no3bとNot yetがひとつ屋根の下★3

連日小嶋さん争奪
それを横目でみるゆいはん

※前スレ
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/akb/1316244382/
no3bとNot yetがひとつ屋根の下★２
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1320759797/

きてくれるだろうか

日曜日なのに仕事だからもう寝ます
落ちませんようにw

>>1
スレ立て乙です
そしてありがとうございます！

今日更新分から続きます(´□｀)

３２-21

　メンバーの皆さんのステージに､私は感動していた｡
昨日までの状態じゃ､あぁもうこのコンサートはダメなんだなって思っていたのに､様変わりとはこのことだ｡
去年の年末にAKB48に加入して早半年以上｡注目の逸材なんて言われてたっけな､あの頃は｡
　神戸コレクショングランプリ受賞｡それが私の経歴に輝かしく光るものだった｡
モデルとして評価してもらい､日本各地や上海や韓国に出向き､我ながら華々しかったと思う｡
そんな時にAKB48の13期生募集の知らせを聞き､早速応募した｡憧れの芸能界｡今を時めくAKB48｡
こう見えてゲームや漫画は大好きだし､メイドだった経験もある｡それなりにAKB48でもやっていけると思った｡

「おぉ〜カヲルくん！」
「光宗ちゃん､頑張ってね！」

　ステージ裏に研究生が集まる中､選抜メンバーの渡辺麻友さんと北原里英さんが来て声を掛けてくれた｡これがAKB48の人気メンさん｡
昨日までの不安そうな表情を吹き飛ばし､ドームを歓声で揺らしている｡麻友さんは私が研究生になった当時から"推し"として声を掛けてくださっていた｡
同じ歳とは思えないぐらいに小さい｡いや､私が大きすぎるのか｡しかし今日の輝きは物凄い｡CGと呼ばれるぐらいの輝く笑顔｡
　私達13期研究生にとって､こんなに大きいコンサートは初めてだ｡ずっと緊張していた｡
大きな舞台には沢山立ってきたけれど､でも観客の皆さんに囲まれるような､大きなドームに立つことなんて今まで無かった｡
胸を躍らせて､もう色々出てきそうなぐらい緊張してて､色んな感情が入り混じる毎日を過ごしてきた｡
　けれど昨日のステージには､失望したな｡私が夢見たAKB48はこんなにも簡単に崩れるものなのかと､冷めてしまった｡
まだAKB48での経歴が少ない私達にとってたかみなさんの偉大さはわからない｡レッスンにも来てくださったことがある｡
差し入れを持ってきてくれたこともある｡リハーサルを見守ってくれていたこともある｡物凄い優しい人なんだなってことはよくわかった｡
しかしあの人がいなくなるだけで､選抜の皆さんが崩れるほどの偉大さはわからない｡大島さんが言ってた通りだ｡あの人は神様じゃない｡
アイドルなんて､結局こんなものかって思ってしまった｡簡単に崩れて､笑顔をなくして｡現実はこんなものなのかと､失望した｡

「薫ちゃん､この後出番だよね？」
「し､篠田さん……！はいっ､そうです！」

　私が憧れる篠田麻里子さん｡麻里子様｡CMやテレビ､雑誌に引っ張りだこ｡
アイドルと言えど､その存在は一流モデル級｡この人に憧れて､私はショートカットにしたのだ｡
篠田さんも､昨日は沈んだような表情をしていた｡この人も､あんな顔するんだって不安になってしまった｡

「昨日はごめんね｡もっと見本になれるよう頑張りたかったんだけど」
「そ､そんな！今日は凄いです！凄すぎます！」
「今日は昨日はやっぱり思ってたんだねぇ」
「うぐっ……」

　図星だから言い返すことが出来ない｡篠田さんはあはははと楽しそうに笑ってる｡26歳児なんて言われるぐらいに無邪気な笑顔｡篠田さんのこんな笑顔が見れて嬉しい｡
観客席が湧き上がってる｡前田さんのソロ｡絶対エースの底力に身体が震える｡お腹の底にまで響くような歓声に､涙が出てきそうだ｡こんな感動､初めてだ｡

「凄いのは本当ですっ」
「うん」
「私､もっともっと頑張ります」

　昨日から今日への持ち直し方を見て､心の底から思った｡持て囃されてばかりのアイドルなんてとんでもない｡
このステージを作り上げるために､メンバーがどれだけ頑張ってることか｡批判している人全員に裏を見せたい｡
総選挙の順位や投票数なんて関係なく､全員でコンサートを作り上げようとしている｡モデルの時には味わえなかった感覚｡
それなら私だって､モデルの経歴なんて関係ない｡今の私はAKB48のメンバーなんだから､コンサート成功のために頑張らなくちゃ｡
　そしていつか選抜の皆さんみたいになったその時､自分のパフォーマンスでドームを揺らしたい｡

３２-22

　昨日とは打って変わって､今日のコンサートは成功と言えただろう｡大成功と言うにはまだまだだ｡
やはり細かいミスはあった｡たかみなの穴を埋めるために立てたアンダーが振りを覚え切れなかったようだ｡
今回の急な事態は全て私の責任だ｡たかみなに無理をさせていたことは重々承知していたのに､それでも課題を与えたのだから｡
しかしこの事態からよくここまで持ち応えたものだ｡特に超選抜達のモチベーションが復活したことには､私も驚いた｡
　コンサート2日目が終わり､私はスタッフ専用通路の真ん中で腕を組んでいた｡
2日目の反省会が近づいている｡反省するべきことは､やはり細かいミスを無くすことだろう｡
たかみなならば､そこを反省の対象に上げるだろう｡今日だけは､あの子の代わりになってあげる必要があるな｡
　集まり出しているメンバーを眺める｡指原と北原が肩を組みながら藤江と仁藤に声を掛けていて､前田は板野と一緒に談笑している｡
篠田は小嶋と一緒になって研究生に声を掛け､ブログ用の写真を撮っていた｡それぞれが今日のコンサートの成功を味わっているのかもしれない｡

「あ､秋元先生､お疲れ様でしたっ」
「お疲れ様ですっ」

　通りがかりの秋元と柏木が私に向かって頭を下げた｡今日一日走り回ってくれた2人のキャプテン｡
柏木､そこまで目を見開く必要はないだろう｡まぁ私がこれだけ早くこの場にいることに驚いているのだろうな｡
しかし私も興味があったのだ｡ここまで持ち返したモチベーションの原因がなんなのかを知りたい｡

「才加ー､お疲れー！ってうおぉっ！秋元先生!!」

　2人の後を追うように現れたのは､今日の全体円陣の中心にいた優子｡
彼女の奮起も成功の一因だろう｡しかし優子も昨日の終わり際には沈み込んでいた｡
それがこのテンションの高さに笑顔なのだから､何かあったのだろう｡一晩で落ち着いたということもあるかもしれないが｡

「お疲れ､優子」
「お疲れ様です」
「3人からして､今日のコンサートはどうだったかね」

　優子､秋元､柏木｡今日のコンサートの中心にいた3人に聞いておきたいことだ｡
今日一日の評価は､メンバーから見たらどうだったのだろうか｡成功と言うのか､失敗と言うのか｡
たかみながいないコンサート｡初日に失敗をしてしまったコンサート｡今日一日はどうだったのだろう｡

「満点とはいえないと思います｡細かいミスが多かったのと､移動なんかに手間取ってましたから」

　そう言ったのは秋元だった｡たかみなの代わりになろうと奮闘してくれたキャプテン｡
身体に似合わぬ繊細さとネガティブな面もあるが､メンバーのことを良く理解しフォローを入れる｡
そして自分が動き回ることでメンバーを励ます｡体育会系と言われるチームKのキャプテンには､やはり相応しいと思う｡

「私も同じ意見ですけど､でも皆は笑顔で楽しそうでした」

　柏木はリアクション大のキャラではあるものの､どんな時にも落ち着いている｡
他の皆に比べると意見を出すのが苦手で消極的だが､いつでもメンバー全員を思慮深く見ている｡
優しくメンバーを見守るようなその笑顔は､チームBの無邪気さを見守る母親のようだ｡

