チームBは増田がまとめていた

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1名無しさん@お腹いっぱい。
2名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 00:25:42.68 ID:uKqyH5UH0
はいはい
3名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 00:26:01.61 ID:HmbbJeB40
&feature=relatedって必要?
4名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 00:26:51.25 ID:sa545TUP0
糞スレっぽいから小説載っけていい?
5名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 00:27:27.59 ID:GtvCj4150
てすす
6名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 00:27:35.46 ID:4ttmmtLeO
纏めてるのはNなっちだろ
7名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 00:35:29.40 ID:sa545TUP0
異論は無さそうだから書くわ



※素人の素人による素人の為の小説
所謂オナニー小説です。

1.小説好きは読まない方がいい(絶対つまらない自信があるww)

2.まぁすぐわかるけど、パロ小説です。

3.誤字脱字は勘弁して下さいw

4.何回も言いますが素人です、優しく見守って・・・


ではでは↓
8名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 00:36:09.64 ID:sa545TUP0
【序章】
どこからか私を呼ぶ声がする

聞き慣れた声

いつも私を安心させてくれる声

私の・・・大好きな・・・大切な人の声だ


「・・・!・・・子!・・・敦子起きて!!」

「・・・んぅ?・・・なんだよぉ、たかみなぁ・・・もう朝なの?」

「敦子!いいから早く起きて!!・・・なんか外の様子がおかしいんだよ!」

たかみなから発せられる声がいつもの優しい声じゃない事に気付いた
・・・何か焦っている?

「・・・うぅん?」
まだ重い瞼を擦りながら敦子は身体を起こした


昨日着いたばかりのラクーンシティ、てっきりリゾート地だと思っていたが海があるだけで至って普通の街だった。
メンバーと軽く観光してみたが特に見はるものもなく、海沿いに建てられたホテルに向かい明日の撮影に向けて早めに寝ていた。
撮影スタッフや同行して来た戸ヶ崎さん達は夜になったら外へ飲みに行くと言っていたのを覚えている


完全に覚醒していない為、頭がボーッとする・・・一体何事なんだろう?そして・・・この音は何?



ーーーーーーーー2週間前
<秋葉原の劇場にて>

「AKB48神7選抜による海外ロケを行う」
全ての始まりは戸ヶ崎支配人から告げられたこの企画だった。
第3回総選挙が終わって一ヶ月、まだ総選挙の余韻が残る中この企画が舞い込んで来た。
ロケ先は今まで私が聞いた事のない『ラクーンシティ』といわれる場所だ。


「優子ならわかるかな・・・」と舞台上でストレッチをしていた優子の元へ向かった。

「ラクーンシティ?う〜ん・・・聞いた事ない場所だね〜。アメリカか・・・ヨーロッパ辺りにあるんじゃね?まっ、久しぶりの海外だし楽しもうぜっ」と、あっけらかんと言われた、流石の優子にもわからなかったようだ。

ちょうど優子の隣にいた陽菜にも聞こうと思ったが、聞かずとも結果は目に見えていたのでやめた、私達が知らない事を陽菜が知ってる訳がない・・・


とにかく、この時にはこんな事に巻き込まれてしまうなんて思ってもいなかった・・・
9名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 00:36:51.51 ID:sa545TUP0
【異常事態】

・・・ウ〜〜〜ウ〜〜〜ウ〜〜

聞き慣れない機械音が鳴り響いている

「・・・あれ?この音って何?サイレン?」

ようやく目が覚めた敦子はたかみなに尋ねた

「わからない・・・私が起きた時には既に鳴っていたの・・・
私達の部屋からは海しか見えないし・・・でも、このホテルからではないから大丈夫だとは思うんだけど、スタッフさんや戸ヶ崎さん達にも連絡がつかないんだよね。・・・いや、正しくはつけられないんだ」

「え?・・・あっ、そういえば昨日の夜飲みに行くって言ってたから、お酒飲んでまだ熟睡してるんじゃない?」

ここで敦子はたかみなの言葉のおかしな所に気付いた
・・・付けられない?

「・・・あれ?連絡が付けられないってどういう事?」

「・・・敦子、自分の携帯電話を確認してみて」

「え?うん。
・・・あれ?圏外になってる、昨日は普通に電波あったのに・・・」

「ね?連絡の付けようが無いんだよ、それにこのサイレン・・・何かおかしいと思わない?」


・・・コンコン
ドアをノックする音が聞こえた

いきなりの来訪に一瞬驚いたが「もしかして・・・」と思い、たかみなが急いでドアを開けるとそこには他のメンバーが揃っていた。

勢いよく開けられたドアに思わず「わっ!?」と声を上げたが、一呼吸置いて優子が喋り出す。

「ねぇねぇ、さっきから鳴ってる音何?電話も繋がらないしさ」
柏木もそれに続く
「えっ!?優子さんもなんですか?私も麻友も電波が入らなくて・・・それにこの音・・・なんですかね?」

麻里子や陽菜もこの音に気付いて起きたが携帯が繋がらなかった為、直接たかみなの所に来たとの事
どうやら皆がタイミング良くこの部屋に来たみたいだ

麻里子が話し出す
「途中でスタッフさん達の部屋をノックして来たけど、中には誰かいる気配は無かったよ、酔っ払って道端で寝てたりして!」

さらに陽菜も続く
「えぇ〜!?それじゃ風邪引いちゃうよ〜・・・可哀想。
あっ、そういえばさっきロビーに行ったんだけど、誰もいなかったんだよね〜、従業員さんもいなかったよ、コーヒー飲みたかったのに・・・え〜ん」


こんな時にでもマイペースな陽菜に少し笑ってしまったが
どうやら事態は思っていた以上に酷いようだ。
鳴り響くサイレン、繋がらない携帯電話、居場所の分からないスタッフ達、そして誰もいないロビー・・・

一体何が起きているんだ?

10名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 00:37:55.01 ID:sa545TUP0
【行動】


これから皆でどうすればいいか考えていた
普段頼りにしている大人達はここにはいない、自分達で決断しなくてはならないのだ

否応なしにたかみなに視線が集まる、AKBのリーダーとして今までメンバーを引っ張ってきたたかみな、彼女の提案なら皆受け入れるだろう

たかみなは暫く考えた後、言葉を発した
「・・・皆、とりあえずホテルの外に出よう、外で何かが起きているのは間違いない・・・それをまず確認すべきだと思う」

全員が頷く
恐らく皆同じ気持ちで合ったが、自分からは中々言い出せなかった
そんな中たかみなの提案に反対する者はいるはずが無かった

「・・・よし、じゃあ決まりだね、一応何が起きてもいいように動き易い格好に着替えてロビーに集合しよう」

各々が了解し皆一度部屋に戻って行った
そして他のメンバーが去った後たかみなが敦子に話し掛けた

「・・・敦子、わたしの決断間違ってるかな?もしかしたら皆を危険な目に合わせてしまうかも知れないし・・・痛っ!敦子何すんだよぉ」

敦子はたかみなに軽く拳骨を喰らわせた後、口を開いた

「不安なのは皆一緒だよ、それでも私達はたかみなを信じている、AKBのリーダーとしても、仲間としてもね、もっとたかみなは堂々としてていいんだよ!」

「あ、敦子ぉ・・・」
たかみなは今すぐにでも泣きそうな顔をしていた

「ほら、早く準備して!先に行っちゃうよ」

「まっ、待って、今すぐ行くから」

敦子とたかみながロビーに着いた時、既にメンバーは揃っていた。
朝、陽菜が言ったようにロビーには従業員はおろか宿泊客までもいない、なんだか不気味な光景であった

「たかみな遅〜い!!ヒゲでも剃ってたの?」

遅れて来たたかみなに思わず優子が茶化す

「だっ、だから、ヒゲなんて生えて無いって!!そこ!UPにするな1カメ!」

誰もいない方向にたかみなはツッコミを入れた
「あぁ〜懐かしい!AKBINGOの時散々言われてたよね〜」
と陽菜はケラケラと笑っていた


「ゆきりん、私怖いよ・・・だって何が起きるかわからないんだよ、本当に大丈夫なの?」

「・・・麻友ちゃん大丈夫だよ、何が合ったとしても私が必ず守るから」
少し離れたソファーにいた柏木由紀と渡辺麻友の会話が聞こえた、本当に親子みたいだなと敦子は思わず微笑んだ

「よっしゃ!とりあえず行くか!なぁに、何が出たって私の必殺技『麻里子アタック』で倒してみせるさ!」

「よ〜し、じゃあ、出発進行ぉ!」
麻里子の発言は陽菜に見事にスルーされたが麻里子は満更でも無いらしくニヤニヤしていた

「と、ともかく行くよ!皆、気を付けて進むんだよ」

たかみなの一言で全員が外に向かって歩き始めた
11名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 00:42:10.72 ID:sa545TUP0
【選択】

絶句・・・。
この時のメンバーを傍から見ればまさしくこの言葉が当てはまってであろう。


「・・・何・・・これ?」
メンバーはホテルのロビーを出てその場で立ち尽くしていた。目の前に広がるのはまるで戦争でもあったかのような光景である

街灯や壁にぶつかり大破している車、建ち並ぶ家やビルからは至る所で火が上がっている、最早この街に生存者がいるのかも疑わしい

「た、たかみな・・・どうする?」
優子が震える声で聞いて来た

勿論、たかみなもいきなり目の前に突き付けられた現実からどうすればいいのか全くわからない
(このまま助けをこのホテルで待つべきか・・・いや、この惨状を目の当たりにして助けなんて本当に来るのだろうか・・・でも、皆を危険な目に合わせたくない・・・)
たかみなの思考回路は一瞬にしてパンクしそうだった

その時1人が口を開いた

「皆、先に進もう、ここに居ても何も解決はしない。まだ生きてる人もいるかも知れないし・・・今は探しに行こう、もしかしたら戸ヶ崎さんやスタッフさんもまだ街にいるかも知れないしね」

「・・・敦子」

さらに前田は話す
「たかみなばっかりに負担はかけさせないよ、皆で力を合わせなきゃ!」

「そうだね・・・たかみなばっかりに頼って返って混乱させちゃったからね、ようし!いっちょやったりますか!」
優子が捲し立てる

小嶋もそれに乗る
「このバカリボン!テカミナ!!小っちゃい身体で背負い過ぎなんだよぉ、皆で助け合おう!イェーイ!」

麻里子も続く
「にゃ、にゃろ(バカリボンとテカミナは言い過ぎだよ)・・・まぁいっか、それじゃ街に向かうでいいかな?どんな危険が待ってるかはわからないけどねっ、ゆきりんと麻友はどうする?ホテルの部屋で待機してても大丈夫だよ?」

「わ、私も行きます!・・・ゆきりんは・・・?」

「・・・ふぅ。
麻友を置いて1人だけ隠れてる訳無いでしょ、勿論一緒に行くよ」

「と、いう訳でこのまま進む事にしたけど、いいかな?たか・・・みな?
えっ、なんで泣いてんの!?」
振り返るとたかみなは号泣していた
悲しみの涙ではない嬉しさの涙だ

「ふぇぇぐ、び、びんながぁ、やざじぐでぇ、うわ〜ん」

麻里子はその光景を見つつ言った
「よし、じゃあ先に行こうかみんな」
陽菜は思った
(びんなが?鮪の事かな?まぁいいや、めんどくさいからスルーで)

「ちょ、ちょっと待て〜い!?この感動の流れをスルーするなんて・・・流石麻里子様や・・・」

「ほら、いつものたかみなに戻った、たかみなはそれで良いんだよ」

「麻里子・・・ありがとう。よぉし!みんな、今度こそ出発するよ!!気を付け・・・って、みんなもう先歩いてるやん!?結局この役回りか・・・トホホ、みんなぁ待ってくれーい!」
12名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 00:42:39.78 ID:sa545TUP0
【惨状】


「うーん、しかし酷い有り様だね・・・。昨日見て回った街並みとは大違いだ」


街に近づくにつれ、より一層事態の深刻さを目の当たりにする。



街の入口に差し掛かった時、優子はある事に気付いた


「ねぇ・・・思ったんだけど、これだけあちこちで火が出てるのに、消防車や警察がいないっておかしくない?そもそも人がいる気配すらないしさ」

優子の言葉で敦子はある事を思い出した

「そういえば、ホテルにも誰もいなかったね・・・
そんなに大きな街ではないけど、たった一晩で私達以外の人がいなくなるって普通に考えてあり得ないよね・・・」

皆がその場で考え込む

「まさか・・・街をあげてのドッキリ企画って事はないかな?」

「ふぅ、たかみな・・・ドッキリだとしても街に本当に火を付ける訳無いでしょ」

「あっ、それもそうだね・・・」

たかみなの意見はあっさりと麻里子に蹴られた
AKBの中で今まで最もドッキリに掛けられてきたたかみながそう疑うのも無理はない

しかし、否定はしたものの、皆これがどうかドッキリであって欲しいと思っていた

この後、見事にその期待は裏切られる事になる
13名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 00:50:46.16 ID:PR2Qj67/O
>>12
ここまでノースリーブスのラジオ聴きながら読んだよ。
14名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 00:56:01.37 ID:3dy8+1do0
15名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 11:25:04.95 ID:frZi98Z10
続きはよ
16名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 14:42:02.77 ID:isN/igMk0
みんなどうなるんだ・・・
17名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 18:41:37.31 ID:AfdxLfRF0
18名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 19:15:20.69 ID:R6ob9M5e0
最後までやらないと許さない
19名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 20:12:24.01 ID:kKZkU9eM0
おもしれーじゃねぇかよ。
20名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 20:17:38.09 ID:R66qGIv9O
スレタイにあるチームBや増田の出番はあるのだろうか
21名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 22:09:35.13 ID:R6ob9M5e0
あげ
22名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 22:17:03.03 ID:isN/igMk0
続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
23名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 22:30:52.80 ID:sa545TUP0
>>4です。まさかのインフルで死んでました・・・少し体調良くなったので、明日の朝までにはまた載せます
24名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 00:35:45.48 ID:wfNF+4sw0
【惨状2】

所々崩れ落ちている瓦礫や、燃え盛る炎を避けながらメンバーは街の中心部へと辿り着いた


「・・・ねぇ、何か音がしない?」
先頭を歩いているたかみなが何処からか聞こえる音に気付いた

「え?何も聞こえないけど?気のせいじゃ・・・」
敦子の言葉を遮るかのように気色の悪い音が聞こえてきた



.....ピチャ....グチャ..グチャ.....


「・・・聞こえたね。あの先かな?」
敦子は右前方にある路地を指差した。
今いる位置からでは建物が邪魔をして音の正体がわからない

「もしかしたら人がいるのかも!とりあえず行くよ!」
ようやく自分達以外の人に会えると思ったたかみなは、喜々様々といち早く音のする路地へと駆け出していた
たかみなより少し遅れて走り出したメンバー、皆一様に同じ気持ちを抱えていた

先に音のする路地へと辿り着いたたかみなを敦子は見ていた(・・・何か様子がおかしい?)
路地に着いたたかみなは急に立ち止まり、両手を口に当て、驚愕の表情を見せていた

「!?、みんな来ちゃ駄目だ!!」
たかみなは正面を見たまま叫んだ。
だが、時既に遅く他のメンバーも辿り着いてしまった
不信に思いながらも敦子達は立ち止まるたかみなの先に視線を落とした

(人が倒れてる?・・・え!?)
敦子達が見た光景・・・それは折り重なる様に倒れてる人達であった。
いや・・・実際に倒れていたのは一人、もう一人はその倒れている人の腹を掻き毟り喰べていた、生々しく血が溢れ、側には血の池が出来ていた


....ピチャ.....グチャ.....グチャ....


音の正体、それは誰しもが想像をしていなかった音・・・人の内臓を喰べている音だった。
吐き気のするような無残な光景だが、更にメンバーに衝撃が走った

「あの倒れている人・・・戸ヶ崎さん・・・!?」
そう、腹を掻き毟られ喰べられていた人。それはメンバー全員がよく知る人物、紛れもない戸ヶ崎支配人そのものであった

「ッ・・・いやーーー!!」
目の前に広がる惨状に堪らず麻友が悲鳴を上げる
たかみなはまだ呆然と立ち尽くしていた、目の前の光景をまだ受け入れられない
(・・・どうして?一体何が・・・?)頭の中を様々な感情が駆け巡る、だがどれだけ考えても答えは出ない、出る筈もない・・・
その時、麻友の悲鳴に気付いたのか戸ヶ崎支配人を喰べていた人物がこちらに振り返った

血塗れで片目は無く、皮膚は焼け爛れ、所々骨が露見している。恐らく血は戸ヶ崎支配人のものであろう。
麻里子はその人物がこちらに振り返ったのを見て、考えるよりも先に声をあげていた

「みんな!逃げるよ!!」
その言葉に皆が我に帰り、来た道に向かい走り出した
走り出す皆の頭に浮かぶのは恐怖と疑問、一人たりとも後ろを振り返る者はいなかった。
25名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 00:43:51.40 ID:Hl7hAVUb0
わくてか
26名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 01:03:34.34 ID:GWXtR76C0
>>23
楽しみしてますので無理せずに頑張って頂きたい
27名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 01:15:27.25 ID:LMUSxzDc0
基地害が妄想スレ立てたか
28名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 01:18:23.39 ID:zzSUT3Kr0
と言いつつも保守する ID:LMUSxzDc0であった。
29名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 01:32:51.89 ID:ldMsdk9UO
これは何かのパロディ? とりあえず捕手
30名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 01:49:44.11 ID:w3TDo3qE0
>>28
と冷静を装いつつ即激怒し反応しちゃうお前さんは明らかに釣られた阿呆
31名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 02:07:42.26 ID:EMlLEfkoO
わーくわくわく
32名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 04:10:36.21 ID:wfNF+4sw0
【惨状3】

「・・・はぁ、はぁ、一体何なのあれ!?」
先程の場所から大分離れた所で麻里子は声を発した
全力疾走した為か息が荒い

麻里子の言葉に皆反応しない
少しの沈黙に包まれる

頭に浮かんでくるのは、あのおぞましい光景
何あれ?と聞かれても誰一人わかる訳が無い・・・ただ一つはっきりしているのは戸ヶ崎支配人が死んだという事実だけだ

「・・・ゾンビ?」

優子が声のした方に振り向く

「・・・麻友?」
そこには、壁にもたれかかり肩で息をしている麻友の姿があった

「麻友ちゃんわかるの?」
麻友の隣にいた柏木が尋ねる

「・・・はっきりとは分からないけど、映画で見た事があります、人が人を喰べる・・・それにあの外見・・・まさしくゾンビでした」
麻友が震えながら言った

「でも、それは映画の中の話でしょ!?実際にいる訳がないじゃん!!」
麻里子が怒ったかのように言う

「だけど!!・・・」
麻友は麻里子に反論しようとしたが途中で下を向いて泣いてしまった

「麻里子!麻友に当たるのはおかしいでしょ?落ち着きなよ」
優子が麻里子を宥める

優子の言葉に麻里子は、ハッと我に帰り麻友に謝った
「麻友・・・ごめんね」

麻里子が苛立つ気持ちは皆わかる。それ程のものを目の当たりにしたのだから・・・

再び沈黙が訪れる

敦子は考えを巡らせていた
(ゾンビ?そんなものは存在するのだろうか?でも、さっきのは紛れも無く・・・それに戸ヶ崎さん・・・)

「ねぇねぇ〜、警察署に行かない?ここにいるよりかは安全だと思うけどぉ?」
沈黙をいきなり緊張感の無い声が破る
(この声は・・・陽菜だ)

「にゃんにゃん・・・?」
たかみなが首を傾げる

陽菜は更に続ける
「ずっとここにいたって意味無いじゃん!ほら、そこの標識に警察署までの道案内載ってるし、考えても結局分からないんだから、安全そうな所に移動しよ〜よ!もしかしたら皆そこに避難してるかもしれないし〜」

いつもどこかおっとりしていて何を考えているかわからない小嶋が珍しく真っ当な意見を出した事に皆驚いた

「・・・そうだね、にゃんにゃんの言うとおり、ここで考えてても何も始まらない。皆行こう!・・・もしかしたらさっきの奴みたいのがまだいるかもしれないから気を付けながら進もう」
たかみなが皆を纏めた、次に目指すは警察署
皆不安は隠せない、だけど今は進むしか無かった。
33名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 09:22:01.86 ID:+H1exVgNO
△増田
34名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 09:23:36.88 ID:zzSUT3Kr0
横山
35名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 12:23:37.43 ID:O5T3M1qBO
続き待ち
36名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 17:23:35.62 ID:o4KBgwTK0
もう書かないのか?
37名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 20:55:27.11 ID:cxfO8vHt0
落ちるぞバカ野郎
38名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 20:55:54.91 ID:zzSUT3Kr0
>>30
俺も保守してるので怒ってないよ。君カッコイイネ

と言いつつ再び保守
39名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 20:58:42.03 ID:wfNF+4sw0
【衝撃?】

警察署へ向かおうとした時、たかみなはふと思った
「・・・そういえばにゃんにゃん、さっきそこにある標識って言ってたけど、もしかしてあれの事?」

たかみなが指を差した方向には英語でかかれた標識がある。たかみなには何て書いてあるのか全くわからなかった

「え?そうだよ〜。『It is this point police station.』って書いてあるじゃん、この先警察署って事でしょ〜。あっ、もしかしてたかみな読めないの?だからバカみなって言われるんだよ〜」
陽菜は馬鹿にしたようにケラケラ笑う

うんうん、と麻里子は頷くが実は麻里子もわかっていなかった

陽菜の言葉にたかみなは驚愕した(あの、あの陽菜が英語を読んでいる・・・!?)それは、今現在置かれている現状を吹き飛ばす程の衝撃であった

敦子は唖然としているたかみなを見て思った(開いた口が塞がらないって、こういう事を言うんだろうな・・・)

暫くして柏木がたかみなに話しかける

「あの、すいません・・・とりあえず先に進みませんか?」

冷静な柏木の言葉にたかみなはようやく現実に戻ってきた

「・・・え?あぁ、そうだね、それじゃ行こうか!」

たかみなはまだ動揺を隠せていないが歩き出した

英語は読めないが、標識には矢印が記されていたので方向はわかる、距離的にもさほど遠く無いようだ

そして動揺のせいか前方で何かが動いたのを見逃していた・・・
40名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 21:03:40.02 ID:wfNF+4sw0
>>4です。書き始めたからには責任を持って最後まで書きます。
実は大まかな設定は既に最後までできているんですが、細かい会話等をいれるとどうしてもこんがらがってしまい中々文章が思い付かなくて・・・あまりの文章力のなさに絶望してますw
自分で読み返してみても所々破綻していたり・・・とりあえず途中ではやめません

41名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 21:18:30.85 ID:cxfO8vHt0
>>40
とりあえず保守はやれるだけやってみる
良い内容になるように頑張ってくれ
42名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 21:58:33.30 ID:8TrGBxKUO
キャラ設定がのんのイメージどおりでクソおもしろい今後の展開期待しているのれすよ
43名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 22:15:57.49 ID:wfNF+4sw0
【逃走】

いち早く前方の異変に気付いたのはたかみなの後ろを歩いていた優子であった

「みんな止まって!アレがいる!」
優子の視線のすぐ先には、戸ヶ崎支配人を喰い殺していたのと酷似したものが二人・・・いや、二体いた。
どうやら既に気付かれていたみたいで、こちらに向かって来ている

「ッ!?後ろからも来てるよ!?」
最後尾にいた麻里子が声を上げる
(くそっ、近すぎる!!何処かに逃げ道は・・・ん!?)
優子は必死に逃げ道を探していた。辺りを素早く見回して目に留まったのは、扉の開いている商店のようなものだった

(考えてる暇はない!)
「みんな!あそこに逃げ込むよ!」優子は叫んだ
優子が駆け出したのを皮切りにメンバーが走り出す

間一髪・・・最後に麻里子が入ったのを確認して優子はすぐに扉を閉めて施錠した、外からは扉を引っ掻く音や唸り声がする。

「ふぅ・・・なんとかギリギリセーフってとこかな?」
額に落ちてくる汗を袖で拭いながら優子は言う

「優子・・・ごめん」
「ん?どうしたたかみな?」
たかみなが涙目で話しかけてきた
「私がもっと早く気付いていればこんな事にはならなかったかもしれないのに・・・」

「そんなの気にすんなって!皆無事なんだからそれでよしとしようぜ!」
優子は優しくたかみなを慰めた

「でも・・・」

きゃー!!
たかみなの言葉を遮るかのように悲鳴が聞こた

「どうした!?」
優子が急いで悲鳴の元へ駆け付ける

そこには茫然と立ち尽くす麻友と敦子の姿があった
足元には喰い散らかされた血だらけの動物の死骸が転がっている

「なんだ・・・びっくりさせるなよ」
最早これくらいの事では優子は驚かなくなっていた

入った時はよく分からなかったが、改めて店内を見回してみると至る所に檻や水槽がある、どうやらここはペットショップらしい事に気付いた

店内を巡ってみたが生きている動物は一匹もいなかった、生々しい血の匂いに思わずむせ返る

(あれ?この檻・・・)
優子はある一角に設置された大型の檻を見てある疑問が沸いてきた・・・勿論、良くない方の疑問だ

「ねぇ、麻友?麻友が見たそのゾンビ映画ってさ、動物はどうなってた?例えば大型犬とかさ?」

麻友は記憶をたどる様に話す
「・・・たしか、動物も凶暴化して人間に襲いかかってました・・・それがどうかしたんですか?」

「ん?いやぁ、何でもないよ!!ただ気になっただけ!はははは」
引き攣った笑い顔を浮かべる優子の視線の先には、内側から破られたであろう大型の檻があった・・・。
44名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 22:27:02.38 ID:wfNF+4sw0
>>41>>42ありがとございます。色々脱線してしまうせいで今だ1/20くらいしか進んでないですけどw
最低でも一日一回以上更新させます!
45名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 22:45:43.79 ID:9xyCnYKK0
>>44
追いついた!

悲惨な状況に取り残されたメンバーたち
普通のハリウッド映画は数人死んじゃうけどどうなるか

パロってる原作に思い当たる節があるから
それが当たってるかもこれから気にしながら読むよ
続き楽しみにしてます。
46名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 00:06:18.32 ID:o4KBgwTK0
保守のし甲斐があるわw
47名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 00:21:34.89 ID:gPVXTZreO
面白いから保守
48名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 00:58:57.41 ID:eUFeOYNT0
保守
49名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 03:36:32.70 ID:FNWDK4n4O
保守
50名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 08:48:28.65 ID:9dBK0fV20
51名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 09:43:02.04 ID:dLp5i/HU0
52名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 09:46:07.42 ID:K5i9hS0DO
53名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 10:37:13.92 ID:wmaw4Idm0
【不安】

優子の頭に一抹の不安がよぎる
(考え過ぎじゃなければいいけど・・・今の状態では余計に不安を煽るような事は言わない方がいいな)

優子は、浮かんできた疑問を今は自分の心だけに留めて置くことにした

「ねぇみんな!こっちに裏口があるよ、ここから出よう!」
聞こえてきたのは店内の奥を散策していた麻里子の興奮した声

「待って!まだ開けちゃ駄目!もしかしたら奴等がいるかもしれないし・・・慎重にならないと」
麻里子がおもむろに開けようとした所を敦子が止める

店の入口ではまだ奴等の唸り声や扉を引っ掻く音がする

その音に麻里子はやっと冷静になった
「いやー、すまんすまん、ついね、あはは」
(麻里ちゃん・・・相変わらず能天気だな)

まさか陽菜にこんな事を思われているとは思いもしない麻里子であった

「皆さん、とりあえず今のうちに次の行動を考えましょう。ここもいつまで持つかわかりませんし・・・」
柏木は麻友の頭を撫でながら言う

「流石ゆきりん、相変わらず冷静だね・・・それじゃ、次に取るべき行動を考えよう。幸い奴等は裏口の方にはいなそうだから、そこから出るとして・・・やっぱり目指すのは警察署でいいかな?」
たかみなが切り出す

「・・・そうだね、少なくともここや、路上で逃げ回るよりかは安全だと思うし、もしかしたら助けが来るかもしれないしね」
敦子はたかみなの意見に合意した

「私も賛成〜」
陽菜も心良く?承諾した、相変わらず緊張感はない声だ

「ん・・・?どうしたの優子?」
黙っていた優子に敦子は話しかけた

「えっ!?いやっ、何でもないよ、警察署ね!それじゃ行こうか!」
優子が考え込んでいたのは例の件だ
(もし私の予想が当たって、アレが外にいるのだとしたら・・・)

敦子は普段とは違う優子の様子に気付いたが、置かれてる状況のせいかなと自己解釈してしまった。


一向は裏口の安全を確認してから外へと向かった
54名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 12:28:35.91 ID:FNWDK4n4O
保守する
55名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 14:54:13.74 ID:B+78Wg7G0
保守や
56名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 17:11:24.89 ID:dLp5i/HU0
保守
57名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 18:45:09.77 ID:B+78Wg7G0
おりゃ
58名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 20:46:46.90 ID:B+78Wg7G0
後は頼む
59名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 21:10:58.11 ID:wmaw4Idm0
【強襲】

全員が裏口を出たその時だった

バターンッ!!

