が笑みを浮かべて話しかける。
「サ、サクラですって。そんなものいるわけないじゃないの!!」
「ほぉ。そうでしたら代役を立てるのも可能ですね?」
「な、何言ってるの。ふざけるんじゃないわよ」
「ふざけてなんかいませんよ。このためにこちらも時間を空けているのです。もう生放送まで時間がありません。こうなったらガチンコで勝負しましょうよ」
半沢の提案に黒崎も動揺が隠せないでいた。

一体何故そのような自信があるのか理解ができない。


黒崎はあの時の屈辱感を思い出した。
400名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 22:29:04.50 ID:TX3zxWer0
「お待たせしました。これでいいですか?」
プロデューサーが集めたのはたまたま居合わせたドラマのエキストラの老人の男性と女性だった。

「お尋ねしますがSKE48、乃木坂46をご存知ですか?」
半沢が老人2人に尋ねる。

「エスケーエー?乃木坂フォーテー…?さぁ知らんな」
「すみませんね。疎くて」
「構いません。むしろそれでいいのです」
全く知らないからこそ好都合だった。フラットに対決をすることができる。半沢は自分の思い描いたとおりだと確信した。

「じゃあ企画を説明します。お二人には今から須田亜香里さんと秋元真夏さんの二人と握手をしていただきます。それでどちらが好印象であったのかを教えてください。それだけです」
プロデューサーの説明に二人は納得したようだ。

そして、いよいよ本番だ。ブースに向かう真夏の表情が固いのを見た半沢は声を掛ける。

「真夏。いつものお前で行け。大丈夫だ。お前なら勝てる」
半沢の言葉に真夏はいつもの笑顔を取り戻した。
401名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 22:31:28.59 ID:V/y3Y3Oy0
頑張れ
402名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 22:38:59.53 ID:TX3zxWer0
一通り握手が終了して老人2名が戻ってきた。早速MCのイジリー岡田が老人にインタビューする。

その後須田と真夏が戻ってきた。
イジリーは2人にもインタビューを行った。

「さぁ一体どっちが勝つのでしょうか!?CMの後運命の結果発表でーす!!」

CMに入った時珠理奈が顔を出した。半沢は珠理奈を見た。

「どうなんだ手応えは?」
「もちろん完璧よ。ちょっとハプニングがあったけどね」
「ほぉ。ハプニングねぇ」
珠理奈は黒崎が少し焦っている様子を見逃さなかった。

見渡す限りどうやらサクラ作戦が失敗したようだ。
それだけでも痛快であった。

「さぁお待たせしました!いよいよ運命の結果発表です。
果たして勝つのは名古屋が生んだ最強の握手クイーンSKE48の須田亜香里か?それとも埼玉が生んだ未来のヴィーナス乃木坂46の秋元真夏か。
さぁ良かったメンバーのお札をお下ください。一番好印象だったメンバーはどっち!?」

イジリー岡田がそう叫ぶと老人たちは迷いなく札を上げた。
403名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 22:40:35.77 ID:TX3zxWer0
「決まりました。勝者は乃木坂46の秋元真夏に決定!!!」

その瞬間真夏は両手で頬を押さえ、涙を流した。

半沢も大きくガッツポーズをする。

「そ、そんな…」
黒崎はその場に崩れ落ちた。

それを見た珠理奈が不覚と分かりつつも笑みを浮かべた。

須田は初めての敗北に何も言えずその場に立ち尽くした。

「いやぁ今時代が変わりました。さすが公式ライバルの乃木坂46!まさかこんな逸材が出てくるとは思いませんでした。
これからどう変わっていくのでしょうか!?以上、握手対応クイーン決定戦でした。それではまた、来週!!」
イジリーがそう締めて番組は終了した。
404名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 22:42:23.60 ID:V/y3Y3Oy0
黒崎ざまあああ*\(^o^)/*
405名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 22:47:21.14 ID:TX3zxWer0
「無効よ」
黒崎が立ち上がって言う。それを聞いた半沢は黒崎を睨みつけた。

「無効よ!こんなこと有り得ないわ。どうせあなた達が勝手にやったことでしょ!?そんなの認めないわよ!!」
黒崎が怒り狂った表情をして怒鳴りつける。

「黒崎さん。あなた何が言いたいのですか?あの方々はたまたまドラマ撮影で来ていたエキストラの方です。
実際に我々とお会いしたのも初めてですし彼女たちのことさえ知らなかった。
それは本番前にもかくにんしたはずですよね?それなのにどうやってこちらに有利に働くように出来たのか教えて欲しいですね」
半沢の冷静な質問に黒崎は言葉を失う。