「それぞれのチームは大丈夫だったかい？」
「Kは佐江が盛り上げてくれたんで､元気もりもりでしたよ」
「うちも､麻友をきたりえが励ましてくれたみたいで｡本当は私の役目なのに､助かりました」
「Aなんて皆揃ってバカリボン付けちゃって､本当に笑っちゃった」

　思い出したようにAのリボンに笑い出す優子｡確かにあれは面白かった｡
衣装班が折角作った衣装とは似合わぬあのリボン｡もちろんたかみなを象徴するものだ｡
チームAがステージに立った瞬間に､客席もリボンに気付いて盛り上がっていたな｡

「あのリボンは誰の企みだい？」
「あぁ､指原みたいですよ｡何か昨日､たかみなの部屋に忍び込んで持ってきたらしいです」
「ほぅ……」

　あの指原がねぇ｡なら渡辺を励ましたと言う北原もその影響か｡
渡辺はプライドも高くナイーブな子だから､励ますのは難しかったろう｡それをあそこまで持ち返させたのだ｡この功績は大きいな｡
コンサートの最中に､篠田や宮澤と話す機会があったが､その時も後輩メンバーに励まされたとか言っていたかな｡
今まで上にいたメンバーが崩れた時にそれを支える後輩メンバー達｡なるほど｡

「私なんか､昨日由依に滅茶苦茶怒られちゃって」
「横山が？」
「『何で今ここにいるか考えてくださいよっ!!』って思いっ切り言われちゃいました」

　横山の口調を真似る優子｡少し似ているのが可笑しい｡
しかしあの温厚な横山が怒ったのか｡ふむ｡それは珍しい｡しかも優子にそんなことを言うなんて｡
ステージに立つ峯岸も､途中までは大人しくしていたものの､後半からのMCが冴え渡っていた｡
まるで喋るのをずっと我慢していたように｡弾けた峯岸を止められるメンバーは誰もいなかった｡
　なるほど｡まさかここまでになるとは思わなかったな｡やはり私の考えに間違いは無かった｡

保守

もう一丁あげ

こっちになったのね おやぷみあげ

　今回のノースリーブスとNot yetの共同生活企画｡
表向きは2組のユニットが､自分達の新曲の作詞を行うために一緒に暮らすとしている｡
だが私の真意はそうではない｡作詞のためだけなら､共同生活などさせる意味は無いだろう｡
ただ作詞だけならばメンバー達が言うように､劇場でも誰かの部屋でも集まって出来る｡
　AKB48にはまもなく卒業を考えなくてはいけないメンバーがいる｡もちろん私やスタッフが強要する訳は無い｡
卒業は本人達の問題だ｡しかし彼女達自身もそれには気付いているだろう｡年齢の問題はどのメンバーにも訪れる｡

「出来るなら……ずっとAKBにはいたいですね」

　篠田がいつかそう言っていたのをよく覚えている｡
じゃんけん選抜でセンターを勝ち取り､思い残すことは無いそうだが､しかしAKB48には所属していたい｡それが本心であることに何の疑いも無い｡
私も創設当初からずっと見てきたのだ｡わからないわけがない｡自分自身が成長し､楽しく､哀しく､虚しく､色々な思い出のあるグループには残っていたいだろう｡
それは誰もが思っていることだ｡篠田だけではない｡小嶋も､秋元も､そして優子も｡主要メンバーの中でも特に年齢が上の4人は､いつ卒業しても可笑しくは無い｡
　しかし4人が卒業すると言うことは､AKB48の屋台骨がゆらぐことを意味する｡
表立って助言やアドバイスはしないものの､キャプテンであるたかみなや初期メンを支え､後輩達をいつも笑顔にしている篠田｡
強く気高く美しくをモットーに､とにかく生真面目に､チームKのキャプテンとして個性的なメンバー達を支えている秋元｡
今も尚選抜記録を更新しながら､AKB48随一の正統派美女でありながら一癖ある性格で周りを魅了する､天才小嶋｡
人気も実力もトップクラスで､しかし飾らず､誰よりも馬鹿正直に､誰からの信頼も厚く､皆の太陽である優子｡
彼女達4人がAKB48から卒業する前に､彼女達の後継者､またはそれに変わってメンバーを支えられる存在が必要なのだ｡

「そこで思いついたのが､この4人と言う訳ですか」
「そういうことだ､戸賀崎君」

　もちろん戸賀崎君には企画の真意を話してある｡
納得してもらうためにね｡共同生活は一つの賭けに出たといっても良い｡当たりか外れか｡表か裏か｡
峯岸､指原､北原､横山｡この4人の成長を､共同生活を通して促すことが私の真意なのだ｡
たかみな､優子､そして小嶋と一緒に一年間を過ごすこと｡そして大きな課題をこちらから与え､成長させる｡
成功なら彼女達はAKB48を支えられるほどに成長するだろう｡失敗なら､3人に甘えたまま成長しない｡
　ただ人気で4人を選んだつもりはない｡人気で選ぶならむしろ､渡辺や珠理奈に参加させた方が私は良いと思う｡
喋ることが得意で頭の回転も早く､どんなメンバーも言葉で料理できるものの､周りのメンバーに甘えることの多い峯岸｡
妙な魅力と底力で多くの困難を乗り越えては来たのだが､逆境にとても弱くいざと言う時に実力を発揮できない指原｡
安定した実力と人気を得ているのに､何故だか運が無くチャンスの順番がなかなか回ってこずに悩み､嘆く北原｡
努力の才能はたかみなに並ぶほどで篠田や前田からの評価も高いが､やはり周りに比べて経験が少ない横山｡
　私の見る目が正しければ､彼女達の成長がこれからのAKB48の成長にも関わるはずだ｡
彼女達は今のままで良いという人もいる｡しかしAKB48は今のままではいられない｡今を保ち続けるには､今のままではダメなのだ｡

「偶然か必然か､彼女達はノースリーブスとNot yetだった」
「だから､この2組に共同生活をさせようと」
「うむ｡期待は出来るはずだ｡……しかし､やはり家賃が馬鹿にならないな」
「まぁそうでしょうが､この程度なら秋元先生のポケットマネーでどうにかできるのでは？」
「確かに……」

　まぁ閑話休題だ｡今日の反省会を始めよう｡
私を囲むように並ぶ全メンバーの顔を見ていくと､昨日の顔つきとは全く違う｡良い顔だ｡個人個人､皆が満足しているのだろう｡
それぞれ明日への課題は感じただろうが､今日を乗り切ったことに一先ず安心か｡それで良いだろう｡上出来と褒められる｡

「しかし明日も何万人もの方が君達のパフォーマンスを見に来る｡この反省会が終わったら､その瞬間から明日のことを考えなさい
　今日の成功は必ず君達の力になる｡明日も同じ勢いで､いや､今日以上の勢いでいきなさい」

　何百人がいっせいに「はい！」と応える｡
今までにも沢山の芸能人や番組､企画をプロデュースしてきたがやはり良いものだ｡人の成長というものは｡
4人は確実に成長しているはずだ｡そして他の皆も同様に成長している｡残りの半年が､とても楽しみだな｡

「あ､反省会を終わる前にもう一つ｡チームAのキャプテン代行だが､指原頼む」
「えぇぇぇぇっ!?」

　いつもは私の話を聞くために静かにしているメンバー達だが､指原の驚愕の声に爆笑が起きた｡
うむうむ｡笑うことは大事だ｡アイドルとしても､人間としても｡これなら明日も大丈夫｡
残る心配は､未だに目を覚まさないたかみなだけか｡この際､ちゃんとした休日を上げたほうが良いのだろうな｡

「おえぇっ！吐きそう……」
「ちょっと､止めてくださいよ､指原さん！」
「あはははは」

３３-1

　大変なことは多いけれど､コンサートのステージはやっぱり良いな｡眺めがいい｡
煌き揺れる沢山のサイリウムと､ファンの皆さんと歓声｡周りには支えてくれるメンバー達｡
振りを間違えず完璧に踊り､笑顔を観客席に向ける｡たまに目が合うと､自分まで嬉しくなる｡
　は敦子と優子のダブルセンター｡2人の背中はいつみても大きい｡広いって意味じゃなくてね｡
2人が私達を背負ってくれてるんだなって意味｡センターの重圧は､やっぱり重過ぎるもん｡2人はよく支えてくれてるよ｡

