1 :
名無しさん@実況は禁止です:
脚本:さや姉
出演:谷川愛梨、矢倉楓子
2 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 15:17:44.98 ID:/4VaR3lk0
支持する
3 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 15:18:57.23 ID:1FKLgdJD0
学園のマドンナ…けいっち
で
4 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 15:19:38.02 ID:QISI0drN0
いちびり系ヤンキー:まーちゅん
5 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 15:22:04.72 ID:9TrPtGglT
ゆいはん天使やで
横山由依13:46 (編集) - Mobile - 一般公開
今日は
永遠プレッシャー
発売日です( ´ ▽ ` )ノ
タイプB、NMB48のHA!もよろしくお願いします!
6 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 15:22:53.09 ID:QISI0drN0
おたべはいい子だなぁ
7 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 15:23:38.08 ID:W15hNvk/0
未成年キャバ嬢アカリン
8 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 15:24:32.65 ID:N9OPOzyiO
山田「ちょっと、ふたりともやめーや」
みる「一緒にちゃぷちゃぷしてき」
9 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 15:26:40.47 ID:ilDLY/Ip0
「難波が好きなだけや。ただ、それだけや」
10 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 15:26:47.56 ID:1FKLgdJD0
「大阪、テッペン取んで!(震え声)」
11 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 15:38:04.09 ID:0wGOUt7+0
肩幅姐さんはジャージの上下を着るだけで仕上がってしまうな
12 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 15:47:10.86 ID:QMGccfOk0
「ほっといてや!ウザいねん!どうだっていいやん!私のことなんか 」
「全部あいりが悪いねん」
13 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 15:47:56.13 ID:kZQyPZpn0
ほっといてや(棒)
ウザいねん(棒)
14 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 15:54:09.88 ID:wOnTaEEKO
「尾張の鳥ゆうやつがギャーピーゆっとるらしいで」
さ「かるくしぼったるか…」
15 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 16:16:28.61 ID:5sUwPyK1P
小説スレかと期待していたのに…
16 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 16:26:37.33 ID:Tl0+/Deh0
留年トリオ
ユキチ:村上文香
ジュンアイ:島田玲奈
ポンズ:高野祐依
17 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 16:44:40.01 ID:O6AVhoB00
「次は誰や?かかってこんかい!!」
同じ制服を着る生徒の髪を掴み、真っ白いセーラー服に
真っ赤な返り血を滲ませながら
「山本彩」は、教室にいる者達を睨みつけた
立ち上がろうとする者、すでに立ち上がる力すらない者
その場にいる者達は山本彩の圧倒的な強さに、立ち向かう気力はもはやなかった
ーただ、1人を除いてはー
「あんたが、あの山本彩か?私は横山や。私が相手や。」
山本彩「おもろいやんけ。てっぺんとったるわ!オラァ!!」
それが、2人の最初の出会いだった
18 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 16:47:46.14 ID:LynD0I970
何のことで取っ組み合いの喧嘩になったのか
簡単に仲直りできるようなことだから些細なことのようにも思えるが
果たして些細なことで取っ組み合いの喧嘩になるのか…という疑問も
はてさて原因は如何に
19 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 16:48:26.88 ID:4kmNkK760
ゆいはん
20 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 16:49:34.86 ID:XdR+8ksSO
そんなにマジすかやりたいんか・・・・
NMB
21 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 16:55:03.75 ID:QISI0drN0
みるきー「やったーさやねえ勝ちや、勝利のちゃぷちゃぷしに行くで((´^ω^))」
22 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 17:34:32.61 ID:DdJ2Hxm+0
ろくでなしBLUES極東高校みたいに修学旅行でマジ女に攻めてほしい
23 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 18:34:01.44 ID:O6AVhoB00
ーそれから数ヶ月たった難波高校ー
頂上決戦から数ヶ月、彼女の周りには次第と人が集まる様になった
強いだけではない彼女の魅力に、難波校の者達の信頼を集めた
難波校の頂点が座るヒョウ柄の椅子に腰をかける
山本彩の姿がそこにはあった
さや姉「ゆい、木村さんどうしてる?」
横山「姿消しよったわ、ウチらに負けたんや。あの世界でやってけへんやろ。」
さや姉「そうかぁ・・・。」
矢倉「不思議なもんやな。女子高生の組長とか聞いた事ないで。」
さや姉「そんなん言わんといてや?私はみるきー助けたかっただけや。」
みるきー「さや姉かっこよかったで。」
満面の笑みを見せながらさや姉に笑いかけるみるきー
横山組の組長の娘、横山由依の協力で拉致されたみるきーを
なんとか助け出した山本彩は、銀次を若頭として組長になっていた
関西の最大勢力だった横山組の木村を潰した女子高生
その話は関西中に広まり、「山本彩」の名前を知らない者はいなかった
しかし自分のせいで弱体化してしまった横山組の組長を父に持つ横山の事を、
さや姉は気にかけていた
24 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 18:57:25.37 ID:O6AVhoB00
福本「なんや、浮かん顔やな?さや姉。」
さや姉「大丈夫や・・・。たいした事やない。」
そう言いながら笑って見せたさや姉の笑顔が
無理をして作ったモノだった事に仲間達はすぐに察した
そのさや姉の“無理をした笑顔”に仲間達は応えた
みるきー「・・いつでも聞くで。ほな、一緒に帰ろうか?たこ焼き奢るで。ええとこ見つけたんや。」
さや姉「たこ焼きか。ええな。皆で行こか。」
彼女達は、みるきーお勧めのたこ焼き屋へと足を運んだ
公園に着いた彼女達は、はしゃぎながらその店を探した
矢倉「その店どこや?みるきー。」
みるきー「あそこや、“おっちゃん”の作るたこ焼き最高やで。」
みるきーのその目線の先には確かにたこ焼き屋があった
が、その屋台には強面の男達が数人集まり、静かにたこ焼きを焼く
おっちゃんに怒号を浴びせていた
みるきー「なんやあいつら。たこ焼き食えへんやないか。」
強面の男達に怖がる様子もなく、みるきーは屋台へと足を進めた
福本「ちょっと、あれはヤバいって。みるきー。」
福本達の制止を振り切り、みるきーはその男達の後ろに立った
みるきー「あんたら邪魔やで!周り見てみぃや!子供らたこ焼き買えへんやろ!」
25 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 19:00:59.79 ID:O6AVhoB00
みるきーが叫んだ瞬間、男達は振り返り
みるきーに凄んだ
「なんや?可愛い顔して。“それ”オッチャンらに言っとんのか?」
みるきー「他に誰がいるんや。」
その男を見上げながら、みるきーは睨めつけるが、
その男にとっては、女子高生の可愛い上目遣い程度のガンつけだった
みるきー「ちょ、なにすんねん!離せや!」
みるきーの腕を掴んだその男に、それまで静かにたこ焼きを焼いていた店主が
口を開いた
「止めんか。その子の手離さんか。」
下を向いていた“おっちゃん”はその顔を上げた
みるきーを取り囲んだ男達は、そのおっちゃんの声に反応すると
不適な笑みを浮かべた
「石橋〜。やっと喋ったなぁ。ここは“横山組”のシマやで、この店たたまんかい!」
石橋「このシマ渡したつもりはないな。横山組なんぞに。」
横山「あいつら、ウチのモンやないか。すまへん、ちょっとしばいてくるわ。」
横山が前へ出ようとすると、さや姉が横山の肩に手をかけた
さや姉「由依、ちょっと待ってや。」
26 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 19:05:54.41 ID:O6AVhoB00
その“石橋”と呼ばれた男の顔に、さや姉は目を細めた
さや姉「蓮司、蓮司やないか・・・。」
そう囁いたさや姉は、ゆっくりとその男達に近づいていくと、
“バシッ!”みるきーの腕を掴むその腕を蹴り上げた
「・・・!なんやガキ!」
さや姉「私のダチになにしてくれるんや。」
「痛いやないか・・・・、・・・て、てめぇは山本んとこの!」
「ん?・・・あれは由依さんやないか!こっち睨んでるで!」
男達がさや姉と横山の姿に慌てふためいている時
そのさや姉の姿を見た蓮司は、一瞬驚いた顔を見せた
そして持っていた千枚通しを、サッとその男達に向けて睨みをきかせた
蓮司「いい加減にしとけやボケ。その顔に刺したろか?」
その蓮司の迫力に、男達は気圧された
「由依さんに免じて退いといてやるわ・・・また、来るで」
横山「また来るで。やないわ!友達の前で私に恥かかせる気かアホ。」
“バシッ”っと男達の頭を叩く横山、“すんません”と横山にお辞儀をした
男達が去っていくと、難波校の仲間達もみるきーとさや姉の所へと駆け寄った
27 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 19:07:54.83 ID:O6AVhoB00
奈々「ほんま、怖いもん知らずやなぁ。」
小笠原「凄い迫力やったわ。さや姉も由依も。」
仲間達に笑顔を見せると、さや姉は蓮司の方へ振り返った
さや姉「確かに・・・蓮司の作るたこ焼きは“最高”やったわ。」
蓮司「五年ぶりですね・・・・お嬢。元気そうで何よりです。」
さや姉「どこ行ってたんや?病気治ったんか?」
蓮司「・・・“東京”ですわ。最近退院してきたんですよ。」
さや姉「そうかぁ。なら良かったわ。東京はどうだった?」
蓮司「そうそう、入院仲間で楽しい奴がいたんですよ。
人気者でそいつの周りは常に笑いが耐えなくて、お嬢に会わせたかったですよ。」
さや姉「へぇー。蓮司と気が合うなんて相当やな。普通の女子高生やないやろ?」
蓮司「ははっなんですかそれ。まぁ確かにありゃ強いですよ。いつもヤンキー風
の女子高生が見舞いに来てましたね。」
みるきー「東京にもいるんな。ヤンキーって。」
さや姉「そりゃいるやろ。その人も退院したん?」
蓮司「多分まだ入院してますよ。早く帰りたいって言ってましたからね。」
ー蓮司「“マジ女に”」ー
28 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 19:14:52.34 ID:rmBn/FeG0
めちゃめちゃオモロイやないかコラぁ
29 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 19:20:31.94 ID:4kmNkK760
マジ女にみんな転校だな
続きはよ
31 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 20:50:43.51 ID:O6AVhoB00
さや姉「マジ女?」
蓮司「はい、その高校の“頂点”らしいですわ、“優子ちゃん”。」
さや姉「“頂点”・・・・」
蓮司「なんか楽しそうな顔してますね、お嬢。オヤジさんの若い頃みたいですわ。」
さや姉「なに言ってんねん!そんなんじゃないわ。ただ、蓮司が世話に
なった人やから・・・。」
蓮司「ははっ・・・“大島優子”です。蓮司がよろしく言ってたとお伝えください。」
さや姉「東京なんて遠くて行けへんわ。蓮司、それより知ってるか?ウチの組の事。」
蓮司「銀次から聴きましたよ。お嬢・・・、テッペン目指すなら色んなモン見とかなあかんですよ、それからですわ。俺がお嬢を“組長”と呼ばせてもらうのは。」
さや姉と蓮司の話を、たこ焼きを食べながら聞いていたみるきー達
横山もまた、一個さや姉からもらいそれを口にした
みるきー「旨かったわ!おっちゃんありがとー。」
矢倉「さや姉の知り合いやったとはな〜。また無料で食べれるわ。」
蓮司「いつでも来てや。お嬢ちゃんらならタダにしたるわ。」
みるきー「え〜!ほんとに〜?めっちゃ嬉しいわ!」
楽しそうにみるきー達と話す蓮司の姿をさや姉は笑みをこぼしながら
見ていると、横山がさや姉の持つたこ焼きの箱に爪楊枝を置いた
32 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 20:56:53.97 ID:5oq0OKC20
楓子「私のアイス食べたのアンタやろ」
33 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 21:27:48.19 ID:asbf5tUjQ
|⊃●*)チラッチラッ
34 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 21:44:10.37 ID:bqmmvaYZ0
楓「アンタあたしのアイス食ったやろ?」
愛「食ってへんて」
楓「は?食ったやろ!」
愛「だから食ってへんて!」
楓「何で嘘つくん!食ったやろて!!」
愛「しつこいわ!食ってへんて!!」
恵「あいにゃんこのチョコミント美味しいで
あたしこれ2個目やねん♪」
楓・愛「…」
35 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 23:27:55.87 ID:O6AVhoB00
さや姉「・・・どうやろな?自分でもわからへん。」
横山「東京の“テッペン”に会ってみたいんちゃうんか?自分が
どんなもんなのか知りたい、そんなとこやろ。」
さや姉「・・・難波だけで手いっぱいや、今のままでええ。東京なんて簡単に
行けへんし。」
横山「正直やないな。ウチは知りたいで。ここじゃ親の名前が邪魔で自分の力が
わからへん。ここらのヤンキーは、ウチらが歩けば道を譲る。
それは自分の力か?親の力じゃないってホンマに言えるか?」
横山の問いに、さや姉は言葉を返す事ができなかった
関西の山本組の名前が幼い頃からついてきたさや姉は、横山の気持ちが痛いほど
わかっていた
蓮司がまだ自分を組長と認めてくれない理由もそこにある事に、さや姉は気付いていた
みるきー「また明日学校でな〜!」
福本「またな〜!ありがとなー!」
辺りも暗くなり始め、さや姉達は家へとそれぞれ帰って行った
「学校、お疲れ様です!!!」
さや姉が玄関の扉を開けると、強面の男達がズラリと、並び
さや姉を迎えた
笑顔を見せながら、「ただいま!」と家に入り、階段を登った
部屋のベッドにバタッっと横になるさや姉
さや姉「はぁ〜、東京か。行けるわけないやん・・・。」
天井を見つめながら、そう呟いた
36 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 23:32:45.86 ID:O6AVhoB00
一番最初の台詞が抜けました(>_<)
>>35 横山「さっきの話、気になってんのやろ?」
37 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 23:56:45.54 ID:dlo71OQsO
ふぅ「私のアイス食べたでしょ?」
谷底「食べてへんわ」
ふぅ「…食べたでしょ?」
谷底「…アイス1個ぐらいでガタガタ抜かすな!このくそ貧乏人が!」
ふぅ「…び、んぼう?…(ボコッ!ガスッ!バキッ!)」
谷底「そ そんな…(ガクッ…)」
ふぅ「貧乏にならなきゃ勝てねーんだよっ!」
38 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/05(水) 23:59:53.34 ID:QXS7GI08T
おたべ「ごちゃごちゃ言わんとみるきー派さや姉派に分けて誰が1番強いんか決めたらええんや」
39 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 00:08:00.82 ID:apnky9v30
難波の血みどろ百花とゲキカラの狂人対決はまだかぁ
40 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 00:35:34.67 ID:RxhN2x3w0
ーその次の日だったー
さや姉「行けるんかい!!」
先生「どうした?山本?大きな声だして。そんなに修学旅行が楽しみだったか?」
一番後ろの席に座るさや姉、教室にいる生徒達が振り返ると
不敵な笑みを見せながら、さや姉は言った
さや姉「先生・・・、“自由行動”はあるんやろな?」
さや姉の様子を見て昨日の事を思い出したみるきーや菜々達は
互いの顔を見ると、前を向き手をあげた
みるきー「先生〜、私、さや姉と同じ班がいいで〜す。」
菜々「私もで〜す!」
数人が同じ様に、「私も〜」と後に続いた
先生「な、なんだ急に。お前ら、また何かするんじやわないだろうな?」
みるきー「別に〜。さや姉とちゃぷちゃぷしたいだけですよ〜。」
先生「ちゃぷちゃぷ?・・・まぁいい、班は自由にしなさい。」
ちゃぷちゃぷと聞いてゴクリと息を飲んだ先生は、そう言って
教室から出て行った
するとガラッと教室のドアを開け、違うクラスの矢倉や上西達が入ってきた
矢倉「さや姉、やったなぁ!東京やで。」
そこには、さや姉と同じ様に不敵な笑みを浮かべた横山の姿もあった
横山「・・・やる、やろ?」
机に両手を置き、席をゆっくりと立つさや姉
さや姉「てっぺんとったるわ!」
ーその1ヶ月後、さや姉率いる難波の女子高生達は、東京に足を踏み入れたー
41 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 01:45:19.66 ID:RxhN2x3w0
みるきー「さや姉〜!渋谷やで!めっちゃ人多いで!」
きゃぴきゃぴとはしゃぐみるきー
矢倉「ここのアイスめっちゃ旨いわ〜!あっカップのアイス無くなっとる!」
愛梨「旨いわ〜。」
矢倉「アンタそれあたしのやろ!後で食べようと思ったんやで!」
愛梨「溶けるやろ、一個くらいええやん!」
矢倉と愛梨がアイスの事で、喧嘩を始めるとさや姉が間に入った
さや姉「みっともないからやめぇや。私が買ったるわ。」
矢倉「ええんか?!さや姉。」
さや姉「すんませーん。これ3つください。」
愛梨「3つ?」
さや姉「私の分や」
愛梨「さや姉もアイス食べるんやな〜。てかさや姉の探してる人
どうやって探すん?東京って広いで。」
さや姉「どこなんやろな〜。マジ女って。まぁなんとかなるやろ。」
みるきー「さや姉!見てみぃあれ。ギャルやで!超ギャルや。
ああいう人、ホンマにいるんやな。」
さや姉「ホンマや、ちょっと話しかけてみよか?なんか知っとるかもしれん。」
さや姉とみるきーが、道玄坂を歩くギャルに声をかけようとした時、
後ろから矢倉の声が聞こえてきた
髪を染め、手に手羽先を持ったギャルと揉めていた
42 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 02:11:27.68 ID:RxhN2x3w0
矢倉「だから〜、すんまへんって言ってるやん。」
なちゅ「服が汚れたやないか!これからサークルなんやで!