何かが壊されたであろう音が街に鳴り響いた

音の出処を確認するまでも無く、それが先程までいたペットショップの正面扉だというのがわかった

「・・・あ、危なかったね」
小さい声で敦子が麻里子に言う

「これじゃ何処にいても気を抜けないね、あははは・・・笑えない」

「しっ、2人共静かに!最後まで油断しちゃ駄目だよ!」
たかみなが話していた2人を戒める

「あっ、はーい」と、麻里子はいかにも気持ちの篭ってない返事をしたが、そこにはたかみなは触れてこなかった

(・・・さっきまで油断して半泣きになってたのは何処のどいつだよ)と、陽菜はたかみなにツッコミたかったが、流石に空気を読んでやめた

「こっちの通りにはいないみたいだから行くよ!」
優子が先陣をきる

警察署まで向かう途中、度々ゾンビ達を目にしたが、常に警戒していた為どれも何事も無くやり過ごせた

そして一同は無事、警察署の正門へと辿り着いた

『Racoon city police station』

正門の看板に刻まれた文字の所々に生々しい血が付着している

「うへっ、もしかしてここにもいるのかよ?勘弁してよね〜」
優子は堪らず愚痴を吐く

たかみなが門が開くか確認する。
どうやら正門は閉まってはいるが、鍵は掛けられていないようですんなりと入る事ができた

正門を抜けていざ玄関口へ向かおうとした時、麻友が何かに気付き声を発した

「あれ・・・?これって・・・犬の足跡ですかね?」

麻友が指差した場所には確かに犬の足跡がある、だが普通の犬の足跡とは明らかに違う・・・その足跡は血で象られていた

優子の頭に浮かび上がるのは先程のペットショップの檻
「嫌な予感に限って当たるもんだよね・・・」と、小さく呟いた

それと同時に聞こえてくる獣らしき息遣い

「みんな気を付けて!来るよ!」優子の叫びに皆が構える

その獣は前方の茂みから姿を現した・・・。
60名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 22:00:34.20 ID:Bk+1C+6iI
ほしゅ
61名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 22:02:03.51 ID:AwpW/kHr0
めちゃめちゃ面白いやん
期待
62名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 22:09:48.16 ID:wmaw4Idm0
【強襲2】

「何あれ!?本当に犬なの!?」
たかみなが叫びにも似た声を上げる

前方の茂みから現れたのは[元]犬であったであろう物。

耳はまるで千切られたかのように朽ちており、肋骨は露見し、身体中から血が滴り落ちている、本来なら到底生きてはいないであろう姿であった

「ちっ、よりによってドーベルマンかよ!?」
優子はパッと見でその犬の正体を見抜いた

ドーベルマン・・・強靭な肉体を持ち、警察犬としても使われているのは皆知っている、だからこその恐怖が一同に襲い掛かる

「差し詰めゾンビ犬ってとこかな〜?」と、陽菜が落ち着いて言う

「そんな事言ってる場合じゃ無いでしょ!?状況考えて!!」
たかみなの怒声が陽菜に飛ぶ

(とにかく逃げなくては・・・)
たかみなが焦る

来た道を引き返そうにも正門はゾンビ達が入ってこれないように施錠してしまった後だ、生き残る為には玄関口へ向かうか他の入口を探すしかない、しかし正面に向かい立つはゾンビ犬、まさに絶体絶命である

(行くしかない!!)
そう決意したのは敦子であった
「皆、私に着いて来て!」と、叫ぶ

あるのかもわからない他の入口を探すよりかは目の前の玄関口に賭けた

走るメンバー、こちらに牙を向け駆けて来るゾンビ犬・・・
飛び掛ってきたゾンビ犬の最初の一撃を敦子はしゃがんで見事に躱した、そのまま玄関口へと滑り込む、次に陽菜、優子と続く

しかし、後続が来ない。その隙を狙い玄関口にゾンビ犬が飛び込んで来るが、ぎりぎりの所で優子が扉を閉めた

扉の外では何回も突進してくる音とゾンビ犬の唸り声が聞こえる

外からたかみなの声が聞こえる
「敦子!!もう玄関口からは入れそうにない!私達は違う入口を探す!!・・・絶対また後で合流しよう!!」

「・・・そんな」
敦子は扉の前で肩を落とした

ゾンビ犬の強襲により、敦子達はたかみな達と分断されてしまった
(私の・・・私のせい?)
自分の判断のせいで離れ離れになってしまったと思い敦子はその場で泣き崩れる

そんな敦子の肩に優子が手を置き話かける
「あっちゃん・・・あっちゃんの判断は間違ってなんかいない、寧ろ、それしか無かった・・・今はたかみな達を信じて私達も先に進もう」

その言葉に敦子は堪らず優子の胸に飛び込む、ひたすら泣き続ける敦子を優子は優しく包み込んだ

しばらくして敦子は顔を上げる、もう泣いてなんかいない。
頬に残る涙の粒を拭きながら敦子は言う
「優子・・・ごめんね。そして、ありがとう・・・もう大丈夫!先に進もう!」


敦子達は進む、また必ず逢えると信じて・・・
63名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 23:04:33.56 ID:vfcLyxtT0
おもしろいです保守
64名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 23:41:18.79 ID:NJEs74oo0
絶対保守
65名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 00:51:01.32 ID:RqNeMWxp0
保守やで〜
66名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 01:34:34.25 ID:JHHz8IeC0
黒幕は板野と見た
67名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 03:14:49.85 ID:++SqRZBb0
ほーしゅ
68名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 10:13:30.33 ID:T+hJZXjw0
捕手
69名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 13:24:07.08 ID:prMxouLLO
イ口木ウ寸
70名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 13:37:11.61 ID:1SklPlLI0
>>4です。皆さん保守してくださりありがとうございます
現在出先の為、更新は夜になりそうです、もうしばしお待ち下さい。
71名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 13:58:59.71 ID:Cjyav+MD0
>>70
待ってるよ
72名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 16:47:56.89 ID:prMxouLLO
保守
73名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 16:56:48.55 ID:pQhz4C0U0
また増田キチガイヲタ>>2が一人で保守してんのかvv
74名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 17:29:02.55 ID:6UnZ7kAg0
補酒
75名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 17:44:30.92 ID:Cjyav+MD0
まだ守るでさあ
76名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 19:28:27.88 ID:F6LuvR6D0
待ってます
77名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 21:48:55.66 ID:++SqRZBb0
保守
78名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 22:19:46.02 ID:1SklPlLI0
>>4です。ここから話はどんどん変わっていく予定です。なんのパロなのかは既に気付いている方もいると思いますが、更に飛躍します
では↓↓
79名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 22:20:08.32 ID:1SklPlLI0
【別同隊】

ーーーーーーーーー
時は少し前に遡る

敦子達が警察署の正門に辿り着いた時、別の場所でも事件が起きていた


[警察署内-通信室-]

...ガガ...ガガガ.....ちら..!ガガガガ...こちらα...!!繰り返す!..ガガガ..こちらαチーム!...ガガ...応答せよ!!...

「・・・くそっ!!なんで繋がらないっ!?」

男は乱暴に無線機を叩き付けた

(駄目だ・・・熱くなるな、落ち着け)
男は煙草に火を付ける。

煙草の煙を吐き出しながら男は頭の中で現状を整理する
(深夜、謎の集団に襲われていると緊急無線が入った・・・そこで俺達αチームが派遣されたが、駆け付けた時には既に遅く、そこには無惨に殺された死体しかいなかった。
一旦そこは処理班に任せ、俺達は署に戻る途中だった・・・そこで奴等の襲撃にあった。奴等・・・ゾンビだ。間違いない・・・何故あいつ等がこの街にいる?あの屋敷で終わった筈では無かったのか?)

男は無意識の内にもう一本煙草に火を付けていた
(ゾンビの襲撃により部隊は散り散りになり、俺だけが警察署に戻ってきた、外にはゾンビ共がウヨウヨいやがるし、何故か無線は繋がらない・・・ブラッド、ジル・・・どうか無事でいてくれ)

パリーンッ!!

突如、何処かでガラスの割れる音がした

「ッ!?ここももう駄目か・・・」
男は扉を開け、手馴れた動作で周囲を確認した後、通信室から飛び出した

男の右手には愛銃『ベレッタM92FS』別名-サムライエッジ-が握られていた・・・

80名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 22:47:26.86 ID:hfZpaH1Z0
期待
81名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 22:48:55.91 ID:QJlQB7O2O
まさかの本家も出てくる展開かよ
82名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 23:55:35.28 ID:1SklPlLI0
【たかみなPart1】

敦子、優子、陽菜が玄関口に次々滑り込む

「あっ!!」
麻友もそれに続こうとしたが、焦りで足がもつれ転倒してしまった
ここだと言わんばかりに、転んだ麻友を目掛けゾンビ犬が鋭く尖った牙を浴びせようと飛び掛かる

「そうはいくか!!」

ギャンッ!!

麻里子がゾンビ犬の腹に強烈な蹴りを喰らわせた
空中で一回転したゾンビ犬はドスッ!と、いう音と共に背中から地面に落ちた
「うげっ、気持ち悪ッ!」
麻里子はゾンビ犬を蹴った際の嫌な感触に顔をしかめる
「篠田さんっ!!ありがとうございます!麻友、今の内に立って!」
柏木が麻友に駆け寄り立たせた

ゾンビ犬も同時に立ち上がる
「あれでも駄目か・・・」
麻里子は残念そうに呟く

ちょうど麻里子の蹴飛ばした位置は玄関口の目の前であった、立ち上がったゾンビ犬は目の前の開いていた扉目掛け突っ込む、しかしぎりぎりの所で扉は閉められたようだ

尚もゾンビ犬は玄関口へと突進を繰り返す、標的が扉の中にいる敦子達に向けられたようだ
(あれじゃ、玄関口からの侵入はもう無理だ・・・別の道を探さないと)
たかみなはその状況を見て瞬時に玄関口に向かい叫ぶ
「敦子!!もう玄関口からは入れそうにない!私達は違う入口を探す!!・・・絶対また後で合流しよう!!」
(・・・必ずまた逢おう)
そう言い放ったたかみなは、残りの三人に向かい話かける
「ゾンビ犬の注意が逸れてる内にここから離れるよ!みんな着いてきて!」
たかみなは茂みの中に駆け出す、その後に三人が続く
ーーーーーー

「・・・っ、はぁ、はぁ」
どれ位走ったであろうか、皆が肩で呼吸をしている。
警察署の外壁に沿って走っていたたかみな達の目の前にやっと開けた空間が現れた。
正面から見た時に比べ予想以上にこの警察署は大きいようだ、現に少なくともたかみな達は100m以上は走っていた

「はぁ、はぁ、・・・裏門かな?」
たかみなはまだ息が整わない
「・・・ふぅー、だろうね、ここにも門があるし」
深呼吸した麻里子が答える

「という事は・・・あっ、皆さんありました!裏口です!」
柏木が裏口の存在に気付く

「よっしゃ!狙い的中!!これで敦子達と合流できるぜっ!」たかみながガッツポーズを決めながら得意気に言う
(狙い通り・・・なのか?)
柏木はふと思ったが口には出さなかった
(またブラックと言われるのは勘弁だ・・・)
「でも私達、外壁沿いを結構走りましたよね?という事は内部もかなり広いという事ですよね・・・そう簡単には会えないのではないですか?」麻友が冷静に言う

「うっ・・・」
確信を付かれ、たかみなが黙り込む
「まぁまぁ、考えたってしょうがないじゃん?今は行動あるのみだよ!」麻里子がたかみなにフォローを入れる
(うぅ・・・麻里子様〜)たかみなは心の中で泣いた「・・・よしっ!んじゃ、行きますか!」元気を取り戻したたかみなは裏口の扉を開いた・・・
83名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 00:02:01.32 ID:FR51IsA30
>>4です。本当はもっと改行があって読みやすくしてるんですが、書き込もうとする度に2ch特有の「改行が多すぎます!」の文字が・・・うぅ(泣)
文の圧迫感で読みにくい方もいらっしゃると思いますが、ご了承下さい・・・
84名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 00:11:49.79 ID:HaqmrlRO0
まだ読んでないけど頑張って
85名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 01:42:20.68 ID:be9NxGOa0
・・・
86名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 03:01:37.40 ID:aNUHEooHO
保守
87名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 03:26:17.98 ID:/mtkggWxO
ほす
88名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 04:09:06.26 ID:DpeMqbZH0
おもしろい保守
89名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 04:23:42.54 ID:lfW+3eGS0
補酒
90名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 09:52:47.44 ID:aNUHEooHO
保守
91名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 11:01:19.04 ID:TkIHDhXx0
保守がてら
→核心
92名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 12:29:24.95 ID:YQoGnpX30
AKB関連史上最高の小説
今のところ
93名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 14:42:34.03 ID:xinAUP4m0
昼間から補酒
94名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 17:53:48.40 ID:YeUwWFbI0
保守
95名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 18:15:35.09 ID:aNUHEooHO
保守
96名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 18:16:36.16 ID:wp8PNHpKO
補習
97名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 19:40:46.64 ID:xinAUP4m0
補酒
98名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 20:23:59.92 ID:e/Q2X6Zn0
保守
99名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 20:57:16.49 ID:FR51IsA30
【敦子Part1】

玄関口のゾンビ犬の気配が何時の間にか消えている、どうやら敦子が泣いている間に諦めて何処かへ行ったようだ
(お願いだから、たかみな達の方には行かないでね・・・)相手は動物、しかも理性なんて微塵も感じられない相手だが、敦子は祈るしかなかった

顔を上げ、敦子は辺りを見回す。左前方には大きな扉がある(恐らく、ここが事務所への入り口だろう・・・)
正面には豪華な噴水と女神像がそびえ立ち、さらに奥には左右にシンメトリーに作られた扉がある、二階通路と思われる渡り廊下もここから見渡せる

(・・・広い)
最初に敦子の頭に浮かんできたのはこの言葉だ
外観からは分からなかったが、この警察署がかなりの広さを持っている事に気付く

「こりゃ、想像以上の広さだねぇ・・・」優子が辺りを見渡しながら言う

「ねぇねぇ、見て見て〜!噴水があるよ〜、凄〜い!」陽菜は目の前の噴水にまるで子供のように興奮している

(この状況下でこの緊張感の無さ・・・やはり陽菜は只者じゃない・・・?いや、只の馬鹿なのか?)敦子は心の中で思う

「ねぇ・・・あっちゃんはどう思う?」優子のいきなりの問い掛けにビクッとする、陽菜に対して心で思った事を優子に読まれたのかと思ったからだ。

「え!?なっ、何が?」
敦子は焦りながら聞き返す

優子は敦子の不審な挙動に首を傾げながら続ける
「・・・?。だからぁ、この警察署に関しての事だよ、こんだけ広ければ避難先として使われてそうなのに、ここも全く人のいる気配がしなく無い?」

「あっ!あぁ〜、その事ね!!うん、私もそう思うよ・・・誰か1人くらい逃げて来た人がいてもおかしくないのに、そんな様子は全く無いよね・・・」
敦子は考え込む


『パリーンッ!!』
突如、何処からか聞こえてきた硝子の割れる音に一瞬身構えたが、すぐにこの場所では無い事に気付き一安心する

「・・・ふぅ。どうやら違う場所みたいだね」
優子は胸を撫で下ろす

「って、・・・あれ?にゃんにゃんは?」敦子は陽菜が何時の間にか噴水の前からいなくなってる事に気付く

「お〜い!!2人共〜、こっちこっち、こっちだよ〜!!」何処からか陽菜の声がする

「え?何処??・・・いた」
陽菜は左前方にある扉の中から満面の笑みで手を振っていた

「全くあの子は・・・」
優子は笑いながら呟く

「あっちゃん、とりあえず陽菜を追い掛けよっか!」

「うん、そうだね!」

2人は陽菜の待つ扉へと駆けて行った・・・
100名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 21:37:58.91 ID:FR51IsA30
【末路】

「ちっ、全くついてないぜ・・・」
男は腹部に手を当てながら呟く


男は深手を負っていた
腹部に当てた手の隙間から次々と血が溢れて来る

男は深夜の緊急無線により現場に赴き、その後、警察署へ戻る途中でゾンビの群れに襲われた

どうにかその場は凌いだが、ゾンビの襲撃により仲間は散り散りになった。

次々と迫り来るゾンビを撃退しながら警察署の裏門まで辿り着いたが、前方のゾンビに気を取られ油断していた所を背後からゾンビ犬に襲われた

(この傷じゃもう無理か・・・、あの地獄を生き残ったってのに、相変わらず神様は冷たいもんだ・・・)
フン、と男は口角を上げた

「ハァ・・・ハァ・・・ヤバイな眼が霞んできやがったぜ・・・」
男は裏口の扉を開け、正面の壁にもたれ掛かった

(それにしても腹が減った・・・こんな時に腹が減るなんてな)
男は笑う、もう自分の命が長く無いのは自分で理解している

(クリス、ジル、すまねぇな ・・・俺は先に逝ってるぜ・・・くそっ・・・腹が減っタ・・・)

薄れゆく意識の中で扉の外で声が聞こえたのに気付いた
(ダれ・・・か・・・来たノ・・・カ?・・・肉・・・ガ・・・ニクが喰・・・ベタイ・・・)

扉が開いたのと同時に男は深い眠りについた・・・
101名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 22:21:39.80 ID:8tQbkyL8O
どうなるんですかぁーーーーーーー?
102名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 22:38:13.49 ID:LUGdkvUy0
>>100
普通に話つまんね
いつまでやるのやら
103名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 23:40:21.67 ID:FR51IsA30
>>4です。>>102さん、いかんせん素人なもんで、すみません・・・小説好きな方は読まない方がいいですよ。

とりあえず続きです↓↓
104名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 23:40:37.31 ID:FR51IsA30
【たかみなPart2】

ガチャ・・・キィ・・・

鍵は掛かっていない。
普段、殆ど裏口は使われてないであろう事はその錆び付いた音でわかった

なんの躊躇いも無く裏口の扉を開いたたかみなは、いきなり視界に入ってきた物に対して一瞬思考が停止した

頭で理解した次の瞬間には悲鳴を上げていた
「・・・ッ!?キャーーッ!!」

思わず後ろに仰け反る

いきなり悲鳴を上げたたかみなを三人は不思議そうに見ていたが、たかみなが後ろに仰け反ったお陰でその悲鳴を上げさせた正体に気付いた

「ん・・・?どうしたたかみな・・・うわっ!?・・・なんだ、人の死体か・・・」
麻里子は一瞬驚いたが、すぐに冷静になり目の前の物を分析した

柏木はそれを目にした時、眼を大きく開き両手を口に被せた、しかし悲鳴を上げる程の衝撃は受けなかった
(篠田さんも私も、今置かれてる状況に段々と慣れてきちゃったたいだな・・・気を付けないと)
『油断大敵』柏木の脳裏にこの言葉がよぎる

麻友がそれを見た時「ひっ!」と小さな悲鳴を上げ、震えながら柏木の後ろに隠れた、そんな麻友に対して柏木は「大丈夫だよ」と優しく声をかけた

たかみなはようやく落ち着き、恐る恐るその物体に近付く。
「うん・・・麻里子の言うとおりもう死んでるみたいだね・・・」その死体の足下には血だまりができている、失血死であろう事は素人の目でもわかる

たかみな達は死体に向かい手を合わせた。

その時、たかみなが死体の胸ポケットからはみ出ている物に気付いた。手を延ばしそれを掴み取る
「これは?・・・警察手帳?」

手帳には名前が書いてある
『Brad Vickers』

「うぅ・・・英語か・・・。
えぇと、ブラッド・ビッケーズ?いや、ブラッド・ビィッカーズか・・・一応持って行こう」

「ねぇ?これ使えるんじゃない?」
そう言った麻里子が手にしてるのは、この男が持っていたであろう銃であった

「それは・・・ベネリM3S。俗に言う、散弾銃ってヤツですね」

「麻友ちゃん?」
柏木が首を傾げる
麻友は止まらずペラペラとこの銃に関する知識を語り出す、後の三人は口を開け唖然としている、三人は麻友が何を言っているのか全く理解できない。

「・・・ふぅ、以上です。あっ、後、その銃は反動が大きいので篠田さんが持っていた方がいいですね」
満足そうな顔で麻友は語り終えた
(マニア・・・恐るべし)三人は顔を見合わせ同じ事を思った

「と、とにかく!!この部屋には他に何も無い様だから先に進もう」そうたかみなが言い、この部屋を出ようとした時にある異変に気付いた

(ん・・・音が聞こえる・・・この部屋から!?)
105名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 23:47:19.97 ID:pob35ZTl0
俺は楽しく読んでるよ
106名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 23:48:33.78 ID:II3fSo+r0
面白いです
107名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 00:02:55.79 ID:S1U0qglW0
>>4です。保守と感想を書き込んでくれている方、どうもありがとうございます。
批判コメは出て当たり前の文章ですが(泣)
寧ろそれを励みにして、続けたいと思います
108名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 01:13:51.08 ID:YA9cyzTHO
保守
109名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 02:11:46.52 ID:7nltvOsr0
保守
110名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 04:13:54.67 ID:4cdBVmUkO
完結までがんばってください 支援
111名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 08:24:09.91 ID:WAZhRW1y0
112名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 09:39:20.23 ID:hI9f7krJ0
・・・
113名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 12:17:33.15 ID:tmZGw0yp0
頑張ってー頑張ってー シーゴトッ
114名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 14:56:49.13 ID:7nltvOsr0
保守
115名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 17:05:05.32 ID:7nltvOsr0
また保守
116名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 20:38:37.38 ID:bdFlalDX0
頑張ってー頑張ってー アーソビッ
117名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 22:00:13.12 ID:7nltvOsr0
またまた保守
118名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 22:03:15.09 ID:S1U0qglW0
【別働隊2】

通信室から飛び出した男は廊下を駆けながら考えていた

(何故、今頃になってこの街にゾンビが現れた?
あの忌まわしき洋館事件からはもう半年以上経っている・・・まさか『アンブレラ』がこの街にT-ウイルスをばら撒いたのか?)

男は考えを巡らせている内にある疑問が浮かび上がった

(そう言えば何故・・・何故、ピンポイントで俺のいるこの街が標的にされたんだ?
確かに俺は個人で『アンブレラ』について探っていたが、決して外部に漏れるようなミスはしていない・・・)

その時、男の脳裏に1人の人物が浮かび上がる
(・・・まさか)



「・・・ウェスカー」
男はそう呟いた後、前方にベレッタを向け発砲した

放たれた弾丸は廊下を徘徊していたゾンビの頭を見事に撃ち抜いた

男は動かなくなったゾンビを見下ろす、そのゾンビはこの警察署の制服を着ていた

それを見て確信する

(間違いない、T-ウイルス・・・ヤツの仕業だ)

「くそッ!!」

男は壁を殴りつける。
鍛えぬかれた肉体から放たれた拳は硬い壁にヒビを入れた
(ここで考えても無駄か・・・今は生存者を探す事に専念しよう)

男はその場で深く息を吐き、気持ちを切り替え通路の先の扉を開ける

(ここは・・・渡り廊下か、ん?アレは・・・)

男はほんの一瞬だったが、一階にある事務所に続く扉が閉められるのを見た・・・
119名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 23:05:58.16 ID:+NWSIhz60
まあ、あの乳だ 無理もない
120名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 23:27:14.53 ID:S1U0qglW0
【敦子Part2】

「もう!にゃんにゃんてば、勝手にどっか行かないでよ!」
陽菜に追い付いた優子は少し怒りながら言う

「は〜い、ごめんなさ〜い。あっ、そんな事より見てみて!こんなの見つけちゃった!」
陽菜は満面の笑みで言う

(この子は反省って言葉を知らないのだろうか・・・)
敦子は呆れ顔で陽菜を見つめる

「じゃじゃじゃじゃ〜ん!」と言いながら陽菜が背後に隠していた物を前に突き出す

敦子と優子は、陽菜の手に握られていた物を見て驚いた

「け、拳銃!?」

そう、陽菜の手に握られていたのは二丁の拳銃、どちらも紛れも無く本物の拳銃であった

「にゃんにゃんそれ何処にあったの!?」
勢いよく優子が尋ねる

「え?そこの引き出しの中だよ〜、弾も沢山あるよ〜」
陽菜が指差したのは事務所内に設置されたごく普通の机の一つであった

更に陽菜は嬉しそうに話を続ける
「最初は袋に入ってて〜これなんだろ〜って思って見たら、タグに《Seized article》(押収品)って書いてあったから開けてみたら、あらビックリ!拳銃だったの〜!!ヤクザさんの物かな〜?」

(にゃんにゃん・・・ヤクザって、日本じゃないんだから)
敦子と優子は同じ事を思った

「と、とりあえずそれは私とあっちゃんで持つよ!はい、にゃんにゃん貸して」優子はそう言いながら手を出す、その時頭ではこう思っていた
(にゃんにゃんに持たせたら危な過ぎるよ・・・)

「え〜、私が見付けたのに〜」と、陽菜は残念そうな声をあげたが、渋々優子に渡した

「ん〜?・・・流石になんの銃かはわからないね、あっちゃんどっち持つ?」優子が拳銃を手に取り尋ねる

「えっ、私はどっちでもいいよ」

「それじゃ、こっちの方が弾を入れるの簡単そうだから、こっちをあっちゃんにあげるよ、私のはリボルバー式でなんか面倒くさそうだし」
そう言って、優子は敦子に操作が簡単そうな方を渡した
ーーーーーーー
本人達はこの時は知る筈もないが、敦子が手にしたのは『ベレッタM92』ごく普通のハンドガンである、しかし優子が手にしたのは『コルトパイソン』俗に言うマグナムである、その威力と性能は後に知る事となる
ーーーーーーー。
「さて、武器も手に入れたし、どうするかね?」
銃をまじまじと見つめながら優子は2人に尋ねた
(私は持ってないのに・・・)
陽菜はまだ悔しそうだ

「ここは、事務所・・・だよね?もしかしてこの部屋を探したらこの警察署内の地図とかあるんじゃない?そうすれば裏口があったのか、とかもわかるし・・・たかみな達を探しやすくなると思う」敦子は答える

「うん、そうだね!それがいいや、そうしよう!」優子は快諾する
陽菜も小さい声で「は〜い」と言う、どうやら拗ねてしまったようだ

敦子達が手分けをして事務所内を散策し始めたその時だった

「・・・Someone・・・Is it?」
まだ捜索していない奥の隠れたスペースから苦しそうな声が聞こえてきた・・・
121名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 23:51:05.53 ID:Pk2odlcp0
完結するまで読むよ
122名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 01:05:38.38 ID:dQxJ2cEE0
ほす
123名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 01:34:06.98 ID:zWmd63L+0
>>4です。所々にAKB以外の人物が出て来るのは今作がAKBのみでなく、あるゲームとの合体パロ(?)だからです。わかる方はわかると思いますが、知らない方には申し訳ないです。
124名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 02:37:56.79 ID:3Qf9KONTO
一日一保守
125名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 03:09:21.23 ID:zWmd63L+0
【たかみなPart3】
(ん・・・音が聞こえる・・・この部屋から!?)
....ピチャ.......ピチャ......
(この部屋には誰もいなかった筈だ・・・裏口にはしっかり施錠もしたし、私達以外にいる筈が・・・あっ!!)
「麻里子銃を構えて!!」
たかみなは誰よりも早く音の正体に気が付いた
「え!?どういう事?」
いりなりのたかみなの言葉に麻里子は困惑する。
....ピチャ...ピチャ.....ピチャ....
聞こえてくる音が近づいて来る。そしてそれは死角からメンバー達の目の前に現れた
「・・・嘘、だってさっき完全に死んでたよね?」麻友が怯えた目でその正体を知った
「死体が生き返る・・・まさにゾンビですね・・・」柏木は冷静な口調で述べたが身体は震えている
...ピチャ...ピチャ..ピチャ..ピチャ
ゆっくりではあるが徐々にメンバーに向かって来ている、その眼は既に人を餌としかみていないように見えた
「くっ、ブラッドさん・・・」
まさかゾンビになってしまうなんて思ってもいなかった、否、ここにいるメンバー1人たりとも想像できなかった事だろう
ゾンビとの距離が更に近付く
「麻里子打って!!」
たかみなの叫びに呼応するかのように麻里子は肩から構えたショットガンを放った
バンッ!!
凄まじい衝撃音に皆が耳を塞ぐ。
麻里子はショットガンの予想外の反動に後ろに倒れ込む
「痛〜っ、これの反動想像以上だわ、慣れないとキツイね」
麻里子の放ったショットガンの弾はブラッドの胸に当たったが、一瞬フラついただけですぐにまた襲いかかってきた
「これでも駄目なの!?」麻里子は愕然とする
「篠田さん頭を狙って下さい!そうすれば流石にゾンビでも動かなくなる筈です!」
麻友が麻里子に向かい叫ぶ
「かぁ〜、こりゃまた無茶ぶりが来たねぇ」麻里子は笑う
「麻里子!!笑ってる場合じゃない、来るよ!」またもたかみなは叫ぶ
「わかってますって・・・頭を狙って・・・今だ!!あれ?引き金が弾けない!?」
「篠田さん、その銃はポンプアクションです!銃身の下に着いてる装置を後ろに引いて空の薬莢を抜いて下さい!!」
麻友がまた叫ぶ
「前に着いてる装置を引けって言ったって・・・これか!!」
ガチャという音と共に空の薬莢が押し出される、ゾンビはもう側にまで迫っていた
「くっそ〜!吹き飛べ!!」
バンッ!!
凄まじい衝撃音がまた響き渡る
又、反動で倒れそうになった麻里子を今度はシッカリと柏木が受け止める
「ゆきりん、サンキュ!!そう言えばあいつは!?」
「もう大丈夫です・・・流石にあれじゃ動けるわけが無いですから・・・」
柏木は目の前の物を指差す
「うへっ、自分でやっといて言うのもなんだけど、こりゃ酷いね・・・」
ブラッド・・・否、ゾンビは肩から上がショットガンにより吹き飛ばされていた、この状態では流石にもう生きている訳がない。
先程までは壁にもたれ掛かって生き絶えていたため気付かなかったが、今回の攻撃でうつ伏せで倒れた為、ブラッドが背中に拳銃を差していた事が分かった
たかみなは恐る恐る手を伸ばしその拳銃を抜き取る(すいません・・・使わせて貰います)腰に掛かったポーチには弾薬も入っているようだ。
たかみなはその銃を見る、決して大きくはないから反動は少ないであろう事は容易に想像できた。(麻里子1人にあまり負担をかけさせないようにしないとね・・・)
「それは・・・『グロック17』ですね!!」
「えっ!?」たかみなは驚く。
いきなり目の前に麻友が現れ、また銃の説明を始めた。(あぁまた長くなりそうだ・・・)
このモードに入った麻友は止められない、残りの三人はよく理解していた。
「・・・と言う訳なんです。たかみなさんにはピッタリの銃ですね!」
(やっと説明が終わったようだ)
「え?あぁ、ありがとう麻友」
目の前でキラキラと眼を輝かせる少女に、たかみなは訳もわからず礼を言った。
「とにかくこの部屋を出ましょう・・・いつまでもこの空間にいたくありませんし・・・」
麻友の話しが終わるのを待っていたかのように、柏木はゾンビ化したブラッドを片目に見ながら言った。
「あぁ・・・そうだね」
たかみな達は改めてブラッドに向けて手を合わせこの部屋を後にした・・・
126名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 06:17:35.22 ID:xBOtIyAt0
・・・
127名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 09:28:11.89 ID:ZU9veP4t0
あげ
128名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 12:07:55.80 ID:tHwo97eNO
保守
129名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 14:20:34.93 ID:n7n27rgf0
hoshu
130名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 14:30:22.59 ID:yTjVD4wP0
>>1
24秒あたりのゆきりんのスッピンがヤバイw
131名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 16:39:20.70 ID:w496baxj0
>>1
Bの干されがBをまとめて何かメリットがあるのか コイツ自分がまとめてると勘違いしてるだけだろ
B型の典型
132名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 16:47:02.67 ID:CitXeFXH0
ここはそういうスレじゃないよからのあげ
133名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 17:01:44.34 ID:xDKK72cS0
そんなにこまめに保守しなくてもいいと思われ
134名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 17:39:37.07 ID:zWmd63L+0
【敦子Part3】
「・・・Someone・・・Is it?」
まだ捜索していない奥の隠れたスペースから苦しそうな声が聞こえてきた

三人は同時に声に気付く

「『誰かいるのか?』だって〜」
陽菜が聞こえてきた英語を和訳した

(生きてる人がいる・・・!?)
優子が声のした方へと駆ける

「ここには誰もいませんよぉ〜!!」
走る優子の後方から陽菜が意気揚々と叫ぶ

「おい、コラっ!」
と、堪らず敦子は陽菜に突っ込みを入れる

「だって〜・・・」
シュンとする陽菜をスルーしつつ敦子も優子の後を追う
いち早く現場へと辿り着いた優子は声の主を見付ける、そこには警察官だと思われる人物が仰向けに倒れていた、所々に出血の後が見える

「あ、あの・・・」
恐る恐る優子が話しかける

倒れていた男は視線だけを優子に向けた後、苦しそうに呟く
「・・・You are whom?」

(えっ、英語!?わかんないよ!?ど、どうしよう)
優子は焦る、英語なんてYesとNoくらいしかわからない

優子が後ろを振り返ると何時の間にか敦子と陽菜がいた
陽菜は男の言葉が聞こえていたようで優子に言う
「『お前は誰だ?』だってさ〜」

「えっ、そんな事言われても何て答えればいいか分からないよ!?」

「別にいいんじゃない適当に『 I am JK!!』とでも言っておけば」
そう言い、ケラケラと笑う陽菜の頭を敦子は引っ叩いた

「・・・状況。考えようね?」

(うっ!?あっちゃんの目がマジだ・・・)
陽菜は敦子の眼力に怯えた、そして「ふぅ・・・」と溜息を付き、男に近付き話し始める。
その傍らで敦子と優子は見守る、陽菜とこの人物は英語で会話をしている、2人がなんて言ってるのかも見当が付かない

(にゃんにゃん凄い・・・こんな隠れた力を持っていたなんて・・・やはりこの子は天才?)
優子は2人の会話を見ながら思う

敦子はいつぞやの自分の言った台詞を思い出した『うわっ、にゃんにゃんいんじゃん!?もう駄目だ・・・』
(ゴメンよ、にゃんにゃん・・・)
さっき叩いた事も含め心の中で謝った

暫くした会話をした後、陽菜は顔を上げた。男はどうやら気絶してしまったようだ

「なんか色々と分かったよ〜、聞きたい?ねぇ〜?聞きたい?」
陽菜はニヤニヤしながら2人に話し掛ける
(・・・前言撤回。今すぐ引っ叩きたい)
そんな気分にさせられた敦子であった
135名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 17:54:58.37 ID:zWmd63L+0
>>4です。自分で書いといてなんですが・・・所々に出てくる英語、あってるか自分でもわかりません!!ドーン!
なんとなくニュアンスで読みとって下さいw
136名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 20:02:50.86 ID:qxtmn/2i0
捕手
137名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 20:13:09.20 ID:Cn1vPAEX0
ほしゅ
138名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 21:29:48.60 ID:cyCcjAgp0
保守
139名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 22:12:13.20 ID:zWmd63L+0
【たかみなPart4】

「・・・よし、こっちにはいないみたいだ」
たかみなが扉を開ける度に安全を確認する

たかみな達が裏口から侵入してから大分時間が経っているが、先程の一件があって以来、慎重に進まざるを得なかった

「しっかし、誰もいないもんだね〜。一応バリケードが内側から張られてるって事は誰かいる筈なのにねっ」
緊迫した空気を少しでも和らげようと麻里子は言う

しかし、麻里子の考えとは反対にたかみなは考え込んでしまった
(・・・確かに麻里子の言うとおりだ、窓には内側から木が打ち付けられていて所々に机や椅子が積み重ねられて通れなくなっている場所もあったし・・・明らかに人為的に作られた物だよね)

