>>125亀レスだけど、そうです
対外的には栄養科ですね
スレチですが、せっかくなので栄養科の仕事について少々書きます。
大抵の病院は給食委託会社に給食調理を委託し、その部門を栄養科としています
委託会社は栄養士を中心に調理師やパート調理員などで構成した一団を病院に派遣し
給食調理業務を行います。
患者様の病状に合わせた食事を提供する為に
医師の指示の下に栄養士が
禁止食、制限食、軟飯、全粥、その他諸々の情報が書かれた食札を作成し、
その情報を元に調理師が調理し、(調理師ではなく栄養士が調理を兼務する事もあります)
パート調理員や平調理師が総出で盛り付け、食札を見て適切な料理を適切な患者様のトレーに乗せ
全ての料理が出揃うとようやく病棟に配膳します
ここで誤配膳や異物混入があったりするとインシデントとして病院側に報告しなければなりません
特にアレルギー食には細心の注意が払われます。
最低3回別の人が目視で異物混入と誤配膳がないか病棟に配膳する前にチェックし、ミスを防いでいます。
まぁ仕事ナメてる人ってのはどこでもいるもので、ぶっちゃけいい加減な事業所長だと
一回目視チェックしただけで病棟に上げてたりして
結構おっかない事してたりするんですが
そうそう、そんないい加減な事はありません。
食事が終わる時刻になると台車を手に下膳に回ります
まぁこの辺は事業所(病院)によって方法がまちまちなのですが・・・
大量の食器を洗浄後、食器を乾燥機に入れようやく一食が終了です
事業所(病院)によっては他にもおやつを出したり
補水ゼリーを作ったり、ゴミ捨てがあったり、行事食を作ったりと
雑務が色々あったりするんですが、まぁざっとこんなもんです
勤務体系は早番中番遅番とあり
大抵中番(朝9時〜夕6時)は新人と一部の中堅しかつけません
朝番は出勤が4時〜5時、遅くても6時と大変早い代わりに昼過ぎには帰ります
(朝食、昼食担当)
遅番は昼前から来て夜の7〜8時くらいまで居ます
(昼食、夕食担当)
薬剤師とは違い、薄給高負担で離職率も高く、体力勝負の苛酷な仕事ですが、とてもやりがいのある仕事です。
あまり知られていない職業で学校給食とよく間違えられますが、調理の腕に自信がある方はやってみても良いかもしれません
結局何が言いたいって
確かに病院給食って入院して食べるとそんなに美味しくないかもしれないけど
それでもこれだけ手間ひまかかってるんだから
食べられない状態なら無理しなくても良いけど
食べられる体調なら残さないでくれると嬉しいぜ
って事です。
俺は離職しちゃった側(正確にはさせられちゃった)の人間だし、
薬剤師ほど待遇のいい仕事だったとはとても言えないけど、
それだけは辞めても尚、その事実を伝えていきたいと思える程度には
自分の仕事に誇りを持ってやっていたからね
以上スレ汚しすみませんでした