自分も読んだので簡単なまとめ
・現在の静岡空港は搭乗率100%でも年68万人の利用者→年3億円以上の赤字
(当然搭乗率100%はありえないので赤字はもっとふくらむことになるという意味)
・スズキの会長「業務ではほとんど利用しないと思う」→特に福岡は新幹線でも時間的差はないとの理由
(多分、北海道・九州は羽田便が充実しているため、最後に行くのが札幌や福岡近郊なら別だが、そうでなければ最寄り空港から羽田便を使うという考えか?)
・遠州鉄道、浜松からの空港直行バス運行に二の足→県の要請も空港の需要に疑念
(ちなみに鈴与はやたらと鼻息が荒い)
・県職員「今は路線の維持が目標。全日空はオープン前の撤退だってありえる」
・日航とは多岐にわたる運航支援策を協議中→搭乗率低迷時の補助金も項目に
(もちろん全日空もここらへんの補助金等を前提にしている)
・「仮に、客足がスタート時の半分になったら飛行機は飛んでくるのか」、阪大准教授のコメント
茨城空港については省略して、簡単なまとめ
・茨城・静岡という「羽田枠外空港」は10年の羽田発着枠増加に伴う地方便増便への対応の結果はじき飛ばされる恐れがある
・「地方空港は国土交通省・総務省が造っているようなもの。地方は一時的には建設事業で潤うが、完成後の赤字は地方財政をずっと苦しめ続ける」関西学院大准教授の指摘
で、記事全体としては、
・県の「地方・海外と直接結ばれる利点は大きい」という期待と「肝心の新千歳・福岡線の成否すら怪しい」という現状の対比、
・地元での「空港の需要に対する疑念から二の足を踏む企業」と「空港による地元活性化に期待する積極的な企業」の対比
・開港前から路線維持にも税金を投入せざるをえない状況
・静岡同様、羽田と競合する茨城空港の苦境と羽田再拡張という目の前の脅威の存在
など、盲目的に批判的するのではなく、
空港に対する理想像と現状の苦境、地元での期待と不安を示した上で、
静岡空港を取り巻く厳しい現状や、羽田という巨大すぎる壁の存在を持ってくることで、
「静岡空港の成算は厳しいのではないか」
という主張に相応の説得力を持たせることに成功している
アカピにしては珍しくきちんと取材した上で書いたいい記事ですね。
こういう記事を待っていました。
どこかの空港マンセーの御用新聞とは全く違うなあ。
606 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/04(日) 01:00:38 ID:ViC2xY110
>603
茨城空港については省略して、簡単なまとめ
・茨城・静岡という「羽田枠外空港」は10年の羽田発着枠増加に伴う地方便増便への対応の結果はじき飛ばされる恐れがある
・「地方空港は国土交通省・総務省が造っているようなもの。地方は一時的には建設事業で潤うが、
完成後の赤字は地方財政をずっと苦しめ続ける」関西学院大准教授の指摘
これは間違った指摘
茨城空港は静岡空港とは違い
空港建設の補助率が3分の1地元負担で総額80億
しかも開港後の維持管理は国がやるので完成後地方財政をずっと苦しめると言うのは
的外れ
80億で地方財政がずっと苦しめられるわけがない
羽田枠に関して茨城や静岡の就航がスポイルされる可能性は大だが
静岡は韓国や中国線の就航で補えそうだし
茨城はLCCに活路を求めていてエアアジアなどからの感触がいいらしい