重い空気の中、柏木が口を開く
「あの・・・外から入り込みづらいって事は、中からも出づらいって事ですよね?もし、その状況でゾンビが侵入してきたとしたら・・・」
柏木がそう口に出した後すぐに(あっ・・・しまった)と思った

柏木の言葉に3人はより一層、緊迫した空気に包まれてしまった、その最悪の状況を全く想像していなかったからだ

「いやいやっ!あくまで、もしも・・・って言うくらいの話ですから皆さん気にしないで下さい!!」すかさず自分の言葉にフォローを付け加えるが、時既に遅かった

(あぁ・・・やっちゃった。
私はいつもそうだ、言わなくてもいい事をつい口に出してしまう・・・。
だから、普段はできるだけ喋らないように大人しくしているのに・・・)
柏木は自分の性格を嫌と言う程分かっている。だからこその自己嫌悪が降りかかってくる

麻友は自己嫌悪に陥っている柏木に気付いた
(・・・ゆきりん)
麻友には柏木が今考えてる事が痛い程わかる。分かっているからこそ、何も言わず柏木の手を握り締める

(・・・麻友ちゃん?)
柏木は麻友を見る、麻友の目は真っ直ぐと柏木の目を見つめていた、曇りのないその瞳に思わず吸い込まれそうな錯覚に陥る
(そうだ・・・私が挫けそうになった時はいつでもこの子がいてくれた・・・何も言わずただ側にいてくれた・・・どれだけこの子に救われた事だろう、どれだけこの子に助けられた事だろう・・・)

柏木は一瞬手を握る力を強め、麻友に優しく微笑んだ
(・・・何があってもこの子だけは絶対に守ってみせる)

確固たる決意を胸に秘めて
140名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 23:15:28.53 ID:zWmd63L+0
【敦子Part4】

「にゃんにゃん!勿体ぶってないで早く話して!」
どうやら優子も軽く弄っとしたようだった

陽菜は「なんだよ〜」と一瞬ムスっとしたが話し始めた
「えぇとねぇ〜、とりあえずこのオジサンは、マービン.ブラ・・・?あれ〜?なんだっけな〜?まぁ、いいやマービンおじさんって事で」

(本当に大丈夫なのだろうか・・・)敦子と優子の頭に不安が過る
陽菜は気にせず続ける
「でね〜、このマービンおじさんが言うには、深夜に緊急警報が鳴って、なんだろ〜?って原因を調査してる最中にいきなりゾンビ達が警察署の正門になだれ込んで来たんだって!!」

陽菜はわざとらしく口を両手に被せ、驚いたような表情を見せた
「でね、でね〜ゾンビ達に仲間と一緒に応戦したんだけど、仲間が次々とゾンビにやられちゃって、更に信じられない事に死んだ筈の仲間達がゾンビになって襲い掛かってきたんだって!!キャー怖い〜」

敦子は事の深刻さより、陽菜の喋り方に苛々が募り爆発寸前だった。
だが、そんな事はお構いなしに陽菜は更に続ける
「どうにか、撃退しつつ逃げてきたんだけど〜、やっぱり何体かは警察署内に入り込んできたんだって!!そっからはまるで地獄のようだったって!!みんなパニックになって生きてる人がいるのに鍵閉めちゃったりしてさ〜、酷い話だよね〜」

うんうん、と自分の言葉に陽菜は頷く
ついに敦子の怒りが爆発しようかという時にいきなり陽菜が真顔になって言った
「『ゾンビよりも恐ろしい奴が警察署内にいる』そう言って、このマービンおじさんは気絶しちゃった・・・この傷は多分そいつにやられたんだと思う」

敦子はいきなり真顔になった陽菜にも驚いたが、それよりもあのゾンビよりも恐ろしい奴がいるという事に衝撃を受けた
「嘘でしょ・・・」
思わず口に出す

優子も陽菜の言葉に動揺を隠せない
(ゾンビにやられると自分もゾンビになる?そして更に恐ろしい奴がいる?・・・冗談じゃない)

この時点で確定した事は二つ、『ゾンビよりも恐ろしい奴がいる』と言う事と『ここは全く安全では無かった』と言う事だ。

銃を手にした時の安堵感が一気に吹っ飛んだ

「・・・たかみな」
敦子は無意識の内にそう呟いていた
141名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 23:58:30.03 ID:zWmd63L+0
【別働隊3】

「・・・痛っ!?」

女は頭部に走る痛みとともに目覚めた
(・・・あれ?私はここで何をしているんだろう?)
目の前に映るのは壁、恐らく路地の一角であろう、遠くの方には燃え盛る炎が見える

側に警察手帳が落ちている、女はそれを拾い中を見た

「『Jill Valentine』ジル・バレンタイン、私の名前だ・・・ん?これは?」

ジルは手帳に挟まっていた何かを見付けた、どうやら写真のようだ

「中心に私が映ってる・・・周りにいるのは・・・誰?」

ジルは写真の裏側に書いてある文字に気付いた
《S.T.A.R.S 》

「《S.T.A.R.S》?・・・!?」

ジルは全てを思い出した

(そうだ!!私はαチームで行動していた時にゾンビの襲撃に合い、その後階段から落ちて・・・)

急いで周りを見渡すが幸いゾンビはいなかった、だが安心している暇は無い・・・仲間達と合流しなくては

(あれ、無線が繋がらない?何故?)
ジルは考えるより先に駆け出していた
「クリスの事だから必ず警察署に戻っている筈だ・・・。今行くから待ってて!!」

ジルは警察署へと急ぐ
142名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 00:46:59.00 ID:DOWCtE4Q0
・・・
143名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 01:41:59.07 ID:J89MjN1i0
【別働隊4】

男は渡り廊下から階下を確認した

(見間違いでは無い・・・誰かがいた筈だ)
既に閉められた事務所への扉を見つめながら男は思う

ここから事務所へ向かうとなるとかなり距離があるのを男は分かっていた

「くそっ、馬鹿みたいにでかい警察署作りやがって」
小さく舌打ちをした後、愚痴を呟く

(愚痴を吐いても仕方ない、今は向かうしかないな)

男はサムライエッジを握り締め再び駆け出した、常に警戒は怠らない
戦場において油断は即、死に繋がる。
数多の戦いを生き抜いてきた男はそれをよく理解している

渡り廊下を抜けた後、二階通路へ続く扉を開いた男は深い溜息を吐いた
「・・・お前等は本当に何処にでも現れるな、急いでるんだから邪魔しないでくれよ」

男の視線の先には数体のゾンビがいた

(これは時間が掛かりそうだ・・・)

一呼吸した後、男は前方に銃を構え、ゾンビの群れに駆け出した。
144名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 02:47:36.76 ID:J89MjN1i0
【たかみなPart5】

《別れと言う物はいきなりやってくる。どんなに離れたくなくてもそれは仕方の無い物だ》

たかみな達は再び歩き出していた、その場に留まっていても不安は募るばかり、ならば結局進むしか無い

歩き出した通路の前方には二つの扉があった。
正面の扉はこの先に続く通路であろう、向かって右側にある扉には
『Dining-room』と標識が掲げられている。

たかみなが言う
「この程度の英語ならわかるね、ここは食堂だ・・・そう言えば皆、この街に来てから最後の食事を取ったのは昨晩だけだったね、どうする寄ってく?」

その時誰かのお腹の鳴る音が聞こえた、音の発信源はたかみなだった
「ぷっ、結局たかみなが行きたいだけなんじゃないのぉ?」
麻里子が茶化す、それにつられて柏木、麻友も笑い出す

たかみなは顔を真っ赤にして言う
「うっ、うるさい!!それじゃ食堂に入るよ!それでいい!?」
明らかに行きたそうなのは見ればわかる、たかみなに反対する者はいなかった

「それじゃ入るよ!みんな一応警戒だけは怠らないでね」
大きな両開きの扉を開けると、想像していた通り、普通の食堂だった

「とにかく、食料を探そう!調理場に行けばあるかな?」
そう言ってたかみなは調理場に向かって行った
柏木と麻友は手を繋ぎ椅子で談笑している
麻里子は辺りを物色していた。結局食料を探しに行ったのはたかみな1人という当たり前の展開になった

「う〜ん、特に目を見張る物は無いかな?」麻里子は散策を諦めたようだ。しかし、偶然麻里子が座った椅子の下に鍵が落ちていた、鍵にはプレートが付いている。そのプレートには『 processing room』と書かれていた。
「うん、私に読めるわけがないね!!」早々に解読を諦めた麻里子はその鍵をポケットにしまった
「キャーーッ!!」
その時、調理場の方からたかみなの悲鳴が聞こえた。こちらから向かおうとしたが、すぐにたかみなが向こうから駆けて来た
「皆今すぐ逃げて!!ゾンビが食堂の裏口から入って来た」
迫り来るゾンビに向かい銃を撃ちながら、たかみなはこちらに逃げてくる

麻里子は考える
(流石に数が多過ぎる・・・ざっと見積もって20体はいる、今逃げ切れたとしても、すぐに追い付かれてしまうだろう。うん・・・まぁ仕方ないか)

「みんなこっちだよ!!」
麻里子は入って来た扉に皆を誘導する。柏木、麻友そしてたかみなが扉を抜けた所で麻里子は中に残ったまま内側から鍵を掛けた

「・・・え?麻里子?なんで?」
たかみなは困惑する、内側からは麻里子の叫ぶ声がする
「いいから行きな!流石にこの人数相手じゃ逃げてもすぐ捕まる、私ができる限り足止めするから、今の内に逃げろ!!」
こうなった麻里子はもう絶対に折れない、長い付き合いだ、それくらい分かる・・・
扉越しにたかみなが語り掛ける
「麻里子・・・絶対に死なないって約束しろ!絶対だ!」
「誰に物を言ってんだい?当たり前だろ?・・・必ず死なないと約束する」

たかみなは柏木と麻友に「行くよ」と言う。「で、でも」と柏木は戸惑っている。「いいから行くんだよ!麻里子の覚悟を無駄にするな!!」涙を流しながらたかみなは2人に叫ぶ、たかみなの渾身の叫びに2人も納得した

3人は先に進む通路への扉を開いた、閉める途中、食堂から銃声が響き渡るのが聞こえた(・・・麻里子、どうか無事でいてくれ)
3人は今は祈るしか無かった
145名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 03:18:37.52 ID:iu5RObM/O
これで死ななかったら麻里子神だぞw
146名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 04:04:14.71 ID:goUWHPo10
わかった!犯人は米沢だ
147名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 07:48:10.53 ID:S0IMrmY+O
急にどうしたマリコさん
逃げりゃよかっただろ
148名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 11:09:12.05 ID:q5nbrECL0
>>146
それはともだちだろ
149名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 13:07:21.89 ID:J89MjN1i0
【連鎖】

ーーーーーー同時刻.秋葉原劇場にて

板野はいきなり秋元プロデューサーに劇場に来るように呼び出された

「もう、せっかくの休みだったのに・・・」

板野は面倒くさそうに劇場で待つ秋元の元へ向かう、その顔は少しふてくさるているようだ

板野は今現在、敦子達が悲惨な状況に巻き込まれているとは露とも知らない


・・・コンコン

プロデューサー室の扉を叩くと中から声が聞こえて来た
「鍵は開いている・・・入れ」

「失礼しまーす。・・・何ですか話って?」
板野は秋元の顔を見ながら言う

秋元からは何処かいつもより暗い雰囲気が漂っている

(・・・なんだろう?)

秋元は板野を見つめながら暫らく黙っていたが、やがて切り出した

「板野・・・今、前田達が海外に行っているのは知っているな?」

「えぇ、まぁ・・・私は呼ばれなかったですけどね」
若干嫌味を込めて返事をする

「・・・ふん。まぁいい、これを受け取れ」
そう言って秋元は懐から便箋を取り出し板野に渡した

「なんですかこれ?・・・手紙?」

「今は絶対に見るな、俺は今から少し出掛けて来る。
・・・もし2日経っても俺が帰って来なかった場合のみ、その手紙を読め」

渡された便箋を手に取りながら板野は言う
「え?意味わかんないんですけど・・・」

「話は以上だ、帰っていいぞ」
そう言った後、秋元は外を見つめ、黙り込んでしまった。

(何なんだよ、一体)

胸にモヤモヤとした感情を抱きながら板野は自宅に着いた

「いっそ、今開けてやろうか・・・」
渡された便箋の封を破ろうとした時、さっきの秋元の思い詰めたような顔が浮かんで来た

「ちぇっ」
板野は舌打ちをした後、便箋を破るのを辞め戸棚の中に仕舞い込んだ

一方その頃劇場では、秋元が悲しげに空を見つめていた

「・・・頼んだぞ」
150名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 13:58:33.80 ID:J89MjN1i0
【敦子Part5】

突き付けられた更なる事実に敦子と優子は愕然としていた
互いに無言になり、その場に立ち尽くす

こんな時沈黙を破るのはいつもそう・・・陽菜だ
「ほらほら、2人共行くよ〜!!ぼぉ〜っとしてると置いてっちゃうよ〜」

「・・・?にゃんにゃん、怖く無いの?」
(なんで、この子はこんなに明るくいられるんだろう・・・)
そう思いながら敦子は尋ねた

「え〜?そりゃ怖いけど・・・このままじっとしてても意味ないじゃん〜、やられる前にやるッ!!サバイバルの基本でしょ?」


「・・・ぷっ、あははははは」
優子が陽菜の言葉に堪らず笑い出す

「まさかにゃんにゃんに諭される日が来るなんて思ってもいなかったよ。・・・よし!!あっちゃん私達も行こう!現実から逃げちゃ駄目だ、どんな壁にも立ち向かう・・・それが私達AKBでしょ?」

(そうだ・・・現実から逃げても何も始まらない、私達はいつも大きな壁を打ち破ってきた、そしてこれからも・・・)
「うん!!そうだね、行こう!」
敦子の返事には力が込められていた

気絶しているマービンに静かに別れを告げ敦子達は通路へ向かう扉を開いた

「・・・よし、ここにはいなそうだね」

通路を通過中、優子は陽菜の手に拳銃が握られていたのに気付いた

「あれ?にゃんにゃん、その銃どうしたの?」

「えっ?あ、これ〜?マービンおじさんが気絶した時にこっそり頂いてきちゃった〜エヘヘヘ」
そう言いつつ銃を得意気に構える

(・・・この子は)
敦子と優子は同時に深いため息を吐いた
151名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 15:27:31.09 ID:J89MjN1i0
【たかみなPart6】

「・・・篠田さん大丈夫でしょうか」
食堂から大分離れた通路の一角で柏木は呟いた

「ッ、大丈夫だよ!!絶対に死なないって約束したもん!麻里子は今まで一度も約束は破った事はないし・・・」
半ば自分に言い聞かせるかのようにたかみなは答えた

(・・・麻里子)
自分を犠牲にしてまで逃がしてくれた麻里子の事を思うとまた涙が溢れてくる。
溢れてきた涙をたかみなはどうにか堪えた
(麻里子は死んだ訳じゃ無い!今は麻里子の為にも先に進まなきゃ・・・)
たかみな達はその後、無言で先に進んだ

通路を抜けた先に扉があった、警戒しながらゆっくりと扉を開く、僅かに開いた隙間からは床に倒れている人の上半身が見えた

(人が倒れてる?ッ・・・違うッ!?あれはゾンビだ!!でも、様子が・・・おかしい?)
扉の隙間から見えるゾンビはピクリとも動かない
たかみなは意を決して扉を全開した

「ッ!?」
露わになったその光景に、3人は声にならない悲鳴を上げた。
その部屋の床には無数のゾンビが横たわっていた。ただ、普通のゾンビとは違う・・・どのゾンビも四肢、もしくは胴体が分断され生き絶えていた、扉の隙間から見えたゾンビは上半身だけで下半身が切り取られ内臓が飛び出ていた。
その凄惨な光景と鼻につく異臭のせいで麻友は吐いてしまった
(麻友・・・無理もない、私も吐きそうだ)
たかみなは鼻をつまみながら中を散策する

柏木は麻友の背中をさすり優しく快方していた
たかみなは部屋を見渡し考える
(どういう事だ?仲間割れ?いや・・・どのゾンビもあり得ないくらいの力で引き裂かれている・・・。
少なくても生きてる人間の仕業じゃないし、見た限りゾンビ同士の仲間割れでも無い。まさか・・・ゾンビよりも恐ろしい奴がいるのか?)それを想像したたかみなは自分の身体が震えたのが分かった

その時、麻友を快方していた柏木がある事に気付く
「たかみなさん・・・あれは?」
柏木が指差したのは天井に設置された通風口だった、蓋が捻じ曲げられポタポタと得体の知れない液体が落ちてきている

「・・・行こう」
たかみなはそれを見て静かに言った。
(嫌な予感がする・・・敦子)
言いようの無い不安にかられながら、たかみな達はその部屋を後にした
152 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/18(土) 18:08:59.19 ID:AsqMUVo50
続きはよ
153 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/18(土) 18:09:45.80 ID:AsqMUVo50
アゲたほうがいいか
154名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 20:55:09.03 ID:iu5RObM/O
揚げ
155名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 21:26:19.75 ID:tCzZAPKL0
>>151
終盤ぐらいまで来てから一気読みしようと思うんだが
今どの辺です?
156名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 23:02:30.90 ID:J89MjN1i0
【麻里子Part1】

「麻里子・・・絶対に死なないって約束しろ!絶対だ!」

「誰に物を言ってんだい?当たり前だろ?・・・必ず死なないと約束する」
麻里子は扉を背にしてたかみなに答える

扉から足音が離れて行く
(みんな・・・行ったかな?)

「ふぅ・・・。できない約束しちゃったかな・・・」
麻里子はそう呟きながら銃を構えた、覚悟はもう出来ている

(まっ、やるだけやってみるかね)
手に持った銃の引き金に力が入る

次の瞬間、食堂に乾いた破裂音が響き渡った

パァン!
(よし、まずは一体目・・・)
麻里子はカウントしていく
パァン!
(二体目・・・)
パァン!
(おっと、二体同時に倒せたよ、ラッキー)
パァン!
(五体目・・・ッ!?)
「おっとっと!危ない、危ない」
死角から飛び込んできたゾンビをギリギリで避ける、間髪入れずに銃弾を浴びせる
(はい、六体目〜)

「案外、意外といけるもんだね〜」麻里子はあっけらかんと言うが表情に余裕は無い
次々と迫るゾンビをテーブルを利用して巧みに躱す。

麻里子は正面にいるゾンビ目掛け引き金を引いた、しかしカチッという音がしただけで弾は出てこない
「・・・あれ?あっ、そっか弾切れか」
麻里子はポケットに入れてあった弾を急いで銃に装填する


ーーーーー数分後
「はぁはぁ、流石にこの人数相手じゃ疲れるね・・・」
額に流れてくる汗を乱暴に拭い取りながら麻里子は言う。
慣れない銃を乱射しながら走り回ったせいで体力も尽き掛けていた

(残りは四体か・・・)
麻里子は既に十数体ものゾンビを倒していた、食堂にゾンビの亡骸が幾つも転がる
パァン!
(後、三体・・・)
カチッ、カチ、カチッ
「くそっ、また弾切れか!後少しなのに!」
ポケットに手を突っ込んだ麻里子はある事に気付いた
(・・・嘘、弾が・・・無い)
そう、既に麻里子は持っていた弾を全て使い果たしていた。
迫り来るゾンビを相手に、逃げる体力と気力はもう無い・・・
ペタンと膝から崩れ落ちた

(たかみな・・・ごめん)
麻里子は眼を閉じる。
目の前にはもうゾンビが迫っていた・・・
157名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 23:05:22.63 ID:J89MjN1i0
>>4です。>>155さん、現在半分程度ってとこです。書いてる内に色々足したり引いたりしてるので、自分でもよく解りませんww
158名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 23:22:48.13 ID:+xMLeDvz0
まりこぉおおおおおおおおおおおおおおおおお

諦めちゃ駄目だ!出来る!君なら出来る!絶対出来る!諦めるな諦めるな!
159名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 23:35:28.70 ID:tB0qoxXR0
麻里子さま・・・
160名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 23:43:24.71 ID:S0IMrmY+O
そらそうだろw
161名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 23:52:07.47 ID:J89MjN1i0
【別働隊5】

ジルはようやく警察署へと辿り着いた

極力ゾンビを避けながら移動していた為か、自分で想像していたより大分時間がかかっている

「本当は正面から入りたかったけど向こうはゾンビ達がいるから仕方ないわね・・・」
そう呟いたジルがいた場所は、正門ではなく裏門であった、そのまま裏口へと進む。

裏口の扉を開いたジルの目の前に血の塊が飛び込んでくる
(こんなところにも血が・・・警察署内にもゾンビがいるの?)
ジルは冷静に状況を分析する、大概の事ではジルは驚かない、今まで幾度も辛い経験をしてきたからだ。

だが、次の扉に視線を向けたジルは苦しくも冷静さを失った

「・・・ッ!!ブラッド!?」

そこには頭部を吹き飛ばされ絶命している仲間の姿があったからだ
(この服装・・・間違いない、ブラッドだ・・・)

「・・・何故」
浮かび上がる疑問。
誰がブラッドを殺したのか?
どうしてブラッドが殺されたのか?

ジルは残されたブラッドの身体に視線を落とす
(この腹部の傷は、恐らくゾンビの攻撃によるものだろう・・・だけど、とどめは銃弾によるものだ。・・・それも散弾、ブラッドが使っていたものだ)

ジルが考えていたその時だった。

《パァン!》

微かに聞こえてきたのは銃声、だがジルは集中していた為か、その音があまり耳に届いて来なかった
「・・・聞き間違い?」

《パァン!》
続けて二発目が聞こえてきた

「!?聞き間違いなんかじゃない!!誰かが応戦している!?・・・それにこの音、散弾だ!!」

ジルは迷わず銃声のした方へと駆け出した、響く音の大きさから現場までかなり距離はある、だがそんな事を気にしてはいられない、とにかくジルは全力で駆けた
162名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 23:59:27.73 ID:AsqMUVo50
キタキタキタキタァアアアアアアアア
ジルゥウウウウ
急げ!急ぐんだ!!!
163名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 00:26:20.20 ID:+FmmbqRf0
まりこぉぉぉぉぉぉイキロ!!
164名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 01:58:48.51 ID:JrHPTmay0
ジルはあのチューブトップなのかな
あと武器の設定もヨロシク!
間に合ええええ!麻里子さま
165名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 04:28:43.22 ID:P8Rl3KlRO
一日一保守
166名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 06:24:42.63 ID:gjkGSfpdI
捕手
167名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 09:55:22.91 ID:daUUeHigO
保守
168名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 12:10:02.08 ID:iFzbAnX10
ヨイショっと
169名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 12:32:41.32 ID:8baNubas0
まだかよ
170名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 13:45:36.33 ID:Z+pOCOYf0
【敦子Part6】

扉を開けゆっくりと進んで行く3人、正面には二階へ続く階段とこの位置からは見えないが恐らく違う通路がある。その時、ふと陽菜が口を開いた
「ねぇねぇ〜あっちゃん?」

「・・・何?にゃんにゃん」

「お腹空いたね〜」

「・・・・・・」
敦子は歩きながらスルーした、陽菜はまだ続ける
「ねぇねぇ〜ゆうちゃん?」

「なぁに、にゃんにゃん?」

「見て見て〜おしり〜!」

「・・・ハハハハ」
陽菜は両手でおしりを作る、優子は苦笑いしかできない
「ねぇねぇ、みんな〜」

「何ッ!!」
2人は苛立ちながら陽菜を見る、だが陽菜の目線はこっちには向いていない、この先の階段の方を見ていた
「ゾンビさん発見〜!」
陽菜のお気楽な声が響く
その言葉に2人は直ぐ様、後ろを振り返り銃を構える
(ッ!間違いない、ゾンビだ・・・)
陽菜の声に気付いたのか見えなかったスペースから次々とゾンビが湧いてくる
(・・・やるしかないね)
敦子は優子に眼で合図をする、引き金に手を掛ける
パァン
敦子の放った弾丸は見事にゾンビの胸に命中した、だがゾンビは倒れない
「え?なんで!?確かに当たったのに!?」
パァン、パァン
陽菜が後ろから二発の弾丸を連射した、ようやく一体のゾンビが倒れる
「う〜ん、一発じゃ駄目みたいだね〜、あっちゃん撃ちまくれ〜!!」
陽菜の言葉に敦子も連射する
次々と倒れていくゾンビ達、敦子はある事に気付いた
(・・・あれ?優子は?)
さっきから隣にいる優子が弾を放つ音が聞こえない
「優子!!何してるの!?打って!」
ゾンビは後三体いた
「っ、この銃トリガーが重くて・・・」
そう、優子が持っているのはコルトパイソン、到底女子供が扱う代物では無い。
カチッ
「はぁ、やっと引けた、よし!打つよ!!」
バァンッ!!
引き金を引いた瞬間、重く凄まじい音が通路内に響き渡る、「うわっ!」という声と共に優子はあまりの反動に後ろに転がる
「・・・凄い」
敦子は思わず口に出す、優子の放った弾丸は一度に三体のゾンビを貫通し倒していた
「くぅ、いてててて・・・」
優子が腰を抑えて起き上がりながら言う
「あれ?ゾンビは?」
「・・・全部倒したみたいだね」敦子が答える
「ゆうちゃん凄〜い!」陽菜は優子に向かってパチパチと手を叩く

優子は自分の銃を見つめ、こう言った
「誰か・・・銃交換して・・・」
171名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 13:50:01.18 ID:azvS6gqd0
ジルぅぅぅぅぅ
172名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 14:04:32.25 ID:JrHPTmay0
何か陽菜がだんだん怖くなってきた

ところでコルトパイソンの
トリガー重い→カチッ→やっと引けた→撃つ→バァンッ!!
これどうなってんの
ダブルアクションで撃とうとしたけど重すぎてシングルアクションで撃ったのか?
すごい威力らしいが実在しない.44マグナムモデルか
173名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 14:41:45.30 ID:Z+pOCOYf0
【別働隊6】

男は数体のゾンビを撃破した後、先へと歩を進めていた

(事務所に入った人物も警察署内を動いているとしたら、もう大分近くにいる筈だ)

そう確信しながら進む。事実、敦子達とのの距離はかなり近くなっていた

男は目の前の扉を開く
「・・・これは?」

男の目線の先には警察官の死体があった。
左手と右足が無惨にもえぐり取られ苦痛に苛まれた顔で絶命している
(これはゾンビの仕業じゃないな、それにまだ温かい、殺られてからそんな時間は経っていない・・・ん?)

男は、その警察官が書いたのであろう血文字を見付けた

《Licker》

「リッカー・・・?『舐める者』だと?どういう事だ?」
その時、男の前方で何かが動いた
「誰だ!!」
男は即座に正面に銃を向ける。
だが、前方には誰もいない。否、それは天井に張り付いていた・・・
男は絶句する(何だあれは・・・!?)

男が捉えた物、それは全身の皮膚が裂け隆起した筋肉の繊維までもが見え、巨大な脳が露出している化物であった、口から長い舌を出し、得体の知れない液体を垂らしている

(あいつがリッカー・・・!?あれもゾンビだと言うのか!?)

((パァン、パァン))
何処からか銃の音が聞こえる
「・・・近いな」男はそう呟くが先へと進むにはこの化物を相手にしなければならない
((バァンッ!))
一際大きい音が鳴り響く
「・・・ッ!?マグナムだと!?一体誰が!?」
男がマグナムの音に気を取られた瞬間、リッカーの姿が消えた
「まずいッ!!あっちへ向かったか!!」

(リッカーは恐らくマグナムの音がした方へと向かった、嫌な予感がする・・・間に合えよ!)

男は後を追い駆け出した
174名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 14:46:42.67 ID:Z+pOCOYf0
>>4です。>>172さん、失礼しました文の打ち間違いです。

撃鉄(ハンマー)が重い→カチッ→トリガー(引き金)でした・・・すいません

175名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 14:46:51.86 ID:iFzbAnX10
誰か絵の上手い人がいたらリッカー《Licker》のイメージ画をお願いします
176名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 15:24:48.87 ID:Z+pOCOYf0
>>4です。>>175さん、ネットの画像を参考にサクッと書いてみました、これをグロくした感じだと思ってくださいwwhttp://beebee2see.appspot.com/i/azuYttLeBQw.jpg

似てないのはご愛嬌を・・・
177名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 18:58:27.89 ID:nQh1UGY70
178名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 20:44:06.67 ID:qSkU2mXG0
レベッカたんまだーーーー
179名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 21:00:54.37 ID:9j0lEcGC0
>>176
>>175は絵が上手い人がいたら
と言ったんだぞ!!!!
180名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 21:25:59.21 ID:Z+pOCOYf0
>>179さん。暫く経っても誰も載せてなかったのでついw普通に考えてググッてもらった方が百倍早かったという・・・
181名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 23:09:42.87 ID:Z+pOCOYf0
【目論見】

ーーーーー某所.モニター室
「・・・計画は順調か?」

「はい、今の所、例の件以外は問題は無さそうです」

男は聞こえてくる声によって目覚めた
(・・・ん?・・・なんだ?誰の声だ?)

「例の実験体の方は?」

「既に輸送機にて送り込んでいます」
(・・・ここは何処だ?・・・っ!なんだ動けない!?)

「・・・ん?どうやら目覚めたようだな、Mr.秋元」
1人の人物が怪しい笑みを浮かべながら近づいて来る

(・・・ウェスカー)
秋元の視線の先には金髪でオールバックの男がいた、男は漆黒のサングラスを身に付けている。
「どんな気分だね?椅子に縛られるというのは?」

秋元は周りを見渡す(どうやらここはモニター室の様だな・・・劇場を出た後の記憶がない、そこで拉致されたか・・・)

「おっと、そのままでは喋れないな・・・おい!轡を外してやれ」
男は兵隊と思われる奴等に向かい声を上げる、その中の1人が秋元の轡を外す。
轡を外された秋元は正面の男に向けて話す
「・・・一体なんのつもりだウェスカー?」

ウェスカーと呼ばれた男はククッと薄く笑い秋元に言う
「なんのつもりだ、だって?単なる裏切り者の処刑だが?」

秋元は聞き返す
「・・・なんの事だ」

「とぼけても無駄だMr.秋元、お前が我が組織の情報を流していたのは既に調べが付いている」
(やはり、気づかれていたか・・・)

「Mr.秋元・・・お前は我が組織の優秀な資金源だったのに非常に残念だよ」

秋元はウェスカーに向かい尋ねる「やはり、今回の彼女達の企画もお前が仕組んだ事か?」

「あぁ、勿論そうだ。『ある男』に対しての実験台に使わせて貰おうとな」ウェスカーが笑う、しかし途中で笑いが止まる。
「だが、少々予定外な事が起きていてね・・・貴様、何をした?何故T-ウイルスが効かない?」

「・・・」
秋元は答えない

「ふん、まぁいい。どちらにせよ、あの街から生き残れる訳が無い、貴様のせいで彼女達は苦しみながら死んでいくのだ、既にお前の部下であった男は死んだぞ」ウェスカーは再び笑いだす

(くっ、戸ヶ崎・・・すまない。だが、どうやら彼女達には無事ワクチンが効いている様だな・・・巻き込む形になってしまったが彼女達ならやってくれる筈だ)

「もういいだろう、貴様にもう用は無い・・・そこで無様に死ね」ウェスカーの手に握られた拳銃から弾が発射され秋元の頭を貫いた

消えゆく意識の中で秋元は思う
(残された君達だけが私の唯一の希望だ・・・どうか無事でいてくれ・・・)
願いを残して秋元は事切れた。
182名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 23:13:48.17 ID:8baNubas0
やすすぅううううううううううううううううううううううううううう

簡単に死にすぎだろw
183名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 23:18:24.63 ID:Z+pOCOYf0
>>4です。>>182さん、秋元編実際はもっと掘り下げても良かったんですが、やすすが頑張った所書いてもな・・・と思いww
今日を少し跨ぐかも知れないですがまだ書きます
184名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 00:09:26.03 ID:e66NkypQ0
麻里子は無事か?
185名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 00:12:29.14 ID:DPTKevb5O
はよこいはよこい
186名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 00:25:08.99 ID:jqDKK9L10
【たかみなPart7】

先程の部屋を抜けた先には少し長めの通路があり、通路奥に一つ、壁沿いに三つ扉があった。

「そろそろ玄関口に出てもいい頃だと思うけど・・・」
たかみなが口に出す

「確かにそうですね、もう結構な距離進んでますから」
柏木が答える

麻友は先程の部屋から元気が無い、柏木が気に掛ける
「麻友ちゃん・・・大丈夫?」

「・・・うん、大丈夫だよゆきりん」麻友は柏木に対して笑顔を作るが、明らかに無理してるのが分かった

(・・・麻友ちゃん)
だからといって柏木にはどうする事も出来ない。
自分の無力さを感じながら、ただ麻友の手を握り締める事くらいしか出来なかった。
だが、柏木の温もりを感じる、それだけで麻友にとっては凄く安心する事が出来た

『母と子』AKB内でこれ程この言葉が似合う2人は他にいないだろうと、たかみなは見つめながら思う

(おっと、ほっこりしてる場合じゃないね)たかみなは正面を見ながら言う
「とりあえず、手前の部屋から入ってこうか、何かあるかもしれないし」

たかみなの提案に2人は頷く
「えぇと、まずはここか、何々?『Data room』とな・・・ダタ部屋?なんじゃそりゃ?」

「たかみなさん・・・データルーム、資料室です」柏木はたかみなに言う、明らかに引いているのが見て取れる。

「えっ?あぁ!そうそう!!それが言いたかったんだよ!!」
うんうん、と自分で頷くが2人の視線は冷たい

「・・・はい。開けまーす」
冷たい視線に気付き、たかみなは反省しながらドアノブに手を掛けた

ガチャガチャ
(あれ?)
ガチャガチャ
「・・・駄目だ、鍵が閉まってるよ、諦めて次の扉に向かおう」

(あぁ・・・2人の視線が痛い、痛いぞぉ!次は失敗出来ない・・・)たかみなは顔には出さないが、心の中でそう思いながら次の扉を調べる

「『Property room』うぅっ、ゴホゴホ、えぇ・・・と」
チラッと柏木の方を見る(あぁ・・・又しても冷たい視線がぁ、だがわからん!わからんぞぉぉぉ!)