その後ろで珠理奈が笑みを浮かべてみていた。

「ちなみにあなた方が用意しようとしていたこちらの4人は先ほど有価証券偽造の容疑で逮捕されたそうですよ。今頃は檻の中で反省していることでしょう」
半沢は竹下が撮影した川瀬と4人の結託している写真を見せる。

それを見た黒崎と川瀬は青ざめていた。

「う、うう…」

「いいか。こんな汚いやり方で勝って何になる。残念だがこっちも生き残るために必死でね。
その為なら手段は選ばない。あんたらはこっちを見くびり過ぎたようだな。悪いがこっちはそう簡単に潰されないぞ」
半沢の言葉に黒崎は反論の言葉すら出てこなかった。
406名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 22:49:19.91 ID:cEsOgXEC0
今後も期待してます
407名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 22:51:07.76 ID:TX3zxWer0
「しかし、何で亜香里が…」
須田は呆然としながら呟いた。

「教えてやろうか。それはお前がロボットのような対応だからだ。確かに対応はほかのメンバーに比べれば遥かにいいが全く同じようで全く響いていない。
恐らく複数回握手をやっているせいだろう。その点真夏は自然体に接していた。真夏は人によってちゃんと対応のやり方を変えている。常に考えているのだ。それがお前と真夏の違いだ」
須田は加入当初のことを思い出した。

あの時は必死にノートにメモしたりして何とか誰にも負けない対応を心がけていた。

いつしか有名になりメディアで騒がれるようになってからどんどんおかしくなっていった。

須田は自分の原点について改めて考え直す。

「では、約束通り私はSKE48を辞めます!!」
「な、何を言うんだ須田!やめてくれ。何とかするから…」
川瀬が慌てて須田に駆け寄る。

「もう決めたので。ていうかお前みたいなのに媚びるのもつまらないし須田亜香里らしいアイドルになってみようと思ったし。
自分の力でチャレンジしてみる決心がついたから。では、お疲れ様でした。真夏ちゃん頑張ってね」
須田は満面の笑みを浮かべながら手を振ってその場を後にした。

「よし。真夏帰ろう。今日は焼肉だ」
「わ〜い。もちろん半沢さんの奢りですよね?」
「当たり前だろ」
半沢と真夏も帰ろうとした際に呆然としている珠理奈の姿が見えた。

「何だ?戦意喪失か?」
「そんなわけないだろ。絶対にお前なんか潰してやるから」
珠理奈は持っていた紙コップを投げつけて去っていった。
408名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 22:56:02.32 ID:K9LpHvhr0
2008年7月。

珠理奈はまだ小学6年生の少女であった。

そんな彼女が一目散にやってきたのは春日井市の郊外にあるとある工場町であった。

その一角に小さく構えていた松井製作所。
主に自動車や航空機のギヤに使用される歯車を製作していた。

「おじいちゃん。合格したよ!私、アイドルになったんだよ」
ランドセルを放り投げて祖父のもとへ駆け寄る珠理奈。
そんな祖父も笑って迎えた。

「そうか。今日はお祝いのすき焼きだな。おばあちゃんに最高級の飛騨牛を買っておいてもらってよかったな」
「わーい。ところで、何それ?」
「これか?新しい歯車だ。樹脂で出来ていてとても軽くて丈夫だ。どこもお手上げでウチに回ってきたがようやく量産出来るまでになったよ。これさえあれば大丈夫だ」
「へぇ〜すごいことなの?」
「それはもちろん。そこらで走っている車も飛行機もこの歯車で性能はグンと良くなる。この歯車こそが日本の産業を支えていると言ってもいい」
「そんなにすごいんだ…」
「いいかい珠理奈。アイドルは夢を売る大切な仕事。芸能界の歯車的存在だ。グループなのだからお前一人が空回りしてもダメだ。
この歯車のように小さくても大切な存在になりなさい。その為には仲間を大事にしなくてはいけないよ。平気で切り捨てたりするようなロボットみたいな人間にはなっちゃダメだぞ」
祖父は珠理奈に出来たばかりの小さな歯車を渡した。珠理奈はそれを大事に右手で握り締めた。

