小嶋「ハイッ♪ やってきましたぁ、今日のお宅訪問〜♪(бвб)ノ」
ヒマを持て余してる4人組は、いつしか無人の街を探索することに
といえば聞こえはいいのだが、実際のところは…
不在住宅に残された食料や金品をかき集めるという作業であった
世間ではこれを”略奪”という
柏木「ちょ…誰もいないとはいえ、マズイんじゃないかなぁコレ?」
小森「いいじゃないですか。放っといたら腐っちゃうし、エコ活動にもなりますよ?」
仲川「ゆきりん知らないの?むかしロンドンの若者の間で流行ったんだよ、略奪って!」
小嶋「ほ〜んと。かしわげちゃんの影響で、皆いい感じに黒く染まってくよね♪」
柏木「クゥ〜ン……クゥ〜ン(T^T)」
そんなんで、とある一軒家に入ったときのこと
小嶋「この家なにもないのね……貧乏くさ〜い」
仲川「あっドラ焼きみっけ!!って、腐ってるじゃんコレ><」
そのとき2階にいたこもりんの叫び声が
小森「ちょっときてください!」
柏木「これは……!?」
小嶋「どうみてもドラえもん…だよね?」
そこには、
押入れのすき間から上半身を投げだした、青色のネコ型ロボットの姿があった
仲川「ドラちゃん?おーいドラちゃん!ドラ焼きあるよ、食べる?(腐ってるけど)」
小森「返事がありません、ただの屍のようですね」
小嶋「そぅだ〜、ポケットからなんか便利グッズでてくるかもしんないよ〜?」
しかし、シャットダウンしたドラえもんのポケットは、既にただのポケットであった
小森「どうにかして起きないかしら? えいっ! (バキッ! ズガッ!)」
小嶋「子供のころ、もしドラえもんがいたらどうする?とか話してたのに。これじゃねぇ」
柏木「話がシュールすぎます><」
仲川「ねえ!ねえこれ見て、机の中がピカピカ光ってるよ?」
小嶋「まさか、これって!?」
柏木「あれですよね?どうみたって…」
4人「タイムマシーン!?」
柏木「多分…このダイヤルをセットすれば、好きな年代にいけるみたい」
小嶋「ホンモノかな〜?これ」
小森「私、恐竜の時代にいきたい。 チカリナに会いたい!」
仲川「やだよ! みんな食べられちゃうじゃん><」
小森「クゥ〜ン(T^T)」
4人で話し合った結果、行き先はAKB劇場のある秋葉原に決まった
小嶋「陽菜、メジャーデビューの頃がいいなぁ〜(бвб)」
仲川「えーっ!? はるごんいないじゃん、ヤダヤダヨ〜!!」
小嶋「じゃあ、…2007年くらいにしとく?」
柏木「わかりました、2007年8月にセットしましたよ」
小森「スタートボタン、私押します。 ポチッとな♪」
仲川「もどるぜよ、あん世界へ」
静かに音を立てて起動するタイムマシーン
4人を乗せ時代を遡ってゆく…
小森「あっ、2007年って私まだ愛知だ… クゥ〜ン(T^T)」
そして一行は2007年8月の秋葉に到着
AKB劇場にコッソリ侵入すると、当時のメンバーはレッスンの真っ最中だった
小嶋「かわいぃ〜♪ あっちゃんとか友とか、まだコドモじゃん。わらえる〜♪」
小森「たかみなさんの胸も、まだ成長してなかったころですね」
仲川「うわっ、○○○ぃ○とか△△△ちゃんとかまだいるじゃんwww」
柏木「”僕の太陽”のレッスンかぁ。 あっ選抜に私いない… クゥ〜ン(>_<)」
すると背後から誰か近づく足音が……
秋P「なんだお前ら?もう、みんな準備出来てるんだから早く…ウッ!ゴホ、ゴホッ!」
4人「…… (やべっ、秋Pだぁ!!)」
秋P「あれ? 小嶋おまえ、さっき衣装合わせしたばかりじゃ…ゴホゴホッ!」
小嶋「え? 陽菜、衣装なんてもらってませんよ〜?」
柏木「……! 小嶋さん、さっきの衣装ならこっちにあります。 さぁ」
こじはるの腕をつかみ、強引に連れてゆくゆきりん
秋P「ん? 柏木と仲川の他に…見たことないコがいたな…(それも…カワイイ♪)」
小嶋「ちょっとかしわげちゃん、いきなりなによ〜?」
柏木「この状況、かなりマズイですよ」
ゆきりんは説明した。 現代のこじはると、未来のこじはる
この両者が、同じ時代に接触するのは非常に危険なことなのだ
柏木「何かの拍子で歴史が変わって、未来の私たちが消滅してしまうかもしれないんです」
仲川「やだよー、はるごん消滅したくないよー><」
小嶋「よくわかんないけど、この時代の陽菜に会っちゃいけないってコト?」
柏木「そうです」
小森「あのぉ〜? 変装すればバレないんじゃないですか?」
そんなんで、下のドンキでパーティーグッズを買い込む4人
柏木「…… (小嶋さん、真っ赤なチャイナにサングラス、アフロなんて絶対変です!!)」
小嶋「…… (かしわげちゃんだって…ナース制服にネコ耳じゃよけい目立つじゃん)」
仲川「…… (その点、はるごんはピカチュゥの着ぐるみだよ! これならバレないよ!)」
小森「…… (私も…このドアラの着ぐるみなら…)」