どうしてくれるんや?」
さや姉「どうしたんや?楓子。」
矢倉「さや姉〜。この人が許してくれへんねん。」
さや姉「すんません。私からも謝るわ。この子許してやってや。」
なちゅ「なんやぞろぞろと、修学旅行生か?」
さや姉「そうですけど、なにか?」
なちゅ「あんまり目立ってると、“シブヤ”さんに目つけられるで。」
みるきー「シブヤ?ここの事?」
なちゅ「ちゃうわ、ここ渋谷で一番のギャルサーの代表“シブヤ”さんや
あの“マジ女”の四天王でもある人なんやで」
さや姉「“マジ女”?!それや!その人に会わせてくれへんか?」
なちゅ「だから・・・、そんな簡単に会える人じゃ・・・」
なちゅがそう言いかけた時だった
なちゅの目線がさや姉の後ろを見ている事に気づき、後ろを振り返ると
そこには数人のギャルを連れ、1人だけ制服を着た小柄な女子高生がいた
ピンクのスカジャンを着た“シブヤ”だった
43 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 02:13:03.22 ID:RxhN2x3w0
なちゅ「シ、シブヤさん・・!」
さや姉「あれが、マジ女の人か!いいタイミングやわ。」
シブヤ「おい、お前早くマック行ってこいよ。おせーんだよ。」
なちゅ「す、すんません。すぐに買ってきます。」
なちゅが走り去ろうとすると、さや姉が声をかけた
さや姉「色々ありがとな。おかげで、見つかりそうや。
これ、やるわ。」
なちゅ「なんやこれ?」
さや姉「手羽先にレモンしぼっといたで。」
そう言って純粋に笑顔を見せるさや姉に、なちゅも笑顔を返した
なちゅ「旨いわ。ええ奴やなあんた。」
その様子を見ていたシブヤがしびれを切らし、なちゅに歩み寄ってきた
“ドンッ”
シブヤの拳が、なちゅの腹に入り、なちゅは苦しそうに膝を付いた
“うぅ・・・・”
さや姉「あんたいきなり何すんねん!友達ちゃうんか?!」
シブヤ「なんだおまえ?こいつが友達?友達だってよ。あはは。」
シブヤがそう言って周りのギャルに笑いかけると、そこにいたギャル達もなちゅを嘲笑った
さや姉「感じ悪いな?アンタ。マジ女なんやろ?がっかりやわ。」
シブヤ「・・・お前修学旅行生だろ?なんでマジ女を知ってる?」
さや姉「会いたい人がいるんや。」
シブヤ「へぇー。誰だよ?」
さや姉「“大島優子”さん」
44 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 02:14:42.52 ID:aTC9I8w60
相談したらググたすでチクられるのか
恐ろしい女だな山本
45 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 04:50:39.56 ID:Xz20c9RNP
続きはまだか?
46 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 11:03:43.91 ID:BmPfCPRo0
続き
47 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 11:04:49.91 ID:BmPfCPRo0
あっID違うけど書き込めた 書きます
48 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 11:12:23.12 ID:LECBE0sv0
手羽先にレモンわろたwww
これって構成作家志望の人なの
結構引き込まれるな 又書いてね
50 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 12:17:06.89 ID:j4aV2PhH0
“大島優子”その名前を言った瞬間、周りにいたギャル達はざわめいた
そしてシブヤも一瞬驚いた顔をして、目を細めた
シブヤ「優子さんの知り合いか?何の用だ?」
さや姉「知り合いやない。だから会ってみたいんや。“タイマン”してみたいんや。
強いんやろ?」
シブヤ「お前が?優子さんとタイマン?あははっ、笑わせんな。」
さや姉「冗談やない。“マジ”やで。」
さや姉、そしてみるきーや難波の高校生達は真剣な眼差しでシブヤを見ていた
シブヤの周りにいたギャル達は、さや姉の言葉に笑ったが、
シブヤだけは笑みを消していた
シブヤ「・・・・バッカじゃねーの。帰るぞ、お前等。」
シブヤが背を向けその場から去ろうとした時だった
「待たんかいっ!」
矢倉楓子がさや姉の前に出ていった
矢倉「こっちは真面目に聞いてるんや!答えんかい!」
シブヤは一瞬足を止め、振り返ると
シブヤ「お前等じゃ、優子さんにまで届かねーよ。東京観光してさっさと帰れ。」
矢倉「なんやと?難波なめんなや!」
51 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 12:45:11.23 ID:eVLBKWV70
さや姉「楓子!やめぇや!」
さや姉の言葉を聞かずに、矢倉はシブヤに殴りかかっていった
シブヤは、顔面に向かってきたその拳をいとも簡単に掴むと
力尽くで、その拳を横にずらし、矢倉を睨めつけた
それと同時に、矢倉の顔は苦痛で歪んだ
シブヤの素早い拳が矢倉のみぞおちに命中していた
膝を付き、シブヤを見上げる矢倉“くっ・・・”
シブヤ「ガキが調子にのってんじゃねーぞ。」
さや姉「楓子!」
みるきー「大丈夫か?ふぅちゃん。」
矢倉に駆け寄る難波の仲間達
矢倉「大丈夫や、山本組の若頭の娘やで。こんなんどーってことないわ。」
さや姉の手を借りずに、ゆっくりと立ち上った矢倉は、シブヤに言った
矢倉「マジ女に行ったら、あんたに会えるんやな?この拳返したるわ。」
立ち上がった矢倉を見てシブヤは不敵な笑みを浮かべた
シブヤ「来れるもんなら来てみろ。“階段”にすら登れねーよ。」
そして、ピンクのスカジャンを着たマジ女四天王“シブヤ”は
さや姉達の前から去っていった
52 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 14:41:36.68 ID:BmPfCPRo0
ーその頃、さや姉達とは別に1人土手を歩く横山ー
横山「なかなかおらへんもんやな、強そうな奴は」
すると、土手の下から声が聞こえてきた
横山「なんや、喧嘩か?」
“待てやコラァ!”
紺色のブレザーに灰色のスカート、そして長い髪に隠れたその顔には、傷を負った1人の女子高生が茶色のブレザーを着た者達に囲まれていた
横山「面白そうやな。助けたるか。」
横山が、助けに入ろうとしたその時だった
ドカッっと言う音と共に、囲んでいた生徒が1人倒れると
髪の長い女子高生と同じ制服を着た小柄なヤンキー風の女子高生が姿を現した
「こんな雑魚相手になにやってんだよ!」
「みなみ・・・・、うるせぇ!喧嘩は卒業したんじゃなかったのかよ!」
2人を再び囲み、近づく茶色のブレザーを着た生徒達
ー2人は敵を睨みながら、背中を合わせたー
みなみ「背中・・・頼むぜ?」
敦子「そっちも・・・・」
そして、たった2人で大勢の敵に立ち向かっていった
“おらぁぁぁぁ!!”
その様子をじっと見ていた横山は2人の喧嘩に目を奪われた
横山「強いわ・・・あの2人。あれがマジ女なんか?」
敵を倒した2人の後を横山は追った
しばらく機会を見計らっていたが、2人はそれぞれ別れてしまった
横山「あっ、しもうた。どっちにしよ。」
“ちょっと、待ってや!”
横山が声をかけたのは、前髪を上げ髪を、茶色に染めた
ー高橋みなみだったー
53 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 14:53:07.84 ID:0Ls/Tjz30
横山「あんた、マジ女か?」
みなみ「ん?マジ女?違うよ、私は八木女だ。あんたこそ誰だ? 」
横山「マジ女ちゃうんか、まぁええ。さっきの喧嘩見てたで。
私とタイマンしてくれへんか?」
みなみ「タイマン?なんで初めて会った奴と喧嘩しなきゃならねーんだよ。」
横山「あんたが強いと思ったからや。私は横山由依。難波の横山や。」
みなみ「横山・・・。悪いけど喧嘩は卒業したんだ。他当たってくれよ。」
横山「じゃあマジ女まで、道教えてくれへんか?全然わからへんのや。」
みなみ「えー、遠いなぁ。あそこはヤバい奴らばかりだぞ?それでも
行くのか?」
横山「それ聞いて余計行きたくなったわ。」
みなみ「ははっ、横山、あんた変わってるな。いいよ、連れてくよ。」
横山「恩にきるわ。」
横山は、高橋みなみとマジ女へと、向かった
その道中、2人は互いの事を話した
さっきの喧嘩の事、家の事、友達の事、そして夢がある事
横山「さっきの人、前田って言うんやな。親友か、ええな。」
その時、2人の前にさっきの敵と同じ制服を、着た奴らが十数人
その中には、背中にGの文字にガンギレと書かれた赤いジャージを着た奴もいた
「高橋〜、ガンギレ高校舐めてんじゃねーぞ!」
みなみ「またあんたらか、しつこいな。もう勘弁してくれよ。」
「ウチの奴らやっといて勘弁してくれは、ねぇだろうが!」
ガンギレ高校の生徒が殴りかかってきた瞬間、
バシッと、横からきたハイキックがその生徒を蹴り倒した
“・・・!なんだてめぇ!”
横山「みなみ、言うたな。行ってええで。ここはウチに任せてや。」
54 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 14:59:49.68 ID:GMwLz9q50
みなみ「ばかっ!あんたをウチらの喧嘩に巻き込むわけには・・・!」
横山「喧嘩・・・、卒業したんやろ?」
“おらぁ!”
2人の間に割って入るように殴りかかってきた敵を、横山は殴り倒すと
みなみの方へ、振り返った
横山「な?大丈夫やろ?帰るのが嫌なら、手は出さんといてな。」
“邪魔すんな!おらぁぁ!”
横山「ウチが相手や!かかってこいや!」
十数人はいただろう、それでも横山は襲いかかる敵を倒し
みなみの方へ行こうとした敵には、その襟首を掴み、力尽くで自分の方へ
引き寄せた
避ける間もないくらいに続く敵の攻撃に、横山の顔は傷を負っていったが
その顔は笑っていた
横山「はぁ・・・、はぁ・・・。もう少しやな。」
“おらぁ!”横山の後ろから鉄パイプを持った敵が襲いかかった
ドカッ!鉄パイプが地面に落ちた音に気づき、後ろを振り返ると
みなみがそこには立っていた
横山「あんた、手出すな言うたやろ・・・。」
みなみ「そんな息切らして、これ以上黙って見てられるかよ。
敦子には、内緒だからな。」
横山「ははっ・・・背中、頼むわ。」
みなみ「ああ・・・・。」
ー背中を合わせた2人、八木女の高橋みなみと難波の横山由依ー
その2人に、ガンギレ高校の生徒は、そこから一発も当てる事ができずに
全員、その場に倒れた
55 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 15:03:59.92 ID:GMwLz9q50
みなみ「ははっ。あんた強いな。マジ女に行きたい理由がわかった気がするよ。」
横山「マジ女だけやないな、東京にはあんたみたいのもおるんやな。」
みなみ「本当、借りができたよ。“由依”」
横山「そんなんじゃないわ。今日はもうホテルに戻るわ。“みなみ”」
照れくさそうに、“みなみ”と呼んだ横山の姿に、みなみは笑みを浮かべた
みなみ「また、会えるか?」
横山「会える気がするな。あんたとは。」
みなみ「今度は、敦子も連れてくるよ。喧嘩無しだぞ。」
横山「わかっとるわ。」
みなみ「じゃ、またな!」
走り去っていくみなみを、横山はどこか嬉しそうな顔で見つめていた
ーそれが、最初で最後のみなみとの会話だったー
56 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 16:17:52.55 ID:Xz20c9RNP
IDが変わるけど同じ人かな?
まぁ面白いから期待してます(・ω・)ノ
ksk
58 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 19:53:39.48 ID:UHF8JpH60
修学旅行二日目、横山の傷を心配したさや姉は、横山と行動を共にした
他にも、みるきーや菜々、福本達も一緒にいた
さや姉「あんたが、そこまで傷を負うなんて珍しいな。なにがあったんや?」
横山「たいした事やあらへん。ただ、こっちに友達ができたわ。」
みるきー「え〜!どんなんどんなん?会わせてや!」
横山「八木女とか言ってたな。東京出る前に会わせたるわ。」
みるきー「今行こうよ〜!」
さや姉「みるきー。今日は楓子の借り返さなあかんねん。明日や。」
福本「けど、どうやってマジ女まで行くんや?」
愛梨「その優子さんが入院してる病院の名前、知らんの?」
愛梨がそう言った瞬間、さや姉の足が止まった
さや姉「あー!それや〜!最初に蓮司に聞いとけば良かったわ。」
みるきー「知らんのかいっ。」
さや姉「知らん。」
横山「じゃあ、その“シブヤ”に聞くしかないやろ。」
そして渋谷を歩くが、時間が過ぎるばかりで、シブヤは見つからなかった
それもそのはず、シブヤは学校に行ってる時間帯だった
そうとは知らず、さや姉達は、渋谷を歩き続けた
59 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 19:57:40.62 ID:QFv6WiuP0
「おい!おまえらー!」
みるきー「なんか呼んでんで?」
さや姉「あっ!昨日の手羽先の人やないか。」
なちゅ「手羽先の人ってなんや。それよりあんたらに借り返したいと思ってたんや。」
さや姉「借り?」
なちゅ「ああ、私の事庇ってくれたやろ?嬉しかったんや!」
さや姉「友達あんな風に言う奴が許せなかっただけや。」
なちゅ「それや!それが嬉しかったんや!あんたら優子さん探してんのやろ?