「さあ。食べようじゃないか」
祖父と珠理奈はそう言うと上へ駆け上っていった。
409名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 22:58:18.13 ID:K9LpHvhr0
それから数ヶ月後。
日本では米国最大手の投資銀行であったリーマン・ブラザーズの経営破綻による金融不況いわゆるリーマン・ショックによりこれまで不況にあまり影響のなかった自動車産業も大きな影響を与えた。

松井製作所も取引先の倒産により存亡の危機に瀕した。
祖父母は日夜銀行や他の取引先に出向いて説明に回った。

銀行は続々と融資を引き上げていくなかでとうとう松井製作所にもその手が及んでいた。

珠理奈が大声ダイヤモンドの選抜仕事から戻って祖父のもとへ向かう。

しかし、珠理奈の目に入ってきたのは偉そうに鞄を持って立つ銀行員らしき男と必死に頭を下げる祖父母の姿があった。

「お願いします。これ見てください。樹脂製の歯車です!直径わずか2ミリで軽くて熱にも圧力にも強い画期的なものです。
これさえあれば必ず再起できます!ですからもう少し待ってください!そうでなければみんなが終わってしまう!!」

祖父が必死に説明するも銀行員は手を払い除けて歯車が散らばった。

「とにかく期日までにお支払い出来ないのであれば担保であるこの土地と建物は処分させていただきますので」
「あんたがそうしたら融資継続してやるって言ったからじゃないか!?これじゃ全然約束と違うじゃないか!!」
「じゃっそういうことで…失礼します」
「待ってください!!お願いします。せめて他の取引先は助けてあげてくださいよ。お願いします。東京中央銀行さん!!お待ちください!!」
珠理奈は哀れな祖父母の姿を初めて目の当たりにしてショックでその場を立ち去ってしまった。

それが祖父母を見た最後になるとはこの時思いもしなかった。
410名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 22:59:36.00 ID:K9LpHvhr0
数日後に改めて松井製作所を訪れた珠理奈。

工場の前には美濃信用金庫の担当者が声を掛けていた。
珠理奈も幼い頃から面識のある人物で信頼できた。

「あっ信用金庫さんだ。おじいちゃんったらまた昼寝かなあ?」
珠理奈は渡された合鍵を使ってシャッターを開けた。



しかし、そこには無残な祖父母の姿があった。

しばらくしてサイレンを鳴らしたパトカーが数台到着して周囲は立ち入り規制の黄色いテープが貼られて
何十人もの鑑識が工場や事務所、住居スペースまで細かく指紋採取や足跡などをとっていった。
珠理奈も指紋や下足痕を取られ、刑事から事情を聞かれた。

祖父母の亡骸は黒いシーツに入れられて担架で白いバンに乗せられた。

それから数日経過して司法解剖を終えて自殺と判断されて遺体は戻ってきた。
葬儀はひっそりと行われるも通夜に東京中央銀行の担当者が平然と参列してきた。

珠理奈は両親にこみ上げる怒りを抑えられてじっと我慢した。






「おじいちゃん、おばあちゃん。私は絶対に許さない。銀行。いや、東京中央銀行を」
亡き祖父母の遺影を前に珠理奈は誓った。右手にはあの時に祖父から貰った大切な歯車があった。
411名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 23:00:27.87 ID:K9LpHvhr0
とりあえずここまでです。続きはまた明日

では、おやすみなさい
412名無しさん@実況は禁止です:2013/10/14(月) 23:22:45.75 ID:QkC/6LiP0
マジレスすると銀行の担当者は癒着を防ぐためにちょいちょい異動があるから顔馴染みにはならないと思ふの
413名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 00:35:14.09 ID:vB3UhTwi0
>>412
いちいちマジレスいいから
414名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 02:38:00.17 ID:CD0ndVsA0
あげ
415名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 02:40:48.74 ID:bqmJL1ue0
ドラマ見てない俺から言わせると
「倍返し」とか言ってる半沢ってそうとう嫉妬深いイメージ
道徳的に正しい人間なんだろうけど
実社会で倍返しとかするのって糞やろうばっかりだからな
416名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 02:49:59.25 ID:CD0ndVsA0
>>415
半沢の真似はするなと原作者の池井戸潤さん自身が言ってるが
417名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 09:34:11.35 ID:ujP/VkJi0
あげ
418名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 09:38:08.51 ID:9FXgw6KTO
大和田「うん、楽しみにしているよ(棒)」