『たかみなだって皆を支えてるじゃん』

　えっ｡ちょっとにゃんにゃん！今は本番の最中だぞ!?何喋りかけてきてんだよ｡
ちゃんと集中しろっての｡本当にもう､にゃんにゃんはいつもマイペースだな｡
みぃちゃんも一緒になってニヤニヤ笑ってるし！ちょっと！馬鹿にすんなっての！

『みなみ､良いからいつものすべらない話で締めてよー』

　麻里子様も本当に無茶振りしてくるなー｡
最近面白い話ないんだってばー｡何話したら良いかな｡何にも思いつかないや｡まぁいいや｡とにかくコンサートを締めようか｡
締めるのはいつも私の役割だもんね｡敦子と優子の間､一歩前に出てマイクを強く握り締める｡

『皆さん､いかがだったでしょうかぁぁぁっ!!』

　と､ファンの皆さんに向かって声を張り上げると急に脚の力が抜けてきた｡
あれ？おかしいな｡こんな時にどうして……｡膝がｶﾞｸッと落ちる｡何だよ､もう終わるって言うのに｡
どうしたんだよ私の脚！今まで思いっきり踊れてたじゃないか！あとはアンコールだけなんだよ！だんだんと身体中の力まで抜けてくる｡
いや､違う｡重くなってる｡背中に重石でも乗せられてるみたいだ｡おいおい､皮肉みたいだな｡これがセンターの重圧とでも言いたいのか？馬鹿にすんなっての！
しかし重さには絶えられない｡どんどん重くなる身体に､意識が奪われていく｡何だよ､私ってばまた倒れるのか……？

『また……？』

　またって……､私何言ってるんだ｡前にも一度倒れたみたいじゃん｡そんなことあったっけ？何も思い出せない｡
何も覚えてない｡もう何もわからない……｡そのまま､私はステージから落ちた｡足を滑らせたのか､重さに耐えられなかったのか｡
深く深くどこまでも｡地獄の底まで落ちていくんじゃないかって思えるぐらい､私は落ちていく｡

「……っ!!」

　はぁっ､と息を吸ってから目を開く｡急にベッドの上に落ちたみたいに､私は布団の上にいた｡
布団の上｡ベッドの上に横たわっていた｡えっ……､何だ｡どこだ､ここ｡知らない部屋だ｡あれっ？
私の部屋じゃない｡広くて落ち着いてる｡落ち着きすぎてる｡クローゼットもリボン専用の棚も無い｡
何処なのか確認しようとしたけれど､しかし身体が動かない｡重くて､動かせない｡

「いっ……!!」

　ズキッと頭に痛みが走る｡うおーっ､なんだこの痛み！マジで痛い！
頭に触れると､何故か包帯を巻いていた｡包帯なんて何で巻いてるんだよ､怪我でもしたか？
何にも思い出せない｡私に何があったんだ？っていうか皆何処にいるんだ？ここ何処なんだよ！

「た､たかみな!?」

　部屋の扉が急に開いて､ノースリーブスのマネージャーである駒井さんが飛び込んできた｡
本当に凄い形相だ｡駒井さんがこんな顔するのって珍しいな｡ちゃんと起きようとするんだけど､やっぱり身体が動かない｡
っていうか熱っ！自分､汗だくだしっ！ベッドのシーツが汗で濡れてて気持ち悪い｡それに怪我に関係なく頭痛が酷いな｡

「だ､大丈夫かっ？」
「え､多分大丈夫ですけど……ここどこ？」
「どこって……何も覚えてないの？」
「何もって……何が？」
「たかみな､コンサートの途中に倒れたんだよ」

　え？コンサート？コンサートなんて私やってたっけ？ん？どういうことだ？と､断片的に映像が頭に浮かび上がる｡
心配そうな麻里子様の顔｡わさみんの笑顔｡サイリウムが揺れてたけれど､今見てた夢じゃないのか？デジャヴ見たいな変な感覚｡
夢の映像にしちゃ､妙にはっきりしてる｡わさみんがいたのも何処かの控え室｡見覚えがあるな｡ドームの控え室……｡

「ドーム……？」
「ドームコンサートに倒れたんだよ」
「……今いつっ!?」

　加速するように､頭がフル回転していく｡記憶が戻ってきた｡
朝のNot yetの会話や､車に乗って皆でドームに向かったこと､物凄く体調悪くて麻里子様に支えてもらったこと｡
ソロで歌うわさみんの緊張や､炎天下の駐車場で全体円陣やって､コンサートが始まって……｡
　枕元にあった私の携帯電話を手に取った｡日付を確認すると､8月末日｡午後7時を回ろうとしてる｡

「今ちょうどコンサートの真っ最中だよ」

あげ('A`)

ふむふむ

AKB48に青春の全てをかける高橋みなみよ、この事実をどう受け止める
そして、どう動く？

あげ

あげ

あげ

もげ

素晴らしい作品だ

（ToT）ノたかみな、良かった・・・あげ！

たかみな起きたら記憶喪失になってるんじゃないかと予想してたが外れて安心した

たかみなは悪くないぞ
自分を責めるなよ

普通に「このコンサのことフォトブックで触れないかな指原」と考えた自分は
この世界に浸りすぎ

あげ

>>25
物語中のこのコンサートは2012年の夏でしょ？
指原フォトブックは来年１月…つまり2012年年始だw

たかみな目覚めた良かった〜ここからたかみなの葛藤くるあげ

たかみなぁぁぁぁぁ！！

３３-2

　コンサート3日目も終わりに近づいとる｡つまりは3日に渡る真夏のコンサートの終わりが近づいとる｡
今ステージに立っとるNMB48さんが終わったら､SKE48さんで､その次は「ヘビーローテーション」「フライングゲット」の2曲を歌って､アンコール｡
今日1日､ここまで何のトラブルも無しにやってこれた｡皆が力をあわせた結果や｡たかみなさん不在の心配も払拭できたはず｡

「おい､キャプテン｡背筋張れよー」
「キャプテーン､にゃろと写真撮ってー」
「ぬおーっ!!やめてくださいよーっ!!」

　昨日の反省会で秋元先生にキャプテン代行を頼まれた莉乃ちゃん｡今日は朝からずっとメンバー皆にいじられとる｡
昨日は頼りになっとったのに､普段の莉乃ちゃんに元通り｡キャプテンって呼ばれとるけど､ただ単に皆さんに扱き使われとるだけに見える｡
他の皆さんも普段通りになった証拠やな｡しかしまぁ､莉乃ちゃんのいじられ方って本当に皆に愛されてる感じがするなー｡

「あとはたかみなさんさえ戻ってくれば完璧なんですけどねぇ」
「検査入院らしいしな｡そうもいかないだろ」

　隣でステージモニターを覗いてる優子さんが､腕を組みながら応えてくれました｡優子さんも優子さんらしさを完璧に取り戻してる｡
秋元さんと一緒にチームKを引っ張ってくれてはる｡笑顔と元気さで､宮澤さんと一緒になって冷静なともちんさんをいじってるのはほんまに面白かったな｡
たかみなさんに代わって今日も全体円陣で皆を盛り上げてくれて､やっぱり引っ張ってくれる優子さんは素敵や｡

「なぁ由依」
「はい？」
「作詞､頑張らないとな｡また来年も､皆でこうやって楽しむためにもさ」

　モニターから目を離さず､そう言う優子さん｡うーん？何や､ここはいつもの優子さんとは違うんやな｡
優子さんってこういう時こそ笑顔を向けてくれるんやけどな｡まぁ､優子さんなりに私のこと心配してくれてるのかな｡優子さんはその名の通り優しい人｡
他の先輩達とは違う､ちょっと不器用な優しさやけど､それが私達には嬉しい｡ただ笑ってくれるだけやなくて､時には叱ってくれるし､褒めてくれるし､一緒に泣いてくれたりして｡

「そうですね」
「優子ちゃーん！」

　モニター見とる優子さんに､飛び込むように里英ちゃんが思いっきり抱きついた｡里英ちゃんも､いつもは凛として落ち着いてるけど､優子さんの前やと甘えんぼ｡
里英ちゃんも､莉乃ちゃんと一緒になってずっとコンサートを支えてくれてたみたいや｡あの麻友さんを励ましたとか何とか｡なかなかハードルの高そうなことこなしたんやなぁ｡
聞いた話じゃ麻友さんの前髪も触ったらしいけど､一体どんな感じやったのやろ……｡気になるわ｡チームBのパンドラの箱や｡私が触ろうものなら､ただ怒られるだけじゃすまんやろうなー｡