連れてったるわ。」
さや姉「マジか?マジ女の場所知っとるんか?連れてってや!」
なちゅ「マジ女やない・・・・優子さんは、まだ病院なんや。」
さや姉「まだ退院してへんのか。ならええ、“てっぺん”には最後に会いに行くわ
マジ女に案内してや。」
なちゅ「あんたらあの学校見たらビビるで、中へ入る気無くなるかもしれへんぞ。」
みるきー「それはないわ〜。ウチらこれでも大阪の“てっぺん”なんやで。
なぁ?さや姉〜。」
さや姉「そういう事や。」
ーなちゅ「え?あんたらが・・・。」ー
そしてさや姉達は、なちゅの案内のもと、マジ女へとたどり着いた
なちゅの言う通り、ラクガキだらけの学校には、他のヤンキー校
とは違う殺伐とした雰囲気が漂っていた
60 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 20:27:55.77 ID:/yqJGXmo0
そしてさや姉達は、なちゅの案内のもと、マジ女へとたどり着いた
なちゅの言う通り、ラクガキだらけの学校には、他のヤンキー校
とは違う殺伐とした雰囲気が漂っていた
なちゅ「ホンマに行くんか?死ぬで?」
さや姉「色々ありがとな。これ、貰っとくわ。」
すると、なちゅが手に持っていた手羽先をさや姉は手にとり、
レモンを絞ると、ガブっと一口食べた
それをみるきーに渡すと、みるきーもパクッと口にした
そして難波の者達は、次々とその手羽先を一口ずつ食べた
さや姉「勝利の手羽先や。さぁ・・・行こか。」
なちゅに背を向けたさや姉達は、校門を通りマジ女の敷地内へと足を踏み入れた
さや姉は校庭に落ちていたバットをサッっと拾い、それをザッザッザッっと
引きずりながら前へ進んでいった
ラクガキだらけの学校は、その姿とは逆に静けさが漂い
さや姉がバットを引きずる音が、不気味に鳴り続けた
校舎の入り口まで後半分、さや姉が足を止めた
その時、茶色の髪をなびかせ、マジ女の制服にピンクのスカジャンを着た
“シブヤ”が姿を現した
61 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 21:38:42.67 ID:0Nz/tBym0
シブヤ「ようこそ。マジ女へ。私がラッパッパ四天王、シブヤだ。」
さや姉「シブヤ、随分簡単に入れるんやな、マジ女。」
シブヤ「いつもなら、校門くぐる前によそ者は潰すんだけどな。
今日はちょっと“特別”だ。」
さや姉「特別?」
シブヤ「ああ、たまには見せてやろうと思ってな、マジ女の喧嘩を“あの人に”。」
さや姉「あの人?優子さんか?入院してるんちゃうんか?」
シブヤ「さぁな?自分の目で確かめてみろよ。」
さや姉「そうさせてもらうわ。」
さや姉が足を一歩前へ進めると、シブヤの後ろからぞろぞろと
マジ女の生徒達が現れた
5,60人はいるだろうか、さや姉達の何倍もの数だった
シブヤ「お前らにとって、最悪の修学旅行にしてやるよ。」
さや姉は、持っていたバットを持ち替えると、それをシブヤに向かって
投げつけた
それをサッとギリギリで避け、不敵に笑うシブヤ
“ガシャン!!”
校舎のガラスが割れた音と共に、マジ女の生徒達は
さや姉達へと向かっていった
さや姉「最高の修学旅行やで!」
“おらぁぁぁ!!”
さや姉達もマジ女の生徒達の方に、向かっていった
ーマジ女の校庭では、難波とマジ女の乱闘が始まったー
62 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/06(木) 23:08:54.19 ID:JA9VrdV30
おもしろいC
63 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/07(金) 01:17:50.35 ID:8Hb6vQxa0
そして、その校舎の中の階段の上にあるラッパッパの部室では
その様子を窓から見ている1人の生徒がいた
真っ白のファージャケットを着て、瞼に傷を付けた背の高い生徒だった
「どうだ?サド。あいつらここまで来れそうか?」
金色の椅子に座る1人の生徒が、髪をかきあげながらそう言った
サド「どうでしょうね。大丈夫なんですか?病院抜け出して。」
外を見ていたサドと呼ばれた生徒は、金色の椅子に座る生徒を
心配そうに見つめた
金色の椅子から、ゆっくりと腰をあげ、笑ったその生徒は言った
優子「今日は、気分がいいんだ。」
ーラッパッパ部長、マジ女の頂点“大島優子”だったー
64 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/07(金) 01:21:11.26 ID:8Hb6vQxa0
「なんで、もっと人集めなかったんですか?」
部室に戻ってきたシブヤが、優子に言った
すると、壁に寄りかかりながら黒いスカジャンを着た生徒が口を開いた
「優子さんが決めた事だ。私達はそれに従えばいい。」
シブヤ「おめーに聞いてねーよ。“ブラック”」
サド「ブラックの言う通りだ。ここの部長は、優子さんだぞ。」
「シブヤは実際会ってきたから、慎重になっちゃってるんでしょ〜。」
ソファに座った赤いスカジャンを着た生徒が、そう言うと
シブヤはその生徒を睨めつけた
シブヤ「てめぇ、私がビビってるって言いてぇのか。あぁ?“トリゴヤ”」
トリゴヤの襟首を掴むシブヤ
サド「止めろ。つまんねー喧嘩すんな。」
優子「あははっ。相変わらずだな、お前ら。」
すると、優子はシブヤの手首を掴み、トリゴヤから離した
優子「シブヤ。100や200集めて潰すのは簡単だ。けどそれじゃつまんねーだろ。
あいつらがどれだけ“マジ”なのか、見てーだろ?」
シブヤ「・・・あいつら、来ますよ。ここに。」
優子「だろうな。ははっ。久しぶりに喧嘩、してぇなぁ。」
そう言って優子はまた金色の椅子に座った
すると外を見ていたサドが口を開いた
サド「・・・・シブヤの感が当たったみたいですね。
やりますよ、あいつら。」
65 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/07(金) 07:01:52.59 ID:WtjmXu6K0
ーさや姉達は、マジ女の生徒を次々に倒していったー
シブヤ「優子さんの出番はないっすよ。」
そう言って再び部室から出て行くシブヤ
優子「気が短いなぁ、シブヤは。」
サド「気が短い奴ならもう1人いますよ。」
ー優子「ああ、“あいつ”どこ行ったんだ?」ー
さや姉「おらぁ!これで最後や!」
バシッっという音と共に、校庭にいた最後のマジ女の生徒を殴り
倒したさや姉
横山「たいした事あらへんな。中、入らせてもらうで。」
校舎の中に入り、上へ続く階段を登ろうとしたその時だった
さや姉の後ろから、悲鳴が聞こえ振り返ると、そこには仲間の倒れた姿があった
不気味な笑い声と共に、難波の仲間達は次々に倒されていった
返り血を浴びながら、爪を噛み、不敵な笑みを浮かべるマジ女の生徒
ダークグリーンのスカジャンを着たラッパッパ四天王
ーゲキカラだったー
66 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/07(金) 07:22:32.47 ID:kOfvsAOU0
プロが書いてるのか?
67 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/07(金) 11:50:27.00 ID:5N3w5L1a0
横から口を挟むのがはばかられる様な展開で…
地下でこんな気持ちになったの初めてだから
一言だけいいですか ふぅちゃん健気。。ゴメンナサイ
68 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/07(金) 14:40:34.33 ID:z50bwSpE0
>>66 ただの、マジすか好きなヲタです
>>67 ありがとう 参考にしますんで挟んでください
69 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/07(金) 19:24:20.89 ID:6gHFNuCT0
不気味に立つそのゲキカラの姿に、さや姉達は足を止めてしまった
ゲキカラ「きゃははは、ザコ倒したくらいで、その階段登れると思った?」
“ガッ!”目の前にいた、愛梨の髪を掴むゲキカラ
愛梨「・・・!なにすんねん!」
髪を捕まれたまま、ゲキカラを殴った
だが、ゲキカラは微動だにせず、にやりと笑い、愛梨の顔面に拳を入れた
膝から崩れ落ち、顔を抑える愛梨
愛梨「・・・っつ!!」
座り込んだ愛梨の髪をまた掴み、無理矢理立たせると
ゲキカラ「あははっ、痛かった?」
また同じ様に、顔面を殴ろうとした時
“ガシッ”ゲキカラの腕を、百花が掴んだ
百花「愛梨から手離せや!」
掴んでいた愛梨の髪から手をパッと離すと
百花の肩を掴み、腕を掴んでいた百花を投げ飛ばした
さや姉「・・・!」
さや姉が、助けに入ろうとすると、菜々がさや姉の肩を掴んだ
菜々「さや姉はまだや。ウチらのてっぺんなんやで、ここでさや姉やられたら
ウチらは終わりなんや。」
さや姉「・・・けど!」
福本「菜々の言う通りや。それに、まだ終わってないで。」
百花「いたた・・・、なにすんねん、投げ飛ばすとかアホか!」
70 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/07(金) 20:06:09.21 ID:xnXTIAs30
血みどろ百花vsゲキカラ来たあああああ!
命尽きるまで闘いやがれコラぁ!
71 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/07(金) 20:55:30.80 ID:gIXnRZjN0
マジすか2を思い出しながら読んでます
72 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 00:02:21.16 ID:Ygo2FZFk0
保守
わー求めてたのんがここにありました
作者さん応援します
ちなみにわたくしはゆい推し
今日はゆいはんの誕生日
おたべエピソード期待してます
保守!(*´ω`*)
74 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 01:27:11.27 ID:0k6sHVvw0
保守でsageとは
75 :
サーモン:2012/12/08(土) 01:58:31.06 ID:YzO7YAIQ0
ゆいはん誕生日おめでとう
76 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 02:16:22.39 ID:GpZQ4T9EO
おもしろいし、本編との絡めかたがうまいな。
まじすか新規の俺歓喜
次も楽しみにしとるで!
ちなみにゆいさや推し
77 :
サーモン:2012/12/08(土) 03:37:52.53 ID:86mkh8gC0
ゲキカラ「あははっ、そのまま倒れてれば良かったのに。」
百花「難波の百花を舐めんなや!」
殴りかかってきた百花の拳を避けようとせず、ゲキカラは百花に拳を向けた
正面から受けた百花は、ゲキカラに拳が届く前に体ごとふっ飛ばされた
みるきーの体にぶつかった百花は、みるきーの手を掴むと
百花「すまへん・・・、あいつ、めっちゃ強いわ・・・」
ズルッとみるきーの手を離し、そう言って気を失った
みるきー「・・・・やったる。」
そっと、そう呟いたみるきー
それを見ていた朱里、脚の震えを止める様に叫び、ゲキカラに向かっていった
朱里「うわぁぁぁ!!」
“バシッ!”朱里の拳を受け、口から血を流しながら不気味に微笑むゲキカラ
朱里「なに笑っとんねん!!」
朱里の右の拳を、左腕でガードしたゲキカラは、朱里の襟を掴み
頭突きを喰らわせた
朱里「・・・くっ!」
額を抑えながら顔を上げると、目の前にはゲキカラの拳が向かってきていた
何かを考える間もなく、その拳を顔面に受けた朱里は、その場に倒れた
78 :
サーモン:2012/12/08(土) 03:40:24.34 ID:YzO7YAIQ0
さや姉「みんな・・・」
さや姉は倒れた仲間達の姿を見ながら、拳を強く握りしめた
みるきー「さや姉・・・、階段登ってや。こいつは私がやったる。」
さや姉「置いてけるかアホ!一緒に階段登るんや!」
みるきー「いいからはよ、行かんかいっ!」
みるきーがそう叫ぶと、さや姉は一瞬驚いた顔を見せたが
それを笑みに変えみるきーに言った
さや姉「上で待ってんで、みるきー。」
そしてさや姉達は、階段を登り始めた
横山「あんなみるきー初めて見たわ。」
さや姉「そうやろな。“アレ”は私と中学時代に暴れた頃のみるきーや。
“マジ”になったみるきーはホンマ強いで。」
福本「今と全然違かったんやで。私の中学でも有名やったわ。
さや姉とみるきー。」
矢倉“危ない・・・・!”
福本がさや姉の方を向いた一瞬だった
階段の踊り場の影から一瞬見えた蹴りが、福本を階段から転げ落とした
さや姉「・・・・!」
シブヤ「ちっ、ゲキカラに先越されたか。」
矢倉「・・・シブヤ!」
シブヤ「随分と減ったな?わかったか?マジ女の“階段”はそんな
甘くねーんだよ。」
ーさや姉達の前に、再びラッパッパ四天王“シブヤ”が立ちはだかったー
79 :
サーモン:2012/12/08(土) 03:43:53.56 ID:VNbov/0T0
シブヤとさや姉達の会話は一階で対峙している、みるきーとゲキカラにも
聞こえていた
ゲキカラ「きゃははっ、あんたの仲間、1人やられたみたいだね
また減ったね?オトモダチ。」
みるきー「なら、なおさら負けるわけにはいかへんわ。
あんたには。」
そう言いながら倒れた仲間達を1人1人ゆっくりと見るみるきー
愛梨「みるきー・・・」
みるきー「愛梨!大丈夫か?」
気を失っていた愛梨のもとに駆け寄り、そっと抱きしめた
愛梨「・・ははっ、大丈夫やで・・、ふぅは?楓子はどこや?」
抱きしめた後、肩に手をやり、愛梨の顔を見つめるみるきー
その愛梨の顔は、ゲキカラの拳で血に染まっていた
みるきー「ふぅちゃん無事や、さや姉達と一緒やで。安心しぃや。」
その血を自分の制服の裾で拭い、愛梨をそっと床に寝かせた
みるきー「可愛い顔が台無しやで。ホンマ・・・・
ウチの友達になにしてくれんねん!」
立ち上がり、ゲキカラを睨み、みるきーはそう叫んだ
80 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 03:46:16.34 ID:9zb3WFXg0
どういう顔して文章打ってんの?
自分で自分のこと気持ち悪いと思わない?