パニクるたかみなを見ながら柏木は「ぷっ」と笑った、麻友を見ると麻友もクスクスと笑っていた。柏木はようやく元気を取り戻してくれた麻友を見て思う、(たかみなさんの馬鹿さ加減がいい感じに働いてくれたな・・・ありがとうございます)

心で感謝しながらたかみなに言う「そこは保管室ですね、開きますか?」

「え?あぁ鍵ね、はいはい(ガチャ)あっ、開いたよ!」

柏木の思わぬ助け舟に戸惑いながらたかみなは保管室へと歩を進めた、すぐ後に2人が続く
187名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 00:41:09.31 ID:INIJYByJ0
早く・・・次を・・


早くしないと睡魔が・・・
188名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 01:10:02.01 ID:jqDKK9L10
【敦子Part7】

「あっ、はいは〜い!ゆうちゃん、その銃私が持ちた〜い!」

優子の要求に陽菜が食い付く

「にゃんにゃん、これ反動凄いし撃鉄は重いし・・・それでもいいの?」
優子は陽菜に尋ねる

「いいよ〜、そっちの方が恰好いいじゃん!!交換、交換!」
陽菜はまるで、新しい物に飛び付く子供のように優子の銃を欲しがった

優子は敦子を見る、敦子は手を広げ(まぁ、良いんじゃない?)といったような素振りを見せた

「じゃあ、にゃんにゃんこれ・・・くれぐれも気を付けてね」
優子は陽菜にコルトパイソンを渡した。
(まぁ確かに、私が持っているよりかは身長のある陽菜が持っていた方がいいと思うけど・・・)
優子はチラッと陽菜を見る

「わぁ恰好良い〜!バァン、バァン!」陽菜は撃つ真似をして楽しんでいた

(本当に良かったのか・・・?まぁ、返してって言っても、もう無理だと思うけど・・・)

そんなやり取りをしながら3人は、次にどちらに進むかの選択を迫られていた

「二階へ上がる階段と、奥に進む通路か・・・どうする?」
敦子は2人に・・・いや、優子に尋ねた。陽菜はまだ銃で遊んでいる

優子は考えながら答える
「う〜ん、どっちでもいいけどさ、この建物の大きさを考えると間違った方向へ行っちゃうと、たかみな達にいつまで経っても会えない事になりそうだしね・・・」

「はいは〜い、私上に行きた〜い」
何時の間にか陽菜が会話に紛れ込んでいた

「・・・だって。どうするあっちゃん?」

「まぁ、行くだけ行ってみようか」
2人は陽菜の意見を聞き入れる事にした

階段を登り二階へ上がる。

だが・・・この選択がある一つの悲劇をもたらすという事をこの時は誰も想像だにしていなかった。
189名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 01:17:01.16 ID:CSHP7evw0
>あぁ・・・又しても冷たい視線がぁ、だがわからん!わからんぞぉぉぉ!

これ好きw
190名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 03:59:35.44 ID:zIHqRI4R0
hoshu
191名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 08:24:27.94 ID:beupHzNn0
・・・
192名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 10:04:12.97 ID:/6cJ585B0
193名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 10:11:02.56 ID:dE9vA8PUO
増田は島田

ってことだろ
194名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 13:12:15.25 ID:ixrQP9YPO
保守
195名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 14:42:15.84 ID:x3+6CcDg0
やすすううううう
拘束されて処刑されるだけなのになんかかっけぇww
最近のぐぐたすのイメージだな

実際、AKBメンバーに実銃渡したら使えるのかな?
セイフティかかってなかったら撃てるだろうけどリロードは無理だろうなあ
メンバーで、趣味がモデルガンやエアガン集めだったりFPS好きの人はいないのかな
あれだけ人数居れば公言してないだけで何人か居そうな気がするがw
196名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 16:43:39.60 ID:hLG+EMQX0
みゃおもアメリカに連れて行けば書き手としては楽になったのでは?
いろいろ行動取らせ易いキャラですよね
197名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 16:45:12.69 ID:R7msOLoS0
結構面白いじゃないか
ようやく追いついたぜ
198名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 16:51:20.22 ID:jqDKK9L10
【たかみなPart8】

「・・・なんか段ボールばっかだね」
保管室へと入ったたかみなは、その部屋の中を一目してから言った

保管室には、棚の中に乱雑に積み重ねられた段ボールがいくつも置いてある。
一応、棚毎に中身は分類されているようだった

段ボールには中身を記してあるであろうタグが貼られていた、その一つをたかみなは調べる

「えぇと、これは《Lost article
》?つまり・・・うん!頼んだゆきりん!!」
どうやらたかみなは自分で解読する事を諦めたようだ

「・・・それは《遺失物》。落し物って事ですね」
(最初から分からないって素直に言えば良いのに・・・)心中でそう思いながら柏木は言う

「あぁ!落し物ね!なんだなんだ、そーゆう事ね!」
たかみなは段ボールの中を漁る。しかし、出て来るのはガラクタばかり

「なんだこりゃ?将棋の駒?誰が落としたんだこんな物・・・何かに使えるかもしれないし、とりあえず貰っておくか」
たかみなは、何故か落し物入れの中に入っていた将棋の駒、《桂馬》をポケットの中に仕舞う

・・・言っておくが全く役には立たない代物である。

「たかみなさん、こっちに来てください」
部屋の奥を散策していた柏木の声が聞こえた、たかみなは柏木の元へと向かう

柏木がいた場所、そこにはいかにも厳重そうに置かれていた箱があった。この箱だけ段ボールでは無い、しっかりとした入れ物だ

「これを見て下さい」
柏木がその箱に付いていたタグを見せる
《Dangerous object》

「ダ・・・ダンゲロース?何かの肉かな?」たかみなはそのタグを見て真面目な顔で言う

3人の間に暫しの沈黙が流れる
(あれ?何で2人共そんな目で私を見つめるの??やめてっ、冷たい・・・その視線はもう辛いよぉぉぉ!!!)

そんなたかみなに柏木が呆れたように言う
(この人はワザとぼけてるのか?)
「・・・肉じゃありませんよ、危険物って意味です。つまり、何か役に立つ物が入っているかもしれません。・・・ですが、鍵が掛かっています、そこでたかみなさんの持っている物を使おうという事です」

「あっ、成る程ね!!早く言ってよ〜、はいこれ」
そう言って、たかみなが差し出したのはさっきポケットに仕舞った将棋の駒《桂馬》であった

「はい、ありがとうございます。これをここにハメて・・・って、馬鹿かアンタは!?」
柏木の渾身の乗りツッコミが炸裂した、その隣では麻友が腹を抱えて笑っている

当の本人、たかみなは訳も分からずポカーンとしていた。
柏木は渡された将棋の駒を地面に叩きつけながら言う
「こんな物で鍵が開くとでも!?本気で言ってるんですか!?馬鹿なんですか?えぇ、馬鹿なんでしょうよ・・・」柏木はどんどんたかみなに対して突っ込んでいく、既にたかみなは涙目だ
溜まりに溜まった鬱憤をぶちまけた後、柏木は深呼吸して言う
「・・・つまり、たかみなさんの持っている銃で鍵を壊そうっていう事です」

「・・・ばい、ずびまぜんでじだ・・・」ボロっボロに涙を流しながらたかみなはスッと銃を差し出した

パァン、という破裂音と共に鍵は砕け散った。
たかみなの心も砕け散ったのは言うまでもない・・・
199名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 17:09:10.25 ID:R6supqPZ0
もいっちょこい!
200名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 17:10:18.45 ID:wZKU09g00
ここまで読んだがまだ面白いな
たんでもない傑作が生まれる予感
201名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 18:00:56.52 ID:Db+64wvj0
やべっ
げちゃんのノリつっこみが面白すぐる
202名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 18:39:57.15 ID:ht8+1Pf1O
面白い
203名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 19:10:03.16 ID:r0sJD5ggO
この待たされてる感がなんとも言えない
204名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 20:00:28.85 ID:jqDKK9L10
【敦子Part8】

『奇跡は間に合わない』
ふと、敦子の頭にこの言葉が浮かんだ。
それは、本当に一瞬のような出来事であった。
悪夢のような出来事。
決して認めたくない出来事。
しかし、それは現実である・・・
敦子の腕の中で眠る少女は、もう二度と目覚める事は無い・・・
ただ眠っているだけかのように、腕の中の少女は穏やかな表情を浮かべていた。
その傍らには1人の少女が茫然と立ち尽くしている

「奇跡は・・・間に合わなかった」敦子は虚ろな瞳でそう呟いた

時は数分前に遡るーーーー。

敦子達は、陽菜の上に行きたいという意見を聞き入れ階段を登っていた
「たかみな達、無事だといいね」優子が言う
「・・・大丈夫だよ。麻里子もいるし、ゆきりんもしっかりしてるからね」敦子はそう言い返す。
既に、食堂にて麻里子とたかみな達が離れていたのは3人は知る筈も無い
「バカみななら心配しなくても大丈夫だよ〜、今頃顔がテカり始めてる頃だろうしね〜」陽菜はそれを想像して笑う。
何故だか陽菜が言うと妙に安心感がある、この状況だからこそなのかもしれない
そんな会話をしながら3人は二階の踊り場へと着いた

『油断』・・・その時を振り返ると正にその言葉が当てはまる。
だが、それは仕方が無い事だ、その脅威は誰しもが想像もしていなかった所から現れた。

ガシャーン!!
突然の出来事だった、敦子達の真上にあった通風口の蓋が落ちて来る、その音に一瞬早く気付いた敦子は2人を横に突き飛ばした、敦子自身は蓋の直撃を喰らい倒れ込む(痛っ!!・・・何!?)
突然の出来事に思考がついていかない、次に耳に入ってきたのは2人の悲鳴、床に倒れ込んだ敦子はその正体にまだ気付かなかった
痛みを堪え敦子は顔を上げる、そこにいたのは全く想像だにしなかった化物の姿であった
「ッ!?2人共、撃って!!」
敦子は2人に向かい叫ぶ
その言葉にハッと我に返った2人は銃を構え撃った。だが、焦りながら撃った弾は無常にも目の前の化物には当たらなかった。
陽菜は次の弾を撃とうとしたが撃鉄を引く動作にもたついた、その隙を目掛け化物は長い舌で陽菜に一撃を喰らわせる。
その一撃を陽菜は何とか銃身で受ける事が出来たが、そのまま壁に叩き付けられ銃を落した、その衝撃に思わず「グッ!」という声が出る。
優子とようやく立ち上がった敦子は、化物に弾丸を浴びせる
踊り場に乾いた破裂音が何度も響き渡る
「なんで!?効いてないの!?」堪らず優子が叫ぶ。
もう既に何発も銃弾を浴びている筈なのに化物はビクともしない。
化物は壁に叩き付けられた陽菜目掛け、更なる一撃を浴びせにかかる(マズい!陽菜はまだ体制を持ち直せていない!駄目だ間に合わない!!)
「っ!陽菜逃げてーッ!!!」悲鳴にも似た敦子の叫びが響き渡る
優子は敦子の叫びより一早く陽菜の元に駆けていた、考えるより早く身体が動いた。

陽菜はまだ視線が定まらない、敦子の叫びが聞こる(駄目だ、もう身体が動かないや・・・2人共ゴメンなさい)陽菜が目を閉じ死を覚悟したその時であった、ドンッという衝撃と共に陽菜は横に突き飛ばされた(・・・え?)陽菜は思わず目を開ける、そこには優子の姿があった
「痛ッ・・・アハハ、にゃんにゃん大丈夫?」優子が微笑みながら陽菜に尋ねる、だが陽菜は答えない。否、答えられない。陽菜の目に涙が溢れて出てくる(なんで?どうして?)
陽菜の目の前には優子がいる・・・化物によって腹を貫かれた優子が・・・。
「あぁぁぁぁぁぁ!!!!」敦子は声にならない悲鳴をあげながら陽菜が落としたマグナムを拾い無我夢中で何発も化物に浴びせる
全ての弾を撃ち尽くしても尚、敦子は引き金を引き続けていた・・・既に化物は事切れている
「・・・ゆうちゃん、なんで・・・?」陽菜は泣きながら優子に尋ねる
「う〜ん?・・・わかんないや、身体が勝手に動いちゃった」口から血を流しながら優子は震えた声で答える
「優子・・・」
敦子が優子を抱き抱える(この傷じゃもう・・・)敦子の脳裏に想像したく無い言葉が浮かんでくる。
「あっちゃん・・・ゴメンね、後は任せたよ・・・ゴホッ」口から大量の血を吐き出しながら優子はまだ続ける(やめて・・・もう喋らないで・・・)敦子の目はもう涙で覆い尽くされていた。
「・・・みんなと出逢えてよかったよ・・・」
その言葉を最後に優子は息を引きとった・・・
「・・・ねぇ?優子?目を開けてよ・・・冗談でしょ?」敦子は優子の身体を何度も揺さぶるが優子は目覚める事は無い
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
警察署内に敦子の悲鳴が響き渡った・・・
205名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 20:08:38.08 ID:Q4iYU9jz0
うわあああああぁぁぁああぁあああ!!!!!
206名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 20:16:32.22 ID:69cUg/0h0
いやだあああぁぁぁぁゆうこおおおぉぉぉ
207名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 21:11:00.23 ID:0R5+zB270
ゆうこぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
208名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 22:01:24.93 ID:jqDKK9L10
【別働隊7】

敦子の悲鳴と共に男は目の前の扉を開いた

「・・・!?」
男は目を丸くして驚いた、男の視線の先には後ろを向いている2人の少女とリッカーと思われる死骸があった
(・・・彼女達がアレを倒したのか?・・・っ!?)

近付くに連れ、少女は2人では無かった事に気付いた
もう1人が少女に抱きかかえられ横たわっていた・・・

傍らにいた少女がふと男の方を向いた、その少女の虚ろな瞳を見て男は全てを悟った。
(・・・間に合わなかったか)

男は彼女達の元へ向かう、抱き抱えられていた少女は腹部から血を流し既に息をしていない・・・
(俺が・・・俺がもう少し早く来ていれば・・・くそっ!!)男は床に拳を叩き付け自分を責めた

傍らにいた少女が男に向かい話し掛ける
「・・・誰・・・ですか?」

(日本語?この子達、日本人か?)
「・・・俺は、クリス・・・クリス.レッドフィールド。この街の警察官だ」男は慣れない日本語で言った
だがクリスは言葉に詰まった、これ以上少女達になんて声を掛ければいいのか分からなかった・・・

少女達の目は虚ろで、悲しみに溢れているのが痛い程伝わってくる。
だが、これ以上ここに留まるのは危険だ・・・クリスの使命は目の前の少女達を守ることに切り替わった

「・・・行こう」
クリスは2人に小さく声を掛けた
その時、少女を抱き抱えていた子が声を発した・・・敦子だ。
「・・・行くって何処にですか?・・・優子を、優子をこんな所に置いてくって事ですか!?そんな事できる訳無いじゃないっ!!」敦子の悲痛な叫びがクリスの耳に届く

「だがもう仕方ないんだ・・・」
クリスは静かに答える

「・・・私はここに残ります」

「私も残る、ゆうちゃんは私のせいで・・・」敦子の言葉に陽菜も続いた

「・・・駄目だ」

「でもっ!」

「その子の死を無駄にする気か!?いくら泣いても・・・その子はもう帰ってはこない!!ここに残る事をその子が望むとでも思っているのか!?」
その気迫の篭ったクリスの言葉に敦子達は言葉を詰まらせた

再び溢れて来る涙。『優子の死』をどうしても敦子達は受け入れる事が出来ない・・・
敦子はもう目覚める事の無い優子の顔を見つめる(・・・優子、私もうどうすればいいのか分からないよ・・・)

その時敦子は優子の最後の言葉を思い出した『あっちゃん、後は任せたよ・・・』そう言った優子の顔は優しく微笑んでいた
(優子・・・。そうだ、そうだよね。ここで立ち止まっていても優子は喜ばないよね・・・優子の最後の言葉・・・絶対に無駄にはさせない!!)

敦子は優しく優子の頭を撫でた後立ち上がった、その目にもう迷いは無い。
「クリスさん・・・我儘を言ってすいませんでした、私行きます。陽菜も行こう、優子の為にも・・・」
『優子の為に』その言葉に陽菜も頷く
決意した敦子の言葉にクリスは優しく微笑んだ後言った
「・・・悲しみは受け入れるだけじゃなく、乗り越えなければいけないモノなんだ。君達は強い・・・君達なら乗り越えられる筈だ、もし壁が立ち塞がったとしても叩き壊してやればいい、クソったれってな」まるで秋元先生のような言葉に2人は思わず笑った

そして敦子達は優子に最期の別れを告げ先に向かった(優子・・・見ててね)そう胸に思いながら
209名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 22:35:07.95 ID:X9tsfTf60
俺の屍を超えていけって感じだな
210名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 23:04:16.35 ID:x3+6CcDg0
アクションシーン難しいのによく書いた
ここまで読んできて初めて泣いた…
211名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 23:19:33.96 ID:DPTKevb5O
初めて生きた人間と遭遇したのに冷静すぎだろwww
212名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 23:55:56.71 ID:jqDKK9L10
【たかみなPart9】

「・・・たかみなさん?」

「はっ、はい!?」
柏木の問いにたかみなは慌てて答える
(たかみなさん、なんか私の事を怖がってるみたいだ・・・ちょっと言い過ぎたかな)
柏木はそんな事を思いながら、何処か落ち着かない様子のたかみなに話し掛ける
「どうかしたんですか?鍵はもう開きましたよ?」

「ん?・・・いやぁ敦子の声が聞こえた気がしてさ・・・」

「前田さんの声・・・ですか?私には聞こえなかったですが」
そう言って柏木は首を傾げる。
「ん・・・ならいいんだけど。あっ、箱の中身は何だった?」
(気のせいだったのか?でも・・・)たかみなは言い様の無い不安にかられたが、2人に悟られないように冷静を装った
「・・・中身も何も、たかみなさん待ちだったんですが?」またしても柏木の冷たい視線が飛ぶ

「・・・すいません」

「では、開けますよ」
柏木は慎重に箱を開けた。
そこには様々な種類の重火器が入っていた、麻友の目が一瞬にして輝く

「うぉぉぉふッ!!これはドラグノフ!!それにAK74に・・・H&K MP5まで!?ヤ、ヤ、ヤビャァァ!!」

その光景に2人は(麻友が壊れた・・・)と思った
「ま、麻友ちゃん?落ち着いて・・・」
柏木が麻友に話し掛ける

「ゆきりんッ!!落ち着いてる場合じゃ無いよ!?これがゲームだったらちょっとした無双ができるレベルの武器なんだよ!?」麻友の目は今まで見た事のないくらい光輝いていた
(うぅ・・・眩しい、眩しいよ麻友ちゃん・・・)思わず柏木は目を背ける。
たかみなが銃を手に取り言う
「・・・ねぇ?麻友?これ弾が入って無くない?」

たかみなのその言葉にようやく麻友は落ち着いた
「あ・・・本当ですね。弾が無いや、でもこの部屋の何処かに必ずある筈です!探しましょう!!」
(こうなった麻友ちゃんはちょっと面倒くさいな・・・ん?)
柏木がある事に気付いた
「この箱・・・外見より中のスペースが不自然に小さくないですか?」
言われてみればその通り、銃の入っていたスペースを除いても箱の1/3くらいのスペースが余っている

「・・・と、いう事は?」
たかみなが箱の奥に手を伸ばす、手探りで何かを探す
「・・・あった」
底の部分に小さな取っ手が付いていた、それを持ち上げる
「・・・見つけちゃったね」
隠されたスペース・・・そこにはやはり銃弾が隠されていた。
だが、弾が見付かったと言うのに麻友の顔は浮かない、たかみなが麻友に尋ねる
「麻友?弾があったのにどうしたの?」

「・・・この弾はドラグノフにしか使えません、つまり残りの二丁はあるだけ無駄になります」残念そうに麻友は言う

「そ、それでも、そのドラなんちゃらってのは一応使えるんでしょ?それだけでもいいじゃん」
「ドラグノフですッ!!!」
たかみなのフォローに直ぐ様麻友が突っ込む
「・・・まぁ無双とまでは言えないですけど、ドラグノフだけでも相当な代物なので良しとしましょう」麻友はどうにか納得してくれたようだ、更に麻友は付け加える
「この銃はゆきりんが持っていた方が良いですね。あっ後、その横にあるのは触らないで下さいね、それ手榴弾なので」
(この子はしれっと恐ろしい事を言うな・・・。だけど、手榴弾か・・・危ないけど一応持っていこう)たかみなは2人には告げずに手榴弾をポケットへと押し込んだ
213名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 00:10:31.80 ID:avxK+eR60
たかみな自爆フラグktkr!!!!

たかみな駄目だぞ!!絶対自爆なんかしちゃ駄目だからな!!!!!
214名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 00:32:38.33 ID:b3tTCzZc0
押すなよ!押すなよ!!絶対押すなよ!!!
215名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 02:28:14.38 ID:jfQSG++o0
ほしゅ…かゆ…うま…
216名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 02:41:31.88 ID:u/wiJrRh0
【たかみなPart10】

保管室を後にしようとした時、柏木は麻友に尋ねた
「ねぇ麻友ちゃん、このドラグノフってのはどういう銃なの?」

まるで待ってましたと言うかのように麻友は語り始める
「その銃はですね、俗に言う『狙撃銃』つまりライフルです。製造国はソビエト連邦、種別としてはセミオートマチックライフルという分類に入ります。
使用弾薬は7.62mm×54R、装弾数は10発ですね、作動方式はガス圧利用方式になってます。大体最大で1200mくらいまでは弾が届きます」

「・・・はぁそうなんですか」
(駄目だ・・・聞いた私が馬鹿だった、専門用語しか出てこないから全く理解出来なかったよ)
「一応スコープが付いてるのでゆきりんはそれで狙ってね」

「スコープ?あ、これの事か、どれどれ?うわぁ、凄い見える・・・でもこれってゾンビを至近距離で見てるのと同じ感覚だよね・・・」

「え?そうだよ、その為のスコープなんだから」
(麻友は自分で残酷な事を言っているのが気付いていないのであろうか・・・泣きたいよ私は)

部屋を後にしようとした時、たかみなが皆を押し止めた
「皆静かに・・・足音がする、何時の間にか廊下にゾンビがいるようだね」

「ゆきりん!早速の出番だね!」笑顔で麻友が言う
(鹿児島のお母さん・・・私は今心が折れそうです)
たかみながそぉっと扉を開く。いた、紛れも無くゾンビだ・・・少し距離は離れているが間違い無い、たかみなが言う
「ゆきりん、ここはお願いするよ」

「・・・わかりました」
柏木は扉に少し顔を出してスコープを覗き込む、そこにはUPになったゾンビの顔が写っていた
(鹿児島のお父さん・・・私はもう心が折れたみたいです・・・)
柏木は引き金を引いた
バァン!という破裂音の後にゾンビの頭が弾け飛んだ

「やったぁ!ゆきりん凄〜い!」
麻友は大喜びしているが、柏木の表情は暗かった
(毎回ゾンビの顔を見なきゃいけないのか・・・泣いても良いですか?)

どうやらゾンビは一体だけだったようだ、たかみな達保管室の扉を開け、次なる扉へと歩を進めた
217名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 04:58:31.34 ID:juLYdHIX0
・・・
218名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 05:19:21.59 ID:UlLhs+Cr0
219名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 07:40:46.10 ID:avxK+eR60
ho
220名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 09:05:04.92 ID:wgCCpcsv0
補酒
221名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 11:07:51.62 ID:qneScG+v0
ゆきりんがんばれ〜
222名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 12:51:14.88 ID:u/wiJrRh0
【敦子Part9】

敦子達は階段を降り、一階のもう一つの扉へと向かう。二階はクリスが通って来て、もう探すモノはない、そう判断したからだ

「・・・そういえばまだ君達の名前を聞いていたかったな」ふとクリスが尋ねる
「あ、そういえばそうですね、私は前田敦子です」

「私は小島陽菜、にゃんにゃんって呼んで下さいね〜」
クリスの問いに2人が答える
「にゃ・・・あぁ、敦子と陽菜だな、分かった。2人・・・いや、君達は何故こんな所にいるんだ?」
クリスは2人ではなく君達と言い直した。
それが優子の事を指し、気を遣ってくれたのであろうと敦子は感じ取った、たったそれだけの事だがクリスが信用に値する人物だと言う事が分かった。

陽菜は「なんでにゃんにゃんって言ってくれないの〜!!」と頬を膨らませていた。
(・・・言う訳ないだろ馬鹿)敦子は声に出さず陽菜に突っ込んだ

敦子は今までの経緯を全てクリスに話した。日本からこの街に来た理由、自分達以外の人が消えていた事、ゾンビ達との遭遇、そしてはぐれてしまった仲間の事を・・・

クリスはそれを黙って聞いていた。
敦子が話し終えた後、少し考えて話し出す
「・・・そうか・・・大変だったな、よく頑張った。俺もはぐれた仲間達を探していた所だった、生憎まだ見付かってないがな。だが、君達を見付けた・・・もう大丈夫だ君達は俺が守る」
そのクリスの言葉に敦子は思う
(何故だろう・・・会ったばかりの人なのに、この人の言葉は凄く安心できる、安心させられる何かがある・・・まるでお父さんのようだ)そう感じた敦子は思わずクスッと笑った

だが、クリスは敦子の言葉に疑問に思う節があった(・・・おかしいな、彼女達だけを残して人が消えた・・・そして、この街に来た理由。まさか・・・初めから仕組まれていた事なのか?
そして、もう一つ・・・何故彼女達はゾンビ化しなかったのか?この街にT-ウイルスがばら撒かれたのは間違い無い・・・俺には先天的にウイルスに対して抗体がある、だが彼女達には無い筈だ・・・)そう疑問に思ったクリスは敦子達に尋ねた
「君達はT-ウイルスに対して抗体を持っているのか?」

「・・・T-ウイルス?何ですかそれ?」
クリスの問いに敦子は首を傾げる
(そうだ・・・T-ウイルスなんて一部の関係者しか知っている筈が無い)
考え込むクリスに、ある事を思い出した陽菜が言う
「あ〜そういえば、ここにくる少し前に注射打たれたよね〜秋元先生は病気予防って言ってたけど、あれなんの注射だったんだろ〜?」

「・・・!?秋元だと!?今、そう言ったのか!?」
クリスが凄い剣幕で陽菜に尋ねる
「えっ、あ、はい。私達AKB48を作った秋元康先生ですけど・・・」

(そうか、そう言う事だったのか・・・)
クリスの中で点と点が線で結ばれる。個人でアンブレラの調査をしていた時、内部からの協力者がいた・・・そう、それが紛れも無い秋元康その人物であった
223名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 14:42:38.48 ID:fhIGHp7u0
康なにもの
224名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 17:03:12.80 ID:oiz0d6RG0
ここいらで保守
225名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 17:10:15.73 ID:wwMSaiWw0
そんな事よりマリコ様は・・・?
気になってあれから眠れない
226名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 19:02:26.85 ID:oiz0d6RG0
保守
227名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 20:20:49.16 ID:EglcKXSs0
あーあ優子
228名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 22:03:41.37 ID:oiz0d6RG0
ッ保守
229名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 22:31:48.94 ID:u/wiJrRh0
【たかみなPart11】

保管室を出た3人は次の扉を目指した、残る扉は二つ。恐らく玄関口へ出るであろうという扉と、三つ壁沿いに並んでいた扉の残る一つだ

三人は先に壁沿いの扉の方へ向かう、扉のすぐ側には、先程柏木が頭部を吹き飛ばしたゾンビの死骸が転がっている、嫌でもそれは視界に入ってくる

「うぅ、気持ち悪い・・・ゆきりんてば、よくこんなグロテスクな物見れるね・・・」
口を押さえながら麻友が言う

(あんたが見て撃てって言ったんでしょうが!!)
柏木は麻友に対してぎこちなく微笑むが、そう突っ込みたい気持ちでいっぱいだった

たかみなが扉の標識を見ながら言う
「・・・ゆきりん」

「・・・《Chief room》、どうやらここは署長室のようですね」
(たかみなさんが余計な事を言わなくなった・・・一応成長はしているようだね)
そう思いながら柏木は扉を開く、鍵は掛かっていない

そこは、どこにでもある、至って普通の部屋といった感じであった。
少し高価そうなソファーやテーブルが置かれているだけで、特に目に見張る物は無い

「う〜ん・・・ここには何も無さそうだね、棚には賞状やトロフィーくらいしか無いし」
そう言って、たかみなはトロフィーの一つを調べる。
トロフィーには『Shooting contest championship-Chris Redfield-』と書かれている

勿論たかみなに読める筈も無く、おとなしく元の場所に置いた

その時柏木は署長の机の中を漁っていた。だが、そこにもたいした物は無かった。3人が探索を諦め部屋を出ようとした時、偶然にも棚の上から一枚の紙が落ちてきた、扉を開いた時の風で落ちたのであろう

たかみながそれを手に取る。しかし一目見て直ぐに柏木に渡した、単語すら禄に分からないのに英文なんて読める訳が無い

「え!?私に渡されても・・・英文まではわからないですよ」困りながらも柏木はその紙を見た

一応、所々の単語なら分かる、少し考えながらわかる言葉だけ口にあげていく
「えぇと・・・『ブライアン.アイアンズ』恐らくこの人がこの警察署の署長なのかな?他には・・・『製薬会社アンブレラ』『T-ウイルス』?それに『生物災害』・・・?なんだそりゃ」
柏木は尚も読める単語を探す
「『実験体』『ラクーンシティ』これはこの街の事ですね、『裏切り者』・・・?『報い』『AKB48』・・・解るのはこれくらいですかね?」
柏木はそう言い終えた後、2人の顔を見た。2人は目を見開いてこちらを見ている
(あれ・・・?どうしたんだろ?私なんか変な事言ったかな?)
柏木が疑問に思っていると、たかみなが口を開いた
「・・・ゆきりん、最後なんて言ったの・・・?」

たかみなの問いに柏木は首を傾げる
「え?最後って『AKB48』ですけど?・・・・・・えぇ!?」
ようやく気付いたようだ

そう、その紙には『生物災害』や『裏切り』『報い』といったおぞましい言葉の中に何故か『AKB48』と書かれていたのだ。
3人は混乱する。とにかく意味がわからない、わかる筈も無い・・・