「何だよ､きたりえ｡耳元で叫ぶなっつの」
「えへへ､最後だから優子ちゃんのパワー貰っておこうと思って」
「おいっ！きたりえにパワー吸われたら私はどうなるんだっつの！」
「優子ちゃん､助けてください！」

　前田さんや麻里子様にいじられとった莉乃ちゃんも､優子さんに抱きつきに来た｡ほんまにいつもの莉乃ちゃんに戻ったみたい｡
あの妙な底力をずっと発揮してたらえぇのに｡む､っていうかまたずるいなー､2人ばっかり優子さんに抱きついて！

「ずるいですよー！私が話してたのにー！」
「なー､重いっつーんだよ､お前らーっ!!」
「莉乃ちゃん､キャプテンなんだから自重しなよー」
「りっちゃんまでキャプテン言わないでくれー！」

　ふふふ､ほんまに楽しいな｡
優子さんと里英ちゃんと莉乃ちゃんと､もともと3人やったNot yetに入れてほんまに良かったなって思う｡
そんな皆と一緒に､また来年もこうやってステージに立ちたいな｡今度こそNot yetで､MVP取りたいわ｡

「おいっ！」

　戸賀崎さんがステージ裏にやってきて､怒られるかと思った｡それだけの声やったし､思わず4人揃って飛び退いてしまったわ｡

「たかみなが意識を取り戻したそうだ！」

やっと見れたー
来てくれたみたいでよかったよかった
作者さんがんばれあげ

スマホからだと最後切れてることがよくあるんだけど自分だけかな
あげ

あいぼんも尻切れの時あるぞ

>>31
だよね
話の途中で切れてたら分かりやすいけど改行で切れてることもあることに気付いた
結構読み飛ばしてたかもしれない

ワクワク

自分もスマホからがほとんどだけど
2chブラウザ系のアプリからなら大丈夫かと思われます

展開がサイコーすぎるわ
このスレって最初はネタスレだったんだよね？
こんな感動スレになると誰が予想しただろうｗｗｗ
しかもノイエとノースリっていうのは作者さんが決めたわけじゃないのに、
>>11-12とかでいい感じにやってるし、さすがとしか言いようがない

こんな熱い展開になると、そろそろ最適なキャラのオカロ出番？

>>34

iPhoneで2tchで見てるが、尻切れするときあるよの連絡あげ

自分はAndroidだけどブラウザ変えたら改善されたあげ

android
2chmate
問題無しです！

最後が切れることあるとは思いませんでした(´□｀;)
結構行数ギリギリで上げることが多いので、長くなる場合は２レスに分けるようにします・・・
申し訳ないです('A`)

いやいや作者さんは悪くないですよっ
むしろ皆へのお気遣い迄していただき、ありがとうございますっ
そしてクオリティも高く何時も感動しながら読ませて貰ってます(・ｏ・)ノ
出来るならずっと読んでいたい位、続きも楽しみにしてますっ！

作者さん、いつも感動作をありがとうございます。
ひとつ質問があるのですがよろしいでしょうか。

３３-1の４行目「　は敦子と優子のダブルセンター。」とありますが
直前の文はどのようなものだったのでしょうか。
お手すきのときにでもお教えいただければ幸いです。

涙なしには読めません。
この物語を見て、
そして、現在のリアルに活躍する姿の裏側に
このようなことがあるのだということ。
それを思うと、いままで画面を通して楽しませてもらっているだけから、
本当に頑張ってと思わずにはいられません。

AKBのファンになっちゃいますね。いま一番見たいドラマだわ。

３３-3

　コンサート終了後の控え室｡チームBのメンバーはやっぱりうるさい｡
でも私はこんなチームBが結構好きなんだよね｡騒がしさと無邪気さが入り混じってる｡
チームBの結成時からずっ見てきてるけれど､沈み込んでるチームBなんて今回初めてみた｡
スタッフさんに叱られて凹む姿はまぁたまに見るけれど､でもあんなのは初めてだったな｡
Bでは唯一の初期メンとして､もっとしっかりしなくちゃって思ったんだけれど､でもたかみなが倒れたのは私だってショックだった｡
　私は他の初期メンの皆に比べて､なかなか活躍できてない｡あっちゃんやたかみな達に比べて個性が薄い｡
同じ年齢のみぃちゃんだって､あんなに前に出てるのに｡そう思うことは少なくない｡渡り廊下でだって後列だし｡

「なっちゃん可愛いのになー｡なんでやろなー」

　この前､たかみなと一緒に御飯を食べに行った｡6月頃だったかな｡総選挙の直前くらい｡
私の誕生日を一緒にお祝いしてくれた｡他の皆は忙しくて予定をあわせられなかったんだけど､でもたかみなはわざわざ時間をとってくれたんだ｡
本当に嬉しかったな｡誕生日プレゼントまで貰っちゃったし､お会計も出して貰っちゃって｡たかみなってこういうところ本当にしっかりしてる｡

「本当は思ってないくせに」
「本当だよー！なっちゃんまでみぃちゃんみたいに不貞腐れんなってのー！」
「冗談冗談｡でもやっぱり皆と違って個性がないから」
「何言ってんだよー｡ここまで一緒に頑張ってきたんだろー？なっちゃんの持ち前の根性は私達の中でも一番だって！」

　根性か｡実際は何度か辞めようかなって思ったこともあるんだ｡
他の皆はどんどんメディアに露出して､後輩達も活躍していく｡私はもうダメかもって､何度も思った｡
でも､ここで辞めたくは無いなってさらに何度も思って､七転八起のリズムで頑張ってきたんだ｡

「なっちゃんもさ､劇場で一緒に10周年公演やろうねっ」
「たかみなって本当にずっといる気なんだ」
「当然っ！」

　そんな風に胸を張ってたたかみなのことはよく覚えてる｡10周年か｡それまであと3年？4年？とにかくまだまだ長い道のりだ｡
でも私も見たいな｡劇場の柱に10本目の線が入るところ｡もっともっと増えたメンバーと一緒に見る舞台｡ファンの皆さんの顔｡
たかみなやみぃちゃんやあっちゃんや､皆と一緒に立てたら良いな｡10周年の舞台｡その為には､たかみなが卒業回避しなくちゃね｡
共同生活の企画を聞いてからずっと､私も応援してるんだよ｡これ以上､最初を知ってる仲間が減るのは嫌だもん……｡

「おい､なっちゃん！起きろっ!!」
「ん……」

　控え室の椅子に座ってウトウトしてると､急に誰かに身体を揺さぶられた｡
夢の世界に浸ってはいたけれど､まだコンサート会場のドームの中｡んー､また寝ちゃってた……｡
どうしても眠くなると目を瞑っちゃうんだよね｡瞼が重くなっちゃって､そのまま意識がフワッと……｡

　現実の世界じゃ､まだまだ皆が控え室で余韻に浸ってる｡写メを撮ったり写メを撮ったり｡撮ってばっかり｡
皆ブログとかググタス好きだもんねー｡私もあとで何か撮っておかなくちゃなー｡

「どうしたの､みぃちゃん……｡ここKの控え室じゃないよ」
「知ってるよ｡っていうかなっちゃん､何でまだそれ持ってんの？」
「えー､何か返すタイミングが無くてさ」

　みぃちゃんが突っ込んできてたのは私が手に持ってるもの｡53って書いてあるボール｡
ピンポン玉よりちょっと大きいぐらい｡テニスボールよりは小さい｡コンサートの終わり際に手にしたもの｡
夏のコンサートの終わりって言えば､近頃はこれが恒例になってきた｡言わなくてもわかるでしょう｡
今年のそれまであとちょうど3週間｡もちろん舞台は日本武道館｡今年はどこまでいけるかな｡

「まぁいいや､そんなことより早く準備して！」
「え？何の準備？」
「たかみなのお見舞い行くよ！」

　あー､そうだそうだ｡私がみぃちゃんに言ったんだった､行こうって｡うん､行こう｡
たかみなが意識を取り戻したらしいから､ちゃんと今日のコンサートのこと伝えなくちゃ｡
たかみなが無理しなくても､私達もいるんだよってことを伝えてあげなくちゃいけないよね｡