81 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 08:23:13.19 ID:sbw+zXcIO
面白い
82 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 08:39:10.61 ID:Zyq72oGn0
これ書き終わったらSKEバージョンのもお願い
83 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 09:24:35.41 ID:ba7+JoO50
SKEバージョンはゲキカラ加入時につながるようにお願いしたい
ただセンターの扱いが難しいが
84 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 11:02:49.18 ID:i0yXxo+T0
ドラマ化はよ
85 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 14:02:01.50 ID:5O+5JKfj0
ほ
86 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 14:22:22.23 ID:nCbqdV9l0
現実大島が後継者に指名している山本との最終決戦が気になる
87 :
サーモン:2012/12/08(土) 15:32:17.15 ID:46bMOKfw0
ゲキカラ「お前が、次はそうなるんだよ。」
みるきー「・・・名前、教えてもらおか?」
ゲキカラ「ラッパッパ四天王、ゲキカラ。」
みるきー「私は渡辺美優紀、難波のみるきーや。
タイマンや、“ゲキカラ”。」
ゲキカラ「きゃはははっ。難波?みるきー?知るか!!」
接近したゲキカラが、拳を繰り出すと
その重い拳は、みるきーの頬を捉えた
ザザッと後ずさり、思わず地面に右手をつけたみるきー
すぐに、ゲキカラの方に振り返り立ち上がった
それと同時に、ゲキカラの追撃がみるきーを襲った
その一瞬
ゲキカラの拳を左手で受け流したみるきーは、
くるりと体を回転させ、“ドカッ!”
ゲキカラの側頭部に、後ろ回し蹴りを入れた
ゲキカラ「・・・っ!」
88 :
サーモン:2012/12/08(土) 15:34:32.37 ID:46bMOKfw0
後ずさるゲキカラ、蹴られた頭に手をやり、滲み出た血を見た後
ゆっくりと首を回した
ゲキカラ「きゃははっ、やるねぇ。」
みるきー「・・・あっ、今パンツ見えた?愛梨。」
愛梨「ははっ・・、見えてへんわ。凄いな今の。」
みるきー「久しぶりやからな。思い出してきたわ、この感じ。」
長い髪に手をやり、整えると、みるきーはサッと身構えた
みるきー「ゲキカラ、倒れるのはあんたの方やで。
関西から来た“修学旅行生”に負けるんや。面白いやろ?」
ゲキカラ「きゃはははっ・・・・。」
笑い声が響いた後、ゲキカラの顔から笑みが消えた
ゲキカラ「・・・つまんねーよ。」
鋭い眼光で、みるきーを睨むと
“おらぁぁ!”
ゲキカラはみるきーに殴りかかった
ー2人の拳が交わったー
89 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 19:24:01.02 ID:GpZQ4T9EO
ほしゅあげ
90 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 21:20:08.94 ID:C6I8YKBR0
明日も書いてもらえるだろうか?
91 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 21:31:52.86 ID:rxAE6/gG0
難波の影の帝王とも言うべきけいっちの出番は無しですか?
92 :
サーモン:2012/12/08(土) 23:17:34.16 ID:fV5o34lM0
93 :
サーモン:2012/12/08(土) 23:21:01.04 ID:rqH7Ysdm0
そして、その上にいるさや姉達は・・・
横山「そのスカジャン・・・、違う色やけどさっきの奴も着てたな。
あいつも四天王の1人か?」
シブヤ「ゲキカラの事か?あいつも私と同じ四天王さ。」
横山「そうか。って事はあんた倒して後2人でええんやな。」
シブヤ「後2人?あははっ、勘違いしてんじゃねーよ。
私ら四天王の上にはな、もう1人いるんだよ。副部長が。」
菜々「あんなのが後3人もいるんかい。
こっちは私入れて5人か。ここの“てっぺん”の優子さんに会わせて
やれそうやで、さや姉。」
福本「アホ・・・、あんな不意打ちで終わってたまるか。“6人”や。」
階段の手すりに掴まりながら、福本は階段をゆっくりと登り
さや姉のもとに戻ってきた
94 :
サーモン:2012/12/08(土) 23:23:02.21 ID:rqH7Ysdm0
小笠原「ははっ、愛菜っ無事やったか!」
横山「6人もいるならなんとかなりそうやな。」
シブヤ「お前ら、ラッパッパの力がわかってねーよ。
6人も、じゃねぇ。6人しか、だ。」
さや姉「あんたこそ、難波の力わかってへんみたいやな。
ウチらはもう階段にいるんや。あんたの読み、ハズれたな?」
シブヤ「これ以上は、誰1人登らせねー。ぶっ潰してやるよ。」
手にグローブを付け、構えるシブヤ
横山「借り、返す時やで。楓子。」
矢倉「わかっとる・・・。」
シブヤ「ああ?お前かよ、またぶっ飛ばされにきたのかよ。」
矢倉「違うわ。あんたをぶっ飛ばしにきたんだよ!」
そう叫び、シブヤに殴りかかった矢倉
その拳はサッと避けられ
シブヤ「おらぁ!」
シブヤの拳を顔に喰らった
矢倉「・・・!」
さや姉「楓子・・・!」
シブヤ「勝てねーよ。お前は。」
95 :
サーモン:2012/12/08(土) 23:33:37.61 ID:IO4hOVl40
唇が切れ、そこから滲む血を拭い
自分の名前を呼ぶさや姉に目をやると、さや姉は、心配そうな目で
自分を見つめていた
矢倉「・・・さや姉。」
山本組組長の娘とその若頭の娘、幼い頃から一緒だった2人
いつだってさや姉は、楓子を守る様に側にいた
父とは真逆の関係の様に
みるきーや横山みたいに、さや姉と拳を交えた事は一度もなかった
楓子は、さや姉に認められたかった、あの2人の様に
ー強くなりたかったー
矢倉「さや姉は、“てっぺん”とるんや・・・」
シブヤ「はぁ?何言ってんだよ!」
“バシッ!”矢倉を殴りつけるシブヤ
その拳を喰らった矢倉の目は、覚悟を決めた強い眼差しだった
“ザッ”前に踏み込みだ矢倉は、シブヤの顔にその拳入れた
シブヤ「・・・っ!てめぇ!」
矢倉「“道”は私がつくったる!」
シブヤ「一発当てたくらいで、調子にのってんじやねーぞ!」
96 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/08(土) 23:41:07.34 ID:IO4hOVl40
肩を掴まれ、引っ張られた矢倉は、体制を崩されたが
それを立て直す様に、シブヤの肩を掴んだ
しかし、シブヤは突き放す様に、接近した矢倉の腹に
拳を思い切り入れた
矢倉「・・・うっ!」
思わず前屈みになり、倒れそうになった矢倉楓子
だが、掴んでいたシブヤの肩から手を離そうとはしなかった
矢倉「・・・離さへんぞ。」
シブヤ「おらぁ!」
矢倉を抱え込み、腹に膝蹴りを加えるシブヤ
“ドカッ!”
それを何度か繰り返した後
シブヤ「木っ端は寝てろ!」
シブヤが矢倉に、右の拳でトドメをさそうとした、その時
“ガッ”
シブヤのその腕を後ろから掴んだ者がいた
ー横山「止めや、勝負ついたやろ。」ー
97 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/08(土) 23:45:25.18 ID:5O+5JKfj0
サーモン相変わらずマジすか好っきやのう
98 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/09(日) 00:06:23.74 ID:mM2p2WU+0
>>97 HA!のMV見て書きたくなっちゃいました
99 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/09(日) 00:18:39.22 ID:XstBA3rn0
おもろい!(≧∇≦)
おたべの出番は前田とタイマンやと思ってたのにシブヤとやりそうな展開で予想外
100 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/09(日) 00:58:12.63 ID:dtgYG+Q40
肩を掴んだまま気を失った楓子を突き飛ばし
シブヤ「なら、てめぇが相手しろや!」
横山に振り向きざまに、殴りかかった
“ドカッ”
それより早く、横山のハイキックがシブヤを捉え
その体を地面につかせた
地面に手を着いたシブヤは、すぐに顔を上げ横山を睨めつけた
シブヤ「・・・くっ、てめぇ!」
横山「なんや、簡単に倒れたな?楓子の拳効いてるんちゃうか?」
壁に手をかけ、立ち上がるシブヤ
シブヤ「・・・お前、名前は?」
横山「あんたシブヤとか言うたな?・・・そうやな、
ウチは、“おたべ”にしよか。」
シブヤ「“おたべ”?笑わせんな!」
殴りかかってきたシブヤの拳を受け、
頬を赤く染め、横山はシブヤを殴り返した
後ずさりするシブヤ
横山「お土産や、もらっといてや。」
シブヤ「いらねぇよ・・・東京、なめんじゃねーぞ。」
101 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/09(日) 01:00:33.82 ID:kLzLW9fW0
再び身構え、横山を睨んだシブヤ
横山「・・・冗談や。」
皮肉まじりの笑みを見せながらそう言った横山も身構えた
シブヤ「マジ女にそんな冗談通用しねーんだよ!」
シブヤは左の裏拳を横山に喰らわせると、続けて右の拳で
横山を殴り倒した
横山「くっ・・・、やるやないか!」
立ち上がり、シブヤに向かっていく横山
その横山の姿を、さや姉達はしっかりと見つめていた
さや姉「由依・・・。」
倒れた楓子を抱き抱えながら、シブヤと横山のタイマンを
見守るさや姉
矢倉「・・・さや姉。」
さや姉「楓子・・・、頑張ったな?」
優しい笑顔で、そう楓子に言ったさや姉
さや姉「強くなったで・・・。」
矢倉「・・・さや姉、もう少しやな。」
さや姉「ああ、皆のおかげや、“てっぺん”掴んだる。
由依もきっと勝つわ。」
小笠原「由依・・・あんな強かったんやな。」
福本「さや姉とのタイマン以来や。あんな顔するの。」
さや姉「由依は、ずっと探してるんや。“本当の強さ”を持つ奴を。」
ー“・・・ドカッ!”ー
102 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/09(日) 05:10:39.90 ID:yBLChL+bO
上げ
103 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/09(日) 11:17:48.10 ID:dWhq0HwJ0
彩には指一本も触れさせへんから
自己犠牲が似合うふぅちゃん
104 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/09(日) 11:51:36.35 ID:lHStZNxx0
これは良スレ
アカリンが雑魚モブ扱いだったのは残念だけどw
つC
105 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/09(日) 12:24:52.51 ID:dWhq0HwJ0
僕もアカリン推しですけど書いて下さってる方にいらん情報は…
物語はNMBのそれを凌駕して余り有ると思うのでヨコヤリは挟まないとしました
ただし保守注意ですね
106 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/09(日) 17:10:18.01 ID:EVy3rQTW0
シブヤ「・・くそっ!・・・」
壁に背をもたれ、息を切らし傷を負いながら
前に、出ようとするシブヤ
その目の前には、瞼や口から血を流し真っ白いセーラー服を
血に滲ませた横山が立っていた
横山「はぁ、はぁ・・・、倒れへんな、あんた。」
シブヤ「・・・四天王の看板背負ってるからな。」
横山「ははっ、確かに、“四天王”って感じの強さやわ。」
シブヤ「最悪の、修学旅行だろ?」
横山「いや、最高や・・・。」
ー“おらぁ!”ー
力を振り絞る様に前に出てきたシブヤ、
横山のハイキックがシブヤの動きを止めた
“ガクッ”
膝から、崩れ落ちるシブヤ
横山「あんたみたいな、強い奴とタイマンできてな。」
107 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/09(日) 17:11:28.70 ID:EVy3rQTW0
地面に倒れたシブヤをしばらく見つめると
さや姉達の方へ振り返った
菜々「由依!大丈夫か?!」
駆け寄ってきた仲間の姿を見ると、力が抜けた様に、
菜々の体へと横山は身を預けた
さや姉「由依、休んでええで。ありがとな・・・」
横山「アホ・・・、まだいけるわ、シブヤより強いその“てっぺん”
見たいんや。」
さや姉「そうやな。一緒に行こか。」
菜々「肩貸したる。由依、階段登るで。」
さや姉は、足を止め振り返ると階段の下を見つめた
福本「みるきーなら大丈夫や、きっと上がってくるわ。」
さや姉「わかっとる・・・行こうか。」
ーその福本の言葉は、叶わなかったー
108 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/09(日) 17:21:52.46 ID:rH/DX80m0
保守とご意見ありがとう
109 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/09(日) 17:37:00.82 ID:L0RGMrJJ0
みるきー「今度は、あんたの“オトモダチ”が減ったみたいやな。」
ゲキカラ「きゃははっ、やっぱり私が全員ぶっ潰しとけば良かったかなぁ。」
みるきー「そんなんさせへんわ、私はまだ立ってるで。」
ゲキカラ「そんなボロボロのくせに、よく言うねぇ。」
ゲキカラの言葉通り、みるきーは立っている事がやっとなくらいに
傷だらけだった
手数では、みるきーの方が勝っていたが、何度も立ち上がる
ゲキカラのその拳は、みるきーにダメージを与えていた
みるきー「ゲキカラ、あんた強いわホンマに・・・。」
ゲキカラ「あははっ、気付くのが遅かったね〜。」
みるきー「最初から気付いてたわ。けどな・・・それでも戦わなあかん時があるんや!」
ゲキカラに蹴りを繰り出したみるきー
その蹴りを喰らい、体制を崩しながらも、ゲキカラは拳を下から突き上げてきた
“ガッ”避けようとしたみるきーだったが、その拳は顎をかすめた
脚をふらつかせるみるきー
ゲキカラ「きゃははっ!」
“ドカッ”という音と共に、ゲキカラの拳はみるきーを地面に手を着かせ
・・・みるきーは倒れた
110 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/09(日) 20:55:36.08 ID:m1rcIOXG0
ゲキカラ「上に行った奴ら潰しに行こうかな。」
階段を一段、二段、と登っていたその時
“ガッ”
ー後ろから、襟首を掴まれたゲキカラー
みるきー「ちょっと、待たんかい。」
ゲキカラ「お前・・・。」
驚いた顔を見せたゲキカラ
みるきーは、掴んだ襟首を引っ張りゲキカラを引きずり下ろすと
そのまま左の拳で顔面を狙い、ゲキカラを地面に叩きつけた
ゲキカラ「・・・!」
地面に仰向けに倒れるゲキカラを睨むみるきー
みるきー「そんな事させへん言うたろうが。続けよか?喧嘩。」
ゲキカラ「あははっ、いいね〜。」
仰向けになったまま口から血を流し、不気味に微笑むと
ゆらっと体をよろめかせながら、ゲキカラは立ち上がった
ゲキカラ「・・・そんなに大切か?」
みるきー「親友やからな。」
ゲキカラ「親友?」
みるきー「そうや。あんたにもおるやろ。守りたい人が。」
ゲキカラ「守りたい人・・・・ははっ、あいつは、お前らの“優子さん”か。」
みるきー「そういう事や。」
ゲキカラは、みるきーの言葉にかつての自分をふと思い出した
優子をマジ女の“頂点”に連れていくために戦った、あの頃を
ゲキカラ「・・・なら、最後まで見せてみなよ〜。お前の“マジ”。」
みるきー「そのつもりや。」
ー“おらぁ!!”ー
111 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/09(日) 22:52:21.58 ID:ScZLo9ga0
ほすほす
112 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/09(日) 23:38:45.93 ID:pF1C9iMY0
2人は同時に前に踏み込んだ
ゲキカラは右の拳を、みるきーは右のハイキックを
みるきーは、その拳に後ずさりし、
ゲキカラも体をよろめかせた
そして、先に攻撃をしかけたのは
みるきー「・・・倒れてたまるか!アホ!」
そう叫んだみるきーの拳は、ゲキカラの顔面に命中した
ゲキカラは体をよろめかせながら、地面に手を着いた
みるきー「はぁ・・・、はぁ、勝ったで。」
倒れたゲキカラを見ていると、その手がピクリと動いた
みるきー「嘘やろ?・・・。」
ーゆっくりと立ち上がるゲキカラー
113 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/09(日) 23:39:32.66 ID:pF1C9iMY0
みるきー「さや姉・・・すまへん、私は・・・上に行けそうもないわ。」
ゆっくりに見えたゲキカラの拳を、避ける力もなく、
みるきーは倒れた
ゲキカラ「はぁ・・はぁっ・・。きゃはは・・・。」
倒れたみるきーをしばらく見つめるゲキカラ
そして、そのタイマンを見ていた愛梨の方を振り返った
愛梨「なんや・・・!上へは行かせへんぞ!」
ゲキカラ「・・・こいつの名は?」
愛梨「みるきーや!次は負けへんわ!」
ゲキカラ「みるきーか、ははっこいつが起きたら伝えといてくれ。」
愛梨「なんや?」
ゲキカラ「ふざけた名前だ。」
愛梨「あんたもやろ。」
ゲキカラ「・・・だが、マジで強かったってな。」
ゲキカラ「お前らの“てっぺん”・・・優子さんにまで届くといいな。」
ーそう言って、ゲキカラは階段とは違う方向へ去っていったー
114 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 00:06:44.15 ID:G4cwSC8t0
つC
115 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 01:11:56.21 ID:nluGfZL40
保
116 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 02:43:08.43 ID:ShFTG/ey0
上げ
117 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/10(月) 04:41:25.54 ID:0KJvCjn00
その“てっぺん”さや姉は、シブヤとの戦いで傷ついた矢倉に肩を貸し
横山も菜々の肩を貸りながら一歩一歩、階段を登っていた
横山「もう大丈夫や、一人で歩けるわ。」
菜々「ホンマか?無理すんなや。」
“あつき血性の柔肌よ・・
明日はもう無い・・・・”
さや姉「なんや?なんか聞こえたで。」
“死の宣告だ”
福本「次の四天王か?どこや、おらへんで?」
横山「菜々!後ろや!」
菜々「え?なに?」
ー振り返った時には、もう遅かったー
菜々「誰もいな・・・」
そう言いながらまた前を向いた時に、黒いスカジャンを着た者に
菜々は殴り倒された
さや姉「・・・菜々!」
菜々「いたた、大丈夫や。なんやあんた?超能力者か?」
床に手をつけながら、そう言った菜々
ー「ラッパッパ四天王“ブラック”だ。」ー
118 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 07:15:24.80 ID:aVa1okLT0
おはようございます
雪ので寒い
暖かくなったら読みます
119 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/10(月) 07:33:24.05 ID:Kj3Nocda0
福本「ゲキカラ、シブヤ、で次はブラックかい。変な名前ばかりやな。」
“うっ・・・!”