橋本「私も楽しみにしているよ(棒)」
419名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 09:46:39.35 ID:CD0ndVsA0
もしもしはいいから
420名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 13:14:38.97 ID:CD0ndVsA0
あげるよ
421名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 13:19:06.85 ID:MFHbIH8D0
422名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 16:11:05.13 ID:afKLkNF+0
四谷まだか?
423名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 18:06:17.09 ID:rr6+uqWi0
もしもしの執着心には狂気を感じた
424名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 18:13:45.57 ID:afKLkNF+0
もしもしは自分でスレ立ててやれよ
425名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 18:55:38.37 ID:2YxXq/gv0
今日はまだかな?
426名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 19:05:44.06 ID:kXJeQt0a0
四谷更新きたぞ
こっちもはよ
427名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 19:07:40.79 ID:j5tA/ZcD0
こんばんは

今からあげていきます
428名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 19:08:14.14 ID:kXJeQt0a0
>>427
待ってました!
429名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 19:11:23.42 ID:j5tA/ZcD0
「うぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
大声をあげる川瀬。

目の前には鬼の形相をした黒崎が右手で川瀬の股間を強く握りしめていた。

「や、やめてくださぁい…本当に潰れてしま、しまいますぅ…」
「おだまり!!私にとんだ大恥をかかせてタダで済むと思ってるの!?」
「そ、そんな…くぁwせdrftgyふじこlp!!!」
川瀬は失神寸前だった。

黒崎は右手を離し、川瀬はその場に倒れた。

「もういいわ。あんたは舞鶴行きよ。秋元先生からも了解を得たわ。さっさと私の前から姿を消しなさい!!
ちょっとアンタたち何ぼーっと突っ立ってんのよ。さっさとこの下衆を連れ出してちょうだい!!」
「そ、そんな。黒崎さん。舞鶴だけは勘弁してください!舞鶴だけは…」
スタッフ2名が泣きながら必死に懇願する川瀬の腕を掴んで引きずっていった。

黒崎は椅子に座り足を机に置く。

「全く何なのよこのグループは。ロクなスタッフがいないじゃないの。あんな半沢一人まともに相手にできないって話にならないわ。
それにメンバーも雑魚ね。乃木坂のショボい奴らに負けてさっさと辞めちゃうなんてバカバカしいわ」

「もう一度言ってみろ」
「何ですって!?」
「もう一度言ってみろ。いいか。金融庁でどれだけ偉かったか知らないけどお前に雑魚呼ばわりされるほどこのSKE48は腐ってねぇんだよ!!
寧ろ雑魚なのはお前だろ。あれだけ半沢を馬鹿にして何だよこのザマは。お前なんかにSKEを預かる資格はねぇんだよ!!」
「何を生意気な…こら!待ちなさい!!」
珠理奈は喚き叫ぶ黒崎を横目に部屋を出ていった。
430名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 19:14:50.23 ID:j5tA/ZcD0
「半沢さんゴチになりま〜す!!」
「お前らあんまり食べ過ぎるなよ」

とある焼肉店にメンバー全員を連れて行った半沢。
メンバーの大半が焼肉好きでありほぼ全員のテンションが高めであった。

半沢は今まで色々苦悩をかけてきた分労おうと思った。

「こら松村!肉ばっかり食べるな!!」
「ええやん。美味しいんやもん!!」
半沢は松村の予想外の食べっぷりに驚愕していた。
松村は半沢をも跳ね除けて食べ続ける。

食べ物の力は偉大だ。

半沢はそう感じた。

半沢はふと堀が寂しく食べているのを見た。半沢はそっと傍に座る。
「どうしたんだ堀?お前の大好きな焼肉だぞ。もっと食べろ。まあ松村みたいにとは言えないがな」
「あ、ありがとうございます」
堀が小声で礼を言うがどうも顔色が良くない。

「センターのことか。だからこそ余計に食べて体力つかなきゃもたないぞ。お前が倒れたら全員に迷惑がかかる。
色々言われていて辛いだろうがお前なら乗り越えられる。だからこそお前を選んだんだ。責任感があるならまずは食べろ」
半沢がそう促すと堀に笑顔が戻り焼肉を食べ始めた。