その時、麻友がふと思い付いたかのように口に出す
「・・・全ては、偶然じゃなく仕組まれていたって事・・・?」
230名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 23:23:39.11 ID:u/wiJrRh0
【敦子Part10】

黙り込むクリスに敦子は尋ねる
「あの、クリスさん・・・秋元先生を知っているんですか?」

「知ってるのも何も!?いや、待て・・・君達は何も知らされてないのか?」
クリスの問いに2人は答えられない・・・というより事態がよく飲み込めていない

「・・・そうか君達は何も知らないんだな」
そう言ってクリスは少し考えた後、今まで自分の身に起きた事と、秋元に関する事を語り出した

「少し長くなるかも知れないが聞いてくれ。まず、俺は・・・いや『俺達』はゾンビや化物達を今日だけじゃ無く以前にも目撃している・・・」
そう語り出したクリスの口から出てきた言葉は、敦子達には到底信じられない様な事だった。

洋館事件の事。アンブレラの陰謀。ウェスカーという人物。その洋館事件の後に敵内部から様々な情報がクリスの元に送りつけられてきた事。そして、その送り主が私達の知っている秋元先生だったという事・・・

直ぐには飲み込めないような事ばかりであったが、クリスの目を見ればそれが紛れも無い真実だという事がわかる

陽菜が暫くして口を開く
「・・・でも、私達がここに来させられたって事は、秋元先生に見捨てられたって事なの?」
そう言った陽菜には、いつものおっとりとした雰囲気は一切感じられ無かった

「・・・いや、それは無い筈だ。見捨てたならワクチンなんて打たない。彼の事だ、何か考えがあったんだろう・・・」
クリスはそう言い切った後、自分で状況を整理してみた。
(・・・彼は、彼女達に舞い込んできた企画をアンブレラの罠だと気付いていたのか?そう考えれば彼女達にワクチンを打った辻褄が合う。だが、そうすると彼はもう・・・)

クリスは大体の推測を立てる事が出来たが、それを口に出す事は無かった。この状況で彼までもが、もうこの世にいないかもしれないなんて彼女達に言える筈が無かった
(・・・とにかく今はこの街から出る事の方が先だ、話はそれからでいい)

「・・・今は進もう」
そのクリスの言葉で再び3人は歩き出した
231名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 23:24:39.57 ID:iiiLmAZI0
BOSCH
232名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 23:28:43.85 ID:Mwlqz+kL0
このスレ怖すぎる…
レ○ンさんはでるかな
233名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/21(火) 23:44:03.02 ID:avxK+eR60
ハァハァ
234名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 00:09:06.90 ID:nyVFfVPK0
>>4です。本日は更新が遅くなりすいませんでした、そして現在は睡魔に負け寸です・・・明日は休みなのでまた明日(今日?)更新させて頂きます
235名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 01:20:28.78 ID:6Eaxu5xY0
>>230
>洋館事件の事。アンブレラの陰謀。ウェスカーという人物。その洋館事件の後に敵内部から様々な情報がクリスの元に送りつけられてきた事。そして、その送り主が私達の知っている秋元先生だったという事・・・
ここら辺が意味不明
パロの元ネタなのか??
元ネタ全然知らないんだけど…
236名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 01:33:35.57 ID:nyVFfVPK0
>>4です。>>235さん、言われて見れば元ネタが分からない人もいるんですよね、もうここまでくればネタバレでも無いんで言いますが、元ネタはバイオハザードになります。多少設定等弄くってますが・・・
237名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 01:37:09.16 ID:8epF24o30
>>234
乙!
面白くなってきたね
無理ないペースで頑張って下され
238名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 01:42:08.83 ID:pFsEE1fx0
スレたてたやつはどんな気持ちで読んでいるのか・・・
239名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 02:26:39.03 ID:7yarmPPkO
>>238
最後にはスレタイ的にまとまる小説なんだよ
240名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 05:07:59.99 ID:pocHMUVy0
この現状から増田がチームBをまとめていくにはかなりの手腕とドラマが必要だな
そもそも未だに増田もチームBも登場してないし
すでに鍵となる人物が死んでるがまだプロローグなのか・・・
241名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 07:22:22.08 ID:6Eaxu5xY0
>>236
いや、別に何が元ネタとかはどうでもいいです
調べる気になれば、T-ウィルス、アンブレラあたりを検索すれば引っかかるだろうし

問題は、元ネタを知らない人にとってはなんのことだか、全くわからんということです

この手の小説では、元ネタがわからない人にとってはわからない一文がでてくることはよくあります
それは別にいいんです、元ネタ知っている人達だけがクスリと笑っていて、
知らない人は?となるだけで大した影響はないからです
ただ、今回のようにストーリーの重要な部分にも関わらず、あの一文ですませて、
そのまま次に進まれると今後のストーリが追っていけなくなります
242名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 09:31:44.66 ID:nyVFfVPK0
>>4です。>>241さん、元ネタまでは言えますが、その件に関しては今は言え無いです、『』で分けたのは一応意味があります。ですが、分かりにくかったですね、すいませんでした
243名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 09:53:39.88 ID:o97oYjfg0
>>242
>>241が言ってるのは『』の部分がどうこうって意味じゃないと思うが…
元ネタ知らない人が置いてけぼりくらってるって教えてくれてるんだと思うんだけど
244名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 12:27:23.93 ID:9P9qtUGg0
私も元ネタが分からないので洋館事件、アンブレラの陰謀、ウエスカーについて、メンバーと同じようにさらっとでも教えてもらえると助かります。
小説に組み込んでも組み込まなくてもいいです

この小説すごく楽しんで読んでるんで
口挟んでしまって大変申し訳ないですが、、
245名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 12:35:51.36 ID:XLAS24Bb0
元ネタ知らんって言ってんのは一人か・・?

消えろよ
246名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 12:59:43.65 ID:ZmOCEUPlO
TSUTAYAで借りれば?
247名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 13:05:01.02 ID:9P9qtUGg0
そうですねあとで借りて観ますw
お騒がせして書きづらくさせてしまいすいませんでした!
このまま続けてください。
248名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 13:56:07.40 ID:7i6xiM7x0
ゲームやりましょう!
にゃんにゃんの奇妙な物語落ちてた…
249名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 13:58:56.44 ID:nyVFfVPK0
>>4です。至らぬ文章ですいません・・・先程も書きましたが『』の内容(?)はこの先明らかにしていきます。元ネタが分からない人は今は伏線の一部だと思っていただければ幸いです。必ず回収しますので、寧ろこれを気にバイオを好きになって貰いたいくらいなので・・・
更新はもう少し待って下さい。僕にはマガジン、サンデーを読むという大切な仕事が!(キリッ
250名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 14:07:18.25 ID:eeUpM1bI0
俺は元ネタ知らないけど気にせず読んでる
あんま気にしないで書きたいようにかけばいいよネタなんだから
251名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 17:05:23.32 ID:8D/gnjfYI
ほしゆ
252名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 17:42:42.87 ID:nyVFfVPK0
【たかみなPart12】

「・・・全ては、偶然じゃなく仕組まれていたって事・・・?」

そう口に出した麻友にたかみなが問う
「え?麻友、この文章の内容が分かったの!?」

麻友は語り出す
「・・・あくまで私の推測に過ぎませんが、私達がこの街に来てから、いきなりゾンビは現れました・・・
そして、街から人々が消え、残されたのは今の所、私達だけです。そして何故か私達『AKB48』の事が書かれているこの謎の手紙。・・・偶然にしては出来過ぎてると思いませんか?」

(考えてみれば、確かに麻友の言う通りだ・・・いや、でもなんの目的で?私達がこの状況に晒されている事の理由が全く分からない)
たかみなは自分の持っている範囲の知恵を絞るが答えは出ない

「・・・Biohazard」
柏木が呟く

たかみながそれに反応する
「え!?ゆきりん、それどういう意味?」

柏木はたかみなをジッと見つめ話し出す
「『Biohazard』とは、生物災害と言う意味です。・・・この生物災害をゾンビに置き換えられませんか?そしてゾンビになってしまう原因がこの紙に書いてあった『T-ウイルス』だとしたら・・・」

一呼吸置いて、柏木はまた話し出す
「そして、この文章の『裏切り』と『報い』が私達『AKB48』の事を指している、そう考えられませんか?
・・・ですが、『裏切り』なんて言われても私達にはなんの事だか見当も付きません。でも、よくよく考えて見ると1人だけこの文章に該当しそうな人がいるんです・・・」
そう言って柏木は黙り込む

たかみなは麻友と顔を合わせ考えてみた
(該当しそうな人物?誰の事だろ・・・?マネージャー?いやいや、それは流石にあり得ないわ、そもそもこの企画を私達に持ち掛けてきたのは・・・まさか戸ヶ崎さん!?
・・・でも戸ヶ崎さんはもう。・・・ん?待てよ、いくらなんでも劇場支配人である戸ヶ崎さんが企画を持ってくる筈がない、となるとすれば・・・)

「あっ!?」
たかみなと麻友が同時に声を上げた、そして1人の人物を口に出した
「・・・秋元先生」

その言葉を待っていたかの様に柏木が話し出す
「そうです・・・唯一当て嵌まるのは秋元先生しかいないんです。・・・秋元先生が何をしていたのかは分かりません、あくまでこれは推測にしか過ぎないですから・・・。
ですが、秋元先生が何かを『裏切り』その『報い』を私達『AKB48』が受けさせられていると考えれば現状に納得がいきます。
文面から察するにその何かの正体は恐らく『製薬会社アンブレラ』の事だと思います、製薬会社って言うくらいですからウイルスの研究をしていてもおかしくは無い筈です」

そう言い切った柏木の言葉は2人の胸に突き刺さった。
あくまでこれは推測でしかない・・・だけど、これ以上当て嵌まる物も無い

暫しの間、3人は沈黙に包まれた
253名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 18:58:21.90 ID:bbFuxUp10
ゆきりん・・・違うよ
Biohazardとは・・
ババーン キャー!みたいなもんだよ・・
254名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 19:08:43.02 ID:nyVFfVPK0
【敦子Part11】

再び歩き出した敦子達であったがその歩みは遅い
(・・・無理も無い。いきなりあんな事を告げられたら俺でさえ戸惑う)
2人を横目にクリスは思った

(しかし、どうやってこの街を脱出すればいい・・・?交通機関など、この状況では機能していない。歩いてこの街を抜ける?・・・ふっ、到底無理な話だ。
聞けば、彼女達にはまだ仲間がいると言っていたな・・・見付けた所で脱出手段が無いんじゃ、どのみちどうしようも無い。
くそっ、何か・・・何か手段は無いのか!?)
クリスは集中して考えていたせいで、ある音を聞き逃していた。しかし、敦子がその音に気付きクリスに告げる

「あの・・・クリスさん?さっきから変な音が鳴っていますが?」
その敦子の言葉にクリスは耳を澄ました

(確かに聞こえる・・・ん?俺からか!?)
その音はクリスの身体から、いや、服に取り付けられていたある物から鳴っていた。音の正体にクリスは気付く

「無線・・・!?繋がらなかった筈じゃ!?」
そう、音の正体は小型の無線機から発せられていた、今まで繋がらなかった筈の無線機から微かに音が聞こえる、クリスは慌てて小型無線機を耳に装着する

「こちらクリス!!誰だッ!?応答しろ!!」
急いでクリスは無線機に向かい話し掛ける、目の前で行われているやり取りを敦子達は黙って見ていた

その時、クリスの耳に装着された無線機から微かだが、人の声が聞こえてきた
《...クリス!?...クリスか!?....》
クリスの耳に聞き覚えのある声が響く
「その声は、バリー!!バリーなのか!?どうしてお前が!?」
クリスはそう言いながら無線の感度を上げた、そのお陰で大分聞き取れる様にまでなった

《...どうしても何も..何度お前らに連絡しても返ってこないから...調べてみたら..そこら一帯がジャミングされていて...どうにかハッキングして..こうして無線が繋がったって事よ!...そっちで一体何が起きている!?...ジャミングされてるなんて余程の事だぞ..!?》
バリーの思わぬ無線にクリスに一筋の希望が見えてきた

「この回線がいつ迄持つかわからない!簡潔に言うぞ!こっちではあの洋館と同じ惨劇が起きている!!バリー!お前に助けて貰いたい!!」
クリスの叫びに、無線を通して息を飲む音が聞こえた

《...冗談だろ...いや..疑ってる場合じゃ無さそうだな...了解した!!
...こちらからヘリを飛ばす...きっちり1時間半後に公園前広場まで来い!!...それ以上は待てないぞ!!...》

「バリー・・・すまない、今はお前しか頼れる奴がいないんだ!!頼んだぞ!!」
クリスがそう言い終わった後、無線が切れた

クリスは大きく息を吐いた、その姿を見て敦子が声を掛ける
「あの・・・相手は誰だったんですか?クリスさん、凄い剣幕でしたけど・・・」
敦子は英語で交わされた無線の内容を理解できていない、その問いにクリスが答える

「あぁ、すまない・・・無線の相手はバリーという男で、先程君達に話した洋館事件の生き残りの1人、我々の仲間だ・・・。そして喜べ、助けが来る」
そう敦子に伝え、クリスは力強く微笑んだ
255名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 20:54:49.05 ID:nyVFfVPK0
【休日】

その日、男は休暇を取り、街とは遠く離れたカナダにある自宅で寛いでいた。
庭では、妻が娘と楽しそうに遊んでいる。男はその光景を見ながら優しく微笑んだ

自分好みに濃く淹れたブラックコーヒーを飲みながら、男はソファーに持たれ掛かり久しぶりの休みを十分に満喫していた

ふと、男は顔を上げた。
男の視線の先には最愛の家族の写真と、その隣には《S.T.A.R.S》の仲間達と撮った写真がある。
中央にジルが座り、その周りをクリスやブラッド等が囲んでいる、写真の中の自分は得意気に愛銃コルト・パイソン44マグナムを構えていた。

男は、写真を見ながら物思いに耽る。脳裏に浮かぶのはあの洋館事件の事だ・・・。
あの日・・・男は《S.T.A.R.S》の隊長であったウェスカーに、愛する家族を人質に取られ、危うく仲間達を裏切る所だった、どんな理由にしろ、一度でも仲間に銃を向けてしまった事を男は今でも悔いていた

それは本当に突然の思い付きだった
(仲間達に冷やかしの連絡を入れよう)
ただ、茶々を入れる為だけの電話が思いもよらない結果を呼ぶことになった

「・・・おかしいな。繋がらない」普通の家庭に掛けているのではない、警察署へ掛けているのだ、電話に出ないなんて事はまずあり得ない。
不審に思いながら男は電話から無線に切り替えた
「・・・駄目だ、これも繋がらない」
何かが起きているのか?・・・そういう不安にかられながら男は自室に向かい専用の機械で調べた
「・・・!?ジャミングされている!?何故だ!?」
男はハッキングを試みた、何度も回線を替え、無線に向かい叫ぶ
「誰か!誰か応答しろ!!」
それを何度も繰り返していたその時であった、無線の先から声が聞こえてきた

...ガガガ..ちらクリス!!...ガガ誰だ...ガガ...応答し...!!...ガガ..

この声は・・・!!
「クリス!?クリスか!?」その声の主は男の親友でもあり仲間でもあるクリスであった。
その後、クリスの口から思いもしない言葉が出てきた、男は思わず息を呑みこむ(あの洋館と同じ惨劇が起きている・・・だと?)俄かには信じ難いが、クリスはそんな冗談を言う奴ではないのは分かっている。男の頬に汗が流れる
(クリスが助けを求めている・・・行かなくては!!)男はヘリの鍵とクローゼットに掛けてあった《S.T.A.R.S》のジャンパーを羽織り外へ向かう
「・・・バリー?出掛けるの?」妻であるケニーが心配そうに話し掛けて来た、男は妻の傍らにいた娘のモイラの頭を撫でながら言う

「・・・あぁ、仲間の元へな」
256名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 20:56:06.68 ID:faHxOOKQ0
アンチスレかと思ったら小説スレだったでござる
257名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 21:08:40.81 ID:lfx2SjNl0
>>256
>>4がスレを乗っ取ったw
258名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 21:16:14.51 ID:GDDu3QagO
バリーいかしてやがる
259名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 21:26:24.80 ID:nyVFfVPK0
>>256乗っ取っちゃいましたww
260名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 21:28:35.21 ID:9lWNwNhs0
めっちゃおもろいなあ
作者は天才だわ
261名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 22:35:05.92 ID:nyVFfVPK0
【たかみなPart13】

たかみなは沈黙の中考える
(・・・重い。本当に空気が重いや。・・・でも、ゆきりんの推測通りだとしたら、私達は秋元先生に捨てられたって事なのかな・・・?
確かにあの人は何を考えているか全く予想できない人だ・・・。いきなりファン投票による総選挙をやると言い出したり、ジャンケンでセンターを決めると言い出したり・・・。
でも、あの全く人気も知名度も無かった地下アイドル時代から、今の私達まで押し上げ、時には叱り、時には励ましてくれていた人が本当に私達を見捨てたのだろうか?・・・。)
たかみなは思いっきり自分の頬を叩いた、いきなりのその音に柏木と麻友はビクッとする。

たかみなはその後、喋り出す
「痛ぅぅ、叩く力が強過ぎたわ・・・あぁ、うん。駄目だ駄目だ!私馬鹿だから考えてもわかんないや!!
・・・でも、一つだけ分かる。秋元先生は絶対に私達を見捨てたりはしない!私は自分の直感を信じるよ!!」
たかみなは力強く言い切った

「・・・はい?見捨てる?一体なんの事ですか?」
柏木がたかみなに首を傾げながら聞く

「えっ?だから、秋元先生が私達を見捨てる事は無いって言ったんだけど・・・」

柏木は溜息を付きながら答える
「・・・ふぅ。たかみなさん?誰が秋元先生に見捨てられたなんて言いました?そんな事は一切言ってませんよ?
馬鹿なんですか?
ただ、この一件に秋元先生が関わってる可能性があると言ったまでであって、見捨てられたとは言ってませんし、生みの親でもある秋元先生が私達を見捨てる訳無いじゃないですか?
馬鹿なんですか?」
柏木の言葉に麻友はうんうん、と頷く

「えっ?でも・・・」
たかみなはまたしても涙目になりながら思う(・・・ゆきりん、どさくさに紛れて馬鹿って二回言わなかったか?)

どうやら、たかみなだけが間違った方向へ想像していたようだった

涙目のたかみなを横目に柏木は麻友に言う
「麻友ちゃん、こんなお馬鹿なお姉さんはここに置いて先に行こうか」

「うん!!」
麻友は元気良く答え、扉に向かう

「えっ!?麻友!?うん!って!?ちょっ、ちょっと待てーい!!」
たかみなは慌てて2人の後を追い掛けた

柏木はその姿にクスッと笑いながら思う
(たかみなさんの言った事はわかります・・・けど、今の私達に立ち止まってる時間は無いんです。
・・・それに、あえて触れませんでしたが『実験体』についてはまだ謎が残っているんですよ・・・)

今、その謎に対しての不安を背負うのは自分だけでいい。それは、不器用ながらも柏木なりの優しさだった
262名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 22:51:10.32 ID:SPr6VDgn0
かしわげちゃん腹黒ながら頭良すぎwww
263名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 23:09:28.26 ID:eCXrn9YBO
期待あげ
264名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 23:35:58.85 ID:nyVFfVPK0
【敦子Part12】

(助けが来る・・・?今、クリスさんはそう言ったの?)
敦子はクリスに聞き返した
「クリスさん・・・今、助けが来るって言ったんですか?」

クリスは微笑みながら頷く

(助けが来る・・・!?この場所から帰れるの!?)
思えば、この街に来てから辛い事しかなかった、戸ヶ崎支配人の死、そして・・・優子の死。
そんな絶望の淵に、僅かな希望が差し込んで来たのだ

「にゃんにゃん!!聞いた!?私達帰れるって!!」
敦子は思わず陽菜に飛び付いた
陽菜も一緒になって喜ぶ。
だが、陽菜の顔は笑ってはいるが何処か影を含んでいた、その異変に敦子は気付く
「・・・?にゃんにゃん?どうしたの?」

陽菜はその問いに答える
「助けが来るのは間違いないみたいだけど・・・時間制限があるみたいだよ・・・」

そう、敦子にはクリスの会話の内容が一切分からなかったが、陽菜にはクリスの言っていた事が分かっていた・・・1時間半という時間制限があると言う事を。

クリスが陽菜の言葉に続けて言う
「確かに、陽菜の言う通りだ。我々には1時間半という時間制限がある・・・それ迄に君達の仲間と合流しなければ最悪の場合、仲間を見捨ててしまわなければいけなくなる・・・」

「・・・そんな」
敦子は絶句する。
ようやく光が見えてきたと思ったら、また影が差す・・・この世界に神はいない、そう思わせるのには十分な言葉だった。

クリスはそんな敦子に慌ててフォローを入れる
「だが、安心しろ。君達は一階の半分を捜索して来た、そして俺は二階を既に回って来ている。そうするともう、残されているとしたら残りの一階の半分という事になるんだ、後は・・・分かるな?」
そう言い、クリスはまた敦子に微笑み掛けた

(そうだ・・・たかみな達も動いてる筈なんだ!!)
「クリスさん!行きましょう!」
敦子は気を持ち直し、クリスに向かい言った。

「あぁ!」
クリスは強く頷き、目の前の扉を開いた

その扉は、敦子達が最初に入った玄関口へと向かう扉であった、シンメトリーに作られた扉の片側・・・クリスが扉を開いたのと同時に反対側の扉も開いた。

敦子達が待ちに待った再会の時・・・最初に気付いたのは向こうの方だった
265名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 00:04:45.06 ID:7i6xiM7x0
おもしろい!
266名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 00:07:47.56 ID:lzMS8d/10
うん!
良い感じに佳境に入ってきた感じかな
でもやっぱり麻里子さまが気になるううう
267名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 00:13:43.63 ID:rKCUFU+N0
【たかみなPart14】

3人は署長室を出た、残る扉は一つだ。

その扉に向かうしか無いのだが、3人は躊躇っていた。
ちょうど通路のど真ん中をゾンビの死体が陣取っているからだ

「・・・ゆきりん先行っていいよ」
たかみなが言う

「いやいやいや、ここはやっぱりたかみなさんから行くべきでは?」
柏木が言い返す

「でも、あのゾンビ倒したのは、ゆきりんだよね?」
たかみなが言う

「・・・最初にゾンビを見付けたのはたかみなさんですよ」
柏木が言い返す

「うっ、でも撃てって言ったのは麻友だよ!」
たかみなが言う

「でも、たかみなさん馬鹿じゃないですか」麻友が言う

「そうそう、1番馬鹿な人が行くべきですよ、ね?たかみなさん?」
ブラックスマイルを浮かべながら柏木が言う

「いや、いやっ、馬鹿は関係ないやん!?」
たかみなが返す

その時、たかみながある考えを巡らせた
(そうだ・・・ここは某芸人さんのノリで・・・)

「いよぉしっ!!分かった!そこまで言うなら私から行くよ!」
たかみなが手を上げながら誇らし気に言う

「「どうぞ、どうぞ」」
柏木と麻友が同時に返す

「っぉい!?早いよっ!!そこは、違うやろ〜・・・」

墓穴を掘るとは正にこの事である。しかし、どっちみち全員通る道なので順番を決める意味が無い事をこの時、3人は気付かなかった
・・・すぐに気付くが。

「結局みんな通るんだね・・・」3人共渡り終えた後でたかみなが言う

「たかみなさん・・・それを言っちゃおしまいです」その言葉に柏木は冷静に返した

「・・・開けるよ」
たかみなは目の前の扉を開いた。

たかみなは正面の扉も同時に開いたのに気付いた
(・・・え?人がいる!?男の人?・・・ッ!?)
正面の扉から出て来たのは1人の男性、生きてる人がいた事にも驚いたが、それよりも驚く事がすぐ後に起こった、その人物を見た瞬間、たかみなは名を叫びその人物目掛け駆け出した

「ッ!!敦子!!!」
268名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 00:40:36.02 ID:6uYe59pd0
会えてよかった(´;ω;`)麻里子も無事か?
269名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 01:07:25.05 ID:T87ks7F00
麻里子様引っ張るなぁ〜
もう無理だよパトラッシュ・・・
270名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 01:08:32.55 ID:8YNzCegc0
ところで、ちざほむはどうしたの?
271名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 02:25:31.78 ID:ShdGLwxgO
保守
272名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 02:35:38.31 ID:rKCUFU+N0
【敦子Part13】

それは突然の出来事だった。扉を出た途端に自分の名前がいきなり呼ばれたと思ったら、まるで弾丸のように敦子の胸に飛び込んで来た

敦子は最初何が起こったのか分からなかった、そのあまりの衝撃に撃たれたのかと錯覚するくらいに。だが、すぐにその正体に気付く、敦子の目の前には馬鹿みたいにでかいリボンが見える

こんなリボンをしているのは1人しかいない・・・たかみなだ

敦子の目に次々と涙が溢れて来る、胸の中のたかみなは既に顔がぐしゃぐしゃになっていて、最早何を言っているのか分からない
「・・・あづごぉ、あづごぉ!!」としか言わない、敦子もそうだ、普段なら「なんだよぉ、たかみなぁ」で済むところだが、声にならない、声が出ない。
今はただ、この温もりをずっと感じていたい・・・それだけを抱き締めながら思っていた。
ふと顔を上げると柏木と麻友も駆けつけて来た

「前田さん!それに小嶋さんも!良かった・・・無事だったんですね」あれだけ冷静だった柏木までもが泣いた

だが、麻友と陽菜は互いにある事に気づいた
「・・・麻里ちゃんは?」
「・・・優子ちゃんは?」
その言葉は同時に発せられた。

静かな・・・本当に静かな沈黙がその場に訪れた。

やがて、敦子が口を開く
「優子は・・・優子は私達を庇って・・・っ」言葉の途中で敦子は泣き出してしまった
だが、その言葉だけでたかみな達は全てを察した。
「・・・そんな。あの優子が・・・」

「・・・優子ちゃん」麻友は膝から崩れ落ち泣いた、2人は仲が良かっただけにそれだけのショックを受けたのだ・・・

皆が悲しみに明け暮れている中、陽菜が問う
「・・・麻里ちゃんは!?麻里ちゃんはどうしたの!?」

「・・・麻里子は、」
たかみなは食堂で起きた事を全て話した、自らを犠牲にしてまでたかみな達を逃がしてくれた事を・・・

「そんな・・・麻里ちゃんまで」
陽菜もその場で泣き崩れた

感動の再会が一瞬にして悲しみに包まれて仕舞った・・・

暫くして、たかみなが敦子達の傍らにいる男性について尋ねた
「・・・敦子、その人は?」

「え?ああ、3人は初対面だったね。この人はクリスさん、私達の頼もしい味方だよ」

その言葉にクリスに視線が集まる、クリスは少女達に見つめられた事により少し照れてしまったが、自己紹介を兼ねて、これから先の事を語り出した
「俺の名はクリス.レッドフィールドだ。この街の警察官で、俺もはぐれた仲間を探している途中に敦子や陽菜達と出会った、残念ながら1人は助けられなかった・・・すまない。俺がもう少し早く駆け付けていれば・・・」

「そんな!!それはクリスさんのせいではありません!」敦子がクリスに向かい言う

「敦子・・・有難う。そして大切なのはこれからだ、この街から脱出する方法がある、俺の仲間の1人がヘリでこちらに向かって来ているんだ。
今から約1時間20分程で公園前広場に到着する予定だ。それまでにそこに行かなければならないんだ、これが俺達に残された最期のチャンスになる」

そう言い切った直後の出来事だった。
ドォンッ!!と言う豪快な音と共に、玄関口が破壊され大量のゾンビが侵入して来た
273名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 02:37:26.96 ID:rKCUFU+N0
【合流】

「くそっ、こんな所で、皆向かい打つぞ!!」クリスの叫びに各々が武器を手に取りゾンビ目掛け発砲した

銃を撃ちながら柏木は麻友に言う「麻友ちゃんは銃を持ってないから下がっていて!!」

それは乱戦に近い感じであったがこちらの方が圧倒的に押していた、敦子は優子の最期の形見ともいえるコルトパイソンを手に撃つ、弾は既に装填済みだ。

陽菜は敦子から渡されたベレッタM92とマービンから拝借したグロック17の二刀流でバンバンと撃ちまくっている

たかみなはブラッドから手に入れたグロック17のみだが、上手く頭部を狙いヒットしている

対する柏木はドラグノフのスコープを見ながら撃っているので筈す事は無い、ゾンビを次々と倒していく、本人は気付いて無いが、柏木はどうやらスナイパーとしての素質がある様だ

クリスも慣れた手付きでどんどんとゾンビの頭を撃ち抜いていってる

これならイケる!!そう、確信した時に、誰もが予想していなかった事が起きた。今度はゾンビ犬の群れまで入って来たのだ、素早い動きで弾丸を避けながら真っ直ぐこちらに突っ込んで来る

「くそぉぉぉ!!」
叫びながら放った敦子の弾は見事にゾンビ犬にヒットして撃たれたゾンビ犬はピクリとも動かなくなった
(ふぅ、危なかった)
敦子がほっと一安心した矢先に叫び越えが聞こえた
「キャーー!!」
この声は麻友だ、銃弾を掻い潜ったゾンビ犬は丸腰の麻友に今にも襲い掛かろうとした、その瞬間にクリスを始め誰も反応出来なかった・・・
麻友がゾンビ犬の飛び付きに恐怖で眼を閉じる、正にその時であった
パァン!
一発の銃声が玄関内に響いた、いつまで経っても襲ってこないゾンビ犬に思わず麻友は眼を開ける
「・・・え?死んでる」麻友の前のゾンビ犬は銃弾で撃ち抜かれ生き絶えていた、周りを見渡す。ゆきりん・・・?柏木は私じゃ無いと首を振る、それじゃたかみなさん?たかみなも首を振る、見るとクリスさんや前田さん、小嶋さんも首を横に振っている。・・・それじゃ誰が?

陽菜はその人物に一早く気付いた
「ッ!麻里ちゃん!!!」
隣には綺麗な女性もいる、クリスが女性に対して叫ぶ
「ジル!生きていたのか!!」

そう、麻友を救ったのは既に、たかみな達の犠牲になって死んだと思われていた麻里子であった

「ヒーローは遅れてやってくるってね、あはは」麻里子は笑いながらそう言った。
274名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 03:28:02.42 ID:3hDUI7rY0
麻里子△
275名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 04:33:49.52 ID:CJrE1Mxl0
麻里子さぁぁぁああぁん
生きてたぁあ!!
276名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 07:06:02.25 ID:T87ks7F00
麻里子様ぁあああああああああああああああああ
277名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 08:08:42.46 ID:iXip6lN7O
続き!続き!
278名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 10:35:17.76 ID:iRveQS8R0
まりこぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
279名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 12:40:18.43 ID:a8c6Z5s9O
麻里子△
280名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 12:41:26.65 ID:iXip6lN7O
保守
281名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 13:26:39.62 ID:XzlWgFRp0
保守
282名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 14:04:24.20 ID:4wi9VYmWO
ゆったんずはユカイがまとめていた
283名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 14:06:23.74 ID:vNi/aWH20
とりあえず優子がゾンビにならなくてよかった
あと2日経過した板野の手紙の内容もきになる
284名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 14:38:15.75 ID:rKCUFU+N0
【麻里子Part2】

「ヒーローは遅れてやってくるってね、あはは」麻里子は笑いながらそう言った。

そう、麻里子は生きていたのだ
時は数刻前に遡る。

ーーーーーーーー食堂にて
(たかみな・・・ごめん)
麻里子は眼を閉じる。
目の前にはもうゾンビが迫っていた・・・

麻里子が死を受け入れた、正にその時であった。
ダァンッ!と言う破壊音が麻里子の耳に入ってきた、その直ぐ後にはタタタタン、という小気味の良い音が食堂内に響く

その音に思わず麻里子は眼を開けた
(・・・え?)
目線の先には、目の前まで迫って来ていた筈のゾンビが床に倒れ絶命していた
(・・・どういう事?)
麻里子は更に視線を上げる。そこで麻里子は、先程の破壊音が自分が鍵を掛けた扉が蹴破られた音だったという事に気付いた

扉の前には、黒みを帯び茶色の髪をした綺麗な女性が銃を構え、肩で息をしていた。いきなり起きた出来事に麻里子は思考がついていかずテンパる
(え?え?誰?私、助かったの?)