ブラック「何がおかしい。」
一瞬で福本の腹に拳を入れたブラック
福本「あんたの名前や!」
腹を抑えながら、ブラックに殴りかかると
福本の拳は空をきった
小笠原「また消えたで・・・。」
福本「出てこんかいアホ!臆病者!」
菜々「愛菜、後ろや!」
菜々がそう叫んですぐ、福本は振り返らずに
後ろにいるブラックを肘打ちで狙った
しかし、それもブラックは避け、福本をまた殴りつけた
福本「・・・うぅ!」
小笠原「くそっ、タイマンやなくてええんか?」
ブラック「タイマンか、笑わせる。」
小笠原「出たな!仕留めたる!」
小笠原が殴りかかるが、空振りし、体制を崩したところに
ブラックの素早い拳が、命中した
一撃加えると姿を消し、また一撃、それが繰り返えされた
菜々「・・・茉由!」
菜々が助けに入ろうと殴りかかると、ブラックはその攻撃を止め
姿を消した
ブラックの拳を執拗に喰らった小笠原は、その場に倒れた
120 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/10(月) 07:34:27.31 ID:Kj3Nocda0
>>118 ありがとう 完走したら感想聞かせてください
121 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 09:02:59.77 ID:btKoEK9RO
最初は、んっ??って思ってましたが・・・まとめて読むとメチャ面白いですよ(^人^)♪
完走期待してます☆
122 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 11:39:46.21 ID:N2AfOnkAO
( ̄∀ ̄)
保守
124 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 18:21:53.40 ID:umWFElhuO
なるほど
125 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 20:11:21.65 ID:Vi0p0z6M0
はる、みる、かなきち
おバカ三姉妹は、チームホルモンにでもやられたのか
126 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 20:16:25.30 ID:Vi0p0z6M0
島田、高野、村上
高3トリオは歌舞伎シスターズにでもやられたのか
127 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 22:10:25.99 ID:fvEi+Im50
りぃ様はまだこない出番を待ち続けてどこかで怒りに震えてるに違いない。
128 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 22:12:14.29 ID:MMBbj7eK0
トリゴヤは菜々が攻略するのかな
129 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 22:24:25.93 ID:HF7AzlsI0
矢倉「はよNMBやめぇや」
谷川「なんやとクソ餓鬼ィ死ねや」
矢倉「オノレその内ブチ殺したるさかい首洗って待っとれよ!!チンカス」
谷川「両手広げて待ってるわw」
130 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 22:30:53.03 ID:HhY2tIQQ0
何だこの惨めな珍カスのオナニースレは
131 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/10(月) 23:45:18.13 ID:nluGfZL40
し〜ん
132 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/10(月) 23:46:16.61 ID:Fn1NoZWr0
HA!の流れそのままで良い感じだ
133 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/11(火) 01:00:10.14 ID:quPw1Jf00
福本「ゲキカラ、シブヤ、で次はブラックかい。変な名前ばかりやな。」
“うっ・・・!”
ブラック「何がおかしい。」
一瞬で福本の腹に拳を入れたブラック
福本「あんたの名前や!」
腹を抑えながら、ブラックに殴りかかると
福本の拳は空をきった
小笠原「また消えたで・・・。」
福本「出てこんかいアホ!臆病者!」
菜々「愛菜、後ろや!」
菜々がそう叫んですぐ、福本は振り返らずに
後ろにいるブラックを肘打ちで狙った
しかし、それもブラックは避け、福本をまた殴りつけた
福本「・・・うぅ!」
小笠原「くそっ、タイマンやなくてええんか?」
ブラック「タイマンか、笑わせる。」
小笠原「出たな!仕留めたる!」
小笠原が殴りかかるが、空振りし、体制を崩したところに
ブラックの素早い拳が、命中した
一撃加えると姿を消し、また一撃、それが繰り返えされた
134 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/11(火) 01:01:03.63 ID:quPw1Jf00
菜々「・・・茉由!」
菜々が助けに入ろうと殴りかかると、ブラックはその攻撃を止め
姿を消した
ブラックの拳を執拗に喰らった小笠原は、その場に倒れた
それを見ていたさや姉
さや姉「そろそろ、ウチも黙ってられへんな。」
横山「待てや、何のためにあんたをここまで
連れてきたと思ってるんや。」
さや姉「それは・・・」
横山「こんなとこで傷作って“上にいる奴”に勝てると思っとるんか?」
横山は言葉を続けた
横山「もとはウチとあんたの我が儘から始まった事や。
皆それに付き合ってくれたんや。最後まで突き通したらどうや?」
さや姉「わかったわ。けど、向かってきた相手には手出すで。」
横山「それはウチも同じや。」
横山とさや姉が会話していた間も、ブラックの攻撃は続いていた
福本も菜々も傷を負い、未だブラックにダメージを与えられずにいた
135 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 04:07:00.49 ID:nu0jmk/e0
補
136 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 08:41:38.58 ID:nu0jmk/e0
あげ
137 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 08:49:39.13 ID:khjJeWU70
ブラックの天敵なちゅ登場
138 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 11:58:37.37 ID:o3mr6WpTO
( ̄∀ ̄)
139 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 15:46:45.88 ID:nu0jmk/e0
o(`▽´)o
140 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/11(火) 15:51:27.30 ID:Rg6DOhSk0
福本「うっ、どうしたらええんや。」
菜々「あれや、こういう敵には“気”を読むんや。ドラゴンボールみたいに。」
福本「ああ、読んだ事あるわ。じゃあ目瞑ってみよか。」
ー2人は目を瞑り、ブラックの気を読んだー
“バシッ!”
福本は、ブラックに殴られた
福本「・・・くっ!読めるか!」
そしてブラックのその拳は、菜々に向けられた
地面に手を着く菜々
菜々は、顔を上げさや姉を見ると、
菜々「そうやな、まだ・・・倒れるわけにはいかへんな。」
壁に手をかけ、たちあがり寄りかかった
ブラック「終わりの時だ・・・」
141 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/11(火) 15:52:57.07 ID:Rg6DOhSk0
“ガシッ”
菜々は目の前に現れたブラックを、すかさず抱き掴んだ
菜々「待ってたで。」
ブラック「くっ・・・、どうして?」
菜々「簡単や、後ろ壁やからな。前か、横からしか来れへんやろ。」
ブラック「貴様・・・!」
菜々「くたばれ!」
抱きかかえたまま、ブラックに頭突きを喰らわせた菜々
ブラックは体をよろめかせ後ずさりした
福本「悪く思わんといてな!」
福本の拳が、ブラックの顔面を捉えた
ブラック「くそっ、・・・」
頭突きと拳を顔面に喰らったブラックは、顔から血を流しながら
気を失った
疲れと安心感で、菜々と福本は床に手を着き、しゃがみこんだ
142 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/11(火) 15:57:01.92 ID:DsNJ7s370
菜々「・・・予定が狂ったわ。まだ四天王1人残っとるのに。」
さや姉「もう、充分や。しっかりバトン受け取ったで。
ここで休んでてや。」
菜々「・・・すまんな。ウチらはここで待っとる。」
さや姉「楓子も、ここで待っといてや。」
矢倉「わかった。」
さや姉「あんたは・・・止めても行くってゆうんやろ?」
横山を見つめるさや姉
横山「わかっとるやないか。」
それに笑顔で、応えた
ーさや姉と横山は、階段を駆け上がっていったー
2人の背中を見送った福本達
福本「楓子、本当は一緒に行きたかったんちゃうか?」
矢倉「足手まといになりたくないわ。」
菜々「けど、由依変わったなぁ。よく笑う様になったわ。
前はあんな“冷たい目”してたのにな・・・」
143 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 15:58:41.98 ID:6hced5Vl0
トロサーモン
144 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/11(火) 16:01:29.08 ID:sGdzIvVB0
ー階段を登っていったさや姉と横山ー
最後の階段は、1つの部屋へと続いていた
さや姉「あの部屋がここの“てっぺん”か?」
「そうだよ。ふふっ。」
階段の上の物陰から姿を現した、赤いスカジャンを着た者がそう言った
ー最後のラッパッパ四天王“トリゴヤ”ー
上を見上げる横山
横山「あんたが、最後の四天王か?私が相手や。」
トリゴヤ「へぇ〜。シブヤを倒したあんたが。面白いね。」
横山「怪我してるからって遠慮しなくてええで。」
階段を一歩、また一歩とゆっくり階段を登っていきながら
横山は言葉を続けた
横山「皆のために、さや姉のために・・あんたは私が倒さなあかんのや。」
そして部屋の前にいる、トリゴヤの前に立った横山
横山「さぁ、始めよか?横山由依や。」
トリゴヤ「ラッパッパ四天王“トリゴヤ”」
ー不気味に微笑んだトリゴヤー
トリゴヤ「ふふっ・・・。」
横山「気味悪いで、何笑っとるんや!」
横山が殴ろうとした瞬間だった
ーガッー
トリゴヤは、横山の頭を掴み、目を一瞬閉じると
トリゴヤ「見えた・・・。」
そう言って目を見開き横山に囁いた
トリゴヤ「さや姉は・・・あんたの敵なの?ふふっ。」
145 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 16:43:07.38 ID:kacljnIy0
これは気になる展開…!
つC
146 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 18:11:43.42 ID:Uo0eiMvB0
コテ付く前に単発で書いてあるのがあるけどこれも全部同じ人?