それを見た半沢は笑みを浮かべた。





「あっ!!松村!お前特上カルビを一人で食べただろ!?いい加減にしろ!!」



こうして楽しい宴は幕を閉じたのだった。
431名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 19:24:02.55 ID:j5tA/ZcD0
「全く何なのよ!!聞いてないわよ。こんな風になるなんて」
黒崎が電話口で怒鳴っている。

相手は秋元のようだ。

黒崎は大恥をかかされて自分のキャリアをも傷つけられた。

黒崎は自己の責任と感じずに全てを秋元の責任と感じて非難していた。


「くぅぅぅぅ…半沢〜」
もはや黒崎の精神状態は正常とは言い難いほど崩壊していた。
思えば伊勢島ホテルにおける金融庁検査で問題を指摘されて金融庁に居づらくなって
やむなく金融庁を離れて金融コンサルタントになったものの大きな仕事や満足のいく仕事には恵まれなかった。
今回は半沢を潰すということで特に興味も何もない芸能の世界に入ったが半沢に返り討ちは喰らうわ部下は無能だわメンバーごときに生意気な口を叩かれるわ。


黒崎が今までで経験をしたことのない屈辱を感じていた。

「ムフフ…これは大きなチャンスだわ」
ハンディカムを持った松村香織が笑みを浮かべながらその場を去っていった。
432名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 19:25:15.06 ID:3G2EuZ030
おっSKEと乃木坂の松村対決か?
433名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 19:31:24.86 ID:j5tA/ZcD0
以上で握手会編は終わりです
松村対決についてはまだそこまで書けていないので検討します
今日は執筆するのでここまでです
明日この時間にまた更新したいと思います

では、おやすみなさい
434名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 19:34:41.14 ID:jqzy9ZK60
>>433
まだ読みたいけど明日まで待つわ
435名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 19:55:24.36 ID:rr6+uqWi0
         ,.- '´  ̄ ̄ `  - 、
        r'   _,. -―-- .、  ヽ
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    ヽ:::::lヽ.、     ̄ノ :.'`-'ヽ`ir' )::::::::::;r'
     ` ヽニ:.      ,.   ::.`   'i:.r'::;;-'´
        l::.   ,,..--`-:く   /'-' ´
        イ :.  "'''''''"';;;;:ミ .!
    r:::'::::::l  :..      `/
 ,.-:':::::::::::::::::!ヽ   、.    i'
     ホッシュ [Sred Hossu]
     (1875〜1934 イギリス)
436名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 20:22:44.68 ID:1yoDPjGZ0
面白いんだが半沢直樹らしさがないよなあ
437名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 20:50:38.30 ID:jqzy9ZK60
>>436
だが経済用語や銀行用語ばかりじゃキツイで
438名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 21:48:18.11 ID:1yoDPjGZ0
>>437
まあ確かにそうだけどね
439名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 23:46:42.27 ID:1yoDPjGZ0
落ちる
440名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 23:47:42.43 ID:Y5gUzCUt0
珠理奈の境遇が半沢とまんま同じでワロタ
441名無しさん@実況は禁止です:2013/10/15(火) 23:49:26.57 ID:1yoDPjGZ0
>>440
珠理奈は悪者じゃないっぽいな
442名無しさん@実況は禁止です:2013/10/16(水) 00:09:40.23 ID:5bEsQSS40
久しぶりに力作を書く作者が現れたな
小説スレで盛り上がってた頃が懐かしいわ
あの頃ここにいた奴は残ってるのかな?
443名無しさん@実況は禁止です:2013/10/16(水) 00:44:53.32 ID:CJsscXBG0
444名無しさん@実況は禁止です:2013/10/16(水) 00:47:17.89 ID:CkFmtZy9O
面白いか?これ
キャラだけパクっただけだよね

半沢 > 48g な人達?
445名無しさん@実況は禁止です:2013/10/16(水) 00:48:00.65 ID:9LJPL0Bi0
>>442
また小説スレが復帰したし四谷も再始動したしまた盛り上がるといいな

新・面白いAKB小説
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1381826026/
446名無しさん@実況は禁止です:2013/10/16(水) 00:51:21.30 ID:tXDrH5c90
>>444
じゃあ読むな
447名無しさん@実況は禁止です:2013/10/16(水) 00:54:36.25 ID:9LJPL0Bi0
スレ汚しはあぼーんで解決
448名無しさん@実況は禁止です
早く秋豚の土下座が見たい