「他に誰が行くの？」
「あっちゃんが行くってよ」
「あれ､てっきりにゃんにゃんも行くのかと」
「陽菜はこれからともちんとお仕事なんだってさ」
「お仕事？」
「金曜の深夜と言えばー!?」

　んー､あぁなるほどなるほど｡そう言えばコンサートの日でもラジオはあるのか｡
っていうかともちんがオールナイトなんて珍しいこともあるものだ｡だってともちんって基本いかないじゃん｡

「麻里ちゃんは？」
「麻里子はこれから海外だってよ､羨ましい」
「さすが麻里ちゃん……」
「とにかくあっちゃん待ってるから早く！」
「ほいほいー」

あげ

３３-4

"たかみな不在!!"
"AKB48崩壊の危機!?"
"AKB48をまとめる実質的リーダーたかみなこと高橋みなみ不在のコンサートに暗雲"

　駒井さんが持ってきてくれた今日と昨日のスポーツ新聞｡
私が倒れたあとに何があったのか､説明するよりは早いだろうと用意してくれた｡
まずは昨日の記事｡つまりはコンサート1日目に関する出来事が書いてある｡
一面には､ステージ上で渋い顔をしてる敦子と､俯くみぃちゃんの写真｡私が倒れたあとに何があったんだろう｡
記事を読めば､「アイドルのコンサートにはあるまじき光景」と大体そんなことが書いてある｡
何があったんだろう｡何があって敦子達はこんな顔してるんだろう｡私達のコンサートが酷評されるなんて……｡

"コンコン"

　病室のスライドドアが乾いた音を鳴らす｡ノック｡誰かが来た｡こんな時間に誰だろう｡もう大分時間も遅いけれど｡

「たかみな〜？」

　ゆっくりと開くスライドドアの陰から､みぃちゃんが顔を出した｡
私と目が合うや否や､顔を輝かせる｡ご機嫌な表情を浮かべて､病室に飛び込んでくる｡
あとに続くは敦子となっちゃん｡珍しい取り合わせ｡とはいえ昔はよく一緒にいたっけな｡

「おぉー！たかみなーっ!!」
「みぃちゃん､静かにしなきゃダメだってば」

　本当に回りに迷惑になりそうなくらいのみぃちゃんの騒ぎように､なっちゃんが思わず止めに入った｡
病室が個室だから良かったものの､普通なら迷惑にも程がある｡いきなりベッドに飛び乗ってくるなんて｡
みぃちゃんは声を上げながら､思いっきり抱きついてきて頬を摺り寄せてくる｡

「みぃちゃん……､しんどいから止めて……」
「あっ､ごめん！」

　起き上がってはいるものの､まだ気分が悪い｡ダルいし､身体は重いし､頭痛が酷い｡
お医者さんがさっき来てくれたけど､疲労が溜まってたみたいだ｡そんなに疲れるようなことしてたっけな……｡
まぁしてたか｡働き詰めだったし､最近はちゃんと寝てなかったしな｡コンサートのレッスンなんかもあったし｡
それに頭を強く打ったらしくて､よく覚えてないんだけど､強く打ったから検査入院もしなきゃいけないらしい｡

「たかみな､具合どう？」

　みぃちゃんとは対照的に､非常に落ち着いた雰囲気の敦子｡
だけど顔には笑みが浮かんでる｡頬は紅潮してて､少しだけ､どことなく嬉しそう｡ベッド横の丸椅子に､なっちゃんと腰掛ける｡

「気分悪い……」
「そっか､あんまり無理すんなよ？たかみながちゃんと起きただけで私達は十分だから」

　敦子もなっちゃんも､本当に安心したっていう風な表情｡みぃちゃんもベッドの上で笑顔を浮かべてる｡
けど私にはわからない｡何で3人がこんなに安心してるのかも､コンサートで何があったのかもわからない｡
頭の中が混乱してる｡大切な夏のコンサートだったんだ｡皆で作り上げる3日間の一大イベントみたいな｡
皆と一緒にコンサートを盛り上げようと､体調は悪かったけど思いっ切り踊ってて､気付いたらこの病室だ｡
ずっと練習してきてたはずのコンサートが一瞬で終わった｡ほとんど思い出も無いままに｡まるで夢でもみてたみたいだ｡
でも夢じゃない｡コンサートはさっき終わったんだ｡今年の夏のコンサートは､もう終わってしまった｡

「コンサート……どうだった？」
「物凄い盛り上がったよ！皆で超盛り上げたぜ！」

　指を二本立ててブイサインを作るみぃちゃん｡
笑顔だけど､さっきの記事を見た後じゃこの笑顔が作り笑いに見えてくる｡

「嘘だ……｡私が倒れたせいで､何かあったんだろ？」
「たかみながいなくて､大変だったんだよ｡もう大混乱って感じだった」

　なっちゃんが落ち着いた風にそう言った｡大混乱？私がいなくなったから？
私がいなくてどうして混乱するんだよ｡才加達は何やってたんだ｡私がいなかったせいで､あんな酷評されてたのか？
私が倒れたから？体調管理が出来なくて､疲労溜めちゃったから？大混乱が､全部私のせい……｡

「でも皆でちゃんと乗り越えたんだよ｡後半の盛り上がりとか見せてあげたかったな」
「そうそう､珠理奈の大声ダイヤモンドとか本当に盛り上がったよね」
「あと指原が案外頼りになってさ」

　3人が口々にコンサートの思い出を話し出す｡私の知らない思い出｡
私がいるはずだった思い出｡何で､どうして珠理奈が大声ダイヤモンドに出たんだよ｡
指原が何したって？混乱して､でも私がいなくても成功して……､私がいない方が……良かった？
ずっとAKB48のために頑張ってきたのに､大好きなAKB48に……必要とされてない？

「たかみな……？大丈夫？」
「気分悪いなら､帰ろうか？また来るし」
「私のせい……？私のせいで､コンサート失敗したんでしょ……？私がいなくても､コンサートやっていけるんでしょ……？」
「な､何言ってんのさ｡別にたかみなのせいだなんて」
「嘘だっ!!」

　嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ｡
全部私のせいだ｡コンサートで大混乱が起きたのも､新聞で酷評されたことも｡
私がいなかったら何も起きなかったんだ！私がいなくても皆で成功できたんだ！
苦しい｡苦しすぎる｡嫌だ｡恐ろしい｡淋しい｡哀しい｡怖い｡必要とされていないことが……怖い｡
皆のためにここまで頑張ってきたのに､私は必要とされてなかった｡私のやってきたことは無駄だった｡

「全部私のせいなんだろっ!?私がいなかったら良かったんだ……！私なんか……！」
「お､落ち着いてよ！たかみなっ！」
「ちょ､ちょっと疲れてるんだって！」
「うるさいっ！どうせ皆も､そう思ってるんだ！」

３３-5

　たかみなが､布団の上に乗せていたスポーツ新聞を私達に向かって思い切り投げてきた｡
あっちゃんもみぃちゃんも相当驚いたらしい｡私もそうだ｡だって､たかみながこんなことするのを見たことが無かったから｡
と言うか､こんな状態になってるたかみなを初めて見た｡今にも泣きそうな顔をして､身体が物凄く震えてる｡
私にはわからないけれど､相当追い込まれてるみたいだ｡ただ体調が悪い訳でも､疲れてるわけでもない｡

「私はいらない……｡皆を混乱させるだけだ……！」

　白い包帯を巻いた頭を､たかみなは抱えてしまった｡ガタガタと震えている｡
こんなたかみなを見ていたくない｡いつでも冷静に､皆を引っ張ってくれていたたかみなが､混乱してる｡弱音なんてものじゃない｡
もっと酷い状態だ｡コンサートでの混乱が自分のせいだと思ってる｡もちろんそんなわけがないのに､怖がっている｡
自分がいなくてもコンサートが立て直して､自分の存在意義に疑問を感じて､震えている｡

「……おいっ」

　みぃちゃんも私も押し黙っていると､あっちゃんが低い声を出した｡思わず振り向く｡
あっちゃんが急に立ち上がって､ベッドの上のたかみなに迫った｡グッと思い切り､パジャマの襟首を両手で掴んで引き寄せる｡
ギュッと締め付けるように掴み上げた｡……あっちゃんが怒ってる｡物凄く､機嫌が悪い｡