147 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 19:59:34.87 ID:oUpex49p0
評価する
148 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/11(火) 20:06:06.26 ID:1HNk0DWQ0
>>146 同じ人です すみません なんかスマホからだとID変わるみたいで
149 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 21:22:20.62 ID:Uo0eiMvB0
150 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 22:36:33.14 ID:oHP7Gqtc0
謎の美少女
ケイラはまだか
りぽぽ、けいっち、岸野は
学ラン、チョウコク、尺にでもやられたのか
152 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 22:39:49.39 ID:oHP7Gqtc0
藪下、加藤は山椒姉妹に
りいちゃん、かんちる、ゆっぴはチームフォンデュにでもやられたのか
153 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 22:41:15.42 ID:oHP7Gqtc0
>>151 いや、もう展開的にこいつらの出番は無いだろ
NMB伝説の裏番は城だな
155 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 22:59:02.04 ID:hsDNDD6s0
りぽぽをうまく使ってほしかった
156 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/11(火) 23:37:26.05 ID:oHP7Gqtc0
原vsたかみな
ガチタイマンまだか
「努力、努力って、UZAいんじゃ!!!」
157 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/11(火) 23:45:06.80 ID:0EWo0HXT0
りぽぽ・・・
158 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/11(火) 23:49:16.34 ID:quPw1Jf00
横山「・・・、何言っとるんや!離さんかい!」
トリゴヤ「あんたにも見せてあげる。」
横山「・・・!」
横山組の組長の娘、横山由依
勢力を拡大しようと抗争を繰り広げる父
幼い頃から、周りは横山を恐れ、避けられた
ずっと、1人だった
横山「・・・くっ」
組長の娘、その肩書きは横山を苦しませた
暗闇でもがく様に、喧嘩にあけくれる日々
ーそんな時だった、山本彩の名前を耳にしたのはー
同じ境遇、組長の娘、だが自分とは違っていた
トリゴヤ「ふふっ、憎い?さや姉が。」
さや姉「由依・・!」
横山の様子がおかしい事に、さや姉は気付き
階段を登ろうとした
横山「さや姉・・・信じてや。」
さや姉「由依・・・。」
足を止め、横山を見つめるさや姉
159 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 00:27:33.31 ID:R/IleuE50
トリゴヤはその様子を見て不気味に微笑み
横山に、また囁いた
トリゴヤ「さや姉に負けちゃった?あんたも、父親も。」
自分とは違い、ヤクザの娘でも周りに仲間がいるさや姉
さや姉がいるところは、暗闇ではなかった 皆、笑顔だった
横山は、それが許せなかった
京都の中学にいた横山は、さや姉と同じ高校に入った
だが、さや姉は自分より強かった 喧嘩も、心も
ー「難波が好きなだけや。ただ、それだけや。」ー
友達を助けるため、横山組に立ち向かおうと
恐れず、そう言ったさや姉
横山はそんなさや姉と、一緒にいたいと思った
“本当の強さ”を持つさや姉のそばに・・・
横山「確かに、憎かったわ・・。けどな、今は違うで。」
“ガシッ”トリゴヤの手を掴む横山
ゆっくりと、掴まれた頭を力ずくで離していった
トリゴヤ「・・・くっ!あんた!」
横山「家がどうこうとか関係ないわ。
私はやっぱり・・・さや姉が、好きなんや。」
そう言って笑った後、拳を握りしめた横山は
思いきりトリゴヤを殴り飛ばした
“ドカッ!”壁にぶつかり、トリゴヤは倒れた
下にいるさや姉の方を振り返った横山
横山「変な意味ちゃうで。友達としてや。」
さや姉「わかっとるわ。アホ。」
微笑みながら、そう言ったさや姉
横山「・・・さや姉、この扉開けるのはあんたやで。」
ーさや姉「ああ・・・階段、登らせてもらおか?」ー
160 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 00:44:23.70 ID:yDPEND520
ゆいはん伊達臣人ぐらい活躍してるな
161 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 01:05:22.19 ID:m/6B4mFz0
残るは部長大島優子と副部長のサド
162 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 02:56:08.91 ID:/i7+ba4a0
歩
163 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 04:08:06.94 ID:LPut9+Ip0
横山の待つ階段の上へと、ゆっくり登っていくさや姉
その扉の向こうにいる“マジ女の頂点”
横山の隣に並んださや姉は、拳を握りしめた
横山「もう、扉の前や、さや姉・・・
“東京のてっぺん”案外近かったな?」
さや姉「そうやな・・・、皆が一緒やったから。ここまで来れた。
派手に行かせてもらうで!!」
ー“おらぁ!”ー
ドアを蹴破ったさや姉
2人の目の前には、真っ白いファージャケットを着て
外を見つめている者がいた
その横には、“部長専用”と書かれた金色の椅子があった
「マジ女も、舐められたもんだ。“頂点”が近い?」
外を見つめていたその生徒が、振り向くと
その顔には痛々しく、瞼に傷がついていた
ー「ここからが、遠いんだよ。その“頂点”までな。」ー
164 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 04:11:06.08 ID:PGAkTxwe0
さや姉「誰や?あんた・・・。」
サド「副部長のサドだ。残念だったな?優子さんじゃなくて。」
横山「あんたがシブヤが言ってた副部長か。あんた倒したらええんやな?」
サド「私を倒す?笑わせんな。」
さや姉「大島優子はおるんか?ここまで来て、いませんでした
なんてオチこっちも笑えんで。」
サド「いるさ。奥の部屋に・・・。会えませんでした、って事
になるけどな。」
横山「なんやと?」
サド「ここで、終わるからな。」
横山「あんたも、私が倒したるわ!」
サドに向かっていった横山は、飛び上がると
そのまま蹴りを繰り出した
“ガッ”それを片手で受け止めたサドは
横山の襟を掴んで、睨みつけた
サド「階段、汚してんじゃねーよ。」
そう言って、裏拳で横山を殴り飛ばすサド
ザザッと倒れた横山は、立ち上がろうと両手を地面に付けた
横山「・・・・くっ」
顔を上げ、見上げるとそこには、自分を見下ろす
サドの姿があった
サド「寝てろ。」
振り下ろしたサドの拳が、立ち上がろうとする横山を止めた
横山は、力が抜けた様にガクッとその場に倒れた
165 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 04:15:33.21 ID:WCPDSUSK0
サド「なんだ?弱いな・・・。次はお前の番だ。」
そう言ってさや姉を睨みつけるサド
そのサドの目を見ながら、さや姉は一歩一歩、
サドに近づいていった
さや姉「・・・サドとか言ったな?由依は怪我してたんや、
そんなんで勝ったなんて思わんでほしいな。」
サド「怪我してようがしてまいが、タイマンで負けたら、そいつは
弱いって事なんだよ。」
さや姉「由依は、弱くなんかないわ。取り消せや・・・」
サド「あぁ?」
さや姉「今の言葉取り消せや!!」
接近したサドに向かって拳を出したさや姉
それを“ガシッ”と掴むサド
サド「てめぇ・・・」
押しきろうとするさや姉の拳に、サドは思わず手を離した
さや姉「弱いな?サド。」
166 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 04:18:05.64 ID:WCPDSUSK0
サド「・・・名、名乗れよ。」
さや姉「難波の、山本彩や。」
サド「山本彩・・・。お前が大阪の“てっぺん”みたいだな。
お前、何年だ?」
さや姉「1年や。」
サド「1年で“てっぺん”か。“ここ”はそんな簡単じゃねぇんだよ。」
さや姉「わからへんで。ウチがこの学校いたら、あんたの席
明日から無くなってたかもな?“副部長”。」
サド「私に勝てれば、の話しだけどな・・・。」
睨みあう2人、サドが真っ白のファージャケットを脱ぎ
床にサッと落とした瞬間
“おらぁ!!”
167 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 05:39:05.19 ID:EXQ+RO/3O
枠 枠
168 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 08:16:31.32 ID:fC7WlIf/O
土器土器
169 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 09:56:54.49 ID:qRTRgS29P
横山がマミーファミリー編のボンチュー位活躍してくれると思ったがここでおわってしまったか…
170 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 11:20:32.75 ID:nD1M//2+0
城vs前田
金子vs戸賀崎はまだか
センネズの出番は無いな
171 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 11:21:46.36 ID:LZTMyJFP0
マジすか4 NMBだけでやろう
172 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 14:21:42.28 ID:EXQ+RO/3O
( ̄∀ ̄)
173 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 17:31:58.99 ID:/i7+ba4a0
o(`▽´)o
174 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 18:20:49.91 ID:PSsoWN1j0
さや姉は高く飛び上がり、その拳をサドに振り下ろした
“バシッ!”
そして、サドは唇から流れる血を、気にする事もなく
殴り返した
“・・・!”
そのサドの拳に怯む事なく、ハイキックを繰り出すさや姉
それを受け止めたサドの蹴りが、さや姉の腹を狙った
さや姉「うぅ・・!」
前屈みになったさや姉
その髪を掴み、サドは思いきり拳を顔面に叩き込んだ
サドの拳に一歩、後退りしたさや姉
さや姉「痛いな・・・、あんたの拳。」
サド「どーした?大阪の“てっぺん”はそんなもんか?あぁ?」
さや姉「痛いゆうただけやろが、全然効いてへんわ!」
175 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 18:21:35.05 ID:PSsoWN1j0
サドの襟を掴み、力ずくで押していくさや姉
“ドカッ”と壁にぶつけ、そのままサドの腹に
膝蹴りを喰らわせた
少し前屈みになったサドの顔面に向かって右の拳を出したさや姉
サドがそれを避けると、その拳は壁にぶつかった
避けたサドの顔を見て、少し笑みを含めた顔を見せると
“・・・くっ”
サドの脇腹に、左の膝蹴りの喰らわせた
一瞬苦痛で顔を歪めたサドは、さや姉の肩を掴み引っ張り、
体制を崩したさや姉を殴りつけた
それを堪え、睨み返しサドを殴るさや姉
互いに、血を流しながら、その顔は笑っていた
サド「・・・楽しいか?」
さや姉「ああ・・・。楽しくて仕方ないわ。」
サド「私もだよ。かかってこいよ・・・1年坊。」
さや姉「続き・・・始めよか、サド!!」
前に踏み込み、拳をサドに叩き込むさや姉
すると、サドも同じ様に、さや姉の顔に拳を叩き込んだ
ーそれを何度か繰り返しても、どちらも倒れようとはしなかったー
176 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 18:34:06.50 ID:O8IQdOOL0
その頃下でさや姉を待っていた福本達は・・・
福本「どうなってるんやろうな・・・」
菜々「・・・気になるな。見に行くか?」
すると、下の方から階段を登ってくる音が聞こえてきた
それぞれ、肩をかりながら、見せたその姿は
一階でゲキカラに倒された仲間達だった
愛梨に肩をかりたみるきーは、福本達の所へ着くと
みるきー「・・・ウチ、負けたみたいやわ。」
福本「みるきーがか?やっぱりバケモンやったなあいつ。」
みるきー「まぁ、次は勝ったる。あんたらは勝ったみたいやな。」
福本達の側で、倒れているブラックに目をやるみるきー
みるきー「・・・上へ行かへんのか?」
菜々「行きたいんやけど、さや姉にここで待ってて言われたからなぁ。」
みるきー「そうかぁ。私は言われてへんから見てくるわ。」
福本「・・・ずるいで。」
みるきーや福本達の会話を、割ってはいる様に
下から声が聞こえた
「うるせぇヤツらだな・・・。」
177 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 18:35:03.08 ID:O8IQdOOL0
階段の手すりにつかまりながら、シブヤはそう言った
矢倉「あんた・・・!!」
ゆっくりと立ち上がる矢倉や、福本達
シブヤ「とっとと行けよ。お前らも、上に。」
階段を上がってくるシブヤ
みるきー「シブヤもそう思うやろ?」
菜々「さや姉の邪魔になるやろが。」
シブヤ「めんどくせー奴らだ。ここにいても邪魔なんだよ。
見たけりゃ見てこい。」
そう言うとシブヤはブラックの隣に座って、言葉を続けた
シブヤ「タイマンの邪魔してみろ・・・
私が、1人残らずぶっ潰すぞ。」
みるきー「そんな事しないわ。どうなってても、それはせぇへん。
ウチらは見守るだけや・・・皆行こうか?」
そして、みるきー達は、さや姉と横山のいる上へと
階段を上り始めた
その背中を見つめるシブヤ
シブヤ「うちらも、あんな感じだったんだろうな。なぁ、ブラック・・・。」
ブラック「ああ。」
シブヤ「ちっ、起きてたのかよ。」
上を見上げるシブヤ
ーシブヤ「優子さん・・・。」ー
178 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 18:42:09.33 ID:JuxiASl60
そして、さや姉とサドは・・・
互いに、息を切らし傷だらけになった姿で
そこにまだ、立っていた
“バシッ!”
さや姉を殴りつけたサド
さや姉が、体をふらつかせ床に手を着くと
サドは足を高く上げ、さや姉の頭に振り下ろした
体を動かし避けようとしたさや姉
しかしそのサドの踵は、さや姉の肩にめり込んだ
さや姉「・・・・くっ!」
苦痛で顔を歪め、左肩を抑えるさや姉
サド「はぁ、はぁ・・・。終わりだ。」
さや姉が顔を上げた瞬間、サドの拳はその顔に叩きつけられた
さや姉は、その場に倒れ込んだ
倒れたさや姉を息を切らしながら上から見下ろすと、
サドは背を向け、白いファージャケットを取りに行った
ー「さや姉・・・!」ー
そう叫んだ声が聞こえると、サドは掴みかけたファージャケットから
手を離し、ゆっくりと振り返った
倒れたはずの、さや姉が立っていた
そして、その後ろには部室の入口でさや姉の名前を呼ぶ
難波の者達がいた
179 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 18:46:18.60 ID:m/6B4mFz0
あかんぞ〜あかんぞ〜流石にサドがさや姉に負けるのはあかんぞ〜
180 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 18:51:00.18 ID:PGAkTxwe0
サド「なんで・・・立ってられんだよ。」
さや姉「仲間の・・・声が、聞こえたからや。」
一歩一歩、サドの方へと前に進むさや姉
サド「本当に、1年か・・・てめぇは。」
近づいてくるさや姉に、そう言ったサド
さや姉「まだ・・・、途中や。あんた倒して、
ここの“てっぺん”も倒さなあかんからな・・・」
サド「まだそんな事言えるとはな・・・ははっマジかよ。」
さや姉「もちろん・・・“マジ”やで。」
サドの目の前に立ったさや姉は、そう言った後
大きく、右の拳を繰り出した
サドのこめかみにめり込ませたその拳は
サドの体をよろめかせ、地面に手を着かせた
立ち上がろうと膝を着いたサドの目に、下から拳を突き上げようとする
さや姉の姿が映った
それに反応して、サドも右の拳を出したが
ー“ザッ!”ー
さや姉のその拳は、サドの顎を貫いた
サドは一歩、また一歩と後退りすると、サドの背中は窓にぶつかった
そして、ブランドに手をかけた
“ガシャ”
倒れまいとそれを掴むサドは、顔を上げた
ーそこには、うつ伏せで倒れるさや姉の姿があったー
181 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 18:59:28.72 ID:WCPDSUSK0
「さや姉・・・!」
倒れたさや姉に駆け寄る仲間達
サド「はぁ、・・はぁ・・・」
サドの拳は、さや姉のこめかみに命中していた
しかし、それを喰らっても、さや姉の拳は止まる事はなく
サドの顎を貫いた瞬間、さや姉は力尽きた様に倒れた
サド「こいつ・・・・」
横山「ウチらの・・・負けみたいやな。」
壁に背をもたれながら、立ち上がる横山は
ゆっくりとさや姉のところへ歩いていった
横山とみるきーは、倒れたさや姉を抱きかかえ、さや姉の腕を
肩にかけた
みるきー「さや姉・・・最後のパンチ凄かったな?」
目を瞑っているさや姉に笑顔で語りかけるみるきー
みるきー「じゃ、ウチらは帰らせてもらうわ・・・。“マジ女”楽しかったで。」
サド「・・・このまま無事に帰すとでも思ってるのか?」
みるきー達の目の前には、部屋の入口に立つ、シブヤやゲキカラ、ブラックとトリゴヤ
の姿があった
みるきー「あんたらはそんな事する奴ちゃうやろ。まぁ通してくれへんなら
やったるけどな。」
四天王を睨むみるきーや横山、そして菜々達
シブヤ「・・・。」
182 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 19:02:08.09 ID:WCPDSUSK0
サド「冗談だ、・・・通してやれ。」
サドがそう言うと、四天王達は道を開けた
サド「・・優子さんに会わなくていいのかよ?」
横山「ここにはもう、いないんやろ?」
サド「気づいてたのか。」
横山「まぁな。さや姉はわからんけど。」
・
サド「・・・・そいつが目覚ましたら渡してくれ。」
サドは横山に一枚の紙を渡した
サド「優子さんがいる病院の住所だ。お前達に会いたがってたんだけどな。
お前らがこの部屋に来る前に、優子さんは倒れた。」
横山「そうやったんか・・・渡しとくわ。ありがとな。」
サド「悪かったな、嘘ついて。」