柏木「ちょ、小森はここじゃ変装する必要ないでしょ^^;」
小森「え〜、、仲間はずれヤですぅ… クゥ〜ン(T^T)」
変装した4人は、客として当時のAKB公演を堪能した
公演後は電気街をめぐり、(略奪した金で)いろいろ飲み食いや買い物を楽しんだ
小嶋「あ〜、楽しかったぁ〜(бвб)♪」
柏木「そろそろ戻りましょうか」
仲川「また来ようね! こんどはワロタイベントがいいよ!!」
小森「セブンでおねがいします」
和気あいあいのままタイムマシーンに乗り込む4人
このあと起こる不幸など、まさか知る由もなく……
小嶋「キャッ! かしわげちゃん、どうしたのコレ? 動きがなんか変…」
柏木「わかりません。 戻る時代はちゃんとセットしたのに……」
不安定な挙動を見せるタイムマシーン、いい知れぬ不安が4人を襲う…
小嶋「怖い! なんかバチバチいってるよ〜 えーん(бвб)」
柏木「配線が…ショートしてる感じ…でも、暗くてよく見えない……」
小森「そこが直れば、戻れるんですね?」
仲川「そうだ!懐中電灯あるよ!! ドラえもんの近くに落ちてたやつ」
いいながら、懐中電灯のスイッチを入れるはるごん
その光は、横にいたこもりんを直撃した
小森「わっ眩しい……!!」
ライトの光を浴びたこもりんは、みるみるうちに巨大化した
ドラえもんのひみつ道具”ビッグライト”だったのだ
柏木「あっ、小森危ない」
小森「あれっ? …きゃぁっ!!!」
巨大化したこもりんはバランスを崩し、タイムマシーンから転落した
時空の闇に飲み込まれてゆくこもりん……
小森「助けて小嶋さん、ゆきりんさん、はるごんさん… クゥ〜ン… クゥ〜ン……… 」
小嶋「どうしてっ!? 小森ぃ……」
柏木「いやだ! こんなのいやっ…!!」
仲川「………」
やがてタイムマシーンの挙動も安定し、元の世界に戻ってきた3人
しかし…
柏木「小森を…置いてきてしまった……!! だけど、もう戻れない(泣)」
仲川「うわあああん!!はるごんがぜんぶ悪いんだよ!……はるごんが小森を殺したんだ!!」
小嶋「…ごんのせいじゃないよ」
優しくはるごんを抱きしめるこじはる
小嶋「だいじょうぶ。 小森は違う世界できっと生きてるよ」
そして3人だけの生活が始まった
だがこもりんを失った悲しみは大きく、なにをするにも気力が萎えてしまっていた
小嶋「ハァ…な〜んか、ヤル気がでないよね……」
仲川「………ウッ(涙)」
柏木「でも、悲しいけど生きていかなきゃいけないんだよね、私たち」
その時だった
仲川「小森だ… 小森が呼んでる!!」
小嶋「えっ?」
柏木「はるごんったら… あまり気にするのはもう…」
仲川「ちがうよ! ほんとに小森の声だってば!! ほら…」
(……さ〜ん ……しわぎさ〜ん ……お〜い )
そこには、遠くから手をふり近づいてくるこもりんの姿が!
小嶋「小森? ほんとに小森なの?」
柏木「えっウソ!ウソ!ウソ!ウソ! 信じらんなーい!!!」
仲川「うわあああああああ小森生きてたあああああああああ(泣)」
小森「ハァ…ハァ 私、もどってきましたよ」
3人「おかえり小森!!!(号泣)」
だけど…あの可愛らしいこもりんとはちょっと違うぞ?
3人の目の前に現れたのは”ビッグライト”を浴びた、あのこもりんだった…
小嶋「こもりん、おっきくなったね〜」
柏木「軽く…3メートルはあるよね……」
仲川「大きさなんてどうだっていいよ! 生きててくれてよかった!!」
その時、
小森「あれっ? 私の声が聞こえますね」
小嶋「えっ?」
(……さ〜ん ……じまさ〜ん ……お〜い )
(……さ〜ん ……しわぎさ〜ん ……お〜い )
(……さ〜ん ……るごんさ〜ん ……お〜い )
(……さ〜ん ……こもりですぅ ……クゥ〜ン )
東から、西から、南から、北から現れる巨大こもりん
柏木「ちょっと、いったい何人現れるの!?」
小嶋「いいじゃん、たくさんいた方が楽しいしぃ〜♪」
仲川「うわっ、デカイ小森すげえ迫力だぁっwww」
どうやら時空のねじれに巻き込まれたこもりんは、いくつかのパラレルワールドを介し
5人に分かれてそれぞれがこの世界に戻ってきてしまったらしい
結局、3人 + 5人の巨大こもりんとの生活が新たに始まった
小嶋「小森、大きくても可愛い〜(бвб)♪」
仲川「やっぱり大勢のほうが楽しいよね!!!」
大っきい小森A「ゆきりんさん、おなかすいたー」
大っきい小森B「あっ!ジュースこぼしちゃったぁ…クゥ〜ン」
大っきい小森C「おさかなの焼きかげん注意してくださいね」
大っきい小森D「あの…お洋服、破けちゃったんですけど…」
大っきい小森E「クゥ〜ン… クゥ〜ン… クゥ〜ン…」
柏木「も〜うるさいっ!大っきい小森かわいくな〜い(>_<)」
そして、”スモールライト”を探す旅にでるゆきりんなのであった
− 続く(?) −