「お前のせいで本当に大変だったんだよっ｡私や優子だってそりゃ大変だったよ」

　そうだよ､たかみな｡たかみなのせいとは言わないけど､でもたかみながいなかったから皆大変だったんだよ｡
いつもいつでも誰よりも､メンバーで一番たかみなのことを信頼してるあっちゃんは､本当に苦しんでたんだよ｡
そんなあっちゃんに掴み上げられたたかみなは､哀しみのような､怒りのような､複雑な表情｡

「確かに､てめぇがいなくてもどうにかなったよ｡けどそれは指原やきたりえが踏ん張ったからなんだよっ｡皆が頑張ったからなんだよっ！」

　キリキリと､たかみなのパジャマの襟首を掴むあっちゃんの手の力が増していく｡
手の甲に浮かび上がった血管がそれを物語っていた｡それだけ､たかみなに腹立ってるんだと思う｡
けど､相手は混乱してるって言ったって病人なんだから……もう少しぐらい力を抜いた方が良いと思うな……｡

「けどなぁ､誰もたかみながいらないなんて､言ってねぇだろうが!!」

　あっちゃんの手がパッと離れた｡たかみなの身体がベッドの上にトサッと落ちる｡
たかみなは手で身体を支えようとしたけれど､思うように力が入らないのか､そのまま横になるように倒れた｡
その間にもあっちゃんは､自身のバッグを開いて中身を探っていた｡何かを探してる｡ガサゴソと｡
そして取り出したのは､私が持ってるのと同じボール｡手のひらに収まる程度の､数字の書かれたボール｡

「たかみなのは代わりに私が引いたよ｡お前の次のじゃんけん大会の番号だ」

　夏のコンサートの終わり際には､じゃんけん選抜の抽選を行うのが近年の恒例｡
今年もそれがあって､試合のカードが決まっていくたびに､観客席はとても盛り上がっていた｡
呼ばれたメンバーの名前の中には､もちろんたかみなの名前もあって､欠場してるたかみなに代わってあっちゃんがくじを引いた｡
そしてあっちゃんの引いた番号は､たかみなに存在意義をもたらすほどの番号だった｡

「48」

　あっちゃんはボールに書かれた番号を読み上げる｡ドームを揺らすほどの歓声は､物凄かった｡
たかみなこそ､48の申し子だもんね｡あの歓声だけで､ファンの皆さんもたかみなを待ってることがわかった｡
やっぱり秋元先生の言うとおりだと思う｡秋元先生の例えは､言い得て妙だ｡AKB48は､たかみなのことだよ｡

「皆がたかみなの帰りを待ってんだよ｡メンバーもファンも､私達も」
「敦子……」
「けど､いじけたければずっといじけてろよ」

　あっちゃんはそれだけ言うと､48と書かれたボールをベッドに向かって放り投げた｡そのままバッグを肩にかけて､機嫌の悪そうな顔で病室を出て行ってしまった｡
みぃちゃんも私も､どうすれば良いんだかわからなかった｡ただただ､ベッドの上で震えるたかみなを見つめるだけしかできない｡折角良い雰囲気でコンサートが終わったのにな……｡
なんでこう､上手くいかないんだろう｡皆仲良くすれば良いのにさ｡今日のコンサートみたいに､心を一つに合わせればそれで終わるじゃん｡初期メンの絆ってこんなものなの……？

「たかみな……､今日はもう休みなよ」
「ごめんね､邪魔しちゃって……」

　しばらくした後も､たかみなは打ちひしがれたような表情だった｡
やっぱり何も声を掛けられない｡これ以上､たかみなに負担をかけるわけにも行かなかったから｡
それにもう夜も遅い｡面会時間もあるし､病院にも迷惑がかかってしまう｡たかみなも休んだ方が良い｡
　けど､このままたかみなを一人にして大丈夫かな……｡本当に疲れてるんだと思う｡
メンバー皆､たかみなには頼りっぱなしだったからね｡初期メンだって､たかみなの優しさに甘えてた｡
スタッフさん達もたかみなに頼ることがあって､それに加えて共同生活で卒業を賭けてるんだもん｡
むしろ､普通の人間だったらもっと早くこうなってると思う｡私じゃ耐えられなかったと思う｡

「ねぇ､たかみな」
「……」
「退院したらさ､皆でパーティーやろうね」

　みぃちゃんが笑顔でたかみなにそう言った｡凄いな､みぃちゃんは｡
私なんてかける声が見つからないのに｡こんなに手を震わせて｡強いな｡
私も何か言ってあげたほうが良いのかな……｡でも､言葉を間違えたくない｡

「ねぇ……」

　何を言おうか迷ってるうちに､たかみなが先に口を開いた｡
その声はとても震えてる｡ねぇ､とただ一言言っただけなのに､震えがよくわかる｡

「ん？」
「じゃんけんの相手……誰？」

　こんな状態でも､相手は気になるのかな｡でもじゃんけん大会も､今となってはAKB48の大きなイベントの一つだもん｡
そこが気になってるうちは､たかみなもまだ大丈夫なんだと思う｡本当に"私なんか"なんて思ってないはず｡
けど､じゃんけんの相手を言うのは少し気が引ける｡だってさっきあんなことがあったばかりなんだもん｡
去年のたかみなとにゃんにゃんをも超える､今大会最大の注目カード｡決まった瞬間の盛り上がりは､本当に凄かった｡

「あっちゃんだよ……たかみなの相手」
「え……？」
「あっちゃんが一番､たかみなを待ってるんだから」

あげ(ΘωΘ)

コメントなどありがとうございます！
これからも満足いただけるよう書いていきたいと思います

>>42
単純に間違いです！
「は」を抜いてお読みくださいませ

>>53
いつもありがとうございます!!
今1番の楽しみです!!

おはようございます。

>>54さん
僕が言おうと思ってたこと先に書かれた〜！

作者さんいつもありがとう
僕にとっても一番の楽しみです。　あげ

たかみなが鬱になったヤツを思い出した

>>57

禿同

前田敦子ならでは、かな

あげ

（ToT）ノやっぱり泣ける！あげ

>>53
作者さん、お返事ありがとうございます。

これからもすばらしい作品を
わくわくしながら拝読させていただきます。

ほしゆ

ここで普通にハッピーにたかみなを退院させて
じゃんけんで頑張るぞー！っていうだけの展開に持っていかずに、
山場や見どころを何個も作って、付箋もちゃんと貼って、
作者さんさすがっす
毎日楽しみにしてるんで頑張ってください！応援してますあげ

このままハッピーな感じでライブ編終了かとおもいきや…
やはり作者さんやりおる

今さらだけど、たかみな倒れて優子さんがらしくもなく想像以上のショックを受けたのは、卒業の相談をして、たかみなに負担をかけた責任を感じたからなんだろうなぁと思ってしまう。フィクションなのに。
ゆびこちゃん単独CMおめ。

時間軸は半年以上進んでる話なのにこのリアリティは、作者さんのケタ違いの描写力以外の何物でもないよなー(´ω`)

秋元康「AKBを再生するには共同生活させるしかない！」

あげ

おおっ、なっちゃん登場！(^^)

この苦しみを乗り越えて、たかみながまた一回り大きくなる予感。(^-^)

>>64
自分が負担を増やしたってのは
当然思ってるやろうな

あげ

ねむあけ゛

忍法帖のレベルが大幅に下がってしまい
大量の書き込みができなくなってしまいました(´□｀)
ということでこの機会に兼ねてより考えていたブログを立ち上げました

http://ameblo.jp/2ymr1h/

とりあえず最新話のみup済みです(бвб)
今までのエピももちろん上げていく予定でございます
急な話ではありますが、よろしくおねがいします(´-∀-)

>>1折角立てていただいたばかりなのに申し訳ないです('A`)

おおおおおおおおお
乙ですうううううううううう

いつかくるとは思ってたけどやっぱなっちゃったか〜
とにかくブログをお気に入りに入れとこ

みんなに情報回るまでこのスレは残しておかないといけないからAGE!