横山「気にせんでええわ。あの場面でいません言われてもリアクション困るわ。」
サド「ははっ、そうだな。」
横山「じゃ、行くわ。」
そして、関西から来た修学旅行生達は、東京のヤンキーの頂点“マジ女”
から去っていった
183 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 19:04:56.96 ID:kL7Rjpte0
その帰り道、辺りはすっかり暗くなり、マジ女に負けたさや姉達は
傷だらけの姿でホテルまで歩いた
目を覚ましたさや姉も、肩をかりずに自分の足で前へと歩いた
さや姉「すまん・・・ホンマに。」
福本「何言っとるんや、あそこから立ち上がったんやで。
謝る事なんかあらへん。」
みるきー「そうや。マジでやって負けたんや。それも気持ちええわ。」
菜々「大阪にいたらわからへん事やった。」
小笠原「・・・負けるってのも悪くないな。」
さや姉「けど・・・悔しい、ウチは悔しいわ・・・。」
そう言ったさや姉の目には、涙がこぼれていた
みるきー「アホ、アッパー決める奴がなに泣いとるんや。似合わへんぞ。」
みるきーの言葉に、仲間達は笑みをこぼし始め、笑った
上西「ははっ、確かに・・・。」
島田「あれはないわ〜、漫画みたいな技やで。」
ー“ははっ”ー
184 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 19:20:16.84 ID:BnPFMcXu0
さや姉「何がおかしいんや、いちいち覚えとらんわ!」
みるきー「さすがやな〜、無意識や。無意識の技や。」
さや姉「からかうなアホ、必死やっただけや。」
そしてさや姉の顔にも、笑顔が戻った
さや姉「必死やった・・・。サド、強かったわ、なぁ由依?」
横山は立ち止まり、皆とは違う方を見つめていた
さや姉「由依?」
ー横山「なんや・・・あれ?」ー
菜々「ん?・・・人が倒れとんで!」
その事に気づいたさや姉達が駆け寄ると・・・
横山「・・・・!みなみ!」
ー“血だらけになった、高橋みなみが倒れていた”ー
さや姉「知り合いか?!ヤバいで、頭から血流しとる!」
みるきー「早く助けんと・・・!どうしたらええんや!?」
その光景に、菜々達は呆然とした
暗闇の中で、血を流しながら、人が倒れている
死んでいるかもしれない
誰もがそう頭の中で思い、脚を震わせた
さや姉「なに黙って見とるんや!早く救急車呼ばんかい!!」
185 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 21:32:20.64 ID:yDPEND520
ここでけいっち登場w
どこにいたんですか?でも出してくれてありがとう
186 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 21:33:37.18 ID:MkE5Yg4EI
つまんね
187 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 21:53:13.74 ID:yoPo6xyb0
その震えを止める様に叫んださや姉の声に、菜々達は我に返ると
携帯を取り出し、病院に電話をかけると、すぐに大人を探しに行った
さや姉「由依!あんたもや!あんたがしっかりせんでどうするんや!」
昨日、一緒に笑っていた友達が、目の前で血を流している
その事実を、横山は受け入れる事ができないでいた
横山「なんや・・これ?」
立ちすくんだまま、みなみを見つめる横山
さや姉とみるきーは、みなみに声をかけ続けた
さや姉「しっかりせえ!もう大丈夫やで!!」
みるきー「すぐに救急車が来る!目覚ますんや!」
横山「なんなんや、なんの冗談や?なぁ・・・みなみ?」
さや姉「由依!みなみは生きとる!今ならまだ間に合う!」
さや姉は、みなみの胸に耳を当て心臓の鼓動を確かめた
まだ生きている、その言葉が横山を我に返らせた
しゃがみこみ、みなみの頬をそっと触った横山
横山「みなみ・・・わかるか?あったかいやろ?」
188 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/12(水) 21:57:17.66 ID:yoPo6xyb0
みるきー「これ・・・殴られた傷や、なにがあったんや。」
さや姉「わからへん・・・、救急車はよ来いや!」
横山「あいつらか?あんたをこんなんにしたのは・・・。」
みなみの手を握りしめる横山
横山「・・・殺したる、あいつら・・・ぶっ殺したる!」
その怒りに満ちた横は、涙をため、その涙は
みなみの手にこぼれ落ちた
ー「由依・・・・?」ー
横山「みなみ!わかるか?!しっかりせえ!」
みなみ「由依・・・。どうしたんだよ?そんな顔して・・・」
横山「会えて嬉しいだけや・・・なにがあったんや?」
頬を伝う涙を拭う横山
みなみ「・・・由依の友達か?なんで、みんな泣いてるんだよ?」
横山「みなみに会わせたかったウチの友達や・・・
皆、みなみに会えて嬉しいらしいわ。」
遠くから、救急車のサイレンの音が聞こえてくる
みなみ「“敦子”に会わせたかったなぁ・・・」
横山「いつでも会いにくるわ・・・。」
みなみ「喧嘩ばっかして、どうしようもないけど・・・
すっげぇいい奴なんだ・・・」
横山「わかっとる。わかっとるわ・・・しっかりせえ。」
みなみ「敦子・・・、約束守ったよ・・手、出さなかったぜ?」
横山「みなみ・・・?」
みなみ「一緒に夢・・・叶えような・・・」
掴んでいたみなみの手が、力が無くなった様に
横山の手から抜け落ちた
横山「みなみ・・・・!」
189 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 22:13:48.88 ID:m/6B4mFz0
なるほどこれでパート2に繋がるのか
190 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/12(水) 23:51:55.57 ID:qtoVWTPu0
上げとこ
191 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 00:41:54.67 ID:IXH1pnVH0
さや姉「大丈夫や!助かる、あんたの友達は死んだりなんかせえへん!」
大通りに出て、救急車を待っていた菜々や上西、白間が戻ってきた
菜々「こっちや!」
救急隊員に囲まれ、ストレッチャーに乗せられるみなみ
周りは騒ぎを聞きつけた大人達で騒然とした雰囲気になっていた
横山「一緒に、連れてってください!友達なんです!」
さや姉「ウチも行く!あんたらは先にホテル戻ってるんや!」
ー横山とさや姉は、みなみに寄り添いながら、救急車に乗り込んで
いったー
耳に響くほどの音を鳴らしながら、その場から去る救急車を見つめる
みるきー達
みるきー「由依・・・、怖い目しとった、あんな顔見た事ない。」
福本「大丈夫や、だからさや姉は一緒についていったんやろ。」
病院に着いたさや姉と横山は、集中治療室に運ばれるみなみを
ただ、見ている事しかできなかった
しばらくすると、みなみと同じ制服を着た生徒が集中治療室へと
駆けよった
泣き叫びながら、みなみの名前を何度も呼ぶその生徒
人口呼吸器を外し、みなみの脈をとる医師
「みなみ!・・・みなみ!・・・私の、私のせいで・・・」
ー友の名を泣き叫ぶ声が、みなみに届く事は、もうなかったー
192 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 00:42:49.32 ID:IXH1pnVH0
その姿を見つめていた横山は、静かに立ち上がりさや姉に背を向けた
さや姉「どこ行くんや?あの子にみなみの事話さなあかんちゃうんか?」
横山の肩を掴むさや姉
横山「・・・任せるわ。」
さや姉「任せるってなんや!まさか復讐とか考えとらんよな?!」
横山「アホ・・・顔洗ってくるだけや。」
さや姉「ホンマか?!ウチの目見てそれ言えるか?」
横山「・・・マジや。」
振り向いてそう言った横山
涙の跡を残したその顔で、にこっと笑顔を見せた
さや姉「由依・・・。」
横山の肩から手を話すさや姉
ーさや姉が、横山の笑顔を見たのはそれが最後となったー
193 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 00:44:23.09 ID:IXH1pnVH0
警察に事情を聞かれた後、ホテルに戻ったさや姉
皆のもとへと走っていった
さや姉「由依を、・・・由依を探すんや!」
みるきー「落ちつくんや。一緒に行ったんちゃうんか?」
さや姉「止めとくんやった・・・、由依がいなくなったんや!」
みるきー「由依、あん時“あいつら”って言ってたわ・・・
1人で行ったんや・・・復讐する気やで。
寝とるモン全員叩き起こすんや!」
上西「わ、わかった!」
部屋から出て行った上西達は、先生に気付かれない様に部屋中を周り、
修学旅行に来た1年、全生徒を静かにロビーに集めた
さや姉「みんなの力が必要や・・・。由依を探してほしい。
大事な友達なんや・・・頼む。」
目に涙をためながらそう言ったさや姉の姿を見ながら
生徒達は静かに頷いた
みるきー「行くで・・・。必ずウチらが見つけるんや。
なんかわかったらすぐ電話するんやで。」
そして、難波から来た修学旅行生達はホテルを出ると、
それぞれ街中を探し回った
194 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 00:46:04.42 ID:IXH1pnVH0
その、数時間前
ーコンビニにたまる、茶色のブレザーを着た高校生達ー
「ちょっとやり過ぎでしょ〜。」
「ははっ死にはしねーよ。あれくらいやっときゃいいんだよ。」
「ガンギレ高校舐めたあいつらがわりーんだよ。次は前田か?あははっ。」
数人の生徒がそう笑いながら話していると、暗闇から、セーラー服を
着た女子高生が1人、バットを引きずりながら近付いてくる
「あぁ?なんだてめぇ?」
ー「みなみ・・・やったん、あんたらか?」ー
「あ?みなみ?知らね〜なぁ。誰、それ?あははっ!」
1人の生徒がそう笑いながら答えた時だった
“バキッ!”
思いきり振り回されたバットが、その生徒の腕をへし折った
「・・・!」
腕を押さえ、転げ回るその生徒
驚き、立ち上がるガンギレ高校の生徒達
「な、なにすんだよ!知らねーって言ってんだろ!」
そのセーラー服を着た女子高生の顔をコンビニの灯りが
照らした
冷たい目で睨む
ー横山由依だったー
195 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 00:47:12.56 ID:IXH1pnVH0
横山「聞こえたんや・・・あんたらが話してるの。」
「ウチらにこんな事して・・・!」
“ドカッ!”バットでその生徒の顔を叩き殴る横山
横山「こんな事して・・・なんや?みなみ・・・みたいに殺すか?」
その冷たい目に、脅え始めるガンギレ高校の生徒
「し、死んだのかよ・・・そこまでやるつもりじゃ、」
バットをカランっと地面に落とし、襟を掴む横山
横山「・・・殺したる、あんたら全員、殺したるわ。」
殴りつけられた生徒は、地面に倒れ、顔を上げた
冷たい目をした横山は、その生徒の襟をまた掴むと、また殴りつけた
何度も、何度も・・・
相手はすでに意識を失っていた
返り血を浴び、残った敵を睨む横山
ー横山「次は・・・誰や?」ー
196 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 03:13:04.03 ID:NUocyP6q0
ほしゅ
197 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 04:51:30.48 ID:vp6vqShb0
( ̄∀ ̄)
198 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 07:47:09.95 ID:SCLx7sky0
age
199 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 09:56:07.56 ID:XRsw3FhxO
(≧∇≦)
200 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 13:44:16.79 ID:vp6vqShb0
上げ
201 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 17:05:38.20 ID:an74s6ghP
(=゚ω゚)ノ
202 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 17:32:45.10 ID:8SICvyfa0
保守
203 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 17:44:02.81 ID:haysVg080
とある公園にいた、背中にGの文字が書かれた、赤いジャージ
を着たガンギレ高校の3年が数人
その内の1人の携帯電話が鳴った
「どうした?」
“せ、先輩、うちら狙われてますよ”
「は?誰に?」
“わかりません、けどみんな、血だらけで倒れてて・・・”
「はぁ?なに言ってんだよ?」
“あっ!・・・や、止めろ、来るな・・ガシャ”
「おい!どうした?!」
“・・・あんたらも仲間か?”
「誰だてめぇ!」
“待っとれ・・・殺しに行ったる”
ー電話は切られたー
「なんかヤバいぞ!人集めるぞ!」
204 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 17:47:46.40 ID:J9ODqs/P0
別の場所にいたガンギレ高校の1年の携帯電話が鳴った
「はい、え?喧嘩ですか?わかりました。」
「どした?呼び出し?」
「人集めろだってさ。さっき高橋の事やったばかりなのに
よくやるよな〜うちも。」
“ドカッ!”
背中を蹴られ、地面に手を着き振り返ると
拳を血に染めた横山が立っていた
「誰だ!てめぇ!」
横山「・・・あんたらも、みなみの事やったんか?」
「こっちが聞いてんだよ!」
ガンギレ高校の生徒が殴りかかると、
横山はそれを顔に受けても、表情を変える事なく、相手の髪を掴んだ
思いきりその顔に拳を叩きこむ横山
“う・・・!”
横山「聞いてるのはウチや・・・そうやろ?」
そしてまた、殴り倒す横山
205 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 17:48:50.87 ID:J9ODqs/P0
顔を抑えながら、横山を見上げるが、
“バシッ”
頭を蹴られ、その生徒は気を失った
それを見ていたガンギレ高校の仲間は、何もする事ができずに
後ずさりした
横山「次は、あんたらや・・・」
ゆっくりと近付いてくる横山に、彼女達は脅えた
「す、すみません。あれは先輩が・・!」
横山「みなみも、謝ってたんちゃうか?」
「すみません!許してください!」
横山「あんたらは・・・みなみを許したんか?」
「そ、それは・・・」
“ドカッ!”
その中の1人を殴り倒す横山
横山「許さなかった・・・だから、死んだんや。
許さへんわ、あんたら。」
ー横山は、次々とガンギレ高校の生徒を狩っていったー
206 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 17:56:38.46 ID:oe9ddlGJ0
追いついた
面白い
207 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 18:59:04.64 ID:RL7fn5890
横山を探すさや姉達
近くで救急車のサイレンが止まった
胸がざわついたさや姉は、救急車が止まった所へ向かった
血だらけになった姿で運ばれる茶色のブレザーを着た高校生達
みるきー「まさか・・・由依がやったんか?これ・・・」
菜々「だとしたら・・・警察に捕まる、早く・・・由依を見つけんと・・・」
さや姉「ウチがあの時止めてれば、こんな事には・・・」
みるきー「由依はあいつら狙っとるんや。茶色のブレザーや。そいつら見つければ
きっと由依に辿り着く。皆に連絡や!」
ー別の場所で、横山を探していた矢倉、上西、白間、朱里の4人ー
上西の携帯電話が鳴った
上西「え?茶色のブレザーの高校生?」
朱里「茶色のブレザーってあれか?」
朱里が指をさした方には、茶色のブレザーを着た高校生が数人歩いていた
携帯電話を耳に当てながら、目を細める上西
上西「みるきー、それなら今、目の前歩いとるわ。」
白間「あいつらが由衣の敵なんか?捕まえてこよか?」
上西「“捕まえろ”だそうや。」
そう言って、携帯電話をしまう上西
白間「了解や!」
走り出し、歩いているガンギレ高校の生徒の背中に飛び蹴りをした白間
“ドカッ”手を着くガンギレ高校の生徒
「いきなりなにすんだてめぇ!」
振り向き叫んだ
208 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 19:01:44.67 ID:RL7fn5890
上西「すまんな?いきなり、ちょっと聞きたい事あるんや。」
「・・・!白のセーラー服!うちらの事狙ってるのって
もしかしてあんたらか?」
朱里「由依の事や・・・、何か知っとるんか?」
「や、止めてくれ。うちらは見てただけなんだ、高橋には手出してねぇ・・」
矢倉「由依の友達やったん、やっぱりこいつらや。ぶっ飛ばしたる!」
“ザッ”拳を上げた矢倉の腕を、すぐに掴んだ上西
上西「止めろや!ウチらはこいつらと喧嘩しに来たんちゃうやろ!」
矢倉「くっ・・・!あんたら知ってる事全部話してもらうで!」
拳を下ろし、脅えたガンギレ高校の生徒の襟を掴む矢倉
上西「話してもらおか?あんたらの仲間、どこにいる?」
ー「わ、わかった。話すから・・・」ー
しばらくすると、さや姉達もそこに駆けつけてきた
上西「この先の公園で人集めとるらしいわ、由依の友達やった奴ら。」
さや姉「由依もきっとそこに行くはずや、行くで!ウチらが先に
行ってそいつらと話しつけるんや!」
209 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 19:09:53.05 ID:4Y965Pxa0
ーその公園ではー
背中にGの文字を背負ったガンギレ高校の3年と2年が、30人ほど
集まっていた
「1年がやられたんだってよ・・・」
「見た見た、すげー血だらけだったよ。」
「前田じゃねーの?」
「やり返しにきたんだろ、友達の敵討ちってやつじゃね?あはは」
笑いながら、そう話していると暗闇から、近づいてくる足音
「来たぞ!何人いる?」
バットを引きずり、真っ白いセーラー服を返り血で滲ませ、
冷たい目をした横山由依
「1人・・・?1人で来たのかよ。あははっ!」
横山「・・・あんたらで最後か?」
「こいつバカかよ?勝てると思ってんのかよ。」
横山「・・・絶対許さへんで。」
「てめぇ誰なんだよ?前田じゃねーだろ。」
横山「全員、殺したる。」
「舐めてんじゃねーぞ!おらぁ!」
一番近くにいた3年が横山に殴りかかった
“バキッ”
その3年の頭を、片手でバットを振り、思いきり叩き殴る横山
頭から血を流しながら、苦痛で顔を歪めたその生徒を
冷たい目で見下ろし、横山は言った
横山「名前、そんなに知りたいか?」
“ドカッ”その生徒を容赦なく蹴りつけると、自分を睨む
大勢の敵の方へ振り返った
横山「・・・“おたべ”や。そう、たった今からウチは“おたべ”や。」
「おたべ?ふざけんな!おらぁぁ!」
ーみなみを殺した、ガンギレ高校の生徒達が、一斉に襲いかかったー
210 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 19:23:49.91 ID:WOY2A+5C0
おたべ、爆誕!