女性は息を整え、こちらに向かって来た、麻里子に向かい声を掛ける
「・・・are you OK?」

「え?あぁ、イエス・・・イエス!!」
発音の悪い英語と、その容姿で、女性は麻里子が日本人である事に気付いた。直ぐ様日本語に切変える
「・・・あ、あ。・・・うん。貴女は日本人ね、どうしてここに?」
麻里子は、いきなり日本語に変わった事に驚いたが、女性の質問には答えられない、どうしてここに?と聞かれてもこっちが聞きたいくらいだ。
沈黙する麻里子の手元に握られていた散弾銃を見て女性は言った
「・・・その銃はブラッドが持っていた物ね、どうして貴女が持っているの?」
麻里子は驚いた、いきなり聞き覚えのある名前が耳に入って来たからだ
「ブラッドさんを知っているんですか!?」
麻里子がその質問に食い付く
「・・・ブラッドは私の仲間よ」
女性は答えた

「そうだったんですか・・・。実は・・・」麻里子は銃を手に入れたまでの経緯を話した。麻里子達が見つけた時には既にブラッドは死亡していた事。その後、ゾンビとなり襲って来た事を・・・。

(そうか、そういう事だったのか・・・。・・・ブラッド)
女性は暫く考えた後、麻里子に向かい言った
「・・・行きましょう」

「え?・・・行くって何処へ?」
女性の質問に麻里子は尋ねる

「・・・仲間の元へよ」
その答えに麻里子は我に帰った
(そうだ・・・たかみな達や敦子達の事をすっかり忘れていた)
女性は蹴破られた扉に向かいながら麻里子に言う
「私はジル。ジル.バレンタインよ」

「え?あっ、ジルさん。私は篠田・・・篠田麻里子です」

「そう、それじゃ行くわよ麻里子!」

「はい!」
2人は食堂を後に、先へと進み出した。
285名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 15:08:34.67 ID:7gdzjM2f0
ケネスは見る影もない
286名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 15:21:31.81 ID:rKCUFU+N0
【麻里子Part3】

食堂を出た2人は先へと進み出した
ふと、ジルが麻里子に尋ねる
「・・・そういえば、麻里子?貴女は仲間がいたのに、何故食堂で1人残って戦っていたの?」

麻里子はジルの問いに照れ臭そうに答える
「え!?いやぁー・・・。一応仲間の中で最年長なんで、皆を逃がす為に私が少しでも時間を稼がないとって考えたら、身体が先に動いちゃいました。あははは」

「そう・・・麻里子は勇敢なのね」そう言い、ジルは麻里子に優しく微笑み掛けた
そのジルの全てを見通した言葉と優しい微笑みは、麻里子の眼に次々と涙を溢れさせた。

そう、いくら麻里子とは言え、怖く無かった筈なんてない・・・皆の前では虚勢を張っていたが、彼女も女の子である。恐怖からの解放感とジルの優しさに触れ、思わずジルの胸に飛び込み泣き出してしまった。
ジルはそんな麻里子を優しく包み込む

ひとしきり泣いた後、麻里子は涙を拭った
「ジルさん・・・すみませんでした。もう、大丈夫です。行きましょう」

ジルは優しく頷いた後、言った
「・・・とりあえず、二階にある私達の事務所に向かいましょう、麻里子・・・もう弾が無いんでしょ?」

(あ・・・そうだった。それも忘れてた、ピンチになったのはそのせいだったのに・・・)
麻里子は持っていた散弾銃を見つめながらポカーンとした

そんな麻里子をクスッと笑いジルは言う
「私達の事務所になら弾があるわ、そこで一旦弾を補充しましょう。このバリケードをどかせば二階に続く階段があるわ、貴女の仲間は通路の奥に進んだみたいね」

「でも、弾が無いのにゾンビに襲われたら・・・」不安そうに麻里子は言う

「あら?忘れたの?私達にはこれがあるのよ」
そう言ってジルは自分の銃を見せた

「・・・これは?」
麻里子が尋ねる

「これは〈M4カービン〉。所謂、アサルトライフルよ、これがあれば大抵のゾンビは倒せるわ」
そう言った後、ジルは得意気に微笑んだ。

その後、麻里子達は目の前のバリケードを崩し二階事務所へと向かった
287名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 17:09:09.32 ID:pUcd2aRL0
麻里子△
288名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 18:14:44.99 ID:cVGIVSms0
こじはるとかゆきりんがハイスペックなんだが推し補正か?
289名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 18:15:23.60 ID:1/6163U60
絶句・・・。
この時のメンバーを傍から見ればまさしくこの言葉が当てはまってであろう。


「・・・何・・・これ?」
メンバーはホテルのロビーを出てその場で立ち尽くしていた。目の前に広がるのはまるで戦争でもあったかのような光景である

街灯や壁にぶつかり大破している車、建ち並ぶ家やビルからは至る所で火が上がっている、最早この街に生存者がいるのかも疑わしい

「た、たかみな・・・どうする?」
優子が震える声で聞いて来た

勿論、たかみなもいきなり目の前に突き付けられた現実からどうすればいいのか全くわからない
(このまま助けをこのホテルで待つべきか・・・いや、この惨状を目の当たりにして助けなんて本当に来るのだろうか・・・でも、皆を危険な目に合わせたくない・・・)
たかみなの思考回路は一瞬にしてパンクしそうだった

その時1人が口を開いた

「皆、先に進もう、ここに居ても何も解決はしない。まだ生きてる人もいるかも知れないし・・・今は探しに行こう、もしかしたら戸ヶ崎さんやスタッフさんもまだ街にいるかも知れないしね」

「・・・敦子」

さらに前田は話す
「たかみなばっかりに負担はかけさせないよ、皆で力を合わせなきゃ!」

「そうだね・・・たかみなばっかりに頼って返って混乱させちゃったからね、ようし!いっちょやったりますか!」
優子が捲し立てる

小嶋もそれに乗る
「このバカリボン!テカミナ!!小っちゃい身体で背負い過ぎなんだよぉ、皆で助け合おう!イェーイ!」

麻里子も続く
「にゃ、にゃろ(バカリボンとテカミナは言い過ぎだよ)・・・まぁいっか、それじゃ街に向かうでいいかな?どんな危険が待ってるかはわからないけどねっ、ゆきりんと麻友はどうする?ホテルの部屋で待機してても大丈夫だよ?」

「わ、私も行きます!・・・ゆきりんは・・・?」

「・・・ふぅ。
麻友を置いて1人だけ隠れてる訳無いでしょ、勿論一緒に行くよ」

「と、いう訳でこのまま進む事にしたけど、いいかな?たか・・・みな?
えっ、なんで泣いてんの!?」
振り返るとたかみなは号泣していた
悲しみの涙ではない嬉しさの涙だ

「ふぇぇぐ、び、びんながぁ、やざじぐでぇ、うわ〜ん」

麻里子はその光景を見つつ言った
「よし、じゃあ先に行こうかみんな」
陽菜は思った
(びんなが?鮪の事かな?まぁいいや、めんどくさいからスルーで)

「ちょ、ちょっと待て〜い!?この感動の流れをスルーするなんて・・・流石麻里子様や・・・」

「ほら、いつものたかみなに戻った、たかみなはそれで良いんだよ」

「麻里子・・・ありがとう。よぉし!みんな、今度こそ出発するよ!!気を付け・・・って、みんなもう先歩いてるやん!?結局この役回りか・・・トホホ、みんなぁ待ってくれーい!」

290名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 18:32:59.27 ID:4S8AWuh60
>>288
ハイスペックかどうかは個人的主観の範疇
言い出したらキリがない
291名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 18:59:34.79 ID:rKCUFU+N0
【麻里子Part4】

麻里子は肝心な事を忘れていた。そういえばまだ、ジルの正体を知らなかったのだ
(ブラッドさんの事を仲間って言っていたけど、ジルさんも警察官なのかな?)
そう思った麻里子はジルに尋ねる
「あの・・・。ジルさんも警察官なんですか?」

「えぇ、そうよ。・・・見えないかしら?」
ジルは答える

麻里子はジルを見ながら思う
(はっきり言って、ジルさんは警察官には見えない。私よりも高い身長、整った顔立ち、そしてスラリと伸びた脚・・・トップモデルと言われても何の疑問も抱かないくらいだ、何でこんな人が警察官をやっているんだろう?)

ジルは麻里子に見つめられて、少し照れながら付け加えた
「あっ警察官と言っても私の所属しているチームは少し特殊でね、《S.T.A.R.S》って言うチームなんだけど、・・・そうね、日本で言ったらSATってとこかしら」

(いやいや、益々訳がわかん無くなってますやん・・・)世界は広い。改めて、そう痛感させられた麻里子であった

「あら?話してたら何時の間にか着いちゃったわ」
ジルは目の前の扉を開けた、どうやらここがジルの言う事務所の様だ

慣れた手付きでジルは棚を漁る、待ってる間に麻里子は部屋を見渡した
(・・・汚い、お世辞にも綺麗とは言えない部屋だ。にゃろの部屋といい勝負をしてるな・・・)
そんな事を思いつつ、麻里子は乱雑に物が置かれていた机の上にあった写真を見た
(・・・真ん中にいるのはジルさん?それに・・・ブラッドさんもいる、この人達がジルさんの仲間か・・・。)
麻里子は仲間と言う言葉に思い耽る
(・・・皆に会いたいな)

そう、感慨に耽っていた麻里子にジルが話し掛ける
「ほら、麻里子。弾があったわよ!・・・あれ?麻里子、なんで涙目なの?」

その言葉に麻里子は慌てて目を覆う
「え!?いやっ何でもないです!あっ、それが弾ですね!有難うございます!!さぁ行きましょう!!」

「・・・?」
不思議に思っているジルを麻里子は急かした
292名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 19:01:41.14 ID:rKCUFU+N0
>>4です。>>288さん、自分はDDです。たまたまキャラ設定でハイスペになってしまっただけなのであまり気にしないでくださいww
>>289??
293名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 19:09:29.72 ID:2l4ymlJW0
ところで、犯人の米沢はいつになったら出てくるんだ?
294名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 19:18:46.98 ID:rKCUFU+N0
>>293さん、多分家で寝てます
295名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 19:35:50.79 ID:7by8Hp+m0
え?
>>289は別人なのか??
296名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 19:43:35.88 ID:rKCUFU+N0
>>295さん。自分が序盤に書いた文章です。
297名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 19:56:30.36 ID:iXip6lN7O
続きを…
298名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 21:30:04.37 ID:BNpJAjSS0
>>293
日本でともだちとして活動してますよ
299名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 21:38:09.21 ID:rKCUFU+N0
【麻里子Part5】

タタタタタン、二階通路にM4カービンの音が響く。
《S.T.A.R.S》の事務所を出た2人は、その先にある扉を開けた途端、通路を徘徊していたゾンビの群れと遭遇していた

「・・・凄い」
麻里子はジルの射撃に見とれていた。
M4カービンからテンポよく放たれた弾丸は、無駄玉を一切出す事無くゾンビ達にヒットしていく。見ていて逆にゾンビが可哀想になるくらいの腕前だ
結局、麻里子が一発も撃つこと無く、ジルの手によってゾンビは殲滅された
「・・・ふぅ。全部倒したみたいね」
ジルはホッと胸を撫で下ろす

そんなジルを見ながら麻里子は思う
(この人はこの若さで、一体どれ程の修羅場をくぐり抜けてきたんだろう・・・)
麻里子の視線にジルは気付く
「どうしたの麻里子?そんなに見つめても何もあげないわよ?」
ジルは笑いながら麻里子に言った

「え!?あっ、すいません。・・・ただ住む世界がこんなにも違うんだなぁって・・・」
その麻里子の言葉にジルは黙りこんだ
(あ、あれ?私、変な事言っちゃったかな!?ど、どうしよう)
焦る麻里子を尻目にジルは話し出す
「ねぇ・・・麻里子。人っていう生き物はね、破壊と創造を繰り返して今迄生きてきたの。でね、この世界には・・・自然の力では無く、故意に破壊を望む奴等がいるの。もし、それが自分達の目の前に立ちはだかったとしたら麻里子はどうする?」

いきなりのジルからの質問に麻里子は戸惑う
(・・・え?どういう事だろ?故意に破壊を望む奴等?よくわかんない・・・でも私だったら)
「・・・戦います」
麻里子の答えにジルは微笑む
「そう、戦うしかないの。たまたま私の目の前にそれが立ちはだかっただけで、もしかしたら麻里子達の前に立ちはだかっていたのかもしれないのよ?現に今の状況がそうでしょ?住む世界はみんな一緒。ただ、それが行く手を阻むか・・・たったそれだけの違いなのよ」
悲しそうな顔でジルはそう語った。正直、麻里子はよく意味がわかってはいなかったが、ジルが伝えたかった事は分かった。

そしてジルは最後にこう付け加えた
「・・・何より1番駄目なのは、逃げる事では無く、傍観者になる事よ」

(見てるだけが1番駄目って事なのか、なんか深いなぁ。
うん!私は・・・私は、傍観者にはならないよ!)
決意した麻里子の表情を見てジルは頷く

「余計な時間使っちゃったわね・・・さぁ、進みましょう」
ジルはそう言い、先に続く扉を開いた

「あら?またゾンビがいたわね・・・ん?」 扉を開いたジルの視線の先にはゾンビがいる、頭を一発で撃ち抜かれて絶命していたゾンビが・・・
(一発で、頭を撃ち抜いてる・・・。こんな腕前を持っているのは・・・まさか、クリス!?)
次の瞬間、ドォンッ!という音の後に次々と銃を発砲する音が聞こえてきた
「麻里子!!行くわよ!」
ジルは急いで目の前の扉を開けた、渡り廊下から玄関口が見渡せる、そこに彼女達はいた。

麻里子の眼にもそれは飛び込んで来る(・・・みんな!!って、いきなり麻友危ないじゃん!?)
麻里子は麻友に迫るゾンビ犬に向かい銃を放った
パァン!という音と共にゾンビ犬は崩れ落ちた
(ふぅ、どうにか間に合ったね。おっ、にゃろが気付いてくれた!ここはカッコ良いセリフで決めたいな・・・)

「ヒーローは遅れてくるってね、あはは」
300名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 22:35:55.19 ID:dzSqlrY4O
篠田は死亡フラグですか
301名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 22:52:56.62 ID:rKCUFU+N0
【合流2】

たかみなは二階に佇む人物を見て涙が止まらなくなった
「うぅぅ・・・うわぁぁあ、ま、まりごぉぉぉお!!」
(麻里子が生きていた、あの麻里子が生きていた・・・)
側にいた敦子が何かを叫んでるが、たかみなの耳には入らない
「たかみなっ!?前見て!!!」

「・・・へ?」
その声に気付いた時にはもう既に、それはたかみなの寸前にまで迫っていた。
ゾンビ犬が自分を目掛け飛び込んで来るのが見える
(あ、これヤバイかも・・・)
そう、たかみなが思った矢先、バァン!という音が鳴り響き、目の前のゾンビ犬の頭が吹き飛んだ

麻友が言う
「ゆきりんナイスショット!!」

柏木がたかみなを睨み付け言う
「戦闘中に、余所見する馬鹿が何処にいるんですか?死にたいんですか?」

「あぃ・・・ずびまぜん」

(・・・ふぅ。良かった。でも、なんか、たかみなとゆきりんの関係が変わってるな・・・何かあったのか?)敦子はその危機を回避した事にとりあえず胸を撫で下ろし、そう思った。

その後、二階からの援護もあり、全員無事で敵を殲滅する事ができた。
敦子達は殲滅したのを確認した後、すぐに麻里子の方へ眼を向けた
「な、何だよ、そんな皆で見つめるなよ、照れるじゃないか」
麻里子は自分に視線が集まった事に対して少し照れていた。
柏木が麻里子に声を掛ける
「篠田さん・・・よく御無事で、本当に良かった・・・」

「そんな簡単に私は死んだりしないよっ!!あはは」
そう言い返した麻里子であったが、すぐにある事に気付く

「・・・あれ?優子は?」
その問いに対して返事は帰ってこなかったが、敦子達の表情で麻里子は全てを察した

「・・・嘘でしょ」
皆の冗談であって欲しい・・・そう思ったが、敦子達の表情が全てを告げている

「・・・そっか。あの優子が・・・」
(どうせ、優子の事だ・・・。皆を庇ってくれたんだろ?・・・あの子は優しい子だったから)
眼に込み上げて来る熱いモノを感じながら麻里子は思った。
そんな麻里子達を横目にクリスがジルに向かい叫ぶ

「ジル!!時間が無い!そこから飛び降りろ!!俺がキャッチするから!」
英語で交わされた言葉を、ジルが麻里子に訳す
「・・・麻里子。ここから飛び降りろってさ」
一瞬ジルが何を言ってるのか分からなかったが、すぐに理解した・・・理解したが。
「ふぇ?・・・ここから?結構な高さがありますけど?」
そう、二階の渡り廊下とはいえ、かなりの高さがある。だが、迷ってる暇は無かった。
ジルがお手本とばかりに先に飛び降りる、それを見事にクリスが受け止めた。
ジルが下から叫ぶ
「さぁ!麻里子飛んで!!」
(飛べって言ったって・・・ジルさん、私は人間ですよ?はぁ、嫌とは言わせない雰囲気になっちゃってるし・・・えぇい!もう知った事か!!)
覚悟を決め、麻里子は下に向かって飛び降りた

クリスは無事に麻里子をキャッチした。だが、麻里子の息は荒い(指原の気持ちが良く分かったよ・・・)息を整えながらそんな事を思っていた
302名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 23:53:17.28 ID:rKCUFU+N0
【偶然】

飛び降りた麻里子の元へ敦子達が駆け寄る、みんな心配していたが、麻里子は手でOKマークを作って安心させた

落ち着いた所で、クリスが皆にジルを紹介する
「彼女はジル、頼りになる俺の仲間だ」

ジルは敦子達に手を振る
(・・・綺麗な人だな)
みんな同じ事を思った。

そしてクリスはジルに現状を告げる
「・・・ジル、良く無事だったな。喜びたい所だが、あまり時間がない。これから彼女達を連れて公園前広場へと向かう、バリーがヘリで向かえに来る手筈になっている」

ジルは、思いもしなかった言葉がクリスから出てきた事に驚いた
「バリーが!?・・・どうして?無線は繋がらなかった筈だし、彼は休暇を取っているんじゃなかったの?」

「何でバリーが俺達に連絡を入れたのかは分からない。だがバリーはジャミングされている状況からどうにかして俺に無線を入れた・・・これは紛れも無く事実だ。そして、俺は現状をバリーに伝え、脱出手段を確保する事ができた。後1時間でヘリが着くはずだ」

なる程ね、とジルは頷く。だが一つの不安要素が浮かび上がる
「・・・待って、ここから街に出て公園前広場まで行くには中央に建てられた処理室を大きく周り込まなくてはいけないから、少なく見積もっても50分は掛かるわ・・・街にも当然ゾンビ達はいるだろうし、間に合うかしら?」

「・・・だが行くしか無いだろ!!考えてる暇は無いんだ!」

2人のやり取りをメンバーは見ていた、寧ろ英語が分からないから見ているしか無い。陽菜以外は・・・

たかみなが2人のやり取りを見ながら言う
「な、なんか揉めてるみたいだね」

「うん、どうしたんだろうね」
敦子が返す

すると陽菜が口を開いた
「なんかぁ、ここから脱出地点に行くまでに処理室が邪魔で時間が掛かるんだってさ〜、なんでそんな所に処理室なんて作ったんだろ〜ねぇ」

柏木が陽菜の言葉に続く
「処理室・・・processing roomですか」
それは本当に偶然、柏木の口から出た言葉だった。
処理室を英語に置き換えた事により麻里子が反応した

(processing room?何処かで聞いた言葉だな?あれー、何だっけなぁ・・・あっ、そうだ!)

「その処理室とやらにこれ使えるんじゃない?」
そう言って麻里子がポケットから取り出したのは食堂で拾ったあの鍵だった。

麻里子はその鍵をクリスとジルに見せる、2人は顔を見合わせた後、麻里子に対して同時に「It committed!!」と言った。

いきなり言われた言葉を麻里子はよく分かっていなかった、恐らく褒められたのであろうとしか・・・
303名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 23:56:36.56 ID:rKCUFU+N0
>>4です。序盤に麻里子が見つけた鍵の英訳が間違ってた事に書いてて気付きました。本当は処理場だったんですが間違えて処理室に・・・泣
かなり無理矢理感がありますが勘弁してください
304名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 00:16:56.98 ID:dOIeye3hO
とにかく続きが楽しみです!
305名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 00:21:49.14 ID:A1o1kUu50
最高
306名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 00:43:02.29 ID:1hGKoq5Y0
いよいよクライマックスか
いろんな伏線がどう回収されるのか楽しみだ
ちなみに>>4は米沢の犯人だった20世紀少年のパロを書いた人か?
307名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 01:30:09.43 ID:tIn2In6L0
【遭遇】

「これで大分時間に余裕ができたな」

「えぇ、これなら遅くても30分も掛からずに行けるわ」
クリス達は鍵を見つめそう言った、その後、クリスは敦子達に告げる
「みんな聞いてくれ!今からこの警察署を出る、幸いこの鍵のお陰で大分時間が短縮できる。だが、まだ安心は出来ない。外には十分注意して進め!」

皆が銃を構え玄関口から外へと歩き出す。唯一、銃を持っていない麻友は柏木の後ろに護られるかのように歩く

敦子は思う
(思えば久しぶりの外だ・・・ここでたかみな達と離れ離れになり、そして中で優子を失った。出来れば皆で一緒に脱出したかった・・・)
そう思うとまた敦子の目に涙が浮かんで来る。それに気付いたたかみなが優しく肩に手をかけて言った
「・・・もう仲間は失わせたりしない。必ず私が守り切るから」
(たかみな・・・ありがとう。でも何だろう、この胸に締め付けるような不安感は・・・優子を失った時と同じだ・・・なんで?)

「みんな前!?来てるよ!!」
麻里子が前方を指差す、そこにはやはり大量のゾンビの群れがいた、私達だけでは到底心が折れていただろう

だが、クリスが冷静に言う
「大丈夫だ!今の戦力なら何の問題も無く勝てる!落ち着いて対処しろ!」

これが戦場で生き残ってきた男の言葉だった。今日、覚えたばかりの銃の素人でも何故か安心出来る。クリスさんが言うと自身が湧いて来る
(まるで、たかみなみたいだな、とメンバーは微笑む)

街中に銃弾の音が次々響く

クリスはサムライエッジで的確に頭を狙い倒して行く
ジルはM4カービンを的確に次々と放つ
陽菜は二丁拳銃でバンバン打つ、意外と命中はしているようだ
敦子はコルトパイソンを的確に放つ、少し狙いがズレた所で構わない、身体にヒットすればゾンビは一撃で倒れてく
柏木はスコープ越しに次々と仕留める、僅かな隙間を通り抜けて来たゾンビはたかみながグロック17で対処する。麻友はそれを応援するだけだが

ある意味、この街では最強の布陣なのかもしれない

ゾンビ達を撃退しながら、ゆっくりと前に進んでいた一向は、ようやく処理室の前まで辿り着いた、残る時間は40分、まだまだ全然余裕だ

クリスは麻里子から預かった鍵を使い処理室の扉を開いた。
予想はしていたが、かなり内部は広い、様々な薬品が棚に並んでいる。だが公園前まで出るには直線的に進めば良いだけだ。

そしてこの内部にはゾンビはいないようだった、安心して進める・・・そう思った矢先だった
《ぐぅおぉぉぉぉぉぉお!!!》
という獣の様な叫び声が施設内に響き渡る

「うそ・・・まだ何かいるの?」
敦子は今の叫びに肩を震わせる
周りを見ると、クリスとジル以外はみんな同じく不安な表情をしていた

「・・・この先か、だがもう、行くしか無いな」クリスは決断する
「えぇ・・・仕方ないわね」
ジルもその言葉に答える

「では、行くぞ・・・!」
クリスは慎重に扉を開いた。

処理室にしては随分広い空間が目の前に現れた、そして何故か部屋の中央に置かれている巨大な檻。檻と言ってもコンテナの様になっており、その中身まではここからは見えない
その時、柏木はある事を思い出した。すっかり忘れていたがその檻を見た途端記憶が甦ってきた。そして一言呟く
「・・・『実験体』?」

柏木が呟いた、その時だった、目の前の檻が、中から破壊してる様な音が響き渡る、何度も何度もその音が響く。そのあまりの恐怖にメンバーはその場から動けない・・・そしてその檻が爆音と共に壊れる時が来た
308名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 01:31:18.24 ID:tIn2In6L0
>>4です。>>306さん、いえ今回が初作品です。
309名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 02:41:15.94 ID:BBnDz/7X0
小説スレになってしまってる・・・
310名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 03:45:13.31 ID:6AJrnzZB0
しかもそこまで面白くない事実・・・
311名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 06:50:24.08 ID:+aiXKyLp0
保守
312名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 07:50:21.08 ID:GiUw54FT0
俺は結構楽しんでるぜ
続きを待ってます
313名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 08:04:25.36 ID:dOIeye3hO
俺も楽しませてもらってます。
続きが待ち遠しい!
314名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 08:48:59.16 ID:SvY2u3J+i
チャンピオンでバイオ漫画始まった
なんかタイムリーw
315名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 11:41:53.45 ID:xsAnEyrDi
電車止まってるやん!ただでさえ遅刻してるというのに…
316名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 13:59:20.20 ID:14pvj+tP0
保守
317名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 14:02:04.88 ID:NjJ3wlLu0
たかみなが持ってる手榴弾か吉とでるか凶とでるか…ガクブル
318名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 16:41:27.60 ID:14pvj+tP0
ここいらで保守
319名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 16:43:23.29 ID:tIn2In6L0
【決戦】

爆音と共に破壊された檻。そしてその後、姿を見せた物に対して思わず敦子が口にだす
「・・・人間?」

敦子がそう思ったのは無理もない、それはパッと見では人の姿をしている。
だが、それは人間では無かった。
普通の人間では有り得ない程の長身に、膨れ上がった筋肉。そして命の鼓動を感じられないくらいに澱んだ肌の色・・・まるで、彫刻の様な灰色をしている。

クリスとジルは思わず息を飲む
「おいおい、嘘だろ!?何故『あいつ』がここにいやがる!?あの洋館で倒した筈だろ!?」

「『タイラント』・・・確かそんな名前だったわね。・・・ッ!?クリス上を見て!!」
ジルは、その『タイラント』と呼んだ化物の上を指差した

クリスはジルが指差した所を見て絶句する
「・・・タイラントが起動したら作動する仕組みになっていやがったか・・・くそッ!!アンブレラの奴等、街そのものを消すつもりか!?」

クリスの目線の先、そこには檻が破壊されたのを感知すると作動する、タイマー式の爆弾が仕掛けてあった。
(あのクソ野郎共の事だ・・・ここだけでなく、街のあちこちに隠されて爆弾が設置されているに違いない、そしてここの爆弾と連動して爆破させる仕組みになっている筈だ)
クリスはアンブレラのやり方をよく分かっていた。そして、その推測は正しかった

(タイマーの残り時間は40分、バリーが到着するまでは約35分くらいといった所か・・・ギリギリ間に合うが、その前に『あいつ』をどうにかしないと・・・)

「クリスどうする!?」
ジルが叫ぶ

「どうするも何も・・・やるしか無いだろ」
クリスは覚悟を決めた

「みんな行くぞ!!必ず生きて帰るんだ!」
そのクリスの言葉に、全員が身構えた

クリスを筆頭に全員が銃を放つ、だが、タイラントはビクともせず、クリスに駆け寄りそのまま殴り付けた
「グオッ!?」タイラントが振り下ろした拳をまともに受けたクリスは吹き飛ぶ

「クリスさんッ!!」
たかみなが銃を打ちながら叫ぶ。その銃弾と、たかみなの叫びに気付いたかのように、今度はたかみなの所へタイラントは掛けて来た。
たかみなはタイラントのあまりの迫力と恐怖感に圧倒され、その場から動けなくなってしまった。

「っ!?駄目!!たかみな逃げてーッ!!」
敦子が叫ぶ、クリスでさえも吹き飛ばされたタイラントの拳をたかみなが受けたら一発で命の灯火が消える、敦子はそう思った

「くそっ!!これでどうだ!」
たかみなを狙い駆けるタイラントに向かい、柏木はドラグノフを放つ。狙いは・・・脚だ

スコープを通して放たれた正確な弾丸は、見事にタイラントの脚へと着弾する。その衝撃にタイラントはその場に倒れ込んだ
「・・・よし!!たかみなさん、今の内に逃げて下さい!!」柏木の言葉にようやく我に帰ったたかみなは、急いでその場から離れた。ゆっくりと起き上がるタイラント目掛け、麻里子と陽菜は次々と弾丸を浴びせる
「これ本当に効いてるの!?」

「え〜?わかんな〜い。・・・でも撃つしかないでしょ!!」
麻里子はいきなり真剣になった陽菜に少しビビった

徐々にだが、タイラントの動きが鈍くなってきている。それを視認したメンバーは尚も手に力が入る。
クリスはジルに手を借り起こされる、どうやら無事だったようだ。
(・・・ふぅ。良かった)
そう、皆が安心した途端だった。
突然タイラントの動きが止まり、その場で震え出した。
タイラントが止まった事による一瞬の安心感。だが、次の瞬間には誰かの悲鳴が施設内に響き渡った
320名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 17:10:06.96 ID:Loge4EuZ0
続きを・・

早くしてくれ・・・

もうだめd・・・
321名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 18:36:30.29 ID:tIn2In6L0
【決戦2】

「敦子ーーーッ!!!!」
たかみなの叫びが施設内に響き渡る

敦子は自分でも気付かない内に宙に浮いていた。
油断・・・その一言だった。
動かなくなったタイラントから敦子は一瞬目を離した、次の瞬間にはタイラントが目の前に現れ、その突進に吹き飛ばされた。あまりの突然さに声を上げる暇すらも無かった

敦子は宙に浮いている時間を非常に長く感じていた、視線を動かすと皆が自分を見ているのが分かる(たかみなが凄いボロボロの顔で見てるよ・・・あーぁ、全く。女の子なんだから顔拭きなよ・・・)
そのまま勢いよく壁に叩き付けられた敦子は意識を失った

「ッ!?あっちゃん!!」
陽菜は慌てて敦子に駆け寄る、頭から血を流し、動かなくなった敦子の胸に手を当てた。微かに鼓動が感じられる
(良かった・・・まだ生きてる)

「・・・ごめんね、あっちゃん、今はそこで休んでてね」
そう敦子に言い、陽菜はタイラントの方へ向き直した
敦子を吹き飛ばしたタイラントは先程迄とは違い、全身が赤みを帯び、鋭利な爪が巨大化していた。
(あの爪でやられ無かったのが唯一の救いだね・・・)
陽菜はそう思った。確かに、あの爪でやられていたなら敦子は魂は既にこの世から消えていただろう。

「うぇぇ・・・第二形態って事?冗談じゃないよ・・・」
麻里子が変貌したタイラントを見て呟く

倒れた敦子に気を取られているたかみなに対して柏木が冷静に言う
「たかみなさん・・・気持ちは分かりますが、今は目の前の敵に集中して下さい」
その言葉に、たかみなは柏木に対して何か言いたげな表情を浮かべたが、すぐにタイラントの方へ意識を集中させた

ジルとクリスはタイラントに向け発砲する、だが先程と同じく全く効いている感じは無い
「くそっ、何か手は無いのか!?」クリスが叫ぶ

その時、タイラントが動いた。
タイラントが見据える先には柏木がいた、だが柏木はすぐに標的が自分じゃ無い事に気付いた。
(・・・麻友だ)
柏木のすぐ後方には麻友がいる、何の武器も持っていない麻友が・・・

そんな事をお構い無しと言わんばかりにタイラントは猛スピードで鋭い爪を麻友に向かい伸ばす
(駄目、躱せないッ!!)麻友は自分目掛け伸びて来る鋭い爪に対して目を閉じ、死を意識した。

ザシュッ!!という鈍い音と共に、何か生暖かいモノが自分に降り掛かってくるのを麻友は感じた
(あぁ・・・死ぬのって思っていた様な痛みは無いんだなぁ。・・・あれ?でも意識はあるよ?なんで?)
麻友は恐る恐る目を開けた、そして目の前の光景に絶句した
322名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 18:39:23.86 ID:tIn2In6L0
【決戦3】

麻友の目線の先。
そこには麻友を呈して両手を拡げタイラントの爪を身体で受けた柏木の姿があった。ポタポタと身体を貫通した爪からは血が垂れている。
タイラントは柏木の身体に刺さった爪を抜き取り、今度はジル達の方へと駆けて行った

身体から爪を抜き取られた際の痛みに柏木は「うっ!」と小さな声を出す。
そしてゆっくりと麻友の方へと倒れていく・・・
麻友は倒れてきた柏木を支えるが声が出ない。いや、涙で声にならない
そんな麻友を見つめながら柏木は優しい声を出す
「・・・良かった。麻友ちゃんが無事で・・・言ったでしょ?何があっても私が守るって・・・」
そう言った後、柏木は笑顔を浮かべる。
麻友は何も喋れない、ただ傷口から溢れて来る血を抑える事くらいしか出来なかった

徐々に柏木の意識が遠くなる、(篠田さんと、たかみなさんが私の名前を呼ぶ声が聞こえるな・・・でも、もう眠いや・・・)

柏木は、今にも消えそうな朦朧とした意識の中で夢を見ていた
ーーーーーーーーー
(目の前に、長い・・・長い階段がある。そっか・・・私死んじゃったんだ・・・まぁ、仕方ないよね・・・)
柏木は目の前の階段を一歩ずつ踏み出した。階段を踏みしめながら思う
(思えば・・・色んな事があったな、まだやり残した事も沢山あったのに・・・)
階段を歩く柏木に強い光が差し込んで来る。
(それにしてもこの階段長いね・・・死んでも楽はさせて貰えないか・・・ははは)
その時だった、柏木の耳にある人物の声が聞こえた
《ゆきりん!!》

(・・・え?この声は優子さん?そっか、優子さんも死んじゃったんだよね、今そっちに行きますから待ってて下さい)
そんな柏木に対して聞こえてきた優子の声は怒りを含んでいた
《ゆきりん!!あんたはまだ此方に来るのは早いよ!!甘ったれてんじゃねぇぞ!!まだそっちで足掻いてみせろよ!!》
優子のその声が聞こえてきた瞬間、足下の階段が消えた。柏木は真っ直ぐに見えない底へと落ちて行く
ーーーーーーー
「痛っ!?」
腹部に走る痛みと共に柏木は現実世界へと戻ってきた。視線の先にはボロボロに泣いている麻友の姿がある、そんな麻友を見ながら柏木は言う

「あはは・・・優子さんに怒られちゃったよ」
323名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 19:33:47.76 ID:M3LNoLs40
敦子おおおおおおおおおおおおおおおお
324名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 19:37:14.83 ID:dOIeye3hO
頼む!続きを…!
325名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 20:29:39.22 ID:iEQCysJUO
優子さん…
326名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 21:11:25.27 ID:tIn2In6L0
【決戦4】

意識を取り戻した柏木の元へ、一早く麻里子と陽菜が駆け付けた
「ゆきりんッ!!」

「・・・どうにか大丈夫です」
柏木はそう言うが表情は苦痛に歪んでいる

「もう、喋らなくていい・・・。後は任せとけ!麻友、ゆきりんの事頼んだよ!」
麻友は麻里子のその言葉にしっかりと頷く

(しかし、どうしたもんかね・・・。あのクリスさん達ですら防戦一方だし・・・)
麻里子はクリス達の元へ駆けながら考えた、何かこの状況を打破できるような物はないかと

その時、隣を走っていた陽菜がある物に気付いた。それを麻里子に伝える
「麻里ちゃん!!あれ使えるんじゃない!?」
陽菜の指差した方にはクレーンに吊り下げられていたコンテナがあった
麻里子は合点がいく
(そうか、あれを使えば・・・でも、あの位置まで『あいつ』を引きつけないと・・・よし!)