>>74
せやな あげとこ

早速メンテでみれなかたあああああ

>>74です
>>75協力どうもです！

このスレにこの後来た人は、
なるべく1コメ残して行ってくれるとありがたいです。
AKBのファン＆163さんの小説のファンどうし協力し合っていきましょう！

ブログ行ったらいきなりアメブロメンテナンスワロタｗｗ

163さんファンあげ

あわわ…残念だけど仕方無しage
連投&容量規制で一気に下がる仕様はどうにかして欲しい
アメブロメンテが終わったら後で見に行きます(´□｀)
アドレスも分かりやすくていいねｗ

いきなりメンテ(T_T)
またひとつ人気ブログ誕生かな
あげ

メンテ明けあげ

作者さんありがとう。読者登録させていただきました。
予想以上にたくさんいるであろう
この物語の読者のために

僕もあげ

作者さんお疲れ様です。
引き続き、楽しみにしてます！

いきなりメンテに入るとは思いませんでした(´□｀;)
できることならこちらのスレも活用できたら良いんですけどね

>>80
アドレスにももちろん意味を含ませてますよ

>>85
作者さんお疲れ様！レスありがとう
アップしたら報告しつつレベル戻すとかの活用でもいいと思ウナ〜∈(゜◎゜)∋
アドレスの意味は勿論わかっておりますともｗ

あげといた方がいいのか

またネタスレに戻してもいいんじゃないか？
もしくは四谷スレみたいに感想とか議論スレにするとか

とりあえずage

個人的にはネタスレに戻したいｗｗ

あら、アメブロの投稿消えとる

プロローグから再アップしはじめてくれてるよ。
時間かかるだろうに。ホントにありがたいことです。

http://ameblo.jp/2ymr1h/

誘導あげ

AKB紅白開始あげ

>>71
え〜、頑張ってね〜(бвб)

おおっ。(^^)
２スレ目の途中から読み始めたので、前の方の話が気になっていたんです。(^^)

URLなるほどねｗ

age

(´-∀-)(・o・)
ﾉﾊ・v・ (ΘωΘ)
(´□｀)(゜◎゜)
　　(бвб)
　　／ age ＼

誰かDiVAとフレキスがひとつ屋根とか書いてよｗ
ネタでも良いからｗ

age

アメブロで最初から読み返してしまう。

>>98
そのメンバー絶対に合わないだろｗｗ

みんなもっちぃに耳食われるｗ

>>98
なんだゆきりんとさえの百合話か

>>103
よくわかったな

更新きたぞ

>>98
「もっちぃの変態日記」

ワロタとフレキスが…だとカオスになりそうだなｗ

ワロタとフレキスじゃなくても、ワロタだけでもカオスなりそうｗ

ワロタひとつ屋根
なっちゃん→基本寝てる
はるごん→基本騒いでる
わさみん→基本演歌聴いてる
らぶたん→基本アニメ見てる
まゆゆ→基本漫画描いてる
きくぢ→基本おバカ
こもり→基本とか無い

ワロタとノイエがひとつ屋根の下

優子の負担が半端なさそうｗ

>>110
優子が過労で倒れるからやめてーw

らぶたんと一つ屋根の下とか指原に得があり過ぎるだろｗｗｗ

（・o・）ノ昼休終了あげ

サシハラスメントやばそうｗらぶたんだけじゃなくまゆゆにまで被害及ぶな

あげときますかー

でも、待って欲しい
おしりシスターズの被害にも全員が合うのではないだろうか

サシハラスメント、おしりシスターズ、宇宙人小森、はるごんトーク、きくぢ暴走…
うん、カオスしか見えない

絶対に誰が家出するだろw

秋P「今日からワロタ７とノイエで共同生活してもらいます。」

指原「愛ちゃあああん！指原コレクションできるよ、まゆゆも！指原コレクション！」ﾊｧﾊｧ
小森「くぅ〜ん…」

>>116
なっちゃんは優子に乳、まゆゆに尻と寝てらんないだろうな
そしてそんなみんなをしり目にいちゃこらなうなゆいが目に浮かぶ

ワロタとフレキスなら意外と上手くいくんじゃね？
ワロタの世話はゆきりんなっちゃんママ、家事全般はあきちゃもちくらママでｗ
変態もちくらさんはどうしようもなないから操縦方法を共同生活の中で見つけるってことでｗ

ノイエとワロタで生活。


早朝（最初）
指「愛ちゃーん(´□｀;) ハアハア」「朝から可愛いよーー（抱き着きながら）」
愛「やめろーー」

早朝（１カ月後）
指「あっ！愛ちゃんおはよー。」
愛「おはよーう…。（いざサシハラスメントをされなくなるとちょっと寂しいらぶたん）」

今日は更新ないかなー

>>122
こっちと違って分割うｐができないのがブログの短所だな

気になって仕事いってない

更新来たよおおおおおおおおおおおおおおお

ほす

８話が最後まで見れない…

>>127
普通に見れるぞ？

ねんためage

1スレ目立てたときは
完全にネタスレのつもりだったよ

あげておこう

１スレめを読んでないんだけど、（ブログのほうで追いついたけども）、１スレの163さんが
今の作家さんなの？

そうだよ

更新きた
ゆきりん！

>>132
163氏もネタ書いてたｗ
ID見ればわかる

このスレまだ維持されてたんだ
愛されてるなあこの小説

あげ

みゃお来る？

>>133>>134
さんきゅ。
じゃあ162までは別の流れだったと。

>>138
http://unkar.org/r/akb/1316244382

>>139
おお、感謝。(^^)/

ふと読み返した
１スレ目777の最後が、高みな負傷の振りだったぽいか

ほんとだ

だとしたら作者さんすごいな

お久しぶりでございます、163です
少々Amebaの方で問題がありましてログインできない状態です
最低限、今夜中の更新は出来ないと思われますのでご了承ください(´□｀)

いえいえ、毎日楽しいストーリーをありがとうございます

作者さんログインのときパスワード間違えた？
アメーバって使い勝手わるいよな…

>>143
お疲れ様です
いつも楽しく読ませてもらってます！
どうぞ気楽に、作者様の都合の良いときに更新してください（・o・）ノ

>>145
パスワードの間違いではなく現在Amebaで問題が起きているようです
詳しくは→http://ameblo.jp/staff/entry-11116586417.html
とりあえずは復旧しない限りは更新が満足に出来ませんのでお休みしたいと思います('A`)

すみません、上の自分です・・・

あらら、こりゃ大変

アメバしっかりしろー。不正アクセスしたやつふざけんなーと大声でいいたい！こんなに次を読みたくなるのは、小学生の時のジャンプ以来？

うん、リングにかけろの世界ジュニア以来ww

>>151、それだ！

あげ

あげ

あげ

更新ｋｔｋｒ

スーパー雨女ゆきりん。((^◇^))

ゆきりんと横山さんって「馬鹿にすんなっ！」とか言えちゃうぐらい仲いいの？

作者さんは個別とか参加してるのだろうか…
是非一度お会いしていろいろ話を聞いてみたい

>>157
ANNで仲良く絡んでたぞ

>>159
さんきゅ。
ラジオは聴いてないのでわからんかった。(^^)/

>>158
握手会は愚かコンサートやイベントには参加したことがないです('A`)

この際なので、何かご質問等あれば答えますｗ

あげながら質問してみようかな

>ネタ元は何？
最新の話題はどこからもってきてるの？

>上手いんだが、他に小説書いたことある？
あるなら読んでみたい。

>>162が聞きたいこと聞いてくれてるからあえて普通のこと聞いてみようw

作者さんの推しは誰？

（・o・）ノ正午あげ！

>>162
ネタ等は地下やまとめサイトを見ていたり
ANN聞いてるとメンバーが色々喋ってくれます(бвб)

他の小説はpixivに置いてあります
が、自ら晒すほどでもないのでご自分で探してみてください(´-∀-)

>>163
一推しがさっしー、二推しが梅ちゃんです(´□｀)
けど書いてるうちにどんどん推しが増えてますｗ

作者さんサンクス＆さしこ主演おめ！

二推しが梅ちゃんですか。
大統領「梅ちゃんじゃん」は推し補正かｗ

ゆきりんのとこ読んでたら広告がゆきりんのG+で笑った

あげ

（・o・）ノ正午前あげ♪

あげるぜ

あげ

さっしーおめでとう♪
2クールとか凄い!!!!