211 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 20:37:22.83 ID:HZbCytB60
しばらくして、その公園へと辿り着いたさや姉達
ー遅かったー
拳を真っ赤に染め、1人で公園に立っている横山由依
周りには血だらけになったガンギレ高校の生徒達が倒れていた
さや姉「そんな・・・」
騒ぎを知って駆けつける警察
さや姉に背を向けながら、振り返る事なく横山は言った
横山「さや姉か?すまんな・・・ウチの修学旅行、ここで終わりや。」
警察に取り押さえられる横山
さや姉「由依・・・こっち向けや!こっち向かんかい!」
泣きながらそう叫ぶさや姉の声に、立ち上まる横山
さや姉「なんで1人で行ったんや!なんで言うてくれへんかったんや!」
横山「ホンマに・・・おせっかいやなぁ。」
背をむけたまま、そう呟いた
横山「・・・みんなと会えて良かったわ。難波、楽しかったで。」
ー横山が振り返る事はなかったー
警察に連れて行かれる横山の背中に叫び続けるさや姉
212 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 20:38:35.97 ID:HZbCytB60
さや姉「冗談やないで・・・なんやそれ、どういう意味や!」
その光景を、ただ見ている事しかできなかったみるきー達
彼女達の目にも涙がうかんでいた
さや姉「こっち向けや・・・頼む、向いてや・・・由依・・・」
膝をつき、地面に涙を落とすさや姉
みるきー「さや姉・・・」
さや姉の肩にそっと手を置くみるきー
みるきー「もう・・・聞こえへん・・」
さや姉「・・・わかっとる、そんなんわかっとるわ・・・」
ーもう、横山由依の姿はさや姉達の前にはなかったー
パトカーの中で、血を滲ませた拳を見つめながら
大粒の涙を零した横山
手錠をかけられた両手で、拭っても拭っても、その涙は止まらなかった
横山「こんな顔・・・見せれるか、アホ・・・」
213 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 20:47:17.84 ID:CKh1PsNn0
すべてのほしゅに ありがとう
214 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 20:48:40.95 ID:CKh1PsNn0
その次の日、修学旅行最終日
菜々「由依・・・帰ってこんかったな。」
小笠原「当たり前や、あれだけやったんや、そんなすぐ出てこれへんわ。」
みるきー「このまま、帰ってこないつもりなんかな?」
その会話を聞きながら、静かに靴を履くさや姉
みるきー「さや姉、どこ行くんや?」
さや姉「ちょっとな・・・帰る前に会っておきたい人がおるんや。」
みるきー「そうかぁ。時間までにちゃんと帰ってくるんやで。」
振り返り、笑顔を見せるさや姉
さや姉「当たり前や。戻ってくるわ。」
さや姉は手に一枚の紙を持ち、そこに書かれた住所へと向かった
とある病院の前で止まるさや姉を乗せたタクシー
受付で何かを尋ね、お礼を言った後
その病室へと向かうさや姉、その途中のロビー
「あははっ、お前の負け〜!」
「そんな〜、もう一回!」
ジャージを着た髪の長い1人の女性が、男達に混じって
トランプで遊んでいた
それを見つめるさや姉に、ふと気づいた様子をみせたその女性は
さや姉に笑顔を見せた
「わりぃ!ちょっと、抜けるわ!用事ができた!」
「え〜、また勝ち逃げ〜?ずるい、“優子ちゃん”」
215 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 20:50:01.45 ID:CKh1PsNn0
ーさや姉の目の前に立つ、大島優子ー
さや姉「・・・!あんたが、マジ女の“頂点”・・・」
優子「よく来たな。山本彩。・・・確かさや姉だったな。」
さや姉「ウチの名前知っとるんか?」
優子「蓮司から聞いてたよ、まぁちょっと付き合えよ。」
さや姉の肩に、ぽんっと手を置き笑顔を見せる優子
歩いていく、優子の後を追うさや姉
さや姉「あんた・・・、ホンマに大島優子なんか?」
優子「ははっ、なんだよそれ。」
さや姉「あのサドより強いって、もっと怖そうな人かと思ったわ。」
優子「意外だったか?」
さや姉「まぁ。意外やった。楽しそうな人やわ。」
優子「私もだ。意外だった。」
さや姉「なにがや?」
優子「マジ女に乗り込んでくる奴が、どんな奴かと楽しみにしてたら、
ふぬけた顔してやがる。」
立ち止まり、優子を睨みつけるさや姉
さや姉「なんやと?喧嘩売っとんのか?」
そのさや姉の襟を掴み、睨み返す優子
優子「ダチが捕まったからって、しょぼくれた顔してんじゃねーよ!
それでも関西の“てっぺん”か?」
さや姉「あんた、なんで知ってるんや・・・」
優子「あれだけの騒ぎだ、マジ女の奴らだって知ってる。」
掴んだ襟から手を離すと、また歩きだした
さや姉「ウチはなにもできんかった。なにが“てっぺん”や
・・・友達助けられへんなんて。」
優子「そいつは、お前らを巻き込みたくなかったんだろ。」
さや姉「だからって・・・!」
優子「だから1人でケジメをつけに行ったんだ。」
ドアノブをガチャッと開ける優子は言葉を続けた
優子「お前らが大切な存在だから。」
216 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 21:12:50.43 ID:WZS7BFGe0
病院の屋上へ出る優子とさや姉
さや姉「ウチは、どうしたらええんや?」
優子「それを、教えてもらいに来たのか?」
さや姉「それもある・・・」
優子「タイマンしたいんだろ、私と。」
さや姉「あんた、病人やろ。」
優子「ははっ、大丈夫だよ。一瞬で終わるから。」
さや姉「なんやと?」
優子「そのふぬけた顔、一発ぶん殴ってやるよ。」
髪をかきあげ、笑みをこぼす大島優子
さや姉「手加減せえへんぞ!」
優子に殴りかかるさや姉
“バシッ”その拳が優子の顔に入った
優子がにやりと笑った瞬間
“ドカッ”優子の拳がさや姉の顔面に入り、その体をふっとばした
仰向けになって倒れるさや姉
さや姉「くっ・・・!」
優子「今のお前の姿見たら、“そいつ”もがっかりしちまうな。」
さや姉“これが、マジ女のてっぺん・・・”
優子に殴られた痛みを感じながら、空を見つめた
ー「どうしてあんたは、そんなに強いん?」ー
横山の言葉がふと脳裏をよぎった
さや姉「強くなんかないわ・・・」
優子「・・・・。」
さや姉「・・・難波が好きなだけや。」
ーさや姉はゆっくりと立ち上がり、拳を握りしめたー
さや姉「ただ・・・それだけや。」
優子「来いよ・・・山本彩。」
さや姉「おらぁ!!」
217 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 21:26:55.86 ID:4Y965Pxa0
さや姉は、高く飛び上がり、拳を優子に振り下ろした
“ドカッ”一歩、後ずさりした優子は
笑みをこぼし、さや姉の頭へハイキックを繰り出し
“ガッ”それを受け止めたさや姉は、右の拳で狙った
それと同時に繰り出した優子の拳
2人の拳はクロスし、
さや姉は地面に膝をついた
優子「そいつは、もうお前等のとこには戻らないかもしれない。」
さや姉「・・・・なにが言いたいんや?」
地面に手をつきながら、優子を見上げるさや姉
優子「ただ、お前がこの先“てっぺん”に居続ければ会う事があるかもな。
強い奴ってのはそういうもんだ。」
さや姉「・・・。」
大島優子の目を見ながら、立ち上がろうとするさや姉
優子「お前らがマジ女に来たように。」
218 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 21:39:11.18 ID:T/fHBuR90
さや姉「・・・“優子さん”に、会いに来て良かったわ。」
優子「答えは、見つかったか?」
さや姉「おかげさまでな。」
優子「一瞬じゃ、終わらなかったな。続き、やるか?」
ーさや姉「もちろんや・・・!」ー
右の瞼を深く切り、血を流しながら倒れるさや姉
どこか、清々しい顔をしていた
さや姉「完敗や・・・。けど、次は勝ったる。」
優子「マジ女にまた来いよ。」
さや姉「病気治しといてや、必ず。」
優子「ああ・・・待ってるよ。」
さや姉「“てっぺん”とったるわ。」
その後、難波の高校を辞める事になった横山由依は、みなみのいた八木女、京都
の進学校と、転々とした後マジ女に転校した、“おたべ”として
ーさや姉「あんたが、ラッパッパ部長“おたべ”か?てっぺんとりにきたで。」ー
完
219 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 21:48:28.06 ID:2MN5bu6Y0
今回もオモロかったでサーモンthx
222 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 22:22:35.72 ID:VEwX0qbJ0
いいもの見せてもらったわ
223 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 22:39:35.16 ID:GO+pP4PJ0
サーモンって何もん?
224 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 22:42:14.13 ID:vCtpnPO10
サ−モン相変わらずうまくて関心するわ
次の刺客は乃木坂・HKTを含んだ指祭りメンバ−の
指原軍団で頼むわ
モモクロも吸収してるし強敵やで
225 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 22:50:31.12 ID:T/fHBuR90
スレ立てた人すみませんでした
HA!とマジすか、繋げてみたらこんなストーリーになりました
HA!の続編見たいですね
226 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 22:52:18.59 ID:NUocyP6q0
相変わらず、ってことは前にも何か書いてたん?
227 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 22:54:45.05 ID:3EQS+2zD0
次回
チームホルモン誕生の秘密があきらかに
228 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/13(木) 23:03:24.04 ID:T/fHBuR90
>>226 マジすかzeroと、マジすか3再生っていうの書きました
途中で設定変えたので内容的にマジすか4でしたが
>>223 ただのファンですよ
そして感想ありがとう
229 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 23:17:04.69 ID:KM2UBRbfO
面白かった!
230 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/13(木) 23:47:10.32 ID:c58Ve/q40
もうちょっと楽しみたかった
次もアイデア出たら又書いてね
有難う
231 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/13(木) 23:50:06.80 ID:xsrgg//00
やっぱりサーモンさんのは面白い
スレ立ってからこのストーリー思いついたってこと?
それすごいな
232 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/14(金) 00:21:41.54 ID:WhOsPtO00
どこかにちゃんと保存しておいて欲しいね
233 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/14(金) 00:22:17.79 ID:zESA+JyqP
サーモンさん今回もよかったです(=゚ω゚)ノ
毎日の楽しみにしてました。
次回作も期待しちゃいます。
234 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/14(金) 00:31:25.49 ID:ximLgvNh0
ありがとう 書きながら考えてました
トリゴヤは優子さんに止められ棄権で行こうかだいぶ悩みました
HAの設定生かしたかったんで横山由依はんにしました
235 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/14(金) 00:42:03.65 ID:2Pu+5PMs0
>>228 サーモンさん、楽しかったです
今回のストーリーがマジすか2にそのままつながるわけですね
ちょっと細かいですけど確かおたべって過去に前田に1回負けただけの設定だったような!?
細かすぎましたね、失礼しました
236 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/14(金) 01:24:13.88 ID:ximLgvNh0
>>233 ありがとう(o^-^) 感想ありがとう 長いかなと思ってたけどまだ大丈夫でしたか
>>235 おたべ「あれは、前田と私がマジ女に来る前の話しや。」
橋の下でタイマンする前田とおたべ
この小説だと、おたべは前田を知ってるけど、前田はおたべを知らない
そして編入してくるおたべ
前田とおたべが喧嘩する理由は・・・
237 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/14(金) 01:44:24.99 ID:ximLgvNh0
>>235 あっうぃきに書いてる 失礼しました そんな設定が(>_<)
238 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/14(金) 05:16:09.46 ID:ikj3TUsZ0
後でゆっくり読みたいので保守
239 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/14(金) 16:53:39.13 ID:a//FfNglO
読みたいから上げとく
240 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/14(金) 19:31:27.99 ID:2Pu+5PMs0
サーモンさん、こちらこそ突っ込んでしまいスイマセン
241 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/14(金) 23:08:17.52 ID:ximLgvNh0
>>240 いえいえ読んでくれて嬉しいし参考になったよ ありがとう
242 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/15(土) 01:25:05.50 ID:n7X2CILX0
素晴らしい
243 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/15(土) 13:43:35.85 ID:exyyJ+ty0
あげ
244 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/15(土) 22:49:02.73 ID:k/k8kxHN0
捕手
245 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/16(日) 02:40:24.84 ID:uFAgaPeB0
ほ
246 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/16(日) 14:37:41.04 ID:kWX4CujS0
最後のあげ
247 :
名無しさん@実況は禁止です:2012/12/16(日) 20:54:14.79 ID:jxT9Exi40
あげ
248 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :2012/12/16(日) 21:15:13.18 ID:0OtJoRzY0
なんかありがとう
ななたんは篠田ポジなんだろうなあ
サーモンさん楽しませてくれて有難う
次回も楽しみにしてます!
251 :
サーモン ◆pdlO7HZYuo :
他スレにあったバトルロワイヤル