関空、伊丹、神戸の将来 PART10

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427名無しさん@お腹いっぱい。
近ければ近いほどいい、これは誰しも考えること。
でも皆が皆、それを言い出したらキリがない。
そこらじゅうに空港を造らなければいけなくなる。

地域社会全体の幸福とは総合的に判断すべきもの。
それが空港という社会資本において地域社会全体の幸福を考えるのならば、

1.飛行機の運用においての利便性(世界と繋がる為に24時間使えるか、ターミナルビルの使い勝手、貨物の取り扱いやすさなど)
2.空港そのものの魅力(綺麗さ、店舗の充実度、従業員の質など)
3.空港へのアクセス(域内アクセスなら鉄道・バス・船舶などがバランスが良いか、域外からは高速鉄道と接続出来るか・飛行機で来れるか)
4.コストパフォーマンス

以上の四つの観点から関西三空港を見てみると、

1.関空が一番優れている。だからこそ伊丹時代より大幅に国際線旅客も貨物も増えている。
  伊丹は運用に難あり。神戸は関空との空域問題がある以上は難ありと判断せざるを得ない。

2.施設に金を掛け、また新しいから関空が一番。伊丹は問題外、古すぎる。
  神戸は金をけちり過ぎ。正直魅力に欠ける。
  空港としての評価も関空は高い。

3.関空はかなりの高レベルですよ。ただなにわ筋線が欠けている為に未だアクセス整備が終わっていない。
  伊丹もそれなりのレベル。神戸も同様。

4.関空は高コストだと言われる。
  しかし伊丹の代替空港となりうる空港として整備を目指し、環境対策に万全を期すには、あれだけの大規模工事になってしまう。
  仮に伊丹を無くし関空に集約すれば、伊丹の騒音問題は一切無くなるわけで、それは地域にとって悲願であり幸福でもあるはず。
  高コストをかけたからこそ、伊丹は騒音から逃れられるはずだったのに、そうなっていないのは伊丹の地元のせいですね。
 

 

428名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/17(土) 01:47:44 ID:qUS4R/hN0
日本の人口が減る時代であれば、より海外との関係が重要となってくる。
少ない人口で経済規模を維持し生活レベルを維持するならば、

1.人口が少なくなってくるので税金を負担する人間の数が減る。
  よって税収の減少を覚悟せねばならず、税収が減るのであれば、今までのインフラの維持が困難になる。
  よってインフラで集約出来るものは集約する必要がある。

2.人口が減るので一人当たりの生産の効率を上げる必要がある。
  インフラを維持するにも効率を上げる必要がある。

3.国内市場の縮小は避けられないので、2.で示した一人当たりの生産効率を上げつつ、
  製品やサービスを海外へ展開する必要がある。

4・国内市場の縮小が避けられないので、海外から観光や研究、留学など人材を受け入れる必要がある。
  よって1.で示したインフラの集約によって海外との接点となるものは集約される方ではなく、
  『集約する側』でなければならない。

関西の空港で考えると、

『海外と関西とのあらゆるレベルでの交流の窓口となり、かつその双方向の交流の量の増大に柔軟に対処でき、
 他の空港と集約しても充分に機能でき、集約する事で三空港を維持するよりも掛かるコストはより安くなる』

のは関西国際空港しかないのです。