結末はどうなるんだろう。
「まさかの30万枚達成でめでたしめでたし」ではないことは確かだと思うんだが。

康がメンバーとファンに向けて真意を説明＆ジャパニーズ土下座で〆とか
なんにせよ大団円で終わって欲しいわ

>>173
めでたしめでたしで良いと思うけどな
何かあるならそれはそれで面白いけど

作家さんがどう書くか、wktwしながら待ちましょう。(^^)/

作者さんが物凄い詞を・・・
変なプレッシャーになるからやめとくか

ところで、このスレの13が前スレでたかみなが倒れた時の様子と若干違うのは、
たかみなの意識がまだ混乱してるとう解釈でおＫ？

>>178
たかみなの夢

了解。(^^)/

更新されてます

（・o・）ノ昼さがりあげ♪

アメブロ移転して過去読み返しやすくなって何度も読んでるよあげ

移転終わったようだな

>>141の言ってるとこ読み返したいんだがアメブロでいうと大体何話目位だかわかる人いる？

>>185
13-1話かな〜
http://ameblo.jp/2ymr1h/entry-11113543346.html

13-5の最後のにゃんさんだな

あー13-5だった

ちゃう13-3やｗ

すまん
俺も何で５って打ったんだかｗ

おぉ！皆さん親切にありがとう！
早速読み返してみる

>>191
その後にも振りは沢山あるけど、そこが最初かなっと自分は思った次第です
他にも色々とフラグ立てと回収があるから、探しながら読み直すのも面白いかもです

うむ。
ネズミが総選挙のときに一度登場していたりとか、細工が行き届いているよね。

あげ

夕方あげ

アメブロ屋根じゃないのUPされてるね
これどっかのサイトで見て続きみたいなと思ってたけど、まさか作者が同じ人だとは思わなんだ

どっかで見た

チームホルモンワロタｗ

いいねぇ〜ちーむほるもん。これはこれで読みたい視たいわ。
この小説読んでて怖いのは、終わる事だな。

チームホルモン好きあきちゃとバンジーはまだか

これって本編とは別に進むのかな？？

妄想最終回「たかみなについてゆきます」

た「残念ながら、30万枚売上げは達成できませんでしたぁっ。というわけで、私はＡＫＢ４８から卒業しまっス！」
優「かくかくしかじかで、私も卒業します！」
み「たかみないなくなるんじゃあ、私も卒業するよ」
陽「え〜じゃあ私も卒業しちゃおっかな〜。３人でまた組もう！」
北指「じゃ、じゃあ私たちも」
横「ほな私も」

>>201
ちょっとﾜﾛﾀ

た、大、峯、小、指北「どうぞどうぞ」

>>203
結局ゆいはんひとり卒業かいっ！(^◇^)

それはそうと、前２回のじゃんけん大会で優子さんが「早出し」をしたのはやはり後輩に
ゆずるつもりだったのではないかと勘繰っている俺。
もっとも、それを見て咄嗟に勝ちにゆくようなマネがさっしーにできたかどうか、はなはだ
疑問だけれども。

あげとく

新しいのきてるよ。今回もおもしろいよ

あーみんだ〜〜〜〜

ノースリが作った歌詞の題名、自分が部活やってたときにみんなでもっとーにしてたものだったからなんだかぐっときた
やっぱ絆っていいね

レコ大のことまで入っているとは凄い！
本当に作者さんみたいな文章力が欲しいなぁ

いまさら読み返したが夏コン編は感動する！

あげ

あげ

ここの住民の皆さんあけおめ
今年も作者さんの作品期待しておりますm( __ __ )m

みなさん明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

ノイエもブスも完成まで来たか…

あ、明けましておめでとうございます

ブスとノイエとフレキスが１つ屋根の下 あけおめっage

あけおめあげ

（・o・）ノ作者様住人様あけおめ！ことよろ！！あげ♪

妄想最終回「たかみなについて行きます」

た「そういうわけで、私はＡＫＢ４８を卒業することになりました〜っ！」
メンバー「（ざわざわ）」
メ「（たかみなさんのいないＡＫＢなんて…）」
メ「（新リーダーは優子さん？）」
優「かくかくしかじかで、私も卒業しま〜す！」
メ「（ええっ！優子さんもいなくなっちゃうの？？）」
メ「そんなＡＫＢに残りたくありません！私も卒業させてくださいっ！！」
メ「私も」
メ「私も」
メ「私も」
メ「私も」
　　：
　　：
　　：

つ♂「よっしゃ。みんなまとめて、面倒みたるでぇ〜」

妄想最終回「たかみなについて行きます」

た「残念ながら、no3bのシングルは30万枚達成なりませんでしたっ。というわけで、私は
　AKB48を卒業しまっス！」
優「not yetのほうは、おかげさまでどうにか30万枚に届きましたっ。私たちは引き続き、
　AKB48のメンバーとして活動をつづけますっ！」
メンバー「（ざわざわ）」
メ「たかみなさんのいないAKBなんていやですっ！私も卒業させてくださいっ！」
メ「私も」
メ「私も」
メ「私も」
メ「私も」
　　：
　　：
優「ちょ、まて、お前ら！っておい！指原、きたりえ、ゆい、おまえらまで…！！」

>>220>>221
あんまり面白くないｗ

ダメっすか。^^;;

あっぽされてた
　|＞o＜|
ﾉﾊ ・ v ・ﾉ

今更ながらホルモン結成紀見た
こっちも相当面白いね！

あげとこ

あげ

（・o・）ノ年始あげ♪

半年で区切りって
半年＝半分じゃないよなｗ

あげとこ

このスレ保守する必要あるの？作者もブログに移ったし
内容の中身がないし。

ここは落として感想は面白いスレでやるのが
いいと思うけど。

http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1325175657/

>>231
内容の中身のなさなんて面白いスレも変わらないよ

無意味なスレ保守は違反じゃなかったか？
誰かが代わりに書くわけじゃないし。

感想は面白いスレで十分だろ？誰も文句
言わないだろうし。

>>233に同意。このスレ保守する意味はない。

下げようぜ。

ここのスレは荒れないし、まったりでいいかなと。

>>233のいう通りや。
まったりしているのは分かるけど面白い小説スレが
あるんやでここはもう要らへんやろ？
誰かが代わりに書くわけ？
ただ感想書くだけなら必要あらへん。無意味な保守は
迷惑やで。

面白いで荒れたら四谷スレのように分けたらええ。

そういうことでこのスレは下げということで。

感想は面白い小説スレへ。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1325175657/l50

定期保守

保守荒らし行為だぞ。

面白いスレって定期的に荒れるから嫌いなんだよ

作者、昨日は更新なかったな

>>236の書いたように面白いスレで荒れたら
別に立てたらいいだけだろ。
勝手な保守行為は荒らし行為だぞ。

作者がブログに移った以上下げは当然の選択だ。
てことで終了。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1325175657/l50

終了！

なんだ、単発荒らしがID変えて書いてるだけか
まあ上であがってる様にネタスレに戻れば良いだけじゃないの

>>243
（・o・）ノ同意
はじめてこのスレであぼ〜ん使ったわ・・・

いい加減にしろよ。無意味な保守してんじゃねぇよ。
面白い小説スレ荒らしてまですることじゃねぇ！
お前らだけの板じゃねぇぞ！
自治板に通報しとくんで。

>>245
それはただの言いがかりだろ
このスレを荒らすな

言いがかりじゃねぇし。それで全て済まされると
思ったら大間違い。

中身もなくただ保守のためにあるのは違反なの。
話し合う場がない訳じゃねーんだからいい加減
分かってよ。

スルー検定

今日は更新なしかね

お前らだけは絶対許さない。

スルーしようが落ちるまで闘うからなー。

無意味な保守に反対さげ

>>248
正月だしね・・・
作者様の都合もあるでしょうし
まぁ前みたいにゆっくり楽しみに待ちましょうw

最近色んなメンが出すぎて誰がどのエピにでてるか忘れたｗ

>>251
まあ気長に待つのも大事だよな

寝る前あげ

>>253、なかなかつらいとこだけどね。でもスピードよりクォリティが大事だからな。

更新あげ

おはようあげ

荒らしよやめろさげ

屋根じゃないけど更新きたね
ホルモン好きだからktkr

なんやかんなであげ