決意した麻里子は陽菜に言う
「私が囮になる!私が合図したら、にゃろはゆきりんの銃を使って鎖を撃って!」

陽菜はその言葉に一瞬戸惑ったが、覚悟を決めた麻里子の眼を見て頷いた。
そして、踵を返し柏木の方へと再び駆けて行く

(問題はどうやってこっちへ誘き寄せるかだね、せめてこの散弾銃より威力のある銃があれば・・・)
そう考えた麻里子の脳裏に、ある人物の持っていた銃が思い浮かんだ。だが、その人物は今は床に倒れている

そう、敦子の銃だ。
(あっちゃんの持っていたマグナムなら致命傷になる程のダメージは与えられなくとも、注意は引ける筈だ・・・)
だが、敦子との距離はまだ遠い、急ぎ敦子の元へ駆ける麻里子の目に1人の人物が目に入った。
・・・たかみなだ。たかみなは、敦子を心配してすぐ側に向かっていたのだ、そんなたかみなの姿を見た麻里子は叫ぶ
「たかみなッ!!あっちゃんの銃をこっちに投げて!!」

いきなり名前を呼ばれびっくりしたたかみなだったが、その麻里子の切迫した声を聞き、すぐに行動に移した
「・・・ごめんね敦子、これ借りるよ」

未だ意識の無い敦子にそう告げた後、たかみなは敦子の銃を麻里子へと投げた
327名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 21:58:10.28 ID:WwV+hCPU0
たかみなホント敦子好きなんだなw
328名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 21:59:50.87 ID:tIn2In6L0
【決戦5】

たかみなが投げた銃を麻里子は見事にキャッチした、そしてそのまま銃口をタイラントの方へと向ける

「こっちに向きな化物!!」
バァンッ!!という炸裂音と共にマグナムから弾丸が飛び出し、タイラントの背中へと命中した

背中からまともにマグナムの一撃を浴びたタイラントは、少し前のめりになった後、麻里子の思惑通りこちらへと向き直った

(うひゃー、こりゃ怖いわ・・・でも、やらなきゃね)
改めて正面から見るタイラントの迫力に気押されるが、立ち止まってる場合じゃない、麻里子は目標の場所目掛け走り出した
。完全に麻里子を標的に定めたタイラントは、猛スピードで追いかけて来る

陽菜は柏木の狙撃銃-ドラグノフ-を手に取り、照準を鎖に合わせ麻里子の合図を待つ

余計な迷いを抱かぬように、麻里子の方は一切見ない。それは完全にお互いを信用していないと到底出来ない事だ

(あぁ〜疲れた・・・後少しだ、頑張れ自分!!・・・あっ!?)
麻里子は床の出っ張りに躓き、倒れそうになったがどうにか堪えた。
しかし、その一瞬の隙にタイラントの鋭い爪が迫る。そして、その一撃は麻里子の肩の肉を抉った

「痛ッ・・・くない!!」
無理矢理痛みを堪え、尚も麻里子は走る。
そして、ついに目的の場所へと着いた
(まだだ・・・もうちょい、もうちょい引き付けて・・・)

「陽菜今だッ!!!」
麻里子の声と同時に陽菜は引き金を引いた。
陽菜の放った銃弾は見事に鎖を撃ち抜き、吊るされたコンテナを麻里子とタイラントの頭上へと落とす

ズドォンッ!!という凄まじい衝撃音と共に砂埃が舞い散る
「・・・ふぅ。どうにか当たった見たいだね」
陽菜はホッと一息付くがすぐに表情が固まる

「麻里ちゃん!?」
麻里子がいない・・・
(まさか、一緒にコンテナに巻き込まれたの!?)と陽菜は焦った

だが、次の瞬間コンテナの陰から麻里子が肩を押さえ出てきた
「えへへへ、にゃろちょっと焦ったでしょ?」麻里子は陽菜に向かいそう言った
329名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 22:06:41.38 ID:fNYUsvKO0
麻里ちゃん!!
330名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 22:28:06.29 ID:hfEoJnS10
続きを!
早く続きを下さい!
331名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 23:53:49.55 ID:EPwE7EfN0
>>328
タイラントのイメージ画希望
332名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 00:20:42.37 ID:Mw6TrePK0
【決戦6】

「もぉ〜!!麻里ちゃんのバカ〜ッ!!もぅ知らないよっ!!」陽菜は頬を膨らませソッポを向いた、そんな陽菜を見て麻里子は「うへへへ」と嬉しそうにニヤついている

クリスとジルはその光景を見つめ唖然としていた。
自分達は特に何もする事なく、あのタイラントを倒してしまったからだ
「ははは・・・凄いな彼女達は」

「えぇ、本当に凄いわ・・・信じられない」

「おっと、驚いてる場合じゃないな・・・。ジルは敦子の方に向かえ!俺はこっちの子を連れてく!」
そう言ってジルは敦子の方へ、クリスは柏木の元へと向かった

柏木の元へと着いたクリスはその傷を見て驚いていた(・・・奇跡的に全て急所を外れている、少しでもズレていたら彼女の命は既に無かったであろう)
・・・だが、出血が酷い。
(早く治療しなくては)

クリスは柏木をそっと抱き上げ優しく声を掛ける
「揺れて痛いだろうが、もう少しだけ我慢してくれ。すぐに安全な場所へ連れて行くからな」
そう言って、傍で心配そうに見つめていた麻友と共に出口へと向かった

ジルも時同じく敦子の元へと着いていた、敦子の意識はまだ戻ってはいない。
まず、ジルは出血している箇所を調べた
(頭の裂傷は酷いけど、命に関わるような傷ではなさそうだわ・・・)
と、少し安心した。
そして、すぐに自分の服を切り裂き、それを敦子の頭に巻く

「敦子は大丈夫なんですか!?」
たかみながジルに焦って聞く
「えぇ・・・ひとまずは安心ってとこね。だけど怪我をした箇所が頭だから完全に大丈夫とは言えないわ・・・」

「・・・そんな」
たかみなはジルの答えに肩を落とす。そんなたかみなを見ながらジルは敦子を背負い込んだ

「・・・行きましょう、ここにいては助かる者も助からないわ」
そのジルの言葉にたかみなは静かに頷く

陽菜と麻里子は先に出口へと着いていた
「みんな〜!!早く〜!こっちだよぉ〜!!」
陽菜が急かす、麻里子はそんな陽菜を見つめまだニヤついていた(肩は痛いけど、貴重な、にゃろのツンデレが見れたぞ。うふふふ)そんな邪な考えを抱きながら・・・

全員が外に出た。
最後に処理室の扉を閉めたたかみなの目に一瞬室内で動く物が見えたが、多分気のせいだろうと口に出さなかった、それよりも徐々に大きくなるプロペラ音の方に気を取られた

「どうやら、間に合ったようね」ジルが呟く

クリスはヘリに向かい手を振り誘導する
「バリー!!こっちだ!!」
皆の前にヘリが着陸した。運転席から髭を蓄えた、いかにもワイルドそうな男がクリスに話し掛ける
「クリス!大丈夫か!?おいおい、怪我してる奴もいるじゃねぇか!?よし、早く乗せろ!!」
クリスとジルが手際良くメンバーを乗せて行く、全員が乗った所でクリスがバリーに言う
「バリーすまない、助かったよ。だが時間が無い・・・後少しでこの街は爆発する」

「馬鹿野郎!それを早く言いやがれ!!」そうクリスに吐き捨てた後、バリーは急いでヘリを浮上させた

・・・どうにか終わったな。誰もがそう思ったまさにその時だった
333名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 00:21:16.91 ID:QDbxCuxY0
>>331
ググれ
簡単な事だ
334名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 00:29:44.28 ID:OoiuDz890
まさにその時はよ!
335名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 00:31:34.15 ID:1uLVqrGI0
うおおおおおおお

いつも楽しく読んでますがんばってください
336名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 00:37:21.86 ID:9BAeNXgf0

優子の頭に一抹の不安がよぎる
(考え過ぎじゃなければいいけど・・・今の状態では余計に不安を煽るような事は言わない方がいいな)

優子は、浮かんできた疑問を今は自分の心だけに留めて置くことにした

「ねぇみんな!こっちに裏口があるよ、ここから出よう!」
聞こえてきたのは店内の奥を散策していた麻里子の興奮した声

「待って!まだ開けちゃ駄目!もしかしたら奴等がいるかもしれないし・・・慎重にならないと」
麻里子がおもむろに開けようとした所を敦子が止める

店の入口ではまだ奴等の唸り声や扉を引っ掻く音がする

その音に麻里子はやっと冷静になった
「いやー、すまんすまん、ついね、あはは」
(麻里ちゃん・・・相変わらず能天気だな)

まさか陽菜にこんな事を思われているとは思いもしない麻里子であった

「皆さん、とりあえず今のうちに次の行動を考えましょう。ここもいつまで持つかわかりませんし・・・」
柏木は麻友の頭を撫でながら言う

「流石ゆきりん、相変わらず冷静だね・・・それじゃ、次に取るべき行動を考えよう。幸い奴等は裏口の方にはいなそうだから、そこから出るとして・・・やっぱり目指すのは警察署でいいかな?」
たかみなが切り出す

「・・・そうだね、少なくともここや、路上で逃げ回るよりかは安全だと思うし、もしかしたら助けが来るかもしれないしね」
敦子はたかみなの意見に合意した

「私も賛成〜」
陽菜も心良く?承諾した、相変わらず緊張感はない声だ

「ん・・・?どうしたの優子?」
黙っていた優子に敦子は話しかけた

「えっ!?いやっ、何でもないよ、警察署ね!それじゃ行こうか!」
優子が考え込んでいたのは例の件だ
(もし私の予想が当たって、アレが外にいるのだとしたら・・・)

敦子は普段とは違う優子の様子に気付いたが、置かれてる状況のせいかなと自己解釈してしまった。


一向は裏口の安全を確認してから外へと向かった

337名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 00:37:47.16 ID:9BAeNXgf0
玄関口のゾンビ犬の気配が何時の間にか消えている、どうやら敦子が泣いている間に諦めて何処かへ行ったようだ
(お願いだから、たかみな達の方には行かないでね・・・)相手は動物、しかも理性なんて微塵も感じられない相手だが、敦子は祈るしかなかった

顔を上げ、敦子は辺りを見回す。左前方には大きな扉がある(恐らく、ここが事務所への入り口だろう・・・)
正面には豪華な噴水と女神像がそびえ立ち、さらに奥には左右にシンメトリーに作られた扉がある、二階通路と思われる渡り廊下もここから見渡せる

(・・・広い)
最初に敦子の頭に浮かんできたのはこの言葉だ
外観からは分からなかったが、この警察署がかなりの広さを持っている事に気付く

「こりゃ、想像以上の広さだねぇ・・・」優子が辺りを見渡しながら言う

「ねぇねぇ、見て見て〜!噴水があるよ〜、凄〜い!」陽菜は目の前の噴水にまるで子供のように興奮している

(この状況下でこの緊張感の無さ・・・やはり陽菜は只者じゃない・・・?いや、只の馬鹿なのか?)敦子は心の中で思う

「ねぇ・・・あっちゃんはどう思う?」優子のいきなりの問い掛けにビクッとする、陽菜に対して心で思った事を優子に読まれたのかと思ったからだ。

「え!?なっ、何が?」
敦子は焦りながら聞き返す

優子は敦子の不審な挙動に首を傾げながら続ける
「・・・?。だからぁ、この警察署に関しての事だよ、こんだけ広ければ避難先として使われてそうなのに、ここも全く人のいる気配がしなく無い?」

「あっ!あぁ〜、その事ね!!うん、私もそう思うよ・・・誰か1人くらい逃げて来た人がいてもおかしくないのに、そんな様子は全く無いよね・・・」
敦子は考え込む


『パリーンッ!!』
突如、何処からか聞こえてきた硝子の割れる音に一瞬身構えたが、すぐにこの場所では無い事に気付き一安心する

「・・・ふぅ。どうやら違う場所みたいだね」
優子は胸を撫で下ろす

「って、・・・あれ?にゃんにゃんは?」敦子は陽菜が何時の間にか噴水の前からいなくなってる事に気付く

「お〜い!!2人共〜、こっちこっち、こっちだよ〜!!」何処からか陽菜の声がする

「え?何処??・・・いた」
陽菜は左前方にある扉の中から満面の笑みで手を振っていた

「全くあの子は・・・」
優子は笑いながら呟く

「あっちゃん、とりあえず陽菜を追い掛けよっか!」

「うん、そうだね!」

2人は陽菜の待つ扉へと駆けて行った・・・

338名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 00:38:17.38 ID:9BAeNXgf0
【序章】
どこからか私を呼ぶ声がする

聞き慣れた声

いつも私を安心させてくれる声

私の・・・大好きな・・・大切な人の声だ


「・・・!・・・子!・・・敦子起きて!!」

「・・・んぅ?・・・なんだよぉ、たかみなぁ・・・もう朝なの?」

「敦子!いいから早く起きて!!・・・なんか外の様子がおかしいんだよ!」

たかみなから発せられる声がいつもの優しい声じゃない事に気付いた
・・・何か焦っている?

「・・・うぅん?」
まだ重い瞼を擦りながら敦子は身体を起こした


昨日着いたばかりのラクーンシティ、てっきりリゾート地だと思っていたが海があるだけで至って普通の街だった。
メンバーと軽く観光してみたが特に見はるものもなく、海沿いに建てられたホテルに向かい明日の撮影に向けて早めに寝ていた。
撮影スタッフや同行して来た戸ヶ崎さん達は夜になったら外へ飲みに行くと言っていたのを覚えている


完全に覚醒していない為、頭がボーッとする・・・一体何事なんだろう?そして・・・この音は何?



ーーーーーーーー2週間前
<秋葉原の劇場にて>

「AKB48神7選抜による海外ロケを行う」
全ての始まりは戸ヶ崎支配人から告げられたこの企画だった。
第3回総選挙が終わって一ヶ月、まだ総選挙の余韻が残る中この企画が舞い込んで来た。
ロケ先は今まで私が聞いた事のない『ラクーンシティ』といわれる場所だ。


「優子ならわかるかな・・・」と舞台上でストレッチをしていた優子の元へ向かった。

「ラクーンシティ?う〜ん・・・聞いた事ない場所だね〜。アメリカか・・・ヨーロッパ辺りにあるんじゃね?まっ、久しぶりの海外だし楽しもうぜっ」と、あっけらかんと言われた、流石の優子にもわからなかったようだ。

ちょうど優子の隣にいた陽菜にも聞こうと思ったが、聞かずとも結果は目に見えていたのでやめた、私達が知らない事を陽菜が知ってる訳がない・・・


とにかく、この時にはこんな事に巻き込まれてしまうなんて思ってもいなかった・・・

339名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 00:44:11.56 ID:9BAeNXgf0
全員が裏口を出たその時だった

バターンッ!!

何かが壊されたであろう音が街に鳴り響いた

音の出処を確認するまでも無く、それが先程までいたペットショップの正面扉だというのがわかった

「・・・あ、危なかったね」
小さい声で敦子が麻里子に言う

「これじゃ何処にいても気を抜けないね、あははは・・・笑えない」

「しっ、2人共静かに!最後まで油断しちゃ駄目だよ!」
たかみなが話していた2人を戒める

「あっ、はーい」と、麻里子はいかにも気持ちの篭ってない返事をしたが、そこにはたかみなは触れてこなかった

(・・・さっきまで油断して半泣きになってたのは何処のどいつだよ)と、陽菜はたかみなにツッコミたかったが、流石に空気を読んでやめた

「こっちの通りにはいないみたいだから行くよ!」
優子が先陣をきる

警察署まで向かう途中、度々ゾンビ達を目にしたが、常に警戒していた為どれも何事も無くやり過ごせた

そして一同は無事、警察署の正門へと辿り着いた

『Racoon city police station』

正門の看板に刻まれた文字の所々に生々しい血が付着している

「うへっ、もしかしてここにもいるのかよ?勘弁してよね〜」
優子は堪らず愚痴を吐く

たかみなが門が開くか確認する。
どうやら正門は閉まってはいるが、鍵は掛けられていないようですんなりと入る事ができた

正門を抜けていざ玄関口へ向かおうとした時、麻友が何かに気付き声を発した

「あれ・・・?これって・・・犬の足跡ですかね?」

麻友が指差した場所には確かに犬の足跡がある、だが普通の犬の足跡とは明らかに違う・・・その足跡は血で象られていた

優子の頭に浮かび上がるのは先程のペットショップの檻
「嫌な予感に限って当たるもんだよね・・・」と、小さく呟いた

それと同時に聞こえてくる獣らしき息遣い

「みんな気を付けて!来るよ!」優子の叫びに皆が構える

その獣は前方の茂みから姿を現した・・・。


340名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 00:44:31.04 ID:9BAeNXgf0
全員が裏口を出たその時だった

バターンッ!!

何かが壊されたであろう音が街に鳴り響いた

音の出処を確認するまでも無く、それが先程までいたペットショップの正面扉だというのがわかった

「・・・あ、危なかったね」
小さい声で敦子が麻里子に言う

「これじゃ何処にいても気を抜けないね、あははは・・・笑えない」

「しっ、2人共静かに!最後まで油断しちゃ駄目だよ!」
たかみなが話していた2人を戒める

「あっ、はーい」と、麻里子はいかにも気持ちの篭ってない返事をしたが、そこにはたかみなは触れてこなかった

(・・・さっきまで油断して半泣きになってたのは何処のどいつだよ)と、陽菜はたかみなにツッコミたかったが、流石に空気を読んでやめた

「こっちの通りにはいないみたいだから行くよ!」
優子が先陣をきる

警察署まで向かう途中、度々ゾンビ達を目にしたが、常に警戒していた為どれも何事も無くやり過ごせた

そして一同は無事、警察署の正門へと辿り着いた

『Racoon city police station』

正門の看板に刻まれた文字の所々に生々しい血が付着している

「うへっ、もしかしてここにもいるのかよ?勘弁してよね〜」
優子は堪らず愚痴を吐く

たかみなが門が開くか確認する。
どうやら正門は閉まってはいるが、鍵は掛けられていないようですんなりと入る事ができた

正門を抜けていざ玄関口へ向かおうとした時、麻友が何かに気付き声を発した

「あれ・・・?これって・・・犬の足跡ですかね?」

麻友が指差した場所には確かに犬の足跡がある、だが普通の犬の足跡とは明らかに違う・・・その足跡は血で象られていた

優子の頭に浮かび上がるのは先程のペットショップの檻
「嫌な予感に限って当たるもんだよね・・・」と、小さく呟いた

それと同時に聞こえてくる獣らしき息遣い

「みんな気を付けて!来るよ!」優子の叫びに皆が構える

その獣は前方の茂みから姿を現した・・・。


341名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 00:53:25.67 ID:G0f0vhSt0
トラックがブオーンと低い音を立てて閑静な住宅街の道路を走り去っていく。
その直後に布団からはね起きる太った中年オヤジ。
慌てて黒縁の眼鏡をかける。
「なんだ 夢か。変な夢だったな。」
ボソッとつぶやくと隣の部屋から妻の声がする。
「あなた、御飯よ」
外ではすずめがチュンチュンと鳴き、太陽は輝いていた、
「今行くよ、麻巳子」   (完)
342名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 01:12:21.49 ID:41gjqpRh0
うざいのがいるから>>4酉つけてくれ
343名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 01:31:58.77 ID:Mw6TrePK0
【悲愴】

ドォォンッ!!という豪快な音を立てて処理室の壁が崩れた
クリスは最初、爆弾がもう爆発したのかと思ったが、すぐにその音の正体に気付く
「・・・奴だ」
クリスが呟いた
そう、タイラントはまだ死んではいなかった。タイラントはコンテナに潰された両腕から長い紫色の触手を伸ばしヘリの脚に絡み付いてきた
もう既に人の形状はなしていない、正真正銘の化物だ。

ガクッとヘリの高度が落ちる
その揺れで敦子の意識は戻った。しかし、目も開けられず声も出せない、意識だけがそこに覚醒していた

バリーが操縦席から叫ぶ
「ッ!?なんだ!?そっちで何が起こってる!?」
クリスが答える
「奴だ!タイラントだ!!あのくそったれな洋館から戻ってきやがった!!」
バリーはその言葉に反応した
「ふざけんな!!あいつが生きてやがっただと!?くそっ!何でもいいが早く何とかしねぇと、ヘリが堕ちるぞ!!」

バリーが言うまでもなく既にクリスとジルはタイラント目掛け発砲していた。だが、全く効かない
「後少しだっていうのにふざけんじゃねぇぞ!!」クリスがタイラントに叫ぶ
「もっと・・・もっと強い衝撃を奴に与えないと・・・」ジルが呟く。
麻友、麻里子、陽菜は重体の柏木を、たかみなは敦子を落ちない様に必死になって支えていた。
その時、ジルの呟きがたかみなの耳に入る
(もっと強い衝撃・・・?)
たかみなは思い出した、自分のポケットの中に入っていたある物を・・・手榴弾だ

(これを投げれば・・・否、投げちゃ駄目だ。万が一外したら全員が犠牲になってしまう・・・)
たかみなは目を覚まさない敦子の顔をさすり1人決意する。
敦子に意識はある、だが身体はなに一つとして動かない
たかみなが敦子に向け話し出す
「敦子・・・。悲しいけどお別れの時が来たみたいだよ・・・」
(・・・え?たかみな何を言っているの?)
「初めはAKB48の一期生として、私達は出会ったんだよね・・・」
(・・・たかみな?)
2人の間だけまるでスローモーションのように時が流れる
「うれしかった時や悲しかった時、よく一緒に泣いたよね、大体私の方がボロボロに泣いてたけどね」そう言い、たかみなは笑った
(待って!?たかみな何しようとしてるの!?)
「・・・はぁ。まだまだ話したい事いっぱいあったけど、もう時間がないみたいなんだ・・・」
(たかみな!?待って!!ッ動いて!お願いだから私の身体動いてよ!!)
たかみなは自分のリボンを外し敦子の手に握らせた
「最期の言葉になりそうだ・・・。敦子・・・大好きだよ。今までも、そしてこれからも・・・」
(たかみな!やめて!!お願いだから!たかみなぁぁぁああ!!!!)

たかみなは敦子の心の悲痛な叫びも虚しく、手榴弾のピンを抜いてタイラント目掛けヘリから飛び降りた
クリスがたかみなに気付き、手を伸ばした時にはもう既にたかみなは外へ飛び出していた
突如、激しい閃光と爆発が起こりタイラントの触手が千切れた、そしてヘリが急上昇する。その音は敦子の耳にも入って来た
(・・・ッ!?いやぁぁぁあああ!!!!)
敦子は余りのショックに再び意識が遠のいた。
いきなりの爆発音の後に急上昇したヘリを疑問に思い、メンバーが振り向く。そして陽菜がまず先に気付いた
「・・・あれ?たかみなは・・・?」
その問いにクリスは答えない
「ねぇ!?たかみなは!?」
クリスに陽菜が突っかかる
そんな陽菜の肩を麻里子が掴む、そしてクリスの様子から全てを悟ったかのように無言で首を横に振る
「・・・そんな」
陽菜は膝から崩れ落ちた、麻里子と麻友の目にも涙が溢れている
クリスが口を開く
「彼女は・・・自分の命を掛けてまで俺達を救ってくれたんだ・・・俺達にできる事、それは彼女の思いを絶対に無駄にしてはいけないという事だ・・・」
そう言ったクリスの目にも涙が浮かんでいた・・・徐々に遠ざかる街から次々と爆発音が聞こえてくる、まるで悪夢のような一日はここで終わった・・・。
344スケ:2012/02/25(土) 01:34:50.71 ID:Mw6TrePK0
>>342さん。何故か過去の文章が乗っけてありますねwwこれからは↑で載せます。もう終盤ですがw
345名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 01:44:00.15 ID:6r/OwQaR0
たかみなあああああああああああ…
346名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 01:46:23.85 ID:OoiuDz890
うわあああああああああああああああああ
347名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 01:47:19.08 ID:9BAeNXgf0
>>344
コテじゃなくて酉だっつうんだよ
348名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 01:47:28.10 ID:41gjqpRh0
>>344ありがとう

たかみなぁぁぁああぁっ!!!

349スケ:2012/02/25(土) 01:48:54.59 ID:Mw6TrePK0
本日の更新はとりあえず以上です、大方の予想通りの展開になってしまいましたが・・・wwまた明日更新させて頂きます
350sa545TUPO:2012/02/25(土) 01:51:25.83 ID:Mw6TrePK0
>>347こう言う事であってますか?
351名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 01:52:29.21 ID:OoiuDz890
>>349
ありがとう!
明日楽しみにしてるよ〜!
352名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 02:15:08.62 ID:DCiuGynt0
たかみなああああああああ
ちくしょう・・・次が楽しみだ
353名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 06:58:29.39 ID:bGB5EnqD0
>>350

1.名前欄に名前を入力する。(必要が無ければ入力しなくてもよい)

2.名前の後に"#"を入力し、続いて「Wikipedia」など好きな文字列(トリップキー)を入力する。

3.書き込む。

このトリップキーの場合は、名前の後に『◆Ig9vRBfuyA』と表示される。これがトリップである。
354名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 10:53:15.08 ID:ac2Hb+ogO
保守
355名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 12:26:59.84 ID:l8K4jCkF0
356名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 13:54:14.45 ID:CHR08cZU0
357名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 14:09:43.41 ID:Mw6TrePK0
>>353さん。わざわざ教えて頂きありがとうございます。ですが、もう終盤なのでこのままいこうと思います。
358名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 15:06:25.06 ID:Mw6TrePK0
【終焉】

『敦子・・・敦子起きて・・・』

どこからか私を呼ぶ声がする

聞き慣れた優しい声

いつも私を安心させてくれる声

私の・・・大好きな・・・大切な人の声だ

・・・でも、もうその大切な人はいない

・・・この世界にはいないんだ。


敦子は頬に伝う涙と共に目覚めた。
(・・・ここは・・・何処?)
傍で敦子の看病をしていた麻里子は、敦子が目を覚ましたのに気付いた
「!?、あっちゃん!!・・・良かった・・・本当に良かったよぉぉ」
あの麻里子が泣いている、敦子の身体に抱き付き、その身を震わせていた。
「・・・麻里子、重いよ」
その言葉に、ハッと麻里子は敦子の身体から離れる
「えへへへ、ゴメンよあっちゃん。・・・皆を呼んでくるからちょっと待っててね!!」
涙を拭いながら麻里子はそう言い、部屋の奥へと駆けて行った

敦子はベットから半身を起こし自分の寝ていた部屋を見渡す。
そこには、綺麗に整頓された本棚やクローゼットがある
(・・・病院では無さそうだな、誰かの家?)
その時、バタバタと奥から急いで駆けて来る足音が聞こえた
先陣を切って陽菜が飛びついて来る
「あっちゃん!!良かった〜、いつ迄も目を覚まさないから死んじゃったのかと思ったよ〜」
(・・・勝手に殺すな)
敦子は視線を奥にやると、次々と人が入ってくるのが見えた
(麻友に麻里子、クリスさんにジルさん、そして・・・バリーさん?だったかな?)
みんなが嬉しそうに敦子を見ている
「あれ・・・ゆきりんは?」
そう、柏木がいない
「・・・」
その質問に陽菜は黙り込む
「・・・まさか、ゆきりんまで?」
敦子が最悪の事態を想像したその時だった

「・・・小嶋さん、勝手に死んだようにしないで下さい」
奥から遅れて松葉杖をついた柏木がゆっくりと歩いて来た。
敦子はパーンッと陽菜の頭を引っ叩いた
「痛いよ〜。あっちゃん何するの〜」
クリスはそんな光景を見て笑っていたが、やがて真顔になり敦子へと話し掛ける
「ここはバリーの家だ、病院に連れていった所で怪しまれるだけだからここを選んだ、幸い治療道具ならここに沢山あるからな。
そして・・・ここから言う事は心して聞いてくれ・・・」

「・・・知ってます」

「・・・え?」
敦子はクリスの言葉を遮った、クリスがこれから言おうとした事がもう既に知っている事だからだ。
クリスは敦子を見た。
敦子の手にはしっかりとリボンが握られていた、リボンを持つ手は震えている。それを見てクリスは理解した
「・・・そうか。すまなかった、君達全員を救う事が出来なくて・・・」そう言ってクリスは黙り込む、その表情は悔しさに溢れていた
359名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 16:47:14.39 ID:4kFuUkjj0
保守しときます
360名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 17:16:15.16 ID:LACFMTkdO
ほす
361名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 18:13:23.88 ID:Qp6fZbgq0
バカリボざまああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
362名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 18:20:49.99 ID:Mw6TrePK0
【過去】

ふいにバリーが口に出す
「なぁ、クリス。とりあえず全員揃った所で、あの街で何が起こったのかを教えてくれ。『洋館事件』の再来なんて言われても俺にはさっぱりわからんのだよ、それに彼女達がいる理由もな」

クリスはバリーの言葉に頷き、話す
「あぁ、そうだな。敦子達には一度話したが・・・君達もまだ真相は知らないのだろ?」
そう言って、麻里子や柏木を見る
2人はそれに黙って頷く

「・・・今回の事件の事を話す前に、まずは全ての始まりから話さなければならない、ジルやバリーも知ってる『洋館事件』の事からだ」
そう言って、クリスは語り出した
「全ての始まり・・・それはラクーンシティ郊外にある、アークレイ山地で起きた住民が何者かに喰い殺されるという猟奇事件の多発からであった。
その異常な事件にも関わらず、全く犯人は見つからなかったんだ。そこで、ラクーン市警は特殊作戦部隊《S.T.A.R.S》を派遣させた、・・・つまり俺達だ。
その時はすぐに収まる事件だと思っていたよ・・・だが、先遣隊として先に赴いたチームからの通信が夜にいきなり途絶えた。事態を重くみた俺達αチームはすぐに捜索へと向かった。そして、暗闇の山中を捜索中に出会ったのが君達もよく知る・・・『ゾンビ』だ」

クリスはここで一呼吸置いて周りを見渡す、麻里子達は真剣な目でクリスの話を聞いていた

「・・・ふぅ、続けるぞ。
そして、いきなりのゾンビの襲撃にあった俺たちは、混乱の中、ひっそりと山中に佇んでいた謎の洋館へと逃げ着いた。
その洋館がこの一連の事件の発端だとも知らずにな・・・。
そして、洋館内を探索中に当時、俺達αチームの隊長であった『アルバート・ウェスカー』が忽然と消えた・・・」
クリスがその名前を出した途端、バリーは壁を殴り「・・・そうだ、あのクソ野郎が!!」と呟いた
そんなバリーをジルが落ち着かせ、尚もクリスは続ける
「・・・俺達はウェスカーは死んだと思っていたよ。
現に、その洋館で次々とゾンビに襲われ仲間が命を落としていったからな・・・。
そして、洋館を探索中に地下室を発見した。初めて見たときは驚いたよ、そこは只の地下室では無かった・・・一連の事件を起こさせた原因のウイルス、『T-ウイルス』を製造していた研究所だったんだ」
363名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 18:51:36.90 ID:Mw6TrePK0
【過去2】

「T-ウイルスに感染した者は徐々に脳細胞が死滅し、やがてゾンビになる・・・。空気感染から血液感染等、発症のパターンは多々ある。そして、そのT-ウイルスを製造していたのが『製薬会社アンブレラ』という所だ」

柏木は覚えのある言葉を聞き、ある事を思い出していた
(そうだ・・・署長室で見たあの紙に書かれていた会社だ!!)

クリスは続ける
「アンブレラはその研究所で製造したT-ウイルスを使い生物兵器を作り出そうとしていた、それが『B.O.W』(Bio Organic Weapon)と言う物だ。ゾンビやゾンビ犬、そしてあのタイラントがこれだ・・・」

クリスは少し黙った後、また話し出した
「その研究所を調べていく内に色々な事が分かったよ。
そのT-ウイルスを使って、アンブレラが世界を混乱に巻き込もうと画策している事・・・そして、その計画に元隊長ウェスカーが裏で糸を引いていた事もだ。
その事実に気付いた俺やジルはその洋館を脱出しようとしたが邪魔が入った、それは死んだと思っていた筈のウェスカーだった。
事実に気付いた俺達を消そうと、研究中であったタイラントを用いてきた。だが、タイラントは暴走を起こしてウェスカーを切り裂いた・・・ここで完全に奴は死んだと思っていたよ。
そしてその後、俺達はどうにかタイラントを打ち破りその洋館を脱出した・・・。
ここ迄が『洋館事件』の全貌だ」

黙って話を聞いていた陽菜達に汗が浮かぶ。
そして、クリスは今回の事件の事について語り始めた。いよいよ真相に迫る
364名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 19:47:35.46 ID:AApJwYBf0
この流れは松葉杖のゆきりんに変わってチームBは増田がまとめていたとなるわけだ
365名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 20:26:10.90 ID:uD4YVr+60
ん、まだこれから展開があるのか?
366名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 20:44:44.61 ID:Mw6TrePK0
【真実】

クリスはバリーに向かい言う
「まずは、俺達《S.T.A.R.S》に起きた事から話す。
俺達は深夜に入った緊急無線により出動した、要件は街で謎の集団に襲われているとの事だった。
だが、俺達が現場に駆け付けた時にはもう既に惨殺された死体しか無かったんだ・・・そしてその後、いきなり現れたゾンビに襲撃され俺達の隊は散り散りになった」
ジルもそれに頷く
その話に思わずバリーは息を飲む

「その後、どうにか俺は1人警察署へと辿り着いた。そして無線で応援を呼ぼうとした。
・・・だが、何故か無線は一切繋がらなかった。これはバリーも分かるな?」

クリスの問いにバリーは答える
「・・・あぁ、ジャミングされていたからな」

「そこで、俺は置かれてる状況がおかしい事に気付いたんだ。
あの洋館事件から半年以上経った今、何故ピンポイントでこの街にゾンビが現れたのか?そして繋がらない無線・・・。
偶然にしてはでき過ぎているとな・・・そして思い浮かんだ人物があのウェスカーだ。
あいつが生きていて、街にT-ウイルスをバラ撒き、俺達に復讐する為に動いたと考えれば、全て合点がいくんだ」

「・・・ッマジかよ!?・・・だが、彼女達はなんだ!?全くあの事件には関係ない筈だろ!?それに、あの街にT-ウイルスがバラ撒かれたとしたら彼女達は何故ゾンビになっていない!?」
いきなりバリーに指を差された敦子達はビクッとした

「・・・落ち着けバリー、それは今から説明する」
クリスはバリーを宥めた後、語り出す
「・・・正確に言えば、彼女達は巻き込まれただけだ。
いや、奴の事だ・・・もしかしたら彼女達も利用して俺達に襲わせようとしていたのかもしれないな」
クリスはチラッと敦子達を見た

「直接的に彼女達があの洋館事件に関わっていた訳では無い、彼女達も知らない内に間接的に関わっていたんだ・・・。
バリーやジルは知らなかったと思うが、俺はあの事件の後、個人で色々とアンブレラについて探っていた・・・その時アンブレラ内部から情報を俺にリークしていた人物がいた。
その人物こそが、彼女達の師でもある『秋元康』という男だったのだ」

思わぬ所で出てきた秋元の名前に麻里子と麻友は驚く。
敦子と陽菜だけは既に聞いていた分驚かなかったが、柏木も何故か落ち着いていた。ある程度の事までは柏木の中で整理できていたからだ
(まぁ・・・そんなとこだろうね)
367名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 20:54:13.12 ID:/jhFzixF0
うむ
いよいよ謎解きだな
もう今まででほとんど答えは出ているっぽいが
368名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 21:52:36.78 ID:Mw6TrePK0
【真実2】

「秋元康と言う人物が何故アンブレラに所属していて、そして俺に対して情報をリークしてきたのかは彼にしか分からない。
だが、間違いなく彼は敵では無かった。
・・・もしかしたら最初からアンブレラの計画を阻止しようと潜入していたのかもしれない。
そして、俺に情報をリークしていた事がウェスカーにばれた・・・。
そこで、組織への裏切りの見せしめとして秋元の教え子でもある彼女達をこの死の街へと向かわせたとしたら?」

「・・・ッ!」
バリーは言い返せない、クリスの言っている事の全てが正しく感じられたからだ。だが、一つだけ疑問が残る

「彼女達がラクーンシティまで連れてこられた理由はそれであっていたとしよう・・・だが、彼女達がT-ウイルスに感染しなかったのは何故だ?」

「それは彼女達に聞けば分かる・・・陽菜!!確か君は、ラクーンシティに来る前に注射を受けたと言ったな?」
いきなり名前を呼ばれた陽菜は驚く
「ふぇっ!?は、はい。病気予防って言われてメンバー全員が注射を受けました」

バリーは気付く
「まさか・・・それが!?」
クリスは静かに頷く
「あぁ、T-ウイルスに対するワクチンだ。恐らく秋元はウェスカーにばれていた事も分かっていた。そして、彼女達をラクーンシティに連れてこさせる事が罠だと言う事も・・・
だから先に手を打っていたんだ、ウェスカーもまさか秋元がそこまで考えているとは思ってなかっただろうな・・・」

クリスは少し黙った後、言う
「・・・今言った事全てが俺の勝手な推測に過ぎないが、これが今回の事件の真実だと思う」

「・・・私もそうだと思います」少しの沈黙の後、柏木が言う

「ゆきりん?」
麻里子が不思議そうに聞く

「私と麻友と・・・たかみなさんが、署長室で見つけた紙にはそれらしき事が書いてありましたから」
その言葉にクリスは反応する
「署長室だと?・・・そうか、ブライアンもグルだったのか・・・どうりで俺の邪魔ばかりする筈だ」
クリスは続けて言う
「・・・どうやら間違い無さそうだな。バリー、お前も納得しただろ?とりあえず今は彼女達を休ませよう・・・信じられない事ばかりで頭がこんがらがっていると思うからな。
みんな・・・今は休め」
そう言い、クリスはジルとバリーを連れて部屋から出ていった
369名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 22:24:27.05 ID:Mw6TrePK0
【道】

部屋に敦子達だけが残った、皆一様に黙り込む

クリスから告げられた真実はそれ程重い物であった。
全てを一早く理解した柏木ですら完全に受け入れる事は出来ない

麻里子は少しでも重い空気を変えようと話し出す
「で、でも秋元先生に捨てられた訳じゃ無かったからそれだけでも良かったじゃん!?ほら、みんな無事だっ・・・ゴメン」
完全に麻里子は余計な事を言ってしまった
更に空気が重くなる

(そうだ、今回の一件のせいで2人も大事な・・・大切な仲間を失ってしまった・・・。そして、ゆきりんは深い傷を負い、麻里子ですら肩に怪我をしている。下手をすれば皆死んでいたんだ・・・)
敦子は気を落としながら思う

(でも・・・今更悔いても仕方ないんだ、全ては起きてしまった事なのだから。そして2人はそんな事を望んでいない・・・)

ふいに麻友が口に出す
「私達・・・これからどうなるんですか?」

「一応、死んだ事になっちゃうのかな〜?」
陽菜が答える
「クリスさんの話を聞いた限り、死んだ事にした方が都合は良さそうでしたね・・・」
柏木が言う

「・・・もう日本に帰れないの?」
そう言った麻友は今にも泣きそうだ

「クリスさん達に頼めば帰れないって事は無さそうだけどね・・・」
麻里子は麻友に言う

再び沈黙に包まれた

「・・・ねぇ、みんな?」
その時敦子が口を開いた、それはたかみな・・・否、優子を失った時から既に心の何処かで決意していた事なのかもしれない。敦子は有りのままの思いを皆へとぶつけた
370名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 23:12:59.17 ID:1uLVqrGI0
371名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 23:15:48.28 ID:Mw6TrePK0
【道2】

日本に衝撃が走った
どのメディアもその記事を取り上げている
《米ラクーンシティが謎の消滅!?現地にいたAKB48のメンバーも未だ行方不明》
人々はそれを深く悲しんだ。だが、時と共にそれは忘れさられていった。
ーーーーーー半年後.アフリカ南部

バァンッ!!
重い破裂音が廃れた街に響き渡る、前方にいたゾンビが倒れていく
「・・・よし、次。」

「前田さん次は3時の方向に、二体です」

「わかった」
敦子は言われた方向に駆けて行く
「ふぁ〜あ・・・眠いよぉ〜」

「小嶋さん、欠伸してる場合じゃ無いですよ。1時の方向に一体、4時の方向に三体です」

「えぇ〜なんか私のとこだけ多くない?」
陽菜はそう言いながらも、二刀流のベレッタを腰から抜きゾンビに向かい放つ
「ゆきりん、3時の方向500M先に二体いるよ」

「・・・了解」
柏木は屋上に固定した狙撃銃-ドラグノフ-のスコープを覗き込み弾を放つ、500M先のゾンビの頭がはじけ飛んだ

「うひょ〜、流石ゆきりんだね〜。しかし麻友もよく分かるね、衛星からの映像ってそんな鮮明に見えるもんなの?」

「篠田さん・・・科学の進歩を舐めないで下さい!あっ、真後ろから迫ってますよ」

「うぉい!?それを早く言ってよね〜」
麻里子はすっかり定着した散弾銃べネリM3Sをゾンビに向かい放つ
「最近麻友・・・私に冷たくない?」
「そんな事ないですよ」
そう静かに言い返す麻友の目の前には、幾つものモニター画面と数種類のキーボードが置いてある、麻友はそれを両手で巧みに操作していく
(マニアって本当凄いよね・・・)
「篠田さん何か言いましたか?」

「いえ!言ってませーん!!」

「・・・皆、本当にこれで良かったの?」無線機越しに敦子が語り掛ける
「え?何が〜?」
陽菜が尋ねる
「日本に帰るって言う選択肢もあったのに、私の我儘で・・・」

「我儘なんかじゃ無いですよ・・・皆で決めた道です」
柏木が答える
「そうそう、後悔なんて一切してないよ」
麻里子は得意気に答えた
「・・・みんな」

そう、敦子達は戦う道を選んだ。もう、二度と悲劇を繰り返さない為に・・・

「干渉に浸ってる所申し訳無いですが、衛星がバイオハザード警報をキャッチしました。場所は・・・日本。・・・秋葉原です」
「・・・案外早かったね、まぁ向かいますか!」

皆は日本へと向かった・・・目指すは私達の原点、秋葉原だ。
372名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 23:22:36.76 ID:1uLVqrGI0
おもしろかった!
373名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 23:24:09.11 ID:Qp6fZbgq0
BRUみたいやな
374名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 23:32:18.18 ID:9Rq3hw1d0
これからどうする
375名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 23:33:05.32 ID:bGB5EnqD0
秋元が板野に託した手紙は?
376名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 23:35:22.87 ID:OoiuDz890
まだ終わってないね
377名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 23:35:33.68 ID:NTHrsIRf0
ともちんはどこに行ったんだあああ?
378名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 23:37:42.58 ID:P5uHUMU10
続きはよ〜\(//∇//)\
379名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 00:05:46.67 ID:ZpJIK9rF0
【手紙】

板野は咥えていた歯ブラシを思わず落とした
「・・・はぁ?」

朝起きてたまたまつけたTVで流れているニュースには《速報!!AKB48のメンバーが海外で行方不明!?》
と流れている

(え?意味がわかんないんですけど・・・)

唖然としている板野に着信が入った
表示画面には(とも〜み)と出ている

「・・・もしもし」

「ともちんニュース見た!?」

「うん・・・今見たけど」

「何でそんな落ち着いてるの!?大変な事が起きてるんだよ!?」

「え?これマジなの?」

「ニュースになってるんだから冗談な訳無いでしょ!?とにかく今すぐ劇場まで皆で行こうよ!!」

「わ、分かった、すぐ行くよ」
そこで携帯が切れた
(え?え?一体どうなってんの?行方不明って・・・あっちゃんやたかみなは?)
ようやく事の重大さを理解した板野は焦る
(と、とにかく今すぐ劇場に行かないと・・・)


劇場には既に何人かのメンバーが集まっていた。皆顔が青ざめている
「ともちん!!」
板野はいきなり名前を呼ばれて驚いた、この声は・・・河西だ
「とも〜み、何がどうなってんの!?」

「そんなの私にも分からないよ!でも現地に行ってるメンバーは・・・」

ざわつく劇場に1人の人物が入ってきた
(あれ?何でこの人がここに?)
そこに現れたのはSKE48の支配人、湯浅だった

湯浅が青ざめた顔で集まった皆に説明する
「えー・・・皆も既に知っていると思うが、海外に向かったメンバーが今、行方不明になっていてその中にはここの支配人戸ヶ崎も入っている・・・
代理で私がここに来た訳だが、実は秋元先生にも連絡が一切着かないんだ、すまない・・・詳しい事が分かるまでは各自自宅で待機していてくれ・・・今日はここで解散だ」
そう言って湯浅は奥へと消えていった。
集まったメンバーに動揺が訪れる、中には泣いている子もいた
「ともちん・・・」
急に声を掛けられた、才加だ、それに佐江もいる
「どうしたの?」
「いや、どうしたのじゃ無いだろ!?敦子や優子、みなみも行方不明なんだぞ!?」そう言って才加も泣き出した、佐江がそれを宥める
「・・・そんなの私だって分かってるよ・・・でも私達には何もできないでしょ」
そう言った板野の目にも涙が浮かんで来ている

その時板野はある事を思い出した(そうだ手紙だ!あの時貰った手紙に何か書いてあるかも!?)
「ごめん才加、私先に家に戻る!」

板野は急いで家へと駆け出した
380名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 00:10:25.15 ID:cZ7LwuMw0
いよいよクライマックスか楽しかったぜ
381名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 00:32:12.72 ID:ZpJIK9rF0
【手紙2】

(くそっ!どこに閉まったんだっけ!?ここでもない、ここでもない・・・何処だ!?ここか!・・・あった!!)

板野は戸棚に仕舞い込んでいた手紙を発見した
呼吸を落ち着かせ手紙を開く

『ー板野へー
お前がこの手紙を読んでいると言う事は私はもう、この世にいないという事になる・・・。できればそんな自体は防ぎたがったがな。
いきなり言われても到底理解出来ないと思うが、ここに書かれている事を心に刻んで置いてくれ、これは全て真実だ。
まず、俺はアンブレラと言う海外の製薬会社に内偵として潜入していた、その会社で行われていたのは人道を外れた研究。
人間を殺しゾンビにしてしまうという殺人ウイルスを製造していた。
俺は内部の情報をある人物に流していた、そいつは信用の置ける人物だ。だが、ついに俺が内偵していた事がばれてしまった。
今回の前田達が行ったロケはその組織の罠だ、だがそれを拒否すると日本全体へとその殺人ウイルスをバラ撒かれてしまうかもしれない、そう危惧した俺は、罠だと分かっていてもその企画を受けた。
せめてもの罪滅ぼしとしてお前達48メンバーにはその殺人ウイルスに対するワクチンを既に打っている。
前田達がその状況で生きていけるかは俺にもわからない・・・だが、俺は彼女達の可能性に賭けた。俺のせいで巻き込んだ形になってしまってすまない・・・最後になるが、俺はお前達にならどんな壁でも破れると信じている。どんな状況でも諦めるな!!』
手紙はここで終わっていた

「殺人ウイルス?アンブレラ?・・・何それ?そんなの私に残されても分かる訳ないじゃん!?ふざけんな!!」
板野は目の前にあった目覚まし時計を壁に思い切り叩き付けた、ガシャッという音とともに時計は砕け散った

「・・・あっちゃん」
膝から崩れ落ちた板野はそう呟いた
382名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 00:33:59.03 ID:BZuCfH9v0
いやしかし面白かった!

ともちんw
383名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 00:37:40.39 ID:21SkFvTy0
これもう残さないの?スレ落ちたら終わり?
384名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 00:44:32.44 ID:zPQvWFl70
読んでる途中だから保守
385名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 00:50:47.27 ID:ZpJIK9rF0
>>4です。本当は板野編もう少し書こうと思ってたんですが、切りがいいのでここでストップしようかなと思います。

途中展開を急ぎ過ぎてグダグダになってしまったり、本作キャラを出してしまった為、訳わかんなくなったりww
AKBだけだったら大分楽だったんですけどねww
とりあえず《ラクーンシティ編》はこれにて終りです。もしかしたらまだ回収してない伏線があったかもしれませんが・・・

次は《秋葉原編》になりますが(構想はもう出来てます)アメブロにでも移ろうかなと思います《ラクーンシティ編の改変したのも載せやすそうなので》
保守して頂くのも大変だと思いますし。・・・拙い文章でしたが今迄保守してくれた方、感想をくれた方どうもありがとうございました!!文章力を上げて出直して来ます!
386名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 00:55:22.80 ID:aFno6beK0
面白かった
もし続きアメブロでやるなら見たいです
387 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/26(日) 00:56:47.90 ID:2fAcgqt40
めっちゃ面白かったです!
秋葉原編もぜひ見たいのでアメブロだと
どう検索して見ればいいのか教えて下さい!
388名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 00:58:24.79 ID:ZpJIK9rF0
>>4です。アメブロまだやった事ないんでまだわかりませんが恐らくバイオ+AKB48とかになるのかなと思います
389名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 01:55:24.35 ID:Yo0qC9Tx0
>>388
待ってまーす
390名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 02:18:56.91 ID:HpOfZmPT0
まだ読んでるから保守
391名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 02:45:23.44 ID:HpOfZmPT0
まだ途中
392名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 02:57:28.51 ID:/ocUd/gP0
ほんと面白かった〜!
アメブロも楽しみにしてます!
393名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 02:58:06.08 ID:vuo85HbrO
秋葉原編はよ
394名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 03:22:58.19 ID:HpOfZmPT0
今読み終わった
いやー面白かった
395名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 04:14:09.26 ID:o0dEM3kY0
やべえ終わってたのか
まだ読んでねえよw
396名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 04:38:26.41 ID:ehbepvHNO
地下板最後のSSスレが・・・・orz
397名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 05:57:22.10 ID:uJEp02wq0
乙でした
398名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 07:47:59.34 ID:2fAcgqt40
秋葉原編が楽しみすぎるぜ!
399名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 07:55:50.17 ID:l7xRs76g0
オチが微妙乙
400名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 08:16:30.05 ID:iJE6G4+I0
途中までしか読んでないけど優子だけ死んだの?
401名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 08:18:10.56 ID:QSEWo0dc0
なんか進んでるから覗いてみたらこんな内容w
402名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 08:18:37.10 ID:ho1Uw3Em0
読めばいいじゃん
403名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 10:28:30.41 ID:rsFLisWg0
>>399
秋葉原編に繋げるからだろう
>>371がオチの方がおさまりはいいのは確かだな

>>400
ああ、犯人は米沢だからな
404名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 13:11:42.30 ID:y2KISnbVO
いまから読み始めるわw
405名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 18:29:09.30 ID:ho1Uw3Em0
406名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 18:43:21.37 ID:cUr403aHO
面白かったよー
407名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 18:45:59.57 ID:5Q8qxVEv0
俺もこういうやつ書こうと思ってたから勉強になった
408名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 19:21:12.89 ID:ZpJIK9rF0
iPhoneだとアメブロに書きづらいと言う事実・・・泣

改めて読み返してみると、やっぱ色々と謎な文章がww
最初のサイレンはどうした?とか・・・

これで完結だったら
『彼女達の戦いは終わらない・・・その背中に輝く《S.T.A.R.S》の文字と共に・・・』
とかで、多分終わらせたかなと・・・。

とりあえずは《ラクーンシティ編》の再構想から始めます
409名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 19:25:25.40 ID:L7jGc4Ed0
>>408
ありがとー楽しめたよ
欲をいえばちんと敦子の再会が早く見たかったねー
410名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 19:38:13.46 ID:2fAcgqt40
>>408
じゃあまたスレ立てて書いて下さい!!
絶対読みます!!
1つ気になるんですが
敦子はどの位目覚めなかったんですか?
日にちの経過がわからなくて…
411名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 20:16:22.85 ID:5Q8qxVEv0
で、このスレどうするんだよ
412名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 20:50:03.61 ID:ZpJIK9rF0
>>409さん。敦子達とともちん達は別の時間軸にいたので、会えるかどうかは展開次第なんですよ

>>410さん。元々自分が立てたスレじゃないんでww。iPhoneなんで立てられないですw敦子が目覚めたのはクリスの言葉からして、一応ニュースになる前です。つまり半日以上、2日未満ですwwここら辺ボヤかしてます。
「○日間目覚めなかったんだ」とか台詞を入れれば良かったですね。すいません

>>411さん。そ、その内落ちるかと・・・
413名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 21:00:51.95 ID:ho1Uw3Em0
>>412
続編始まるまで保守して
新スレ立ててそこへ誘導して続編はじめますか?
その後はこのスレ放置で
414名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 21:05:19.55 ID:s3vBpYk10
SSスレないよなー
にゃんにゃんの奇妙な物語も落ちたし
415名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 21:18:50.65 ID:ZpJIK9rF0
>>413さん。非常に有難いんですが・・・《ラクーンシティ編》みたいに元々ゲーム上で出てきた舞台を使えば、ある程度のスピードで更新できるのですが、
《秋葉原編》は完全にオリジナル舞台を作らなければならないので、かなり時間がかかると思われます・・・只ですら文章力無いのでww

とりあえずは、慣れないアメブロで頑張りたいと思います!!
416名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 21:28:58.51 ID:o0dEM3kY0
ブログならURL教えて欲しいれす
417名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 21:45:38.03 ID:ZpJIK9rF0
URLの載せ方が・・・アメブロを探して頂ければ簡単に見つかると思います
418名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 21:55:49.98 ID:L7jGc4Ed0
>>417
バイオ+AKB?
419名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 21:58:27.86 ID:rsFLisWg0
>>417
検索ワードもなしに簡単に見つかるわけ無いだろ
420名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 22:03:10.09 ID:ZpJIK9rF0
バイオハザード+AKB48で多分出ると思います。今は改編した物を徐々に載せてってます
421 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/26(日) 22:08:20.85 ID:2fAcgqt40
>>420
アメブロ見つけられないです…
だれか見つけられた方
貼ってほしいです
422名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 22:10:48.79 ID:/ocUd/gP0
アメブロ見つからない
423 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/26(日) 22:15:23.46 ID:2fAcgqt40
見つけた!!!
ラクーンでブログ記事の検索でヒットしました!!
424名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 22:22:00.76 ID:Yo0qC9Tx0
>>423
ありがとううう\(^o^)/
425名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 22:25:47.61 ID:ZpJIK9rF0
設定がよくわからんですが、名前は「スケやん」でやってます
426名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 22:45:18.74 ID:wgOj0MkV0
保守
427名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 23:47:40.51 ID:k5zldLJ50
2日間読んでなかったら完結してた
たかみなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
428名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/27(月) 00:42:15.99 ID:rumOE+EY0
アメブロ移るんならこのスレいらないだろ
429名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/27(月) 04:13:13.57 ID:Gs/2HZqe0
430名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/27(月) 13:30:15.07 ID:55YQbmScO
ゆっぱい(^3^)/
431名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/27(月) 17:35:07.92 ID:BQOvQmyO0
>>306
20世紀少年のどこで見れる?
432名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/27(月) 18:04:12.54 ID:ljrUB0JW0
433名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/27(月) 19:46:50.78 ID:ofj8yn9JO
ほしゅ
434名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/27(月) 20:33:46.01 ID:G//48xrQ0
秋葉原偏、たかみなは無理かもしれんけど
優子のゾンビは出来そうやな
435名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/27(月) 20:41:37.19 ID:ksjN+tB3O
なんでくーみんのくそがきどもが夢の跡をパクったの?
ばれないと思った?
自分の手柄にできると思った?

きたねーやろうだなww
436名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/27(月) 23:43:42.10 ID:yTYJnKZC0
ほす
437名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/27(月) 23:49:58.37 ID:Gs/2HZqe0
>>432
後半の流れが雑になってたけど
前半にドキドキできた分おもしろかった
438名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/28(火) 08:34:17.06 ID:J2cK+OT8O
流石ゆっぱい
439名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/28(火) 10:56:41.08 ID:LzhKiql10
なっちゃんはもういない
440名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/28(火) 16:48:50.01 ID:ulwAXW2E0
>>435
誤爆か?
441名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/28(火) 17:19:43.04 ID:ldxtZs++0
>>440恐らくなw
442名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/28(火) 18:16:53.57 ID:fqjc5h/e0
週刊AKB のテストねただな。
ヲタが押麺のお馬鹿自慢とは恐れ入谷の鬼子母神
443名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/28(火) 20:58:50.77 ID:/ImNIqH90
チームBオワコン
444名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/28(火) 22:51:36.57 ID:psAIT1JL0
>>443
誤爆か?
445名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/28(火) 23:24:51.63 ID:7OcyTWDr0
おもしろかった
ちゃんと起承転結なってるし伏線の張り方や見せ場・盛り上がり所も上手いと思った。
趣味で漫画を描いたりしてるが、こういう話を作れたらいいなぁと思った。
原作キャラとの絡め方も不自然じゃなかった。原作ファンも楽しめた
メンバーのセリフ回しにもう少しこだわればリアリティも増すと思う。
たかみなはAKBのために身を粉にしている現実の姿とダブって泣けた
あと登場シーンわずかながらやすすがかっこ良すぎw

作者さんが見てたら訊きたいんだが、
もしかして着想はやすすがぐぐたすでバイオにはまっていたとカミングアウトしたこと?w
446名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 01:03:39.51 ID:/d/jj1qK0
やすすとか言うな気持ち悪い
447名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 01:26:36.60 ID:LiY3HTUz0
>>445さん、わざわざ見てくださり有難うごさいます。キャラはなるべく元が壊れないように意識して書いてましたが。
やはり会話をしている内にどんどん壊れて行くんですよねw特に小嶋さんとかww一応、今迄書いていたのをできる限り改編したのをアメブロに載せてますので、見て頂けたら幸いです。
448名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 01:28:43.99 ID:cdMeGJvK0
>>447
で、いつまで保守すんの?
ブログ行ったんでしょ?落としちゃだめなの?
449名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 01:28:59.24 ID:LiY3HTUz0
連投になりすいません、ぐぐたすは登録してないのでそれは知らなかったです。
ただ自分が今更バイオ2と3をアーカイブでやってたまたま思い付きで書いた物ですww
450名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 01:29:34.88 ID:LiY3HTUz0
>>448落として全く問題ありません
451名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 07:45:06.73 ID:Km7eccn90
このスレは落とすからお前らもう書き込むなよ
いいな!もう書き込むなよ!
絶対書き込むなよ!
452名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 09:12:02.22 ID:U26DOOdu0
わかった
453名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 09:17:10.34 ID:hsYXQHzJO
了解
454名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 11:45:08.84 ID:/d/jj1qK0
承知した
455名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 12:28:58.11 ID:17NF2wGK0
>>451
承知しました
456名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 14:01:44.52 ID:/d/jj1qK0
>>455
書き込むなと言ってるんだから書き込むな
457名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 14:03:33.41 ID:VETBEOKT0
制裁あげ
458名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 14:09:49.57 ID:cdMeGJvK0
そろそろ削除以来出すけど
459名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 19:55:26.29 ID:6RhoopiK0
グズグズするなよ
460名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 23:33:34.57 ID:U26DOOdu0
てす
461名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 02:34:33.97 ID:CkQBwBmA0
>>456
だから書き込むなっつってんのに
462名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 02:34:45.82 ID:tfksTsVGO
おや
463名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 03:05:50.97 ID:jxSOWgNx0
マダー
464名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 07:00:22.55 ID:yWyDYbzb0
削除依頼マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
465名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 15:15:51.70 ID:tfksTsVGO
ゆっぱい△
466名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 16:08:34.04 ID:6eRoKdLG0
under
467名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 19:37:24.85 ID:yWyDYbzb0
>>458
はよ出せや
468名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 19:45:02.33 ID:PfVbtsJv0
>>1000
このあと8時からアンビリーバボー(フジテレビ)で
チームB増田有華特集ってマジ?
病気とかいろいろあったゆったんだから生い立ちで特集が組まれたのかな?

観るしかないな
469名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 20:37:30.05 ID:Xy1PGbLT0
かわいいよゆっぱい
470 忍法帖【Lv=27,xxxPT】 :2012/03/01(木) 20:39:24.06 ID:jnasVBB50
>>3
マジレスするとAndroidスマホのアプリのurl
471名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 20:39:45.86 ID:usyeG1XS0
泣ける
472名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 20:41:44.38 ID:lEXIrrUhO
ただの売名
473名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 21:29:13.43 ID:QAY2TrBzi
楽しかった!
アメブロも期待してます
474名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/02(金) 00:01:08.86 ID:Xy1PGbLT0
やすす焦らしすぎ
475名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/02(金) 08:49:20.03 ID:VJ9w2mQK0
ゆったん最高!
476名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/02(金) 17:26:13.72 ID:+cB3MvjUO
今日のいいともコンディション良好だったね
477 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/03/02(金) 20:28:03.91 ID:SzCjyrJB0
tes
478名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/02(金) 23:02:57.72 ID:+cB3MvjUO
479名無しさん@お腹いっぱい。